JP3685360B2

JP3685360B2 - Method for producing aluminum alloy lithographic printing plate support

Info

Publication number: JP3685360B2
Application number: JP23185298A
Authority: JP
Inventors: 宏和澤田; 博和榊
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1998-08-18
Filing date: 1998-08-18
Publication date: 2005-08-17
Anticipated expiration: 2018-08-18
Also published as: JP2000064004A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平版印刷版用支持体の製造方法に係わり、特にアルミニウム合金を溶解した溶湯を連続鋳造圧延及び冷間圧延によって０．１〜０．５mmの厚みに仕上げ、表面に粗面化処理を行うことで平版印刷版用支持体を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本発明人らによってアルミニウム合金を３ｍｍ以下に連続鋳造して平版印刷版用支持体を製造する方法が先に提案されている（特開平７−１３８７１７号公報）が、３ｍｍ以下に連続鋳造した後、印刷版に適した機械強度にするためには途中で中間焼鈍等の熱処理を行う必要があった。アルミニウム合金を３ｍｍ以下に連続鋳造する方法は、非常に工程が単純であるため、短納期かつ低コストで平版印刷版用支持体を製造することが出来るが、中間焼鈍などの熱処理を必要とするため、アルミを加熱するための多くの熱エネルギーを消費するとともに、熱処理工程に要する時間がかかるという不具合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、取り扱い性の優れたアルミニウム合金製平版印刷版用支持体を、極めて低コスト、短納期で製造する方法を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
アルミニウムに合金溶湯を溶湯供給ノズルを介して１対の冷却ローラの間に供給しその冷却ローラによってアルミニウム溶湯を凝固させつつ圧延を行う、双ローラ式連続鋳造装置を用いて厚さ０．８−１．５ｍｍの板を連続鋳造し、途中に熱処理を行うことなく、冷間圧延で０．１〜０．５ｍｍの厚みに仕上げ、冷間圧延後の抗張力が１４０ＭＰａ以上１９０ＭＰａ未満である平版印刷版用支持体を製造する。
【０００５】
【発明の実施の形態】
通常平版印刷版用アルミニウム合金支持体の製造方法としては、下記の内容が使用できる。
所定の成分に調整されたアルミニウム合金溶湯を常法に従い清浄化処理を施し、鋳造する。清浄化処理には、溶湯中の水素などの不要なガスを除去するために、フラックス処理、Ａｒガス、Ｃｌガス等を使った脱ガス処理や、セラミックチューブフィルタ、セラミックフォームフィルタ、等のいわゆるリジッドメディアフィルターや、アルミナフレーク、アルミナボール等を濾材とするフィルタや、グラスクロスフィルター等を使ったフィルタリング。あるいは、脱ガスとフィルタリングを組み合わせた処理が行われる。これらの清浄化処理は、溶湯中の、非金属介在物、酸化物、等の異物による欠陥、溶湯にとけ込んだガスによる欠陥を防ぐために、実施されることが望ましい。
以上のように、清浄化処理を施された溶湯を使って、鋳造を行う。鋳造方法に関しては、ＤＣ鋳造法に代表される、固定鋳型を用いる方法と、連続鋳造法に代表される、駆動鋳型を用いる方法がある。工程を複雑にすることなく、低コスト、短納期でＡｌを製造するためには、連続鋳造法に代表される、駆動鋳型を用いる方法が望ましい。
連続鋳造法には、ハンター法、３Ｃ法に代表される、冷却ローラを用いた方法、ハズレー法、アルスイスキャスターII型に代表される冷却ベルト、冷却ブロックを用いた方法が、工業的に行われている。連続鋳造法に関しては、本願発明者らによって、特開平３−７９７９８号、特開平５−２０１１６６号、特開平５−１５６４１４号、特開平６−２６２２０３号、特開平６−１２２９４９号、特開平６−２１０４０６号、特開平６−２６２３０８号各公報等に開示されている。
【０００６】
