JP3671021B2 - ごみ処理プラント用機器診断システム及びごみ処理プラント管理方法 - Google Patents

ごみ処理プラント用機器診断システム及びごみ処理プラント管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ごみ処理プラント用機器診断システムに関する。本発明は、特に、ごみ処理プラントに含まれる機器の部品の管理及びメンテナンスを最適化するためのごみ処理プラント用機器診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ごみを焼却して処理するごみ処理プラントに含まれる機器は、適切に管理され、適切な時期に適切なメンテナンスがなされる必要がある。機器のメンテナンスは、ごみ処理プラントのごみ処理能力を維持するためのみならず、ごみ処理プラントの周囲の環境を保護するためにも重要である。
【0003】
ごみ処理プラントのユーザ、例えば、自治体は、ごみ処理プラントのメンテナンスを行うメンテナンス事業者に対して、機器のメンテナンス計画の作成を求めることがある。作成されたメンテナンス計画に沿って、ごみ処理プラントに含まれる機器のメンテナンスが行われる。
【0004】
このようなメンテナンス計画は、本来、経済性を考慮して作成されなくてはならない。しかし、ごみ処理プラントのユーザが、トラブルを回避する傾向が強い場合には、メンテナンス事業者は、予備保全的に過剰なメンテナンス内容を有するメンテナンス計画を作成する傾向がある。過剰なメンテナンス内容を有するメンテナンス計画の作成は、メンテナンス費用を増大させ、ごみ処理プラントのユーザの財政を圧迫する。
【0005】
ごみ処理プラントの機能維持と、ごみ処理プラントの運用の経済性とが両立されたメンテナンス計画の作成を可能にする技術の提供が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ごみ処理プラントの機能維持と、ごみ処理プラントの運用の経済性とが両立されたメンテナンス計画の作成を可能にする技術を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ごみ処理プラントに含まれる機器、及び/又は、ごみ処理プラントで働く人員の管理を容易化する技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】
本発明によるごみ処理プラント用機器診断システムは、
(a)ごみ処理プラント(1)に含まれる機器を構成する部品iが時刻tにおいて損傷している確率を示す損傷確率関数P(t)を算出するステップと、
(b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額(R(t))を算出するステップと、
(c)前記損傷確率関数P(t)と、前記リスク金額(R(t))との積をリスクコスト(C RISK(t))として算出するステップ
とを実行する計算機(1)を含む。
【0010】
前記(a)ステップは、
(d)前記部品について、未定の係数を含む劣化関数式(gi,j(t))を提供するステップと、
(e)前記部品の点検によって得られた前記部品の損傷量から前記係数を決定して、将来における前記部品の予測損傷量を予測する劣化関数(gi,j’(t))を決定するステップと、
(f)前記劣化関数(gi,j’(t))に基づいて、前記損傷確率関数P(t)を算出するステップ
とを含むことが好ましい。
【0011】
前記(a)ステップは、
(g)前記部品iの損傷モードjのそれぞれについて、未定の係数を含む劣化関数式(gi,j(t))を提供するステップと、
(h)前記劣化関数式(gi,j(t))のそれぞれについて、前記部品の点検によって得られた前記部品の損傷量から前記係数を決定し、前記損傷モードのそれぞれについて、前記部品の予測損傷量を予測する劣化関数(gi,j’(t))を決定するステップと、
(i)前記劣化関数(gi,j’(t))に基づいて、時刻tにおいて前記部品iが前記損傷モードjで損傷している確率を示す損傷モード損傷確率関数Pi,j(t)を算出するステップと、
前記損傷モード損傷確率関数Pi,j(t)から前記損傷確率関数P(t)を算出するステップ
とを含むことが好ましい。
【0012】
前記損傷確率関数P(t)は、下記式:
