JP3679392B2 - スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム - Google Patents
スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3679392B2 JP3679392B2 JP2002317803A JP2002317803A JP3679392B2 JP 3679392 B2 JP3679392 B2 JP 3679392B2 JP 2002317803 A JP2002317803 A JP 2002317803A JP 2002317803 A JP2002317803 A JP 2002317803A JP 3679392 B2 JP3679392 B2 JP 3679392B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- simulation
- pressure
- type extruder
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/58—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/72—Measuring, controlling or regulating
- B29B7/728—Measuring data of the driving system, e.g. torque, speed, power, vibration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B7/00—Mixing; Kneading
- B29B7/30—Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
- B29B7/58—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/72—Measuring, controlling or regulating
- B29B7/726—Measuring properties of mixture, e.g. temperature or density
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/251—Design of extruder parts, e.g. by modelling based on mathematical theories or experiments
- B29C48/2511—Design of extruder parts, e.g. by modelling based on mathematical theories or experiments by modelling material flow, e.g. melt interaction with screw and barrel
- B29C48/2513—Design of extruder parts, e.g. by modelling based on mathematical theories or experiments by modelling material flow, e.g. melt interaction with screw and barrel in the plasticising zone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/92—Measuring, controlling or regulating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Algebra (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Mathematical Analysis (AREA)
- Mathematical Optimization (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Pure & Applied Mathematics (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリュ式押出機における所定のパラメータを算出するスクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
二軸スクリュ式押出機は、スクリュ構成に自由度を持たせるためスクリュがセグメント化されている。それゆえ、樹脂に合わせたスクリュの決定は容易ではなく、いくつかの試行を経て決定するなど煩雑性の問題が生じていた。この問題に対し、単軸押出機や二軸押出機の流動機構と理論化がなされており、モジュール形式で二軸スクリュ式押出機全体の流れ、つまり押出特性の理論化が報告されている(例えば非特許文献1参照)。また、二軸押出機内の充満率や圧力、温度などを予測するシミュレーションの開発が行われており、当初は完全溶融した領域のみの解析であったが、近年では固体輸送や可塑化における樹脂流れの予測までもが可能になってきた(例えば非特許文献2及び非特許文献3参照)。その結果、二軸スクリュ式押出機のスクリュ構成に対する樹脂の圧力や温度分布などをコンピュータ上で予測することが可能となり、最適なスクリュ構成の決定が容易に行えるようになってきた。
【0003】
上記シミュレーション手順については、まず樹脂の粘度フィッティングによるモデルパラメータと固体および溶融体の密度・比熱・熱伝導率の樹脂物性と、スクリュ回転数、押出量、樹脂温度、シリンダ温度と先端樹脂圧力の操作条件を設定し、さらにスクリュ構成のデータを作成する。これら諸入力データを基に各スクリュエレメントの牽引流と圧力流のバランスから、充満率、圧力や温度が計算される。この計算において、二軸押出機のスクリュ押出特性式が用いられ、押出機の操作条件からスクリュの圧力勾配あるいは圧力差を求めることができる。
