JP3674647B2

JP3674647B2 - Slide mechanism

Info

Publication number: JP3674647B2
Application number: JP06932296A
Authority: JP
Inventors: 尚生大谷
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1996-02-29
Filing date: 1996-02-29
Publication date: 2005-07-20
Anticipated expiration: 2016-02-29
Also published as: JPH09237453A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なスライド機構に関する。詳しくは、本体側筐体の開口面より前方まで引出可能に設けられたスライドトレーの本体側筐体への挿入をスムーズに行うことができるようにする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
電子機器に、本体側筐体に対して該筐体の開口面より前方まで引出可能にされたスライドトレーを備えたスライド機構がある。
【０００３】
例えば、光ディスク再生装置がそのようなスライド機構を備えたものの一である。
【０００４】
そして、光ディスク再生装置に用いられるスライド機構は、装置全体の薄型化、即ち、高さ方向の寸法の低減を図るために、本体側筐体とスライドトレーとの間のクリアランスを狭くする傾向にある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような光ディスク再生装置のスライド機構にあっては、スライドトレーを本体側筐体から引き出した状態では、挿入した状態のときよりもスライドトレーがやや下がりぎみになるため、完全に引き出されたスライドトレーを本体側筐体内に挿入する際に、スライドトレーの後端縁が本体側筐体の前面開口縁に干渉する、即ち、衝突してしまうという問題があった。
【０００６】
そこで、本発明は、本体側筐体の開口面より前方まで引出可能に設けられたスライドトレーを有するスライド機構において、スライドトレーを本体側筐体内に挿入する際に、スライドトレーの後端縁が本体側筐体の前面開口縁に衝突することがないようにすることを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明スライド機構は、上記課題を解決するために、スライドトレーにその後端縁のうち、少なくとも１つの側縁に本体側筐体に対する挿入案内部を形成したものである。
【０００８】
従って、本発明スライド機構にあっては、スライドトレーの後端縁に本体側筐体に対する挿入案内部を形成したので、本体側筐体とスライドトレーとの間のクリアランスが狭められて、前方に引き出されたスライドトレーの後端部と本体側筐体の前面開口縁とが引込方向において互いに干渉する位置関係になったとしても、上記挿入案内部が最初に本体側筐体の前面開口縁に衝突するため、スライドトレーの後端部が持ち上がりながら本体側筐体内に挿入される。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図示した実施の一例に従って説明する。
【００１０】
尚、図示した実施例は、本発明を光ディスク再生装置に適用したものである。
【００１１】
光ディスク再生装置１は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータのＣＤ−ＲＯＭ読取装置として使用されるものであり、本体側筐体２にスライドトレー３が引出及び収納自在に設けられている。
【００１２】
そして、スライドトレー３は、引出時には、図１に示すように、該スライドトレー３と本体側筐体２が後述するスライドレールにより連結された状態で本体側筐体２の開口面２ａより前方まで引出可能とされている。
【００１３】
本体側筐体２は金属材料により形成され、前方及び下方に開口されたカバー体４と略平板状の底面板５と上記カバー体４の一部に形成された後述する切欠を覆う覆い板６とから成る。
【００１４】
カバー体４はアルミ材料により形成され、その壁板７のうち天板７ａには、図４に示すように、平面で見てＵ字状の切欠８が形成され、該切欠８は天板７ａの左右方向における中央部においてその前端縁に開口し、前後方向における中央部まで達するように形成されている。切欠８の周縁は稍下方へ変位した段差面として形成された切欠縁部８ａとされ、該切欠縁部８ａの上面には複数の加締突起８ｂ、８ｂ、・・・が突設されている（図４及び図５参照）。
【００１５】
覆い板６はステンレス材料により形成され、その形状は上記切欠縁部８ａの外形状に対応する形状を為し、また、その厚みは上記天板７ａの厚み（図５に示すＴ１）の約４分の１（図５に示すＴ２）にされている。
【００１６】
覆い板６の上記加締突起８ｂ、８ｂ、・・・に対応する位置には小孔６ａ、６ａ、・・・が形成されており、覆い板６の小孔６ａ、６ａ、・・・に切欠縁部８ａに形成された加締突起８ｂ、８ｂ、・・・を挿入することにより、覆い板６を切欠縁部８ａに位置決めすると共に、上記切欠８を覆い、そして、加締突起８ｂ、８ｂ、・・・の小孔６ａ、６ａ、・・・から上方に突出した上端部を加締めることにより覆い板６がカバー体４に取着される（図５参照）。このように加締突起８ｂ、８ｂの上端部を加締めると、覆い板６の上面側には加締められた部分としての突部が形成されるが、反対側、即ち、本体側筐体２の内面側は突部を有さず平面のままである。
【００１７】
従って、スライドトレー３を本体側筐体２内に収納し又は本体側筐体２から引き出すとき、スライドトレー３の内部に配設された図示しないプリント回路基板に連結されたフレキシブルプリント基板がスライドトレー３の移動に伴って該スライドトレー３の後方側の本体側筐体２内にむき出しの状態で移動されるが、上記のように、切欠縁部８ａの下面側を平面にしておけば、上記フレキシブルプリント基板がその移動の際に傷つけられてしまうような不具合は生じない。
【００１８】
本体側筐体２内の空間のうち切欠８により形成される空間及びその下側の空間は、スライドトレー３が収納され又は引き出されるときにスライドトレー３の中央部上面に突設された後述するセンターガイドが移動する移動空間９とされる。そして、図５に示すように、移動空間９は本体側筐体２内のその余の空間に比し、天板７ａの厚みＴ１と覆い板６の厚みＴ２との差により高さ方向に広くされている。
【００１９】
そして、本体側筐体２の高さは上方に突出するセンターガイドの高さにより決定されているため、上記のようにセンターガイドの移動空間９をその余の空間に比し高さ方向に広くすることにより、本体側筐体２の薄型化、延いては、光ディスク再生装置１の薄型化を図ることが出来る。
【００２０】
