JP3691428B2 - 飛行体展示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の空間の内部で飛行体を飛行させる装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来においては、特開平1−314199に示すように、静物状の外観をもつ物体が光、音という外界の要因に反応して動作変化する作動変化物に関するものが考えられている。
図10に従来例を示す。これは額縁の中に仕込まれたモータ5を信号で駆動し、リンク機構でヨットと鳥を左右に移動させるものである。
図10(a)に示す1は、光、音という外界の要因に反応して動作変化する作動変化物の基体を表している。2は音という外界の要因に反応して動作する作動部である。図では、作動部2はヨットと鳥に形成されている。3は音センサである。8は画像部であり作動部2を有している。
図10(b)は、基体1の裏面を表している。図10(b)で、図10(a)と同一な番号は図10(a)に示されたものと同一構成である。図10(b)の5はモータであり、6は、モータ5の出力軸に固定された歯車であり、7は、モータ5の回転に伴って水平方向に移動するラックであり、9は、ラック7の移動に伴って移動する磁性体である。
図10(c)は、図10(a)と図10(b)とを横から見た側面図である。図10(c)で、図10(a)、図10(b)と同一な番号は図10(a)、図10(b)に示されたものと同一構成である。4は、作動部2の裏面に取り付けられた磁性体である。
基体1は、上述のように構成されており、次のように動作する。
音センサ3によって外部音の所定の音量が感知されると、モータ5が回転する。このモータ5の出力軸に固定された歯車6にはラック7が噛合されているから、モータ5の回転に伴ってラック7は水平方向に移動する。ラック7の移動に伴ってラック7に設けた磁性体9、9は作動部2の裏面に設けられた磁性体4、4に対応し互いに吸着し合っているので、これによって、作動部2は画像部8の表面を移動する。
このように、作動部2は画像部8に対応してヨットと鳥に形成され、作動部2は音センサ3によって外部音の一定の物理量を感知することにより作動する駆動機構によって動作するから、これにより画像部8の情景を変化させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来、静物状の外観をもつ物体がある種の信号により動作をする作動変化物が考えられていた、しかし、従来例では、生成された気流を利用して限られた空間の内部で飛行する物体を有する展示装置に関する見識を得ることはできない。
【0004】
この発明は、所定の空間の内部で飛行体を飛行させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る飛行体展示装置は、所定の飛行空間を形成する空間形成部と、
上記空間形成部が形成する空間中に気流を生成する気流生成機と、
上記気流生成機が生成した気流によって上記空間形成部により形成された空間内を飛行する飛行体と、
上記飛行体に接続され、上記飛行体が飛行する空間を拘束する道糸を有する接続部とを備えたことを特徴とする。
【0006】
上記飛行体展示装置は、さらに、上記接続部が有する道糸の長さを変化させることによって上記飛行体が飛行する状態を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
【0007】
上記飛行体は、飛行体の中心である機軸を有する機胴体と複数の翼と複数の翼の強度を高める複数の強度部材とを有し、上記複数の翼を上記機胴体が有する機軸に対して線対称となるように接合し、接合した上記複数の翼に上記複数の強度部材を接合させることを特徴とする。
【0008】
上記制御部は、外部から与えられる環境の変化に連動して、少なくとも上記接続部が有する道糸の長さと上記気流生成機が生成する気流とのいずれかを制御することを特徴とする。
【0009】
上記制御部は、少なくとも音と光のいずれかに連動して制御することを特徴とする。
【0010】
上記制御部は、予め定められた信号から少なくとも上記接続部が有する道糸の長さと上記気流生成機が生成する気流とのいずれかを制御することを特徴とする。
【0011】
上記気流生成機は、羽根を回転させて気流を生成し、
上記制御部は、さらに、少なくとも上記気流生成機の羽根の回転数と回転方向と動作タイミングとのいずれかを制御して上記気流生成機が生成する気流を変化させることによって上記飛行体の飛行を制御することを特徴とする。
【0012】
