JP3671216B2 - 迎角・横滑り角探知システム - Google Patents

迎角・横滑り角探知システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は迎角・横滑り角探知システムに関し、大迎角においても正確に迎角と横滑り角を算出し、測定することができるシステムである。
【0002】
【従来の技術】
従来の風洞試験や航空機の実機で空力特性の試験においては、航空機のノーズ部から前に突出させたピトーブームの先端に5孔の圧力孔を配置し、それらの孔の圧力差から迎角及び横滑り角を推定していた。図9は航空機の外観を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図である。図において、50は航空機、51は航空機のノーズ、53はノーズ先端のピトーブームである。αは機体の重心を中心とした上下方向の角度、即ち迎角であり、βは機体の左右方向の角度、即ち横滑り角である。これら迎角α、横滑り角βは飛行試験や風洞試験においては、前述のようにピトーブーム53先端に設けられた5孔の圧力孔の圧力から各孔の圧力差を求め、それら圧力差から推定している。
【0003】
図10はピトーブーム53を示す拡大図で、(a)はその外観図、(b)は(a)のC−C矢視図である。実際のピトーブームの径は17mm程度のものであり、その先端53aには、中心の圧力孔から均等に四角形状となるように5孔の圧力孔54が設けられ、各圧力孔54には圧力配管56が接続され、これら圧力配管56はピトーブーム53内を通り、航空機50の機体内に配置された圧力センサ55へ接続され、各圧力センサ55の信号は図示省略の測定部へ導かれ、測定部において各圧力孔54の圧力差を演算し、迎角α、横滑り角βを推定している。
【0004】
上記構成のピトーブームにおいて、5孔の圧力孔からの圧力値を利用して迎角α、横滑り角βを推定する場合、中心の圧力孔の圧力P2 の上下、左右の圧力差とα,βとの関係を次に示す多項式(1),(2)で近似する。この多項式は予め行う校正試験で得られる圧力差と迎角(α)と横滑り角(β)との関係より係数を求めておき、α,βを算出するときは、その多項式を繰り返し計算法で逆算してα,βを算出する。
【0005】
(P1 −P3 )/P2 =A0 +A1 α+A2 α2 +A3 α3 +…………(1)
ここで、A0 ,A1 ,A2 ,A3 ,・・・は予め設定しておく係数である。
【0006】
(P4 −P5 )/P2 =B0 +B1 β+B2 β2 +B3 β3 +…………(2)
ここで、B0 ,B1 ,B2 ,B3 ,・・・は予め設定しておく係数である。
【0007】
従来の迎角、横滑り角の測定は上記のように5孔の圧力変化により測定しているので、その測定範囲は、図7(b)に示す圧力穴P1とP3のなす角度の狭い範囲(A)の迎角範囲に限られており、それ以上の迎角は誤差が大きくて正確な迎角、横滑り角を測定することは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように航空機の風洞試験や実機での試験における迎角と横滑り角の測定は、(1)式と(2)式により繰り返し計算法(Newton-Rapson 法等)により逆算して求めているが、収束条件によっては解が得られない場合がある。また、繰り返し計算法は計算時間が長く、リアルタイム処理には不向きであり、従来の計算法による迎角と横滑り角の推定を迅速かつ正確に行う何らかの改良や対策が望まれていた。
【0009】
また、前述のように従来のピトーブームによる迎角、横滑り角の推定はピトーブーム先端に5孔の圧力孔を均等に配置し、それらの圧力差により推定しているが、ピトーブームは17mm程度の細管であり、各圧力孔からは圧力配管を接続して圧力を取り出すので圧力配管に接続する圧力センサは機体側に搭載していた。そのために、圧力配管は長くなって圧力応答遅れがあり、迎角、横滑り角の応答遅れが生じ、精度が悪く、また、特に大迎角の時には圧力差の変動幅が小さくなり、推定精度が悪かった。
【0010】
また、前述のように従来の航空機の迎角、横滑り角の測定は5孔の圧力孔の圧力変化により測定しているので、圧力変化が正しく測定できる範囲に限られており、5孔の圧力値による測定(以下、5孔ヨーメータによる測定と呼ぶ)で誤差なく計測可能な狭い範囲の迎角範囲においてのみ可能であり、広い迎角範囲では測定ができなかった。
【0012】
そこで本発明では、ピトーブーム先端の圧力孔を増加し、8孔の圧力孔の配置とし、これら圧力孔の圧力差を組み合わせることにより大迎角においても高精度に迎角、横滑り角をリアルタイムで測定し、推定できる迎角・横滑り角探知システムを提供することを課題としている。
【0013】