尚、本実施例においては切欠８を形成し該切欠８を覆う厚さＴ２の覆い板６を設けたものを示したが、このようにすれば、本体側筐体２の剛性を高くすることができるが、切欠８を全く覆わずに移動空間９を高さ方向に広くするようにしてもよく、或は、切欠８の形成後にシート部材、例えば、ラベルを天板７ａに貼って切欠８を覆うようにしてもよい。
【００２１】
また、移動空間９を形成するためには、上記のように切欠８を形成する方法の他、天板７ａの下面側を切削加工等により薄くして下方に開口する凹部を形成する方法も考えられる。
【００２２】
そして、上記切欠８や下方に開口する凹部はＵ字状に限らず、例えば、平面で見て矩形状に形成してもよい。
【００２３】
また、切欠８は天板７ａに形成されているが、例えば、光ディスク再生装置１が縦長となる向きに載置される場合には、切欠８はセンターガイドの突出方向に合わせて右側面又は左側面に位置することになる。
【００２４】
上記した実施例は、引出時には、スライドトレー３が本体側筐体２の開口面２ａより前方まで引出可能なタイプ（以下、「完全引出型再生装置」という。）において切欠８を設け移動空間９を広くしたものであるが、これに限らず、引出時に、スライドトレー３が本体側筐体２の開口面２ａより前方まで引き出されず本体側筐体２とスライドトレー３との間にオーバーラップする部分のあるタイプ（以下、「オーバーラップ型再生装置」という。）において切欠８等を設け移動空間９を広くするようにしてもよい。
【００２５】
スライドトレー３は図示しない光学ピックアップ、スピンドルモータ、光学ピックアップの送りモータ等の電気的部材が搭載された本体部１０と浅い箱状をした底部１１等から成り、底部１１の上側に本体部１０が取り付けられている。
【００２６】
本体部１０は本体側筐体２内に収納される収納部１０ａと該収納部１０ａの前面に取着された前面板１０ｂとから成り、収納部１０ａの上面の略中央部には光ディスク１２を位置決め及び保持するためのセンターガイド１３が突出され、該センターガイド１３に設けられたチャック手段により光ディスク１２がチャキングされる（図５参照）。
【００２７】
前面板１０ｂは収納部１０ａの前面の大きさよりも一回り大きい横長の矩形状に形成され、スライドトレー３を本体側筐体２内に収納したときに、本体側筐体２の開口面２ａを閉塞するようにされている。
【００２８】
前面板１０ｂの背面の中央部であってその上側縁に寄った位置及び下側縁に寄った位置にはそれぞれ後方に突出した補強部１４、１４が設けられている（図６及び図７参照）。補強部１４、１４は後方から見て上下方向に扁平な台形状を為し、スライドトレー３の収納時には本体側筐体２のカバー体４の前端縁及び底面板５の前端縁にそれぞれ内側から近接して位置され、その上面１４ａ及び下面１４ｂは本体側筐体２の天板７ａ及び底面板５が弾性変形する範囲内に位置されている（図７参照）。
【００２９】
補強部１４、１４の後部１４ｃ、１４ｃは、図７に示すように、上方に行くに従って前方へ変位する傾斜面に形成されている。これは、スライドトレー３を本体側筐体２内に収納するときにカバー体４の天板７ａ又は底面板５がある程度内側に撓んでいても、天板７ａの前端縁又は底面板５の前端縁が補強部１４、１４の後部１４ｃ、１４ｃに乗り上げてスライドトレー３のスムーズな収納が為されるようにするためである。
【００３０】
また、補強部１４、１４の頂部１４ｄ、１４ｄは天板７ａ及び底面板５と平行な水平面に形成されている。これは、天板７ａ又は底面板５が撓んで補強部１４、１４に接触したときにスライドトレー３に前方への移動力が生じないようにするためである。
【００３１】
しかして、スライドトレー３の収納時に本体側筐体２に外部からストレスがかかり、天板７ａ又は底面板５が内側に撓んでしまった場合でも、補強部１４、１４の上面１４ａ又は下面１４ｂと天板７ａの前端縁又は底面板５の前端縁とが接触してそれ以上の撓みを防止するので、天板７ａ又は底面板５が塑性変形してしまうようなことはない。
【００３２】
尚、補強部１４、１４は本体側筐体２にストレスがかかったときに最も撓み易い部分、即ち、左右方向における中央部に対応する位置に設けられているが、補強部１４、１４を収納部１０ａの前端縁の全体に水平方向に長く延びるように設けてもよい。この場合には、補強部１４、１４を中央部だけに設けた場合よりもストレスに対しての強度が大きくなる。
【００３３】
また、上記補強部１４、１４は収納部１０ａの上下両方に設けられているが、上方からのストレスが最も想定される場合には補強部１４を上方側にのみ設けてもよく、或は、左右方向からのストレスも想定される場合にはカバー体４の壁板７の側面板７ｂ、７ｂの塑性変形を防止するために、収納部１０ａの左右両側部にも補強部を設けてもよい。
【００３４】
さらに、補強部１４、１４の上面１４ａ及び下面１４ｂは本体側筐体２内にスライドトレー３が収納されたときに、天板７ａ及び底面板５と軽く接触するようにしてもよい。
【００３５】
本実施例は、完全引出型装置である光ディスク再生装置１に補強部１４、１４を設けたものであるが、オーバーラップ型装置に補強部を設けても、完全引出型装置における場合と同様の効果が得られる。
【００３６】
また、本実施例においては補強部１４、１４を前面板に設けたものを示したが、補強部を収納部１０ａの前端部に設けてもよく、或は、補強部を収納部１０ａと前面板１０ｂと共に一体に形成するようにしてもよい。
【００３７】
スライドトレー３の底部１１の後端縁の中央部には挿入案内部１５が形成されている（図８参照）。挿入案内部１５は底部１１の後面壁１１ａの一部を切り起こすことにより形成され、底部１１の底面壁１１ｂの後端縁から後斜め上方に延びるように形成されている。
【００３８】
しかして、スライドトレー３が本体側筐体２の開口面２ａより前方まで引き出された状態でスライドトレー３が本体側筐体２より稍下側に位置してしまった場合でも（図９に実線で示す状態）、この状態からスライドトレー３を本体側筐体２内に収納するときに、底面板５の前端縁に挿入案内部１５の外面が接触してスライドトレー３が上方へ持ち上げられ、スライドトレー３が本体側筐体２内にスムーズに収納される（図９に２点鎖線で示す。）。
【００３９】
尚、挿入案内部１５を側面で見て僅かに外方に膨らませて丸みを帯びるように形成してもよい。
【００４０】
図１０に示すものは挿入案内部１５の変形例であり、底部１１の後面壁１１ａの下部全体を傾斜させて挿入案内部１５Ａとして形成したものである。この場合にもスライドトレー３が本体側筐体２内にスムーズに収納される。
【００４１】
本実施例においては挿入案内部１５又は１５Ａを底部１１の後端縁、即ち、スライドトレー３の下部に設けた場合を示したが、これに限らず、挿入案内部をスライドトレー３の後端縁の上部や左右両側部に設けるようにしてもよい。
【００４２】
挿入案内部を上部に設けた場合には、例えば、カバー体４の天板７ａが内側に撓んでいるときでもスライドトレー３が本体側筐体２内にスムーズに収納される。また、挿入案内部を左右両側部に設けた場合には、例えば、カバー体４の側面板７ｂ、７ｂが内側に撓んでいるときでもスライドトレー３が本体側筐体２内にスムーズに収納される。
【００４３】
