JP3679158B2

JP3679158B2 - Solar cell panel mounting structure on the building roof

Info

Publication number: JP3679158B2
Application number: JP21580995A
Authority: JP
Inventors: 龍志村
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 1995-08-24
Filing date: 1995-08-24
Publication date: 2005-08-03
Anticipated expiration: 2015-08-24
Also published as: JPH0960227A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は建物屋根の太陽電池パネル取り付け構造に関し、住宅や店舗などの屋根に対する太陽電池パネルの設置、増設などに利用できる。
【０００２】
【背景技術】
近年、住宅に対するニーズが多様化し、屋根まわりに関しては屋根勾配や屋根仕上げ等に対する選択の幅が広げられてきている。
屋根形状についても、従来の切妻屋根の他、寄棟屋根や陸屋根などが目立つようになり、入母屋屋根や越屋根などの複雑な形状のものも見られる。
また、屋根裏部屋が多く利用されるようになったため、採光等のためにトップライト等を設けたものや、屋根裏部屋の一部を屋外に開放して屋上バルコニとしたものも見られる。
この屋上バルコニの上部には、外観等を考慮して、屋根面から延長するように組まれた鉄骨材などによるルーバ等が形成されることがあり、開口部を設けつつ屋根輪郭を整えるなどの効果を得ている。
【０００３】
一方、現代の生活においては、照明、加熱、動力、冷暖房などの様々な作業において、電力が使用されている。
通常、電力は公共商用電源により供給されており、希に病院などで非常用の自家発電が併用される程度であった。
近年、太陽電池の発電効率が向上し、その価格に低下に伴って、一般の住宅やオフィスなどの建物にも太陽光による自家発電が採用されるようになっている。
【０００４】
従来より、太陽光自家発電に利用される太陽電池は所定規格寸法のパネルとして提供されており、太陽光を受けるために屋根面に配置する際には所定数のパネルを配列するようになっている。
これらの太陽電池パネルは、屋根面に平行に敷設されたレール状部材等により、両側縁を支持されて配列されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、太陽電池パネルを屋根面に設置する場合には、屋根面に前述したレール状部材等を敷設する必要が生じる。また、屋上バルコニなどの屋根面を備えていない場所に設置する場合には、例えば、面材などで屋上バルコニを覆うように屋根面を形成して防水加工を施した上でレール状部材を敷設するなどしなければならない。このように、太陽電池パネルの施工作業が煩雑で手間がかかるという問題がある。
【０００６】
そして、改築により屋根に太陽電池を設置する場合、屋根上面にはレール状部材や太陽電池パネルなどが設置されるので、元の屋根の外装が隠れてしまったり、ルーバ等の付属物が取り外されるなど、これらの改築前の外装が太陽電池パネル設置にあたって無駄になるという問題がある。
また、設計変更により屋根部分に太陽電池を設置する場合、これらのような無駄はないが、太陽電池パネル配置用の支持部材などを改めて発注等しなければならず、手間がかかり迅速さに欠けるという問題がある。
【０００７】
本発明の目的は、建物の屋根に迅速かつ容易に太陽電池パネルを設置することができるとともに、太陽電池パネルの有無に拘わらず屋根の外装材を有効に活用できる建物屋根の太陽電池パネル取り付け構造を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外装を施した軸組架構体に太陽電池パネルを支持させることで前記目的を達成しようとするものである。
具体的には、図面を参照して説明すると、本発明の建物屋根の太陽電池パネル取り付け構造は、軸材２５を組み合わせた軸組架構体２６、６１、６２を有し、前記軸材２５には外装が施されており、前記軸材２５の少なくとも一部はその形状及び配列が前記太陽電池パネル４１に対応しており前記太陽電池パネル４１を支持可能であり、前記軸組架構体２６、６１、６２は前記太陽電池パネル４１を支持する支持軸材２４として縦方向に伸びる少なくとも一対の平行な縦軸材２４０を備えており、これらの各縦軸材２４０が前記太陽電池パネル４１の横方向の両側縁を支持可能であり、前記縦軸材は、凸部とこの凸部の両側にそれぞれ形成された平面部とを備えた略逆Ｔ字形断面を有することを特徴とする。
【０００９】
ここで、軸材２５としては、鋼材などの長尺材が利用でき、これらの軸材２５を軸組架構体２６、６１、６２に組み合わせるにあたっては、ネジ止めや嵌め合わせ、溶接、接着等によって行うことができる。
軸材２５に施される外装は、軸材２５の外観を整えるとともに軸材２５に防水性を付与するものであり、例えば、表面塗装や表面材の装着などにより行うことができる。
【００１０】
太陽電池パネル４１を支持する支持軸材２４の配列は太陽電池パネル４１の配列ピッチ及び配列方向などにより決定する。
一般に、太陽電池パネル４１は、その配列にあたって、隣り合う太陽電池パネル４１と互いに重ね合わせる、突き合わせるなどの形態が用いられるが、何れの場合も規定のピッチで配列されるように設計されている。このため、支持軸材２４はこの規定のピッチに合わせて配列すればよい。
【００１１】
支持軸材２４の形状は、太陽電池パネル４１の側縁や底面等を支持できるものであればよい。
例えば、断面が略逆Ｔ字形の一対の長尺材を平行に配列し、この逆Ｔ字形の平面部分により太陽電池パネル４１の両側縁を支持することができる。
また、略長方形断面の一対の長尺材を平行に配列し、各々の対向する側面に連続的或いは間欠的に突起を設け、これらの突起により太陽電池パネル４１を支持してもよい。
【００１２】
これらの配列および形状等を適宜設定することにより、太陽電池パネル４１の側縁や底面を支持できればよい。
そして、前述した支持軸材２４により太陽電池パネル４１を支持可能な部分は、軸組架構体２６、６１、６２の一部分のみとしてもよく、軸組架構体２６、６１、６２の外側の全ての面としてもよい。
【００１３】
