JP3690045B2 - Silver halide color photographic light-sensitive material and processing method thereof - Google Patents

Silver halide color photographic light-sensitive material and processing method thereof Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは色再現性、鮮鋭性の改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、カラー感光材料とも略称する。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
鮮鋭性及び色再現性を改良する手段として、発色現像主薬の酸化体と反応し現像抑制剤若しくはその前駆体を放出するDIR化合物が知られている。これらを乳剤中に含有することにより、その層間および層内のエッジ効果によって色再現性、鮮鋭性が改良されることは周知である。一方近年益々高感度で、かつ鮮鋭性、色再現性の優れた感光材料の開発が強く望まれ、更には現像処理時間の短縮が望まれている。この様な要望の基に近年、カラー感光材料に用いられる画像形成用カプラーとして、非常にカップリング活性の高いカプラーが使用される様に成ってきた。しかしながら、この様にカップリング活性の高いカプラーを用いた場合、従来のDIRカプラーでは充分に現像を抑制することが出来ず、色再現性及び鮮鋭性を充分に改良する事が出来ないと言う問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、鮮鋭性が良好であり、かつ色再現性の優れたカラー写真感光材料及びその処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記構成により達成された。
【0005】
(1) 下記一般式(1)で示される化合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0006】
【化4】

Figure 0003690045
【0007】
〔式中、R1、R2及びR3は水素原子若しくは、芳香族基、脂肪族基を表す。
【0008】
Xはカルボキシル基またはスルホ基を有する置換基を表し、nは1、2又は3を表す。Yはナフタレン環上に置換する基を表し、mは0、1又は2を表す。INHは下記一般式(2)又は下記一般式(3)で表される現像抑制剤残基を表す。〕
【0009】
【化5】
Figure 0003690045
【0010】
〔式中、R4は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基、若しくはオルト位に置換基を有するフェニル基を表す。〕
【0011】
【化6】
Figure 0003690045
【0012】
〔式中、R5は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基を表す。〕
(2) 前記1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料を露光後、p−フェニレンジアミン系発色現像主薬により、発色現像処理することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。
【0013】
本発明を更に詳しく説明する。一般式(1)に於いてR1は水素原子若しくは、芳香族基、脂肪族基を表す。R1で表される芳香族基として好ましくはフェニル基、ナフチル基が挙げられる。R1で示されるフェニル基、若しくはナフチル基は置換基を有していてもよい。置換基としては例えば、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルボキシル基、カルバモイル基、アシルアミノ基、スルファモイル基、スルホンアミド基等が挙げられる。R1で表される芳香族基として、好ましくはオルト位にアルコキシの置換したフェニル基が挙げられる。更に好ましくはメタ位若しくはパラ位の何れか一方に置換基を有する、オルトアルコキシフェニル基が挙げられる。R1で表される脂肪族基として好ましくは、炭素数1から30の置換若しくは無置換のアルキル基が挙げられる。R1で表される脂肪族基として、特に好ましくは親水性の置換基(例えば、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ヒドロキシル基、スルホ基等)が置換した炭素数1から4のアルキル基が挙げられる。
【0014】
一般式(1)に於いてR2、R3は水素原子若しくは、芳香族基(例えば置換若しくは無置換のフェニル基等)、脂肪族基(例えばメチル基、エチル基等)を表す。R2及びR3は互いに同じであっても、異なっていても良い。またR2、R3で環を形成していても良い。
【0015】
一般式(1)に於いて、Xはカルボキシル基またはスルホ基を有する置換基を表し、nは1、2又は3を表す。好ましくは、nは1又は2である。
【0016】
一般式(1)に於いて、Yはナフタレン環上に置換する任意の置換基を表し、mは0、1又は2を表す。Yとして好ましくは、ナフタレン環上の5位に結合した水素結合性基(例えばアシルアミノ基、スルホンアミド基、ウレイド基、ウレタン基等)が挙げられる。好ましくは、mは0または1である。
【0017】
一般式(2)に於いてR4は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基、若しくはオルト位に置換基を有するフェニル基を表す。好ましくは、炭素数4から6の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基、若しくはオルト位に置換基を有するフェニル基を表す。
【0018】
一般式(3)に於いてR5は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基を表す。好ましくは、炭素数4から6の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基を表す。
【0019】
一般式(2)及び(3)で表される現像抑制剤残基として、具体的には下記構造の抑制剤残基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0020】
【化7】
Figure 0003690045
【0021】
【化8】
Figure 0003690045
【0022】
【化9】
Figure 0003690045
【0023】
以下に本発明の一般式(1)で示される化合物として、代表的な例示化合物を示すが、これらに限定されるものではない。
【0024】
【化10】
Figure 0003690045
【0025】
【化11】
Figure 0003690045
【0026】
【化12】
Figure 0003690045
【0027】
【化13】
Figure 0003690045
【0028】
以下に本発明の化合物の代表的な合成例を示す。
【0029】
【化14】
Figure 0003690045
【0030】
化合物(A)7.83gを酢酸100mlに加え、氷冷下に錫粉末17.8gを徐々に添加した。添加終了後、室温で1時間攪拌し次いで、反応液を濾過し固体を除去した。濾液に酢酸エチルを加え、5%炭酸カリウム水溶液及び水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、酢酸エチルを減圧留去することによって、化合物(B)の粗製品 7.5gが得られた。