スライドトレー３の底部１１の両外側面には金属材料により形成された前後方向に長いトレー側レール１６、１６が固着され、該トレー側レール１６、１６は前方から見てそれぞれ外方に開口された略Ｃ字状を為している（図１３参照）。
【００４４】
トレー側レール１６は底部１１の側面壁１１ｃに支持された主部１７と該主部１７の上下両側縁からそれぞれ水平方向に延びる水平部１８ｕ、１８ｄと該水平部１８ｕ、１８ｄの先端縁から下方又は上方に延びる垂直部１９ｕ、１９ｄとから成る。
【００４５】
尚、以下の説明にあっては、上下に一対のものが形成されている場合にあっては、上側に位置するものの符号に「ｕ」を付し、下側に位置するものの符号に「ｄ」を付してその形成位置の説明は省略する。
【００４６】
主部１７の上端部と水平部１８ｕと垂直部１９ｕとにより下方に開口するガイド部２０ｕが形成され、主部１７の下端部と水平部１８ｄと垂直部１９ｄとにより上方に開口するガイド部２０ｄが形成され、ガイド部２０ｕ、２０ｄには後述するスライドレールの被ガイド部が係合される。
【００４７】
垂直部１９ｕ、１９ｄはその後側略３分の１の部分がその余の部分より下方又は上方に稍長く形成され、これにより上記３分の１の部分とその余の部分との境部に前方を向く係止縁２１ｕ、２１ｄが形成されている（図１２参照）。
【００４８】
スライドレール２２、２２は合成樹脂により前後方向に長く上記トレー側レール１６と略同じ長さの板状に形成され、上下方向における中央の部分である基体部２２ａがその余の部分（以下、「係合部」という。）２２ｂより稍幅狭に形成されている（図１３及び図１４参照）。スライドレール２２の係合部２２ｂ、２２ｂの上端面及び下端面にはそれぞれ上方及び下方に開口し前後方向に延びる凹溝２３ｕ、２３ｄが形成され、該凹溝２３ｕ、２３ｄを挟んで上下左右に計４つの被ガイド部２４ｕ、２４ｕ、２４ｄ、２４ｄが形成されている（図１３参照）。また、凹溝２３ｕ、２３ｄは前端部が浅くされ、その余の部分２５、２５が前端部よりも深く形成されたガイド溝として形成され、該ガイド溝２５、２５の前端と上記凹溝２３ｕ、２３ｄの前端部との境部に後方を向くストッパ面２６、２６が形成されている（図１１及び図１２参照）。
【００４９】
スライドレール２２の基体部２２ａの一方の側面（外側）の後端部には係止部２７が設けられている（図１４参照）。係止部２７は上記被ガイド部２４ｕ、２４ｄの側面と同一平面上に位置する側面２７ａとその前端縁からこれと垂直に形成された係止面２７ｂと側面２７ａの後端縁から後方に行くに従って内側へ変位する傾斜面２７ｃとから形成されている。
【００５０】
また、係合部２７の直ぐ前側には基体部２２ａの内外の側面間を貫通する貫通孔２８が形成されている。
【００５１】
本体側筐体２のカバー体４の側面板７ｂ、７ｂの内面には金属材料により形成された筐体側レール２９、２９が取着され、該筐体側レール２９、２９は前方から見てそれぞれ内方に開口された略Ｃ字状を為している（図１３参照）。
【００５２】
尚、筐体側レール２９、２９は上記トレー側レール１６、１６と略同じ形状に形成されている。
【００５３】
即ち、筐体側レール２９は側面板７ｂに支持された主部３０と該主部３０の上下両端縁からそれぞれ水平方向に延びる水平部３１ｕ、３１ｄと該水平部３１ｕ、３１ｄの先端縁から下方又は上方に延びる垂直部３２ｕ、３２ｄとから成る。そして、主部３０の上端部と水平部３１ｕと垂直部３２ｕとにより下方に開口するガイド部３３ｕが形成され、主部３０の下端部と水平部３１ｄと垂直部３２ｄとにより上方に開口するガイド部３３ｄが形成され、ガイド部３３ｕ、３３ｄには上記スライドレール２２におけるトレー側レール１６と係合されない側の被ガイド部２４ｕ、２４ｄが係合される。
【００５４】
筐体側レール２９の前後方向における略中央部には板バネ３４が形成されている（図１４及び図１５参照）。板バネ３４は、主部３０の一部に前方に開口する向きのコ字状の切欠を形成し該切欠に囲まれた部分を主部３０の内方へ折り曲げることにより形成される。そして、板バネ３４はその先端部３４ａにおける主部３０側の端縁３４ｂは丸みを帯びるように形成されている（図１７参照）。これは、後述するようにスライドレール２２の抜け防止を確実にするためである。
【００５５】
また、板バネ３４の先端部３４ａの主部３０からの突出量は上記スライドレール２２の基体部２２ａの側面と被ガイド部２４ｕ、２４ｄの側面との間の間隔よりも小さくされており、これにより、後述するようにスライドレール２２が筐体側レール２９に対してスライドしたときに板バネ３４がスライドレール２２に干渉しないように、即ち、接触しないようになっている。
【００５６】
スライド機構（トレー側レール１６、スライドレール２２、筐体側レール２９）の組立方法を図１乃至図３に従って説明する。
【００５７】
尚、この組立方法の説明は、一方の側の各レール部材１６、２２、２９について行うが、実際の組立は左右両側で同時に行われる。
【００５８】
先ず、本体部１０を取り付けない状態の底部１１に固着されたトレー側レール１６のガイド部２０ｕ、２０ｄに、スライドレール２２の係止部２７が設けられていない側（内側）の被ガイド部２４ｕ、２４ｄをトレー側レール１６の前側から係合してスライドレール２２を後方へスライドさせていく（図２参照）。このとき、トレー側レール１６の垂直部１９ｕ、１９ｄのうち係止縁２１ｕ、２１ｄより後側の部分がスライドレール２２のガイド溝２５、２５内を相対的に前方へ移動することになる。そして、トレー側レール１６の係止縁２１ｕ、２１ｄとスライドレール２２のストッパ面２６ｕ、２６ｄが当接する位置、即ち、スライドレール２２の後方側の移動端までスライドレール２２をスライドさせる。スライドレール２２がトレー側レール１６に対する後方側の移動端に位置された状態では、スライドレール２２はその略半分が底部１１の後端から突出される（図３参照）。
【００５９】
次に、底部１１にスライドトレー３の本体部１０の収納部１０ａを載置し、これを底部１１の下側からねじ止めして取り付ける。本体部１０の前面板１０ｂは底部１１の直ぐ前側に位置され（図３参照）、これにより、トレー側レール１６に係合したスライドレール２２、２２がスライドトレー３から前方へ抜け出ないようになっている。
【００６０】
カバー体４の側面板７ｂに固着された筐体側レール２９のガイド部３３ｕ、３３ｄに、スライドトレー３に組み付けたスライドレール２２の係止部２７が設けられた側の被ガイド部２４ｕ、２４ｄを筐体側レール２９の前方から係合してスライドレール２２を後方へスライドさせていく（図３参照）。
【００６１】
スライドレール２２を後方へスライドさせていくと、筐体側レール２９の板バネ３４にその基端側からスライドレール２２の係止部２７の傾斜面２７ｃが当接する。さらにスライドレール２２を後方へスライドさせると、板バネ３４は係止部２７によりカバー体４の側面板７ｂ側（外側）に押圧されて撓み、板バネ３４が側面２７ａを相対的に乗り越えたところでその弾発力により元の状態に復帰し、板バネ３４の先端部３４ａがスライドレール２２の基体部２２ａの側面に近接される。
【００６２】
