JP3689057B2 - ネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光クロスコネクト、ルータ、SDH(Synchronous Digital
Hierarchy)装置等を一元的に制御できるマルチレイヤネットワークに利用する。特に、GMPLS(Generalized Multi Protocol
Label Switching)に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチレイヤネットワークでは、光クロスコネクト、ルータ、SDH装置等を一元的に制御することができる。このようなマルチレイヤネットワークの例を図27に示す。図27の例では、各ルータ間に、複数の光クロスコネクトからなる下位ネットワークが接続されている。各ルータには、ネットワークのトポロジ情報が保持されている。ただし、このトポロジ情報には、下位ネットワークに関するトポロジ情報までは含まれておらず、下位ネットワークは単に一つの伝送路として扱われる。すなわち、図28に示すように、ルータが保持するトポロジ情報は、ルータ同士のトポロジ情報であり、下位ネットワークを構成する光クロスコネクトの存在については、各ルータは認識していない。
【0003】
このようなマルチレイヤネットワークにおける光クロスコネクト、ルータ、SDH装置等の各ノードは、そのいずれかが障害を検出した際に、等しくLSA(Link State Advertisement)パケットを周辺ノードに送出する規約になっており、ルータは、このLSAパケットを受け取ると、自己が保持するトポロジ情報を更新して障害箇所を迂回するルートを設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなマルチレイヤネットワークの下位ネットワークでは、障害が発生すると、この障害箇所を迂回するルートを設定する等の障害復旧措置を速やかに実行することができる。しかし、ルータからは、このような下位ネットワークにおける障害復旧措置の実行状況を認識できないため、LSAパケットが到着すると速やかに自己が保持するトポロジ情報の更新を行い、迂回ルートを設定する。
【0005】
しかし、下位ネットワークでは、障害復旧措置を速やかに実行し、障害復旧完了を示すLSAパケットを送出する。ルータは、このLSAパケットを受信すると、再び自己が保持するトポロジ情報の更新を行い、ルート設定を行う。
【0006】
このように、従来の障害復旧制御技術をそのままマルチレイヤネットワークに適用すると、ルータは、無効となるトポロジ情報の更新および迂回ルートの設定を行う機会が増加し、処理負荷の増大を招く結果となる。特に、ルート計算に要する負荷は大きく、ルート計算を行っている間は、他の処理の処理速度が低下する等の悪影響が懸念され、そのようなルート計算が無効に終わるような制御形態は改善されることが望ましい。したがって、マルチレイヤネットワークにおいては、従来の障害復旧制御技術とは異なる新たな障害復旧制御技術を適用することが望ましい。
【0007】
本発明は、このような背景に行われたものであって、マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ることができるネットワークおよびノードおよびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、LSAパケットを受信した上位ノードが自己のトポロジ情報の更新を制御することを最も主要な特徴とする。本発明は、トポロジ情報の更新を制御する際のプロトコルを提案するものである。
【0009】
本発明の第一の観点は、複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として告する手段とを備え、前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、告された障害情報を他の前記上位ノードに告する告転送手段とを備えたネットワークである。
【0010】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記更新する手段は、前記障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備えたところにある。
【0011】
このように、上位ノードでは、下位ネットワークの障害発生時に直ちにトポロジ情報の更新を行うのではなく、下位ネットワークの速やかな復旧を期待してトポロジ情報の更新を一定時間保留することにより、無効となるルート計算を回避することができる。
【0012】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一告を行う第一告手段と、この第一告手段による前記第一告が告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二告を行う第二告手段とを備え、前記保留する手段は、前記第一告を受け取った時刻から前記第二告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0013】
すなわち、とりあえず障害が発生した時点で、第一告が行なわれ、上位ノードは、障害発生を認識する。上位ノードは、この時点で、自己が扱う通信の重要性を考慮して自律的な障害回避措置を行うことができる。例えば、自己が扱う通信の重要性が低い場合には、第一告を無視し、第二告が行われた時点で、はじめて障害回避措置を実行すればよい。あるいは、自己が扱う通信の重要性が高い場合には、第一告の時点で、速やかにトポロジ情報を更新し、障害迂回ルートを計算すればよい。これにより、無効となるルート計算を回避することができる。
【0014】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段が設けられ、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一告時刻から前記第二告時刻までの時間長を前記優先順位保持手段に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する手段を備えることもできる。
【0015】
すなわち、複数の伝送路にほぼ同時に障害が発生した場合には、これらの伝送路を同時に復旧させることは困難である。そこで伝送路毎に復旧優先順位を設定しておき、優先順位の高いものから順に復旧を行う。この場合には、第一告を行ってから第二告を行うまでの時間長を優先順位に反比例させてそれぞれ設定することがよい。これにより、速やかな復旧が期待できる伝送路については、第一告から第二告までの時間を長く設定しておき、上位ノードによるトポロジ情報の更新を保留させておき、その間に復旧完了するようにする。また、速やかな復旧が期待できない伝送路については、第一告から第二告までの時間を短く設定しておき、上位ノードによるトポロジ情報の更新を促し、迂回ルートを設定させるようにする。これにより、無効となるルート計算を回避することができる。
【0016】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む告を行う手段とを備え、前記保留する手段は、前記告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0017】
すなわち、障害を検出した下位ノードがその障害の復旧に要する予測時間を上位ノードに知らせるので、上位ノードでは、単に、告に含まれる予測時間の情報にしたがってトポロジ情報の更新を保留すればよく、自律的な判断を必要としない。障害を検出した当事者である下位ノードが最も正確に障害復旧の予測時間を把握できるので、上位ノードでは、適切な保留時間の設定を行うことができる。
【0018】
前記告転送手段は、前記保留する手段の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの告を保留する告保留手段を備えることが望ましい。
【0019】
すなわち、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノードは、障害発生直後に告を受け取り、その告をT時間保留する。これにより、障害が発生した下位ネットワークに直接接続されていない上位ノードは、障害が発生した下位ネットワークに直接接続されている上位ノードからT時間後に告転送を受け取るので、結果的に、トポロジ情報の更新を2T時間保留することになる。したがって、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノードとそうでない上位ノードとの間で保留時間に差を持たせることができる。これにより、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノードがT時間後にトポロジ情報を更新して迂回経路の設定等の障害回避措置を開始した後もそれ以外の上位ノードはさらにT時間トポロジ情報の更新を保留しており、もし、この間に、下位ネットワークの障害が復旧した場合には、トポロジ情報を元に戻すのは障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノードだけで済むため、ネットワーク全体にトポロジ情報更新の振動が波及するのを二段階で阻止することができる。
【0020】
あるいは、ネットワーク内に、トポロジ情報の更新を保留する手段を備えた上位ノードと備えていない上位ノードとが混在する場合に、トポロジ情報の更新を保留する手段を備えた上位ノードは、トポロジ情報の更新を保留する手段を備えていない他の上位ノードへの告を保留する手段を併せて備えることにより、トポロジ情報の更新を保留する手段を備えていない上位ノードもトポロジ情報の更新を保留する手段を備えた上位ノードと同様に振る舞うことができるようになる。このため、トポロジ情報の更新を保留する手段を備えた上位ノードと備えていない上位ノードとが混在するネットワークでも本発明のネットワークとして動作することができる。
【0021】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、前記保留する手段は、前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段とを備えることもできる。
【0022】
すなわち、下位ノードは、単に、障害発生を上位ノードに告するだけでよく、上位ノードにより障害復旧の予測時間を把握してトポロジ情報の更新の保留時間を設定する。これにより、下位ノードには複雑な処理を必要とせず、下位ノードの処理負荷を軽減させることができる。下位ノードを単純化したいという要望に適する。
【0023】
少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記検出する手段による障害の検出中は一定周期で告を行う手段を備え、前記保留する手段は、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0024】
すなわち、下位ノードは、単に、障害発生を上位ノードに一定周期で告するだけでよく、また、上位ノードは、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間トポロジ情報の更新を保留するだけでよく、上位ノードおよび下位ノードに複雑な処理を必要とせず、処理負荷を軽減させることができる。上位ノードおよび下位ノードを単純化したいという要望に適する。この際、上位ノードでは、自己が扱う通信の重要性その他の諸要因を考慮して前記告を受け取る回数を適宜変更してもよい。
【0025】
前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段とが設けられ、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う条件付告手段を備えることもできる。
【0026】
すなわち、短時間に復旧が期待できる低いランクの障害については、初めから告を行わない。これにより、上位ノードでは、障害発生さえも知ることがなく、上位ノードにおける処理負荷を軽減させることができる。
【0027】
前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段とが設けられ、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する手段と、この限定告の発出から前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する手段とを備え、前記上位ノードは、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの告を前記解禁告を受け取るまで禁止する手段を備えることもできる。
【0028】
