JP3687363B2 - 光分岐素子および光分岐装置 - Google Patents

光分岐素子および光分岐装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの光信号を複数の光信号に分岐する光分岐素子および光分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信、情報処理分野において、取り扱う情報量の大容量化やシステムの高速化に対応するためにチップ間、ボード間、ファイバ間における、空間多重化された光信号によるデータの送受信を行うための光分配器が提案されている。
【0003】
従来、光分配器として、スターカプラや分岐型導波路などが知られているが、スターカプラは、容易に多入力多出力の光分岐装置を実現することができるものの、挿入損失が大きく、光分岐強度のばらつきも比較的大きいという問題がある。また、分岐型導波路は、Y分岐方式(1入力2出力)であれば、ほぼ等しい光分岐強度が得られるが、3分岐以上の多分岐を実現しようとすると、光分岐強度の均一化の点で、また分岐部における放射損失が比較的大きいという点で問題がある。
【0004】
また、特開昭58−42333号公報には、複数のハーフミラーを用いた光分配器、特開平4−134415号公報には、面型の導波路の表面上に複数個のレンズを設けた光分配器がそれぞれ開示されているが、いずれも構造上、1入力多出力の光分配器であり、さらに光分岐強度のばらつきも大きいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑み、光分岐強度が均一で挿入損失が小さい光分岐素子、およびこの光分岐素子を複数用いて構成した多入力多出力型の光分岐装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の光分岐素子は、
入射光に含まれる一方の偏光成分からなる第1の光を所定の透過側に透過させるとともに、他方の偏光成分からなる第2の光を反射させて、上記透過側に対し横を向いた反射側に出射する偏光分離器、
上記偏光分離器からの上記第2の光の出射側、もしくは出射側に対し偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、上記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、λ/4波長板を透過した第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつ第2の光の光路の、中心軸からの距離と等しい距離だけ光路をシフトさせて反射する光路変換素子とからなる第1の反射ブロック、および
上記第1の反射ブロックに対し上記偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、上記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、λ/4波長板を透過した第2の光を同一光路に反射する反射素子とからなる第2の反射ブロックを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記の目的を達成する本発明の光分岐装置は、
入射光に含まれる一方の偏光成分からなる第1の光を所定の透過側に透過させるとともに、他方の偏光成分からなる第2の光を反射させて、上記透過側に対し横を向いた反射側に出射する偏光分離器、
上記偏光分離器からの上記第2の光の出射側、もしくは出射側に対し偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、上記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、λ/4波長板を透過した第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつ第2の光の光路の、中心軸からの距離と等しい距離だけ光路をシフトさせて反射する光路変換素子とからなる第1の反射ブロック、および
上記第1の反射ブロックに対し上記偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、上記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、λ/4波長板を透過した第2の光を同一光路に反射する反射素子とからなる第2の反射ブロックを備えた光分岐素子であって、上記光路変換素子による光路シフト量が相互に異なるものである複数の光分岐素子が、透過側に順次直列に配列されてなり、さらに、
上記複数ののうちの2つの光分岐素子に挟まれた各位置に、上記第1の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第1の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0009】
図1は、本発明の光分岐素子の一実施形態を示す概略構成図である。
【0010】
図1に示すように、この光分岐素子1は、偏光ビームスプリッタ2、第1の反射ブロック3、および第2の反射ブロック6を備えている。
【0011】
偏光ビームスプリッタ2は、入射光Lに含まれるP偏光とS偏光とを分離し、一方のP偏光成分からなる第1の光を透過側a方向に透過させるとともに、他方のS偏光成分からなる第2の光を反射させて上記a方向に対し横を向いた反射側b方向に出射する。