更に、本発明では、ピトーブーム先端の圧力孔を8孔に増加し、8孔を上側の5孔と下側の5孔の組に分けて、それぞれの組において5孔の圧力値から迎角、横滑り角を測定し、2組の出力のうち迎角に応じて上側の5孔で測定する場合と下側の5孔で測定する場合を切り換えて測定可能とし、切り換え使用により従来よりも適用可能迎角範囲を拡大することができる迎角・横滑り角探知システムを提供することを課題としてなされたものである。
【0014】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述の課題を解決するために、次の手段を提供する。
【0017】
(1)航空機ノーズ先端から前方へ突出し先端部に複数の圧力孔を有するピトーブームと、同ピトーブーム内で前記複数の圧力孔に接続する複数本の圧力配管と、前記ピトーブーム内に埋設され前記圧力配管にそれぞれ接続する複数の圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の下側又は上側のいずれかに配置したことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
【0018】
(2)航空機ノーズ先端から前方へ突出し先端部に複数の圧力孔を有するピトーブームと、同ピトーブーム内で前記複数の圧力孔に接続する複数本の圧力配管と、前記ピトーブーム内に埋設され前記圧力配管にそれぞれ接続する複数の圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の左側又は右側のいずれかに配置したことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
【0019】
(3)航空機のピトーブーム先端に複数の孔を設け、これら孔間の圧力差を測定し迎角及び横滑り角を検知するシステムであって、前記複数の孔は、ピトーブーム先端の中心、同中心の上下、左右の上側5孔と、同上側5孔の最下端の孔の下及び左右へそれぞれ配置した3孔とで8孔からなり、前記上側5孔と同上側5孔の最下端の孔を中心とした上下、左右の下側5孔との圧力信号を取込み迎角及び横滑り角を算出し出力する演算装置とを備えた構成とし、前記演算装置は、前記上側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(上))、横滑り角(β(上))を算出する上側角度計算部と、前記下側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(下))、横滑り角(β(下))を算出する下側角度計算部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値を取込み、これらを含む計算式により迎角(α)、横滑り角(β)を算出する上側下側出力切り換え算出部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値及び前記迎角(α)、横滑り角(β)の値を取込み所定の下限値α1及び上限値α2と比較し、α<α1であれば前記上側角度計算部からのα(上),β(上)を、α>α2であれば前記下側角度計算部からのα(下),β(下)を、これら条件以外では前記上側下側出力切り換え算出部からのα,βを、迎角及び横滑り角として出力する出力判定部とを備えたことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
【0021】
本発明の(1)においては、ピトーブーム先端には中心部の5孔と中心の下側又は上側へ更に3孔が追加され8孔の圧力孔を有している。追加された3孔の圧力孔は中心部の圧力孔配置のうち、中心と下側又は上側の圧力孔を共用することにより中心部の5孔と同様に5孔の配置を形成できる。従って8孔の圧力孔で中心部正面の5孔の圧力孔配置と、下側又は上側の5孔の圧力孔の配置の組み合わせに分けることができる。このような圧力孔の配置において、迎角が小さい場合には、ピトーブーム正面の中心部の5孔の圧力孔配置により圧力を検出し、その検出信号を圧力配管より圧力センサへ導いて各圧力孔からの圧力を測定し、各圧力孔間の圧力差から、それらの大小に応じて迎角及び横滑り角を推定する。迎角が大きい場合になると、下側の5孔の圧力孔配置からの圧力を測定して圧力センサからの圧力値を取込み、上記と同様に各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定するようにする。従って、大きな迎角となっても、下側に配置した5孔の圧力孔配置が迎角に応じて圧力差の応答を高感度で求めることができ高精度の推定を可能とするものである。
【0022】
本発明の(2)では、8孔の圧力孔から正面中心部の5孔の圧力孔配置と左、又は右側に5孔の圧力孔配置を形成し、これを組み合わせた配置とすることができる。従って、上記(1)の発明と同じく、横滑り角の小さい時には、正面中心部の5孔の圧力孔配置からの各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定し、横滑り角が大きくなると、左又は右側の5孔の圧力孔配置での各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定する。これにより、上記(1)の発明と同じく、高精度で迎角と横滑り角を推定することができる。
