JP3685471B2 - Film pack storage package and camera - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フイルムパック収納包装体及びカメラに関し、さらに詳しくは自己現像処理型のフイルムユニットの装填作業が簡単,迅速にできるフイルムパック収納包装体及びカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インスタントカメラに装填して使用されるインスタントフイルムパック(以下フイルムパックという)が知られている。このフイルムパックは、例えば特開平7−209814号公報に記載されているように、箱状をしたハードプラスチック製の遮光容器(ハードケース)の中に矩形状をしたモノシートタイプの自己現像処理型フイルムユニット(以下、フイルムユニットという)を複数枚重ねて収納したものである。このフイルムユニットは、感光層及び受像層を層設した感光シートの相対する一方の縁部に現像処理液を封入した現像処理液ポッド,他方の縁部に余剰現像処理液を捕捉して硬化させるトラップ部を設けたもので、最後まで1枚のシートとして取り扱うことができるものである。
【0003】
前記ハードケースには、露光用開口と、露光済みのフイルムユニットを排出するための排出口とが形成されており、この内部には、前記露光用開口を遮光するハードプラスチック製の薄い板状の遮光カバーが最上層のフイルムユニットの露光面に重ねられて収納され、さらに最下層のフイルムユニットと内壁面との間にフイルムユニットを露光用開口側へ押しつけるバネ部材が収納されている。このように、フイルムパックのハードケースは多量の樹脂や金属を用い、複雑な構造を有するコストの高いものであるにもかかわらず、内蔵した全てのフイルムユニットを撮影し終わった後はゴミとして廃棄されるため、コストや資源保護,環境保護等の面で問題があった。
【0004】
一方、特開平3−89338号公報には、積層した複数枚のX線フイルムシートを収納した可撓性バックのサイドにフイルムシートの取出し用の開口を設け、この開口が遮光性カバーによってシールされた日中装填用フイルムシート包装体が記載されている。この包装体は、一旦マガジンに装填されてからX線装置に装着される。遮光性カバーの先端はマガジン内のスピンドルに巻き付けられており、マガジンがX線装置に装填されると、スピンドルが駆動して遮光性カバーが可撓性バックから引き剥がされ、開口が露呈される。次に、X線装置内に設けられた吸着装置またはフィンガにより開口を介してフイルムシートが引き出された後、このフイルムシートはフイルム駆動ローラにより装置内の所定位置まで移送される。
【0005】
また、特開平8−62782号公報には、積層した複数枚のフイルムシートを保護キャリアで部分的に取り囲み、この保護キャリアとフイルムシートとを可撓性の光遮蔽包装体で包んだパッケージが記載されている。このフイルムパックはプリンタに装填されると、フイルムパックの一端部が切断され、他端部がローラによって把握されて除去されるようになっており、プリンタ内に保護キャリアとフイルムシートとが残留される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報記載の包装体やパッケージでフイルムシートの代わりに上記フイルムユニットを用いたフイルムパックが考えられるが、次のような問題点がある。上記特開平3−89338号公報記載のような包装体は、上記のハードケースを用いるフイルムパックに比べてコストが安く廃棄物が少ない点では有利であるが、マガジンに一旦装填した後、このマガジンを装置に装着する二重の手間が必要な点と、包装体を直に手で把持すると、包装体が可撓性であるから、手の圧力で内部のフイルムユニットに圧力カブリを生じさせたり、また包装体とフイルムユニットとが擦れてフイルムユニットにスタチックカブリを起こさせる場合がある点が問題となる。
【0007】
また、上記特開平8−62782号公報記載のようなパッケージは、上記ハードケースを用いるフイルムパックに比べてコストが安く廃棄物が少ない点,またマガジンを用いない点で特開平3−89338号公報記載のフイルムパックより有利である。しかしながら、光遮蔽包装体をローラで引っ張り出すにはきわめて大きな力を要求されるため、大きな駆動用モータ等が必要となってカメラサイズが大きくなるとともにカメラのコスト高になる。また、光遮蔽包装体は可撓性であるから、上記特開平3−89338号公報記載の包装体と同様に、直接に把持すれば、圧力カブリやスタチックカブリの発生が懸念される。
【0008】
本発明は、フイルムユニットの装填作業が簡単,迅速にでき、廃棄物が少なくローコストでしかもフイルムユニットに圧力カブリやスタチックカブリが発生するおそれがないフイルムパック収納包装体及びカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のフイルムパック収納包装体は、一端部を一方向に引っ張ることによって分解されるように1枚の帯状のシート部材を袋状に形成してこの中に自己現像処理型のフイルムユニットを複数枚積層して光密に収納したフイルムパックと、前記シート部材の一端部を係止するとともにカメラ側の駆動手段によって回転される巻取り軸と、この巻取り軸とフイルムパックを収納する箱部材と、この箱部材の内部に設けられ、前記巻取り軸,フイルムパックを各所定位置に着脱自在に固定する複数の固定手段と、前記箱部材の内部に設けられ、前記巻取り軸の両端部を捕捉して回転自在に支持するカメラ側の支持手段を受け入れる受入れスペースとから構成したものである。
【0010】
本発明のカメラは、一端部を一方向に引っ張ることによって分解されるように1枚の帯状のシート部材を袋状に形成してこの中に自己現像処理型のフイルムユニットを複数枚積層して光密に収納したフイルムパックと、前記シート部材の一端部を係止する巻取り軸と、この巻取り軸とフイルムパックを収納する箱部材とからなるフイルムパック収納包装体を用い、前記フイルムユニットが装填されるフイルム装填室と、裏蓋の開閉動作に連動してフイルム装填室に出し入れされ、裏蓋の開位置ではフイルムパック収納包装体を受け入れる受入れ口が露呈される予備室と、この予備室に設けられ、フイルムパック収納包装体が予備室に挿入された際に箱部材に入り込み、巻取り軸を捕捉して回動自在に支持する支持部材と、箱部材が予備室から引き出された後、裏蓋の閉じ動作に応動して予備室がフイルム装填室に収納されることにより巻取り軸に連結される巻取り軸の回転駆動手段とを備え、巻取り軸の回転が進むにつれて巻取り軸にシート部材が巻き取られてゆき、フイルムパックが分解してフイルムユニットがフイルム装填室に装填されるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態であるフイルムパック収納包装体1は、図2に示すように、フイルムパック2と、丸棒状の巻取り軸3と、フイルムパック2及び巻取り軸3を収納する紙製の箱部材5とからなる。この箱部材5の下部は開口6になっており、これが紙製の蓋部材7によって塞がれている。なお、箱部材5の上部には、店頭につり下げる際等に使用される孔8aが形成されたタブ8が設けられている。
【0012】
図3に示すように、巻取り軸3の中央部には隙間L1 のスリット3aが形成され、また巻取り軸3の一端側には後述するカメラの展開ローラのギアと噛合されるギア10が固定されている。前記スリット3aには、図4に示すように、フイルムパック2の遮光袋12を形成しているシート部材12aの一端部が挿通され、係止されている。
【0013】