すなわち、短時間に復旧が期待できる障害であってもその障害に直接関わる上位ノードには告を行う。しかし、その障害に直接関わらない他の上位ノードには告を転送しないようにする。これにより、短時間に復旧が期待できる障害発生の告により、ネットワーク全体にトポロジ情報更新の振動が波及することを回避できる。さらに、告を受け取った上位ノードでは、期待に反して障害復旧が短時間に実現しない場合に備えて障害回避措置をとっておくことも可能であり、例えば、重要性の高い通信を扱っている上位ノードに対しては有用である。
【0029】
前記障害状況を分析する手段は、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段を備え、前記ランク付けする手段は、この本数に基づきランクを割当てる手段を備えることもできる。前記本数を検出する手段は、例えば、障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段とを備える。
【0030】
すなわち、障害の程度をランク付けする際に、ほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数でランク付けすることができる。これによれば、多数の伝送路に障害がほぼ同時に発生して復旧が期待できない程高いランクとなり、上位ノードにおける迂回経路の設定等の上位ノードに依存した障害回避措置を必要とすることを表す。
【0031】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段が設けられ、前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する手段を備え、前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする手段を備えることもできる。
【0032】
すなわち、障害の程度をランク付けする際に、優先的に復旧が期待できない程高いランクとなり、上位ノードにおける迂回経路の設定等の上位ノードに依存した障害回避措置を必要とすることを表す。
【0033】
前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する手段を備え、前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする手段を備えることもできる。
【0034】
すなわち、障害の程度をランク付けする際に、網資源の密集度合いが低い箇所程迂回経路を設定することが難しく、短時間の復旧を期待できない箇所であるので、高いランクとなり、上位ノードにおける迂回経路の設定等の上位ノードに依存した障害回避措置を必要とすることを表す。
【0035】
前記予測時間情報保持手段は、前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段とを備えることもできる。
【0036】
例えば、前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する手段を備えたり、あるいは、前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する手段を備える。
【0037】
あるいは、前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えることもできる。
【0038】
すなわち、平常時に、仮想的な現用および予備の経路を設定し、この仮想的な現用経路に模擬的に障害を発生させ、仮想的な現用経路から仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を調べることによって、障害復旧に要する予測時間を計算することができる。仮想的な現用および予備の経路は、実際の現用および予備の経路の近傍に設定され、障害検出→障害告→予備経路切替といった実際のプロセスに則し、実際のネットワークの実情を反映した精度の高い障害復旧予測時間を得ることができる。
【0039】
あるいは、前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えることもできる。
【0040】
すなわち、平常時に、仮想的な経路を設定し、この仮想的な経路に模擬的に障害を発生させ、障害検出→障害告→迂回経路探索→迂回経路設定→迂回経路切替というプロセスを模擬的に実行させ、実際のネットワークの実情を反映した精度の高い障害復旧予測時間を得ることができる。
【0041】
本発明の第二の観点は、複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として告する手段とを備え、前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、告された障害情報を他の前記上位ノードに告する広告転送手段とを備えたネットワークに適用されるノードである。
【0042】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記更新する手段は、前記障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備えたところにある。
【0043】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一告を行う第一告手段と、この第一告手段による前記第一告が告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二告を行う第二告手段とを備え、前記保留する手段は、前記第一告を受け取った時刻から前記第二告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0044】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段を備え、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一告時刻から前記第二告時刻までの時間長を前記優先順位保持手段に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する手段を備えることもできる。
【0045】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む告を行う手段とを備え、前記保留する手段は、前記告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0046】
前記告転送手段は、前記保留する手段の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの告を保留する告保留手段を備えることもできる。
【0047】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、前記保留する手段は、前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段とを備えることもできる。
【0048】
少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記検出する手段による障害の検出中は一定周期で告を行う手段を備え、前記保留する手段として、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間を前記T時間とする手段を備えることもできる。
【0049】
前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段とを備え、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う条件付告手段を備えることもできる。
【0050】
前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段とを備え、少なくとも前記下位ノードの前記告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する手段と、この限定告の発出から前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する手段とを備え、前記上位ノードとして、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの告を前記解禁告を受け取るまで禁止する手段を備えることもできる。
【0051】
前記障害状況を分析する手段は、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段を備え、前記ランク付けする手段は、この本数に基づきランクを割当てる手段を備えることもできる。
【0052】
前記本数を検出する手段は、障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段とを備えることもできる。
【0053】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段を備え、前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する手段を備え、前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする手段を備えることもできる。
【0054】
前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する手段を備え、前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする手段を備えることもできる。
【0055】
前記予測時間情報保持手段は、前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段とを備えることもできる。
【0056】
前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する手段を備えることもできる。
【0057】
前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する手段を備えることもできる。
【0058】
前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えることもできる。
【0059】
前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えることもできる。
【0060】
本発明の第三の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として告する機能とを備え、前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、告された障害情報を他の前記上位ノードに告する告転送機能とを備えたネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムである。
【0061】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記更新する機能として、前記障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させるところにある。
【0062】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一告を行う第一告機能と、この第一告機能による前記第一告が告された時刻から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二告を行う第二告機能とを実現させ、前記保留する機能として、前記第一告を受け取った時刻から前記第二告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させることもできる。
【0063】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持機能を実現させ、少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一広告時刻から前記第二広告時刻までの時間長を前記優先順位保持機能に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する機能を実現させることもできる。
【0064】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記検出する機能の検出結果と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を含む告を行う機能とを実現させ、前記保留する機能として、前記告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする機能を実現させるこもとできる。
【0065】
前記告転送機能として、前記保留する機能の保留時間が経過するまで他の前記上位ノードへの告を保留する告保留機能を実現させることもできる。