【0012】
第1の反射ブロック3は、偏光ビームスプリッタ2からの第2の光の出射側に配備された、第2の光に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板4と、λ/4波長板4を透過した第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつ第2の光の光路の、中心軸からの距離だけ光路をシフトさせて反射するレンズ5_1および反射鏡5_2からなる光路変換素子5とから構成されている。
【0013】
第2の反射ブロック6は、第1の反射ブロック3に対し偏光ビームスプリッタ2を挟んだ反対側に配備された、第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板7と、λ/4波長板7を透過した第2の光を同一光路に反射する反射鏡8とから構成されている。
図1に示した本実施形態の光分岐素子1に備えられている偏光ビームスプリッタ2は、本発明にいう偏光分離器に相当するものであり、反射鏡8は、本発明にいう反射素子に相当するものである。
【0014】
なお、本実施形態の光分岐素子1では、第1の反射ブロック3が偏光ビームスプリッタ2からの第2の光の出射側に配備されているが、光分岐素子1を偏光ビームスプリッタ2からの第2の光の出射側に対し偏光ビームスプリッタ2を挟んだ反対側に配備するようにしてもよい。
【0015】
次に、この光分岐素子1の動作について説明する。
【0016】
光分岐素子1の第1の入出力ポートP1から入射した円偏光(実線矢印として図示する)である入射光Lは、偏光ビームスプリッタ2により円偏光に含まれている直交する2つの直線偏光、すなわちP偏光(破線矢印として図示する)およびS偏光(1点鎖線矢印として図示する)に分離される。P偏光成分からなる第1の光は矢印aで示す透過側に透過して第3の入出力ポートP3から出力されるとともに、S偏光成分からなる第2の光は偏光ビームスプリッタ2により反射されて上記a方向に対し横を向いた反射側b方向に出射される。b方向に出射された第2の光は第1の反射ブロック3のλ/4波長板2に入射する。λ/4波長板4は、S偏光成分からなる第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されており、第2の光はλ/4波長板4を通過することによりS偏光から円偏光に変換されて光路変換素子5に入射される。光路変換素子5には、反射鏡5_2および反射鏡5_2上に焦点を有するレンズ5_1が備えられており、λ/4波長板4から出射された第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつこの円偏光の光路の、中心軸からの距離と等しい距離だけ光路をシフトさせて反射する。光路変換素子5から反射された第2の光は、再びλ/4波長板4に入射し、円偏光からP偏光に変換されて、偏光ビームスプリッタ2に入射される。
第1の反射ブロック3から反射されて偏光ビームスプリッタ2に入射された第2の光は、偏光ビームスプリッタ2を透過して第2の反射ブロック6に向かい、第2の反射ブロック6に備えられた、第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板7に入射する。λ/4波長板7に入射した第2の光はP偏光から円偏光に変換されて反射鏡8に入射する。反射鏡8に入射した第2の光は光路変換されることなく、入射時の光路と同一光路に反射された後、λ/4波長板7に入射され、円偏光からS偏光に変換されてから偏光ビームスプリッタ2に入射される。偏光ビームスプリッタ2に入射された第2の光は、偏光ビームスプリッタ2で反射されて第4の入出力ポートP4から出力される。
【0017】
上記説明では、光分岐素子1の第1の入出力ポートP1から光が入射された場合について説明したが、光分岐素子1の第4の入出力ポートP4に対向する位置に設けられた第2の入出力ポートP2から光が入射された場合も、上記とほぼ同様の動作により第4の入出力ポートP4から第1の光が出力され、第3の入出力ポートP3から第2の光が出力される。
【0018】
また、第3の入出力ポートP3から光が入射された場合は、入射側と出射側とが入れ替わる以外は上記とほぼ同様の動作により、第1の入出力ポートP1から第1の光が出力され、第2の入出力ポートP2から第2の光が出力される。さらに、第4入出力ポートP4から光が入射された場合も、上記とほぼ同様の動作により、第2の入出力ポートP2から第1の光が出力され、第1の入出力ポートP1から第2の光が出力される。
【0019】
このように、本実施形態の光分岐素子の4つの入出力ポートP1,P2,P3,P4のうちの、いずれの入出力ポートから光を入射しても入射側に対応する出射側の2つの入出力ポートからそれぞれ分岐光が出力される。すなわち、本実施形態の光分岐素子1は、2入力2出力型のかつ双方向性の光分岐素子として動作する。ここで、出力側の2つの入出力ポートの光強度の比率は、入射光に含まれるP偏光成分とS偏光成分の比率で決定されるので、入射光を円偏光もしくは非偏光とすることにより、分岐光の光強度を等しくすることができる。また、本発明における光分岐素子の光分岐に伴う損失の要因は、各部材における吸収損失だけであり、極めて小さいので光分岐素子としての挿入損失はほとんどない。
【0020】
図2は、本発明の光分岐装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【0021】
