JP3678948B2 - 通信システムにおける呼損率計算方法および呼損率計算装置ならびに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムにおける呼損率(新たな呼がシステムに受け付けられない確率)を計算する方法および装置ならびに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
限られた量の通信路を不特定多数のユーザが共有する通信システムにおいては、ユーザが通信路を割り当てられない場合がある。
【0003】
一般の固定電話や移動通信のような通信システムでは、多数のユーザが通信に使用する資源(リソース)を共有している。例えば、従業員が10人のオフィス内の電話を考えた場合に、10人の従業員全員が同時に通話する確率は非常に小さく、ほとんどゼロと考えられるので、このオフィスに必要な電話回線数は10回線よりも少なくてすむ。そして、限られた回線数の電話を互いに共有し、必要なときに回線を使用し、通話を終えたら他の従業員が使用できるように回線を開放する。しかし、時には、自分が通話したいのにも関わらず、全回線が使用中で通話を行うことができない状態が発生する。このような状態が発生したときには現在の多くの通信システムでは、この新たな通話の要求(呼)は呼損となる。設置する回線数は、経済性の観点からはできるだけ少ない方がよい。しかし、あまり少なくなりすぎると、呼損が多く発生するようになり、従業員の不満が大きくなったり、あるいは仕事が円滑に進まなくなる可能性がある。このような両者の相反する要求を満たすために、通常、Erlang B式(例えば、藤木、雁部、「通信トラヒック理論」、丸善、1980を参照)を用いて呼損率が十分小さい値、例えば1%〜3%となるように回線数を設計している。
【0004】
このような状況はオフィス以外の固定電話の通信システム、あるいは移動通信システムでも全く同様に考えることができる。特に、移動通信システムでは、基地局と移動局の間の通信は無線伝送により成り立っており、通信に使用するリソースは無線チャネルである。移動通信システムでは、使用できる周波数帯域は一般に限られているため、リソース共有の問題はその情報伝送に有線回線を使用する固定電話網と比較してより深刻な問題となり得る。移動通信に使用される、無線チャネルアクセスとして、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access; FDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access; TDMA)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access; CDMA)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
FDMA方式やTDMA方式では、各基地局に使用できる無線周波数をあらかじめ割り当てて運用するため、各局に割り当てるべき無線周波数の数は従来と同様Erlang B式を用いて設計することができる。しかし、CDMA方式では各基地局は同じ無線周波数帯域を使用するため従来の手法が適用できない。
【0006】
国際公開番号WO98/30057「CDMA移動通信システムの呼受付制御方法および移動局装置」では、基地局において観測される上り干渉波電力および基地局の送信電力値に基づいて呼受付可否判定を行う方法が開示されている。しかし、呼の受付判定の可否を判定する手法が示されているのみで、システムに印加されるトラヒックから呼損率を求めることができなかった。
【0007】
一方、CDMA方式において印加トラヒックと呼損率の関係を定式化した例もある。文献(A. M. Viterbi and A. J. Viterbi, "Erlang capacity of a power controlled CDMA system," IEEE J. Select. Areas Commun., vol.11, pp. 892-900, Aug. 1993)では、基地局で観測される干渉電力の平均と分散を印加トラヒックに基づいて算出し干渉波電力が正規分布に従うと仮定した上で呼損率を簡易に計算する手法を開示している。同文献では、次式で呼損率Pblockingを計算している。
【0008】
【数1】
【0009】
ここで、E(Z’)は規格化された干渉量の平均値、Var(Z’)は規格化された干渉量の分散を表しており、共に印加トラヒックの関数として表されている。一方、Aは規格化された干渉量のしきい値である。Q(x)は
【0010】
【数2】
【0011】
と定義されており、式(1)は規格化された干渉量が正規分布すると仮定した上でそれがしきい値Aを超える確率を計算していることに相当する。
【0012】
しかし、現実には、呼損が存在すると干渉電力は減少し、その呼損による干渉波電力の減少を考慮しないと、呼損率を正確に計算することができない。
【0013】
図7は、従来技術(上記文献)による呼損率計算を説明するためのブロック図である。上記文献に示された手法では、呼損による干渉波電力の減少を考慮せずに呼損率を計算していた。そのため、呼損率を正確に計算することができないという重大な問題点があった。
【0014】
上記問題点に鑑み、本発明は通信システムにおける呼損率を簡易にかつ高精度に計算することをその目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では、内部で発生させたダミーを用いて通信システムにおける負荷(印加トラヒック(印加呼量)、干渉電力、基地局の送信電力等)を修正している。このことは、従来考慮されていなかった、呼損による負荷の減少をモデル化し、呼損率の簡易計算をより現実のモデルに近づけ呼損率の精度を向上させるように作用する。さらに、計算した呼損率と内部で発生させたダミーとに基づきダミーの変化量を決定しダミーを変化させながら呼損率を計算することにより、呼損率および負荷の減少をバランスさせるよう作用し呼損率の精度をより向上させるように作用する。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、通信システムにおける呼損率を計算する方法であって、通信システムにおける負荷aを入力する負荷入力ステップと、ダミーpdを発生させるダミー発生ステップと、前記ダミーpdを用いて前記負荷aから修正負荷a’を計算する修正負荷計算ステップと、前記修正負荷a’に基づき呼損率pを計算する呼損率計算ステップとを備え、前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする。
