JP3691787B2

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Info

Publication number: JP3691787B2
Application number: JP2001381850A
Authority: JP
Inventors: 茂野原; 勝男梅津
Original assignee: シルバーオックス株式会社
Priority date: 2001-12-14
Filing date: 2001-12-14
Publication date: 2005-09-07
Anticipated expiration: 2021-12-14
Also published as: JP2003183953A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面と裏面の繊維素材を異にしたフリースに関し、さらに詳しくは、裏面の繊維素材を、表面の繊維素材と異なる綿としたフリースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、防寒用のアウターウェアとして、両面パイル編みされた編地の表裏面に突出する
パイル糸をカットして起毛した、いわゆるフリースが流行している。このフリースは、ボリューム感があって手触りが良く、軽量で保温性に優れていることから、特に防寒用の衣類として多く用いられている。
【０００３】
このフリースの素材には、ポリエステル繊維が用いられるのが一般的であり、編組織と
しては両面パイル編みされている。そして、編機のシンカーノーズの高低調整により表面および裏面に突出するパイルループの長短調整を行ない、その後、編成されたパイル糸をシャーリングカットし、毛羽立ててフリースと呼ばれる起毛地にしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特に繊維の強度、伸度の大きいポリエステルのフリースは、着用中に他物と摺接したり、洗濯時に他物との接触摩擦を受けて繊維の毛羽が擦れたり、揉まれたり、また毛羽同士が絡んだりしてピリングと呼ばれる毛玉が発生しやすく、品質、外観が大きく損なわれると言う問題があった。
【０００５】
一方、他の問題として、合成繊維は静電気の発生が問題とされている。静電気の発生は、主として二つの物体の接触、分離等の力学的運動に伴って、本来電気的に中性状態である物体上で、正または負のどちらか一方の極性電荷が他方よりも過剰となる現象である。
【０００６】
この静電気は合成繊維と合成繊維、例えば、ポリエステル繊維とナイロン繊維、アクリル繊維とナイロン繊維などを着合わせると帯電量が大きくなり、日常経験する不快な「パチパチ感」の静電気が発生する。また、冬季の乾燥した条件のもとでは埃や塵が付着して汚れやすくなると言った問題点があった。
【０００７】
本発明は、上記のような問題を解決することを課題として研究開発されたもので、裏面を綿糸の地糸として静電気の発生を少なくすると共に、表面のポリエステル繊維やアクリル繊維の繊度をより細くしてピリングの発生を抑制するフリースを提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明では、０．３〜１．５デニールのポリエステル繊維またはアクリル繊維の起毛地を表面とし、その起毛地の繊維長を１．５ｍｍ〜２．５ｍｍとすると共に、３０／１番手〜４０／１番手の綿糸を地糸に用いて裏面とした編組織からなるフリースを開発し、採用した。
【０００９】
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明のフリースは、口径３０インチ、２０〜２４編ゲージのシンカーパイル機でパイル編みされたもので、表面をパイル地、裏面を地糸とした編地であり、表面のパイルを毛割り加工して毛羽立て起毛したものである。
【００１０】
表面のパイル地の繊維としては、ポリエステルまたはアクリルなどの合成繊維糸条を用いるものであり、裏面の地糸として綿糸条を使用するものである。裏面の地糸に天然繊維である綿糸条を用いることにより、帯電量が少なくなり静電気の発生を抑制するものである。
【００１１】
パイル糸のポリエステルまたはアクリルなどの合成繊維糸条を極細のマイクロデニールに近づけて、ポリエステルやアクリ合成繊維の本来有する硬さに対して繊細さと柔らかさを出し、かつ、パイル仕上げ加工において立毛（梳毛）のシャーリングを繰り返し行なって立毛毛羽を短くすることによりピリング発生を防いでいる。そしてパイル糸の太さは０．３〜１．５デニールが好ましい。
【００１２】
０．３デニール以下になると、しなやかすぎて生地自体の腰がなくなるので適さず、また、１．５デニール以上になると、風合いが硬くなりソフト感を損なうので適さない。したがって、前記の０．３〜１．５デニールの範囲が好適である。また、繊維長としては、風合いとソフト感において、１．５ｍｍ〜２．５ｍｍのものが好ましい。糸条は通常の丸断面糸のほかに、中空糸も用いることができる。
【００１３】
また、地糸の綿糸条は、３０／１〜４０／１番手を用いるのが生地の厚さや重さ（もちかかり）の適正化の点で良い。３０／１番手以下になると、地厚で生地が重たくなるため適さず、また、４０／１番手以上になると、生地が薄くなりすぎて腰がなくなり、強度にも影響を及ぼすため適さず、したがって、綿糸の太さは、３０／１〜４０／１番手が好ましい。
【００１４】
つぎに、本発明の具体的実施例を説明する。
（実施例１）
典洋針織機(株)製シンカーパイル機（ＴＹＴＤ）口径３０インチ編ゲージ２４を使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル７５ｄ／１４４ｆ繊維維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸に綿糸４０／１番手を使用して裏面とし、目付１６０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
（比較例１）
実施例１と同様の編機と口径で、編ゲージ２２を使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸にポリエステル７５デニール、裏面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、目付１６０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
【００１５】
（実施例２）
