JP3673571B2 - 手動式鼻洗器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストン式の手動ポンプを片手で操作し、他方の手で噴霧ノズルを鼻孔内に挿入して、最適な温度や濃度に調整した洗浄液の適量を、誰もが最適な圧力で簡単に鼻孔内に供給出来るようにした手動式鼻洗器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鼻孔内の洗浄は、口腔内の洗浄やうがいと同様、健康を保つうえにおいて重要である。何故なら、人間は鼻の呼吸が100%近くで、種々の病原菌(ウィルス菌など)ハウスダスト、花粉などが鼻粘膜に付着し、体内に送り込まれることにより、風邪の症状、アレルギー性鼻炎、及び花粉症などの病気に罹患する。従って、これらのアレルギー源になる鼻粘膜の付着物を洗浄して除去すれば、前記各疾患は未然に防止することが出来ることから、従来より鼻孔内を洗浄することが提案されている。例えば、実公昭60−7730では、ガラス製の棒状温度計をビン容器内に挿入し、このビン容器にピストン式の手動ポンプを取り付け、片手でピストンを上下操作しながら、一方の手で鼻孔内に洗浄液の噴霧ノズルを挿入して鼻孔内を洗浄出来るようにした鼻洗器が知られている。そしてまた、最近では、操作性の向上を意図して電動式のものも市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにビン容器にピストン式の手動ポンプを取り付けて鼻孔内を洗浄出来るようにした鼻洗器は、容器が重く、片手での操作が困難で、かつ持ち運びに不便であること、落した場合はビンが割れて危険であること、温度計がガラス製で露出した状態であるから、取り扱い中に誤って割るおそれがあり危険であること、ノズルから吐出する洗浄液がストレート状の一種類しかないこと、洗浄液を供給する導管、いわゆるチューブが伸縮しないため長尺になりがちで取り扱いに不便であるなど、解決すべき種々の問題がある。そしてまた電動式のものは、手動式のものと違い、圧力を微妙に調整出来ないことから、鼻孔内を洗浄する際に強い刺激を与え、非常に使いにくいと同時に強い不快感をもたらすという問題がある。
【0004】
特に、口のうがいと違って、鼻のうがいとも言える鼻孔内の洗浄は、強い刺激を感じ、非常に難しいという問題がある。とりわけ圧力は鼻洗に大切な条件で、使い易いという操作性とあいまって刺激の無いものが求められている。そしてまた、こうした圧力以外にも、温度(鼻温湯)や濃度もまた重要であり、これらをクリアーすれば誰も容易かつ快適に家庭で鼻の洗浄が可能となり、鼻の各種疾患を未然に防止することが出来ることから、こうした要求を満たした鼻洗器が求められている。
【0005】
特に最近は高齢化が進むにつれ、高齢化社会に向かって、容器が軽量で、持ち運びが容易、操作も簡単で取り扱いが容易な鼻洗器が要求されている。しかしそれにも関わらず、そうした要求を満たすに十分な鼻洗器が未だに未開発の状態にあるというのが実情である。
【0006】
そこで本発明は、前記要求を満たした、軽量にして取り扱いが容易、かつ吐出する洗浄液がスプレー状とストレート状の2種類の噴霧形態が切り替え自在に選択出来て、鼻孔に刺激を与えないようにした手動式鼻洗器を提供するのを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するためになされてものであり、その要旨は透明容器の側面に、水と湯を混合した洗浄液が適温となるよう水と湯の水位線を表示する表示部と、前記容器に設けて、洗浄液を鼻孔に導く手動式ポンプと、該ポンプにチューブを接続するとともに、該チューブの前記ポンプとは反対側に前記洗浄液がシャワー式あるいはストレート式の2種類の噴霧形態に切り換え可能にした洗浄ノズルを装着したことを特徴とする手動式鼻洗器にある。
【0008】
本発明ではこのように、透明容器とし、しかも容器の外側から見える位置に水と湯の2種類の水位線を表示してあるから、それぞれの水位線に水と湯を注げば、誰でも容易に洗浄液を適温に調整出来る。しかも手動式ポンプを装着してチューブの一端を接続し、チューブの他端にシャワー式とストレート式の2種類の噴霧形態に切り替え自在とした洗浄ノズルを装着したから、初心者はシャワー式を、熟練者はストレート式を、ワンタッチで切り替え自在に選択して使用することが出来る。
【0009】
またもう一つの発明である前記チューブには、抗菌処理を施してあることをその手段としているから、衛生的に鼻孔内洗浄を行なうことが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の1実施形態を示す全体斜視図で、1は平面が横長の形状をした樹脂製の透明容器、2は蓋である。蓋2の縁部両側には、折曲自在の係止部材2a、2bが設けられ、容器1に嵌合させた状態で下万へ曲げれば、容器の縁に設けた突状片と係止され密閉されるようになっている。3は手動式ポンプのピストン軸で、左右に一対設けた指かけ部材3a、3bに2本の指、例えば人指し指と薬指を挿入し、頂部の押圧部3cに親指をかけ、シリンダー3d内を上下運動させることによりスパイラル状のチューブ4から容器1内の洗浄液を、洗浄ノズル5から吐出させるようになっている。6は洗浄ノズル5を手指で保持するためのつまみ部となるリング部材で、非使用時にリング部をピストン軸3に挿通して洗浄ノズル5を係止しておくようにしたものである。
【0011】