図2に示すように、この光分岐装置100は、本発明の光分岐素子が3段積み重ねられて構成されている。これら3つの光分岐素子1,11,21は透過側に順次直列に配列されるとともに、これら3つの光分岐素子1,11,21のうちの2つの光分岐素子に挟まれた各位置に、第1の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が第1の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板9,19がそれぞれ備えられている。
【0022】
光分岐素子1,11,21のうちの1段目の光分岐素子1には、図1に示した実施形態の光分岐素子1と同一の光分岐素子が用いられているが、2段目および3段目の光分岐素子11,21には、光分岐素子1とは若干構成の異なる光路変換素子が用いられている。すなわち、光分岐素子1の第1の反射ブロック3に備えられたレンズ5_1は単一のレンズであるが、光分岐素子11,21の第1の反射ブロック13,23にはそれぞれレンズ数2およびレンズ数4のレンズアレイ15_1,25_1が用いられている。すなわち、各段の第1の反射ブロックに備えられた光路変換素子のレンズ数は、1,2,4,…というように光分岐素子の段数のべき乗となっている。このように、第1の反射ブロックの光路変換素子のレンズ構成が相違している以外は、光分岐素子1,11,21は全て同様の構成を有している。
【0023】
次に、図2を参照しながらこの光分岐装置100の動作について説明する。
【0024】
光分岐装置100の第5の入出力ポートP5から入射した円偏光である入射光Lは、偏光ビームスプリッタ2によりP偏光とS偏光に分離され、P偏光成分からなる第1の光は偏光ビームスプリッタ2を透過し、入射側と対向する出射側から出力され、λ/4波長板9により円偏光に変換されて2段目の光分岐素子11の偏光ビームスプリッタ12のQ1部分に入射される。
【0025】
一方、1段目の光分岐素子1の偏光ビームスプリッタ2で分離されたS偏光成分からなる第2の光は反射されて第1の反射ブロック3へと向かい、第1の反射ブロック3によりS偏光からP偏光に変換されるとともに光路がシフトされて偏光ビームスプリッタ2に入射する。この光は偏光ビームスプリッタ2を透過して第2の反射ブロック6に入射され、第2の反射ブロック6によりP偏光からS偏光に変換されて偏光ビームスプリッタ2に入射される。この光は偏光ビームスプリッタ2により反射され、1段目の光分岐素子1と2段目の光分岐素子11に挟まれた位置に備えられたλ/4波長板9を通過することによりS偏光からP偏光に変換されて、2段目の光分岐素子11の偏光ビームスプリッタ12のQ2部分に入射する。
【0026】
こうして、1段目の光分岐素子1により入射光Lは2分岐される。
【0027】
2段目の偏光ビームスプリッタ12のQ1部分に入射した円偏光は1段目の時と同様にP偏光とS偏光に分離され、P偏光成分からなる第1の光は偏光ビームスプリッタ12を透過して、入射側と対向する出射側から出力され、λ/4波長板19により円偏光に変換されて、3段目の光分岐素子21の偏光ビームスプリッタ22のR1部分に入射される。 一方、2段目の光分岐素子11の偏光ビームスプリッタ12で分離されたS偏光成分からなる第2の光は反射されて第1の反射ブロック13へと向かい、第1の反射ブロック13によりS偏光からP偏光に変換されるとともに光路がシフトされて偏光ビームスプリッタ12に入射する。この光は偏光ビームスプリッタ12を透過して第2の反射ブロック16に入射され、第2の反射ブロック16によりP偏光からS偏光に変換されて偏光ビームスプリッタ12に入射される。この光は偏光ビームスプリッタ12により反射され、2段目の光分岐素子11と3段目の光分岐素子21に挟まれた位置に備えられたλ/4波長板19を通過することによりS偏光からP偏光に変換されて、3段目の光分岐素子21の偏光ビームスプリッタ22のR2部分に入射する。
【0028】
また、2段目の光分岐素子11の偏光ビームスプリッタ12のQ2部分に入射した円偏光は、上記Q1部分に入射した円偏光と同様に2分岐された後λ/4波長板19を経て3段目の光分岐素子21の偏光ビームスプリッタ22のR3部分およびR4部分にそれぞれ入射される。
【0029】
こうして、1段目の光分岐素子1および2段目の光分岐素子11により入射光Lは4分岐される。
以下同様にして、3段目の光分岐素子21の偏光ビームスプリッタ22のR1,R2,R3,R4部分に入射した円偏光がそれぞれ2分岐され、第1の反射ブロック23および第2の反射ブロック26を通過することにより、この光分岐装置100に入射した入射光Lは8分岐されて、入射側と対向する出射側の入出力ポートP9〜P16から出力される。 なお、この光分岐装置100では、各段における第1の反射ブロックのレンズの大きさは互いに相違しており、レンズに入射する光路の中心軸からの距離が互いに相違しているため、各段ごとに第1の反射ブロックの光路のシフト量は異なっている。従って、1段目の光分岐素子1に入射され偏光ビームスプリッタ2により2分岐された光は、1段目の光分岐素子1内の互いに異なる光路を通って出力される。同様に、2段目の光分岐素子11に入射され偏光ビームスプリッタ12により2分岐されて合計4つとなった光は、2段目の光分岐素子11内の互いに異なる光路を通って出力される。また、3段目の光分岐素子21に入射され偏光ビームスプリッタ22により2分岐されて合計8つとなった光は、3段目の光分岐素子21内の互いに異なる光路を通って出力される。
