JP3695004B2 - 機械式過給機付エンジンの潤滑装置 - Google Patents

機械式過給機付エンジンの潤滑装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の軸上にそれぞれ動力伝達ギアおよびロータが設けられた機械式過給機と、少なくとも上記動力伝達ギアに潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、この潤滑油供給手段から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路とを有する機械式過給機付エンジンの潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平4−308318号公報に示されるように、エンジン本体のクランク軸によって駆動される雄ロータと雌ロータとを有する非接触式のスクリュー型過給機、つまりいわゆるリショルムポンプからなる機械式過給機をエンジン本体の側方に近接させた状態で配置することにより、エンジン全体をコンパクト化するように構成された過給機付内燃機関が知られている。
【0003】
また、特開平6−317168号公報に示されるように、機械式過給機のケーシングに支持された雄ロータ軸および雌ロータ軸に駆動力を伝達する雄ロータタイミングギアと雌ロータタイミングギアとからなる動力伝達ギアの噛合部に、給油ノズルから潤滑油を噴射することにより、高速かつ高温の過酷な条件で運転される上記動力伝達ギアを冷却してその摩耗を抑制し、上記雄ロータ軸および雌ロータ軸間のクリアランスが大きくなることに起因した圧縮効率の低下および歯打ち音の発生等を防止することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように高速回転する雄ロータ軸および雌ロータ軸を備えた機械式過給機付エンジンにおいて、給油ノズルを有する潤滑油供給手段によって動力伝達ギアの噛合部に潤滑油を噴射するように構成した場合には、上記潤滑油供給手段から噴射された潤滑油が機械式過給機のケーシング内に滞留してその油面が上昇すると、上記動力伝達ギアや、これに駆動力を伝達する増速ギア等が潤滑油内に浸漬され、この増速ギア等の回転に応じて上記潤滑油が掻き回されることにより、潤滑油の温度が上昇してその冷却機能が低下するとともに、上記増速ギア等の駆動力が無駄に消費される等の問題がある。
【0005】
このため、上記ケーシングの底部をエンジン本体に連通させるリターン通路を設け、ケーシングの底部に貯溜された潤滑油をその自重によってエンジン本体内に排出することにより、上記潤滑油の油面が上昇するのを抑制することが行われているが、上記のように機械式過給機をエンジン本体の側方に配置した場合には、車両の旋回時等に、車体に作用する遠心力に応じて上記油面が傾斜状態となると、潤滑油の排出性が阻害されて増速ギア等が潤滑油内に浸漬されることを防止することができないという問題がある。
【0006】
すなわち、上記遠心力に応じてケーシング内に貯溜された潤滑油の油面の水平方向に対する傾斜角度が大きくなると、上記リターン通路のケーシングに接続される上流側部およびエンジン本体に接続される下流側部の位置次第によっては、このリターン通路を通して潤滑油を流下させることが困難となり、ケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が上昇することが避けられない。このため、増速ギア等が潤滑油内に浸漬され、この増速ギア等の回転に応じて潤滑油が掻き回されることにより、潤滑油の温度が上昇してその冷却機能が低下するとともに、上記増速ギア等の駆動力が無駄に消費されるという問題があった。
【0007】
特に、ケーシングとロータとの間隙が極めて小さいリショルムポンプからなる機械式過給機では、上記潤滑油の温度が上昇してその冷却機能が低下すると、上記動力伝達ギアの噛合部等において発生した熱が上記ロータに伝達されてロータが熱膨張することにより、その外周部がケーシングに干渉してスティックする虞があるため、上記潤滑油の排出性が阻害されることを確実に防止できるようにすることが望まれていた。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑み、機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油を常に適正状態で排出することができる機械式過給機付エンジンの潤滑装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、一対の軸上にそれぞれ動力伝達ギアおよびロータが設けられた機械式過給機と、少なくとも上記動力伝達ギアの噛合部に潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、この潤滑油供給手段から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路とを有し、上記機械式過給機がエンジン本体の側方に配設されてなる機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記リターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、上記機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置し、かつこのリターン通路をエンジン本体のクランク軸方向の端部に接続するとともに、この接続部をエンジン本体内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面位置よりも上方に配設したものである。
