JP3693016B2 - 熱風発生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【本発明の属する技術分野】
本発明は各種工作物、樹脂製品等の被加熱物を乾燥、加熱、焼き付けする熱風発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱風発生装置は、発熱体を有する熱風発生用通路の外周部位に、その熱風発生用通路と隔絶した冷風用通路を備えることにより外筒を冷却させ、外筒を触っても火傷することがないよう安全性を確保していた(例えば特開平2−40450号公報参照)。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の熱風発生装置においては、外筒冷却用冷風と熱風とが共通の送出ガイドにより外部に排出される構造となっていた。そのため、その送出ガイド内で冷風と熱風が混じり合い、熱風発生用通路内で加熱された空気(熱風)が冷却され熱効率が低下するという不具合があった。
【0004】
本発明は、この問題を解決することを課題とし、外筒冷却用冷風と熱風が確実に混じり合わないようにすることにより熱効率の低下を防止することができる熱風発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は以下の構成により解決することができる。
発熱体を有する熱風発生用通路の外周部位に、その熱風発生用通路と隔絶した冷風用通路を備えた熱風発生装置において、前記冷風用通路に接続され、かつ冷風を外部に送出する冷風送出ガイド及び前記熱風発生用通路に接続され、かつ熱風を外部に送出する熱風送出ガイドを設け、前記熱風送出ガイドは前記冷風送出ガイドから突出するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱風発生装置の好適な実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
【0007】
図1は本発明の熱風発生装置を示す。外筒1、第1内筒2、第2内筒3、第3内筒4及び第4内筒5がそれらの両端に位置する端壁6、7、8によって互いに所定の環状空間を設けて固定されている。それらの環状空間が軸方向に伸張して、外周側から順に冷却用通路9、第1環状通路10、第2環状通路11及び第3環状通路12を形成している。
【0008】
第4内筒5内の熱風発生用通路13には、そのほぼ全長に渡って電気的発熱体であるシーズヒーター14が螺旋状に固定され、電源装置(図示せず)に接続されている。更に温度センサー15が設けられ、リード線16によって温度制御装置(図示せず)に接続されている。
【0009】
エアータンク(図示せず)からの加圧された空気は、第1供給口17を介して外筒1の右端側で冷却用通路9に導入される。第1内筒2の両端には、それぞれ周方向に間隔をあけて複数の第1開口18及び第2開口19が形成されて、冷却用通路9と第1環状通路10とを接続する。
【0010】
更にエアータンクからの加圧された空気は、第2供給口20及び端壁8の通路21を介して第2環状通路11に接続されている。そして、第3内筒4の左端には、周方向に間隔をあけた複数の第3開口22により第2環状通路11は第3環状通路12に接続されている。
【0011】
第4内筒5の右端にて周方向に間隔をあけた複数の第4開口23により第3環状通路12は熱風発生用通路13に接続されている。冷風用通路9は、熱風発生用通路13の外周部位に位置し、それらは互いに第2内筒3によって隔絶されている。
【0012】
第1内筒2の左端には、連続的に外径が縮小している冷風送出ガイド24が一体的に形成されている。その内側の冷風送出口25は第1環状通路10及び第1、第2開口18、19により冷風用通路9に接続されている。第4内筒5の左端には、連続的に外径が縮小している熱風送出ガイド26が一体的に形成されている。その内側の熱風送出口27は熱風発生用通路13に接続される。
【0013】
熱風送出ガイド26は冷風送出ガイド24から突出するように構成されている。冷風送出ガイド24と熱風送出ガイド26の開口部の形状は、熱風発生器の用途もしくは被加熱物によって、円形、長方形等種々の形状とすることができる。
【0014】
第1供給口17より供給された加圧空気は冷却用通路9及び第1、第2開口18、19を介して冷風送出口25より排出される。また、第2供給口20より供給された加圧空気は通路21、第2環状通路11、第3開口22、第3環状通路12及び第4開口23を熱風発生用通路13内に導入され、発熱したシーズヒーター14によって加熱され、熱風となって熱風送出口27より排出される。
【0015】
なお第1供給口17及び第2供給口20は、それぞれ弁装置(図示せず)を介してエアータンクに接続され、必要に応じて弁装置を開閉して第1供給口17及び第2供給口20に調整された加圧空気を供給する。排出される熱風の温度は、温度センサー15により検出され、温度制御装置によってシーズヒーター用電源装置を制御して、排出温度を所定値に制御する。
【0016】
発熱したシーズヒーター14によって第4内筒5も加熱され、その輻射熱で第3内筒4も加熱され、同様に第2内筒3も加熱される。そのため加圧空気は、第2環状通路11及び第3環状通路12を通過する過程で十分に予熱されてから熱風発生用通路13内に導入される。その結果、熱風送出口27からは高温で、かつ大なる熱量の熱風が排出される。
【0017】
なお、外筒1は、第1供給口17よりの加圧空気に常時接触しているため高温とならず、作業者が触っても火傷することがない。
