JP3683839B2 - Information relay apparatus, information processing system, and recording medium - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報中継装置、情報処理システム及び記録媒体に係り、特に、複数の情報処理装置間で送受する情報を中継する情報中継装置、該情報中継装置を含んで構成された情報処理システム、及びコンピュータを情報中継装置として機能させるためのプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、提供サービスの質の向上や業務の省力化の更なる推進、情報資源の共有化等を目的として、既存の複数の情報処理システムを相互に情報の交換が可能なように連結・統合することで、種々の機能を提供可能な単一の大規模情報処理システムを構築したいというニーズが生じてきている。例えば銀行等の金融機関では、取引や商品、マーケットの種類毎に情報処理システムが別々に構築されてきたが、近年では、業務上の判断を適切に行うために異なる商品・異なるマーケットについての情報を常に注視する必要がある等のように、複数の情報処理システムを並列に利用せざるを得ない業務が増えてきており、各情報処理システムを連結・統合することで、種々の機能を容易に利用可能な環境を実現することが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、連結・統合が求められている個々の情報処理システムが、他の情報処理システムと連結・統合することを想定して構築されていることは極めて稀であり、連結・統合が要求されている個々の情報処理システムは、ハードウェアが互いに相違しており、かつオペレーティング・システム(OS)やデータベース(DB)等の基幹となるソフトウェアも互いに相違していることが殆どである。また、情報を送受信する際の転送方式が各情報処理システムで一定していなかったり、或いは商品コードや顧客コード等のコード情報の体系等が各情報処理システム毎に相違していることも多い。
【0004】
このため、複数の情報処理システムを連結・統合するに際しては、個々の情報処理システムから送信される情報を、送信先の情報処理システムが受信可能な情報に変換する必要がある。これは、情報を送信する側又は受信する側に、前記変換を行うためのインタフェース機構を設けることで実現できるが、連結・統合する情報処理システムの数が増大するに伴い、設けるべきインタフェース機構の数も大幅に増大する(情報処理システムの数をnとすると、最大でn(n−1)/2個のインタフェース機構が必要となる)ので、開発負荷が非常に大きく、後から新たな情報処理システムを連結する場合に新たなインタフェース機構も同時に設ける必要があるので、メインテナンス性も非常に悪い。
【0005】
また、複数の情報処理システムを統合した大規模情報処理システムにおいて、何らかの障害により個々の情報処理システム間で情報の送受が正常に行われなかった場合を考慮すると、情報システム間の情報の送受は一旦送信した情報の再送信が可能であることが望ましく、また単一の情報処理システムから複数の情報処理システムへ同一の情報を送信する場合を考慮すると、単一の情報を複数の情報処理システムへ各々送信することも可能であることが望ましい。しかし、前述したインタフェース機構に情報の再送信や複数の送信先への情報の送信等のための追加機能も設けたとすると、個々のインタフェース機構の構成が複雑化するので、開発負荷が膨大なものになる。
【0006】
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、複数の情報処理装置(情報処理システム)の連結・統合に際し、個々の情報処理装置の構成の変更を必要最小限に抑制できる情報中継装置及び記録媒体を得ることが目的である。
【0007】
また本発明は、既存の複数の情報処理装置(情報処理システム)を連結・統合することによる構築を容易に実現できる情報処理システムを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る情報中継装置は、複数の情報処理装置と通信回線を介して接続され、前記情報処理装置間で送受する情報を中継する情報中継装置であって、送信元の情報処理装置から受信したデータを解析する解析手段と、ファイル単位でデータを転送するファイル転送方式で受信したデータをメッセージ単位でデータを転送するメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、前記メッセージ転送方式で受信したデータを前記ファイル転送方式で送信するためのデータに変換する第1の処理を行う第1処理部、受信したデータの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理を行う第2処理部、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理を行う第3処理部、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理を行う第4処理部、及び、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行う第5処理部を各々含んで構成され、前記解析手段による解析結果に基づいて前記第1処理乃至前記第5処理の少なくとも1つを行う処理手段と、前記処理手段による処理を経たデータを送信先の情報処理装置へ送信する送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項1記載の発明に係る情報中継装置は、複数の情報処理装置と通信回線を介して接続され、情報処理装置間で送受する情報を中継する。なお、ここでいう情報処理装置は、単一のコンピュータから成る情報処理装置であってもよいし、複数台のコンピュータが通信回線を介して接続されて成る情報処理装置(所謂コンピュータ・ネットワーク)であってもよい。
【0010】
請求項1記載の発明に係る情報中継装置は、送信元の情報処理装置から受信したデータを解析手段によって解析する。また、請求項1記載の発明に係る処理手段は、ファイル単位でデータを転送するファイル転送方式で受信したデータをメッセージ単位でデータを転送するメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、前記メッセージ転送方式で受信したデータを前記ファイル転送方式で送信するためのデータに変換する第1の処理を行う第1処理部、受信したデータの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理を行う第2処理部、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理を行う第3処理部、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理を行う第4処理部、及び、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行う第5処理部を各々含んで構成されており、解析手段による解析結果に基づいて前記第1処理乃至前記第5処理の少なくとも1つが処理手段によって行われ、処理手段による処理を経たデータが送信手段によって送信先の情報処理装置へ送信される。
【0011】
これにより、例えば送信元の情報処理装置からデータが送信される際の転送方式がファイル転送方式であり、送信先の情報処理装置がデータを受信する際の転送方式がメッセージ転送方式である場合、或いは、送信元の情報処理装置からデータが送信される際の転送方式がメッセージ転送方式であり、送信先の情報処理装置がデータを受信する際の転送方式がファイル転送方式である場合にも、前記処理手段の前記第1処理部により、受信データの形式を変換する第1の処理が行われた後にデータが送信されるので、送信元又は送信先の情報処理装置にデータ形式を変換する機能を設けることなく、データの送受の際の転送方式(送受するデータの形式)が異なる情報処理装置間でデータを送受することが可能となる。
【0012】
また、例えば送信元の情報処理装置と送信先の情報処理装置とで、送受するデータの扱い(例えばコード体系やキーワード、データの順序、数値データの扱い、データ構造等)が相違している場合に、前記処理手段の第2処理部により、所定の変換規則に基づいて受信データの内容を変換する第2の処理が行われた後にデータが送信されるので、送信元又は送信先の情報処理装置に所定の変換規則に基づいてデータの内容を変換する機能を設けることなく、データの扱いが異なる情報処理装置間でデータを送受することが可能となる。
【0013】
また、例えば或る情報処理装置が他の情報処理装置から互いに関連する複数のデータを不定期に受信する等の場合に、前記処理手段の第3処理部により、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理が行われた後にデータが送信されるので、送信先の情報処理装置に、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを関連付けるための機能を設けることなく、送信先の情報処理装置が、互いに関連するデータを単一のデータとして受信することが可能となる。
【0014】
更に、例えば単一の情報処理装置から複数の情報処理装置へ同一のデータを各々送信する等の場合に、前記処理手段の第4処理部により、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理が行われた後に複数の情報処理装置へデータが送信されるので、複数の情報処理装置へデータを各々送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく、単一の情報処理装置から複数の情報処理装置へ同一データを送信することが可能となる。
【0015】
また、例えば処理手段の第5処理部が、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行った後にデータを送信した場合、送信元の情報処理装置から送信されたデータが障害の発生等により送信先の情報処理装置で正常に受信できなかった等の場合にも、記憶手段に保管されたデータを利用することで、データを再送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく、情報中継装置から送信先の情報処理装置へデータを再送信することが可能となる。
【0016】
請求項1記載の発明では、解析手段による解析結果に基づいて、上述した第1の処理乃至第5の処理の少なくとも1つを情報中継装置の処理手段が行うので、複数の情報処理装置(情報処理システム)を連結・統合し、各情報処理システム間でのデータの送受を実現するに際し、処理手段が行う処理に相当する機能を個々の情報処理装置に各々設ける必要がなくなり、処理手段が行う処理によって実現される機能を各情報処理装置が共有することができる。従って、請求項1記載の発明によれば、複数の情報処理装置(情報処理システム)の連結・統合に際し、個々の情報処理システムの構成の変更を必要最小限に抑制できる。
【0018】
ところで、請求項1記載の発明において、例えば請求項2に記載したように、解析手段は、受信データと共に送信元の情報処理装置から受信した属性データに含まれる宛先情報を参照するか、又は各受信データの宛先が各受信データの属性と対応付されて予め登録されたデータ定義テーブルを参照することで送信先の情報処理装置を判別し、処理手段の第1処理部は、解析手段によって判別された送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式が、送信元の情報処理装置からデータを受信した際の転送方式と相違していた場合に第1の処理(受信したデータを別の転送方式で送信するための異なる形式のデータに変換する処理)を行うように構成することができる。
【0019】
なお本発明において、属性データは受信データにヘッダ等として付加されていてもよいし、送信元の情報処理装置から受信データとほぼ同時に受信したデータ(受信データと別体のデータ)であってもよい。請求項2記載の発明によれば、送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式が、送信元の情報処理装置からデータを受信した際の転送方式と相違していた場合には、送信先の情報処理装置が受信可能なデータ転送方式で送信するための形式へ受信データの形式が変換(例えばファイル転送方式で送信するためのファイル形式からメッセージ転送方式で送信するためのメッセージ形式へ変換、又はメッセージ形式からファイル形式へ変換)された後にデータが送信されるので、データの転送方式が異なる情報処理装置間でのデータの送受を、送信元又は送信先の情報処理装置にデータ形式を変換する機能を設けることなく実現できる。