【0010】
上記構成によれば、上記機械式過給機付エンジンが搭載された車両の旋回時等に、車体に作用する遠心力に応じて機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面およびエンジン本体内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合においても、リターン通路の上流側部が、上記油面の高さ方向に対して下流側部の下方に位置するという事態の発生が防止されるとともに、この遠心力によるエンジン本体内の油面傾斜(油面変位)に対して影響の少ない位置であるエンジン本体のクランク軸方向の端部に上記リターン通路の接続部を設けたことにより、この接続部が上記潤滑油の油面の下方に位置することがなく、上記リターン通路を介した潤滑油の排出性が常に良好状態に維持されることになる。また、エンジン本体に対する上記リターン通路の接続部を下方に配設することにより、その分、機械式過給機を下方に配設することが可能となる。
【0011】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、リターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、45°よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置したものである。
【0012】
上記構成によれば、上記機械式過給機付エンジンが搭載された車両の旋回時等に、1Gに相当する遠心力が車体に作用して機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が45°の傾斜状態となった場合においても、リターン通路の上流側部が、上記油面の高さ方向に対して下流側部の下方に位置するという事態の発生が防止され、上記リターン通路を介した潤滑油の排出性が常に良好状態に維持されることになる。
【0013】
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置が、増速ギアを有する機械式過給機付エンジンに装備されたものである。
【0014】
上記構成によれば、増速ギアによって高速で回転駆動されるロータの動力伝達ギアを冷却する潤滑油の排出性が良好状態に維持されることにより、この潤滑油が上記増速ギア等によって掻き回されることが防止され、その冷却機能が良好状態に維持されることになる。
【0015】
請求項4に係る発明は、一対の軸上にそれぞれ動力伝達ギアおよびロータが設けられた機械式過給機と、少なくとも上記動力伝達ギアに潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、この潤滑油供給手段から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路とを有し、上記機械式過給機がエンジン本体の側方に配設されてなる機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記リターン通路に拡大室を設けるとともに、この拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、上記機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置したものである。
【0016】
上記構成によれば、機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油がリターン通路を介して一旦、拡大室に導出された後、この拡大室からリターン通路を介してエンジン本体内に排出されることになる。そして、上記機械式過給機付エンジンが搭載された車両の旋回時等に、車体に作用する遠心力に応じて機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合においても、上記拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部が、上記油面の高さ方向に対して下流側部の下方に位置することがなく、上記リターン通路を介して拡大室に導出される潤滑油の排出性が常に良好状態に維持されることになり、リターン通路の拡大室より下流側の通路形状、ないしリターン通路のエンジン本体に対する接続部の位置関係によって、このリターン通路の拡大室よりも下流側の排油性が低化しても、上記ケーシング内の潤滑油の油面が上昇することが防止されることになる。
【0017】
請求項5に係る発明は、上記請求項記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が45°よりも大きな値となるようにリターン通路を設置したものである。
【0018】
上記構成によれば、上記機械式過給機付エンジンが搭載された車両の旋回時等に、1Gに相当する遠心力が車体に作用して機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が45°の傾斜状態となった場合においても、拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部が、上記油面の高さ方向に対して下流側部の下方に位置するという事態の発生が防止され、上記リターン通路を介した潤滑油の排出性が常に良好状態に維持されることになる。
