JP3687258B2 - Adhesive sheet for recording - Google Patents

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JP3687258B2 JP08570497A JP8570497A JP3687258B2 JP 3687258 B2 JP3687258 B2 JP 3687258B2 JP 08570497 A JP08570497 A JP 08570497A JP 8570497 A JP8570497 A JP 8570497A JP 3687258 B2 JP3687258 B2 JP 3687258B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は剥離紙用の基紙から得た粘着シートを使用した記録用の粘着シートに関するものであり、特に粘着シートにするときの粘着剤の塗工加工時や、該粘着シートの使用中等に帯電によるトラブルの発生のない記録用の粘着シートを提供する。
【0002】
【従来の技術】
近年、剥離紙の離型性面に対して粘着剤層を介して記録用シートを積層した記録用の粘着シートが、POS(販売時点情報管理)システム用のバーコードラベル、価格表示ラベル、配送・出荷の際の表示ラベル等に使用されており、特に、粘着シートに印字後に被着面に貼付するタイプの記録用の粘着シート(記録用ラベル)が、スーパーマーケットやデパート等の大型量販店をはじめ、チェーン展開をしている各種の専門店やレストラン等で広く使用されている。
【0003】
また最近では、コンピュータ端末のレーザープリンターや感熱プリンター等の記録具によっても、記録用の粘着シートに記録するようになってきている。
【0004】
前者のレーザープリンターによる記録は、電子写真方式の原理を利用して記録用紙面にトナーを転写し、これを熱定着することによって記録されるものであり、従来は記録用紙としてカット紙や連続フォーム用紙が使用されていた。又、後者の感熱プリンターによる記録は、記録用粘着シートに対するプリントが安易に行えることから、その用途が拡大しつつある。
【0005】
これらの記録用の粘着シートにおける剥離紙には、主として上質紙やグラシン紙をベースにした紙、裏面にポリエチレン樹脂をラミネートした紙、或いは合成樹脂処理を施した紙等からなる剥離紙用の基紙に対して剥離剤処理を行なったものが使用されている。
【0006】
ここで、上記の粘着シートにおける重要な技術課題の1つとして、静電気による帯電の問題がある。つまり、剥離紙の離型性面に対して粘着剤層を形成し、この粘着剤層面にシートを貼着する粘着加工工程において、剥離紙に静電気による帯電が生じると、塵埃付着や剥離不良等が誘発される。又剥離紙に蓄積された静電気は、重剥離化のトラブルを引き起こす原因になる。
【0007】
従って、従来の記録用の粘着シートに対してレーザープリンターでの記録を行なうと、記録時にプリンター内部で発生する熱や摩擦、及びトナー定着時の加熱等によって剥離紙の水分が低下し、これに伴ってカールが発生し、又静電気が発生する。このために、粘着シートの走行不良やスタッカーを生じ易く、プリンターでの紙詰まりの要因になっており、又記録後の粘着シートは紙揃えが悪く、しかもスタッカー適性が不良になる等の欠点を有している。
【0008】
又、感熱記録用の粘着シートを感熱プリンターで記録するときには、発生する静電気によってサーマルヘッドが故障するという問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、粘着シートの粘着加工時や該粘着シートの使用中等に、帯電やカールの発生によるトラブルを生じることのない剥離紙用の基紙を使用した記録用の粘着シートであって、この記録用の粘着シートを得るための粘着加工時や該記録用の粘着シートの使用中等に、帯電やカールの発生によるトラブルを生じることのない粘着シートを提供することにある。
【0011】
つまり本発明の目的は、剥離紙用の基紙を剥離剤処理して剥離紙にした後、該剥離紙を粘着加工して粘着シートにするための加工時に、帯電やカールの発生によるトラブルを生じることがなく、又この粘着シートの使用中に、帯電やカールの発生によるトラブルを生じることがなく、寸法安定性に優れ、各種の機器に対するシート走行適性がよく、かつスタッカー適性に優れた粘着シートによる電子写真記録用の粘着シート又は感熱記録用の粘着シートにすることにより、前者においてはレーザープリンターによる記録時等に、又後者においては感熱記録具による記録時等に、帯電やカールの発生によるトラブルを生じることがなく、寸法安定性に優れ、記録機器に対するシート走行適性がよく、かつスタッカー適性に優れた記録用の粘着シートを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下に記載する構成からなる本発明の記録用の粘着シートにすることによって解決することができる。
【0015】
すなわち本発明の記録用の粘着シートは、パルプを抄造した抄造紙からなり、かつ填料としてフッ石水を有している化合物を絶乾パルプ100重量部に対して8〜40重量部の範囲内で含有している剥離紙用の基紙を剥離剤処理した剥離紙の離型性面に、粘着剤層と電子写真記録用シートとを順次積層してなる電子写真記録用の粘着シートであって、しかもFederal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される帯電電位の減衰特性における10%カットオフ時間が60秒以内(20℃、20%RH雰囲気における測定値)にある電子写真記録用の粘着シートからなる。
【0016】
又、本発明の別の記録用の粘着シートは、パルプを抄造した抄造紙からなり、かつ填料としてフッ石水を有している化合物を絶乾パルプ100重量部に対して8〜40重量部の範囲内で含有している剥離紙用の基紙を剥離剤処理した剥離紙の離型性面に、粘着剤層と感熱記録用シートとを順次積層してなる感熱記録用の粘着シートであって、しかもFederal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される帯電電位の減衰特性における10%カットオフ時間が60秒以内(20℃、20%RH雰囲気における測定値)にある感熱記録用の粘着シートからなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
上記の構成による本発明の記録用の粘着シートに使用する剥離紙用の基紙は、通常の印刷紙、情報記録紙、電子写真用紙などを抄造するときに使用される化学パルプ(NBKP、LBKPなど)、機械パルプ(GP、CGP、RGP、TMPなど)、脱墨古紙パルプ(DIP)、又これらを混合したパルプによる米坪30〜200g/m程度の抄造紙からなる。
【0018】
抄造用のパルプとして濾水度(カナディアン スタンダード フリーネス)が600mlを超えるものを使用すると、剥離紙に必要な表面平滑性を有する紙が得られ難くなり、又剥離紙にするためのシリコーン樹脂等の剥離剤の必要量が多量になり、更にはフッ石水を有している化合物等の填料の歩留が悪くなる。従って、濾水度(カナディアン スタンダード フリーネス)が600ml以下のパルプの抄造紙からなる剥離紙用の基紙にすることが好ましい。
【0019】
パルプを抄造した抄造紙中に填料として含有させるフッ石水を有している化合物は、次の特性を具備するものである。
【0020】
即ち、フッ石水を有している化合物は、その構造内の「あきま」にゆるく結合した水分(以下フッ石水という)を含有しており、その「あきま」の中に充分にフッ石水を含有している状態であっても、塩化ナトリウム等が示す潮解、風解現象に見られるベトツキがなく、見かけ上乾燥状態を保っている。
【0021】
このフッ石水を有している化合物が具備しているフッ石水が、加熱あるいは減圧等の手段によって完全に除去されても、化合物の結晶構造は破壊されない。フッ石水を完全に除去した後の化合物は、低湿時においても直ちに水分を再吸着して、すぐに元の飽和状態に戻る。
【0022】
フッ石水は、化合物が含有している各種のイオンと共存しており、これにより該化合物は良好な電気伝導性を示す。
【0023】
フッ石水を有している化合物は、内部にとりこんでいる水と、該水中に電離しているイオンとにより、良好な導電性を有するものになっていると推定されている。そのために、空気中の水分変化に伴う導電性の値の変化が少ない。また、潮解や溶解のような現象が発生しないので、その表面にべとつきが生じない。
【0024】
フッ石水を有している化合物の例としては、各種の縮合酸が挙げられる。その代表的なものとして、天然ゼオライト鉱物、合成ゼオライト、ゼオライト類似鉱物等が挙げられる。
【0025】
天然ゼオライト鉱物は、アルミノ珪酸塩と呼ばれるものであって、下記の一般式(1)で表される。
(M2+,2M+ )O・Al23 ・mSiO2 ・nH2 O・・・・式(1)
上記の一般式(1)において、mは3〜10の数であり、M2+,M+ は、各々2価及び1価の金属イオンを表わすが、多くはCa2+またはNa+ であり、まれにSr2+,Ba2+,K+ 等が含まれており、これらのイオンは他の陽イオンと交換可能である。
【0026】
天然ゼオライト鉱物は、3次元骨組構造中に特有の「あきま」を持っており、交換可能な陽イオンが水分子とともにこの「あきま」に入っている。水以外の他の一般の溶媒もその「あきま」に吸着され得るが、極性の強いものほど選択的に吸着される。
【0027】
合成ゼオライトは、天然ゼオライト鉱物とほぼ同様な3次元骨組構造を持ち、基本的な性質は天然ゼオライトと変わりない。
【0028】
ゼオライト類似鉱物は、「あきま」を持ち、かつ水分子の脱吸着現象においてその結晶構造が変化しないなどの性質は天然ゼオライト鉱物と同じであるが、化学組成がゼオライト鉱物と異なっており、天然品及び合成品として存在する。
【0029】
フッ石水を有している化合物であるゼオライト鉱物について、天然品及び合成品をとりまぜて構造的に分類すると、次の6種類になる。
(1)ホウフッ石群
アナルサイト NaAlSi・H
ボルサイト (Ca,Na)AlSi・xHO (x<1.0)
ビサイト Ca10NaAl10Si10(H12(HO)1696
ケホサイト Zn5.5Ca2.5Al1616(H16(HO)3296
【0030】
(2)ホウソーダ群
ハイドロソーダライト Na5 (Al6 Si612)(OH)2
フォージャス石 Na28.6Ca14.8(Al57.6Si134.4384 )・262.3 H2
モレキュラーシーブA型* Na12(Al12Si1224)NaAlO2 ・29H2
モレキュラーシーブ X型* Na2 (Al2 Si2.89.6 )・xH2 O(x=約6)
モレキュラーシーブY型* Na2 O・Al23 ・3〜6SiO2 ・xH2
モレキュラーシーブSK型* ほぼフォージャス石と同様
【0031】
(3)リョウフッ石群
チャバサイト (Ca・Na2 )Al2 Si412・6H2
グリメンフッ石 (Na2 ・Ca)Al2 Si412・6H2
エリオナイト (Ca・Mg・Na2 ・K2 )・Al2 Si412・6H2
レビナイト Ca(Al2 Si412)・6H2
モレキュラーシーブR型 チャバサイトと同様
モレキュラーシーブS型 グメリンフッ石と同様
モレキュラーシーブT型* エリオナイトと同様
【0032】
(4)ソーダフッ石群
ソーダフッ石 Na2 (Al2 Si310)・2H2
メソフッ石 Na2 Ca2 (Al6 Si930)・8H2
スコレスフッ石 Ca(Al2 Si310)・3H2
トムソンフッ石 NaCa2 (Al5 Si520)・6H2
エジントンフッ石 Ba(Al2 Si310)・4H2
ゴナルドフッ石 Na2 Ca(Al4 Si620)・6H2
ローデサイト KNaCa2 (H2 Si820)・5H2
マウンテナイト KNa2 Ca2 (HSi820)・5H2
【0033】
