JP3695208B2

JP3695208B2 - Performance learning apparatus and recording medium on which performance learning processing program is recorded

Info

Publication number: JP3695208B2
Application number: JP07473599A
Authority: JP
Inventors: 士郎石黒
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1999-03-19
Filing date: 1999-03-19
Publication date: 2005-09-14
Anticipated expiration: 2019-03-19
Also published as: JP2000267662A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏教習装置及び演奏教習処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より演奏をガイドする光ナビゲーション機能をもった演奏教習装置がある。例えば、光ナビゲーション機能をもつ鍵盤電子楽器においては、鍵盤の各鍵内にＬＥＤ（発光ダイオード）等の発光手段を設けて、演奏する曲データの進行に伴って、押鍵すべき鍵を発光させて、演奏をガイドする構成になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲーション機能をもつ鍵盤装置においては、押鍵すべき鍵を発光手段の発光によって認識することはできるものの、実際の押鍵が発音開始タイミングより遅れているか否かを認識することができず、押鍵タイミングの教習が不十分であった。この対策として、異なる発光色の発光素子をもつ発光手段を使って、曲データの中に発光色を変化させるデータを組み込む編集を行うことが考えられるが、その編集作業が煩雑になるという新たな問題が発生する。また、曲データを外部装置から受信する場合には、曲データの編集を行うことはできない。
【０００４】
本発明の課題は、演奏操作をガイドするナビゲーション機能において、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を、曲データの編集を行うことなく容易に実現することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の演奏教習装置は、演奏装置と演奏制御装置との間で通信を行って演奏の教習を行う演奏教習装置において、
前記演奏装置は、曲の演奏を行うための複数の操作子と、各操作子に対応して設けられ点灯信号に応じて発光し消灯信号に応じて発光を停止して演奏をガイドする発光手段と、前記演奏制御装置から、操作すべき操作子を示す音高データ、発音開始タイミングを示す時間データからなるイベントデータを含む曲データを受信する第１の受信手段と、この第１の受信手段が発音のイベントデータを受信したときは前記点灯信号を発生させ、消音のイベントデータを受信したときは前記消灯信号を発生させて、当該イベントデータの操作に係る操作子に対応する発光手段に与えて点滅させる信号発生手段と、前記操作子の操作結果を示す操作結果情報を前記演奏制御装置に送信する第１の送信手段と、を備え、
前記演奏制御装置は、前記演奏装置に送信する前記曲データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されているイベントデータを読み出すデータ読出手段と、前記データ読出手段によって読み出された発音のイベントデータ又は消音のイベントデータを前記演奏装置に送信する第２の送信手段と、前記演奏装置から送信された前記操作結果情報を受信する第２の受信手段と、前記発音のイベントデータを消音のイベントデータに変更するデータ変更手段と、前記第２の送信手段によって前記演奏装置に送信した発音のイベントデータの発音開始タイミングを経過した後も当該発音のイベントデータに対応する操作子を操作した旨の操作結果情報を前記第２の受信手段が受信しないときは、当該発音のイベントデータと前記データ変更手段によって当該発音のイベントデータを変更させた消音のイベントデータとを交互に前記第２の送信手段により前記演奏装置に送信させる発光制御手段と、を備えた構成になっている。
【０００６】
請求項３に記載の記録媒体は、曲の演奏を行うための複数の操作子と、
各操作子に対応して設けられ点灯信号に応じて発光し消灯信号に応じて発光を停止して演奏をガイドする発光手段と、操作すべき操作子を示す音高データ、発音開始タイミングを示す時間データからなるイベントデータを含む曲データを受信する受信手段と、この受信手段が発音のイベントデータを受信したときは前記点灯信号を発生させ、消音のイベントデータを受信したときは前記消灯信号を発生させて、当該イベントデータの操作に係る操作子に対応する発光手段に与えて点滅させる信号発生手段と、前記操作子の操作結果を示す操作結果情報を送信する送信手段と、を備えた演奏装置との間で通信を行う演奏制御装置によって実行されるプログラムを記録した記録媒体であって、
所定の記憶手段に記憶されているイベントデータを読み出すデータ読出手順と、前記データ読出手順によって読み出された発音のイベントデータ又は消音のイベントデータを前記演奏装置に送信する送信手順と、前記演奏装置から送信された前記操作結果情報を受信する受信手順と、前記発音のイベントデータを消音のイベントデータに変更するデータ変更手順と、前記送信手順によって前記演奏装置に送信した発音のイベントデータの発音開始タイミングを経過した後も当該発音のイベントデータに対応する操作子を操作した旨の操作結果情報を前記受信手順によって受信しないときは、当該発音のイベントデータと前記データ変更手順によって当該発音のイベントデータを変更させた消音のイベントデータとを交互に前記送信手順により前記演奏装置に送信させる発光制御手順と、を有する演奏教習処理プログラムを記録している。
【０００９】
本発明によれば、発音のイベントデータの発音開始タイミングを経過した後も演奏すべき操作子が操作されない場合には、その都度、発音のイベントデータを変更して消音のイベントデータを生成し、発音のイベントデータ及び変更した消音のイベントデータによって、操作すべき操作子に対応する発光手段を点滅させる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における演奏教習装置の第１及び第２実施形態について図を参照して説明する。図１は、第１実施形態における鍵盤装置を適用したシステム構成を示している。鍵盤装置１は、曲データを記憶する記憶手段であるフロッピーディスク（ＦＤ）２を駆動して、ＭＩＤＩデータをＭＩＤＩ音源３に出力する。この曲データは、インターネット等のネットワーク（通信回線）４を介して接続する曲データサーバー５から受信する。曲データサーバー５には、操作すべき操作子すなわち鍵を示す音高データ、発音開始タイミングを示す時間データ、及び発音の強弱又は消音を示すベロシティデータからなるイベントデータを含む曲データが複数記憶されている。
【００１１】
図２に、鍵盤装置１の内部ブロック図を示す。ＣＰＵ１１は、システムバスを介して、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３、キースキャンインターフェース１４、ＬＥＤＣ（ＬＥＤコントローラ）１５、ＦＤＤＣ（フロッピーディスク・ドライブ・コントローラ）１６、ＭＯＤＥＭ（モデム）１７、ＭＩＤＩインターフェース１８に接続されている。ＲＯＭ１２は、ＣＰＵ１１によって実行される演奏教習処理プログラムを記憶している。
【００１２】
ＲＡＭ１３は、ＣＰＵ１１によって処理される各種データを一時的に記憶する。キースキャンインターフェース１４は、複数の操作子からなる光鍵盤及びスイッチ群を備えたキーボード１９に接続され、その操作状態をスキャンしてＣＰＵ１１に入力する。ＬＥＤＣ１５は、各鍵内に設けられた発光手段であるＬＥＤ２０の発光及び消灯を制御する。ＬＥＤ２０は、赤色の発光素子及び緑色の発光素子で構成された、２色発光の発光ダイオードである。ＦＤＤＣ１６は、ＦＤＤ（フロッピーディスク駆動装置）２１を制御する。
【００１３】
通信制御手段であるＭＯＤＥＭ１７は、通信回線すなわちネットワーク４に接続するための回線接続装置（ＮＣＵ）等を備え、ＣＰＵ１１の受信指令に応じて、曲データサーバー５から曲データを受信して復調する。受信された曲データは、ＦＤＤＣ１６及びＦＤＤ２１によってフロッピーディスク２に記録される。すなわち、フロッピーディスクは、曲サーバー５から受信した曲データを記憶する記憶手段を構成する。ＭＩＤＩインターフェース１８は、ＣＰＵ１１によって作成されたＭＩＤＩデータをＭＩＤＩ音源３に出力する。
【００１４】
図３に、ＭＩＤＩデータのデータフォーマットを示す。ＭＩＤＩデータは、図３（１）に示すように、１バイト構成のステータスバイト（先頭ビット＝１）、及び１バイト又は２バイト構成のデータバイト（先頭ビット＝０）で構成されている。このＭＩＤＩデータは、使用目的に応じてチャンネルメッセージ及びシステムメッセージに区別される。チャンネルメッセージは、３ビットからなるメッセージの種類、４ビットからなるチャンネル番号ｎで構成されている。例えば、「０００」はノートオフ、「００１」はノートオン、「１００」は音色等を変更するプログラムチェンジを表わしている。
【００１５】
また、各チャンネルごとに曲データの複数のパートが指定されている。例えば、図３（２）に示すように、メロディパート、ドラムパート、ベースパート、及び３系統のコードパートに指定されている。ナビゲーション機能においては、通常はメロディパートが演奏ガイドのパートとして、ユーザーによってそのチャンネルが指定される。
【００１６】
メロディパートは、図４に示すように、時間データ及びイベントデータで構成されている。イベントデータの中のノートイベントは、ノートオン又はノートオフ、チャンネル番号、及びノートデータからなる１バイトのステータスバイトと、２バイトのベロシティデータとで構成されている。イベントデータの中のボリュームイベントは、ボリュームデータであることを示すボリュームステータス及びチャンネル番号からなる１バイトのステータスバイトと、２バイトのボリュームデータで構成されている。そして、各バイト単位のＭＩＤＩデータは、アドレスＡＤによって指定される。なお、終了アドレスには、ＥＮＤデータが格納されている。
【００１７】
次に、第１実施形態における演奏教習装置の動作について、ＣＰＵ１１が実行するプログラムのフローチャートに基づいて説明する。
【００１８】
図５は、メインフローである。所定のイニシャライズ処理（ステップＡ１）の後は、スイッチ処理（ステップＡ２）、鍵ガイド処理（ステップＡ３）、押鍵処理（ステップＡ４）、時刻計時処理（ステップＡ５）、出力処理（ステップＡ６）、受信処理（ステップＡ７）、その他の処理（ステップＡ８）のループ処理を繰り返し実行する。
【００１９】
図６は、メインフローにおけるステップＡ２のスイッチ処理のフローである。この処理では、図２に示したスイッチ群をスキャンして、モード選択スイッチ処理（ステップＢ１）、スタートスイッチ処理（ステップＢ２）、受信スイッチ処理（ステップＢ３）、チャンネル設定スイッチ処理（ステップＢ４）、ベロシティ設定スイッチ処理（ステップＢ５）、その他のスイッチ処理（ステップＢ６）を実行してメインフローに戻る。
【００２０】
図７は、図６のステップＢ１におけるモード選択スイッチ処理のフローである。この処理では、モード選択スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは、そのモードスイッチに応じた処理を行う。モードスイッチには、ノーマルスイッチ、レッスン１スイッチ、レッスン２スイッチ、レッスン３スイッチがある。
【００２１】
ノーマルスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ２）、このスイッチがオンされた場合には、モードレジスタＭＯＤＥを「０」にセットする（ステップＣ３）。レッスン１スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ４）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「１」をセットする（ステップＣ５）。レッスン２スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ６）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「２」をセットする（ステップＣ７）。レッスン３スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ８）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「３」をセットする（ステップＣ９）。
【００２２】
ＭＯＤＥが「０」の場合には、鍵盤の演奏によってのみ発音する通常のノーマル演奏モードとなる。ＭＯＤＥが「１」〜「３」の場合は、フロッピーディスクの曲データをガイドするナビゲーション機能の演奏モードである。ＭＯＤＥが「１」の場合には、曲データのノートデータ（音高）にかかわらず、どの鍵を押鍵しても発音を行う演奏モードとなる。ＭＯＤＥが「２」の場合には、曲データのノートデータに対応する鍵（発光している鍵）が正しく押鍵されたときに発音を行う演奏モードとなる。ＭＯＤＥが「３」の場合には、演奏にかかわらず曲データを自動的に読み出すモードとなるが、ガイドする鍵が押鍵されたときに発音する。モードスイッチに応じた値をＭＯＤＥに設定した後は、このフローを終了して図６のスイッチ処理に戻る。
【００２３】
図８は、図６のスイッチ処理におけるステップＢ２のスタートスイッチ処理のフローである。この処理では、スタートスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＤ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは、スタートフラグＳＴＦを反転する（ステップＤ２）。そして、ＳＴＦが「１」であるか否かを判別する（ステップＤ３）。
【００２４】
ＳＴＦが「１」である場合には、アドレスレジスタＡＤを「０」すなわち曲データの先頭アドレスにセットし、レジスタＳＴＡＴＵＳに「１」をセットする（ステップＤ４）。ＳＴＡＴＵＳは、後述する押鍵処理において設定される値である。ＳＴＡＴＵＳが「１」の場合は、曲データの発音開始タイミングに押鍵のタイミングが合っている状態である。ＳＴＡＴＵＳが「２」の場合は、曲データの発音開始タイミングを経過した後も鍵が操作されない状態、すなわち押鍵のタイミングが遅れている状態である。ＳＴＡＴＵＳが「３」の場合は、曲データの発音開始タイミングに到る前に鍵が操作された状態、すなわち押鍵のタイミングが早すぎる状態である。
【００２５】
ステップＤ４の処理の後、レジスタＳＴに現在時刻をストアし（ステップＤ５）、タイムレジスタＴを「０」にセットする（ステップＤ６）。次に、曲データの記憶エリアのアドレスＡＤ（＝０）のデータＭＥＭ［ＡＤ］がイベントデータであるか否かを判別する（ステップＤ７）。すなわち、曲データの最初がイベントデータであるか又は時間データであるか否かを判別する。イベントデータである場合には、レジスタΔＴに最小時間をセットし（ステップＤ８）、ＡＤを「１」だけデクリメントして（ステップＤ９）、アドレスを１つ戻す。このデクリメント処理は、後述する鍵ガイド処理のために必要な処理である。
【００２６】
ステップＤ７において、曲データの最初がイベントデータでなく時間データである場合には、その時間データをΔＴにセットする（ステップＤ１０）。ステップＤ９においてＡＤをデクリメントした後、又はステップＤ１０においてΔＴに時間データをセットした後は、Ｔの値にΔＴの値を加算して更新する（ステップＤ１１）。ステップＤ３において、ＳＴＦが「０」である場合には、消音指示を行う（ステップＤ１２）。ステップＤ１１においてＴの値にΔＴの値を加算して更新した後、ステップＤ１２において消音指示を行った後は、このフローを終了して図６のスイッチ処理に戻る。
【００２７】
図９は、スイッチ処理におけるステップＢ３の受信スイッチ処理のフローである。この処理では、受信スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＥ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは受信フラグＺＦを「１」にセットする（ステップＥ２）。そして、このフローを終了して図６のスイッチ処理に戻る。
【００２８】
図１０は、スイッチ処理におけるステップＢ４のチャンネル設定スイッチ処理のフローである。この処理では、押鍵ガイド用として指定するチャンネル（例えば、メロディチャンネル）を設定する。すなわち、チャンネル設定スイッチ及びチャンネル番号のスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＦ１）、オンされたときはチャンネルセットレジスタＣＨＳＥＴに設定チャンネルのチャンネル番号をストアする（ステップＦ２）。ＣＨＳＥＴにストアした後、又は、ステップＦ１においてスイッチがオンされない場合には、このフローを終了して図６のスイッチ処理のフローに戻る。
【００２９】
図１１は、スイッチ処理におけるステップＢ５のフローである。この処理では、後述するガイドＡ処理において、押鍵すべき鍵に対応するＬＥＤの発光色の条件を設定する。ベロシティ設定スイッチ及び設定ベロシティ値のスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＧ１）、オンされたときは設定ベロシティ値を設定ベロシティレジスタＶＳＥＴにストアする（ステップＧ２）。ＶＳＥＴにストアした後、又は、ステップＧ１においてスイッチがオンされない場合には、このフローを終了して図６のスイッチ処理のフローに戻る。
【００３０】
図１２は、図５のメインフローにおけるステップＡ３の鍵ガイド処理のフローである。この処理では、モードレジスタＭＯＤＥの値に応じた鍵ガイド処理を行う。すなわち、ＭＯＤＥの値が「１」又は「２」であるか否かを判別し（ステップＨ１）、「１」又は「２」である場合にはガイドＡ処理を実行する（ステップＨ２）。ＭＯＤＥの値が「１」及び「２」のいずれでもない場合には、ＭＯＤＥの値が「３」であるか否かを判別し（ステップＨ３）、「３」である場合にはガイドＢ処理を実行する（ステップＨ４）。ガイドＡ処理又はガイドＢ処理を行った後は、このフローを終了して図５のメインフローに戻る。
【００３１】
図１３〜図１６は、図１２におけるステップＨ２のガイドＡ処理のフローである。この処理では、スタートフラグＳＴＦが「１」であるか否かを判別し（ステップＪ１）、ＳＴＦが「０」である場合には、演奏停止状態であるので、このフローを終了する。ＳＴＦが「１（演奏開始）」である場合にはＳＴＡＴＵＳの値が「２」でないか否かを判別する（ステップＪ２）。
【００３２】
ＳＴＡＴＵＳの値が「２」でない場合には、レジスタＳＴの時間の値とレジスタＴの時間の値を加算した値と現在時刻とを比較する（ステップＪ３）。すなわち発音開始タイミングの時間と現在時刻とを比較する。現在時刻が発音開始タイミングの時間に達していない場合には、このフローを終了して図５のメインフローに戻る。
【００３３】
現在時刻が発音開始タイミングの時間に達している場合には、レジスタＡＤをインクリメントする（ステップＪ４）。そして、アドレスＡＤがＥＮＤでないか否かを判別する（ステップＪ５）。ＥＮＤでない場合には、ＭＥＭ［ＡＤ］のＭＩＤＩデータが時間データであるか否かを判別する（ステップＪ６）。時間データである場合には、ＳＴＡＴＵＳの値が「３」すなわち押鍵タイミングが発音開始タイミングより早すぎる場合であるか否かを判別する（ステップＪ７）。
【００３４】
ＳＴＡＴＵＳの値が「３」である場合には、ＭＩＤＩデータを早送りするために、ΔＴに最小時間をセットする（ステップＪ８）。ＳＴＡＴＵＳの値が「３」でなく「１」である場合すなわち押鍵タイミングが発音開始タイミングに合っている場合には、ΔＴにＭＥＭ［ＡＤ］の正規の時間データの値をセットする（ステップＪ９）。ステップＪ８又はステップＪ９において、ΔＴに値をセットした後は、Ｔの値にΔＴの値を加算して、このフローを終了して図１２の鍵ガイド処理に戻る。
【００３５】
ステップＪ５において、ＭＥＭ［ＡＤ］がＥＮＤである場合には、曲データが終了したので、ＳＴＦを「０」にリセットする（ステップＪ１１）。そして、このフローを終了して図１２の鍵ガイド処理に戻る。
【００３６】
ステップＪ６において、ＭＥＭ［ＡＤ］が時間データでない場合には、図１４のフローにおいて、ＭＥＭ［ＡＤ］がイベントデータであるか否かを判別する（ステップＪ１２）。イベントデータである場合には、そのイベントデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＪ１３）。ノートイベントである場合には、そのイベントデータのチャンネルがＣＨＳＥＴの押鍵ガイド用のチャンネルと同一であるか否かを判別する（ステップＪ１４）。チャンネルが同一である場合には、イベントデータのノートデータをレジスタＮＯＴＥにセットする（ステップＪ１５）。
【００３７】
次に、ＡＤをインクリメントして、ベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＪ１６）。そして、ＶＥＬが「０」でないか否かを判別する（ステップＪ１７）。ＶＥＬが「０」でない場合、すなわちＮＯＴＥにストアしたノートデータがノートオンである場合には、ＶＥＬのベロシティデータにＶＳＥＴのデータを乗算して「１」を加算する演算を行う（ステップＪ１８）。ＶＳＥＴのデータは、図１１のＶＥＬ設定スイッチ処理においてユーザーによって所望の値に設定されている。あるいは、デフォルトの値に設定されている。ユーザーが設定する場合には、ＶＳＥＴのデータを「０」にすることも考えられる。この場合には、上記演算の結果、ＶＥＬのデータが「０」になり、ノートオフになってしまう。このような状態を回避するために、「１」を加算してＶＥＬのベロシティデータの最小値を「１」に設定する。
【００３８】
そして、ＶＥＬのベロシティデータが所定値より大きいか否かを判別する（ステップＪ１９）。ＶＥＬのベロシティデータが所定値より大きい場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内の赤色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＪ２０）。一方、ＶＥＬのベロシティデータが所定値以下である場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内の緑色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＪ２１）。ＬＥＤの点灯処理を行った後は、ＳＴＡＴＵＳの値が「３」であるか否かを判別する（ステップＪ２２）。ＳＴＡＴＵＳの値が「３」である場合には、ＳＴＡＴＵＳの値を「１」に変更する（ステップＪ２３）。次に、ＣＨＳＥＴ、ＶＯＬＵＭＥの値に基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＪ２４）。
【００３９】
ステップＪ１７においてＶＥＬのベロシティデータが「０」である場合、すなわちＮＯＴＥにストアしたノートデータがノートオフである場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内のＬＥＤを消灯する処理を行う（ステップＪ２５）。ＬＥＤの消灯処理を行った後、又はステップＪ１２においてＭＥＭ［ＡＤ］がイベントデータでない場合には、図１３のステップＪ４に移行してアドレスＡＤをインクリメントする。
【００４０】
図１４のステップＪ１３において、イベントデータがノートイベントでない場合には、図１５のフローにおいて、イベントデータがボリュームイベントであるか否かを判別する（ステップＪ２６）。ボリュームイベントである場合には、アドレスＡＤをインクリメントして、ボリュームデータをレジスタＶＯＬＵＭＥにストアする（ステップＪ２７）。
【００４１】
次に、ＳＴＡＴＵＳが「３」であるか否かを判別し（ステップＪ２８）、「３」である場合には、押鍵タイミングが発音開始タイミングより早すぎる場合である。この場合には、ＭＩＤＩデータのボリューム値を最小の値に変更する（ステップＪ２９）。ボリューム値を変更した後、若しくはステップＪ２８においてＳＴＡＴＵＳが「３」でない場合、又は、図１４のステップＪ１４においてイベントデータのチャンネルとＣＨＳＥＴのチャンネルとが同一でない場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのポインタｎを「０」にセットして（ステップＪ３０）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を行う。
【００４２】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＪ３１）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＪ３２）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＪ３３）。所定数を超えていない場合には、ステップＪ３１においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。空きがあったときは、そのＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＪ３４）。次に、現在時刻をレジスタＷＴＩＭＥにストアする（ステップＪ３５）。そして、ＷＴＩＭＥの現在時刻をＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にストアする（ステップＪ３６）。現在時刻をストアした後、又はステップＪ３３においてｎが所定数を超えたときは、図１３のステップＪ４に移行してアドレスＡＤをインクリメントする。
【００４３】
図１４のステップＪ２２において、ＳＴＡＴＵＳが「３」でなく「１」である場合には、図１６のフローにおいて、ＳＴＡＴＵＳを「２」に変更する（ステップＪ３８）。すなわち、図１４のステップＪ２０又はステップＪ２１において、ＮＯＴＥに対する鍵内のＬＥＤを点灯して押鍵をガイドした後は、ＳＴＡＴＵＳを「１」から「２」に変更して押鍵されるまで曲データの読み出しを停止する状態に移行する。
【００４４】
次に、ＭＩＤＩデータをレジスタＮＶＯＮにストアする（ステップＪ３８）。さらに、ＮＶＯＮのＭＩＤＩデータのＣＨＳＥＴ及びＮＯＴＥと、値を「０」に変更したベロシティデータとに基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＪ３９）。そして、作成したＭＩＤＩデータをレジスタＮＶＯＦＦにストアする（ステップＪ４０）。次に、ＮＶＯＮからＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＪ４１）。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのポインタｎを「０」にセットして（ステップＪ４２）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を行う。
【００４５】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＪ４３）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＪ４４）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＪ４５）。所定数を超えていない場合には、ステップＪ４３においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。空きがあったときは、そのＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＪ４６）。次に、現在時刻をレジスタＷＴＩＭＥにストアする（ステップＪ４７）。そして、ＷＴＩＭＥの現在時刻をＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にストアする（ステップＪ４８）。
【００４６】
