JP3693660B2 - Slide rail type upper suspension door device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井側で固定のアウターレールに対し引戸等の戸体上に取り付けるインナーレールを、リテーナで保持した多数のボールを介して摺動自在に係合させて組み立てたスライドレール体を用いて、戸体を開閉移動可能に吊持するスライドレール式上吊り扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の扉装置の中で、たとえば引戸装置では、一般に、引戸をスライドさせて開閉するとき、その勢いで引戸が戸当りに衝突し、操作者が指を詰めたりする事故が発生しやすく、また、引戸が衝突の反動ではね返って戻ったり、開閉後に床面の傾斜が原因して重力で自然に戻ったりする弊害が問題になっている。
【0003】
そこで、従来の引戸装置は、これら弊害の発生を防止するために、ラックとピニオン機構と、ピニオンのギヤ軸に連結して減速するロータリーオイルダンパーとで構成した専用のブレーキ装置を搭載し、このブレーキ装置を作動させて引戸の開閉移動を減速する構成にしている(例えば特許文献1参照)。また、引戸装置の中には、専用のブレーキ装置として、引戸の閉時に作動するエアポンプ式のエアブレーキを搭載したものもある(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−42564号公報(第1−2頁、図1)
【特許文献2】
特開平8−333948号公報(第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の引戸装置では、別途に専用のブレーキ装置を搭載する構成であるため、それだけ設置スペースが余計に必要になり装置が大型化する一方で、そこを正面側から幕板で目隠しする必要があるほど、美的外観上、引戸周りの見栄えが良くないという課題があった。さらには、専用にブレーキ装置が余計に必要になる分だけ、コストが高くなるという課題もあった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の課題を解決し、余計な設置スペースを削減して戸体周りの美観性を高め、併せて廉価なスライドレール式上吊り扉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成すべく、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、両側縁から互いに内向きに湾曲したボールガイド部1bを有する天井側で水平に固定のアウターレール1と、両側縁から互いに外向きに湾曲したボールガイド部2bを有し引戸Dのような戸体上に取り付けるインナーレール2と、両ボールガイド1b・2b部間で挟持する多数のボール8…を保持穴7内でそれぞれ転動自在に保持して両レール1・2間に係合させたリテーナ3と、からなるスライドレール体Rを用いて戸体を開閉移動自在に吊持し、戸体の開閉移動と一体に前記インナーレール2が摺動すると前記ボール8…が転動し、それらボール8を介して前記リテーナ3を移動させながら、前記インナーレール2を摺動させて戸体を開閉するスライドレール式上吊り扉装置において、戸体が開閉移動するとき、前記インナーレール2の通過を許容する一方、前記リテーナ3の端部を当てて該リテーナ3の移動を規制する形状の、ねじ軸15やストッパ板片20のようなストッパ手段を備え、そのストッパ手段は、前記リテーナ3の端部が当たる当接位置を、戸体重量を含む戸体の種類に応じて調整可能に、前記アウターレール1の戸先側端部と戸尻側端部に組み付けてなることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスライドレール式上吊り扉装置において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記ストッパ手段は、軸先端15aを前記リテーナ3の端部に向けて前記アウターレール1に回動可能に組み付けたねじ軸15で形成し、そのねじ軸15の捩じ込み量に応じて前記リテーナ3の端部が当たる当接位置を微調整可能に構成してなることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のスライドレール式上吊り扉装置において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記アウターレール1の長さ方向に所定間隔をあけて複数の取付位置調整用穴19を設け、その取付位置調整用穴19を介してストッパ板片20のような前記ストッパ手段を組み付けて前記リテーナ3の端部が当たる当接位置を多段に調整可能に構成してなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の一例としてスライドレール式上吊り引戸装置を示す組立斜視図、図2は分解斜視図、図3は一端側から見て示す拡大端面図である。