JP3673639B2 - Dust collector for laser processing machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばたばこのフィルタ用巻紙に対してレーザビームにより所定間隔で連続して開孔を設けるレーザ開孔装置など、長尺な帯状の被加工物をレーザビームで加工するレーザ加工機に係わり、このレーザ加工機で生じる微塵を集塵するレーザ加工機用集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ開孔装置として例えば図5に示すものがある。図において、aはパルスレーザ発振器であり、このパルスレーザ発振器aで出力されたパルス状のレーザビームが反射鏡bで下方に反射されて集光レンズcへ導かれ、この集光レンズcによりレーザビームが集光される。一方、dはたばこのフィルタ用巻紙等の長尺な帯状の被加工物(以下、原反という。)であり、この原反dは、集光レンズcによるレーザビームの集光焦点位置を通って、テンションローラeにより定盤としての受光台fの上を矢印Tの方向に走行される。これにより、原反dには、レーザビームのパルス間隔と走行速度に応じた所定の間隔で開孔が連続的に形成される。
【0003】
受光台fは空洞状で原反dと接触する部分にスリットgが形成されており、排気口hから排気される。これにより、スリットgの部分で原反dを吸引して原反dを一定位置で安定走行させるとともに、原反dの燃焼カスがスリットgを通過するようにしている。また、集光レンズcを保持する保持筒iの下端にノズルjが形成されるとともに、この保持筒iには加工ガス導入口kが形成され、この加工ガス導入口kから加工ガスを導入することにより、ノズルjから乾燥空気を噴出し、これにより、集光レンズcを原反dの燃焼カスから保護するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなレーザ開孔装置においては、原反dに開孔を形成する際に燃焼カス等の微塵が雲散するが、その一部はスリットgを通って排気口hから除去される。しかし、特に開孔が貫通するまでの燃焼カスは、反射鏡b、集光レンズc、保持筒i、ノズルj側に雲散してしまう。これに対して上記従来の装置ではノズルjから乾燥空気を噴出することで集光レンズcを保護するようにはなっているが、逆にこの噴出する空気により燃焼カスがさらに雲散してしまい、周囲や原反自体を汚したり、集光レンズc以外の光学系に悪影響を及ぼすことがある。そこで、上記のような燃焼カスを除去することが要求される。
【0005】
また、特開平5−138381号公報に開示されているように、回転多面体ミラーで走査したレーザビームを複数に分割してこの分割したレーザビームをそれぞれ開孔加工に用いることで、高速な開孔加工を可能にした装置が提案されているが、このように、加工速度が高速になると、上記のような原反の燃焼カスの発生量が多くなるので、さらに、この燃焼カスを効率よく除去することが要求される。
【0006】
本発明は、長尺な帯状の被加工物をレーザビームで加工するレーザ加工機で生じる被加工物の燃焼カスすなわち微塵を効率よく集塵できる集塵装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のレーザ加工機用集塵装置は、長尺な帯状の被加工物を定盤上で該被加工物の長尺方向に走行させるとともに、該定盤の前記被加工物で覆われる面に形成された開口部に向けてレーザビームを照射して該レーザビームにより該被加工物を加工するレーザ加工機に配設され、前記定盤近傍に生じる微塵を集塵するレーザ加工機用集塵装置であって、前記定盤の前記開口部に連通して該定盤の前記被加工物と反対側に形成されたダクトと、前記定盤の前記被加工物側で該被加工物の走行方向と交差する方向で対面して該被加工物の両側の一方に配設された吸気口および他方に配設された排気口とを備え、前記ダクト内部に生じる気流の方向を基準にして、該ダクトの下流側に前記吸気口が連通されるとともに、該ダクトの上流側に前記排気口が連通され、前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させるとともに、該ダクト内の気流の一部を前記排気口から前記吸気口に向かう気流として発生させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
上記のように構成した請求項1のレーザ加工機用集塵装置によれば、前記開口部近傍の微塵を、前記ダクト内の気流により該ダクトを介して集塵することができる。また、レーザビームの照射面側の微塵を、前記排気口から前記吸気口に向かう気流により該吸気口を介して集塵することができる。さらに、前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させるだけで、前記排気口から前記吸気口に向かう気流をも発生させることができ、構成が簡単になる。
【0015】