カバー体４とスライドトレー３がトレー側レール１６、スライドレール２２及び筐体側レール２９を介して連結され、スライドレール２２はトレー側レール１６及び筐体側レール２９に摺動自在に支持される。
【００６３】
しかして、この状態からスライドレール２２を前方に移動させようとすると、図１５に示すように、スライドレール２２の係止部２７の係止面２７ｂに板バネ３４の端縁３４ｂが衝突し、スライドレール２２はそれより前方へは移動されず、従って、筐体側レール２９からのスライドレール２２の抜け止めが為される。
【００６４】
また、係止部２７に衝突するのは板バネ３４の先端部３４ａのうち切り起こされた側と反対側の端縁３４ｂであり、該端縁３４ｂは丸みを帯びるように形成されているため、係止面２７ｂに端縁３４ｂが当接した状態からスライドレール２２を無理に前方へ移動させようとすると、端縁３４ｂが板バネ３４を切り起こす方向に係止面２７ｂ上をすべろうとして、上記抜け止めが強化される。さらに、端縁３４ｂが丸みを帯びるように形成されているため、係止面２７ｂと端縁３４ｂとの衝突時に合成樹脂により形成されたスライドレール２２の係止部２７を削り取ってしまうという弊害も生じにくい。
【００６５】
次に、スライドレール２２を筐体側レール２９から取り外すときは、図１６に示すように、例えば、ピン３５をスライドレール２２の貫通孔２８にカバー体４の側面板７ｂの反対側から挿入し、板バネ３４を側面板７ｂ側に押圧すれば板バネ３４と係止部２７との係合が解除され、スライドレール２２を筐体側レール２９から簡単に取り外すことが出来る。
【００６６】
尚、収納時には、本体側筐体２側とスライドトレー３側が図示しないロック手段によりロックされ、本体側筐体２内からスライドトレー３が無闇に飛び出してしまわないようにされている。そして、スライドレール２２、２２はトレー側レール１６、１６と筐体側レール２９、２９とに左右両側から挟まれるようにして本体側筐体２内に収納されている。
【００６７】
また、引出時には、上記したように、スライドトレー３は該スライドトレー３と本体側筐体２がスライドレール２２、２２により連結された状態で本体側筐体２の開口面２ａより前方まで引き出されている。そして、引き出された状態においては、スライドレール２２、２２は、板バネ３４、３４と係止部２７、２７との係合により前方への移動が阻止され、かつ、トレー側レール１６、１６の係止縁２１ｕ、２１ｄとストッパ面２６、２６との係合により後方への移動が阻止され、これにより、スライドトレー３が本体側筐体２から前方へ抜け出ることはない。
【００６８】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明スライド機構は、前面開口が矩形状をした本体側筐体に該筐体の開口面より前方まで引出可能に設けられたスライドトレーを有するスライド機構であって、上記スライドトレーにはその後端縁のうち、少なくとも１つの側縁に本体側筐体に対する挿入案内部を形成したことを特徴とする。
【００６９】
従って、本発明によれば、スライドトレーの後端縁に本体側筐体に対する挿入案内部を形成したので、本体側筐体とスライドトレーとの間のクリアランスが狭められて、前方に引き出されたスライドトレーの後端部と本体側筐体の前面開口縁とが引込方向において互いに干渉する位置関係になったとしても、上記挿入案内部が最初に本体側筐体の前面開口縁に衝突するため、スライドトレーの後端部が持ち上がりながら本体側筐体内に挿入され、スライドトレーを本体側筐体内にスムーズに収納することが出来る。
【００７０】
尚、上記各実施例では、本発明を光ディスク再生装置に適用したものを示したが、本発明は、本体側筐体の開口面より前方まで引出可能に設けられたスライドトレーを有するものであれば、該スライドトレーにディスク回転機構や光学ピックアップ装置を搭載したものに限らず、筐体内にこれら機構や装置が設けられスライドトレーにはディスク載置部のみが有るものであっても良い。また、本発明は光ディスク装置に限らず、スライドトレーが筐体内に引出可能に設けられた各種のもの、例えば、テーププレーヤ等に広く適用することが出来ることは勿論である。
【００７１】
また、上記実施例において示した具体的な形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図２乃至図１７と共に本発明の実施の一例を示すものであり、本図は光ディスク再生装置の概略斜視図である。
【図２】光ディスク再生装置の概略分解斜視図である。
【図３】本体側筐体にスライドトレーが取り付けられる前の状態を示す概略斜視図である。
【図４】覆い板と該覆い板が取り付けられる切欠縁部とを分離して示す拡大分解斜視図である。
【図５】切欠縁部への覆い板の取付状態を示す拡大断面図である。
【図６】前面板とその背面側に設けられた補強部を示す拡大斜視図である。
【図７】補強部と本体側筐体の位置関係を示す拡大断面図である。
【図８】スライドトレーの底板に設けられた挿入案内部を本体側筐体の一部と共に示す拡大斜視図である。
【図９】挿入案内部の機能を示す概念図である。
【図１０】挿入案内部の変形例を示す拡大斜視図である。
【図１１】スライドレールの前部を示す拡大平面図である。
【図１２】トレー側レールに係止されたスライドレールの状態をスライドレールを断面にして示す拡大側面図である。
【図１３】スライドレールがトレー側レール及び筐体側レールに取り付けられた状態を示す拡大正面図である。
【図１４】スライドレールの後部と筐体側レールを一部を省略して示す拡大斜視図である。
【図１５】板バネとスライドレールとの係止状態を示す拡大断面図である。
【図１６】スライドレールの筐体側レールからの取り外し方法を示す拡大断面図である。
【図１７】板バネの先端部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
２…本体側筐体、２ａ…開口面、３…スライドトレー、１５…挿入案内部、１５Ａ…挿入案内部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a novel slide mechanism. More specifically, the present invention relates to a technique for enabling smooth insertion of a slide tray provided so as to be able to be pulled out forward from an opening surface of a main body side housing.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Electronic devices include a slide mechanism that includes a slide tray that can be drawn forward from the opening surface of the main body side housing.
