JP3689459B2 - Sheet sorting apparatus and image forming apparatus provided with sheet bundle stacking apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像形成装置から1枚ずつ順次排出されるシートを、仕分けけするシート分類装置に係り、詳しくは、仕分けしたシート束をスタックするスタック装置を備えるシート分類装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成して排出されるシートを仕分けして積載したシート束を、移送手段により移送しスタッカ手段に積載して収納するシート分類装置が知られている。
【0003】
このシート束をスタッカ手段に積載する毎に、次のシート束をスタッカ手段へ積載するために、スタッカ手段を下げる必要がある。このため、シート束の最上面を、1つの光透過型の検知手段により検知し、検知動作がなくなるまでスタッカ手段を下げて、シート束の最上面の位置を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スタッカ手段に積載されるシート束の最上面は、必ずしも一様ではない場合がある。例えば、シート束を綴じ手段により綴じた場合、綴じ部に相当する箇所が膨らんで、最上面の高さが部分的に高くなったり、シートサイズの異なるシート束が混載して積載される場合には、シート束の角部の対角線に沿う何れかの位置で膨らみを生じていた。
【0005】
また、シート束の最上面の位置を制御する場合、シート検知手段がシート束を検知しなくなる位置で、スタッカ手段を停止させるためには、シート束の最上面が下降のためにオーバランするのを避けるために、スタッカ手段を低速で移動しなければならなかった。
【0006】
本発明は、スタッカ手段上に積載されるシート束の最上面の位置を正確に検出して、次のシート束の収納を確実にしたシート束スタック装置を備えるシート分類装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、排出されるシートを積載する積載手段と、前記積載手段に積載したシート束を移送する移送手段を備える束処理ユニットと、前記束処理ユニットの下方にあって、前記移送手段により移送されたシート束を積載して収納する上下可能なスタック手段と、前記スタック手段を上下動させる駆動手段と、前記束処理ユニットの下面側に固設されていて、前記スタック手段上のシート束の最上面を検知するシート束検知手段と、シート束の搬送方向の一側部の下流側の角部を綴じる1か所綴じ、又はシート束の搬送方向の前端部の2か所を綴じる2か所綴じを可能なステイプラと、を備え、前記シート束検知手段は、前記ステイプラにより1か所綴じされたシート束のシート束搬送方向に沿う一側端部上面を検知する光透過型の第1の検知手段と、前記第1の検知手段の上流側の角部近傍から前記ステイプラにより2か所綴じされたうちの一側端部と対向する他側端部の下流側の角部を結ぶ対角線のシート束上面を検知する光透過型の第2の検知手段と、からなることを特徴とする。
【0008】
また、前記スタック手段は、前記移送手段によりシート束が移送された時に、前記シート束の最上面が前記シート束検知手段により検知されなくなるまで下降した後、前記第1又は第2の何れかの検知手段によりシート束上面が検知されるまで上昇するように前記駆動手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0009】
[作用]
以上構成に基づき、排出されるシートは積載手段上に積載され、この積載されたシート束は、移送手段によりスタッカ手段へ移送される。移送されたシート束は、スタッカ手段上にスタックされているシート束上に積載される。
【0010】
積載されたシート束の最上面は、シート束のシート束搬送方向に沿う一側端部上面を検知する第1の検知手段と、第1の検知手段の上流側の角部近傍から下流側の角部を結ぶ対角線のシート束上面を検知する透過型の第2の検知手段と、により検知される。
【0011】
シート束がスタック手段にスタックされた時、最上面を所定位置に保持するために、スタック手段は、駆動手段により上下動される。
【0012】
これにより、例えば、綴じ手段により、一側端部が膨らんでいる部分を、第1の検知手段により検知でき、また、異なるシートサイズシート束により、シート束の対角線に沿う膨らみの位置を第2の検知手段により検知できて、シート束の最上面の部分を適正に検知することができる。
【0013】
また、シート束が積載されたスタッカ手段は、シート束検知手段によりシート束の最上面が検知されなくなるまで下降して停止、その後シート束の最上面がシート束検知手段により検知されるまで上昇して停止する。
【0014】
これにより、例えば、シート束を積載後のスタッカ手段を高速で移動させて、最上面がシート束検知手段により検知されなくなってから停止するまでのオーバラン分を低速で上昇させて停止することができ、スタッカ手段の所定の位置への下降を高速で行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、シート出力装置としての電子写真複写機(画像形成装置)200を示したものである。
【0016】
電子写真複写機200は、複写機本体201と、複写機本体上部に配設された原稿自動送り装置202と、複写機本体201のシートSを排出する側に配故されたシート後処理装置203とから構成されている。またシート後処理装置203は折り装置204とステイプル/スタック装置205とからなる。
【0017】
原稿自動送り装置202の原稿載置台206に載置された原稿207は下側から順に分離されて、複写機本体201のプラテンガラス208上にパス209を経て給送され、複写機本体201の光学系210に読み取られ読みとり終了後プラテンガラス208からパス211を経て原稿載置台206上の最上面に排出される。シートSは、デッキ212から給紙されて画像形成部213で画像形成され、定着部214により定着されて、一般には折り装置204を素通りしてステイプル/スタック装置205のシート搬入口215に搬送されるようになっている。
【0018】
ここで、本機たる複写機200の作像プロセスは、公知に属するものであるからここでの説明は行なわない。ステイプル/スタック装置205は、図1、図2に示すように、上下に2分割されたビンモジュールB1 、B2 を有し、各ビンモジュールは、複数のビン(シート受け皿)B11〜B1n、B21〜B2n(図ではn=6)で構成されている。各ビンモジュールは、独立してビン間隔、ビン位置を変化させて、各ビンをシート受け入れ位置やシート束排出位置に移動されることができる。
【0019】
シート搬入口215では、上方向への第1搬送パス1と下方向への第2搬送パス2を切り換える図示せぬソレノイドSL3で駆動される。デフレクタ3によりシートSの進行方向が決定される。更に、第1搬送パス1は、図示せぬソレノイドSL4で駆動されるデフレクタ4により、ノンソートトレイ5への搬出パス6と、上ビンモジュールB1へのパス7に分岐する。
【0020】
一方、第2搬送パス2は、そのまま下ビンモジュールB 2 へのパスとなる。したがって、各ローラ対8a〜8pに関して、ノンソートトレイヘは8a、8b、8c、上ビンモジュールヘは8a、8b、8d〜8g、下ビンモジュールヘは8a、8h〜8pの各ローラ対によって搬送される。
【0021】
また、ステイプル/スタック装置205は、上ビンモジュールヘのパスを下ビンモジュールヘのパスに挟まれた空間にグリップ/ステイプルユニット(束処理ユニット)9を有し、各ビン上の束を先出しグリッパ(移送手段)10により図1、図2の右方向に搬送し、ステイプラ11で選択的にステイブルした後、束先端を搬送グリッパ12(移送手段)で挟持してさらに右方向へ搬送する。同様に、上ビンモジュールヘのパスと下ビンモジュールヘのパスとに挟まれた空間において、グリップ/ステイプルユニット9の下方にはスタックユニット(スタック装置)13が待機し、搬送グリッパ12で搬送した束を収納する。
【0022】
また、ステイプラ11の右端部とスタックユニット13の左端部は、図2に示すように、左右方向でほぼオーパーラップしている(図2の幅l 15の領域)。
【0023】
上ビンモジュールのビンB11〜B16にシー卜束が満たされた後で、図1、図2の破線で示す位置に、グリップ/ステイプルユニット9を移動させて、ビンからシート束をとり出している間に、下ビンモジュールのビンB21〜B26にシートを搬送し、ビンB11〜B16から束取り出し終了後、また、下ビンモジュールビンB21〜B26への搬送終了後、今度は図1、図2の実線の位置で下ビンモジュールからの束取り出しを行なう。この動作を繰り返すことで、スタックユニットが満載になるまで連続してコピーを継続できる。
【0024】
次に、折り装置204について、図33を用いて説明する。ここで、折り装置204は、スルーパスモード、Z折りモード、C折りモード等の3つのモードに従って動作する事ができる。
【0025】
第1のスルーパスモードは、シートSの折り動作を要せず素通りするモードであり、このモードでは、入口ローラ対227,228によって搬入された折り用のシート251は入口デフレクタ229の操作により、紙パス230に導かれ、排紙ローラ対231及び232によりシート後処理装置203へ送出される。
【0026】
第2のC折りモードは、LGLの折り用のシート251を2つに折り曲げLTR(縦サイズ)にするもので、入口ローラ227,228から入口ディクレタ229に導かれた折り用のシート251は、デフレクタ234の操作により折りパス236に導入される。
【0027】
かくして、図34(a)に示すように、折り用のシート251の先端がストッパ243に当接したところで、折り用のシート251の下流側の中央部に形成されるループ250が折りローラ238,239との間のニップにくわえこまれ、折り用のシート251の下流側の中央部に、図34(b)及び図34(a)に示すように、折れ目251Aが形成されて2つ折りのシートになる。かくして、この2つ折りとされた折り用のシート251は、このあとパス240を通過し排紙ローラ対231,232により送出される。
【0028】
第3のZ折りモードは、折り用のシート251を一旦半分に2つ折とした上、その片方を再度反対側に折り返えすモードであり、先ず、入口ローラ対227,228から入口デフレクタ229により折り用のシート251はパス233へ送出される。さらに、このシートは、デフレクタ234によりパス242へ送られ、その先端がストッパ245に当接する。かくして、前記2つ折りモードと同様に、シート251の先端からおよそ1/4 の部分にループが形成されることになり、そのループが折りローラ対238,237とのニップにくわえこまれ折れ目251Bが形成されて2つ折りのシートとなる(図35(a))。
【0029】
次いで、このように折られた折り用のシート251は、折りパス236へと導入され、2つ折りとされた折り用のシート251の折れ目251Bがストッパ244に突き当てられると、2つ折りとされた折り用のシート251の中央部に前述と同ようにしてループが形成され、このループが折りローラ対238,239との間のニップにくわえこまれて、第2の折れ目251Cが形成される(図35(b))。このように、表裏に折り返されたZ折りシート251は、パス240を通過して排紙ローラ対231,232により送出される。
【0030】
次に、グリップ/ステイプルユニット9について説明する(図12、図13)。図12は、グリップ/ステイプルユニット9の上視図、図13は正面図である。
【0031】
全体構成は、ユニット前側板50、ユニット後側板51間に、ガイドステイ52、53、右ステイ54を渡した枠体であり、この枠体の奥側左右に2ケずつ計4ケの昇降コロ55がカシメられている。下側のガイドステイ53の奥側には、シート束搬送時にシート束をガイドする部材53aが取りつけられている。4つのコロ55は、本体側に固定された2本のレール56内にガイドされている。レール56に一体に切られたラックと、枠体横方向に貫通した軸57の両端に設けられたピニオンギア58とがかみ合い、ギアに昇降モータM4からの駆動を伝達して、枠体全体が上下に昇降可能となっている。
【0032】
枠体内には、3つの移動体が配設されている。先出しグリッパ10は、図12の矢印D方向に移動可能に構成されており、ビン上のシート束Sの手前基準側の右端近傍をグリップして、シート束を右方に引き出す。先出しグリッパ10の右端からシート束Sの先端までの距離l4は、引き出し完了時のステイプラ11の左端からシート束S先端までの距離l5よりも長く設定されている。