(5)ジュウジフッ石群
ジュウジフッ石 Ba2 (Al4 Si1232)・4H2
カイジュウジフッ石 (Kx Na1-x5 Al5 Si1132・10H2
ジスモンドフッ石 Ca(Al2 Si25 )・4H2
モレキュラーシーブB型* Na2 (Al2 Si3 O10)・5H2
ガロナイト NaCa2.5 (Al3 Si5162 ・13.5H2
【0034】
(6)モルデンフッ石群
モルデンフッ石 Na(AlSi512)・3H2
ダキアルドフッ石 (Na2 Ca)2 Al4 Si2048・12H2
フェリエライト Na1.5 Mg2 (Al5.5 Si30.572)・18H2
ゼオロン** モルデンフッ石と同様
なお、上記の* 印は、ユニオンカーバイド社製の合成ゼオライトであり、 ** 印はノートン社製の合成ゼオライトである。
【0035】
フッ石水を有している化合物を填料として含有するパルプ抄造紙からなる剥離紙用の基紙は、上記の填料としてのフッ石水を有している化合物を、対絶乾パルプ当り8〜40重量%の範囲で含有しているものであり、好ましくは10〜30重量%の範囲で含有しているものである。
【0036】
フッ石水を有している化合物の含有量が、対絶乾パルプ当り8重量%よりも少なくなると、該フッ石水を有している化合物の添加の効果が十分でなく、又40重量%を超えると、紙質が低下する。
【0037】
ここで、上記のフッ石水を有している化合物の対絶乾パルプ当りの割合は、JISP8128に規定される紙中の灰分測定値によるものである。
【0038】
本発明の記録用の粘着シートに使用する剥離紙用の基紙は、フッ石水を有している化合物以外に、他の填料を含有することも可能であり、フッ石水を有している化合物に併用される他の填料としては、一般の製紙用填料として用いられている填料が使用可能であって、例えばクレー,タルク,炭酸カルシウム等の汎用性の填料が挙げられる。
【0039】
電子写真記録用の粘着シートに使用するための剥離紙用の基紙としては、更に下記のA〜Cの要件を満たしている事が好ましい。
A:表裏の平均繊維長の差が0.1mm以下であること、
B:静摩擦係数が0.5〜0.6の範囲内にあること、
C:JIS P8117に規定する透気度が20秒以下であること。
【0040】
剥離紙用の基紙における表,裏の繊維長の差を少なくすることは、カール防止に対して効果のある手段であり、表面と裏面との平均繊維長の差が0.1mm以下であることが好ましい。
【0041】
なお、繊維長はカヤニ式繊維長測定装置で測定されたものである。また、表,裏の繊維長差は、紙の表面近傍の平均繊維長と裏面近傍の平均繊維長との差であり、紙の表,裏面のそれぞれ近傍(表面から全厚みの20%まで)の平均繊維長を測定して求める。
【0042】
更に、静摩擦係数が0.5未満になると、紙が滑り過ぎるために、断裁機で不揃いになり、ひいては記録具による印字の時点で紙の重送や空送をきたす。また、静摩擦係数が0.6を越えるようになっても、印字の時点で重送や空送の原因になる。
【0043】
耳おれ防止のためには紙の剛性が高い方が好ましく、紙の密度があまり高くないことが好ましい。しかしながら、カール防止(水分による寸法変化の安定化)の観点からすると、単に紙の密度を下げればよいわけではなく、繊維のフィブリルの絡み合いを減少させることが重要である。この尺度としては密度でなく、透気度を採用する方がよく、カール防止の良好なものにするためには、透気度40秒以下の抄造紙にするのがよい。
【0044】
剥離紙用の基紙を剥離紙に加工するには、剥離紙用の基紙の片面に、ポリビニルアルコールやでんぷん等の目止め剤による塗工層を形成するか、あるいはポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムによる目止め層を積層した後に、この目止め層を介して剥離剤による塗工層を設けるのがよい。
【0045】
剥離剤としては、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、フッソ樹脂等が使用される。通常の剥離紙の製造において実施されている普通の方式によって上記の剥離剤を、剥離紙用の基紙の目止め層面に塗布、乾燥することにより、剥離紙にすることができる。なお、剥離剤層をシリコーン樹脂によって形成する場合には、0.1〜2.0g(dry)/m2 程度に塗工する。
【0046】
通常の粘着シートの加工方法を前記剥離紙に適用することによって粘着シートにすることができる。例えば記録用の粘着シートにするには、剥離紙の離型性面に粘着剤層を形成した後、その上に記録用シートからなる支持体、例えば電子写真記録用シート、感熱記録用シート、インクジェット記録用シート、熱転写記録用シート等のように、記録手段に応じた適性を有する記録用シートからなる支持体を積層する。
【0047】
粘着剤層は、例えば天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソブチレンゴム、イソプレンゴム等によるゴム系物質を主成分とするもの、アクリル酸エステルの共重合ポリマーを主成分とするもの、ゴム状シロキサンと樹脂状シロキサンとを主成分とするもの等の粘着剤によって形成される。
【0048】
支持体には、紙又は厚さ3〜100μm程度のプラスチックフィルムが主に用いられ、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネイトフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、セロファン、三酢酸セルロースフィルム、二酢酸セルロースフィルム、テトラフルオロエチレンフィルム、ポリ弗化ビニリデンフィルム、ポリモノクロロトリフルオロエチレンフィルム等が好適である。
【0049】
この粘着シートは、事務用紙の大きさにカットしたり、フォーム印刷機によって連続フォームタック紙にしたりして、記録用の粘着シートになる。
【0050】
更に感熱記録用の粘着シートにするには、上記の粘着シートの支持体の上に更に感熱発色層を形成する。この感熱発色層には、例えば塩基性染料と酸性物質との反応による発色系や、長鎖脂肪酸第2鉄塩と多価フェノール化合物、硫黄化合物、又はアミノ化合物の中から選択されるキレート試薬との反応による発色系が利用される。
【0051】
感熱発色層に使用される塩基性染料の具体例としては、
(1)トリアリールメタン系化合物
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタル・バイオレット・ラクトン)、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(p−エチルカルバゾール−3−イル)−3−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド等;
【0052】
(2)ジフェニルメタン系化合物
4,4−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等;
【0053】
(3)キサンテン系化合物
ローダミンB−アニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキシル−メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエチル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロロプロピル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−(N−イソアミル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等;
【0054】
(4)チアジン系化合物
ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等;
【0055】
(5)スピロ系化合物
例えば、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシ−ベンゾ)−スピロピラン等;
これらの混合物等が挙げられる。
【0056】
又、これらの塩基性染料に組み合わせて使用される酸性物質としては、4,4’−イソプロピリデンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノール)、4,4’−セカンダリ−ブチリデンビスフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−タ−シャリーブチルフェノール)、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、
【0057】
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−タ−シャリブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−ジフェノールスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシフェニルスルホン、4−ベンジロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジフェノールスルホキシド、2,2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
【0058】
p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカキテン酸ベンジル、没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒドロキシプロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、5−クロロ−サリチルアニリド、
【0059】
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシウム等の金属塩、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエステル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチルエステル、
【0060】
1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4’−ジフェノ−ルスルホン、3,3’−ジアリル−4,4’−ジフェノールスルホン、α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)α−メチルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、ジフェニルチオ尿素;
等が挙げられる。
【0061】
長鎖脂肪酸第2鉄塩の具体例としては、炭素数6〜25好ましくは9〜22の直鎖状または分枝鎖状の飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸の第2鉄塩、より具体的には、ステアリン酸第2鉄塩、ミリスチン酸第2鉄塩、ベヘン酸第2鉄塩、ラウリル酸第2鉄塩、ペラルゴン酸第2鉄塩等が挙げられる。
【0062】
特に、Cu−Kα線でのX線回折分析カーブにおける回折角(2θ)21・8±0・5度の範囲内に存在するメインピークの高さ(H)とピーク半値幅(W)との比率(H/W)が10以上であり、しかも示差熱分析カーブにおけるメインの吸熱ピークを100℃以上に有している結晶性の高いステアリン酸第2鉄塩やベヘン酸第2鉄塩又はこれらの混合物からなる脂肪酸第2鉄塩が好適である。
【0063】
又多価フェノール化合物、硫黄化合物、又はアミノ化合物からなるキレート試薬としては、例えば没食子酸エステル、ジヒドロキシ安息香酸エステル、ジフェニルカルバジド、ジフェニルカルバゾン、ヘキサメチレンテトラミン、スピロベンゾピラン、1−ホルミル−4−フェニルセミカルバジド等が好適である。