【0020】
また、ファイル転送方式で受信したデータについては、一括して第2の処理(所定の変換規則に基づくデータ内容の変換)を行うことは困難であることが多い。このため、請求項3に記載したように、解析手段は、受信データと共に送信元の情報処理装置から受信した属性データに含まれる宛先情報を参照するか、又は各受信データの宛先が各受信データの属性と対応付されて予め登録されたデータ定義テーブルを参照することで送信先の情報処理装置を判別し、処理手段は、ファイル転送方式で受信したデータが第1の処理によってメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解され、分解された複数のデータの各々を単位として前記第2の処理が行われることで得られた複数のデータを、ファイル転送方式で送信可能な形式のデータへ統合する第6の処理を行う第6処理部を更に備え、ファイル転送方式で受信したデータに対して第2処理部によって前記第2の処理を実行する場合に、第1の処理として、受信したデータをメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解する処理を第1処理部によって行った後に、分解した複数のデータの各々を単位として第2処理部により第2の処理を行うと共に、解析手段によって判別された送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式がファイル転送方式である場合には、該第1の処理によって分解されて第2の処理が行われた複数のデータに対し第6処理部によって第6の処理を行うことが好ましい。
【0021】
請求項3記載の発明では、ファイル転送方式で受信したデータに対して第2の処理を実行する場合に、受信したデータをメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解した後に、分解した複数のデータの各々を単位として第2の処理を行うので、ファイル転送方式でデータを受信した場合にも、該データの内容を所定の変換規則に基づいて変換する(第2の処理を行う)ことが可能となる。また、送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式がファイル転送方式である場合に、第2の処理が行われた複数のデータをファイル転送方式で送信可能な形式のデータへ統合する第6の処理を行うので、ファイル転送方式でデータを受信可能な情報処理装置に、第2の処理を経たデータを受信させることも可能になる。
【0022】
また請求項1記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、第2の処理における変換規則を予め複数設定しておき、処理手段の第2処理部は、送信元の情報処理装置より指定された変換規則、又は送信元及び送信先の情報処理装置の組み合わせより判断した変換規則を用いて第2の処理を行うように構成することができる。
【0023】
本発明に係る情報中継装置に接続されている複数の情報処理装置のうち、少なくとも1つの特定の情報処理装置におけるデータの扱いが他の情報処理装置と相違している場合、少なくとも前記特定の情報処理装置が送信元の場合と送信先の場合とで異なる変換規則を用いて第2の処理を行う必要があり、第2の処理で用いるべき変換規則は、送信元及び送信先の情報処理装置の組み合わせよって相違する。請求項4記載の発明では、送信元の情報処理装置より指定された変換規則、又は送信元及び送信先の情報処理装置の組み合わせより判断した変換規則を用いて第2の処理を行うので、情報中継装置に接続されている複数の情報処理装置の中に、データの扱いが他の情報処理装置と相違している情報処理装置が混在している場合にも、データの扱いが異なる情報処理装置間でのデータの送受を、送信元又は送信先の情報処理装置に所定の変換規則に基づいてデータを変換する機能を設けることなく実現できる。
【0024】
なお、第2の処理としては、具体的には請求項5に記載したように、受信したデータを元のコード体系と別のコード体系のデータへ変換する処理、受信したデータに含まれる所定のキーワードを予め定められた別のキーワードに変換する処理、受信したデータの順序を変更する処理、受信したデータに含まれる数値データに対して所定の演算を行う処理の少なくとも1つが挙げられる。
【0025】
また、一般に情報処理装置の間で送受されるデータは、データ構造(送受される一連のデータを複数のフィールドに区切ったときに、各フィールドに設定されるデータの種類等)が予め定められている。このため、例えば請求項6に記載したように、解析手段は、受信データと共に送信元の情報処理装置から受信した属性データに含まれる所定の情報を参照するか、又は各受信データのデータ構造が各受信データの属性と対応付けされて予め登録されたデータ定義テーブルを参照することで受信データのデータ構造を判別し、処理手段の第2処理部は、解析手段によって判別されたデータ構造に応じて受信データを複数のフィールドに分解し、各フィールド毎に第2の処理を行うようにしてもよい。
【0026】
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項7に記載したように、解析手段は、受信データと共に送信元の情報処理装置から受信した属性データに含まれる宛先情報を参照するか、又は各受信データの宛先が各受信データの属性と対応付けされて予め登録されたデータ定義テーブルを参照することで送信先の情報処理装置を判別し、処理手段の第4処理部は、解析手段によりデータの送信先として複数の情報処理装置が判別された場合に第4の処理を行うように構成することができる。これにより、単一の情報処理装置から複数の情報処理装置へ同一データを送信することを、複数の情報処理装置へデータを各々送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく実現できる。
【0027】
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項8に記載したように、処理手段は、第5の処理によって記憶手段に保管されたデータを読み出し、読み出したデータを送信手段によって送信先の情報処理装置へ再度送信させる第7の処理を行う第7処理部を更に備え、データの再送信が指示された場合に、第7処理部によって第7の処理を行うことが好ましい。請求項8記載の発明では、送信元の情報処理装置から送信されたデータが障害の発生等により送信先の情報処理装置で正常に受信できなかった等の場合にも、処理手段に対してデータの再送信を指示すれば、記憶手段に保管されたデータが読み出されて再送信されるので、障害等が発生した場合の送信先の情報処理装置へのデータの再送信を、データを再送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく実現できる。
【0028】
請求項9記載の発明に係る情報処理システムは、請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の情報中継装置と、前記情報中継装置と通信回線を介して接続され、他の情報処理装置へ送信すべき情報を前記情報中継装置へ送信する複数の情報処理装置と、を含んで構成されているので、請求項1記載の発明と同様に、複数の情報処理装置(情報処理システム)の連結・統合に際し、個々の情報処理装置の構成の変更を必要最小限に抑制することができ、既存の複数の情報処理装置(情報処理システム)を連結・統合することによる、請求項9記載の発明に係る情報処理システムの構築を容易に実現することができる。
【0029】
請求項10記載の発明に係る記録媒体は、複数の情報処理装置と通信回線を介して接続されたコンピュータに所定の処理を実行させるためのプログラムが記録された記録媒体であって、前記プログラムは、前記コンピュータを、送信元の情報処理装置から受信したデータを解析する解析手段、ファイル単位でデータを転送するファイル転送方式で受信したデータをメッセージ単位でデータを転送するメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、前記メッセージ転送方式で受信したデータを前記ファイル転送方式で送信するためのデータに変換する第1の処理を行う第1処理部、受信したデータの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理を行う第2処理部、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理を行う第3処理部、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理を行う第4処理部、及び、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行う第5処理部を各々含んで構成され、前記解析手段による解析結果に基づいて前記第1処理乃至前記第5処理の少なくとも1つを行う処理手段、及び、前記処理手段による処理を経たデータを送信先の情報処理装置へ送信する送信手段として機能させることを特徴としている。
【0030】
請求項10記載の発明に係る記録媒体には、複数の情報処理装置と通信回線を介して接続されたコンピュータを、上記の解析手段、処理手段及び送信手段として機能させるプログラム、すなわち上記コンピュータを請求項1に記載の情報中継装置として機能させるためのプログラムが記録されているので、前記コンピュータが前記記録媒体に記録されたプログラムを読み出して実行することにより、請求項1記載の発明と同様に、複数の情報処理装置(情報処理システム)の連結・統合に際し、個々の情報処理装置の構成の変更を必要最小限に抑制することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には、金融機関の各種業務を支援するために金融機関に設置されたコンピュータ・システム10(以下、MIシステム10と称する)が示されている。
【0032】
MIシステム10は、金融機関の各部署に設置された多数台のクライアントPC12と、複数台のアプリケーション・サーバ14と、本発明に係る情報中継装置として機能するコンピュータ16(以下、MIコネクタ16と称する)が、イントラネット18を介して相互に接続されて構成されている。なお、複数台のアプリケーション・サーバ14は本発明に係る複数の情報処理装置に、MIシステム10は請求項9に記載の情報処理システムに各々対応している。
【0033】
各アプリケーション・サーバ14は、各々ワークステーション又は汎用の大型コンピュータから成り、CPU14A、ROM14B、RAM14C、入出力ポート14Dを備え、これらがアドレスバス、データバス、制御バス等のバス14Eを介して互いに接続されて構成されている。入出力ポート14Dには、各種の入出力機器として、イントラネット18に接続された通信制御装置(例えばルータ)22、ディスプレイ24、マウス26、キーボード28、HDD30、及びCD−ROMからの情報の読み出しを行うCD−ROMドライブ32が各々接続されている。
【0034】
金融機関では、業務の効率向上・顧客へのサービス向上を目的として、かなり以前より業務の機械化に取り組んでいるが、金融機関における業務は多種多様であるために、互いに異なる業務を支援するための互いに独立した複数種のアプリケーション・システムが存在していた。アプリケーション・システムが支援する業務としては、例えば他の金融機関或いは顧客との取引において、金融機関内のディーラやトレーダが、リアルタイムに変化する市場のレート(為替レートや金利等)を考慮した上で、リスクと利益がどの程度発生するかを総合的に判断しながら取引の条件(金額や価格、オプション行使の方法、デリバティブの期間等)を決定する「フロント業務」や、「フロント業務」で成約された取引を、正式な取引の記録として勘定科目に沿った会計処理が可能なように、取引の種類に応じて仕訳して勘定帳簿に記帳する「バック業務」等が挙げられる。
【0035】
各アプリケーション・サーバ14は、元々は個々のアプリケーション・システムを実現するために、個々のアプリケーション・システムに対応して設けられたコンピュータであり、各アプリケーション・サーバ14のHDD30には、対応する特定業務を支援する処理(アプリケーション処理)をCPU14Aによって実行するための互いに異なるアプリケーション・プログラムが予めインストールされている。
【0036】
また、MIシステム10の複数種のアプリケーション・システムの中には、金融機関における業務を直接支援するアプリケーション・システム以外に、MIシステム10の稼働・運用上必要な機能(例えばユーザのログインの一元管理や、データ等のバックアップ等)を提供するアプリケーション・システムも含まれており、これらのアプリケーション・システムも専用のアプリケーション・サーバ14によって実現される。