上記飛行体展示装置は、さらに、上記気流生成機を3以上複数備え、
上記複数の気流生成機は、内側の気流生成機が外側の気流生成機より下方に位置するように直列に配置されることを特徴とする。
【0013】
上記気流生成機は、2重反転送風機であることを特徴とする。
【0014】
上記接続部は、上記空間形成部の内側に道糸が貫通する穴を有する案内部を有し、
上記飛行体は、上記案内部の端部を支点として飛行することを特徴とする。
【0015】
上記接続部は、上記案内部を稼働させることにより上記案内部の端部を変化させることを特徴とする。
【0016】
上記気流生成機は、上記空間形成部により形成された空間内に設置され、上記空間形成部により形成された空間内の気流を生成することにより気体を上記空間形成部の内部で循環させることを特徴とする。
【0017】
上記気流生成機は、上記空間形成部とともに上記飛行体の飛行空間を形成するように設置され、上記空間形成部により形成された空間の内部または外部のいずれかに生成した気流を出力することを特徴とする。
【0018】
上記空間形成部は、上記所定の空間を複数のサブ空間に分割するパーティションを有することを特徴とする。
【0019】
上記空間形成部は、気体の出入口を有する仕切りを備えたことを特徴とする。
【0020】
この発明に係る飛行体展示方法は、所定の飛行空間を形成し、
上記形成する空間中に気流を生成し、
上記生成した気流によって上記形成された空間内を飛行体に飛行させ、
上記飛行体に道糸を接続し、上記飛行体を上記飛行する空間に拘束することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の飛行体展示装置全体の構成図である。
10は、飛行体が飛行する空間に空気流15を発生させる送風機群である。送風機群10は、複数の送風機11から構成されていてもよく、一の送風機11から構成されていてもよい。送風機群10は、気体を吐出すことによって空気流15を生成してもよく、気体を吸い込むことによって空気流15を生成してもよい。また、送風機群10には、右回転の羽根を持つ送風機と左回転の羽根を持つ送風機とを重ねた構造を持つ2重反転送風機を使ってもよい。
飛行空間25に旋回流があると軽量飛行体30の飛行自体が不安定になるので飛行空間の上流にハチの巣形状のハニカム整流格子などを設置すること必要である。そこで送風機11として2重反転式の軸流送風機や静翼付きの軸流送風機を使えば、吐出流れに旋回方向成分の流れが極めて少ないので、特に整流格子を付けなくても軽量飛行体30が安定に飛行できる飛行空間25を作り出すことができる。
15は、送風機群10が生成した空気流である。ダクト内を空気以外の気体で充満させてもよく、その場合には、15は当該気体の気流となる。
20は、空気等の気体を搬送する通路を形成するダクトである。ダクト20により飛行体が飛行する空間が形成される。図1に示されたダクト20では左回りの空気流15が発生している。図1のダクト20の形体は空間形成部の一例であり、ダクト20はこのような形体に限られず、自由な形体を持つことができる。図1ではダクト20が送風機群10の吸い込み側と吐出し側に接続している構造をしている。
30は、ダクト20により形成された飛行空間25内を送風機群10が生成した空気流15に乗って飛行する飛行体である。
【0022】
このように、本実施の形態の飛行体展示装置は、1または複数の送風機11からなる送風機群10を循環式のダクト20に取り付けている。この送風機群10から出た空気流15は整流であり、ダクト20によって湾曲した入り口側案内羽根21を通り、飛行空間25に達し、湾曲した出口側案内羽根22を経て送風機群10に戻る。このように、ダクト20が循環構造をとり、空気流15がダクト20内を循環するため、飛行体展示装置の周りを他の機器で囲まれても安定な空気流15を作ることができ、軽量飛行体30の安定な飛行が可能となる。
【0023】
40は、軽量飛行体30と接続された道糸である。
50は、道糸40の出入り口となる案内装置である。
60は、道糸40を巻き取る巻き取り器である。
70は、マイクロホン80や光センサ90から伝えられる音や光の変化に連動して道糸40や送風機群10を制御する制御器である。
軽量飛行体30からのびた道糸40は案内装置50中を通り、ダクト20の下方の道糸巻き取り器60につながっている。巻き取り器60は制御器70に接続され、制御器70にはマイクロホン80や光センサ90が接続されている。
100は、ダクト20の底面に置かれた実物または模造された草花である。
【0024】
軽量飛行体30に取り付ける道糸40について説明する。