このような本発明においては、前述した軸組架構体２６、６１、６２を建物１の施工時などに屋根に設置しておけば、軸材２５には外装が施してあるので軸組架構体２６、６１、６２は屋根の外装材として利用でき、軸組架構体２６、６１、６２を設けた部分は他の外装を施さなくとも屋根の美観が維持されるようになる。
【００１４】
太陽電池パネル４１を設置する際には、支持軸材２４が太陽電池パネル４１を支持可能に設けられているため、支持軸材２４に沿って太陽電池パネル４１を配列させれば、迅速かつ容易に太陽電池パネル４１の施工を行うことが可能となり、設置コストの削減も図られる。
また、軸材２５には外装が施されているので、防水処理などを行う必要がなく直ちに太陽電池パネル４１の配列を行うことができ、施工の簡易化が図られる。
【００１５】
改築により太陽電池を設置する場合、屋根の外装材として使用していた軸組架構体２６、６１、６２が太陽電池パネル４１の支持架台としても利用できるので、外装材と支持架台との取り替えが不要となり、屋根の外装材が無駄にならないとともに太陽電池パネル４１の施工が容易になる。
設計変更により太陽電池を設置する場合も、改めて太陽電池パネル４１の支持部材を準備等する必要なくそのまま軸組架構体２６、６１、６２を太陽電池パネル４１の支持に利用できるので、容易かつ迅速に設計変更後の作業を行えるようになり、設計変更の自由度も高められるようになる。
【００１６】
このように、軸組架構体２６、６１、６２は高い自由度で外装材と太陽電池パネル４１の支持架台との二通りに利用できるので、建物の屋根に低コストで容易に太陽電池パネル４１を設置することができるとともに屋根の外装材を有効に活用できるようになる。
【００１７】
さらに、軸組架構体２６、６１、６２は太陽電池パネル４１を支持できるとともに、太陽電池パネル４１が無い状態では外装材の役割を果たすことができるため、太陽電池パネル４１の有無に拘わらず屋根の美観が維持される。すなわち、軸組架構体２６、６１、６２の一部だけ局部的に太陽電池パネル４１を設置した場合でも、軸材２５に外装が施されているので、太陽電池パネル４１を配列しない部分の外観は損なわれることがない。
このため、軸組架構体２６、６１、６２に設置できる太陽電池パネル４１の最大数以下であれば、太陽電池パネル４１の設置数を広範囲に選択できるようになる。
【００１８】
このように、軸組架構体２６、６１、６２は太陽電池パネル４１の数に拘わらず利用できるので、太陽電池パネル４１の取り外しの際にも、取り外した部分に防水、外装加工等を施す必要がなくなる。つまり、太陽電池パネル４１を配列させたり取り外したりするだけで容易に太陽電池パネル４１の設置数を増減できるようになる。
加えて、従来、太陽電池パネル４１の増設及び取り外しは、屋根の外観を維持するためにその都度支持部材の取り付け及び取り外し等の煩雑な作業が必要であったが、前述した軸組架構体２６、６１、６２によれば、太陽電池パネル４１が配列されていなくても良好な外観が維持されるので、より一層煩雑さが解消され、容易に太陽電池パネル４１の設置数を調整できるようになる。
これらにより、前記目的が達成される。
また、前述した軸組架構体２６、６１、６２を屋根に設置すれば、屋根面の縦方向に太陽電池パネル４１が配列される既存のレール状等の支持部材の代替として利用できるので、既存の太陽電池パネル４１をそのまま配列できるようになり、前述した軸組架構体２６、６１、６２を簡単に利用可能となる。
【００２１】
さらに、前記太陽電池パネル４１を支持する支持軸材２４の太陽電池パネル４１配列方向の長さは、前記太陽電池パネル４１の寸法の整数倍であることが望ましい。
太陽電池パネル４１配列方向の長さは、支持軸材２４の太陽電池パネル４１支持部分の長さであり、支持軸材２４の端部などに形成される他の軸材との接続部分など、太陽電池パネル４１を配列しない部分は含まれない。
【００２２】
これによれば、太陽電池パネル４１を支持軸材２４に沿って密集させて配列させた場合、支持軸材２４の端部などにおける太陽電池パネル４１を配列できない余り部分の段差や隙間の発生を回避でき、屋根の美観が確保できるようになるとともに、段差や隙間解消用の調整部材等が不要となり設置コストの削減及び施工作業の簡素化が図られる。
【００２３】
前記軸組架構体２６、６１は、前記支持軸材２４に支持された前記太陽電池パネル４１により形成される受光面４２が傾斜するように設けられていることが望ましい。
このようにすることで、受光面４２を水平に設けるよりも受光面積を広く確保できるとともに、受光面４２の傾斜角度を太陽の日射角度に対応させれば効率よく採光できるようになり、発電効率を向上できるようになる。
【００２４】
このとき、前記軸組架構体２６、６１は対向する二面が傾斜した山型状に組み立てられ、前記二面がそれぞれ前記受光面４２であってもよい。
このようにすれば、いわゆる切妻屋根形状を有する軸組架構体２６、６１が得られ、この軸組架構体２６、６１を陸屋根や屋上バルコニなどの傾斜した屋根面をもたない屋根部分に設置するだけで太陽電池パネル４１を傾斜して配列できるようになり、容易に効率的な位置に太陽電池パネル４１の設置が行えるようになる。
【００２５】
また、建物の屋根の一部が前記軸組架構体２６、６２により形成されていてもよい。
これによれば、軸組架構体２６、６２により形成された部分には、太陽電池パネル４１の取り付け及び取り外しが任意に行えるようになるとともに、太陽電池パネル４１の設置が容易に行えるようになる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１、図２において、建物１は建物躯体３の上に屋根部２を設置した住宅などに用いられる建物である。
建物躯体３は、複数の箱形直方体状の建物ユニット３０を組み合わせて構成されている。
【００２７】
屋根部２は屋根ユニット２０を組み合わせて構成される切妻屋根であり、屋根ユニット２０は、勾配屋根２１０Ａを備える側ユニット２１０および軒側ユニット２１１と、歩行可能な屋上２２０Ａを構成する中ユニット２２０と、ペントハウスユニット２２１とで構成されている。
屋根部２の中央には、ペントハウスユニット２２１が配置されており、ペントハウスユニット２２１の棟方向の両側には中ユニット２２０が設置されている。
ペントハウスユニット２２１の軒方向の両側には軒側ユニット２１１が配置され、中ユニット２２０の軒方向の両側には側ユニット２１０がそれぞれ設置されている。
【００２８】
ペントハウスユニット２２１は、勾配屋根２１０Ａに略連続してガラスサッシにより形成されたガラス屋根部２２２と、屋上２２０Ａに出入りするドア２２４を備える壁部２２３とで構成されている。