本発明の請求項2のレーザ加工機用集塵装置は、請求項1の構成を備え、前記排気口と前記ダクトとを連通する部分の該ダクト内部に、該ダクト内部の気流の一部を該排気口側に分離するダンパーを備えていることを特徴とする。
【0016】
上記のように構成した請求項2のレーザ加工機用集塵装置によれば、請求項1の作用効果に加え、前記ダクト内部の気流の一部を前記排気口側に確実に分離することができる。また、前記排気口から前記吸気口に向かう気流とダクト内の気流とについて、例えば両者の強さの関係が所定関係となるようにダンパーの形状や位置などで設定しておくことができ、さらにその関係を安定に保持することができる。したがって、例えば被加工物の安定走行が確実になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図3は本発明の一実施形態のレーザ加工機用集塵装置を備えたレーザ開孔機の要部斜視図であり、長尺な帯状の被加工物としてたばこのフィルタ用巻紙(チップペーパー)を対象とし、このチップペーパーに微細な多数の開孔を形成する。このチップペーパーに形成される微細な開孔は、喫煙時にたばこの主流煙を外部空気で希釈することにより喫味の緩和化を図るためのものである。
【0018】
なお、たばこの巻製造時には長尺のチップペーパーをフィルタの外周より若干長い長さで切断してチップペーパー片とし、1つのフィルタチップに対して2本のたばこ巻(両切り)の切り口を付け合わせ、このフィルタチップの部分をたばこ巻の一部とともに1枚のチップペーパー片で巻くことで2本分のたばこが一体に製造される。このため、一本のチップペーパーには2本分のたばこに対応して2組の開孔列が形成される。また、この実施形態におけるレーザ開孔機は、たばこ一本分のフィルタに2列の開孔を形成可能にしたものであり、チップペーパーには2列×2組の計4列の開孔を形成するようになっている。
【0019】
レーザ源1から連続的にレーザビームLがX方向に向けて発生させて集光レンズ2によって集束される。この集束性のレーザビームLは、ミラー3によってY方向に90度向きを換えてエアースピンドルモータ5によって回転されるポリゴンミラー(多面体ミラー)4に入射される。このポリゴンミラー4に入力されるレーザビームLはポリゴンミラー4の回転に伴い偏向されて集光レンズ6に向けられる。
【0020】
集光レンズ6はfθレンズとして設けられており、ポリゴンミラー4で偏向されたレーザビームLはポリゴンミラー4の回転に伴って偏向角度が変化するが、集光レンズ6を透過したレーザビームは、その出射位置が集光レンズ6の面上でZ方向に移動するだけで集光レンズ6の光軸に対して常に平行に保たれる。すなわち、ポリゴンミラー4の回転に伴って図の矢印▲1▼のように平行移動するレーザビームが反射ミラー7に入力される。
【0021】
反射ミラー7で反射されたレーザビームは第1の2分割対ミラー8に向けられ、この第1の2分割ミラー8は、反射ミラー7からのレーザビームをその光路に応じてZ軸の負の方向(図の下方向)にレーザビームL1,L2として反射し、正の方向(図の上方向)にレーザビームL3,L4として反射する。そして、レーザビームL1,L2は第2の分割ミラー9に、レーザビームL3,L4は第3の2分割ミラー10にそれぞれ向けられる。
【0022】
第2の分割ミラー9は、第1の分割ミラー8からのレーザビームL1をY軸の負の方向(図の左方向)に反射して第1のレーザ照射部11に向けて入射し、レーザビームL2をY軸の正の方向(図の右方向)に反射して第2のレーザ照射部12に向けて入射する。また、第3の分割ミラー10は第1の分割ミラー8からのレーザビームL3をY軸の正の方向に反射して第3のレーザ照射部13に向けて入射し、レーザビームL4をY軸の正の方向に反射して第4のレーザ照射部14に向けて入射する。
【0023】
すなわち、集光レンズ6を出射して矢印▲1▼のように平行に走査されるレーザビームは、その走査範囲のうちの最初の4分の1の範囲ではレーザビームL1として第1のレーザ照射部11に入射され、次の4分の1の範囲ではレーザビームL2のように第2のレーザ照射部12に入射される。また、その次の4分の1の範囲ではレーザビームL3のように第3のレーザ照射部13に入射され、最後の4分の1の範囲ではレーザビームL4のように第4のレーザ照射部14に入射される。
【0024】
各レーザ照射部11,12,13,14は、2枚の平行反射板11a,12a,13a,14aと2枚の集光レンズ11b,12b,13b,14bを備えており、それぞれレーザビームL1,L2,L3,L4を平行反射板11a,12a,13a,14aでそれぞれ反射するとともに集光レンズ11b,12b,13b,14bでそれぞれ集光してチップペーパー15上に照射する。
【0025】
チップペーパー15は、図示しない繰出側のボビンから巻取側のボビンに引き出されたものである。このチップペーパー15は、二点鎖線で示したテンションローラ16により上記の光学系を「コ」の字型に囲うように配置されており、図示しない駆動装置により図の矢印Tの方向に走行される。そして、各レーザ照射部11,12,13,14にそれぞれ対応してチップペーパー15に面した集塵部20が配設されている。なお、集塵部20は図3ではレーザ照射部11,12,13に対応する部分では二点鎖線により図示を省略してあるが、レーザ照射部14に対応する集塵部20と同様の構成になっている。