【0033】
ステイプラ11は、図の矢印E方向に移動可能であって、シート幅とオーバーラップしない手前や奥の退避位置や、シート束の先端部の任意の位置に移動できる。
【0034】
搬送グリッパ12は、図12の矢印F方向に移動可能であると共に、その前後側板59、60全体を含めて、図の矢印G方向にも移動可能に構成されている。搬送グリッパ12は、矢印F方向でシート束のサイズに応じてシート幅の略中央位置をグリップし、矢印G方向(図中右方向)にシート束を搬送して、ビン上から完全にシート束を引き出して、後述するスタッカに搬送する。
【0035】
搬送グリッパ12の矢印F方向の移動は、上述したようにサイズに対応して移動する他に、スタッカ上での仕分けの目的でも用いられる。すなわち、スタッカヘの束搬送時、矢印G方向への搬送量はシート束サイズに依るが、F方向へのシート束の搬送量を変化させることで、同一サイズのシート束の仕分けを行なったり、異なるジョブ間の仕分けを行なったりすることができる。
【0036】
搬送グリッパ12の奥行き寸法l 6 は、ステイプラ11がシート束Sに対し動作している位置においてもシート束Sの先端が挟持できるような寸法に設定されている。
【0037】
以下、グリップ/ステイプルユニツト9内の各移動体10、11、12について詳細に説明する。
【0038】
まず、シート束を挟持するグリップ部について説明するが、これは先出しグリッパ10及び搬送グリッパ12に共通の構成である(図14)。
【0039】
側板62、62に、3本の軸63、64、65が支持されている。軸65には、上グリッパ66と下グリッパ67が配設されており、軸63に固設された下グリッバカム68と、軸64に固設された上グリッパカム69との矢印方向の回動により、それぞれ矢印H、矢印I方向の揺動を繰り返す(実線と破線図)。また、ばね部材70は下グリッパ67のカム部67aを下グリッパカム68に付勢し、ばね部材71は上グリッパ66のカム部66aを上グリッパカム69に付勢し、上グリッパと下グリッパの当接圧が略一定になるように制御している。上記上/下のグリッパのカム69,68は、不図示のモータM5(先出しグリッパ挟持)、M6(搬送グリッパ挟持)にて駆動される。
【0040】
なお、先出しグリッパ10と搬送グリツッパ12は、上述したように基本構成は同様であるが、挟持圧やグリッパの幅、最大開口量等の条件はそれぞれの使用条件に合わせて最適に設定して構わない。
【0041】
例えば、本実施例の場合、先出しグリッパは、スペース上、巾を小さく押えるが基準側のみ挟持するため、束ズレ防止のために挟持圧を高めに設定したり、開口量もビン間に進入すべく押え気味にする。一方、搬送グリッパは、シート束センタを挟持可能なので、挟持圧を低めに設定する等が可能である。その他、シー卜のカール量、坪量、折りの有無、枚数等によって一般的に設定することも可能である。
【0042】
次に、先出しグリッパ10の駆動構成について述べる(図15、図16)。図15は上視図、図16は正面図である。
【0043】
先出しグリッパの手前側面には、溝つきのコロ72がカシメられており、グリップ/ステイプルユニット9のユニット前側板50に設けられた長穴50aに係合している。長穴50aは、ステイプラ11に近い図16の右方は略水平にあけられているが、ビンに近い図16の左方は、ビンの傾斜に合わせた角度をもった長穴になっている。2つのコロ72の軸の先端部は、結合板金73でつながれており、板金73には、ピン部材74が取りついている。
【0044】
一方、ユニット前側板50の手前側には、先出しモータM7が取りつけられており、その駆動軸先端には揺動アーム76が固着されている。揺動アーム76の他端には、長穴76aが形成されており、この長穴76aに上記ピン部材74の先端部が係合している。先出しモータM7の駆動により、揺動アーム76が図15、図16の実線位置、2点鎖線位置間を往復動する。これにより、先出しグリッパ10はユニット前側板50の長穴に沿って傾斜位置でシート束をつかみ、水平位置まで搬送し、水平位置でシート束を離して、再び傾斜位置に戻る動きを行なう。
【0045】
次に、搬送グリッパ12の駆動構成を説明する(図17、図18)。図17は上視図、図18は正断面図である。
【0046】
まず図17、図18の左右方向、シート束搬送方向の駆動について説明する。
【0047】
搬送グリッパ12は、その下方位置にて2本の軸77、78に支持されている。一方の軸77はボールねじで構成され、もう一方の軸78は通常の軸で構成されている。軸77の両端は、前後側板間(前側板は省略、後側板60)に回転可能に軸受支持され、軸78の両端は完全に固定されている。各側板には、ガイドコロ79がシメられており、コロ79はユニット側板51にあけられた長穴5laに沿って左右方向に動ける。
【0048】
搬送グリッパ左右移動モータM8は、ユニット側板51に取り付けられており、モータプーリ80、ベルト81、プーリ82を介して貫通軸83に駆動を伝達する。貫通軸83上には、駆動用プーリ84が手前側と、奥側に1ケずつとりつけられ、それぞれ対向する従動プーリ85との間にベルト86がかけられている。ベルト86の一部分を、規制部材87で後側板60上に固着することにより、モータM8の駆動が搬送グリッパ12に伝わり、図12,図13において左右方向の移動が可能となっている。
【0049】
次に、図17の上下方向、すなわちシート束搬送と直交する方向の駆動について説明する。
【0050】
後側板60上に、搬送グリッパ前後進モータM9が基台88を介して取り付けられている。モータプーリ89、ベルト90、プーリ91を介してモータM9の駆動がボールねじ軸77に伝達される。搬送グリッパ12のボールねじ軸77と係合している部分にも、同様のねじが切られているため、ボールねじ軸77が回転することで搬送グリッパ12は前後進可能となる。
【0051】
搬送グリッパ12の位置は、そのホームポジシヨン検知及びモータM8の回転量を検知することで決定される。左右方向は、規制部材87の上方の突起87aを、ホームポジションセンサS7で検知し、モ―夕M8のエンコーダ92を読み取るセンサS8で移動量を検知して、所定の位置で停止させる。
【0052】
一方、搬送グリッパ12の前後進も、ホームポジションS9で搬送グリッパの―部を検知し、モータM9のエンコーダ93を読み取るセンサSlOで移動量を検知して、所定の位置で搬送グリッパ12を停止させる。
【0053】
さらに、図1に示すように、上記各々部の動作を制御するための制御装置(CPU)が設けられている。
【0054】
以上の構成に基づいて、以下に各構成部の動作を説明する。はじめに、装置の基本動作を説明する。
【0055】
まず、複写機本体201に配設された原稿自動送り装置202の原稿載置台206に原稿がセットされ(図1)、不図示の操作部で所定のモード条件を入力して、スタートキーが押される。スタートキーの押下信号に伴い、シート後処理装置203の各部がスタンバイ状態に制御される。以下、各モード条件に分けて説明を行なう。
【0056】
(A)ノンソートモードの場合
図2、図26において、デフレクタ3は実線の向きに、そしてデフレクタ4は破線の向きに位置し、第1搬送パス1から搬出パス6にかけて存在するローラ対8a、8b、8cが回転するように、モータMl4が制御される(図26)。もちろん、折り装置204内上部のローラ対も、図示せぬ折りモータMl7によつて回転し、シート受け入れ可能状態になる。
【0057】
但し、上記のスタンバイ動作は、以下に示す複写動作後、シートが複写機本体201から排出される以前に行なわれてもよい。シート後処理装置側がスタンバイ状態になると、図1の原稿207は、原稿送り装置202により複写機本体201のプラテンガラス207上に給送され、複写機本体201は複写動作にはいる。
【0058】
複写機本体201にて画像形成処理され排出された最初のシートは、折り装置204の上部パスを通過して、搬入口215からステイプル/スタック装置205に進入する。シートはデフレクタ3で鉛直上向きに偏向され、デフレクタ4の右側を鉛直上方に搬送されて、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5上へ排出される。
【0059】
(B)ソートモードの場合
シート条件やモード設定条件により、特別な制御をする場合もあるが、一般的なソートモード時の動作を説明する。
【0060】
まず、スタンバイ動作として、デフレクタ3は実線の向きに、デフレクタ4も実線の向きにそれぞれ位置し、折り装置204の上部パスのローラ及び8a、8b、8d〜8gのローラ対が回転する。上下のビンモジュールB1 、B2 は、最上ビンB11、B21が排出ローラ対8g、8pに対向する位置にくるようにシフト動作する。ビンモジュールの整合壁15は、シートの幅に合わせたホームポジションに待機する。
【0061】
折り紙用のガイド部材は動作させないので、ビン側に突出しない退避位置にあることがチェックされる。また、ビン立ち部の駆動に関しては、非作動位置にあることを制御装置270がチェックする。
【0062】
グリップ/ステイプルユニット9は、上ビンモジュールのシート束取り出しに対応した位置(図2の破線位置)に移動して待機する。
【0063】
グリップ/ステイプルユニット9内の移動体については、図12において説明する。先出しグリッパ10は、図12に示す位置に待機して、グリップ/ステイプルユニット9の左側に位置するビンモジュール内のビン昇降の際に、ビン上のシートの妨げにならないようになっている。
【0064】
ステイプラ11は動作させないので、図12において破線で示す手前の退避位置に移動する。搬送グリッパ12は、図12において破線で示すように、矢印F方向においては、搬送されてくるシート束の略中央をグリップする位置に、そして矢印G方向においては、先出しグリッパ10によって先出しされたシート束の先端を、グリップ可能な位置12aに待機する。
【0065】
グリッパは、先出しグリッパ10、搬送グリッパ12共に上下グリッパを開放した状態でそれぞれの位置に待機している。
【0066】
次に、スタツクユニット13は、図2で破線で示す位置に移動し、グリップ/ステイプルユニット9により搬送されるシート束を受容できるようになっている。図23において、スタツクユニット13の内部のスタックトレイ(スタッカ手段)116、並びに基準壁117、押え部材118は、スタックトレイ116の上面がシート束を受容可能な位置に、またその他もスタックトレイ116に対応した位置に移動する。押え部材118の先端は、図23に示すようにスタックトレイ116側に突出した状態になっている。
【0067】
以上で、シート後処理装置側がスタンバイ状態になり、ノンソートモード時と同様に原稿が給送され、画像形成が行なわれ、シートが送られてくる。図2ではじめのシートは折り装置の上部パスを通過して搬入口215から進入しデフレクタ3で鉛直上方に、さらにデフレクタ4で左方へ搬送されて、排出ローラ8gでビンB 11 上に排出される。
【0068】
排紙センサSl8でビンBllに1枚目のシートが排出されたことを検知して、ビンは1ビン上方にシフトして、ビンB12がシー卜収容位置に上昇する。上記動作を繰り返して、上ビンモジュールのビンの全てに同一画像のシートが排出されると、原稿が交換されて、2枚目の原稿に対し画像形成が行なわれる。上ビンモジュールのビンは、最下ビン(図2ではB16)がシー卜収容位置にあり、2枚目のシートに関しては、最下ビンから順にシートを収容していく。上記動作をすべての原稿について繰り返し行ない、ビンヘのシートの収容動作は終了する。この終了状態において、原稿枚数が奇数の場合には、最下ビンB16がシー卜収容位置にあり、原稿枚数が偶数の場合には最上ビンB11がシート収容位置にある。
【0069】
次に、ビン上からシート束を取り出す動作に移るが、本実施例においては上ビンモジュールにおいて、シート束の取り出し位置、すなわちグリッパ/ステイプルユニット9が待機しているのは、シート収容位置よりも2ビン分下の位置である。従って、原稿枚数の奇・偶により束取り出し順序の制御が変わつてくる。
【0070】
(B)−(i)原稿枚数が偶数の時
原稿枚数が偶数であれば、ソート終了後のビン位置は開始時と同じになるため、図27の状態である。この場合、束取り出し位置にあるビンB13からは取り出さず、まず2ビン分下げて図28の状態にして、最上ビンB11からB16まで順に束取り出しを行なう(図29)。
【0071】