[0003]
For example, an optical disk playback apparatus is one provided with such a slide mechanism.
[0004]
The slide mechanism used in the optical disk reproducing apparatus tends to narrow the clearance between the main body side housing and the slide tray in order to reduce the overall thickness of the apparatus, that is, to reduce the height dimension. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a slide mechanism of the optical disk reproducing apparatus, the slide tray is slightly pulled out in the state where the slide tray is pulled out from the main body side housing than in the inserted state. When the slide tray is inserted into the main body side housing, there is a problem that the rear end edge of the slide tray interferes with the front opening edge of the main body side housing, that is, collides.
[0006]
Therefore, the present invention provides a slide mechanism having a slide tray that can be pulled out from the opening surface of the main body side housing to the front side when the slide tray is inserted into the main body side housing. It is an object to prevent collision with the front opening edge of the main body side housing.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in order to solve the above problems, the slide mechanism of the present invention is such that an insertion guide for the main body side housing is formed on at least one side edge of the rear edge of the slide tray.
[0008]
Therefore, in the slide mechanism of the present invention, the insertion guide portion for the main body side housing is formed at the rear edge of the slide tray, so that the clearance between the main body side housing and the slide tray is narrowed forward. Even if the rear end of the slide tray that has been pulled out and the front opening edge of the main body side housing interfere with each other in the pull-in direction, the insertion guide portion is first placed on the front opening edge of the main body side housing. Because of the collision, the rear end of the slide tray is lifted and inserted into the main body side housing.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the following, an embodiment of the present invention will be described according to an example of the illustrated embodiment.
[0010]
In the illustrated embodiment, the present invention is applied to an optical disk reproducing apparatus.
[0011]
The optical disk reproducing device 1 is used as, for example, a CD-ROM reader of a notebook personal computer, and a slide tray 3 is provided in a main body side housing 2 so as to be drawn out and stored.
[0012]
When the slide tray 3 is pulled out, as shown in FIG. 1, the slide tray 3 and the main body side housing 2 are connected to the front side from the opening surface 2 a of the main body side housing 2 in a state where the slide tray 3 and the main body side housing 2 are connected by a slide rail described later. It can be withdrawn.
[0013]
The main body side housing 2 is made of a metal material, and covers a cover body 4 that opens forward and downward, a substantially flat bottom plate 5, and a cover plate 6 that covers a notch described later formed in a part of the cover body 4. It consists of.
[0014]
The cover body 4 is formed of an aluminum material, and the top plate 7a of the wall plate 7 is formed with a U-shaped notch 8 as viewed in plan as shown in FIG. 4, and the notch 8 is formed on the top plate 7a. Is formed so as to open at the front edge of the central portion in the left-right direction and reach the central portion in the front-rear direction. The peripheral edge of the notch 8 is a notched edge portion 8a formed as a step surface displaced downward from the flange, and a plurality of crimping protrusions 8b, 8b,... Project from the upper surface of the notched edge portion 8a. (See FIGS. 4 and 5).
[0015]
The cover plate 6 is made of a stainless material, and the shape thereof corresponds to the outer shape of the notched edge portion 8a, and the thickness thereof is about 4 times the thickness of the top plate 7a (T1 shown in FIG. 5). One half (T2 shown in FIG. 5).
[0016]
Small holes 6a, 6a,... Are formed at positions corresponding to the caulking projections 8b, 8b,... Of the cover plate 6, and the small holes 6a, 6a,. By inserting the caulking protrusions 8b, 8b, ... formed on the notch edge 8a, the cover plate 6 is positioned on the notch edge 8a, and the notch 8 is covered, and the caulking protrusion 8b, The cover plate 6 is attached to the cover body 4 by caulking the upper end portion protruding upward from the small holes 6a, 6a,. When the upper ends of the caulking projections 8b and 8b are caulked in this way, a protrusion as a caulked portion is formed on the upper surface side of the cover plate 6, but the opposite side, that is, the main body side housing 2 is formed. The inner surface side of the plate has no protrusions and remains flat.
[0017]
Therefore, when the slide tray 3 is stored in the main body side housing 2 or pulled out from the main body side housing 2, a flexible printed circuit board connected to a printed circuit board (not shown) disposed inside the slide tray 3 is used as the slide tray. 3 is moved in a state of being exposed in the main body side housing 2 on the rear side of the slide tray 3, but as described above, if the lower surface side of the notch edge portion 8a is made flat, There is no problem that the flexible printed circuit board is damaged during the movement.
[0018]
A space formed by the notch 8 and a space below the space among the spaces in the main body side housing 2 are described later, which protrude from the upper surface of the center portion of the slide tray 3 when the slide tray 3 is stored or pulled out. A moving space 9 in which the center guide moves is used. As shown in FIG. 5, the moving space 9 is wider in the height direction due to the difference between the thickness T <b> 1 of the top plate 7 a and the thickness T <b> 2 of the cover plate 6 as compared with the remaining space in the main body side housing 2. Has been.
[0019]
Since the height of the main body side housing 2 is determined by the height of the center guide protruding upward, the center guide moving space 9 is wider in the height direction than the remaining space as described above. By doing so, it is possible to reduce the thickness of the main body-side casing 2 and, in turn, to reduce the thickness of the optical disc playback apparatus 1.
[0020]
In this embodiment, the notch 8 is formed and the cover plate 6 having a thickness T2 covering the notch 8 is provided. However, by doing so, the rigidity of the main body side housing 2 is increased. However, the moving space 9 may be widened in the height direction without covering the notch 8 at all, or a sheet member, for example, a label is pasted on the top plate 7a after the notch 8 is formed. May be covered.
[0021]
In order to form the moving space 9, in addition to the method of forming the notch 8 as described above, a method of forming a recess opening downward by thinning the lower surface side of the top plate 7a by cutting or the like is also considered. It is done.
[0022]
And the said notch 8 and the recessed part opened below are not restricted to a U-shape, For example, you may form in a rectangular shape seeing in a plane.
[0023]
Further, the notch 8 is formed in the top plate 7a. For example, when the optical disc reproducing apparatus 1 is placed in a vertically long direction, the notch 8 is arranged on the right side or the left side in accordance with the protruding direction of the center guide. Will be located on the surface.
[0024]
In the embodiment described above, a notch 8 is provided in the moving space 9 in a type in which the slide tray 3 can be drawn forward from the opening surface 2a of the main body side housing 2 (hereinafter referred to as a “full drawer type reproduction device”). However, the present invention is not limited to this, and the slide tray 3 overlaps between the main body side housing 2 and the slide tray 3 without being pulled out forward from the opening surface 2a of the main body side housing 2 when being pulled out. In a certain type (hereinafter referred to as “overlap type reproduction device”), the moving space 9 may be widened by providing a notch 8 or the like.