図示引戸装置は、例えば木製の引戸Dと、スライドレール体Rとを備えてなる。スライドレール体Rは、アウターレール1と、インナーレール2と、リテーナ3とを備える。
【0012】
アウターレール1は、帯状の金属プレートをプレスで成形し、平らな取付板部1aの両側縁を互いに向き合う内向きに湾曲させて、そこにボールガイド部1bを形成してなる。取付板部1aには、支持体Wに対する固定用ねじの貫通穴4…を複数設けている。インナーレール2は、アウターレール1の長さに所定の開閉ストロークの距離を差し引いた長さサイズの帯状金属プレートを用いてプレスで成形し、中央で断面略コ形状に屈曲させた取付部2aの両側縁を互いに離れる外向きに湾曲させて、そこにボールガイド部2bを形成してなる。
【0013】
リテーナ3は、2本のリテーナ本体5・5を備え、両リテーナ本体5・5間を複数のリテーナガイド6で連結して平行に組み付けてなる。リテーナ本体5・5は、長尺な金属プレートを用いて曲げ成形し、コ状に屈曲させた多数の支持片部5a…を連設し、各支持片部5aにそれぞれ保持穴7を形成している。そして、保持穴7にそれぞれ金属製の小径ボール8を嵌着して転動自在に保持してなる。リテナーガイド6は、樹脂製で、インナーレール2の曲げ形状に略対応させて成形し、リテーナ本体5・5に取り付ける両側端の連結板部6a・6aと、それら連結板部間にあって凹状に屈曲した突当て板部6bとで形成してなる。
【0014】
斯かるリテーナ3は、アウターレール1に対し、保持したボール8を左右のボールガイド部1bに係合して転動させながら嵌入する。次いで、インナーレール2を、左右のボールガイド部2bをボール8に係合させてボール8を転動させながらリテーナ3内に嵌入し、そのリテーナ3を介してアウターレール1に相対的に摺動可能に嵌合してスライドレール体Rを組み立てる。そして、スライドレール体Rは、インナーレール2を摺動させると、ボール8…が両レール1・2間で転動し、それらボール8に押されてリテーナ3がアウターレール1に対して所定開閉ストロークの略1/2分だけ移動すると同時に、一方で、インナーレール2がアウターレール1に対し所定開閉ストロークだけ相対移動するように設定されている。
【0015】
ところで、図示引戸装置において、斯かる構成のスライドレール体Rには、その戸先側端部と戸尻側端部に、それぞれ引戸Dの制動機構B1・B2が組み込まれている。
【0016】
制動機構B1・B2は、複数のリテーナガイド6中で、その1つをリテーナ本体5・5の戸先側の始端縁に、他の1つを戸尻側の終端縁に取り付けてリテーナ3を構成する。一方、アウターレール1は、取付板部1aの戸先側と戸尻側の端部に、ねじ挿通穴10を設けた構造にし、それらねじ挿通穴10に止めねじ11を通して支持ブロック12をねじ止めする。支持ブロック12は、例えば金属製で、インナーレール2の端面形状に合わせて肉厚な略T型につくられ、止めねじ11の取付用ねじ穴13と直交する向きに貫通させて調整用ねじ穴14を穿設している。調整用ねじ穴14には、ストッパ手段のねじ軸15を、捩じ込み量を調節可能に螺合する。ねじ軸15は、図4に示す如く軸先端15aをリテーナ3の突当て板部6bに向けて突設する一方、開閉移動時にインナーレール2がすり抜けられるように水平に保持されている。そして、スライドレール体Rの戸先側端部と戸尻側端部に、それぞれインナーレール2の摺動を制動する制動範囲L1・L2を配設した構成になっている。
【0017】
ここで、上述した構造のスライドレール体Rを用いて、引戸Dを天井側に取り付ける場合は、スライドレール体Rを横向きに寝かせて配置し、インナーレール2の取板部2aを引戸Dの上框面17に固定する一方、アウターレール1の取付板部1aを天井側の支持体Wに固定してスライドレール体Rを水平に横付けする。これにより、図示引戸装置では、引戸Dを、支持体Wでスライドレール体Rを介して開口部Sの開閉方向へスライド自在に吊設する。
【0018】