【0019】
請求項6に係る発明は、上記請求項4または5記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置が、増速ギアを有する機械式過給機付エンジンに装備されたものである。
【0020】
上記構成によれば、増速ギアによって高速で回転駆動されるロータの動力伝達ギアを冷却する潤滑油の排出性が良好状態に維持されることにより、この潤滑油が上記増速ギア等によって掻き回されることが防止され、その冷却機能が良好状態に維持されることになる。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る機械式過給機付エンジンの潤滑装置の実施形態を示している。この潤滑装置は、直列式に複数の気筒が配列されたエンジン本体1と、その側方に設置された増速ギア付リショルムポンプからなる機械式過給機2と、この機械式過給機2の動力伝達ギアの噛合部に潤滑油を供給する潤滑油供給手段4と、上記機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油をその自重によってエンジン本体1側に戻すリターン通路6とを有している。
【0038】
上記機械式過給機2は、図2に示すように、螺旋状の突条を有する雄ロータ7と、この雄ロータ7の突条に噛み合う螺旋状の凹溝を有する雌ロータ8とがケーシング5内の下方および上方に並列状態で配設され、上記雄ロータ7および雌ロータ8の回転に応じてケーシング5の後端部から空気を吸入し、この空気を両ロータ7,8の間において圧縮してケーシング5の前端部から軸と直交する方向に吐出するように構成されている。
【0039】
上記ケーシング5の前端部下方側には、入力軸9が軸受10,11によって回転自在に支持され、上記入力軸9の先端部にはダンパプーリ12が固定されるとともに、この入力軸9の基端部には増速用の大径ギア13が固定されている。そして、エンジン本体1のクランク軸14から図外のベルト機構を介して上記ダンパプーリ12に入力される駆動力に応じて上記入力軸9が回転駆動されるようになっている。
【0040】
上記雄ロータ7の軸方向の両端部には軸部が突設され、この軸部が軸受15,16によってそれぞれ回転自在に支持されるとともに、この軸受15,16の設置部がリップシール17,18によってシールされている。また、雌ロータ8の軸方向の両端部には軸部が突設され、この軸部が軸受19,20によって回転自在に支持されるとともに、この軸受19,20の設置部がリップシール21,22によってシールされている。
【0041】
上記雌ロータ8の軸部には、上記大径ギア13に噛合する増速用の小径ギア23と、雌ロータタイミングギア24とが相隣接した状態で固定されている。また、上記雄ロータ7の軸部には、上記雌ロータタイミングギア24に噛合する雄ロータタイミングギア25が固定されている。そして、上記入力軸9に伝達された駆動力が上記増速用の大径ギア13および小径ギア23からなる増速ギアにより増速されて雌ロータ8に伝達されるとともに、この雌ロータ8に伝達された駆動力が上記雌ロータタイミングギア24および雄ロータタイミングギア25からなる動力伝達ギアを介して雄ロータ7に伝達されることにより、この雄ロータ7および雌ロータ8が所定の回転数比で高速回転するように構成されている。
【0042】
また、上記機械式過給機2のケーシング5には、図1に示すように、上記雄ロータタイミングギア25および雌ロータタイミングギア24からなる動力伝達ギアの噛合部に潤滑油を噴射するノズル26を有する潤滑油供給手段4が設けられるとともに、上記ノズル26から噴射されてケーシング5内に貯溜された潤滑油の導出孔27がケーシング5の底部に形成されている。
【0043】
そして、上記ケーシング5の導出孔27と、シリンダブロック28の側壁部、つまりエンジン本体1の側面部に形成された排出孔29とが、上記リターン通路6によって接続されている。このリターン通路6は、その上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の水平方向に対する傾斜角度αが、ケーシング5内において仮想線で示すように最大傾斜状態となった潤滑油の油面O1´の水平方向に対する傾斜角度βよりも大きな値となるように設置されている。
【0044】
例えば、車両の旋回時においてエンジン本体1の側方に作用する遠心力の最大値は、通常1G程度であり、上記エンジン本体1を縦置き状態で搭載した場合に、上記遠心力に応じてケーシング5内で機械式過給機2の軸と直交する方向に傾斜する油面O1´の最大傾斜角度βは45°程度になるため、上記実施形態ではリターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の傾斜角度αを、45°よりも大きな値、例えば60°程度に設定している。
【0045】
なお、エンジン本体1を横置き状態で車両に搭載した場合には、この車両の発進時または停車時に車体の前後方向に作用する慣性力、あるいは坂道の走行時に作用する重力の影響を受けて、上記ケーシング5内に貯溜された潤滑の油面O1が上記機械式過給機2の軸と直交する方向に傾斜するため、上記慣性力および重力に応じて変化する油面O1´の最大傾斜角度βに基づいてリターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の傾斜角度αが設定されることになる。