【0031】
これに酢酸エチル100mlを加え、次いで無水コハク酸1.1gを加え、加熱還流下に2時間反応を継続した。次いで5%炭酸カリウム水溶液及び水で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、酢酸エチルを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製する事により、6.3gの例示化合物1が得られた。構造はNMR及びMSスペクトルによって確認した。
【0032】
本発明の一般式(1)で表される化合物(以後、本発明に係るDIRカプラーとも言う)写真材料中、任意の層、例えばハロゲン化銀乳剤層及び/又は非感光性親水性コロイド層に含有させることができるが、ハロゲン化銀乳剤層に使用するのが好ましい。更に好ましくは、青感光性ハロゲン化銀乳剤層及び/又は緑感光性ハロゲン化銀乳剤層に使用する場合である。
【0033】
本発明に係るDIRカプラーをカラー感光材料の親水性コロイド層に含有せしめるためには、例えば公知のジブチルフタレート、トリクレジルホスフェート、ジノニルフェノール等の如き高沸点溶媒あるいはこれと酢酸ブチル、プロピオン酸等の如き低沸点溶媒との混合液に本発明に係るDIRカプラーを、それぞれ単独で、あるいは併用して溶解せしめた後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混合し、次いで高速度回転ミキサー又はコロイドミルもしくは超音波分散機を用いて乳化分散させた後、乳剤中に直接添加するか、又は上記乳化分散液をセットし、細断し水洗した後、これを乳剤に添加する方法を用いることができる。
【0034】
本発明に係るDIRカプラーの使用量は、ハロゲン化銀1モル当たり0.0005〜5.0モルが好ましく、より好ましくは0.005〜1.0モルの範囲である。
【0035】
本発明に係るDIRカプラーは1種で使用しても、又、2種以上併用してもよい。
【0036】
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤としては、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いることができる。該乳剤は、常法により化学増感することができ、増感色素を用いて所望の波長域に光学的に増感できる。
【0037】
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラチンを用いるのが有利である。
【0038】
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜することができ、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させることができる。
【0039】
本発明のハロゲン化銀カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプラーが用いられる。
【0040】
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増感剤、分光増感剤及び減感剤のような写真的に有用なフラグメントを放出する化合物を用いることができる。
【0041】
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、イラジエーション防止層等の補助層を設けることができる。これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に感光材料から流出するか、もしくは漂白される染料が含有させられてもよい。
【0042】
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加できる。
【0043】
支持体としては、ポリエチエン等をラミネートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
【0044】
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料を用いて色素画像を得るには露光後、例えばT.H.ジェームズ著、セオリイ オブ ザ ホトグラフィック プロセス第4版(The Theory of The Photografic
Process Forth Edition)第291頁〜第334頁及びジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル ソサエティ(Journal of the American Chemical Society)第73巻、第3,100頁(1951)に記載されている、それ自体公知のp−フェニレンジアミン系発色現像主薬を使用することにより、RD(リサーチ・ディスクロージャー)17643 28〜29頁,RD18716 615頁及びRD308119XIXに記載された通常の方法によって、現像処理することができる。
【0045】
【実施例】
以下に本発明を実施例にてより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0046】
実施例1
下引き層を施したトリアセチルセルロースフィルム支持体上に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形成してハロゲン化銀カラー写真感光材料試料1を作製した。
【0047】
添加量は1m2当たりのグラム数で表す。但し、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀の量に換算し、増感色素(SDで示す)は銀1モル当たりのモル数で示した。
【0048】
第1層(ハレーション防止層)
黒色コロイド銀 0.16
UV−1 0.3
CM−1 0.044
OIL−1 0.044
ゼラチン 1.33
第2層(中間層)
AS−1 0.160
OIL−1 0.20
ゼラチン 1.40
第3層(低感度赤感色性層)
沃臭化銀a 0.12
沃臭化銀b 0.50
SD−1 3.0×10-5
SD−2 1.5×10-4
SD−3 3.0×10-4
SD−4 3.0×10-6
C−1 0.51
CC−1 0.047
OIL−2 0.45
AS−2 0.005
ゼラチン 1.40。
【0049】
第4層(中感度赤感色性層)
沃臭化銀c 0.64
SD−1 3.0×10-5
SD−2 1.5×10-4
SD−3 3.0×10-4
C−2 0.22
CC−1 0.028
DI−1 0.002
OIL−2 0.21
AS−3 0.006
ゼラチン 0.87
第5層(高感度赤感色性層)
沃臭化銀c 0.13
沃臭化銀d 1.14
SD−1 3.0×10-5
SD−2 1.5×10-4
SD−3 3.0×10-4
C−3 0.17
CC−1 0.029
DI−1 0.027
OIL−2 0.23
AS−3 0.013
ゼラチン 1.23
第6層(中間層)
OIL−1 0.29
AS−1 0.23
ゼラチン 1.00。
【0050】
第7層(低感度緑感色性層)
沃臭化銀a 0.245
沃臭化銀b 0.105
SD−4 5.0×10-4
SD−5 5.0×10-4
M−1 0.21
CM−2 0.039
OIL−1 0.25
AS−2 0.003
AS−4 0.063
ゼラチン 0.98
第8層(中間層)
M−1 0.03
CM−2 0.005
OIL−1 0.16
AS−1 0.11
ゼラチン 0.80
第9層(中感度緑感色性層)
沃臭化銀e 0.87
SD−6 3.0×10-4
SD−7 6.0×10-5
SD−8 4.0×10-5
M−1 0.17