連続鋳造を行った場合、例えば、ハンター法等の冷却ローラを用いると板厚１〜１０ｍｍの鋳造板を直接連続鋳造圧延でき、熱間圧延の工程を省略できるメリットが得られる。また、ハズレー法等の冷却ローラを用いると、板厚１０〜５０ｍｍの鋳造板が鋳造でき、一般的に、鋳造直後に熱間圧延ローラを配置し連続的に圧延することで、板厚１〜１０ｍｍの連続鋳造圧延板が得られる。鋳造直後に熱間圧延ローラを必要としない点で、ハンター法等の冷却ローラを用いる方法が工程がよりシンプルであり、低コスト、短納期には適している。しかし、板厚１〜１０ｍｍの連続鋳造圧延板を得た場合、例えば連続鋳造後の板厚が２〜10ｍｍでは、その後の冷間圧延の途中で、中間焼鈍と呼ばれる熱処理を行わなければ平版印刷版用支持体として厚み０．１〜０．５ｍｍに仕上げた際、抗張力が高過ぎで平版印刷版用支持体には適さない。平版印刷版用支持体の抗張力が１９０ＭＰａ以上になると印刷機の版胴と呼ばれるドラムに巻き付けて取り付ける際の版胴へのフィットネス性が劣る。逆に１４０ＭＰａ未満になると、フィットネス性は良好であるが、版胴への固定時に、抗張力が低すぎて版が切れる不具合が生じる。そのため１４０ＭＰａ以上１９０ＭＰａ未満の抗張力が望ましい。
【０００７】
本発明は連続鋳造後の板厚を２ｍｍ以下にすることで、その後の熱間圧延や熱処理工程を必要とすることなく、取り扱い性に優れた機械的強度を持つ平版印刷版を製造する事が出来る。
通常、所定の厚さ０．１〜０．５ｍｍに仕上げられたアルミニウムに板は平面性を改善するために、ローラレベラ、テンションレベラ等の矯正装置によって、平面性を改善しても良い。また、板巾を所定の巾に加工するため、スリッタラインを通すことも通常行われる。
このようにして作られたアルミニウム板は表面に粗面化処理や陽極酸化処理等の表面処理を行い、感光層を塗布して平版印刷板とすることが出来る。粗面化処理には、機械的粗面化、化学的粗面化、電気化学的粗面化が単独又は組み合わせて行われる。
また、通常アルミニウム板の表面の耐磨耗性を高めるために陽極酸化処理が施される。アルミニウム板の表面の耐磨耗性を高めるために陽極酸化処理が施される。アルミニウム板の陽極酸化処理に用いられる電解質としては多孔質酸化皮膜を形成するものならば、いかなるものでも使用することができる。一般には硫酸、リン酸、シュウ酸、クロム酸、またはそれらの混合液が用いられる。このようにして得られた平版印刷版用支持体の上には、従来より知られている感光層を設けて、感光性平版印刷版を得ることができる。この感光層中に用いられる感光性物質は特に限定されるものではなく、通常、感光性平版印刷版に用いられているものを使用できる。
【０００８】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例
図１に示した連続鋳造圧延装置を用いて、次のように鋳造板３６を連続鋳造圧延した。
まず溶解保持炉１２でＦｅ０．３％，Ｓｉ０．０８％，Ｃｕ０．０１％、残りはＡｌと不可避不純物になるように溶湯２２を調整し、温度７９０℃に保持した。溶解炉12を傾けて樋14に溶湯を注ぎ、溶湯供給ノズル１６から一対の回転ローラ１８、１８間に吐出させ、回転ローラ１８、１８間で凝固・冷却・圧延しながら所定の厚さの鋳造板３６を連続鋳造圧延した。溶湯の液面は、センサ３２と制御装置３４を用いて溶解炉傾動用モータ２４を制御する事で一定に保たれる。鋳造板３６はコイラ２０で巻き上げたり、必要に応じてカッター３８で切断することが出来る。
Ｔｉの供給は、例えばＡｌ−Ｔｉ（5%）−Ｂ（1%）の合金ワイヤ２３を結晶微細化材として、樋１４中の溶湯２２に供給する事が出来る。供給速度を変えることで、溶湯２２中のＴｉ濃度｛Ｔｉ｝を変えることが出来る。あるいは、溶解保持炉１２中に、Ａｌ−Ｔｉ（５％）の母合金ブロックや、Ａｌ−Ｔｉ（5%）−Ｂ（1%）の母合金ブロックを必要量添加することによっても可能である。
【０００９】
連続鋳造された板はその後熱処理をされることなく、図２に例示するごとき冷間圧延機５０の圧延ローラ５６間で厚みを０．１〜０．５ｍｍまで圧延される。更に、図３に示す矯正機８０の矯正ローラ８６によって平面性を改善し、必要に応じて耳部をスリッタ（図示せず。）で所定の巾まで切除しても良い。このようにして平版印刷版用アルミニウム板が製造される。
このようにして出来たアルミニウム板に粗面化処理、陽極酸化処理、感光層の塗布・乾燥を行って、平版印刷版とすることが出来る。
ここでは、熱処理を行うこと無しに、０．１〜０．５ｍｍの平版印刷版厚みに仕上げたときに、平版印刷版として取り扱うのに最適な抗張力を与えることが本発明の目的であるため、以下に示す実施例と比較例において、抗張力を評価し、本発明の特徴を説明する。
本発明の実施例と比較例とするため、鋳造ノズルの開口部と冷却ローラ間の間隔を変えて、厚みの異なる連続鋳造圧延板を製作した。それらの板に、途中で熱処理を施すことなく冷間圧延を施し、０．１〜０．５ｍｍの範囲の厚みに板を仕上げて抗張力を評価した。
表１に実施例、比較例の内訳と冷間圧延後の抗張力測定結果及び取り扱い性の評価結果を示す。
【００１０】
【表１】

