JP3679532B2 - 消火栓標識 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は消火栓標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
消火栓標識は消火栓の位置を知らせるために設置された標識であって、消火栓を設置場所をいち早く見つけ迅速な消火活動に寄与している。ところで、近年より消火活動に寄与する消火栓標識が種々提案されている。例えば、LED等の発光素子からなる発光表示部を設けた消火栓標識であって、該発光表示部を発光させて消火栓標識の存在を知らせることより迅速に消火栓の設置場所を見つけることができるようにした消火栓標識である。特に、夜間に消火活動が行われるとき、消火栓を探すのに特に有効となる。また、発光表示部を備えた消火栓標識は、該発光表示部の電源を太陽電池からとっている。つまり、標識に太陽電池を設置し、該太陽電池が日中に生成した起電力を二次電池に充電しその充電した二次電池からの電源を利用して夜間に該発光表示部を発光させるようにしている。
【0003】
さらに、発光表示部を備えた消火栓標識において、受信機を備えた消火栓標識が提案されている。受信機は消防車から発信される発信信号を受信し、その受信した信号に応答して発光表示部を点灯させるようにしたものである。つまり、夜間に火災現場に向かう消防車から発信信号を発信することにより、火災現場近くの消火栓標識を事前に点灯させる。従って、火災現場に到着すると、消火栓標識が点灯しているため、直ちに消火栓を見つけ出し消火活動を遂行することができる。しかも、消防車からの発信信号に応答したときに消火栓標識の発光表示部が点灯し、火災のない普通の夜間は点灯しないため、二次電池の消費電力を低減させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した発光表示部を備えた消火栓標識においては、二次電池は、太陽電池の起電力で充電するため電池交換は原則的に不要であるが、長期使用又は品質のバラツキ等によって二次電池の充電能力が低下した場合には、本来の役目を果たすことができなくなる。そこで、定期的に二次電池を点検し交換する必要がある。
【0005】
しかしながら、二次電池等はむやみに人に触れないないように、消火栓標識の高い位置に設置されている。従って、該二次電池を点検作業は消火栓標識に登ってしなければならず時間と労力を要していた。又、二次電池を手の届く地上近くに設置した場合においても、いちいち検査装置を使って検査しなければならないのでその検査作業は面倒で時間を要していた。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は点灯表示のために二次電池を設置した消火栓標識の点検作業を非常に簡単に行うことができる消火栓標識を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、報知手段と、太陽電池が発生する起電力を充電する二次電池からの電源に基づいて前記報知手段を報知駆動する駆動回路を備えた消火栓標識あって、前記二次電池の容量を検査し、予め定めた容量以下のとき容量判定信号を出力するバッテリチェック回路と、送信機からの発信された発信信号を受信し該発信信号から点検のための点検コードを抽出する受信回路と、前記受信回路が抽出した点検のための点検コードに応答して前記バッテリチェック回路をチェック動作させるコード判定回路と、前記バッテリチェック回路からの容量判定信号に応答して前記駆動回路に対して前記報知手段を報知動作させるための点検モード信号を出力する制御回路とを備えた消火栓標識をその要旨とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の消火栓標識において、前記受信回路は点検コードの他に消火活動のための緊急コードを抽出するものであり、コード判定回路は緊急コードに応答して前記制御回路に緊急判定信号を出力し、制御回路は該コード判定回路からの緊急判定信号に応答して前記駆動回路に対して報知手段を報知動作させるための緊急モード信号を出力する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の消火栓標識において、前記報知手段は複数の発光素子を備えた表示灯であり、駆動回路は前記点検モード信号に応答して複数の発光素子を点滅動作させる。
