JP3685592B2 - How to evaluate makeup cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンデーションの評価に好適なメークアップ化粧料の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
他人に美しく見られたいと思うのは、女性のみならず誰しも願うことである。この様な欲求を満たすために様々な化粧料が開発されてきた。そのうち、例えば、肌の機能を高める基礎化粧料や光学的な効果で装飾するメークアップ化粧料などが挙げられる。これらの化粧料の中で、美しく見せることに最も寄与していると思われるものはメークアップ化粧料であり、消費者も、メークアップ化粧料を使用する際の動機の大きなものの一つにそのことを挙げている。
【0003】
しかしながら、メークアップ化粧料の使用方法は、各個人の経験と好みによって決定されていることが多く、使用方法に関する科学的な指針は、近年になって著しい改善がなされているにもかかわらず、まだ充分とは言えないのが現状である。
【0004】
特にファンデーションにおいては、その色や隠蔽力等の物理的特性以外に、肌を美しく見せる要素が含まれていることは既に知られており、例えばデフォーカスメークアップ等の光学効果を利用して肌を美しく見せる技術が考え出された。しかし、その光学的作用や美しく見えるメカニズムについては探求し切れていないと言わざるを得なかった。
【0005】
即ち、美しく見える理論とそれを利用したファンデーションに代表されるメークアップ化粧料の評価方法の開発が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような状況を踏まえてなされたものであり、人の肌が美しく見える理論を明らかにするとともに、経験や主観によらない客観的なメークアップ化粧料の評価方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような状況に鑑みて、本発明者等は人の肌が美しく見える光学的メカニズムを解明すべく鋭意研究を重ねた結果、人の肌の質感が現れ肌が美しく見える大きな要素の一つに、角層の半透明性に由来する光学効果が存在することを見いだした。
【0008】
角層は半透明性を有する故に、皮膚に対して90度に近い急角度で入射する可視光は殆ど全て反射するが、0度に近い浅い角度で入射した可視光は吸収や散乱等により照射光とは異なる波長構成で反射されることとなり、これらの反射光のスペクトルの微妙な違いが色や隠蔽力等の物理的特性以外の要素として、肌の質感を与え、美しく見えることに大きな寄与をすることを見いだした。
【0009】
そして、このような反射光のスペクトルの違いを表現する光学特性値として、次に示すMAX−RAO値が好適に用いられることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明の評価方法は、メークアップ化粧料を評価する方法であって、前記メークアップ化粧料を塗布した肌面に、波長範囲400〜700nmの可視光を、前記肌面に対する入射角0〜60度と、前記肌面に対する入射角75〜90度の2方向から照射し、前記照射光から得られる2つの反射光のスペクトルを各々測定し、前記波長範囲における各反射光のスペクトルの反射率から下記式(I)によりMAX−RAO値を算出し評価指標とすることを特徴とする。
【0011】
ここで、前記照射光は、入射角の異なる2方向から照射され、前記肌面に対する入射角0〜60度の可視光と、前記肌面に対する入射角75〜90度の可視光とを含む。また、前記照射光の波長範囲は、400〜700nmである。また、前記2つの反射光のスペクトルは、好ましくは各々独立に測定される。
【0013】
【数2】
MAX−RAO=[(B−A)/A]max ・・・(I)
【0014】
(式中、Aは前記面に対する入射角のより大きい照射光に対する反射光の反射率を表し、Bは前記面に対する入射角のより小さい照射光に対する反射光の反射率を表す。[(B−A)/A]maxは前記波長範囲における(B−A)/Aの最大値を表す。)
【0015】
MAX−RAO値は、メークアップを施した照射面に、該照射面に対する角度の異なる2方向から可視光の波長範囲を有する光を照射して反射光のスペクトルを測定し、各波長において求めた[(前記面に対する入射角のより小さい照射光に対する反射光の反射率)−(前記面に対する入射角のより大きい照射光に対する反射光の反射率)/(前記面に対する入射角のより大きい照射光に対する反射光の反射率)]の、測定波長範囲における最大値である。
【0016】
本発明は、このようにして得られるMAX−RAO値が、メークアップ化粧料によるメークアップの自然に美しく見える程度を評価しうる指標になることを見いだした結果、完成されたものである。
【0017】
本発明において、前記メークアップ化粧料は、好ましくはファンデーションである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