【0017】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の呼損率計算方法であって、前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、p>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、p<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする。
【0018】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の呼損率計算方法であって、前記呼損率計算ステップは、前記修正負荷a’に基づき複数の呼損率p1,p2,・・・,pN(Nは自然数)を計算し、前記呼損率計算方法は、複数の呼損率p1,p2,・・・,pNから評価値Cを計算する評価値計算ステップをさらに備え、前記ダミー発生ステップは、前記評価値Cと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする。
【0019】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の呼損率計算方法であって、前記評価値Cは1−(1−p1)×(1−p2)×・・・×(1−pN)であり、前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記評価値Cとを比較し、C>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、C<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする。
【0020】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の呼損率計算方法であって、前記修正負荷a’は(1−pd)×aであることを特徴とする。
【0021】
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の呼損率計算方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0022】
請求項7に係る発明は、通信システムにおける呼損率を計算する装置であって、通信システムにおける負荷aを入力する負荷入力手段と、ダミーpdを発生させるダミー発生手段と、前記ダミーpdを用いて前記負荷aから修正負荷a’を計算する修正負荷計算手段と、前記修正負荷a’に基づき呼損率pを計算する呼損率計算手段とを備え、前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする。
【0023】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の呼損率計算装置であって、前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、p>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、p<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする。
【0024】
請求項9に係る発明は、請求項7に記載の呼損率計算装置であって、前記呼損率計算手段は、前記修正負荷a’に基づき複数の呼損率p1,p2,・・・,pN(Nは自然数)を計算し、前記呼損率計算装置は、複数の呼損率p1,p2,・・・,pNから評価値Cを計算する評価値計算手段をさらに備え、前記ダミー発生手段は、前記評価値Cと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする。
【0025】
請求項10に係る発明は、請求項9に記載の呼損率計算装置であって、前記評価値Cは1−(1−p1)×(1−p2)×・・・×(1−pN)であり、前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記評価値Cとを比較し、C>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、C<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする。
【0026】
請求項11に係る発明は、請求項7ないし10のいずれかに記載の呼損率計算装置であって、前記修正負荷a’は(1−pd)×aであることを特徴とする。
【0027】
以上の構成によれば、通信システムにおける呼損率を簡易にかつ高精度に計算することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0029】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る呼損率計算装置のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態に係る呼損率計算装置は、主制御部1、記憶装置2、入出力制御部3、入力装置4、表示装置5、および出力装置6を備え、例えばパーソナルコンピュータの形態をとることができる。
【0030】
主制御部1はCPU等により構成され、装置全体を統括的に制御する。主制御部1には記憶装置2が接続されている。記憶装置2は、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク等の形態をとることができる。また、主制御部1には、入出力制御部3を介して、キーボード、マウス等の入力装置4、入力データ、計算結果等を表示するディスプレイ等の表示装置5、および計算結果等を出力するプリンタ等の出力装置6が接続されている。
【0031】
主制御部1は、OS(Operating System)等の制御プログラム、呼損率計算のためのプログラム、および所要データ等を格納するための内部メモリを有し、これらプログラム等により呼損率の計算を実現している。
【0032】
