JP3688317B2 - 携帯形無線装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は表示部と操作部とを備えた携帯形無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15に従来の携帯電話を示す。この携帯電話100は、アンテナ110、スピーカより構成された受話部120、マイクより構成された送話部130、LCD(液晶表示器)より構成された表示部140、テンキー151や機能キー152より構成された操作部150を具備しており、表示部140の表示面141には電話機の各種のモードやダイヤル番号等の簡単な情報が表示される。
【0003】
この携帯電話においては相手方との間で音声による情報伝達を行う構成となっているが、この携帯電話にFAX通信や電子メールの端末、或いは電子手帳としての機能を設け、これらの情報を表示部140の表示面141に表示できるようにすれば利用者にとっては非常に便利である。
【0004】
ところが上記携帯電話100では、表示部140の表示面141は簡単な情報を表示し得る程度の小さな面積であるので、この携帯電話100に各種の端末の機能をもたせた場合には、例えば、電子メールのような文章を受信しようとすると、図16に示すように、電子メールのヘッダ部分しか表示することができず、従って、利用者が電子メールのすべての情報を見るためにはスクロール等を繰り返さなければならないので、非常に操作性が悪くなり、使い易い端末にすることはできない。
【0005】
一方、図17に示す携帯電話100Aのように、各種端末として使用することを想定して表示部140Aの表示面141を大きな面積にした場合には、表示部140Aが大形化した分だけ装置全体が大形化し携帯性に劣るという問題が生じる。また、大きな表示面141を持ちながらも、表示すべき情報量が少ない時(例えば、通話時)は、図18に示すように、表示面141の表示が中途半端な状態となり、表示面141の外観上のバランスを損うという問題が生じる。この場合に、表示面全体のバランスを考慮し、図19に示すように不必要な画面パターンを表示面141に表示したのでは、不必要な電力を消費することになるので、電池を使用し、従って、低消費電力とするべきこの種の携帯電話では不利になる。
【0006】
このように、大きな表示部140Aを有する携帯電話100Aは、使い勝手や扱える情報量が格段と向上するにもかかわらず、通常の使用状況では音声によるものがほとんどであるので必要な表示面は小面積で足りるという点及び装置全体が大形化するので携帯性に劣るという点からその普及が妨げられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の携帯形無線装置では、携帯性を重視して表示部を小さくすると、表示できる情報量が限定されるので、電話機以外の端末として使用する場合にその操作性が低下するという問題があり、一方、表示部を大きくして表示できる情報量を多くしようとすると、装置全体が大形化するので携帯性が低下し、また、表示部に表示する必要のある情報量が少い時は表示面の表示が中途半端になり外観上のバランスを損うという問題があった。
【0008】
本発明はこのような従来の欠点を解決するべくなされたものであり、表示情報の少い音声通話時や待機時においては携帯性に優れ、しかも、必要に応じて多くの情報を表示できる携帯形無線装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部は、前記所定の面とは反対側の面が前記表示面に対向させられ、前記表示部の表示面のうちの所定領域が露出する第1の位置から前記表示面の全面が外部へ露出する第2の位置まで前記表示面に沿ってスライド自在に前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部のスライド位置を検知する操作部位置検知部と、前記操作部位置検知部が検出した前記操作部のスライド位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部とを具備することを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記操作部の裏面側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第1の接続用パターンと、前記操作部が前記第2の位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第2の接続用パターンとが設けられており、前記操作部位置検出部により、前記接触子と前記第1の接続用パターンとが接続されたか、または、前記接触子と前記第2の接続用パターンとが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部とを具備し、前記操作部の裏面側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第1の接続用パターンと、前記操作部が前記第2の面積とする位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第2の接続用パターンとが設けられており、前記操作部位置検出部により、前記接触子と前記第1の接続用パターンとが接続されたか、または、前記接触子と前記第2の接続用パターンとが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明では、請求項1において、前記操作部の裏面側には凸部が設けられ、前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第1のスイッチが設けられ、前記操作部が前記第2の位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第2のスイッチが設けられており、