本発明のメークアップ化粧料の評価方法は、最も好ましい形態としては、次に示すステップに従って行われる。
【0019】
1)メークアップを施した面に可視光を一方向から照射し、得られる反射光の分光スペクトルを測定する。ここで、メークアップを施す面は特に限定されないが、人の皮膚にメークアップを施して測定を行うのが、適切な評価結果が得られることから好ましい。
【0020】
2)1)の方向とは異なった角度で可視光を照射し、同様に反射光の分光スペクトルを測定する。
このとき、1)と2)の照射する可視光のメークアップ面に対する入射角度は、一方が0〜60度、より好ましくは10〜60度、更に好ましくは15〜60度であり、他方が75〜90度、より好ましくは78〜90度、更に好ましくは80〜90度であることが好ましい。これは、垂直に近い入射光の反射光は殆ど直接反射に近い形となり、水平方向に近い入射光の反射光は最も多く散乱・吸収され、これにより入射光とは著しく異なってくるため、これらを比較することにより反射面の光学特性が把握できるからである。
【0021】
3)かくして得られた2つの反射光の分光スペクトルを相互に比較する。
【0022】
図1〜3に、皮膚に種々の波長の光を入射角40度と85度で照射して測定した場合の反射光の分光スペクトルを示す。図1は通常の皮膚(肉眼観察において美しい肌と判定されたパネラーの無処置の皮膚)、図2はそのパネラーに厚ぼったい感じのするファンデーション(マットタイプのファンデーション)を塗布した場合の分光スペクトル、図3は肌色標準板の場合の分光スペクトルを示す。尚、図中、点線は入射角85度の場合であり、実線は入射角40度の場合である。
【0023】
図1〜3により、ファンデーションを塗布した場合のスペクトルパターンの違いが、素肌の場合のスペクトルパターンの違いと標準肌色板のそれとの中間タイプであることが判る。従って、このスペクトルパターンの違いを素肌のスペクトルパターンの違いに近づければ素肌感の仕上がりになっており、肌色標準板のそれに近づければマットな感じの仕上がりになることが判る。したがって、得られた二つの反射光の分光スペクトルを比較すればメークアップの自然に美しく見える程度を評価することができる。
【0024】
尚、このときのスペクトルパターンの比較方法は、以下に示すMAX−RAO値を求め、これを指標とする。
【0025】
すなわち、本発明においては、メークアップを施した面に、波長範囲400〜700nmの可視光を前記面に対する入射角の異なる2方向から該面へ照射し、前記照射光から得られる2つの反射光のスペクトルを測定し、各波長における[(前記面に対する入射角のより小さい照射光に対する反射光の反射率)−(前記面に対する入射角のより大きい照射光に対する反射光の反射率)/(前記面に対する入射角のより大きい照射光に対する反射光の反射率)]の、測定波長範囲における最大値であるMAX−RAO値を算出し、該MAX−RAO値を指標として、スペクトルパターンの比較を行う。
【0026】
これら2方向の可視光に対する反射光のスペクトルパターンの比較は、その分光光度(分光反射率)の差の測定波長範囲における積分値を用いるのが妥当であるが、この積分値とMAX−RAO値との間には図5に示すように優れた直線回帰性が存在することから、このような分光スペクトルの比較の指標としてMAX−RAO値を用いることができるのである。尚、図5は任意に選択した20名のパネラーについて、入射角40度と85度で可視光を照射した場合の各反射光の分光スペクトルの反射率を用いて算出した、下記式(II)で表される測定波長範囲400〜700nmでの反射率の差の積分値と、同じ反射率を用いて上記式(I)より算出したMAX−RAO値とをプロットしたものである。
【0027】
【数3】
【0028】
(式(II)中、Aは入射角85度の可視光に対する反射光の反射率を表し、Bは入射角40度の可視光に対する反射光の反射率を表す)
【0029】
また、各人種別に求めた素肌の美しさとMAX−RAO値との関係は、図4に示すように、MAX−RAO値が3〜5になるような場合は人種に関係なく美しい素肌感があると判断される。ここで、素肌の美しさは、「非常に美しい」を評点5、「非常に美しくない」を評点0として、専門パネラー5名で評価し、その平均評点を代表値としている。また、素肌の美しさを判断する際には、主として、肌の質感、きめの細かさ、肌の透明度、肌の艶、表面のなめらかさ、肌のハリ、及び色ムラのなさ、を要素としている。
【0030】
よって、MAX−RAO値を測定し、その値が基準となる美しい肌の値に近いかどうかを調べることにより、メークアップ化粧料を評価することができる。例えば、美しい自然な素肌を基準とする場合は、MAX−RAO値がその基準となる素肌の値に近い場合、自然で素肌感のあるメークアップができる化粧料であると評価することができる。また、このMAX−RAO値が小さい化粧料は、マットな仕上がりのメークアップができる化粧料であると判断することができる。