CM−2 0.048
CM−3 0.059
DI−2 0.012
OIL−1 0.29
AS−4 0.05
AS−2 0.005
ゼラチン 1.43。
【0051】
第10層(高感度緑感色性層)
沃臭化銀f 1.19
SD−6 4.0×10-4
SD−7 8.0×10-5
SD−8 5.0×10-5
M−1 0.09
CM−3 0.020
DI−3 0.005
OIL−1 0.11
AS−4 0.026
AS−5 0.014
AS−6 0.006
ゼラチン 0.78
第11層(イエローフィルター層)
黄色コロイド銀 0.05
OIL−1 0.18
AS−7 0.16
ゼラチン 1.00
第12層(低感度青感色性層)
沃臭化銀g 0.29
沃臭化銀h 0.19
SD−9 8.0×10-4
SD−10 3.1×10-4
Y−1 0.91
DI−4 0.022
OIL−1 0.37
AS−2 0.002
ゼラチン 1.29。
【0052】
第13層(高感度青感色性層)
沃臭化銀h 0.13
沃臭化銀i 1.00
SD−9 4.4×10-4
SD−10 1.5×10-4
Y−1 0.48
DI−4 0.019
OIL−1 0.21
AS−2 0.004
ゼラチン 1.55
第14層(第1保護層)
沃臭化銀j 0.30
UV−1 0.055
UV−2 0.110
OIL−2 0.63
ゼラチン 1.32
第15層(第2保護層)
PM−1 0.15
PM−2 0.04
WAX−1 0.02
D−1 0.001
ゼラチン 0.55
上記沃臭化銀の特徴を下記に表示する(平均粒径とは同体積の立方体の一辺長)。
【0053】
Figure 0003690045
尚、上記の組成物の他に、塗布助剤SU−1、SU−2、SU−3、分散助剤SU−4、粘度調整剤V−1、安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤AF−1、重量平均分子量:10,000及び重量平均分子量:1,100,000の2種のポリビニルピロリドン(AF−2)、抑制剤AF−3、AF−4、AF−5、硬膜剤H−1、H−2及び防腐剤Ase−1を添加した。
【0054】
上記試料に用いた化合物の構造を以下に示す。
【0055】
【化15】
Figure 0003690045
【0056】
【化16】
Figure 0003690045
【0057】
【化17】
Figure 0003690045
【0058】
【化18】
Figure 0003690045
【0059】
【化19】
Figure 0003690045
【0060】
【化20】
Figure 0003690045
【0061】
【化21】
Figure 0003690045
【0062】
【化22】
Figure 0003690045
【0063】
【化23】
Figure 0003690045
【0064】
更に、上記試料1の第4層及び第5層のDIR化合物(DI−1)を、これと等モルの表1に示す比較DIR−1〜3及び本発明の化合物1、7、10にかえた他は試料1と同様にして、試料2〜7を作製した。
【0065】
【化24】
Figure 0003690045
【0066】
このようにして作製した各試料を、赤色光を用いてウェッジ露光し、下記の処理工程により発色現像をおこない、赤感光層の感度、ガンマを測定した。尚、感度は試料1の感度を100とした時の相対値で示し、ガンマは試料1のガンマを1.0とした時の相対値で示した。
【0067】
併せて、画像鮮鋭性の測定も実施した。鮮鋭性は色素画像のMTFを求め30本/mmのMTFの相対値(試料1を100とする)で示した。結果を表1に示す。
【0068】
《発色現像処理》
(処理工程)
工 程 処理時間 処理温度 補充量*
発色現像 3分15秒 38±0.3℃ 780ml
漂 白 45秒 38±2.0℃ 150ml
定 着 1分30秒 38±2.0℃ 830ml
安 定 60秒 38±5.0℃ 830ml
乾 燥 60秒 55±5.0℃ −
*補充量は感光材料1m2当りの値である。
【0069】
〈処理剤の調製〉
Figure 0003690045
水を加えて1.0リットルに仕上げ、水酸化カリウム又は20%硫酸を用いてpH10.06に調整する。
【0070】
Figure 0003690045
水を加えて1.0リットルに仕上げ、水酸化カリウム又は20%硫酸を用いてpH10.18に調整する。
【0071】
(漂白液組成)
水 700ml
1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g
エチレンジアミン四酢酸 2g
硝酸ナトリウム 40g
臭化アンモニウム 150g
氷酢酸 40g
水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4.4に調整する。
【0072】
(漂白補充液組成)
水 700ml
1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 175g
エチレンジアミン四酢酸 2g
硝酸ナトリウム 50g
臭化アンモニウム 200g
氷酢酸 56g
水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4.4に調整する。
【0073】
(定着液処方)
水 800ml
チオシアン酸アンモニウム 120g
チオ硫酸アンモニウム 150g
亜硫酸ナトリウム 15g
エチレンジアミン四酢酸 2g
水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.2に調整する。
【0074】
(定着補充液処方)
水 800ml
チオシアン酸アンモニウム 150g
チオ硫酸アンモニウム 180g
亜硫酸ナトリウム 20g
エチレンジアミン四酢酸 2g
水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.5に調整する。
【0075】
(安定液及び安定補充液処方)
水 900ml
p−オクチルフェノール・エチレンオキシド・10モル付加物 2.0g
ジメチロール尿素 0.5g
ヘキサメチレンテトラミン 0.2g
1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1g
シロキサン(UCC製L−77) 0.1g
アンモニア水 0.5ml
水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は50%硫酸を用いてpH8.5に調整する。
【0076】
【表1】
Figure 0003690045
【0077】
表1より明らかなように、試料No.2は他の試料に比べガンマ低下効果及び鮮鋭性改良効果が小さい。試料No.3及び4はガンマ低下効果が大きく、比較DIR−1及び比較DIR−2が有効に現像抑制している事が判るが、鮮鋭性改良効果が小さい。これに対して、本発明の試料No.5、6、7はガンマ低下効果及び鮮鋭性改良効果が大きかった。
【0078】
実施例2
トリアセテートベース上に下記の層を、以下の順序で重層塗布を行い基本試料を作成した。
【0079】
(1)シアンカプラーとしてC−2 0.5g、ゼラチン2.4g及びハロゲン化銀1.6gを含有する赤感性沃臭化銀乳剤層
(2)ゼラチン0.5g及び2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン0.1gを含有するゼラチン中間層
(3)イエローカプラーとしてY−1 1.70g、ゼラチン2.4g、ハロゲン化銀1.6gを含有する青感性沃臭化銀乳剤層
(4)ゼラチン0.8gよりなる保護層
上記基本試料の構成層の内、シアンカプラーを含む第1層の中に、表2に示すようにDIR化合物を添加し、試料を作製した。