軽量飛行体30の機胴体を構成する機軸31には2カ所または1カ所に糸が固定されており、2カ所の場合は糸の片方の端を軽量飛行体30の空力中心より上流側に、他方の端を下流側に固定し、糸の間に道糸40を取り付ける。道糸40の取付位置は調整可能である。1カ所の場合は、道糸40を直接機軸31のほぼ空力中心位置に取り付ける。道糸40の取付位置の変更は可能だが、一度決まれば固定してもよい。
【0025】
このように、飛行体展示装置は、空気流15を作る送風機群10と飛行空間を形成するダクト20を持ち、軽量飛行体30に道糸40を取付け、道糸40により軽量飛行体30の運動を拘束することにより、ダクト20が形成する空間内の空気流15を利用して軽量飛行体30を飛行させることができる。すなわち、軽量飛行体30が道糸40で拘束されているので狭い空間中でも軽量飛行体30を飛行させることが可能となる。
【0026】
また、軽量飛行体30は後述するように小型の機体からなるので、従来の凧のように抗力ではなく揚力で飛行することが可能である。よって、道糸40は数gf程度、すなわち数十mN(ミリニュートン)程度の張力に耐えれば良く、テグスやさらには極細のタングステンワイヤなので作ることができる。
したがって、道糸40は外部からほとんど見えずあたかも飛行体展示装置内で軽量飛行体が空中に浮いているかのように見えるため、飛行体展示装置としてのエンターテイメント性が向上する。
【0027】
次に、制御器70について説明する。
制御器70は、飛行体展示装置に取付けたマイクロホン80や光センサ90等の入力装置からの信号に基づき、送風機11の回転数や作動する送風機11の数や送風方向を変化させることによってダクト20内の空気流15の変化を制御する。また、制御器70は、飛行体展示装置に取付けたマイクロホン80、光センサ90等の入力装置からの信号に基づき、道糸40の長さを変化させることによ軽量飛行体30の飛行状態を制御する。
【0028】
このように、制御器70は、外部から与えられる環境の変化に連動し、これらの環境の変化を信号に変換し、変換した信号によって道糸40や送風機群10が生成する空気流15の制御を行う。この制御によって、軽量飛行体30の高度や飛行姿勢を変化させることができるため、飛行体展示装置を見る者の興味を引きつけ、本実施形態に示す発明のエンターテイメント性を発揮することができる。ここで、外部から与えられる環境の変化には、音の変化や光の変化や振動の変化や磁気の変化等外界から制御器70に信号として取り入れることのできるすべての変化を含む。
【0029】
次に、軽量飛行体30について詳細に説明する。
図1に示す軽量飛行体30は、飛行体の中心に機軸31を有する機胴体を有し、機胴体が有する機軸31に対して線対称となるように右翼と左翼が取り付けられているが、この翼は2枚に限らず1枚以上複数枚あってもよい。また、右翼と左翼には軽量飛行体30の強度を高めるために強度部材が接合されている。
【0030】
さらに、軽量飛行体30について詳細に説明する。
軽量飛行体30は単位面積あたりの重量が30g以下の極めて軽い紙または不織布で翼面が構成されている。翼面には蝶や鳥またはトンボなどの自然界の生き物や、飛行機などの人造物の絵が印刷ないしはプリントされている。本実施の形態では蝶のイメージが印刷されたものを示しているが、軽量であって飛行に適し、鑑賞する人々の視線を釘付けにするものであれば自然物、人造物、想像物等いかなるものでもよい。
軽量飛行体30の平面形状は飛行安定性を高めるために機軸31に対して空力的に線対称になるように構成されており、軽量飛行体30の翼面には強度部材として、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)またはFRP(Fiber Reinforced Plastics)またはプラスチック成型品または檜などの軽量材を用いる。構造部材は軽量飛行体30の機軸31を中心とし、軽量飛行体30の翼の前縁部32に主として配置され、さらに機軸31の下流側翼面も維持できるように構成されている。軽量飛行体30に上反角をもたせるために、CFRPなどのバネ要素を弓なりにし、翼の機軸31の左右の梁に取り付けてある。この翼面の上反角により、軽量飛行体30を水平姿勢に戻す力が生じ、軽量飛行体30のロール方向(回転方向)の安定性が増加する。さらに軽量飛行体30の後縁部33は機軸31に対して上方に傾斜しており尾翼の効果によりピッチング方向(上下方向)の安定性も増す。
【0031】