【0023】
本発明の(3)においては、8孔を上側5孔と下側5孔の配置に分けて、それぞれ演算装置に圧力値を取込み、演算装置では、これら上側、下側5孔においてそれぞれ迎角、横滑り角を算出する。即ち、上側5孔からの圧力値により、上側角度計算部において従来と同じ手法により迎角、横滑り角を求め、下側5孔からの圧力値により、同様に迎角、横滑り角を求める。また、上側下側出力切り換え算出部では、これら上側、下側角度計算部で求めた迎角、横滑り角を含んだ計算式により迎角、横滑り角を計算する。一方、出力判定部では、これら上側角度計算部、下側角度計算部、上側下側出力切り換え算出部からの各計算値を入力し、所定の下限値α1、上限値α2と比較し、上側角度計算部からの値がα1より小さい場合には、この値を出力し、下側角度計算部からの値がα2よりも大きい場合には、この値を出力し、これら条件以外では上側下側出力切り換え算出部からの値を出力する。
【0024】
上記構成の本発明の(3)によれば、迎角が小さい場合には、上側5孔からの計算値により迎角、横滑り角が検知され、迎角が大きくなると下側5孔からの計算値により迎角、横滑り角が切り換えて検知されるので、従来の上側5孔のみの構成よりも計測適用可能な迎角範囲が拡大され、これに伴う横滑り角も検知することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの構成図である。図において、ピトーブーム53先端には従来例で説明したように圧力孔54が5孔設けられている。圧力孔54は5孔からなり四角形状となるように均等に配置されており、それぞれ圧力P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 を測定し、それら圧力値を圧力センサ1a,1b,1c,1d,1eへ送る。
【0026】
圧力センサ1a〜1eの圧力信号は、A/D変換器2へ送られ、ここでディジタル信号へ変換され、コンピュータ3へ入力される。コンピュータ3では後述するように(3)式〜(8)式で定められる演算を行い、迎角αと横滑り角βを算出し、出力装置5へ出力する。また、4は記憶装置であり、予め定められた校正係数やコンピュータ3での演算に必要なデータが記憶され、また、必要に応じてコンピュータ3で演算した結果や、演算途中のデータ等を記憶させる。6は入力装置であり、演算に必要なデータの入力、出力指令等を行う。
【0027】
上記構成のシステムにおいて、コンピュータ3で実施される演算について次に説明する。まず、迎角α及び横滑り角βとピトーブーム53の5孔の圧力孔54における圧力差との関係は次の(3)式で表される。
【0028】
【数1】
Figure 0003671216
ここで、行列A(圧力差行列)は次の(4)式より求められ、(4)式中のΔCPα,ΔCPβは(5)式のように圧力孔54の中心の圧力孔の圧力値P2 の上下、左右の圧力差より求められる。
【0029】
【数2】
Figure 0003671216
迎角係数行列における校正係数kα1〜kα15、横滑り角係数行列における校正係数kβ1〜kβ15は、校正試験で得られるα’,β’と校正試験で得られる圧力差に関するピトーブーム圧力孔の物理量に上記(3)式を適用すると次の(6)式となる。なお、(6)式は迎角α’に関する式であるが、β’も同様に求められる。
【0030】
【数3】
Figure 0003671216
上記(6)式より、最小2乗法により校正係数を次の(7)式,(8)式のように求めることができる。
【0031】
【数4】
Figure 0003671216
コンピュータ3では、上記のように、ピトーブーム53の各圧力孔54から取り込んだ圧力値より(5)式により、ΔCPα,ΔCPβを求め、この値より(4)式から行列A(圧力差行列)を求め、校正試験で得られるα’,β’とピトーブームの物理量から(6)〜(8)式により予め求めておいた校正係数kα1〜kα15,kβ1〜kβ15を用いて、換言すれば迎角係数行列及び横滑り角係数行列を用いて(3)式にて迎角α、横滑り角βを算出するものである。
【0032】
以上説明の本発明の第1の実施の形態における迎角・横滑り角探知システムによれば、ピトーブーム53先端の5孔の圧力孔54の圧力値を圧力センサ1a〜1eを介してコンピュータ3へ取込み、コンピュータ3において中心の圧力孔の上下、左右の圧力差より行列Aを算出し、予め校正試験で得られた係数行列を乗算することにより、迎角と横滑り角を簡単に算出して推定し、出力装置5に出力することができる。
【0033】
このようなシステムによりコンピュータ3では従来のような繰り返し演算が不要となり、また、収束しないで解が得られない等の不具合もなくなり、迎角と横滑り角を迅速、かつ正確にリアルタイムで処理することができる。