実施例１と同様の編機、口径、編ゲージを使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸に綿糸４０／１番手を使用して裏面とし、目付２００ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
（比較例２）
実施例１と同様の編機と口径で、編ゲージ２０を使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸にポリエステル１００デニール、裏面のパイルを毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、目付２００ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
【００１６】
（実施例３）
福原精機(株)製シンカーパイル機（ＤＦ−３）口径３０インチ編ゲージ２０を使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し地糸に綿糸３０／１番手を使用して裏面とし、目付２５０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
（比較例３）‘
実施例３と同様の編機口径、編ゲージを使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１５０ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸にポリエステル１００デニール裏面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１００ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、目付２５０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
【００１７】
（実施例４）
実施例３と同様の口径、ゲージおよびシンカーパイル機を使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステルパイル糸１５０ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸に綿糸３０／１番手を使用して裏面とし、目付３３０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
（比較例４）
比較例３と同様の編機、口径、編ゲージを使用し、表面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステルパイル糸１５０ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、地糸をポリエステル１００デニール裏面のパイル糸を毛割り加工して毛羽立て起毛したポリエステル１５０ｄ／１４４ｆ繊維長さ２．０ｍｍを使用し、目付３３０ｇ／ｍ^２のフリースを得た。
【００１８】
以上のようにして得られたフリースの評価結果を下記の表１に示す。
なお、表１では実施例１〜４を実1〜４と略示し、比較例１〜４を比1〜４と略示した。
【表１】

【００１９】
上記の表１における評価は、次のようにして行った。
静電気（帯電圧）：JIS L1094−1997 半減期測定法摩擦帯電圧測定法
ピリング性：JIS L0217 103法吊り干し３級以上合格
縮率：JIS L0217 103法タンブル
毛羽付着：セロテープ（登録商標）法ＱＴＥＣセロテープ（登録商標）法３級以上合格
【００２０】
上記の表１における評価結果の説明をする。
ピリング性の５級はピリングの発生が殆どなく極めて良好。４級はピリングの発生が少々あるが良好。３級はピリングの発生が僅かにあるもの。２級はピリングの発生が多くやや不良。１級はピリングの発生が著しく多く不良。
ソフト感の○はソフトで手触りが非常に良い。△は手触り感に優れる。
暖かさの○は非常に暖かい。
吸汗・吸湿：○は優れている。△はやや劣る。×は劣る
【００２１】
以上の結果で明らかなように、本発明のフリースは、従来のフリースに比べて帯電量が
少なくなり静電気の発生を抑制できる。また、ピリング性においても、本発明は４〜５級と優れているが、従来のフリースは３級以下の不良品となり、両者には格段の相違が認められた。
【００２２】
以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の例に限らず、
本発明の目的を達成でき、かつ本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【００２３】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、０．３〜１．５デニールのポリエステル繊維またはアクリル繊維の起毛地を表面とし、その起毛地の繊維長を１．５ｍｍ〜２．５ｍｍとすると共に、３０／１番手〜４０／１番手の綿糸を地糸に用いて裏面とした編組織からなるフリースに係るものであるから、次のような優れた効果がある。
【００２４】
０．３〜１．５デニールの極細繊維によるしなやかさと柔軟さを出すことにより、従来のフリースでは多く発生したピリングを抑制でき、４級以上の高い性能を有すると共に、起毛地の繊維長を１．５ｍｍ〜２．５ｍｍと短くしてあるから、繰り返しの洗濯や長期間の着用においても抗ピリング性が低下せず、いつまでも品質、外観が良好である。また、ソフトで暖かさがあり、吸汗・吸湿性に優れる。
【００２５】
また、天然繊維の３０／１番手〜４０／１番手の綿糸を地糸に用いて裏面としたので、生地の厚さや重さが適正化すると共に、合成繊維のように帯電量が多くならず、重ね着する時や脱ぐ時に生じる静電気の発生を有効に抑制できる。したがって、塵や誇りの付着を少なくすることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fleece in which the front and back fiber materials are different, and more particularly to a fleece in which the back fiber material is cotton different from the front fiber material.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, so-called fleece fashioned by cutting and raising pile yarns protruding on the front and back surfaces of a knitted fabric that has been double-pile knitted has become popular as outerwear for cold weather. This fleece is often used as a garment for cold protection because it has a sense of volume, is easy to touch, is lightweight and has excellent heat retention.