さて、以上の如く構成した図示引戸装置では、取っ手を持って引戸Dを閉方向へ移動して開口部Sを閉めるとき、引戸Dの移動と一体にインナーレール2がアウターレール1に対し摺動すると、ボール8…が転動し、それらボール8に押されてリテーナ3がインナーレール2に対し略1/2の速度で遅れながら移動する。
【0019】
しかる後、リテーナ3の戸先側端部が、制動機構B1における制動範囲Lに到達すると、図5に示すように、ねじ軸15の軸先端15aにリテーナ3の突当て板部6bが当たり、リテーナ3の、それ以上の移動が規制される。すると図6に示す如く、各保持穴7の穴縁にボール8が圧接して回転を規制される一方、この回転規制状態のボール8…の上を、インナーレール2は、すり抜けてボールガイド2bがボール8…とボールガイド2b間で発生する摩擦力に抗して移動する。即ち、インナーレール2は、ねじ軸15の軸先端15aにリテーナ3の突当て板部6bが当った当接位置から、前記摩擦力を受けて減速され始め、ブレーキがかかった状態で制動範囲L1をゆっくり摺動し、図7に示すように、緩衝状態で支持ブロック12にソフトに当たって引戸Dを閉止する。
【0020】
従って、引戸Dを閉止したとき、操作者が指を詰めたりする事故の発生が阻止され、また、反動で引戸Dがはね返って戻ったり、閉止後の引戸が床面の傾斜が原因して重力で戻ったりする弊害の発生も防止される。
【0021】
反対に、引戸Dを開方向へ移動して開口部Sを開くときも、リテーナ3が戸尻側の制動機構B2における制動範囲L2に到達すると、同様に、ねじ軸15の軸先端15aに突当て板部6bが当たってリテーナ3の移動を規制し、ボール8…が回転を規制される状態になるため、インナーレール2は、ねじ軸15の軸先端15aにリテーナ3の突当て板部6bが当った当接位置から、前記摩擦力を受けて減速され始め、ブレーキがかかった状態で制動範囲L2をゆっくり摺動し、緩衝状態で支持ブロック12にソフトに当たって止まり、開口部Sは開放される。
【0022】
また、図示引戸装置では、引戸Dを組み付けるとき、その重量がどのくらいか、引戸に付設の取っ手がハンドル構造か引き手構造かなど、引戸の種類に応じて、制動機構B1・B2に備えるねじ棒15の軸先端15aにリテーナ3が当たる当接位置を調節することにより、制動範囲L1・L2の長さ距離を調整する。その場合は、ねじ棒15の支持ブロック12に対する捩じ込み量を調節し、例えば図8に示すように制動範囲L1を短くしたりする。図示例では、ストッパ手段が捩じ込み式のねじ軸15であるので、その捩じ込み量を微調節することにより、制動範囲Lを厳密に調整することができる。
【0023】
ところで、本発明による引戸装置では、スライドレール体R内に組み込む制動機構B1・B2は、以下に示す図示例のような構成にすることもできる。
【0024】
図示他例の制動機構B1・B2では、図9および図10に示すように、アウターレール1の取付板部1aに、支持体Wに対する固定用ねじの貫通穴を兼ねた取付位置調整用穴19を、所定の等間隔に複数設ける。ストッパ手段としては、上記ねじ軸に代えて金属製のストッパ板片20を用いる。ストッパ板片20は、ねじ挿通穴21を中心にあけた取付板部20aに、その片側中央でのみL状に折り曲がる受板片部20bを設け、開閉移動時にインナーレール2がすり抜けられる形状になっている。そして、ストッパ板片20を、取付位置調整用穴19とねじ挿通穴21に止めねじ22を通してアウターレール1にねじ止めし、受板片部20bをリテーナ3の突当て板部6bと対向させて、スライドレール体Rの戸先側端部と戸尻側端部にそれぞれ制動範囲Lを配設する構成にしている。
【0025】
さて、図示他例のスライドレール体Rを備える引戸装置では、引戸Dを移動して開口部Sを閉めるとき、リテーナ3の端部が戸尻側の制動機構B1における制動範囲Lに到達すると、図11に示すように、ストッパ板片20の受板片部20bに突当て板部6bが当たってリテーナ3の移動が規制される。すると、インナーレール2は、回転規制状態のボール8…の上を、ボール8…とボールガイド2b間で発生する摩擦力に抗して移動し、ストッパ板片20にリテーナ3の突当て板部6bが当った当接位置から減速され始め、ブレーキがかかった状態で制動範囲Lをゆっくり摺動し、緩衝状態で不図示のストッパにソフトに当たって引戸Dを閉止する。
【0026】