【0004】
【非特許文献1】
James.L.White著、酒井忠基訳;「二軸スクリュ押出し−その技術と理論−」シグマ出版、平成5年3月発行
【非特許文献2】
二之宮慎一、中村和之、柿崎淳;「噛み合い型同方向回転二軸スクリュ式押出機のニーディングディスク部内の流れ解析」日本製鋼所技報 No.50, p29 (1994年5月)
【非特許文献3】
二之宮慎一、中村和之;「噛み合い型同方向回転二軸スクリュ式押出機内の樹脂圧力および温度の予測」日本製鋼所技報 No.53, p39 (1997年6月)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでに公表されてきたシミュレーション技術は、同じシリンダ径あるいはスクリュ径で統一された二軸スクリュ式押出機にのみ適用できるものであり、途中でシリンダ径が変化するタイプの押出機に適用することはできなかった。これは、一台の押出機内で形状が変化するとそれに従ったデータベースが必要となり、さらにはその変化する部位の定式化が容易ではないことが原因としてあげられる。
【0006】
本発明は、上記のような従来のものの課題を解決するためになされたもので、スクリュ式押出機のスクリュ径やシリンダ径が押出機中で縮小され、単軸部へと変換される変換部を有するスクリュ式押出機のシミュレーションを可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、前記スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を取得する流路容積取得手段(変換部パラメータ取得部12およびシミュレーション解析部13)と、前記流路容積取得手段により取得された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出するシミュレーション解析手段(シミュレーション解析部13)とを備えてなるものである。
【0010】
また、本発明のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、前記シミュレーション解析手段は、前記変換部が二軸部と同じシリンダ径を有する領域でシリンダ及びスクリュ共に平行な第1領域と、シリンダはその軸と平行であるがスクリュはその径が変化している第2領域と、シリンダ径及びスクリュ径が共に変化している第3領域と、シリンダ径は変化しスクリュ径はその軸と平行な第4領域と、単軸部と同じシリンダ径を有する領域であって、シリンダ及びスクリュ共に平行な第5領域とに分割された各領域における流路容積に基づいて、前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出することを特徴とする。
【0011】
また、本発明のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、前記シミュレーション解析手段は、スクリュを前後動させた場合には、その前後の移動距離に基づいて、前記流路容積を求めて、前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つを算出することを特徴とする。
【0012】
また、本発明のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つについてシミュレーションした結果を画面表示することができる表示装置を備え、且つ、前記表示装置は複数のパラメータに基づいて得られる複数のシミュレーション結果について一つの画面に重ねて表示することができる機能を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション方法であって、前記スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を求める流路容積演算ステップ(例えばステップS5の導入に際して行われる)と、前記流路容積演算ステップにより算出された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出する(ステップS6)シミュレーション解析ステップとを備えてなるものである。
【0015】
また、本発明は、スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション方法をコンピュータに実行させるスクリュ式押出機のシミュレーションプログラムであって、スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を求める流路容積演算ステップと、前記流路容積演算ステップにより算出された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出するシミュレーション解析ステップとをコンピュータに実行させるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を同方向噛み合い型二軸スクリュ式押出機のシミュレーション装置に例をとって説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるシミュレーション装置の一例を示すブロック図、図2は実施の形態においてシミュレーションされる押出機を示す側面図、図3はシミュレーション装置の動作を示すフローチャート、図4(b)は図2の各部を説明する側面図、図5は図4(b)で示される押出機の所要箇所を示す側面図、図6は図5の各部断面図である。なお、図4(a)は変換部や単軸部を有さないスクリュを用いた押出機を例示している。
【0018】