次に、上ビンモジュールB1を2ビン分上昇させて図30の状態にして、次のシート束を受け入れる準備が完了する。連続ジョブで上ビンモジュールがシートを受け入れる次の機会においても、原稿は偶数であるから、図30の状態でソートを開始すれば、図30の状態でソートが終了する。この場合には、束取り出し位置に対応しているビンはないので、上ビンモジュールB1を2ビン分下げて図29の状態にして、最下ビンB 16 から順にB11まで束取り出しを行なう。この時、図28の状態になるので、2ビン分上昇させて図27の状態に戻る。従って、上ビンモジュールが複数回くり返してシート束を受け入れる際には上記に示した状態変化を繰り返すことになる。
【0072】
(B)−(ii)原稿枚数が奇数の時
原稿枚数が奇数であると、ソート終了後のビン位置は開始時と全く逆になる。すなわち図27の状態からソート開始すれば終了時には図30の状態になっている。この時は、束取り出しに対応したビンは存在しないので2ビン分下げて図29の状態にして最下ビンB16から順にB11まで束取り出しを行なう。この時図28の状態になるので2ビン分上昇させて図27の状態で次のシート束を受け入れる準備が完了する。同一ジョブなら次のシート受け入れ機会においても、原稿枚数は奇数であるので図27でソート開始すれば図30で終了する。従って、この場合にも上記に示した状態変化をくり返すことになる。
【0073】
なお、下ビンモジュールの場合、本実施例ではビンのシート受け入れ位置と、束取り出し位置の関係が逆であって、束取り出し位置の方が2ビン分上方に位置している。下ビンモジュールにおけるビン制御はここでは詳しくは述べないが、上述した上ビンモジュールの場合とほぼ同ように、状態変化をくり返して制御される。以下ソートモードの続きの動作を説明する。
【0074】
ビン上に積載されたシートは、図3で示す基準棒14a、14bに対し、整合壁15をシート搬送と直交する方向に動作させることで整合される。ソート及び整合が完了すると、ビン上のシート束Sを挟持する先出しグリッパ10は、図13において先出しグリッパ10を開放したまま実線位置から破線位置へ移動し、その後シート束Sを挟持する。図11に示すビン立ち部Bjが、ソレノイドSLlにより開放されてシート束搬送が可能となるシート束は、手前側は図4の基準棒14a、14bによって、また、奥側は整合棒15と、図12のガイド部材53aとにより両サイドを規制され、また下方向は、ビン面及び倒れたビン立ち面、ガイドステイ53、上方向はガイドステイ52にガイドされて、図中右方向に搬送される。そして、図13に示す実線位置に停止し、ここで先出しグリッパ10と搬送グリッパ12間の束の受け渡しが行なわれる。
【0075】
まず、図12の破線位置に開放したまま待機していた搬送グリッパ12が、シート束の略中央部を挟持する。次に、先出しグリッパ10は挟持を開放して、次の搬送に備える。搬送グリッパ12は、図12の矢印Gの右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送し、サイズに応じた適正な位置で停止する。この状態では、図31に示すように、シート束Sの後端は、スタックトレイ116の上面に落下しており、左側はスタッカ基準壁117により規制され、また、束上面はソレノイドにより駆動された押え部材118により押圧されている。この状態から搬送グリッパ12を開放して、シート束の先端部もスタックトレイ上へ落下させる。
【0076】
この時押え部材118は、落下する束内のズレを防止する働きをする。
【0077】
次に、2束目のシート束搬送時については、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、グリッパ間での束の受け渡しを行なうところまでは1束目と同一であるので、以降の動作のみについて説明する。
【0078】
束の受け渡し後、搬送グリッパ12は、図12の矢印Fの方向に所定量だけ動く。この際、シート束後端側が規制されないように、基準棒や整合壁、ガイド部材53aが逃げてもかわないし、また、これらの幅規制部材を、シート束後端が完全に抜け切ってから、上記搬送グリッパ12の矢印F方向の移動を行なってもよい。この移動により、スタックトレイ116ヘのシート束の積載時、1束目のシート束との識別が可能となる。搬送グリッパ12による右方向の搬送途中において、図32に示すように、シート束Sの後端が所定位置に達する前にシートの中央部が先にスタックトレイ116上のシート束の上面に落下してしまい、そのまま搬送を続けると、搬送しているシート束S2が既積載のシート束S1の整合を乱す恐れがある。この際、図32のように押え部材118で既積載シート束S1の上面を押えることで、既積載のシート束S1のズレを防止できる。
【0079】
スタックトレイ116上に積載されたシート束については、その最上面が常にセンサで検知され、上方にあるグリップ/ステイプルユニット9と、積載最上面との間隔が常に一定となるように、スタックトレイ116を徐々に降下させて制御している。
【0080】
また、スタックトレイ116上のシート束に関しては、スタックユニット13が動作中でない場合には、シート束は任意にとり出しが可能な構成になっている。操作者が図示せぬ取り出しボタンを押下することによって、スタックユニット13は取り出し位置に移動し、スタック取り出しカバーのみが開閉可能となる。
【0081】
また、シート束をとり出した後、カバーを閉じれば継続して処理が可能である。
【0082】
(C)ステイプルソートモードの場合
シート及びシート束の搬送に関しては上述したソートモードの場合と同一であるので説明を省略する。ここでは、ステイプラの移動制御について述べる。
【0083】
ステイプラ11は、図12及び図22に示すように、手前側の退避位置1laと、奥側の退避位置1lbの間で任意の位置に停止することができる。
【0084】
(C)−(i)手前1ケ所綴じの場合
上記ノンステイプルモード時は、ステイプラ11が手前の退避位置1laにあったが、手前1ケ所綴じモードが選択された場合には、ステイプラ11は、図12、図22に示す1lcの位置に待機する。図12に示すように、ステイプラが1lcの位置にあっても、搬送グリッパ12は12aの位置で互いに干渉することなく待機できる。先出しグリッパ10により搬送されたシート束に対し、ステイプラ11はステイプル動作を行なった後、手前側の退避位置1laに移動し、その後、搬送グリッパ12によってシート束は右方に搬送される。シート束後端が、ステイプル11の移動領域から抜けると、ステイプラ11は再び1ケ所綴じの位置1lcに移動して、次のシート束の受け入れを待つ。
【0085】
(C)−(ii)2ケ所綴じの場合
2ケ所綴じ位置は、シート束の巾方向サイズにより様々な位置をとるが、図12、図22に示すステイプラ位置1ld、1leの2ケ所を綴じ位置とするサイズがあったとする。この場合も、図12に示すように、ステイプラが1ld、lleのいずれかの位置にあっても搬送グリッパ12aの位置と干渉しない。2ケ所綴じのスタンバイ時、ステイプラは手前側の退避位置1laから2ケ所の手前側の打ち込み位置1ldへ移動して待機する。この時搬送グリッパ12は、実線の12bの位置で待機する。
【0086】
シート束が、先出しグリッパ10で搬送されると、先出しグリッパ10がシート束を挟持したまま、ステイプラ11が1ldの位置で手前側の1ケ所をステイプルする。次に、ステイプラ11は、1leの位置に移動して2ケ所の奥側の位置をステイプルする。ステイプラ11が1ldの位置から1leの位置に移動すると、すぐに搬送グリッパ12が12bの待機位置から12aの挟持位置に進入してくる。そして、搬送グリッパ12がシート束を挟持し、一方、先出しグリッパ10はシート束を開放する。ステイプラは、1leの位置で2ケ所目のステイプル動作を行なった後、奥側の退避位置1lbへ移動する。
【0087】
1束目のシート束の後端がステイプラ移動領域を抜けると、ステイプラ11は退避位置1lbから奥側のステイプル位置1leへ移動して、2束目のシートを受け入れる。今度は、2ケ所の奥側を先に打ってから、手前の位置l1dへ移動する。搬送グリッパ12は、1束目同様、1ケ所目を打ち2ケ所目にステイプラ11が移るまでは12bの位置で待機し、その後12aに移動し、ステイプラ11の手前への退避動作を待って、シート束の束搬送を行なう。以上述べたように、2ケ所綴じの時は、ステイプラの退避位置を手前と奥と交互にすることによって、処理時間を短縮している。
【0088】
(C)―(iii)奥1ケ所綴じの場合
この場合は紙サイズセンタよりも奥側のみに綴じる場合であるので、上述した(C)―(i)の逆でステイプラは奥側の退避位置1lbと綴じ位置とを往復動作することになる。
【0089】
(D)折りモードの場合
折りモードの場合も、搬送方向に比較的長いシートが図2に示す折り装置204の内部で折り動作を加えられた上で、通常のシートと同様にビン上に排出され選択的に後処理されて、スタックユニット13に積載される。
【0090】
以上、概略構成を示したが、以下他の各部の詳細な構成について参考までに説明する。
【0091】
まず、ビンモジュールB1 、B2 について説明する。
【0092】
図3は、ビンモジュールの斜視図である。以下ビンモジュールB1 について説明するが、B2 についても同様の構成である。
4ビンモジュールB1 は、主にビンB11〜B1n及び2本の基準棒14a、14b、整合壁15、ビンを昇降させるリードカム16a〜16c及び、これらの駆動部から構成されている。基準棒14a、14bは、ビン上に排出されるシートに対し、ステイプル等の後処理をする際の基準線を決定する部材であり、通常、シート排出時の端部の位置から若干退避して設定されている。整合壁15は、ビン上に排出されたシートを1枚もしくは複数枚ずつ、シート搬送方向と直角方向(図の矢印A方向)に幅寄せして、対向する端部を基準棒14a、bに突きあてて整合を行なう。
【0093】
図4は、ビンモジュールの上視図であるが、リードカム16a、16b、16cは、図3、図4に示すように、ビンの手前側に1ケ、奥側に2ケ配置され、外周にらせん状のリードカムを有している。リードカムには、ビンから突き出たコロ部Ba、Bb、Bcがそれぞれ係合し、各リードカムが同期して1回転する毎に、ビンを所定ピッチ分だけ昇降させる。
【0094】
なお、ビンには、図4に示すように、基準棒に対応した切欠きBd、整合壁に対応した穴Beが形成されている他、後述するグリッパ用の切欠きBf、ビン立ち駆動機構用の切欠きBgや操作上必要な切欠きBhが形成されている。
【0095】
図5は、ビンモジュールの正面図である。図5に示すように、各ビンは、水平に対し、ある角度傾斜してかつ平行に配置されている。一方、ビンコロ部Ba、Bb、Bcは、ビンが傾斜した状態ですべてが同じ高さになるように構成されている。すなわち、ビンの右方に近いビンコロBbの位置は、ビンの基準面近傍にあるのに対し、ビンの左方に近いビンコロBcの位置は、ビンの基準面よりかなり下方にあり、ビンコロBcはビンにV字型の固定アームでつながれている。
【0096】
これにより、図5に示すB15、B16のような隣接したビンが接近した場合にもアーム部の干渉が避けられる。また、ビンコロ部Ba、Bb、Bcはすべて同じ高さであるので、リードカム16a〜16cの高さ方向の位置もすべて同じ高さに設定でき、全体寸法を小さくできる。すなわち図5(b) のように各ビンの肉厚部近傍にコロBa、Bb、Bcを設けた場合にくらべて、図5(b) に示す寸法l 16分は装置全体寸法を小さく構成できる。
【0097】
次に、ビン間隔に関して図5を例に説明する。図5は上ビンモジュールB1 を表わしたもので、図では上から2枚目のビンB12が排出ローラ対8gに対応した位置にあり排出されるシートを受け取る。一方、上から4枚目のビンB14は束排出位置にあり、ビンへのシート排出が終了すれば順にこの位置にビンをシフトして、各ビンより束排出を行なう。図5では、ビンB11〜B15まではビン間隔がl 17と大きく、B15、B16の間のみl 18と小さいが、ビン間は状況により変化する。図6は、ビンB16がシート受け入れ位置にあり、ビンが最も上にシフトした状態で、この時、ビン間隔はB11〜B15まではl 18で小さく、B15、B16間のみl 17で大きい。
【0098】
また、図7はビンB11が束排出位置にあり、ビンが最も下にシフトした状態で、この時、ビン間隔はB11、B12間のみl 17で大きく、その他はl 18で小さい。すなわち、シート受け入れ位置にあるビンとその上のビンとの間隔は、l 17程度に大きく、また、束排出位置にあるビンとその上下のビンは間隔がl 17程度に大きい必要がある。図5でいえば、B11とB12、B13とB14、B14とB15である。図5では、B12とB13との間隔も大きいがこれは機能上はl 18程度に小さくてもよく、ステイプラ11の上半分のスペースとビン間隔との関係により間隔の大小が決定される。