また、図示他例では、引戸Dを組み付けるとき、その重量如何や、取っ手の構造如何など引戸の種類に応じて、ストッパ板片20がリテーナ3の端部に当たる当接位置を調整して制動範囲Lの距離を調整する。その場合は、複数の取付位置調整用穴19の中から、引戸の種類に応じて適宜の取付位置調整用穴19を選択してストッパ板片20の取付位置を調整し、例えば図13に示すように制動範囲Lの距離を長くしたりする。図示例では、間隔をあけて設ける取付位置調整用穴19の位置を選択することにより、重量が格段に異なる引戸を組み付けるような場合でも、制動範囲Lを大きく多段に調整することにより適確に対処することができる。
【0027】
【発明の効果】
上述の如く構成した本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0028】
請求項1に記載の発明によれば、従来の如く別途にブレーキ装置を搭載するのではなく、戸先側と戸尻側の制動区域でリテーナの移動を規制してインナーレールの摺動を減速させる制動機構を薄肉なスライドレール体、それ自体の中に形成する構成であるため、ブレーキ装置用の余計な設置スペースを、引戸などの戸体周りになくすことができ、しかも、戸体周りをスッキリさせて美観性を高め、見栄えをよくする一方、専用のブレーキ装置が不必要な分だけ、飛躍的なコスト削減を実現させることができる。
【0029】
請求項2に記載の発明によれば、加えて、ストッパ手段としてねじ軸を用いて捩じ込み量を調節することにより、戸先側と戸尻側とで引戸の制動範囲を厳密に微調整することができ、その結果、重さなど戸体の微妙な種類の違いに対応して指詰め防止や戸体のはね返りなどを適確に防止することができる。
【0030】
請求項3に記載の発明によれば、加えて、間隔をあけて設ける取付位置調整用穴の位置を選択することにより、戸先側と戸尻側とで引戸の制動範囲を大きく多段に調整することができ、これにより、重量など種類が格段に異なる戸体を組み付けるような場合でも、同様に指詰め防止や戸体のはね返りなどを適確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例としてスライドレール式上吊り引戸装置の一例を示す組立斜視図である
【図2】 引戸装置の分解斜視図である。
【図3】 引戸装置を一端側から見て示す端面図である。
【図4】 引戸装置の戸先側に備える制動機構を示す部分縦断面図である。
【図5】 戸先側の制動機構をリテーナの端部がねじ軸に当接した状態で示す部分縦断面図である。
【図6】 ねじ軸をリテーナに当ててインナーレールの摺動を制動する状態を説明する作動説明図である。
【図7】 引戸閉止後の状態で戸先側の制動機構を示す部分縦断面図である。
【図8】 ねじ軸の捩じ込み量を調節してリテーナとの当接位置を変えた状態で戸先側の制動機構を示す部分縦断面図である。
【図9】 引戸装置の戸先側に備える他例の制動機構を示す部分縦断面図である。
【図10】 他例の制動機構を備える引戸装置の分解斜視図である。
【図11】 他例の制動機構を、戸先側でリテーナの端部がねじ軸に当接した状態で示す部分縦断面図である。
【図12】 引戸閉止後の状態で戸先側の他例の制動機構を示す部分縦断面図である。
【図13】 ストッパ板片の取付位置を調節してリテーナとの当接位置を変えた状態で戸先側の他例の制動機構を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 アウターレール
1b ボールガイド部
2 インナーレール
2b ボールガイド部
3 リテ−ナ
6 リテーナガイド
6b 突当て板部
7 保持穴
8 ボール
15 ねじ軸(ストッパ手段)
19 取付位置調整用穴
20 ストッパ板片(ストッパ手段)
20b 受板片部
B1・B2 制動機構
D 引戸(戸体)
L・L1・L2 制動範囲
R スライドレール体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention uses a slide rail body assembled by slidably engaging an inner rail mounted on a door body such as a sliding door with respect to an outer rail fixed on the ceiling side via a plurality of balls held by a retainer. The present invention relates to a slide rail type upper suspension door device that suspends a door so that the door can be opened and closed.