【0066】
前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、前記保留する機能として、前記障害情報と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T時間とする機能とを実現させることもできる。
【0067】
少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記検出する機能による障害の検出中は一定周期で告を行う機能を実現させ、前記保留する機能として、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間を前記T時間とする機能を実現させることもできる。
【0068】
前記検出する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する機能と、この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能とを実現させ、少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記ランク付けする機能のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う条件付告機能を実現させることもできる。
【0069】
前記検出する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する機能と、この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能とを実現させ、少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記ランク付けする機能のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する機能と、この限定告の発出から前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する機能とを実現させ、前記上位ノードの機能として、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの告を前記解禁告を受け取るまで禁止する機能を実現させることもできる。
【0070】
前記障害状況を分析する機能として、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能を実現させ、前記ランク付けする機能として、この本数に基づきランクを割当てる機能を実現させることもできる。
【0071】
前記本数を検出する機能として、障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能とを実現させることもできる。
【0072】
前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持機能を実現させ、前記障害状況を分析する機能として、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持機能に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する機能を実現させ、前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする機能を実現させることもできる。
【0073】
前記障害状況を分析する機能として、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する機能を実現させ、前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする機能を実現させることもできる。
【0074】
前記予測時間情報保持機能として、前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する機能と、この保持する機能に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する機能とを実現させることもできる。
【0075】
前記予測時間を計算する機能として、前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する機能を実現させることもできる。
【0076】
前記予測時間を計算する機能として、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する機能を実現させることもできる。
【0077】
前記予測時間情報保持機能として、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させることもできる。
【0078】
前記予測時間情報保持機能として、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させることもできる。
【0079】
本発明の第四の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0080】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ることができるネットワークおよびノードを実現することができる。
【0081】
【発明の実施の形態】
(第一実施例)
本発明第一実施例のネットワークを図1ないし図4を参照して説明する。図1は本実施例のネットワークの概念図である。図2は本実施例の光クロスコネクトの構成図である。図3は第一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。図4は第一実施例のルータのブロック構成図である。
【0082】
第一実施例は、複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードであるルータ1〜8と下位ノードである光クロスコネクト10〜26とを含み、少なくとも二つのルータ間は、複数の光クロスコネクトおよび伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、この下位ネットワークには複数の光クロスコネクトが連携して障害復旧を行うための障害復旧制御装置30が各光クロスコネクト10〜26にそれぞれ設けられ、ルータ1〜8および光クロスコネクト10〜26の障害復旧制御装置30は、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する障害発生検出部31、41と、この障害発生検出部31、41の検出結果を障害情報として告する告発出部32、42とを備え、ルータ1〜8は、ネットワークのトポロジ情報を保持するトポロジ情報保持部43と、告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新するトポロジ情報更新部46と、告された障害情報を他のルータ1〜8に告する告転送部47とを備えたネットワークである。
【0083】
ここで、本発明の特徴とするところは、トポロジ情報更新部46は、前記障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する警報保護部48を備えたところにある。
【0084】
ルータ1〜8では、自己が障害発生検出部41により障害発生を検出する場合と、下位ネットワークからの告により障害発生を検出する場合とがあるが、障害発生検出部41により検出される障害は、図28に示したルータ1〜8からなる上位ネットワークレベルの障害である。これに対し、下位ネットワークからの告により検出される障害は、図27に示した光クロスコネクト10〜26からなる下位ネットワークレベルの障害である。
【0085】
すなわち、障害発生検出部41により検出される障害は、ルータ間の下位ネットワークがほぼ完全に不通となっているような重度の障害であり、早急な復旧がほとんど期待できない障害である。これに対し、下位ネットワークからの告により検出される障害は、下位ネットワークの一部が不通となっているような軽微な障害であり、迂回経路を設定するなどの早急な復旧が期待できる障害である。
【0086】
本実施例では、早急な復旧が期待できる下位ネットワークレベルの障害発生を対象として説明を行う。
【0087】
なお、本実施例では、下位ネットワークからの告により障害発生を検出するとして説明するが、その他にもルータ1〜8自身から送出するリンクのキープ・アライブ信号のエラー監視やSDHのK1/K2バイトなどによっても下位ネットワークの障害発生を検出することができ、本実施例で説明するLSAパケットによる告の代わりに、そのような障害発生検出方法を用いても本実施例を同様に説明することができる。
【0088】
障害復旧制御装置30には、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持部34が設けられ、障害復旧制御装置30の告発出部32は、障害発生検出部31の検出結果と予測時間情報保持部34に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得し、この取得した前記予測時間の情報を含む告を行う。ルータ1〜8の警報保護部48は、前記告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする。なお、ネットワークの構成図では障害復旧制御装置30の図示は省略する。
【0089】
(第二実施例)
本発明第二実施例を図5を参照して説明する。図5は第二実施例の告転送部のブロック構成図である。
【0090】
第二実施例では、ルータ1〜8の告転送部47は、警報保護部48の保留時間が経過するまで他のルータへの告を保留する告保留部49を備える。
【0091】
第二実施例によれば、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノード7および8は、障害発生直後に告を受け取り、トポロジ情報の更新をT時間保留する。これに対し、障害が発生した下位ネットワークに直接接続されていない上位ノード1〜6は、上位ノード7および8からT時間後に告転送を受け取るので、結果的に、トポロジ情報の更新を2T時間保留することになる。したがって、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノード7および8とそうでない上位ノード1〜6との間で保留時間に差を持たせることができる。これにより、障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノード7および8がT時間後にトポロジ情報を更新して迂回経路の設定等の障害回避措置を開始した後もそれ以外の上位ノード1〜6はさらにT時間トポロジ情報の更新を保留しており、もし、この間に、下位ネットワークの障害が復旧した場合には、トポロジ情報を元に戻すのは障害が発生した下位ネットワークに直接接続された上位ノード7および8だけで済むため、ネットワーク全体にトポロジ情報更新の振動が波及するのを二段階で阻止することができる。
【0092】
あるいは、第二実施例によれば、ネットワーク内に、警報保護部48を備えたルータと備えていないルータとが混在する場合に、警報保護部48を備えたルータは、警報保護部48を備えていない他のルータへの告を保留する告保留部49を併せて備えることにより、警報保護部48を備えていないルータも警報保護部48を備えたルータと同様に振る舞うことができるようになる。このため、警報保護部48を備えたルータと備えていないルータとが混在するネットワークでも本発明のネットワークとして動作することができる。
【0093】
(第三実施例)
本発明第三実施例を図6および図7を参照して説明する。図6は第三実施例のルータのブロック構成図である。図7は第三実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。
【0094】
第三実施例では、ルータ1〜8に、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持部50を備える。警報保護部48は、前記障害情報と前記予測時間情報保持部50に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得し、この取得した前記予測時間を前記T時間とする。したがって、図7に示すように、光クロスコネクト1−〜25に設けられた障害復旧制御装置30には、予測時間情報保持部を設ける必要はない。
【0095】
(第四実施例)
本発明第四実施例を図8を参照して説明する。図8は第四実施例の保留時間決定方法を説明するための図である。
【0096】
第四実施例では、光クロスコネクト10〜26の障害復旧制御装置30における告発出部32は、障害発生検出部31による障害の検出中は一定周期で告を行う。ルータ1〜8の警報保護部48は、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間を前記T時間とする。