【0034】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムのピトーブーム先端の圧力孔配置図であり、(a)は圧力孔を中心の5孔と、下側の5孔を組み合わせた例、(b)は中心の5孔と上側の5孔を組み合わせた例である。(a)における下側の5孔は中心の5孔と等ピッチで配置され、(b)における上側の5孔は中心の5孔と等ピッチで配置されていることが好ましい。
【0035】
図において、(a)の例ではピトーブーム53の先端53aには中心に四角形状に圧力孔10を5孔配置して圧力P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 をそれぞれ測定できるような配置(PA)を設ける。その中心部の5孔の配置の下側には、それぞれP2 ,P3 ,P3',P4',P5'の圧力を測定する5孔の配置(PB)を設ける。これら圧力孔のうち、中心の圧力P2 、その下側の圧力P3 は上側の5孔と下側の5孔とに共通に用いられる圧力孔であり、結果として圧力孔は8孔となっている。
【0036】
(b)の例では、中心に四角形状に5孔を配置し、圧力P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 をそれぞれ測定できる配置(PA)を設ける。その中心部の5孔の配置(PA)の上側には、それぞれP1',P1 ,P2 ,P4',P5'圧力を測定する5孔の配置(PC)を設ける。これら圧力孔のうち、中心の圧力P2 、その上側の圧力P1 は配置(PA)と配置(PC)とで共通に用いられる圧力孔であり、結果としてこの例でも圧力孔は8孔となる。
【0037】
図3はピトーブーム先端部53aの断面図であり、(a)は図2(a)におけるA−A断面図、(b)はB−B断面図である。図示のように、各圧力孔10には圧力配管11が接続され、圧力センサ12,13に接続されている。圧力センサ12,13は圧力配管11をできるだけ短くするために小型非定常圧力センサを用い、8本の圧力センサをすべてピトーブーム53の先端部へ埋め込む構成としている。また、ピトーブーム先端は、従来は角錐形状であったが、半球形状とし圧力センサ12,13を埋め込みやすくすると共に、気流の影響を小さくしている。また、圧力センサ12,13の応答遅れを8個とも合わせるために、圧力配管11は8本とも同じ容積としている。
【0038】
上記のような8孔の圧力孔を有するピトーブームにおいて、後述するように、迎角が大きくない場合には、ピトーブーム正面の配置(PA)の5孔の圧力差から、迎角が大きくなると下側の配置(PB)又は上側の配置(PC)の5孔の圧力差から、迎角及び横滑り角を推定する。
【0039】
図4は本発明の第2の実施の形態に係るシステムの全体の系統図である。図において、ピトーブーム53の先端53aには5孔からなる圧力孔の配置(PA),(PB)が設けられ、配置(PA)では、圧力P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 がそれぞれ圧力センサ12b,13c,12c,12a,12dで測定され、A/D変換器14でディジタル信号に変換されてコンピュータ16へ入力される。
【0040】
また、同様に配置(PB)では、圧力P2 ,P3 ,P3',P4',P5'がそれぞれ圧力センサ13c,12c,13b,13d,13aで測定され、A/D変換器15でディジタル信号に変換されてコンピュータ16へ入力される。コンピュータ16では、迎角が大きいか、小さいかを入力する各信号の大きさより判断して、迎角が小さい場合には、配置(PA)の5孔の圧力孔の信号から、各信号の差を演算し、それぞれ迎角と横滑り角を推定する。
【0041】
また、迎角が大きい場合には、配置(PB)の5孔の圧力孔の信号から、各信号の差を求め、同様に演算を行い、それぞれ迎角と横滑り角を推定する。17は出力装置であり、コンピュータ16の演算結果を出力するもの、18は入力装置であり、演算に必要なデータの入力を行い、19は記憶装置であり、演算結果を記憶したり、必要なデータを予め設定し記憶させておく。
【0042】
上記に説明の第2の実施の形態の迎角・横滑り角探知システムによれば、大迎角の時でも大迎角の時の圧力変化を効果的に検出できる5孔の圧力孔の配置(PB)又は(PC)を中心の5孔の圧力孔の配置(PA)と組み合わせて配置したので、大迎角と、その時の横滑り角が精度良く測定でき、良好な応答性が得られるものである。
【0043】
図5は本発明の第3の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムのピトーブーム先端53aの圧力孔の配置図であり、(a)は中心部の5孔の圧力孔10の配置に加え、右側に5孔の圧力孔10の配置を、(b)は左側に5孔の圧力孔10の配置を、それぞれ配設したものであり、その他の構成は図2〜図4に示す第2の実施の形態と同じ構成である。