【0018】
【発明の効果】
本発明においては、冷風用通路に接続され、冷風を外部に送出する冷風送出ガイド及び熱風発生用通路に接続され、熱風を外部に送出する熱風送出ガイドを設け、熱風送出ガイドは冷風送出ガイドから突出していることにより、冷風送出ガイドより排出された冷風は、突出している熱風送出ガイドの外周に沿って層流となる。
【0019】
従って、従来例のごとく冷風送出口から排出される冷風と熱風送出口から排出される熱風とが乱流となって混じり合い、排出される熱風の温度が低下することがない。また熱風送出ガイドは冷風送出ガイドから突出しているため、作業者が被加熱物へ熱風送出口を正確に対向させることができ作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱風発生装置の上半部を断面した図。
【符号の説明】
1 外筒
9 冷風用通路
13 熱風発生用通路
24 冷風送出ガイド
25 冷風送出口
26 熱風送出ガイド
27 熱風送出口
【本発明の属する技術分野】
本発明は各種工作物、樹脂製品等の被加熱物を乾燥、加熱、焼き付けする熱風発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱風発生装置は、発熱体を有する熱風発生用通路の外周部位に、その熱風発生用通路と隔絶した冷風用通路を備えることにより外筒を冷却させ、外筒を触っても火傷することがないよう安全性を確保していた(例えば特開平2−40450号公報参照)。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の熱風発生装置においては、外筒冷却用冷風と熱風とが共通の送出ガイドにより外部に排出される構造となっていた。そのため、その送出ガイド内で冷風と熱風が混じり合い、熱風発生用通路内で加熱された空気(熱風)が冷却され熱効率が低下するという不具合があった。
【0004】
本発明は、この問題を解決することを課題とし、外筒冷却用冷風と熱風が確実に混じり合わないようにすることにより熱効率の低下を防止することができる熱風発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は以下の構成により解決することができる。
発熱体を有する熱風発生用通路の外周部位に、その熱風発生用通路と隔絶した冷風用通路を備えた熱風発生装置において、前記冷風用通路に接続され、かつ冷風を外部に送出する冷風送出ガイド及び前記熱風発生用通路に接続され、かつ熱風を外部に送出する熱風送出ガイドを設け、前記熱風送出ガイドは前記冷風送出ガイドから突出するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱風発生装置の好適な実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
【0007】
図1は本発明の熱風発生装置を示す。外筒1、第1内筒2、第2内筒3、第3内筒4及び第4内筒5がそれらの両端に位置する端壁6、7、8によって互いに所定の環状空間を設けて固定されている。それらの環状空間が軸方向に伸張して、外周側から順に冷却用通路9、第1環状通路10、第2環状通路11及び第3環状通路12を形成している。
【0008】
第4内筒5内の熱風発生用通路13には、そのほぼ全長に渡って電気的発熱体であるシーズヒーター14が螺旋状に固定され、電源装置(図示せず)に接続されている。更に温度センサー15が設けられ、リード線16によって温度制御装置(図示せず)に接続されている。
【0009】
エアータンク(図示せず)からの加圧された空気は、第1供給口17を介して外筒1の右端側で冷却用通路9に導入される。第1内筒2の両端には、それぞれ周方向に間隔をあけて複数の第1開口18及び第2開口19が形成されて、冷却用通路9と第1環状通路10とを接続する。
【0010】
更にエアータンクからの加圧された空気は、第2供給口20及び端壁8の通路21を介して第2環状通路11に接続されている。そして、第3内筒4の左端には、周方向に間隔をあけた複数の第3開口22により第2環状通路11は第3環状通路12に接続されている。
【0011】
第4内筒5の右端にて周方向に間隔をあけた複数の第4開口23により第3環状通路12は熱風発生用通路13に接続されている。冷風用通路9は、熱風発生用通路13の外周部位に位置し、それらは互いに第2内筒3によって隔絶されている。
【0012】
第1内筒2の左端には、連続的に外径が縮小している冷風送出ガイド24が一体的に形成されている。その内側の冷風送出口25は第1環状通路10及び第1、第2開口18、19により冷風用通路9に接続されている。第4内筒5の左端には、連続的に外径が縮小している熱風送出ガイド26が一体的に形成されている。その内側の熱風送出口27は熱風発生用通路13に接続される。
【0013】
熱風送出ガイド26は冷風送出ガイド24から突出するように構成されている。冷風送出ガイド24と熱風送出ガイド26の開口部の形状は、熱風発生器の用途もしくは被加熱物によって、円形、長方形等種々の形状とすることができる。
【0014】
第1供給口17より供給された加圧空気は冷却用通路9及び第1、第2開口18、19を介して冷風送出口25より排出される。また、第2供給口20より供給された加圧空気は通路21、第2環状通路11、第3開口22、第3環状通路12及び第4開口23を熱風発生用通路13内に導入され、発熱したシーズヒーター14によって加熱され、熱風となって熱風送出口27より排出される。
