JP3673037B2 - Wave shaping circuit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号に所定の処理を施した出力信号を得る波形整形回路に係り、特に、入力信号の周波数変化に関わらず一定のデューティ比を有する信号を出力できるようにした波形整形回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入力信号のデューティ比を所定の値に整形するこの種の回路としては、例えば、図5に示されたようないわゆるワンショットマルチバイブレータ回路が公知・周知となっている。すなわち、図5に示された回路例においては、IC化されたいわゆるワンショットマルチバイブレータ30が用いられており、その外部に抵抗RとコンデンサCとが接続されて構成されてなり、ワンショットマルチバイブレータ30の符号イが付された入力側に、図7(a)に示されたような入力信号が印加されると、符号ロで示された出力側に、入力信号の繰り返し周期と同一周期を有し、抵抗RとコンデンサCによる時定数で定まる図7(b)に示されたようなパルス幅の信号が出力されるようになっているものである。
【0003】
また、図6に示されたようなPLL(Phase Locked Loop)を用いた回路も公知・周知となっている。
すなわち、図6に示された回路例は、位相比較器(図6においては「PD」と表記)31と、ループフィルタ32と、電圧制御発振器(図6においては「VCO」と表記)33と、1/2分周器(図6においては「1/2」と表記)34とにより、いわゆるPLLループ回路が構成されてなるもので、位相比較器31の符号イが付された入力端に、図7(a)で示されたような信号が入力されると、1/2分周器34の符号ロが付された出力端から、入力信号と同一繰り返し周期を有し、かつ、デューティ比50%の図7(b)で示されたような信号が得られるようになっているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の場合、抵抗Rの大きさとコンデンサCの大きさにより、出力パルス幅は固定され、しかも、出力信号の繰り返し周期は、入力信号に一致するようになっている。入力信号の繰り返し周期が予め定めた値と異なると、出力パルス幅は固定であることから、デューティ比が予め定めた所望の値から変化することとなるという欠点があった。この場合、仮に、抵抗Rを可変抵抗器に代えても、入力信号の繰り返し周期を当初の値から変える度毎に、所定のデューティ比となるように、可変抵抗器を調整する手間が必要となるという新たな問題が生ずる。
また、上述した従来例の内、後者にあっては、前者のような問題は生じないものの、回路規模が比較的大きくなり、高価格化を招くという欠点があった。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、入力信号の繰り返し周期の変動に関わらずデューティ比を一定に保つことができる波形整形回路を提供するものである。
本発明の他の目的は、比較的簡易な構成により入力信号の繰り返し周期の変動に関わらずデューティ比を一定に保つことの可能な波形整形回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、デューティ比の変更が比較的容易で、汎用性の高い波形整形回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る波形整形回路は、
入力信号を1/2に分周する分周手段と、
2つのコンデンサを有し、前記分周手段の出力信号に同期して前記2つのコンデンサの充放電を交互に行う充放電手段と、
前記2つのコンデンサの電圧の交差点を検出し、前記2つのコンデンサのリセットを交互に行うリセット制御手段と、
前記リセット制御手段による前記2つのコンデンサに対するリセットのタイミングに基づいて出力信号を生成する出力信号生成手段と、を具備してなるものである。
【0007】
かかる構成においては、充放電手段により2つのコンデンサに交互に充放電を行う一方、リセット制御手段により、コンデンサに強制的にリセットを施すようにし、そのリセットのタイミングに基づいて、出力信号生成手段により出力信号が生成されるようになっているため、入力信号のデューティ比の如何に関わらず一定のデューティ比を有する出力信号を得ることが可能となるものである。
【0008】
特に、充放電手段は、分周手段の出力信号の1/2周期毎にコンデンサの充電と放電とを繰り返すよう構成されてなる第1の充放電回路と第2の充放電回路とからなり、第1の充放電回路がコンデンサの充電を開始したと同時に、第2の充放電回路はコンデンサの放電を開始し、第1の充放電回路がコンデンサの放電を開始したと同時に、第2の充放電回路はコンデンサの充電を開始するように構成されてなるものが好適であり、
また、リセット制御手段は、2つのコンデンサの両端を外部からの制御信号によって短絡状態とするスイッチ手段と、
前記2つのコンデンサの電圧の交差点を検出する検出手段と、
前記検出手段の出力信号と、分周手段の出力信号とに基づいて前記スイッチ手段の動作を制御する制御手段と、を具備してなるものが好適である。
【0009】
かかる構成においては、2つのコンデンサの一方が第1の充放電回路により、2つのコンデンサの他方が第2の充放電回路により、それぞれ交互に充放電される一方、スイッチ手段により、強制的にリセットされるようになっており、出力信号のパルス幅は、コンデンサのリセットのタイミングに基づくものであるが、このタイミングは、検出手段による2つのコンデンサの電圧の交差点に応じて定まるようになっている。そのため、入力信号のデューティ比の如何に関わらず一定のデューティ比を有する出力信号を得ることが可能となるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、第1の回路構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この波形整形回路は、分周手段としての分周器1と、2つの充放電回路2,3と、検出手段としての比較器4と、制御手段としての制御回路5と、スイッチ手段としての2つのリセットスイッチ6,7と、2つのコンデンサ8,9と、OR論理回路10とを主たる構成要素としてなるものである。
分周器1は、入力信号を1/2に分周するためのもので、入力信号の繰り返し周期に対して2倍の繰り返し周期を有する出力信号は、第1及び第2の充放電回路2,3並びに制御回路5にそれぞれ入力されるようになっている。
【0011】
第1及び第2の充放電回路2,3は、その出力段とアースとの間に、第1のコンデンサ8、第2のコンデンサ9がそれぞれ接続されており、基本的には同一の回路構成を有し、第1及び第2のコンデンサ8,9をそれぞれ充放電するようになっているものである。但し、第1の充放電回路2が第1のコンデンサ8を充電する際には、第2の充放電回路3は、第2のコンデンサ9を放電させる一方、第1の充放電回路2が第1のコンデンサ8を放電させる際には、第2の充放電回路3は、第2のコンデンサ9を充電するように、第1の充放電回路2と第2の充放電回路3とは、入力信号に対する動作が丁度逆となるように構成されている点が異なるものである(詳細は後述)。