側ユニット２１０の床面および中ユニット２２０の屋上２２０Ａで形成される屋上面２２５は、屋根面を備えていないため、防水処理が施されている。
【００２９】
屋上面２２５の上方には、棟軸材２３と複数の縦軸材２４０とによる軸組架構体２６が設けられている。
棟軸材２３および縦軸材２４０は長尺の鋼材であり、表面塗装により外装が施されて防水性および良好な外観が確保されている。
棟軸材２３は、断面が略長方形であり、ペントハウス２２１の棟から水平に延びて設けられている。
図３にも示すように、縦軸材２４０は、凸部２４２と凸部２４２の両側に形成された平面部２４１とを備えた略逆Ｔ字形断面を有し、勾配屋根２１０Ａから略連続するように棟軸材２３に延びて設けられている。
【００３０】
このように複数の縦軸材２４０は平行に配列されるとともに、太陽電池パネル４１の配列ピッチｌに対応した所定の間隔をおいて配列されている。
すなわち、隣り合う縦軸材２４０相互の中心距離ｍが太陽電池パネル４１の配列ピッチｌと等しくなる位置（ｌ＝ｍ）に縦軸材２４０を固定して軸組架構体２６が形成されている。
なお、縦軸材２４０のうち、太陽電池パネル４１を支持可能な位置に配置された平面部２４１の太陽電池パネル配列方向の長さＰは太陽電池パネル４１の縦方向の寸法ｐの整数倍（Ｐ＝ｎ×ｐ，ｎは自然数）とされている。
【００３１】
これら棟軸材２３および縦軸材２４０により、略切妻屋根形状の軸組架構体２６が形成されている。
側ユニット２１０および中ユニット２２０の上方には軸組架構体２６のみが設けられているため、ペントハウス２２１の両側は屋外に開放された状態になっている。このため、屋根部２は切妻屋根の両端が切り欠かれた形状となっているが、軸組架構体２６により、切妻屋根形状の輪郭が整えられている。
【００３２】
このような本実施の形態では、改築などにより太陽光発電装置４０を設置する際には、規格化されたサイズの太陽電池パネル４１を配列する。太陽電池パネル４１は所定数のソーラーセルを平板状の防水ケースの内部に収めたものである。
太陽電池パネル４１を配列するにあたっては、隣り合う一対の縦軸材２４０の対向する一対の平面部２４１に太陽電池パネル４１の横方向の両側縁を支持させる。
【００３３】
太陽電池パネル４１の縦方向の端部を突き合わせて縦軸材２４０に沿って順次配列していくと、縦軸材２４０の長さＰは太陽電池パネル４１の縦方向の寸法ｐの整数倍であるため、縦軸材２４０の端部などに配列不可能な隙間部分などが形成されることなく所定数の太陽電池パネルが収められる。
このように太陽電池パネル４１の配列を行うことにより、傾斜した受光面４２が形成され、受光面４２の背面は棟軸材２３を介して対向して配置されるので受光面は山型状となる。
【００３４】
このような本実施の形態によれば以下のような効果がある。
すなわち、外装が施された軸組架構体２６が屋根部２に設置されているので、軸組架構体２６が設置された部分には他の外装を施さなくとも屋根の美観が維持されるとともに防水性などが確保される。
【００３５】
そして、太陽光発電装置４０を設置する場合、縦軸材２４０は、太陽電池パネル４１の横方向の側縁を支持可能な平面部２４１を有するとともに、太陽電池パネル４１の配列ピッチｌに合わせて配列されているので、一対の縦軸材２４０に沿って太陽電池パネル４１を配列させるだけでよく、迅速かつ容易に太陽電池パネル４１の施工を行うことができる
また、軸材２５には外装が施されており、屋上面２２５には防水処理が施されているので、防水処理などを行うことなく直ちに太陽電池パネル４１の配列を行うことができ、施工の簡易化および設置コストの削減が図られる。
このように、屋根部２の外装材として利用していた軸組架構体２６を無駄にすることなく太陽電池パネル４１の施工を容易に行うことができる。
【００３６】
縦軸材２４０は、勾配屋根２１０Ａの勾配方向に延びて複数配列されているので、既存の支持部材の代替として利用でき、既存の太陽電池パネル４１をそのまま配列できる。
【００３７】
さらに、縦軸材２４０の長さＰは、太陽電池パネル４１の縦方向の寸法ｐの整数倍であるため、縦軸材２４０の端部などにおける太陽電池パネル４１を配列できない余り部分の段差や隙間の発生を回避でき、屋根の美観が確保されるとともに、段差や隙間解消用の調整部材等が不要となり設置コストの削減及び施工作業の簡素化が図られる。
【００３８】
縦軸材２４０は、屋根部２の勾配に沿って傾斜しており、太陽電池パネル４１の配列により傾斜した受光面４２が形成されるので、受光面積が比較的広く確保されて発電効率を向上できる。
軸組架構体２６は、縦軸材２４０が棟軸材２３を介して山型に組まれていわゆる切妻屋根形状となっているので、傾斜した屋根面をもたない屋上面２２５の上方に容易に設置できる。
【００３９】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施の形態では、鋼材による軸材２５が利用されていたが、合成樹脂や他の無機材料などにより形成してもよい。
また、軸材２５に対する外装は、外観を整えて防水性を付与できるものであればよく、表面塗装に限らず表面材の貼り付けや装着などにより行ってもよい。
合成樹脂などにより軸材が形成されて、外観、防水性が元から良好である場合にはあえて塗装などを行わなくてもよい。要するに、軸材に少なくとも良好な外観と防水性が確保されていればよい。
【００４０】
前記実施の形態では、太陽電池パネル４１を支持する支持軸材２４である縦軸材２４０の形状は、逆Ｔ字形断面の長尺材であったが、支持軸材としては略Ｃ字、Ｕ字、Ｈ字、Ｉ字形断面の長尺材などが利用でき、太陽電池パネルの被支持部分である横或いは縦方向の側縁や底面の形状に応じた支持部分を備えていればよい。
【００４１】
前記実施の形態では、縦軸材２４０の長さＰは太陽電池パネル４１の縦方向の寸法ｐの整数倍であったが、太陽電池パネルを横方向に配列させる場合は横方向に延びる支持軸材２４の長さを太陽電池パネルの横方向の寸法の整数倍としてもよい。要するに、太陽電池パネルの配列方向に延びる支持軸材に、太陽電池パネルを配列できない部分が生じない長さとしてあればよい。隙間や段差が生じても調整用部材を設置すれば外観は損なわれないが、手間やコストがかかるので支持軸材の長さＰは太陽電池パネルの寸法ｐに対応させることが好ましい。
【００４２】
前記実施の形態では、縦軸材２４０は勾配屋根２１０Ａの勾配方向に沿って縦方向に配列されていたが、横（棟）方向や斜め方向に配列されていてもよい。要するに、太陽電池パネル支持部分を形成する場合、その配列ピッチに応じた間隔で支持軸材が固定されていれば方向は任意である。