請求項4の発明は、請求項2に記載の消火栓標識において、前記報知手段は複数の発光素子を備えた表示灯であり、駆動回路は前記緊急モード信号に応答して複数の発光素子を点滅動作させる。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、受信回路が発信信号から点検コードを抽出すると、コード判定回路はバッテリチェック回路に対して二次電池のチェックを行わせる。バッテリチェック回路はチェック結果を容量判定信号として制御回路に出力する。制御回路は容量判定信号に応答して駆動回路を介して報知手段を報知動作させる。その結果、二次電池の点検作業は報知手段の報知状態を確認するだけの簡単な作業となる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、受信回路が緊急コードを抽出すると、コード判定回路は制御回路に緊急判定信号を出力する。制御回路は緊急判定信号に応答して前記駆動回路を介して報知手段を報知動作させる。その結果、請求項1に記載した発明に加えて消火活動のために報知手段が報知動作することから迅速に消火栓を発見することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、点検作業は表示灯の発光素子の点灯状態を視認するだけでの簡単な作業となる
請求項4に記載の発明によれば、消火活動の際には容易に消火栓標識を発見することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の消火栓標識を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図2において、消火栓標識1のポール2は金属製のパイプであって、地面にコンクリート等で立設固定されている。ポール2の先端には報知手段を構成する表示灯3が取着されている。表示灯3はその赤色に着色された透明樹脂ケース3a内に発光素子としての複数のLED4(図1参照)が配設されている。
【0014】
表示灯3より下側位置には、筐体5が取着されている。筐体5は、「U」という文字を横に寝かせた形状の金属板よりなる箱体であって、その下部5aがポール2に固着されている。筐体5の上部5bは前記表示灯3の上方位置まで延びている。筐体5の上面5cにはパネル6に敷き詰めた太陽電池7が設置されている。太陽電池7は南向きにかつほぼ45度に傾けた状態で設置され、昼間時において太陽光を効率よく受光し電気エネルギーに変換できる向きに配置されている。
【0015】
太陽電池7を敷き詰めたパネル6の上部一側角部には、アンテナ8が上方に向けて立設されている。アンテナ8は発信局の送信機から発信される発信信号をキャッチする。筐体5の両側面には消火栓が近くにあることを指標するための「消防水利」の文字が表示されている。又、筐体5内には前記表示灯3の各LED4を点灯制御するための表示制御装置が設けられている。
【0016】
次に、表示制御装置について説明する。図1は、表示制御装置の電気的構成を説明するための電気ブロック回路を示す。
図1において、太陽電池7のプラス電極は、ダイオード11を介して筐体5内に収容されている二次電池としての小形シール鉛蓄電池(以下、鉛蓄電池という)12のプラス電極に接続されている。太陽電池7及び鉛蓄電池12のマイナス電極は共に接地されている。鉛蓄電池12は太陽電池7が太陽光に基づいて出力する起電力を充電する。鉛蓄電池12のプラス電極は電圧制御回路13に接続されている。電圧制御回路13は鉛蓄電池12の電源電圧Vbを次段の駆動回路を構成する点灯制御回路14に供給制御している。電圧制御回路13は後記する中央処理装置(CPU)15と接続され、該CPU15からの電圧供給モード信号SG1に応答して電源電圧Vbを点灯制御回路14に供給する。又、電圧供給モード信号SG1が出力されていない時、即ち消失している時には、電圧制御回路13は電源電圧Vbを点灯制御回路14に供給しない。
【0017】
点灯制御回路14は表示灯3の各LED4と接続され、電源電圧Vbを印加制御することにより各LED4を点灯制御するようになっている。点灯制御回路14はCPU15と接続されていて、CPU15からの緊急モード信号SG2と交換モード信号SG3を入力するようになっている。そして、緊急モード信号SG2に応答して(この時、交換モード信号SG3は消失している)、点灯制御回路14は全てのLED4を同期させて一斉に点滅動作させる。又、交換モード信号SG3に応答して(この時、緊急モード信号SG2は消失している)、点灯制御回路14は各LED4を順番に点滅動作させるようになっている。
【0018】