[0025]
The slide tray 3 includes a main body 10 on which electrical members such as an optical pickup (not shown), a spindle motor, and a feed motor for the optical pickup are mounted, a bottom 11 having a shallow box shape, and the like. It is attached.
[0026]
The main body unit 10 is composed of a storage unit 10a stored in the main body side housing 2 and a front plate 10b attached to the front surface of the storage unit 10a. A center guide 13 for positioning and holding is projected, and the optical disk 12 is chucked by chuck means provided on the center guide 13 (see FIG. 5).
[0027]
The front plate 10b is formed in a horizontally long rectangular shape that is slightly larger than the size of the front surface of the storage portion 10a, and when the slide tray 3 is stored in the main body side housing 2, the front surface plate 10b has an opening surface 2a. It is supposed to be blocked.
[0028]
Reinforcing portions 14 and 14 projecting rearward are provided at the central portion of the back surface of the front plate 10b and close to the upper edge and the lower edge, respectively (see FIGS. 6 and 7). ). The reinforcing portions 14 and 14 have a trapezoidal shape that is flat in the vertical direction when viewed from the rear. When the slide tray 3 is stored, the front end edge of the cover body 4 and the front end edge of the bottom plate 5 of the main body side housing 2 are respectively viewed from the inside. The upper surface 14a and the lower surface 14b are located close to each other, and are positioned within a range where the top plate 7a and the bottom plate 5 of the main body side housing 2 are elastically deformed (see FIG. 7).
[0029]
As shown in FIG. 7, the rear portions 14c and 14c of the reinforcing portions 14 and 14 are formed on inclined surfaces that are displaced forward as they go upward. Even if the top plate 7a or the bottom plate 5 of the cover body 4 is bent inward to some extent when the slide tray 3 is stored in the main body side housing 2, the front edge of the top plate 7a or the front end of the bottom plate 5 is used. This is because the edges ride on the rear portions 14c and 14c of the reinforcing portions 14 and 14 so that the slide tray 3 can be smoothly stored.
[0030]
The top portions 14 d and 14 d of the reinforcing portions 14 and 14 are formed in a horizontal plane parallel to the top plate 7 a and the bottom plate 5. This is to prevent a forward moving force from being generated in the slide tray 3 when the top plate 7a or the bottom plate 5 is bent and comes into contact with the reinforcing portions 14 and 14.
[0031]
Thus, even when the main body side housing 2 is stressed from the outside when the slide tray 3 is stored and the top plate 7a or the bottom plate 5 is bent inward, the upper surface 14a or the lower surface 14b of the reinforcing portions 14 and 14 Since the front end edge of the top plate 7a or the front end edge of the bottom plate 5 contacts and prevents further bending, the top plate 7a or the bottom plate 5 is not plastically deformed.
[0032]
The reinforcing portions 14 and 14 are provided at a position corresponding to the portion that is most easily bent when the body-side housing 2 is stressed, that is, the center portion in the left-right direction, but the reinforcing portions 14 and 14 are accommodated. You may provide so that it may extend in the horizontal direction at the whole front-end edge of the part 10a. In this case, the strength against stress is greater than when the reinforcing portions 14 are provided only in the central portion.
[0033]
In addition, the reinforcing portions 14 and 14 are provided on both the upper and lower sides of the storage portion 10a. However, when stress from above is most likely, the reinforcing portion 14 may be provided only on the upper side, or When stress from the left-right direction is also assumed, reinforcing portions may be provided on both the left and right sides of the storage portion 10a in order to prevent plastic deformation of the side plates 7b, 7b of the wall plate 7 of the cover body 4. .
[0034]
Further, the upper surface 14 a and the lower surface 14 b of the reinforcing portions 14, 14 may be in light contact with the top plate 7 a and the bottom plate 5 when the slide tray 3 is stored in the main body side housing 2.
[0035]
In the present embodiment, the optical disc reproducing apparatus 1 which is a complete pull-out type apparatus is provided with the reinforcing portions 14, but even if the overlap type apparatus is provided with the reinforcing section, the same as in the case of the complete pull-out type apparatus. An effect is obtained.
[0036]
In the present embodiment, the reinforcing portions 14 and 14 are provided on the front plate. However, the reinforcing portion may be provided at the front end portion of the storage portion 10a, or the reinforcing portion may be provided in front of the storage portion 10a. It may be formed integrally with the face plate 10b.
[0037]
An insertion guide 15 is formed at the center of the rear edge of the bottom 11 of the slide tray 3 (see FIG. 8). The insertion guide portion 15 is formed by cutting and raising a part of the rear surface wall 11a of the bottom portion 11, and is formed so as to extend rearward and obliquely upward from the rear end edge of the bottom wall 11b of the bottom portion 11.
[0038]
Thus, even when the slide tray 3 is positioned below the main body side housing 2 with the slide tray 3 pulled out forward from the opening surface 2a of the main body side housing 2, the solid line in FIG. When the slide tray 3 is stored in the main body side housing 2 from this state, the outer surface of the insertion guide portion 15 contacts the front edge of the bottom plate 5 and the slide tray 3 is lifted upward. The slide tray 3 is smoothly stored in the main body side housing 2 (indicated by a two-dot chain line in FIG. 9).
[0039]
The insertion guide portion 15 may be formed so as to be slightly rounded outwardly when viewed from the side.
[0040]
FIG. 10 shows a modification of the insertion guide portion 15, in which the entire lower portion of the rear wall 11 a of the bottom portion 11 is inclined to form the insertion guide portion 15 </ b> A. Also in this case, the slide tray 3 is smoothly stored in the main body side housing 2.
[0041]
In the present embodiment, the case where the insertion guide portion 15 or 15A is provided at the rear end edge of the bottom portion 11, that is, the lower portion of the slide tray 3 is shown. You may make it provide in the upper part of an edge, and right and left both sides.
[0042]
When the insertion guide portion is provided in the upper part, for example, the slide tray 3 is smoothly accommodated in the main body side housing 2 even when the top plate 7a of the cover body 4 is bent inward. Further, when the insertion guide portions are provided on both the left and right side portions, for example, the slide tray 3 is smoothly stored in the main body side housing 2 even when the side plates 7b, 7b of the cover body 4 are bent inward. The
[0043]
The tray side rails 16 and 16 which are made of a metal material and are long in the front-rear direction are fixed to both outer side surfaces of the bottom portion 11 of the slide tray 3, and the tray side rails 16 and 16 are opened outward as viewed from the front. It has a substantially C-shape (see FIG. 13).
[0044]
The tray side rail 16 has a main portion 17 supported by the side wall 11c of the bottom portion 11, horizontal portions 18u and 18d extending horizontally from the upper and lower side edges of the main portion 17, respectively, and a lower portion from the leading edge of the horizontal portions 18u and 18d. Or it consists of vertical parts 19u, 19d extending upward.