【００１１】
このように、本発明の実施例は２ｍｍ以下の薄板に続鋳造することで、冷間圧延のみで平版印刷版用厚みの０．１〜０．５ｍｍに仕上げても抗張力が適当な値になり、取り扱い性にも優れる。
一方、比較例１、２はいずれも抗張力が大きすぎ、取り扱い性に劣る。特に、印刷機の版胴に取り付ける際のフィットネス性が劣る結果であった。
当然、０．１〜０．５ｍｍの範囲で色々な厚みの平版印刷版を製造する場合、１４０ＭＰａ以上１９０ＭＰａ未満の範囲内で所望の抗張力にするためには、鋳造する板厚を各々最適な厚みにすれば良いことはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】
途中で中間焼鈍等の熱処理を行うことなく平版印刷版用厚みの０．１〜０．５ｍｍに仕上げても抗張力が適当な値になり、取り扱い性にも優れた平版印刷版を製造することが出来る。また、中間焼鈍などの熱処理に必要な多くの熱エネルギーが不要となり、省エネルギーが可能となる。また、熱処理工程に要する時間も不要とでき、極めて短納期で平版印刷版用支持体を製造できる。
このように本発明は、極めて低コスト、短納期かつ省エネルギーを実現しつつ、アルミニウム合金製平版印刷版用支持体を製造可能な方法を提供するものである。
また、本発明によるときは、工程が簡略化できるので、製造にかかるコスト、時間、エネルギーを大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施態様の１例である連続鋳造圧延装置の全体構成を示す
【図２】本発明の実施態様の１例である冷間圧延装置の全体構成を示す。
【図３】本発明の実施態様の１例である矯正装置の全体構成を示す。
【符号の説明】
１０連続鋳造圧延装置
１２溶解保持炉
１４樋
１６溶湯供給ノズル
１８回転式冷却ローラ
２２溶湯
３２液面センサ
３６鋳造板
３８カッター
５０冷間圧延機
５６圧延ローラ
５８バックアップローラ
８０矯正装置
８６矯正ローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a support for a lithographic printing plate, and in particular, a molten metal in which an aluminum alloy is dissolved is finished to a thickness of 0.1 to 0.5 mm by continuous casting and cold rolling, and the surface is roughened. It is related with the method of manufacturing the support body for lithographic printing plates by performing.
[0002]
[Prior art]
The present inventors have previously proposed a method for producing a lithographic printing plate support by continuously casting an aluminum alloy to 3 mm or less (Japanese Patent Laid-Open No. 7-138717). In order to obtain a mechanical strength suitable for a printing plate, it is necessary to perform a heat treatment such as intermediate annealing in the middle. The method of continuously casting an aluminum alloy to 3 mm or less is very simple and can produce a lithographic printing plate support at a short delivery time and at a low cost, but requires heat treatment such as intermediate annealing. For this reason, there is a problem in that much heat energy for heating aluminum is consumed and it takes time for the heat treatment process.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a method for producing an aluminum alloy lithographic printing plate support excellent in handleability at a very low cost and with a short delivery time.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Aluminum alloy melt is rolling while solidifying the molten aluminum by supplying the cooling roller during the cooling roller pair through a melt feed nozzle, with a twin roller continuous casting apparatus thickness 0.8 to A lithographic printing plate in which a 1.5 mm plate is continuously cast, finished to a thickness of 0.1 to 0.5 mm by cold rolling without performing heat treatment in the middle, and the tensile strength after cold rolling is 140 MPa or more and less than 190 MPa A support is produced.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Usually, the following contents can be used as a method for producing an aluminum alloy support for a lithographic printing plate.
A molten aluminum alloy adjusted to a predetermined component is subjected to a cleaning process according to a conventional method and cast. In the cleaning process, in order to remove unnecessary gas such as hydrogen in the molten metal, flux treatment, degassing process using Ar gas, Cl gas, etc., so-called rigid such as ceramic tube filter, ceramic foam filter, etc. Filtering using media filters, filters using alumina flakes, alumina balls, etc., glass cloth filters, etc. Or the process which combined degassing and filtering is performed. These cleaning treatments are desirably carried out in order to prevent defects due to foreign matters such as non-metallic inclusions and oxides in the molten metal and defects due to gas dissolved in the molten metal.
As described above, casting is performed using the molten metal that has been subjected to the cleaning treatment. As for the casting method, there are a method using a fixed mold represented by a DC casting method and a method using a driving mold represented by a continuous casting method. In order to produce Al at a low cost and a short delivery time without complicating the process, a method using a driving mold represented by a continuous casting method is desirable.