【0099】
一方、下ビンモジュールの場合には、図1、図2からもわかる通り、シート受け入れ位置と束排出位置が上ビンモジュールの時と上下逆になっている。従って、同じように考えれば、図2において、シート受け入れ位置にあるビンB24と上のビンB23との間隔はl 17程度に大きく、束排出位置にあるビンB22と上下のビンB21、B23との間隔もl 17程度に大きい必要があるが、B24とB25との間はl 17程大きくなくてもよい。
【0100】
しかし、B24とB25との間もl 17程度に大きくすることによって、シート受け入れ位置、束排出位置が逆になるもの、上下のモジュールのビンの間隔構成が同一になる。つまり、ビン間隔を決定するリードカムのピッチも同様でよく、上下のリードカムの共通化というメリットが生じる。また、シート受け入れ位置と束排出位置が上下ビンモジュールで逆になっていることはシート取り出し時にグリッド/ステイプラユニット9やスタックユニット13が共通化できる別のメリットもある。
【0101】
次に、ビンシフトの駆動について説明する(図4、図5)。
【0102】
ビンシフトモータM1は、モータプーリ18及びベルト19、リードカムプーリ20a〜20cによりリードカム16a〜16cに駆動を同期伝達し、モータを正逆転させて、リードカムを1回転させることにより、カムピッチ分だけビンを昇降させる。リードカム16a〜16cは、それぞれの軸が軸受により回転可能に軸支持されており、その一方側に取りつけられたプーリ20から駆動が伝達される。ビンシフトモータ17は、プーリ18と反対側にエンコーダ21を有し、センサS1で1回転分を検知する。
【0103】
また、各ビンモジュールB1 ,B2 には、ビンのホームポジション検知センサS2(不図示)があり、それぞれのトップビンB11、B21がそれぞれのシート受け入れ位置にあるのを検知する。また、各ビンモジュールB1 ,B2 には、ビン上のシートを検知する貫通センサS3(図2)があって、ビン上のシートの有無を検知してモジュールを切り換えるタイミングの決定等を行なっている。
【0104】
次に、ビン上のシートを整合する整合壁15の駆動構成について説明する(図8、図9)。図8は、整合壁駆動部の上視図、図9は正面図である。
【0105】
整合壁15には、軸22がカシメられており、カシメ軸22はコの字の支持プレート23を貫通して止められている。一方、コの字状の支持プレート23の内側には圧縮ばね24が圧縮方向に若干付勢されて組み込まれており、その片側はプレート23の内壁に、もう一方はカシメ軸に設けられたストッパ25に突き当てられている。圧縮ばねの力によりカシメ軸22及び整合壁15は、図8の下方向に付勢されている。
【0106】
コの字支持プレート23の下方は、スライド板26を介してアキュライド27の移動側に固定されており、アキュライド27の固定側は整合壁のスライドする方向に伸びたアキュライドレール板28に固定されている。アキュライドレール板28には、手前側と奥側にカシメ軸29、30が立ち、それぞれにプーリギヤ31、プーリ32が回転可能に取付けられている。両プーリ31、32間には、タイミングベルト33が渡され、スライド板26はベルト33に固着されている。一方、整合壁駆動モータM2のモータギヤ34がプーリギヤ31のギヤ部とかみ合うことにより、駆動力が伝達される。
【0107】
なお、整合壁15のホームポジションは、センサS4により検知される。コの字支持プレート23の上方は、スライド部材35が取りつけられており、固定されたレール36の凹部に係合してガイドされる。図9では、整合壁15の下方から駆動を入れ、上方をレールでガイドしているが、上下逆に構成しても構わない。また、上ビンモジュールと下ビンモジュールとで整合壁の構成、駆動の入れ方を逆にしても構わない。
【0108】
次に、ビン上で搬送方向に関する整合面を形成しているビン立ち部の駆動構成について説明する(図10、図11)。
【0109】
これは、ビン上に積載されたシート束を後処理及びスタックするために、ビンよりビン立ち方向に搬送する際に、ビン立ちを移動させるものである。図10は上視図、図11は正面図である。
【0110】
ビンBは、シート積載部Biと、整合部Bjの部材から構成されており、積載部Bi側にある回転穴に対して整合部Bj側の回転軸が嵌合して、整合部Bjが回転可能になっている。整合部Bjの回転角度は、図11に示すように、略90°で、固定された積載面に対して直角に立った整合面が、積載面と略同一平面になるまで回動可能になっている。通常は、積載面に対して整合面が直角なった状態(図11の実線)になるように、ばね等で付勢されている。このばねは、ビン上のシート束の重みでも、整合部Bjが倒れない強さになっている。また、整合部Bjの奥側には、駆動アーム45が取りつけられている。駆動アームの先端には、ピン45aが立てられている。
【0111】
ビン立ち駆動ソレノイドSL1は、基台46上に支持されている。基台46上にはリンク47が回動可能に支持されとおり、リンク上のピン47aにアーム48の一端が係合している。アーム48の他端はソレノイドSL1に取りつけられ、ソレノイドが作動することによりリンク47を実線部から二点鎖線部へ移動させる。リンク47の先端部にはピン当接部材47bが取りつけられているが、通常状態では47bとピン45aとの間は離れており、ビンBの昇降動作の妨げにはならない。ビン上へのシート排出が終了して、ビン内のシート束を後処理、スタックする際には、相当するビンが図11の位置にシフトして、ソレノイドSLlが動作される。ピン当接部材47bは、ピン45aと当接し、更にリンク47が回動することで、図11の二点鎖線の位置まで、整合部Bjを移動させる。ソレノイドSLlがOFFすると、ばね49の作用によりリンク47が元の実線位置に戻り、それに対応して整合部Bjも、積載面と直交する位置まで復帰する。
【0112】
次に、ステイプラ11の前後進の駆動について説明する(図19、図20)。図19はステイプラ駆動部の左視図、図20は上視図である。
【0113】
図19において、ステイプラ11は基台94上に固定されている。基台94の上方には、スライダー95が取り付けられている。スライダー95には、2本の軸を通す為の軸受部が4ケ所に設けられており、軸96、97の2本の軸をユニット前後側板50、51間に固定することにより、ステイプラ11は2軸で吊り下げ支持されている。ユニット後側板51側には、モータ基台98をとりつけ、ステイプラ前後進モータMl0が固定してある。モータギア99、モータプーリ100、従動プーリ101及び両プーリ間に渡されたベルト102に、モータM10の駆動が伝達されており、この駆動は、規制部材103によってベルト102を固着されたスライダ95を介してステイプラ11のユニットに伝えられる。これにより、ステイプルユニットは、図19の矢印J方向に移動可能となる。ステイプラ11は、手前側の退避位置1la、奥側の退避位置1lbの間なら任意の位置に停止可能である。ステイプラ11の位置設定は、手前の位置センサSll又は奥の位置センサSl2による検知から、モータMl0のエンコーダ104をセンサSl3で読み取ることにより決定される。
【0114】
次に、スタックユニット13の構成について説明する(図21、図23、図24)。図21はスタックユニット13の上視図、図23はスタックフレーム部の正面図、図24は左視図である。
【0115】
まず、図21において、スタックユニット13の外枠となるスタックフレーム105は、4つの部分、すなわち後側板105a、次に左側板105b、右側板105c、底板105dから構成されている。この外枠105の左右の側板105b、105cの奥側外面には、昇降コロ106がそれぞれ2ヶずつ、計4ケ取り付けられており、本体に固定されたレール107にガイドされている。なお、このレール107は、図12で示したグリップ/ステイプルユニツト9のレール56と同一部材で共存化してもかまわない。
【0116】
図21、図24において、左右側板105b、105cの奥側の曲げ部には、固定板によりチェーン109が固定されており、左右のチエーン109はそれぞれ上下のスプロケット110、111間に渡されている。下のスプロケツトは、貫通軸112でつながっており、本体側に固定されたスタックフレーム昇降モータMllの駆動をギア113、114で貫通軸112に伝達して、スタックフレーム105を昇降させる。
【0117】
フレーム105の停止位置としては、通常は、図2に示したグリップ/ステイプルユニット9の2つの停止位置(上方の破線部と下方の実線部)に対応した2つの停止位置の他に、後述するスタッカトレイ引き出し位置及びスタツカ制限枚数変更時等、複数ケ所に設定されている。通常、スタックフレーム105のホームポジションは、上ビンモジュールに対応した位置になっている。図21に戻り、モータMllのエンコーダ115をセンサSl4で読み取ることで、上記様々なる設定位置に停止可能となる。
【0118】
スタッカフレームの左側板105bには、スタックトレイ116上のシート束の基準壁となるスタッカ基準壁117が昇降可能に支持されている他、スタックトレイ116上のシート束を上方から押圧する押え部材118も支持されている。
【0119】
スタッカ基準壁117は、通常は下方に位置しており、後述するスタッカ制限枚数の変更時に上方に移動して対応する。
【0120】
スタッカ基準壁105の昇降の構成は、図21に示すように、基準壁側に奥と手前に2ヶずつ計4ケのコロ119を設け、スタッカフレーム左側板105bに固定されたレール120、121にガイドされて上下動可能になっており、図示せぬ昇降用モータMl2で駆動される。また図21、図23に示すように、基準壁117にはガイドコロ117aが回転自在に支持されており、シート束の後端が基準壁117の上部傾斜面117bに残らないようになっている。
【0121】
更に、基準壁上端部には、近接防止センサSl6がとりつけられており、スタックユニット13と上方のグリッパ/ステイプルユニット9との距離を検知して、一定の距離以下に接近した時は、互いの近接方向の駆動を停止する制御を行ない干渉防止している。また基準壁の側面部にはスタツク高さ検知センサSl7がとりつけられておりSl7でスタック最上紙を検知して、スタツクトレイ116の高さ等を制御している。
【0122】
次に、押え部材118について、図25を用いて説明する。
【0123】
押え部材118は、スタックトレイ116上のシート束Sを押えることによって、次にスタックトレイ上に積載される束による既積載のシートの乱れを防止する働きに加えて、次にスタックトレイ上に積載される束の落下積載時の束内のズレを防止するという2つの働きがある。
【0124】
次に、スタックトレイ116について説明する(図21、図22)。図22はスタックトレイ部の正面図である。
【0125】
スタックトレイ116は、上述したスタックフレーム105の内部において、スタック上面を常に保つように徐々下降制御を行なっている。
【0126】
図21、図22において、128はレールでスタックフレーム105の両側板に固定されている。スタックトレイ116は、スタックトレイ基台129に対してアキュライド130で手前方向引き出し可能に構成されている。スタックトレイ基台129の両端面には、コの字形のコロ受板131がとりつき、それぞれコロ132が2ヶずつカシメられて、レール128でガイドされている。レール128の一端部には、上下方向にラックが形成され、基台129を横方向に貫通した軸133の両端にとりつけられたピニオンギア134とかみ合つている。スタックトレイ昇降モータM13は、モータ基台135によってスタックトレイ基台129に取りつけられ、ギア136、137によって貫通軸133に駆動が入力される。モータM13の他端には、エンコーダ138がとりつけられセンサS15で読み取ることで、スタックトレイの降下量を制御している。
【0127】
次に、搬送系の駆動構成について説明する(図26)。図26は駆動構成の模式図であり、各ローラ対のハッチングしてある側が駆動入力軸、他方が従動側である。駆動系は大別して3つの系統に分割されている。
【0128】
まず、搬送モータM14は、複写機本体に近い側の駆動を受け持ち上下ビンモジュールに分岐後の縦パス並びにノンソートパスに伝達している。対応ローラ対は8a〜8c、8h〜8kの7対である。
【0129】
次に、搬送モータM15は、上ビンモジュールパスの横パスを受け持ち、8d〜8gの4つのローラ対に駆動を供給している。