太陽電池7のプラス電極には、日照判定回路16が接続されている。日照判定回路16はその時々の太陽電池7が太陽光に基づいて出力する起電力の電圧Vsを入力し、該電圧Vsに基づいて昼夜を判定する。つまり、夜間になると、電圧Vsは小さな値になり、その電圧Vsに基づいて日照判定回路16は夜間と判定する。日照判定回路16は夜間と判定すると、夜間判定信号SJ1をCPU15に出力するようになっている。
【0019】
鉛蓄電池12のプラス電極とマイナス電極との間には、バッテリチェック回路17が接続されている。バッテリチェック回路17は後記するコード判定回路18に接続されていて、該コード判定回路18からの点検コード判定信号SC2に応答してチェック動作を行う。バッテリチェック回路17は、チェック動作において鉛蓄電池12の容量をチェックし、その容量が新たな電池交換を必要とする容量に達している時、容量判定信号としての交換判定信号SJ2をCPU15に出力するようになっている。
【0020】
受信回路19は前記アンテナ8と接続されていて、消防署20や携帯用送信機21等から発信される発信信号を受信して該信号に含まれる受信コード信号CDを抽出する。受信回路19はコード判定回路18に接続されていて、抽出した受信コード信号CDを該コード判定回路18に出力する。コード判定回路18は入力した受信コード信号CDが該判定回路18が予め記憶している緊急コードCD1か、点検コードCD2か比較判定する。緊急コードCD1は消火活動を示すコードである。点検コードCD2は点検作業を示すコードである。
【0021】
そして、受信コード信号CDが緊急コードCD1の場合には、コード判定回路18は緊急コード判定信号SC1をCPU15に出力する。又、受信コード信号CDが点検コードCD2の場合には、コード判定回路18は点検コード判定信号SC2をバッテリチェック回路17に出力する。
【0022】
制御回路を構成するCPU15は制御プログラムを記憶した読み出し専用のメモリ(ROM)22及び演算結果等を一時記憶する読み出し及び書き替え可能なメモリ(RAM)23と接続されている。CPU15はROM22に記憶された制御プログラムに従って各種の処理動作を実行する。CPU15は日照判定回路16から夜間判定信号SJ1、バッテリチェック回路17から交換判定信号SJ2、及び、コード判定回路18から緊急コード判定信号SC1を入力する。
【0023】
CPU15は夜間判定信号SJ1に基づいて夜間と判断して電圧制御回路13に電圧供給モード信号SG1を出力する。従って、電圧制御回路13は電圧供給モード信号SG1に応答して点灯制御回路14に電源電圧Vbを供給する。又、夜間判定信号SJ1が出力されていない時には、CPU15は電圧供給モード信号SG1を出力しない。従って、電圧制御回路13は点灯制御回路14に電源電圧Vbを供給しない。
【0024】
CPU15は交換判定信号SJ2に基づいて点検モードとなり鉛蓄電池12の容量がなく交換が必要と判断して日照判定回路16からの夜間判定信号SJ1の有無に関係なく電圧制御回路13に電圧供給モード信号SG1を出力するとともに、点灯制御回路14に交換モード信号SG3を出力する。従って、電圧制御回路13は電圧供給モード信号SG1に応答して点灯制御回路14に電源電圧Vbを供給する。又、点灯制御回路14は交換モード信号SG3に応答して各LED4を順番に点滅動作させる。反対に、交換判定信号SJ2が出力されていない時には、CPU15は電圧供給及び交換モード信号SG1,SG3を出力しない。従って、LED4は発光しない。
【0025】
CPU15は緊急コード判定信号SC1に基づいて緊急モードとなり消火活動のために表示灯3の点灯が必要と判断して点灯制御回路14に緊急モード信号SG2を出力する。この時、CPU15は、日照判定回路16の夜間判定信号SJ1に基づいて電圧供給モード信号SG1を出力する。従って、夜間において、点灯制御回路14は緊急モード信号SG2に応答して全てのLED4を同期して一斉に点滅動作させる。反対に、緊急コード判定信号SC1が出力されていない時には、CPU15は緊急モード信号SG2を出力しない。従って、LED4は発光しない。
【0026】
又、CPU15はタイマ15aを内蔵し、前記点灯モード及び緊急モードになった時、計時動作を開始する。そして、CPU15は、点灯モードの時にはタイマ15aが3分を計時した時、点検モードを終了し、電圧供給モード信号SG1及び交換モード信号SG3の出力を消失する。CPU15は、緊急モードの時にはタイマ15aが10分を計時した時、緊急モードを終了し、電圧供給モード信号SG1及び緊急モード信号SG2の出力を消失する。従って、点検モードでは、LED4は3分間点滅動作する。又、緊急モードでは、LED4は10分間点滅動作する。
【0027】