【0015】
なお第1供給口17及び第2供給口20は、それぞれ弁装置(図示せず)を介してエアータンクに接続され、必要に応じて弁装置を開閉して第1供給口17及び第2供給口20に調整された加圧空気を供給する。排出される熱風の温度は、温度センサー15により検出され、温度制御装置によってシーズヒーター用電源装置を制御して、排出温度を所定値に制御する。
【0016】
発熱したシーズヒーター14によって第4内筒5も加熱され、その輻射熱で第3内筒4も加熱され、同様に第2内筒3も加熱される。そのため加圧空気は、第2環状通路11及び第3環状通路12を通過する過程で十分に予熱されてから熱風発生用通路13内に導入される。その結果、熱風送出口27からは高温で、かつ大なる熱量の熱風が排出される。
【0017】
なお、外筒1は、第1供給口17よりの加圧空気に常時接触しているため高温とならず、作業者が触っても火傷することがない。
【0018】
【発明の効果】
本発明においては、冷風用通路に接続され、冷風を外部に送出する冷風送出ガイド及び熱風発生用通路に接続され、熱風を外部に送出する熱風送出ガイドを設け、熱風送出ガイドは冷風送出ガイドから突出していることにより、冷風送出ガイドより排出された冷風は、突出している熱風送出ガイドの外周に沿って層流となる。
【0019】
従って、従来例のごとく冷風送出口から排出される冷風と熱風送出口から排出される熱風とが乱流となって混じり合い、排出される熱風の温度が低下することがない。また熱風送出ガイドは冷風送出ガイドから突出しているため、作業者が被加熱物へ熱風送出口を正確に対向させることができ作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱風発生装置の上半部を断面した図。
【符号の説明】
1 外筒
9 冷風用通路
13 熱風発生用通路
24 冷風送出ガイド
25 冷風送出口
26 熱風送出ガイド
27 熱風送出口
Claims (1)
- 発熱体を有する熱風発生用通路の外周部位に、その熱風発生用通路と隔絶した冷風用通路を備えた熱風発生装置において、前記冷風用通路に接続され、かつ冷風を外部に送出する冷風送出ガイド及び前記熱風発生用通路に接続され、かつ熱風を外部に送出する熱風送出ガイドを設け、前記熱風送出ガイドは前記冷風送出ガイドから突出していることを特徴とする熱風発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001402907A JP3693016B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 熱風発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001402907A JP3693016B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 熱風発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003185267A JP2003185267A (ja) | 2003-07-03 |
JP3693016B2 true JP3693016B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=27605729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001402907A Expired - Fee Related JP3693016B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 熱風発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3693016B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103090534A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-08 | 张加清 | 一种热风炉 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4943120B2 (ja) * | 2006-11-01 | 2012-05-30 | 株式会社大成化研 | 熱風ヒータ |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001402907A patent/JP3693016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103090534A (zh) * | 2013-02-05 | 2013-05-08 | 张加清 | 一种热风炉 |
CN103090534B (zh) * | 2013-02-05 | 2015-05-27 | 张加清 | 一种热风炉 |
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JP2003185267A (ja) | 2003-07-03 |
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Legal Events
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