【0097】
第四実施例によれば、障害復旧制御装置30の告発出部32が発出する告の内容自身には、複雑な内容を必要とせず、単に、障害が発生した旨の情報を含んだ告を一定周期で行えばよいので、告発出部32の処理負荷を軽減させることができる。
【0098】
ルータ1〜8の構成としては、図6に示した構成とし、予測時間情報保持部50により前記T時間を設定し、このT時間を受け取る告の回数に置き換える。
【0099】
(第五実施例)
本発明第五実施例のネットワークを図9を参照して説明する。図9は第五実施例の保留時間決定方法を説明するための図である。
【0100】
第五実施例では、図3に示すように、光クロスコネクト10〜26に設けられた障害復旧制御装置30に、予測時間情報保持部34を備える。告発出部32は、障害発生検出部31が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一告を行い、この第一告が告された時刻から予測時間情報保持部34に保持された予測時間が経過しても下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二告を行う。
【0101】
ルータ1〜8の警報保護部48は、第一告を受け取った時刻から第二告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする。
【0102】
(第六実施例)
本発明第六実施例のネットワークを図10および図11を参照して説明する。図10は第六実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。図11は第六実施例の保留時間決定方法を説明するための図である。
【0103】
第六実施例では、図10に示すように、光クロスコネクト10〜26の障害復旧制御装置30に下位ネットワークの伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する復旧優先順位保持部35を備える。
【0104】
復旧優先順位とは、例えば、図11に示すように、伝送路が波長多重伝送路である場合に、当該伝送路の障害発生により多くの波長パスが同時に不通となる。このような場合には、全ての波長パスを同時に復旧することは現実には困難であり、優先順位を設定して順番に復旧させることになる。一般的には、扱う通信内容が重要であればある程優先順位も高くなる。復旧優先順位保持部35は、障害復旧に際した復旧優先順位情報をあらかじめ保持している。
【0105】
このような状況下で、第六実施例では、障害復旧制御装置30の告発出部32は、ほぼ同時に障害が発生した複数の波長パスについて、第一告時刻から第二告時刻までの時間長を復旧優先順位保持部35に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する。
【0106】
すなわち、図11に示すように、優先順位が最も高く、速やかな復旧が期待できる波長パスλ1については、おそらくルータ1〜8が迂回経路を設定するまでもなく、早急に下位ネットワークの復旧が完了するであろうという予想に基づき、第一告から第二告までの時間を長く設定する。図11の例では、第二告の発出予定時刻以前に復旧が完了しており、第二告は実際には発出されることはない。
【0107】
一方、優先順位が最も低く、速やかな復旧が期待できない波長パスλnについては、おそらくルータ1〜8による障害回避措置が必要であろうという予想に基づき、第一告から第二告までの時間を短く設定する。これにより、早急にルータ1〜8による迂回経路設定等の障害回避措置がとられる。
【0108】
(第七実施例)
本発明第七実施例を図12を参照して説明する。図12は第七実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。
【0109】
第七実施例では、障害発生検出部31の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部36と、この障害状況分析部36の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする障害ランキング部37とを備え、告発出部32は、障害ランキング部37のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う。
【0110】
すなわち、第七実施例では、ごく短時間に復旧が期待できる低いランクの障害については初めから告を行わない。これにより、ルータ1〜8における処理負荷を軽減させることができる。
【0111】
(第八実施例)
本発明第八実施例を図13および図14を参照して説明する。図13は第八実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。図14は第八実施例のネットワークで用いるLSAパケットの内容を示す図である。
【0112】
第八実施例では、図12に示すように、障害復旧制御装置30に、障害発生検出部31の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部36と、この障害情報分析部36の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする障害ランキング部37と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持部34とが設けられ、告発出部32は、障害ランキング部37のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わるルータ7および8に限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する。さらに、この限定告の発出から予測時間情報保持部34に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する。
【0113】
ルータ7および8の告転送部47は、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他のルータ1〜6への告を前記解禁告を受け取るまで禁止する。
【0114】
すなわち、限定告は、図14(a)に示すように、パケット種別として“LSA”が書込まれ、障害情報として障害箇所である“24―22”が書込まれ、附帯事項として“告禁止”が書込まれる。告待ち受け状態であるルータ7および8の告転送部47は、このLSAパケットを受け取ると、附帯事項に書込まれた“告禁止”にしたがって、他ルータ1〜6への告を禁止する告転送待機状態に遷移する。
【0115】
障害復旧制御装置30の告発出部32では、図14(a)に示した限定告を発出してから予測時間情報保持部34を参照して得られた障害復旧予測時間が経過してもなお復旧が完了していない場合には、図14(b)に示すように、附帯事項に“告解禁”が書込まれたLSAパケットを送出する。ルータ7および8の告転送部47は、このLSAパケットを受け取ると、附帯事項に書込まれた“告解禁”にしたがって、他ルータ1〜6へ告を転送する告転送状態に遷移する。
【0116】
あるいは、障害復旧制御装置30の告発出部32では、図14(a)に示した限定告を発出してから予測時間情報保持部34を参照して得られた障害復旧予測時間が経過する以前に復旧が完了した場合には、図14(c)に示すように、障害情報に“復旧”が書込まれたLSAパケットを送出する。ルータ7および8の告転送部47は、このLSAパケットを受け取ると、告転送待機状態を解除して告待ち受け状態に復帰する。
【0117】
(第九実施例)
本発明第九実施例を図15および図16を参照して説明する。図15は第九実施例を説明するためのネットワークの一部を示す図である。図16はSRLG(Shared Risk Link Group)を示す図である。
【0118】
第九実施例では、障害復旧制御装置30の障害状況分析部36は、ほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数を検出し、障害ランクキング部37は、この本数に基づきランクを割当てる。
【0119】
ほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数を検出する際は、図16に示すように、障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルを備え、このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した伝送路の本数を検出する。
【0120】
すなわち、SRLGとは、一つの障害要因に障害が発生した際に、同時にその影響を受けるものの集合であり、第九実施例では、障害要因として光クロスコネクト22〜26およびリンク80〜85があり、これらに障害が発生した際にその影響を受けるものとして、波長λ1〜λ6の六本の光パスがある。
【0121】
光クロスコネクト22、24、25およびリンク82、83のいずれかに障害が発生すると、波長λ1〜λ3の三本の光パスがその影響を受けるので、これをグループ#1とする。また、光クロスコネクト22、26、25およびリンク84、85のいずれかに障害が発生すると、波長λ4、λ5の二本の光パスがその影響を受けるので、これをグループ#2とする。また、光クロスコネクト22、23、25およびリンク80、81のいずれかに障害が発生すると、波長λ6の一本の光パスがその影響を受けるので、これをグループ#3とする。この対応関係をテーブルにしたものが図16(a)および(b)に示すテーブルである。
【0122】
障害状況分析部36には、図16に示すテーブルが備えられており、LSAパケットに書込まれた障害情報から障害要因を特定し、このテーブルを参照することにより、その障害要因の障害発生に対応して影響を受ける光パスの本数を調べることができる。この本数に応じて障害ランキング部37では、障害の程度をランク付けする。第九実施例では、三つのグループ#1、#2、#3があるので、グループ#1に属する障害要因の障害発生に対してはランク“H”を割当て、グループ#2に属する障害要因の障害発生に対してはランク“M”を割当て、グループ#3に属する障害要因の障害発生に対してはランク“L”を割当てる。
【0123】
(第十実施例)
本発明第十実施例を図17を参照して説明する。図17は第十実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。
【0124】
第十実施例では、図17に示すように、障害復旧制御装置30に、下位ネットワークの伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する復旧優先順位保持部35が設けられており、障害状況分析部36は、障害が発生した伝送路の復旧優先順位保持部35に保持された復旧優先順位の情報を取得し、障害ランキング部37は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして優先順位に反比例して高いランク付けをする。
【0125】
すなわち、第六実施例の図11でも説明したが、ほぼ同時に障害が発生した複数の伝送路には、その復旧の優先順位が設けられており、障害発生後最も早期に復旧が図られる伝送路には、最も低いランクを割当て、障害発生後最後に復旧が図られる伝送路には、最も高いランクを割当てる。
【0126】
(第十一実施例)
本発明第十一実施例のネットワークを図18および図19を参照して説明する。図18は第十一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図である。図19は第十一実施例のランク割当方法を説明するための図である。
【0127】
第十一実施例では、図18に示すように、障害復旧制御装置30に、下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持するリンクステート情報保持部38を設ける。このリンクステート情報保持部38は、図19に示すように、自己が属する下位ネットワークに限定した小規模なトポロジ情報を保持している。
【0128】
障害状況分析部36は、図19に示す障害が発生した下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する。図19の例では、障害箇所AとBとを比較すると、Aの方がBよりも網資源の密集度合いが高い。障害ランキング部37は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする。
【0129】
すなわち、網資源が密集している箇所であれば、迂回経路の設定が容易であり、短時間の復旧が期待できるが、網資源が疎らな箇所であれば、迂回経路の設定が困難であり、短時間の復旧が期待できない。したがって、網資源の密集度合いに反比例して高いランクを割当てる。
【0130】
(第十二実施例)