【0080】
各試料を2分割し、一方の試料には白色光によるウェッジ露光を行い、他方の試料には青色光によるウェッジ露光を行った。
【0081】
次いで実施例1と同様に処理した。
【0082】
各試料について、発色現像によって得られたイエロー色素の特性曲線によりガンマ値を求め、青色露光によるガンマ(γB)を白色露光によるガンマ(γW)で割った値(γB/γW)を表2に示す。
【0083】
【表2】
Figure 0003690045
【0084】
表2から明らかなように、本発明の化合物はγB/γW値が大きく、従来のDIRカプラーを使用した場合よりも大きな重層効果が得られた。
【0085】
【発明の効果】
本発明により、鮮鋭性が良好であり、かつ色再現性の優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料及びその処理方法が得られた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a silver halide photographic light-sensitive material, and more particularly to a silver halide color photographic light-sensitive material (hereinafter also abbreviated as a color light-sensitive material) having improved color reproducibility and sharpness.
[0002]
[Prior art]
As means for improving sharpness and color reproducibility, DIR compounds are known that react with an oxidized form of a color developing agent to release a development inhibitor or its precursor. It is well known that the color reproducibility and sharpness are improved by including these in the emulsion by the edge effect between the layers and within the layers. On the other hand, development of photosensitive materials with higher sensitivity, sharpness and color reproducibility has been strongly demanded in recent years, and further reduction of development processing time has been desired. Based on such demands, in recent years, couplers with very high coupling activity have been used as image forming couplers used in color light-sensitive materials. However, when such a coupler with high coupling activity is used, the conventional DIR coupler cannot sufficiently suppress development, and the color reproducibility and sharpness cannot be sufficiently improved. Had.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a color photographic light-sensitive material having good sharpness and excellent color reproducibility and a processing method thereof.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The above object of the present invention has been achieved by the following constitution.
[0005]
(1) A silver halide color photographic light-sensitive material comprising a compound represented by the following general formula (1).
[0006]
[Formula 4]
Figure 0003690045
[0007]
[Wherein R 1 , R 2 and R 3 represent a hydrogen atom, an aromatic group or an aliphatic group.
[0008]
X represents a substituent having a carboxyl group or a sulfo group, and n represents 1, 2 or 3. Y represents a group which substitutes on the naphthalene ring, and m represents 0, 1 or 2. INH represents a development inhibitor residue represented by the following general formula (2) or the following general formula (3). ]
[0009]
[Chemical formula 5]
Figure 0003690045
[0010]
[Wherein, R 4 represents an unsubstituted linear alkyl group having 3 to 8 carbon atoms, a branched alkyl group, a cycloalkyl group, or a phenyl group having a substituent at the ortho position. ]
[0011]
[Chemical 6]
Figure 0003690045
[0012]
[Wherein R 5 represents an unsubstituted linear alkyl group, branched alkyl group or cycloalkyl group having 3 to 8 carbon atoms. ]
(2) A method for processing a silver halide color photographic light-sensitive material, characterized by subjecting the silver halide color photographic light-sensitive material described in 1 above to color development with a p-phenylenediamine color developing agent after exposure.