そして、支持軸材に太陽電池パネルを設置して形成される受光面は水平や垂直に設けられていてもよい。しかし、傾斜した受光面が得られれば、発電効率が上昇するので好ましい。
【００４３】
そして、前記実施の形態の軸組架構体２６は棟軸材２３および縦軸材２４０のみで構成されていたが、これら以外に外装用の軸材や、他の形状により太陽電池パネルを支持する支持軸材２４を含んで構成されていてもよい。すなわち、軸組架構体に太陽電池パネルを少なくとも一枚以上支持できる部分が形成されていれば、他の部分の軸材の形状および配置などは任意である。
【００４４】
前記実施の形態では、複数の縦軸材２４０を太陽電池パネル４１の配列ピッチｌに応じた間隔で配列して切妻屋根形状に組み立てることで軸組架構体２６が形成されていたが、軸組架構体の形状は切妻屋根形状や寄棟屋根形状等の屋根の形状に限らず、平板状や角柱状などであってもよく、任意である。要するに、軸組架構体のうち少なくとも一対の軸材が、太陽電池パネルを支持可能な形状を有し、かつ配列ピッチに対応して固定されていれば軸組架構体の形状は任意である。
【００４５】
前記実施の形態では、縦軸材２４０に沿って可能な限りの数の太陽電池パネル４１を設置したが、軸組架構体の一部だけ局部的に数枚の太陽電池パネルを設置してもよく、設置可能な最大枚数以下であれば太陽電池パネルの設置数は任意である。このとき、軸材には外装が施されているので、太陽電池パネルを配列しない部分の外観は損なわれることがない。
【００４６】
太陽電池パネルは平板状のものに限定されず、例えば、太陽電池パネルの配列の際に隣り合う太陽電池パネル接する側面に、嵌め合わせによる固定が可能な係合構造が形成されていてもよく、具体的な太陽電池パネルの大きさ、形状などの種類は実施にあたって適宜選択すればよい。
但し、軸組架構体は選択した太陽電池パネルに応じて形成しなければならない。
【００４７】
前記実施の形態では、山型形状の軸組架構体２６を切妻屋根の切り欠かれた屋上面２２５に適用していたが、このような軸組架構体を陸屋根６０に適用してもよい。
すなわち、図４に示すように、山型の軸組架構体６１を陸屋根６０の屋上面６０１に設置すれば、前記実施の形態と略同様な効果が得られるとともに、水平な屋上６０１面に傾斜した受光面４２を容易に形成でき、併せて三角勾配屋根のような外観が得られる。
【００４８】
また、図５に示すように、陸屋根６０を有する建物６の中央に中庭などを設け、屋上まで吹き抜けになっている場合は、その吹き抜けの屋上部分６０２に屋上６０１と平行な平面状の軸組架構体６２を設置してもよい。
軸組架構体２６の設置場所は最上階の屋根部に限らず、何れの階の屋根部でもよい。要するに建物のうち屋根が形成されている部分であれば設置場所は任意である。
【００４９】
前記実施の形態では、建物１は建物ユニット３０や屋根ユニット２０を組み合わせて形成されていたが、パネル構法などの他のプレハブ構法や在来構法等によるものでもよく、地上何階の建物であってもよい。
【００５０】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、外装が施され、かつ太陽電池を支持可能な軸組架構体を屋根部に設置すれば、この軸組架構体を自由に外装材と太陽電池パネルの支持架台との二通りに利用できるので、建物の屋根に対して低コストで容易に太陽電池パネルを設置および取り外しを行うことができ、屋根の外装材を有効に活用できる。
【００５１】
すなわち、軸組架構体を屋根部に設置しておけば、軸材には外装が施してあるので外装材として利用でき、屋根の美観が維持される。
太陽電池パネルを設置する際には、軸組架構体は太陽電池パネルを支持可能な部分を有するので、防水処理などを行うことなく太陽電池パネルを配列させるだけで、迅速かつ容易に太陽電池パネルの配置を行うことができ、設置コストの削減も図られる。
【００５２】
さらに、軸組架構体は太陽電池パネルの有無に拘わらず屋根の美観が維持されるので、軸組架構体の一部だけ局部的に太陽電池パネルを設置しても外観が損なわれることはない。このため、軸組架構体に設置できる太陽電池パネルの最大数以下であれば、太陽電池パネルの設置数を広範囲に選択できる。
そして、太陽電池パネルの取り外しも容易に行えるので、自由に太陽電池パネルの設置数を増減できる。
【００５３】
また、軸組架構体に太陽電池パネルの横方向の両側縁を支持する軸材として縦方向に伸びる少なくとも一対の平行な縦軸材を形成することで、既存の支持部材の代替として利用でき、既存の太陽電池パネルをそのまま配列できる。
【００５４】
さらに、太陽電池パネルを支持する軸材の太陽電池パネル配列方向の長さを、太陽電池パネルの寸法の整数倍とすれば、屋根の美観が確保できるようになるとともに、段差や隙間解消用の調整部材等が不要となり設置コストの削減及び施工作業の簡素化が図られる。
【００５５】
そして、前記軸組架構体に太陽電池パネルにより形成される受光面を傾斜させて設けることで、受光面積を広く確保でき、発電効率を向上できる。
このとき、軸組架構体の対向する二面を傾斜した山型状に組み立て、二面の外側をそれぞれ受光面とすることで、いわゆる切妻屋根形状を有する軸組架構体が得られる。これを、屋上バルコニなどの傾斜した屋根面をもたない屋根部分に設置するだけで太陽電池パネルを傾斜して配列できるようになり、容易に効率的な位置に太陽電池パネルの設置を行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示す斜視図。
【図２】前記図１の実施の形態で太陽電池パネルを配列した状態を示す斜視図。
【図３】前記実施の形態の要部を示す部分拡大図。
【図４】本発明の変形の形態を示す概略斜視図。
【図５】本発明の他の変形の形態を示す概略斜視図。
【符号の説明】
１，６建物
２屋根部
２２５屋上面
２３棟軸材
２４支持軸材
２４０縦軸材
２４１平面部
２４２凸状部
２５軸材
２６，６１，６２軸組架構体
２７建物屋根の太陽電池パネル取り付け構造
４１太陽電池パネル
４２受光面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a solar cell panel mounting structure on a building roof, and can be used for installation and expansion of a solar cell panel on a roof of a house or a store.