【0037】
本実施形態に係るMIシステム10は、各アプリケーション・サーバ14によって実現される複数種のアプリケーション・システムを統合することで構築されたシステムであり、MIシステム10のユーザは、イントラネット18に接続された単一のクライアントPC12を介してMIシステム10にログインすることで、任意のアプリケーション・システムが提供する任意の機能を利用することが可能となる。
【0038】
MIコネクタ16はワークステーション又は汎用の大型コンピュータから成り、CPU16A、ROM16B、RAM16C、入出力ポート16Dを備え、これらがアドレスバス、データバス、制御バス等のバス16Eを介して互いに接続されて構成されている。入出力ポート16Dには、各種の入出力機器として、ディスプレイ36、マウス38、キーボード40、イントラネット18に接続された通信制御装置(例えばルータ)42、HDD44、及びCD−ROMからの情報の読み出しを行うCD−ROMドライブ46が各々接続されている。MIコネクタ16には、後述する情報受信処理、FTP転送処理、MQ転送処理及び送信管理処理を含むMIコネクタ処理をCPU16Aによって実行するためのMIコネクタプログラムがHDD44にインストールされている。
【0039】
MIコネクタプログラムをMIコネクタ16にインストール(移入)するには幾つかの方法があるが、例えばMIコネクタプログラムをセットアッププログラムと共にCD−ROM50に記録しておき、CD−ROM50をMIコネクタ16のCD−ROMドライブ46にセットし、CPU16Aに対して前記セットアッププログラムの実行を指示すれば、CD−ROM50からMIコネクタプログラムが順に読み出され、読み出されたMIコネクタプログラムがHDD44に順に書き込まれることで、情報受信プログラム、FTP転送プログラム、MQ転送プログラム及び送信管理プログラムを含むMIコネクタプログラムのインストールが行われる。上記の態様において、CD−ROM50は請求項10の記録媒体に対応している。
【0040】
なお、図1では個々のアプリケーション・サーバ14及びMIコネクタ16を単一のコンピュータとして示しているが、これに限定されるものではなく、複数台のコンピュータで構成しても良いことは言うまでもない。例えばMIコネクタ16は、障害耐性を考慮して実際には8台のコンピュータ(ノードと称する)から構成されており、4台のノードは主にデータ変換(後述)、他の4台のノードは主に情報の送受信に携わっている。
【0041】
次に本実施形態の作用を説明する。本実施形態において、個々のアプリケーション・サーバ14によって実現される個々のアプリケーション・システムは、対応する業務を支援する処理を、業務上必要な情報(以下、業務データという)を他のアプリケーション・システムと送受しながら行っているが、業務データを送受(転送)する際の転送方式や業務データの属性(例えばコード体系や形式等)が一定していない。
【0042】
このため、MIシステム10にはMIコネクタ16が設けられており、各アプリケーション・システムの間の情報の送受は全てMIコネクタ16を経由して行われ、MIコネクタ16では、個々のアプリケーション・システムの情報転送方式や業務データの属性の相違を吸収するための処理(MIコネクタ処理)が行われる。MIコネクタ16のHDD44には、上記のMIコネクタ処理を行うためのデータ定義データベース(DB)が記憶されている。
【0043】
すなわち、本実施形態において、MIシステム10の個々のアプリケーション・システムは、FTP転送方式及びMQ(メッセージ・キューイング)転送方式の何れかの転送方式によって情報を転送(送受)するように構成されている。FTP転送方式は、バッチ処理によって生成された複数の取引の業務データから成る複数の業務データを一括して転送する場合に主に採用される方式(FTP転送方式で転送される情報を以下では「ファイル」と称する)であり、MQ転送方式は、リアルタイム処理により個々の取引を単位として生成された業務データを、業務データが生成される毎に転送する場合に主に採用される方式(MQ転送方式で転送される情報を以下では「メッセージ」と称する)である。
【0044】
本実施形態では、上記2種類の転送方式のうち、FTP転送方式によって各アプリケーション・システム間で送受されるファイル(このファイルには複数の業務データが含まれている)に、各ファイルを識別する固有の名称(ファイル名)が付与されており、データ定義DBには、FTP転送方式によって送受される個々のファイル(に含まれる業務データ)の属性情報が予め登録されている。
【0045】
なお、個々のファイルの属性情報としては、例えば業務データのコード体系(例えばASCII,EBCIDIC,SJIS等)を表す「コード情報」、送信元システムの名称を表す「送信元システム」、送信元システム内の該当メッセージを送信した業務の名称を表す「送信元業務」、送信先システムの名称を表す「送信先システム」、送信先システム内の該当メッセージを受信する業務の名称を表す「送信先業務」、送信日時を表す「送信日時」、業務データが意味を持つ日付を表す「業務日付」、他のファイルとの統合を行うファイルに対して、統合対象の各ファイルを特定するための情報が設定される「統合ファイルグループ情報」等の情報が挙げられ、データ定義DBには、これらの属性情報(請求項2、3,7に記載のデータ定義テーブルに相当)が個々のファイルのファイル名と対応付けされて各々記憶されている。また、データ定義DBには、受信したメッセージを変換する際の変換ルールも記憶されているが、この変換ルールについては後述する。
【0046】
次に図2のフローチャートを参照し、アプリケーション・サーバ14(アプリケーション・システム)から何らかの情報を受信すると、MIコネクタ16のCPU16Aが情報受信プログラムを実行することで実現される情報受信処理について説明する。
【0047】
ステップ100では送信元のアプリケーション・システムから受信する情報の形式(転送方式)を判定する。なお、このステップ100は本発明の解析手段の一部を構成している。受信情報がメッセージ(受信情報の転送方式がMQ転送方式)である場合には、ステップ100からステップ116へ移行し、アプリケーション・サーバ14からMQ転送方式で送信されたメッセージを受信キューに格納し、送信元に応答を返すMQ受信処理を行う。そして、次のステップ118ではMQ転送処理(後述)を起動し、情報受信処理を終了する。
【0048】
なお、アプリケーション・システムから送信されるメッセージは、単一の取引に対応する単一の業務データにMICヘッダが付加されて構成されており(図6参照)、このMICヘッダには、前述のデータ定義DBと同様に、業務データのコード体系を表す「コード情報」、送信元システムの名称を表す「送信元システム」、送信元システム内の該当メッセージを送信した業務の名称を表す「送信元業務」、送信先システムの名称を表す「送信先システム」、送信先システム内の該当メッセージを受信する業務の名称を表す「送信先業務」、送信日時を表す「送信日時」、業務データが意味を持つ日付を表す「業務日付」等の情報に加え、メッセージの通番を表す「通番」、単一のファイルを複数メッセージに分解した場合の各メッセージの順序を表す「レコード通番」等の情報が設定されて構成されている。なお、上記各情報のうち、「送信先システム」は請求項2、3,7に記載の宛先情報に対応している。
【0049】
本実施形態では、或るアプリケーション・システムから他のアプリケーション・システムへ業務データを送信する際に、送信すべき業務データにMICヘッダを付加しメッセージとして送信する処理を行うと共に、メッセージの受信を行う機能も備えたメッセージ処理プログラムが、各アプリケーション・システムで共通に使用可能なプログラムとして開発され、メッセージの送受を行う各アプリケーション・サーバ14に予めインストールされている。
【0050】
このメッセージ処理プログラムには、MICヘッダの生成に必要な情報の一部(例えば「送信元システム」等)が予め登録されており、各アプリケーション・システムでは、他のアプリケーション・システムへ送信すべき業務データを、MICヘッダの生成に必要な残りの情報(例えば「送信先システム」や「業務日付」「通番」等)と共にメッセージ処理プログラムへ引き渡すことで、メッセージの送信が行われるようになっている。
【0051】
一方、受信情報がファイル(受信情報の転送方式がFTP転送方式)である場合には、ステップ100からステップ102へ移行してFTP受信処理を行う。アプリケーション・サーバからFTP転送方式でファイルが送信される際には、ファイルの末尾を表すフラグファイルが同時に送信される。このため、FTP受信処理では、アプリケーション・サーバからFTP転送方式で受信した情報をHDD44の所定のディレクトリに順次格納すると共に、同時に受信したフラグファイルに基づいて、業務データファイルを含むファイル本体を末尾迄全て受信したか否かを監視し、ファイル本体を全て受信すると、受信したファイルのファイル名をキーにデータ定義DBを検索し、受信したファイル(に含まれる業務データ)の属性情報を取得する。
【0052】
なお、本実施形態では、或るアプリケーション・システムから他のアプリケーション・システムへ複数の業務データをファイルとして送信する際に、フラグファイルを生成しファイル本体と同時に送信する処理を行うと共に、ファイルの受信を行う機能も備えたファイル処理プログラムが、各アプリケーション・システムで共通に使用可能なプログラムとして開発され、ファイルの送受信を行う各アプリケーション・サーバ14に予めインストールされている。各アプリケーション・システムでは、他のアプリケーション・システムへ送信すべき複数の業務データをファイル処理プログラムへ引き渡すことで、ファイル本体及びフラグファイルの送信が行われるようになっている。
【0053】
次のステップ104では、ステップ102で取得された属性情報の「統合ファイルグループ情報」に基づいて、受信したファイルが、他のファイルと統合して送信すべきファイルか否か判定する。なお、このステップ104も本発明の解析手段に対応している。判定が否定された場合にはステップ110へ移行するが、他のファイルと統合して送信すべきファイルであった場合にはステップ106へ移行し、統合対象の全てのファイルを受信したか否か判定する。判定が否定された場合には、何ら処理を行うことなく情報受信処理を一旦終了する。これにより、MIコネクタ16が統合対象の全てのファイルを受信する迄の間は、受信した統合対象の各ファイルは何ら処理が行われることなく保管されることになる。
【0054】
受信したファイルが他のファイルと統合して送信すべきファイルであり、統合対象の他のファイルは既に受信を完了している場合には、ステップ106の判定が肯定され、ステップ108で中間ファイル生成処理を行った後にステップ110へ移行する。この中間ファイル生成処理は、統合対象の全ファイルをHDD44から読み出して合成し、必要に応じて一部データの順序の入れ替えや重複データの削除等の編集処理(この編集処理も、実行すべき編集処理の内容をデータ定義DBに予め登録しておき、これを参照することで行うことも可能である)を行うことによって成される。なお、上述したステップ106,108は本発明に係る第3の処理に対応している。
【0055】
ステップ110では、ステップ102で取得した属性情報に基づいて、処理対象のファイル(受信したファイル又はステップ108の処理を経て統合されたファイル)を複数のメッセージに分解するか否か判定する。この判定は、例えば送信先システムがMQ転送方式で情報を受信するアプリケーション・システムである場合や、送信先システムと送信元システムで送受可能な業務データの属性(例えばコード体系等)が相違しており、ファイルに含まれる複数の業務データに対して何らかの変換処理が必要な場合に肯定される。なお、このステップ110も本発明の解析手段に対応している。
【0056】
ステップ110の判定が肯定された場合にはステップ112へ移行し、処理対象のファイルに含まれる複数の業務データを個々の業務データを単位として分解すると共に、ステップ102で取得した属性情報に基づいて、アプリケーション・システムから受信したメッセージのMICヘッダと同様の情報(便宜的にヘッダという)を各業務データに付加することで複数のメッセージへ変換し、アプリケーション・システムから受信した通常のメッセージと同様に、複数のメッセージを受信キューへ各々格納する。
【0057】
なお、ステップ112の処理は、送信元システムがFTP転送方式で情報を送信するアプリケーション・システムであるのに対し、送信先システムがMQ転送方式で情報を受信するアプリケーション・システムである場合にも行われ、受信キューに格納された複数のメッセージはMQ転送方式で送信先システムへ送信されることになるが、この場合のステップ112は本発明に係る第1の処理に対応している。