図１３のステップＪ２においてＳＴＡＴＵＳが「２」である場合、すなわち読み出したＭＩＤＩデータの発音開始タイミングになっても押鍵がされない場合には、図１６のフローにおいて、現在時刻がＳＴＰの時間データ及びＰの時間データを加算した値以上になったか否かを判別する（ステップＪ４９）。すなわち、ステップＪ４６においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアした時から、所定時間（Ｐの所定値）が経過したか否かを判別する。ＭＩＤＩデータをストアした後すぐにＬＥＤの点灯処理又は消灯処理を行うので、ステップＪ４９においては、点灯処理又は消灯処理を行った時から所定時間が経過したか否かを判別する。
【００４７】
現在時刻がＳＴＰ及びＰの加算した値に達しない場合には図１２の鍵ガイド処理のフローに戻るが、現在時刻がＳＴＰ及びＰの加算した値以上になったときは、ＣＦを反転する（ステップＪ５０）。そして、ＣＦが「０」であるか否かを判別する（ステップＪ５１）。ＣＦが「０」である場合には、ＮＶＯＦＦからベロシティデータが「０」のＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＪ５２）。一方、ＣＦが「１」である場合には、ＮＶＯＮから実際のベロシティデータのＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＪ４１）。したがって、ＣＦの値に応じて、実際のベロシティデータの発音イベントデータ又はベロシティデータが「０」の消音のイベントデータのいずれか一方を、ステップＪ４６においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にストアする。
【００４８】
すなわち、読み出した発音のイベントデータの発音開始タイミングになっても押鍵がされない場合には、その発音のイベントデータのベロシティデータを「０」に変更して消音のイベントデータを生成し、発音のイベントデータと変更した消音のイベントデータとを、Ｐにストアした所定時間が経過するごとに、交互にＭＩＤＩＯＵＴバッファにストアする。
【００４９】
次に、図１７のフローにおいて、ＭＩＤＩデータのベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＪ５３）。そして、ＶＥＬが「０」でないか否かを判別する（ステップＪ５４）。ＶＥＬが「０」でない場合、すなわちＮＯＴＥにストアしたノートがノートオンである場合には、ＶＥＬのベロシティデータにＶＳＥＴのデータを乗算して最小値「１」を加算する演算を行う（ステップＪ５５）。
【００５０】
そして、ＶＥＬのベロシティデータが所定値より大きいか否かを判別する（ステップＪ５６）。ＶＥＬのベロシティデータが所定値より大きい場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内の赤色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＪ５７）。一方、ＶＥＬのベロシティデータが所定値以下である場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内の緑色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＪ５８）。ステップＪ５４においてＶＥＬのベロシティデータが「０」である場合、すなわちＮＯＴＥにストアしたノートが消音のイベントデータである場合には、ＮＯＴＥに対する鍵内のＬＥＤを消灯する処理を行う（ステップＪ５９）。
【００５１】
ＬＥＤの点灯処理又は消灯処理を行った後は、フラグＣＦを「０」にリセットし（ステップＪ６０）、レジスタＳＴＰに現在時刻をストアし（ステップＪ６１）、レジスタＰに所定値をストアする（ステップＪ６２）。そして、このフローを終了して図１２の鍵ガイド処理のフローに戻る。したがって、発音開始タイミングを経過した後は、Ｐにストアされている時間が経過するごとに、発音イベントデータに応じた点灯信号、及び、消音イベントデータに応じた消灯信号をＬＥＤに交互に送出するので、ＬＥＤが点滅する。
【００５２】
図１８〜図２０は、図１２の鍵ガイド処理におけるステップＨ４のガイドＢ処理のフローである。この処理では、スタートフラグＳＴＦが「１」であるか否かを判別し（ステップＫ１）、ＳＴＦが「０」である場合には、演奏停止状態であるので、このフローを終了する。ＳＴＦが「１」である場合には、レジスタＳＴの時間データとレジスタＴの時間データを加算した値、すなわち発音開始タイミングの時間と現在時刻とが一致しているか否かを判別する（ステップＫ２）。現在時刻が発音開始タイミングに一致していない場合には、このフローを終了する。
【００５３】
現在時刻が発音開始タイミングの時間に一致したときは、レジスタＡＤのアドレスをインクリメントする（ステップＫ３）。そして、アドレスＡＤがＥＮＤでないか否かを判別する（ステップＫ４）。ＥＮＤでない場合には、ＭＥＭ［ＡＤ］のデータが時間データであるか否かを判別する（ステップＫ５）。時間データである場合には、ΔＴにＭＥＭ［ＡＤ］の時間データの値をセットする（ステップＫ６）。次に、Ｔの値にΔＴの値を加算し（ステップＫ７）、このフローを終了して図１２の鍵ガイド処理に戻る。ステップＫ４において、ＡＤがＥＮＤである場合には、フラグＳＴＦを「０」にリセットする（ステップＫ８）。そして、このフローを終了して図１２の鍵ガイド処理に戻る。
【００５４】
ステップＫ５において、ＭＥＭ［ＡＤ］が時間データでない場合には、図１９のフローにおいて、ＭＥＭ［ＡＤ］のデータがイベントデータであるか否かを判別する（ステップＫ９）。イベントデータでない場合には、図１８のステップＫ３に移行してＡＤをインクリメントするが、イベントデータである場合には、そのイベントデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＫ１０）。ノートイベントである場合には、ＭＩＤＩデータのチャンネルとＣＨＳＥＴの押鍵ガイド用のチャンネルとが同一であるか否かを判別する（ステップＫ１１）。
【００５５】
チャンネルが同一である場合には、ＡＤをインクリメントして、ベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＫ１２）。そして、ＶＥＬのベロシティデータが「０」でないか否かを判別する（ステップＫ１３）。ＶＥＬのベロシティデータが「０」でない場合には、ＶＥＬのベロシティデータを「１」に変更する（ステップＫ１４）。そして、ＭＩＤＩデータのベロシティデータをＶＥＬのベロシティデータの値に変更する（ステップＫ１５）。次に、ＭＩＤＩデータのノートデータに対する鍵内の赤色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＫ１６）。ステップＫ１３においてＶＥＬのベロシティデータの値が「０」である場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータに対する鍵内の赤色発光のＬＥＤを消灯する処理を行う（ステップＫ１７）。
【００５６】
ＬＥＤの点灯処理若しくは消灯処理を行った後、又はステップＫ１０においてイベントデータがノートイベントでない場合、若しくはステップＫ１１においてＭＩＤＩデータとＣＨＳＥＴのチャンネルが同一でない場合には、図２０のフローにおいて、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのエリアを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＫ１８）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を行う。
【００５７】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＫ１９）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＫ２０）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＫ２１）。所定数を超えていない場合には、ステップＫ１９においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。空きがあったときは、そのＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＫ２２）。次に、現在時刻をレジスタＷＴＩＭＥにストアする（ステップＫ２３）。そして、図１８のステップＫ３に移行してＡＤをインクリメントする。
【００５８】
図２１及び図２２は、図５のメインフローにおけるステップＡ４の押鍵処理のフローである。まず、鍵変化があるか否かを判別し（ステップＬ１）、鍵変化がない場合にはメインフローに戻る。オフからオンに鍵変化があったとき、すなわち押鍵操作がされたときは、レジスタＫＥＹにノートデータ（音高データ）をストアし（ステップＬ２）、レジスタＶＥＬＯＣＩＴＹに押鍵のベロシティデータをストアする（ステップＬ３）。
【００５９】
次に、ＭＯＤＥの値が「１」又は「２」のいずれかであるかを判別する（ステップＬ４）。すなわち、押鍵を待つモードであるか否かを判別する。ＭＯＤＥの値が「１」又は「２」である場合には、ＭＯＤＥの値が「２」であるか否かを判別する（ステップＬ５）。ＭＯＤＥの値が「２」である場合には、ＫＥＹの値である押鍵のキー番号とＮＯＴＥの値であるＭＩＤＩデータのノートデータとが一致するか否かを判別する（ステップＬ６）。
【００６０】
ＫＥＹの値とＮＯＴＥの値が一致した場合、又はステップＬ５においてＭＯＤＥの値が「１」で、どの鍵を押鍵しても発音する演奏モードである場合には、現在時刻がＳＴの時間データとＴの時間データを加算した値に達しているか否かを判別する（ステップＬ７）。すなわち、現在時刻が発音開始タイミングの時間に達しているか否かを判別する。
【００６１】
現在時刻がＳＴの時間データとＴの時間データを加算した値に達している場合には、ＳＴＡＴＵＳの値に「１」をセットして（ステップＬ８）、現在時刻からＳＴの時間データとＴの時間データを加算した値を減算して、その減算値を差分レジスタＳにストアする（ステップＬ９）。そして、ＳＴの時間データにＳの値を加算する（ステップＬ１０）。すなわち、時間の経過に応じてＳＴの値を更新する。次に、ＣＨＳＥＴ、ＫＥＹ、ＶＥＬＯＣＩＴＹのデータに基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＬ１１）。
【００６２】
ステップＬ７において、現在時刻がＳＴの時間データとＴの時間データを加算した値に達していない場合には、ＭＯＤＥが「１」であるか否かを判別する（ステップＬ１２）。すなわち、どの鍵を押鍵しても発音する演奏モードであるか否かを判別する。ＭＯＤＥが「１」である場合には、ＳＴＡＴＵＳの値を「３」にセットする（ステップＬ１３）。すなわち、発音開始タイミングに到る前に鍵が操作された場合には、発音開始タイミングまで曲データを早送りする状態に設定する。そして、押鍵用チャンネル、ＫＥＹ、ＶＥＬＯＣＩＴＹのデータに基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＬ１１）。
【００６３】
ステップＬ１において、鍵変化がオンからオフである場合、すなわち離鍵操作がされたときは、ＫＥＹに離鍵のノートデータをストアし（ステップＬ１４）、ＶＥＬＯＣＩＴＹの値を「０」にセットする（ステップＬ１５）。そして、ＣＨＳＥＴ、ＫＥＹ、ＶＥＬＯＣＩＴＹのデータに基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＬ１１）。
【００６４】
ステップＬ４において、ＭＯＤＥの値が「１」及び「２」でなく「３」である場合、ステップＬ６においてＫＥＹの値とＮＯＴＥの値が一致しない場合、すなわちガイドした鍵とは異なる鍵が押鍵操作された場合、又はステップＬ１２においてＭＯＤＥの値が「１」でない場合には、いずれも押鍵用チャンネル、ＫＥＹ、ＶＥＬＯＣＩＴＹのデータに基づいてＭＩＤＩデータを作成する（ステップＬ１１）。
【００６５】
ＭＩＤＩデータを作成した後は、図２２において、押鍵用のＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＬ１６）、ｎをインクリメントしながらＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをセットする。すなわち、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＬ１７）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＬ１８）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＬ１９）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＬ１７に移行してＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。
【００６６】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きである場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＬ２０）。また、レジスタＷＴＩＭＥに現在時刻をストアし（ステップＬ２１）、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＷＴＩＭＥの時間データ（現在時刻）をストアする（ステップＬ２２）。時間データをストアした後、又は、ステップＬ１９においてｎが所定数を超えた場合には、このフローを終了して図５のメインフローに戻る。
【００６７】
図２３は、メインフローにおけるステップＡ６の出力処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＭ１）、ｎをインクリメントしながら、以下の出力処理を実行する。すなわち、ｎで指定したＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別し（ステップＭ２）、空きでない場合にはＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）からＭＩＤＩデータとＷＴＩＭＥを読み出す（ステップＭ３）。そして、読み出したＭＩＤＩデータが押鍵用のＭＩＤＩＯＵＴバッファからでないか否かを判別する（ステップＭ４）。すなわち、演奏によって作成されたＭＩＤＩデータでなく、ＭＥＭ（フロッピーディスク）から読み出したＭＩＤＩデータであるか否かを判別する。ＭＥＭのＭＩＤＩデータである場合には、現在時刻からＷＴＩＭＥの時間データを差し引いた値をレジスタＤにストアする（ステップＭ５）。
【００６８】
次に、Ｄの値が所定時間以上であるか否かを判別する（ステップＭ６）。Ｄの値が所定時間以上である場合には、ＭＩＤＩデータを音源（図１のＭＩＤＩ音源３）に出力する（ステップＭ７）。一方、演奏によって作成されたＭＩＤＩデータである場合には、直ちにＭＩＤＩデータを音源に出力する（ステップＭ７）。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）を空きにする（ステップＭ８）。バッファをクリアにした後、ステップＭ５においてＤが所定値より小さい場合、又は、ステップＭ２においてＭＩＤＩバッファ（ｎ）が空きでＭＩＤＩデータがない場合には、ｎをインクリメントする（ステップＭ９）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別し（ステップＭ１０）、所定数を超えていない場合には、ステップＭ２に移行して、ステップＭ１０までのループ処理を繰り返す。ｎが所定数を超えたときは、このフローを終了して図５のメインフローに戻る。
【００６９】
このように、鍵盤装置１からＭＩＤＩ音源３に出力するＭＩＤＩデータを所定時間だけ遅らせて出力する。すなわち、ＣＨＳＥＴに設定したチャンネルのＭＩＤＩデータが押鍵ガイドのために、ＭＩＤＩ音源３に出力するのが他のチャンネルより遅れてしまうので、他のチャンネルも同じ時間だけ遅らせてＭＩＤＩ音源３に出力するのである。したがって、押鍵ガイドに指定されたチャンネルのＭＩＤＩデータだけが、他のチャンネルより遅れてＭＩＤＩ音源３に出力されるという不具合がなくなる。
【００７０】
図２４は、メインフローにおけるステップＡ７の受信処理のフローである。この処理では、受信フラグＺＦが「１」であるか否かを判別し（ステップＮ１）、ＺＦが「０」である場合にはこのフローを終了するが、ＺＦが「１」で曲データサーバーへのアクセス要求である場合には、ＭＥＭのアドレスＡＤを「０」にセットして（ステップＮ２）、ＡＤをインクリメントしながら以下のループ処理を実行する。
【００７１】
すなわち、ＭＯＤＥＭを介してＭＩＤＩデータの受信があるか否かを判別し（ステップＮ３）、受信があったときはそのＭＩＤＩデータをＡＤで指定するフロッピーディスクの記憶エリアＭＥＭ［ＡＤ］にストアする（ステップＮ４）。そして、ＡＤをインクリメントして次のエリアを指定する（ステップＮ５）。この後、受信が終了したか否かを判別し（ステップＮ６）、終了していない場合には、ステップＮ３に移行してＭＩＤＩデータの受信があるか否かを判別する。受信したＭＩＤＩデータをＡＤで示すフロッピーディスクの記憶エリアにストアし、受信が終了した場合には、レジスタＥＮＤにＡＤのアドレスをセットする（ステップＮ７）。そして、ＺＦを「０」にリセットして（ステップＮ８）、図５のメインフローに戻る。
【００７２】
このように上記第１実施形態においては、鍵盤装置のＣＰＵ１１は、フロッピーディスク２からイベントデータを読み出すデータ読出手段を構成し、読み出した発音のイベントデータ又は消音のイベントデータに応じて、点灯信号又は消灯信号を発生する信号発生手段を構成する。また、発音のイベントデータを消音のイベントデータに変更するデータ変更手段を構成する。さらに、発音のイベントデータの発音開始タイミングが経過しても操作すべき鍵が押鍵されない場合には、その発音のイベントデータに応じた点灯信号と、その発音のイベントデータを変更した消音のイベントデータに応じた消音信号とを、ＬＥＤ２０に交互に送出して点滅させる発光制御手段を構成する。
【００７３】
したがって、演奏操作をガイドするナビゲーション機能において、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を、曲データの編集を行うことなく容易に実現できる。
【００７４】
またこの場合において、ＣＰＵ１１は、ＭＯＤＥＭ１７とともに、通信回線（ネットワーク４）を介して外部装置である曲データサーバー５と接続し、曲データを曲データサーバー５から受信する通信制御手段を構成する。したがって、通信回線を介して外部装置から受信する曲データで編集を行うことができない場合でも、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を実現できる。
【００７５】
さらに、各鍵内に設けられたＬＥＤ２０は、赤色及び緑色の異なる発光色で発光するので、読み出されたイベントデータのベロシティデータが所定値以上であるか否かを判別し、その判別結果に応じた発光色でを発光させる。したがって、押鍵タイミングだけでなく、押鍵の強弱をガイドすることができる。
【００７６】
次に、本発明における演奏教習装置の第２実施形態について説明する。図２５及び図２６は、第２実施形態におけるシステム構成を示している。図２５において、鍵盤装置（演奏装置）１０１は、ＲＳ−２３２Ｃ等のシリアルインターフェース１０２を介してＦＤプレーヤ（演奏制御装置）１０３に接続されている。ＦＤプレーヤ１０３は、通信制御手段であるＭＯＤＥＭを備えており、インターネット等のネットワーク（通信回線）４を介して曲データサーバー５に接続して、曲データサーバー５から曲データを受信して、記憶手段であるフロッピーディスク（ＦＤ）２に記憶する。
【００７７】
すなわち、上記構成における演奏教習装置は、鍵盤装置１０１とＦＤプレーヤ１０３との間で通信を行って演奏の教習を行う。このため、鍵盤装置１０１には、曲データをＭＩＤＩデータ形式でＦＤプレーヤ１０３から受信する手段（第１の受信手段）と、操作結果を示す操作結果情報をＭＩＤＩデータ形式でＦＤプレーヤ１０３に送信する手段（第１の送信手段）を備えている。また、ＦＤプレーヤ１０３は、曲データを記憶する記憶手段であるフロッピーディスク２を駆動して、読み出したＭＩＤＩデータ形式の曲データを鍵盤装置１０１に送信する手段（第２の送信手段）と、ＭＩＤＩデータ形式の操作結果情報を鍵盤装置１０１から受信する手段（第２の受信手段）を備えている。
【００７８】
また、図２６において、鍵盤装置（演奏装置）１０１は、ＲＳ−２３２Ｃ等のシリアルインターフェース１０２を介して汎用のパソコン（演奏制御装置）１０４に接続されている。パソコン１０４は、通信制御手段であるＭＯＤＥＭを備えており、インターネット等のネットワーク（通信回線）４を介して曲データサーバー５に接続して、曲データサーバー５から曲データを受信して、記憶手段であるフロッピーディスク２に記憶する。
【００７９】
すなわち、上記構成における演奏教習装置は、鍵盤装置１０１とパソコン１０４との間で通信を行って演奏の教習を行う。このため、鍵盤装置１０１には、図２５の構成と同様に、曲データをＭＩＤＩデータ形式でパソコン１０４から受信する手段（第１の受信手段）と、操作結果を示す操作結果情報をＭＩＤＩデータ形式でパソコン１０４に送信する手段（第１の送信手段）を備えている。また、パソコン１０４は、曲データを記憶する記憶手段であるフロッピーディスク２を駆動して、読み出したＭＩＤＩデータ形式の曲データを鍵盤装置１０１に送信する手段（第２の送信手段）と、ＭＩＤＩデータ形式の操作結果情報を鍵盤装置１０１から受信する手段（第２の受信手段）を備えている。
【００８０】
このように、図２５に示すＦＤプレーヤ１０３は、図２６に示す汎用のパソコン１０４を演奏制御装置の専用装置として特化した構成であり、演奏教習処理プログラムを格納したプログラムＲＯＭ、及び、後述するモード選択スイッチ、スタートスイッチ等の必要なスイッチ、その他演奏教習に必要な構成要素を備えている。すなわち、演奏教習装置としては、図２５の構成と図２６の構成は全く同じ構成である。
【００８１】
したがって、図２５及び図２６に示すフロッピーディスク２に記憶される曲データも同じＭＩＤＩデータ形式であり、操作すべき操作子すなわち鍵を示す音高データ、発音開始タイミングを示す時間データ、及び発音の強弱又は消音を示すベロシティデータからなるイベントデータで構成されている。なお、このＭＩＤＩデータの構成は、図３及び図４に示した第１実施形態の構成と同じである。
【００８２】
図２７に、鍵盤装置１０１の内部ブロック図を示す。ＣＰＵ１１は、システムバスを介して、ＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３、キースキャンインターフェース１４、ＬＥＤＣ（ＬＥＤコントローラ）１５、ＭＩＤＩインターフェース１８に接続されている。
【００８３】
ＲＯＭ１２は、ＣＰＵ１１によって実行される演奏教習処理プログラムを記憶している。ＲＡＭ１３は、ＣＰＵ１１によって処理される各種データを一時的に記憶する。キースキャンインターフェース１４は、複数の操作子である光鍵盤及びスイッチ群からなるキーボード１９に接続され、その操作状態をスキャンしてＣＰＵ１１に入力する。ＬＥＤＣ１５は、各鍵内に設けられた発光手段であるＬＥＤ２０の発光及び消灯を制御する。ＬＥＤ２０は、赤色の発光素子及び緑色の発光素子で構成された、２色発光の発光ダイオードである。ＭＩＤＩインターフェース１８は、シリアルインターフェース１０２を介して、パソコン１０４との間でＭＩＤＩデータを送受信する。
【００８４】
次に、第２実施形態における演奏教習装置の動作について、図２６のシステム構成を例に採って、パソコン１０４が実行するプログラムのフローチャート、及び、鍵盤装置１０１のＣＰＵ１１の動作フローチャートに基づいて説明する。パソコン１０４は、サーバー５の曲データをＭＩＤＩデータの形式で受信してフロッピーディスク２に記憶し、鍵盤装置１０１に送信する。そして、鍵盤装置１０１の鍵盤の操作結果を示す操作結果情報のＭＩＤＩデータを入力し、その内容に応じて次のＭＩＤＩデータを順次出力する。
【００８５】
図２８は、演奏制御装置としてのパソコン（ＰＣ）１０４側のメインフローである。このメインフローでは、時刻計時処理（ステップＡ１）、スイッチ処理（ステップＡ２）、受信処理（ステップＡ３）、ＭＩＤＩ処理（ステップＡ４）、ガイド信号生成処理（ステップＡ５）、その他の処理（ステップＡ６）のループ処理を繰り返し実行する。
【００８６】
図２９は、図２８のメインフローにおけるステップＡ２のスイッチ処理のフローである。この処理では、パソコンのキーボードをスキャンして、モード選択スイッチ処理（ステップＢ１）、スタートスイッチ処理（ステップＢ２）、受信スイッチ処理（ステップＢ３）、設定スイッチ処理（ステップＢ４）、その他のスイッチ処理（ステップＢ５）を実行してメインフローに戻る。
【００８７】
図３０は、図２９のスイッチ処理におけるステップＢ１のモード選択スイッチ処理のフローである。この処理では、モード選択スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは、そのモードスイッチに応じた処理を行う。モードスイッチには、レッスン１スイッチ、レッスン２スイッチ、レッスン３スイッチがある。
【００８８】
レッスン１スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ２）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「１」をセットする（ステップＣ３）。レッスン２スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ４）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「２」をセットする（ステップＣ５）。レッスン３スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＣ６）、このスイッチがオンされた場合には、ＭＯＤＥに「３」をセットする（ステップＣ７）。
【００８９】
ＭＯＤＥが「１」の場合には、曲データのノートデータ（音高）にかかわらず、どの鍵を押鍵しても発音を行う演奏モードとなる。ＭＯＤＥが「２」の場合には、曲データのノートデータに対応する鍵（発光している鍵）が正しく押鍵されたときに発音を行う演奏モードとなる。ＭＯＤＥが「３」の場合には、演奏にかかわらず曲データを自動的に読み出すモードとなるが、ガイドする鍵が押鍵されたときに発音する。モードスイッチに応じた値をＭＯＤＥに設定した後は、このフローを終了して図２９のスイッチ処理に戻る。
【００９０】
図３１は、図２９のスイッチ処理におけるステップＢ２のスタートスイッチ処理のフローである。この処理では、スタートスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＤ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは、スタートフラグＳＴＦを反転する（ステップＤ２）。そして、ＳＴＦが「１」であるか否かを判別する（ステップＤ３）。
【００９１】
ＳＴＦが「１」である場合には、アドレスレジスタＡＤを「０」すなわち曲データの先頭アドレスにセットし、レジスタＳＴＡＴＵＳに「１」をセットする（ステップＤ４）。ＳＴＡＴＵＳは、鍵盤装置側において後述するＭＩＤＩＩＮ処理及びガイドＡ処理で設定される値である。ＳＴＡＴＵＳが「１」の場合は、曲データの発音開始タイミングに押鍵のタイミングが合っている状態である。ＳＴＡＴＵＳが「２」の場合は、曲データの発音開始タイミングを経過した後も鍵が操作されない状態、すなわち押鍵のタイミングが遅れている状態である。ＳＴＡＴＵＳが「３」の場合は、曲データの発音開始タイミングに到る前に鍵が操作された状態、すなわち押鍵のタイミングが早すぎる状態である。
【００９２】
ステップＤ４の処理の後、レジスタＳＴに現在時刻をストアし（ステップＤ５）、タイムレジスタＴを「０」にセットする（ステップＤ６）。次に、曲データの記憶エリアのアドレスＡＤ（＝０）のデータＭＥＭ［ＡＤ］が時間データであるか否かを判別する（ステップＤ７）。すなわち、曲データの最初がイベントデータであるか又は時間データであるか否かを判別する。最初がイベントデータである場合には、レジスタΔＴに最小時間をセットし（ステップＤ８）、ＡＤをデクリメントして（ステップＤ９）、アドレスを１つ戻す。したがって、ＡＤの値は「−１」となる。このデクリメント処理は、後述する鍵ガイド処理のために必要な処理である。
【００９３】