【0044】
即ち、(a)は、中心部の5孔の圧力孔10の配置(PA)の右側に5孔の圧力孔の配置(PD)を配設(前記中心部の5孔と等ピッチ)した例であり、(b)は、その逆の左側に5孔の圧力孔の配置(PE)を配設(前記中心部の5孔と等ピッチ)した例である。従って、(a)の例では、配置(PA)の中心の圧力孔と右側の圧力孔は配置(PD)の圧力孔と共用し、また、(b)の例では、中心の配置(PA)の中心の圧力孔と左側の圧力孔は配置(PE)と共用し、結果として8孔の圧力孔からなっている。
【0045】
上記構成の圧力孔の配置を有する第3の実施の形態においても第2の実施の形態と同様の作用、効果が得られ、特に第3の実施の形態においては大横滑り角の場合に有効であり高精度で応答の良い測定が可能となるものである。
【0046】
図6は本発明の第4の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの全体構成図である。図において、40は8孔ヨーメータであり、後述するようにピトーブーム先端に設けられた8孔の圧力孔からなり、8孔の圧力値が検出される。41はA/D変換器であり、各8孔の圧力信号をディジタル値に変換し、演算装置、即ちコンピュータ42へ入力する。コンピュータ42では後述するように、これら8孔からの圧力データに基づいて演算を行い、迎角の大小に応じて算出値を切り換え、正確な迎角と横滑り角の計測値を出力する。43は出力装置であり、コンピュータ42で算出された結果を表示したり、プリントし出力するものである。
【0047】
図7は上記に説明の8孔ヨーメータのピトーブーム先端を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はその作用の説明図である。図(a),(b)において、ピトーブーム20の先端には、P1〜P8の8孔が設けられている。これら8孔は中心のP2、上下のP1,P3、左右のP5,P7の5孔からなる上側5孔30と、P3を中心に、上下のP2,P4、左右のP6,P8の5孔からなる下側5孔31とに区分されて、後述するように圧力値が測定されてコンピュータ42へ入力される。
【0048】
図7(b)に示すように、本第4の実施の形態での測定可能な迎角の範囲は、上側5孔30により(A)の範囲の測定が可能であり、また、下側5孔31では(B)の範囲の測定が可能である。従って、全体としての計測可能範囲は従来の(A)のみの場合に比べて下側5孔による(B)の範囲が含まれ、迎角の測定範囲が拡大される。
【0049】
図7(c)は迎角(α)とその出力の関係を示し、図中左側が上側5孔30により計算された迎角α(上)、横滑り角β(上)の出力であり、図中右側が下側5孔31により計算された迎角α(下)、横滑り角β(下)の出力である。α1,α2は切り換え迎角の範囲を示し、上側5孔30による計算値と、下側5孔31による計算値とで、それぞれ後述するように迎角α、横滑り角βを求め、αの値がα1よりも小さければ(図中α1よりも左側)、上側5孔30による計算値を正確な測定値とし、αの値がα2よりも大きければ(図中α2よりも右側)、下側5孔31の計算値を正確な測定値とするものである。
【0050】
図8は上記に説明した8孔ヨーメータを用いた迎角・横滑り角探知システムの機能ブロック図であり、コンピュータ42で実施され、その実施結果として迎角αと横滑り角βが正確な測定値として出力されるものである。
【0051】
図において、8孔ヨーメータ40からの信号は、上側5孔30のP1,P5,P7,P2,P3が上側5孔α,β計算部40−1へ入力される。また、下側5孔31のP3,P2,P4,P6,P8が下側5孔α,β計算部40−2へ入力される。
【0052】
上側5孔α,β計算部40−1と下側5孔α,β計算部40−2とでは、それぞれ従来と同様の計算方法による各5孔間の圧力値の変化によりα,βの計算を行う。ここでα(上),β(上)は上側5孔30によって従来と同じように計算によって求めた迎角と横滑り角であり、α(下),β(下)は下側5孔31によって従来と同じように計算によって求めた迎角と横滑り角である。
【0053】
上記計算されたα(上),β(上),α(下),β(下)のデータは上側下側出力切り換え算出部40−3へ入力され、ここで次に示す(9)式の演算が行われ、K1,K2が求められ、(10)式によりα,βが演算され、その結果は出力判定部4へ入力される。
【0054】
【数5】
Figure 0003671216
また、上側5孔α,β計算部40−1と下側5孔α,β計算部40−2の出力α(上),β(上),α(下),β(下)のデータは更に出力判定部40−4へも直接入力される。出力判定部40−4では、入力されたα(上),β(上),α(下),β(下)及び上側下側出力切り換え算出部40−3の出力α,βを調べ、α(上)が切り換え迎角範囲のα1よりも小さいと、その出力α(上)を検知結果として出力し、また、α(下)がα2よりも大きいと、その出力α(下)を検知結果として出力し、上記の条件以外では上側下側出力切り換え算出部40−3のα,β出力を検知結果として出力する。