【0012】
この第1の充放電回路2の出力端が接続された第1のコンデンサ8の一端は、比較器4の非反転入力端子に、第2の充放電回路3の出力端が接続された第2のコンデンサ9の一端は、比較器4の反転入力端子に、それぞれ接続されると共に、第1のコンデンサ8と並列に、第1のリセットスイッチ6が、第2のコンデンサ9と並列に、第2のリセットスイッチ7が、それぞれ接続されている。
この第1及び第2のリセットスイッチ6,7は、制御回路5によって後述するように動作制御されることで、第1及び第2のコンデンサ8,9を強制的に短絡状態とするようになっているもので、例えば、公知・周知の半導体スイッチを用いて構成されるものである。
【0013】
比較器4は、第1のコンデンサ8の電圧と第2のコンデンサ9の電圧とを比較し、その比較結果に応じた論理信号を制御回路5へ入力するようになっているもので、第1のコンデンサ8の電圧が第2のコンデンサ9のそれを上回ると論理値Highに相当する信号を、第1のコンデンサ8の電圧が第2のコンデンサ9のそれを下回ると、論理値Lowに相当する信号を、それぞれ出力するようになっている。
【0014】
制御回路5は、先の分周器1の出力信号と、比較器4の出力信号とに応じて、第1及び第2のリセットスイッチ6,7を後述するように、所定のタイミングで交互に導通又は非導通状態とするようになっているものである。
【0015】
次に、図3を参照しつつ上記構成における動作について説明する。
まず、前提条件として、第1及び第2のコンデンサ8,9は、共に同一容量を有しており、かつ、第1及び第2の充放電回路2,3による第1及び第2のコンデンサ8,9への充放電電流は、略同一の定電流であるとする。
かかる前提の下、分周器1の入力側(図1において符号Aが付された点)に図3(a)に示されたような繰り返し信号が入力されたとすると、分周器1の出力側(図1において符号Bが付された点)には、図3(b)に示されたように入力信号に対して2倍の繰り返し周期を有する信号が現れることとなる。
【0016】
第1の充放電回路2は、分周器1から入力された信号が論理値Highに相当する状態にある間、第1のコンデンサ8に対して充電を行い、この分周器1からの信号が論理値HighからLowへ遷移すると、第1のコンデンサ8を放電させるようになっているのに対して、第2の充放電回路3は、分周器1から入力された信号が論理値Lowにある間、第2のコンデンサ9の充電を行うようになっており、分周器1から入力された信号が論理値LowからHighに遷移したときには、第2のコンデンサ9の放電を開始するようになっている。
一方、第1及び第2のリセットスイッチ6,7は、制御回路5により次のようにその動作が制御されるようになっている。
すなわち、第1のリセットスイッチ6は、分周器1の出力信号の立ち上がりから第1の充放電回路2により第1のコンデンサ8への充電が開始され、所定の電圧Vkに到達後、第1のコンデンサ8が第1の充放電回路2により放電状態とされてゆき、その後、第1のコンデンサ8の電圧が比較器4により第2のコンデンサ9の電圧を下回ったと判定される直前までの間、制御回路5からの制御信号(図1において符号Gが付された点における信号)により、非導通状態とされる一方(図3(g)参照)、第1のコンデンサ8の電圧が第2のコンデンサ9の電圧を下回ったと判定されたときから第1のコンデンサ8への充電が再度開始されるまでの間、図1において点Gにおける制御回路5からの制御信号によって、導通状態とされるようになっている(図3(g)参照)。したがって、第1のリセットスイッチ6の導通状態により、第1のコンデンサ8は、強制的に短絡状態とされる、換言すれば強制的にリセットされるため、次回の充電が開始される際の基準電圧が変動することがないようになっている。
結局、第1のコンデンサ8の電圧波形は、図3(c)に示されたように、分周器1の出力信号が論理値LowからHighとなると同時に上昇し始め、分周器1の出力信号が論理理HighからLowとなると同時に下降し始め、第1のリセットスイッチ6が導通状態となったと同時に充電開始の基準電圧である略零電位となり、この電圧状態が、分周器1の出力信号が再び論理値LowからHighとなるまで保持されることが繰り返されるようなものとなる。
【0017】
これに対して、第2のリセットスイッチ7は、分周器1の出力信号の立ち下がりから第2の充放電回路3により第2のコンデンサ9への充電が開始され、所定の電圧Vkに到達後、第2のコンデンサ9が第2の充放電回路3により放電状態とされてゆき、その後、第2のコンデンサ9の電圧が比較器4により第1のコンデンサ8の電圧を上回ったと判定される直前までの間、制御回路5からの制御信号(図1において符号Fが付された点における信号)によって、非導通状態とされる一方(図3(f)参照)、第2のコンデンサ9の電圧が第1のコンデンサ8の電圧を上回ったと判定されたときから第2のコンデンサ9への充電が再度開始されるまでの間、図1において点Fにおける制御回路5からの制御信号によって、導通状態とされるようになっている(図3(f)参照)。したがって、第2のリセットスイッチ7の導通状態により、第2のコンデンサ8は、強制的に短絡状態とされる、換言すれば強制的にリセットされるため、次回の充電が開始され際の基準電圧が変動することがないようになっている。
このため、第2のコンデンサ9の電圧波形は、図3(d)に示されたように、分周器1の出力信号が論理値HighからLowとなると同時に上昇し始め、分周器1の出力信号が論理理LowからHighとなると同時に下降し始め、第2のリセットスイッチ7が導通状態となったと同時に充電開始の基準電圧である略零電位となり、この電圧状態が、分周器1の出力信号が再び論理値HighからLowとなるまで保持されることが繰り返されるようなものとなる。
【0018】
ここで、第1のコンデンサ8が第1のリセットスイッチ6により短絡状態とされる点及び第2のコンデンサ9が第2のリセットスイッチ7により短絡状態とされる点は、これら第1及び第2のコンデンサ8,9の容量が同一であり、かつ、充放電電流が同一であるという条件の下では、入力信号のデューティ50%の点となる。
したがって、先のG点及びF点の信号を論理和出力するOR論理回路10の出力側(図1において符号Zが付された部位)には、図3(h)に示されたように、入力信号と同一周波数でデューティ50%の信号が得られることとなる。
【0019】
次に、図2乃至図4を参照しつつ第2の回路構成例について説明する。
この第2の回路構成例は、図1に示された回路構成例をより具体化した一例である。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
まず、この第2の例においては、分周器としてT型フリップフロップ15が用いられており、入力信号は、クロック端子に印加されるようになっている。