[0003]
Polyester fibers are generally used as the fleece material, and double-sided pile knitting is used as the knitting structure. Then, the length of the pile loop protruding from the front and back surfaces is adjusted by adjusting the height of the sinker nose of the knitting machine, and then the knitted pile yarn is sheared and cut to create a raised fabric called a fleece.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, polyester fleece with particularly high fiber strength and elongation is slid in contact with other objects during wearing, or the fibers are rubbed or rubbed due to contact friction with other objects during washing. There is a problem that pills called pilling are easily generated due to entanglement with each other, and the quality and appearance are greatly impaired.
[0005]
On the other hand, generation of static electricity is a problem with synthetic fibers. The generation of static electricity is mainly due to mechanical movements such as contact and separation of two objects, and either positive or negative polar charge is excessively higher than the other on an object that is in an electrically neutral state. It is a phenomenon that becomes.
[0006]
The static electricity increases when the synthetic fiber and synthetic fiber, for example, polyester fiber and nylon fiber, acrylic fiber and nylon fiber, etc. are put together, resulting in an unpleasant “cracking” static electricity that is experienced daily. In addition, there is a problem that dust or dirt adheres and becomes easily soiled under dry conditions in winter.
[0007]
The present invention has been researched and developed with the object of solving the above-mentioned problems. The back surface of the cotton yarn is used to reduce the generation of static electricity and the fineness of the polyester fiber and acrylic fiber on the surface is further reduced. Thus, the object is to provide a fleece that suppresses the occurrence of pilling.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As means for solving the above problems and achieving the object, in the present invention, a raised fiber of 0.3 to 1.5 denier polyester fiber or acrylic fiber is used as the surface, and the fiber length of the raised fabric is 1.5 mm. A fleece consisting of a knitted structure having a back surface using 30 / 1st to 40 / 1st cotton yarn as the ground yarn was developed and adopted.
[0009]
The present invention is described in further detail below.
The fleece of the present invention is knitted with a 30 inch caliber sinker pile machine of 20 to 24 gauges, and is a knitted fabric having a pile surface on the front side and a ground yarn on the back side. Then, it is fluffed.