図2に示す押出機は、材料が投入されるホッパ1と材料を溶融するためのシリンダ2およびスクリュ3とを備えている。この押出機は、その2つのスクリュが図4(b)、図5および図6に示すように構成されており、互いに平行なスクリュそれぞれの溝と山とが一部重なる二軸部4(図6(a))、スクリュおよびシリンダ径が変化する変換部5(図6(b))、およびスクリュが互いに重ならない領域である単軸部6(図6(c))とからなる。なお、図6(a)〜(c)のそれぞれは図5のA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図を示している。
【0019】
そして、図1に示すシミュレーション装置は、二軸部や単軸部において所定の物理量を算出するために必要なパラメータを取得するための各種パラメータ取得部11と、二軸部から単軸部に変化する変換部における所定の物理量を算出するために必要なパラメータを変換部パラメータとして取得する変換部パラメータ取得部12と、各種パラメータに基づいて二軸部及び単軸部のシミュレーション解析を行うと共に、変換部パラメータと各種パラメータを用いて変換部におけるシミュレーション解析を行うシミュレーション解析部13と、シミュレーション解析部13による解析結果を解析データとして出力するための解析データ出力部14とを備える。
【0020】
なお、各種パラメータはシミュレーション解析部13に手入力されるようにしても良いし、データベースなどから解析を行うスクリュ式押出機に対応して読み出して取得するようにしても良い。また、後述する変換部における流路容積などは、この変換部パラメータ取得部12により得られる各領域毎のシリンダ径やスクリュ径から、解析に先立って算出されることができる。
【0021】
以上の構成による動作を図3のフローチャートを用いて説明する。システムが起動されると、シミュレーションに際して、先ず、各種パラメータ取得部11及び変換部パラメータ取得部12により、パラメータとして樹脂物性と操作条件とスクリュ構成データとが取得(入力)される(ステップS1〜ステップS3)。ステップS1により取得される樹脂物性としては、粘度フィッティングによるモデルパラメータ、固体および溶融体の密度、比熱、熱伝導率、融点と溶融熱量などがある。ステップS2により取得される操作条件には、押出量、スクリュ回転数、原料樹脂温度、先端樹脂圧力、シリンダ温度、およびスクリュの前後移動距離などがある。ステップS3により取得されるスクリュ構成データとしては、スクリュ配列、スクリュ径およびシリンダ径などがある。ここで、スクリュ径およびシリンダ径は変換部においては、後述するように複数領域における各値が入力(取得)される。
【0022】
なお、スクリュ配列やスクリュ径、シリンダ径などは、スクリュ式押出機の構成に際して決定された値が用いられ、例えば、本シミュレーション装置を用いてこれらの形状構成を行いつつ、これらの値を決定するようにすることもできる。
【0023】
以上の入力されたパラメータに基づいて、圧力P0および原料樹脂温度T0が初期化され(S4)、押出特性の式が導入されるとともに必要なパラメータが取得され(S5)、圧力P、充満率f、滞留時間tが算出され(S6)、更にエネルギーバランスの式が導入されるとともに必要なパラメータが取得され(S7)、樹脂温度Tが算出される(S8)。そして、押出機全体における差圧ΔPおよび温度差ΔTが算出され(S9)、これらが所定の収束値より小さくなるまで、以上の処理が繰り返される(S10)。これら値が収束すると(S10,y)シミュレーション解析が終了したとしてこれら解析値(充満率、圧力、滞留時間、温度)が出力(表示)される(S11)。
【0024】
なお、以上の動作は、図2、図4及び図5に示す押出機において、その二軸側から変換部を経て単軸側へと解析される。この場合、ステップS4〜ステップS10の動作は、シミュレーション解析部(解析手段)による二軸部、変換部、および単軸部におけるそれぞれの解析動作(シミュレーション動作)を示している。また、各動作はコンピュータ上で実行されるシミュレーションプログラムに基づいて行われる。
【0025】
以下、上記シミュレーション動作について詳述する。図3のステップS1〜ステップS3で示される諸入力データを基に各スクリュエレメントの牽引流と圧力流のバランスから、充満率、圧力や温度が計算される。この計算において、二軸押出機のスクリュ押出特性は(式1)で表すことができるので、押出機の操作条件からスクリュの圧力勾配あるいは圧力差を求めることができる。
【0026】
Q=α・N−β・ΔP/η/L (式1)
ここで、Q:体積流量(押出量/密度)、N:スクリュ回転数、ΔP:セグメント長Lにおける圧力差、η:粘度、αおよびβ:定数パラメータである。
【0027】
(式1)を無次元化すると、(式1')のシンプルな形になる。
[Q]=α’−β’・Δ[P]/[L] (式1')
ここで、
[Q]=Q/N/D3、Δ[P]=ΔP/η/N、 [L]=L/D
α’は各スクリュの牽引流の係数(パラメータ)であり、β'は各スクリュの圧力流の係数である。これらの係数は各スクリュによって固定の係数であり、シミュレーションプログラム内では既知のパラメータである。
【0028】
また、(式1')において、Q、Nはシミュレーションを行う際に取得(入力)される操作条件として既知の値であり、スクリュ径Dと長さLはスクリュ構成による各スクリュピースの長さとして既知である(図7(a)参照)。
剪断粘度ηは、例えば次式(式A)に示す代表的な粘性モデル(Power-low model)の式に従い、剪断速度dγ/dtから求められる。
【0029】
η=m・exp(−ε(T−Tr))・(dγ/dt)(n-1) (式A)
ここで、m, n, ε:粘度パラメータ、Tr:基準温度、T:樹脂温度である。これら粘度パラメータはシミュレーションに用いる樹脂の粘度測定データにフィッティング((式A)の予測値と測定データの誤差が最小になるようにパラメータを決定する。卓上計算や自動決定プログラム使用などの手段が一般的である)することで求められる。シミュレーションにおいて、(式A)に代入するTは、1ステップ前の樹脂温度を用いる(この段階では現ステップの樹脂温度をまだ求めていないため)。