【0130】
次に、スタックユニット13のスタックトレイ116の高さ位置の制御について説明する。
【0131】
積載手段としての両ビンユニットB1 、B2 上に積載されているシート束は、前述したように、グリップ/ステイプルユニット9(図13)の先出しクリッパ10及び搬送グリッパ12により、スタックユニット13のスタックトレイ116へ移送されてスタックされる。スタックトレイ116は、スタックユニット13のスタックフレーム105に対し、スタックトレイ昇降モータ(駆動手段)M13により上下動される。
【0132】
スタックしたシート束は、1対のシート束検知手段305,306により検知される。このシート束検知手段は、光透過型の第1の検知センサ(第1の検知手段)305と、光透過型の第2の検知センサ(第2の検知手段)306とからなっている。両検知センサ305,306は、図13、図36に示すようにグリップ/ステイプルユニット9の下部の上流側と下流側に設けられた取り付け板301,302にそれぞれ固着されている。
【0133】
図37は、両検知センサ305,306の検知素子の配置を示す上視図である。
【0134】
第1の検知手段305は、発光素子305aと受光素子305bとからなっていて、シート束のシート束搬送方向の一側端部(図において下側)上方を検知するように配置されている。シート束S0 は、図37において下側の一側端部を基準面として整合棒14(図3)により整合されていて、その下流端の角部が、ステイプラ11によりステイプルされることにより、一側端部に沿う領域には、膨らみが生じる。この膨らみは、上記のように配設された第1の検知手段305により検知される。
【0135】
また、第2の検知手段306は、第1の検知手段305の上流側の検知素子(発光素子305a)の近傍に配置された発光素子306aと、シート束S0 の搬送方向の前端部の角部を結ぶ対角線の角部近傍に配置された受光素子306bとからなっている。
【0136】
シート束S0の前端部(図37において右側側端部)は、ステイプラ11による2か所綴じされる場合があり、奥側(図中上側)の綴じ部分は、シート束の積載や、異なるサイズのシート束の積載により、上記対角線の領域において、膨らみを生じることがある。この対角線領域のシート束S0の膨らみは、第2の検知センサ306により検知される。
【0137】
このように、スタックトレイ116上に移送されて積載されるシート束S0 の最上面は、検知センサ305,306の何れかにより正確に検知することができる。
【0138】
次に、スタックトレイ116にシート束が積載されると、次に移送されるシート束を積載するために、シート束S0 の最上面を高さを一定にする必要があり、このためスタックトレイ116が所定量下降される。
【0139】
スタックトレイ116は、図36に示すように、搬送グリッパ12によりシート束S0 がスタックされた時に、矢印307で示すように下降し、シート束S0 の最上面が両検知センサ305,306により検知されなくなるときに停止するように制御装置207(図1)により制御される。
【0140】
次に、スタックトレイ116は、矢印309で示すように上昇して、シート束S0 の最上面が、シート束検知手段305,306の何れかの検知センサ305(又は306)により検知されるとその位置で停止する。
【0141】
ここで、スタックトレイ116の下降時には、スタックトレイ116は高速で移動し、上昇時には低速で移動する。スタックトレイ116の上下動をこのように制御することにより、スタックトレイ116を高速で下降させた後、停止時のオーバラン量を、スタックトレイ116の低速の上昇により補正して、シート束の最上面が所定位置に設定される。
【0142】
シート束のスタック毎に、スタックトレイ116を移動させる動作を、上記のようにして制御することによって、スタックトレイ116の移動動作を高速で行なわせることができる。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、積載手段上のシート束を束処理ユニットの移送手段により移送して、スタッカ手段上に積載する場合、スタックされるシート束の最上面を、シート束のシート束搬送方向に沿う一側端部を検知する第1の検知手段と、第1の検知手段の上流側の検知素子近傍の角部と対角線角部の領域を検知する第2の検知手段により検知するようにしたので、スタックされたシート束の任意の位置の膨らみを確実に検知できて、シート束の最上面の位置を所定位置に正確に保持することができる。
【0144】
また、シート束のスタック時におけるスタック手段の下降は、スタック手段をシート束検知手段による最上面の検知がなくなるまでスタック手段を下降させた後上昇させ、シート束検知手段により最上面が検知された時にスタック手段を停止させるようにしたので、例えば、スタック手段を下降時に高速で移動させ、上昇時に低速で移動させることができて、シート束の最上面を所定位置に保持するための、スタック手段の移動を高速で行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート束スタック装置を備えるシート後処理装置及びこれが接続されている画像形成装置本体の縦断正面図。
【図2】同じくシート後処理装置の縦断正面図。
【図3】同じくビンモジュールの斜視図。
【図4】同じくビンモジュールの平面図。
【図5】同じくビンモジュールの側面図。
【図6】同じくビンの動作図。
【図7】同じくビンの動作図。
【図8】同じく整合壁駆動部の平面図。
【図9】同じく整合壁駆動部の側面図。
【図10】同じくビン立ち部駆動部の平面図。
【図11】同じくビン立ち部駆動部の側面図。
【図12】同じくグリップ/ステイプルユニットの平面図。
【図13】同じくグリップ/ステイプルユニットの側面図。
【図14】同じくグリッパ部の側面図。
【図15】同じく先出しグリッパ駆動部の平面図。
【図16】同じく先出しグリッパ駆動部の側面図。
【図17】同じく搬送グリッパ駆動部の平面図。
【図18】同じく搬送グリッパ駆動部の側面図。
【図19】同じくステイプルユニット駆動部の図12における左視図。
【図20】同じくステイプルユニット駆動部の平面図。
【図21】同じくスタックユニットの平面図。
【図22】同じくスタックトレイの正面図。
【図23】同じくスタックユニットの正面図。
【図24】同じくスタックユニットの駆動部の図12における左視図。
【図25】同じくスタック押え部材の正面図。
【図26】同じく搬送系の駆動系模式図。
【図27】同じくビンの動作を示す側面図
【図28】同じくビンの動作を示す側面図。
【図29】同じくビンの動作を示す側面図。
【図30】同じくビンの動作を示す側面図。
【図31】同じくスタック押え部材の効果を示す作用図。
【図32】同じくスタック押え部材の効果を示す作用図。
【図33】同じく折り装置の正面図。
【図34】同じくC折りモードの動作を示す折り装置の側面図。
【図35】同じくZ折りモードの動作を示す折り装置の側面図。
【図36】同じくスタックユニットのスタックトレイの高さ制御を示すグリップ/ステイプルユニット及びスタックユニットの概略正面図。
【図37】同じく図36の平面図。
【符号の説明】
S シート
S0 シート束
M13 スタックトレイ昇降モータ(駆動手段)
B1 (B11〜B1n) 第1のビンモジュール(積載手段)
B2 (B21〜B2n) 第2のビンモジュール(積載手段)
B11〜B1n,B21〜B2n ビン(シート受け皿)
9 グリップ/ステイプルユニット(束処理ユニット)
10 先出しクリッパ(移送手段)
11 ステイプラ
12 搬送グリッパ(移送手段)
13 スタックユニット
116 スタックトレイ(スタック手段)
201 複写機本体(画像形成装置本体)
203 シート後処理装置
204 折り装置(折り手段)
205 ステイプル/スタック装置
271 複写機本体の排出ローラ(排出手段)
270 CPU(制御手段)
305 第1の検知センサ(第1の検知手段)
306 第2の検知センサ(第2の検知手段)
305,306 シート束検知手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet sorting apparatus that sorts, for example, sheets that are sequentially discharged from an image forming apparatus one by one, and more particularly to a sheet sorting apparatus that includes a stacking device that stacks sorted sheet bundles.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a sheet sorting apparatus that transfers a sheet bundle in which sheets discharged after forming an image are stacked and stacked by a transfer unit and stacked and stored in a stacker unit.
[0003]
Each time this sheet bundle is stacked on the stacker means, it is necessary to lower the stacker means in order to stack the next sheet bundle on the stacker means. For this reason, the uppermost surface of the sheet bundle is controlled by detecting the uppermost surface of the sheet bundle with one light transmission type detecting means and lowering the stacker means until the detection operation is stopped.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the uppermost surface of the sheet bundle stacked on the stacker unit may not always be uniform. For example, when a sheet bundle is bound by a binding means, a portion corresponding to the binding portion swells, the height of the uppermost surface is partially increased, or sheet bundles having different sheet sizes are stacked and stacked. Bulges at any position along the diagonal of the corner of the sheet bundle.
[0005]