第1の充放電回路2は、第1のpチャンネルMOS型FET16と、第3のnチャンネルMOS型FET20と、第1及び第2の定電流源22,23とを具備して構成されている。すなわち、第1のpチャンネルMOS型FET(以下「第1のpチャンネルFET」と言う)16のゲートと、第3のnチャンネルMOS型FET(以下「第3のnチャンネルFET」と言う)20のゲートとは、相互に接続されており、先のT型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が印加されるようになっている。また、第1のpチャンネルFET16のドレインは、第1の定電流源22に、第3のnチャンネルFET20のソースは、第2の定電流源23に、それぞれ接続されている。
そして第1のpチャンネルFET16のソースと第3のnチャンネルFET20のドレインとが相互に接続されて出力端となっており、第1のコンデンサ8の一端が接続されるようになっている。
【0020】
この第1の充放電回路2は、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が論理値Lowにある場合、第1のpチャンネルFET16が導通状態となり、第3のnチャンネルFET20は、非導通状態となる。このため、第1のpチャンネルFET16を介して、第1のコンデンサ8に第1の定電流源22から定電流が流入して充電が行われるようになっている。
一方、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が論理値Highの状態となると、第1のpチャンネルFET16が非導通状態となり、第3のnチャンネルFET20が、導通状態となるため、第1のコンデンサ8からの放電が第3のnチャンネルFET20を介して行われるようになっている。
【0021】
また、第2の充放電回路3は、第2のpチャンネルMOS型FET17と、第4のnチャンネルMOS型FET21と、先の第1の充放電回路2と共通に用いられている第1及び第2の定電流源22,23とを具備して構成されている。
すなわち、第2のpチャンネルMOS型FET(以下「第2のpチャンネルFET」と言う)17のゲートと、第4のnチャンネルMOS型FET(以下「第4のnチャンネルFET」と言う)21のゲートとは、相互に接続されており、先のT型フリップフロップ15のQ出力信号が印加されるようになっている。また、第2のpチャンネルFET17のドレインは、第1の定電流源22に、第4のnチャンネルFET21のソースは、第2の定電流源23に、それぞれ接続されている。
そして、第2のpチャンネルFET17のソースと第4のnチャンネルFET21のドレインとが相互に接続されて出力端となっており、第2のコンデンサ9の一端が接続されるようになっている。
【0022】
この第2の充放電回路3は、T型フリップフロップ15のQ出力信号が論理値High状態にある場合、第4のnチャンネルFET21が導通状態となり、第2のpチャンネルFET17は、非導通状態となる。このため、第4のnチャンネルFET21を介して、第2のコンデンサ9の放電が行われるようになっている。
一方、T型フリップフロップ15のQ出力信号が論理値Low状態となると、第2のpチャンネルFET17が導通状態となり、第4のnチャンネルFET21が、非導通状態となるため、第2のpチャンネルFET17を介して第2のコンデンサ9に第1の定電流源22から定電流が流入して充電が行われるようになっている。
【0023】
また、第1のコンデンサ8の一端(反アース側)には、第1のリセットスイッチとしての第2のnチャンネルMOS型FET19のドレインが接続されており、この第2のnチャンネルMOS型FET(以下「第2のnチャンネルFET」と言う)19のソースは、アースに接続されており、ゲートは、後述するように制御回路5の出力信号が印加されるようになっている。
一方、第2のコンデンサ9の一端(反アース側)には、第2のリセットスイッチ7としての第1のnチャンネルMOS型FET18のドレインが接続されており、この第1のnチャンネルMOS型FET(以下「第1のnチャンネルFET」と言う)18のソースは、アースに接続されており、ゲートは、後述するように制御回路5の出力信号が印加されるようになっている。
【0024】
制御回路5は、2入力のNOR論理回路24と、2入力のAND論理回路25とを具備して構成されており、NOR論理回路24の一方の入力段は、AND論理回路25の一方の入力段と相互に接続されて、先のT型フリップフロップ15のQ出力信号が印加されるようになっている。
また、NOR論理回路24の他方の入力段と、AND論理回路25の他方の入力段とは相互に接続されて、比較器4の出力信号が印加されるようになっている。
そして、NOR論理回路24の出力端子は、先の第2のnチャンネルFET19のゲートに接続されると共に、OR論理回路10の一方の入力端子に接続されている。一方、AND論理回路25の出力端子は、先の第1のnチャンネルFET18のゲートに接続されると共に、OR論理回路10の他方の入力端子に接続されている。
【0025】
次に、上記構成における動作について図3及び図4を参照しつつ説明する。
まず、前提条件として、第1及び第2のコンデンサ8,9は、共に同一容量を有しており、かつ、第1及び第2の充放電回路2,3による第1及び第2のコンデンサ8,9への充放電電流は、略同一の定電流であるとする。
かかる前提の下、T型フリップフロップ15の入力側(図2において符号Aが付された点)に図3(a)に示されたような繰り返し信号が入力されたとすると、T型フリップフロップ15の出力側(図2において符号Bが付された点)には、Q出力信号として図3(b)に示されたように入力信号に対して2倍の繰り返し周期を有する信号が現れることとなる。
【0026】
第1の充放電回路2においては、T型フリップフロップ15から入力された信号が論理値Low状態にある間、第1のpチャンネルFET16が導通状態となり、第1のコンデンサ8に対して充電が行われる一方、T型フリップフロップ15からの信号が論理値Low状態からHigh状態へ遷移すると、第1のpチャンネルFET16に代わって、第3のnチャンネルFET20が導通状態となって、第1のコンデンサ8の放電が行われることとなる。
これに対して、第2の充放電回路3においては、T型フリップフロップ15から入力された信号が論理値High状態にある間、第4のnチャンネルFET21が導通状態となり、第2のコンデンサ9の放電が行われる一方、T型フリップフロップ15から入力された信号が論理値High状態からLow状態へ遷移したときには、第4のnチャンネルFET21に代わって、第2のpチャンネルFET17が導通状態になって、第2のコンデンサ9の充電が行われることとなる。
【0027】
一方、第1及び2のnチャンネルFET19,18は、制御回路5により次のようにその動作が制御されるようになっている。