尚、本実施形態では、図1に示すダイオード11、CPU15、ROM22、RAM23及び各回路13,14,16〜19は、筐体5内に設けた回路基板に組み込まれている。
【0028】
次に、上記のように構成した消火栓標識1の作用について説明する。
今、上記のように構成された消火栓標識1が1つの予め定められたエリアに設けられた複数の消火栓に対してそれぞれその近傍に設置されている。そして、このエリア内に設置された複数の消火栓標識1に対して該エリアを管轄する消防署20に設置された送信機、該消防署20に属する消防車に搭載した送信機、又は、点検作業を行う消防職員が携帯する送信機21から緊急コードCD1又は点検コードCD2の受信コード信号CDを含む発信信号が発信されるものとする。
【0029】
今、消防車がエリア内で発生した火災現場に向かって走行している時、該消防車から受信コード信号CDが緊急コードCD1を含む発信信号を出力すると、その発信信号は、該エリアに設置された全ての消火栓標識1のアンテナ8にキャッチされる。受信回路19はアンテナ8を介して発信信号を受信してこの場合には受信コードCD、即ち緊急コードCD1を抽出し、コード判定回路18に該緊急コードCD1を出力する。コード判定回路18は、緊急コード信号CD1を受信したとして緊急コード判定信号SC1をCPU15に出力する。CPU15は緊急コード判定信号SC1に基づいて点灯制御回路14に緊急モード信号SG2を出力するとともに、タイマ15aの計時動作を開始させる。又、この時、CPU15は、日照判定回路16の夜間判定信号SJ1の有無に基づいて電圧制御回路13を制御している。そして、今が夜間の時には、電圧制御回路13から点灯制御回路14に電源電圧Vbが印加されているため、点灯制御回路14は全てのLED4を同期して一斉に点滅動作させる。従って、該エリアに設置された全ての消火栓標識1はその表示灯3が一斉に10分間点滅する。その結果、火災現場に到着した消防車は、発見し難い夜間にも拘わらず表示灯3が点滅していることから消火栓標識1を素早く見つけることができ、迅速な消火活動が行える。
【0030】
又、今が昼間の場合には、電圧制御回路13から点灯制御回路14に電源電圧Vbが印加されないため、点灯制御回路14はLED4を同期して一斉に点滅動作させることはない。つまり、表示灯3が点滅していなくても昼間で明るいことから消火栓標識1を容易に発見することができるから消費電力の低減を図る上から点灯させない。
【0031】
次に、消防職員が該エリアに設置された全ての消火栓標識1に出向き該消火栓標識1の鉛蓄電池12の点検をする場合について説明する。今、点検対象の消火栓標識1の前で消防職員が携帯する送信機21から受信コード信号CDが点検コードCD2を含む発信信号を出力すると、その発信信号はその前方にある消火栓標識1のアンテナ8にキャッチされる。
【0032】
尚、携帯用の送信機21は、本実施形態では、その発振出力が調整できるようになっている。そして、この点検作業の場合には、発振出力は小さくし、その到達距離が半径10m以内で発信する。すると、その10m以内にある消火栓標識1のみが動作するようになっている。
【0033】
受信回路19はアンテナ8を介して発信信号を受信してこの場合には受信コードCD、即ち点検コードCD2を抽出し、コード判定回路18に該点検コードCD2を出力する。判定回路18は、点検コード信号CD2を受信したとして点検コード判定信号SC2をバッテリチェック回路17に出力する。バッテリチェック回路17は点検コード判定信号SC2に応答して鉛蓄電池12の容量チェックを行う。バッテリチェック回路17は、鉛蓄電池12の容量が新たな電池交換を必要とする容量に達している時、交換判定信号SJ2をCPU15に出力する。
【0034】
CPU15は交換判定信号SJ2に応答して鉛蓄電池12の交換が必要と判断して電圧制御回路13に電圧供給モード信号SG1を出力するとともに、点灯制御回路14に交換モード信号SG3を出力する。又、CPU15は、タイマ15aの計時動作を開始させる。従って、点灯制御回路14は交換モード信号SG3に応答して各LED4を順番に3分間点滅動作させる。その結果、消防職員は、各LED4が順番に点滅動作している状態を表示灯3の透明樹脂ケース3aを介して視認して電池交換が必要であることを直ちに判断することができる。
【0035】
又、バッテリチェック回路17が電池交換を必要としないと判断したとき、CPU15は電圧供給モード信号SG1及び交換モード信号SG3を出力しない。従って、点灯制御回路14は交換モード信号SG3に応答して各LED4を順番に点滅動作させることはない。その結果、消防職員は、表示灯3が点灯しないこと視認して電池交換が必要でないことを直ちに判断することができる。