For the continuous casting method, a method using a cooling roller represented by the Hunter method and the 3C method, a Husley method, a cooling belt represented by the Al Swiss Caster type II, and a method using a cooling block are industrially performed. It has been broken. With respect to the continuous casting method, the inventors of the present application disclosed in JP-A-3-79798, JP-A-5-201166, JP-A-5-156414, JP-A-6-262203, JP-A-6-122949, JP-A-6-122549. -210406, JP-A-6-262308, and the like.
[0006]
When continuous casting is performed, for example, when a cooling roller such as a Hunter method is used, a cast plate having a thickness of 1 to 10 mm can be directly continuously cast and rolled, and a merit that a hot rolling process can be omitted is obtained. In addition, when a cooling roller such as the Husley method is used, a cast plate having a thickness of 10 to 50 mm can be cast. Generally, a hot rolling roller is arranged immediately after casting and continuously rolled, so that a thickness of 1 to 1 is obtained. A 10 mm continuous cast and rolled plate is obtained. Since a hot rolling roller is not required immediately after casting, a method using a cooling roller such as a Hunter method has a simpler process and is suitable for low cost and short delivery. However, when a continuously cast and rolled plate having a thickness of 1 to 10 mm is obtained, for example, when the thickness after continuous casting is 2 to 10 mm, lithographic printing is performed unless a heat treatment called intermediate annealing is performed during the subsequent cold rolling. When finished to a thickness of 0.1 to 0.5 mm as a plate support, the tensile strength is too high and it is not suitable for a lithographic printing plate support. When the tensile strength of the lithographic printing plate support is 190 MPa or more, the fitness to the plate cylinder when it is wound around and attached to a drum called a plate cylinder of a printing press is inferior. On the other hand, if it is less than 140 MPa, the fitness is good, but when fixed to the plate cylinder, the tensile strength is too low and the plate breaks. Therefore, a tensile strength of 140 MPa or more and less than 190 MPa is desirable.
[0007]
The present invention makes it possible to produce a lithographic printing plate having mechanical strength excellent in handleability without requiring a subsequent hot rolling or heat treatment step by reducing the plate thickness after continuous casting to 2 mm or less. I can do it.
Usually, in order to improve the flatness of the aluminum plate finished to a predetermined thickness of 0.1 to 0.5 mm, the flatness may be improved by a correction device such as a roller leveler or a tension leveler. Further, in order to process the plate width to a predetermined width, a slitter line is usually passed.
The aluminum plate thus produced can be subjected to surface treatment such as roughening treatment or anodizing treatment on the surface, and a photosensitive layer can be applied to form a lithographic printing plate. In the roughening treatment, mechanical roughening, chemical roughening, and electrochemical roughening are performed alone or in combination.
Also, an anodizing treatment is usually performed to increase the wear resistance of the surface of the aluminum plate. Anodization is performed to increase the wear resistance of the surface of the aluminum plate. Any electrolyte can be used as the electrolyte used for the anodizing treatment of the aluminum plate as long as it forms a porous oxide film. In general, sulfuric acid, phosphoric acid, oxalic acid, chromic acid, or a mixture thereof is used. On the lithographic printing plate support thus obtained, a conventionally known photosensitive layer is provided to obtain a photosensitive lithographic printing plate. The photosensitive material used in the photosensitive layer is not particularly limited, and those usually used for photosensitive lithographic printing plates can be used.
[0008]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described by way of examples.
EXAMPLE Using the continuous casting and rolling apparatus shown in FIG. 1, the cast plate 36 was continuously cast and rolled as follows.
First, in the melting and holding furnace 12, the molten metal 22 was adjusted so as to become Fe 0.3%, Si 0.08%, Cu 0.01%, and the remainder Al and inevitable impurities, and the temperature was maintained at 790 ° C. The melting furnace 12 is tilted, the molten metal is poured into the bowl 14, discharged from the molten metal supply nozzle 16 between the pair of