すなわち、第2のnチャンネルFET19は、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号の立ち下がりから第1の充放電回路2により第1のコンデンサ8への充電が開始され、所定の電圧Vkに到達後、第1のコンデンサ8が第1の充放電回路2により放電状態とされてゆき、その後、第1のコンデンサ8の電圧が比較器4により第2のコンデンサ9の電圧を下回ったと判定される直前までの間、制御回路5を構成するNOR論理回路24からの制御信号(図2において符号Gが付された点における信号)により、非導通状態とされる一方(図3(g)参照)、第1のコンデンサ8の電圧が第2のコンデンサ9の電圧を下回ったと判定されたときから第1のコンデンサ8への充電が再度開始されるまでの間、図2において点Gにおける制御回路5を構成するNOR論理回路24からの制御信号によって、導通状態とされるようになっている(図3(g)参照)。したがって、第2のnチャンネルFET19の導通状態により、第1のコンデンサ8は、強制的に短絡状態とされるため、次回の充電が開始され際の基準電圧が変動することがないようになっている。
このため、第1のコンデンサ8の電圧波形は、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が論理値LowからHighとなると同時に上昇し始め、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が論理理HighからLowとなると同時に下降し始め、第2のnチャンネルFET19が導通状態となったと同時に充電開始の基準電圧である略零電位となり、この電圧状態が、T型フリップフロップ15のQ出力信号の反転信号が再び論理値LowからHighとなるまで保持されることが繰り返されるようなものとなる(図3(c)参照)。
【0028】
これに対して、第1のnチャンネルFET18は、T型フリップフロップ15のQ出力信号の立ち下がりから第2の充放電回路3により第2のコンデンサ9への充電が開始され、所定の電圧Vkに到達後、第2のコンデンサ9が第2の充放電回路3により放電状態とされてゆき、その後、第2のコンデンサ9の電圧が比較器4により第1のコンデンサ8の電圧を上回ったと判定される直前までの間、制御回路5を構成するAND論理回路25からの制御信号(図2において符号Fが付された点における信号)によって、非導通状態とされる一方(図3(f)参照)、第2のコンデンサ9の電圧が第1のコンデンサ8の電圧を上回ったと判定されたときから第2のコンデンサ9への充電が再度開始されるまでの間、図2において点Fにおける制御回路5を構成するAND論理回路25からの制御信号によって、導通状態とされるようになっている(図3(f)参照)。したがって、第1のnチャンネルFET18の導通状態により、第2のコンデンサ9は、強制的に短絡状態とされるため、次回の充電が開始され際の基準電圧が変動することがないようになっている。
このため、第2のコンデンサ9の電圧波形は、T型フリップフロップ15のQ出力信号が論理値HighからLowとなると同時に上昇し始め、T型フリップフロップ15のQ出力信号が論理理LowからHighとなると同時に下降し始め、第1のnチャンネルFET18が導通状態となったと同時に充電開始の基準電圧である略零電位となり、この電圧状態が、T型フリップフロップ15のQ出力信号が再び論理値HighからLowとなるまで保持されることが繰り返されるようなものとなる(図3(d)参照)。
【0029】
ここで、第1のコンデンサ8が第2のnチャンネルFET19により短絡状態とされる点及び第2のコンデンサ9が第1のnチャンネルFET18により短絡状態とされる点は、これら第1及び第2のコンデンサ8,9の容量が同一であり、かつ、充放電電流が同一であるという条件の下では、入力信号のデューティ50%の点となる。
したがって、先のG点及びF点の信号を論理和出力するOR論理回路10の出力側(図2において符号Zが付された部位)には、図3(h)に示されたように、入力信号と同一周波数でデューティ50%の信号が得られることとなる。
【0030】
次に、第1のコンデンサ8の充放電電圧と第2のコンデンサ9の充放電電圧とがクロスする点(交差点)、すなわち、比較器4の出力信号が論理値LowからHighとなる点及び論理値HighからLowとなる点が、入力信号のデューティ50%となることについて図4を参照しつつより詳しく説明することとする。
まず、図4において、同図(a)は、T型フリップフロップ15に入力される信号であり、同図(b)は、T型フリップフロップ15のQ出力信号であり、同図(c)は実線により第1のコンデンサ8の電圧変化が、点線により第2のコンデンサ9の電圧変化が、それぞれ示されたものであり、これらは、先の図3(a),(b),(c),(d)に示されたものを拡大したものに相当する。
最初に、第1のコンデンサ8の容量をC1、第2のコンデンサ9の容量をC2とすれば、第1のコンデンサ8が充電される場合の電圧Vc1は、下記する式1により表される。
【0031】
Vc1=I1・tu/C1・・・(式1)
【0032】
ここで、I1は、充電電流、tuは、充電開始からの経過時間である。
同様にして、第2のコンデンサ9が充電される場合の電圧Vc2は、下記する式2によって表される。
【0033】
Vc2=I1・tu/C2・・・(式2)
【0034】
ここで、C1=C2=Cとすれば、充電開始からtu(秒)経過後の第1のコンデンサ8又は第2のコンデンサ9の充電電圧Vuは下記する式3のように表される。
【0035】
Vu=I1・tu/C・・・(式3)
【0036】
したがって、入力信号の1周期の時間をtfとすれば、この1周期の時間における充電電圧Vcは、下記する式4によって表される(図4(c)参照)。
【0037】
Vc=I1・tf/C・・・(式4)
【0038】
一方、放電の場合は、上述の式4で表された電位からの放電であり、放電電流をI2とすると、放電電圧Vdは、下記する式5によって表されることとなる(図4(c)参照)。
【0039】
Vd=(C・Vc−I2・td)/C=(I1・tf−I2・td)/C・・・(式5)
【0040】
ここで、tdは、放電開始からの経過時間である。
また、比較器4の出力の状態が反転するポイントは、充電により増大してゆく第1のコンデンサ8(又は第2のコンデンサ9)の電位Vuと、放電により低下してゆく第2のコンデンサ9(又は第1のコンデンサ8)の電位Vdとが等しくなったときである。
したがって、先の式3と式5とから次式を得ることができる。
【0041】
(I1・tf−I2・td)/C=I1・tu/C・・・(式6)
【0042】
ここで、第1のコンデンサ8(又は第2のコンデンサ9)の放電の開始点と、第2のコンデンサ9(又は第1のコンデンサ8)の充電の開始点とは、同一の点であるので(図4(c)の実線及び点線の波形図参照)、td=tu=tduと定義することができ、これを用いて式6をtduについて解くと下記する式7を得ることができる。
【0043】
tdu=tf・I1/(I1+I2)・・・(式7)
【0044】
ここで、充放電電流が、I1=I2=Iであれば、上記の式7は、tdu=tf/2となる。すなわち、これは、比較器4の出力の状態が反転するポイントが、入力信号の1周期の丁度半分の点であること、換言すれば、デューティ50%の信号が得られることを意味するものである。