[0002]
[Prior art]
Among these types of door devices, for example, in sliding door devices, in general, when sliding doors are slid to open and close, there is a tendency for the sliding doors to collide against the doors with that momentum, and accidents such as operator clogging fingers are likely to occur. In addition, there is a problem in that the sliding door rebounds due to the reaction of the collision or returns naturally due to gravity due to the inclination of the floor after opening and closing.
[0003]
Therefore, in order to prevent the occurrence of these adverse effects, the conventional sliding door device is equipped with a dedicated brake device composed of a rack and pinion mechanism, and a rotary oil damper that is connected to the gear shaft of the pinion and decelerates. The brake device is operated to decelerate the opening / closing movement of the sliding door (see, for example, Patent Document 1). Some sliding door devices are equipped with an air pump type air brake that operates when the sliding door is closed as a dedicated brake device (see, for example, Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 5-42564 (page 1-2, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-8-333948 (
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional sliding door device is equipped with a dedicated brake device, it requires extra installation space and the size of the device increases, but it must be blinded with a curtain from the front side. There was a problem that the more aesthetic appearance was, the worse the appearance around the sliding door was. Furthermore, there is a problem that the cost is increased as much as a dedicated brake device is required.
[0006]
An object of the present invention is to solve the above-described conventional problems, to provide an inexpensive slide rail type upper suspension door device that reduces unnecessary installation space and enhances aesthetics around the door body.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, in order to achieve the above object, the invention described in
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the slide rail type upper suspension door device according to the first aspect, for example, as in the illustrated embodiment shown below, the stopper means has the
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the slide rail type upper suspension door device according to the first aspect, for example, as shown in the following embodiment, a plurality of the
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
FIG. 1 is an assembled perspective view showing a slide rail type upper sliding door device as an example of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view, and FIG. 3 is an enlarged end view seen from one end side. The illustrated sliding door device includes, for example, a wooden sliding door D and a slide rail body R. The slide rail body R includes an
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
Such a
[0015]
By the way, in the illustrated sliding door device, the slide rail body R having such a configuration incorporates the braking mechanisms B1 and B2 of the sliding door D at the door end side end and the door bottom side end, respectively.
[0016]
The brake mechanisms B1 and B2 are attached to the door end side start edge of the
[0017]
Here, when the sliding door D is mounted on the ceiling side using the slide rail body R having the above-described structure, the slide rail body R is laid sideways and the
[0018]
In the illustrated sliding door device configured as described above, when the sliding door D is moved in the closing direction by holding the handle and the opening S is closed, the
[0019]
After that, when the door end side end of the
[0020]
Therefore, when the sliding door D is closed, the occurrence of an accident in which the operator closes the finger is prevented, and the sliding door D rebounds and returns due to the reaction, or the sliding door after the closing causes gravity due to the inclination of the floor surface. It is also possible to prevent the occurrence of harmful effects such as
[0021]
Conversely, when the sliding door D is moved in the opening direction to open the opening S, when the
[0022]
In addition, in the illustrated sliding door device, when the sliding door D is assembled, the weight of the sliding door D, the screw rod provided in the brake mechanism B1 or B2 depending on the type of the sliding door, such as whether the handle attached to the sliding door is a handle structure or a pulling handle structure. The length distance of the braking ranges L1 and L2 is adjusted by adjusting the contact position where the
[0023]
By the way, in the sliding door apparatus by this invention, brake mechanism B1 * B2 incorporated in the slide rail body R can also be set as the example of illustration shown below.
[0024]
As shown in FIGS. 9 and 10, in the braking mechanisms B1 and B2 of the other examples shown in the drawings, the mounting
[0025]
Now, in the sliding door device provided with the slide rail body R of the other example shown in the drawing, when the sliding door D is moved and the opening S is closed, when the end of the
[0026]
Further, in the other example shown in the drawing, when the sliding door D is assembled, the braking position is adjusted by adjusting the contact position where the
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention configured as described above, the following effects can be obtained.