図2は図1の断面図を示すもので、容器1内の洗浄液は、手動式ポンブ3eのピストン軸3cを上下運動させることで、下端が開口した吸い込み口3fから吸引され、導管4bを介してスパイラル状のチューブ4に送給されるようになっている構造を表わしている。4aはスパイラルチューブの保護部材である。
【0012】
図3は平面図、図4は側面図で、本発明では、容器1の側面に、外側から見えるように洗浄液の適温を表示するフィルム状の温度計7を設けると共に、水と湯を混合した時に適温となるよう水と湯の2種類の水位線を容器の外側から見えるように表示してある。例えば、本発明の実施形態では、上方8aの位置に熱湯−Hの表示を、下方の8bの位置には冷水−Cの表示をして、水と湯のそれぞれをその水位線まで注入すれば自動的に42℃の適温になるよう表示してある。通常洗浄液の適温は、40℃〜43℃とされ、この温度範囲が鼻の粘膜に刺激のない鼻温湯と言われており、その調整が難なく行なえるようになっている。しかも、その時の温度はフィルム状の温度計7、本発明の実施形態では、液晶温度計でデジタル表示されるようになっているから、容易に確認することが可能である。
【0013】
9a、9b、9cは、更に温度や洗浄液の濃度調整を容易にするため、水と湯の注入量を把握出来るようにしたもので、前記水位線に対応させ、300cc、200cc、100ccという目盛りを表示したものである。こうすることで、洗浄液に含有させる、食塩、メントール、ミントエッセンスを添加する際に、濃度調整を容易に行なうことが出来る。即ち、洗浄液の濃度は浸透圧の関係で、人間の体液に近づけると、鼻粘膜の刺激が緩和されるためである。
【0014】
図5はスパイラルチューブ4の端部に運結された2種類の洗浄ノズルを例示したもので、図中Aはシャワー式、図中Bはストレート式に噴霧される形態を示してある。ノズルはスプリングを内蔵し、上下に分割されており、ワンタッチで切り替え可能になっている。例えばシャワー式からストレート式に切り替える場合は、ノズルの上部5aを少しだけ回転させれば内蔵させたスプリングの作用で上方に上り、その時点で逆方向に少しだけ回転させればその位置で係止されるようになっている。これはノズルの軸体に刻設されたコ字型の案内溝5bによって行なわれる。これによって、初心者はシャワー式で洗浄し、熟練者はストレート式で洗浄するなど、切り替えをワンタッチで自在に行なうことが出来る。
【0015】
図6は本発明の鼻洗器を使用し、鼻孔内の洗浄を行なう際の使用態様図である。即ち、樹脂製の透明容器1を一方の手で持ち、洗浄ノズル5のつまみとなるリング部材6を他方の手で保持し、鼻孔内の洗浄を行なうようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、洗浄液を収容する容器を透明容器としたから軽量で取り扱いが容易である。しかも容器の外側から見える位置に、水と湯の2種類の水位線や注入量の目盛りを表示してあるから、それぞれの水位線に水と湯を注げば、誰でも容易に洗浄液を適温、かつ最適濃度に調整出来る。従って、鼻粘膜を刺激することなく、鼻孔内の洗浄を行なうことが出来る。
【0017】
しかも手動式ポンプを装着してチューブを接続し、このチューブの他端に、シャワー式とストレート式の2種類の噴霧形態に切り替え自在とした洗浄ノズルを装着したから、初心者、熟練者何れでも洗浄を容易に行なうことが出来る。
【0018】
しかも洗浄ノズルを、シャワー式もしくはストレート式の噴霧液が吐出するよう2段階に切り替え自在としたことで、初心者はシャワー式を、熟練者はストレート式を、ワンタッチで切り替え自在に選択して使用することが出来る。従って、洗浄液を適温にすることや最適濃度に調整することが容易である。
【0019】
また、チューブには、抗菌処理を施してあるから、衛生的に鼻孔内の洗浄を行なうことが出来る。
【0020】
このように本発明の鼻洗器は、軽量で、しかも洗浄液の温度調整が容易にでき、取り扱いも容易で、そのうえ初心者、熟練者何れにも適用出来る洗浄ノズルを装着してあるから、高齢者でも円滑かつ十分な鼻孔内の洗浄が出来るなど、種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す全体斜視図
【図2】本発明の1実施形態を示す断面図
【図3】本発明の1実施形態を示す平面図
【図4】本発明の1実施形態を示す側面図
【図5】本発明の1実施形態を示すノズルの側面図
【図6】本発明の1実施形態を示す使用態様図
【符号の説明】
1 樹脂製容器
2 蓋
2a、2b 蓋の係止片
3 ピストン軸
3a、3b 指かけ部材
3c 押圧部
3d シリンダー
3e ポンプ
3f 吸い込み口
4 スパイラル状のチューブ
4a チューブの保護部材
5 洗浄ノズル
5a ノズル上部
5b 溝
6 リンク部材
7 フィルム状温度計
8a、8b 水位線
9a、9b、9c 目盛

Claims (2)

  1. 透明容器の側面に、水と湯を混合した洗浄液が適温となるよう水と湯の水位線を表示する表示部と、前記容器に設けて、洗浄液を鼻孔に導く手動式ポンプと、該ポンプにチューブを接続するとともに、該チューブの前記ポンプとは反対側に前記洗浄液がシャワー式あるいはストレート式の2種類の噴霧形態に切り換え可能にした洗浄ノズルを装着したことを特徴とする手動式鼻洗器。
  2. 前記チューブが抗菌処理を施したものであることを特徴とする請求項1に記載の手動式鼻洗器。
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