【0030】
このようにして、本実施形態の光分岐装置100では、図2に示す第1から第8までの8つの入出力ポートP1〜P8のいずれの入出力ポートから光を入射しても入射された側の反対側の8つの入出力ポートP9〜P16に分岐光が出力される。また、図1を参照して説明したように、本発明の光分岐素子は双方向性を有しているので、入出力ポートP9〜P16のいずれの入出力ポートから光を入射しても入射された側の反対側の8つの入出力ポートP1〜P8に分岐光が出力される。このように、図1に示した基本構成を有する本発明の光分岐素子を直列にM段接続することにより、N入力N出力(N=2M 、Mは自然数)の光分岐装置を構成することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光分岐強度が均一で挿入損失が小さい光分岐素子、およびこの光分岐素子を複数用いて構成した多入力多出力型でかつ双方向性の光分岐装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光分岐素子の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の光分岐装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,21 光分岐素子
2,12,22 偏光ビームスプリッタ
3,13,23 第1の反射ブロック
4 λ/4波長板
5 光路変換素子
5_1 レンズ
5_2 反射鏡
6,16,26 第2の反射ブロック
7 λ/4波長板
8 反射鏡
9,19 λ/4波長板
15_1,25_1 レンズアレイ
100 光分岐装置

Claims (4)

  1. 入射光に含まれる一方の偏光成分からなる第1の光を所定の透過側に透過させるとともに、他方の偏光成分からなる第2の光を反射させて、該透過側に対し横を向いた反射側に出射する偏光分離器、
    該偏光分離器からの前記第2の光の出射側、もしくは該出射側に対し該偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、前記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が該第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、該λ/4波長板を透過した第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつ該第2の光の光路の、中心軸からの距離と等しい距離だけ光路をシフトさせて反射する光路変換素子とからなる第1の反射ブロック、および
    前記第1の反射ブロックに対し前記偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、前記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が該第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、該λ/4波長板を透過した第2の光を同一光路に反射する反射素子とからなる第2の反射ブロックを備えたことを特徴とする光分岐素子。
  2. 前記光路変換素子が、反射鏡と反射鏡上に焦点を有するレンズからなることを特徴とする請求項1記載の光分岐素子。
  3. 入射光を非偏光または円偏光に変換する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光分岐素子。
  4. 入射光に含まれる一方の偏光成分からなる第1の光を所定の透過側に透過させるとともに、他方の偏光成分からなる第2の光を反射させて、該透過側に対し横を向いた反射側に出射する偏光分離器、
    該偏光分離器からの前記第2の光の出射側、もしくは該出射側に対し該偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、前記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が該第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、該λ/4波長板を透過した第2の光を、中心軸に対して反対側に、かつ該第2の光の光路の、中心軸からの距離と等しい距離だけ光路をシフトさせて反射する光路変換素子とからなる第1の反射ブロック、および
    前記第1の反射ブロックに対し前記偏光分離器を挟んだ反対側に配備された、前記第2の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が該第2の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板と、該λ/4波長板を透過した第2の光を同一光路に反射する反射素子とからなる第2の反射ブロックを備えた光分岐素子であって、前記光路変換素子による光路シフト量が相互に異なるものである複数の光分岐素子が、透過側に順次直列に配列されてなり、さらに、
    前記複数の光分岐素子のうちの2つの光分岐素子に挟まれた各位置に、前記第1の光の光路に対し垂直に、かつ光軸が該第1の光の偏光方向に対し45度をなすように配置されたλ/4波長板を備えたことを特徴とする光分岐装置。
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