ステップＤ７において、曲データの最初がイベントデータでなく時間データである場合には、その時間データをΔＴにセットする（ステップＤ１０）。ステップＤ９においてＡＤをデクリメントした後、又はステップＤ１０においてΔＴに時間データをセットした後は、Ｔの値にΔＴの値を加算して更新する（ステップＤ１１）。そして、このフローを終了して図２９のスイッチ処理に戻る。ステップＤ３において、ＳＴＦが「０」である場合には演奏停止状態であるので、このフローを終了して図２９のスイッチ処理に戻る。
【００９４】
図３２は、スイッチ処理におけるステップＢ３の受信スイッチ処理のフローである。この処理では、受信スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＥ１）、オンされない場合にはこのフローを終了するが、オンされたときは受信フラグＺＦを「１」にセットする（ステップＥ２）。そして、このフローを終了して図２９のスイッチ処理に戻る。
【００９５】
図３３は、図２９のスイッチ処理におけるステップＢ４の設定スイッチ処理のフローである。この処理では、鍵ガイドとして指定するチャンネル（例えば、メロディチャンネル）を設定する。すなわち、チャンネル設定スイッチ及びチャンネル番号のスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＦ１）、オンされたときはＳＴＦが「０」であるか否かを判別する（ステップＦ２）。ＳＴＦが「０」である場合には、チャンネルセットレジスタＣＨＳＥＴに押鍵ガイド用として指定するチャンネルのチャンネル番号をストアする（ステップＦ３）。ＣＨＳＥＴにチャンネル番号をストアした後、又は、ステップＦ１においてスイッチがオンされない場合、若しくはステップＦ２においてＳＴＦが「１」である場合には、このフローを終了して図２９のスイッチ処理のフローに戻る。
【００９６】
図３４は、図２８のメインフローにおけるステップＡ３の受信処理のフローである。この処理では、受信フラグＺＦが「１」であるか否かを判別する（ステップＧ１）。ＺＦが「０」である場合にはこのフローを終了するが、ＺＦが「１」である場合には、サーバーにアクセスしてＭＩＤＩデータを要求する。そして、曲データを記憶するフロッピーディスクの記憶エリアＭＥＭのアドレスＡＤを「０（先頭アドレス）」にセットする（ステップＧ２）。次に、ＭＩＤＩデータを受信したか否かを判別し（ステップＧ３）、受信したときはその受信データをＭＥＭ［ＡＤ］にストアする（ステップＧ４）。そして、ＡＤをインクリメントする（ステップＧ５）。
【００９７】
ＡＤをインクリメントした後、又はステップＧ３においてＭＩＤＩデータを受信しない場合には、受信終了か否かを判別する（ステップＧ６）。受信終了でない場合には、ステップＧ３に移行してＭＩＤＩデータの受信を待つ。そして、ＭＩＤＩデータを受信するたびに、その受信データをＭＥＭ［ＡＤ］に逐次ストアするとともに、ＡＤをインクリメントしていく。ステップＧ６において受信終了になったときは、そのときのＡＤのアドレスをエンドレジスタＥＮＤにストアし（ステップＧ７）、ＺＦを「０」にリセットする（ステップＧ８）。そして、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。
【００９８】
図３５は、メインフローにおけるステップＡ４のＭＩＤＩ処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩデータを入力するＭＩＤＩＩＮ処理（ステップＨ１）、ＭＩＤＩデータを出力するＭＩＤＩＯＵＴ処理（ステップＨ２）を実行して、メインフローに戻る。
【００９９】
図３６は、ＭＩＤＩＩＮ処理のフローである。このフローでは、後述するＭＩＤＩＯＵＴ処理で鍵盤装置に出力したＭＩＤＩデータに対する鍵盤装置の操作結果をＭＩＤＩデータとして入力し、その入力したＭＩＤＩデータ及び設定されたモードに応じた処理を行う。まず、ＭＯＤＥが「３」でないか否かを判別する（ステップＪ１）。ＭＯＤＥが「３」である場合には、操作結果にかかわらずフロッピーディスクから曲データを自動的に読み出すので、ＭＩＤＩＩＮ処理を行うことなく、このフローを終了する。
【０１００】
ＭＯＤＥが「３」でない場合には、ＭＩＤＩＩＮであるか否かを判別する（ステップＪ２）。すなわち鍵盤装置からＭＩＤＩデータの入力があったか否かを判別する。ＭＩＤＩデータの入力があったときは、そのＭＩＤＩデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＪ３）。ノートイベントである場合には、そのＭＩＤＩデータのチャンネルが押鍵ガイド用としてＣＨＳＥＴに設定されたチャンネルと同一であるか否かを判別する（ステップＪ４）。
【０１０１】
チャンネルが同一である場合には、ＭＩＤＩデータのベロシティデータが「０」でないか否かを判別する（ステップＪ５）。「０」でない場合には、ＭＯＤＥが「２」であるか否かを判別する（ステップＪ６）。ＭＯＤＥが「２」である場合、すなわち正しい押鍵のときに発音する演奏モードである場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータをキーレジスタＫＥＹにストアする（ステップＪ７）。そして、ＫＥＹのノートデータが押鍵ガイドのノートデータをストアしたレジスタＮＯＴＥのノートデータと一致するか否かを判別する（ステップＪ８）。すなわち、押鍵をガイドした鍵が正しく操作されたか否かを判別する。
【０１０２】
ＫＥＹ及びＮＯＴＥのノートデータが同じである場合、又はステップＪ６においてＭＯＤＥが「１」である場合、すなわち、どの鍵を押鍵しても次のＭＩＤＩデータを出力する演奏モードである場合には、現在時刻がＳＴの時間データ及びＴの時間データを加算した時間に達したか否かを判別する（ステップＪ９）。すなわち、現在時刻が発音開始タイミングに達しているか否かを判別する。
【０１０３】
現在時刻がＳＴ及びＴの時間データを加算した値より小さくて、まだ発音開始タイミングに達していない場合には、ＭＯＤＥが「１」であるか否かを判別する（ステップＪ１０）。ＭＯＤＥが「１」である場合には、ＳＴＡＴＵＳを「３」にセットする（ステップＪ１１）。すなわち、発音開始タイミングに到る前に鍵が操作された場合には、ＳＴＡＴＵＳを「３」に設定する。この状態では、発音開始タイミングに到るまでのＭＩＤＩデータを早送りすることになる。ＳＴＡＴＵＳを「３」にセットした後は、このフローを終了して図３５のフローに戻る。
【０１０４】
ステップＪ９において、現在時刻がＳＴ及びＴの時間データを加算した値になって、発音開始タイミングに達したときは、ＳＴＡＴＵＳに「１」をセットする（ステップＪ１２）。次に、現在時刻からＳＴ及びＴの時間データを加算した値を減算し、その差分の時間データをレジスタＳにストアする（ステップＪ１３）。そして、ＳＴの時間データにＳの時間データを加算する（ステップＪ１４）。すなわち、時間の経過にしたがってＳＴの値を更新する。そして、このフローを終了して図３５のフローに戻る。
【０１０５】
ステップＪ２においてＭＩＤＩＩＮでない場合、ステップＪ３においてＭＩＤＩデータがノートイベントでない場合、ステップＪ４においてＭＩＤＩデータのチャンネルとＣＨＳＥＴに設定した押鍵ガイド用のチャンネルとが異なる場合、ステップＪ５においてＭＩＤＩデータのベロシティデータが「０」である場合、ステップＪ８においてＫＥＹのノートデータとＮＯＴＥのノートデータとが異なる場合、又は、ステップＪ１０においてＭＯＤＥが「２」である場合には、いずれもこのフローを終了して図３５のフローに戻る。
【０１０６】
図３７は、図３５のフローにおけるステップＨ２のＭＩＤＩＯＵＴ処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＫ１）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を実行する。ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別し（ステップＫ２）、空きでない場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）からＭＩＤＩデータ及びＷＴＩＭＥの時間データを読み出す（ステップＫ３）。
【０１０７】
次に、読み出したＭＩＤＩデータのチャンネルとＣＨＳＥＴに設定した押鍵ガイド用のチャンネルとが同一でないか否かを判別する（ステップＫ４）。チャンネルが同一でない場合、すなわち読み出したＭＩＤＩデータが押鍵ガイド用のチャンネルでない場合には、現在時刻からＷＴＩＭＥの時間データを減算し、その差分の時間データをレジスタＤにストアする（ステップＫ５）。そして、Ｄの時間データが所定時間に達したか否かを判別する（ステップＫ６）。
【０１０８】
所定時間に達したときは、ＭＩＤＩデータを鍵盤装置に出力する（ステップＫ７）。ステップＫ４において、読み出したＭＩＤＩデータのチャンネルとＣＨＳＥＴに設定した押鍵ガイド用のチャンネルとが同一である場合には、直ちにそのＭＩＤＩデータを鍵盤装置に出力する。ステップＫ６における所定時間は、押鍵ガイド用のチャンネルのＭＩＤＩデータによって、鍵盤装置の対応する鍵内のＬＥＤを発音開始タイミングに先立って発光させて押鍵をガイドするための所要時間である。したがって、押鍵ガイド用のチャンネルのＭＩＤＩデータは、この所要時間だけ他のチャンネルのＭＩＤＩデータより早く出力する必要がある。
【０１０９】
ところが、特定のチャンネルを実際の時間よりも早くすることはできないので、その代わりに他のチャンネルのＭＩＤＩデータをこの所要時間だけ遅らせて、相対的に押鍵ガイド用のチャンネルのＭＩＤＩデータの出力を早める処理をステップＫ４〜ステップＫ７の処理で行っている。したがって、押鍵ガイド用のチャンネルの発音が、押鍵ガイドに要する時間のために他のチャンネルの発音よりも遅れるという不具合がなくなる。
【０１１０】
ステップＫ７においてＭＩＤＩデータを出力した後は、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のエリアをクリアする（ステップＫ８）。そして、ｎをインクリメントして次のＭＩＤＩＯＵＴバッファのエリアを指定する（ステップＫ９）。ステップＫ２において指定したＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のエリアが空きで、そのエリアにＭＩＤＩデータがない場合、又は、ステップＫ６においてＤの時間データが所定時間に達していない場合にも、ステップＫ９においてｎをインクリメントして次のＭＩＤＩＯＵＴバッファのエリアを指定する。
【０１１１】
そして、ｎがＭＩＤＩＯＵＴバッファの全エリアである所定数を超えたか否かを判別する（ステップＫ１０）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＫ２に移行して、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別する。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータがある限り、そのＭＩＤＩデータを読み出して、そのＭＩＤＩデータのチャンネルに応じた処理を行いながら鍵盤装置に出力する。そして、ｎが所定数を超えたときは、このフローを終了して図３５のフローに戻る。
【０１１２】
図３８は、図２８のメインフローにおけるステップＡ５のガイド信号生成処理のフローである。この処理では、モードレジスタＭＯＤＥの値に応じた鍵ガイド処理を行う。すなわち、ＭＯＤＥの値が「１」又は「２」であるか否かを判別し（ステップＬ１）、「１」又は「２」である場合にはガイドＡ処理を実行する（ステップＬ２）。ＭＯＤＥの値が「１」及び「２」のいずれでもない場合には、ＭＯＤＥの値が「３」であるか否かを判別し（ステップＬ３）、「３」である場合にはガイドＢ処理を実行する（ステップＬ４）。ガイドＡ処理又はガイドＢ処理の後、図２８のメインフローに戻る。
【０１１３】
図３９〜図４３は、図３８におけるステップＬ２のガイドＡ処理のフローである。この処理では、スタートフラグＳＴＦが「１」であるか否かを判別し（ステップＭ１）、ＳＴＦが「０」である場合には、演奏停止状態であるので、このフローを終了する。ＳＴＦが「１（演奏開始）」である場合にはＳＴＡＴＵＳの値が「２」でないか否かを判別する（ステップＭ２）。
【０１１４】
ＳＴＡＴＵＳの値が「２」でない場合には、レジスタＳＴの時間データとレジスタＴの時間データを加算した値と現在時刻とを比較する（ステップＭ３）。すなわち、発音開始タイミングの時間と現在時間とを比較する。現在時刻が発音開始タイミングの時間に達していない場合には、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。
【０１１５】
現在時間が発音開始タイミングの時間に達している場合には、レジスタＡＤをインクリメントする（ステップＭ４）。そして、アドレスＡＤがＥＮＤでないか否かを判別する（ステップＭ５）。ＥＮＤでない場合には、ＭＥＭ［ＡＤ］のＭＩＤＩデータが時間データであるか否かを判別する（ステップＭ６）。時間データである場合には、ＳＴＡＴＵＳの値が「３」すなわち押鍵タイミングが発音開始タイミングより早すぎる場合であるか否かを判別する（ステップＭ７）。
【０１１６】
ＳＴＡＴＵＳの値が「３」である場合には、ＭＩＤＩデータを早送りするために、ΔＴに最小時間をセットする（ステップＭ８）。ＳＴＡＴＵＳの値が「３」でなく「１」である場合すなわち押鍵タイミングが発音開始タイミングに合っている場合には、ΔＴにＭＥＭ［ＡＤ］の正規の時間データの値をセットする（ステップＭ９）。ステップＭ８又はステップＭ９において、ΔＴに値をセットした後は、Ｔの値にΔＴの値を加算して、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。
【０１１７】
ステップＭ５において、ＭＥＭ［ＡＤ］がＥＮＤである場合には、曲データが終了したので、ＳＴＦを「０」にリセットする（ステップＭ１１）。そして、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。
【０１１８】
ステップＭ６において、ＭＥＭ［ＡＤ］が時間データでない場合には、図４０のフローにおいて、ＭＥＭ［ＡＤ］がイベントデータであるか否かを判別する（ステップＭ１２）。イベントデータである場合には、そのイベントデータのチャンネルがＣＨＳＥＴの押鍵ガイド用のチャンネルと同一であるか否かを判別する（ステップＭ１３）。同一のチャンネルである場合には、そのイベントデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＭ１４）。
【０１１９】
ノートイベントである場合には、ＡＤをインクリメントして、ベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＭ１５）。そして、ＶＥＬのベロシティデータが「０」でないか否かを判別する（ステップＭ１６）。ＶＥＬが「０」でない場合、すなわちノートデータがノートオンである場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータをレジスタＮＯＴＥにストアする（ステップＭ１７）。次に、ＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するｎを「０」にセットして（ステップＭ１８）、ｎをインクリメントしながらＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする。すなわち、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＭ１９）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＭ２０）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＭ２１）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＭ１９に移行してＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。
【０１２０】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きである場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＭ２２）。また、レジスタＷＴＩＭＥに現在時刻をストアし（ステップＭ２３）、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＷＴＩＭＥの時間データ（現在時刻）をストアする（ステップＭ２４）。時間データをストアした後、又は、ステップＭ２１においてｎが所定数を超えた場合には、図４１のフローにおいて、ＳＴＡＴＵＳが「３」であるか否かを判別する（ステップＭ２５）。ＳＴＡＴＵＳが「３」である場合には、ＳＴＡＴＵＳを「１」に変更する（ステップＭ２６）。そして、ＣＨＳＥＴ、ＶＯＬＵＭＥの値に基づきボリュームイベントのＭＩＤＩデータを作成する（ステップＭ２７）。
【０１２１】
図４０のステップＭ１４において、ＭＩＤＩデータがノートイベントでない場合には、図４１のフローにおいて、そのＭＩＤＩデータがボリュームイベントであるか否かを判別する（ステップＭ２８）。ボリュームイベントである場合には、ＡＤをインクリメントして、そのボリュームデータをレジスタＶＯＬＵＭＥに取り込んでストアする（ステップＭ２９）。次に、ＳＴＡＴＵＳが「３」であるか否かを判別する（ステップＭ３０）。ＳＴＡＴＵＳが「３」で、ＭＩＤＩデータを早送りする場合には、ＭＩＤＩデータのボリューム値を最小値に変更する（ステップＭ３１）。すなわち、早送りする間においては発音をミュートする。
【０１２２】
ボリューム値を最小値に変更した後、ステップＭ２７においてボリュームイベントのＭＩＤＩデータを作成した後、ステップＭ２８においてＭＩＤＩデータがボリュームイベントでない場合、ステップＭ３０においてＳＴＡＴＵＳが「３」でない場合、図４０のステップＭ１３においてＭＩＤＩデータのチャンネルが押鍵ガイド用のチャンネルでない場合、又は、ステップＭ１６においてＭＩＤＩデータのＶＥＬが「０」すなわちノートオフイベントである場合には、いずれも、図４１のステップＭ３２においてＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するｎを「０」にセットして、ｎをインクリメントしながらＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする。
【０１２３】
すなわち、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＭ３３）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＭ３４）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＭ３５）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＭ３３に移行してＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きである場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＭ３６）。また、レジスタＷＴＩＭＥに現在時刻をストアし（ステップＭ３７）、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＷＴＩＭＥの時間データ（現在時刻）をストアする（ステップＭ３８）。そして、図３９のステップＭ４に移行してＡＤをインクリメントする。
【０１２４】
図４１のステップＭ２５において、ＳＴＡＴＵＳが「３」でなく「１」である場合には、図４２のフローにおいて、ＳＴＡＴＵＳを「２」に変更する（ステップＭ３９）。すなわち、図４０のステップＭ２２において、押鍵ガイド用のＭＩＤＩデータをＭＩＤＩＯＵＴバッファにストアした後は、ＳＴＡＴＵＳを「１」から「２」に変更して押鍵されるまで曲データの読み出しを停止する状態に移行する。
【０１２５】
次に、ＭＩＤＩデータをレジスタＮＶＯＮにストアする（ステップＭ４０）。さらに、ＮＶＯＮのＭＩＤＩデータのＣＨＳＥＴ及びＮＯＴＥ、及び、値を「０」に変更したベロシティデータに基づいて、ＭＩＤＩデータを作成する（ステップＭ４１）。そして、作成したＭＩＤＩデータをレジスタＮＶＯＦＦにストアする（ステップＭ４２）。次に、ＮＶＯＮからＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＭ４３）。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのポインタｎを「０」にセットして（ステップＭ４４）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を行う。
【０１２６】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＭ４５）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＭ４６）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＭ４７）。所定数を超えていない場合には、ステップＭ４５においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。空きがあったときは、そのＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＭ４８）。次に、現在時刻をレジスタＷＴＩＭＥにストアする（ステップＭ４９）。そして、ＷＴＩＭＥの現在時刻をＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にストアする（ステップＭ５０）。
【０１２７】
ＷＴＩＭＥの現在時刻をストアした後、又は、ステップＭ４７においてｎが所定数を超えた場合には、フラグＣＦを「０」にリセットする（ステップＭ５１）。次に、レジスタＳＴＰに現在時刻をストアし（ステップＭ５２）、レジスタＰに所定値をストアする（ステップＭ５３）。そして、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。
【０１２８】
図３９のステップＭ２において、ＳＴＡＴＵＳが「２」である場合には、発音開始タイミングが経過しても鍵盤装置において押鍵がされていない状態であるので、鍵盤装置の操作すべき鍵内のＬＥＤを点滅させる処理を行う。すなわち、図４３のフローにおいて、現在時刻がＳＴＰの時間データとＰの時間データを加算した値に達したか否かを判別する（ステップＭ５４）。現在時刻がこの加算した値に達していない場合にはこのフローを終了するが、現在時刻がこの加算した値に達したときは、ＣＦの値を反転する（ステップＭ５５）。そして、ＣＦが「０」であるか又は「１」であるかを判別する（ステップＭ５６）。
【０１２９】
ＣＦが「０」である場合には、ＮＶＯＦＦからベロシティデータが「０」のＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＭ５７）。ＣＦが「１」である場合には、ＮＶＯＮからベロシティデータが「０」でないＭＩＤＩデータを取り出す（ステップＭ５８）。ステップＭ５７又はステップＭ５８においてＭＩＤＩデータを取り出した後は、図４２のステップＭ４４に移行する。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファの空きエリアに取り出したＭＩＤＩデータをストアする。
【０１３０】
すなわち、ＳＴＡＴＵＳが「２」で、イベントデータの発音開始タイミングを経過した後も鍵盤装置において操作すべき鍵が操作されてない場合には、発音のイベントデータを変更して、ベロシティデータが「０」の消音のイベントデータを作成してＮＶＯＦＦにストアし、ＮＶＯＮにストアした発音のイベントデータと、ＮＶＯＦＦにストアした消音のイベントデータとを、Ｐの所定時間が経過するたびに交互にＭＩＤＩＯＵＴバッファにストアする。
【０１３１】
図４４及び図４５は、図３８のガイド信号作成処理におけるステップＬ４のガイドＢ処理のフローである。この処理では、スタートフラグＳＴＦが「１」であるか否かを判別し（ステップＮ１）、ＳＴＦが「０」である場合には、演奏停止状態であるので、このフローを終了する。ＳＴＦが「１」である場合には、現在時刻がレジスタＳＴの時間データとレジスタＴの時間データを加算した値になっているか否かを判別する（ステップＮ２）。すなわち現在時刻が発音開始タイミングの時間であるか否かを判別する。現在時刻が発音開始タイミングに達していない場合には、このフローを終了する。
【０１３２】
現在時刻が発音開始タイミングの時間に一致したときは、レジスタＡＤのアドレスをインクリメントする（ステップＮ３）。そして、アドレスＡＤがＥＮＤでないか否かを判別する（ステップＮ４）。ＥＮＤでない場合には、ＭＥＭ［ＡＤ］のデータが時間データであるか否かを判別する（ステップＮ５）。時間データである場合には、ΔＴにＭＥＭ［ＡＤ］の時間データの値をセットする（ステップＮ６）。次に、Ｔの値にΔＴの値を加算し（ステップＮ７）、このフローを終了して図２８のメインフローに戻る。ステップＮ４において、ＡＤがＥＮＤである場合には、曲データが終了したのでフラグＳＴＦを「０」にリセットする（ステップＮ８）。そして、このフローを終了してメインフローに戻る。
【０１３３】
ステップＮ５において、ＭＥＭ［ＡＤ］が時間データでない場合には、図４５のフローにおいて、ＭＥＭ［ＡＤ］のデータがイベントデータであるか否かを判別する（ステップＮ９）。イベントデータでない場合には、図４４のステップＮ３に移行してＡＤをインクリメントするが、イベントデータである場合には、そのイベントデータのチャンネルとＣＨＳＥＴの押鍵ガイド用のチャンネルとが同一であるか否かを判別する（ステップＮ１０）。チャンネルが同一である場合には、そのイベントデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＮ１１）。
【０１３４】
ノートイベントである場合には、ＡＤをインクリメントして、ベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＮ１２）。そして、ＶＥＬのベロシティデータが「０」でないか否かを判別する（ステップＮ１３）。ＶＥＬのベロシティデータが「０」でない場合には、ＶＥＬのベロシティデータを最小値「１」に変更する（ステップＮ１４）。そして、ＭＩＤＩデータのベロシティデータをＶＥＬのベロシティデータの値に変更する（ステップＮ１５）。次に、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのポインタｎを「０」にセットして（ステップＮ１６）、ｎをインクリメントしながら、以下のループ処理を行う。
【０１３５】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＮ１７）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＮ１８）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＮ１９）。所定数を超えていない場合には、ステップＮ１７においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。空きがあったときは、そのＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＮ２０）。次に、現在時刻をレジスタＷＴＩＭＥにストアする（ステップＮ２１）。そして、図４４のステップＮ３に移行してＡＤをインクリメントする。
【０１３６】
図４６は、鍵盤装置１０１（演奏装置）側のメインフローである。所定のイニシャライズ処理（ステップＰ１）の後、スイッチ処理（ステップＰ２）、ＭＩＤＩ処理（ステップＰ３）、鍵ガイド処理（ステップＰ４）、押鍵処理（ステップＰ５）、発音指示処理（ステップＰ６）、その他の処理（ステップＰ７）のループ処理を繰り返し実行する。
【０１３７】
図４７は、図４６のメインフローにおけるステップＰ２のスイッチ処理のフローである。この処理では、ガイド用チャンネル設定スイッチ処理（ステップＱ１）、ベロシティ設定スイッチ処理（ステップＱ２）、その他のスイッチ処理（ステップＱ３）を実行して、このフローを終了して図４６のメインフローに戻る。
【０１３８】
図４８は、図４７のスイッチ処理におけるステップＱ１のガイド用チャンネル設定スイッチ処理のフローである。ガイド用チャンネル設定スイッチ及びチャンネル番号スイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＲ１）、オンされたときはチャンネルレジスタＣＨＳＥＴにそのチャンネル番号をストアする（ステップＲ２）。チャンネル番号をストアした後、又はステップＲ１においてスイッチがオンされない場合には、このフローを終了して図４７のフローに戻る。