[0013]
The present invention will be described in more detail. In the general formula (1), R 1 represents a hydrogen atom, an aromatic group or an aliphatic group. The aromatic group represented by R 1 is preferably a phenyl group or a naphthyl group. The phenyl group or naphthyl group represented by R 1 may have a substituent. Examples of the substituent include an alkoxy group, an aryloxy group, an alkyl group, a halogen atom, an alkoxycarbonyl group, an aryloxycarbonyl group, a carboxyl group, a carbamoyl group, an acylamino group, a sulfamoyl group, and a sulfonamide group. The aromatic group represented by R 1 is preferably a phenyl group substituted with alkoxy at the ortho position. More preferred is an orthoalkoxyphenyl group having a substituent at either the meta position or the para position. The aliphatic group represented by R 1 is preferably a substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 30 carbon atoms. The aliphatic group represented by R 1 is particularly preferably an alkyl having 1 to 4 carbon atoms substituted with a hydrophilic substituent (for example, carboxyl group, methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, hydroxyl group, sulfo group, etc.). Groups.
[0014]
In the general formula (1), R 2 and R 3 represent a hydrogen atom, an aromatic group (for example, a substituted or unsubstituted phenyl group), or an aliphatic group (for example, a methyl group, an ethyl group). R 2 and R 3 may be the same as or different from each other. R 2 and R 3 may form a ring.
[0015]
In the general formula (1), X represents a substituent having a carboxyl group or a sulfo group, and n represents 1, 2 or 3. Preferably n is 1 or 2.
[0016]
In the general formula (1), Y represents an arbitrary substituent to be substituted on the naphthalene ring, and m represents 0, 1 or 2. Y is preferably a hydrogen bonding group (for example, acylamino group, sulfonamide group, ureido group, urethane group, etc.) bonded to the 5-position on the naphthalene ring. Preferably, m is 0 or 1.
[0017]
In the general formula (2), R 4 represents an unsubstituted linear alkyl group having 3 to 8 carbon atoms, a branched alkyl group, a cycloalkyl group, or a phenyl group having a substituent at the ortho position. Preferably, it represents an unsubstituted linear alkyl group having 4 to 6 carbon atoms, a branched alkyl group, a cycloalkyl group, or a phenyl group having a substituent at the ortho position.
[0018]
In the general formula (3), R 5 represents an unsubstituted linear alkyl group, branched alkyl group or cycloalkyl group having 3 to 8 carbon atoms. Preferably, it represents an unsubstituted linear alkyl group having 4 to 6 carbon atoms, a branched alkyl group, or a cycloalkyl group.
[0019]
Specific examples of the development inhibitor residue represented by the general formulas (2) and (3) include, but are not limited to, an inhibitor residue having the following structure.
[0020]
[Chemical 7]
Figure 0003690045
[0021]
[Chemical 8]
Figure 0003690045
[0022]
[Chemical 9]
Figure 0003690045
[0023]
Although the typical exemplary compound is shown as a compound shown by the general formula (1) of this invention below, it is not limited to these.
[0024]
[Chemical Formula 10]
Figure 0003690045
[0025]
Embedded image
Figure 0003690045
[0026]
Embedded image
Figure 0003690045
[0027]
Embedded image
Figure 0003690045
[0028]
The typical synthesis example of the compound of this invention is shown below.
[0029]
Embedded image
Figure 0003690045
[0030]
7.83 g of compound (A) was added to 100 ml of acetic acid, and 17.8 g of tin powder was gradually added under ice cooling. After completion of the addition, the mixture was stirred at room temperature for 1 hour, and then the reaction solution was filtered to remove solids. Ethyl acetate was added to the filtrate and washed with 5% aqueous potassium carbonate solution and water. After drying the organic phase with magnesium sulfate, ethyl acetate was distilled off under reduced pressure to obtain 7.5 g of a crude product of compound (B).
[0031]
To this was added 100 ml of ethyl acetate, and then 1.1 g of succinic anhydride was added, and the reaction was continued for 2 hours under heating and reflux. It was then washed with 5% aqueous potassium carbonate and water. After drying the organic phase with magnesium sulfate, ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. By purifying the obtained residue by silica gel column chromatography, 6.3 g of Exemplified Compound 1 was obtained. The structure was confirmed by NMR and MS spectra.
[0032]
In the compound represented by the general formula (1) of the present invention (hereinafter, also referred to as DIR coupler according to the present invention) photographic material, any layer, for example, a silver halide emulsion layer and / or a non-photosensitive hydrophilic colloid layer Although it can be contained, it is preferably used in a silver halide emulsion layer. More preferably, it is used for a blue-sensitive silver halide emulsion layer and / or a green-sensitive silver halide emulsion layer.
[0033]
In order to incorporate the DIR coupler according to the present invention into the hydrophilic colloid layer of the color light-sensitive material, for example, a known high-boiling solvent such as dibutyl phthalate, tricresyl phosphate, dinonyl phenol, and the like, and butyl acetate, propionic acid, etc. The DIR coupler according to the present invention is dissolved in a mixed solution with a low boiling point solvent such as singly or in combination, and then mixed with an aqueous gelatin solution containing a surfactant, and then a high-speed rotary mixer or colloid mill Alternatively, it is possible to use a method of emulsifying and dispersing using an ultrasonic disperser and adding directly to the emulsion, or setting the emulsified dispersion, chopping and washing with water, and then adding this to the emulsion. .