[0010]
A synthetic fiber yarn such as polyester or acrylic is used as the fiber of the pile fabric on the front surface, and a cotton yarn is used as the ground yarn on the back surface. By using cotton yarn, which is a natural fiber, on the back ground yarn, the amount of charge is reduced and the generation of static electricity is suppressed.
[0011]
Synthetic fiber yarns such as polyester or acrylic in pile yarn are brought close to ultra-fine micro denier to bring out the fineness and softness of the inherent hardness of polyester and acrylic synthetic fibers. The occurrence of pilling is prevented by repeatedly performing the shearing of () to shorten the napped fluff. The thickness of the pile yarn is preferably 0.3 to 1.5 denier.
[0012]
If the denier is less than 0.3 denier, it is too soft and the waist of the fabric itself is lost, and it is not suitable. If the denier is greater than 1.5 denier, the texture becomes hard and the soft feeling is impaired. Therefore, the above range of 0.3 to 1.5 denier is preferable. The fiber length is preferably 1.5 mm to 2.5 mm in terms of texture and softness. As the yarn, in addition to a normal round cross-section yarn, a hollow fiber can also be used.
[0013]
In addition, it is sufficient to use the 30/1 to 40/1 counts for the cotton yarns of the ground yarn in terms of optimizing the thickness and weight (stickiness) of the fabric. If it is 30/1 or less, it is not suitable because the fabric becomes heavier due to the ground thickness, and if it is 40/1 or more, it is not suitable because the fabric becomes too thin and loses its waist and affects the strength. The thickness of the cotton yarn is preferably 30/1 to 40/1.
[0014]
Next, specific examples of the present invention will be described.
(Example 1)
Ninyo Needle Loom Co., Ltd. Sinker Pile Machine (TYTD) 30-inch caliber gauge, using 24 knitting gauge 24, splitting the surface pile yarn and raising the fluffed polyester 75d / 144f fiber length 2.0mm Then, a cotton yarn 40/1 count was used as the ground yarn to make the back surface, and a fleece with a basis weight of 160 g / m ² was obtained.
(Comparative Example 1)
Using the same knitting machine and caliber as in Example 1, using a knitting gauge 22, splitting the surface pile yarn and raising the fluffed polyester 100d / 144f, using a fiber length of 2.0 mm, Polyester 75 denier, 100d / 144f polyester 100d / 144f which was fluffed by splitting pile yarn on the back side, and a fleece having a basis weight of 160 g / m ² was obtained.
[0015]
(Example 2)
Using the same knitting machine, caliber, and knitting gauge as in Example 1, the surface pile yarn was split and 100% polyester 100d / 144f fluffed and raised using a fiber length of 2.0 mm, and the cotton yarn 40 A fleece having a basis weight of 200 g / m ² was obtained by using the 1st iron as the back surface.
(Comparative Example 2)
Using the same knitting machine and caliber as in Example 1, a knitting gauge 20 was used, and the pile yarn on the surface was split and fluffed and polyester 100d / 144f with a fiber length of 2.0 mm was used as the ground yarn. Polyester 100 denier, polyester 100d / 144f having a fluffed and raised back pile , and a fiber length of 2.0 mm were used to obtain a fleece having a basis weight of 200 g / m ² .
[0016]
(Example 3)
Sinkker pile machine (DF-3) manufactured by Fukuhara Seiki Co., Ltd., 30 inch diameter, using a knitting gauge 20, and using a yarn 100% / 144f with a fiber length of 2.0mm. A cotton fleece 30/1 count was used as the ground yarn to make the back surface, and a fleece with a basis weight of 250 g / m ² was obtained.
(Comparative Example 3) '
The same knitting machine as in Example 3 Uses a caliber and a knitting gauge, splits the pile yarn on the surface, and fluffs the raised polyester 150d / 144f. Using a fiber length of 2.0 mm, the base yarn is 100 denier polyester. A fleece having a basis weight of 250 g / m ² was obtained using a polyester 100d / 144f fiber length of 2.0 mm, which was obtained by splitting the pile yarn on the back surface and raising the fluff .