【0064】
なお、これらのキレート試薬のうちの没食子酸エステル、及びジヒドロキシ安息香酸エステルとしては、以下に例記するようなものが挙げられる。
【0065】
没食子酸エステル;
一般式C62 (OH)3 (COOR)において、Rが炭素数1〜28のアルキル基,フェニル基あるいはベンジル基及びそれらの誘導体からなる没食子酸エステル、例えば没食子酸メチル,没食子酸プロピル,没食子酸オクチル,没食子酸ラウリル,没食子酸セチル,没食子酸ステアリル,没食子酸ベヘニル等
【0066】
ジヒドロキシ安息香酸エステル;
(1) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸プロピルエステル
(2) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸ブチルエステル
(3) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸シクロヘキシルエステル
(4) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル
(5) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−p−メチルベンジルエステル
(6) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジルエステル
(7) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−α−フェニルエチルエステル
(8) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−フェニルエチルエステル
(9) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸エチルエステル
(10) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸プロピルエステル
(11) 2,4−ジヒドロキシ−6−イソプロピル安息香酸エチルエステル
(12) 2,4−ジヒドロキシ−6−ペンチル安息香酸エチルエステル
(13) 2,4−ジヒドロキシ−6−メトキシ安息香酸ブチルエステル
(14) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸シクロヘキシルエステル
(15) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸ベンジルエステル
(16) 2,4−ジヒドロキシ−6−プロピル安息香酸p−クロロベンジルエステル
(17) 2,4−ジヒドロキシ−6−メトキシ安息香酸p−メチルベンジルエステル
(18) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸p−イソプロピルベンジルエステル
(19) 2,4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸p−メチルフェノキシエチルエステル
(20) 2,4−ジヒドロキシ−5−クロロ安息香酸−p−クロロベンジルエステル
(21) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸ブチルエステル
(22) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル
(23) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−フェニルエチルエステル
(24) 3,4−ジヒドロキシ−5−クロロ安息香酸ベンジルエステル
(25) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−α−フェニルエチルエステル
【0067】
感熱発色層における水溶性結着剤としては、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体などの水溶性バインダー、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル−ブタジエン共重合体などのラテックス系水溶性バインダーなどが利用される。
【0068】
感熱発色層には、更にヘッド摩耗防止やスティッキング防止などの目的で、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン、ステアリン酸アミド、カスターワックス等のワックス類を、また、感熱発色層には感度向上剤としてメタターフェニル、パラベンジルビスフェニル、ヒドロキシナフトエ酸のエステル類、ステアリン酸アミド、トリベンジルアミン、ナフタレン誘導体、ジベンジルテレフタレート、蓚酸ジベンジル、蓚酸ビス(パラメチルベンジル)等の各種蓚酸エステル類、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(フェノキシ)エタン等のエーテル類等を添加することができる。
【0069】
更に又、感熱発色層には、ジオクチルスルホンコハク酸ナトリウム等の分散剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤、消泡剤等の界面活性剤、着色剤等の蛍光染料などが所望に応じて配合される。
【0070】
更に上記の支持体の上に感熱発色層を形成するに先立って、支持体の感熱発色層の形成予定面に、必要に応じて無機顔料とバインダーとを主成分とする中間層を設けたり、あるいは感熱発色層の形成後にこの感熱発色層の上に水溶性高分子または疎水性樹脂の水性エマルジョンによる保護層を設けたり、さらには紫外線硬化型樹脂層からなる保護層を設けたりすることができる。
【0071】
【作用】
上記の通り、本発明の記録用の粘着シートに使用する剥離紙用の基紙には、填料としてフッ石水を有している化合物が絶乾パルプ100重量部に対して8〜40重量部の範囲内で含有されているので、この填料としてのフッ石水を有している化合物の作用によって、剥離紙用の基紙に良好な電気伝導性が付与される。
【0072】
従って、この剥離紙用の基紙を剥離剤処理してなる剥離紙の離型性面に粘着剤層を設けて粘着シートにする粘着加工を行なったり、或いは該剥離紙に粘着剤層と記録用シートとを順次積層して記録用の粘着シートにする加工を行なった後であっても、帯電のない粘着シートになる。
【0073】
又、剥離紙用の基紙中に内填させてある上記のフッ石水を有している化合物は、該化合物からフッ石水を完全に除去しても直ちに水分を再吸着してすぐに元の飽和状態に戻る性質を有するため、この剥離紙用の基紙には乾燥によるカールが発生するようなことがない。
【0074】
これによって、前記剥離紙用の基紙を剥離剤で処理してなる剥離紙を粘着加工して粘着シートにする加工工程等では、帯電によるトラブルやカールの発生がなく、各種の機器に対するシート走行適性が良好であり、又スタッカー適性や寸法安定性に優れた粘着シートになる。
【0075】
そして、本発明の電子写真記録用の粘着シートや感熱記録用の粘着シートは、上記の剥離紙用の基紙を剥離剤処理した剥離紙に対して、粘着剤層と記録用のシートとを順次積層した粘着シートからなり、かつFederal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される帯電電位の減衰特性における10%カットオフ時間が60秒以内(20℃、20%RH雰囲気における測定値)にあるものである。
【0076】
従って、これらの記録用の粘着シートに対する記録を電子写真方式や感熱記録方式によって行なう工程で、記録用の粘着シートにカールの発生や静電気の発生がなく、品質の高い記録を行なうことができる。
【0077】
【実施例】
以下、本発明の記録用の粘着シートの具体的な構成を実施例に基づいて説明し、併せて該記録用の粘着シートの特性について言及する。
【0078】
実施例1
電子写真記録用の粘着シート
カナダ標準濾水度500mlに調成したNBKP・LBKPの1:1混合パルプに対して、内添サイズ剤として固形分換算で対パルプの0.2重量%のアルキルケテンダイマー(荒川化学社製:SPK287)、及び0.5重量%のカチオン澱粉を添加し、又填料として、フッ石水を有している化合物である天然ゼオライト(モルデナイトとクリノプチロライトとの混合物)(灰分)を、対パルプの12重量%の割合で配合したパルプスラリーを、ツインワイヤー抄紙機によって抄造し、米坪64g/m2 の抄造紙を得た。
【0079】
次いで、この抄造紙の上,下両面に、変性タピオカ澱粉の15重量%液に対して、固形分換算で対澱粉の25重量%の硫酸ナトリウムと、0.3重量%のAKD(日本PMC社製:SS−362)と、5重量%のスチレン・マレイン酸共重合体樹脂とを添加した表面サイズ剤を、ロールコーターによってそれぞれ1g(dry)/m2 ずつ、塗布、乾燥して表面サイズを行なうことにより、剥離紙用の基紙を得た。
【0080】
この剥離紙用の基紙の片面に、ポリビニルアルコールを0.5(dry)g/m2 に塗布、乾燥して目止め処理層を形成した後、該目止め処理面にシリコーン樹脂を1.5(dry)g/m2 に塗布、乾燥して剥離紙を得た。
【0081】
続いて、この剥離紙におけるシリコーン樹脂の塗工面に対して、2−ヘキシルアクリレート系粘着剤を20(dry)g/m2 に塗布、乾燥して粘着剤層を形成した後、その上に、表,裏両面をコロナ放電処理してある厚さ35μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる支持体を貼着し、電子写真記録用の粘着シートを得た。
【0082】
実施例2
実施例1の電子写真記録用の粘着シートの製造手順において、パルプスラリーに添加する天然ゼオライトに代えて合成ゼオライト(トーソー( 株) 製:トヨビルダー)を使用する以外は実施例1と全く同様にして、電子写真記録用の粘着シートを得た。
【0083】
実施例3
実施例1の電子写真記録用の粘着シートの製造手順において、パルプスラリーに添加する天然ゼオライト(灰分)の量を、対パルプの20重量%の割合にする以外は実施例1と全く同様にして、電子写真記録用の粘着シートを得た。
【0084】
比較例1
実施例1の電子写真記録用の粘着シートの製造手順において、パルプスラリーに添加する天然ゼオライトに代えて炭酸カルシウムを使用する以外は実施例1と全く同様にして、比較のための電子写真記録用の粘着シートを得た。
【0085】
上記の各電子写真記録用の粘着シートの特性を以下の通りにして測定した。その結果を[表1]に示す。
【0086】
(1)カット粘着シートの特性
各粘着シートをA−3判に切断してカット粘着シートにし、これをフォーム印刷機に通してミシン目とマージナルパンチ処理した連続フォームタックシートにした後、レーザープリンターにかけて、その走行適性、及びスタッカー適性を評価し、×・・・・不良、○・・・・良好、で示す。
【0087】
(2)帯電性
STATIC DECAY METER-406C(electro-tech systems,inc. 製) を用いて、Federal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される10%カットオフ時間を、20℃、20%RHの雰囲気下にて測定した。
【0088】
(3)表面抵抗値
粘着シートの裏側の表面抵抗値を、ヒューレットパッカード社製の高抵抗測定器4329A及び抵抗測定箱16008Aを用いて、20℃、20%RHの雰囲気下にて、印加電圧100Vで測定した。
【0089】
【表1】

Figure 0003687258
【0090】
実施例4
感熱記録用の粘着シート
A液の調整
Figure 0003687258
からなる組成物を、ペイントシェーカーで12時間分散処理してA液を得た。
