JP3695866B2 - 発光素子表示ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告や道路での表示、土木、建設あるいは工事現場等の表示に用いられる発光素子表示ユニットの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この様な表示をするものとしてネオンサイン(ネオン管)や電球に換えて発光素子(発光ダイオード、LED)を採用することが試みられている。ところが、この様な発光素子を採用するにあたり、長尺物の表示をしたいことがあり、この場合、実開昭59−155066号公報に示されるごとく、配線により一連状に繋がった複数の発光素子を、透明状の筒体内に直接植設するようにしたものが提唱される。ところがこのものは、発光素子を筒体内深くにおいて植設することが難しいうえ、配線が筒体を通して外部から直接目視されることとなって実用性に乏しいという問題が有る。
そこで、実開昭61−112392号公報、実開平2−78983号公報、実開平2−81580号公報に示すごとく、発光素子を必要な配線が施されたプリント基板に取付け、このプリント基板を円筒体に嵌入取付けするようにして発光素子の植設作業を簡略化すると共に、配線をプリント基板で隠すようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そしてこのものにおいて、発光素子は指向性が高いという特性が有るため、その取付け方向(発光方向)が揃った状態に組込むことが要求される。ところでプリント基板を筒体に支持固定するにあたり、筒体周部から挿入したビス等で直接プリント基板を固定することが考えられるが、このものでは、筒体に穿設したビス孔から雨水等の水が浸入した場合に、該浸入した水がビスを通じてプリント基板に達し、これによって電気的トラブルを生じる惧れがあって、屋外用として採用することは事実上難しい。
これに対し、前記実開平2−81580号公報に示されるごとく筒体左右両端部を塞ぐキャップに溝を設け、該溝にプリント基板の左右両端部を嵌合することで円筒体に支持固定するようにすることが提唱される。そしてこのものでは、長さの短いものであればプリント基板の左右両端部だけの支持でもあまり問題は生じないが、長くなった場合に、左右両端部だけの支持ではプリント基板が前後方向に撓んでしまうという問題が有り、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の発光素子が直列状に植設された基板を、透明、半透明等の透光性を備えた長尺状の円筒体に内嵌して発光素子表示ユニットを形成するにあたり、前記基板は、複数の発光素子が直列状に取付けられると共に該取付けられた発光素子の配線が施されたプリント基板とし、該プリント基板を、底面板、天井面板、背面板、そして上下間隙を存して対向する上下正面板を備えて構成される支持フレームに内嵌支持すると共に、前記支持フレームを、底面板の下正面板と背面板との前後両コーナー部が円筒体内周面に当接するようにして円筒体に内嵌支持して構成される発光素子表示ユニットである。
これによって、一列状に長い発光素子が取り付けられるプリント基板であっても、該プリント基板が支持フレームに確りと固定されているので、前後方向にプリント基板が撓んでしまうことがなく、発光素子の指向方向を希望通りにセットすることができる。しかも、プリント基板は、円筒体ではなく該円筒体に内嵌する支持フレーム5に支持固定されるので、表示ユニットにはプリント基板を円筒体に固定するためのビス孔や両者を緊締するためのビスもなく、このため雨水等がこれらを伝わってプリント基板に流れ込んで電気的障害を来すようなことも回避される。
また、このものにおいて、円筒体の左右両端部には、電源供給のため電気的接続をするカプラを内装するためのカプラ室になっており、これによって、リード線を接続するための手間が低減して、作業性の向上が計れる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図1〜図5を用いて説明する。
図において、1は本発明が実施された形態の発光素子表示ユニットであって、該ユニット1は、アクリル樹脂等の素材からなる透明、半透明等の透光性を備えた円筒体2を用いて構成されている。円筒体2としては無色のものが一般であるが、黄色、赤色、青色等、適宜の色に着色したものを必要において用いることができる。
【0006】
また、3は発光ダイオード(発光素子、LED)であって、該発光ダイオード3は、必要な配線が施された左右方向に長尺状(説明上、左右方向としたが縦置きに使用する場合には上下方向に長尺状となることはいうまでもない)のプリント基板4に長手方向に一列になるよう植立されている。発光ダイオード3としては、必要において二列、三列等、複数列に配することもできることはいうまでもない。そして本実施の形態では、三枚のプリント基板4を長手方向に直列配置して表示ユニット1を形成することになるが、その場合に、図1に示すように、発光ダイオード3の指向方向が、中央プリント基板4Mでは正面方向に、左側プリント基板4Lでは左側方向に、右側プリント基板4Rでは右側方向にそれぞれ向くよう配されている。
【0007】
5は前記円筒体に内嵌される支持フレームであって、該支持フレーム5は、底面板5a、天井面板5b、背面板5c、そして上下間隙を存して対向する上下正面板5d、5eを備えてリップ溝型に形成されていて、前記三枚のプリント基板4を、上下正面板5d、5eの間隙から発光ダイオード3が突出する状態で一列状に内嵌できるようになっている。背面板5cには、前記各プリント基板4の左右両端部に対応する突起6が内側に向けて突設される一方、左右方向中央部には突起7が外側に向けて突設されている。両突起6、7にはビス孔6a、7aがそれぞれ穿設されるが、各プリント基板4は、正面側から貫通したビス8をビス孔6aに螺装することで左右両端部の螺着固定ができるようになっている。そしてこの様に、各プリント基板4が固定された支持フレーム5は前記円筒体2に内嵌することになるが、その場合に支持フレーム5は、底面板5aの下正面板5eと背面板5cとの前後両コーナー部5f、5gが円筒体2の内周面に当接するようにして前後方向倒れ止め状に位置決めされて内嵌し、該内嵌した支持フレーム5は、円筒体2の左右方向中央部に穿設した孔2aを通してビス9を前記ビス孔7a(該ビス9のビス頭の径はビス孔7aの径より小径になっていて、ビス9のビス頭が円筒体2の外周からはみ出さないように配慮されている)に螺装することで左右方向の位置決めがなされるようになっている。