飛行体の重量が大きい場合、ピッチング方向に対し飛行体を静的に安定させるためには、空力中心も糸目位置もほぼ重心位置にくる必要がある。この場合、飛行体の重心は機軸31のほぼ中央であることから、空力中心も機軸の中央になるため、飛行体の迎角は大きく、飛行体は失速状態になり抗力で飛行することになる。
しかし、本実施の形態の軽量飛行体30は極めて軽量なので、重力による頭上げモーメントが小さい。したがって迎角を小さくして空力中心を揚力が一番大きくなる軽量飛行体30の前縁部32から1/4弦長下流部にし、その点よりわずかに上流側に糸目を持ってきても安定である。すなわち軽量飛行体30は道糸40で拘束されているにも拘わらず、通常の凧のように抗力で飛行するのではなく揚力で飛行粋ることが可能である。
【0032】
このように、本実施形態の軽量飛行体30は軽量の紙や不織布などの翼を有し、その翼面にCFRPまたはFRPまたはプラスチック成型品、木材など比強度の高い骨組みを接合した構造を持つ。したがって、翼面荷重を低下でき、その結果、軽量飛行体30の飛行安定性を図るとともに軽量飛行体30の最小飛行速度を低下することが可能となるため、軽量飛行体30がゆっくり、ひらひら動作する姿が人間に安らぎと癒しを与える効果を持つ。また、軽量飛行体30全体を蝶や鳥などの自然物や飛行機などの人工物の形状を模擬した形状としたので、軽量飛行体30の飛行する姿を見る者に強く印象つけることができる。
【0033】
次に、送風機群10が生成する空気流15の風量について説明する。送風機群10が生成する空気流15の風量は、制御器70が制御する。
飛行体展示装置はショウウインドウなどに設置されるので省スペースが重要である。ダクト20の流路幅を展示しやすい450mm程度とすると、軽量飛行体30のスパン(翼幅)は流路幅の1/3程度でないと飛行の変化が乏しくエンターテイメントしての効果が低減する。そこで軽量飛行体30のスパンを150mmとし、翼弦長80mm程度での飛行を想定した場合、軽量飛行体30は軽量であるためレイノルズ数が小さく最大揚力係数は0.5程度となる。翼面を40g/m2の不織布で構成し、構造部材による骨組みの重量を1.3gとすると、軽量飛行体30の全重量Lは1.8g程度となる。したがって、軽量飛行体30を飛行させるのに必要なダクト20を流れる空気流15の最小速度Uは、空気の密度をρ、容量係数をCL、空気流15の流路断面をSとすると、下記の式にて求められる。
U=(2×L×9.8/(ρ×CL×S))0.5
上記式に、
L(軽量飛行体30の全重量)=0.0018 [kg]
ρ=1.2 [kg/m3]
CL=0.5
S(軽量飛行体のスパン×翼弦長)=0.15×0.08 [m2]
を代入すると、
U=(2×0.0018×9.8/(1.2×0.5×0.15×0.08))0.5=1.5 [m/sec]
と低速で良い。すなわち、軽量飛行体30を飛行させるのに必要な空気流15の最小速度Uは1秒間に1.5mであればよいことがわかる。
ダクト20の高さHを600mm、ダクト20の空気流15の流路幅Wを450mmとすると、送風機群10の風量Nは、
N=U×W×H [m3/sec]
=1.5×0.45×0.6×60 [m3/min]
=24 [m3/min]
となる。したがって、風量Nは1分間に24m3程度であればよいため、軽量飛行体30を換気扇のような小型の送風機11で飛行させることができる。
このように、軽量飛行体30を軽量とし低風量でも飛行できるようにしたため、軽量飛行体30は、揚力でフワフワと飛行でき、送風機群10の騒音の低減が図れる。
【0034】
次に、マイクロホン80や光センサ90を用いた制御器70の制御方法について説明する。
制御器70は、マイクロホン80や光センサ90からの音の変化や光の変化を信号に変換し、変換した信号を利用して巻き取り器60に対して道糸40の長さを調節するように制御する。また、制御器70は、送風機11の回転数や運転台数や送風機群10の各送風機11が運転するタイミング等を変えて、発生する空気流15を調整する。この機能により、たとえば観客の拍手や回転スポットライトにあわせて道糸40の長さを変化させて軽量飛行体30の飛行高さや姿勢を変えることができる。また、送風機11の回転数や運転台数を変えることにより軽量飛行体30への空気流15の速度を変化させ、軽量飛行体30の揚力を変えることで、道糸40の傾斜角を変え、軽量飛行体30の流れ方向位置や飛行高度を変えることができる。また飛行動作は外部からのランダムな信号のみならず、あらかじめ設定されたシーケンスに基づき制御器70から道糸巻き取り器60や送風機11に信号を出し、音楽や照明と同期させることもできる。
【0035】