【０１３９】
図４９は、図４７のスイッチ処理におけるステップＱ２のベロシティ設定スイッチ処理のフローである。ベロシティ設定スイッチ及びベロシティ値のスイッチがオンされたか否かを判別し（ステップＳ１）、オンされたときはレジスタＶＳＥＴにそのベロシティ値のデータをストアする（ステップＳ２）。ベロシティ値のデータをストアした後、又はステップＳ１においてスイッチがオンされない場合には、このフローを終了して図４７のフローに戻る。
【０１４０】
図５０は、図４６のメインフローにおけるステップＰ３のＭＩＤＩ処理のフローである。この処理では、パソコンとの間で、シリアルインターフェースを介して通信を行い、パソコンからＭＩＤＩデータを受信するＭＩＤＩＩＮ処理（ステップＴ１）、パソコンに対して演奏操作の結果であるＭＩＤＩデータを送信するＭＩＤＩＯＵＴ処理（ステップＴ２）を実行して、メインフローに戻る。
【０１４１】
図５１は、図５０のステップＴ１のＭＩＤＩＩＮ処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＩＮ（ＭＩＤＩデータ受信）であるか否かを判別し（ステップＵ１）、ＭＩＤＩＩＮである場合には、ＭＩＤＩＩＮバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＵ２）、ｎをインクリメントしながら以下の処理を行う。
【０１４２】
すなわち、ＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＵ３）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＵ４）。そして、ｎがＭＩＤＩＩＮバッファのエリア数である所定数を超えたか否かを判別する（ステップＵ５）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＵ３に移行してＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）の空きを捜す。ＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）が空きである場合には、ＭＩＤＩデータをストアする（ステップＵ６）。そして、ステップＵ１に移行して、ＭＩＤＩＩＮであるか否かを判別する。ＭＩＤＩＩＮである場合には上記処理を繰り返す。ＭＩＤＩＩＮでない場合、又はステップＵ５においてｎが所定数を超えた場合には、このフローを終了して図５０のフローに戻る。
【０１４３】
図５２は、図５０のＭＩＤＩ処理におけるステップＴ２のＭＩＤＩＯＵＴ処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＶ１）、ｎをインクリメントしながら以下の処理を行う。すなわち、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別し（ステップＶ２）、空きでない場合にはＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のエリアのＭＩＤＩデータをパソコンに出力する（ステップＶ３）。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のエリアをクリアする（ステップＶ４）。
【０１４４】
エリアをクリアした後、又はステップＶ２においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きである場合には、ｎをインクリメントする（ステップＶ５）。そして、ｎがＭＩＤＩＯＵＴバッファのエリア数である所定数を超えたか否かを判別する（ステップＶ６）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＶ２に移行してＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別する。ステップＶ６においてｎが所定数を超えた場合には、このフローを終了して図４６のメインフローに戻る。
【０１４５】
図５３は、図４６のメインフローにおけるステップＰ４の鍵ガイド処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＩＮバッファを指定するポインタｎを「０」にセットして（ステップＸ１）、ｎをインクリメントしながら以下の処理を行う。すなわち、ＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別し（ステップＸ２）、空きでなくＭＩＤＩデータがある場合には、そのＭＩＤＩデータがノートイベントであるか否かを判別する（ステップＸ３）。ノートイベントである場合には、そのイベントデータのチャンネルがＣＨＳＥＴで指定されている押鍵ガイド用のチャンネルと同一であるか否かを判別する（ステップＸ４）。
【０１４６】
チャンネルが同一である場合には、ＭＩＤＩデータのベロシティデータが「０」でないか否かを判別する（ステップＸ５）。「０」でない場合には、そのベロシティデータをレジスタＶＥＬにストアする（ステップＸ６）。そして、ＶＥＬのベロシティデータにＶＳＥＴのデータを乗算して「１」を加算する演算を行う（ステップＸ７）。ＶＳＥＴのデータは、図４９のＶＥＬ設定スイッチ処理においてユーザーによって所望の値に設定されている。あるいは、デフォルトの値に設定されている。ユーザーが設定する場合には、ＶＳＥＴのデータを「０」に設定して、誤ってノートオフイベントになるのを回避するために、最小値「１」を加算する。
【０１４７】
次に、ＭＩＤＩデータのベロシティデータをＶＥＬの値に変更する（ステップＸ８）。そして、ＶＥＬの値が所定値より大きいか否かを判別する（ステップＸ９）。ＶＥＬの値が所定値より大きい場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータに対する鍵内の赤色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＸ１０）。一方、ＶＥＬの値が所定値以下である場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータに対する鍵内の緑色発光のＬＥＤを点灯する処理を行う（ステップＸ１１）。ステップＸ５においてＶＥＬの値が「０」である場合には、ＭＩＤＩデータのノートデータに対する鍵内のＬＥＤを消灯する処理を行う（ステップＸ１２）。
【０１４８】
ステップＸ１０若しくはステップＸ１１においてＬＥＤの点灯処理を行った後、又は、ステップＸ１２においてＬＥＤの消灯処理を行った後は、ｎをインクリメントしてＭＩＤＩＩＮバッファの次のエリアを指定する。また、ステップＸ２においてＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）が空きである場合、ステップＸ３においてＭＩＤＩデータがノートイベントでない場合、又は、ステップＸ４においてＭＩＤＩデータのチャンネルが押鍵ガイド用のチャンネルでない場合には、いずれもｎをインクリメントしてＭＩＤＩＩＮバッファの次のエリアを指定する。
【０１４９】
そして、ｎがＭＩＤＩＩＮバッファのエリア数である所定値を超えたか否かを判別する（ステップＸ１４）。ｎが所定値以下である場合には、ステップＸ２に移行して上記各処理を繰り返す。ｎが所定値を超えたときは、このフローを終了して図４６のメインフローに戻る。
【０１５０】
図５４は、図４６のメインフローにおけるステップＰ５の押鍵処理のフローである。この処理では、鍵盤を走査して（ステップＹ１）、鍵変化があるか否かを判別し（ステップＹ２）、鍵変化がない場合にはメインフローに戻る。オフからオンに鍵変化があったとき、すなわち押鍵操作がされたときは、ＣＨＳＥＴ、押鍵のノートデータ、ベロシティデータでＭＩＤＩデータを作成する（ステップＹ３）。オンからオフに鍵変化があったとき、すなわち離鍵操作がされたときは、ＣＨＳＥＴ、離鍵のノートデータ、値が「０」のベロシティデータでＭＩＤＩデータを作成する（ステップＹ４）。
【０１５１】
ステップＹ３又はステップＹ４においてＭＩＤＩデータを作成した後は、ＭＩＤＩＯＵＴバッファを指定するｎを「０」にセットして（ステップＹ５）、ｎをインクリメントしながらＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする。すなわち、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きであるか否かを判別し（ステップＹ６）、空きでない場合にはｎをインクリメントする（ステップＹ７）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別する（ステップＹ８）。ｎが所定数以下である場合には、ステップＹ６に移行してＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）の空きを捜す。
【０１５２】
ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きである場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）にＭＩＤＩデータをストアする（ステップＹ９）。そして、走査が終了したか否かを判別し（ステップＹ１０）、終了していない場合にはステップＹ１に移行して鍵盤の走査を続行する。走査が終了したときは、このフローを終了して図４６のメインフローに戻る。
【０１５３】
図５５は、図４６のメインフローにおけるステップＰ６の発音指示処理のフローである。この処理では、ＭＩＤＩＩＮバッファ及びＭＩＤＩＯＵＴバッファのエリアを指定するポインタｎを「０」にセットし（ステップＺ１）、ｎをインクリメントしながら、ＭＩＤＩＩＮバッファの押鍵ガイド用のチャンネル以外のチャンネルのＭＩＤＩデータ、及び、ＭＩＤＩＯＵＴバッファの押鍵ガイド用のチャンネルの操作結果であるＭＩＤＩデータを音源に送付する処理を行う。
【０１５４】
ＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）のエリアが空きでないか否かを判別し（ステップＺ２）、空きでない場合には、そのＭＩＤＩデータを音源へ送付する（ステップＺ３）。そして、ＭＩＤＩＩＮバッファのそのエリアをクリアする（ステップＺ４）。エリアをクリアした後、又は、ステップＺ２においてＭＩＤＩＩＮバッファ（ｎ）のエリアが空きである場合には、ＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）が空きでないか否かを判別し（ステップＺ５）、空きでない場合にはＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のＭＩＤＩデータを音源へ送付する（ステップＺ６）。そして、ＭＩＤＩＯＵＴバッファのそのエリアをクリアする（ステップＺ７）。
【０１５５】
エリアをクリアした後、又は、ステップＺ５においてＭＩＤＩＯＵＴバッファ（ｎ）のエリアが空きである場合には、ｎをインクリメントする（ステップＺ８）。そして、ｎが所定数を超えたか否かを判別し（ステップＺ９）、ｎが所定数以下である場合には、ステップＺ２に移行して上記処理を繰り返し、ＭＩＤＩデータを音源へ送付する。そして、ｎが所定値を超えたときは、このフローを終了して図４６のメインフローに戻る。
【０１５６】
このように上記第２実施形態における演奏教習装置は、パソコン１０４（及びＦＤプレーヤ１０３）は、フロッピーディスク２からイベントデータを読み出すデータ読出手段を構成し、読み出した発音のイベントデータ又は消音のイベントデータを鍵盤装置１０１に送信する。鍵盤装置１０１は、この発音のイベントデータ又は消音のイベントデータに応じて、ＬＥＤ２０を点灯させる点灯信号又は消灯させる消灯信号を発生する信号発生手段を構成する。
【０１５７】
パソコン１０４はまた、発音のイベントデータを消音のイベントデータに変更するデータ変更手段を構成し、鍵盤装置１０１に送信した発音のイベントデータの発音開始タイミングが経過しても、操作すべき鍵が押鍵されない旨を示す操作結果情報を受信しない場合には、その発音のイベントデータ及びその発音のイベントデータを変更した消音のイベントデータを、鍵盤装置１０１に交互に送信して、鍵盤装置１０１のＬＥＤ２０を点滅させる発光制御手段を構成する。
【０１５８】
したがって、演奏操作をガイドするナビゲーション機能をもつ鍵盤装置を制御する場合に、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を、曲データの編集を行うことなく容易に実現できる。
【０１５９】
またこの場合において、パソコン１０４は、通信回線（ネットワーク４）を介して外部装置である曲データサーバー５と接続し、曲データを曲データサーバー５から受信する通信制御手段を構成する。したがって、通信回線を介して外部装置から受信する曲データで編集を行うことができない場合でも、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を実現できる。
【０１６０】
さらに、鍵盤装置１０１の各鍵内に設けられたＬＥＤ２０は、赤色及び緑色の異なる発光色で発光するので、パソコン１０４は、フロッピーディスク２から読み出したイベントデータのベロシティデータが所定値以上であるか否かを判別し、その判別結果に応じた発光色で、鍵盤装置１０１のＬＥＤ２０を発光させる。したがって、押鍵タイミングだけでなく、押鍵の強弱をガイドすることができる。
【０１６１】
なお、上記第１実施形態及び第２実施形態においては、ＲＯＭ等のメモリに格納された演奏教習処理プログラムを実行する装置について説明したが、フロッピーディスクやＣＤ等の記録媒体に、各実施形態においてフローチャートによって示した演奏教習処理プログラムを記録し、この記録媒体から演奏教習処理プログラムを読み出して実行させる構成にしてもよい。
【０１６２】
例えば、第１実施形態における鍵盤装置１で駆動する曲データを記憶するフロッピーディスク２に、演奏教習処理プログラムをあらかじめ記録しておき、鍵盤装置１によってこのプログラムを読み出して実行させる。また、第２実施形態においては、曲データを記憶するフロッピーディスク２に、演奏教習処理プログラムをあらかじめ記録しておき、ＦＤプレーヤ１０３やパソコン１０４によってこのプログラムを読み出して実行させる。
【０１６３】
【発明の効果】
本発明によれば、発音のイベントデータの発音開始タイミングを経過した後も演奏すべき操作子が操作されない場合には、その都度、発音のイベントデータを変更してベロシティデータを「０」にした消音のイベントデータを生成し、発音のイベントデータに応じた点灯信号、及び、変更した消音のイベントデータに応じた消灯信号を、操作すべき操作子に対応する発光手段に交互に送出して点滅させる。したがって、演奏操作をガイドするナビゲーション機能において、発音開始タイミングに対する押鍵タイミングの教習を、曲データの編集を行うことなく容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態におけるシステム構成を示す図。
【図２】図１における鍵盤装置の構成を示すブロック図。
【図３】ＭＩＤＩデータのフォーマットを示す図。
【図４】ＭＩＤＩデータにおけるメロディデータのフォーマットを示す図。
【図５】図２のＣＰＵが実行するプログラムのメインフローチャート。
【図６】図５におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図７】図６におけるモード選択スイッチ処理のフローチャート。
【図８】図６におけるスタートスイッチ処理のフローチャート。
【図９】図６における受信スイッチ処理のフローチャート。
【図１０】図６におけるチャンネル設定スイッチ処理のフローチャート。
【図１１】図６におけるベロシティ設定処理のフローチャート。
【図１２】図５における鍵ガイド処理のフローチャート。
【図１３】図１２におけるガイドＡ処理のフローチャート。
【図１４】図１３に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図１５】図１４に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図１６】図１３及び図１４に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図１７】図１６に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図１８】図１２におけるガイドＢ処理のフローチャート。
【図１９】図１８に続くガイドＢ処理のフローチャート。
【図２０】図１９に続くガイドＢ処理のフローチャート。
【図２１】図５における押鍵処理のフローチャート。
【図２２】図２１に続く押鍵処理のフローチャート。
【図２３】図５における出力処理のフローチャート。
【図２４】図５における受信処理のフローチャート。
【図２５】本発明の第２実施形態におけるＦＤプレーヤを用いたシステム構成を示す図。
【図２６】第２実施形態におけるパソコンを用いたシステム構成を示す図。
【図２７】図２５及び図２６の鍵盤装置の内部の構成を示すブロック図。
【図２８】図２６におけるパソコンの動作を示すメインフローチャート。
【図２９】図２８におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図３０】図２９におけるモード選択スイッチ処理のフローチャート。
【図３１】図２９におけるスタートスイッチ処理のフローチャート。
【図３２】図２９における受信スイッチ処理のフローチャート。
【図３３】図２９における設定スイッチ処理のフローチャート。
【図３４】図２８における受信処理のフローチャート。
【図３５】図２８におけるＭＩＤＩ処理のフローチャート。
【図３６】図３５におけるＭＩＤＩＩＮ処理のフローチャート。
【図３７】図３５におけるＭＩＤＩＯＵＴ処理のフローチャート。
【図３８】図２８におけるガイド信号生成処理のフローチャート。
【図３９】図３８におけるガイドＡ処理のフローチャート。
【図４０】図３９に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図４１】図４０に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図４２】図４１に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図４３】図３９に続くガイドＡ処理のフローチャート。
【図４４】図３８におけるガイドＢ処理のフローチャート。
【図４５】図４４に続くガイドＢ処理のフローチャート。
【図４６】第２実施形態における鍵盤装置のメインフローチャート。
【図４７】図４６におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図４８】図４７におけるガイド用チャンネル設定スイッチ処理のフローチャート。
【図４９】図４７におけるベロシティ設定スイッチ処理のフローチャート。
【図５０】図４６におけるＭＩＤＩ処理のフローチャート。
【図５１】図５０におけるＭＩＤＩＩＮ処理のフローチャート。
【図５２】図５０におけるＭＩＤＩＯＵＴ処理のフローチャート。
【図５３】図４６における鍵ガイド処理のフローチャート。
【図５４】図４６における押鍵処理のフローチャート。
【図５５】図４６における発音指示処理のフローチャート。
【符号の説明】
１１ＣＰＵ
１９キーボード
２０ＬＥＤ
２１ＦＤＤ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a performance learning apparatus and a recording medium that records a performance learning processing program.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a performance learning apparatus having an optical navigation function for guiding performance. For example, in a keyboard electronic musical instrument having an optical navigation function, a light emitting means such as an LED (light emitting diode) is provided in each key of the keyboard so that the key to be pressed is emitted as the music data to be played progresses. It is configured to guide the performance.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a keyboard device having a conventional navigation function, although the key to be pressed can be recognized by the light emission of the light emitting means, it is possible to recognize whether or not the actual key press is delayed from the sounding start timing. I couldn't do it, and I didn't have enough keystroke timing. As a countermeasure, it is conceivable to use a light emitting means having light emitting elements of different light emitting colors to perform editing in which data for changing the light emitting color is incorporated into music data, but this editing work becomes complicated. A problem occurs. Further, when music data is received from an external device, the music data cannot be edited.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to easily realize a key press timing lesson with respect to a sound generation start timing in a navigation function for guiding a performance operation without editing music data.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  The performance learning apparatus according to claim 1 is:In a performance training device for performing performance training by communicating between a performance device and a performance control device,
  The performance device includes a plurality of operating elements for performing a musical piece, and a light emitting means that is provided corresponding to each operating element and emits light according to a lighting signal and stops light emission according to a light-off signal to guide the performance And a first receiving means for receiving music data including event data including pitch data indicating an operator to be operated and time data indicating a sound generation start timing from the performance control device, and the first receiving means. When the sound event data is received, the lighting signal is generated, and when the mute event data is received, the turn-off signal is generated and applied to the light emitting means corresponding to the operation unit related to the operation of the event data. Signal generating means for flashing, and first transmission means for transmitting operation result information indicating an operation result of the operation element to the performance control device,
  The performance control device includes a storage means for storing the song data to be transmitted to the performance device, a data reading means for reading event data stored in the storage means, and a pronunciation of sound read by the data reading means. Second transmission means for transmitting event data or mute event data to the performance apparatus; second reception means for receiving the operation result information transmitted from the performance apparatus; and The data change means for changing to event data and the fact that the operator corresponding to the sound event data has been operated even after the sound start timing of the sound event data transmitted to the performance device by the second transmission means has elapsed When the second receiving means does not receive the operation result information, the event data of the pronunciation and the data changing means Thus a light emission control means for transmitting to the playing device by the and event data silencing obtained by changing the event data of the pronunciation alternating second transmission means,It has a configuration with.