【0030】
剪断粘度を求めるための剪断速度dγ/dtは次のようにして求めることができる。まず、各スクリュピースの図7(a)に示されるシリンダおよびスクリュ断面形状において、スクリュの各回転座標(θ)の溝深さh(θ)を求め、その座標におけるスクリュ回転による剪断速度を求める。この計算を図7(a)のスクリュ断面全領域で求め、その剪断速度を平均化することで、そのスクリュピースの剪断速度を断面平均値として求めることができる。
【0031】
以上からそれぞれ求められた値をもとに、(式1')を変形した(式1'')に代入することで、スクリュの長さ(L)における圧力差(ΔP)を求めることができる。
Δ[P]=ΔP/η/N=([Q]−α’)/β’・[L] (式1'')
飢餓状態における押出特性は(式2)で表すことができる。
[Q]=α’・f (式2)
ここで、f:充満率、α’、[Q] は(式1')に示すとおりである。
【0032】
充満率fは既知物性(体積流量)Qと牽引流れパラメータα'をもとに、(式2)を変形した(式2')から求めることができる。
f=[Q]/α’ (式2')
滞留時間は、体積流量が次式(式3)で表されることから算出できる。
Q=V/t (式3)
ここで、V:流路容積、t:時間
この式において、体積流量は操作条件入力により既知であり、流路容積も図7に示すように、シリンダ容積とスクリュ体積の差から求めることができる。なお、この流路容積は後述するように変換部では、所定領域毎に求められる。また、図7において、スクリュの長さ方向(距離L)に対するねじれは考えていない。
【0033】
樹脂温度は、図8に示すエネルギーバランスを考えて算出することができる。図8において、Q:体積流量、ρ:密度、Cp:比熱、Tb:シリンダ温度、T:樹脂温度、A:接触面積、h:熱伝達係数、Ev:粘性発熱量である。
図8の関係より、(式4)が成り立つ。
【0034】
(式4)を変形させると、(式4')が得られる。
【0035】
ここで、粘性発熱量はスクリュによって決まったパラメータであるので、各スクリュピースによって既知の値である。接触面積Aは樹脂とシリンダの接触面積のことであるので次式(式5)から求めることができる。
【0036】
A=Scyl・f (式5)
Scyl:シリンダ面積、f:充満率
【0037】
熱伝達係数は金属と樹脂の関係から一定値と定めている。体積流量とシリンダ温度、密度は入力パラメータであるため既に既知のものである。シミュレーションにおいて、右辺第一項の樹脂温度Tは1ステップ前に求まった樹脂温度を用いる(計算第1ステップ目では原料温度とする)。
このようにして求まった温度差ΔTを次式(式6)に代入することで真の樹脂温度を求めることができる。
Tn=Tn-1+ΔT (式6)
右辺のTn-1は1ステップ前に求まった樹脂温度、左辺のTnは現ステップで求まる真の樹脂温度である。
【0038】
シミュレーションでは、1ステップ前に求まった樹脂温度と今ステップで求まる真の樹脂温度が同じ、つまりΔTが0と見なせるまで繰り返す。また、前ステップの樹脂温度と真の樹脂温度が異なると、(式A)の樹脂粘度も異なり、(式1'')で求まる圧力差も異なることから、圧力についても前ステップの値と現ステップの値が0と見なせるまで繰り返し計算を行う。(図3:フローチャート参照)
【0039】
下流部の二軸が単軸へ変換する形状においては、以下の手法で物性の計算を行う。(式3)において、変換部における流路容積の算出は図7(b)の考えに基づく。ただし、流入部と流出部ではスクリュ径もしくはシリンダ径が変化するため、図9(a)に示すように、スクリュの軸方向に所定領域毎に分割し、各領域における流入部のシリンダおよびスクリュの断面積と流出部の断面積を求め、その差から流路容積を求める(図7(b)参照)。この流路容積は本発明の変換部におけるシミュレーションのために特に必要な第2の所定パラメータである。なお、この算出は、一例として、図3のステップS5における式の導入に際して行われることができる。
【0040】
この分割は、図9(a)に示すように変換部の領域を二軸部と同じシリンダ径を有する領域でシリンダ及びスクリュ共に平行な第1領域21と、シリンダはその軸と平行であるがスクリュはその径が変化している第2領域22と、シリンダ径及びスクリュ径が共に変化している第3領域23と、シリンダ径は変化しスクリュ径はその軸と平行な第4領域24と、単軸部と同じシリンダ径を有する領域であって、シリンダ及びスクリュ共に平行な第5領域25に分割し、それぞれの領域におけるシリンダ容積とスクリュ体積を求めて流路容積を求める。
【0041】
また、各領域の剪断速度を算出し剪断粘度を求める。これら求められた値と上述した各式を用いて計算することができる。なお、変換部のエネルギーバランスは、粘性発熱量のみが異なるだけであり、他の物性は二軸部、単軸部と同じとして扱うことができる。変換部における粘性発熱量やα、βなどのパラメータはデータベースなどから適切な値が適宜選択されて使用される。
【0042】
また、図9に示す変換部において、樹脂のせき止め量を制御するために図9の(a)から(b)に示す様にスクリュを後退(前後移動)させた場合には、各変換部の各領域の容積が変化するのみで計算手法は図9(a)に説明したと同様に求めることができる。つまりこの計算においては、図9(a)の標準位置における各変換部領域の容積を正確に求めることができれば、スクリュを後退した場合でもその後退距離から容積の計算は容易に行うことができる。なお、この算出は一例としてステップS5における式の導入に際して行われることができる。
【0043】