【0091】
B液の調整
Figure 0003687258
からなる組成物を、ペイントシェーカーで12時間分散処理してB液を得た。
【0092】
感熱発色層用の塗料の調整
A液、及びB液のそれぞれ127重量部を混合し、さらにポリビニルアルコール12重量%水溶液65重量部を添加し、感熱発色層用の塗料を作成した。
【0093】
感熱記録用の粘着シートの作成
感熱発色層用の塗料を、実施例1で得られた粘着シートの2軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる支持体の上に、7g(dry)/m2 に塗布、乾燥し、感熱記録用の粘着シートを得た。
【0094】
実施例5
実施例4の感熱記録用の粘着シートの製造手順において、実施例1で得られた粘着シートの代わりに実施例2で得られた粘着シートを使用する以外は、実施例4と全く同様にして、感熱記録用の粘着シートを得た。
【0095】
実施例6
実施例4の感熱記録用の粘着シートの製造手順において、実施例1で得られた粘着シートの代わりに実施例3で得られた粘着シートを使用する以外は、実施例4と全く同様にして、感熱記録用の粘着シートを得た。
【0096】
比較例2
実施例4の感熱記録用の粘着シートの製造手順において、実施例1で得られた粘着シートの代わりに比較例1で得られた粘着シートを使用する以外は、実施例4と全く同様にして比較のための感熱記録用の粘着シートを得た。
【0097】
上記の各感熱記録用の粘着シートの特性を以下の通りにして測定した。その結果を[表2]に示す。
【0098】
(1)通紙性
感熱記録用の粘着シートに対して、固定ヘッドを使用した高速感熱プリンターにより連続印字したときに、粘着シートが本体にへばり付いたり、互いにくっついたりしたものを×で示し、上記のトラブルがないものを○で示す。なお試験は、20℃、20%RHの雰囲気下で測定した。
【0099】
(2)帯電性
STATIC DECAY METER-406C(electro-tech systems,inc. 製) を用いて、Federal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される10%カットオフ時間を、20℃、20%RHの雰囲気下にて測定した。
【0100】
(3)表面抵抗値
粘着シートの裏側の表面抵抗値を、ヒューレットパッカード社製の高抵抗測定器4329A及び抵抗測定箱16008Aを用いて、20℃、20%RHの雰囲気下にて、印加電圧100Vで測定した。
【0101】
【表2】
Figure 0003687258
【0102】
【発明の効果】
上記の[表1]及び[表2]に示したように、本発明の記録用の粘着シートは、帯電特性において優れているため、静電気の帯電がなく、又高熱下での乾燥によるカールの発生がなく、優れた走行性を有し、又スタッカー性にも優れたものになる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a pressure-sensitive adhesive sheet for recording using a pressure-sensitive adhesive sheet obtained from a base paper for release paper, and particularly during application of a pressure-sensitive adhesive when making a pressure-sensitive adhesive sheet, during use of the pressure-sensitive adhesive sheet, etc. Provided is an adhesive sheet for recording that does not cause trouble due to electrification.
[0002]
[Prior art]
In recent years, recording pressure-sensitive adhesive sheets in which a recording sheet is laminated via a pressure-sensitive adhesive layer on the releasable surface of release paper have been developed for barcode labels, price display labels, and delivery for point-of-sale (POS) systems.・ It is used for display labels at the time of shipment. Especially, the adhesive sheet for recording (recording label) that is pasted on the adherend surface after printing on the adhesive sheet can be used by large mass retailers such as supermarkets and department stores. First, it is widely used in various specialty stores and restaurants that are developing chains.
[0003]
In recent years, recording has been started on a recording adhesive sheet by a recording tool such as a laser printer or a thermal printer of a computer terminal.
[0004]
Recording with the former laser printer is performed by transferring the toner onto the surface of the recording paper using the principle of electrophotographic method, and thermally fixing it. Conventionally, the recording paper is cut paper or continuous form. Paper was being used. Further, since the recording by the latter thermal printer can be easily performed on the recording adhesive sheet, its application is expanding.
[0005]
The release paper in these recording adhesive sheets is mainly a base for release paper consisting of paper based on high-quality paper or glassine paper, paper laminated with polyethylene resin on the back, or paper treated with synthetic resin. Paper that has been treated with a release agent is used.
[0006]
Here, as one of the important technical problems in the above adhesive sheet, there is a problem of charging due to static electricity. That is, when an adhesive layer is formed on the releasable surface of the release paper and a sheet is adhered to the surface of the adhesive layer, if electrostatic charge is generated on the release paper, dust adhesion or defective peeling will occur. Is triggered. The static electricity accumulated on the release paper causes a trouble of heavy peeling.
[0007]
  Therefore, when recording with a laser printer on the conventional recording adhesive sheet, the moisture in the release paper decreases due to heat and friction generated inside the printer during recording and heating during toner fixing, etc. Along with this, curling occurs and static electricity is generated. For this reason, it is easy to cause poor running of the adhesive sheet and a stacker, which causes paper jams in the printer, and the adhesive sheet after recording has poor paper alignment and poor stacker suitability. Have.
[0008]
In addition, when recording a thermal recording adhesive sheet with a thermal printer, there is also a problem that the thermal head breaks down due to the static electricity generated.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
  Accordingly, an object of the present invention is a pressure-sensitive adhesive sheet for recording using a release paper base paper that does not cause trouble due to charging or curling during the pressure-sensitive adhesive sheet processing or during use of the pressure-sensitive adhesive sheet. Thus, an object of the present invention is to provide a pressure-sensitive adhesive sheet that does not cause trouble due to charging or curling during pressure-sensitive adhesive processing for obtaining the pressure-sensitive adhesive sheet for recording or during use of the pressure-sensitive adhesive sheet for recording.