Also, when controlling the position of the uppermost surface of the sheet bundle, in order to stop the stacker means at a position where the sheet detecting means no longer detects the sheet bundle, the uppermost surface of the sheet bundle must be overrun for lowering. To avoid it, the stacker means had to be moved at low speed.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a sheet sorting apparatus including a sheet bundle stacking device that accurately detects the position of the uppermost surface of a sheet bundle stacked on a stacker unit and reliably stores the next sheet bundle. It is what.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a stacking unit that stacks discharged sheets;SaidA bundle processing unit comprising transport means for transporting a sheet bundle loaded on the stack means, and stackable means that can be moved up and down to stack and store the sheet bundle transferred by the transport means, below the bundle processing unit. ,SaidDrive means for moving the stack means up and down, sheet bundle detection means fixed to the lower surface side of the bundle processing unit and detecting the uppermost surface of the sheet bundle on the stack means,A stapler capable of binding at one place for binding the downstream corner of one side of the sheet bundle in the conveying direction, or binding at two places at the front end in the conveying direction of the sheet bundle;The sheet bundle detection means comprises1 stapled by the staplerA light transmissive first detection means for detecting the upper surface of one side end portion along the sheet bundle conveyance direction of the sheet bundle;SaidFrom the vicinity of the corner on the upstream side of the first detection meansOf the other side end facing the one side end of the two stapled by the staplerAnd light transmissive second detection means for detecting the upper surface of the diagonal sheet bundle connecting the corners on the downstream side.
[0008]
The stacking unit descends until the uppermost surface of the sheet bundle is no longer detected by the sheet bundle detecting unit when the sheet bundle is transferred by the transfer unit, and then Ascend until the upper surface of the sheet bundle is detected by the detection meansThe drive meansIt has the control means to control, It is characterized by the above-mentioned.
[0009]
[Action]
Based on the above configuration, the discharged sheets areLoading meansThe stack of stacked sheets isTransportation meansIs transferred to the stacker means. The transferred sheet bundle is stacked on the sheet bundle stacked on the stacker means.
[0010]
The uppermost surface of the stacked sheet bundle includes a first detection unit that detects an upper surface of one end portion along the sheet bundle conveyance direction of the sheet bundle, and a downstream side from a vicinity of an upstream corner of the first detection unit. This is detected by a transmission type second detection means for detecting the upper surface of the sheet bundle of diagonal lines connecting the corners.
[0011]
When the sheet bundle is stacked on the stacking means, the stacking means is moved up and down by the driving means in order to hold the uppermost surface in a predetermined position.
[0012]
Thereby, for example, the portion where the one side end is swollen by the binding means can be detected by the first detecting means, and the position of the swollen along the diagonal line of the sheet bundle is set to the second position by the different sheet size sheet bundle. Thus, the uppermost surface portion of the sheet bundle can be properly detected.
[0013]
The stacker means on which the sheet bundle is stacked is a sheetbundleThe detection unit descends and stops until the uppermost surface of the sheet bundle is no longer detected, and then rises and stops until the uppermost surface of the sheet bundle is detected by the sheet bundle detection unit.
[0014]
Accordingly, for example, the stacker unit after stacking the sheet bundle can be moved at high speed, and the overrun until the uppermost surface is not detected by the sheet bundle detection unit and then stopped can be raised at low speed and stopped. The stacker means can be lowered to a predetermined position at a high speed.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an electrophotographic copying machine (image forming apparatus) 200 as a sheet output apparatus.
[0016]
The
[0017]
A
[0018]
Here, the image forming process of the
[0019]
The sheet carry-in
[0020]
On the other hand, the
[0021]
The stapling / stacking
[0022]
Further, as shown in FIG. 2, the right end portion of the
[0023]
Bin B of upper bin module11~ B16After the sheet bundle is filled, the grip /
[0024]
Next, the
[0025]
The first through-pass mode is a mode in which the folding operation of the sheet S is not required, and in this mode, the
[0026]
In the second C-folding mode, the
[0027]
Thus, as shown in FIG. 34A, when the leading end of the
[0028]
The third Z-folding mode is a mode in which the
[0029]
Next, the
[0030]
Next, the grip /
[0031]
The overall structure is a frame in which guide stays 52 and 53 and a
[0032]
Three moving bodies are arranged in the frame. The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The movement of the
[0036]
Depth dimension l of
[0037]
Hereinafter, each moving
[0038]
First, a grip portion for sandwiching a sheet bundle will be described. This is a configuration common to the first-out
[0039]
Three
[0040]
The
[0041]
For example, in the case of the present embodiment, the advance gripper is small in space, but is clamped only on the reference side, so that the clamping pressure is set high to prevent bundle displacement, and the opening amount also enters between the bins. Make the presser as easy as possible. On the other hand, since the conveyance gripper can clamp the sheet bundle center, the clamping pressure can be set low. In addition, it can be generally set according to the curl amount, basis weight, presence / absence of folding, the number of sheets, and the like.