[0006]
  The recording medium according to claim 3 is:A number of controls for playing a song,
  Light emission means provided for each operation element that emits light in response to a lighting signal and stops light emission in response to a turn-off signal to guide the performance, pitch data indicating an operation element to be operated, and sounding start timing Receiving means for receiving song data including event data composed of time data; and when the receiving means receives sounding event data, the lighting signal is generated, and when the muting event data is received, the lighting signal is turned off. A performance generator comprising: a signal generating unit that is generated and applied to a light emitting unit corresponding to an operation unit related to the operation of the event data; and a transmission unit that transmits operation result information indicating an operation result of the operation unit. A recording medium that records a program executed by a performance control device that communicates with the device,
  A data reading procedure for reading event data stored in a predetermined storage means, a transmission procedure for transmitting sounding event data or mute event data read by the data reading procedure to the performance device, and the performance device A reception procedure for receiving the operation result information transmitted from the data, a data changing procedure for changing the event data of the sound generation to mute event data, and a sounding start of the event data of the sound transmitted to the performance device by the transmission procedure When operation result information indicating that the operator corresponding to the sound event data has not been operated is received by the reception procedure even after the timing has elapsed, the sound event data and the sound change event data are The mute event data that has been changed by the transmission procedure alternately It has recorded musical performance training program having a light emitting control procedure to be transmitted to the serial playing device.
[0009]
According to the present invention, when the operator to be played is not operated even after the sounding start timing of the sounding event data has passed, the sounding event data is changed and the mute event data is generated each time, The light emitting means corresponding to the operator to be operated is blinked by the sound event data and the changed mute event data.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, first and second embodiments of a performance learning apparatus according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a system configuration to which the keyboard device according to the first embodiment is applied. The keyboard device 1 drives a floppy disk (FD) 2 which is a storage means for storing music data, and outputs MIDI data to the MIDI sound source 3. This music data is received from a music data server 5 connected via a network (communication line) 4 such as the Internet. The song data server 5 stores a plurality of song data including event data including operator data to be operated, that is, pitch data indicating a key, time data indicating a sound generation start timing, and velocity data indicating sound intensity or mute. ing.
[0011]
FIG. 2 shows an internal block diagram of the keyboard device 1. The CPU 11 is connected to the ROM 12, RAM 13, key scan interface 14, LEDC (LED controller) 15, FDDC (floppy disk drive controller) 16, MODEM (modem) 17 and MIDI interface 18 via the system bus. . The ROM 12 stores a performance learning process program executed by the CPU 11.
[0012]
The RAM 13 temporarily stores various data processed by the CPU 11. The key scan interface 14 is connected to a keyboard 19 having an optical keyboard composed of a plurality of operators and a switch group, and scans the operation state and inputs it to the CPU 11. The LEDC 15 controls the light emission and extinction of the LED 20 which is a light emission means provided in each key. The LED 20 is a two-color light emitting diode composed of a red light emitting element and a green light emitting element. The FDDC 16 controls an FDD (floppy disk drive) 21.
[0013]
The MODEM 17 serving as communication control means includes a communication line, that is, a line connection unit (NCU) for connecting to the network 4, and receives and demodulates music data from the music data server 5 in accordance with a reception command from the CPU 11. The received music data is recorded on the floppy disk 2 by the FDDC 16 and the FDD 21. That is, the floppy disk constitutes storage means for storing music data received from the music server 5. The MIDI interface 18 outputs the MIDI data created by the CPU 11 to the MIDI sound source 3.
[0014]
FIG. 3 shows the data format of MIDI data. As shown in FIG. 3A, the MIDI data is composed of a status byte having a 1-byte structure (first bit = 1) and a data byte having a 1-byte or 2-byte structure (first bit = 0). This MIDI data is classified into a channel message and a system message according to the purpose of use. The channel message is composed of a 3-bit message type and a 4-bit channel number n. For example, “000” represents note-off, “001” represents note-on, and “100” represents a program change for changing a tone color or the like.
[0015]
A plurality of parts of music data are designated for each channel. For example, as shown in FIG. 3 (2), it is designated as a melody part, a drum part, a bass part, and three chord parts. In the navigation function, usually, the melody part is designated as the part of the performance guide, and the channel is designated by the user.
[0016]
As shown in FIG. 4, the melody part is composed of time data and event data. The note event in the event data is composed of a 1-byte status byte including note-on or note-off, channel number, and note data, and 2-byte velocity data. The volume event in the event data is composed of a 1-byte status byte consisting of a volume status indicating channel data and a channel number, and 2-byte volume data. The MIDI data in units of bytes is specified by the address AD. Note that END data is stored in the end address.
[0017]
Next, operation | movement of the performance learning apparatus in 1st Embodiment is demonstrated based on the flowchart of the program which CPU11 performs.
[0018]
FIG. 5 is a main flow. After predetermined initialization processing (step A1), switch processing (step A2), key guide processing (step A3), key pressing processing (step A4), time counting processing (step A5), output processing (step A6), The loop process of the reception process (step A7) and other processes (step A8) is repeatedly executed.
[0019]
FIG. 6 is a flow of the switch process in step A2 in the main flow. In this process, the switch group shown in FIG. 2 is scanned, mode selection switch process (step B1), start switch process (step B2), reception switch process (step B3), channel setting switch process (step B4), The velocity setting switch process (step B5) and other switch processes (step B6) are executed, and the process returns to the main flow.
[0020]
FIG. 7 is a flow of mode selection switch processing in step B1 of FIG. In this process, it is determined whether or not the mode selection switch is turned on (step C1). If it is not turned on, this flow is terminated. If it is turned on, a process corresponding to the mode switch is performed. Mode switches include normal switch, lesson 1 switch, lesson 2 switch, and lesson 3 switch.
[0021]
It is determined whether or not the normal switch is turned on (step C2). If this switch is turned on, the mode register MODE is set to "0" (step C3). It is determined whether or not the lesson 1 switch is turned on (step C4). If this switch is turned on, "1" is set to MODE (step C5). It is determined whether or not the lesson 2 switch is turned on (step C6). If this switch is turned on, "2" is set in MODE (step C7). It is determined whether or not the lesson 3 switch is turned on (step C8). If this switch is turned on, "3" is set in MODE (step C9).
[0022]
When MODE is “0”, the normal normal performance mode is generated only when the keyboard is played. When MODE is “1” to “3”, it is a performance mode of the navigation function for guiding the song data on the floppy disk. When MODE is “1”, the performance mode is set to generate a sound regardless of which key is pressed, regardless of the note data (pitch) of the music data. When the MODE is “2”, the performance mode is such that a sound is generated when the key corresponding to the note data of the music data (light emitting key) is correctly pressed. When MODE is “3”, the music data is automatically read regardless of the performance. However, the sound is generated when the guiding key is pressed. After the value corresponding to the mode switch is set to MODE, this flow is terminated and the process returns to the switch process of FIG.
[0023]
FIG. 8 is a flowchart of the start switch process in step B2 in the switch process of FIG. In this process, it is determined whether or not the start switch has been turned on (step D1). If it is not turned on, this flow is terminated. If it is turned on, the start flag STF is inverted (step D2). Then, it is determined whether or not STF is “1” (step D3).
[0024]
When the STF is “1”, the address register AD is set to “0”, that is, the head address of the music piece data, and “1” is set to the register STATUS (step D4). STATUS is a value set in a key pressing process to be described later. When STATUS is “1”, the key pressing timing is in time with the tone generation start timing of the song data. When STATUS is “2”, the key is not operated even after the music data generation start timing elapses, that is, the key pressing timing is delayed. When “STATUS” is “3”, the key is operated before the sound generation start timing of the music data is reached, that is, the key pressing timing is too early.
[0025]
After the process of step D4, the current time is stored in the register ST (step D5), and the time register T is set to “0” (step D6). Next, it is determined whether or not the data MEM [AD] at the address AD (= 0) in the music data storage area is event data (step D7). That is, it is determined whether or not the first piece of music data is event data or time data. If it is event data, the minimum time is set in the register ΔT (step D8), AD is decremented by “1” (step D9), and the address is returned by one. This decrement process is a process necessary for a key guide process to be described later.
[0026]
In step D7, if the beginning of the music data is not event data but time data, the time data is set to ΔT (step D10). After the AD is decremented in step D9 or the time data is set to ΔT in step D10, the value of ΔT is added to the value of T and updated (step D11). If the STF is “0” in step D3, a mute instruction is given (step D12). After updating by adding the value of ΔT to the value of T in step D11 and instructing to mute in step D12, this flow is terminated and the process returns to the switch process of FIG.
[0027]
FIG. 9 is a flowchart of the reception switch process in step B3 in the switch process. In this process, it is determined whether or not the reception switch is turned on (step E1). If the reception switch is not turned on, this flow is terminated, but if it is turned on, the reception flag ZF is set to “1” (step E2). ). Then, this flow is terminated and the process returns to the switch process of FIG.
[0028]
FIG. 10 is a flowchart of the channel setting switch process in step B4 in the switch process. In this process, a channel (for example, a melody channel) designated for key pressing guide is set. That is, it is determined whether or not the channel setting switch and the channel number switch are turned on (step F1). When turned on, the channel number of the setting channel is stored in the channel set register CHSET (step F2). After storing in CHSET or when the switch is not turned on in step F1, this flow is terminated and the flow returns to the switch processing flow of FIG.
[0029]
FIG. 11 is a flowchart of step B5 in the switch process. In this process, the condition of the emission color of the LED corresponding to the key to be pressed is set in the guide A process described later. It is determined whether or not the velocity setting switch and the setting velocity value switch are turned on (step G1). If turned on, the setting velocity value is stored in the setting velocity register VSET (step G2). After storing in VSET or when the switch is not turned on in step G1, this flow is terminated and the flow returns to the switch processing flow of FIG.