[0011]
  In other words, the object of the present invention is to prevent troubles caused by charging or curling during processing for processing a release paper base paper into a release paper by treating the release paper with a release agent and then applying the release paper to an adhesive sheet. No sticking or curling problems during use of this adhesive sheet, excellent dimensional stability, good sheet running suitability for various devices, and excellent stacker suitability By using an adhesive sheet for electrophotographic recording with a sheet or an adhesive sheet for thermal recording, charging or curling occurs when recording with a laser printer in the former or when recording with a thermal recording tool in the latter. Recording trouble, excellent dimensional stability, good sheet running suitability for recording equipment, and good stacker suitability. It is to provide a door.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
  Said subject can be solved by using the recording adhesive sheet of this invention which consists of a structure described below.
[0015]
  That is, the recording pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention comprises a paper-making paper made from pulp, and a compound having fluorite water as a filler in the range of 8 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the absolutely dry pulp. An adhesive sheet for electrophotographic recording comprising an adhesive layer and an electrophotographic recording sheet sequentially laminated on a releasable surface of a release paper obtained by treating a release paper base paper contained in In addition, for electrophotographic recording, the 10% cut-off time within the charged potential decay characteristic defined in Federal Test Method Standard No. 101 Method 4046 is within 60 seconds (measured value in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH). It consists of an adhesive sheet.
[0016]
  Further, another recording pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention comprises 8 to 40 parts by weight of a compound comprising paper-making paper made of pulp and having fluorite water as a filler with respect to 100 parts by weight of absolutely dry pulp. A pressure sensitive adhesive sheet for thermal recording, which is formed by sequentially laminating a pressure sensitive adhesive layer and a thermal recording sheet on the releasable surface of a release paper treated with a release agent for a base paper for release paper contained within the range of Moreover, for thermal recording, the 10% cut-off time within the charged potential decay characteristics specified in Federal Test Method Standard No. 101 Method 4046 is within 60 seconds (measured value in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH). It consists of an adhesive sheet.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  The base paper for release paper used for the recording pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention having the above structure is a chemical pulp (NBKP, LBKP) used for making ordinary printing paper, information recording paper, electrophotographic paper and the like. Etc.), mechanical pulp (GP, CGP, RGP, TMP, etc.), deinked waste paper pulp (DIP), and 30 to 200 g / m2 of rice paper by mixing these pulps2Consists of graded paper.
[0018]
When paper with a freeness (Canadian Standard Freeness) of more than 600 ml is used as a papermaking pulp, it becomes difficult to obtain a paper having the surface smoothness necessary for the release paper. The required amount of the release agent becomes large, and further, the yield of a filler such as a compound having fluorite water is deteriorated. Accordingly, it is preferable to use a base paper for release paper made of pulp paper having a freeness (Canadian Standard Freeness) of 600 ml or less.
[0019]
A compound having fluorite water to be contained as a filler in papermaking paper made from pulp has the following characteristics.
[0020]
In other words, a compound having fluorite water contains moisture (hereinafter referred to as fluorite water) that is loosely bound to the “aperture” in the structure, and the fluorite water is sufficiently contained in the “aperture”. Even in the state containing stone water, there is no stickiness seen in the deliquescence and defoliation phenomena exhibited by sodium chloride and the like, and the appearance is kept dry.
[0021]
Even if the fluorite water contained in the compound having fluorite water is completely removed by means such as heating or decompression, the crystal structure of the compound is not destroyed. The compound after completely removing the fluorite water immediately re-adsorbs moisture even at low humidity, and immediately returns to the original saturated state.
[0022]
Fluorite water coexists with various ions contained in the compound, whereby the compound exhibits good electrical conductivity.
[0023]
A compound having fluorite water is presumed to have good conductivity due to water incorporated therein and ions ionized in the water. For this reason, there is little change in the conductivity value due to a change in moisture in the air. In addition, since no phenomenon such as deliquescence or dissolution occurs, there is no stickiness on the surface.
[0024]
Examples of the compound having fluorite water include various condensed acids. Typical examples include natural zeolite minerals, synthetic zeolites, zeolite-like minerals, and the like.
[0025]
The natural zeolite mineral is called aluminosilicate and is represented by the following general formula (1).
(M2+, 2M+ ) O ・ Al2 OThree ・ MSiO2 ・ NH2 O ... Formula (1)
In the above general formula (1), m is a number of 3 to 10, and M2+, M+ Represents divalent and monovalent metal ions, respectively, most of which are Ca2+Or Na+ And rarely Sr2+, Ba2+, K+ Etc., and these ions can be exchanged for other cations.
[0026]
Natural zeolite minerals have a unique “aperture” in the three-dimensional framework structure, and exchangeable cations together with water molecules are contained in this “aperture”. Other common solvents other than water can also be adsorbed in the “clearance”, but the more polar one is selectively adsorbed.
[0027]
Synthetic zeolite has a three-dimensional framework structure almost the same as natural zeolite minerals, and the basic properties are the same as natural zeolite.
[0028]
Zeolite-like minerals have the same properties as natural zeolite minerals, such as having an “aperture” and not changing the crystal structure in the desorption phenomenon of water molecules, but the chemical composition is different from that of zeolite minerals. And synthetic products.
[0029]
  Zeolite minerals, which are compounds containing fluorite water, can be classified into the following six types by structurally classifying natural products and synthetic products.
(1) Hoofite stone group
  Anal site NaAlSi2O6・ H2O
  Bolsite (Ca, Na) AlSi2O6XH2O (x <1.0)
  Bisite Ca10Na2Al10Si6P10(H3)12(H2O)16O96
  Kehosite Zn5.5Ca2.5Al16P16(H3)16(H2O)32O96
[0030]
(2) Hosoda group
Hydrosodalite NaFive (Al6 Si6 O12) (OH)2
Forge stone Na28.6Ca14.8(Al57.6Si134.4 O384 ) ・ 262.3 H2 O
Molecular sieve type A * Na12(Al12Si12Otwenty four) NaAlO2 ・ 29H2O
Molecular sieve X type * Na2 (Al2 Si2.8 O9.6 XH2 O (x = about 6)
Molecular sieve Y type * Na2 O ・ Al2 OThree ・ 3-6SiO2 XH2 O
Molecular sieve SK type * Almost the same as faux stone
[0031]
(3) Ryofutsu stone group
Chaba Sight (Ca ・ Na2 ) Al2 SiFour O12・ 6H2 O
Glymenite (Na2 ・ Ca) Al2 SiFour O12・ 6H2 O
Elionite (Ca, Mg, Na2 ・ K2 ) ・ Al2 SiFour O12・ 6H2 O
Levinite Ca (Al2 SiFour O12) ・ 6H2 O
Same as molecular sieve R type chaba site
Same as molecular sieve S type gmelin fluorite
Molecular sieve type T * Same as Elionite
[0032]
(4) Soda fluorite group
Soda fluorite Na2 (Al2 SiThree OTen2H2 O
Mesofluorite Na2 Ca2 (Al6 Si9 O30) ・ 8H2 O
Scholes fluorite Ca (Al2 SiThree OTen3H2 O
Thomson fluorite NaCa2 (AlFive SiFive O20) ・ 6H2 O
Easington fluorite Ba (Al2 SiThree OTen4H2 O
Gonaldo fluorite Na2 Ca (AlFour Si6 O20) ・ 6H2 O
Rhodesite KNaCa2 (H2 Si8 O20) ・ 5H2 O
Mountaineer KNa2 Ca2 (HSi8 O20) ・ 5H2 O
[0033]
(5) Zuji fluorite group
Zuji fluorite Ba2 (AlFour Si12O324H2 O
Kaiju fluorite (Kx Na1-x )Five AlFive Si11O32・ 10H2 O
Dysmond fluorite Ca (Al2 Si2 OFive 4H2 O
Molecular sieve type B * Na2 (Al2 SiThree O10) ・ 5H2 O
Gallonite NaCa2.5 (AlThree SiFive O16)2 ・ 13.5H2 O
[0034]
(6) Morden fluorite group
Mordenite Na (AlSiFive O123H2 O
Daquiral fluorite (Na2 Ca)2 AlFour Si20O48・ 12H2 O
Ferrierite Na1.5 Mg2 (Al5.5 Si30.5O72) ・ 18H2 O
Zeolon ** Same as mordenite
Note that the above * mark is a synthetic zeolite made by Union Carbide, and the ** mark is a synthetic zeolite made by Norton.
[0035]
A base paper for release paper comprising pulp-making paper containing a compound having fluorite water as a filler, the compound having fluorite water as the above filler, 8 to 8 per dry pulp It is contained in the range of 40% by weight, preferably in the range of 10-30% by weight.
[0036]
When the content of the compound having fluorite water is less than 8% by weight per dry pulp, the effect of addition of the compound having fluorite water is not sufficient, and 40% by weight. If it exceeds, paper quality deteriorates.