【数2】
Figure 0003671021
によって定められることが好ましい。
【0013】
前記(c)ステップは、
(j)前記リスクコスト(C RISK(t))に基づいて、前記部品iのメンテナンスの時期(t MNT)を定めるステップ
を含むことが好ましい。
【0014】
前記時期は、下記式:
(t MNT)・R(t MNT)≧C MNT
MNT:前記時期
(t):時刻tにおける前記リスク金額
MNT:前記メンテナンスの費用
を満足するように定められることが好ましい。
【0015】
前記計算機(1)は、更に、
(k)前記部品のメンテナンスにかかるコスト(C MNT)と、前記リスクコスト(C RISK(t))とを視覚的に出力するステップ
を実行することが好ましい。
【0016】
前記計算機(1)は、更に、
(l)前記部品に対して行われるメンテナンスの作業内容と前記メンテナンスのコストを示す保全アクション情報を外部から受け取るステップと、
(m)前記作業内容が行われた場合に、前記部品が損傷する確率を示すメンテナンス後損傷確率関数(P’(t))を算出するステップと、
(n)前記メンテナンス後損傷確率関数(P’(t))と、前記リスク金額(R(t))との積をメンテナンス後リスクコスト(C RISK’(t))として算出するステップと、
(o)前記コストと前記メンテナンス後リスクコスト(C RISK’(t))の和を総合コストとして視覚的に出力するステップ
を実行することが好ましい。
【0017】
前記部品は、前記ごみ処理プラント(1)に含まれる焼却炉(13)の内壁の耐火物、前記ごみ処理プラント(1)に含まれるストーカ(22)を構成する部品、前記ごみ処理プラント(1)に含まれる蒸気タービン(20)を構成する部品、前記耐火物に埋め込まれたボイラー(23)、前記ごみ処理プラント(1)に含まれる節炭器(16)を構成する部品、前記ごみ処理プラント(1)に含まれるバグフィルター(17)を構成する部品、前記ごみ処理プラント(1)に含まれる脱硝反応塔(18)を構成する部品、及び前記ごみ処理プラント(1)に含まれる煙突(19)を構成する部品からなる群から選ばれていることが好ましい。
【0018】
本発明によるごみ処理プラント管理方法は、
(a)ごみ処理プラント(1)に含まれる機器を構成する部品iが時刻tにおいて損傷している確率を示す損傷確率関数P(t)を算出するステップと、
(b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額(R(t))を算出するステップと、
(c)前記損傷確率関数P(t)と、前記リスク金額(R(t))との積をリスクコスト(C RISK(t))として算出するステップ
とを含む。
【0019】
本発明によるごみ処理プラント管理用プログラムは、
(a)ごみ処理プラント(1)に含まれる機器を構成する部品iが時刻tにおいて損傷している確率を示す損傷確率関数P(t)を算出するステップと、
(b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額(R(t))を算出するステップと、
(c)前記損傷確率関数P(t)と、前記リスク金額(R(t))との積をリスクコスト(C RISK(t))として算出するステップ
とを計算機(2)に実行させる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明によるごみ処理プラント用機器診断システムの実施の一形態を説明する。
【0021】
本発明によるごみ処理プラント用機器診断システムの実施の一形態では、図1に示されているように、ごみ処理プラント1がサーバ2とともに設けられている。ごみ処理プラント1は、搬入されたごみを焼却処理するとともに、ごみの焼却により発生した熱により蒸気タービンをまわして発電する。
【0022】
図2は、典型的なごみ処理プラント1のブロック図である。ごみ処理プラント1は、ごみピット11、シュート12、焼却炉13、ボイラー23、煙道15、節炭器16、バグフィルター17、脱硝反応塔18、煙突19、及び蒸気タービン20を含む。ごみピット11は、ごみを集積する。シュート12は、ごみピット11に集積されたごみを焼却炉13に投入する。焼却炉13の内壁は、耐火煉瓦や、耐火プラスチックのような耐火物で被覆され、焼却炉13は、投入されたごみをその内部で焼却する。