図2は本実施形態に係る呼損率計算装置の機能を説明するためのブロック図であり、図3は本実施形態に係る呼損率計算装置による呼損率計算の処理例を示すフローチャートである。
【0033】
まず、呼損率計算装置は入力装置4を介して通信装置における負荷aの入力を受ける(ステップS101)。本実施形態においては、通信装置における負荷として印加呼量の入力を受けるようにしている。
【0034】
次に、ダミー発生部11によりダミーpdを発生させる(S102)。この発生されたダミーpdを用いて印加呼量aから修正印加呼量a’を計算する(S103)。すなわち、発生されたダミーpdを反転部12で(1−pd)に変換し、乗算部13で印加呼量aと乗算して、修正印加呼量a’=(1−pd)×aを得る。
【0035】
そして、呼損率計算部14により、修正印加呼量a’に基づき呼損率pを計算する(ステップS104)。本実施形態においては、上記文献による計算法(式(1)および(2))を用いて呼損率pを計算している。
【0036】
そして、比較部15により、ダミーpdと計算された呼損率pとを比較して、その差が一定範囲内にあれば、すなわち両者が同じと考えられれば、十分な精度の呼損率pが得られたものとして処理を終了させる(S105)。すなわち、ダミーpdと計算された呼損率pとが同じと考えられる場合には、修正印加呼量a’=(1−pd)×aは(1−p)×aと同じと考えられ、これは呼損を考慮した印加呼量を表す。したがって、この修正印加呼量a’に基づき計算された呼損率は正確なものといえる。得られた呼損率pは、必要に応じて表示装置5に表示し、出力装置6に出力する。
【0037】
ダミーpdと計算された呼損率pとの差が一定範囲内になければ、ステップS102に戻る(S105)。ステップS102では、以後ダミーpdと計算された呼損率pとの比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させる。具体的には、p>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、p<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくする。
【0038】
以後、ステップS102〜S104の処理を、ダミーpdと計算された呼損率pとの差が一定範囲内にあるようになるまで繰り返す。
【0039】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る呼損率計算装置は、呼損となる要因が複数存在する場合に各要因ごとの呼損率を計算する。本実施形態に係る呼損率計算装置のハードウェア構成例は図1に示すものと同様である。
【0040】
図4は、呼損となる要因が複数存在する場合の例を示す図である。交換機31および交換機32における呼損率がそれぞれp1およびp2である場合には、交換機31および交換機32を介したAB間の呼損率は1−(1−p1)×(1−p2)となる。したがって、AB間の印加呼量をaとすると、呼損を考慮したAB間の修正印加呼量a’は(1−(1−(1−p1)×(1−p2)))×a=((1−p1)×(1−p2))×aとなる。なお、AC間の修正印加呼量(交換機31の印加呼量)およびBC間の修正印加呼量(交換機32の印加呼量)はAB間の修正印加呼量と同じである。
【0041】
したがって、ダミーpdを発生させ、修正印加呼量a’=(1−pd)×aに基づき交換機31および交換機32の呼損率p1およびp2を計算し、評価値C=1−(1−p1)×(1−p2)とダミーpdを比較して両者が一致するようにダミーpdを修正するようにすればよい。
【0042】
図5は本実施形態に係る呼損率計算装置の機能を説明するためのブロック図であり、図6は本実施形態に係る呼損率計算装置による呼損率計算の処理例を示すフローチャートである。
【0043】
ステップS201〜S203については、本発明の第1実施形態と同様である。
【0044】
ステップS204において、呼損率計算部24−1〜24−N(Nは自然数)により、修正印加呼量a’ =(1−pd)×aに基づき呼損率p1〜pNをそれぞれ計算する。本実施形態においても、上記文献による計算法(式(1)および(2))を用いて呼損率pを計算している。
【0045】
ステップS205において、評価値計算部26により、計算された呼損率p1〜pNに基づき評価値C=1−(1−p1)×(1−p2)×・・・×(1−pN)を計算する。
【0046】
ステップS206において、比較部15により、ダミーpdと評価値Cとを比較して、その差が一定範囲内にあれば、すなわち両者が同じと考えられれば、十分な精度の呼損率p1〜pNが得られたものとして処理を終了させる。得られた呼損率p1〜pNは、必要に応じて表示装置5に表示し、出力装置6に出力する。
【0047】
ダミーpdと評価値Cとの差が一定範囲内になければ、ステップS202に戻る(S206)。ステップS202では、以後ダミーpdと評価値Cとの比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させる。具体的には、C>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、C<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくする。
【0048】
以後、ステップS202〜S205の処理を、ダミーpdと計算された呼損率pとの差が一定範囲内にあるようになるまで繰り返す。
【0049】
(その他)
上述の第1および第2実施形態においては、呼損率計算処理、すなわちダミー発生部11、21、反転部12、22、乗算部13、23、呼損率計算部14、24−1〜24−N、比較部15、25、および評価値計算部26等の処理をソフトウェア(プログラム)により実現しているが、ハードウェアにより実現することもできる。また、呼損率計算処理のプログラムは、フロッピーディスク、CD−ROM等に記憶しておき、実行前にメモリ、ハードディスク等に読み込ませて実行されるようにすることができる。
【0050】
また、上述の第1および第2実施形態においては、通信システムにおける負荷として印加呼量を入力するようにしているが、干渉電力、基地局の送信電力等を入力するようにすることもできる。また、呼損率の計算に上記文献による計算法を用いているが、他の計算法を用いるようにすることもできる。
【0051】