なお、図10は本実施の形態における各パラメータの入力操作画面を示し、(a)はスクリュ形状の設定、(b)は樹脂物性の設定、(c)は操作条件の設定を示している。また、図11は表示装置に表示される解析結果の一例を示し、(a)は充満率、(b)は圧力、(c)は温度、(d)は固相占有率、(e)は滞留時間を示している。また、本発明の実施の形態における表示装置(図1の解析データ出力部14)においては、図12に示されるように、シミュレーションを行うパラメータ(スクリュ形状、操作条件等)を変更した場合に得られる異なる複数のシミュレーション結果を一つの画面に重ねて表示することができる機能を有している。図12に示される例では、3種のスクリュ形状(A)(B)(C)についてそれぞれシミュレーションを行った結果を示している。このような表示方式を採用することにより、パラメータの変動に対するシミュレーション結果の変動を容易に把握することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、スクリュ式押出機のスクリュ径やシリンダ径が押出機中で縮小され、単軸部へと変換される変換部を有するスクリュ式押出機のシミュレーションを可能にすることができるスクリュ式押出機のシミュレーション装置、その方法およびプログラムを得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシミュレーション装置の一例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態においてシミュレーションされる押出機を示す側面図である。
【図3】シミュレーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図2の各部を説明する側面図である。
【図5】図4(b)で示される押出機の所要箇所を示す側面図である。
【図6】図5の各部断面図である。
【図7】スクリュのパラメータおよび流路容積を示す図である。
【図8】エネルギーバランスの式を説明する図である。
【図9】変換部における分割領域を示す図である。
【図10】実施の形態における画面上での操作画面の一例を示す図である。
【図11】シミュレーション結果を示す図である。
【図12】実施の形態において、複数のシミュレーション結果を表した状態を示す図である。
【符号の説明】
2 シリンダ、3 スクリュ、4 二軸部、5 変換部、6 単軸部、11 各種パラメータ取得部、12 変換部パラメータ取得部、13 シミュレーション解析部、14 解析データ出力部。
Claims (6)
- スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション装置であって、
前記スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を取得する流路容積取得手段と、
前記流路容積取得手段により取得された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出するシミュレーション解析手段とを備えてなるスクリュ式押出機のシミュレーション装置。 - 請求項1に記載のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、
前記シミュレーション解析手段は、前記変換部が二軸部と同じシリンダ径を有する領域でシリンダ及びスクリュ共に平行な第1領域と、シリンダはその軸と平行であるがスクリュはその径が変化している第2領域と、シリンダ径及びスクリュ径が共に変化している第3領域と、シリンダ径は変化しスクリュ径はその軸と平行な第4領域と、単軸部と同じシリンダ径を有する領域であって、シリンダ及びスクリュ共に平行な第5領域とに分割された各領域における流路容積に基づいて、前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出することを特徴とするスクリュ式押出機のシミュレーション装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、
前記シミュレーション解析手段は、スクリュを前後動させた場合には、その前後の移動距離に基づいて、前記流路容積を求めて、前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つを算出することを特徴とするスクリュ式押出機のシミュレーション装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスクリュ式押出機のシミュレーション装置において、
前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくともいずれか一つについてシミュレーションした結果を画面表示することができる表示装置を備え、且つ、前記表示装置は複数のパラメータに基づいて得られる複数のシミュレーション結果について一つの画面に重ねて表示することができる機能を有することを特徴とするスクリュ式押出機のシミュレーション装置。 - スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション方法であって、
前記スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を求める流路容積演算ステップと、
前記流路容積演算ステップにより算出された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出するシミュレーション解析ステップとを備えてなるスクリュ式押出機のシミュレーション方法。 - スクリュ式押出機において用いられる材料の樹脂物性と、スクリュ式押出機の操作条件と、スクリュ式押出機のスクリュ構成データを使用し、押出特性の式を用いて圧力、充満率、及び滞留時間を算出し、更にエネルギーバランスの式を導入して差圧及び温度差を算出する処理を前記前記差圧及び温度差が収束するまで繰り返して、解析値としての圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを得るスクリュ式押出機のシミュレーション方法をコンピュータに実行させるスクリュ式押出機のシミュレーションプログラムであって、