[0037]
Here, the ratio of the compound having fluorite water to the dry pulp is based on the measured ash content in paper defined in JISP8128.
[0038]
  The base paper for release paper used for the pressure-sensitive adhesive sheet for recording of the present invention can contain other fillers in addition to the compound having fluorite water, and has fluorite water. As other fillers used in combination with the compound, fillers used as general papermaking fillers can be used, and examples thereof include general-purpose fillers such as clay, talc and calcium carbonate.
[0039]
As a base paper for a release paper for use in an adhesive sheet for electrophotographic recording, it is preferable that the following requirements A to C are further satisfied.
A: The difference in average fiber length between the front and back is 0.1 mm or less,
B: The coefficient of static friction is in the range of 0.5 to 0.6,
C: The air permeability specified in JIS P8117 is 20 seconds or less.
[0040]
Reducing the difference between the front and back fiber lengths in the release paper base paper is an effective means for curling prevention, and the difference in the average fiber length between the front and back surfaces is 0.1 mm or less. It is preferable.
[0041]
The fiber length is measured with a Kayani fiber length measuring device. Also, the fiber length difference between the front and back is the difference between the average fiber length near the paper surface and the average fiber length near the back surface, near each of the front and back surfaces of the paper (from the front surface to 20% of the total thickness). The average fiber length is measured and determined.
[0042]
Further, when the coefficient of static friction is less than 0.5, the paper is too slippery, so that it becomes uneven by the cutting machine, and as a result, the paper is double fed or fed at the time of printing by the recording tool. Further, even if the static friction coefficient exceeds 0.6, it causes double feeding or idle feeding at the time of printing.
[0043]
In order to prevent ear loss, it is preferable that the rigidity of the paper is high, and the density of the paper is not so high. However, from the viewpoint of curling prevention (stabilization of dimensional change due to moisture), it is not necessary to simply reduce the density of paper, but it is important to reduce the entanglement of fiber fibrils. As this scale, it is better to adopt the air permeability rather than the density, and in order to improve the curl prevention, it is better to use a papermaking paper having an air permeability of 40 seconds or less.
[0044]
  To process the base paper for release paper into release paper, either form a coating layer with a sealing agent such as polyvinyl alcohol or starch on one side of the base paper for release paper, or use polyethylene film or polypropylene film After laminating the sealing layer, it is preferable to provide a coating layer with a release agent through the sealing layer.
[0045]
As the release agent, silicone resin, polyester resin, fluorine resin, or the like is used. The release agent can be formed into a release paper by applying and drying the release agent on the surface of the sealing layer of the base paper for the release paper according to an ordinary method practiced in the production of a normal release paper. When the release agent layer is formed of a silicone resin, 0.1 to 2.0 g (dry) / m2 Apply to the extent.
[0046]
  A pressure-sensitive adhesive sheet can be obtained by applying an ordinary method for processing a pressure-sensitive adhesive sheet to the release paper. For example, to make a recording pressure-sensitive adhesive sheet, after forming a pressure-sensitive adhesive layer on the releasable surface of the release paper, a support comprising a recording sheet thereon, such as an electrophotographic recording sheet, a thermal recording sheet, A support made of a recording sheet having suitability according to the recording means, such as an inkjet recording sheet and a thermal transfer recording sheet, is laminated.
[0047]
The pressure-sensitive adhesive layer is composed mainly of a rubber-based material such as natural rubber, styrene / butadiene rubber, isobutylene rubber, isoprene rubber, or the like, mainly composed of a copolymer of acrylic ester, rubbery siloxane and resin. It is formed by an adhesive such as one having a main component of siloxane.
[0048]
For the support, paper or a plastic film having a thickness of about 3 to 100 μm is mainly used. Examples of the plastic film include polyethylene terephthalate film, polybutylene terephthalate film, polyethylene film, polypropylene film, polycarbonate film, polyurethane film, polyimide. A film, polyvinyl chloride film, cellophane, cellulose triacetate film, cellulose diacetate film, tetrafluoroethylene film, polyvinylidene fluoride film, polymonochlorotrifluoroethylene film, and the like are suitable.
[0049]
This pressure-sensitive adhesive sheet is cut into the size of office paper, or formed into a continuous form tack paper by a form printing machine, and becomes a pressure-sensitive adhesive sheet for recording.
[0050]
Further, in order to obtain a heat-sensitive recording pressure-sensitive adhesive sheet, a heat-sensitive color developing layer is further formed on the support of the pressure-sensitive adhesive sheet. The thermosensitive coloring layer includes, for example, a coloring system based on a reaction between a basic dye and an acidic substance, a chelating reagent selected from a long-chain fatty acid ferric salt and a polyhydric phenol compound, a sulfur compound, or an amino compound. A coloring system based on this reaction is used.
[0051]
Specific examples of basic dyes used in the thermosensitive coloring layer include:
(1) Triarylmethane compounds
3,3-bis (p-dimethylaminophenyl) -6-dimethylaminophthalide (crystal violet lactone), 3- (p-dimethylaminophenyl) -3- (1,2-dimethylindol-3-yl) ) Phthalide, 3- (p-dimethylaminophenyl) -3- (2-phenylindol-3-yl) phthalide, 3,3-bis (p-ethylcarbazol-3-yl) -3-dimethylaminophthalide, 3,3-bis (2-phenylindol-3-yl) -5-dimethylaminophthalide and the like;
[0052]
(2) Diphenylmethane compounds
4,4-bis-dimethylaminobenzhydrin benzyl ether, N-halophenyl leucooramine, N-2,4,5-trichlorophenyl leucooramine and the like;
[0053]
(3) Xanthene compounds
Rhodamine B-anilinolactam, 3-diethylamino-7-dibenzylaminofluorane, 3-diethylamino-7-butylaminofluorane, 3-diethylamino-7- (2-chloroanilino) fluorane, 3-diethylamino-6-methyl -7-anilinofluorane, 3-piperidino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3-ethyl-tolylamino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3-cyclohexyl-methylamino-6-methyl -7-anilinofluorane, 3-diethylamino-6-chloro-7- (β-ethoxyethyl) aminofluorane, 3-diethylamino-6-chloro-7- (γ-chloropropyl) aminofluorane, 3- Diethylamino-6-chloro-7-anilinofluorane, 3-N-cyclohexyl-N-me Tylamino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3-diethylamino-7-phenylfluorane, 3- (N-isoamyl-N-ethylamino) -6-methyl-7-anilinofluorane, 3-dibutyl Amino-6-methyl-7-anilinofluorane and the like;
[0054]
(4) Thiazine compounds
Benzoyl leucomethylene blue, p-nitrobenzoyl leucomethylene blue, etc .;
[0055]
(5) Spiro compounds
For example, 3-methyl-spiro-dinaphthopyrans, 3-ethyl-spiro-dinaphthopyrans, 3-benzyl-spiro-dinaphthopyrans, 3-methylnaphtho- (3-methoxy-benzo) -spiropyran, etc .;
These mixtures etc. are mentioned.
[0056]
Examples of acidic substances used in combination with these basic dyes include 4,4′-isopropylidenebisphenol, 4,4′-isopropylidenebis (o-methylphenol), 4,4′-secondary-butylene. Ridenbisphenol, 4,4′-isopropylidenebis (2-tert-butylphenol), 4,4′-cyclohexylidenediphenol, 4,4′-isopropylidenebis (2-chlorophenol),
[0057]
2,2′-methylenebis (4-ethyl-6-tert-butylphenol), 4,4′-butylidenebis (6-tert-butyl-2-methylphenol), 4,4′-diphenolsulfone, 4-iso Propoxy-4′-hydroxyphenylsulfone, 4-benzyloxy-4′-hydroxydiphenylsulfone, 4,4′-diphenol sulfoxide, 2,2-bis (3-allyl-4-hydroxyphenyl) sulfone,
[0058]
Isopropyl p-hydroxybenzoate, benzyl p-hydroxybenzoate, benzyl protocaquitate, stearyl gallate, lauryl gallate, octyl gallate, 1,7-bis (4-hydroxyphenylthio) -3,5-dioxaheptane 1,5-bis (4-hydroxyphenylthio) -3-oxapentane, 1,3-bis (4-hydroxyphenylthio) -propane, 1,3-bis (4-hydroxyphenylthio) -2-hydroxy Propane, N, N′-diphenylthiourea, N, N′-di (m-chlorophenyl) thiourea, salicylanilide, 5-chloro-salicylanilide,
[0059]
2-hydroxy-3-naphthoic acid, 2-hydroxy-1-naphthoic acid, 1-hydroxy-2-naphthoic acid, metal salts of hydroxynaphthoic acid such as zinc, aluminum and calcium, methyl bis (4-hydroxyphenyl) acetate Ester, bis (4-hydroxyphenyl) acetic acid benzyl ester, bis (4-hydroxyphenyl) acetic acid butyl ester,
[0060]
1,3-bis (4-hydroxycumyl) benzene, 1,4-bis (4-hydroxycumyl) benzene, 2,4′-diphenolsulfone, 3,3′-diallyl-4,4′-di Phenolsulfone, α, α-bis (4-hydroxyphenyl) α-methyltoluene, antipyrine complex of zinc thiocyanate, tetrabromobisphenol A, tetrabromobisphenol S, diphenylthiourea;
Etc.