【0031】
可視光の入射角が85度と40度の場合、素肌感のある美しい仕上がりとしては、MAX−RAO値4〜7が例示できる。これは、入射角を変更することにより異なってくる。この評価方法は、ファンデーションの評価において最も好適に適用されるが、アイメークアップやチークカラー、リップカラーの評価においても今までには無い観点の基準として用いることができる。
【0032】
また、この分析において、2方向のみならずそれ以上の方向からの可視光に対して同様の分析を行うことにより、より多くの情報を得ることができる。しかし、解析が難しい反面得られる情報が比較的少ないことから、2方向からの入射光での分析が実用的であり、好ましい。
【0033】
また、各方向の光照射はそれぞれ個別に行っても同時に行っても良いが、測定が単純で操作が簡便である、解析が簡単に短時間で行えるなどメリットが多いことから、個別に照射を行って分光スペクトルを測定するのが好ましい。
【0034】
これらの分光分析は、市販の分光光度計を用いて通常の方法に従って行えばよい。本発明の評価法は、例えば、カバー力指数、写真感受性試験等の他のメークアップ化粧料の評価法と組み合わせて用いることもでき、この場合には更に評価の確度を高めることができる。
【0035】
【実施例】
以下に実施例を示して本発明について更に詳細に説明するが本発明がこれら実施例にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
【0036】
【実施例1】
任意に選択した女性パネラー10名を用いて、素肌及び2種の仕上がりの異なったタイプのファンデーション、即ち、マットな感じのするファンデーション(ファンデーション1)と透明感のあるファンデーション(ファンデーション2)で化粧した時、可視光を皮膚に対して85度と40度で照射し、反射光を分光光度計(U−3500型スペクトロフォトメーター、日立製作所株式会社製)で分光スペクトルを測定し、各波長の[(入射角40度の可視光に対する反射光の反射率)−(入射角85度の可視光に対する反射光の反射率)/(入射角85度の可視光に対する反射光の反射率)]を算出し、その最大値であるMAX−RAO値を求めた。
【0037】
同時に専門パネラー5名によりその仕上がりを、透明感と自然な仕上がりの観点で評価した。評価は、透明感については「肌色のタイルの様に厚ぼったい」を0点、「パネラー自身の肌の様な」を10点として採点し、自然な仕上がりについては「肌色のタイルの様な」を0点、「パネラー自身の肌の様な」を10点として採点した。
【0038】
ファンデーション毎の仕上がりと素肌のMAX−RAO値の変化について図6に示す。また、透明感の評点の平均は、ファンデーション1が5.8であり、ファンデーション2が8.4であった。自然な仕上がりは、ファンデーション1が4.9でファンデーション2が8.8であった。これらの結果より、MAX−RAO値がきれいな素肌の値に近づく様な化粧は他人が見た場合に、素肌感のある美しい仕上がりであることが明かである。
【0039】
【実施例2】
実施例1と同様に1名のパネラーについてチークカラーについても評価した。使用したチークカラーはマットなタイプのチークカラー1と自然感のあるチークカラー2を用いた。チークカラー1に対するMAX−RAO値は1.8であり、チークカラー2に対するMAX−RAO値は3.1であった。素肌のMAX−RAO値は2.8であった。透明感はチークカラー1が4.9、チークカラー2が7.6であり、自然な仕上がりはチークカラー1が5.3、チークカラー2が8.1であった。これらの結果より、MAX−RAO値がきれいな素肌の値に近づく様な化粧は他人が見た場合に、素肌感のある美しい仕上がりであることが明かである。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、肌の質感が現れ肌が美しく見える光学的理論を明らかにし、肌を美しく見せるメークアップ化粧料の評価方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無処置の皮膚に入射角85度と40度で可視光を照射した場合の反射光の分光スペクトルを表す図である。
【図2】 マットなファンデーションでメークアップした皮膚に入射角85度と40度で可視光を照射した場合の反射光の分光スペクトルを表す図である。
【図3】 肌色標準板に入射角85度と40度で可視光を照射した場合の反射光の分光スペクトルを表す図である。
【図4】 素肌の美しさとMAX−RAO値との関係を示す図である。
【図5】 分光光度の差の積分値とMAX−RAO値との関係を示す図である。
【図6】 素肌と2種のファンデーションを塗布した場合のMAX−RAO値の変化を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for evaluating makeup cosmetics suitable for evaluating foundations.
[0002]
[Prior art]
What others want to see beautifully is not only women but everyone. Various cosmetics have been developed to satisfy such needs. Among them, for example, basic cosmetics that enhance the function of the skin, makeup cosmetics that are decorated with optical effects, and the like can be mentioned. Among these cosmetics, makeup cosmetics that seem to contribute the most to beauty are makeup cosmetics, and consumers are one of the major motivations when using makeup cosmetics. To mention.
[0003]
However, how to use makeup cosmetics is often determined by the experience and preferences of each individual, and scientific guidelines on how to use have been significantly improved in recent years. The current situation is not enough.
[0004]
In particular, it is already known that foundations contain elements that make the skin look beautiful in addition to its physical properties such as color and hiding power. For example, the skin is made using optical effects such as defocus makeup. A technology to make the image look beautiful was devised. However, I had to say that I hadn't explored the optical action and the mechanism that looks beautiful.
[0005]
In other words, there has been a demand for the development of an evaluation method for makeup cosmetics represented by a theory that looks beautiful and a foundation using the theory.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such a situation, and clarifies the theory that human skin looks beautiful and provides an objective makeup cosmetic evaluation method that does not depend on experience or subjectivity. Let it be an issue.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In view of this situation, the present inventors have conducted extensive research to elucidate the optical mechanism that makes human skin look beautiful, and as a result, the texture of human skin appears and is one of the major factors that make skin look beautiful. It was found that there is an optical effect derived from the translucency of the stratum corneum.
[0008]
Because the stratum corneum is translucent, almost all visible light incident on the skin at a steep angle close to 90 degrees is reflected, but visible light incident at a shallow angle close to 0 degrees is irradiated by absorption or scattering. The reflected light is reflected at a different wavelength configuration, and the subtle difference in the spectrum of these reflected lights gives skin texture as a factor other than physical properties such as color and hiding power, and contributes greatly to looking beautiful. Found to do.
[0009]
And it discovered that the following MAX-RAO value was used suitably as an optical characteristic value expressing the difference in the spectrum of such reflected light.
[0010]
That is, the evaluation method of the present invention is a method for evaluating make-up cosmetics, in which visible light having a wavelength range of 400 to 700 nm is applied to the skin surface to which the makeup cosmetics are applied, with an incident angle of 0 with respect to the skin surface. Irradiates from two directions of -60 degrees and an incident angle of 75 to 90 degrees with respect to the skin surface, measures the spectrum of two reflected lights obtained from the irradiated light, and reflects the spectrum of each reflected light in the wavelength range The MAX-RAO value is calculated from the rate according to the following formula (I) and used as an evaluation index.
[0011]
Here, the irradiation light is irradiated from two different directions of incidence angles, including a visible light incident angle from 0 to 60 degrees with respect to the skin surface, the incident angle of 75 to 90 degrees with respect to the skin surface and a visible light. The wavelength range of the irradiation light is 400 to 700 nm. The spectra of the two reflected lights are preferably measured independently .
[0013]
[Expression 2]
MAX-RAO = [(BA) / A] max (I)
[0014]
(In the formula, A represents the reflectance of reflected light with respect to irradiation light having a larger incident angle with respect to the surface, and B represents the reflectance of reflected light with respect to irradiation light with a smaller incident angle with respect to the surface. [(B− A) / A] max represents the maximum value of (B−A) / A in the wavelength range.
[0015]
The MAX-RAO value was obtained at each wavelength by measuring the spectrum of reflected light by irradiating the irradiated surface with light having a wavelength range of visible light from two different angles with respect to the irradiated surface. [(Reflectance of reflected light with respect to irradiation light with a smaller incident angle with respect to the surface) − (Reflectivity of reflected light with respect to irradiation light with a larger incident angle with respect to the surface) / (Irradiation light with a larger incident angle with respect to the surface) Is the maximum value in the measurement wavelength range.
[0016]
The present invention has been completed as a result of finding that the MAX-RAO value obtained in this way is an index that can be used to evaluate the degree of natural beauty of make-up cosmetics.