本発明第十二実施例を図20ないし図22を参照して説明する。第十二実施例は、予測時間情報保持部34が保持する復旧予測時間の設定方法の実施例である。図20は本実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図である。図21は二重化運転中の伝送路を示す図である。図22は迂回経路を有する伝送路を示す図である。
【0131】
本実施例の予測時間情報保持部34は、下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持するリンクステート情報保持部38と、このリンクステート情報保持部38に保持されたリンクステート情報から推定される下位ネットワークの個々の伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の伝送路について予測時間を計算する復旧予測時間計算部39とを備える。さらに、復旧予測時間計算部39の計算結果は復旧予測時間情報テーブル70に記録される。
【0132】
復旧予測時間計算部39は、迂回経路の設定能力として、図21に示すように、二重化運転中の伝送路については、復旧予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する。すなわち、図21に示すように、現用および予備の経路を用いて同一データを二重化して伝送している場合には、そのいずれかの経路に障害が発生した場合の復旧予測時間は零とみなしてよい。しかし、いずれか一方の経路に障害が発生した場合には、二重化伝送路ではなくなるので、このような場合には、一本の伝送路として復旧予測時間を再計算する。
【0133】
あるいは、復旧予測時間計算部39は、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき復旧予測時間を計算する。すなわち、図22に示すように、計算対象となる伝送路が波長λ1、λ2の光パスが張られた伝送路であるときに、まず、その迂回経路の有無を調べ、さらに、その迂回経路における波長の空塞状況を調べる。
【0134】
図22の例では、迂回経路が存在し、空塞状況(1)では、波長λ4およびλ5の光パスが空いている。したがって、この場合の復旧予測時間は、光クロスコネクトの切替時間分になる。空塞状況(2)では、二つの空き波長が必要なのに、全ての波長が塞がっている。また、空塞状況(3)では、波長λ3だけが空いている。このような場合には、過去からの統計データに基づく二つの空き波長の発生確率に基づき復旧予測時間を計算する。なお、図21において、現用または予備経路のいずれかに障害が発生し、一本の伝送路として復旧予測時間を再計算する場合にも当該方法を用いることができる。
【0135】
(第十三実施例)
本発明第十三実施例を図23および図24を参照して説明する。図23は第十三実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図である。図24は第十三実施例の復旧予測時間の計算方法を説明するための図である。第十三実施例は、予測時間情報保持部34が保持する復旧予測時間の設定方法の実施例である。
【0136】
第十三実施例では、予測時間情報保持部34は、現用および予備の経路が設定されている二つの光クロスコネクト22および25間における復旧予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、仮想的な現用経路から仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を復旧予測時間として計算する障害復旧シミュレート部71を備える。さらに、障害復旧シミュレート部71の計算結果は復旧予測時間情報テーブル70に記録される。
【0137】
すなわち、図24の例では、光クロスコネクト22および25の間に現用経路として波長λ1の光パスが張られている。また、予備経路として波長λ3の光パスが張られている。このような状況下で、復旧予測時間を計算するために、障害復旧シミュレート部71は、現用経路が張られているリンクと同じリンクの空き波長λ2を仮想的な現用経路(仮現用)とし、また、予備経路が張られているリンクと同じリンクの空き波長λ4を仮想的な予備経路(仮予備)として設定する。
【0138】
このようにして仮想的な現用経路と仮想的な予備経路とをそれぞれ設定しておき、仮想的な現用経路に模擬的な障害を発生させる。模擬的な障害を発生させる手法としては、例えば、光クロスコネクト22、24、25のいずれかから模擬的な障害情報を書込んだLSAパケットを送出すればよい。これにより、各光クロスコネクト22、23、24、25が連携して仮想的な現用経路から仮想的な予備経路に実際に切替えが行われる時間を測定することにより、復旧予測時間を得ることができる。
【0139】
(第十四実施例)
本発明第十四実施例を図23および図25を参照して説明する。図23は第十四実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図であり、第十三実施例と共通である。図25は第十四実施例の復旧予測時間の計算方法を説明するための図である。第十四実施例は、予測時間情報保持部34が保持する復旧予測時間の設定方法の実施例である。
【0140】
第十四実施例では、予測時間情報保持部34は、既に経路が設定されている二つの光クロスコネクト22および25間における復旧予測時間を、当該経路(実経路)の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路(仮経路)とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する障害復旧シミュレート部71を備える。さらに、障害復旧シミュレート部71の計算結果は復旧予測時間情報テーブル70に記録される。
【0141】
すなわち、図25の例では、光クロスコネクト22および25の間に実経路として波長λ1の光パスが張られている。このような状況下で、復旧予測時間を計算するために、障害復旧シミュレート部71は、実経路が張られているリンクと同じリンクの空き波長λ2を仮想的な経路(仮経路)として設定する。
【0142】
このようにして仮経路を設定しておき、仮経路に模擬的な障害を発生させる。模擬的な障害を発生させる手法としては、例えば、光クロスコネクト22、24、25のいずれかから模擬的な障害情報を書込んだLSAパケットを送出すればよい。これにより、各光クロスコネクト22、23、24、25が連携して仮経路の模擬的な障害発生に対する迂回経路を設定し、仮経路から当該迂回経路に実際に切替えが行われる時間を測定することにより、復旧予測時間を得ることができる。図25の例では、迂回経路#1として、光クロスコネクト22←→23←→25の経路が設定され、また、迂回経路#2として、光クロスコネクト22←→26←→25の経路が設定される。
【0143】
(第十五実施例)
本発明実施例のネットワークに適用されるルータ1〜8あるいは障害復旧制御装置30は、情報処理装置であるコンピュータ装置を用いて実現することができる。
【0144】
ルータ1〜8を制御する装置に相応する機能として、障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する警報保護部48に相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0145】
すなわち、予測時間情報保持部34に相応する機能を実現させ、告発出部32に相応する機能として、障害発生検出部31に相応する機能の検出結果と予測時間情報保持部34に相応する機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を含む告を行う機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0146】
この場合には、ルータ1〜8の警報保護部48に相応する機能として、前記告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例のルータ1〜8に相応する装置とすることができる。
【0147】
あるいは、ルータ1〜8の告転送部47に相応する機能として、警報保護部48に相応する機能の保留時間が経過するまで他のルータへの告を保留する告保留機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第二実施例のルータ1〜8に相応する装置とすることができる。
【0148】
あるいは、ルータ1〜8に予測時間情報保持部50に相応する機能を実現させ、警報保護部48に相応する機能として、前記障害情報と前記予測時間情報保持部50に相応する機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T時間とする機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第三実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0149】
あるいは、障害復旧制御装置30の告発出部32に相応する機能として、障害発生検出部31に相応する機能による障害の検出中は一定周期で告を行う機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第四実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0150】
この場合には、ルータ1〜8の警報保護部48に相応する機能として、あらかじめ定められた回数の告を受け取るまでの時間を前記T時間とする機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第四実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0151】
あるいは、予測時間情報保持部34に相応する機能を実現させ、告発出部32に相応する機能として、障害発生検出部31に相応する機能が下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一告を行う第一告機能と、この第一告機能による前記第一告が告された時刻から前記予測時間情報保持部34に相応する機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二告を行う第二告機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第五実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0152】
この場合には、警報保護部48に相応する機能として、前記第一告を受け取った時刻から前記第二告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を本実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0153】
あるいは、復旧優先順位保持部35に相応する機能を実現させ、告発出部32に相応する機能として、ほぼ同時に障害が発生した複数の伝送路について、第一告時刻から第二告時刻までの時間長を復旧優先順位保持部35に相応する機能に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第六実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0154】
あるいは、障害発生検出部31に相応する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部36に相応する機能と、障害状況分析部36に相応する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする障害ランキング部37に相応する機能とを実現させ、告発出部32に相応する機能として、障害ランキング部37に相応する機能のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う条件付告機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第七実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0155】
あるいは、障害発生検出部31に相応する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する障害状況分析部36に相応する機能と、この障害状況分析部36に相応する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする障害ランキング部37に相応する機能と、前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持部34に相応する機能とを実現させ、告発出部32に相応する機能として、障害ランキング部37に相応する機能のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わるルータに限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する機能と、この限定告の発出から予測時間情報保持部34に相応する機能に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第八実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0156】