[0061]
As a specific example of the long-chain fatty acid ferric salt, a ferric salt of a linear or branched saturated fatty acid or unsaturated fatty acid having 6 to 25 carbon atoms, preferably 9 to 22 carbon atoms, more specifically, Stearic acid ferric salt, myristic acid ferric salt, behenic acid ferric salt, lauric acid ferric salt, pelargonic acid ferric salt and the like.
[0062]
In particular, the height (H) of the main peak and the peak half-value width (W) existing within the diffraction angle (2θ) range of 21.8 ± 0.5 degrees in the X-ray diffraction analysis curve with Cu-Kα rays. Highly crystalline ferric stearate or ferric behenate having a ratio (H / W) of 10 or more and having a main endothermic peak in a differential thermal analysis curve at 100 ° C. or higher, or these The fatty acid ferric salt which consists of a mixture of these is suitable.
[0063]
Examples of the chelating reagent comprising a polyhydric phenol compound, sulfur compound, or amino compound include gallic acid ester, dihydroxybenzoic acid ester, diphenylcarbazide, diphenylcarbazone, hexamethylenetetramine, spirobenzopyran, and 1-formyl-4. -Phenyl semicarbazide and the like are preferred.
[0064]
Of these chelating reagents, gallic acid esters and dihydroxybenzoic acid esters include those exemplified below.
[0065]
Gallic acid esters;
Formula C6 H2 (OH)Three (COOR) wherein R is an alkyl group having 1 to 28 carbon atoms, a phenyl group or a benzyl group and derivatives thereof, such as methyl gallate, propyl gallate, octyl gallate, lauryl gallate, gallic acid Cetyl, stearyl gallate, behenyl gallate, etc.
[0066]
Dihydroxybenzoic acid ester;
(1) 2,4-dihydroxybenzoic acid propyl ester
(2) 2,4-dihydroxybenzoic acid butyl ester
(3) 2,4-Dihydroxybenzoic acid cyclohexyl ester
(4) 2,4-Dihydroxybenzoic acid benzyl ester
(5) 2,4-dihydroxybenzoic acid-p-methylbenzyl ester
(6) 2,4-dihydroxybenzoic acid-p-chlorobenzyl ester
(7) 2,4-dihydroxybenzoic acid-α-phenylethyl ester
(8) 2,4-dihydroxybenzoic acid-β-phenylethyl ester
(9) 2,4-Dihydroxy-6-methylbenzoic acid ethyl ester
(10) 2,4-dihydroxy-6-methylbenzoic acid propyl ester
(11) 2,4-dihydroxy-6-isopropylbenzoic acid ethyl ester
(12) 2,4-dihydroxy-6-pentylbenzoic acid ethyl ester
(13) 2,4-Dihydroxy-6-methoxybenzoic acid butyl ester
(14) 2,4-dihydroxy-6-methylbenzoic acid cyclohexyl ester
(15) 2,4-dihydroxy-6-methylbenzoic acid benzyl ester
(16) 2,4-dihydroxy-6-propylbenzoic acid p-chlorobenzyl ester
(17) 2,4-dihydroxy-6-methoxybenzoic acid p-methylbenzyl ester
(18) 2,4-dihydroxy-6-methylbenzoic acid p-isopropylbenzyl ester
(19) 2,4-dihydroxy-6-methylbenzoic acid p-methylphenoxyethyl ester
(20) 2,4-dihydroxy-5-chlorobenzoic acid-p-chlorobenzyl ester
(21) 3,4-Dihydroxybenzoic acid butyl ester
(22) 3,4-Dihydroxybenzoic acid benzyl ester
(23) 3,4-Dihydroxybenzoic acid-β-phenylethyl ester
(24) 3,4-Dihydroxy-5-chlorobenzoic acid benzyl ester
(25) 3,4-Dihydroxybenzoic acid-α-phenylethyl ester
[0067]
Water-soluble binders in the thermosensitive coloring layer include starches, hydroxyethyl cellulose, methyl cellulose, carboxymethyl cellulose, gelatin, casein, polyvinyl alcohol, modified polyvinyl alcohol, styrene-maleic anhydride copolymer, ethylene-maleic anhydride copolymer Water-soluble binders such as coalescent, latex water-soluble binders such as styrene-butadiene copolymer, acrylonitrile-butadiene copolymer, and methyl acrylate-butadiene copolymer are used.
[0068]
For the purpose of preventing head wear and sticking, the heat-sensitive color developing layer has higher fatty acid metal salts such as zinc stearate and calcium stearate, and waxes such as paraffin, oxidized paraffin, polyethylene, polyethylene oxide, stearamide, and castor wax. In the thermosensitive coloring layer, metaterphenyl, parabenzylbisphenyl, hydroxynaphthoic acid esters, stearamide, tribenzylamine, naphthalene derivatives, dibenzyl terephthalate, dibenzyl oxalate, bis oxalate Various succinates such as (paramethylbenzyl), ethers such as 1,2-bis (4-methylphenoxy) ethane, 1,2-bis (3-methylphenoxy) ethane, 1,2-bis (phenoxy) ethane Can be added That.
[0069]
Furthermore, for the thermosensitive coloring layer, a dispersant such as sodium dioctylsulfone succinate, an ultraviolet absorber such as benzophenone and benzotriazole, a surfactant such as an antifoaming agent, a fluorescent dye such as a colorant, and the like are desired. It is blended accordingly.
[0070]
Further, prior to forming the thermosensitive coloring layer on the support, an intermediate layer mainly composed of an inorganic pigment and a binder is provided on the surface of the support where the thermosensitive coloring layer is to be formed, if necessary. Alternatively, after the formation of the thermosensitive coloring layer, a protective layer made of an aqueous emulsion of a water-soluble polymer or a hydrophobic resin can be provided on the thermosensitive coloring layer, or a protective layer made of an ultraviolet curable resin layer can be provided. .
[0071]
[Action]
As described above, in the base paper for release paper used for the pressure-sensitive adhesive sheet for recording of the present invention, the compound having fluorite water as a filler is 8 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of absolutely dry pulp. Therefore, good electrical conductivity is imparted to the base paper for release paper by the action of the compound having fluorite water as the filler.
[0072]
  Accordingly, an adhesive layer is formed on the releasable surface of the release paper obtained by treating the release paper base paper with a release agent to form an adhesive sheet, or the adhesive paper is recorded on the release paper. Even after the sheet is sequentially laminated to form a pressure-sensitive adhesive sheet for recording, it becomes a pressure-sensitive adhesive sheet.
[0073]
  In addition, the compound having the above fluorite water embedded in the base paper for the release paper is immediately re-adsorbed with moisture even after the fluorite water is completely removed from the compound. Since it has the property of returning to the original saturated state, the base paper for release paper does not cause curling due to drying.
[0074]
  As a result, there is no trouble or curling due to charging in the process of making the release paper obtained by treating the base paper for the release paper with a release agent into an adhesive sheet, and sheet running for various devices. The pressure-sensitive adhesive sheet has good suitability and is excellent in stacker suitability and dimensional stability.
[0075]
  And the pressure-sensitive adhesive sheet for electrophotographic recording and the pressure-sensitive adhesive sheet for heat-sensitive recording of the present invention comprise a pressure-sensitive adhesive layer and a recording sheet for the release paper obtained by treating the release paper base paper with a release agent. 10% cut-off time within 60 seconds (measured value at 20 ° C, 20% RH atmosphere) in the charge potential decay characteristics defined by Federal Test Method Standard No.101 Method 4046. There is something.
[0076]
Therefore, in the process of recording on these recording adhesive sheets by an electrophotographic system or a thermal recording system, the recording adhesive sheet is free from curling and static electricity, and high quality recording can be performed.
[0077]
【Example】
  Hereinafter, the specific structure of the pressure-sensitive adhesive sheet for recording of the present invention will be described based on examples, and the characteristics of the pressure-sensitive adhesive sheet for recording will be mentioned together.
[0078]
Example 1
Adhesive sheet for electrophotographic recording
Alkyl ketene dimer (made by Arakawa Chemical Co., Ltd.) of 0.2% by weight of pulp as a solid content conversion agent for NBKP / LBKP 1: 1 mixed pulp prepared to a Canadian standard freeness of 500 ml. SPK287) and 0.5% by weight of cationic starch are added, and natural zeolite (a mixture of mordenite and clinoptilolite) (ash), which is a compound having fluorite water as a filler, Pulp slurry blended at a rate of 12% by weight of pulp was made with a twin wire paper machine, and the weight was 64 g / m22 Paper was obtained.