[0028]
According to the first aspect of the present invention, instead of separately mounting a brake device as in the prior art, the movement of the retainer is regulated in the braking area on the door end side and the door bottom side to reduce the sliding of the inner rail. Because the brake mechanism to be built is a thin slide rail body, which is formed in itself, it is possible to eliminate extra installation space for the brake device around the door body such as a sliding door, and around the door body While refreshing and improving aesthetics and improving the appearance, it is possible to realize dramatic cost reductions as much as a dedicated brake device is unnecessary.
[0029]
According to the invention described in
[0030]
According to the third aspect of the invention, in addition, by selecting the positions of the mounting position adjusting holes provided at intervals, the braking range of the sliding door is adjusted in a large and multistage manner on the door tip side and the door bottom side. As a result, even when doors of significantly different types, such as weight, are assembled, it is possible to prevent finger jamming and the doors from being rebounded appropriately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an assembled perspective view showing an example of a sliding rail type upper suspension door device as an example of the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view of the sliding door device.
FIG. 3 is an end view showing the sliding door device as viewed from one end side.
FIG. 4 is a partial longitudinal sectional view showing a braking mechanism provided on the door end side of the sliding door device.
FIG. 5 is a partial longitudinal sectional view showing a door end side braking mechanism in a state in which an end portion of a retainer is in contact with a screw shaft.
FIG. 6 is an operation explanatory diagram for explaining a state in which the sliding of the inner rail is braked by applying the screw shaft to the retainer.
FIG. 7 is a partial longitudinal sectional view showing a door-side braking mechanism in a state after the sliding door is closed.
FIG. 8 is a partial vertical cross-sectional view showing a door-side braking mechanism in a state where the screwing amount of the screw shaft is adjusted to change the contact position with the retainer.
FIG. 9 is a partial longitudinal sectional view showing another example braking mechanism provided on the door end side of the sliding door device.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a sliding door device including another example of a braking mechanism.
FIG. 11 is a partial longitudinal sectional view showing a braking mechanism of another example in a state where the end of the retainer is in contact with the screw shaft on the door end side.
FIG. 12 is a partial longitudinal sectional view showing another example of a braking mechanism on the door end side in a state after the sliding door is closed.
FIG. 13 is a partial longitudinal sectional view showing another example of a brake mechanism on the door-end side in a state where the attachment position of the stopper plate piece is adjusted to change the contact position with the retainer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
19 Mounting
20b Receiving plate pieces B1 and B2 Braking mechanism D Sliding door (door body)
L ・ L1 ・ L2 Brake range R Slide rail body
Claims (3)
戸体が開閉移動するとき、前記インナーレールの通過を許容する一方、前記リテーナの端部を当てて該リテーナの移動を規制する形状のストッパ手段を備え、
そのストッパ手段は、前記リテーナの端部が当たる当接位置を、戸体重量を含む戸体の種類に応じて調整可能に、前記アウターレールの戸先側端部と戸尻側端部に組み付けてなることを特徴とする、スライドレール式上吊り扉装置。An outer rail fixed horizontally on the ceiling side having ball guide portions curved inward from both side edges, an inner rail having ball guide portions curved outward from both side edges and mounted on a door body, A slide rail body comprising a retainer in which a large number of balls sandwiched between the ball guide portions are respectively held in a holding hole so as to be freely rotatable and engaged between both rails, and the door body is movably suspended. When the inner rail slides integrally with the opening / closing movement of the door, the ball rolls, and the retainer is moved through the balls, and the inner rail is slid to open / close the door. In rail type upper suspension door device,
When the door body opens and closes, it comprises stopper means having a shape that allows passage of the inner rail while restricting movement of the retainer by applying an end of the retainer,
The stopper means is assembled to the door end side end portion and door end side end portion of the outer rail so that the contact position where the end portion of the retainer abuts can be adjusted according to the type of door body including the door body weight. A slide rail type upper suspension door device characterized by comprising:
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