【0058】
ステップ112の処理を行うとステップ118へ移行し、先にも述べたようにMQ転送処理を起動する。また、ステップ110の判定が否定された場合にはステップ114へ移行し、処理対象のファイルを「送信先システム」へ送信するためにFTP転送処理(後述)を起動して情報受信処理を終了する。
【0059】
次に図3のフローチャートを参照し、FTP転送処理について説明する。FTP転送処理では、ステップ130において、送信対象のファイル(処理対象のファイル)の再送信に備えて、該ファイルをHDD44の所定のディレクトリに保存する。なお、ステップ130は本発明に係る第5の処理に対応している。ステップ132では、情報受信処理(図2)のステップ102で取得された属性情報の「送信先システム」に基づいて、送信対象ファイルの送信先を認識する。そしてステップ134は、FTP転送方式でのファイル送信に必要なフラグファイルを生成し、送信対象ファイル及び生成したフラグファイルを、ステップ132で認識した送信先へFTP転送方式で同時に送信する。このステップ134は本発明の送信手段に対応している。
【0060】
次のステップ136では、送信対象ファイル(及びフラグファイル)を全ての送信先へ送信したか否か判定する。送信対象ファイルが複数のアプリケーション・システムへ各々送信すべきファイルである場合、データ定義DBの「送信先システム」には複数のシステムが予め登録され、ステップ132では複数のアプリケーション・システムが送信先として認識される。この場合、ステップ136の判定が否定されてステップ134に戻り、ファイル未送信のアプリケーション・システムに対し、送信対象ファイル(及びフラグファイル)をFTP転送方式で送信する。
【0061】
これにより、複数のアプリケーション・システムが送信先システムとして設定されている場合にも、送信対象ファイルが各アプリケーション・システムへ各々送信されることになる。このように、ステップ136は本発明に係る第4の処理(詳しくは請求項7に記載の第4の処理)に対応している。そして、ステップ136の判定が肯定されるとFTP転送処理を終了する。
【0062】
続いて図4のフローチャートを参照し、MQ転送処理について説明する。ステップ150では、処理対象の単一のメッセージを受信キューから取り出す。次のステップ152では、受信キューから取り出したメッセージに付加されているヘッダ(MICヘッダ又は情報受信処理(図2)のステップ112で付加されたヘッダ)を参照し、ヘッダに設定されている業務データの属性情報のうち「送信元システム」「送信元業務」「送信先システム」及び「送信先業務」を認識する。ステップ154では、ステップ152で認識した「送信元システム」「送信元業務」「送信先システム」及び「送信先業務」に基づき、処理対象のメッセージの業務データに対して何らかの変換処理が必要か否か判定する。
【0063】
本実施形態に係るデータ定義DBには、業務データに対する変換ルールが多数設定されており、個々の変換ルールは、特定の送信元システムの特定の業務から送信される特定種のメッセージ(業務データ)のデータ形式が、該メッセージを受信すべき特定の送信先システムの特定業務で取扱可能なデータ形式に変換されるように定められている。そして、業務データに対する変換処理で使用する変換ルールは「送信元システム」「送信元業務」「送信先システム」及び「送信先業務」によって特定される。
【0064】
なお、特定の送信元システムの特定の送信元業務から複数種のメッセージが送信される場合、送信されるメッセージの業務データの特定フィールドには、前記メッセージの種類等を表す値が設定される。この場合、業務データに対する変換処理で使用する変換ルールは「送信元システム」「送信元業務」「送信先システム」及び「送信先業務」に加え、業務データに設定されているメッセージの種類等を表す値も考慮して特定される。
【0065】
上記の情報に基づく変換ルールの特定は、請求項4に記載の「送信元及び送信先の情報処理装置の組み合わせ」による変換規則の判断に対応しているが、これに代えて、送信元システムより変換ルールが指定され、指定された変換ルールで変換を行うようにしてもよい。
【0066】
上記のようにして特定される変換ルールがデータ定義DBに記憶されていない場合にはステップ154の判定が否定されてステップ158へ移行するが、上記情報によって特定される変換ルールがデータ定義DBに記憶されていた場合は、ステップ154の判定が肯定されてステップ156へ移行し、該当する変換ルールに従って業務データを変換する。なお、ステップ156は本発明に係る第2の処理に対応している。
【0067】
以下、業務データの変換の一例を説明する。本実施形態では変換ルールを業務データの個々のフィールドを単位として定めることも可能であり、例として図7(A)に示す変換ルールは、業務データの最初のフィールドについてはデータを変更せず、2番目のフィールドについては数値に「1」を加算し、3番目のフィールドについては位置を4番目へ移動し、4番目のフィールドについては位置を3番目へ移動し、5番目のフィールドについては区切記号を「%」へ変更し、6番目のフィールドについてはフィールド中の「||」を削除するように定められている。ここで、入力された業務データが図7(B)に示すような内容であった場合には、上記の変換ルールに従って変換が行われることで、図7(C)に示すような業務データ、すなわち送信先システムの送信先業務が取扱可能な業務データが得られることになる。
【0068】
また、送信元システムの送信元業務から送信される業務データが、例として図8(A)に示すように、半角カタカナを含むEBCDICコードで記述され、業務データのヘッダ内のレコード長を設定するためのフィールドには2バイト符号無し整数型でレコード長を表すデータが設定され、業務データ内の連続するスペース文字が圧縮されたデータであるのに対し、送信先システムの送信先業務が取扱可能な業務データが、SJISで記述され、レコード長が5桁のASCIIコードで表され、スペース文字が圧縮されていないデータである場合には、以下のような変換処理が行われる。
【0069】
すなわち、まず入力された業務データ全体をSJISコードで記述されたデータへ変換した後に、入力された業務データに含まれるスペース文字を圧縮していることを表すコードに基づいて、圧縮されているスペース文字を展開(復元)する。図8の例では、圧縮を表すコードが(272A)h(但し( )hは括弧内が16進数表示であることを表す)とされ、圧縮されたスペース文字の数は前記コードに続く1バイトに設定されている。(272A)hに続く(25)hは10進数で「37」であるので、業務データ中の所定箇所に37個のスペース文字を展開(復元)する。
【0070】
次に、2バイト符号無し整数型でレコード長を表すデータ(00C8)hを、5桁のASCIIコード「00200」へ変換し、更に変換後の値にスペース文字を展開したことに伴う業務データのレコード長の増分「37」を加算した値「00237」を、レコード長を設定するためのフィールドに設定する。上記処理により、入力された業務データは、図8(B)に示すような業務データ、すなわち送信先システムの送信先業務が取扱可能な業務データへ変換されることになる。
【0071】
なお、上述した変換処理の一例は、詳しくは請求項6に記載の第2の処理に対応している。ステップ156におけるデータの変換は、上記で説明した、数値データに対する演算、データの順序の変更、区切記号の置換、特定文字の削除、コード体系の変更、圧縮文字列の展開に限定されるものではなく、例えば”BANK OF TOKYO-MITSUBISHI”というキーワードを”東京三菱銀行”という別のキーワードへ変換する等のキーワード変換や、所定のコード体系で表された顧客コードや通貨コード、商品コード等の業務データ中の特定のコード情報のみを別のコード体系のコード情報に変換するコード変換等の他の変換処理が含まれていてもよい。
【0072】
ステップ156の処理を行うとステップ158へ移行し、処理対象メッセージがFTP転送方式で送信すべきメッセージか否か判定する。送信先システムがMQ転送方式で情報を送受する構成である場合には、上記判定が否定されてステップ160へ移行し、送信対象メッセージ(処理対象メッセージ)の再送信に備えて、該メッセージをHDD44の所定のディレクトリに保存する。なお、ステップ160も本発明に係る第5の処理に対応している。そしてステップ164では、送信対象メッセージを、先のステップ152で認識した「送信先システム」(送信先のアプリケーション・サーバ14)へMQ転送方式で送信する。このステップ164は本発明の送信手段に対応している。
【0073】
次のステップ166では、送信対象メッセージを全ての送信先システムへ送信したか否か判定する。送信対象メッセージが複数のアプリケーション・システムへ各々送信すべきメッセージである場合、ヘッダの「送信先システム」には複数のアプリケーション・システムが設定され、ステップ152で複数のアプリケーション・システム(複数のアプリケーション・サーバ14)が送信先として認識される。この場合、ステップ166の判定が否定されてステップ164に戻り、メッセージ未送信のアプリケーション・システムに対し、送信対象メッセージをMQ転送方式で送信する。
【0074】
これにより、複数のアプリケーション・システムが送信先システムとして設定されている場合にも、送信対象メッセージが各アプリケーション・システムへ各々送信される。このように、ステップ166は本発明に係る第4の処理(詳しくは請求項7に記載の第4の処理)に対応している。
【0075】
ステップ166の判定が肯定されるとステップ168へ移行し、受信キューが空になったか否かに基づいて、処理対象の全てのメッセージを処理したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ150に戻り、受信キューから取り出した新たな処理対象メッセージに対してステップ150以降を繰り返す。
【0076】
一方、送信先システムがFTP転送方式で情報を送受する構成である場合には、ステップ158の判定が否定されてステップ170へ移行し、単一のファイルとして送信すべき全てのメッセージを処理したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ172へ移行し、処理対象メッセージをHDD44に一時保存してステップ168へ移行する。
【0077】
単一のファイルとして送信すべき全てのメッセージが揃うと、ステップ170の判定が肯定されてステップ174へ移行し、単一のファイルとして送信すべき全てのメッセージ(HDD44に一時保存したメッセージを含む)を統合することで単一の送信対象ファイルを生成する。従って、送信元システムからFTP転送方式で受信したファイルに含まれる業務データを送信先システムへファイルとして送信する際にも、業務データの変換(前述したステップ156)が必要な場合には、メッセージ単位で業務データの変換が行われた後に、単一の送信対象ファイルとして統合されることになる。なお、上記場合におけるステップ170,174は請求項3に記載の第6の処理に対応している。
【0078】
そして次のステップ176では、先に説明したFTP送信処理(図3)を起動する。これにより、ステップ174で生成した単一の送信対象ファイルは、送信先システムへFTP転送方式で送信される。なお、MQ転送処理はステップ168の判定が肯定されると一旦終了するが、処理対象の新たなメッセージが受信キューに格納されると再度起動される。
【0079】
次に図5のフローチャートを参照して送信管理処理を説明する。この送信管理処理は、ファイル又はメッセージを送信した送信先システムから応答を受信するか、又は送信したファイル又はメッセージの再送が要求された場合(この再送要求は、例えばファイル又はメッセージを送信すると同時にタイマをスタートさせ、タイマがタイムアウトしても応答を受信しない場合に発生するよう構成することができる)に起動される。
【0080】
ステップ190では今回の起動要因を判定し、判定結果に応じて分岐する。起動要因が送信先システムからの応答受信であった場合には、ステップ190からステップ192へ移行し、受信した応答に対応するファイル又はメッセージ(送信時に保存したファイル又はメッセージ)をHDD44の所定のディレクトリから削除して処理を終了する。
【0081】
一方、起動要因が再送要求であった場合には、ステップ190からステップ194へ移行し、再送が要求されているファイル又はメッセージ(送信時に保存したファイル又はメッセージ)をHDD44の所定のディレクトリから読み出す。次のステップ196では、ファイル又はメッセージの再送信が必要な送信先システム(例えば応答を受信していない送信先システム)を認識し、次のステップ198では、ステップ194で読み出した送信対象のファイル又はメッセージを、ステップ196で認識した送信先システムへFTP転送方式又はMQ転送方式で再送信する。