[0079]
Next, on the upper and lower surfaces of the paper, 25% by weight of sodium sulfate with respect to 15% by weight of the modified tapioca starch and 0.3% by weight of AKD (Nippon PMC) Manufactured by SS-362) and a surface sizing agent to which 5% by weight of a styrene / maleic acid copolymer resin is added by a roll coater, 1 g (dry) / m.2 A base paper for release paper was obtained by coating and drying each time and performing surface sizing.
[0080]
Polyvinyl alcohol is 0.5 (dry) g / m on one side of the release paper base paper.2 After applying and drying to form a sealing treatment layer, 1.5 (dry) g / m of silicone resin is applied to the sealing treatment surface.2 And dried to obtain a release paper.
[0081]
Subsequently, a 2-hexyl acrylate-based pressure-sensitive adhesive was applied to the silicone resin coated surface of the release paper at 20 (dry) g / m.2 After coating and drying to form a pressure-sensitive adhesive layer, a support made of a biaxially stretched polypropylene film having a thickness of 35 μm and subjected to corona discharge treatment on both the front and back surfaces is adhered to the electrophotographic recording. A pressure-sensitive adhesive sheet was obtained.
[0082]
Example 2
In the production procedure of the pressure-sensitive adhesive sheet for electrophotographic recording of Example 1, it was exactly the same as Example 1 except that synthetic zeolite (Tosoh Builder: Toyo Builder) was used instead of natural zeolite added to the pulp slurry. Thus, an adhesive sheet for electrophotographic recording was obtained.
[0083]
Example 3
In the production procedure of the pressure-sensitive adhesive sheet for electrophotographic recording of Example 1, the same procedure as in Example 1 was performed except that the amount of natural zeolite (ash) added to the pulp slurry was 20% by weight of the pulp. Thus, an adhesive sheet for electrophotographic recording was obtained.
[0084]
Comparative Example 1
In the production procedure of the pressure-sensitive adhesive sheet for electrophotographic recording of Example 1, in the same manner as in Example 1 except that calcium carbonate is used in place of the natural zeolite added to the pulp slurry, for electrophotographic recording for comparison An adhesive sheet was obtained.
[0085]
The characteristics of each of the above-mentioned pressure-sensitive adhesive sheets for electrophotographic recording were measured as follows. The results are shown in [Table 1].
[0086]
(1) Characteristics of cut adhesive sheet
Each pressure-sensitive adhesive sheet is cut into A-3 size sheets to form a cut pressure-sensitive adhesive sheet, which is passed through a form printing machine to form a continuous form tack sheet with perforations and marginal punching, and then is applied to a laser printer for its running suitability and stacker Appropriateness was evaluated, and indicated by x ··· defect, o ··· good.
[0087]
(2) Charging property
Using STATIC DECAY METER-406C (manufactured by electro-tech systems, inc.), 10% cut-off time specified in Federal Test Method Standard No. 101 Method 4046 in an atmosphere of 20 ° C and 20% RH It was measured.
[0088]
(3) Surface resistance value
The surface resistance value on the back side of the pressure-sensitive adhesive sheet was measured at an applied voltage of 100 V in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH using a high resistance measuring instrument 4329A and a resistance measuring box 16008A manufactured by Hewlett-Packard.
[0089]
[Table 1]
Figure 0003687258
[0090]
Example 4
Adhesive sheet for thermal recording
Adjustment of liquid A
Figure 0003687258
A composition A was dispersed by a paint shaker for 12 hours to obtain a liquid A.
[0091]
Adjustment of B liquid
Figure 0003687258
A composition B was dispersed with a paint shaker for 12 hours to obtain a liquid B.
[0092]
Adjustment of paint for thermosensitive coloring layer
127 parts by weight of each of liquid A and liquid B were mixed, and then 65 parts by weight of a 12% by weight aqueous solution of polyvinyl alcohol was added to prepare a coating for the thermosensitive coloring layer.
[0093]
Creating an adhesive sheet for thermal recording
The coating material for the thermosensitive coloring layer was 7 g (dry) / m on the support made of the biaxially stretched polypropylene film of the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 1.2 And dried to obtain an adhesive sheet for thermal recording.
[0094]
Example 5
In the production procedure of the heat-sensitive recording pressure-sensitive adhesive sheet of Example 4, the same procedure as in Example 4 was used except that the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 2 was used instead of the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 1. An adhesive sheet for thermal recording was obtained.
[0095]
Example 6
In the production procedure of the heat-sensitive recording pressure-sensitive adhesive sheet of Example 4, the same procedure as in Example 4 was used except that the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 3 was used instead of the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 1. An adhesive sheet for thermal recording was obtained.
[0096]
Comparative Example 2
In the production procedure of the heat-sensitive recording pressure-sensitive adhesive sheet of Example 4, the same procedure as in Example 4 was used except that the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Comparative Example 1 was used instead of the pressure-sensitive adhesive sheet obtained in Example 1. A pressure-sensitive adhesive sheet for thermal recording for comparison was obtained.
[0097]
The characteristics of the above pressure-sensitive adhesive sheets for thermal recording were measured as follows. The results are shown in [Table 2].
[0098]
(1) Paper passage
When the adhesive sheet for thermal recording is printed continuously with a high-speed thermal printer using a fixed head, the adhesive sheet sticks to the main body or sticks to each other with x, and there is no such trouble. Things are marked with a circle. The test was measured under an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH.
[0099]
(2) Charging property
Using STATIC DECAY METER-406C (manufactured by electro-tech systems, inc.), 10% cut-off time specified in Federal Test Method Standard No. 101 Method 4046 in an atmosphere of 20 ° C and 20% RH It was measured.
[0100]
(3) Surface resistance value
The surface resistance value on the back side of the pressure-sensitive adhesive sheet was measured at an applied voltage of 100 V in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH using a high resistance measuring instrument 4329A and a resistance measuring box 16008A manufactured by Hewlett-Packard Company.
[0101]
[Table 2]
Figure 0003687258
[0102]
【The invention's effect】
  As shown in [Table 1] and [Table 2] above, the recording pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is excellent in charging characteristics, so there is no static charge and curling due to drying under high heat. There is no generation, excellent running properties, and excellent stacker properties.

Claims (2)

パルプを抄造した抄造紙からなり、かつ填料としてフッ石水を有している化合物を絶乾パルプ100重量部に対して8〜40重量部の範囲内で含有している剥離紙用の基紙を剥離剤処理した剥離紙の離型性面に、粘着剤層と電子写真記録用シートとを順次積層してなる電子写真記録用の粘着シートであって、しかもFederal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される帯電電位の減衰特性における10%カットオフ時間が60秒以内(20℃、20%RH雰囲気における測定値)であることを特徴とする電子写真記録用の粘着シート。A base paper for release paper comprising a compound made of paper made of pulp and containing fluorite water as a filler in an amount of 8 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of absolutely dry pulp An adhesive sheet for electrophotographic recording, in which an adhesive layer and an electrophotographic recording sheet are sequentially laminated on the releasable surface of a release paper that has been treated with a release agent , and in addition, Federal Test Method Standard No. 101 Method 40. A pressure-sensitive adhesive sheet for electrophotographic recording, wherein the 10% cut-off time in the charge potential decay characteristics specified in 4046 is within 60 seconds (measured value in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH). パルプを抄造した抄造紙からなり、かつ填料としてフッ石水を有している化合物を絶乾パルプ100重量部に対して8〜40重量部の範囲内で含有している剥離紙用の基紙を剥離剤処理した剥離紙の離型性面に、粘着剤層と感熱記録用シートとを順次積層してなる感熱記録用の粘着シートであって、しかもFederal Test Method Standard No.101 Method 4046 に規定される帯電電位の減衰特性における10%カットオフ時間が60秒以内(20℃、20%RH雰囲気における測定値)であることを特徴とする感熱記録用の粘着シート。A base paper for release paper comprising a compound made of paper made of pulp and containing fluorite water as a filler in an amount of 8 to 40 parts by weight with respect to 100 parts by weight of absolutely dry pulp This is a thermal recording adhesive sheet in which an adhesive layer and a thermal recording sheet are laminated in order on the releasable surface of a release paper treated with a release agent , and in addition to the Federal Test Method Standard No. 101 Method 4046. A pressure-sensitive adhesive sheet for thermal recording, characterized in that a 10% cut-off time in a specified charge potential decay characteristic is 60 seconds or less (measured value in an atmosphere of 20 ° C. and 20% RH).
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