【0046】
また、エンジン本体1のシリンダブロック28に対するリターン通路6の接続部となる上記排出孔29は、エンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面O2が、図1の仮想線で示すように、最大傾斜状態となった場合における油面O2´と平行に伸びるとともに、コンロッド30の大端部30aが描く軌跡の最外形線Aの下部と接するように伸びる基準ラインL2の上方に配設されている。これによって上記車両において、エンジン本体1のオイルパン31内に貯溜された潤滑油の油面O2が、図1の仮想線で示すように、最大傾斜状態となった場合、つまり上記油面O2´の傾斜角度γが45°となった場合における油面位置よりも上方に、上記排出孔29が位置するようになっている。
【0047】
さらに、上記機械式過給機2のケーシング5に対するリターン通路6の接続部となる導出孔27は、上記ケーシング5の重心Gを通る鉛直線上の中心位置Cよりも所定距離aだけエンジン本体1側に配設されるとともに、上記リターン通路6の傾斜角度に対応した角度に傾斜した状態で形成されている。
【0048】
上記構成の機械式過給機2の作動時には、潤滑油供給手段4のノズル26から上記雌ロータタイミングギア24と雄ロータタイミングギア25との噛合部に潤滑油が噴射されることにより、高速回転する上記雌ロータタイミングギア24および雄ロータタイミングギア25からなる動力伝達ギアがそれぞれ冷却される。そして、上記ノズル26噴射されてケーシング5の底部に貯溜された潤滑油は、その自重によって上記リターン通路6内を流下し、エンジン本体1のオイルパン31内に排出されることになる。
【0049】
そして、上記のように潤滑油供給手段4から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体1側に戻すリターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の水平方向に対する傾斜角度αが、機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1が最大傾斜状態となった場合における油面O1´の水平方向に対する傾斜角度βよりも大きな値となるように、上記リターン通路6を設置したため、上記車両の旋回時等に、車体に最大の遠心力が作用した場合においても、上記リターン通路6の上流側部が、上記遠心力が作用した状態における油面O1´,O2´の高さ方向、つまり上記油面O1´,O2´と直角方向に対してリターン通路6の下流側部の下方に位置することはなく、上記潤滑油の排出性が阻害されるという事態の発生を確実に防止することができる。
【0050】
また、エンジン本体1の側面部に対するリターン通路6の接続部(導出孔27)を、エンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面O2が最大傾斜状態となった場合における油面O2´の位置よりも上方に配設したため、車両の旋回時に作用する上記最大の遠心力によって上記潤滑油の油面O2´が最大傾斜状態となった場合においても、上記導出孔27がエンジン本体1内の潤滑油内に浸漬されて上記リターン通路6内の潤滑油の排出性が阻害されるという事態を確実に防止することができる。
【0051】
したがって、上記機械式過給機2がエンジン本体1の側方に配設され、機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油をエンジン本体1の側方に戻すリターン通路6のレイアウトが避けられない機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記潤滑油の排出性が阻害されるのを防止することにより、この潤滑油の油面O1が上昇して上記増速用の大径ギア13または雄ロータタイミングギア25等が潤滑油内に浸漬されるという事態の発生を確実に防止することができるため、上記大径ギア13または雄ロータタイミングギア25等によって潤滑油が掻き回されることを確実に防止し、これによって上記機械式過給機2の駆動力が浪費されるのを防止することができる。
【0052】
特に、上記のようにエンジン本体1のクランク軸14によって駆動される機械式過給機2の入力軸9をケーシング5の下方側に配設した場合には、大きな駆動力が入力される上記入力軸9をエンジン本体1に近付けてその支持剛性を充分に確保できる反面、上記入力軸9に固定された大径ギア13がケーシング5内の潤滑油に浸漬され易いので、上記構成を採用して潤滑油の油面O1が上昇するのを抑制することにより、上記大径ギア13によって潤滑油が掻き回されるのを防止することが望まれる。
【0053】
また、上記構成を採用することにより、大径ギア13等によって潤滑油が掻き回されることに起因する潤滑油の温度上昇を抑制し、その冷却機能を常に良好状態に維持することができるため、上記雌ロータタイミングギア24および雄ロータタイミングギア25からなる動力伝達ギアの噛合部において発生する熱が雄ロータ7および雌ロータ8に伝達されることによる両ロータ7,8の熱膨張を抑制し、これらのロータ7,8がケーシング5に干渉してスティックするという事態の発生を効果的に防止することができる。
【0054】