[0034]
The amount of the DIR coupler according to the present invention is preferably 0.0005 to 5.0 mol, more preferably 0.005 to 1.0 mol, per mol of silver halide.
[0035]
The DIR couplers according to the present invention may be used alone or in combination of two or more.
[0036]
As the silver halide emulsion used in the light-sensitive material of the present invention, any of ordinary silver halide emulsions can be used. The emulsion can be chemically sensitized by a conventional method, and can be optically sensitized to a desired wavelength region using a sensitizing dye.
[0037]
Antifoggants, stabilizers and the like can be added to the silver halide emulsion. As the binder of the emulsion, it is advantageous to use gelatin.
[0038]
The emulsion layer and other hydrophilic colloid layers can be hardened, and can contain a plasticizer, a dispersion (latex) of a water-insoluble or hardly soluble synthetic polymer.
[0039]
A coupler is used in the emulsion layer of the silver halide color photographic light-sensitive material of the present invention.
[0040]
Furthermore, a development accelerator, a bleach accelerator, a developer, a silver halide solvent, a toning agent, a hardener, by coupling with a colored coupler having a color correction effect, a competitive coupler and an oxidized form of a developing agent, Compounds that release photographically useful fragments such as fogging agents, antifoggants, chemical sensitizers, spectral sensitizers and desensitizers can be used.
[0041]
The photosensitive material can be provided with auxiliary layers such as a filter layer, an antihalation layer and an irradiation prevention layer. These layers and / or the emulsion layer may contain a dye which flows out of the light-sensitive material or is bleached during the development process.
[0042]
Matting agents, lubricants, image stabilizers, surfactants, color antifoggants, development accelerators, development retarders and bleach accelerators can be added to the photosensitive material.
[0043]
As the support, paper laminated with polyethylene or the like, polyethylene terephthalate film, baryta paper, cellulose triacetate, or the like can be used.
[0044]
In order to obtain a dye image using the silver halide color photographic light-sensitive material of the present invention, for example, T.I. H. By Theory of the Photographic Process, 4th edition by James (The Theory of The Photographic)
Process Forth Edition), pages 291 to 334 and Journal of the American Chemical Society, Vol. 73, p. 3,100 (1951), known per se. By using a phenylenediamine-based color developing agent, development processing can be performed by a conventional method described in RD (Research Disclosure) 17643, pages 28-29, RD18716, page 615 and RD308119XIX.
[0045]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but the present invention is not limited thereto.
[0046]
Example 1
A silver halide color photographic light-sensitive material sample 1 was prepared by sequentially forming each layer having the following composition from the support side on a triacetylcellulose film support provided with an undercoat layer.
[0047]
The addition amount is expressed in grams per 1 m 2. However, silver halide and colloidal silver were converted to the amount of silver, and sensitizing dye (indicated by SD) was shown in moles per mole of silver.
[0048]
First layer (Anti-halation layer)
Black colloidal silver 0.16
UV-1 0.3
CM-1 0.044
OIL-1 0.044
Gelatin 1.33
Second layer (intermediate layer)
AS-1 0.160
OIL-1 0.20
Gelatin 1.40
Third layer (low sensitivity red color sensitive layer)
Silver iodobromide a 0.12
Silver iodobromide b 0.50
SD-1 3.0 × 10 −5
SD-2 1.5 × 10 −4
SD-3 3.0 × 10 −4
SD-4 3.0 × 10 −6
C-1 0.51
CC-1 0.047
OIL-2 0.45
AS-2 0.005
Gelatin 1.40.
[0049]
4th layer (medium sensitivity red color sensitive layer)
Silver iodobromide c 0.64
SD-1 3.0 × 10 −5
SD-2 1.5 × 10 −4
SD-3 3.0 × 10 −4
C-2 0.22
CC-1 0.028
DI-1 0.002
OIL-2 0.21
AS-3 0.006
Gelatin 0.87
5th layer (high sensitivity red color sensitive layer)
Silver iodobromide c 0.13
Silver iodobromide d 1.14
SD-1 3.0 × 10 −5
SD-2 1.5 × 10 −4
SD-3 3.0 × 10 −4
C-3 0.17
CC-1 0.029
DI-1 0.027
OIL-2 0.23
AS-3 0.013
Gelatin 1.23
6th layer (intermediate layer)
OIL-1 0.29
AS-1 0.23
Gelatin 1.00.
[0050]
7th layer (low sensitivity green color sensitive layer)
Silver iodobromide a 0.245
Silver iodobromide b 0.105
SD-4 5.0 × 10 −4
SD-5 5.0 × 10 −4
M-1 0.21
CM-2 0.039
OIL-1 0.25
AS-2 0.003
AS-4 0.063
Gelatin 0.98
8th layer (intermediate layer)
M-1 0.03
CM-2 0.005
OIL-1 0.16
AS-1 0.11
Gelatin 0.80
9th layer (medium sensitive green color sensitive layer)
Silver iodobromide e 0.87
SD-6 3.0 × 10 −4
SD-7 6.0 × 10 −5
SD-8 4.0 × 10 −5
M-1 0.17
CM-2 0.048
CM-3 0.059
DI-2 0.012
OIL-1 0.29
AS-4 0.05
AS-2 0.005
Gelatin 1.43.