このように、飛行体展示装置に取付けたマイクロホン80、光センサ90等の入力装置からの信号に基づき、制御器70が道糸40の長さを変化させることにより、外部からの信号を用いて軽量飛行体30の高度や飛行姿勢を変化させることができる。
また、飛行体展示装置に取付けたマイクロホン80、光センサ90等の入力装置からの信号に基づき、制御器70が送風機11の回転数や作動する送風機11の数や送風位置を変化させることによっても、外部からの信号を用いて軽量飛行体30の高度や飛行姿勢を変化させることができる。
さらに、決められたシーケンスにより飛行体展示装置に付随したスピーカからの音楽や、照明にあわせて道糸40の長さや送風機11の回転、送風位置を変化させることにより音楽や照明と連動して、展示会場に集まる人々の状況に応じて軽量飛行体30を踊らせることが可能となり、軽量飛行体30によるエンターテイメント性を高めることができる。
【0036】
次に、案内装置50を用いた軽量飛行体30の離陸について説明する。
離陸前の軽量飛行体30は空気流15の流速の遅いダクト20の底面部にあり、軽量飛行体30を離陸させるにはダクト20の中央の流速の速い領域に持ってくることが必要である。そこで軽量飛行体30の離陸は次のようなシーケンスで行う。
図1のように、道糸40は、ダクト20の底面から飛行空間25にのびた案内装置50の中を通っている。離陸時には巻き取り器60で道糸40を巻き取り、軽量飛行体30をダクト20の底面部から案内装置50の先端にまで引き上げる。案内装置50の先端部に位置する空気流15の流速は速いので軽量飛行体30はこの時点で飛行を開始することが可能である。軽量飛行体30の飛行が安定してきたら、道糸巻き取り器60で道糸40を長くし、ダクト20内での自由な飛行を始める。案内装置50は、図1のようにパイプ形状のものや、図示されていないがリングが棒の先についた形状のものなど道糸40に支点を与える構造であればどんな構造でもよい。たとえば、案内装置50自体は、かえるやカマキリの形状をしていてもよい。この場合には、かえるなどの形状をした案内装置50に蝶の形状をした軽量飛行体30を食べてしまいそうな動作をさせることで、展示装置としての魅力を高めることができる。
図1においては、案内装置50はダクト20に固定されているが、案内装置50の高さは可変してもよい。たとえば、案内装置50の設置されたダクト20の底面に穴をあけて案内装置50を上下に稼働させてもよい。案内装置50自身がバネのように伸縮する構造であれば、ダクト20の底面に穴をあけることなく案内装置50を上下に稼働することができる。
【0037】
このように、道糸40はダクト20の底面からダクト20により形成された空間内部にのびた固定または上下稼働可能な案内装置50の先端部を支点とし、軽量飛行体30はこの支点から飛行を開始することが可能となるため、飛行シーケンスの初期段階で、軽量飛行体30は案内装置50を利用してダクト20内の空気流15の中央部まで移動でき、軽量飛行体30自身の離陸を容易にすることができる。また、離陸時は案内装置50を高くし、飛行に移行したら案内装置50の高さを下げ軽量飛行体30の飛行空間25を広げることによって軽量飛行体30の飛行空域を広げることができる。
【0038】
次に、図1に示すダクト20の構造について詳細を説明する。
図1ではダクト20が送風機群10の吸い込み側と吐出し側に接続している。すなわち、送風機群10は、ダクト20により形成された空間内に設置されており、送風機群10によって生成された空気流15をダクト20の内部で循環させる構造になっている。ダクト20の上流と下流には入り口側案内羽根21と出口側案内羽根22とがあり、その先は送風機群10につながっている。したがって、この構成では風路が閉じているため、飛行体展示装置の外側にいかなる障害物があっても安定な流れを形成できる。
【0039】
飛行空間25に旋回流があると軽量飛行体30の飛行自体が不安定になるので飛行空間の上流にハチの巣形状のハニカム整流格子などを設置すること必要である。そこで送風機11として2重反転式の軸流送風機や静翼付きの軸流送風機を使えば、吐出流れに旋回方向成分の流れが極めて少ないので、特に整流格子を付けなくても軽量飛行体30が安定に飛行できる飛行空間25を作り出すことができる。
【0040】
本実施の形態による飛行体展示装置のダクト20には草花100を設置し、あたかも蝶などの生物に似せた軽量飛行体30が花と戯れる情景を構成できる。さらに草花100も外部からの信号や、または決められたシーケンスに基づき、軽量飛行体30のように制御可能とすることで、草花100の傾きや方向を変えるなどの動作を行えば、エンターテイメントの効果を高めることができる。
【0041】
実施の形態2.