【0026】
図1は集塵部20の断面図、図2は集塵部20の正面図である。なお、図1は図2のP−P断面である。集塵部20は、チップペーパー15を摺接させる定盤21の裏面に直方体状の空洞を有するダクト22を形成しており、このダクト22のチップペーパー15の長手方向と直交する方向を軸とする吸出管23および吸入管24が取り付けられている。また、定盤21には、チップペーパー15に形成する開孔の位置にチップペーパー15の走行方向(長手方向)に連なる複数の開口部25が形成されている。また、チップペーパー15に開孔を形成するためのレーザビームLはこの開口部25の位置に照射される。なお、開口部25は2列形成されているが、レーザビームLを照射する位置は一カ所であり、この照射位置は4カ所のレーザ照射部11,12,13,14に応じてそれぞれ設定されている。
【0027】
定盤21上には、チップペーパー15の両側となる位置に吸気側フード26と排気側フード27が形成されており、定盤21の吸気側フード26および排気側フード27で覆われた部分には開口21a,21bが形成されており、吸気側フード26および排気側フード27の内部は開口21a,21bを介してダクト22に連通されている。吸気側フード26のチップペーパー15側には走行方向を長手とする矩形の吸気口26aが形成され、同様に、排気側フード27のチップペーパー15側には走行方向を長手とする矩形の排気口27aが形成されている。また、吸気口26aおよび排気口27aの下には、定盤21から立設されチップペーパー15の長手方向に沿った側壁26b,27bがそれぞれ形成されている。さらに、排気側フード27の下方のダクト22内には、定盤21の裏面から垂下され吸入管24と開口21bの両者に斜めに対向するようなダンパー28が配設されている。
【0028】
図3に示したように吸入管24には吸入パイプ31が連結され、この吸入パイプ31の他端は大気に開放されている。また、吸出管23には吸出パイプ32が連結され、この吸出パイプ32の他端は図4に示した集塵タンク40に連結されている。なお、図4(B) は図4(A) のQ−Q断面図である。集塵タンク40は円筒形状の密閉容器41を本体ケースとし、この密閉容器41の内部に円筒形状のフィルタ42が配設されている。このフィルタ42は密閉容器41の内部を2つの集塵室43と吸引室44に分割しており、集塵室43は、4つの集塵部20の各吸出パイプ32がそれぞれ連結される4つの吸入連結管45と連通されている。また、吸引室44は吸引管46と連通されている。そして、吸引管46は図示しない吸引装置に連結され、チップペーパー15の開孔処理を行うときに吸引装置が駆動され、集塵タンク40内が吸引される。
【0029】
以上の構成により、図1に矢印で示したように、吸入管24から吸入された大気によりダクト22内には気流Aが形成される。また、吸入管24から吸入された大気がダンパー28で排気側フード27内に導かれ、この排気側フード27の排気口27aからチップペーパー15の上方に排気される。一方、吸出管23からの吸引力により吸気側フード26の吸気口26aからチップペーパー15の上方の空気が吸引される。これにより、チップペーパー15の上方に気流Bが形成される。
【0030】
したがって、チップペーパー15に開孔を形成するとき、特にレーザビームLの照射側に煙散する燃焼カスや燃焼ガスが気流Bにより吸気側フード26を介して吸出管23に吸引される。また、ダクト22内に煙散する燃焼カスや燃焼ガスは気流Aにより吸出管23に吸引される。この吸出管23で吸引された燃焼カスや燃焼ガスは前記集塵タンク40に吸引され、集塵タンク40において吸引した燃焼カスが集塵室43に集塵される。
【0031】
このように、気流A,Bにより、チップペーパー15の表裏両側で煙散する燃焼カスや燃焼ガスが吸引されるので、効率よく燃焼カス等を集塵することができる。なお、チップペーパー15の両側に立設された側壁26b,27bによりチップペーパー15に直接気流Bが当たることがないので、チップペーパー15の安定走行には支障がない。
【0032】
なお、気流A,Bの流量によりチップペーパー15の表裏両側の圧力に差が生じるが、この気流A,Bの流量はチップペーパー15が定盤21に吸引されながら走行できるような圧力差となるように、予め設定されている。また、この流量は、ダクト22、吸気側フード26、排気側フード27、ダンパー28、開口部25の形状や大きさ、さらにダンパー28の角度などにより設定されている。
【0033】
以上の実施形態では、吸気側フード26(および吸気口26a)と排気側フード27(および排気口27a)をダクト22に連通することにより、ダクト22と同じ吸引源によって気流Aと共に気流Bを形成するようにしているが、吸気側フード26(およの吸気口26a)と排気側フード27(および排気口27a)をダクト22に連通しないで、気流Aと個別に気流Bを形成するようにしてもよい。