前記操作部位置検出部により、前記第1のスイッチと前記凸部とが接続されたか、または、前記第2のスイッチと前記凸部とが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明では、各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部とを具備し、前記操作部の裏面側には凸部が設けられ、前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第1のスイッチが設けられ、前記操作部が前記第2の面積とする位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第2のスイッチが設けられており、前記操作部位置検出部により、前記第1のスイッチと前記凸部とが接続されたか、または、前記第2のスイッチと前記凸部とが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に係る発明では、請求項1において、前記操作部の裏面側には突起が設けられ、前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第1のフォトセンサが設けられ、前記操作部が前記第2の位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第2のフォトセンサが設けられており、前記操作部位置検出部により、前記第1のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたか、または、前記第2のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明では、各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部とを具備し、前記操作部の裏面側には突起が設けられ、前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第1のフォトセンサが設けられ、前記操作部が前記第2の面積とする位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第2のフォトセンサが設けられており、前記操作部位置検出部により、前記第1のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたか、または、前記第2のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明では、表示部に対する操作部の位置を検知する操作部位置検知部を有しているので、この検知部の信号により表示面のうちの露出する領域に情報を表示することが可能になる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1乃至図11を参照して詳述する。
【0016】
ここに、図1は操作部が第1の位置にある状態の携帯形無線装置の正面図、図2は操作部が第2の位置にある状態の携帯形無線装置の正面図、図3は図1の状態の携帯形無線装置の表示部の拡大正面図、図4は図2の状態の携帯形無線装置の表示部の拡大正面図、図5は携帯形無線装置の制御ブロック図、図6は図1のA−A線断面図、図7は図1のB−B線断面図、図8は図6の円部D拡大図、図9は操作部と本体回路部との電気的接続を示す図、図10は操作部の位置検出信号の出力回路図、図11は操作スイッチのマトリクス回路図である。
【0017】
本例の携帯形無線装置200は、図1に示すように、筐体本体210にアンテナ220、受話部230、送話部240、表示部250、操作部260が組み込まれて構成されており、電話機として使用する場合や待機時のように表示部250に表示する必要のある情報量が少ない場合は、表示部250の表示面251の面積は図15に示す従来の携帯電話100と同程度の大きさとすることができ、従って、携帯形無線装置200全体の形状、大きさも携帯電話100と同程度のものにすることができる。一方、この携帯形無線装置200をFAX通信や電子メールの端末、或いは電子手帳として使用するような場合には、図2に示すように、操作部260をスライドすることにより表示面251の面積を大きくすることができ、従って、表示部250に多量の情報を表示することができる。以下、各部の構成につき説明する。
【0018】
図6及び図7に示すように、筐体本体210は下カバー211と上カバー212とで構成され、下カバー211側に形成された電池収納部211aは電池カバー213で覆われている。この筐体本体210内には、主回路基板270とサブ回路基板280が収納され、主回路基板270には主として装置の各種の機能を構成する回路部271が形成され、サブ回路基板280には主回路基板270を補助する回路部が形成されると共に、表示部250を構成するLCD(液晶表示器)、受話部230を構成するスピーカ231、操作部260との接続部(後述する)などが設けられている。
【0019】
表示部250であるところのLCDは大きな面積の薄形形状を有しており、サブ回路基板280の表面281側の大部分の面積を占める状態でサブ回路基板280に設けられている。そして、この表示部250の表示面251は筐体本体210の外方に向けられており、上カバー212に形成された開口部212aから表示面251の全表示領域は筐体本体210の外部に露出した状態となっている。
【0020】
操作部260は上カバー212の開口部212aと同程度の幅を有する薄形板状に形成されており、装置の外面となる所定の面260aにはテンキー261や機能キー262などの操作スイッチが設けられている。また、操作部260の内部には、図11に示すように、マトリクス形の回路パターン263が設けられており、テンキー261や機能キー262を押圧するといずれかのラインLi(i=1〜4)とラインCi(i=1〜4)が短絡する。このように操作スイッチの回路パターンをマトリクス形としたのはサブ回路基板280との接続部分を減少させるためであり、本例のように操作スイッチが16個である場合には接続部分は8個あれば良い。また、操作部260の下端側には送話部240を構成するマイク241が埋め込まれている。尚、マイク241については、サブ回路基板280に直接取り付け、操作部260或いは筐体本体210の表面側に通音用の孔部を設けても良い。