【0036】
次に、本実施形態の特徴を以下に記載する。
○本実施形態では、消火栓標識1に装備した鉛蓄電池12の点検作業は、携帯用の送信機21で点検のための点検コードCD2を含む発信信号を発信するだけで、蓄電池12の交換が必要の場合には、表示灯3の各LED4が順番に点滅動作し、交換が必要でない場合には、LED4は点灯しない。従って、消防職員は、各LED4が順番に点滅動作している状態か点灯していないかを視認するだけ電池交換の点検作業は完了する。その結果、むやみに人に触れないない位置に設置された鉛蓄電池12の点検作業は労力を要することなく短時間に簡単に行うことができる。
【0037】
○本実施形態では、消火活動のための表示灯3の点灯は全てのLED4を同期して一斉に点滅動作させ、点検作業における表示灯3の点灯は各LED4が順番に点滅動作させている。つまり、消火活動と点検作業における表示灯3の点灯表示形態を相違させている。従って、その表示形態によって消防職員が間違った判断をすることが防止することができる。
【0038】
○本実施形態では、緊急モード、即ち消火活動のための表示灯3の点滅動作は、夜間のみ行い、発見が容易な昼間には点滅動作させないようにした。従って、効果の薄い昼間時の点滅動作を行わないことから、鉛蓄電池12の無駄な電力消費を抑えることができる。
【0039】
○本実施形態では、アンテナ8を太陽電池7を敷き詰めたパネル6の上部に上方に向けて立設させた。従って、発信信号を確実にキャッチすることができる。又、アンテナ8が太陽光を遮って太陽電池7の受光の障害になることはない。しかも、アンテナ8の立設によってカラス等の鳥が太陽電池7に止まるおそれはなく、該電池7を傷つけたり汚したりすることが防止できる。
【0040】
実施形態は上記に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、緊急モード、即ち消火活動のための表示灯3の点滅動作は、夜間のみ行うようにしたが、昼間でも点滅動作させるようにしてもよい。この場合、CPU15は緊急コード判定信号SC1に応答し点灯制御回路14に緊急モード信号SG2を出力する他に電圧供給モード信号SG1を生成し電圧制御回路13に出力する必要がある。
【0041】
○消火活動のための表示灯3の点灯表示形態及び交換作業のための表示灯3の点灯表示形態をそれぞれ適宜変更して実施してもよい。例えば、消火活動のための点灯表示形態を点滅動作でなくただ点灯し続けるようにしてもよい。又、上記実施形態では消火活動ための点灯表示形態と交換作業のための点灯表示形態を相違させたが、同じ表示形態で実施してもよい。この場合、CPU15の負荷が小さくなるとともに、表示制御回路14の回路規模を小さくすることができる。
【0042】
○上記実施形態では、1つのエリアを管轄する消防署20から発信信号が発信されそのエリア内の全ての消火栓標識1が一斉に消火活動のための点灯表示を行うようにした。これを、例えば図4に示すように、複数のエリア31を受け持つ消防支所32を複数配置し、その複数の消防支所32を管轄する消防本部33がある消防組織において、火災が発生した1つのエリア31にある全ての消火栓標識1に対して緊急コードCD1を発信信号を出力する場合には、消防本部33、該エリアを受け持たない他の消防支所32から発信するようにしてもよい。この場合、各エリア31毎に該エリア31を示すアドレスコードを設定し緊急コードCD1と共に発信させる必要がある。そして、各エリア31に属する消火栓標識1のコード判定回路18には、そのエリアのアドレスコードが予め用意されていて、抽出したアドレスコードと一致したときのみ上記実施形態と同様な動作をさせる。
【0043】
○上記実施形態では、消火活動のための点灯表示時間及び交換作業のための点灯表示時間は、消火活動のための点灯表示時間を10分間、交換作業のための点灯表示時間を3分間としたが、適宜変更して実施してもよい。
【0044】
○上記実施形態では、受信コード信号CDの判定にコード判定回路18を設けたが、この判定をCPU15で行うようにしてもよい。この場合、CPU15は、例えば受信コード信号CDが点検コードCD2の時、点検コード判定信号SC2をバッテリチェック回路17出力することになる。
【0045】
○上記実施形態では、報知手段を表示灯3,LED4とし、駆動回路を該LED4を点滅駆動させる点灯制御回路14とした。これを、報知手段をスピーカとし、駆動回路をスピーカ駆動回路として、音で消火活動のための報知と交換のための報知を行うようにしてもよい。
【0046】