図2に他の実施形態を示す。
図2では、案内装置50が、ダクト20の中央部にある空気流15の通路を形成するための壁に、ダクト20の底面に水平になるように取り付けられている。この場合にも案内装置50は固定または前後、上下に稼働可能である。また、案内装置50はダクトの側面の壁にすべて同じ高さに設置されていなくてもよい。さらに、案内装置50は、側面と底面の両方に設置されていてもよい。他の構成は図1と同様であり、実施の形態1で説明したので省略する。
本実施の形態では、案内装置50の先端部を支点とし、軽量飛行体30はこの支点から飛行を開始することが可能である。よって、軽量飛行体30は案内装置50を利用してダクト20内の空気流15の中央部まで移動し、そこから離陸できるため、スムーズな飛行が可能になるとともに、離陸時は案内装置50を伸ばしておき、飛行に移行したら案内装置50を縮めたり、下降または上昇させることで軽量飛行体30の飛行空間25を広げることができる。また、飛行体展示装置の軽量飛行体30を正面から見ている鑑賞者にとっては、壁の側面から正面に向かって案内装置50がでている方が底面から案内装置50がでている場合より、案内装置50や道糸40の存在を意識する度合いが低くなるので、鑑賞効果が向上する。
【0042】
実施の形態3.
図3に他の実施形態を示す。
図3では、案内装置50は二つの球が一つの棒で接続されている構造を持つ。案内装置50は、ダクト20の中央部にある空気流15の通路を形成するための壁の最上部に、ダクト20の底面に水平になるように取り付けられている。両端の球には道糸40が通る穴が空いており、両端の球を通って道糸40が軽量飛行体30に接続されている。この球が軽量飛行体30の飛行の支点となる。この場合にも案内装置50は固定または前後、上下に稼働可能とすることができる。また、案内装置50は図3に示した設置方法と図1や図2で示した案内装置50の設置方法を混在させてもよい。他の構成は図1と同様であり、実施の形態1で説明したので省略する。
本実施の形態では、道糸40は案内装置50を通って軽量飛行体30に接続されているため、軽量飛行体30をダクト20の中央の高さまで道糸40を垂らすことにより移動させ、軽量飛行体30のスムーズな飛行開始を可能とする。また、離陸時は案内装置50を伸ばしておき、飛行に移行したら案内装置50を縮めたり、下降させることで軽量飛行体30の飛行空間25を広げることができる。また、飛行体展示装置の軽量飛行体30を正面から見ている者にとっては、側面から案内装置50がでている方が底面から案内装置50がでている場合より、案内装置50や道糸40の存在を意識する度合いが低くなるので、鑑賞効果が向上する。
【0043】
実施の形態4.
図4に他の実施形態を示す。
図4では、案内装置50が底面を移動できるように、移動溝140が案内装置50ごとに付加されている。他の構成は図1と同様であり、実施の形態1で説明したので省略する。
このように、本実施の形態では、案内装置50が、上下に移動するとともに移動溝140を使って底面上を移動できるので、各軽量飛行体30の位置を風量の調節だけでなく、底面上の移動によっても変化させることができる。
このようにすることで、飛行体展示装置としてのエンターテイメント性をさらに向上させることができる。また、この移動溝140をダクト20の中央部にある空気流15の通路を形成するための壁の送風機群10側にまで延ばすことにより、軽量飛行体30が、上記壁によって見え隠れすることが可能になるため、鑑賞者に意外性を持たせることができ、より興味を引きつけることができる。
【0044】
実施の形態5.
図5に他の実施形態を示す。
図5では、ダクト20の底面に空気孔130を設けている。他の構成は図1と同様であり、実施の形態1で説明したので省略する。この空気孔130は、ダクト20内の空気流15の出入り口とすることができる。また、この空気孔130からダクト20内へ、常時又は一時的に空気流15やドライアイスなどによるけむりを送ることが可能である。
また、空気孔130は開閉が可能であるものでもよい。また、図5のようにダクト20の底面に存在するだけでなく、ダクト20の側面に設置し、常時又は一時的に外気との交流を行わせてもよい。
このように、この空気孔130をダクト20内の空気流15等の出入り口とすることで、ダクト20内の空気流15に変化を加えることができる。よって、軽量飛行体30の飛行に変化を加えることやドライアイスなどによる演出ができる。
【0045】
実施の形態6.