[0042]
Next, the drive configuration of the
[0043]
A
[0044]
On the other hand, a first-out motor M7 is attached to the front side of the
[0045]
Next, the drive configuration of the
[0046]
First, driving in the horizontal direction and the sheet bundle conveying direction in FIGS. 17 and 18 will be described.
[0047]
The
[0048]
The transport gripper left / right movement motor M8 is attached to the
[0049]
Next, the driving in the vertical direction in FIG. 17, that is, the direction orthogonal to the sheet bundle conveyance will be described.
[0050]
A transport gripper forward / reverse motor M9 is mounted on the
[0051]
The position of the
[0052]
On the other hand, the forward / backward movement of the
[0053]
Further, as shown in FIG. 1, a control device (CPU) for controlling the operation of each of the above parts is provided.
[0054]
Based on the above configuration, the operation of each component will be described below. First, the basic operation of the apparatus will be described.
[0055]
First, the document placing table of the
[0056]
(A) Non-sort mode
2 and 26, the
[0057]
However, the standby operation may be performed after the copying operation described below and before the sheet is discharged from the copying machine main body 201. When the sheet post-processing apparatus side enters a standby state, the document shown in FIG.207Is fed onto the
[0058]
The first sheet discharged after being subjected to image formation processing in the copying machine main body 201 passes through the upper path of the
[0059]
(B) In sort mode
The special sort mode may be controlled depending on the sheet conditions and mode setting conditions. The operation in the general sort mode will be described.
[0060]
First, as a standby operation, the
[0061]
Since the origami guide member is not operated, it is checked that the origami guide member is in the retracted position so as not to protrude to the bin side. Further, regarding the driving of the bin standing portion, the
[0062]
The grip /
[0063]
The moving body in the grip /
[0064]
Since the
[0065]
The gripper waits at each position with the upper and lower grippers being opened for both the first-out
[0066]
Next, the
[0067]
With the above, the sheet post-processing apparatus side is in a standby state, and in the non-sort mode.SameA document is fed to the printer, an image is formed, and a sheet is fed. The first sheet in FIG. 2 passes through the upper path of the folding device, enters from the carry-in
[0068]
When the discharge sensor S18 detects that the first sheet has been discharged to the bin Bll, the bin is shifted upward by one bin and the bin B12Rises to the sea tub accommodation position. When the above operation is repeated and sheets of the same image are discharged to all the bins of the upper bin module, the document is replaced and image formation is performed on the second document. The bin of the upper bin module is the bottom bin (B in FIG.16) Is in the seam storage position, and the second sheet is stored in order from the lowest bin. The above operation is repeated for all the originals, and the operation of storing the sheets in the bin ends. In this finished state, if the number of documents is an odd number, the bottom bin B16Is at the position where the sheet is stored and the number of documents is an even number, the top bin B11Is in the seat receiving position.
[0069]
Next, the operation moves to the operation of taking out the sheet bundle from the bin. In this embodiment, in the upper bin module, the take-out position of the sheet bundle, that is, the gripper /
[0070]
(B)-(i) When the number of documents is an even number
If the number of originals is an even number, the bin position after the end of sorting is the same as that at the start, so the state shown in FIG. In this case, bin B at the bundle removal position13First, lower it by 2 bins to the state shown in FIG.11To B16The bundle is taken out in order (FIG. 29).
[0071]
Next, upper bin module B1Is raised by 2 bins to the state shown in FIG. 30, and preparation for receiving the next sheet bundle is completed. Even at the next opportunity for the upper bin module to accept sheets in a continuous job, since the document is an even number, if the sort is started in the state of FIG. 30, the sort ends in the state of FIG. In this case, since there is no bin corresponding to the bundle take-out position, the upper bin module B1Lower by 2 bins to the state shown in FIG.B 16 B in order11Remove the bundle until At this time, since the state shown in FIG. 28 is obtained, the state is raised by 2 bins and returned to the state shown in FIG. Therefore, when the upper bin module repeats a plurality of times and accepts the sheet bundle, the state change described above is repeated.
[0072]
(B)-(ii) When the number of documents is an odd number
If the number of originals is an odd number, the bin position after sorting is completely opposite to that at the start. That is, if sorting is started from the state shown in FIG. 27, the state shown in FIG. 30 is reached at the end. At this time, since there is no bin corresponding to the bundle extraction, the bin is lowered by 2 bins to obtain the state shown in FIG.16B in order11Remove the bundle until At this time, since the state shown in FIG. 28 is reached, the bin is raised by two bins and the preparation for receiving the next sheet bundle is completed in the state shown in FIG. If the job is the same, the number of originals is odd even at the next sheet reception opportunity, so if the sort starts in FIG. 27, the process ends in FIG. Therefore, in this case as well, the above-described state change is repeated.
[0073]
In the case of the lower bin module, in this embodiment, the relationship between the bin sheet receiving position and the bundle take-out position is reversed, and the bundle take-out position is positioned two bins above. Bin control in the lower bin module is not described in detail here, but is controlled by repeatedly changing the state in substantially the same manner as in the case of the upper bin module described above. The operation following the sort mode will be described below.
[0074]
The sheets stacked on the bin are aligned by moving the
[0075]
First, the
[0076]
At this time, the
[0077]
Next, when the second bundle of sheets is conveyed, the process is the same as the first bundle until the
[0078]
After delivery of the bundle, the
[0079]
The stack of sheets stacked on the
[0080]
Further, regarding the sheet bundle on the
[0081]
Further, after taking out the sheet bundle, if the cover is closed, the processing can be continued.
[0082]
(C) Staple sort mode
The conveyance of sheets and sheet bundles is the same as that in the sort mode described above, and a description thereof will be omitted. Here, the movement control of the stapler will be described.
[0083]
As shown in FIGS. 12 and 22, the
[0084]
(C)-(i) In case of one binding at the front
In the non-staple mode, the
[0085]
(C)-(ii) When binding at two locations
The two binding positions take various positions depending on the size in the width direction of the sheet bundle. However, it is assumed that there is a size having two binding positions of the stapler positions 1ld and 1le shown in FIGS. Also in this case, as shown in FIG. 12, the stapler does not interfere with the position of the
[0086]
When the sheet bundle is conveyed by the first-out
[0087]
When the rear end of the first bundle of sheets exits the stapler moving area, the
[0088]
(C)-(iii) In case of binding at one location
In this case, since the binding is performed only on the back side with respect to the paper size center, the stapler reciprocates between the retracted position 1lb on the back side and the binding position in the reverse of (C) to (i) described above.
[0089]
(D) In folding mode
Also in the folding mode, a sheet that is relatively long in the conveying direction is subjected to a folding operation inside the
[0090]
Although the schematic configuration has been described above, the detailed configuration of other units will be described below for reference.
[0091]
First, bin module B1 , B2 Will be described.
[0092]
FIG. 3 is a perspective view of the bin module. Below bin module B1 I will explain about B2 The same configuration is also applied to.
4-bin module B1 Is mainly Bin B11~ B1nAnd two
[0093]
FIG. 4 is a top view of the bin module. As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0094]
As shown in FIG. 4, the bin has a notch Bd corresponding to the reference rod and a hole Be corresponding to the alignment wall, as well as a notch Bf for a gripper, which will be described later, and a bin standing drive mechanism The notch Bg and the notch Bh necessary for operation are formed.
[0095]
FIG. 5 is a front view of the bin module. As shown in FIG. 5, the bins are arranged in parallel at an angle with respect to the horizontal. On the other hand, the bin roller portions Ba, Bb, and Bc are configured to have the same height when the bin is inclined. That is, the position of the bin roller Bb near the right side of the bin is in the vicinity of the reference plane of the bin, while the position of the bin roller Bc near the left side of the bin is considerably below the reference plane of the bin. It is connected to the bottle by a V-shaped fixed arm.
[0096]
As a result, B shown in FIG.15, B16Even when adjacent bins such as the above approach, interference of the arm portion can be avoided. Further, since the bin roller portions Ba, Bb, and Bc all have the same height, the positions of the
[0097]
Next, the bin interval will be described with reference to FIG. 5 shows the upper bin module B1 In the figure, the second bin B from the top12Is at a position corresponding to the
[0098]
FIG. 7 shows bin B11Is in the bundle discharge position and the bin is shifted to the lowest position.11, B12L only17Large, others l18It is small. That is, the distance between the bin in the sheet receiving position and the bin above it is l17The distance between the bin at the bundle discharge position and the upper and lower bins is l17It needs to be big enough. In FIG.11And B12, B13And B14, B14And B15It is. In FIG.12And B13This is functionally l18The interval may be as small as possible, and the size of the interval is determined by the relationship between the upper half space of the
[0099]
On the other hand, in the case of the lower bin module, as can be seen from FIGS. 1 and 2, the sheet receiving position and the bundle discharging position are upside down from those in the upper bin module. Accordingly, in the same way, the bin B in the sheet receiving position in FIG.twenty fourBin B abovetwenty threeThe interval between17Bin B at a large size and in the bundle discharge positiontwenty twoAnd upper and lower bin Btwenty one, Btwenty threeThe interval between17Need to be as large as Btwenty fourAnd Btwenty fiveL between17It does not have to be as large.
[0100]
But Btwenty fourAnd Btwenty fiveL17By increasing the size to the extent, the sheet receiving position and the bundle discharging position are reversed, and the interval configuration of the bins of the upper and lower modules becomes the same. That is, the pitch of the lead cams that determine the bin interval may be the same, and there is a merit that the upper and lower lead cams are shared. In addition, the fact that the sheet receiving position and the bundle discharging position are reversed in the upper and lower bin modules has another advantage that the grid /
[0101]
Next, bin shift driving will be described (FIGS. 4 and 5).