【0055】
以上説明の第4の実施の形態によれば、8孔ヨーメータ40からの圧力信号を使用することにより、上側5孔30により算出したα(上),β(上)と、下側5孔31により算出したα(下),β(下)とをオーバラップする迎角範囲において、上側下側出力切り換え算出部40−3で演算することにより上側5孔30のα(上),β(上)か、下側5孔31のα(下),β(下)かをスムーズに切り換えることにより、広範囲の迎角範囲において迎角α、横滑り角βを算出することができる。
【0056】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
【0057】
【発明の効果】
本発明の迎角・横滑り角探知システムは、(1)航空機ノーズ先端から前方へ突出し先端部に複数の圧力孔を有するピトーブームと、同ピトーブーム内で前記複数の圧力孔に接続する複数本の圧力配管と、前記ピトーブーム内に埋設され前記圧力配管にそれぞれ接続する複数の圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の下側又は上側のいずれかに配置したことを特徴としている。
【0060】
上記構成により、迎角が小さい場合には、ピトーブーム正面の中心部の5孔の圧力孔配置により圧力を検出し、圧力配管より圧力センサへ導いて各圧力孔からの圧力を測定し、各圧力孔間の圧力差から、それらの大小に応じて迎角及び横滑り角を推定する。迎角が大きい場合になると、下側の5孔の圧力孔配置からの圧力を測定して圧力センサからの圧力値を取込み、上記と同様に各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定する。従って、大きな迎角となっても、下側に配置した5孔の圧力孔配置が迎角に応じて圧力差の応答を高感度で求めることができ高精度の推定を可能とするものである。
【0061】
本発明の(2)は、上記と同様に複数の圧力孔を有するピトーブームと、圧力配管と、圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の左側又は右側のいずれかに配置したことを特徴としている。
【0062】
上記構成においても、上記(1)の発明と同じく、横滑り角の小さい時には、正面中心部の5孔の圧力孔配置からの各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定し、横滑り角が大きくなると、左又は右側の5孔の圧力孔配置での各孔の圧力差から迎角と横滑り角を推定する。これにより、上記(1)の発明と同じく、高精度で迎角と横滑り角を推定することができる。
【0063】
本発明の(3)は、航空機のピトーブーム先端に複数の孔を設け、これら孔間の圧力差を測定し迎角及び横滑り角を検知するシステムであって、前記複数の孔は、ピトーブーム先端の中心、同中心の上下、左右の上側5孔と、同上側5孔の最下端の孔の下及び左右へそれぞれ等ピッチで配置した3孔とで8孔からなり、前記上側5孔と同上側5孔の最下端の孔を中心とした上下、左右の下側5孔との圧力信号を取込み迎角及び横滑り角を算出し出力する演算装置とを備えた構成とし、前記演算装置は、前記上側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(上))、横滑り角(β(上))を算出する上側角度計算部と、前記下側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(下))、横滑り角(β(下))を算出する下側角度計算部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値を取込み、これらを含む計算式により迎角(α)、横滑り角(β)を算出する上側下側出力切り換え算出部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値及び前記迎角(α)、横滑り角(β)の値を取込み所定の下限値α1及び上限値α2と比較し、α<α1であれば前記上側角度計算部からのα(上),β(上)を、α>α2であれば前記下側角度計算部からのα(下),β(下)を、これら条件以外では前記上側下側出力切り換え算出部からのα,βを、迎角及び横滑り角として出力する出力判定部とを備えたことを特徴としている。
【0064】
上記構成により、迎角が小さい場合には、上側5孔からの計算値により迎角、横滑り角が検知され、迎角が大きくなると下側5孔からの計算値により迎角、横滑り角が切り換えて検知されるので、従来の上側5孔のみの構成よりも計測適用可能な迎角範囲が拡大され、これに伴う横滑り角も検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの圧力孔の配置図であり、(a)は5孔の圧力孔を中心及びその下側に、(b)は中心及びその上側へ、それぞれ配置した図である。