○上記実施形態では、二次電池を鉛蓄電池としたが、これに限定されるものではなく例えばニッカド電池等の充電可能な二次電池であればなんでもよい。
次に特許請求の範囲に記載された発明以外であって本明細書の記載から見出せる技術的思想をその効果とともに以下に記載する。
【0047】
○ 報知手段と、太陽電池7が発生する起電力を充電する二次電池からの電源に基づいて前記報知手段を報知駆動する駆動回路を備えた消火栓標識あって、前記太陽電池を敷き詰めたパネル6の上部にアンテナ8を立設したことを特徴とする消火栓標識。従って、消火栓標識1の他の部材が障害になることなく発信信号を確実にキャッチすることができる。又、アンテナ8が太陽光を遮って太陽電池7の受光の障害になるとはない。しかも、アンテナ8の立設によってカラス等の鳥が太陽電池7に止まるおそれはなく、該電池7を傷つけたり汚したりすることが防止できる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、消火栓標識に設けた二次電池の点検作業を非常に簡単な作業にすることができる。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載した発明の効果に加えて消火活動の時に迅速に消火栓標識を発見することができる。
請求項3に記載の発明によれば、点検作業を簡単な作業とすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、消火活動の際には容易に消火栓標識を発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】消火栓標識に設けた表示制御装置の電気ブロック回路図
【図2】消火栓標識の全体斜視図
【図3】消火栓標識の要部側面図
【図4】消防組織を説明するための組織図
【符号の説明】
1…消火栓標識、3…報知手段としての表示灯、4…発光素子としてのLED、5…筐体、6…パネル、7…太陽電池、8…アンテナ、12…二次電池としての小形シール鉛蓄電池、14…駆動回路としての点灯制御回路、15…制御回路としての中央処理装置(CPU)、16…日照判定回路、17…バッテリチェック回路、18…コード判定回路、19…受信回路、CD…受信コード信号、CD1…緊急コード、CD2…点検コード

Claims (4)

  1. 報知手段(3、4)と、太陽電池(7)が発生する起電力を充電する二次電池(12)からの電源に基づいて前記報知手段(3,4)を報知駆動する駆動回路(14)を備えた消火栓標識であって、
    前記二次電池(12)の容量を検査し、予め定めた容量以下のとき容量判定信号(SJ2)を出力するバッテリチェック回路(17)と、
    送信機からの発信された発信信号を受信し該発信信号から点検のための点検コード(CD2)を抽出する受信回路(19)と、
    前記受信回路(19)が抽出した点検のための点検コード(CD2)に応答して前記バッテリチェック回路(17)をチェック動作させるコード判定回路(18)と、
    前記バッテリチェック回路(17)からの容量判定信号(SJ2)に応答して前記駆動回路(14)に対して前記報知手段(3,4)を報知動作させるための点検モード信号(SG3)を出力する制御回路(15)とを備えた消火栓標識。
  2. 請求項1に記載の消火栓標識において、
    前記受信回路(19)は点検コード(CD2)の他に消火活動のための緊急コード(CD1)を抽出するものであり、コード判定回路(18)は緊急コード(CD1)に応答して前記制御回路(15)に緊急判定信号(SC1)を出力し、制御回路(15)は該コード判定回路(15)からの緊急判定信号(SC1)に応答して前記駆動回路(14)に対して報知手段(3、4)を報知動作させるための緊急モード信号(SG2)を出力する消火栓標識。
  3. 請求項1又は2に記載の消火栓標識において、
    前記報知手段(3,4)は複数の発光素子(4)を備えた表示灯(3)であり、駆動回路(14)は前記点検モード信号(SG3)に応答して複数の発光素子(4)を点滅動作させる消火栓標識。
  4. 請求項2に記載の消火栓標識において、
    前記報知手段(3,4)は複数の発光素子(4)を備えた表示灯(3)であり、駆動回路(14)は前記緊急モード信号(SG2)に応答して複数の発光素子(4)を点滅動作させる消火栓標識。
JP35090396A 1996-12-27 1996-12-27 消火栓標識 Expired - Lifetime JP3679532B2 (ja)

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