この場合には、ルータ1〜8を制御する装置に相応する機能として、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他のルータへの告を前記解禁告を受け取るまで禁止する告保留部49に相応する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第八実施例のルータ1〜8を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0157】
あるいは、障害状況分析部36に相応する機能として、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能を実現させ、障害ランキング部37に相応する機能として、この本数に基づきランクを割当てる機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第九実施例の障害復旧制御装置に相応する装置とすることができる。
【0158】
この場合には、本実施例のプログラムは、前記本数を検出する機能として、障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能とを実現させる。
【0159】
あるいは、復旧優先順位保持部35に相応する機能を実現させ、障害状況分析部36に相応する機能として、障害が発生した前記伝送路の復旧優先順位保持部35に相応する機能に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する機能を実現させ、障害ランキング部37に相応する機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第十実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0160】
あるいは、障害状況分析部36に相応する機能として、障害が発生した下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する機能を実現させ、障害ランキング部37に相応する機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第十一実施例の障害復旧制御装置30に相応する装置とすることができる。
【0161】
あるいは、予測時間情報保持部34に相応する機能として、前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持するリンクステート情報保持部38に相応する機能と、このリンクステート情報保持部38に相応する機能に保持されたリンクステート情報から推定される下位ネットワークの個々の伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の伝送路について復旧予測時間を計算する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に第十二実施例の復旧予測時間の設定方法を実行させることができる。
【0162】
さらに詳細には、復旧予測時間を計算する機能として、迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、復旧予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する機能を実現させる。あるいは、復旧予測時間を計算する機能として、迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき復旧予測時間を計算する機能を実現させる。
【0163】
あるいは、予測時間情報保持部34に相応する機能として、現用および予備の経路が設定されている二つの光クロスコネクト間における復旧予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に第十三実施例の復旧予測時間の設定方法を実行させることができる。
【0164】
あるいは、予測時間情報保持部34に相応する機能として、既に経路が設定されている二つの光クロスコネクト間における復旧予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に第十四実施例の復旧予測時間の設定方法を実行させることができる。
【0165】
本実施例のプログラムは、本実施例の記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
【0166】
これにより、コンピュータ装置を用いて、マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ることができるネットワークおよびルータ1〜8および光クロスコネクト10〜26を実現することができる。
【0167】
(第十六実施例)
本発明第十六実施例を図26を参照して説明する。図26は第十六実施例の予測時間情報データベースおよび復旧優先順位データベースを示す図である。
【0168】
第一〜第十四実施例では、予測時間情報保持部34および復旧優先順位保持部35を障害復旧制御装置30に設け、予測時間情報保持部50をルータ1〜8に設けるとして説明したが、第十六実施例では、図26に示すように、これらをネットワーク内の独立した別ノードにそれぞれ予測時間情報データベース90および復旧優先順位データベース91として設置し、障害復旧制御装置30およびルータ1〜8は、これらデータベースにアクセスすることにより、その内部に格納されている各情報を取り出す構成とする。
【0169】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マルチレイヤネットワークに適する障害復旧制御技術を提供し、網資源の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のネットワークの概念図。
【図2】 本実施例の光クロスコネクトの構成図。
【図3】 第一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図4】 第一実施例のルータのブロック構成図。
【図5】 第二実施例の告転送部のブロック構成図。
【図6】 第三実施例のルータのブロック構成図。
【図7】 第三実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図8】 第四実施例の保留時間決定方法を説明するための図。
【図9】 第五実施例の保留時間決定方法を説明するための図。
【図10】 第六実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図11】 第六実施例の保留時間決定方法を説明するための図。
【図12】 第七実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図13】 第八実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図14】 第八実施例のネットワークで用いるLSAパケットの内容を示す図。
【図15】 第九実施例を説明するためのネットワークの一部を示す図。
【図16】 SRLG(Shared Risk Link Group)を示す図。
【図17】 第十実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図18】 第十一実施例の障害復旧制御装置のブロック構成図。
【図19】 第十一実施例のランク割当方法を説明するための図。
【図20】 本実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図。
【図21】 二重化運転中の伝送路を示す図。
【図22】 迂回経路を有する伝送路を示す図。
【図23】 第十三実施例の予測時間情報保持部のブロック構成図。
【図24】 第十三および十四実施例の復旧予測時間の計算方法を説明するための図。
【図25】 第十四実施例の復旧予測時間の計算方法を説明するための図。
【図26】 第十六実施例の予測時間情報データベースおよび復旧優先順位データベースを示す図。
【図27】 マルチレイヤネットワークの例を示す図。
【図28】 ルータが保持するトポロジ情報を示す図。
【符号の説明】
1〜8、51〜58 ルータ
10〜26、60〜76 光クロスコネクト
30 障害復旧制御装置
31、41 障害発生検出部
32、42 告発出部
33 復旧制御部
34、50 予測時間情報保持部
35 復旧優先順位保持部
36 障害状況分析部
37 障害ランキング部
38 リンクステート情報保持部
39 復旧予測時間計算部
43 トポロジ情報保持部
44 ルーティング・テーブル計算部
45 経路設定部
46 トポロジ情報更新部
47 告転送部
48 警報保護部
49 告保留部
70 復旧予測時間情報テーブル
71 障害復旧シミュレート部
80〜85 リンク
90 予測時間情報データベース
91 復旧優先順位データベース
A、B 障害箇所

Claims (64)

  1. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、告された障害情報を他の前記上位ノードに告する告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一広告時刻から前記第二広告時刻までの時間長を前記優先順位保持手段に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  2. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、
    この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と
    が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について広告を行う条件付広告手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  3. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、
    この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段と
    が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して広告を行う旨の限定情報を含む限定広告を発出する手段と、
    この限定広告の発出から前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁広告を発出する手段と
    を備え、
    前記上位ノードは、前記限定広告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの広告を前記解禁広告を受け取るまで禁止する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  4. 前記障害状況を分析する手段は、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、この本数に基づきランクを割当てる手段を備えた
    請求項2または3記載のネットワーク。
  5. 前記本数を検出する手段は、
    障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、
    のテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段と
    を備えた請求項記載のネットワーク。
  6. 前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段が設けられ、
    前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして 前記優先順位に反比例して高いランク付けをする手段を備えた
    請求項2または3記載のネットワーク。
  7. 前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする手段を備えた
    請求項2または3記載のネットワーク。