本発明は、固定電話の通信システムや、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式などの移動通信システムなど、その方式に関わらず、複数のユーザにより限られたリソースを共有して通信を行うシステムに適用が可能であり、同様の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信システムにおける呼損率を簡易にかつ高精度に計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る呼損率計算装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る呼損率計算装置の機能を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る呼損率計算装置による呼損率計算の処理例を示すフローチャートである。
【図4】呼損となる要因が複数存在する場合の例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る呼損率計算装置の機能を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る呼損率計算装置による呼損率計算の処理例を示すフローチャートである。
【図7】従来技術による呼損率計算を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 主制御部
2 記憶装置
3 入出力制御部
4 入力装置
5 表示装置
6 出力装置
11、21 ダミー発生部
12、22 反転部
13、23 乗算部
14、24−1〜24−N 呼損率計算部
15、25 比較部
26 評価値計算部
31、32 交換機
Claims (11)
- 通信システムにおける呼損率を計算する方法であって、
通信システムにおける負荷aを入力する負荷入力ステップと、
ダミーpdを発生させるダミー発生ステップと、
前記ダミーpdを用いて前記負荷aから修正負荷a’を計算する修正負荷計算ステップと、
前記修正負荷a’に基づき呼損率pを計算する呼損率計算ステップと
を備え、前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする呼損率計算方法。 - 請求項1に記載の呼損率計算方法であって、前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、p>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、p<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする呼損率計算方法。
- 請求項1に記載の呼損率計算方法であって、
前記呼損率計算ステップは、前記修正負荷a’に基づき複数の呼損率p1,p2,・・・,pN(Nは自然数)を計算し、
前記呼損率計算方法は、複数の呼損率p1,p2,・・・,pNから評価値Cを計算する評価値計算ステップをさらに備え、
前記ダミー発生ステップは、前記評価値Cと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする呼損率計算方法。 - 請求項3に記載の呼損率計算方法であって、
前記評価値Cは1−(1−p1)×(1−p2)×・・・×(1−pN)であり、
前記ダミー発生ステップは、前記ダミーpdと前記評価値Cとを比較し、C>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、C<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする呼損率計算方法。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の呼損率計算方法であって、前記修正負荷a’は(1−pd)×aであることを特徴とする呼損率計算方法。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の呼損率計算方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 通信システムにおける呼損率を計算する装置であって、
通信システムにおける負荷aを入力する負荷入力手段と、
ダミーpdを発生させるダミー発生手段と、
前記ダミーpdを用いて前記負荷aから修正負荷a’を計算する修正負荷計算手段と、
前記修正負荷a’に基づき呼損率pを計算する呼損率計算手段と
を備え、前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする呼損率計算装置。 - 請求項7に記載の呼損率計算装置であって、前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記呼損率pとを比較し、p>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、p<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする呼損率計算装置。
- 請求項7に記載の呼損率計算装置であって、
前記呼損率計算手段は、前記修正負荷a’に基づき複数の呼損率p1,p2,・・・,pN(Nは自然数)を計算し、
前記呼損率計算装置は、複数の呼損率p1,p2,・・・,pNから評価値Cを計算する評価値計算手段をさらに備え、
前記ダミー発生手段は、前記評価値Cと前記呼損率pとを比較し、その比較結果に基づいて新たなダミーpdを発生させることを特徴とする呼損率計算装置。 - 請求項9に記載の呼損率計算装置であって、
前記評価値Cは1−(1−p1)×(1−p2)×・・・×(1−pN)であり、
前記ダミー発生手段は、前記ダミーpdと前記評価値Cとを比較し、C>pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも大きくし、C<pdであれば新たに発生するpdを現在のpdよりも小さくすることを特徴とする呼損率計算装置。 - 請求項7ないし10のいずれかに記載の呼損率計算装置であって、前記修正負荷a’は(1−pd)×aであることを特徴とする呼損率計算装置。
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