上記実施形態では、リターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の水平方向に対する傾斜角度αが、45°よりも大きな値となるように上記リターン通路6を設置したため、各種の車両毎に上記油面の最大傾斜角度を求めてリターン通路6の設置角度を設定するという繁雑な作業を要することなく、上記潤滑油の排出性を良好状態に維持できるという利点がある。
【0055】
すなわち、通常の車両では、その旋回時等において1G以上の遠心力が車体に作用することは考えられないため、リターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の水平方向に対する傾斜角度を、45°よりも大きな値に設定することにより、車体に最大の遠心力が作用して機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1´が最大傾斜状態となった場合においても、リターン通路6の上流側部が、上記油面O1´の高さ方向に対して下流側部の下方に位置するという事態の発生を防止し、上記リターン通路6を介した潤滑油の排出性を常に良好状態に維持することができる。
【0056】
また、上記実施形態では、機械式過給機2のケーシング5に対するリターン通路6の接続部(導出孔27)を、上記ケーシング5の中心位置Cよりもエンジン本体1側に配設したため、機械式過給機2の設置位置を上方に設定することなく、リターン通路6の設置方向を鉛直方向に近付けることができる。したがって、機械式過給機2のケーシング5に対するリターン通路6の接続部を、上記ケーシング5の中心位置Cに配設したものに比べて、リターン通路6の上流側部と下流側部とを結ぶラインL1の水平方向に対する傾斜角度αを大きく保ちつつ、機械式過給機6の設置位置を下方に位置させることができる。
【0057】
このため、上記リターン通路6を介した潤滑油の排出性を良好状態に維持できるとともに、エンジンの搭載状態におけるエンジンロール軸心、つまりエンジンの稼働時におけるエンジン本体1の振れ中心であってクランク軸14の回転中心の近傍に位置する軸心と機械式過給機6の重心Gとの距離を短くし、その分だけ、エンジンロール軸心を中心とした機械式過給機6の回転モーメントを小さくしてエンジンルールに起因する機械式過給機2の振動を低減しつつ、上記リターン通路6を介した潤滑油の排出性を良好状態に維持することができるという利点がある。
【0058】
さらに、上記実施形態に示すように、機械式過給機2のケーシング5に対するリターン通路6の接続部(導出孔27)を、リターン通路6の傾斜角度αに対応した角度に傾斜させた場合には、図3に示すように、ケーシング5の下方に伸びる導出孔27aを形成した場合に比べて、リターン通路5の傾斜角度αを大きくしてその設置方向を鉛直方向に近付けることができるため、リターン通路6を介した潤滑油の排出性を効果的に改善することができる。
【0059】
また、上記実施形態では、エンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面O2が最大傾斜状態となった場合、例えば45°の傾斜状態となった油面O2´と平行に伸びるとともに、コンロッド30の大端部30aが描く最外形線の軌跡Aの下部と接するように伸びる基準ラインL2の上方に、エンジン本体1のシリンダブロック28に対するリターン通路5の接続部(排出孔29)を配設したため、コンロッド30の下端部が浸漬しないような状態でエンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面O2が、上記遠心力に応じて最大傾斜状態となった場合においても、エンジン本体1のシリンダブロック28に対する上記リターン通路6の接続部が上記最大傾斜状態の油面O2´の下方側に位置するのを防止することができる。したがって、上記リターン通路6の下端部がエンジン本体1内の潤滑油によって閉塞されて潤滑油の排出性が阻害されるという事態の発生を確実に防止することができる。
【0060】
なお、上記実施形態では、機械式過給機2のケーシング5に形成された潤滑油の導出孔27と、エンジン本体1の側面部に形成された潤滑油の排出孔29とを接続するリターン通路6を直線状に設置した例について説明したが、上記リターン通路6を曲線状または屈曲状に形成してもよく、この場合には、リターン通路6の全ての部位において、その上流側部と下流側部とを結ぶ基準ラインの水平方向に対する傾斜角度αが、機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1が最大傾斜状態となった場合における油面O1´の水平方向に対する傾斜角度βよりも大きな値となるように構成することにより、上記潤滑油の排出性を良好状態に維持することができる。
【0061】
また、上記実施形態では、リターン通路5の接続部(排出孔29)をシリンダブロック28の側壁部に形成した例について説明したが、図4に示すように、エンジン本体1のクランク軸方向の端部、つまりオイルパン31の端壁部にリターン通路6の下流端が接続される排出孔29aを形成した構造としてもよい。この場合には、エンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面変動が生じにくい位置に上記排出孔29aからなる接続部を配設することができるため、この排出孔29aがエンジン本体1内に貯溜された潤滑油の油面O2よりも下方に位置するのを防止しつつ、この接続部をできるだけ下方、例えばクランク軸14の支持部の下方に配設することができる。