【0045】
また、式7は、第1及び第2のコンデンサ8,9のそれぞれの充放電電流I1,I2の大きさを変えることにより、出力信号のデューティ比を変え得ることを意味している。
さらに、上述した本発明の実施の形態においては、仮に入力信号の周波数が変化したとしても、先の第1及び第2のコンデンサ8,9が当該入力信号の1周期期間内に第1及び第2のリセットスイッチ6,7によってリセットされ得る程度の変化であれば問題はなく、その周波数変化に対応して上述したような動作が確保されることとなる。
【0046】
またさらに、入力信号の周波数が変化する場合において、周波数が高い側へ変化する際には、比較器4の出力信号が反転した後に、入力信号が立ち上がるような変化が確保できるのであれば、その後も安定な動作が得られる。例えば、先の発明の実施の形態における説明のように、デューティ50%に設定されている場合において、一つ前の1周期に対して次の1周期がその半分になる程度の変化までは回路動作としては対応可能である。すなわち、周期内で常にコンデンサのリセットがなされるのであれば、回路が飽和しない限りに最終的な周波数に対して回路動作の追従が確保されることとなる。
【0047】
なお、上述した発明の実施の形態において用いたFETの種類、すなわち、nチャンネルかpチャンネルかは、あくまで一例であり、これに限定される必要はなく、バイアスや論理回路部分の論理等を適宜変えることにより、逆の組み合わせで回路構成することも可能である。
また、同様な特性を得るものであれば、上述した発明の実施の形態におけるMOS型FETに代わって他の半導体素子を用いて回路構成してもよいことは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、2つのコンデンサの電圧比較結果に応じて定まる、放電状態にあるコンデンサに対する強制的なリセットのタイミングによって出力パルス幅が設定されるような構成とすることにより、入力信号の繰り返し周期の変動に関わらず比較的簡易な構成によりデューティ比を一定に保つことのできる波形整形回路を提供することができる。
また、コンデンサへの充放電の電流の大きさを変えることにより、所望のディーティ比の変更を簡易に行うことができ、汎用性の高い波形整形回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1の回路構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態における第2の回路構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態における回路動作を説明するための主要部の動作タイミングを示す波形図であって、同図(a)はA点における波形図、同図(b)はB点における波形図、同図(c)はC点における波形図、同図(d)はd点における波形図、同図(e)はE点における波形図、同図(f)はF点における波形図、同図(g)はG点における波形図、同図(h)はZ点における波形図である。
【図4】図1及び図2に示された回路例において用いられる第1及び第2のコンデンサの充放電のタイミングを説明するための波形図であって、同図(a)はA点における波形図、同図(b)はB点における波形図、同図(c)は第1及び第2のコンデンサの充放電の状態を示す波形図である。
【図5】従来の第1の回路例を示す回路図である。
【図6】従来の第2の回路例を示す回路図である。
【図7】図6及び図7のイ及びロ点における波形を示す波形図であって、同図(a)はイ点における波形を、同図(b)はロ点における波形を、それぞれ示すものである。
【符号の説明】
1…分周器
2…第1の充放電回路
3…第2の充放電回路
4…比較器
5…制御回路
6…第1のリセットスイッチ
7…第2のリセットスイッチ
8…第1のコンデンサ
9…第2のコンデンサ
15…T型フリップフロップ
24…NOR論理回路
25…AND論理回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waveform shaping circuit that obtains an output signal obtained by performing predetermined processing on an input signal, and more particularly, to a waveform shaping circuit that can output a signal having a constant duty ratio regardless of the frequency change of the input signal. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of circuit for shaping the duty ratio of the input signal to a predetermined value, for example, a so-called one-shot multivibrator circuit as shown in FIG. That is, the circuit example shown in FIG. 5 uses a so-called one-
[0003]
A circuit using a PLL (Phase Locked Loop) as shown in FIG. 6 is also known and well known.
That is, the circuit example shown in FIG. 6 includes a phase comparator (indicated as “PD” in FIG. 6) 31, a
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the former case, the output pulse width is fixed depending on the size of the resistor R and the size of the capacitor C, and the repetition period of the output signal matches the input signal. If the repetition period of the input signal is different from a predetermined value, the output pulse width is fixed, so that the duty ratio is changed from a predetermined desired value. In this case, even if the resistor R is replaced with a variable resistor, it is necessary to adjust the variable resistor so that a predetermined duty ratio is obtained every time the repetition period of the input signal is changed from the initial value. A new problem arises.