【0082】
次のステップ200では、ステップ196で認識した全ての送信先システムへ送信対象のファイル又はメッセージを再送信したか否か判定する。判定が否定された場合にはステップ198に戻り、判定が肯定される迄ステップ198,200を繰り返す。そして、ステップ196で認識した全ての送信先システムへファイル又はメッセージを送信すると、ステップ200の判定が肯定されて送信管理処理を終了する。
【0083】
これにより、MIコネクタ16から送信されたファイル又はメッセージが、通信回線の障害等の理由により送信先システムで受信されなかった場合にも、上記の再送信により、ファイル又はメッセージが送信先システムに確実に届くことになる。なお、送信管理処理は請求項8に記載の第7の処理に対応している。
【0084】
このように、本実施形態に係るMIシステム10は、MIコネクタ16が上述した処理を行うことで、各アプリケーション・システム間での情報の送受が実現されるため、MIシステム10の構築に際しての個々のアプリケーション・システムの変更(対応するプログラムの変更)を、例えばファイル処理プログラム又はメッセージ処理プログラムとのインタフェースを設ける等の必要最小限の変更に抑制することができ、既存の複数のアプリケーション・システムを連結・統合してMIシステム10を構築することを、その規模に比して容易に実現することができる。
【0085】
また、金融機関の各種業務を支援するために設けられた各アプリケーション・システムには、FTP転送方式によって情報を送受するアプリケーション・システムと、MQ転送方式によって情報を送受するアプリケーション・システムとが混在していると共に、コード情報等の体系もアプリケーション・システム毎に相違していることが多いが、上述したように本発明を適用し、金融機関の各アプリケーション・システムをMIコネクタ16を介して連結することにより、情報を送受する際の転送方式やコード情報等の体系が相違するアプリケーション・システム間で情報の送受が可能となった。
【0086】
特に金融機関の各アプリケーション・システムは何れも大規模であり、取り扱う情報量も膨大であるので、金融機関の各アプリケーション・システムをMIコネクタ16を介して連結してMIシステム10を構築することにより、従来は共有化が不可能であった情報資源を複数のアプリケーション・システムで共有することが可能となると共に、各アプリケーション・システム間での即時的な情報の伝達が可能となることで、多大な費用の節約効果が得られる。
【0087】
なお、上記ではファイル又はメッセージの再送に備えて、送信先システムへ送信するファイル又はメッセージを保存するようにしていたが、これに代えて送信元システムから受信したファイル又はメッセージを保存し、再送時には送信対象のファイル又はメッセージを再度生成して送信するようにしてもよい。
【0088】
また、上記では本発明に係る第1の処理として、送信元システムがFTP転送方式で情報を送信するアプリケーション・システムであるのに対し、送信先システムがMQ転送方式で情報を受信するアプリケーション・システムである場合に、送信元システムから受信したファイルに含まれる複数の業務データを分解してヘッダを付加することで複数のメッセージへ変換し、個々のメッセージをMQ転送方式で送信先システム各々送信する場合を説明したが、これに限定されるものではなく、送信元システムがMQ転送方式で情報を送信するアプリケーション・システムであるのに対し、送信先システムがFTP転送方式で情報を受信するアプリケーション・システムである場合に、本発明に係る第1の処理として、送信元システムから受信した複数のメッセージに各々含まれる複数の業務データを単一のファイルへ統合し、統合したファイルをFTP転送方式で送信先システムへ送信する処理を行うようにしてもよい。
【0089】
また、上記では送信元システムからファイル又はメッセージを受信すると、MIコネクタ16が、送信先システムへファイル又はメッセージを送信するための処理を直ちに行う場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば送信元システムが設置されている地域と送信先システムが設置されている地域に時差がある場合に、この時差による不都合を解消するために、MIコネクタ16において、送信元システムから受信したファイル又はメッセージを所定時間保存した後に処理するか、或いは送信先システムへ送信するファイル又はメッセージを所定時間保存した後に送信するようにしてもよい。送信先システムへファイル又はメッセージを送信すべき時刻は、例えばデータ定義DB、或いはメッセージに付加されているヘッダ等に予め設定しておくことで検知することができる。これにより、時差の影響を排除することができる。
【0090】
更に、上記では本発明に係るファイル転送方式としてFTP転送方式を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えばリモートコピーやRCP等の他のファイル転送方式を採用することも可能である。また、本発明に係るメッセージ転送方式としてMQ転送方式を例に説明したが、これに限定されるものでもなく、例えばMSMQやDECMQ等の他のメッセージ転送方式を採用することも可能である。
【0091】
また、上記では本発明に係る情報中継装置としてのMIコネクタ16が、MIシステム10内の個々のアプリケーション・システム間の情報の送受を中継する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、例えばMIシステム10内のアプリケーション・システムと、MIシステム10の外部のシステム(一例としてS.W.I.F.T(銀行間のメッセージ交換のためのネットワーク)を介して接続された他のシステム等)との情報の中継に適用しても良いことは言うまでもない。
【0092】
また、上記では本発明に係る記録媒体としてCD−ROM50を例に説明したが、これに限定されるものではなく、フロッピー(R)ディスクやMO、zip、DVD等の他の情報記憶媒体を本発明に係る記録媒体として用いても良いことは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1及び請求項10記載の発明は、送信元の情報処理装置から受信したデータを解析し、ファイル転送方式で受信したデータをメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、メッセージ転送方式で受信したデータをファイル転送方式で送信するためのデータに変換するファイル転送方式又はメッセージ転送方式で受信したデータを別の転送方式で送信するための異なる形式のデータに変換する第1の処理、受信データの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理、及び、送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理の少なくとも1つを行い、送信先の情報処理装置へ送信するので、複数の情報処理装置(情報処理システム)の連結・統合に際し、個々の情報処理装置の構成の変更を必要最小限に抑制できる、という優れた効果を有する。
【0094】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式が、送信元の情報処理装置からデータを受信した際の転送方式と相違していた場合に第1の処理を行うので、上記効果に加え、データの形式が異なる情報処理装置間でのデータの送受を、送信元又は送信先の情報処理装置にデータ形式を変換する機能を設けることなく実現できる、という効果を有する。
【0095】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ファイル転送方式で受信したデータに対して第2の処理を実行する場合に、受信したデータをメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解する処理を行った後に、分解した複数のデータの各々を単位として第2の処理を行うと共に、送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式がファイル転送方式である場合には、第2の処理が行われた複数のデータをファイル転送方式で送信可能な形式のデータへ統合するので、上記効果に加え、ファイル形式のデータを受信した場合にも第2の処理を行うことが可能になると共に、ファイル形式のデータを受信可能な情報処理装置に、第2の処理を経たデータを受信させることも可能になる、という効果を有する。
【0096】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、第2の処理における変換規則を予め複数設定しておき、送信元の情報処理装置より指定された変換規則、又は送信元及び送信先の情報処理装置の組み合わせより判断した変換規則を用いて第2の処理を行うので、上記効果に加え、データの扱いが異なる情報処理装置間でのデータの送受を、送信元又は送信先の情報処理装置に所定の変換規則に基づいてデータを変換する機能を設けることなく実現できる、という効果を有する。
【0097】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、データの送信先として複数の情報処理装置が判別された場合に第4の処理を行うので、上記効果に加え、単一の情報処理装置から複数の情報処理装置へ同一データを送信することを、複数の情報処理装置へデータを各々送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく実現できる、という効果を有する。
【0098】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、データの再送信が指示された場合に、記憶手段に保管されたデータを読み出して送信先の情報処理装置へ再度送信させるので、上記効果に加え、障害等が発生した場合の送信先の情報処理装置へのデータの再送信を、データを再送信するための機能を送信元の情報処理装置に設けることなく実現できる、という効果を有する。
【0099】
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の情報中継装置と、該情報中継装置と通信回線を介して接続され、他の情報処理装置へ送信すべき情報を情報中継装置へ送信する複数の情報処理装置と、を含んで構成されているので、既存の複数の情報処理装置(情報処理システム)を連結・統合することによる情報処理システムの構築を容易に実現できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るMIシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 情報受信処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】 FTP転送処理の内容を示すフローチャートである。
【図4】 MQ転送処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】 送信管理処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】 アプリケーション・システムから送信されるメッセージの内容の一例を示す概略図である。
【図7】 業務データの変換の一例を説明するための概略図である。
【図8】 業務データの変換の一例を説明するための概略図である。
【符号の説明】
10 MIシステム
14 アプリケーション・サーバ
16 MIコネクタ
18 イントラネット
44 HDD[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information relay device, an information processing system, and a recording medium, and in particular, an information relay device that relays information transmitted and received between a plurality of information processing devices, an information processing system including the information relay device, and The present invention relates to a recording medium on which a program for causing a computer to function as an information relay apparatus is recorded.