【0023】
焼却炉13は、ごみ供給部13a、主燃焼下部13b、主燃焼上部13c、後燃焼部13dを含む。ごみ供給部13aは、シュート12からごみを受け入れる。ごみ供給部13aには、ごみを主燃焼下部13bに押し込むフィーダ21が設けられている。主燃焼下部13bでは、フィーダ21により押し込まれたごみが燃焼する。ごみが燃焼して発生した高温の燃焼ガスは、主燃焼上部13cに送られ、ごみが燃焼して発生する固形物は、ストーカ22により後燃焼部13dに送られる。後燃焼部13dに送られた固形物は、完全に燃焼された後、灰として灰排出口13eから排出される。
【0024】
主燃焼上部13cの内壁の耐火物には、ボイラー23が埋め込まれている。ボイラー23には節炭器16を介して、給水供給系(図示されない)から給水24が供給される。ボイラー23を介して、主燃焼上部13cの内壁の耐火物と給水24との間で熱交換が行われる。この熱交換により耐火物が冷却されるとともに、給水24が蒸気25にされる。蒸気25は、蒸気タービン20に供給され、蒸気タービン20は、蒸気25から回転駆動力を取り出して、発電機(図示されない)を駆動する。
【0025】
主燃焼上部13cは、ボイラー23に接続されている。ボイラー23は、熱交換により主燃焼上部13cから送られる高温の燃焼ガスを冷却し、煙道15に送る。煙道15には、節炭器16が設けられる。節炭器16は、煙道15に送られた燃焼ガスを熱源として、既述の給水供給系(図示されない)から送られる給水24を沸騰しない程度に加熱する。節炭器16を通過した後、燃焼ガスは、バグフィルター17によって粉塵が除去され、脱硝反応塔18によって窒素酸化物が除去された後、煙突19から排出される。
【0026】
ごみ処理プラント1において、予備炉として、シュート12、焼却炉13、及びボイラー23は、それぞれ複数設けられることがある。
【0027】
図1を参照して、サーバ2は、上述の構成を有するごみ処理プラント1を運用するためのデータを管理する。ごみ処理プラント1の運用のために必要なデータは、サーバ2によって一元的に管理され、データの管理が容易化されている。
【0028】
更に、サーバ2は、ごみ処理プラント1のメンテナンス計画を、RBM(Risk-Based Maintenance)に従って作成する。RBMとは、プラントに含まれる機器のメンテナンス計画を最適化するための手法の一つである。RBMを行う場合、機器の損傷確率と、リスク金額とが算出される。リスク金額とは、機器の損傷によって発生する損害の額である。サーバ2は、損傷確率とリスク金額との積であるリスクコストがメンテナンスにかかるコストを上回る時期にメンテナンスが行われるように、メンテナンス計画を作成する。損傷確率は、時間の経過と共に増加するため、リスクコストも、時間の経過と共に増加する。
【0029】
更にサーバ2は、ごみ処理プラント1の運転診断を行う。より詳細には、サーバ2は、将来におけるごみ処理プラント1のごみ焼却可能量及び稼動率の推移、及び、ごみ処理プラント1の余寿命を推定する。ごみ処理プラント1の余寿命の推定は、ごみ処理プラント1の経済性を考慮して行われる。推定されたごみ焼却可能量及び稼動率の推移は、上述のRBMによるメンテナンス計画の作成にも使用される。
【0030】
これらの機能を実行するために、サーバ2は、インターフェース3、キーボードやマウス等の入力装置4、HDD(Hard Disk Drive)のような記憶装置5、演算装置6、及び、CRT(Cathode Ray tube)やプリンタ等の出力装置7を含んで構成されている。インターフェース3は、ごみ処理プラント1に設けられた端末(図示されない)とサーバ2との間の通信機能を提供する。入力装置4は、ごみ処理プラント用機器診断システムのオペレータからの入力を受け取る。
【0031】
記憶装置5は、ごみ処理プラント1を管理するためのデータが蓄積された共有データベース5aを記憶する。ごみ処理プラント1を管理するためのデータの入力は、インターフェース3及び入力装置4を介して行われる。記憶装置5は、更に、演算装置6によって実行されるプログラムを記憶する。
【0032】
演算装置6は、共有データベース5aを使用して、ごみ処理プラント1を管理するためのデータの処理を行う。このデータの処理は、記憶装置5に記憶されたプログラムに従って行われる。出力装置7は、演算装置6による制御の下、ごみ処理プラント1に関する情報を出力する。