rotating rollers

18 and 18, and cast to a predetermined thickness while solidifying, cooling and rolling between the rotating

rollers

18 and 18. The plate 36 was continuously cast and rolled. The liquid level of the molten metal is kept constant by controlling the melting furnace tilting motor 24 using the sensor 32 and the control device 34. The cast plate 36 can be wound up by the coiler 20 or cut by a cutter 38 as necessary.
Ti can be supplied to the molten metal 22 in the cage 14 using, for example, an Al—Ti (5%)-B (1%) alloy wire 23 as a crystal refining material. By changing the supply rate, the Ti concentration {Ti} in the molten metal 22 can be changed. Alternatively, it is also possible to add a necessary amount of an Al—Ti (5%) master alloy block or an Al—Ti (5%) — B (1%) master alloy block to the melting and holding furnace 12. .
[0009]
The continuously cast plate is not subjected to heat treatment thereafter, and is rolled to a thickness of 0.1 to 0.5 mm between the rolling rollers 56 of the cold rolling mill 50 as illustrated in FIG. Further, the flatness may be improved by the straightening roller 86 of the straightening machine 80 shown in FIG. 3, and the ears may be cut to a predetermined width with a slitter (not shown) if necessary. In this way, an aluminum plate for a lithographic printing plate is produced.
The aluminum plate thus obtained can be made into a lithographic printing plate by subjecting it to a surface roughening treatment, anodizing treatment, and coating and drying of the photosensitive layer.
Here, since it is an object of the present invention to provide an optimum tensile strength to handle as a lithographic printing plate when finished to a lithographic printing plate thickness of 0.1 to 0.5 mm without performing heat treatment, In the following examples and comparative examples, the tensile strength is evaluated and the features of the present invention will be described.
In order to make an example of the present invention and a comparative example, continuous cast rolled plates having different thicknesses were manufactured by changing the distance between the opening of the casting nozzle and the cooling roller. These plates were subjected to cold rolling without being subjected to heat treatment in the middle, and the plates were finished to a thickness in the range of 0.1 to 0.5 mm to evaluate the tensile strength.
Table 1 shows the breakdown of the examples and comparative examples, the measurement results of the tensile strength after cold rolling, and the evaluation results of the handleability.
[0010]
[Table 1]