[0002]
[Background]
In recent years, the needs for housing have diversified, and the range of options for roof slopes, roof finishing, etc. has been expanded with respect to the periphery of the roof.
As for the roof shape, in addition to the conventional gabled roof, the dormitory roof and the flat roof become conspicuous, and there are also complex shapes such as the main roof and the rooftop.
In addition, since many attics have been used, some have been equipped with a top light for daylighting, etc., and some have been used as rooftop balconies by opening a part of the attic outdoors.
In the upper part of this rooftop balconi, considering the appearance etc., there may be formed louvers etc. made of steel frames assembled so as to extend from the roof surface, etc. The effect is gained.
[0003]
On the other hand, in modern life, electric power is used in various operations such as lighting, heating, power, cooling and heating.
Normally, electric power is supplied by public commercial power, and rarely, private power generation for emergency use is used in combination with hospitals.
In recent years, the power generation efficiency of solar cells has been improved, and along with the decrease in the price, private power generation using sunlight has been adopted for buildings such as ordinary houses and offices.
[0004]
Conventionally, solar cells used for photovoltaic self-power generation have been provided as panels of a predetermined standard size, and a predetermined number of panels are arranged when arranged on the roof surface to receive sunlight. Yes.
These solar cell panels are arranged with both side edges supported by rail-like members laid in parallel to the roof surface.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the solar cell panel is installed on the roof surface, it is necessary to lay the rail-like member described above on the roof surface. In addition, when installing in a place that does not have a roof surface such as a rooftop balcony, for example, a roof surface is formed so as to cover the rooftop balconi with a face material etc. and then a rail-like member is laid You have to do it. Thus, there exists a problem that the construction work of a solar cell panel is complicated and time-consuming.
[0006]
And when installing solar cells on the roof by renovation, rail-like members and solar cell panels are installed on the top surface of the roof, so the exterior of the original roof is hidden, and accessories such as louvers are removed There is a problem that these exteriors before renovation are wasted when installing the solar cell panel.
Also, when installing solar cells on the roof due to design changes, there is no waste like these, but it is necessary to order a support member for arranging the solar cell panel again, which is troublesome and lacks speed. There is a problem.
[0007]
An object of the present invention is to provide a solar cell panel mounting structure for a building roof that can quickly and easily install a solar cell panel on the roof of a building and that can effectively use a roof exterior material regardless of the presence or absence of the solar cell panel. Is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention intends to achieve the above object by supporting a solar cell panel on a frame assembly with an exterior.
Specifically, with reference to the drawings, the solar cell panel mounting structure for a building roof according to the present invention has shaft frame structures 26, 61, 62 combining shaft members 25. the exterior has been subjected Ri at least in part capable of supporting der the solar cell panel 41 corresponds to the shape and arrangement are the solar cell panel 41 of the shaft member 25, the framing rack assembly 26 , 61 and 62 include at least a pair of parallel vertical axis members 240 extending in the vertical direction as support shaft members 24 that support the solar cell panel 41, and each of these vertical axis members 240 corresponds to the solar cell panel 41. Both side edges in the horizontal direction can be supported, and the vertical axis member has a substantially inverted T-shaped cross section having a convex portion and flat portions formed on both sides of the convex portion, respectively .
[0009]
Here, as the shaft member 25, a long material such as a steel material can be used, and when these shaft members 25 are combined with the shaft frame structures 26, 61, 62, by screwing, fitting, welding, adhesion, or the like. It can be carried out.
The exterior to be applied to the shaft member 25 is to adjust the appearance of the shaft member 25 and to provide waterproofing to the shaft member 25, and can be performed by, for example, surface coating or mounting of a surface member.
[0010]
The arrangement of the support shaft members 24 that support the solar cell panel 41 is determined by the arrangement pitch and arrangement direction of the solar cell panels 41.
In general, the solar cell panels 41 are arranged in such a manner that the solar cell panels 41 are overlapped with each other or are abutted with each other, but in any case, the solar cell panels 41 are designed to be arranged at a specified pitch. . For this reason, the support shaft member 24 may be arranged in accordance with this prescribed pitch.
[0011]
The shape of the support shaft member 24 may be any shape that can support the side edge, the bottom surface, and the like of the solar cell panel 41.
For example, a pair of long materials having a substantially inverted T-shaped cross section can be arranged in parallel, and both side edges of the solar cell panel 41 can be supported by the inverted T-shaped flat portions.
Alternatively, a pair of long materials having a substantially rectangular cross section may be arranged in parallel, and protrusions may be provided continuously or intermittently on the opposing side surfaces, and the solar cell panel 41 may be supported by these protrusions.
[0012]
What is necessary is just to be able to support the side edge and bottom face of the solar cell panel 41 by setting these arrangement | positioning, a shape, etc. suitably.
And the part which can support the solar cell panel 41 with the support shaft material 24 mentioned above may be only a part of the shaft assembly 26, 61, 62, and all the outside of the shaft assembly 26, 61, 62. It may be a surface.
[0013]
In the present invention, if the above-described shaft assembly 26, 61, 62 is installed on the roof during construction of the building 1 or the like, the shaft member 25 is provided with an exterior, so that the shaft assembly is provided. 26, 61, and 62 can be used as a roof exterior material, and the aesthetic appearance of the roof can be maintained in the portion provided with the frame frame structures 26, 61, and 62 without providing another exterior.
[0014]
When installing the solar cell panel 41, the support shaft member 24 is provided so as to support the solar cell panel 41. Therefore, if the solar cell panel 41 is arranged along the support shaft member 24, it is quick and easy. In addition, the solar cell panel 41 can be installed, and the installation cost can be reduced.
In addition, since the shaft member 25 has an exterior, it is not necessary to perform waterproofing processing, and the solar cell panels 41 can be immediately arranged, thereby simplifying the construction.
[0015]
When installing solar cells by renovation, the shaft frames 26, 61, 62 used as roof exterior materials can also be used as support frames for the solar cell panels 41, so the exterior materials can be replaced with the support frames. This eliminates the need for a roof exterior material, and facilitates the construction of the solar cell panel 41.
Even when a solar cell is installed due to a design change, the shaft frame structures 26, 61, 62 can be used as they are for supporting the solar cell panel 41 without the need to prepare a support member for the solar cell panel 41 again. Thus, work after the design change can be performed, and the degree of freedom of the design change can be increased.