  8. 前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    の保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えた請求項記載のネットワーク。
  9. 前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた請求項記載のネットワーク。
  10. 前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた請求項記載のネットワーク。
  11. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    の保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えたことを特徴とするネットワーク。
  12. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    の保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  13. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    前記保留する手段は、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    の保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  14. 前記予測時間を計算する手段は、
    前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する手段を備えた請求項8、11、12、13のいずれかに記載のネットワーク。
  15. 前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する手段を備えた請求項8、11、12、13のいずれかに記載のネットワーク。
  16. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に 障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  17. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  18. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  19. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  20. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情 報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    前記保留する手段は、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴するネットワーク。
  21. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段が設けられ、
    前記保留する手段は、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク。
  22. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一広告時刻から前記第二広告時刻までの時間長を前記優先順位保持手段に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する手段を備えた
    ことを特徴とするノード。
  23. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と、
    この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と
    を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について広告を行う条件付広告手段を備えた
    ことを特徴とするノード。
  24. 前記検出する手段の検出結果にしたがって障害状況を分析する手段と
    この分析する手段の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする手段と、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段と
    を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記ランク付けする手段のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して広告を行う旨の限定情報を含む限定広告を発出する手段と、
    この限定広告の発出から前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁広告を発出する手段と
    を備え、
    前記上位ノードとして、前記限定広告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの広告を前記解禁広告を受け取るまで禁止する手段を備えた
    ことを特徴とするノード。
  25. 前記障害状況を分析する手段は、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、この本数に基づきランクを割当てる手段を備えた
    請求項23または24記載のノード。
  26. 前記本数を検出する手段は、
    障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、
    このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する手段と
    を備えた請求項25記載のノード。
  27. 前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持手段を備え、
    前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持手段に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする手段を備えた
    請求項23または24記載のノード。
  28. 前記障害状況を分析する手段は、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する手段を備え、
    前記ランク付けする手段は、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする手段を備えた
    請求項23または24記載のノード。
  29. 前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えた請求項24記載のノード。
  30. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、こ の検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  31. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  32. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    前記保留する手段は
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する手段と、
    この保持する手段に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  33. 前記予測時間を計算する手段は、
    前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する手段を備えた請求項29、30、31、32のいずれかに記載のノード。
  34. 前記予測時間を計算する手段は、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する手段を備えた請求項29、30、31、32のいずれかに記載のノード。
  35. 前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた請求項29記載のノード。
  36. 前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた請求項29記載のノード。
  37. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  38. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備え
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告手段と、
    この第一広告手段による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持手段に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  39. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  40. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する手段は、
    前記検出する手段の検出結果と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う手段と
    を備え、
    前記保留する手段は、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする手段を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  41. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    前記保留する手段は
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  42. 複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧手段が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する手段と、この検出する手段の検出結果を障害情報として広告する手段とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する手段と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する手段と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送手段とを備えた
    ネットワークに適用されるノードにおいて、
    前記更新する手段は、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する手段を備え、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持手段を備え、
    前記保留する手段は
    前記障害情報と前記予測時間情報保持手段に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する手段と、
    この取得する手段により取得した前記予測時間を前記T時間とする手段と
    を備え、
    前記予測時間情報保持手段は、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する手段を備えた
    ことを特徴とするノード
  43. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告機能と、
    この第一広告機能による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    ほぼ同時に障害が発生した複数の前記伝送路について、前記第一広告時刻から前記第二広告時刻までの時間長を前記優先順位保持機能に保持された復旧優先順位に反比例させてそれぞれ設定する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  44. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記検出する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する機能と、