【0021】
上記操作部260は、図6及び図8に示すように、その両縁部に段部264が形成されており、この段部264が上カバー212の開口部212a周縁に形成された溝212dに挿入されることによって操作部260は筐体本体210に取り付けられている。従って、特に図8に示す如く、操作部260は所定の面260aとは反対側の面である裏面260eが表示部250の表示面251と対向する状態となり、表示面251のうちの一部の領域は操作部260で覆われて携帯形無線装置200の外部に露出することはない。また、操作部260を筐体本体210に対してスライドさせることによって外部に露出する表示面251の領域を変化させることができる。
【0022】
この場合に本例では、表示面251を覆う領域が多くなる方向である上方へ操作部260をスライドさせると、操作部260は図1に示す位置(第1の位置)でその段部264の上端が溝部212dの端面(図示せず)に当接してそのスライドを阻止される。また、表示面251を覆う領域が少くなる方向である下方へ操作部260をスライドさせると、操作部260は、図2に示す位置(第2の位置)で、裏面260e側に設けられた突起265が下カバー211の上縁部に当接しそのスライドを阻止される。従って、音声通話時のように表示部250に表示する情報量が少いモードのときは、操作者は操作部260を上方へスライドするだけで、従来の携帯電話100の表示部140の面積と同程度の面積とされた表示面251の所定領域を露出させることができ、電子メールの受信のように表示部250に表示する情報量が多いモードのときは操作者は操作部260を下方へスライドするだけで、表示面251の全領域を露出させることができる。また、図8に示すように、操作部260が第1の位置及び第2の位置にあるときには、操作部260側が凸部267が上カバー212側の凹部212eに嵌合する構成となっており、第1又は第2の位置にある操作部260が振動等によりずれることはない。
【0023】
尚、本例では、表示する情報量の少い場合と多い場合との2つの場合を考慮して、操作部260を第1の位置と第2の位置間でスライドし得る構成としてあるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、装置の不使用時などには表示部250を操作部260で保護できるように、表示部250の表示面251の全領域を覆い得る位置まで操作部260をスライドできるようにしても良い。
【0024】
上記操作部260とサブ回路基板280との電気的接続は、操作部260の裏面260e側に設けられた接続用パターン268とこの接続用パターン268に接触させられる弾性を有する接触子283により行われる。
【0025】
操作部260の接続用パターン268は、図9に示すように、操作部260が第1の位置にあるときに接触子283に接続されるパターン群(図9の(1)の列にあるパターン群)と操作部260が第2の位置にあるときに接触子283に接続されるパターン群(図9の(2)列にあるパターン群)とで構成されている。そして、(1)列にあるパターン群は、操作部位置検出用のパターンA1,A3(A1とA3は短絡されている)、前記のマトリクス形回路パターンのラインLi,Ciに対応するパターンLi,Ci、マイク241接続用のパターンM1,M2を有しており、(2)列にあるパターン群は、操作部位置検出用のパターンA2,A3,(A2とA3は短絡されている)、ラインLi,Ciに対応するパターンLi,Ci、マイク241用のパターンM1,M2を有している。一方、サブ回路基板280の接触子283としては、操作部260が第1の位置にあるときにパターン群(1)のすべての接続用パターン268と接触し、操作部260が第2の位置にあるときにパターン群(2)のすべての接続用パターン268に接触するように、操作部位置検出用の接触子PA1〜PA3、ラインLi,Ci用の接触子PLi,PCi、マイク241用の接触子PM1,PM2が用意されている。
【0026】
従って、操作部260が第1の位置にあるときは、パターン群(1)にある接続用パターン268が、夫々、接触子283に接続されることにより、操作部260の各スイッチ261,262やマイク241がサブ回路基板280に電気的に接続され、操作部260が第2の位置にあるときは、パターン群(2)にある接続用パターン268が、夫々、接触子283に接続されることにより、操作部260の各スイッチ261,262やマイク241がサブ回路基板280に電気的に接続される。また、図10(a)に示すように、接触子283のうちの接触子PA1とPA2にはVccの電圧がかかっており、PA3はGNDに接続されている。従って、図10(b)に示すように、操作部260が第1の位置にあるときには、出力端X,Yのうちの出力端XはGND電位となり出力端YはVccの電位となる。また、操作部260が第2の位置にあるときは出力端XはVccの電位となり出力端YはGND電位となる。このようにして、操作部260の第1の位置、第2の位置を検出できる。また、いずれの位置にもない場合は、出力端X,Yは共にVccの電位となる。尚、マイク241をサブ回路基板280に直付けにする場合は、マイク用パターンM1,M2及びマイク用接触子PM1,PM2は不用である。
【0027】
次に、上記操作部260の位置に応じて表示部250の表示領域や表示態様を切り替えるための制御方法を図5を用いて説明する。図5は、本発明の携帯形無線装置200の制御ブロック図の一部を示すもので、291は中央制御部(CPU)、292は制御プログラムが格納されているROM、293はデータ作業エリア等で使用するRAM、294は表示部250の制御を行う表示制御部、295は表示するべきデータを格納するVRAM、296は操作部260のキー入力を制御するキー入力制御部、297は操作部260以外のスイッチや表示ランプの入出力制御を行う入出力制御部、298は操作部260の位置信号を出力する操作部位置検知部、299はデータバスである。
【0028】