【0034】
また、前記実施形態によればダクト22の気流Aにより集塵効率が高まるが、ダクト22および気流Aがなくても、チップペーパー15の上部に形成される気流Bだけでも、集塵効果が得られる。
【0035】
以上の実施形態では被加工物としてチップペーパーを例に説明したが、フィルタの開孔など、その他の長尺な帯状の被加工物に適用できることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のレーザ加工機用集塵装置によれば、レーザビームの照射面側の微塵に対して、排気口から吸気口に向かう気流とダクト内の気流との2つの気流により、被加工物の両面の微塵を集塵することができるので、燃焼カスなどの微塵を効率よく集塵することができる。また、ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させるだけで、排気口から吸気口に向かう気流をも発生させることができ、構成が簡単になる。
【0040】
本発明の請求項2のレーザ加工機用集塵装置によれば、さらに、ダクト内部の気流の一部を排気口側に確実に分離することができる。また、排気口から前記吸気口に向かう気流とダクト内の気流とについて、例えば両者の強さの関係が所定関係となるようにダンパーの形状や位置などで設定しておくことができ、さらにその関係を安定に保持することができるので、被加工物の安定走行が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の集塵部の断面図である。
【図2】同集塵部の正面図である。
【図3】同集塵部を備えたレーザ加工機の要部斜視図である。
【図4】実施形態に係わる集塵タンクの底面図および断面図である。
【図5】従来のレーザ開孔装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
15 チップペーパー
20 集塵部
21 定盤
22 ダクト
26 吸気側フード
26a 吸気口
27 排気側フード
27a 排気口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a laser processing machine that processes a long strip-shaped workpiece with a laser beam, such as a laser aperture device that continuously opens a cigarette filter paper with a laser beam at a predetermined interval. The present invention relates to a dust collector for a laser beam machine that collects fine dust generated by the laser beam machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, there is a laser opening device shown in FIG. In the figure, a is a pulse laser oscillator, and a pulsed laser beam output from the pulse laser oscillator a is reflected downward by a reflecting mirror b and guided to a condenser lens c. The beam is focused. On the other hand, d is a long strip-like workpiece (hereinafter referred to as the original fabric) such as a cigarette filter paper, and this original fabric d passes through the focal position of the laser beam focused by the condenser lens c. The tension roller e travels in the direction of arrow T on the light receiving table f as a surface plate. Thus, openings are continuously formed in the original fabric d at a predetermined interval corresponding to the pulse interval of the laser beam and the traveling speed.