Further, among the above-described conventional examples, the latter does not cause the problem as in the former, but has a disadvantage that the circuit scale becomes relatively large and the cost is increased.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a waveform shaping circuit capable of keeping the duty ratio constant regardless of fluctuations in the repetition period of an input signal.
Another object of the present invention is to provide a waveform shaping circuit capable of keeping the duty ratio constant regardless of fluctuations in the repetition period of an input signal with a relatively simple configuration.
Another object of the present invention is to provide a highly versatile waveform shaping circuit in which the duty ratio can be changed relatively easily.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A waveform shaping circuit according to the invention of claim 1 is provided.
A frequency dividing means for dividing the input signal by half;
Charging / discharging means having two capacitors, and alternately charging and discharging the two capacitors in synchronization with an output signal of the frequency dividing means;
A reset control means for detecting an intersection of the voltages of the two capacitors and alternately resetting the two capacitors;
Output signal generation means for generating an output signal based on the reset timing of the two capacitors by the reset control means.
[0007]
In such a configuration, the two capacitors are alternately charged / discharged by the charging / discharging means, while the reset control means forcibly resets the capacitor, and based on the reset timing, the output signal generating means Since an output signal is generated, an output signal having a constant duty ratio can be obtained regardless of the duty ratio of the input signal.
[0008]
In particular, the charging / discharging means comprises a first charging / discharging circuit and a second charging / discharging circuit configured to repeat charging and discharging of the capacitor every half cycle of the output signal of the frequency dividing means, At the same time as the first charging / discharging circuit starts charging the capacitor, the second charging / discharging circuit starts discharging the capacitor, and at the same time as the first charging / discharging circuit starts discharging the capacitor, the second charging / discharging circuit starts. The discharge circuit is preferably configured to start charging the capacitor,
The reset control means includes switch means for short-circuiting both ends of the two capacitors by an external control signal;
Detecting means for detecting an intersection of the voltages of the two capacitors;
It is preferable to comprise a control means for controlling the operation of the switch means based on the output signal of the detection means and the output signal of the frequency dividing means.