スクリュの径が変化する変換部をスクリュの軸方向に分割してなる各分割領域における流路容積を求める流路容積演算ステップと、
前記流路容積演算ステップにより算出された各流路容積に基づいて各領域毎に前記圧力、充満率、滞留時間、温度の少なくとも一つを算出するシミュレーション解析ステップと、
をコンピュータに実行させるスクリュ式押出機のシミュレーションプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002317803A JP3679392B2 (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002317803A JP3679392B2 (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004148722A JP2004148722A (ja) | 2004-05-27 |
JP3679392B2 true JP3679392B2 (ja) | 2005-08-03 |
Family
ID=32461105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002317803A Expired - Lifetime JP3679392B2 (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3679392B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011173276A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Japan Steel Works Ltd:The | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、およびスクリュ式押出機のシミュレーションプログラム |
US10549453B2 (en) | 2014-11-11 | 2020-02-04 | The Japan Steel Works, Ltd. | Simulation apparatus, simulation method and non-transitory computer-readable medium having simulation program for fluid-flow analysis of material in kneading device |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4643373B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2011-03-02 | 東芝機械株式会社 | 押出スクリュの均一溶融シミュレーション方法およびその方法を実行するコンピュータプログラムおよび押出スクリュの均一溶融シミュレーション装置 |
JP4414408B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-02-10 | 株式会社日本製鋼所 | スクリュ式押出機の脱揮シミュレーション装置、およびスクリュ式押出機の脱揮シミュレーションプログラム |
ES2378405T3 (es) | 2006-09-19 | 2012-04-12 | The Japan Steel Works, Ltd. | Aparato de estimación de rendimiento de volatilización y procedimiento de estimación de rendimiento de volatilización |
JP7411509B2 (ja) | 2020-06-15 | 2024-01-11 | 株式会社日本製鋼所 | シミュレーション装置、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラム |
-
2002
- 2002-10-31 JP JP2002317803A patent/JP3679392B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011173276A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Japan Steel Works Ltd:The | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、およびスクリュ式押出機のシミュレーションプログラム |
US10549453B2 (en) | 2014-11-11 | 2020-02-04 | The Japan Steel Works, Ltd. | Simulation apparatus, simulation method and non-transitory computer-readable medium having simulation program for fluid-flow analysis of material in kneading device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004148722A (ja) | 2004-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Serdeczny et al. | Experimental and analytical study of the polymer melt flow through the hot-end in material extrusion additive manufacturing | |