中央制御部291が、入出力制御部297に対し現在の操作部260の位置を問い合わせると、入出力制御部297は操作部位置検知部260の出力端X,YのうちのいずれがVccとなっているかを読み取って操作部260が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを判断する。そして、中央制御部291は入出力制御部297の情報によって、例えば表示部250の表示領域を図1に示す所定領域とするか或いは図2に示す全領域とするかを判断し、この中央制御部291の判断に基いて表示制御部294は表示部250に適切な領域に情報を表示させる。
【0029】
本例の携帯形無線装置200は、上記のような構成となっているので、図1に示すように操作部260を第1の位置に位置付けることによって、表示部250の表示面251のうちの所定領域のみを外部に露出させることができ、かつ、所定領域にのみ情報を表示させることができる。また、図2に示すように操作部260を第2の位置に位置付けることによって、表示面251の全領域を外部に露出させることができ、かつ、全領域に情報を表示させることができる。
【0030】
従って、表示情報の少い音声通話時や待機時においては、操作部260を第1の位置に位置付ける構成とすることにより、携帯形無線装置200を携帯や通話に便利なように小形化することができ、しかも、図3に示すように、表示部250の表示面251は所定領域のみが表示領域となるので、情報を効率的に表示することができ、不必要な電力を表示部250で消費することもない。一方、電子メール(文字データ)受信やファクシミリ受信のように表示情報量の多い態様で装置を使用する場合には、操作部260を第2の位置に位置付ける構成とすることにより、図4に示すように表示部250の表示面251の全領域を表示領域とすることができる。従って、多量の文字情報や画情報を一度に表示面251に表示することが可能となり、煩雑なスクロールを繰り返す必要もなくなるので、情報の判読を容易かつ確実に行える。
【0031】
図12乃至図14は本発明の他の実施例を示す図であり、図12は携帯形無線装置200Aの要部断面図、図13は図12のE−E線断面図、図14は図12のF−F線断面図である。
【0032】
本例では、操作部260の位置を検知する操作部位置検知部298を構成する手段として、サブ回路基板280側に所定距離を開けて、2つのスイッチ286,287が設けられ、操作部260にはスイッチ286(又は287)を押圧するための凸部269が設けられている。そして、操作部260が第1の位置にあるときは凸部269にスイッチ286が押圧されて第1の位置についての位置信号が出力され、操作部260が第2の位置にあるときには凸部269にスイッチ287が押圧されて第2の位置についての位置信号が出力される。また、操作部260とサブ回路基板280との電気的接続は、柔軟性を有するフラットケーブル289で接続された構成となっている。その他の構成は図1乃至図11に示された実施例と同様である。尚、操作部位置検知部298を構成する手段としては、スイッチ286,287に換えてフォトセンサ(図示せず)を設け、凸部269に換えてフォトセンサの光を遮断する突起(図示せず)を設けることによって非接点形の検知部とすることもできる。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る携帯形無線装置では、表示部に対する操作部の位置を検知する操作部位置検知部を有しているので、この検知部の信号により表示面のうちの露出する領域に情報を表示させることが可能となり、従って、情報を表示面に効率良く表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る携帯形無線装置を示す図であり、操作部が第1の位置にある状態での正面図。
【図2】図1の携帯形無線装置の操作部が第2の位置にある状態での正面図。
【図3】図1の状態の携帯形無線装置の表示部の拡大正面図。
【図4】図2の状態の携帯形無線装置の表示部の拡大正面図。
【図5】図1の携帯形無線装置の制御ブロック図。
【図6】図1のA−A線断面図。
【図7】図1のB−B線断面図。
【図8】図6の円部D拡大図。
【図9】図1の携帯形無線装置における操作部と本体回路部との電気的接続を示す図。
【図10】図1の携帯形無線装置における操作部位置検出信号の出力回路図。
【図11】図1の携帯形無線装置における操作スイッチのマトリクス回路図。
【図12】本発明の他の実施例における携帯形無線装置の断面図。
【図13】図12のE−E線断面図。
【図14】図12のF−F線断面図。
【図15】従来の携帯電話の正面図。
【図16】図15の携帯電話の表示部の拡大正面図。
【図17】別の従来の携帯電話の正面図。
【図18】図17の携帯電話の表示部の拡大正面図。
【図19】図17の携帯電話の表示部の拡大正面図。
【符号の説明】
200,200A 携帯形無線装置 210 筐体本体
250 表示部 251 表示面
260 操作部 260a 所定の面
261 テンキー 262 機能キー
298 操作部位置検知部

Claims (7)

  1. 各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、
    前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部は、前記所定の面とは反対側の面が前記表示面に対向させられ、前記表示部の表示面のうちの所定領域が露出する第1の位置から前記表示面の全面が外部へ露出する第2の位置まで前記表示面に沿ってスライド自在に前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部のスライド位置を検知する操作部位置検知部と、
    前記操作部位置検知部が検出した前記操作部のスライド位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部と
    を具備することを特徴とする携帯形無線装置。