[0002]
[Prior art]
Recently, multiple existing information processing systems have been linked and integrated so that they can exchange information with each other for the purpose of improving the quality of services provided, further promoting labor savings, sharing information resources, etc. Thus, there is a need to construct a single large-scale information processing system that can provide various functions. For example, in financial institutions such as banks, information processing systems have been constructed separately for each type of transaction, product, and market. In recent years, information on different products and different markets has been used to make appropriate business decisions. There is an increasing number of businesses that have to use multiple information processing systems in parallel, such as the need to keep a close eye on each other. It is required to realize an environment that can be used in the future.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is extremely rare for individual information processing systems that are required to be connected and integrated to be connected and integrated with other information processing systems. The individual information processing systems are different from each other in hardware, and most of the basic software such as an operating system (OS) and a database (DB) are also different from each other. In addition, a transfer method for transmitting and receiving information is not always constant in each information processing system, or a system of code information such as a product code and a customer code is often different for each information processing system.
[0004]
For this reason, when connecting and integrating a plurality of information processing systems, it is necessary to convert information transmitted from the individual information processing systems into information that can be received by the information processing system of the transmission destination. This can be realized by providing an interface mechanism for performing the conversion on the information transmitting side or the receiving side. However, as the number of information processing systems to be connected and integrated increases, The number of information processing systems will also increase significantly (if n is the number of information processing systems, a maximum of n (n-1) / 2 interface mechanisms will be required). When connecting processing systems, it is necessary to provide a new interface mechanism at the same time, so the maintenance is very bad.
[0005]
In addition, in a large-scale information processing system that integrates multiple information processing systems, considering the case where information transmission / reception between individual information processing systems is not performed normally due to some kind of failure, information transmission / reception between information systems is not possible. It is desirable that the information once transmitted can be retransmitted, and considering the case where the same information is transmitted from a single information processing system to a plurality of information processing systems, a single information is transferred to a plurality of information processing systems. It is desirable to be able to transmit to each. However, if the above-mentioned interface mechanism is also provided with additional functions for information retransmission, information transmission to multiple destinations, etc., the configuration of each interface mechanism becomes complicated, resulting in a huge development load. become.
[0006]
The present invention has been made in view of the above facts, and is an information relay device that can suppress changes in the configuration of individual information processing devices to the minimum necessary when connecting and integrating a plurality of information processing devices (information processing systems). And to obtain a recording medium.
[0007]
Another object of the present invention is to obtain an information processing system that can easily realize construction by connecting and integrating a plurality of existing information processing apparatuses (information processing systems).
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an information relay apparatus according to
[0009]
The information relay apparatus according to the first aspect of the present invention is connected to a plurality of information processing apparatuses via a communication line, and relays information transmitted and received between the information processing apparatuses. The information processing apparatus here may be an information processing apparatus composed of a single computer, or an information processing apparatus (so-called computer network) in which a plurality of computers are connected via a communication line. There may be.
[0010]
The information relay apparatus according to the first aspect of the present invention analyzes the data received from the information processing apparatus as the transmission source by the analysis means. Further, the processing means according to the invention of
[0011]
As a result, for example, the transfer method when data is transmitted from the information processing apparatus of the transmission source is File transfer method , Transfer method when receiving information processing device receives data Is the message transfer method, or the transfer method when data is transmitted from the source information processing device is the message transfer method, and the transfer method when the destination information processing device receives the data is the file When the transfer method is used In addition, since the data is transmitted after the first processing for converting the format of the received data is performed by the first processing unit of the processing means, the data format is transmitted to the information processing apparatus of the transmission source or the transmission destination. Without providing a conversion function, data can be transmitted and received between information processing apparatuses having different transfer methods (data formats to be transmitted and received) when transmitting and receiving data.
[0012]
Also, for example Send When the information processing apparatus of the origin and the information processing apparatus of the transmission destination are different in the handling of data to be transmitted / received (for example, code system, keyword, data order, numeric data handling, data structure, etc.) Processing means 2nd processing part Thus, the data is transmitted after the second processing for converting the content of the received data based on the predetermined conversion rule is performed, so that the data is transmitted to the information processing apparatus of the transmission source or the transmission destination based on the predetermined conversion rule. It is possible to send and receive data between information processing apparatuses that handle different data without providing a function for converting the contents of the data.
[0013]
Also, for example If The processing means is used when the information processing apparatus receives a plurality of data related to each other from other information processing apparatuses irregularly. 3rd processing part Thus, since the data is transmitted after the third processing for integrating the plurality of data received at different timings is performed, in order to associate the plurality of data received at the different timings with the information processing apparatus of the transmission destination Without providing this function, the information processing apparatus as the transmission destination can receive data related to each other as a single data.
[0014]
Furthermore, for example Simple In the case of transmitting the same data to a plurality of information processing devices from one information processing device, the processing means 4th processing part Since the data is transmitted to the plurality of information processing apparatuses after the fourth process for transmitting the received data to the plurality of information processing apparatuses is performed, the data is transmitted to the plurality of information processing apparatuses, respectively. It is possible to transmit the same data from a single information processing device to a plurality of information processing devices without providing this function in the information processing device of the transmission source.
[0015]
Also, for example Where Reason The fifth processing part of , Fifth processing for storing data to be transmitted to information processing apparatus of transmission destination in storage means The line Was After data The Send if you did this By using the data stored in the storage means even when the data transmitted from the information processing apparatus of the transmission source cannot be normally received by the information processing apparatus of the transmission destination due to the occurrence of a failure or the like, Data can be retransmitted from the information relay apparatus to the transmission destination information processing apparatus without providing a function for retransmitting data in the transmission source information processing apparatus.
[0016]
In invention of
[0018]
By the way, in the invention of
[0019]
In the present invention, the attribute data may be added to the received data as a header or the like, or may be data received from the transmission source information processing apparatus almost simultaneously with the received data (data separate from the received data). Good. According to the second aspect of the present invention, when the data transfer method that can be received by the information processing apparatus of the transmission destination is different from the transfer method when data is received from the information processing apparatus of the transmission source, The format of the received data is converted to a format that can be received by the data transfer method that can be received by the information processing apparatus at the destination (for example, from a file format that is sent by the file transfer method to a message format that is sent by the message transfer method) Since data is transmitted after conversion or conversion from a message format to a file format), data transmission / reception between information processing apparatuses with different data transfer methods is performed in the data format to the transmission source or transmission destination information processing apparatus. This can be realized without providing a function for converting.
[0020]
Also, it is often difficult to collectively perform the second process (data content conversion based on a predetermined conversion rule) for data received by the file transfer method. Therefore, as described in
[0021]
According to the third aspect of the present invention, when the second process is performed on the data received by the file transfer method, the received data is decomposed into a plurality of data that can be transmitted by the message transfer method, Since the second processing is performed in units of each of the data, even when the data is received by the file transfer method, the content of the data is converted based on a predetermined conversion rule (the second processing is performed). Is possible. In addition, when the data transfer method that can be received by the information processing apparatus of the transmission destination is the file transfer method, the plurality of data subjected to the second processing are integrated into data in a format that can be transmitted by the file transfer method. Since the sixth process is performed, the information processing apparatus capable of receiving data by the file transfer method can receive the data that has undergone the second process.