[0051]
10th layer (high sensitivity green color sensitive layer)
Silver iodobromide f 1.19
SD-6 4.0 × 10 −4
SD-7 8.0 × 10 −5
SD-8 5.0 × 10 -5
M-1 0.09
CM-3 0.020
DI-3 0.005
OIL-1 0.11
AS-4 0.026
AS-5 0.014
AS-6 0.006
Gelatin 0.78
11th layer (yellow filter layer)
Yellow colloidal silver 0.05
OIL-1 0.18
AS-7 0.16
Gelatin 1.00
12th layer (low sensitivity blue color sensitive layer)
Silver iodobromide g 0.29
Silver iodobromide h 0.19
SD-9 8.0 × 10 −4
SD-10 3.1 × 10 −4
Y-1 0.91
DI-4 0.022
OIL-1 0.37
AS-2 0.002
Gelatin 1.29.
[0052]
13th layer (high sensitivity blue color sensitive layer)
Silver iodobromide h 0.13
Silver iodobromide i 1.00
SD-9 4.4 × 10 −4
SD-10 1.5 × 10 −4
Y-1 0.48
DI-4 0.019
OIL-1 0.21
AS-2 0.004
Gelatin 1.55
14th layer (first protective layer)
Silver iodobromide j 0.30
UV-1 0.055
UV-2 0.110
OIL-2 0.63
Gelatin 1.32
15th layer (second protective layer)
PM-1 0.15
PM-2 0.04
WAX-1 0.02
D-1 0.001
Gelatin 0.55
The characteristics of the silver iodobromide are shown below (the average grain size is the length of one side of a cube having the same volume).
[0053]
Figure 0003690045
In addition to the above-mentioned composition, coating aids SU-1, SU-2, SU-3, dispersion aid SU-4, viscosity modifier V-1, stabilizers ST-1, ST-2, fog Inhibitor AF-1, weight average molecular weight: 10,000 and weight average molecular weight: 1,100,000 kinds of polyvinylpyrrolidone (AF-2), inhibitors AF-3, AF-4, AF-5, hard Filming agents H-1, H-2 and preservative Ase-1 were added.
[0054]
The structure of the compound used for the sample is shown below.
[0055]
Embedded image
Figure 0003690045
[0056]
Embedded image
Figure 0003690045
[0057]
Embedded image
Figure 0003690045
[0058]
Embedded image
Figure 0003690045
[0059]
Embedded image
Figure 0003690045
[0060]
Embedded image
Figure 0003690045
[0061]
Embedded image
Figure 0003690045
[0062]
Embedded image
Figure 0003690045
[0063]
Embedded image
Figure 0003690045
[0064]
Further, the DIR compound (DI-1) of the fourth layer and the fifth layer of the sample 1 is changed to the equivalent DIR-1 to DIR-3 and the compounds 1, 7, and 10 of the present invention shown in Table 1. Otherwise, Samples 2 to 7 were produced in the same manner as Sample 1.
[0065]
Embedded image
Figure 0003690045
[0066]
Each sample thus produced was subjected to wedge exposure using red light, color development was performed by the following processing steps, and the sensitivity and gamma of the red photosensitive layer were measured. The sensitivity is shown as a relative value when the sensitivity of the sample 1 is 100, and the gamma is shown as a relative value when the gamma of the sample 1 is 1.0.
[0067]
In addition, image sharpness was also measured. The sharpness was determined by determining the MTF of the dye image and the relative value of 30 MTF / mm (specimen 1 is 100). The results are shown in Table 1.
[0068]
<Color development processing>
(Processing process)
Process Processing time Processing temperature Replenishment amount *
Color development 3 minutes 15 seconds 38 ± 0.3 ° C 780ml
Whitening 45 seconds 38 ± 2.0 ℃ 150ml
Fixed 1 minute 30 seconds 38 ± 2.0 ℃ 830ml
Stable 60 seconds 38 ± 5.0 ℃ 830ml
Dry 60 seconds 55 ± 5.0 ° C −
* Replenishment amount is a value per 1 m 2 of photosensitive material.
[0069]
<Preparation of treatment agent>
Figure 0003690045
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 10.06 with potassium hydroxide or 20% sulfuric acid.
[0070]
Figure 0003690045
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 10.18 with potassium hydroxide or 20% sulfuric acid.
[0071]
(Bleaching solution composition)
700ml of water
125 g of iron (III) ammonium 1,3-diaminopropanetetraacetate
Ethylenediaminetetraacetic acid 2g
Sodium nitrate 40g
150g ammonium bromide
Glacial acetic acid 40g
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 4.4 using aqueous ammonia or glacial acetic acid.
[0072]
(Bleaching replenisher composition)
700ml of water
1,3-diaminopropanetetraacetic acid iron (III) ammonium 175 g
Ethylenediaminetetraacetic acid 2g
Sodium nitrate 50g
200 g of ammonium bromide
Glacial acetic acid 56g
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 4.4 using aqueous ammonia or glacial acetic acid.