[0017]
(Example 4)
Using the same caliber, gauge and sinker pile machine as in Example 3, the pile yarn on the surface was split and the polyester pile yarn 150d / 144f was fluffed and raised, and the fiber length was 2.0 mm. A cotton yarn 30/1 count was used as the back surface to obtain a fleece with a basis weight of 330 g / m ² .
(Comparative Example 4)
Using the same knitting machine, caliber and knitting gauge as in Comparative Example 3, the pile yarn on the surface was split and the polyester pile yarn 150d / 144f was fluffed and raised using a fiber length of 2.0 mm, and the ground yarn was Polyester 100 denier A fleece having a basis weight of 330 g / m ² was obtained using a polyester 150d / 144f fiber length of 2.0 mm, which was obtained by splitting the pile yarn on the back surface and raising the fluff .
[0018]
The evaluation results of the fleece obtained as described above are shown in Table 1 below.
In Table 1, Examples 1 to 4 are abbreviated as actual 1 to 4, and Comparative Examples 1 to 4 are abbreviated as ratios 1 to 4.
[Table 1]

[0019]
The evaluation in Table 1 was performed as follows.
Static electricity (charged voltage): JIS L1094-1997 Half-life measurement method Friction voltage measurement method Piling property: JIS L0217 103 method hanging drying Grade 3 or higher Acceptable shrinkage: JIS L0217 103 method Tumble fluff adhesion: Cellotape (registered trademark) method QTEC Cellotape (registered trademark) method Grade 3 or higher passed [0020]
The evaluation results in Table 1 will be described.
The fifth grade of pilling property is very good with almost no pilling. Grade 4 is good with little pilling. Grade 3 has slight pilling. The second grade has a lot of pilling and is slightly bad. The first grade is extremely poor in pilling and poor.
The soft feeling ○ is soft and the touch is very good. Δ is excellent in touch.
The ○ of warmth is very warm.
Sweat absorption / moisture absorption: Excellent. Δ is slightly inferior. × is inferior 【0021】
As is clear from the above results, the fleece of the present invention has a smaller charge amount than the conventional fleece and can suppress the generation of static electricity. Further, in the pilling property, the present invention is excellent at 4th to 5th grades, but the conventional fleece is a defective product of 3rd grade or less, and both are markedly different.
[0022]
As mentioned above, although main embodiment of this invention was described, this invention is not restricted to the said Example,
Various design changes can be made without departing from the gist of the present invention.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a raised fiber of polyester fiber or acrylic fiber of 0.3 to 1.5 denier is used as the surface, and the fiber length of the raised fabric is set to 1.5 mm to 2.5 mm. Since it relates to a fleece made of a knitted structure having a back surface using cotton yarn of No. 1 to No. 40/1 as the ground yarn, the following excellent effects are obtained.
[0024]
By providing the flexibility and flexibility of 0.3-1.5 denier ultrafine fibers, it is possible to suppress the pilling that occurs frequently in conventional fleeces, and it has a high performance of grade 4 or higher, and the fiber length of the raised fabric is 1 because are shorter and .5mm~2.5mm, does not decrease the anti-pilling even washing and long-term wear smell of repetition, quality forever, has a good appearance. In addition, it is soft and warm, and has excellent sweat absorption and moisture absorption.
[0025]
In addition, since natural cotton 30/1 to 40/1 cotton yarn is used as the back side, the thickness and weight of the fabric are optimized, and the amount of charge is not increased as with synthetic fibers. It is possible to effectively suppress the generation of static electricity that occurs when wearing and taking off. Therefore, adhesion of dust and pride can be reduced.

Claims

A raised fiber of polyester fiber or acrylic fiber of 0.3 to 1.5 denier is used as the surface, and the fiber length of the raised fabric is 1.5 mm to 2.5 mm, and 30 / 1st to 40 / 1st cotton yarn A fleece made of knitted fabric with the back side of the yarn as the back.