[0022]
In the invention of
[0023]
Of the plurality of information processing devices connected to the information relay device according to the present invention, if the data handling in at least one specific information processing device is different from other information processing devices, at least the specific information It is necessary to perform the second processing using different conversion rules depending on whether the processing device is the transmission source or the transmission destination. The conversion rules to be used in the second processing are the information processing devices of the transmission source and the transmission destination. It depends on the combination. In the invention according to
[0024]
Specifically, as the second process, as described in claim 5, the process of converting the received data into the data of the code system different from the original code system, the predetermined data included in the received data There are at least one of a process of converting a keyword into another predetermined keyword, a process of changing the order of received data, and a process of performing a predetermined operation on numerical data included in the received data.
[0025]
In general, data transmitted and received between information processing apparatuses has a predetermined data structure (a type of data set in each field when a series of data to be transmitted and received is divided into a plurality of fields). Yes. For this reason, For example According to the sixth aspect of the present invention, the analyzing means refers to predetermined information included in the attribute data received from the transmission source information processing apparatus together with the received data, or the data structure of each received data is Processing means for determining the data structure of received data by referring to a data definition table registered in advance in association with attributes 2nd processing part The received data may be decomposed into a plurality of fields according to the data structure determined by the analyzing means, and the second process may be performed for each field.
[0026]
In the invention of
[0027]
In the invention of
[0028]
An information processing system according to an invention of claim 9 is connected to the information relay apparatus according to any one of
[0029]
A recording medium according to a tenth aspect of the invention is a recording medium on which a program for causing a computer connected to a plurality of information processing apparatuses via a communication line to execute a predetermined process is recorded. Analyzing means for analyzing data received from information processing apparatus of transmission source, file transfer method for transferring data in file units For converting the data received in
[0030]
In the recording medium according to the invention of
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows a computer system 10 (hereinafter referred to as MI system 10) installed in a financial institution to support various operations of the financial institution.
[0032]
The
[0033]
Each
[0034]
Financial institutions have been working on mechanization of operations for a long time with the aim of improving operational efficiency and customer service, but since there are a wide variety of operations at financial institutions, it is necessary to support different operations. There were multiple types of application systems that were independent of each other. For example, when dealing with other financial institutions or customers, dealers and traders in financial institutions consider the market rates (exchange rates, interest rates, etc.) that change in real time. Conclude with “front business” or “front business” to determine the terms of transaction (amount, price, option exercise method, derivative period, etc.) while comprehensively judging how much risk and profit will occur For example, there is a “back operation” in which the transaction is journalized according to the type of transaction and recorded in the account book so that the transaction can be processed according to the account item as a formal transaction record.
[0035]
Each
[0036]
In addition, among the multiple types of application systems of the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
There are several methods for installing (transferring) the MI connector program to the
[0040]
In FIG. 1, each
[0041]
Next, the operation of this embodiment will be described. In the present embodiment, each application system realized by each
[0042]
For this reason, the
[0043]
That is, in the present embodiment, each application system of the
[0044]
In this embodiment, of the above two types of transfer methods, each file is identified in a file (this file contains a plurality of business data) transmitted and received between each application system by the FTP transfer method. A unique name (file name) is assigned, and the attribute information of each file (business data included in) transmitted and received by the FTP transfer method is registered in advance in the data definition DB.
[0045]
The attribute information of each file includes, for example, “code information” representing the business data code system (eg, ASCII, EBCIDIC, SJIS, etc.), “source system” representing the name of the source system, and within the source system. "Sender business" that represents the name of the business that sent the corresponding message, "Destination system" that represents the name of the destination system, and "Destination business" that represents the name of the business that receives the message in the destination system , "Send date" that indicates the date and time of transmission, "Business date" that indicates the date that the business data is meaningful, and information for identifying each file to be integrated is set for the file that is to be integrated with other files Such as “integrated file group information”, and the attribute information (corresponding to the data definition tables described in
[0046]
Next, an information reception process realized by the
[0047]
In
[0048]
The message transmitted from the application system is configured by adding a MIC header to single business data corresponding to a single transaction (see FIG. 6), and the MIC header includes the above-mentioned data. Similar to the definition DB, “code information” representing the business data code system, “sender system” representing the name of the source system, and “source business” representing the name of the business that sent the message in the source system ”,“ Destination system ”representing the name of the destination system,“ Destination business ”representing the name of the business receiving the relevant message in the destination system,“ Send date ”representing the transmission date, and business data In addition to information such as “business date” indicating the date of the message, “sequential number” indicating the message serial number, and each message when a single file is broken down into multiple messages "Record serial number" and the like information of representing the mechanisms are configured to be set. Of the above information, the “destination system” corresponds to the destination information described in
[0049]
In this embodiment, when business data is transmitted from a certain application system to another application system, a process of adding a MIC header to the business data to be transmitted and transmitting it as a message is performed and a message is received. A message processing program having a function is developed as a program that can be commonly used in each application system, and is installed in advance in each
[0050]
In this message processing program, a part of information necessary for generating the MIC header (for example, “transmission source system”) is registered in advance, and in each application system, work to be transmitted to other application systems The message is transmitted by transferring the data to the message processing program together with the remaining information necessary for generating the MIC header (for example, “destination system”, “business date”, “serial number”, etc.). .
[0051]
On the other hand, if the received information is a file (the transfer method of the received information is the FTP transfer method), the process proceeds from
[0052]
In this embodiment, when a plurality of business data is transmitted as a file from one application system to another application system, a flag file is generated and transmitted simultaneously with the file body, and the file is received. A file processing program having a function of performing the above is developed as a program that can be commonly used in each application system, and is installed in advance in each
[0053]
In the
[0054]
If the received file is a file to be transmitted after being integrated with another file, and the other files to be integrated have already been received, the determination in
[0055]
In
[0056]
If the determination in
[0057]
The process of
[0058]
When the process of
[0059]
Next, FTP transfer processing will be described with reference to the flowchart of FIG. In the FTP transfer process, in step 130, the file is stored in a predetermined directory of the
[0060]
In the
[0061]
As a result, even when a plurality of application systems are set as transmission destination systems, the transmission target file is transmitted to each application system. Thus,
[0062]
Next, the MQ transfer process will be described with reference to the flowchart of FIG. In step 150, a single message to be processed is removed from the reception queue. In the next step 152, the business data set in the header is referred to by referring to the header (MIC header or header added in
[0063]
In the data definition DB according to the present embodiment, many conversion rules for business data are set, and each conversion rule is a specific type of message (business data) transmitted from a specific business of a specific transmission source system. Is converted into a data format that can be handled by a specific task of a specific destination system that should receive the message. The conversion rule used in the conversion process for the business data is specified by “transmission source system”, “transmission source business”, “transmission destination system”, and “transmission destination business”.
[0064]
When a plurality of types of messages are transmitted from a specific source transaction of a specific source system, a value indicating the type of the message is set in the specific field of the business data of the transmitted message. In this case, the conversion rules used in the conversion process for business data include the message type set in the business data in addition to “source system”, “source business”, “destination system”, and “transmission destination business”. The value to be expressed is also taken into consideration.
[0065]
The specification of the conversion rule based on the above information corresponds to the determination of the conversion rule based on the “combination of the information processing apparatus of the transmission source and the transmission destination” according to
[0066]
If the conversion rule specified as described above is not stored in the data definition DB, the determination in
[0067]
Hereinafter, an example of business data conversion will be described. In the present embodiment, the conversion rule can be determined in units of individual fields of business data. For example, the conversion rule shown in FIG. 7A does not change data for the first field of business data, Add "1" to the numerical value for the second field, move the position to the fourth for the third field, move the position to the third for the fourth field, and delimit the fifth field The symbol is changed to “%”, and for the sixth field, “||” in the field is deleted. Here, when the input business data has the content as shown in FIG. 7B, the business data as shown in FIG. That is, business data that can be handled by the destination business of the destination system is obtained.
[0068]
Further, as shown in FIG. 8A as an example, the business data transmitted from the transmission source business of the transmission source system is described in an EBCDIC code including single-byte katakana, and the record length in the header of the business data is set. The data for the record length is set in the 2-byte unsigned integer type in the field for the data, and the continuous space character in the business data is compressed data, whereas the transmission destination business of the transmission destination system can be handled. If the business data is described in SJIS, the record length is represented by an ASCII code of 5 digits, and the space character is not compressed, the following conversion processing is performed.
[0069]
That is, after the entire input business data is converted into data described in the SJIS code, the compressed space is based on the code indicating that the space characters included in the input business data are compressed. Expand (restore) characters. In the example of FIG. 8, the code indicating compression is (272A) h (where () h indicates that the value in parentheses is hexadecimal), and the number of compressed space characters is 1 byte following the code. Is set to Since (25) h following (272A) h is “37” in decimal, 37 space characters are expanded (restored) at predetermined positions in the business data.
[0070]
Next, the data (00C8) h representing the record length in the 2-byte unsigned integer type is converted to the 5-digit ASCII code “00200”, and the business data accompanying the expansion of the space character into the converted value A value “00237” obtained by adding the record length increment “37” is set in the field for setting the record length. Through the above processing, the input business data is converted into business data as shown in FIG. 8B, that is, business data that can be handled by the transmission destination business of the transmission destination system.
[0071]
Note that an example of the conversion process described above corresponds to the second process described in claim 6 in detail. The data conversion in
[0072]
When the process of
[0073]
In the
[0074]
Thereby, even when a plurality of application systems are set as transmission destination systems, the transmission target message is transmitted to each application system. Thus,
[0075]
If the determination in
[0076]
On the other hand, if the destination system is configured to send and receive information using the FTP transfer method, the determination in
[0077]
When all the messages to be transmitted as a single file are prepared, the determination in
[0078]
In the
[0079]
Next, the transmission management process will be described with reference to the flowchart of FIG. This transmission management process is performed when a response is received from the transmission destination system that has transmitted the file or message, or when a retransmission of the transmitted file or message is requested. Can be configured to occur when no response is received even if the timer times out).