[0009]
In such a configuration, one of the two capacitors is alternately charged / discharged by the first charging / discharging circuit and the other of the two capacitors by the second charging / discharging circuit. The pulse width of the output signal is based on the reset timing of the capacitor, but this timing is determined according to the intersection of the voltages of the two capacitors by the detecting means. . Therefore, an output signal having a constant duty ratio can be obtained regardless of the duty ratio of the input signal.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 4.
The members and arrangements described below do not limit the present invention and can be variously modified within the scope of the gist of the present invention.
First, a first circuit configuration example will be described with reference to FIG.
This waveform shaping circuit includes a frequency divider 1 as frequency dividing means, two charge /
The frequency divider 1 is used to divide the input signal by half. The output signal having a repetition period twice as long as the repetition period of the input signal is the first and second charge / discharge circuits 2. , 3 and the
[0011]
The first and second charge /
[0012]
One end of the first capacitor 8 connected to the output terminal of the first charging / discharging circuit 2 is connected to the non-inverting input terminal of the comparator 4 and the second terminal connected to the output terminal of the second charging /
The operation of the first and
[0013]
The comparator 4 compares the voltage of the first capacitor 8 and the voltage of the
[0014]
The
[0015]
Next, the operation in the above configuration will be described with reference to FIG.
First, as a precondition, both the first and
Under such a premise, assuming that a repetitive signal as shown in FIG. 3A is input to the input side of the frequency divider 1 (the point marked with A in FIG. 1), the output of the frequency divider 1 On the side (point marked with B in FIG. 1), as shown in FIG. 3 (b), a signal having a double repetition period appears with respect to the input signal.
[0016]
The first charge / discharge circuit 2 charges the first capacitor 8 while the signal input from the frequency divider 1 is in a state corresponding to the logical value High, and the signal from the frequency divider 1 Is shifted from the logic value High to Low, the first capacitor 8 is discharged, whereas the second charge /
On the other hand, the operation of the first and second reset switches 6 and 7 is controlled by the
That is, the
Eventually, the voltage waveform of the first capacitor 8 begins to rise as soon as the output signal of the frequency divider 1 changes from the logic value Low to High, as shown in FIG. As soon as the signal changes from logic high to low, it starts to fall, and at the same time the
[0017]
On the other hand, the
For this reason, as shown in FIG. 3D, the voltage waveform of the
[0018]
Here, the point that the first capacitor 8 is short-circuited by the
Therefore, as shown in FIG. 3 (h), the output side of the
[0019]
Next, a second circuit configuration example will be described with reference to FIGS.
This second circuit configuration example is a more specific example of the circuit configuration example shown in FIG. The same components as those shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted. Hereinafter, different points will be mainly described.
First, in the second example, a T-type flip-
The first charging / discharging circuit 2 includes a first p-channel
The source of the first p-
[0020]
In the first charging / discharging circuit 2, when the inverted signal of the Q output signal of the T-type flip-
On the other hand, when the inverted signal of the Q output signal of the T-type flip-
[0021]
The second charging / discharging
That is, the gate of the second p-channel MOS type FET (hereinafter referred to as “second p-channel FET”) 17 and the fourth n-channel MOS type FET (hereinafter referred to as “fourth n-channel FET”) 21. Are connected to each other so that the Q output signal of the T-type flip-
The source of the second p-
[0022]
In the second charging / discharging
On the other hand, when the Q output signal of the T-type flip-
[0023]
The drain of the second n-channel
On the other hand, the drain of the first n-channel
[0024]
The
The other input stage of the NOR
The output terminal of the NOR
[0025]
Next, the operation in the above configuration will be described with reference to FIGS.
First, as a precondition, the first and
Under such a premise, if a repetitive signal as shown in FIG. 3A is input to the input side of the T-type flip-flop 15 (a point marked with A in FIG. 2), the T-type flip-
[0026]
In the first charging / discharging circuit 2, the first p-
On the other hand, in the second charge /
[0027]
On the other hand, the operations of the first and second n-
That is, the second n-
For this reason, the voltage waveform of the first capacitor 8 starts to rise at the same time that the inverted signal of the Q output signal of the T-type flip-
[0028]
On the other hand, in the first n-
For this reason, the voltage waveform of the
[0029]
Here, the first capacitor 8 is short-circuited by the second n-
Therefore, as shown in FIG. 3 (h), the output side of the
[0030]
Next, the point at which the charge / discharge voltage of the first capacitor 8 and the charge / discharge voltage of the
4A is a signal input to the T-type flip-
First, if the capacitance of the first capacitor 8 is C1, and the capacitance of the
[0031]
Vc1 = I 1 ・ Tu / C1 (Formula 1)
[0032]
Where I 1 Is a charging current, and tu is an elapsed time from the start of charging.
Similarly, the voltage Vc2 when the
[0033]
Vc2 = I 1 ・ Tu / C2 (Formula 2)
[0034]
Here, if C1 = C2 = C, the charging voltage Vu of the first capacitor 8 or the
[0035]
Vu = I 1 ・ Tu / C ... (Formula 3)
[0036]
Therefore, if the time of one cycle of the input signal is tf, the charging voltage Vc in this one cycle time is expressed by the following equation 4 (see FIG. 4C).
[0037]
Vc = I 1 Tf / C (Formula 4)
[0038]
On the other hand, in the case of discharge, the discharge is from the potential represented by Equation 4 above, and the discharge current is expressed as I 2 Then, the discharge voltage Vd is expressed by the following formula 5 (see FIG. 4C).