[0030]
FIG. 12 is a flow of key guide processing in step A3 in the main flow of FIG. In this process, a key guide process corresponding to the value of the mode register MODE is performed. That is, it is determined whether or not the MODE value is “1” or “2” (step H1). If it is “1” or “2”, the guide A process is executed (step H2). If the MODE value is neither “1” nor “2”, it is determined whether or not the MODE value is “3” (step H3). If the MODE value is “3”, the guide B process is performed. Is executed (step H4). After performing the guide A process or the guide B process, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0031]
13 to 16 are flowcharts of the guide A process at step H2 in FIG. In this process, it is determined whether or not the start flag STF is “1” (step J1). If the STF is “0”, the performance is stopped, and thus this flow is ended. If the STF is “1 (performance start)”, it is determined whether or not the value of STATUS is not “2” (step J2).
[0032]
If the value of STATUS is not “2”, a value obtained by adding the time value of register ST and the time value of register T is compared with the current time (step J3). That is, the time of the sound generation start timing is compared with the current time. If the current time has not reached the time of sound generation start timing, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0033]
If the current time has reached the sound generation start timing, the register AD is incremented (step J4). Then, it is determined whether or not the address AD is not END (step J5). If it is not END, it is determined whether or not the MIDI data of MEM [AD] is time data (step J6). If it is time data, it is determined whether or not the value of STATUS is “3”, that is, the key pressing timing is too early than the sounding start timing (step J7).
[0034]
If the value of STATUS is “3”, the minimum time is set to ΔT in order to fast-forward the MIDI data (step J8). When the value of STATUS is “1” instead of “3”, that is, when the key pressing timing matches the sounding start timing, the value of the normal time data of MEM [AD] is set to ΔT (step J9). ). In step J8 or step J9, after setting a value for ΔT, the value of ΔT is added to the value of T, and this flow is terminated to return to the key guide processing of FIG.
[0035]
In step J5, if MEM [AD] is END, the song data is completed, so the STF is reset to “0” (step J11). Then, this flow is finished and the process returns to the key guide process of FIG.
[0036]
If MEM [AD] is not time data in step J6, it is determined in the flow of FIG. 14 whether MEM [AD] is event data (step J12). If it is event data, it is determined whether or not the event data is a note event (step J13). If it is a note event, it is determined whether or not the channel of the event data is the same as the channel for CHSET key depression guide (step J14). If the channels are the same, the note data of the event data is set in the register NOTE (step J15).
[0037]
Next, AD is incremented and the velocity data is stored in the register VEL (step J16). Then, it is determined whether or not VEL is not “0” (step J17). If VEL is not “0”, that is, if the note data stored in the NOTE is note-on, the VEL velocity data is multiplied by the VSET data to add “1” (step J18). The VSET data is set to a desired value by the user in the VEL setting switch process of FIG. Alternatively, the default value is set. If the user sets, VSET data may be set to “0”. In this case, as a result of the above calculation, the VEL data becomes “0”, and note-off occurs. In order to avoid such a state, “1” is added to set the minimum value of the VEL velocity data to “1”.
[0038]
Then, it is determined whether or not the VEL velocity data is greater than a predetermined value (step J19). When the VEL velocity data is larger than the predetermined value, a process of turning on the red LED in the key corresponding to the NOTE is performed (step J20). On the other hand, if the VEL velocity data is equal to or less than the predetermined value, a process of turning on the green LED in the key corresponding to the NOTE is performed (step J21). After performing the LED lighting process, it is determined whether or not the value of STATUS is “3” (step J22). If the value of STATUS is “3”, the value of STATUS is changed to “1” (step J23). Next, MIDI data is created based on the values of CHSET and VOLUME (step J24).
[0039]
If the VEL velocity data is “0” in step J17, that is, if the note data stored in the NOTE is note-off, the LED in the key corresponding to the NOTE is turned off (step J25). After the LED is turned off or when MEM [AD] is not event data in step J12, the process proceeds to step J4 in FIG. 13 to increment the address AD.
[0040]
In step J13 of FIG. 14, if the event data is not a note event, it is determined in the flow of FIG. 15 whether or not the event data is a volume event (step J26). If it is a volume event, the address AD is incremented and the volume data is stored in the register VOLUME (step J27).
[0041]
Next, it is determined whether or not STATUS is “3” (step J28). If “3”, the key pressing timing is too early than the sounding start timing. In this case, the volume value of the MIDI data is changed to the minimum value (step J29). After the volume value is changed, or when STATUS is not “3” at step J28, or when the event data channel and the CHSET channel are not the same at step J14 in FIG. It is set to “0” (step J30), and the following loop processing is performed while incrementing n.
[0042]
It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step J31). If it is not empty, n is incremented (step J32). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step J33). If the predetermined number has not been exceeded, a free space in the MIDIOUT buffer (n) is searched for in step J31. If there is a vacancy, the MIDI data is stored in the MIDI OUT buffer (n) (step J34). Next, the current time is stored in the register WTIME (step J35). Then, the current time of WTIME is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step J36). After the current time is stored, or when n exceeds a predetermined number in step J33, the process proceeds to step J4 in FIG. 13 to increment the address AD.
[0043]
In step J22 of FIG. 14, when STATUS is “1” instead of “3”, STATUS is changed to “2” in the flow of FIG. 16 (step J38). That is, in step J20 or step J21 of FIG. 14, after guiding the key depression by turning on the LED in the key corresponding to the NOTE, the song data is changed from “1” to “2” until the key is depressed. It shifts to the state where reading of is stopped.
[0044]
Next, the MIDI data is stored in the register NVON (step J38). Further, MIDI data is created based on the CHSET and NOTE of the NVON MIDI data and the velocity data whose value is changed to “0” (step J39). Then, the created MIDI data is stored in the register NVOFF (step J40). Next, MIDI data is taken out from NVON (step J41). Then, the pointer n of the MIDIOUT buffer is set to “0” (step J42), and the following loop processing is performed while incrementing n.
[0045]
It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step J43). If it is not empty, n is incremented (step J44). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step J45). If the predetermined number has not been exceeded, the MIDIOUT buffer (n) is searched for in step J43. If there is a free space, the MIDI data is stored in the MIDI OUT buffer (n) (step J46). Next, the current time is stored in the register WTIME (step J47). Then, the current time of WTIME is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step J48).
[0046]
If STATUS is “2” in step J2 of FIG. 13, that is, if no key is pressed even when the read-out timing of the MIDI data is reached, in the flow of FIG. It is determined whether or not the value is equal to or greater than the value obtained by adding the time data of P (step J49). That is, it is determined whether or not a predetermined time (predetermined value of P) has elapsed since the MIDI data was stored in the MIDIOUT buffer (n) in step J46. Since the LED lighting process or extinguishing process is performed immediately after the MIDI data is stored, it is determined in step J49 whether or not a predetermined time has elapsed since the lighting process or extinguishing process was performed.
[0047]
If the current time does not reach the value obtained by adding STP and P, the flow returns to the key guide processing flow of FIG. 12, but if the current time exceeds the value obtained by adding STP and P, the CF is inverted ( Step J50). Then, it is determined whether or not CF is “0” (step J51). If CF is “0”, MIDI data whose velocity data is “0” is extracted from NVOFF (step J52). On the other hand, if CF is “1”, the MIDI data of the actual velocity data is taken out from NVON (step J41). Therefore, according to the value of CF, either sound event data of actual velocity data or mute event data whose velocity data is “0” is stored in the MIDIOUT buffer (n) in step J46.
[0048]
In other words, if the key is not pressed even when the sounding event data at the read sounding time comes, the velocity data of the sounding event data is changed to “0” to generate mute event data, The event data and the changed mute event data are alternately stored in the MIDIOUT buffer every time a predetermined time stored in P elapses.
[0049]
Next, in the flow of FIG. 17, the velocity data of the MIDI data is stored in the register VEL (step J53). Then, it is determined whether or not VEL is not “0” (step J54). If VEL is not “0”, that is, if the note stored in NOTE is note-on, the VEL velocity data is multiplied by the VSET data and the minimum value “1” is added (step J55). .
[0050]
Then, it is determined whether or not the VEL velocity data is larger than a predetermined value (step J56). When the VEL velocity data is larger than the predetermined value, a process of turning on the red light emitting LED in the key corresponding to the NOTE is performed (step J57). On the other hand, if the VEL velocity data is equal to or less than the predetermined value, a process of turning on the green LED in the key corresponding to the NOTE is performed (step J58). If the VEL velocity data is “0” in step J54, that is, if the note stored in the NOTE is muted event data, the LED in the key corresponding to the NOTE is turned off (step J59).
[0051]
After the LED lighting process or the extinction process, the flag CF is reset to “0” (step J60), the current time is stored in the register STP (step J61), and a predetermined value is stored in the register P (step J61). J62). Then, this flow is ended, and the flow returns to the key guide processing flow of FIG. Therefore, after the sound generation start timing has passed, every time the time stored in P elapses, a lighting signal corresponding to the sound generation event data and a turn-off signal corresponding to the mute event data are alternately sent to the LEDs. So the LED blinks.
[0052]
18 to 20 are flowcharts of the guide B process at step H4 in the key guide process of FIG. In this process, it is determined whether or not the start flag STF is “1” (step K1). If the STF is “0”, the performance is stopped, and this flow is ended. When STF is “1”, it is determined whether or not the value obtained by adding the time data of the register ST and the time data of the register T, that is, the time of the sound generation start timing and the current time coincide (step K2). ). If the current time does not coincide with the sound generation start timing, this flow ends.
[0053]
When the current time coincides with the sound generation start timing, the address of the register AD is incremented (step K3). Then, it is determined whether or not the address AD is not END (step K4). If it is not END, it is determined whether or not the data of MEM [AD] is time data (step K5). If it is time data, the value of time data of MEM [AD] is set to ΔT (step K6). Next, the value of ΔT is added to the value of T (step K7), this flow is terminated, and the process returns to the key guide process of FIG. If AD is END in step K4, the flag STF is reset to “0” (step K8). Then, this flow is finished and the process returns to the key guide process of FIG.
[0054]
If MEM [AD] is not time data in step K5, it is determined in the flow of FIG. 19 whether or not MEM [AD] data is event data (step K9). If it is not event data, the process proceeds to step K3 in FIG. 18 and AD is incremented. If it is event data, it is determined whether or not the event data is a note event (step K10). If it is a note event, it is determined whether the MIDI data channel is the same as the CHSET key depression guide channel (step K11).
[0055]
If the channels are the same, AD is incremented and the velocity data is stored in the register VEL (step K12). Then, it is determined whether or not the VEL velocity data is not "0" (step K13). If the VEL velocity data is not "0", the VEL velocity data is changed to "1" (step K14). Then, the velocity data of the MIDI data is changed to the value of the VEL velocity data (step K15). Next, a process for turning on the red LED in the key for the note data of the MIDI data is performed (step K16). If the value of the VEL velocity data is “0” in step K13, a process of turning off the red light emitting LED in the key for the MIDI note data is performed (step K17).
[0056]
After the LED lighting process or the extinguishing process, or when the event data is not a note event at step K10, or when the MIDI data and the CHSET channel are not the same at step K11, the MIDI OUT buffer is updated in the flow of FIG. The pointer n for designating the area is set to “0” (step K18), and the following loop processing is performed while incrementing n.
[0057]
It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step K19). If it is not empty, n is incremented (step K20). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step K21). If the predetermined number has not been exceeded, the MIDIOUT buffer (n) is searched for in step K19. If there is a vacancy, the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step K22). Next, the current time is stored in the register WTIME (step K23). Then, the process proceeds to step K3 in FIG. 18 to increment AD.
[0058]
FIGS. 21 and 22 are flowcharts of the key pressing process in step A4 in the main flow of FIG. First, it is determined whether or not there is a key change (step L1). If there is no key change, the process returns to the main flow. When there is a key change from OFF to ON, that is, when a key pressing operation is performed, note data (pitch data) is stored in the register KEY (step L2), and key pressing velocity data is stored in the register VELOCITY. (Step L3).
[0059]
Next, it is determined whether the MODE value is “1” or “2” (step L4). That is, it is determined whether or not the mode is waiting for a key press. When the MODE value is “1” or “2”, it is determined whether or not the MODE value is “2” (step L5). If the MODE value is “2”, it is determined whether or not the key number of the key depression as the KEY value matches the note data of the MIDI data as the NOTE value (step L6).
[0060]
If the KEY value matches the NOTE value, or if the MODE value is “1” in step L5 and the performance mode is set to sound when any key is pressed, the time data of the current time is ST. It is determined whether or not a value obtained by adding the time data of T and T has been reached (step L7). That is, it is determined whether or not the current time has reached the sounding start timing.
[0061]
If the current time has reached the value obtained by adding the ST time data and the T time data, “1” is set to the value of STATUS (step L8), and the ST time data and the T time from the current time are set. The value obtained by adding the time data is subtracted, and the subtraction value is stored in the difference register S (step L9). Then, the value of S is added to the time data of ST (step L10). That is, the value of ST is updated as time passes. Next, MIDI data is created based on the data of CHSET, KEY, and VELOCITY (step L11).
[0062]
In step L7, if the current time does not reach the value obtained by adding the time data of ST and the time data of T, it is determined whether or not MODE is “1” (step L12). That is, it is determined whether or not it is a performance mode that generates a sound regardless of which key is pressed. If MODE is “1”, the value of STATUS is set to “3” (step L13). That is, when the key is operated before the sounding start timing is reached, the music data is set to be fast-forwarded until the sounding start timing. Then, MIDI data is created based on the data of the key pressing channel, KEY, and VELOCITY (step L11).
[0063]
In step L1, when the key change is from on to off, that is, when the key release operation is performed, the key release note data is stored in KEY (step L14), and the value of VELOCITY is set to “0” (step L14). Step L15). Then, MIDI data is created based on the data of CHSET, KEY, and VELOCITY (step L11).
[0064]
If the MODE value is “3” instead of “1” and “2” in step L4, the key value and the NOTE value do not match in step L6, that is, a key different from the guided key is pressed. If it is operated, or if the MODE value is not “1” in step L12, MIDI data is created based on the data for the key depression channel, KEY, and VELOCITY (step L11).
[0065]
After creating the MIDI data, in FIG. 22, the pointer n designating the MIDI OUT buffer for key depression is set to “0” (step L16), and the MIDI data is stored in the MIDI OUT buffer (n) while incrementing n. set. That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step L17). If it is not empty, n is incremented (step L18). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step L19). If n is less than or equal to the predetermined number, the process proceeds to step L17 to search for an empty MIDIOUT buffer (n).
[0066]
If the MIDIOUT buffer (n) is empty, the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step L20). Further, the current time is stored in the register WTIME (step L21), and WTIME time data (current time) is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step L22). After the time data is stored or when n exceeds a predetermined number in step L19, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0067]
FIG. 23 is a flowchart of the output process at step A6 in the main flow. In this process, the pointer n designating the MIDIOUT buffer is set to “0” (step M1), and the following output process is executed while incrementing n. That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) designated by n is not empty (step M2). If it is not empty, MIDI data and WTIME are read from the MIDIOUT buffer (n) (step M3). Then, it is determined whether or not the read-out MIDI data is not from the key-pressing MIDI OUT buffer (step M4). That is, it is determined whether or not it is MIDI data read from MEM (floppy disk), not MIDI data created by performance. In the case of MEM MIDI data, a value obtained by subtracting WTIME time data from the current time is stored in the register D (step M5).
[0068]
Next, it is determined whether or not the value of D is equal to or longer than a predetermined time (step M6). If the value D is equal to or longer than the predetermined time, the MIDI data is output to the sound source (MIDI sound source 3 in FIG. 1) (step M7). On the other hand, if the MIDI data is created by performance, the MIDI data is immediately output to the sound source (step M7). Then, the MIDIOUT buffer (n) is made empty (step M8). After clearing the buffer, if D is smaller than the predetermined value in step M5, or if the MIDI buffer (n) is empty and there is no MIDI data in step M2, n is incremented (step M9). Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined number (step M10). If the predetermined number is not exceeded, the process proceeds to step M2 and the loop processing up to step M10 is repeated. When n exceeds a predetermined number, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0069]
In this manner, the MIDI data output from the keyboard device 1 to the MIDI sound source 3 is output after being delayed by a predetermined time. That is, since the MIDI data of the channel set to CHSET is delayed from the other channels to be output to the MIDI sound source 3 for the key depression guide, the other channels are also output to the MIDI sound source 3 after being delayed by the same time. It is. Therefore, there is no problem that only the MIDI data of the channel designated in the key pressing guide is output to the MIDI sound source 3 later than the other channels.
[0070]
FIG. 24 is a flowchart of the reception process in step A7 in the main flow. In this process, it is determined whether or not the reception flag ZF is “1” (step N1). If ZF is “0”, this flow is terminated. However, if ZF is “1”, the music data server In the case of an access request to MEM, the MEM address AD is set to “0” (step N2), and the following loop processing is executed while incrementing AD.
[0071]
That is, it is determined whether or not MIDI data is received via MODEM (step N3), and when received, the MIDI data is stored in a storage area MEM [AD] of a floppy disk designated by AD ( Step N4). Then, the next area is designated by incrementing AD (step N5). Thereafter, it is determined whether or not the reception is completed (step N6). If not completed, the process proceeds to step N3 to determine whether or not MIDI data is received. The received MIDI data is stored in the storage area of the floppy disk indicated by AD, and when the reception is completed, the address of AD is set in the register END (step N7). Then, ZF is reset to “0” (step N8), and the process returns to the main flow of FIG.
[0072]
As described above, in the first embodiment, the CPU 11 of the keyboard device constitutes data reading means for reading event data from the floppy disk 2, and a lighting signal or mute event data is read in accordance with the read sound event data or mute event data. A signal generating means for generating a turn-off signal is configured. Further, a data changing means for changing the sounding event data to the mute event data is configured. Furthermore, if the key to be operated is not pressed even after the sounding start timing of the sounding event data elapses, a lighting signal corresponding to the sounding event data and a mute event that changes the sounding event data A light emission control unit is configured to alternately send a mute signal according to data to the LED 20 to blink.
[0073]
Therefore, in the navigation function for guiding the performance operation, it is possible to easily realize the key press timing lesson with respect to the sound generation start timing without editing the music data.
[0074]
In this case, the CPU 11 and the MODEM 17 are connected to the music data server 5 which is an external device via a communication line (network 4), and constitute communication control means for receiving music data from the music data server 5. Therefore, even when editing cannot be performed with music data received from an external device via a communication line, it is possible to realize the key press timing lesson with respect to the sound generation start timing.
[0075]
Further, the LED 20 provided in each key emits light with different emission colors of red and green. Therefore, it is determined whether or not the velocity data of the read event data is greater than or equal to a predetermined value, and the determination result is as follows. Emits light in the corresponding emission color. Therefore, it is possible to guide not only the key pressing timing but also the key pressing strength.
[0076]
Next, a second embodiment of the performance learning apparatus according to the present invention will be described. 25 and 26 show a system configuration in the second embodiment. In FIG. 25, a keyboard device (performance device) 101 is connected to an FD player (performance control device) 103 via a serial interface 102 such as RS-232C. The FD player 103 includes MODEM as communication control means, and is connected to the music data server 5 via a network (communication line) 4 such as the Internet, receives music data from the music data server 5, and stores it. It is stored in a floppy disk (FD) 2 as means.
[0077]
That is, the performance learning apparatus having the above-described configuration performs performance learning by communicating between the keyboard device 101 and the FD player 103. For this reason, the keyboard device 101 transmits music data from the FD player 103 in the MIDI data format (first receiving means) and operation result information indicating the operation result to the FD player 103 in the MIDI data format. Means (first transmission means). Further, the FD player 103 drives a floppy disk 2 which is a storage means for storing music data, and transmits means (second transmission means) for transmitting the read music data in the MIDI data format to the keyboard device 101. Means (second receiving means) for receiving operation result information in data format from the keyboard device 101 are provided.
[0078]
In FIG. 26, a keyboard device (performance device) 101 is connected to a general-purpose personal computer (performance control device) 104 via a serial interface 102 such as RS-232C. The personal computer 104 includes MODEM as communication control means, and is connected to the music data server 5 via a network (communication line) 4 such as the Internet, receives music data from the music data server 5, and stores the data. Is stored in the floppy disk 2.