[0003]
The light receiving table f is hollow and has a slit g formed in a portion in contact with the original fabric d, and is exhausted from an exhaust port h. As a result, the original fabric d is sucked at the slit g to cause the original fabric d to travel stably at a fixed position, and the combustion residue of the original fabric d passes through the slit g. In addition, a nozzle j is formed at the lower end of the holding cylinder i holding the condenser lens c, and a processing gas introduction port k is formed in the holding cylinder i, and the processing gas is introduced from the processing gas introduction port k. Thus, dry air is ejected from the nozzle j, thereby protecting the condenser lens c from the combustion residue of the original fabric d.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a laser aperture device, fine dust such as combustion debris is clouded when the aperture is formed in the raw fabric d, but a part of the dust is removed from the exhaust port h through the slit g. However, the combustion debris until the opening is penetrated, particularly, is scattered on the reflecting mirror b, the condenser lens c, the holding cylinder i, and the nozzle j side. On the other hand, in the above-mentioned conventional apparatus, the condensing lens c is protected by ejecting dry air from the nozzle j, but conversely, the combustion debris is further clouded by the ejected air, The surroundings and the original fabric itself may be soiled, or the optical system other than the condenser lens c may be adversely affected. Therefore, it is required to remove the combustion residue as described above.
[0005]
Further, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 5-138382, a laser beam scanned by a rotating polyhedral mirror is divided into a plurality of parts, and each of the divided laser beams is used for opening processing. An apparatus that enables processing has been proposed. However, when the processing speed is increased, the amount of combustion debris generated in the original fabric increases as described above. It is required to do.
[0006]
It is an object of the present invention to provide a dust collector capable of efficiently collecting combustion residue, that is, fine dust, of a workpiece generated by a laser processing machine that processes a long strip-shaped workpiece with a laser beam.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A dust collector for a laser beam machine according to a first aspect of the present invention is configured to cause a long strip-shaped workpiece to travel in the longitudinal direction of the workpiece on the surface plate, and the workpiece on the surface plate. A laser for irradiating a laser beam toward an opening formed in a surface covered with a laser and processing the workpiece by the laser beam and collecting dust generated in the vicinity of the surface plate A dust collector for a processing machine, wherein the duct is connected to the opening of the surface plate and is formed on the opposite side of the work surface of the surface plate, and the work plate side of the surface plate has the work surface. and a traveling direction while disposed in the air intake port of each side of the workpiece facing in a direction crossing and the other to be disposed the outlet of the workpiece, the air flow generated inside the duct The inlet is communicated with the downstream side of the duct with respect to the direction, and the upstream side of the duct The exhaust port is communicated, together with generating the air flow by sucking in the duct into the duct, the part of the air flow in the duct so as to generate a gas stream toward the intake port from the exhaust port It is characterized by.
[0012]
According to the laser processing machine for dust collector of Claim 1 as constructed above, the speck near the opening, can be collected dust through the duct by the air flow in the duct. Further, fine dust on the laser beam irradiation surface side can be collected through the air intake port by an air flow from the air exhaust port to the air intake port. Furthermore, it is possible to generate an air flow from the exhaust port to the intake port only by sucking the inside of the duct and generating an air flow in the duct, and the configuration is simplified.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a dust collector for a laser beam machine having the structure of the first aspect , wherein a part of an air flow inside the duct is provided inside the duct where the exhaust port communicates with the duct. A damper is provided on the exhaust port side to separate the damper.
[0016]
According to the dust collector for a laser beam machine of
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 3 is a perspective view of a main part of a laser hole drill provided with a dust collector for a laser beam machine according to an embodiment of the present invention, and a cigarette filter paper (chip paper) as a long strip-shaped workpiece. A number of fine holes are formed in this chip paper. The fine holes formed in the chip paper are intended to reduce the taste by diluting the mainstream smoke of cigarettes with external air during smoking.
[0018]
When producing cigarettes, a long chip paper is cut to a length slightly longer than the outer circumference of the filter to form a piece of chip paper, and two cigarette windings (both sides) are attached to one filter chip. Two filter cigarettes are integrally manufactured by winding this filter chip portion with one chip paper piece together with a part of the cigarette winding. For this reason, two sets of aperture rows are formed in one chip paper corresponding to two cigarettes. In addition, the laser aperture machine in this embodiment enables two rows of apertures to be formed in a filter for one cigarette, and chip paper has a total of 4 rows of apertures of 2 rows x 2 groups. It comes to form.