    この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能と
    を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、前記ランク付けする機能のランク付け結果を参照して所定ランク以上の障害について告を行う条件付告機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  45. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記検出する機能の検出結果にしたがって障害状況を分析する機能と、
    この分析する機能の分析結果にしたがって障害の程度をランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとしてランク付けする機能と、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能と
    を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記告する機能として、
    前記ランク付けする機能のランク付け結果を参照して所定ランク以下の障害については、当該障害下位ネットワークに直接関わる前記上位ノードに限定して告を行う旨の限定情報を含む限定告を発出する機能と、
    この限定告の発出から前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間経過後も当該障害伝送路が復旧しないときには前記限定を解禁する旨の解禁告を発出する機能と
    を実現させ、
    前記上位ノードの機能として、前記限定告を受け取るとその限定情報にしたがって他の前記上位ノードへの告を前記解禁広告を受け取るまで禁止する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  46. 前記障害状況を分析する機能として、ほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能を実現させ、
    前記ランク付けする機能として、この本数に基づきランクを割当てる機能を実現させる
    請求項44または45記載のプログラム。
  47. 前記本数を検出する機能として、
    障害要因をグループ分けし、各グループに属する障害要因の障害発生に対応して不通となる伝送路が記録されたテーブルと、
    このテーブルを参照してほぼ同時に障害が発生した前記伝送路の本数を検出する機能と
    を実現させる請求項46記載のプログラム。
  48. 前記下位ネットワークの前記伝送路の障害復旧時における復旧優先順位の情報を保持する優先順位保持機能を実現させ、
    前記障害状況を分析する機能として、障害が発生した前記伝送路の前記優先順位保持機能に保持された前記復旧優先順位の情報を取得する機能を実現させ、
    前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記優先順位に反比例して高いランク付けをする機能を実現させる
    請求項44または45記載のプログラム。
  49. 前記障害状況を分析する機能として、障害が発生した前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を参照して網資源の密集度合いを検出する機能を実現させ、
    前記ランク付けする機能として、ランクが高い程復旧可能性が低い重度の障害を表すとして前記密集度合いに反比例して高いランク付けをする機能を実現させる
    請求項44または45記載のプログラム。
  50. 前記予測時間情報保持機能として、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する機能と、
    この保持する機能に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する機能と
    を実現させる請求項45記載のプログラム。
  51. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノード は、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告機能と、
    の第一広告機能による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する機能と、
    この保持する機能に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する機能と
    を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  52. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能の検出結果と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間と を参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する機能と、
    この保持する機能に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する機能と
    を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  53. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    前記保留する機能として、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T時間とする機能と
    を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、
    前記下位ネットワークの詳細な構成に関するリンクステート情報を保持する機能と、
    この保持する機能に保持されたリンクステート情報から推定される前記下位ネットワークの個々の前記伝送路が有する迂回経路の設定能力に基づき個々の前記伝送路について前記予測時間を計算する機能と
    を実現させる
    ことを特徴とするプログラム。
  54. 前記予測時間を計算する機能として、
    前記迂回経路の設定能力として、二重化運転中の伝送路については、前記予測時間をほぼ零として計算するとともに障害中は当該伝送路を一重化運転中の伝送路として再認識する機能を実現させる請求項50、51、52、53のいずれかに記載のプログラム。
  55. 前記予測時間を計算する機能として、前記迂回経路の設定能力として、計算対象となる伝送路の両端に対する迂回経路の存在の有無および当該迂回経路の空塞の状況に基づき前記予測時間を計算する機能を実現させる請求項50、51、52、53のいずれかに記載のプログラム。
  56. 前記予測時間情報保持機能として、現用および予備の経路が設定され ている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる請求項45記載のプログラム
  57. 前記予測時間情報保持機能として、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる請求項45記載のプログラム。
  58. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告機能と、
    の第一広告機能による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  59. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能が前記下位ネットワークの障害発生を検出した直後に第一広告を行う第一広告機能と、
    の第一広告機能による前記第一広告が広告された時刻から前記予測時間情報保持機能に保持された予測時間が経過しても前記下位ネットワークの障害復旧が実現しないときに第二広告を行う第二広告機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記第一広告を受け取った時刻から前記第二広告を受け取る時刻までの時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  60. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能の検出結果と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、現用および予備の経路が設定されている二つの前記 ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  61. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    少なくとも前記下位ノードの前記広告する機能として、
    前記検出する機能の検出結果と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間の情報を含む広告を行う機能と
    を実現させ、
    前記保留する機能として、前記広告に含まれる前記予測時間を前記T時間とする機能を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  62. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    前記保留する機能として、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T時間とする機能と
    を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、現用および予備の経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該現用および予備の経路の近傍の空き帯域を有する経路をそれぞれ仮想的な現用および予備の経路とし、この仮想的な現用経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な現用経路から前記仮想的な予備経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  63. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノードと、この複数のノード間に設置された伝送路とを備え、複数の前記ノードは、上位ノードと下位ノードとを含み、少なくとも二つの前記上位ノードの間は、複数の前記下位ノードおよび前記伝送路からなる下位ネットワークによって接続され、
    前記下位ノードには前記下位ネットワークの障害復旧機能が設けられ、
    前記上位および下位ノードは、自己が収容する伝送路の障害発生を検出する機能と、この検出する機能の検出結果を障害情報として広告する機能とを備え、
    前記上位ノードは、ネットワークのトポロジ情報を保持する機能と、広告された障害情報あるいは自己が検出した障害情報にしたがって自己が保持する前記トポロジ情報を更新する機能と、広告された障害情報を他の前記上位ノードに広告する広告転送機能とを備えた
    ネットワークに適用されるノードの制御装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記更新する機能として、前記障害情報が広告された時刻からトポロジ情報の更新をT時間保留する機能を実現させ、
    前記下位ネットワークの障害復旧に要する予測時間の情報を保持する予測時間情報保持機能を実現させ、
    前記保留する機能として、
    前記障害情報と前記予測時間情報保持機能に保持された前記予測時間とを参照して当該復旧に要する前記予測時間の情報を取得する機能と、
    この取得する機能により取得した前記予測時間を前記T時間とする機能と
    を実現させ、
    前記予測時間情報保持機能として、既に経路が設定されている二つの前記ノード間における前記予測時間を、当該経路の近傍の空き帯域を有する経路を仮想的な経路とし、この仮想的な経路に対して模擬的に障害を発生させたときに、前記仮想的な経路に対する迂回経路が探索され、前記仮想的な経路から当該迂回経路に経路が切替わるために要する時間を前記予測時間として計算する機能を実現させる
    ことを特徴とするプログラム
  64. 請求項44ないし63のいずれかに記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体。
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