図6に他の実施形態を示す。
図6に示す飛行体展示装置は、図1に示された機器と同一機器には同一の番号が付けられており、同一機器の説明は前述したので省略する。本実施の形態は、送風機群10の吸い込み側と吐出し側がダクト20でつながれていないオープンタイプの飛行体展示装置を示している。送風機群10は飛行空間25の上流に設置されている。このような構造では、送風機群10をダクト20の背後に設置する必要がないので飛行体展示装置をコンパクトにできるメリットがある。
有限数の送風機11で軽量飛行体30を安定に飛行させるためには、送風機群10の吐き出し側に整流格子や整流網を置き、流れを整流することが必要である。しかし、限られたスペースに飛行体展示装置を設置するにはできるだけ流れ方向の長さを短くしたい。そこで、送風機群10の配置を適正化することで軽量飛行体30を安定に飛行させる送風機群10の設置方法を以下に示す。
【0046】
送風機11としては2重反転式の送風機を使った例である。送風機11は、図示した左回転の羽根の奥に、図示していない右回転の羽根をもつ。送風機群10は、送風機11を4台使い、中央の2台の送風機11を左右の2台の送風機11より低い位置に設置する。送風機群10の吐出し方向から見ると送風機11の配置は逆台形形状である。
図9に逆台形上の送風機群10の吐出し流れの軸方向速度分布を吐出し速度の等高線12で示す。各送風機11からの吐出し流れで最も流速が速い部分は各々13、14、15、16である。それらも逆台形並びである。
ここで、軽量飛行体30が中立位置から左に傾き、左に傾いた軽量飛行体の位置35に存在する場合を想定する。通常飛行機の場合は機体が傾くと、傾いた方向に横滑りが発生し、横滑り速度と主流速度の合成速度が傾いた翼に働いて揚力が増加し、傾きを戻す方向のモーメントにより機体は安定状態に戻る。軽量飛行体30は道糸40で動きを拘束されているため、機体が傾くことによる横滑り速度が小さいため復元モーメントも小さい。吐出し流れが逆台形上の場合は、傾いた翼に作用する速度が増加し、軽量飛行体30が左に傾いたときの大きな復元モーメント36が発生する。この復元モーメントにより軽量飛行体30は容易に安定な位置に戻ることができる。軽量飛行体30が右に傾き、右に傾いた軽量飛行体30の位置37に存在する場合も同様に、軽量飛行体30が右に傾いたときの復元モーメント38が発生し、軽量飛行体30は安定な位置に戻ることができる。
なお送風機群10の逆台形配置はオープンタイプの飛行体展示装置の場合について説明したが、図1に示すように送風機の吸い込み側と吐出し側にダクトがついたクローズタイプの飛行体展示装置でも同様の効果が得られる。
【0047】
このように、送風機群10は3台または4台の送風機11を持ち、中央部の送風機11を左右の送風機11より下方に置くことによって、送風機群10からの流れの断面形状は中央が低く、左右が高い谷状になるので、谷の底部で軽量飛行体30を飛行させると左右方向の姿勢安定性を増加できる。
【0048】
図7では、ダクト20の側面と上面に空気孔130を設けている。この空気孔130は、ダクト20内の空気流15の出入り口となる。この空気孔130からダクト20内へ、常時又は一時的に空気流15を送ることが可能である。空気孔130は開閉が可能であるものでもよい。また、空気孔130は図7のようにダクト20の側面と上面に存在するだけでなく、ダクト20の底面に存在していてもよい。
このように、この空気孔130をダクト20内の空気流15等の出入り口とすることで、ダクト20内の空気流15に変化を加えることができる。よって、軽量飛行体30の飛行に変化を加えることができる。
【0049】
実施の形態7.