[0016]
As described above, the shaft frames 26, 61, and 62 can be used in two ways of the exterior material and the support frame of the solar cell panel 41 with a high degree of freedom. Can be installed, and roof exterior materials can be used effectively.
[0017]
Further, the shaft frame structures 26, 61, 62 can support the solar cell panel 41, and can play the role of an exterior material in the absence of the solar cell panel 41, so that the roof regardless of the presence or absence of the solar cell panel 41. Is maintained. That is, even when the solar cell panel 41 is locally installed on only a part of the shaft frame structures 26, 61, 62, the outer surface of the shaft member 25 is provided, so that the external appearance of the portion where the solar cell panels 41 are not arranged is provided. Will not be damaged.
For this reason, if it is below the maximum number of the solar cell panels 41 which can be installed in the shaft frame structure 26, 61, 62, the installation number of the solar cell panels 41 can be selected in a wide range.
[0018]
As described above, the shaft frame structures 26, 61, 62 can be used regardless of the number of the solar cell panels 41. Therefore, when removing the solar cell panel 41, it is necessary to apply waterproofing, exterior processing, etc. to the removed portion. Disappears. That is, the number of installed solar cell panels 41 can be easily increased or decreased simply by arranging or removing the solar cell panels 41.
In addition, conventionally, the addition and removal of the solar cell panel 41 required complicated work such as attachment and removal of the support member each time in order to maintain the appearance of the roof. 61, 62, since a good appearance is maintained even if the solar cell panels 41 are not arranged, the complexity is further eliminated, and the number of installed solar cell panels 41 can be easily adjusted. Become.
Thus, the object is achieved.
Further, if the above-described frame assembly 26, 61, 62 is installed on the roof, it can be used as an alternative to an existing rail-like support member in which the solar cell panels 41 are arranged in the vertical direction of the roof surface. The solar cell panels 41 can be arranged as they are, and the above-mentioned shaft assembly 26, 61, 62 can be easily used.
[0021]
Furthermore, it is desirable that the length of the support shaft member 24 that supports the solar cell panel 41 in the arrangement direction of the solar cell panels 41 is an integral multiple of the size of the solar cell panel 41.
The length in the arrangement direction of the solar cell panels 41 is the length of the support portion of the solar cell panel 41 of the support shaft member 24, and the connection portion with other shaft members formed at the end of the support shaft member 24, etc. A portion where the solar cell panels 41 are not arranged is not included.
[0022]
According to this, when the solar cell panels 41 are densely arranged along the support shaft member 24, a step or a gap in a surplus portion where the solar cell panels 41 cannot be arranged at the end of the support shaft member 24 or the like is generated. This can be avoided and the appearance of the roof can be ensured, and the adjustment member for eliminating the step or the gap is not required, so that the installation cost can be reduced and the construction work can be simplified.
[0023]
The shaft frame structures 26 and 61 are preferably provided such that a light receiving surface 42 formed by the solar cell panel 41 supported by the support shaft member 24 is inclined.
In this way, it is possible to secure a wider light receiving area than to provide the light receiving surface 42 horizontally, and to efficiently illuminate if the inclination angle of the light receiving surface 42 corresponds to the solar radiation angle. Can be improved.
[0024]
At this time, the shaft frame structures 26 and 61 may be assembled in a mountain shape in which two opposing surfaces are inclined, and each of the two surfaces may be the light receiving surface 42.
In this way, the shaft frame structures 26 and 61 having a so-called gable roof shape are obtained, and the frame frame structures 26 and 61 are installed on a roof portion having no inclined roof surface such as a land roof or a rooftop balcony. This makes it possible to arrange the solar cell panels 41 at an inclination, and the solar cell panels 41 can be easily installed at efficient positions.
[0025]
Further, a part of the roof of the building may be formed by the frame frame structures 26 and 62.
According to this, the solar cell panel 41 can be arbitrarily attached to and detached from the portion formed by the shaft frame structures 26 and 62, and the solar cell panel 41 can be easily installed. .
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2, a building 1 is a building used for a house or the like in which a roof portion 2 is installed on a building housing 3.
The building housing 3 is configured by combining a plurality of box-shaped rectangular parallelepiped building units 30.
[0027]
The roof part 2 is a gable roof configured by combining the roof unit 20, and the roof unit 20 includes a side unit 210 and an eaves side unit 211 each including a sloped roof 210A, and a middle unit 220 configuring a walkable rooftop 220A. , And a penthouse unit 221.
A penthouse unit 221 is arranged in the center of the roof portion 2, and middle units 220 are installed on both sides of the penthouse unit 221 in the ridge direction.
The eaves-side units 211 are arranged on both sides of the penthouse unit 221 in the eave direction, and the side units 210 are installed on both sides of the middle unit 220 in the eave direction.
[0028]
The penthouse unit 221 includes a glass roof portion 222 formed by a glass sash substantially continuously with the sloped roof 210A, and a wall portion 223 including a door 224 that enters and exits the rooftop 220A.
Since the roof surface 225 formed by the floor surface of the side unit 210 and the roof surface 220A of the middle unit 220 does not have a roof surface, it is waterproofed.
[0029]
Above the roof top surface 225, a shaft frame structure 26 including a ridge shaft member 23 and a plurality of longitudinal axis members 240 is provided.
The ridge shaft material 23 and the vertical axis material 240 are long steel materials, and the exterior is applied by surface coating to ensure waterproofness and good appearance.
The ridge shaft 23 has a substantially rectangular cross section, and is provided extending horizontally from the penthouse 221 ridge.
As shown also in FIG. 3, the vertical axis member 240 has a substantially inverted T-shaped cross section including a convex portion 242 and flat portions 241 formed on both sides of the convex portion 242, and is substantially continuous from the gradient roof 210 </ b> A. As shown in FIG.
[0030]
As described above, the plurality of vertical axis members 240 are arranged in parallel, and are arranged at a predetermined interval corresponding to the arrangement pitch l of the solar cell panels 41.
That is, the shaft frame structure 26 is formed by fixing the vertical axis member 240 at a position (l = m) where the center distance m between the adjacent vertical axis members 240 is equal to the arrangement pitch l of the solar cell panels 41. .
In the vertical axis member 240, the length P in the solar cell panel arrangement direction of the flat portion 241 disposed at a position capable of supporting the solar cell panel 41 is an integral multiple of the vertical dimension p of the solar cell panel 41 ( P = n × p, where n is a natural number).
[0031]
The ridge shaft material 23 and the vertical axis material 240 form a substantially gable roof-shaped shaft assembly 26.