[0079]
That is, the performance learning apparatus having the above-described configuration performs performance learning by communicating between the keyboard device 101 and the personal computer 104. For this reason, the keyboard apparatus 101 has a means for receiving music data from the personal computer 104 in the MIDI data format (first receiving means) and operation result information indicating the operation result in the MIDI data format, as in the configuration of FIG. Means for transmitting to the personal computer 104 (first transmitting means). In addition, the personal computer 104 drives the floppy disk 2 which is a storage means for storing music data, and transmits the read MIDI data format music data to the keyboard device 101 (second transmission means), and MIDI data. Means (second receiving means) for receiving the operation result information in the form from the keyboard device 101 are provided.
[0080]
As described above, the FD player 103 shown in FIG. 25 has a configuration in which the general-purpose personal computer 104 shown in FIG. 26 is specialized as a dedicated device for the performance control device, and a program ROM storing a performance learning processing program, and will be described later. Necessary switches such as a mode selection switch and a start switch, and other components necessary for performance learning are provided. That is, as a performance learning apparatus, the configuration of FIG. 25 is exactly the same as the configuration of FIG.
[0081]
Accordingly, the music data stored in the floppy disk 2 shown in FIGS. 25 and 26 is also in the same MIDI data format, and pitch data indicating the operator to be operated, that is, the key, time data indicating the sound generation start timing, and sound generation It consists of event data consisting of velocity data indicating strength or silence. The configuration of the MIDI data is the same as that of the first embodiment shown in FIGS.
[0082]
FIG. 27 shows an internal block diagram of the keyboard device 101. The CPU 11 is connected to the ROM 12, RAM 13, key scan interface 14, LEDC (LED controller) 15, and MIDI interface 18 via the system bus.
[0083]
The ROM 12 stores a performance learning process program executed by the CPU 11. The RAM 13 temporarily stores various data processed by the CPU 11. The key scan interface 14 is connected to a keyboard 19 including an optical keyboard and a group of switches as a plurality of operators, scans the operation state, and inputs it to the CPU 11. The LEDC 15 controls the light emission and extinction of the LED 20 which is a light emission means provided in each key. The LED 20 is a two-color light emitting diode composed of a red light emitting element and a green light emitting element. The MIDI interface 18 transmits and receives MIDI data to and from the personal computer 104 via the serial interface 102.
[0084]
Next, the operation of the performance learning apparatus in the second embodiment will be described based on the flowchart of the program executed by the personal computer 104 and the operation flowchart of the CPU 11 of the keyboard apparatus 101, taking the system configuration of FIG. 26 as an example. . The personal computer 104 receives the music data of the server 5 in the form of MIDI data, stores it in the floppy disk 2, and transmits it to the keyboard device 101. Then, MIDI data of operation result information indicating the operation result of the keyboard of the keyboard device 101 is input, and the next MIDI data is sequentially output according to the contents.
[0085]
FIG. 28 is a main flow on the personal computer (PC) 104 side as a performance control apparatus. In this main flow, timekeeping processing (step A1), switch processing (step A2), reception processing (step A3), MIDI processing (step A4), guide signal generation processing (step A5), and other processing (step A6) Repeat the loop process.
[0086]
FIG. 29 is a flow of the switch process in step A2 in the main flow of FIG. In this process, the keyboard of the personal computer is scanned, the mode selection switch process (step B1), the start switch process (step B2), the reception switch process (step B3), the setting switch process (step B4), and other switch processes ( Step B5) is executed to return to the main flow.
[0087]
FIG. 30 is a flowchart of the mode selection switch process of step B1 in the switch process of FIG. In this process, it is determined whether or not the mode selection switch is turned on (step C1). If it is not turned on, this flow is terminated. If it is turned on, a process corresponding to the mode switch is performed. Mode switches include the Lesson 1 switch, Lesson 2 switch, and Lesson 3 switch.
[0088]
It is determined whether or not the lesson 1 switch is turned on (step C2). If this switch is turned on, "1" is set to MODE (step C3). It is determined whether or not the lesson 2 switch is turned on (step C4). If this switch is turned on, "2" is set in MODE (step C5). It is determined whether or not the lesson 3 switch is turned on (step C6). If this switch is turned on, "3" is set in MODE (step C7).
[0089]
When MODE is “1”, the performance mode is set to generate a sound regardless of which key is pressed, regardless of the note data (pitch) of the music data. When the MODE is “2”, the performance mode is such that a sound is generated when the key corresponding to the note data of the music data (light emitting key) is correctly pressed. When MODE is “3”, the music data is automatically read regardless of the performance. However, the sound is generated when the guiding key is pressed. After the value corresponding to the mode switch is set in MODE, this flow is terminated and the process returns to the switch process of FIG.
[0090]
FIG. 31 is a flowchart of the start switch process in step B2 in the switch process of FIG. In this process, it is determined whether or not the start switch has been turned on (step D1). If it is not turned on, this flow is terminated. If it is turned on, the start flag STF is inverted (step D2). Then, it is determined whether or not STF is “1” (step D3).
[0091]
When the STF is “1”, the address register AD is set to “0”, that is, the head address of the music piece data, and “1” is set to the register STATUS (step D4). STATUS is a value set in the MIDIIN process and the guide A process described later on the keyboard device side. When STATUS is “1”, the key pressing timing is in time with the tone generation start timing of the song data. When STATUS is “2”, the key is not operated even after the music data generation start timing elapses, that is, the key pressing timing is delayed. When “STATUS” is “3”, the key is operated before the sound generation start timing of the music data is reached, that is, the key pressing timing is too early.
[0092]
After the process of step D4, the current time is stored in the register ST (step D5), and the time register T is set to “0” (step D6). Next, it is determined whether or not the data MEM [AD] at the address AD (= 0) in the music data storage area is time data (step D7). That is, it is determined whether or not the first piece of music data is event data or time data. If the first is event data, the minimum time is set in the register ΔT (step D8), AD is decremented (step D9), and one address is returned. Therefore, the value of AD is “−1”. This decrement process is a process necessary for a key guide process to be described later.
[0093]
In step D7, if the beginning of the music data is not event data but time data, the time data is set to ΔT (step D10). After the AD is decremented in step D9 or the time data is set to ΔT in step D10, the value of ΔT is added to the value of T and updated (step D11). Then, this flow is finished and the process returns to the switch process of FIG. In step D3, if the STF is “0”, the performance is in a stopped state, so this flow is terminated and the process returns to the switch process of FIG.
[0094]
FIG. 32 is a flowchart of the reception switch process in step B3 in the switch process. In this process, it is determined whether or not the reception switch is turned on (step E1). If the reception switch is not turned on, this flow is terminated, but if it is turned on, the reception flag ZF is set to “1” (step E2). ). Then, this flow is finished and the process returns to the switch process of FIG.
[0095]
FIG. 33 is a flowchart of the setting switch process in step B4 in the switch process of FIG. In this process, a channel (for example, a melody channel) designated as a key guide is set. That is, it is determined whether or not the channel setting switch and the channel number switch are turned on (step F1). If turned on, it is determined whether or not STF is “0” (step F2). If STF is “0”, the channel number of the channel designated for key pressing guide is stored in the channel set register CHSET (step F3). After storing the channel number in CHSET, or when the switch is not turned on at step F1, or when STF is "1" at step F2, this flow is terminated and the flow returns to the switch processing flow of FIG. .
[0096]
FIG. 34 is a flowchart of the reception process of step A3 in the main flow of FIG. In this process, it is determined whether or not the reception flag ZF is “1” (step G1). If ZF is “0”, this flow is terminated. If ZF is “1”, the server is accessed to request MIDI data. Then, the address AD of the storage area MEM of the floppy disk that stores the song data is set to “0 (start address)” (step G2). Next, it is determined whether or not MIDI data has been received (step G3). If received, the received data is stored in MEM [AD] (step G4). Then, AD is incremented (step G5).
[0097]
After the AD is incremented or when MIDI data is not received in step G3, it is determined whether or not the reception is completed (step G6). If the reception is not finished, the process proceeds to step G3 to wait for the reception of MIDI data. Each time MIDI data is received, the received data is sequentially stored in MEM [AD] and AD is incremented. When reception ends in step G6, the address of the AD at that time is stored in the end register END (step G7), and ZF is reset to “0” (step G8). Then, this flow is finished and the process returns to the main flow of FIG.
[0098]
FIG. 35 is a flowchart of the MIDI processing in step A4 in the main flow. In this process, a MIDI IN process (step H1) for inputting MIDI data and a MIDI OUT process (step H2) for outputting MIDI data are executed, and the process returns to the main flow.
[0099]
FIG. 36 is a flow of the MIDIIN process. In this flow, the operation result of the keyboard device with respect to the MIDI data output to the keyboard device in the MIDI OUT process described later is input as MIDI data, and processing according to the input MIDI data and the set mode is performed. First, it is determined whether or not MODE is not “3” (step J1). When MODE is “3”, the music data is automatically read from the floppy disk regardless of the operation result, so this flow is terminated without performing the MIDIIN process.
[0100]
If MODE is not “3”, it is determined whether or not it is MIDIIN (step J2). That is, it is determined whether or not MIDI data is input from the keyboard device. When the MIDI data is input, it is determined whether or not the MIDI data is a note event (step J3). If it is a note event, it is determined whether or not the channel of the MIDI data is the same as the channel set in CHSET for the key depression guide (step J4).
[0101]
If the channels are the same, it is determined whether or not the velocity data of the MIDI data is “0” (step J5). If it is not “0”, it is determined whether or not MODE is “2” (step J6). When MODE is “2”, that is, in the performance mode that generates sound when the key is pressed correctly, note data of MIDI data is stored in the key register KEY (step J7). Then, it is determined whether or not the KEY note data matches the note data of the register NOTE storing the key press guide note data (step J8). That is, it is determined whether or not the key guiding the key depression has been correctly operated.
[0102]
When the key data of KEY and NOTE are the same, or when MODE is “1” in step J6, that is, in the performance mode in which the next MIDI data is output regardless of which key is pressed, It is determined whether or not the current time has reached the time obtained by adding the ST time data and the T time data (step J9). That is, it is determined whether or not the current time has reached the sounding start timing.
[0103]
If the current time is smaller than the value obtained by adding the time data of ST and T and the sounding start timing has not yet been reached, it is determined whether MODE is “1” (step J10). If MODE is “1”, STATUS is set to “3” (step J11). That is, if the key is operated before the sounding start timing is reached, STATUS is set to “3”. In this state, the MIDI data until the sounding start timing is fast forwarded. After STATUS is set to “3”, this flow is terminated and the flow returns to the flow of FIG.
[0104]
In step J9, when the current time becomes a value obtained by adding the time data of ST and T and the sound generation start timing is reached, “1” is set in STATUS (step J12). Next, a value obtained by adding the time data of ST and T is subtracted from the current time, and the time data of the difference is stored in the register S (step J13). Then, the S time data is added to the ST time data (step J14). That is, the value of ST is updated as time passes. Then, this flow is finished and the flow returns to the flow of FIG.
[0105]
If the MIDI data is not a note event in step J2, the MIDI data is not a note event in step J3, the MIDI data channel is different from the channel for key depression guide set in CHSET in step J4, and the velocity data of the MIDI data is determined in step J5. If it is "0", if the KEY note data and the NOTE note data are different in step J8, or if the MODE is "2" in step J10, this flow is ended and FIG. Return to the flow.
[0106]
FIG. 37 is a flow of the MIDIOUT process in step H2 in the flow of FIG. In this process, the pointer n designating the MIDIOUT buffer is set to “0” (step K1), and the following loop process is executed while incrementing n. It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is not empty (step K2). If not, the MIDI data and WTIME time data are read from the MIDIOUT buffer (n) (step K3).
[0107]
Next, it is determined whether or not the channel of the read MIDI data is not the same as the channel for the key depression guide set in CHSET (step K4). If the channels are not identical, that is, if the read-out MIDI data is not a key pressing guide channel, the time data of WTIME is subtracted from the current time, and the time data of the difference is stored in register D (step K5). Then, it is determined whether or not the time data D has reached a predetermined time (step K6).
[0108]
When the predetermined time is reached, MIDI data is output to the keyboard device (step K7). In step K4, if the read MIDI data channel is the same as the key depression guide channel set in CHSET, the MIDI data is immediately output to the keyboard device. The predetermined time in step K6 is a time required for guiding the key depression by causing the LED in the corresponding key of the keyboard device to emit light prior to the sound generation start timing by the MIDI data of the key depression guide channel. Therefore, it is necessary to output the MIDI data of the channel for the key pressing guide earlier than the MIDI data of the other channels by this required time.
[0109]
However, a specific channel cannot be made earlier than the actual time. Instead, the MIDI data of the other channel is delayed by this required time, and the output of the MIDI data of the key guide channel is relatively delayed. The process of speeding up is performed by the processes of Step K4 to Step K7. Therefore, the problem that the sound generation of the key pressing guide channel is delayed from the sound generation of other channels due to the time required for the key pressing guide is eliminated.
[0110]
After outputting the MIDI data in step K7, the area of the MIDIOUT buffer (n) is cleared (step K8). Then, n is incremented to designate the next MIDIOUT buffer area (step K9). When the area of the MIDIOUT buffer (n) designated at step K2 is empty and there is no MIDI data in the area, or when the time data D does not reach the predetermined time at step K6, n is set at step K9. Increment to specify the next MIDIOUT buffer area.
[0111]
Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined number that is the entire area of the MIDIOUT buffer (step K10). If n is less than or equal to the predetermined number, the process proceeds to step K2 to determine whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty. As long as there is MIDI data in the MIDIOUT buffer (n), the MIDI data is read and output to the keyboard device while performing processing according to the MIDI data channel. When n exceeds the predetermined number, this flow is terminated and the flow returns to the flow of FIG.
[0112]
FIG. 38 is a flow of guide signal generation processing in step A5 in the main flow of FIG. In this process, a key guide process corresponding to the value of the mode register MODE is performed. That is, it is determined whether or not the MODE value is “1” or “2” (step L1). If it is “1” or “2”, the guide A process is executed (step L2). If the MODE value is neither “1” nor “2”, it is determined whether or not the MODE value is “3” (step L3). If the MODE value is “3”, the guide B process is performed. Is executed (step L4). After the guide A process or the guide B process, the process returns to the main flow of FIG.
[0113]
39 to 43 show the flow of the guide A process at step L2 in FIG. In this process, it is determined whether or not the start flag STF is “1” (step M1). If the STF is “0”, the performance is stopped, and this flow is ended. If the STF is “1 (performance start)”, it is determined whether or not the value of STATUS is not “2” (step M2).
[0114]
If the value of STATUS is not “2”, the value obtained by adding the time data of the register ST and the time data of the register T is compared with the current time (step M3). That is, the sound generation start timing time is compared with the current time. If the current time has not reached the time of sound generation start timing, this flow ends and the process returns to the main flow of FIG.
[0115]
If the current time has reached the time of the sound generation start timing, the register AD is incremented (step M4). Then, it is determined whether or not the address AD is not END (step M5). If it is not END, it is determined whether or not the MIDI data of MEM [AD] is time data (step M6). If it is time data, it is determined whether or not the value of STATUS is “3”, that is, the key pressing timing is too early than the sounding start timing (step M7).
[0116]
If the value of STATUS is “3”, the minimum time is set to ΔT in order to fast-forward the MIDI data (step M8). When the value of STATUS is “1” instead of “3”, that is, when the key pressing timing matches the sounding start timing, the value of the regular time data of MEM [AD] is set to ΔT (step M9). ). In step M8 or step M9, after setting a value for ΔT, the value of ΔT is added to the value of T, and this flow is terminated to return to the main flow of FIG.
[0117]
In step M5, if MEM [AD] is END, the song data is completed, so the STF is reset to “0” (step M11). Then, this flow is finished and the process returns to the main flow of FIG.
[0118]
If MEM [AD] is not time data in step M6, it is determined in the flow of FIG. 40 whether MEM [AD] is event data (step M12). If it is event data, it is determined whether or not the channel of the event data is the same as the channel for CHSET key depression guide (step M13). If they are the same channel, it is determined whether or not the event data is a note event (step M14).
[0119]
If it is a note event, AD is incremented and velocity data is stored in the register VEL (step M15). Then, it is determined whether or not the VEL velocity data is not "0" (step M16). If VEL is not “0”, that is, if the note data is note-on, the note data of the MIDI data is stored in the register NOTE (step M17). Next, n specifying the MIDIOUT buffer is set to “0” (step M18), and the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) while incrementing n. That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step M19). If it is not empty, n is incremented (step M20). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step M21). If n is equal to or smaller than the predetermined number, the process proceeds to step M19 to search for an empty MIDIOUT buffer (n).
[0120]
If the MIDIOUT buffer (n) is empty, the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step M22). Further, the current time is stored in the register WTIME (step M23), and WTIME time data (current time) is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step M24). After the time data is stored or when n exceeds a predetermined number in Step M21, it is determined whether or not STATUS is “3” in the flow of FIG. 41 (Step M25). If STATUS is “3”, STATUS is changed to “1” (step M26). Then, volume event MIDI data is created based on the values of CHSET and VOLUME (step M27).
[0121]
If the MIDI data is not a note event in step M14 in FIG. 40, it is determined in the flow in FIG. 41 whether the MIDI data is a volume event (step M28). If it is a volume event, AD is incremented, and the volume data is fetched into the register VOLUME and stored (step M29). Next, it is determined whether or not STATUS is “3” (step M30). When STATUS is “3” and MIDI data is fast-forwarded, the volume value of the MIDI data is changed to the minimum value (step M31). That is, the pronunciation is muted during fast forward.
[0122]
After the volume value is changed to the minimum value, after the volume event MIDI data is created in step M27, if the MIDI data is not a volume event in step M28, or if STATUS is not "3" in step M30, step M13 in FIG. If the MIDI data channel is not the key-pressing guide channel in FIG. 41, or if the MIDI data VEL is “0”, that is, a note-off event in step M16, the MIDI OUT buffer is set in step M32 in FIG. The designated n is set to “0”, and the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) while incrementing n.
[0123]
That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step M33). If it is not empty, n is incremented (step M34). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step M35). If n is less than or equal to the predetermined number, the process proceeds to step M33 to search for an empty MIDIOUT buffer (n). If the MIDIOUT buffer (n) is empty, the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step M36). Further, the current time is stored in the register WTIME (step M37), and WTIME time data (current time) is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step M38). Then, the process proceeds to step M4 in FIG. 39 to increment AD.
[0124]
In step M25 of FIG. 41, when STATUS is “1” instead of “3”, STATUS is changed to “2” in the flow of FIG. 42 (step M39). That is, in step M22 of FIG. 40, after storing the key pressing guide MIDI data in the MIDI OUT buffer, the reading of the music data is stopped until the key is pressed by changing STATUS from "1" to "2". Transition to the state.
[0125]
Next, the MIDI data is stored in the register NVON (step M40). Further, based on the CHSET and NOTE of the NVON MIDI data and the velocity data whose value is changed to “0”, the MIDI data is created (step M41). Then, the created MIDI data is stored in the register NVOFF (step M42). Next, MIDI data is taken out from NVON (step M43). Then, the pointer n of the MIDIOUT buffer is set to “0” (step M44), and the following loop processing is performed while incrementing n.
[0126]
It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step M45). If it is not empty, n is incremented (step M46). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step M47). If the predetermined number has not been exceeded, in step M45, the empty MIDIOUT buffer (n) is searched. If there is a vacancy, the MIDI data is stored in the MIDI OUT buffer (n) (step M48). Next, the current time is stored in the register WTIME (step M49). Then, the current time of WTIME is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step M50).
[0127]
After storing the current time of WTIME, or when n exceeds a predetermined number in step M47, the flag CF is reset to “0” (step M51). Next, the current time is stored in the register STP (step M52), and a predetermined value is stored in the register P (step M53). Then, this flow is finished and the process returns to the main flow of FIG.
[0128]
In step M2 in FIG. 39, if STATUS is “2”, the keyboard device has not been pressed even when the sounding start timing has elapsed, so the LED in the key to be operated by the keyboard device. Process to blink. That is, in the flow of FIG. 43, it is determined whether or not the current time has reached a value obtained by adding the time data of STP and the time data of P (step M54). If the current time has not reached this added value, this flow is terminated. If the current time has reached this added value, the value of CF is inverted (step M55). Then, it is determined whether CF is “0” or “1” (step M56).