[0011]
As described above, in the embodiment of the present invention, the tensile strength becomes an appropriate value even when finished to a thickness of 0.1 to 0.5 mm for a lithographic printing plate only by cold rolling by continuously casting a thin plate of 2 mm or less. Excellent handleability.
On the other hand, Comparative Examples 1 and 2 both have too high tensile strength and are inferior in handleability. In particular, the fitness was poor when attached to the plate cylinder of a printing press.
Naturally, when producing lithographic printing plates having various thicknesses in the range of 0.1 to 0.5 mm, the plate thickness to be cast is an optimum thickness in order to obtain a desired tensile strength within the range of 140 MPa to less than 190 MPa. Needless to say, it is good.
[0012]
【The invention's effect】
It is possible to produce a lithographic printing plate having an appropriate value of tensile strength and excellent handleability even if it is finished to a thickness of 0.1 to 0.5 mm for a lithographic printing plate without performing heat treatment such as intermediate annealing in the middle. I can do it. Further, much heat energy necessary for heat treatment such as intermediate annealing is not required, and energy saving is possible. Further, the time required for the heat treatment step can be eliminated, and a lithographic printing plate support can be produced with extremely short delivery time.
Thus, the present invention provides a method capable of producing an aluminum alloy planographic printing plate support while realizing extremely low cost, short delivery time, and energy saving.
In addition, according to the present invention, since the process can be simplified, the cost, time and energy required for production can be greatly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows the overall configuration of a continuous casting and rolling apparatus as an example of an embodiment of the present invention. FIG. 2 shows the overall configuration of a cold rolling apparatus as an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 shows an overall configuration of a correction device as an example of an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Continuous casting and rolling apparatus 12 Melting and holding furnace 14 樋 16 Molten metal supply nozzle 18 Rotary cooling roller 22 Molten metal 32 Liquid level sensor 36 Casting plate 38 Cutter 50 Cold rolling mill 56 Rolling roller 58 Backup roller 80 Straightening device 86 Straightening roller 86

Claims

An aluminum alloy cast plate is produced using a twin-roller continuous casting apparatus that feeds a molten aluminum alloy between a pair of cooling rollers via a molten metal supply nozzle and rolls the molten aluminum solidified by the cooling roller, In the manufacturing method in which the cast plate is cold- rolled to a thickness of 0.1 to 0.5 mm and subjected to correction and roughening treatment to obtain a support for a lithographic printing plate, the plate thickness cast by the continuous casting is 0.8-1.5 mm, characterized in that it is finished to a thickness of 0.1-0.5 mm by cold rolling without performing heat treatment in the middle, and the tensile strength after cold rolling is 140 MPa or more and less than 190 MPa. A method for producing a lithographic printing plate support.

The method for producing a lithographic printing plate support according to claim 1, wherein the aluminum alloy is a JIS1000 material.

The aluminum alloy is Fe: 0.03-0.8%, Si: 0.02-0.3%, Cu: 0-0.05%, Ti: 0.005-0.1%, and the balance Al. A method for producing a lithographic printing plate support according to claim 1.