図8に他の実施形態を示す。
図8に示す飛行体展示装置は図1に含まれた機器に加え、ダクト20内の空間を複数のサブ空間に分割するパーティション160を設けている。パーティション以外の構成は、図6と同様であるので説明を省略する。
図8のように、パーティション160がダクト20内の空間を複数のサブ空間に分割した構造を作ることで、送風機群10や図示していない空気孔130などを用いてそれぞれのサブ空間に生成する空気流15をサブ空間毎に別々に変化させることができる。よって、軽量飛行体30が各パーティション160で区切られた各空間内にそれぞれ存在する場合には、各軽量飛行体30に別々の動作をさせることが可能となる。したがって、鑑賞者に各軽量飛行体30毎に全く異なる飛行を鑑賞してもらうことができる。また、パーティション160を透明のガラスやプラスチックで作ることにより鑑賞者にパーティション160の存在を意識させないことも可能である。この場合には、パーティション160というカラクリを鑑賞者に見せることなく、変化に富んだ軽量飛行体30の飛行を鑑賞者に楽しんでもらうことができるため、鑑賞者にとってより魅力的な飛行体展示装置を提供できる。
なお、パーティション160の正面側の壁に物語の背景を描き、このパーティション160を上下稼働可能にしたり、ジャバラ構造にして畳めるようにすれば、1枚目のパーティション160を出したり引っ込めたりすることにより、複数の軽量飛行体30を登場させたり退場させたりすることができる。たとえば、クリスマス時期には、1番手前のサブ空間にトナカイを、2番目のサブ空間にサンタを、3番目のサブ空間にたくさんの雪を軽量飛行体30として登場させたり退場させることで、飛行体展示装置に物語性を与えることができるため、鑑賞者の目をより引きつけ、季節や状況にあった展示を可能とすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、変化のある飛行体の飛行を可能とする。
【0051】
また、本発明は、飛行体が糸で拘束されているので狭いダクト空間の中でも飛行体を飛行させることができる。
【0052】
また、本発明は、軽量の紙や、比強度の高い骨組みを使うことにより、翼面荷重を低下でき飛行体の飛行安定性と、最小飛行速度を低下できる。
【0053】
また、本発明は、外部らの信号により飛行体の高度や飛行姿勢を変化させることができる。
【0054】
また、本発明は、音楽や照明と連動した飛行体の飛行を可能とする。
【0055】
また、本発明は、飛行体が飛行する場合、左右方向の姿勢の安定性を増加できる。
【0056】
また、本発明は、送風機群からの流れに旋回流成分が少ないので、旋回流により飛行体の飛行姿勢が乱れることを回避することができる。
【0057】
また、本発明は、飛行シーケンスの初期段階で、飛行体をダクト流れの中央部まで移動する支点となり、飛行体の離陸を容易にすることができる。
【0058】
また、本発明は、ダクト内の流れを循環流とすることにより飛行体展示装置の周りを他の機器で囲まれても安定な空気流を作ることができる。
【0059】
また、本発明は、循環部分を不要とすることにより飛行体展示装置全体をコンパクトにすることができる。
【0060】
また、本発明の方法は、飛行体の飛行に変化を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の構成図である。
【図2】 実施の形態2の構成図である。
【図3】 実施の形態3の構成図である。
【図4】 実施の形態4の構成図である。
【図5】 実施の形態5の構成図である。
【図6】 実施の形態6の構成図である。
【図7】 実施の形態6の構成図に空気孔を付加した図である。
【図8】 実施の形態7の構成図である。
【図9】 送風機からの吹き出し流れの軸方向速度分布を等高線で示した図である。
【図10】 従来図である。
【符号の説明】
10 送風機群、11 送風機、12 吐出し速度の等高線、15 空気流、16 吐出流れの最大速度位置、20 ダクト、21 入り口側案内羽根、22出口側案内羽根、25 飛行空間、30 軽量飛行体、31 機軸、32 前縁部、33 後縁部、35 左に傾いた軽量飛行体の位置、36 軽量飛行体が左に傾いたときの復元モーメント、37 右に傾いた軽量飛行体の位置、38 軽量飛行体が右に傾いたときの復元モーメント、40 道糸、50 案内装置、60 道糸巻き取り器、70 制御器、80 マイクロホン、90 光センサ、100 草花、130 空気孔、140 移動溝、160 パーティション。
Claims (6)
- 所定の飛行空間を形成する空間形成部と、
上記空間形成部が形成する空間中に気流を生成する気流生成機と、
上記気流生成機が生成した気流によって上記空間形成部により形成された空間内を飛行する飛行体と、
上記飛行体に接続され、上記飛行体が飛行する空間を拘束する道糸と、
上記道糸を案内する案内装置であって、その先端部を上記飛行空間中に突き出すことにより上記道糸を上記飛行空間中に案内する案内装置と
を備えたことを特徴とする飛行体展示装置。 - 上記飛行体展示装置は、上記飛行体の離陸時に上記道糸を巻き取り上記飛行体を上記案内装置の先端部まで引き上げる制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の飛行体展示装置。
- 外部から与えられる環境の変化に連動して、上記気流生成機が生成する気流を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の飛行体展示装置。
- 上記制御部は、少なくとも音と光のいずれかに連動して制御することを特徴とする請求項3記載の飛行体展示装置。
- 予め定められたシーケンスにより上記道糸の長さと上記気流生成機が生成する気流とのいずれかを制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の飛行体展示装置。
- 上記案内装置の高さを飛行体の離陸時は高くし、飛行に移行したら低くすることにより、上記案内装置の先端部の高さを変化させることを特徴とする請求項1記載の飛行体展示装置。
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