尚、10は各プリント基板4に対するリード線であって、該リード線10は、プリント基板4と支持フレーム5とのあいだの間隙を通って配線され、これによって背面視からもリード線10が見えないように配慮されている。
【0008】
11は円筒体2の左右両端部を封止するためのキャップであって、該キャップ11にはリード線10を挿通するための溝11aが刻設されているが、キャップ11は、円筒体2の左右両端よりも奥深い位置まで弾圧状に内嵌される。そしてキャップ11よりも外側の円筒体2の左右両端部に、電源供給のため電気的接続をするカプラ12、12aを内装するためのカプラ室2bが構成されている。
カプラ12、12aは、制御部13から引出されたリード線14に接続されたカプラ15との接続、必要において隣接表示ユニット1同志を電気的に接続するためのものである。尚、16は円筒体2に穿設したビス孔2aを封止するためのシールである。
【0009】
叙述のごとく構成された本発明の実施の形態において、表示ユニット1は、一列状に長い発光ダイオード3を内装するものであるが、この場合のプリント基板4は、左右両端部を封止するためのキャップ11ではなく、円筒体2に内嵌される支持フレーム5に適数個所で固定されるものであるため、仮令長いものであっても前後方向にプリント基板4が撓んでしまうことがなく、発光ダイオード3の指向方向を希望通りにセットすることができる。しかも、この様に撓むことがない状態で筒内に確りと取付けられるプリント基板4でありながら、該プリント基板4は、円筒体2ではなく該円筒体2に内嵌する支持フレーム5に支持固定されるものであるから、表示ユニット1にはプリント基板4を円筒体2に固定するためのビス孔や両者を緊締するためのビスもなく、このため雨水等がこれらを伝わってプリント基板4に流れ込んで電気的障害を来すようなことも回避される。
尚、本実施の形態において、円筒体2には、支持フレーム5を支持するためのビス孔2bが穿設され、該ビス孔2bから水が浸入する(シール16の一部が破損したり剥離した場合を想定)ことが考えられる。しかしながら、該ビス孔2bから浸入した水は、支持フレーム5の背面から底面に流れ落ちるだけで支持フレーム5のプリント基板4が内嵌される側には流れ込むことが防止されることとなって問題となることはない。
【0010】
しかもこの表示ユニット1は、電気的な接続をするためのカプラ12、12aが円筒体2の左右両端部に形成されたカプラ室2bに収容されるため、リード線を接続するための手間も低減し、作業性の向上が計れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光素子表示ユニットの正面図である。
【図2】発光素子表示ユニットの平面図である。
【図3】発光素子表示ユニットの拡大正面断面図である。
【図4】発光素子表示ユニットの拡大平面断面図である。
【図5】(A)は、図4のX−X断面図、(B)は、図4のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 発光素子表示ユニット
2 円筒体
2a ビス孔
2b カプラ室
3 発光ダイオード
4 プリント基板
5 支持フレーム
6 突起
6a ビス孔
7 突起
7a ビス孔
8 ビス
9 ビス
10 リード線
11 キャップ
12 カプラ
12a カプラ
13 制御部
14 リード線
15 カプラ
16 シール
Claims (2)
- 複数の発光素子が直列状に植設された基板を、透明、半透明等の透光性を備えた長尺状の円筒体に内嵌して発光素子表示ユニットを形成するにあたり、前記基板は、複数の発光素子が直列状に取付けられると共に該取付けられた発光素子の配線が施されたプリント基板とし、該プリント基板を、底面板、天井面板、背面板、そして上下間隙を存して対向する上下正面板を備えて構成される支持フレームに内嵌支持すると共に、前記支持フレームを、底面板の下正面板と背面板との前後両コーナー部が円筒体内周面に当接するようにして円筒体に内嵌支持して構成される発光素子表示ユニット。
- 請求項1において、円筒体の左右両端部には、電源供給のため電気的接続をするカプラを内装するためのカプラ室になっている発光素子表示ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29736596A JP3695866B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 発光素子表示ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29736596A JP3695866B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 発光素子表示ユニット |
Publications (2)
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JPH10123982A JPH10123982A (ja) | 1998-05-15 |
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Family
ID=17845559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29736596A Expired - Fee Related JP3695866B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 発光素子表示ユニット |
Country Status (1)
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1996
- 1996-10-18 JP JP29736596A patent/JP3695866B2/ja not_active Expired - Fee Related
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