巻取り軸3の径γφは、4φ〜8φが好ましく、本実施形態ではγ=6mmとした。なお、γ<4mmでは細過ぎて強度が不十分となり、またγ>8mmでは太過ぎてシート部材12aの巻太りが生じ、カメラの小型化が困難になる。また、スリット3aの隙間L1 は、0.2mm〜0.6mm程度とする。この隙間L1 は、例えば厚み0.2mmのシート部材12aを差し込むには狭過ぎるが、巻取り軸3はやや柔らかな樹脂から成形されており、巻取り軸3を捻ると、隙間L1 が大きくなるから、この状態にしてシート部材12aの一端部を挿入するようにする。
【0014】
巻取り軸3に使用する材料は、塩化ビニル,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリフェニレンエーテル,ポリアセタール,ポリアミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ABS樹脂,AS樹脂などを使用することができる。本実施形態では、ポリアセタールを使用した。また、金属材料を使用してもよい。さらに軸部分とギア部分は異なる材料を使用してもよい。
【0015】
箱部材5は、図5に示すように、フイルムパック2がほぼ中央部に収納され、最奥の内壁面5aとの間に巻取り軸3を収納するスペース13と、左右の内壁面5b,5cとの間に、巻取り軸3の後述する支持部材を受け入れるスペース14,15とが形成されるように、フイルムパック2より大きなサイズとなっている。
【0016】
箱部材5の内壁面5a側の両隅部には、巻取り軸3の両端3b,3cを当接させて巻取り軸3をスペース13内に挟持,固定する軸押さえ部材16,17が固着されている。この軸押さえ部材16,17は、例えば短冊状の厚紙を円弧状に湾曲させて弾性を持たせたものである。そして、内壁面5aには、例えば発泡スチロールやスポンジ等から形成された角材状の弾性部材18,19が固着されており、巻取り軸3と内壁面5aとが所定距離で離間されている。また、弾性部材20a,20bは、巻取り軸3とフイルムパック2との間にスペースをとり、後述するカメラのフイルム装填室51の壁が挿入できるようにする。なお、弾性部材18,19,20a,20bは十分に柔らかく、後述する装填時に箱部材5の上部を押す力を吸収するから、この押す力がフイルムパック2に伝わることがない。
【0017】
前記スペース14,15は、フイルムパック2を箱部材5の中央に位置決めする押さえ部材21,22によって形成されている(図6参照)。これら押さえ部材21,22は、短冊状の厚紙を直角に折ったもので、後述するカメラ側の支持部材がスペース14,15に挿入された際には、この支持部材の先端に押されて倒伏される。また、図6に示すように、押さえ部材21,22の幅L2 及び立設した部分の長さL3 は、例えば10mmとし、スペース14,15の高さL4 は例えば15mmとする。なお、フイルムユニット30として富士写真フイルム株式会社製のインスタントフイルム「ACE」(商品名)を用いた場合、押さえ部材21,22同志の間隔L5 は105mmとする。
【0018】
蓋部材7の内側中央部には、例えば発泡スチロール等から形成された角材状の弾性部材24が取り付けられており、蓋部材7によって箱部材5の開口6を塞いだ際にフイルムパック2の下部を支持するようになっている。なお、押さえ部材21,22によってフイルムパック2が位置決めされているので、弾性部材18,19,20a,20b,24は省略することもできる。
【0019】
フイルムパック2は、図7に示すように、遮光袋12と、この中に積層されて収納された複数枚,例えば10枚のフイルムユニット30からなる。このフイルムユニット30は自己現像処理型であり、周知のように、感光層及び受像層を層設した感光シート31,現像処理液を封入した現像処理液ポッド32,余剰現像処理液を捕捉して硬化させるトラップ部33がユニット化されており、最後まで1枚のシートとして取り扱うことができる矩形状をしたモノシートタイプである。
【0020】
遮光袋2は、図8に示すように、長手方向の長さD1 (約416mm)がフイルムユニット30の長さD2 (約96mm)の約4.3倍の1枚の帯状をしたシート部材12aから形成されている。このシート部材12aは、積層した10枚のフイルムユニット30を二つ折りで包み込むほぼ長方形をした包装部35と、この一端部を長手方向に延長して設けられた舌片部36とから構成されている。なお、シート部材12aの材料としては、例えばカーボンブラックを混入したポリエチレン(PE)を用いることができる。本実施形態では、厚さ20μmのポリエチレンシートと厚さ12μmのポリエステルシートをラミネートし、ウレタン系弱シール接着剤を一方に塗設した部材を使用した。
【0021】
包装部35は、幅D3 ×長さD4 の長方形をしており、幅D3 はフイルムユニット30の幅D5 (約96mm)よりやや大きい約123mmとし、長さD4 はフイルムユニット30の長さD2 の2倍よりやや長い約220mmとしてある。舌片部36は、包装部35の一端部を長さD6 (10mm)延長した根元部36aと、その先をαRの円弧状縁で狭めて先端部36b(前記シート部材12aの一端部)の幅D7 を60mmとした細幅部36cとからなる。なお、αは100mm〜300mmとし、本実施形態では160mmとしてある。
【0022】
包装部35の両側の縁部35b,35cには、斜線で示すように、端部35aの両角部から舌片部36の根元部36aの角P,Qまで直線状に幅D8 (4mm)で弱シール用の接着剤37を薄く塗布したシール部38a,38bが設けられている。また、角P,Q間の幅D3 方向には、角P,Qを裾野端として頂上部40aを先端部36b側とした山形状のシール部40が設けられている。このシール部40は、前記接着剤37を幅D9 (2mm)で薄く塗布したものである。なお、前記シール部38a,38b,40の接着剤37は、塗布して乾燥した後は、通常の取扱では他の物と接着したり、埃を吸着することはなく、加熱・加圧したときにのみ接着力を発揮するものである。
【0023】
シート部材38aでフイルムユニット30を包むには、まず包装部35の長さD4 の半分の位置の折り線42でシート部材38aを二つ折りにし、この間に積層した10枚のフイルムユニット30を挿入する。次に、フイルムユニット30をくるむように舌片部36を包装部35の上に重ねて山形状のシール部40を舌片部36の上から加熱・加圧する。これにより、図9に示すように、舌片部36の根元部36aが包装部35の端部35a近傍の表面に接着され、シート部材38aが筒状になって、この筒の中にフイルムユニット30がくるまれた状態になる。
【0024】
この後、包装部35の開口部44,45のフイルムユニット30の四隅近傍の縁部35b,35cは、開放された側方から観てM字形となるように折り込まれた後、相対するシール部38a同志,シール部38b同志がそれぞれ密着されて外側から加熱・加圧され、包装部35の縁部35b,35cが光密に弱シールされる。この後、立設した状態になっている縁部35b,35cを倒伏して弱シールする。
【0025】
次に、シート部材38aの舌片部36をシール部40の頂上部40aより僅かに現像処理液ポッド32寄りの位置から折り返し、トラップ部33側をくるむようにして現像処理液ポッド32から外側に舌片部36の先端部36bが突出するようにすれば、図7に示すようなフイルムパック2が完成される。
【0026】