[0019]
A laser beam L is continuously generated in the X direction from the laser source 1 and focused by the
[0020]
The
[0021]
The laser beam reflected by the reflecting mirror 7 is directed to the first two-divided pair mirror 8, and the first two-divided mirror 8 causes the laser beam from the reflecting mirror 7 to be negative in the Z axis according to its optical path. Reflected as laser beams L1 and L2 in the direction (downward in the figure) and reflected as laser beams L3 and L4 in the positive direction (upward in the figure). The laser beams L1 and L2 are directed to the second split mirror 9, and the laser beams L3 and L4 are directed to the
[0022]
The second split mirror 9 reflects the laser beam L1 from the first split mirror 8 in the negative direction of the Y axis (left direction in the figure) and enters the first laser irradiation unit 11 so that the laser beam The beam L2 is reflected in the positive direction of the Y axis (the right direction in the figure) and is incident on the second
[0023]
That is, the laser beam emitted from the
[0024]
Each
[0025]
The
[0026]
FIG. 1 is a cross-sectional view of the
[0027]
On the
[0028]
As shown in FIG. 3, a
[0029]
With the above configuration, as indicated by an arrow in FIG. 1, an air flow A is formed in the
[0030]
Therefore, when forming a hole in the
[0031]
In this way, the combustion debris and the combustion gas that are scattered on the both sides of the
[0032]
Note that the pressures on the front and back sides of the
[0033]
In the above embodiment, the intake side hood 26 ( and the
[0034]
Further, according to the embodiment, the dust collection efficiency is increased by the air flow A of the
[0035]
In the above embodiment, chip paper has been described as an example of the workpiece, but it goes without saying that it can be applied to other long strip-like workpieces such as filter openings.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the dust collector for a laser beam machine according to claim 1 of the present invention , the airflow from the exhaust port to the intake port and the airflow in the duct with respect to the fine dust on the laser beam irradiation surface side With these two airflows, fine dust on both sides of the workpiece can be collected, so that fine dust such as combustion debris can be collected efficiently. Further, by simply sucking the inside of the duct and generating an air flow in the duct, an air flow from the exhaust port to the intake port can also be generated, and the configuration is simplified.
[0040]
According to the dust collector for a laser beam machine of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a dust collection unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the dust collecting unit.
FIG. 3 is a perspective view of a main part of a laser processing machine provided with the dust collection unit.
FIG. 4 is a bottom view and a cross-sectional view of a dust collection tank according to the embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a conventional laser aperture device.
[Explanation of symbols]
15
Claims (2)
前記定盤の前記開口部に連通して該定盤の前記被加工物と反対側に形成されたダクトと、前記定盤の前記被加工物側で該被加工物の走行方向と交差する方向で対面して該被加工物の両側の一方に配設された吸気口および他方に配設された排気口とを備え、
前記ダクト内部に生じる気流の方向を基準にして、該ダクトの下流側に前記吸気口が連通されるとともに、該ダクトの上流側に前記排気口が連通され、
前記ダクト内を吸引して該ダクト内に気流を発生させるとともに、該ダクト内の気流の一部を前記排気口から前記吸気口に向かう気流として発生させるようにしたことを特徴とするレーザ加工機用集塵装置。A long strip-shaped workpiece is run on the surface of the workpiece in the longitudinal direction of the workpiece, and a laser beam is directed toward an opening formed on the surface of the surface plate covered with the workpiece. A dust collector for a laser processing machine that is disposed in a laser processing machine that irradiates and processes the workpiece with the laser beam, and that collects fine dust generated near the surface plate,
A duct that communicates with the opening of the surface plate and is formed on the side opposite to the workpiece of the surface plate, and a direction that intersects the traveling direction of the workpiece on the workpiece side of the surface plate in face-to-face and a workpiece while disposed in the air intake port and the other to be disposed exhaust ports on either side of,
With reference to the direction of the airflow generated inside the duct, the intake port communicates with the downstream side of the duct, and the exhaust port communicates with the upstream side of the duct,
A laser processing machine characterized in that the inside of the duct is sucked to generate an air flow in the duct, and a part of the air flow in the duct is generated as an air flow from the exhaust port to the intake port. Dust collector.
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