Since only the shaft assembly 26 is provided above the side unit 210 and the middle unit 220, both sides of the penthouse 221 are open to the outdoors. For this reason, the roof portion 2 has a shape in which both ends of the gable roof are notched, but the outline of the gable roof shape is trimmed by the shaft frame structure 26.
[0032]
In this embodiment, when the solar power generation device 40 is installed by renovation or the like, the solar cell panels 41 having a standardized size are arranged. The solar battery panel 41 has a predetermined number of solar cells housed in a flat waterproof case.
In arranging the solar cell panels 41, both side edges in the horizontal direction of the solar cell panel 41 are supported by a pair of opposed flat portions 241 of a pair of adjacent vertical axis members 240.
[0033]
When the vertical ends of the solar cell panel 41 are butted and sequentially arranged along the vertical axis member 240, the length P of the vertical axis member 240 is an integral multiple of the vertical dimension p of the solar cell panel 41. Therefore, a predetermined number of solar cell panels can be accommodated without forming a gap portion that cannot be arranged at the end of the vertical axis member 240 or the like.
By arranging the solar cell panels 41 in this way, an inclined light receiving surface 42 is formed, and the back surface of the light receiving surface 42 is disposed to face the ridge shaft member 23, so that the light receiving surface has a mountain shape. Become.
[0034]
According to this embodiment, there are the following effects.
That is, since the frame assembly 26 with the exterior is installed on the roof 2, the aesthetic appearance of the roof can be maintained without applying another exterior to the portion where the axis assembly 26 is installed. Waterproofness is secured.
[0035]
And when installing the solar power generation device 40, while the vertical axis | shaft material 240 has the plane part 241 which can support the side edge of the horizontal direction of the solar cell panel 41, it matches with the arrangement pitch l of the solar cell panel 41. Since it is arranged, it is only necessary to arrange the solar cell panel 41 along the pair of vertical axis members 240, and the solar cell panel 41 can be constructed quickly and easily. Since the roof surface 225 is waterproofed, the solar cell panels 41 can be arranged immediately without performing waterproofing, etc., which simplifies construction and reduces installation costs. It is done.
Thus, the construction of the solar cell panel 41 can be easily performed without wasting the frame assembly 26 used as the exterior material of the roof portion 2.
[0036]
Since a plurality of the vertical axis members 240 are arranged extending in the gradient direction of the gradient roof 210A, they can be used as an alternative to the existing support member, and the existing solar cell panels 41 can be arranged as they are.
[0037]
Furthermore, since the length P of the vertical axis member 240 is an integral multiple of the vertical dimension p of the solar cell panel 41, the difference in level of the remaining portion where the solar cell panel 41 cannot be arranged at the end of the vertical axis member 240 or the like The generation of a gap can be avoided, the aesthetic appearance of the roof can be ensured, a step, an adjustment member for eliminating the gap and the like are not required, and the installation cost can be reduced and the construction work can be simplified.
[0038]
The vertical axis member 240 is inclined along the gradient of the roof portion 2, and the inclined light receiving surface 42 is formed by the arrangement of the solar cell panels 41, so that a relatively large light receiving area is secured and power generation efficiency is improved. it can.
Since the vertical frame member 240 is assembled in a mountain shape through the ridge shaft member 23 and has a so-called gable roof shape, the shaft frame structure 26 is easily above the roof surface 225 having no inclined roof surface. Can be installed.
[0039]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes other configurations that can achieve the object of the present invention, and includes the following modifications and the like.
That is, in the above-described embodiment, the shaft member 25 made of steel is used, but it may be formed of synthetic resin or other inorganic material.
Moreover, the exterior with respect to the shaft material 25 should just be what can arrange | position external appearance and can provide waterproofness, and may perform it by not only surface coating but sticking or mounting | wearing of a surface material.
If the shaft material is formed of synthetic resin and the appearance and waterproofness are originally good, it is not necessary to perform painting. In short, it is only necessary that the shaft material has at least good appearance and waterproofness.
[0040]
In the said embodiment, although the shape of the vertical axis | shaft material 240 which is the support shaft material 24 which supports the solar cell panel 41 was a long material of a reverse T-shaped cross section, as a support shaft material, it is substantially C-shaped, U It is possible to use a long material having a letter shape, an H shape, an I-shaped cross section, or the like, as long as it has a support portion corresponding to the shape of the side edge or bottom surface in the horizontal or vertical direction, which is the supported portion of the solar cell panel.
[0041]
In the said embodiment, although the length P of the vertical axis | shaft material 240 was an integral multiple of the dimension p of the vertical direction of the solar cell panel 41, when arranging a solar cell panel in a horizontal direction, the support shaft extended in a horizontal direction The length of the material 24 may be an integral multiple of the lateral dimension of the solar cell panel. In short, what is necessary is just to set it as the length which the part which cannot arrange | position a solar cell panel does not arise in the support shaft material extended in the sequence direction of a solar cell panel. Even if a gap or a step is generated, if the adjustment member is installed, the appearance is not impaired. However, since it takes time and cost, it is preferable that the length P of the support shaft corresponds to the dimension p of the solar cell panel.
[0042]
In the above-described embodiment, the vertical axis members 240 are arranged in the vertical direction along the gradient direction of the gradient roof 210A, but may be arranged in a horizontal (building) direction or an oblique direction. In short, when the solar cell panel support portion is formed, the direction is arbitrary as long as the support shaft members are fixed at intervals according to the arrangement pitch.
And the light-receiving surface formed by installing a solar cell panel on a support shaft member may be provided horizontally or vertically. However, it is preferable to obtain an inclined light receiving surface because the power generation efficiency is increased.
[0043]
And although the frame assembly 26 of the said embodiment was comprised only with the ridge shaft material 23 and the vertical axis | shaft material 240, it supports a solar cell panel by the shaft material for exterior, and another shape besides these. The support shaft member 24 may be included. In other words, as long as a portion capable of supporting at least one solar cell panel is formed on the shaft assembly, the shape and arrangement of the shaft member in other portions are arbitrary.
[0044]
In the above embodiment, the shaft assembly 26 is formed by arranging a plurality of longitudinal members 240 at intervals corresponding to the arrangement pitch l of the solar cell panels 41 and assembling them into a gable roof shape. The shape of the frame is not limited to a roof shape such as a gable roof shape or a dormitory roof shape, but may be a flat plate shape or a prismatic shape, and is arbitrary. In short, the shape of the shaft frame structure is arbitrary as long as at least one pair of shaft members of the shaft frame structure has a shape capable of supporting the solar cell panel and is fixed corresponding to the arrangement pitch.