フイルムパック2は、舌片部36の先端部36bに巻取り軸3を係止した後、この巻取り軸3を先にして箱部材5の中に挿入される。このとき、例えば先端がU字形に形成された一対の棒状治具で巻取り軸3の両端部を保持したまま巻取り軸3をフイルムパック2と一緒に挿入し、巻取り軸3が軸押さえ部材16,17に挟持された後、一対の棒状治具をスペース14,15から引き抜くようにすればよい。この後、棒状治具によって倒伏された押さえ部材21,22を引き起こし、押さえ部材21,22によってフイルムパック2の両側部の位置決めを行った後、蓋部材7によって開口6を塞げば、フイルムパック収納包装体1が完成される。なお、蓋部材7は不用意に落下しないように箱部材5と蓋部材7との境界にシール片等が貼り付けられ、箱部材5に固定される。
【0027】
このように構成されたフイルムパック収納包装体1を用いるカメラ50は、図1及び図10に示すように、フイルム装填室51に出し入れ自在で、フイルムパック収納包装体1が挿入される予備室52を備えている。予備室52は、裏蓋53の内側に軸54を中心に回動自在に取り付けられており、軸部54に仕掛けられたバネ(図示せず)によって裏蓋53から離れる方向に付勢され、また裏蓋53に固定された金具55の長孔55aと予備室52の背板56に固定されたピン57によるストップ機構によって開き度合が規制されている。なお、予備室52の上部には、フイルムパック収納包装体1を受け入れる受入れ口52aが形成され、前面には露光用の開口52bが形成されている。また、背板56の中央部は、裏蓋53の内壁面に固定された圧板61を受け入れる開口56aが形成されている。
【0028】
予備室52の内側の両隅部には、図のように、一対の細長い板状の支持部材62,63が設けられている。この支持部材62,63の各先端部には、巻取り軸3の端部を捕捉して回動自在に支持する切欠65がそれぞれ形成されている。この切欠65は、V字形の溝65aと、その奥に形成された円形の孔65bとからなる。支持部材62,63の各先端部は、巻取り軸3が溝65aに押し込まれると変形して巻取り軸3を孔65bまで受け入れる。そして、巻取り軸3が孔65bに入った後、支持部材62,63の各先端部の変形が元に戻って、巻取り軸3が不用意に脱落しないように捕捉する。
【0029】
フイルム装填室51の上部には、撮影済みのフイルムユニット30をフイルム装填室51から排出するスリット状のフイルム排出口51aが形成されており、さらにこの上方にはフイルムユニット30を挟持して外部に向かって搬送するとともに、現像処理液ポッド32を押しつぶして中の現像液を感光シート31に展開する一対の展開ローラ67,68が設けられている。この展開ローラ68には、裏蓋を閉じた際に、巻取り軸3のギア10と噛合されるギア70が設けられている。また、展開ローラ67,68の上方には、撮影済みのフイルムユニット30を外部に排出するスリット状のフイルム排出口71が形成されている。
【0030】
このようなカメラ50にフイルムユニット30を装填するには、まず裏蓋53を開けて予備室52の受入れ口52aを露呈させる。次に、フイルムパック収納包装体1から蓋部材7を取り外し、フイルムパック収納包装体1を箱部材5の開口6を先頭にして受入れ口52aから予備室52に挿入すると、支持部材62,63が箱部材5内のフイルムパック脇のスペース14,15に差し込まれる。支持部材62,63はすぐに押さえ部材21,22に当接するが、フイルムパック収納包装体1を挿入する力によって押さえ部材21,22は容易に倒伏され、さらに奥まで挿入できるようになる。
【0031】
フイルムパック収納包装体1を予備室52内に挿入してゆくと、支持部材62,63の各先端部が巻取り軸3の各端部に当接されるから、図1の矢印α,βに示すように、箱部材5の上部両端をほぼ垂直に押圧すると、弾性部材18,19を介して巻取り軸3の各端部が切欠65の溝65a内に強く押しつけられる。これにより、図11に示すように、支持部材62,63の各先端部が弾性変形し、巻取り軸3の各端部が孔65bまで挿入される。次の瞬間に支持部材62,63の各先端部が元の形状に戻って、巻取り軸3の各端部が支持部材62,63に回動自在に捕捉される。この後、タブ8を引っ張って箱部材5を引き上げると、予備室52内にフイルムパック2が残留される。
【0032】
この後、裏蓋53を閉じると、図10に示すように、巻取り軸3のギア10が展開ローラ68のギア70に噛合する。次に、シャッタボタンを押し下げると、展開ローラ68の回転により巻取り軸3が回転し、舌片部36が巻取り軸3の周りに巻き付けられてゆく。舌片部36が巻取り軸3に巻き取られてゆくに従って、まずシール部40の頂上部40aに引っ張り力が集中して働くため、シール部40は僅かな引っ張り力で容易に剥がれ始める。この剥がれは、頂上部40aから徐々にシール部40の裾野端でもある角P,Qに向かって伝播し、シール部40の全部が剥がれた後、角P,Qからシール部38a,38bが剥がれ始める。
【0033】
シール部38a,38bが完全に剥がれると、遮光袋12が元の一枚のシート部材12aに戻って全てのシート部材12aが巻取り軸3の周りに巻き付けられる。次の瞬間、巻取り軸3に掛かる回転抵抗の変化が検出され、展開ローラ68すなわち巻取り軸3の回転が停止される。これにより、予備室52の中に10枚のフイルムユニット30が積層された状態で残留し、フイルム装填が完了する。このとき、圧板61によって積層したフイルムユニット30がフイルム装填室51の露光開口51bに向かって押圧されているから、最上層のフイルムユニット30aが露光位置にセットされる。
【0034】
撮影レンズ75を被写体に向けてシャッタボタンを押し下げれば、測光が行われた後、シャッタが駆動して露光開口51bを介して最上層のフイルムユニット30aが露光される。露光完了直後に、カメラ50内に組み込まれた送り出し爪が作動して露光済みのフイルムユニット30aのトラップ部33側端部に係合し、フイルムユニット30aをフイルム排出口51a,71に向かって押し上げるとともに、展開ローラ67,68が回転を開始する。
【0035】
フイルムユニット30aの現像処理液ポッド32側端部がフイルム排出口51aから押し出されると、これを展開ローラ67,68が挟んで現像処理液ポッド32を押しつぶしながらフイルムユニット30aをフイルム排出口71に向かって送り出す。フイルムユニット30aがフイルム排出口71から排出される間に、現像処理液が展開ローラ67,68によってフイルムユニット30aの感光シート31に均一に展開される。フイルムユニット30aがフイルム排出口71から排出された後、所定時間が経過すると、フイルムユニット30aの感光シート31に被写体のポジ像が現出する。
【0036】
以後、同様にシャッタボタンを操作することにより、フイルム装填室51内の全てのフイルムユニット30を1枚ずつ順次に露光することができる。全てのフイルムユニット30の撮影が完了し、新しいフイルムユニット30を装填する際には、シート部材12aが巻き付けられた巻取り軸3が支持部材62,63の先端部に残っているから、この巻取り軸3を取り出してから、新しいフイルムパック収納包装体1を予備室52に挿入する。
【0037】
このように最初から最後までフイルムパック2に直接手を触れることがなくフイルムユニット30の装填作業を行うことができるから、フイルムユニット30に圧力カブリやスタチックカブリを発生させることなく、また誤ってシール部40等を剥がしてフイルムユニット30に光カブリを起こさせるようなこともなく、安全,確実にフイルムユニット30の装填を行うことができる。本実施形態では、カメラの上側からフイルムパックを挿入したが、カメラの下側から挿入することもできる。この場合、予備室は不要となるが、カメラを三脚に固定している場合に取扱性が悪化する。
【0038】
上記巻取り軸3は、丸棒にギア10を取り付けたシンプルなものであったが、図12に示すように、カメラ側の支持部材に捕捉された後、軸方向に巻取り軸がずれないように、両端部に溝77a,77bを形成した巻取り軸77(A)や、シート部材の先端部を係止するスリットの代わりに軸に沿って長く切欠78aを設け、これにシート部材の先端部を貼着またはテープ止めするとともに、ギア79を軸端に取り付けた巻取り軸78(B)や、両側の軸端面に円錐状の凹部81a,81bを設けた巻取り軸81(C)や、シート部材の巻端を揃える一対の鍔83a,83bを設けた巻取り軸83(D)等でもよい。
【0039】
巻取り軸81を捕捉するカメラ側の支持部材としては、図13や図14に示すように、凹部81a,81bに入り込む円錐状の突起85aを形成した支持部材85や、ボールプランジャー86を用いる。また、巻取り軸を捕捉する支持部材の先端部の構造としては、図11,図13,14に示したものの他、図15に示すように、先端に鋏状の捕捉部材88を取り付けた支持部材89を用いることもできる。捕捉部材88は、2枚の板状部材88a,88bを軸91で回動自在に鋏状に組み合わせたもので、下部に取り付けたコイルバネ92によって鋏部材88a,88bの先端側が閉じる方向に付勢されている。なお、鋏部材88a,88bに形成された円弧状の切欠93,94の形状は、巻取り軸77等の径に対応しているのは勿論である。
【0040】
また、巻取り軸の断面形状は、図16に示すように、円形95の他、十字形96,多突起形97,矩形98等を用いることができる。なお、図示してないが、巻取り軸に巻き付けられるシート部材の蛇行を防止するために、例えば支持部材62,63の内側にガイド部材を設けることが好ましい。
【0041】
フイルムパック収納包装体の別の実施形態を示す図17及び図18において、箱部材118には、例えば厚紙から形成され、フイルムパック2及び巻取り軸103を固定した固定板120が収納されており、箱部材118から固定板120を取り出してカメラに装填する。箱部材118は、図17のように、例えば一端側の周面に沿って形成したミシン目119から容易に開けることができる。
【0042】
フイルムパック2の落下防止のために設けられた押さえ部121は、固定板120の一端部をコ字形に折り曲げ、さらにこの左右両端の舌片121a,121bを内側に折り曲げたものである。押さえ部121と相対する端部には、軸固定部122が設けられている。この軸固定部122は、固定板120の他端部を直角に折り曲げ、この内壁面120aの両端部に一対の軸受け部材123,124を固着したもので、軸受け部材123,124には巻取り軸103を挟み込んで固定する切り込み123a,124aが形成されている。
【0043】
別の固定板を示す図19において、固定板130は、軸固定部131の軸受け部材132,133がほぼ半分に分割されており、この一方の部材132a,133aに巻取り軸134を置いてから他方の部材132b,133bを被せ、部材132a,133aと部材132b,133bとで巻取り軸134を挟んで固定する。なお、部材132b,133bは、巻取り軸134に被せただけでは浮いてしまうが、箱部材118内に固定板130を挿入することにより箱部材118の内壁に規制され、浮くことが防止される。
【0044】
軸固定部131と相対する位置に設けられた一対の押さえ部135,136は、固定板130の両端部を短冊状に細長く延長した部分をそれぞれ二つ折りにして立設したものである。これら押さえ部135,136は、フイルムパック2の幅方向の位置を規制するとともに、前記押さえ部材21,22と同様に、カメラ側の支持部材によって押されて倒伏される。
【0045】
また、フイルムユニット30としては、富士写真フイルム株式会社製のインスタントフイルム「ACE」(商品名)やポラロイド社製インスタントフイルム「スペクトラ」(商品名)などが使用される。なお、「ACE」は、露光面と反対側の面に画像が現れ、「スペクトラ」は、露光面と同じ側に画像が現れる。
【0046】
「ACE」タイプのフイルムユニット30は、感光シートとカバーシートとからなる。感光シートの表面が露光面となり、カバーシートの表面に画像が現れる。感光シートは、バック層を有する支持体の上に、受像層,白色反射層,遮光層,赤感性乳剤層,緑感性乳剤層,青感性乳剤層,UV吸収剤層,保護層が順次に層設されており、感性乳剤層の各間には、混色防止層が設けられている。また、カバーシートは、支持体の上にフィルタ染料層,下に中和層,タイミング層が順次に層設されている。
【0047】
本発明に使用されるシート部材は、遮光性,滑性が高く、剛性が適度にあることが要求される。フイルムユニットの遮光性を確保するためにシート部材のシート面から通過する光は、少なくとも0.01ルックス・秒以下とする必要があり、例えば外光が10万ルックス・100秒の遮光性を保証する場合、1/109 以下に減光させる必要がある。このため、シート部材には、カーボンブラックや、アルミ箔、アルミの蒸着、またはその組み合わせ処理されていることが好ましい。カーボンブラックの添加量は、1g/m2 以上、好ましくは1.5g/m2 以上となるように設定する。使用するカーボンブラックは、低イオウ成分、例えば特開平3−179342号公報記載の材料が好ましい。
【0048】
さらに、WO(国際公開)89/12847号公報によるとカーボン中にはシアン化合物が含まれているのが通常である。シアン化合物は写真フイルムに化学的影響を与えることが知られており、その含有量が増えると写真性に悪影響を及ぼす。写真性能に問題のないシアン化合物含有量はカーボンの使用量によって異なるが、一般的には3ppm/カーボン重量である。ここでいうシアン化合物含有量は、次の方法で求められる。
【0049】
カーボンを硫酸存在下にて還流し、発生したシアン化水素を0.1N水酸化ナトリウム水溶液でトラップした後、4−ピリジンカルボン酸・ピラゾロン吸光分析法にて定量する。しかる後に、このシアン化水素量をカーボン重量に対するppm単位に換算する。
【0050】
カーボンのシアン化合物含有量はDBP(過酸化ジブチル)吸油量と非常に相関がある。DBP吸油量が65ml/100g未満のカーボンでは、シアン化合物含有量が写真性能に対して危険領域に入る。また、カーボンに含まれる灰分量の関係においても非常に相関があり、その灰分量は0.5%以上でシアン化合物含有量が写真性能に対して危険領域に入る。
【0051】
したがって本発明に使用するカーボンは、DBP吸油量が65ml/100g以上、または灰分量で規定するならば0.5%以下のカーボンであり、上記の測定方法でシアン化合物含有量が2ppm以下であるカーボンが好ましい。
【0052】
シート部材に使用されるポリマーは、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリアミド(PA),ポリカーボネート(PC),ポリスチレン(PS),ポリフェニレンオキサイド(PPO)などが挙げられ、剛性や接着剤の密着性,カーボンブラックの分散性,ラミネートの容易さ,蒸着層の容易さなどから、複合的に使用される。
【0053】
遮光性で留意しなければならない点は、ピンホール状の光洩れ現象である。これは、遮光層または蒸着層の膜厚ムラ,ハジキ現象が発生すると、光カブリが発生する。また、シート部材でフイルムユニットを袋状に包み込んだときシール面の接着不良があると、シール面から光が侵入する原因となるので、シール条件や接着面の塗工均一性にも留意しなければならない。
【0054】
シート部材に滑性を付与するには、シート部材の最外層に添加する方法と、塗工する方法がある。滑剤としては、シリコーンオイル類,オレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミド,ステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸の金属塩,高級アルコールエステル,多価アルコールのエステルの脂肪酸エステルなどがあり、さらにアクリル系の微粒子マット剤,シリカ系のマット剤を表層に塗工するなどの方法がある。接着剤層の滑性付与には上記マット剤の使用が好ましい。
【0055】
剛性は、小さいほど引き出す抵抗は低くなる傾向にあるが、裂けやすくなり、裂けた材料が部分的にカメラ中に残留すると、撮影時に写り込み、問題となる。また、剛性は、大きいと、引出し時に過大な抵抗となる。剛性の低い材料として、PE,PA、剛性の高い材料として、PET,PC,PSなどに分類でき、これらを複合的に組み合わせ、厚みを調整することにより、最適の剛性を確保することができる。
【0056】
また、防湿性を付与することは、フイルムの保護の上で効果がある。水分の面透過率は、40℃90%の雰囲気中で5mg/24hr・1m2 以下の材料であることが好ましいが、弱シール部分の防湿性を確保できない場合は、さらに外装の包装材を使用することで、確実な防湿性を確保することができる。この場合には、シート部材に防湿性を確保する必要はない。防湿性を確保するには、アルミ箔,アルミ蒸着,セラミック蒸着などが挙げられる。
【0057】
フイルムユニットを包み込んだ後、フイルム面とシート部材が擦られて引き出されるので、フイルム表面の空気抵抗は低い方がスタチックカブリの発生が起こりにくい。シート部材の少なくともフイルムユニットを包む側(内側)の最外層に帯電防止剤やカーボンブラックを練り込んだり塗工する方法がある。
【0058】
前記弱シールとは、2枚のシート部材を20mm×5mmの面積で接着した後、一方のシート部材を固定して他方のシート部材を水平方向かつ接着領域の長手方向に引っ張り、2枚のシート部材が互いに5mm剥がれるときの引張力の最大値が700g以下、好ましくは100g以上500g以下である接着面を有するものをいう。この引張力が大き過ぎると巻取り軸にかかる力が過大となり、ギアの破損,軸の変形またカメラの電池の消耗が大きくなる。引張力が小さ過ぎると、製品として取扱中にシール面が剥がれて光カブリをおこす。
【0059】
接着剤としては、熱可塑性接着剤が使われる。例えば、ビニル系樹脂として、ポリ酢酸ビニル,ポリアクリル酸エステル、重縮合系樹脂として、ポリアミド,ポリエステル、重付加系樹脂として、熱可塑性ポリウレタン,またポリビニルアルコールなどが挙げられ、これらを混合して使ってもよい。
【0060】
弱シール性を付与するには、接着剤の塗工量を下げ、分子量や他の樹脂(例えば充填剤,可塑剤,増粘剤)の添加により、凝集力を下げることが有効である。また、シート部材のシール面を接着しにくい材料(例えば、シリコーン,フッ素系材料など)で処理しておき、界面の接着強度を下げることでも実現できる。
【0061】
なお、上記フイルムパック収納包装体の開口は、蓋部材によって塞がれるようにしたが、もっと簡易に、例えば開口よりやや大きいサイズのシール片で塞ぐようにしてもよい。
【0062】
以上説明した実施形態では、遮光袋を形成するシート部材においてシール部のみに接着剤を塗設するようにしたが、シート部材の片側全面に予め接着剤を塗設しておき、シール部となる部分のみを加熱・加圧するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のフイルムパック収納包装体によれば、シート部材を袋状に形成してフイルムユニットを複数枚積層して収納したフイルムパックとシート部材の一端部を係止した巻取り軸とを箱部材に収納したので、最初から最後までフイルムパックに直接手を触れることがなくフイルムユニットの装填作業を行うことができる。したがって、フイルムユニットに圧力カブリやスタチックカブリを発生させることなく、また誤ってフイルムパックに損傷を与えてフイルムユニットに光カブリを起こさせるようなこともなく、安全,確実にフイルムユニットの装填を行うことができる。また、廃棄物としては、シート部材が巻き付けられた巻取り軸と箱部材だけであるから、箱部材に環境に優しい紙等のローコストな材料を用いれば、従来のハードプラスチック製ケースと金属製の板バネを用いたフイルムパックに比較して、コストや資源保護,環境保護等の面でも有利である。
【0064】
また、本発明のカメラによれば、上記のようなフイルムパック収納包装体を予備室に挿入してから箱部材を引き出すことにより予備室にフイルムパックが収納されるとともに巻取り軸が予備室の支持部材に捕捉されるようにし、裏蓋を閉じることにより予備室がフイルム装填室に収納され、巻取り軸が回転駆動手段に連結されるようにしたので、フイルムパックに直接手で触ることなく、きわめて簡単,迅速にフイルムユニットの装填作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予備室,フイルムパック,巻取り軸,箱部材との関係を示す説明図である。
【図2】本発明のフイルムパック収納包装体の外観を示す斜視図である。
【図3】巻取り軸の一例を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】フイルムパック収納包装体の内部構造を示す断面図である。
【図6】フイルムパック収納包装体の内部を開口側から観た平面図である。
【図7】フイルムパックの外観を示す斜視図である。
【図8】遮光袋の展開図である。
【図9】筒状の包装部を示す斜視図である。
【図10】カメラの裏蓋を閉じた直後の状態を示す説明図である。
【図11】巻取り軸の端部を捕捉する支持部材の先端部構造を示す説明図である。
【図12】別の巻取り軸の例を示す斜視図である。
【図13】巻取り軸の軸端面に形成された円錐状の凹部に係合して巻取り軸を回動自在に支持する支持部材の例を示す断面図である。
【図14】図13に示す巻取り軸の凹部に係合されるボールプランジャーを示す断面図である。
【図15】鋏形状の支持部材の例を示す説明図である。
【図16】巻取り軸の断面形状の例を示す説明図である。
【図17】別の箱部材の例を示す斜視図である。
【図18】図17に収納される固定板を示す説明図である。
【図19】別の固定板の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フイルムパック収納包装体
2 フイルムパック
3,77,78,81,83,103,134 巻取り軸
5,118 箱部材
7 蓋部材
10 ギア
12 遮光袋
12a シート部材
14,15 スペース
18,19,20a,20b,24 弾性部材
21,22 押さえ部材
30 フイルムユニット
35 包装部
35b,35c 縁部
36 舌片部
36b 先端部
38a,38b,40 シール部
50 カメラ
51 フイルム装填室
52 予備室
53 裏蓋
62,63,85,89 支持部材
65 切欠
88 捕捉部材
120,130 固定板
121,135,136 押さえ部
122,131 軸固定部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a film pack housing and packaging body and a camera, and more particularly to a film pack housing and packaging body and a camera capable of easily and quickly loading a self-development processing type film unit.
[0002]
[Prior art]
There is known an instant film pack (hereinafter referred to as a film pack) used by being loaded into an instant camera. This film pack is a mono-sheet type self-development processing type having a rectangular shape in a box-shaped hard plastic light-shielding container (hard case), as described in, for example, JP-A-7-209814. A plurality of film units (hereinafter referred to as film units) are stacked and stored. In this film unit, a developing solution pod in which a developing solution is sealed at one opposite edge of a photosensitive sheet provided with a photosensitive layer and an image receiving layer, and an excess developing solution is captured and cured at the other edge. A trap portion is provided and can be handled as one sheet until the end.
[0003]
The hard case is formed with an opening for exposure and a discharge port for discharging the exposed film unit, and inside this is a thin plate-like shape made of hard plastic that shields the exposure opening. A light-shielding cover is accommodated on the exposure surface of the uppermost film unit, and a spring member for pressing the film unit toward the exposure opening is accommodated between the lowermost film unit and the inner wall surface. In this way, the hard case of the film pack uses a large amount of resin and metal, and although it has a complicated structure and is expensive, it is discarded as trash after all of the built-in film units have been filmed. Therefore, there are problems in terms of cost, resource protection, environmental protection, and the like.
[0004]
On the other hand, in JP-A-3-89338, an opening for taking out a film sheet is provided on the side of a flexible bag containing a plurality of stacked X-ray film sheets, and the opening is sealed by a light-shielding cover. A film sheet package for daytime loading is described. This package is once loaded in the magazine and then mounted on the X-ray apparatus. The tip of the light-shielding cover is wound around a spindle in the magazine, and when the magazine is loaded into the X-ray apparatus, the spindle is driven to peel off the light-shielding cover from the flexible bag, and the opening is exposed. . Next, after the film sheet is pulled out through the opening by the suction device or finger provided in the X-ray apparatus, the film sheet is transferred to a predetermined position in the apparatus by the film driving roller.
[0005]
JP-A-8-62782 discloses a package in which a plurality of laminated film sheets are partially surrounded by a protective carrier, and the protective carrier and the film sheet are wrapped in a flexible light shielding package. Has been. When the film pack is loaded into the printer, one end of the film pack is cut and the other end is grasped and removed by a roller, so that the protective carrier and the film sheet remain in the printer. The
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
A film pack using the film unit in place of the film sheet in the package or package described in the above publication can be considered, but has the following problems. The package as described in JP-A-3-89338 is advantageous in that the cost is low and the amount of waste is small compared to the film pack using the hard case. It is necessary to do double labor to attach the device to the device, and when the package is gripped directly by hand, the package is flexible. Also, there is a problem that the package and the film unit may rub and cause static fog in the film unit.
[0007]
Further, the package described in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-62782 is less expensive and less waste than the film pack using the hard case, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-89338 in that no magazine is used. It is advantageous over the described film pack. However, since a very large force is required to pull out the light shielding package with a roller, a large drive motor or the like is required, which increases the size of the camera and increases the cost of the camera. Further, since the light shielding package is flexible, there is a concern that pressure fog and static fog will occur if the light shielding package is directly gripped in the same manner as the package described in JP-A-3-89338.
[0008]
It is an object of the present invention to provide a film pack storage package and a camera that can easily and quickly load a film unit, are low in waste, are low-cost, and do not cause pressure fog or static fog in the film unit. Objective.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the film pack storage and packaging body of the present invention forms a single belt-like sheet member into a bag shape so as to be disassembled by pulling one end in one direction. A film pack in which a plurality of development-type film units are stacked and stored in a light-tight manner, a winding shaft that locks one end portion of the sheet member and is rotated by driving means on the camera side, and the winding shaft And a box member for storing the film pack, a plurality of fixing means provided inside the box member for removably fixing the winding shaft and the film pack at predetermined positions, and provided inside the box member. And a receiving space for receiving support means on the camera side for capturing and rotatably supporting both ends of the winding shaft.
[0010]
In the camera of the present invention, one belt-like sheet member is formed in a bag shape so that it is disassembled by pulling one end in one direction, and a plurality of self-development processing type film units are stacked therein. Using the film pack containing the film pack stored in a light-tight manner, a winding shaft for locking one end of the sheet member, and a box member for storing the winding shaft and the film pack, the film unit is used. A spare room in which the film loading chamber is loaded, a spare chamber that is taken in and out of the film loading chamber in conjunction with the opening and closing operation of the back cover, and that accepts the film pack storage package when the back cover is open, A support member that is provided in the chamber and enters the box member when the film pack storage package is inserted into the spare chamber and captures the take-up shaft and rotatably supports the box member; And a rotation driving means for the take-up shaft connected to the take-up shaft by accommodating the preliminary chamber in the film loading chamber in response to the closing operation of the back cover. As the sheet advances, the sheet member is wound around the winding shaft, and the film pack is disassembled so that the film unit is loaded into the film loading chamber.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 2, a film pack storage and
[0012]
As shown in FIG. 3, there is a gap L at the center of the
[0013]
The diameter γφ of the
[0014]
As the material used for the winding
[0015]
As shown in FIG. 5, the
[0016]
At both corners of the
[0017]
The
[0018]
A square-shaped
[0019]
As shown in FIG. 7, the
[0020]
As shown in FIG. 8, the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
To wrap the
[0024]
After that, the
[0025]
Next, the
[0026]
The
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 10, the camera 50 using the film pack housing /
[0028]
As shown in the figure, a pair of elongated plate-
[0029]
In the upper part of the
[0030]
In order to load the
[0031]
When the film
[0032]
Thereafter, when the
[0033]
When the
[0034]
If the shutter button is pushed down with the photographic lens 75 pointed at the subject, photometry is performed and then the shutter is driven to expose the uppermost film unit 30a through the
[0035]
When the end of the developing
[0036]
Thereafter, by similarly operating the shutter button, it is possible to sequentially expose all the
[0037]
Thus, since the
[0038]
The take-up
[0039]
As the camera-side support member that captures the take-up
[0040]
Further, as shown in FIG. 16, the cross-sectional shape of the winding shaft may be a
[0041]
In FIGS. 17 and 18 showing another embodiment of the film pack storing and packaging body, the
[0042]
The holding
[0043]
In FIG. 19 showing another fixing plate, the fixing
[0044]
The pair of pressing portions 135 and 136 provided at positions facing the
[0045]
As the
[0046]
The “ACE”
[0047]
The sheet member used in the present invention is required to have a high light-shielding property and slipperiness and an appropriate rigidity. In order to ensure the light shielding property of the film unit, the light passing through the sheet surface of the sheet member needs to be at least 0.01 lux.sec., For example, the light shielding property of external light is 100,000 lux.100 seconds. 1/10 9 The following needs to be dimmed. For this reason, the sheet member is preferably subjected to carbon black, aluminum foil, aluminum deposition, or a combination thereof. The amount of carbon black added is 1 g / m 2 Or more, preferably 1.5 g / m 2 Set as above. The carbon black to be used is preferably a low sulfur component, for example, a material described in JP-A-3-179342.
[0048]
Further, according to WO (International Publication) 89/12847, carbon usually contains a cyanide compound. Cyanide compounds are known to have a chemical effect on photographic films, and as their content increases, photographic properties are adversely affected. The cyanide content, which causes no problem in photographic performance, varies depending on the amount of carbon used, but is generally 3 ppm / carbon weight. The cyan compound content here is determined by the following method.
[0049]
The carbon is refluxed in the presence of sulfuric acid, and the generated hydrogen cyanide is trapped with a 0.1N aqueous sodium hydroxide solution, and then quantified by a 4-pyridinecarboxylic acid / pyrazolone absorption spectrometry. Thereafter, the amount of hydrogen cyanide is converted into ppm units relative to the weight of carbon.
[0050]
Carbon cyanide content is very correlated with DBP (dibutyl peroxide) oil absorption. For carbon having a DBP oil absorption of less than 65 ml / 100 g, the cyanide content is in a critical area for photographic performance. In addition, the relationship between the amount of ash contained in carbon is also very correlated, and the amount of ash is 0.5% or more, and the cyanide content falls into a dangerous area for photographic performance.
[0051]
Therefore, the carbon used in the present invention is a carbon having a DBP oil absorption of 65 ml / 100 g or more, or 0.5% or less if specified by the ash content, and the cyanide content is 2 ppm or less by the above measuring method. Carbon is preferred.
[0052]
Examples of the polymer used for the sheet member include polyethylene (PE), polypropylene (PP), polyethylene terephthalate (PET), polyamide (PA), polycarbonate (PC), polystyrene (PS), polyphenylene oxide (PPO), and the like. It is used in combination due to rigidity, adhesive adhesion, dispersibility of carbon black, ease of lamination, and ease of vapor deposition.
[0053]
A point to be noted about the light shielding property is a pinhole-like light leakage phenomenon. This is because optical fogging occurs when the film thickness unevenness or repellency phenomenon of the light shielding layer or the vapor deposition layer occurs. Also, when the film unit is wrapped in a bag shape with a sheet member, if there is poor adhesion on the seal surface, light may enter from the seal surface, so you must also pay attention to the sealing conditions and coating uniformity of the adhesive surface. I must.
[0054]
In order to impart lubricity to the sheet member, there are a method of adding to the outermost layer of the sheet member and a method of coating. Lubricants include silicone oils, higher fatty acid amides such as oleic acid amide, higher fatty acid metal salts such as zinc stearate, higher alcohol esters, fatty acid esters of polyhydric alcohol esters, and acrylic fine particle mats. There are methods such as coating the surface layer with an agent and a silica-based matting agent. The use of the above matting agent is preferred for imparting the lubricity of the adhesive layer.
[0055]
The smaller the rigidity, the lower the resistance to be pulled out. However, it becomes easy to tear, and if the torn material partially remains in the camera, it becomes a problem when it is captured. Moreover, if the rigidity is large, an excessive resistance will be caused when the drawer is pulled out. The material having low rigidity can be classified into PE, PA, and the material having high rigidity, such as PET, PC, PS, etc., and by combining these in combination and adjusting the thickness, the optimum rigidity can be ensured.
[0056]
Also, imparting moisture resistance is effective in protecting the film. The surface transmittance of moisture is 5 mg / 24 hr · 1 m in an atmosphere of 40 ° C. and 90%. 2 Although the following materials are preferable, when moisture-proof property of the weak seal portion cannot be ensured, reliable moisture-proof property can be ensured by using an outer packaging material. In this case, it is not necessary to ensure moisture resistance for the sheet member. In order to ensure moisture resistance, aluminum foil, aluminum vapor deposition, ceramic vapor deposition and the like can be mentioned.
[0057]
After the film unit is wrapped, the film surface and the sheet member are rubbed and pulled out, so that static fog is less likely to occur when the air resistance on the film surface is lower. There is a method in which an antistatic agent or carbon black is kneaded or applied to at least the outermost layer (inner side) of the sheet member that wraps the film unit.
[0058]
The weak seal means that two sheet members are bonded in an area of 20 mm × 5 mm, then one sheet member is fixed, and the other sheet member is pulled in the horizontal direction and the longitudinal direction of the bonding region. A member having an adhesive surface having a maximum tensile force of 700 g or less, preferably 100 g or more and 500 g or less when the members are peeled from each other by 5 mm. If the tensile force is too large, the force applied to the take-up shaft becomes excessive, and the gear is damaged, the shaft is deformed, and the battery of the camera is consumed. If the tensile force is too small, the sealing surface peels off during handling as a product, causing optical fogging.
[0059]
A thermoplastic adhesive is used as the adhesive. For example, vinyl resin, polyvinyl acetate, polyacrylate, polycondensation resin, polyamide, polyester, polyaddition resin, thermoplastic polyurethane, polyvinyl alcohol, etc. May be.
[0060]
In order to impart weak sealability, it is effective to reduce the cohesive force by reducing the coating amount of the adhesive and adding molecular weight or other resins (for example, fillers, plasticizers, thickeners). It can also be realized by treating the sealing surface of the sheet member with a material that is difficult to adhere (for example, silicone, fluorine-based material, etc.) and reducing the adhesive strength at the interface.
[0061]
In addition, although the opening of the said film pack storage packaging body was block | closed with the cover member, you may make it block | close with the seal piece of a size a little larger than opening, for example.
[0062]
In the embodiment described above, the adhesive is applied only to the seal portion in the sheet member forming the light shielding bag. However, the adhesive is previously applied to the entire surface of one side of the sheet member to form the seal portion. Only the portion may be heated and pressurized.
[0063]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the film pack storage and packaging body of the present invention, the sheet member is formed in a bag shape and a plurality of film units are stacked and stored, and one end of the sheet member is locked. Since the take-up shaft is stored in the box member, the film unit can be loaded without touching the film pack directly from the beginning to the end. Therefore, it is possible to load the film unit safely and securely without causing pressure fog or static fog on the film unit, and without accidentally damaging the film pack and causing optical fog on the film unit. It can be carried out. In addition, since the waste is only the winding shaft and the box member around which the sheet member is wound, if a low-cost material such as environmentally friendly paper is used for the box member, the conventional hard plastic case and metal Compared to a film pack using a leaf spring, it is advantageous in terms of cost, resource protection, environmental protection, and the like.
[0064]
Further, according to the camera of the present invention, the film pack is stored in the spare chamber by inserting the film pack housing and packaging body as described above into the spare chamber and then pulling out the box member, and the take-up shaft serves as the spare chamber. Since the preliminary chamber is housed in the film loading chamber by closing the back cover so that it can be captured by the support member, and the take-up shaft is connected to the rotation drive means, the film pack can be directly touched by hand. The film unit can be loaded very easily and quickly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a relationship among a spare chamber, a film pack, a winding shaft, and a box member according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing the appearance of the film pack storage package of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing an example of a winding shaft.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the internal structure of the film pack storage package.
FIG. 6 is a plan view of the inside of the film pack storage package viewed from the opening side.
FIG. 7 is a perspective view showing an appearance of a film pack.
FIG. 8 is a development view of the light shielding bag.
FIG. 9 is a perspective view showing a cylindrical packaging portion.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a state immediately after the back cover of the camera is closed.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a tip structure of a support member that captures an end of a winding shaft.
FIG. 12 is a perspective view showing another example of the winding shaft.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing an example of a support member that engages with a conical recess formed on the shaft end surface of the winding shaft and rotatably supports the winding shaft.
14 is a cross-sectional view showing a ball plunger engaged with a recess of the take-up shaft shown in FIG.
FIG. 15 is an explanatory view showing an example of a hook-shaped support member.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an example of a cross-sectional shape of a winding shaft.
FIG. 17 is a perspective view showing an example of another box member.
18 is an explanatory view showing a fixing plate housed in FIG.
FIG. 19 is an explanatory view showing another example of the fixing plate.
[Explanation of symbols]
1 Film pack storage package
2 Film pack
3,77,78,81,83,103,134 Winding shaft
5,118 Box member
7 Lid member
10 Gear
12 Shading bag
12a Sheet member
14,15 space
18, 19, 20a, 20b, 24 Elastic member
21, 22 Holding member
30 film units
35 Packaging Department
35b, 35c edge
36 Tongue piece
36b Tip
38a, 38b, 40 seal part
50 cameras
51 Film loading chamber
52 spare room
53 Back cover
62, 63, 85, 89 Support member
65 notches
88 Capture member
120,130 fixed plate
121, 135, 136 Holding part
122,131 shaft fixing part
Claims (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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-
1997
- 1997-02-05 JP JP02247697A patent/JP3685471B2/en not_active Expired - Fee Related
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