[0045]
In the following description, in the case where a pair of upper and lower parts are formed, “u” is added to the code of the upper one, and “d” is given to the code of the lower one. "And a description of the formation position is omitted.
[0046]
A guide portion 20u that opens downward is formed by the upper end portion of the main portion 17, the horizontal portion 18u, and the vertical portion 19u, and a guide portion 20d that opens upward by the lower end portion of the main portion 17, the horizontal portion 18d, and the vertical portion 19d. The guide portions 20u and 20d are engaged with a guided portion of a slide rail which will be described later.
[0047]
The vertical portions 19u and 19d are formed so that the rear side is approximately one third of the vertical portion below or above the remaining portion, so that the front portion is located at the boundary between the third portion and the remaining portion. Locking edges 21u and 21d are formed so as to face (see FIG. 12).
[0048]
The slide rails 22 and 22 are formed of a synthetic resin into a plate shape that is long in the front-rear direction and substantially the same length as the tray-side rail 16, and a base portion 22 a that is a central portion in the vertical direction is a remaining portion (hereinafter, “ (Referred to as “engagement portion”) 22b. The upper and lower end surfaces of the engaging portions 22b and 22b of the slide rail 22 are respectively formed with concave grooves 23u and 23d that open upward and downward and extend in the front-rear direction, and are vertically and horizontally sandwiched between the concave grooves 23u and 23d. A total of four guided portions 24u, 24u, 24d, and 24d are formed (see FIG. 13). Further, the concave grooves 23u, 23d are formed as guide grooves whose front end portions are shallow and the remaining portions 25, 25 are formed deeper than the front end portions, and the front ends of the guide grooves 25, 25 and the concave grooves 23u, 23u, Stopper surfaces 26 and 26 facing rearward are formed at the boundary with the front end portion of 23d (see FIGS. 11 and 12).
[0049]
A locking portion 27 is provided at the rear end portion of one side surface (outside) of the base portion 22a of the slide rail 22 (see FIG. 14). The locking portion 27 extends rearward from the side surface 27a located on the same plane as the side surfaces of the guided portions 24u and 24d, the front end edge thereof, the locking surface 27b formed perpendicularly thereto, and the rear end edge of the side surface 27a. And an inclined surface 27c that is displaced inward according to the above.
[0050]
Further, a through hole 28 penetrating between the inner and outer side surfaces of the base portion 22a is formed immediately in front of the engaging portion 27.
[0051]
Case side rails 29, 29 formed of a metal material are attached to the inner surfaces of the side plates 7b, 7b of the cover body 4 of the main body side case 2, and the case side rails 29, 29 are respectively seen from the front side. A substantially C-shape opened in the direction is formed (see FIG. 13).
[0052]
The housing side rails 29 and 29 are formed in substantially the same shape as the tray side rails 16 and 16.
[0053]
That is, the housing-side rail 29 has a main portion 30 supported by the side plate 7b, horizontal portions 31u and 31d extending in the horizontal direction from the upper and lower end edges of the main portion 30, and a lower portion from the leading edge of the horizontal portions 31u and 31d. It consists of vertical parts 32u and 32d extending upward. A guide portion 33u that opens downward is formed by the upper end portion of the main portion 30, the horizontal portion 31u, and the vertical portion 32u, and a guide that opens upward by the lower end portion of the main portion 30, the horizontal portion 31d, and the vertical portion 32d. A portion 33d is formed, and the guide portions 33u and 33d are engaged with the guided portions 24u and 24d on the side of the slide rail 22 that is not engaged with the tray side rail 16.
[0054]
A leaf spring 34 is formed at a substantially central portion in the front-rear direction of the housing side rail 29 (see FIGS. 14 and 15). The leaf spring 34 is formed by forming a U-shaped notch in a direction opening forward in a part of the main portion 30 and bending a portion surrounded by the notch inward of the main portion 30. And the leaf | plate spring 34 is formed so that the edge 34b by the side of the main part 30 in the front-end | tip part 34a may become roundish (refer FIG. 17). This is for ensuring prevention of the slide rail 22 from coming off, as will be described later.
[0055]
Further, the protruding amount of the distal end portion 34a of the leaf spring 34 from the main portion 30 is made smaller than the distance between the side surface of the base portion 22a of the slide rail 22 and the side surfaces of the guided portions 24u and 24d. Thus, as will be described later, when the slide rail 22 slides with respect to the housing side rail 29, the leaf spring 34 does not interfere with the slide rail 22, that is, does not come into contact.
[0056]
A method of assembling the slide mechanism (the tray side rail 16, the slide rail 22, and the housing side rail 29) will be described with reference to FIGS.
[0057]
This assembly method will be described for each rail member 16, 22, 29 on one side, but the actual assembly is performed simultaneously on both the left and right sides.
[0058]
First, the guided portion 24u on the side (inner side) where the locking portion 27 of the slide rail 22 is not provided on the guide portions 20u and 20d of the tray side rail 16 fixed to the bottom portion 11 in a state where the main body portion 10 is not attached. , 24d are engaged from the front side of the tray side rail 16 to slide the slide rail 22 backward (see FIG. 2). At this time, portions of the vertical portions 19u, 19d of the tray side rail 16 on the rear side of the locking edges 21u, 21d move relatively forward in the guide grooves 25, 25 of the slide rail 22. Then, the slide rail 22 is slid to a position where the locking edges 21 u and 21 d of the tray side rail 16 and the stopper surfaces 26 u and 26 d of the slide rail 22 abut, that is, to the moving end on the rear side of the slide rail 22. In a state in which the slide rail 22 is positioned at the moving end on the rear side with respect to the tray side rail 16, substantially half of the slide rail 22 protrudes from the rear end of the bottom portion 11 (see FIG. 3).
[0059]
Next, the storage portion 10 a of the main body portion 10 of the slide tray 3 is placed on the bottom portion 11, and this is attached by screwing from below the bottom portion 11. The front plate 10b of the main body 10 is positioned immediately in front of the bottom 11 (see FIG. 3), so that the slide rails 22 and 22 engaged with the tray side rail 16 do not come out of the slide tray 3 forward. ing.
[0060]
The guided portions 24u and 24d on the side where the locking portions 27 of the slide rail 22 assembled to the slide tray 3 are provided on the guide portions 33u and 33d of the housing side rail 29 fixed to the side plate 7b of the cover body 4. The slide rail 22 is slid rearward by engaging from the front of the housing side rail 29 (see FIG. 3).
[0061]
When the slide rail 22 is slid rearward, the inclined surface 27c of the locking portion 27 of the slide rail 22 comes into contact with the leaf spring 34 of the housing side rail 29 from the base end side. When the slide rail 22 is further slid rearward, the leaf spring 34 is pressed and bent by the engaging portion 27 toward the side plate 7b side (outside) of the cover body 4, and the leaf spring 34 has moved over the side surface 27a relatively. The elastic force returns to the original state, and the distal end portion 34 a of the leaf spring 34 is brought close to the side surface of the base portion 22 a of the slide rail 22.