[0073]
(Fixing solution formula)
800ml water
120g ammonium thiocyanate
150g ammonium thiosulfate
Sodium sulfite 15g
Ethylenediaminetetraacetic acid 2g
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 6.2 using aqueous ammonia or glacial acetic acid.
[0074]
(Fixing replenisher formulation)
800ml water
150g ammonium thiocyanate
180g ammonium thiosulfate
Sodium sulfite 20g
Ethylenediaminetetraacetic acid 2g
Add water to 1.0 liter and adjust to pH 6.5 using aqueous ammonia or glacial acetic acid.
[0075]
(Stable fluid and stable replenisher formulation)
900ml water
p-Octylphenol / ethylene oxide / 10 mol adduct 2.0 g
Dimethylolurea 0.5g
Hexamethylenetetramine 0.2g
1,2-Benzisothiazolin-3-one 0.1 g
Siloxane (UCC L-77) 0.1g
Ammonia water 0.5ml
Add water to finish 1.0 liter and adjust to pH 8.5 using aqueous ammonia or 50% sulfuric acid.
[0076]
[Table 1]
Figure 0003690045
[0077]
As is clear from Table 1, sample No. 2 has a smaller gamma reduction effect and sharpness improvement effect than other samples. Sample No. 3 and 4 have a large gamma reduction effect, and it can be seen that comparative DIR-1 and comparative DIR-2 effectively suppress development, but the sharpness improving effect is small. On the other hand, sample no. Nos. 5, 6 and 7 had a large gamma reduction effect and sharpness improvement effect.
[0078]
Example 2
A basic sample was prepared by applying the following layers on a triacetate base in the following order.
[0079]
(1) Red sensitive silver iodobromide emulsion layer containing 0.5 g of C-2 as a cyan coupler, 2.4 g of gelatin and 1.6 g of silver halide (2) 0.5 g of gelatin and 2,5-di-t -Gelatin intermediate layer containing 0.1 g of octyl hydroquinone (3) Blue sensitive silver iodobromide emulsion layer (4) containing 1.70 g of Y-1 as yellow coupler, 2.4 g of gelatin and 1.6 g of silver halide Protective layer consisting of 0.8 g of gelatin Among the constituent layers of the above basic sample, a DIR compound was added as shown in Table 2 into the first layer containing a cyan coupler to prepare a sample.
[0080]
Each sample was divided into two, one sample was subjected to wedge exposure with white light, and the other sample was subjected to wedge exposure with blue light.
[0081]
Subsequently, it processed like Example 1. FIG.
[0082]
For each sample, the gamma value was obtained from the characteristic curve of the yellow dye obtained by color development, and the value (γB / γW) obtained by dividing gamma (γB) by blue exposure by gamma (γW) by white exposure is shown in Table 2. .
[0083]
[Table 2]
Figure 0003690045
[0084]
As is clear from Table 2, the compound of the present invention has a large γB / γW value, and a greater layering effect was obtained than when a conventional DIR coupler was used.
[0085]
【The invention's effect】
According to the present invention, a silver halide color photographic light-sensitive material having excellent sharpness and excellent color reproducibility and a processing method thereof are obtained.

Claims (2)

下記一般式(1)で示される化合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
Figure 0003690045
〔式中、R1、R2及びR3は水素原子若しくは、芳香族基、脂肪族基を表す。
Xはカルボキシル基またはスルホ基を有する置換基を表し、nは1、2又は3を表す。Yはナフタレン環上に置換する基を表し、mは0、1又は2を表す。INHは下記一般式(2)又は下記一般式(3)で表される現像抑制剤残基を表す。〕
Figure 0003690045
〔式中、R4は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基、若しくはオルト位に置換基を有するフェニル基を表す。〕
Figure 0003690045
〔式中、R5は炭素数3から8の無置換直鎖アルキル基、分岐アルキル基、シクロアルキル基を表す。〕
A silver halide color photographic light-sensitive material comprising a compound represented by the following general formula (1):
Figure 0003690045
[Wherein R 1 , R 2 and R 3 represent a hydrogen atom, an aromatic group or an aliphatic group.
X represents a substituent having a carboxyl group or a sulfo group, and n represents 1, 2 or 3. Y represents a group which substitutes on the naphthalene ring, and m represents 0, 1 or 2. INH represents a development inhibitor residue represented by the following general formula (2) or the following general formula (3). ]
Figure 0003690045
[Wherein, R 4 represents an unsubstituted linear alkyl group having 3 to 8 carbon atoms, a branched alkyl group, a cycloalkyl group, or a phenyl group having a substituent at the ortho position. ]
Figure 0003690045
[Wherein R 5 represents an unsubstituted linear alkyl group, branched alkyl group or cycloalkyl group having 3 to 8 carbon atoms. ]
請求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料を露光後、p−フェニレンジアミン系発色現像主薬により、発色現像処理することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。A method for processing a silver halide color photographic light-sensitive material, which comprises subjecting the silver halide color photographic light-sensitive material according to claim 1 to color development with a p-phenylenediamine color developing agent after exposure.
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