[0080]
In
[0081]
On the other hand, if the activation factor is a retransmission request, the process proceeds from
[0082]
In the
[0083]
As a result, even if the file or message transmitted from the
[0084]
As described above, the
[0085]
In addition, each application system provided to support various operations of a financial institution includes an application system that transmits and receives information by the FTP transfer method and an application system that transmits and receives information by the MQ transfer method. In addition, the system of code information and the like is often different for each application system. However, as described above, the present invention is applied to connect each application system of a financial institution via the
[0086]
In particular, since each application system of a financial institution is large and the amount of information handled is enormous, by constructing the
[0087]
In the above, in preparation for resending a file or message, the file or message to be transmitted to the transmission destination system is stored, but instead, the file or message received from the transmission source system is stored and retransmitted. The file or message to be transmitted may be generated again and transmitted.
[0088]
In the above, as the first processing according to the present invention, the transmission source system is an application system that transmits information by the FTP transfer method, whereas the transmission destination system receives information by the MQ transfer method. In this case, a plurality of business data included in the file received from the transmission source system is decomposed and converted into a plurality of messages by adding headers, and each message is transmitted to each transmission destination system by the MQ transfer method. Although the case has been described, the present invention is not limited to this, and the application system in which the transmission destination system receives information in the FTP transfer method while the transmission source system transmits information in the MQ transfer method. In the case of a system, the first processing according to the present invention is to receive from the transmission source system. Each plurality of business data contained in a plurality of messages to integrate into a single file, a unified file may be performed a process of transmitting to the destination system by FTP transfer method.
[0089]
In the above description, the case where the
[0090]
Furthermore, the FTP transfer method has been described as an example of the file transfer method according to the present invention. However, the present invention is not limited to this, and other file transfer methods such as remote copy and RCP can also be adopted. is there. Further, although the MQ transfer method has been described as an example of the message transfer method according to the present invention, the present invention is not limited to this, and other message transfer methods such as MSMQ and DECMQ can also be adopted.
[0091]
In the above description, the
[0092]
In the above description, the CD-
[0093]
【The invention's effect】
As described above, the inventions according to
[0094]
The invention described in claim 2 is different from the transfer system used in the invention described in
[0095]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, when the second process is executed on the data received by the file transfer method, a plurality of data that can be transmitted by the message transfer method In the case where the second processing is performed for each of the plurality of decomposed data as a unit and the data transfer method that can be received by the destination information processing apparatus is the file transfer method. Since the plurality of data subjected to the second processing is integrated into data in a format that can be transmitted by the file transfer method, in addition to the above effects, the second processing is also performed when data in the file format is received. In addition, the information processing apparatus that can receive data in the file format can receive the data that has undergone the second processing.
[0096]
The invention according to
[0097]
In the invention according to claim 7, in the invention according to
[0098]
In the invention described in claim 8, in the invention described in
[0099]
The invention according to claim 9 is the information relay apparatus according to any one of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an MI system according to the present embodiment.
FIG. 2 is a flowchart showing the contents of information reception processing.
FIG. 3 is a flowchart showing the contents of FTP transfer processing.
FIG. 4 is a flowchart showing the contents of MQ transfer processing.
FIG. 5 is a flowchart showing the contents of a transmission management process.
FIG. 6 is a schematic diagram illustrating an example of the content of a message transmitted from an application system.
FIG. 7 is a schematic diagram for explaining an example of conversion of business data.
FIG. 8 is a schematic diagram for explaining an example of business data conversion;
[Explanation of symbols]
10 MI system
14 Application server
16 MI connector
18 Intranet
44 HDD
Claims (10)
送信元の情報処理装置から受信したデータを解析する解析手段と、
ファイル単位でデータを転送するファイル転送方式で受信したデータをメッセージ単位でデータを転送するメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、前記メッセージ転送方式で受信したデータを前記ファイル転送方式で送信するためのデータに変換する第1の処理を行う第1処理部、受信したデータの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理を行う第2処理部、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理を行う第3処理部、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理を行う第4処理部、及び、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行う第5処理部を各々含んで構成され、前記解析手段による解析結果に基づいて前記第1処理乃至前記第5処理の少なくとも1つを行う処理手段と、
前記処理手段による処理を経たデータを送信先の情報処理装置へ送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする情報中継装置。An information relay device that is connected to a plurality of information processing devices via a communication line and relays information transmitted and received between the information processing devices,
An analysis means for analyzing data received from the information processing apparatus of the transmission source;
Data received by the file transfer method for transferring data in file units is converted into data for transmission by a message transfer method for transferring data in message units, and data received by the message transfer method is converted by the file transfer method A first processing unit that performs a first process of converting data to be transmitted, a second processing unit that performs a second process of converting the content of received data based on a predetermined conversion rule, and received at different timings A third processing unit that performs a third process for integrating the plurality of pieces of data, a fourth processing unit that performs a fourth process for transmitting received data to each of the plurality of information processing apparatuses, and information processing of the transmission destination Each of which includes a fifth processing unit that performs a fifth process of storing data to be transmitted to the apparatus in the storage unit, and based on an analysis result by the analysis unit Processing means for performing at least one of the first process to the fifth process,
Transmitting means for transmitting data processed by the processing means to a destination information processing apparatus;
An information relay device comprising:
前記処理手段は、解析手段によって判別された送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式が、送信元の情報処理装置からデータを受信した際の転送方式と相違していた場合に前記第1処理部によって前記第1の処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の情報中継装置。The analysis means refers to destination information included in the attribute data received from the information processing apparatus of the transmission source together with the received data, or the destination of each received data is registered in advance in association with the attribute of each received data Determine the destination information processing device by referring to the data definition table,
When the data transfer method receivable by the transmission destination information processing device determined by the analysis unit is different from the transfer method when data is received from the transmission source information processing device, The information relay apparatus according to claim 1, wherein the first processing is performed by a first processing unit.
前記処理手段は、ファイル転送方式で受信したデータが第1の処理によってメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解され、分解された複数のデータの各々を単位として前記第2の処理が行われることで得られた複数のデータを、ファイル転送方式で送信可能な形式のデータへ統合する第6の処理を行う第6処理部を更に備え、ファイル転送方式で受信したデータに対して前記第2処理部によって前記第2の処理を実行する場合に、前記第1の処理として、受信したデータをメッセージ転送方式で送信可能な複数のデータに分解する処理を前記第1処理部によって行った後に、分解した複数のデータの各々を単位として前記第2処理部により前記第2の処理を行うと共に、解析手段によって判別された送信先の情報処理装置が受信可能なデータの転送方式がファイル転送方式である場合には、該第1の処理によって分解されて前記第2の処理が行われた複数のデータに対し前記第6処理部によって前記第6の処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の情報中継装置。The analysis means refers to destination information included in the attribute data received from the information processing apparatus of the transmission source together with the received data, or the destination of each received data is registered in advance in association with the attribute of each received data Determine the destination information processing device by referring to the data definition table,
The processing means disassembles data received by the file transfer method into a plurality of data that can be transmitted by the message transfer method by the first processing, and performs the second processing for each of the plurality of decomposed data as a unit. And a sixth processing unit for performing a sixth process for integrating the plurality of data obtained by the transmission into data having a format that can be transmitted by the file transfer method. When the second processing unit executes the second processing, the first processing unit performs processing for decomposing the received data into a plurality of data that can be transmitted by the message transfer method, as the first processing. The second processing unit performs the second processing in units of each of the plurality of decomposed data, and the transmission destination information processing apparatus determined by the analysis unit receives the data. When the effective data transfer method is the file transfer method, the sixth processing unit performs the sixth processing on a plurality of data that has been decomposed by the first processing and subjected to the second processing. The information relay device according to claim 1, wherein:
前記情報中継装置と通信回線を介して接続され、他の情報処理装置へ送信すべき情報を前記情報中継装置へ送信する複数の情報処理装置と、
を含む情報処理システム。An information relay device according to any one of claims 1 to 8,
A plurality of information processing devices connected to the information relay device via a communication line and transmitting information to be transmitted to other information processing devices to the information relay device;
Information processing system including
前記プログラムは、前記コンピュータを、
送信元の情報処理装置から受信したデータを解析する解析手段、
ファイル単位でデータを転送するファイル転送方式で受信したデータをメッセージ単位でデータを転送するメッセージ転送方式で送信するためのデータに変換すると共に、前記メッセージ転送方式で受信したデータを前記ファイル転送方式で送信するためのデータに変換する第1の処理を行う第1処理部、受信したデータの内容を所定の変換規則に基づいて変換する第2の処理を行う第2処理部、互いに異なるタイミングで受信した複数のデータを統合する第3の処理を行う第3処理部、受信データを複数の情報処理装置へ各々送信するための第4の処理を行う第4処理部、及び、送信先の情報処理装置に送信するデータを記憶手段に保管する第5の処理を行う第5処理部を各々含んで構成され、前記解析手段による解析結果に基づいて前記第1処理乃至前記第5処理の少なくとも1つを行う処理手段、
及び、前記処理手段による処理を経たデータを送信先の情報処理装置へ送信する送信手段
として機能させることを特徴とする記録媒体。A recording medium on which a program for causing a computer connected to a plurality of information processing apparatuses via a communication line to execute predetermined processing is recorded,
The program causes the computer to
An analysis means for analyzing data received from the information processing apparatus of the transmission source;
Data received by the file transfer method for transferring data in file units is converted into data for transmission by a message transfer method for transferring data in message units, and data received by the message transfer method is converted by the file transfer method A first processing unit that performs a first process of converting data to be transmitted, a second processing unit that performs a second process of converting the content of received data based on a predetermined conversion rule, and received at different timings A third processing unit that performs a third process for integrating the plurality of pieces of data, a fourth processing unit that performs a fourth process for transmitting received data to each of the plurality of information processing apparatuses, and information processing of the transmission destination Each of which includes a fifth processing unit that performs a fifth process of storing data to be transmitted to the apparatus in the storage unit, and based on an analysis result by the analysis unit 1 process to said fifth at least one processing means for processing,
And a recording medium that functions as a transmission unit that transmits data processed by the processing unit to a destination information processing apparatus.
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