[0102]
The bin shift motor M1 synchronously transmits the drive to the
[0103]
Each bin module B1 , B2 Each have a bin home position detection sensor S2 (not shown), and each top bin B11, Btwenty oneIs detected at each sheet receiving position. Each bin module B1 , B2 Includes a penetrating sensor S3 (FIG. 2) that detects a sheet on the bin, and detects the presence or absence of the sheet on the bin to determine timing for switching modules.
[0104]
Next, the drive configuration of the
[0105]
A
[0106]
The lower side of the
[0107]
The home position of the
[0108]
Next, the drive configuration of the bin standing part forming the alignment surface in the conveyance direction on the bin will be described (FIGS. 10 and 11).
[0109]
This is to move the bin stand when the sheet bundle stacked on the bin is conveyed in the bin stand direction from the bin in order to post-process and stack the sheet bundle. 10 is a top view, and FIG. 11 is a front view.
[0110]
The bin B is composed of a sheet stacking portion Bi and a member of the aligning portion Bj. The rotating shaft on the aligning portion Bj side is fitted to the rotation hole on the stacking portion Bi side, and the aligning portion Bj rotates. It is possible. As shown in FIG. 11, the rotation angle of the aligning portion Bj is approximately 90 °, and the aligning surface standing at a right angle to the fixed stacking surface can be rotated until it is substantially flush with the stacking surface. ing. Usually, it is urged by a spring or the like so that the alignment surface is perpendicular to the loading surface (solid line in FIG. 11). This spring is strong enough to prevent the alignment portion Bj from falling even with the weight of the sheet bundle on the bin. A
[0111]
The bin standing drive solenoid SL <b> 1 is supported on the
[0112]
Next, the forward / backward drive of the
[0113]
In FIG. 19, the
[0114]
Next, the configuration of the
[0115]
First, in FIG. 21, a
[0116]
21 and 24, a
[0117]
The stop position of the
[0118]
On the
[0119]
The
[0120]
As shown in FIG. 21, the
[0121]
Further, a proximity prevention sensor S16 is attached to the upper end portion of the reference wall. When the distance between the
[0122]
Next, the pressing
[0123]
The pressing
[0124]
Next, the
[0125]
The
[0126]
21 and 22,
[0127]
Next, the drive configuration of the transport system will be described (FIG. 26). FIG. 26 is a schematic diagram of the drive configuration, where the hatched side of each roller pair is the drive input shaft and the other is the driven side. The drive system is roughly divided into three systems.
[0128]
First, the conveyance motor M14 takes charge of driving on the side close to the copying machine main body and transmits it to the vertical path and the non-sort path after branching to the upper and lower bin modules. The corresponding roller pairs are 7 pairs of 8a to 8c and 8h to 8k.
[0129]
Next, the conveyance motor M15 takes charge of the horizontal path of the upper bin module path and supplies driving to the four
[0130]
Next, control of the height position of the
[0131]
Both bin unit B as loading means1 , B2 As described above, the bundle of sheets stacked thereon is transferred to the
[0132]
The stacked sheet bundle is detected by a pair of sheet bundle detection units 305 and 306. The sheet bundle detection means includes a light transmission type first detection sensor (first detection means) 305 and a light transmission type second detection sensor (second detection means) 306. Both detection sensors 305 and 306 are fixed to
[0133]
FIG. 37 is a top view showing the arrangement of the detection elements of both detection sensors 305 and 306.
[0134]
The first detection means 305 includes a
[0135]
The second detection unit 306 includes a
[0136]
Sheet bundle S0The front end portion (the right side end portion in FIG. 37) may be bound at two places by the
[0137]
In this way, the sheet bundle S that is transported and stacked on the
[0138]
Next, when the sheet bundle is stacked on the
[0139]
As shown in FIG. 36, the
[0140]
Next, the
[0141]
Here, the
[0142]
By controlling the operation of moving the
[0143]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the sheet bundle on the stacking unit is transferred by the transfer unit of the bundle processing unit and stacked on the stacker unit, the uppermost surface of the stacked sheet bundle is First detection means for detecting one side end portion along the sheet bundle conveyance direction, and second detection means for detecting the corner and diagonal corner areas in the vicinity of the detection element upstream of the first detection means. Therefore, it is possible to reliably detect the bulge of an arbitrary position of the stacked sheet bundle, and to accurately hold the position of the uppermost surface of the sheet bundle at a predetermined position.
[0144]
In addition, when the sheet bundle is stacked, the stack means is lowered after the stack means is lowered until the uppermost surface is not detected by the sheet bundle detecting means, and the uppermost surface is detected by the sheet bundle detecting means. Since the stack means is sometimes stopped, for example, the stack means can be moved at a high speed when descending and can be moved at a low speed when ascending, and the stack means for holding the uppermost surface of the sheet bundle in a predetermined position. Can be moved at high speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal front view of a sheet post-processing apparatus including a sheet bundle stacking apparatus of the present invention and an image forming apparatus main body to which the sheet post-processing apparatus is connected.
FIG. 2 is a longitudinal front view of the sheet post-processing apparatus.
FIG. 3 is a perspective view of the bin module.
FIG. 4 is a plan view of the bin module.
FIG. 5 is a side view of the bin module.
FIG. 6 is an operation diagram of the bin.
FIG. 7 is an operation diagram of the bin.
FIG. 8 is a plan view of the matching wall driving unit.
FIG. 9 is a side view of the matching wall driving unit.
FIG. 10 is a plan view of the bin standing part driving unit.
FIG. 11 is a side view of the bin standing part driving unit.
FIG. 12 is a plan view of the grip / staple unit.
FIG. 13 is a side view of the grip / staple unit.
FIG. 14 is a side view of the gripper portion.
FIG. 15 is a plan view of the first-out gripper driving unit.
FIG. 16 is a side view of the first-out gripper driving unit.
FIG. 17 is a plan view of the conveyance gripper driving unit.
FIG. 18 is a side view of the conveyance gripper driving unit.
FIG. 19 is a left view of the staple unit driving unit in FIG.
FIG. 20 is a plan view of the staple unit driving unit.
FIG. 21 is a plan view of the same stack unit.
FIG. 22 is a front view of the stack tray.
FIG. 23 is a front view of the stack unit.
24 is a left view of the driving unit of the stack unit in FIG.
FIG. 25 is a front view of the stack pressing member.
FIG. 26 is a schematic diagram of a driving system of the transport system.
FIG. 27 is a side view showing the operation of the bin.
FIG. 28 is a side view showing the operation of the bin.
FIG. 29 is a side view showing the operation of the bin.
FIG. 30 is a side view showing the operation of the bin.
FIG. 31 is an operational view showing the effect of the stack pressing member.
FIG. 32 is an operational view showing the effect of the stack pressing member.
FIG. 33 is a front view of the same folding device.
FIG. 34 is a side view of the folding device that similarly shows the operation in the C-folding mode.
FIG. 35 is a side view of the folding device that similarly shows the operation in the Z-folding mode.
FIG. 36 is a schematic front view of the grip / staple unit and the stack unit showing the stack tray height control of the stack unit.
FIG. 37 is a plan view of FIG. 36.
[Explanation of symbols]
S sheet
S0 Sheet bundle
M13 Stack tray lift motor (drive means)
B1 (B11~ B1n) First bin module (loading means)
B2 (Btwenty one~ B2n) Second bin module (loading means)
B11~ B1n, Btwenty one~ B2n Bottle (sheet tray)
9 Grip / staple unit (bundle processing unit)
10 First-out clippers (transportation means)
11 Stapler
12 Transport gripper (transfer means)
13 Stack unit
116 Stack tray (stacking means)
201 Copier body (image forming apparatus body)
203 Sheet post-processing apparatus
204 Folding device (folding means)
205 Staple / stack device
271 Discharge roller (discharge means) of the copier body
270 CPU (control means)
305 First detection sensor (first detection means)
306 Second detection sensor (second detection means)
305, 306 Sheet bundle detection means
Claims (5)
前記積載手段に積載したシート束を移送する移送手段を備える束処理ユニットと、
前記束処理ユニットの下方にあって、前記移送手段により移送されたシート束を積載して収納する上下可能なスタック手段と、
前記スタック手段を上下動させる駆動手段と、
前記束処理ユニットの下面側に固設されていて、前記スタック手段上のシート束の最上面を検知するシート束検知手段と、
シート束の搬送方向の一側部の下流側の角部を綴じる1か所綴じ、又はシート束の搬送方向の前端部の2か所を綴じる2か所綴じを可能なステイプラと、
を備え、
前記シート束検知手段は、前記ステイプラにより1か所綴じされたシート束のシート束搬送方向に沿う一側端部上面を検知する光透過型の第1の検知手段と、
前記第1の検知手段の上流側の角部近傍から前記ステイプラにより2か所綴じされたうちの一側端部と対向する他側端部の下流側の角部を結ぶ対角線のシート束上面を検知する光透過型の第2の検知手段と、
からなることを特徴とするシート束スタック装置。A stacking means for stacking discharged sheets;
A bundle processing unit comprising transfer means for transferring a sheet bundle stacked on the stacking means;
Stackable means that can be moved up and down below the bundle processing unit for stacking and storing the sheet bundle transferred by the transfer means;
A driving means for vertically moving said stack means,
A sheet bundle detecting means fixed to the lower surface side of the bundle processing unit and detecting the uppermost surface of the sheet bundle on the stack means;
A stapler capable of binding at one place for binding the downstream corner of one side of the sheet bundle in the conveying direction, or binding at two places at the front end in the conveying direction of the sheet bundle;
With
The sheet bundle detection means includes a light transmission type first detection means for detecting an upper surface of one end portion along the sheet bundle conveyance direction of the sheet bundle bound at one place by the stapler ;
The diagonal of the sheet bundle top surface connecting the corner portion on the downstream side of the other end portion opposite to the one end of which the vicinity of the corner portions of the upstream side are two binding by the stapler of the first sensing means A light transmissive second detecting means for detecting;
A sheet bundle stacking device comprising:
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