【0062】
また、図5に示すように、上記リターン通路6の途中に拡大室32を設け、機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油を上記拡大室32内に一旦、導出した後、この拡大室32からリターン通路6の下方部6bを介してエンジン本体1内に潤滑油を順次導出するように構成してもよい。
【0063】
上記のように構成した場合には、上記拡大室32の上方側に位置するリターン通路6aの上流側部と下流側部とを結ぶラインL3の水平方向に対する傾斜角度αが、上記機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1が最大傾斜状態となった場合、例えば45°の傾斜状態となった場合における油面O1´の水平方向に対する傾斜角度βよりも大きな値となるように上記リターン通路6を設置することにより、上記機械式過給機付エンジンが搭載された車両の旋回時等に、車体に作用する遠心力に応じて上記潤滑油の油面O1が最大傾斜状態となった場合においても、上記リターン通路6aの上流側部が、上記最大傾斜状態の油面O1´の高さ方向に対してリターン通路6aの下流側部の下方に位置することを防止することができる。
【0064】
したがって、上記遠心力の作用時間内にリターン通路6aを介して導出される潤滑油を収容し得る容量の拡大室32をリターン通路6に設けることにより、上記拡大室32の下方に位置するリターン通路6bの傾斜角度が上記油面O1´の傾斜角度よりも小さいことに起因してこのリターン通路6bを介した潤滑油の排出性が阻害されたとしても、上記ケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1が上昇するのを確実に防止することができる。
【0065】
また、上記実施形態では、螺旋状の突条を有する雄ロータ7と、この雄ロータ7の突条に噛み合う螺旋状の凹溝を有する雌ロータ8とを備え、ケーシング5と上記両ロータ7,8との間隙が極めて小さく、スティックを生じ易いリショルムポンプからなる機械式過給機2の潤滑装置において、上記構成を採用したため、ケーシング5内に貯溜された潤滑油の排出性が良好状態に維持し、この潤滑油の温度が上昇するのを防止してその冷却機能を維持することにより、上記スティックの発生を効果的に防止することができる。
【0066】
さらに、上記実施形態では、大径ギア13および小径ギア23からなる増速ギアを有し、この増速ギヤによって上記両ロータ7,8および動力伝達ギアを高速で回転駆動するように構成された機械式過給機2の潤滑装置において、上記構成を採用したため、ケーシング5内に貯溜された潤滑油の排出性を良好状態に維持することにより、この潤滑油が上記増速用の大径ギア13等によって掻き回されることを防止し、その冷却機能を良好状態に維持して上記動力伝達ギアを潤滑油によって効果的に冷却することができる。
【0067】
また、エンジン本体1を縦置き状態で車両に搭載するとともに、図6に示すように、クランク軸14の一端部側から見てエンジン本体1の上部が機械式過給機2の設置部と逆方向に傾斜するように、エンジン本体1を車体の鉛直線Hに対して傾斜させた状態で設置するように構成してもよい。
【0068】
上記のように構成した場合には、側方に機械式過給機2が設置された上記エンジン本体1が縦置き状態で車両に搭載されることにより、この車両の旋回時に、車体の側方に作用する遠心力の影響を受けて上記機械式過給機2のケーシング5内に貯溜された潤滑油の油面O1が大きく傾斜し易い傾向にある機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、機械式過給機2の設置位置を上方に設定する等の構成を採用することなく、上記ケーシング5に接続されたリターン通路6の設置方向を鉛直方向に近付けることができるため、上記リターン通路6を介した潤滑油の排出性を良好状態に維持しつつ、上記機械式過給機2の設置位置をエンジン本体1に近付けて、機械式過給機2の振動を効果的に低減することができる。
【0069】
なお、上記実施形態では、雄ロータタイミングギア25および雌ロータタイミングギア24からなる動力伝達ギアの噛合部のみに潤滑油を供給する潤滑油供給手段4を設けた例について説明したが、上記大径ギア13および小径ギア23からなる増速ギアの噛合部と、上記動力伝達ギアの噛合部との両方に潤滑油を供給する潤滑油供給手段を設けた構造としてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上のように本発明は、機械式過給機内に貯溜された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、上記機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置するとともに、エンジン本体のシリンダブロックに対するリターン通路の接続部を、エンジン本体内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面位置よりも上方に配設したため、上記機械式過給機がエンジン本体の側方に配設された機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記潤滑油の排出性が阻害されるのを防止することができる。
【0071】