【図3】図2における断面図であり、(a)は図2(a)のA−A断面図、(b)はB−B断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムを用いた全体システムの系統図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの配置図であり、(a)は5孔の圧力孔を中心及び右側へ、(b)は左側へそれぞれ配置した図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る迎角・横滑り角探知システムの全体構成図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る探知システムのピトーブーム先端を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は8孔による迎角の検知の原理説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る探知システムの詳細な機能ブロック図である。
【図9】航空機の一般的な図で、(a)は上面図で横滑り角を、(b)は側面図で迎角を、それぞれ示す図である。
【図10】航空機のピトーブームを示し、(a)は一般的な構成図、(b)は(a)におけるC−C矢視図である。
【符号の説明】
1a〜1e,12,13,55 圧力センサ
2,14,15,41 A/D変換器
3,16,42 コンピュータ
4,19 記憶装置
5,17,43 出力装置
6,18 入力装置
10,54 圧力孔
11,56 圧力配管
20,53 ピトーブーム
30 上側5孔
31 下側5孔
40 8孔ヨーメータ
40−1 上側5孔α,β計算部
40−2 下側5孔α,β計算部
40−3 上側下側出力切り換え算出部
40−4 出力判定部
50 航空機
51 航空機ノーズ
53a ピトーブーム先端

Claims (3)

  1. 航空機ノーズ先端から前方へ突出し先端部に複数の圧力孔を有するピトーブームと、同ピトーブーム内で前記複数の圧力孔に接続する複数本の圧力配管と、前記ピトーブーム内に埋設され前記圧力配管にそれぞれ接続する複数の圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の下側又は上側のいずれかに配置したことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
  2. 航空機ノーズ先端から前方へ突出し先端部に複数の圧力孔を有するピトーブームと、同ピトーブーム内で前記複数の圧力孔に接続する複数本の圧力配管と、前記ピトーブーム内に埋設され前記圧力配管にそれぞれ接続する複数の圧力センサとを備え、前記圧力孔は前記ピトーブームの中心、左右、上下の5孔に加え、更に3孔を前記5孔の配置の左側又は右側のいずれかに配置したことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
  3. 航空機のピトーブーム先端に複数の孔を設け、これら孔間の圧力差を測定し迎角及び横滑り角を検知するシステムであって、前記複数の孔は、ピトーブーム先端の中心、同中心の上下、左右の上側5孔と、同上側5孔の最下端の孔の下及び左右へそれぞれ配置した3孔とで8孔からなり、前記上側5孔と同上側5孔の最下端の孔を中心とした上下、左右の下側5孔の圧力信号を取込み迎角及び横滑り角を算出し出力する演算装置とを備えた構成とし、前記演算装置は、前記上側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(上))、横滑り角(β(上))を算出する上側角度計算部と、前記下側5孔の圧力信号を取込み迎角(α(下))、横滑り角(β(下))を算出する下側角度計算部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値を取込み、これらを含む計算式により迎角(α)、横滑り角(β)を算出する上側下側出力切り換え算出部と、前記迎角(α(上)),(α(下))、横滑り角(β(上)),(β(下))の値及び前記迎角(α)、横滑り角(β)の値を取込み所定の下限値α1及び上限値α2と比較し、α<α1であれば前記上側角度計算部からのα(上),β(上)を、α>α2であれば前記下側角度計算部からのα(下),β(下)を、これら条件以外では前記上側下側出力切り換え算出部からのα,βを、迎角及び横滑り角として出力する出力判定部とを備えたことを特徴とする迎角・横滑り角探知システム。
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