[0062]
The cover body 4 and the slide tray 3 are connected via the tray side rail 16, the slide rail 22 and the housing side rail 29, and the slide rail 22 is slidably supported by the tray side rail 16 and the housing side rail 29.
[0063]
If the slide rail 22 is moved forward from this state, the edge 34b of the leaf spring 34 collides with the locking surface 27b of the locking portion 27 of the slide rail 22, as shown in FIG. The slide rail 22 is not moved further forward, so that the slide rail 22 is prevented from coming off from the housing side rail 29.
[0064]
Further, the end portion 34a of the leaf spring 34 collides with the engaging portion 27 at an end edge 34b opposite to the cut-and-raised side, and the end edge 34b is formed to be rounded. When the slide rail 22 is forcibly moved forward from the state in which the end edge 34 b is in contact with the locking surface 27 b, the end edge 34 b tries to slide on the locking surface 27 b in the direction in which the leaf spring 34 is raised. The above-mentioned retaining is strengthened. Furthermore, since the end edge 34b is formed to be rounded, there is also an adverse effect that the engaging portion 27 of the slide rail 22 formed of synthetic resin is scraped off when the engaging surface 27b and the end edge 34b collide. Hard to occur.
[0065]
Next, when removing the slide rail 22 from the housing side rail 29, as shown in FIG. 16, for example, the pin 35 is inserted into the through hole 28 of the slide rail 22 from the opposite side of the side plate 7b of the cover body 4, When the leaf spring 34 is pressed toward the side plate 7b, the engagement between the leaf spring 34 and the locking portion 27 is released, and the slide rail 22 can be easily detached from the housing side rail 29.
[0066]
During storage, the main body side housing 2 side and the slide tray 3 side are locked by a locking means (not shown) so that the slide tray 3 does not jump out of the main body side housing 2 in a dark manner. The slide rails 22 and 22 are accommodated in the main body side housing 2 so as to be sandwiched between the tray side rails 16 and 16 and the housing side rails 29 and 29 from both the left and right sides.
[0067]
At the time of pulling out, as described above, the slide tray 3 is pulled forward from the opening surface 2a of the main body side housing 2 in a state where the slide tray 3 and the main body side housing 2 are connected by the slide rails 22 and 22. ing. In the pulled-out state, the slide rails 22 and 22 are prevented from moving forward by the engagement of the leaf springs 34 and 34 and the locking portions 27 and 27, and the tray-side rails 16 and 16 are Due to the engagement between the locking edges 21u and 21d and the stopper surfaces 26 and 26, the backward movement is prevented, so that the slide tray 3 does not come out of the main body side housing 2 forward.
[0068]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the slide mechanism of the present invention includes a slide mechanism having a slide tray provided on a main body side housing having a rectangular front opening so that the front opening can be drawn forward from the opening surface of the housing. The slide tray is characterized in that an insertion guide portion for the main body side housing is formed on at least one of the rear edges of the slide tray.
[0069]
Therefore, according to the present invention, since the insertion guide portion for the main body side housing is formed at the rear edge of the slide tray, the clearance between the main body side housing and the slide tray is narrowed and pulled forward. Even if the rear end of the slide tray and the front opening edge of the main body side housing interfere with each other in the pull-in direction, the insertion guide portion first collides with the front opening edge of the main body side housing. The slide tray is inserted into the main body side housing while the rear end of the slide tray is lifted, and the slide tray can be smoothly stored in the main body side housing.
[0070]
In each of the above embodiments, the present invention is applied to an optical disk reproducing device. However, the present invention has a slide tray provided so that it can be pulled out from the opening surface of the main body side housing. For example, the slide tray is not limited to the one in which the disk rotating mechanism and the optical pickup device are mounted, and the mechanism and the device may be provided in the housing, and the slide tray may have only the disk mounting portion. In addition, the present invention is not limited to the optical disc apparatus, and can be widely applied to various types of slide trays that can be pulled out in the housing, such as a tape player.
[0071]
In addition, the specific shapes or structures shown in the above embodiments are merely examples of the embodiments for carrying out the present invention, and the technical scope of the present invention is limited thereby. It should not be interpreted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention together with FIGS. 2 to 17 and is a schematic perspective view of an optical disk reproducing apparatus.
FIG. 2 is a schematic exploded perspective view of an optical disc playback apparatus.
FIG. 3 is a schematic perspective view showing a state before the slide tray is attached to the main body side housing.
FIG. 4 is an enlarged exploded perspective view showing a cover plate and a notch edge portion to which the cover plate is attached separately.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view showing a state in which the cover plate is attached to the notch edge.
FIG. 6 is an enlarged perspective view showing a front plate and a reinforcing portion provided on the back side thereof.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view showing a positional relationship between a reinforcing portion and a main body side housing.
FIG. 8 is an enlarged perspective view showing an insertion guide portion provided on the bottom plate of the slide tray together with a part of the main body side housing.
FIG. 9 is a conceptual diagram illustrating functions of an insertion guide unit.
FIG. 10 is an enlarged perspective view showing a modified example of the insertion guide portion.
FIG. 11 is an enlarged plan view showing a front portion of the slide rail.
FIG. 12 is an enlarged side view showing the state of the slide rail locked to the tray side rail with the slide rail as a cross section.
FIG. 13 is an enlarged front view showing a state in which the slide rail is attached to the tray side rail and the housing side rail.
FIG. 14 is an enlarged perspective view showing the rear part of the slide rail and the housing side rail with a part omitted.
FIG. 15 is an enlarged cross-sectional view showing a state in which the leaf spring and the slide rail are locked.
FIG. 16 is an enlarged cross-sectional view showing a method for removing the slide rail from the housing side rail.
FIG. 17 is an enlarged perspective view showing a distal end portion of a leaf spring.
[Explanation of symbols]
2 ... Main body side housing, 2a ... Opening surface, 3 ... Slide tray, 15 ... Insertion guide, 15A ... Insertion guide

Claims

A slide mechanism having a slide tray provided on a main body side housing having a rectangular front opening so that the front opening can be drawn forward from the opening surface of the housing,
The slide mechanism is characterized in that an insertion guide for the main body side housing is formed on at least one side edge of the rear edge of the slide tray.

The slide mechanism according to claim 1, wherein the insertion guide portion is formed on an upper edge and / or a lower edge of a rear end edge of the slide tray.

The slide mechanism according to claim 1, wherein the insertion guide portion is formed at a central portion in a direction along the front opening edge of the corresponding main body side housing.

The slide mechanism according to claim 1, wherein a rear end portion of the slide tray is formed of a sheet metal material, and the insertion guide portion is formed integrally with the slide tray by cutting and raising the sheet metal material.