[0039]
Vd = (C · Vc−I 2 Td) / C = (I 1 ・ Tf-I 2 Td) / C (Formula 5)
[0040]
Here, td is the elapsed time from the start of discharge.
Further, the point at which the output state of the comparator 4 is inverted is that the potential Vu of the first capacitor 8 (or the second capacitor 9) increases by charging and the
Therefore, the following equation can be obtained from the
[0041]
(I 1 ・ Tf-I 2 Td) / C = I 1 ・ Tu / C ... (Formula 6)
[0042]
Here, the discharge start point of the first capacitor 8 (or the second capacitor 9) and the charge start point of the second capacitor 9 (or the first capacitor 8) are the same point. (Refer to the waveform diagram of the solid line and the dotted line in FIG. 4C), td = tu = t du Which can be used to define
[0043]
t du = Tf · I 1 / (I 1 + I 2 ) ... (Formula 7)
[0044]
Here, the charge / discharge current is I 1 = I 2 If = I, the
[0045]
Further,
Further, in the above-described embodiment of the present invention, even if the frequency of the input signal changes, the first and
[0046]
Furthermore, when the frequency of the input signal changes, when the frequency changes to the higher side, if the change that the input signal rises after the output signal of the comparator 4 is inverted can be secured, then Stable operation can be obtained. For example, in the case where the duty is set to 50% as described in the embodiment of the previous invention, the circuit is required until the next cycle becomes half that of the previous cycle. It can be handled as an operation. That is, if the capacitor is always reset within the period, the tracking of the circuit operation with respect to the final frequency is ensured unless the circuit is saturated.
[0047]
Note that the type of FET used in the embodiment of the invention described above, that is, n-channel or p-channel, is merely an example, and is not limited to this. By changing the circuit configuration, it is possible to configure the circuit in the reverse combination.
In addition, as long as similar characteristics are obtained, it is needless to say that the circuit configuration may be made using another semiconductor element instead of the MOS type FET in the embodiment of the invention described above.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the output pulse width is set by the forced reset timing for the capacitor in the discharged state, which is determined according to the voltage comparison result of the two capacitors. Thus, it is possible to provide a waveform shaping circuit that can keep the duty ratio constant with a relatively simple configuration regardless of fluctuations in the repetition period of the input signal.
Also, by changing the magnitude of the charge / discharge current to the capacitor, the desired duty ratio can be changed easily, and a highly versatile waveform shaping circuit can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a first circuit configuration example according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram showing a second circuit configuration example according to the embodiment of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are waveform diagrams showing operation timings of main parts for explaining circuit operations in the embodiment of the present invention, wherein FIG. 3A is a waveform diagram at point A, and FIG. (C) is a waveform diagram at point C, (d) is a waveform diagram at point d, (e) is a waveform diagram at point E, and (f) is a waveform at point F. A waveform diagram, (g) in the figure is a waveform diagram at point G, and (h) in FIG.
4 is a waveform diagram for explaining timings of charging and discharging the first and second capacitors used in the circuit examples shown in FIGS. 1 and 2, wherein FIG. FIG. 4B is a waveform diagram at the point B, and FIG. 4C is a waveform diagram showing the charge / discharge states of the first and second capacitors.
FIG. 5 is a circuit diagram showing a first conventional circuit example.
FIG. 6 is a circuit diagram showing a second conventional circuit example.
7A and 7B are waveform diagrams showing waveforms at points a and b in FIGS. 6 and 7, wherein FIG. 7A shows a waveform at point a, and FIG. 7B shows a waveform at point b. Is.
[Explanation of symbols]
1 ... frequency divider
2 ... First charge / discharge circuit
3 ... Second charge / discharge circuit
4 ... Comparator
5 ... Control circuit
6 ... First reset switch
7 ... Second reset switch
8: First capacitor
9 ... Second capacitor
15 ... T-type flip-flop
24 ... NOR logic circuit
25 ... AND logic circuit
Claims (4)
2つのコンデンサを有し、前記分周手段の出力信号に同期して前記2つのコンデンサの充放電を交互に行う充放電手段と、
前記2つのコンデンサの電圧の交差点を検出し、前記2つのコンデンサのリセットを交互に行うリセット制御手段と、
前記リセット制御手段による前記2つのコンデンサに対するリセットのタイミングに基づいて出力信号を生成する出力信号生成手段と、
を具備してなることを特徴とする波形整形回路。A frequency dividing means for dividing the input signal by half;
Charging / discharging means having two capacitors, and alternately charging and discharging the two capacitors in synchronization with an output signal of the frequency dividing means;
A reset control means for detecting an intersection of the voltages of the two capacitors and alternately resetting the two capacitors;
Output signal generating means for generating an output signal based on a reset timing for the two capacitors by the reset control means;
A waveform shaping circuit comprising:
前記2つのコンデンサの電圧の交差点を検出する検出手段と、
前記検出手段の出力信号と、分周手段の出力信号とに基づいて前記スイッチ手段の動作を制御する制御手段と、を具備してなることを特徴とする請求項1又は2記載の波形整形回路。The reset control means includes switch means for short-circuiting both ends of the two capacitors by a control signal from the outside,
Detecting means for detecting an intersection of the voltages of the two capacitors;
3. The waveform shaping circuit according to claim 1, further comprising a control unit that controls an operation of the switch unit based on an output signal of the detection unit and an output signal of the frequency division unit. .
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