したがって、上記ケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が上昇して増速用の大径ギア等が潤滑油内に浸漬されるという事態の発生を確実に防止し、この潤滑油がギアにより掻き回されて機械式過給機の駆動力が浪費されるのを防止することができる。また、上記潤滑油の温度上昇を防止して、その冷却機能を常に良好状態に維持することにより、上記機械式過給機の動力伝達ギアの噛合部において発生した熱がロータに伝達されて両ロータが熱膨張することを抑制することができるため、これらのロータがケーシングに干渉してスティックするという事態の発生を効果的に防止できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る潤滑装置を備えた機械式過給機付エンジンの一例を示す全体構成図である。
【図2】上記機械式過給機の構成を示す断面図である。
【図3】上記潤滑装置の別の実施形態を示す説明図である。
【図4】上記潤滑装置のさらに別の実施形態を示す説明図である。
【図5】上記潤滑装置のさらに別の実施形態を示す説明図である。
【図6】上記潤滑装置のさらに別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体
2 機械式過給機
4 潤滑油供給手段
5 ケーシング
6 リターン通路
7 雄ロータ
8 雌ロータ
13 大径ギア(増速ギア)
23 小径ギア(増速ギア)
24 雌ロータタイミングギア(動力伝達ギア)
25 雄ロータタイミングギア(動力伝達ギア)
27 導出孔(リターン通路の接続部)
28 シリンダブロック
29 排出孔(リターン通路の接続部)
30 コンロッド
30a コンロッドの大端部
32 拡大室
A 軌跡の最外形線
L1,L3 リターン通路のライン
L2 基準ライン
O1,O2 油面
α リターン通路の傾斜角度
β,γ 油面の傾斜角度

Claims (6)

  1. 一対の軸上にそれぞれ動力伝達ギアおよびロータが設けられた機械式過給機と、少なくとも上記動力伝達ギアの噛合部に潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、この潤滑油供給手段から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路とを有し、上記機械式過給機がエンジン本体の側方に配設されてなる機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記リターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、上記機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置し、かつこのリターン通路をエンジン本体のクランク軸方向の端部に接続するとともに、この接続部をエンジン本体内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面位置よりも上方に配設したことを特徴とする機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
  2. リターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、45°よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置したことを特徴とする請求項1記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
  3. 増速ギアを有する機械式過給機付エンジンに装備されることを特徴とする請求項1または2記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
  4. 一対の軸上にそれぞれ動力伝達ギアおよびロータが設けられた機械式過給機と、少なくとも上記動力伝達ギアに潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、この潤滑油供給手段から供給された潤滑油をその自重によってエンジン本体側に戻すリターン通路とを有し、上記機械式過給機がエンジン本体の側方に配設されてなる機械式過給機付エンジンの潤滑装置において、上記リターン通路に拡大室を設けるとともに、この拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が、上記機械式過給機のケーシング内に貯溜された潤滑油の油面が最大傾斜状態となった場合における油面の水平方向に対する傾斜角度よりも大きな値となるように上記リターン通路を設置したことを特徴とする機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
  5. 上記拡大室の上方側に位置するリターン通路の上流側部と下流側部とを結ぶラインの水平方向に対する傾斜角度が45°よりも大きな値となるようにリターン通路を設置したことを特徴とする請求項記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
  6. 増速ギアを有する機械式過給機付エンジンに装備されることを特徴とする請求項または記載の機械式過給機付エンジンの潤滑装置。
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