[0045]
In the above-described embodiment, as many solar cell panels 41 as possible are installed along the vertical axis member 240. However, even if several solar cell panels are locally installed in only a part of the shaft frame structure. Well, the number of solar cell panels to be installed is arbitrary as long as it is not more than the maximum number that can be installed. At this time, since the exterior is applied to the shaft member, the appearance of the portion where the solar cell panel is not arranged is not impaired.
[0046]
The solar cell panel is not limited to a flat plate shape, for example, an engagement structure that can be fixed by fitting may be formed on the side surface in contact with the adjacent solar cell panel when arranging the solar cell panels, What is necessary is just to select suitably types, such as a magnitude | size and a shape of a specific solar cell panel, in implementation.
However, the shaft frame structure must be formed according to the selected solar cell panel.
[0047]
In the above-described embodiment, the mountain-shaped shaft frame structure 26 is applied to the roof surface 225 where the gable roof is cut out. However, such a shaft frame structure may be applied to the land roof 60.
That is, as shown in FIG. 4, if the mountain-shaped shaft frame structure 61 is installed on the roof surface 601 of the flat roof 60, substantially the same effect as that of the above embodiment can be obtained, and the horizontal rooftop 601 is inclined. The light-receiving surface 42 can be easily formed, and an appearance like a triangular slope roof can be obtained.
[0048]
In addition, as shown in FIG. 5, when a courtyard or the like is provided in the center of the building 6 having the land roof 60 and the roof is atrium, a flat shaft parallel to the rooftop 601 is formed on the rooftop portion 602 of the atrium. A frame 62 may be installed.
The installation location of the shaft frame structure 26 is not limited to the roof portion on the top floor, and may be the roof portion on any floor. In short, the installation place is arbitrary as long as the roof is formed in the building.
[0049]
In the above-described embodiment, the building 1 is formed by combining the building unit 30 and the roof unit 20, but may be based on other prefabricated construction methods such as a panel construction method or a conventional construction method, and may be a building on any number of floors above the ground. May be.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, if a shaft frame structure that is provided with an exterior and can support a solar cell is installed on the roof portion, the shaft frame structure can be freely attached to the exterior material and the solar cell. Since it can be used in two ways with the support frame of the panel, the solar cell panel can be easily installed and removed from the roof of the building at low cost, and the roof exterior material can be used effectively.
[0051]
That is, if the shaft frame structure is installed on the roof portion, the shaft member has an exterior, so that it can be used as an exterior member, and the aesthetic appearance of the roof is maintained.
When installing a solar cell panel, the frame structure has a portion that can support the solar cell panel. Therefore, the solar cell panel can be quickly and easily arranged just by arranging the solar cell panels without waterproofing. The installation cost can be reduced.
[0052]
Furthermore, since the aesthetics of the roof is maintained regardless of the presence or absence of the solar panel in the shaft assembly, the appearance is not impaired even if the solar cell panel is locally installed on only a part of the shaft assembly. . For this reason, if it is below the maximum number of solar cell panels which can be installed in a frame structure, the installation number of solar cell panels can be selected in a wide range.
And since the removal of a solar cell panel can also be performed easily, the installation number of a solar cell panel can be increased / decreased freely.
[0053]
In addition, by forming at least a pair of parallel longitudinal axes extending in the vertical direction as axial members that support both lateral edges of the solar cell panel on the shaft assembly, it can be used as an alternative to an existing support member, Existing solar cell panels can be arranged as they are.
[0054]
Furthermore, if the length of the solar cell panel arrangement direction of the shaft material supporting the solar cell panel is an integral multiple of the size of the solar cell panel, the aesthetics of the roof can be secured, and steps and gaps can be eliminated. Adjustment members and the like are not required, so that installation costs can be reduced and construction work can be simplified.
[0055]
And the light receiving surface formed by the solar cell panel is inclined and provided on the shaft frame structure, so that a wide light receiving area can be secured and the power generation efficiency can be improved.
At this time, by assembling two opposing surfaces of the shaft frame structure into an inclined mountain shape and using the outer sides of the two surfaces as light receiving surfaces, a shaft frame structure having a so-called gable roof shape can be obtained. The solar cell panel can be inclined and arranged simply by installing it on a roof portion having no inclined roof surface such as a rooftop balcony, and the solar cell panel can be easily installed at an efficient position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
2 is a perspective view showing a state in which solar cell panels are arranged in the embodiment of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a partial enlarged view showing a main part of the embodiment.
FIG. 4 is a schematic perspective view showing a modification of the present invention.
FIG. 5 is a schematic perspective view showing another modified embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,6 Building 2 Roof part 225 Roof top surface 23 Building shaft material 24 Support shaft material 240 Vertical axis material 241 Plane part 242 Convex part 25 Shaft material 26, 61, 62 Shaft frame structure 27 Solar cell panel attachment structure of building roof 41 Solar panel 42 Light-receiving surface

Claims

A solar cell panel mounting structure for a building roof in which a solar cell panel is installed on a roof of a building, having a shaft frame structure in which shaft members are combined, the shaft member having an exterior, and the shaft member at least in part capable of supporting der the solar cell panel corresponds to the shape and arrangement are the solar cell panel is,
The shaft assembly includes at least a pair of parallel longitudinal axes extending in the vertical direction as shafts for supporting the solar cell panel, and these longitudinal axes are both lateral edges of the solar cell panel in the lateral direction. support possible der the is,
The structure for mounting a solar cell panel on a building roof, wherein the vertical axis member has a substantially inverted T-shaped cross section having a convex portion and flat portions respectively formed on both sides of the convex portion .

The solar cell panel mounting structure for a building roof according to claim 1, wherein the length of the shaft member supporting the solar cell panel in the solar cell panel arrangement direction is an integral multiple of the size of the solar cell panel. A solar panel mounting structure on the building roof.

The solar cell panel mounting structure for a building roof according to claim 1 or 2, wherein the shaft assembly is provided such that a light receiving surface formed by the solar cell panel supported by the shaft member is inclined. The solar cell panel mounting structure of the building roof characterized by being characterized.

The solar cell panel mounting structure for a building roof according to claim 3, wherein the frame assembly is assembled in a mountain shape in which two opposing surfaces are inclined, and each of the two surfaces is the light receiving surface. A solar panel mounting structure on the building roof.

5. The building roof solar panel mounting structure according to claim 1, wherein a part of the roof of the building is formed by the frame structure. Battery panel mounting structure.