[0017]
In the present invention, the makeup cosmetic is preferably a foundation.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
The most preferable embodiment of the method for evaluating a makeup cosmetic of the present invention is performed according to the following steps.
[0019]
1) Visible light is irradiated from one direction onto the surface on which makeup has been applied, and the spectrum of the reflected light obtained is measured. Here, the surface to which makeup is applied is not particularly limited, but it is preferable to perform measurement by applying makeup to human skin because an appropriate evaluation result can be obtained.
[0020]
2) Irradiate visible light at an angle different from the direction of 1), and similarly measure the spectrum of reflected light.
At this time, one of the incident angles of 1) and 2) with respect to the makeup surface of the visible light irradiated is 0 to 60 degrees, more preferably 10 to 60 degrees, still more preferably 15 to 60 degrees, and the other is 75. It is preferable that it is -90 degree, More preferably, it is 78-90 degree, More preferably, it is 80-90 degree. This is because the reflected light of incident light close to the vertical is almost directly reflected, and the reflected light of incident light close to the horizontal direction is scattered and absorbed most, which makes it significantly different from the incident light. This is because the optical characteristics of the reflecting surface can be grasped by comparing the above.
[0021]
3) The spectral spectra of the two reflected lights thus obtained are compared with each other.
[0022]
1-3 show the spectrums of the reflected light when the skin is irradiated with light of various wavelengths at an incident angle of 40 degrees and 85 degrees. Fig. 1 shows normal skin (untreated skin of a paneler determined to be beautiful skin with the naked eye), and Fig. 2 shows a spectral spectrum in the case of applying a thick foundation (mat type foundation) to the paneler. 3 shows the spectrum of the skin color standard plate. In the figure, the dotted line is for an incident angle of 85 degrees, and the solid line is for an incident angle of 40 degrees.
[0023]
1-3, it turns out that the difference in the spectrum pattern when the foundation is applied is an intermediate type between the difference in the spectrum pattern in the case of bare skin and that of the standard skin color plate. Therefore, it can be seen that if the difference in the spectral pattern is brought close to the difference in the spectral pattern of the bare skin, the feeling of the bare skin will be finished, and if it is closer to that of the skin color standard plate, the finish will be matte. Therefore, if the spectral spectra of the two reflected lights obtained are compared, the degree to which the makeup looks natural and beautiful can be evaluated.
[0024]
Incidentally, method of comparing spectral patterns at this time, obtains a MAX-RAO value shown in below, which shall be the index.
[0025]
That is, in the present invention, the surface that has been subjected to makeup is irradiated with visible light having a wavelength range of 400 to 700 nm from two directions having different incident angles with respect to the surface, and two reflected lights obtained from the irradiated light. [(Reflectance of reflected light with respect to irradiation light with a smaller incident angle with respect to the surface) − (Reflectance of reflected light with respect to irradiation light with a larger incident angle with respect to the surface) / ( MAX-RAO value, which is the maximum value in the measurement wavelength range, of the reflected light with respect to the irradiation light having a larger incident angle with respect to the surface) is calculated, and spectral patterns are compared using the MAX-RAO value as an index. .
[0026]
For comparison of the spectral patterns of reflected light with respect to visible light in these two directions, it is appropriate to use an integrated value in the measurement wavelength range of the difference in spectral light intensity (spectral reflectance), but this integrated value and the MAX-RAO value. Since there is excellent linear regression as shown in FIG. 5, the MAX-RAO value can be used as an index for comparison of such spectral spectra. Note that FIG. 5 shows the following formula (II) calculated using the reflectance of the spectral spectrum of each reflected light when 20 panelists arbitrarily selected were irradiated with visible light at an incident angle of 40 degrees and 85 degrees. Is a plot of the integrated value of the difference in reflectance in the measurement wavelength range of 400 to 700 nm and the MAX-RAO value calculated from the above formula (I) using the same reflectance.
[0027]
[Equation 3]
[0028]
(In formula (II), A represents the reflectance of reflected light with respect to visible light having an incident angle of 85 degrees, and B represents the reflectance of reflected light with respect to visible light having an incident angle of 40 degrees).
[0029]
In addition, the relationship between the beauty of the bare skin obtained for each type of person and the MAX-RAO value is as shown in FIG. 4, when the MAX-RAO value is 3 to 5, the beautiful bare skin regardless of the race. It is judged that there is a feeling. Here, the beauty of the bare skin was evaluated by five expert panelists, with a rating of 5 being “very beautiful” and a rating of 0 being “not very beautiful”, with the average score being the representative value. Also, when judging the beauty of bare skin, the main factors are the texture of the skin, the fineness of the skin, the transparency of the skin, the gloss of the skin, the smoothness of the surface, the firmness of the skin, and the lack of color unevenness. Yes.
[0030]
Therefore, the makeup cosmetics can be evaluated by measuring the MAX-RAO value and examining whether the value is close to the value of the standard beautiful skin. For example, when beautiful natural skin is used as a reference, if the MAX-RAO value is close to the reference skin value, it can be evaluated as a cosmetic that can make up the skin with a natural and natural skin feel. Moreover, it can be judged that the cosmetic with a small MAX-RAO value is a cosmetic that can make up a matte finish.
[0031]
When the incident angle of visible light is 85 degrees and 40 degrees, MAX-RAO values 4 to 7 can be exemplified as a beautiful finish with a feeling of bare skin. This differs by changing the incident angle. This evaluation method is most preferably applied in the evaluation of the foundation, but can also be used as a reference for an unprecedented viewpoint in the evaluation of eye makeup, cheek color, and lip color.
[0032]
In this analysis, more information can be obtained by performing the same analysis on visible light from not only two directions but also more directions. However, it is difficult to analyze, but since relatively little information is obtained, analysis with incident light from two directions is practical and preferable.
[0033]
In addition, light irradiation in each direction may be performed individually or simultaneously, but since there are many merits such as simple measurement and easy operation, analysis can be performed in a short time, individual irradiation is performed. It is preferable to go and measure the spectral spectrum .
[0034]
These spectroscopic analyzes may be performed according to a usual method using a commercially available spectrophotometer. The evaluation method of the present invention can be used in combination with other makeup cosmetic evaluation methods such as a cover power index and a photographic sensitivity test. In this case, the accuracy of evaluation can be further increased.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples, but it is needless to say that the present invention is not limited to these examples.
[0036]
[Example 1]
Using 10 female panelists selected arbitrarily, makeup was made with bare skin and two types of foundations with different finishes, that is, a matte foundation (Foundation 1) and a transparent foundation (Foundation 2). At that time, the visible light was irradiated to the skin at 85 degrees and 40 degrees, and the reflected spectrum was measured with a spectrophotometer (U-3500 spectrophotometer, manufactured by Hitachi, Ltd.). (Reflectance of reflected light with respect to visible light having an incident angle of 40 degrees) − (Reflectance of reflected light with respect to visible light having an incident angle of 85 degrees) / (Reflectivity of reflected light with respect to visible light having an incident angle of 85 degrees)] The MAX-RAO value, which is the maximum value, was obtained.
[0037]
At the same time, the finish was evaluated by five professional panelists from the viewpoint of transparency and natural finish. The evaluation was based on a score of 0 for “thick like a flesh-colored tile” and 10 for “like the skin of the paneler itself”, and “like a flesh-colored tile” for a natural finish. The score was 0, “like the paneler's own skin” and 10 points.
[0038]
FIG. 6 shows the finish for each foundation and the change in the MAX-RAO value of the bare skin. Moreover, the average of the score of transparency was 5.8 for
[0039]
[Example 2]
In the same manner as in Example 1, one panel was evaluated for the cheek color. The cheek colors used were matte
[0040]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it is possible to provide the evaluation method of the makeup cosmetics which clarify the optical theory which the texture of skin appears, and the skin looks beautiful, and makes the skin look beautiful.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a spectral spectrum of reflected light when untreated skin is irradiated with visible light at an incident angle of 85 degrees and 40 degrees.
FIG. 2 is a diagram illustrating a spectral spectrum of reflected light when skin made up with a matte foundation is irradiated with visible light at an incident angle of 85 degrees and 40 degrees.
FIG. 3 is a diagram illustrating a spectral spectrum of reflected light when visible light is irradiated on a flesh color standard plate at an incident angle of 85 degrees and 40 degrees.
FIG. 4 is a diagram showing the relationship between the beauty of bare skin and the MAX-RAO value.
FIG. 5 is a diagram showing a relationship between an integral value of a difference in spectrophotometric values and a MAX-RAO value.
FIG. 6 is a diagram showing changes in MAX-RAO values when bare skin and two types of foundations are applied.
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