  2. 前記操作部の裏面側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第1の接続用パターンと、前記操作部が前記第2の位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第2の接続用パターンとが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記接触子と前記第1の接続用パターンとが接続されたか、または、前記接触子と前記第2の接続用パターンとが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする請求項1に記載の携帯形無線装置。
  3. 前記操作部の裏面側には凸部が設けられ、
    前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第1のスイッチが設けられ、前記操作部が前記第2の位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第2のスイッチが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記第1のスイッチと前記凸部とが接続されたか、または、前記第2のスイッチと前記凸部とが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする請求項1に記載の携帯形無線装置。
  4. 前記操作部の裏面側には突起が設けられ、
    前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第1のフォトセンサが設けられ、前記操作部が前記第2の位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第2のフォトセンサが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記第1のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたか、または、前記第2のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする請求項1に記載の携帯形無線装置。
  5. 各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、
    前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、
    前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部と
    を具備し、
    前記操作部の裏面側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第1の接続用パターンと、前記操作部が前記第2 の面積とする位置にあるときに前記筐体本体側に設けられた接触子に接触する第2の接続用パターンとが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記接触子と前記第1の接続用パターンとが接続されたか、または、前記接触子と前記第2の接続用パターンとが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする携帯形無線装置。
  6. 各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、
    前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、
    前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部と
    を具備し、
    前記操作部の裏面側には凸部が設けられ、
    前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第1のスイッチが設けられ、前記操作部が前記第2の面積とする位置にあるときにおける前記凸部に対応する位置に第2のスイッチが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記第1のスイッチと前記凸部とが接続されたか、または、前記第2のスイッチと前記凸部とが接続されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする携帯形無線装置。
  7. 各種情報を表示面に表示する表示部と、所定の面に操作スイッチが設けられた操作部とが、筐体本体に組み込まれている携帯形無線装置において、
    前記表示部は、前記表示面が前記筐体本体の外方へ向けられて前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部は、前記表示部の表示面のうちの外方に露出する面積を第1の面積から前記第1の面積より広い第2の面積又は前記第2の面積から前記第1の面積に変化させることができ、前記筐体本体に取り付けられており、
    前記操作部が前記第1の面積又は前記第2の面積とする位置であるかを検知する操作部位置検知部と、
    前記操作部位置検知部が検出した前記操作部の位置に基づいて情報表示領域を決定して情報を表示する制御部と
    を具備し、
    前記操作部の裏面側には突起が設けられ、
    前記筐体本体側には、前記操作部が前記第1の面積とする位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第1のフォトセンサが設けられ、前記操作部が前記第2の面積とする位置にあるときにおける前記突起に入射光が遮断される位置に第2のフォトセンサが設けられており、
    前記操作部位置検出部により、前記第1のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたか、または、前記第2のフォトセンサの入射光が前記突起に遮断されたかを検出することにより、前記操作部のスライド位置を検知することを特徴とする携帯形無線装置。
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