[0129]
If CF is “0”, MIDI data with velocity data “0” is extracted from NVOFF (step M57). If CF is “1”, MIDI data whose velocity data is not “0” is extracted from NVON (step M58). After the MIDI data is extracted in step M57 or step M58, the process proceeds to step M44 in FIG. Then, the extracted MIDI data is stored in an empty area of the MIDIOUT buffer.
[0130]
That is, if STATUS is “2” and the key to be operated on the keyboard device is not operated even after the event data sounding start timing has elapsed, the sounding event data is changed so that the velocity data is “0”. Is generated and stored in NVOFF, and the sounding event data stored in NVON and the sounding event data stored in NVOFF are alternately stored in the MIDIOUT buffer every time a predetermined time of P elapses. Store.
[0131]
44 and 45 show a flow of the guide B process at step L4 in the guide signal creation process of FIG. In this process, it is determined whether or not the start flag STF is “1” (step N1). If the STF is “0”, the performance is stopped, and this flow is ended. When the STF is “1”, it is determined whether or not the current time is a value obtained by adding the time data of the register ST and the time data of the register T (step N2). That is, it is determined whether or not the current time is the sound generation start timing. If the current time has not reached the sounding start timing, this flow is terminated.
[0132]
When the current time coincides with the sound generation start timing, the address of the register AD is incremented (step N3). Then, it is determined whether or not the address AD is not END (step N4). If it is not END, it is determined whether or not the data of MEM [AD] is time data (step N5). If it is time data, the value of time data of MEM [AD] is set to ΔT (step N6). Next, the value of ΔT is added to the value of T (step N7), this flow is terminated, and the flow returns to the main flow of FIG. In step N4, if AD is END, the song data is completed, and the flag STF is reset to “0” (step N8). Then, this flow is ended and the process returns to the main flow.
[0133]
If MEM [AD] is not time data in step N5, it is determined in the flow of FIG. 45 whether or not MEM [AD] data is event data (step N9). If it is not event data, the process proceeds to step N3 in FIG. 44 and AD is incremented. If it is event data, does the event data channel and the CHSET key depression guide channel match? It is determined whether or not (step N10). If the channels are the same, it is determined whether or not the event data is a note event (step N11).
[0134]
If it is a note event, AD is incremented and the velocity data is stored in the register VEL (step N12). Then, it is determined whether or not the VEL velocity data is not "0" (step N13). If the VEL velocity data is not "0", the VEL velocity data is changed to the minimum value "1" (step N14). Then, the velocity data of the MIDI data is changed to the value of the VEL velocity data (step N15). Next, the pointer n of the MIDIOUT buffer is set to “0” (step N16), and the following loop processing is performed while incrementing n.
[0135]
It is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step N17). If it is not empty, n is incremented (step N18). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step N19). If the predetermined number has not been exceeded, the MIDIOUT buffer (n) is searched for in step N17. If there is a vacancy, the MIDI data is stored in the MIDI OUT buffer (n) (step N20). Next, the current time is stored in the register WTIME (step N21). Then, the process proceeds to step N3 in FIG. 44 to increment AD.
[0136]
FIG. 46 is a main flow on the keyboard device 101 (performance device) side. After predetermined initialization processing (step P1), switch processing (step P2), MIDI processing (step P3), key guide processing (step P4), key pressing processing (step P5), sound generation instruction processing (step P6), etc. The loop process of step (Step P7) is repeatedly executed.
[0137]
FIG. 47 is a flowchart of the switch process in step P2 in the main flow of FIG. In this process, a guide channel setting switch process (step Q1), a velocity setting switch process (step Q2), and other switch processes (step Q3) are executed, and this flow is terminated to return to the main flow in FIG. .
[0138]
FIG. 48 is a flowchart of the guide channel setting switch process in step Q1 in the switch process of FIG. It is determined whether or not the guide channel setting switch and the channel number switch are turned on (step R1). If turned on, the channel number is stored in the channel register CHSET (step R2). After storing the channel number or when the switch is not turned on in step R1, this flow is terminated and the flow returns to the flow of FIG.
[0139]
FIG. 49 is a flow of the velocity setting switch process of step Q2 in the switch process of FIG. It is determined whether or not the velocity setting switch and the velocity value switch are turned on (step S1). When the velocity setting switch and the velocity value switch are turned on, the velocity value data is stored in the register VSET (step S2). After the velocity value data is stored or when the switch is not turned on in step S1, this flow is terminated and the flow returns to the flow of FIG.
[0140]
FIG. 50 is a flow of the MIDI processing in step P3 in the main flow of FIG. In this processing, communication is performed with a personal computer via a serial interface, MIDI IN processing for receiving MIDI data from the personal computer (step T1), and MIDI OUT processing for transmitting MIDI data as a result of the performance operation to the personal computer. (Step T2) is executed, and the process returns to the main flow.
[0141]
FIG. 51 is a flowchart of the MIDIIN process in step T1 of FIG. In this process, it is determined whether it is MIDIIN (MIDI data reception) (step U1). If it is MIDIIN, a pointer n designating the MIDIIN buffer is set to “0” (step U2). The following processing is performed while incrementing n.
[0142]
That is, it is determined whether or not the MIDIIN buffer (n) is empty (step U3). If it is not empty, n is incremented (step U4). Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined number which is the number of MIDIIN buffer areas (step U5). If n is less than or equal to the predetermined number, the process goes to step U3 to search for an empty MIDIIN buffer (n). If the MIDIIN buffer (n) is empty, the MIDI data is stored (step U6). And it transfers to step U1 and it is discriminate | determined whether it is MIDIIN. If it is MIDIIN, the above process is repeated. If it is not MIDIIN or if n exceeds a predetermined number in step U5, this flow is terminated and the flow returns to the flow of FIG.
[0143]
FIG. 52 is a flowchart of the MIDIOUT process at step T2 in the MIDI process of FIG. In this process, the pointer n designating the MIDIOUT buffer is set to “0” (step V1), and the following process is performed while incrementing n. That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is not empty (step V2). If it is not empty, the MIDI data in the area of the MIDIOUT buffer (n) is output to the personal computer (step V3). Then, the area of the MIDIOUT buffer (n) is cleared (step V4).
[0144]
After clearing the area or if the MIDIOUT buffer (n) is empty in step V2, n is incremented (step V5). Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined number that is the number of MIDIOUT buffer areas (step V6). If n is less than or equal to the predetermined number, the process proceeds to step V2 to determine whether or not the MIDIOUT buffer (n) is not empty. If n exceeds a predetermined number in step V6, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0145]
FIG. 53 is a flow of key guide processing in step P4 in the main flow of FIG. In this process, the pointer n designating the MIDIIN buffer is set to “0” (step X1), and the following process is performed while incrementing n. That is, it is determined whether or not the MIDIIN buffer (n) is not empty (step X2). If MIDI data is not empty and there is MIDI data, it is determined whether or not the MIDI data is a note event (step X3). . If the event is a note event, it is determined whether or not the channel of the event data is the same as the channel for the key pressing guide specified by CHSET (step X4).
[0146]
If the channels are the same, it is determined whether or not the velocity data of the MIDI data is “0” (step X5). If not "0", the velocity data is stored in the register VEL (step X6). Then, the VEL velocity data is multiplied by the VSET data to add “1” (step X7). The VSET data is set to a desired value by the user in the VEL setting switch process of FIG. Alternatively, the default value is set. When set by the user, the VSET data is set to “0”, and the minimum value “1” is added to avoid erroneous note-off events.
[0147]
Next, the velocity data of the MIDI data is changed to the value of VEL (step X8). Then, it is determined whether or not the value of VEL is larger than a predetermined value (step X9). When the value of VEL is larger than the predetermined value, a process of turning on the red light emitting LED in the key for the note data of the MIDI data is performed (step X10). On the other hand, when the value of VEL is equal to or smaller than the predetermined value, a process of turning on the green light emitting LED in the key for the note data of the MIDI data is performed (step X11). If the value of VEL is “0” in step X5, a process of turning off the LED in the key for the note data of the MIDI data is performed (step X12).
[0148]
After performing the LED lighting process in Step X10 or Step X11 or after performing the LED lighting process in Step X12, n is incremented to designate the next area of the MIDI IN buffer. Further, when the MIDI IN buffer (n) is empty at step X2, when the MIDI data is not a note event at step X3, or when the MIDI data channel is not the channel for the key depression guide at step X4, either Increment n to designate the next area of the MIDIIN buffer.
[0149]
Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined value, which is the number of MIDIIN buffer areas (step X14). If n is less than or equal to the predetermined value, the process proceeds to step X2 and the above processes are repeated. When n exceeds a predetermined value, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0150]
FIG. 54 is a flowchart of the key pressing process in step P5 in the main flow of FIG. In this process, the keyboard is scanned (step Y1) to determine whether there is a key change (step Y2). If there is no key change, the process returns to the main flow. When there is a key change from OFF to ON, that is, when a key pressing operation is performed, MIDI data is created with CHSET, key pressing note data, and velocity data (step Y3). When there is a key change from on to off, that is, when a key release operation is performed, MIDI data is generated with CHSET, key release note data, and velocity data having a value of “0” (step Y4).
[0151]
After the MIDI data is created in step Y3 or step Y4, n specifying the MIDIOUT buffer is set to “0” (step Y5), and the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) while incrementing n. That is, it is determined whether or not the MIDIOUT buffer (n) is empty (step Y6). If it is not empty, n is incremented (step Y7). And it is discriminate | determined whether n exceeded the predetermined number (step Y8). If n is less than or equal to the predetermined number, the process proceeds to step Y6 to search for a vacant MIDIOUT buffer (n).
[0152]
If the MIDIOUT buffer (n) is empty, the MIDI data is stored in the MIDIOUT buffer (n) (step Y9). Then, it is determined whether or not the scanning is finished (step Y10). If not finished, the process proceeds to step Y1 to continue the keyboard scanning. When the scanning is finished, this flow is finished and the process returns to the main flow of FIG.
[0153]
FIG. 55 is a flowchart of the sound generation instruction process of step P6 in the main flow of FIG. In this process, a pointer n designating the area of the MIDIIN buffer and the MIDIOUT buffer is set to “0” (step Z1), and while incrementing n, MIDI data of channels other than the key depression guide channel of the MIDIIN buffer, In addition, processing for sending MIDI data, which is the operation result of the channel for the key depression guide of the MIDI OUT buffer, to the sound source is performed.
[0154]
It is determined whether or not the MIDIIN buffer (n) area is not empty (step Z2), and if it is not empty, the MIDI data is sent to the sound source (step Z3). Then, the area of the MIDIIN buffer is cleared (step Z4). After clearing the area, or if the MIDIIN buffer (n) area is empty in step Z2, it is determined whether the MIDIOUT buffer (n) is not empty (step Z5). The MIDI data in the MIDIOUT buffer (n) is sent to the sound source (step Z6). Then, the area of the MIDIOUT buffer is cleared (step Z7).
[0155]
After clearing the area, or if the MIDIOUT buffer (n) area is empty in step Z5, n is incremented (step Z8). Then, it is determined whether or not n exceeds a predetermined number (step Z9). If n is equal to or smaller than the predetermined number, the process proceeds to step Z2 to repeat the above process and send MIDI data to the sound source. When n exceeds a predetermined value, this flow is terminated and the process returns to the main flow of FIG.
[0156]
As described above, in the performance learning apparatus in the second embodiment, the personal computer 104 (and the FD player 103) constitutes data reading means for reading the event data from the floppy disk 2, and the read sound event data or mute event data. Is transmitted to the keyboard device 101. The keyboard device 101 constitutes signal generation means for generating a lighting signal for turning on or turning off the LED 20 in accordance with the sounding event data or the mute event data.
[0157]
The personal computer 104 also constitutes data changing means for changing the sounding event data to the mute event data, and the key to be operated is pressed even when the sounding start timing of the sounding event data transmitted to the keyboard device 101 elapses. When the operation result information indicating that the key is not locked is not received, the sound event data and the mute event data obtained by changing the sound event data are alternately transmitted to the keyboard device 101, and the LED 20 of the keyboard device 101 is transmitted. The light emission control means for blinking is configured.
[0158]
Therefore, in the case of controlling a keyboard device having a navigation function for guiding a performance operation, it is possible to easily realize the key pressing timing with respect to the sound generation start timing without editing music data.
[0159]
In this case, the personal computer 104 is connected to the music data server 5 as an external device via a communication line (network 4), and constitutes a communication control means for receiving music data from the music data server 5. Therefore, even when editing cannot be performed with music data received from an external device via a communication line, it is possible to realize the key press timing lesson with respect to the sound generation start timing.
[0160]
Further, since the LEDs 20 provided in the keys of the keyboard device 101 emit light in different emission colors of red and green, the personal computer 104 determines whether the velocity data of the event data read from the floppy disk 2 is equal to or greater than a predetermined value. The LED 20 of the keyboard device 101 is caused to emit light with a light emission color corresponding to the determination result. Therefore, it is possible to guide not only the key pressing timing but also the key pressing strength.
[0161]
In the first and second embodiments, the apparatus for executing the performance learning processing program stored in the memory such as the ROM has been described. However, in each embodiment, the recording medium such as a floppy disk or a CD is used. The performance learning process program shown by the flowchart may be recorded, and the performance learning process program may be read from the recording medium and executed.
[0162]
For example, a performance learning processing program is recorded in advance on a floppy disk 2 that stores music data driven by the keyboard device 1 in the first embodiment, and the keyboard device 1 reads and executes this program. In the second embodiment, a performance training processing program is recorded in advance on the floppy disk 2 that stores music data, and this program is read out and executed by the FD player 103 or the personal computer 104.
[0163]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the operator to be played is not operated even after the sounding start timing of the sounding event data has passed, the sounding event data is changed to set the velocity data to “0” each time. Generates mute event data, and alternately sends a lighting signal corresponding to the sounding event data and a turn-off signal corresponding to the changed muffing event data to the light emitting means corresponding to the operator to be operated and blinks. Let Therefore, in the navigation function for guiding the performance operation, it is possible to easily realize the key press timing lesson with respect to the sound generation start timing without editing the music data.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a system configuration in a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the keyboard device in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a format of MIDI data.
FIG. 4 is a diagram showing a format of melody data in MIDI data.
FIG. 5 is a main flowchart of a program executed by the CPU of FIG. 2;
6 is a flowchart of switch processing in FIG. 5;
7 is a flowchart of mode selection switch processing in FIG. 6;
FIG. 8 is a flowchart of start switch processing in FIG. 6;
FIG. 9 is a flowchart of reception switch processing in FIG. 6;
10 is a flowchart of channel setting switch processing in FIG. 6;
11 is a flowchart of velocity setting processing in FIG. 6;
12 is a flowchart of key guide processing in FIG. 5;
13 is a flowchart of guide A processing in FIG.
FIG. 14 is a flowchart of the guide A process following FIG.
FIG. 15 is a flowchart of the guide A process following FIG.
FIG. 16 is a flowchart of guide A processing following FIGS. 13 and 14;
FIG. 17 is a flowchart of the guide A process following FIG.
18 is a flowchart of guide B processing in FIG.
FIG. 19 is a flowchart of guide B processing following FIG. 18;
FIG. 20 is a flowchart of the guide B process following FIG.
FIG. 21 is a flowchart of key pressing processing in FIG. 5;
FIG. 22 is a flowchart of key pressing processing following FIG. 21;
FIG. 23 is a flowchart of output processing in FIG. 5;
24 is a flowchart of the reception process in FIG.
FIG. 25 is a diagram showing a system configuration using an FD player according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a diagram showing a system configuration using a personal computer in the second embodiment.
FIG. 27 is a block diagram showing an internal configuration of the keyboard device of FIGS. 25 and 26;
FIG. 28 is a main flowchart showing the operation of the personal computer in FIG. 26;
FIG. 29 is a flowchart of switch processing in FIG. 28;
30 is a flowchart of mode selection switch processing in FIG. 29;
FIG. 31 is a flowchart of start switch processing in FIG. 29;
32 is a flowchart of reception switch processing in FIG. 29. FIG.
FIG. 33 is a flowchart of setting switch processing in FIG. 29;
34 is a flowchart of the reception process in FIG. 28. FIG.
FIG. 35 is a flowchart of the MIDI processing in FIG.
FIG. 36 is a flowchart of MIDIIN processing in FIG. 35;
FIG. 37 is a flowchart of the MIDIOUT process in FIG. 35;
38 is a flowchart of guide signal generation processing in FIG. 28;
FIG. 39 is a flowchart of guide A processing in FIG. 38;
40 is a flowchart of guide A processing following FIG. 39. FIG.
FIG. 41 is a flowchart of the guide A process following FIG.
FIG. 42 is a flowchart of the guide A process following FIG.
FIG. 43 is a flowchart of guide A processing following FIG. 39;
44 is a flowchart of guide B processing in FIG. 38. FIG.
45 is a flowchart of guide B processing following FIG. 44. FIG.
FIG. 46 is a main flowchart of the keyboard device according to the second embodiment.
47 is a flowchart of switch processing in FIG. 46. FIG.
48 is a flowchart of guide channel setting switch processing in FIG. 47;
49 is a flowchart of velocity setting switch processing in FIG. 47;
50 is a flowchart of the MIDI process in FIG. 46. FIG.
51 is a flowchart of the MIDIIN process in FIG. 50. FIG.
52 is a flowchart of the MIDIOUT process in FIG. 50. FIG.
FIG. 53 is a flowchart of key guide processing in FIG. 46;
54 is a flowchart of key pressing processing in FIG. 46. FIG.
FIG. 55 is a flowchart of the sound generation instruction process in FIG. 46;
[Explanation of symbols]
11 CPU
19 Keyboard
20 LED
21 FDD

Claims

In a performance training device for performing performance training by communicating between a performance device and a performance control device,
The performance device is:
A number of controls for playing a song,
A light-emitting means that is provided corresponding to each operation element and that emits light in response to a lighting signal and stops light emission in response to a turn-off signal;
First receiving means for receiving, from the performance control device, music data including event data including pitch data indicating an operator to be operated and time data indicating a sounding start timing;
When the first receiving means receives the sound event data, the lighting signal is generated. When the mute event data is received, the light-off signal is generated. A signal generating means for supplying to a corresponding light emitting means;
First transmission means for transmitting operation result information indicating an operation result of the operation element to the performance control device;
The performance controller is
Storage means for storing the song data to be transmitted to the performance device;
Data reading means for reading event data stored in the storage means;
Second transmission means for transmitting the event data for sound generation or the event data for mute read by the data reading means to the performance device;
Second receiving means for receiving the operation result information transmitted from the performance device;
Data changing means for changing the event data of the sound to mute event data;
Operation result information indicating that the operator corresponding to the sound event data is operated after the sound generation start timing of the sound event data transmitted to the performance device by the second transmission means has elapsed. When the means does not receive, the second transmission means alternately produces the sounding event data and the mute event data whose sounding event data is changed by the data changing means to blink the light emitting means. Light emission control means for transmitting to the performance device;
A performance learning apparatus characterized by comprising:

2. The performance control device according to claim 1, further comprising communication control means for connecting to an external device via a communication line, receiving the music data from the external device, and storing it in the storage means. The performance learning device described.

A number of controls for playing a song,
Light emission means provided corresponding to each operation element for emitting light in response to a lighting signal and stopping light emission in response to a turn-off signal, and guiding performance
Receiving means for receiving song data including event data including pitch data indicating an operator to be operated and time data indicating the start timing of sound generation;
When the receiving means receives the sound event data, the lighting signal is generated, and when the mute event data is received, the light extinction signal is generated, and the light emission corresponding to the operation element related to the operation of the event data is generated. A signal generating means for flashing when applied to the means;
Transmitting means for transmitting operation result information indicating an operation result of the operation element;
A recording medium recording a program executed by a performance control device that communicates with a performance device comprising:
A data reading procedure for reading event data stored in a predetermined storage means;
A transmission procedure for transmitting the sounding event data or the mute event data read by the data reading procedure to the performance device;
A reception procedure for receiving the operation result information transmitted from the performance device;
A data change procedure for changing the event data of the pronunciation to event data of mute,
When the reception procedure does not receive the operation result information indicating that the operator corresponding to the sound event data has been operated even after the sound generation start timing of the sound event data transmitted to the performance device by the transmission procedure has elapsed. The light emitting means to blink A light emission control procedure for alternately transmitting sound event data and mute event data whose sound event data has been changed by the data change procedure to the performance device by the transmission procedure;
The recording medium which recorded the performance learning processing program which has.

The performance learning processing program further comprises a communication control procedure for connecting to an external device via a communication line, receiving the music data from the external device, and storing it in the predetermined storage means. 3. The recording medium according to 3.