【0033】
図3は、記憶装置5に記憶されている共有データベース5aの内容を示す。共有データベース5aには、(a)運転情報、(b)ごみ収集記録及び灰搬出記録、(c)資源使用量情報、(d)ごみカロリー情報及び環境計測情報、(e)日常点検記録、(f)定期点検記録、(g)勤怠記録、及び人事計画情報、(h)施設情報、(i)機器情報、及び劣化関数式情報、(j)トラブル事例情報、及び整備サイクル情報、並びに(k)現地状況情報が記録されている。
【0034】
(a)の運転情報は、ごみ処理プラント1の運転状態を示す。運転情報は、ごみ処理プラント1の中央制御室(図示されない)から、サーバ2に送信される。
【0035】
(b)のごみ収集記録は、ごみ処理プラント1に搬入されるごみの搬入量を示し、灰搬出記録は、ごみの焼却により発生した灰がごみ処理プラント1から搬出された搬出量を示す。
【0036】
(c)の資源使用量情報は、薬品、水、電力のような資源の使用量を示す。
【0037】
(d)のごみカロリー情報は、ごみ処理プラント1に搬入されるごみの単位重量あたりのカロリーを示す。環境計測情報は、ごみ処理プラント1の周辺における化学物質濃度のような、ごみ処理プラント1の周辺の環境の状況を示す。
【0038】
(e)の日常点検記録は、毎日行われる日常点検の記録であり、日常点検において撮影された画像を含むことがある。
【0039】
(f)の定期点検記録は、定期的に所定の日時に行われる定期点検の記録である。
【0040】
(g)の勤怠記録は、ごみ処理プラント1で働く労働者の勤怠に関する記録であり、人事計画情報とは、ごみ処理プラント1で働く労働者の人事計画を示す情報である。
【0041】
(h)の施設情報は、ごみ処理プラント1の仕様を示す。施設情報は、典型的には、ごみ処理プラント1のごみ焼却量、焼却するごみの質、公害防止規定に例示される遵守すべき運転条件、並びに、施設を構成する機器の種類及び数を、その内容とする。
【0042】
(i)の機器情報は、ごみ処理プラント1に含まれる機器の仕様を示す。また、
劣化関数式は、機器に含まれる部品の損傷の進行度合いを示す。劣化関数式は、後述のように機器に含まれる部品の損傷確率の算出に使用される。
【0043】
(j)のトラブル事例情報は、ごみ処理プラント1で起こったトラブルの事例を示す。整備サイクル情報は、ごみ処理プラント1に含まれる機器のメンテナンスの周期を示す。
【0044】
(k)の現地状況情報は、ごみ処理プラント1に含まれる機器の損傷状態の撮影写真、ごみ処理プラント1の運用に必要な資材の在庫状況等、ごみ処理プラント1の現地の状況を示す。
【0045】
これらのデータから、演算装置6は、下記の文書及び情報:
(1)運転日報、運転月報、日常点検報告書、定期点検報告書、環境計測記録、勤怠等のような、ごみ処理プラント1の運転に必要な各種の帳票;
(2)将来のごみ搬入量、及びごみカロリーの予測値;
(3)ごみ処理プラント1に対してなされるべき運用の内容を示す運転診断データ;
(4)将来におけるごみ処理プラント1のごみ焼却可能量と、ごみ処理プラント1の稼動率との予測値、及び、ごみ処理プラント1の経済性を考慮して定められたごみ処理プラント1の余寿命;
(5)ごみ処理プラント1の運用コスト;
(6)ごみ処理プラント1の運転を支援するためにごみ処理プラント1に提供される現地支援情報;
(7)ごみ処理プラント1に含まれる機器の損傷確率関数、及びその機器が損傷したときのリスク金額;及び
(8)ごみ処理プラント1に含まれる機器のメンテナンス計画
を生成し、これらを共有データベース5aに保存するとともに出力装置7から出力する。
【0046】
(2)のごみ搬入量、及びごみカロリーの予測値、(3)の運転診断データ、(4)のごみ焼却可能量と稼動率との予測値、及び余寿命、並びに現地支援情報は、オペレータにより適宜修正されて共有データベース5aにフィードバックされる。
【0047】
(7)の損傷確率関数とリスク金額とは、(8)のメンテナンス計画を、RBMに基づいて作成するために使用される。
【0048】
図4は、RBMに基づいた、ごみ焼却プラント1の管理方法を示すフローチャートである。
【0049】
ステップS01:
演算装置6は、ごみ焼却プラント1に含まれる機器を構成する部品について、損傷確率関数を算出する。部品iの損傷確率関数は、以後、P(t)と記載される。損傷確率関数P(t)は、時刻tにおいて、部品iが損傷によって交換又は補修すべき状態になっている確率を示す関数であり、時刻tの増大とともに単調に増大する。t=∞では、P(t)=1である。
【0050】
ある部品iの損傷確率関数P(t)の算出は、下記の過程により行われる。まず、演算装置6は、部品の損傷モード毎に、損傷確率関数を決定する。部品は、様々な損傷モードで損傷する。例えば、焼却炉の内壁を構成する耐火物は、その一部が欠けて落ちる脱落、炉内側に湾曲して膨らむ膨出、割れ、欠け等、様々な損傷モードで損傷する。このような損傷モードのそれぞれについて、損傷確率関数が決定される。部品iに関する損傷モードMの損傷確率関数は、損傷確率関数Pi,j(t)と記述される。
【0051】
図5は、損傷確率関数Pi,j(t)の決定方法を示している。図5では、部品の損傷モードの一例として、炉内側に湾曲して膨らむ膨出が取り上げられている。図5の膨出量とは、焼却炉の内壁を構成する耐火物の膨出の量をいう。
【0052】
損傷確率関数Pi,j(t)の決定のために、部品の損傷モード毎に劣化関数式が予め定められ、共通データベース5aに保存されている。劣化関数式とは、時刻tにおける部品の損傷量の予測値を計算するための関数の式であり、部品iの損傷モードMi,jの劣化関数式は、以下、gi,j(t)と記載される。この劣化関数式gi,j(t)は、未定の係数を含む。即ち、共通データベース5aに保存されている劣化関数式gi,j(t)は汎関数であり、劣化関数式gi,j(t)のみでは、部品の損傷量は算出できない。
【0053】
演算装置6は、点検において測定された部品の損傷量から、劣化関数式gi,j(t)の係数を最小2乗法のような最尤法によって決定する。係数が定められた劣化関数式gi,j(t)は、時刻tにおける部品の損傷量を示す。係数が定められた劣化関数式gi,j(t)は、以後、劣化関数gi,j’(t)と記載される。
【0054】
更に演算装置6は、係数が決定された劣化関数gi,j’(t)を用いて、損傷モードMの損傷量が、補修基準値xRPに到達する予想時刻tRPと、損傷モードMの損傷量が、部品iが破壊すると予測される崩壊予測値xBDに到達する予想時刻tBDとを算出する。即ち、演算装置6は、下記式:
RP=gi,j’(tRP),
BD=gi,j’(tBD), …式(1)
を用いて時刻tRPと時刻tBDとを算出する。
【0055】
演算装置6は、損傷モードMの損傷により部品iが交換又は補修すべき状態になっている補修必要時刻Ti,jが正規分布に従うとして、補修必要時刻Tの確率密度関数f(Ti,j)を算出する。このとき、正規分布の平均値μは、tRP、標準偏差σは、(tBD−tRP)/3とされる。即ち、確率密度関数f(Ti,j)は、下記式:
【数3】
Figure 0003671021
により決定される。
【0056】
演算装置6は、部品iの損傷モードMの損傷確率関数Pi,j(t)を
【数4】
Figure 0003671021
により算出する。
【0057】
更に、演算装置6は、部品iの損傷確率関数P(t)を、損傷モードMの損傷確率関数Pi,j(t)のうちの最大値であるとして算出する。即ち、部品iの損傷確率関数P(t)は、
【数5】
Figure 0003671021
【0058】
ステップS02:
演算装置6は、部品iのそれぞれについて、時刻tにおけるリスク金額R(t)を算出する。リスク金額R(t)は、
【0059】
簡便に部品iのリスク金額R(t)を算出するためには、リスク金額Rは、下記式:
(t)={T STOP−TPIT(t)}・{SIN(t)−BPRE}・U,…式(5)
により算出されることが好ましい。ここで、T STOPは、部品iにトラブルが生じて焼却炉13の運転が停止されたときに、部品iを補修して焼却炉13の運転を再開するまでに要する時間(日)、TPIT(t)は、時刻tにおいて、ごみピット11が、ごみで一杯になるまでの猶予日数(日)、SIN(t)は、時刻tにおいて、1日あたり、ごみ処理プラント1に搬入されるごみの量(t/日)、BPREは、ごみ処理プラント1の焼却可能な残りの炉のごみの焼却量(t/日)、Uは、ごみの単位量あたりの処理費用(円/t)である。BPREは、ごみ処理プラント1に、シュート12、焼却炉13、及びボイラー23がそれぞれ一つずつしか設けられていていない場合、又は、それらが使用不能である場合には、0である。TPIT(t)及びSIN(t)は、共有データベース5aに記憶されているデータに基づいて予測された、将来におけるごみ処理プラント1のごみ焼却可能量、ごみ処理プラント1の稼動率と、ごみ搬入量、及びごみカロリーの予測値に基づいて算出される。
【0060】
ステップS03:
演算装置6は、損傷確率関数P(t)、及びリスク金額R(t)に基づいて、部品iのメンテナンス計画を作成する。より詳細には、演算装置6は、部品iのメンテナンス時期t MNTをメンテナンス時期t MNTは、
(t MNT)・R(t MNT)≧C MNT…式(6)
となるように定める。ここで、C MNTは、部品iのメンテナンスに必要な費用である。
【0061】
式(6)は、損傷確率関数P(t)とリスク金額R(t)との積で定義されるリスクコストC RISK(t)がC MNT以上になったときに部品iのメンテナンスを行うことを意味している。このようにしてメンテナンス時期t MNTを決定することにより、より経済的にメンテナンス時期t MNTを決定することができる。
【0062】
より経済的なメンテナンス時期t MNTの決定のためには、メンテナンス時期t MNTは、リスクコストC RISK(t)が時刻tの経過とともに増加して、C MNTに等しくなるように時刻になるように選ばれることが好ましい。
【0063】
このとき、メンテナンス時期t MNTの決定は、オペレータの意思に委ねられることも可能である。この場合、演算装置6は、オペレータの意思決定を助けるために、メンテナンス費用C MNTが重ねて描かれたリスクコストC RISK(t)のグラフを出力装置7によって視覚的に出力する。
【0064】
ステップS04:
オペレータにより、ごみ処理プラント1に含まれる機器を構成する部品に対して行われるメンテナンスの内容を示す保全アクション情報が入力される。サーバ2は、入力装置4によって保全アクション情報を受け取り、受け取った保全アクション情報を共有データベース5aに保存する。保全アクション情報の内容は、メンテナンスにかかる費用と、メンテナンスの作業内容とを含む。
【0065】
更にサーバ2の演算装置6は、保全アクション情報に示された作業内容のメンテナンスが行われたときの部品の損傷確率関数を計算する。保全アクション情報に示された作業内容のメンテナンスが行われたときの部品iの損傷確率関数は、メンテナンス後損傷確率関数と呼ばれ、P’(t)と記載される。ステップS01と同様に、メンテナンス後損傷確率関数P’(t)の計算には、共有データベース5aに記憶されている劣化関数式が使用される。
【0066】
ステップS05:
演算装置6は、メンテナンス後損傷確率関数P’(t)とリスク金額R(t)との積であるメンテナンス後リスクコストC RISK’(t)を算出する。更に演算装置6は、メンテナンス後リスクコストC RISK’(t)と保全アクション情報に示されたメンテナンスにかかるコストとの和である総合コストを算出して、出力装置7によって視覚的に出力する。
【0067】
図6は、出力装置7によって出力される総合コストのグラフの一例を示す。このように、総合コストが視覚的に出力されることにより、オペレータは、総コストを参照して、メンテナンスの内容を決定することができる。
【0068】
ごみ処理プラント1に含まれる機器を構成する全ての部品について、上述されたRBMによるメンテナンス計画の決定が行われることは理想であるが、それは演算装置6が取り扱うデータ量を過度に増大し、現実的でない。そこで、ごみ処理プラント1に含まれる機器を構成する部品のうち、トラブルが発生しやすく、且つ、そのトラブルによる影響が大きいものが、RBMの対象とされる。より効率的にメンテナンス計画を決定するためには、焼却炉13の内壁の耐火物、ストーカ22を構成する部品、蒸気タービン20を構成する部品、ボイラー23、節炭器16を構成する部品、バグフィルター17を構成する部品、脱硝反応塔18を構成する部品、及び煙突19を構成する部品からなる群から選ばれた選択部品について、RBMに基づくメンテナンス計画の決定を行うことが好ましい。
【0069】
【発明の効果】
本発明により、ごみ処理プラントの機能維持と、ごみ処理プラントの運用の経済性とが両立されたメンテナンス計画の作成を可能にする技術が提供される。
【0070】
また、本発明により、ごみ処理プラントに含まれる機器、及び/又は、ごみ処理プラントで働く人員の管理を容易化する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるごみ焼却プラント用機器診断システムの実施の一形態を示す。
【図2】図2は、典型的なごみ焼却プラント1の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、共有データベース5aを示す。
【図4】図4は、RBMに基づいた、ごみ焼却プラント1の管理方法を示すフローチャートである。
【図5】図5は、損傷確率関数Pi,j(t)の決定方法を示す。
【図6】図6は、総合コストのグラフの一例を示す。
【符号の説明】
1:ごみ処理プラント
2:サーバ
3:インターフェース
4:入力装置
5:記憶装置
5a:共有データベース
6:演算装置
7:出力装置
11:ごみピット
12:シュート
13:焼却炉
15:煙道
16:節炭器
17:バグフィルター
18:脱硝反応塔
19:煙突
20:蒸気タービン
21:フィーダ
22:ストーカ
23:ボイラー
24:給水
25:蒸気

Claims (10)

  1. ごみ処理プラントに含まれる機器を構成する部品iについて、未定の係数を含む劣化関数式を記憶する記憶装置と、
    演算装置
    とを備え、
    前記演算装置は、
    (a)前記部品iが時刻tにおいて損傷している確率を示す損傷確率関数P(t)を算出するステップと、
    (b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額を算出するステップと、
    (c)前記損傷確率関数P(t)と、前記リスク金額との積をリスクコストとして算出するステップ
    とを実行し、
    前記(a)ステップでは、
    (e)前記部品iの点検によって得られた前記部品iの損傷量から前記係数を決定して、将来における前記部品iの予測損傷量を予測する劣化関数を決定するステップと、
    (f)前記劣化関数に基づいて、前記損傷確率関数P (t)を算出するステップ
    とが行われる
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  2. ごみ処理プラントに含まれる機器を構成する部品iの損傷モードjのそれぞれについて、未定の係数を含む劣化関数式を記憶する記憶装置と、
    演算装置
    とを備え、
    前記演算装置は、
    (a)前記部品iが時刻tにおいて損傷している確率を示す損傷確率関数P (t)を算出するステップと、
    (b)前記部品iが損傷したときに発生する損害額であるリスク金額を算出するステップと、
    (c)前記損傷確率関数P (t)と、前記リスク金額との積をリスクコストとして算出するステップ
    とを実行し、
    前記(a)ステップは、
    (h)前記劣化関数式のそれぞれについて、前記部品の点検によって得られた前記部品の損傷量から前記係数を決定し、前記損傷モードのそれぞれについて、前記部品の予測損傷量を予測する劣化関数を決定するステップと、
    (i)前記劣化関数に基づいて、時刻tにおいて前記部品iが前記損傷モードjで損傷している確率を示す損傷モード損傷確率関数Pi,j(t)を算出するステップと、
    (j)前記損傷モード損傷確率関数Pi,j(t)から前記損傷確率関数P(t)を算出するステップ
    とが行われる
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  3. 請求項に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記損傷確率関数P(t)は、下記式:
    Figure 0003671021
    によって定められる
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記(c)ステップは、
    (j)前記リスクコストに基づいて、前記部品iのメンテナンスの時期を定めるステップ
    を含む
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  5. 請求項に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記時期は、下記式:
    (t MNT)・R(t MNT)≧C MNT
    MNT:前記時期
    (t):時刻tにおける前記リスク金額
    MNT:前記メンテナンスの費用
    を満足するように定められる
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記演算装置は、更に、
    (k)前記部品のメンテナンスにかかるコストと、前記リスクコストとを視覚的に出力するステップ
    を実行する
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  7. 請求項1又は請求項2に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記演算装置は、更に、
    (l)前記部品に対して行われるメンテナンスの作業内容と前記メンテナンスのコストを示す保全アクション情報を外部から受け取るステップと、
    (m)前記作業内容が行われた場合に、前記部品が損傷する確率を示すメンテナンス後損傷確率関数を算出するステップと、
    (n)前記メンテナンス後損傷確率関数と、前記リスク金額との積をメンテナンス後リスクコストとして算出するステップと、
    (o)前記コストと前記メンテナンス後リスクコストの和を総合コストとして視覚的に出力するステップ
    を実行する
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  8. 請求項1又は請求項2に記載のごみ処理プラント用機器診断システムにおいて、
    前記部品は、前記ごみ処理プラントに含まれる焼却炉の内壁の耐火物、前記ごみ処理プラントに含まれるストーカを構成する部品、前記ごみ処理プラントに含まれる蒸気タービンを構成する部品、前記耐火物に埋め込まれたボイラーチューブ、前記ごみ処理プラントに含まれる節炭器を構成する部品、前記ごみ処理プラントに含まれるバグフィルターを構成する部品、前記ごみ処理プラントに含まれる脱硝反応塔を構成する部品、及び前記ごみ処理プラントに含まれる煙突を構成する部品からなる群から選ばれた
    ごみ処理プラント用機器診断システム。
  9. (a)ごみ処理プラントに含まれる機器を構成する部品が損傷する確率を示す損傷確率関数を算出するステップと、
    (b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額を算出するステップと、
    (c)前記損傷確率関数と、前記リスク金額との積をリスクコストとして算出するステップ
    とを含
    前記(a)ステップは、
    (d)前記部品について、未定の係数を含む劣化関数式を提供するステップと、
    (e)前記部品の点検によって得られた前記部品の損傷量から前記係数を決定して、将来における前記部品の予測損傷量を予測する劣化関数を決定するステップと、
    (f)前記劣化関数に基づいて、前記損傷確率関数を算出するステップ
    とを含む
    ごみ処理プラント管理方法。
  10. (a)ごみ処理プラントに含まれる機器を構成する部品が損傷する確率を示す損傷確率関数を算出するステップと、
    (b)前記部品が損傷したときに発生する損害額であるリスク金額を算出する
    ステップと、
    (c)前記損傷確率関数と、前記リスク金額との積をリスクコストとして算出
    するステップ
    を計算機に実行させ、
    前記(a)ステップは、
    (d)前記部品について、未定の係数を含む劣化関数式を提供するステップと、
    (e)前記部品の点検によって得られた前記部品の損傷量から前記係数を決定して、将来における前記部品の予測損傷量を予測する劣化関数を決定するステップと、
    (f)前記劣化関数に基づいて、前記損傷確率関数を算出するステップ
    とを含む
    ごみ処理プラント管理用プログラム。
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