Anderegg et al. | In-situ monitoring of polymer flow temperature and pressure in extrusion based additive manufacturing | |
Coogan et al. | In-line rheological monitoring of fused deposition modeling | |
Ramanath et al. | Melt flow behaviour of poly-ε-caprolactone in fused deposition modelling | |
Lindt | A dynamic melting model for a single‐screw extruder | |
Eitzlmayr et al. | Mechanistic modeling of modular co-rotating twin-screw extruders | |
Donovan | A theoretical melting model for plasticating extruders | |
Teixeira et al. | Flow and heat transfer along the length of a co-rotating twin screw extruder | |
Nakayama et al. | Melt-mixing by novel pitched-tip kneading disks in a co-rotating twin-screw extruder | |
Karwe et al. | Numerical simulation of fluid flow and heat transfer in a single-screw extruder for non-Newtonian fluids | |
Wilczyński et al. | Modeling for starve fed/flood fed mixing single-screw extruders | |
Jaluria | Fluid flow phenomena in materials processing—the 2000 freeman scholar lecture | |
Van Waeleghem et al. | Melt exit flow modelling and experimental validation for fused filament fabrication: From Newtonian to non-Newtonian effects | |
JP3679392B2 (ja) | スクリュ式押出機のシミュレーション装置、そのシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム | |
Justino Netto et al. | Design of an innovative three-dimensional print head based on twin-screw extrusion | |
Hube et al. | Numerical design of distributive mixing elements | |
Jaluria | Heat and mass transfer in the extrusion of non-Newtonian materials | |
Nzebuka et al. | Numerical modeling of the effect of nozzle diameter and heat flux on the polymer flow in fused filament fabrication | |
Wilczyñski | SSEM: a computer model for a polymer single-screw extrusion | |
Lewandowski et al. | Global modeling for single screw extrusion of viscoplastics | |
JP2008023812A (ja) | 押出機シミュレ−ションシステム | |
Das et al. | Experimental validation of a quasi three-dimensional conjugate heat transfer model for the metering section of a single-screw plasticating extruder | |
Fan et al. | Numerical simulation of mixing characteristics in the eccentric rotor extruder with different process conditions and structural parameters | |
Rauwendaal | Finite element studies of flow and temperature evolution in single screw extruders | |
Rios et al. | Comparative study of mixing in corotating twin screw extruders using computer simulation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050512 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3679392 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080520 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |