JP3670032B2 - Cleaning liquid generator - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、各種物品または空気及び空気浄化フィルタ等の洗浄に使用する洗浄液を生成する洗浄液生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば食器、器具または食材等を洗う場合、或いは食器洗浄機等の洗浄装置に洗浄液を供給する場合には水道水が用いられるのが一般的である。また、特開平1−159015号公報には、洗浄装置の例として空気を洗浄する分離装置が開示され、この分離装置では本体ケース内の底部に収容した洗浄液に本体ケース内に吸入した空気を接触させることにより、空気中に含まれる油,塵埃等の混入物を除去するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、食器等を洗う場合、油汚れは洗剤を使用しないと落ちないし、洗剤を使用しても落ちにくい汚れには洗浄に多大な時間と労力を要するという問題点があった。また、食器洗浄機等の洗浄装置では水の噴射のみで汚れを落とすようになっているため、使用する洗浄液の量が多くなり、経済性の面で不利であった。一方、前記分離装置の場合は本体ケース内に一定量の洗浄液を溜めておくため、これを定期的に交換して内部を清掃する必要がある。しかしながら、このような交換作業及び清掃作業は極めて面倒であり、特に清掃作業においては内部に付着した油汚れを落とすのに極めて苦労するという問題点があった。
【0004】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗浄効果の高い洗浄液を容易に生成することのできる洗浄液生成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、一対の電極間に原水を流通させて電気分解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ生成する電解水生成手段と、電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外部に供給する洗浄液流出経路と、洗浄液流出経路のアルカリイオン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給されるアルカリイオン水のpH値を検出するpH値検出手段と、pH値検出手段の検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量を制御する添加量制御手段とを備え、添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成している。
【0006】
また、請求項2では、請求項1記載の洗浄液生成装置において、電解水生成手段の他方の電極側から生成された酸性水を中性に改質して電解水生成手段の原水流入側に供給する電解水改質手段を備えている。
【0007】
また、請求項3では、一対の電極間に原水を流通させて電気分解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水または酸性水を、他方の電極側に酸性水またはアルカリイオン水を生成する電解水生成手段と、電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水または酸性水を洗浄液として外部に供給する洗浄液流出経路と、電解水生成手段の各電極の極性を切換える切換手段と、洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、切換手段によってアルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モード、切換手段によって酸性の洗浄液を生成する酸性水モード、電解水生成手段の電解電圧の印加を解除することにより中性の洗浄液を生成する中性水モードの何れかを任意に切換可能なモード切換手段とを備え、添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成している。
【0008】
また、請求項4では、一対の電極間に原水を流通させて電気分解することにより、一方の電極側にアルカリイオン水を、他方の電極側に酸性水をそれぞれ生成する電解水生成手段と、電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外部に供給する第1の洗浄液流出経路と、電解水生成手段の他方の電極側から生成された酸性水を洗浄液として外部に供給する第2の洗浄液流出経路と、各洗浄液流出経路を切換える切換手段と、洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、切換手段によってアルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モード、切換手段によって酸性の洗浄液を生成する酸性水モード、電解水生成手段の電解電圧の印加を解除することにより中性の洗浄液を生成する中性水モードの何れかを任意に切換可能なモード切換手段とを備え、添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成している。
【0009】
また、請求項5では、請求項3または4記載の洗浄液生成装置において、前記電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のpH値を検出するpH値検出手段と、pH値検出手段の検出値に基づいて電解水生成手段の電解電圧または電流を制御するpH値制御手段とを備えている。
【0010】
また、請求項6では、請求項3または4記載の洗浄液生成装置において、前記電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のpH値を検出するpH値検出手段と、pH値検出手段の検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量を制御する添加量制御手段とを備えている。
【0011】
【作用】
請求項1の洗浄液生成装置によれば、電解水生成手段の一方の電極側にはアルカリイオン水が、他方の電極側には酸性水がそれぞれ生成され、一方の電極側から生成されたアルカリイオン水が添加剤混合手段により界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加されて洗浄液となり、洗浄液流出経路を介して外部に供給される。即ち、界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗浄力が促進されることから、洗浄効果の高い洗浄液が容易に生成されるとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の繁殖が防止される。また、電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給されるアルカリイオン水のpH値が検出され、この検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量が制御されることから、洗浄液の洗浄力が常に適正に保たれる。
【0012】
また、請求項2の洗浄液生成装置によれば、請求項1の作用に加え、電解水生成手段から生成された酸性水が電解水改質手段によって中性水となった後、電解水生成手段の入口側に供給されることから、酸性水が無駄にならずに原水として再利用される。
【0013】
また、請求項3の洗浄液生成装置によれば、切換手段により電解水生成手段の一方の電極を陰極、他方の電極を陽極にすると、一方の電極側にはアルカリイオン水が、他方の電極側には酸性水がそれぞれ生成され、一方の電極側から生成されたアルカリイオン水が添加剤混合手段により界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加されて洗浄液となり、洗浄液流出経路を介して外部に供給される。即ち、界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗浄力が促進されることから、洗浄効果の高い洗浄液が容易に生成されるとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の繁殖が防止される。また、切換手段により電解水生成手段の一方の電極を陽極、他方の電極を陰極にすると、一方の電極側には酸性水が、他方の電極側にはアルカリイオン水がそれぞれ生成され、一方の電極側から生成された酸性水が洗浄液として洗浄液流出経路を介して外部に供給される。この場合、酸性水は添加剤を混合せずとも殺菌効果を有する。また、アルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モードと、酸性の洗浄液を生成する酸性水モードと、中性の洗浄液を生成する中性水モードとが切換えられることから、必要に応じた洗浄液が任意に選択される。
【0014】
また、請求項4の洗浄液生成装置によれば、電解水生成手段の一方の電極側にはアルカリイオン水が、他方の電極側には酸性水がそれぞれ生成され、切換手段により洗浄液の流出経路を第1の洗浄液流出経路にすることにより、一方の電極側から生成されたアルカリイオン水が添加剤混合手段により界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加されて洗浄液となり、第1の洗浄液流出経路を介して外部に供給される。即ち、界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗浄力が促進されることから、洗浄効果の高い洗浄液が容易に生成されるとともに、消臭殺菌剤により悪臭の発生及び雑菌の繁殖が防止される。また、切換手段により洗浄液の流出経路を第2の洗浄液流出経路にすることにより、他方の電極側から生成された酸性水が洗浄液として第2の洗浄液流出経路を介して外部に供給される。この場合、酸性水は添加剤を混合せずとも殺菌効果を有する。また、アルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モードと、酸性の洗浄液を生成する酸性水モードと、中性の洗浄液を生成する中性水モードとが切換えられることから、必要に応じた洗浄液が任意に選択される。
【0015】
また、請求項5の洗浄液生成装置によれば、請求項3または4の作用に加え、電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のpH値が検出され、この検出値に基づいて電解水生成手段の電解電圧または電流が制御されることから、洗浄液の洗浄力が常に適正に保たれる。
【0016】
また、請求項6の洗浄液生成装置によれば、請求項3または4の作用に加え、電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給される電解水のpH値が検出され、この検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量が制御されることから、洗浄液の洗浄力が常に適正に保たれる。
【0017】
【実施例】
図1乃至図9は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明の洗浄液生成装置を備えた分離装置の断面図、図2は分離装置の一側面除外の外観斜視図、図3は多孔素子の分解斜視図、図4は電解水生成器の断面図、図5は界面活性剤添加器及び消臭剤添加器の断面図、図6及び図7は作用説明図である。
【0018】
まず、分離装置の構成について説明する。即ち、同図に示す分離装置1は、本体ケース2と、一対の分離板3と、各分離板3を支持するブラケット4とから構成され、本体ケース2内の底部には洗浄液Lが収容されている。
【0019】
本体ケース2は金属材或いはプラスチック材等により略箱型に形成され、対向する二つの側面に横長矩形状の吸気口2aを有し、上面には横長矩形状の排気口2bが設けられている。また、本体ケース2の底面にはバルブ2cを介装した排水管2dが接続されており、バルブ2cを開放して汚れた洗浄液Lを適宜排出できるようになっている。
【0020】
各分離板3は、横長矩形状の多孔素子3aと、多孔素子3aの両面上部を覆う横長矩形状の通気板3b,3cと、多孔素子3aの両面下部を覆う遮蔽板3d,3eとから構成されている。多孔素子3aは図3に示すように同一形状の格子状金網Kを複数枚積層して形成され、多数の微細隙間を連続して有している。通気板3b,3cは多孔性のプラスチック材やセラミック等の通気性材或いは周知のフィルタ材からなり、通過空気の整流の他に混入物の分離,除去を補助的に行うものである。遮蔽板3d,3eは金属材或いはプラスチック材等の非通気性材からなり、多孔素子3aの両側面に設けられた通気板からの吸気,排気の制限と共に、多孔素子3a底面からの洗浄液Lの吸引を補足している。各分離板3は互いが平行に、且つ片面側の通気板3b及び遮蔽板3dが吸気口2aに向き合うようにその上面をブラケット4を介して本体ケース2内の上面に固着されている。各分離板3はこの固着状態で長手方向端縁をブラケット4と共に本体ケース2の内側面にシール材等を介して密着され、その下端部を洗浄液L内に没入させている。また、同固着状態では吸気口2aに向き合う通気板3bと遮蔽板3dの境界線は同面の中間に位置し、一方、排気口2bに向き合う通気板3cと遮蔽板3eの境界線は吸気口2aの下端縁と略一致している。更に、吸気口2aに向き合う通気板3bには内側の通気板3cよりも孔形及び空孔率が小さいものが使用されている。
【0021】
次に、上記分離装置1に備わる洗浄液生成装置5の構成について説明する。同図に示す洗浄液生成装置5は、電解水生成器6と、添加剤混合手段をなす界面活性剤添加器7と、同じく消臭殺菌剤添加器8とからなり、これらの構成によって水道水等の原水から洗浄液を生成するようになっている。
【0022】
この洗浄液生成装置5は電解水生成器6の一方の出口側に洗浄液流出経路5aを有し、洗浄液流出経路5aは本体ケース2の側面に接続されている。また、電解水生成器6の入口側は図示しない水道管に接続され、これにはバルブ5bが設けられている。
【0023】
電解水生成器6は、図4に示すように入口6a及び二つの出口6b,6cと、これら出入口を結ぶ通路6dと、通路6d内に対向配置された陽極6e及び陰極6fと、両電極間を仕切るイオン透過膜6gとから構成され、入口6aから水道水が流入するようになっている。この電解水生成器6では、両電極6e,6fに電解電圧を印加することにより、通路6dを流れる水を電気分解して、OH- やCa2+,Mg2+,Na+ 等を多く含んだアルカリイオン水と、H+ やClO- を多く含んだ酸性水を生成し、アルカリイオン水を一方の出口6bから液体供給管路5に送り出し、酸性水を他方の出口6cから排出するようになっている。
【0024】
界面活性剤添加器7は、図5に示すように界面活性剤Aを収容する容器7aを備え、容器7aの下端はバルブ7bを介して電解水生成器6の一方の出口6b側の流路に分岐接続されている。また、容器7aの上面には蓋7cが設けられ、蓋7cを開けて界面活性剤Aの補充を行えるようになっている。界面活性剤Aにはラウリル硫酸トリエタノールアミン塩、ヤシ脂肪酸トリエタノールアミン石鹸またはショ糖脂肪酸エステル等のカチオンまたはアニオン性界面活性剤が安全性も高く効果的であり、効能に応じて5〜20wt%の水溶液として使用する。この界面活性剤添加器7では、バルブ7bを開いて容器7a内の界面活性剤Aを流出させることにより、液体供給管路5を流れる液体に界面活性剤Aを添加することができる。
【0025】
消臭殺菌剤添加器8は、図5に示すように消臭殺菌剤Bを収容する容器8aを備え、容器8aの下端はバルブ8bを介して電解水生成器6の一方の出口6b側の流路に分岐接続されている。また、容器8aの上面には蓋8cが設けられ、蓋8cを開けて消臭剤Bの補充を行えるようになっている。消臭剤Bにはエタノール、プロピレングリコール、グリセリン、チアベンダゾール、溶菌酵素、塩化リゾチウム、塩化ベンザルニウムまたはグルコン酸クロルヘキシジン等の消毒若しくは抗菌剤を、フィットンチッド、ヒノキチオールまたは分解酵素等の消臭剤に少なくとも1種類以上を配合したものが安全性も高く、これを効能に応じて0.01〜0.05wt%の水溶液として使用する。この消臭剤添加器8では、バルブ8bを開いて容器8a内の消臭剤Bを流出させることにより、液体供給管路5を流れる液体に消臭剤Bを添加することができる。
【0026】
次に、図6及び図7を参照して上記分離装置の作用を説明する。本実施例の分離装置1は、図8に示すように厨房,台所等の天板Tに形成された排気孔Taにその排気口Taを接続して使用される。尚、天板Tの排気孔Taにはファン内蔵の排気ダクトDが接続されている。
【0027】
排気に際して排気ダクトDのファン(図示せず)を作動させると、空気圧の関係で排気口2b側の水位が上昇し、吸気口2a側の水位が下降する。その際、吸気口2a側の水位が分離板3の遮蔽板3d下端よりも僅かに下降すると、吸気口2aから吸入された空気の一部分が遮蔽板3dの下方を通って多孔素子3aの下端に導かれる。
【0028】
多孔素子3aが多数の微細隙間を連続して有することから、上記空気は多孔素子3a内を細かい気泡状態で上昇し、換言すれば多孔素子3a内が泡立った状態となり、これに伴って多孔素子3e内の水位は内側の遮蔽板3eの上端まで上昇し、毛細管力による相乗作用で多孔素子3aの上端まで洗浄液Lが浸透する。この浸透では図9に示すように、金網Kの孔及び金網間の隙間に液体の膜が形成され、形成されない部分には孔及び隙間周囲に洗浄液Lが付着する。
【0029】
多孔素子3aの下端に導かれた空気は上記のように気泡状態のまま多孔素子3a内を上昇し、この上昇過程で油,塵埃,悪臭ガス等の混入物を洗浄液Lで除去され、内側の通気板3cを通じて排気口2bに導かれる。一方、吸気口2aから吸入された空気の他の部分は吸気口2aに向き合う通気板3bを通じて多孔素子3aの上部側面に導かれ、通気板3bを通過する過程で比較的大きな混入物を捕捉されるとともに、多孔素子3aを通過する過程で上記の水膜及び付着水に接触して油,塵埃,悪臭ガス等の混入物を除去され、内側の通気板3cを通じて排気口2bに導かれる。ちなみに、吸入空気の分流割合は吸気口側の遮蔽板3dの高さや分離板3の水没深さ等によって調整が可能である。
【0030】
また、上記分離装置1では、空気から分離した油や塵埃が本体ケース2内の洗浄液L中に残留するため、長期間の使用により洗浄液Lが汚れてくる。この場合、本体ケース2のバルブ2cを開放して排水管2dから汚れた洗浄液Lを排出し、洗浄液生成装置5の液体供給管路5のバルブ5aを開放することにより、新たな洗浄液Lが本体ケース2内に供給される。
【0031】
洗浄液生成装置5では、電解水生成器6の一方の電極6f(陰極)側にアルカリイオン水が、他方の電極6e(陽極)側に酸性水がそれぞれ生成され、アルカリイオン水は一方の出口6bから吐出し、界面活性剤添加器7により界面活性剤Aを、消臭剤添加器8により消臭剤Bをそれぞれ添加され、洗浄液Lとして本体ケース2内に供給される。また、電解水生成器6で生成された酸性水は出口6cを介して外部に排出される。
【0032】
本実施例で用いられる界面活性剤は、表面張力を低下させるとともに、親水性を増加させ、しかも油との乳化、即ちエマルジョン効果によって洗浄作用を促進するものであるが、この種の界面活性剤はアルカリ性の高いpH値では洗浄力が更に向上する性質を有している。即ち、本実施例では電解水生成器6で生成されたアルカリイオン水に界面活性剤Aを添加しているので、洗浄力の高い洗浄液Lが生成される。
【0033】
このように、本実施例の洗浄液生成装置によれば、水道水等の原水を電気分解してアルカリイオン水を生成し、これに界面活性剤A及び消臭殺菌剤Bを添加するようにしたので、洗浄力の高い洗浄液Lを極めて容易に生成することができ、しかも洗浄力の向上した分だけ界面活性剤Aの使用量を少なくすることができるので、経済性及び環境衛生の面でも有利である。また、界面活性剤A及び消臭殺菌剤Bを添加器7,8によって液体供給管路5内に添加するようにしたので、添加量の調整は勿論のこと、アルカリイオン水との混合を常に均一に行うことができる。
【0034】
また、前記洗浄液生成装置を用いた分離装置1では、本体ケース2内の洗浄液Lを排水管2cから排出し、洗浄液生成装置4によって新たな洗浄液Lを供給するようにしたので、本体ケース2内の洗浄液Lを極めて容易に交換することができる。この場合、アルカリイオン水によって洗浄液Lの泡立ちが向上し、空気の洗浄効果を高めることができるとともに、アルカリイオン水の効用により長期間の使用後も油汚れが本体ケース2内に付着することがない。更に、洗浄液Lに抗菌効果を有する消臭殺菌剤Bを添加するようにしたので、洗浄液Lにおける雑菌,腐敗臭等の発生を確実に防止することができる。
【0035】
図8及び図9は本発明の第2の実施例を示すもので、前記洗浄液生成装置を第1の実施例とは構造の異なる分離装置に用いたものである。
【0036】
同図に示す分離装置11は、本体ケース12と、一対の分離板13と、各分離板13を支持するブラケット14と、一対の放水ヘッド15と、各放水ヘッド15を支持するブラケット16とから構成され、本体ケース12内の底部には洗浄液Lが収容されている。また、同図に示す洗浄液生成装置17は、洗浄液流出経路17aと、バルブ17bと、電解水生成器18と、界面活性剤添加器19と、消臭殺菌剤添加器20とからなり、これらの構成は前記実施例と同様であるため、詳細な説明については省略する。
【0037】
本体ケース12は金属材或いはプラスチック材から箱型に形成され、対向する二側面に横長矩形状の吸気口12aを有し、その上面には横長矩形状の排気口12bが形成されている。本体ケース2の各吸気口2aの上端内側には横長矩形状の風向板2cが設けられており、吸入空気の放水ヘッド15側への流れ込みを抑制できるようになっている。また、本体ケース12の底面にはバルブ12cを介装した排水管12dが接続されており、バルブ12cを開放して汚れた洗浄液Lを適宜排出できるようになっている。さらに、排水管12dのバルブ上方部位には一端を放水ヘッド15の給水口15aに接続された給水管12eが分岐接続され、この給水管12eの途中に設けたポンプ12fにより、洗浄液Lを放水ヘッド15に送り込めるようになっている。
【0038】
各分離板13は、前記実施例と同様に同一形状の格子状金網を複数枚積層して形成され、多数の微細隙間を連続して有している。これら分離板13は互いが平行に、且つ一方の面が吸気口12aに向き合うようにその内側面上部をブラケット14を介して本体ケース12の内上面に固着され、この固着状態で長手方向端縁をブラケット14と共に本体ケース12の内側面にシール材等を介して密着され、その下端部を洗浄液L内に没入している。
【0039】
各放水ヘッド15は、図面に直交して延びる横長形状を成し、その上面中央に給水口15aを下面に複数の放水口15bを等間隔で有している。この放水ヘッド15は放水口15bが分離板13の上端面に向き合うようにその中間鍔部をブラケット16を介して本体ケース12の内上面に固着されている。
【0040】
本実施例の分離装置11においては、本体ケース12の洗浄液Lが給水管12eを通じて各放水ヘッド15に送り込まれ、それぞれの放水口15bから各分離板13の上端面全体に万遍なく放出される。この放出は図示のような霧状で行う以外に、単なる自然,自在流下等であってもよい。各分離板13の上端面に放出された洗浄液Lは分離板13に沿って流れ落ち、この結果、分離板13全体の微細隙間に水膜が流動的に形成される。
【0041】
上記の放水状態で排気ダクトDのファンを作動させると、吸気口12aから吸入された空気が分離板13の吸気口側面に導かれ、分離板13を通じて排気口12bに導かれる。吸入空気に含まれる油,塵埃,悪臭ガス等の混入物は吸入空気が分離板13内の水膜を通過する過程で除去される。
【0042】
上記分離装置11においても、前記実施例と同様、本体ケース12のバルブ12cを開放して排水管12dから汚れた洗浄液Lを排出し、液体供給管路15のバルブ15aを開放して新たな洗浄液Lを本体ケース12内に供給することにより、洗浄液Lの交換が行われる。
【0043】
また、図9では前記各分離板13の両面にその下端から収容洗浄液Lの水面よりも高い位置までを覆う遮蔽板13a,13bが設けられている。この遮蔽板13a,13bは金属材或いはプラスチック材等の非通気性材からなり、分離板13の吸・排気面積を制限している。
【0044】
この場合、前述と同様に本体ケース12の収容洗浄液Lが給水管12eを通じて各放水ヘッド15に送り込まれ、それぞれの放水口15bから各分離板13の上端面全体に万遍なく放出される。各分離板13の上端面に放出された洗浄液Lは該分離板13に沿って流れ落ち、この結果、分離板13全体の微細隙間に水膜が流動的に形成される。
【0045】
上記の放水状態で排気ダクトDのファンを作動させると、空気圧の関係で排気口12b側の水位が上昇し吸気口12a側の水位が下降する。吸気口12a側の水位が分離板13の遮蔽板13a下端よりも僅かに下降すると、吸気口12aから吸入された空気の一部分の遮蔽板13aの下を回って分離板13の下端に導かれる。分離板13が多数の微細隙間を連続して有することから、上記空気は分離板3内を細かい気泡状態で上昇し、換言すれば分離板13内が泡立った状態となり、これに伴って分離板13内の水位は内側の遮蔽板bの上端まで上昇する。
【0046】
分離板13の下端に導かれた空気は上記のように気泡状態のまま分離板13内を上昇し、この上昇過程で油,塵埃等の混入物を洗浄液Lで除去され排気口12bに導かれる。一方、吸気口12aから吸入された空気の他の部分は分離板13の上部側面に導かれ、分離板13を通過する過程で上記の水膜に接触して油,塵埃等の混入物を除去され排気口12bに導かれる。
【0047】
本実施例の分離装置11によれば、図8に示すように分離板13の上端面に洗浄液Lを放水して分離板13の多数の微細隙間に水膜を流動的に形成するようにした場合や、図9に示すように分離板13への放水に加えて吸気口12aから吸入された空気の一部分を分離板13の下端に導いて分離板3内を気泡状態で上昇させるようにした場合の何れにおいても、前記第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0048】
以上、前記第1及び第2の実施例では洗浄液生成装置を空気洗浄用の分離装置に用いたものを示したが、本発明の洗浄液生成装置は前記分離装置以外、例えば食器洗浄機等の他の洗浄装置や流し台の水栓等にも接続することができる。以下、洗浄液生成装置の他の実施例について説明する。
【0049】
図10及び図11は本発明の第3の実施例を示すもので、図10は洗浄液生成装置の概略構成図である。
【0050】
同図に示す洗浄液生成装置21は、電解水生成器22と、界面活性剤添加器23と、消臭殺菌剤添加器24と、電解水生成器22に電力を供給する電源25と、pH値を検出するpHセンサ26と、アルカリ性の水を中性に改質する電解水改質装置27と、制御部28とから構成され、電解水生成器22の一方の出口側に洗浄液流出経路21aが形成されている。
【0051】
電解水生成器22、界面活性剤添加器23及び消臭殺菌剤添加器24は前記実施例と同様に構成され、各添加器23,24は電解水生成器22の一方の電極22a側の流路に設けられている。また、各添加器23,24は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開閉機構23a,24aによって内部の液剤の流出量をそれぞれ調節できるようになっている。
【0052】
電源25は電解水生成器22の各電極22a,22bに接続され、一方の電極22aが陰極に、他方の電極22bが陽極になるように電圧を印加している。また、電源25は電解電圧または電流を制御部27からの信号によって任意に変えられるようになっている。
【0053】
pHセンサ26は電解水生成器22の一方の電極22a側の流路に設けられ、電解水生成器22から生成されるアルカリイオン水のpH値を検出するようになっている。
【0054】
電解水改質装置27は一端を電解水生成器22の他方の電極22b側の出口に接続され、その他端はポンプ27aを介して電解水生成器22の入口側に接続されている。この電解水改質装置27は電解水生成器22から生成された酸性水を回収し、これを中性水に改質して再び電解水生成器22に供給するものであり、具体的には陰イオンを除去するイオン交換体、例えば多孔性の強塩基性陰イオン交換樹脂(4級アンモニウム基を結合したもの)、或いは弱塩基性陰イオン交換樹脂(1〜3級アミンを結合したもの)を用い、原水中に含まれる塩素イオンが反応して発生する次亜塩素酸イオン(ClO- )、SO42- やNO3ー等を除去して中性水を生成するようになっている。尚、イオン交換体には前記陰イオン交換樹脂の代わりに活性炭を用いることも可能である。
【0055】
制御部28はマイクロコンピュータ等によって構成され、界面活性剤添加器23及び消臭殺菌剤添加器24の各自動開閉機構23a,24a、電源25及びpHセンサ26に接続されている。
【0056】
ここで、前記洗浄液生成装置21の動作について説明する。まず、電解水生成器22の一方の電極22a(陰極)側にはアルカリイオン水が、他方の電極22b(陽極)側には酸性水がそれぞれ生成され、アルカリイオン水は一方の出口から吐出し、界面活性剤添加器23により界面活性剤を、消臭殺菌剤添加器24により消臭殺菌剤をそれぞれ添加されて洗浄液となる。また、電解水生成器22で生成された酸性水は他方の出口から吐出して電解水改質装置27に流入し、電解水改質装置27によって中性水となった後、電解水生成器22の入口側に供給される。これにより、前記実施例では捨て水となっていた酸性水が無駄にならずに原水(中性)として再利用されるので、水の使用量を節減することができる。
【0057】
次に、図11に示すフローチャートを参照して前記制御部28の動作について説明する。まず、電解水生成器22から生成されたアルカリイオン水はpHセンサ26によってpH値を検出され、その検出値Aが設定値A1 よりも小さいときは(S1)、電源25の電圧Vを微小値αだけ上昇させ(S2)、検出値Aが設定値A1 よりも大きいときは(S3)、電源25の電圧Vを微小値αだけ低下させる(S4)。これにより、洗浄液LのpH値が常に適正に保たれる。また、制御部28ではpHセンサ26の検出値に基づいて界面活性剤添加器23及び消臭殺菌剤添加器24の各自動開閉機構23a,24aの開度を調整し、界面活性剤及び消臭殺菌剤の添加量を制御するようにしてもよい。
【0058】
図12及び図13は本発明の第4の実施例を示すもので、図12は洗浄液生成装置の概略構成図である。
【0059】
同図に示す洗浄液生成装置31は、電解水生成器32と、界面活性剤添加器33と、消臭殺菌剤添加器34と、電解水生成器32に電力を供給する電源35と、pH値を検出するpHセンサ36と、制御部37とから構成され、電解水生成器32の一方の出口側に洗浄液流出経路31aが形成されている。
【0060】
電解水生成器32、界面活性剤添加器33及び消臭殺菌剤添加器34は前記実施例と同様に構成され、各添加器33,34は電解水生成器32の一方の電極32a側の流路に設けられている。また、各添加器33,34は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開閉機構33a,34aによって内部の液剤の流出量をそれぞれ調節できるようになっている。
【0061】
電源35は電解水生成器32の各電極32a,32bに接続され、一方の電極32aと他方の電極32bの極性を任意に切換えられるように電圧を印加している。また、電源35は電解電圧または電流を制御部37からの信号によって任意に変えられるようになっている。
【0062】
pHセンサ36は電解水生成器32の一方の電極32a側の流路に設けられ、前記実施例と同様、電解水生成器32から生成されるアルカリイオン水のpH値を検出するようになっている。
【0063】
制御部37はマイクロコンピュータ等によって構成され、界面活性剤添加器33及び消臭殺菌剤添加器34の各自動開閉機構33a,34a、電源35及びpHセンサ36に接続されている。また、制御部37には操作部37aが接続され、操作部37aでは洗浄液をアルカリ性、酸性及び中性に択一的に切換えるモード切換が行えるようになっている。
【0064】
ここで、前記洗浄液生成装置31の動作を図13に示すフローチャートを参照して説明する。まず、電解水生成器32の一方の電極32a側で生成された電解水は一方の出口から吐出して洗浄液として外部に供給され、他方の電極32b側で生成された電解水は他方の出口を介して排出される。
【0065】
その際、制御部37では、操作部37aからモード変更の指令があると(S10)、操作部37aのモードがアルカリ性に設定されている場合は(S11)、電解水生成器32の一方の電極32aを陰極、他方の電極32bを陽極とするように電源35の極性を切換える(S12)。これにより、一方の電極32aで生成されるアルカリイオン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤が添加されてアルカリ性の洗浄液として外部に供給される。また、操作部37aのモードが酸性に設定されている場合は(S13)、電解水生成器32の一方の電極32aを陽極、他方の電極32bを陰極とするように電源35の極性を切換える(S14)。これにより、一方の電極32aで生成される酸性水が酸性の洗浄液として外部に供給される。この場合、添加剤(界面活性剤及び消臭殺菌剤)は混合されない。また、操作部37aのモードが中性、即ち前記ステップS11及びS13においてアルカリ性モードでも酸性モードでもない場合は、電源35をオフにして電解水生成器32への電圧の印加を解除する(S15)。これにより、電解水生成器32に流入する水道水は電気分解されずに中性の洗浄液として外部に供給される。
【0066】
このようなモード変更は、例えば流し台の水栓等に接続された洗浄液生成装置において、食器等を洗う際にアルカリ性モードにして洗浄した後、中性モードに切換えて中性の洗浄液(水道水)によりアルカリ性の洗浄液を洗い落としたり、野菜等の食材を洗う際に酸性モードにして酸性水によって洗浄する場合に有効である(酸性水には殺菌効果がある)。尚、洗浄液のpH値の制御、界面活性剤及び消臭殺菌剤の添加量の制御については前記実施例と同様である。
【0067】
図14及び図15は本発明の第5の実施例を示すもので、図14は洗浄液生成装置の概略構成図である。
【0068】
同図に示す洗浄液生成装置41は、電解水生成器42と、界面活性剤添加器43と、消臭殺菌剤添加器44と、電解水生成器42に電力を供給する電源45と、pH値を検出するpHセンサ46と、電解水の流路を切換える電磁弁47と、同じく三方弁48と、制御部49とから構成され、電解水生成器42の一方の出口側には第1の洗浄液流出経路41aが、他方の出口側には界面活性剤添加器43及び消臭殺菌剤添加器44をバイパスして第1の洗浄液流出経路41aに接続する第2の洗浄液流出経路41bがそれぞれ形成されている。
【0069】
電解水生成器42、界面活性剤添加器43及び消臭殺菌剤添加器44は前記実施例と同様に構成され、各添加器43,44は電解水生成器42の一方の電極42a側の流路に設けられている。また、各添加器43,44は電磁弁またはアスピレータ等からなる自動開閉機構43a,44aによって内部の液剤の流出量をそれぞれ調節できるようになっている。
【0070】
電源45は電解水生成器42の各電極42a,42bに接続され、一方の電極42aが陰極に、他方の電極42bが陽極になるように電圧を印加している。また、電源45は電解電圧または電流を制御部49からの信号によって任意に変えられるようになっている。
【0071】
pHセンサ46は電解水生成器42の一方の電極42a側の流路に設けられ、前記実施例と同様、電解水生成器42から生成されるアルカリイオン水のpH値を検出するようになっている。
【0072】
電磁弁47は第1の洗浄液流出経路41aから分岐する流路に設けられ、この流路を開放することにより電解水生成器42から生成されたアルカリイオン水を排出するようになっている。
【0073】
三方弁48は第2の洗浄液流出経路41bに設けられ、一端側と電解水生成器42の他方の電極42b側の流路とを連通させることにより電解水生成器42から生成された酸性水を第1の洗浄液流出経路41aに流入させ、他端側と電解水生成器42の他方の電極42b側の流路とを連通させることにより電解水生成器42から生成された酸性水を他端側から排出するようになっている。
【0074】
制御部49はマイクロコンピュータ等によって構成され、界面活性剤添加器43及び消臭殺菌剤添加器44の各自動開閉機構43a,44a、電源45、pHセンサ46、電磁弁47及び三方弁48に接続されている。また、制御部49には操作部49aが接続され、操作部49aでは洗浄液をアルカリ性、酸性及び中性に択一的に切換えるモード切換が行えるようになっている。
【0075】
ここで、前記洗浄液生成装置41の動作を図15に示すフローチャートを参照して説明する。まず、電解水生成器42の一方の電極42a(陰極)側にアルカリイオン水が、他方の電極42b(陽極)側に酸性水がそれぞれ生成され、アルカリイオン水は一方の出口から吐出し、酸性水は他方の出口から吐出する。
【0076】
その際、制御部49では、操作部49aからモード変更の指令があると(S20)、操作部49aのモードがアルカリ性に設定されている場合(S21)、電磁弁47を閉鎖(S22)、三方弁48の一端側を閉鎖(S23)、他端の排水側を開放する(S24)。これにより、電解水生成器42から生成されるアルカリイオン水が界面活性剤及び消臭殺菌剤を添加されてアルカリ性の洗浄液として外部に供給され、電解水生成器42から生成される酸性水は三方弁48を介して排出される。また、操作部49aのモードが酸性に設定されている場合には(S25)、電磁弁47を開放(S26)、三方弁48の一端側を開放(S27)、他端の排水側を閉鎖する(S28)。これにより、電解水生成器42から生成される酸性水が酸性の洗浄液として外部に供給され、電解水生成器42から生成されるアルカリイオン水は電磁弁47を介して排出される。また、操作部49aのモードが中性、即ち前記ステップS21及びS25においてアルカリ性モードでも酸性モードでもない場合は、電源35をオフにして電解水生成器44への電圧の印加を解除する(S29)。これにより、電解水生成器42に流入する水道水は電気分解されずに中性の洗浄液として外部に供給される。尚、洗浄液のpH値の制御、界面活性剤及び消臭殺菌剤の添加量の制御については前記実施例と同様である。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の洗浄液生成装置によれば、洗浄効果の高い洗浄液を極めて容易に生成することができるので、各種物品の洗浄、或いは洗浄装置での洗浄効果を格段に高めることができ、しかも悪臭の発生及び雑菌の繁殖を防止することも可能である。また、洗浄効果の向上した分だけ洗浄液の使用量を節減することができるので、経済性及び環境衛生の面においても有利である。また、洗浄液の洗浄力を常に適正に保つことができるので、例えば洗浄装置において洗浄作業が自動化されている場合に有利である。
【0078】
また、請求項2の洗浄液生成装置によれば、請求項1の効果に加え、電解水生成手段から生成された酸性水を無駄にせずに原水として再利用することができるので、原水の節減を図ることができる。
【0079】
また、請求項3及び4の洗浄液生成装置によれば、アルカリ性の洗浄液だけでなく、添加剤を混合せずとも殺菌効果のある酸性の洗浄液も生成することができるので、食材を洗浄する場合に好都合である。また、生成される洗浄液をアルカリ性、酸性及び中性に任意に切換えることができるので、例えば物品の油汚れを落とすときはアルカリ性の洗浄液で洗浄した後、中性の洗浄液で洗い流し、食材を洗浄する場合は酸性の洗浄液を使用するなど、それぞれの洗浄液を必要に応じて選択することができる。
【0080】
また、請求項5及び6の洗浄液生成装置によれば、請求項3または4の効果に加え、洗浄液の洗浄力を常に適正に保つことができるので、例えば洗浄装置において洗浄作業が自動化されている場合に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す分離装置の断面図
【図2】 分離装置の一側面除外の外観斜視図
【図3】 多孔素子の分解斜視図
【図4】 電解水生成器の断面図
【図5】 界面活性剤添加器及び消臭剤添加器の断面図
【図6】 分離装置の動作説明図
【図7】 多孔素子の作用説明図
【図8】 本発明の第2の実施例を示す分離装置の断面図
【図9】 第2の実施例の変形例を示す分離装置の断面図
【図10】 本発明の第3の実施例を示す洗浄液生成装置の概略構成図
【図11】 制御部の動作を示すフローチャート
【図12】 本発明の第4の実施例を示す洗浄液生成装置の概略構成図
【図13】 制御部の動作を示すフローチャート
【図14】 本発明の第5の実施例を示す洗浄液生成装置の概略構成図
【図15】 制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…分離装置、2…本体ケース、2a…吸気口、2b…排気口、2d…排水管、3…分離板、5…洗浄液生成装置、5a…洗浄液流出経路、6…電解水生成器、6e,6f…電極、7…界面活性剤添加器、8…消臭剤添加器、L…洗浄液、11…分離装置、12…本体ケース、12a…吸気口、12b…排気口、12d…排水管、13…分離板、17…洗浄液生成装置、17a…洗浄液流出経路、18…電解水生成器、19…界面活性剤添加器、20…消臭剤添加器、21…洗浄液生成装置、21a…洗浄液流出経路、22…電解水生成器、22a,22b…電極、23…界面活性剤添加器、24…消臭剤添加器、26…電解水改質装置、27…pHセンサ、28…制御部、31…洗浄液生成装置、31a…洗浄液流出経路、32…電解水生成器、32a,32b…電極、33…界面活性剤添加器、34…消臭剤添加器、36…pHセンサ、37…制御部、41…洗浄液生成装置、41a…第1の洗浄液流出経路、41b…第2の洗浄液流出経路、42…電解水生成器、42a,42b…電極、43…界面活性剤添加器、44…消臭剤添加器、46…pHセンサ、47…電磁弁、48…三方弁、49…制御部。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a cleaning liquid generating apparatus that generates a cleaning liquid used for cleaning various articles or air and air purification filters.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, tap water is generally used when washing dishes, utensils, foods, or the like, or when supplying a cleaning liquid to a washing apparatus such as a dishwasher. Japanese Patent Laid-Open No. 1-159015 discloses a separation device that cleans air as an example of a cleaning device. In this separation device, the air sucked into the main body case is brought into contact with the cleaning liquid stored in the bottom of the main body case. By doing so, contaminants such as oil and dust contained in the air are removed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when washing dishes and the like, oil stains cannot be removed unless detergent is used, and stains that are difficult to remove even if detergent is used have a problem that it takes a lot of time and labor for washing. In addition, in a cleaning device such as a dishwasher, the dirt is removed only by jetting water, which increases the amount of cleaning liquid used, which is disadvantageous in terms of economy. On the other hand, in the case of the separation device, since a certain amount of cleaning liquid is stored in the main body case, it is necessary to periodically replace the cleaning liquid to clean the inside. However, such replacement work and cleaning work are very troublesome, and particularly in the cleaning work, there is a problem that it is very difficult to remove oil stains adhering to the inside.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a cleaning liquid generating apparatus capable of easily generating a cleaning liquid having a high cleaning effect.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, in
[0006]
Further, in
[0007]
Moreover, in
[0008]
Further, in
[0009]
Further, in
[0010]
Further, in
[0011]
[Action]
According to the cleaning liquid generating apparatus of
[0012]
According to the cleaning liquid generating apparatus of
[0013]
According to the cleaning liquid generating apparatus of
[0014]
According to the cleaning liquid generating apparatus of
[0015]
According to the cleaning liquid generating device of
[0016]
According to the cleaning liquid generating device of
[0017]
【Example】
FIG. 1 to FIG. 9 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a sectional view of a separation apparatus provided with a cleaning liquid generating apparatus of the present invention, and FIG. 3 is an exploded perspective view of the porous element, FIG. 4 is a cross-sectional view of an electrolyzed water generator, FIG. 5 is a cross-sectional view of a surfactant adder and a deodorizer adder, and FIGS. is there.
[0018]
First, the configuration of the separation device will be described. That is, the
[0019]
The
[0020]
Each
[0021]
Next, the configuration of the cleaning
[0022]
The cleaning
[0023]
As shown in FIG. 4, the electrolyzed
[0024]
As shown in FIG. 5, the surfactant adder 7 includes a
[0025]
As shown in FIG. 5, the deodorizing / sterilizing
[0026]
Next, the operation of the separation device will be described with reference to FIGS. The
[0027]
When a fan (not shown) of the exhaust duct D is operated during exhaust, the water level on the
[0028]
Since the
[0029]
The air guided to the lower end of the
[0030]
Moreover, in the said
[0031]
In the cleaning
[0032]
The surfactant used in this example lowers surface tension, increases hydrophilicity, and promotes cleaning action by emulsification with oil, that is, an emulsion effect. Has the property of further improving the detergency at a pH value of high alkalinity. That is, in this embodiment, since the surfactant A is added to the alkaline ionized water generated by the electrolyzed
[0033]
Thus, according to the cleaning liquid production | generation apparatus of a present Example, raw water, such as tap water, is electrolyzed, alkali ion water is produced | generated, and surfactant A and deodorant disinfectant B were added to this. Therefore, the cleaning liquid L having a high detergency can be generated very easily, and the amount of the surfactant A used can be reduced by the amount of improved detergency, which is advantageous in terms of economy and environmental hygiene. It is. In addition, since the surfactant A and the deodorizing sterilizer B are added into the
[0034]
Further, in the
[0035]
8 and 9 show a second embodiment of the present invention, in which the cleaning liquid generating apparatus is used in a separation apparatus having a structure different from that of the first embodiment.
[0036]
The separation device 11 shown in the figure includes a main body case 12, a pair of
[0037]
The main body case 12 is formed in a box shape from a metal material or a plastic material, has a horizontally-long
[0038]
Each
[0039]
Each
[0040]
In the separation device 11 of the present embodiment, the cleaning liquid L of the main body case 12 is sent to each
[0041]
When the fan of the exhaust duct D is operated in the above water discharge state, the air sucked from the
[0042]
Also in the separation device 11, as in the above embodiment, the
[0043]
In FIG. 9, shielding
[0044]
In this case, the stored cleaning liquid L in the main body case 12 is sent to the water discharge heads 15 through the
[0045]
When the fan of the exhaust duct D is operated in the above water discharge state, the water level on the exhaust port 12b side rises and the water level on the
[0046]
The air guided to the lower end of the
[0047]
According to the separation apparatus 11 of the present embodiment, as shown in FIG. 8, the cleaning liquid L is discharged on the upper end surface of the
[0048]
As described above, in the first and second embodiments, the cleaning liquid generating device is used as a separation device for air cleaning. However, the cleaning liquid generating device of the present invention is not limited to the separation device, for example, other than a dishwasher or the like. It can also be connected to a cleaning device or a faucet of a sink. Hereinafter, another embodiment of the cleaning liquid generating apparatus will be described.
[0049]
10 and 11 show a third embodiment of the present invention, and FIG. 10 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus.
[0050]
The cleaning liquid generator 21 shown in the figure includes an electrolyzed
[0051]
The electrolyzed
[0052]
The power source 25 is connected to each electrode 22a, 22b of the electrolyzed
[0053]
The
[0054]
One end of the electrolyzed
[0055]
The
[0056]
Here, the operation of the cleaning liquid generator 21 will be described. First, alkaline ionized water is generated on one electrode 22a (cathode) side of the electrolyzed
[0057]
Next, the operation of the
[0058]
12 and 13 show a fourth embodiment of the present invention, and FIG. 12 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus.
[0059]
The cleaning liquid generator 31 shown in the figure includes an electrolyzed
[0060]
The electrolyzed
[0061]
The power source 35 is connected to the
[0062]
The pH sensor 36 is provided in the flow path on the one electrode 32a side of the electrolyzed
[0063]
The
[0064]
Here, the operation of the cleaning liquid generator 31 will be described with reference to the flowchart shown in FIG. First, the electrolyzed water generated on one electrode 32a side of the electrolyzed
[0065]
At that time, in the
[0066]
Such a mode change is, for example, in a cleaning liquid generating apparatus connected to a faucet of a sink, etc., after washing in an alkaline mode when washing dishes, etc., then switching to the neutral mode and neutral cleaning liquid (tap water) This is effective when washing with alkaline water and washing with acidic water in the acidic mode when washing foods such as vegetables (acidic water has a bactericidal effect). The control of the pH value of the cleaning liquid and the control of the addition amount of the surfactant and the deodorizing fungicide are the same as those in the above-described embodiment.
[0067]
14 and 15 show a fifth embodiment of the present invention, and FIG. 14 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus.
[0068]
The cleaning
[0069]
The electrolyzed
[0070]
The power supply 45 is connected to each electrode 42a, 42b of the electrolyzed
[0071]
The pH sensor 46 is provided in the flow path on the one electrode 42a side of the electrolyzed
[0072]
The
[0073]
The three-way valve 48 is provided in the second cleaning liquid outflow path 41b, and allows the acidic water generated from the electrolyzed
[0074]
The
[0075]
Here, the operation of the cleaning
[0076]
At that time, in the
[0077]
【The invention's effect】
As described above, according to the cleaning liquid generating apparatus of
[0078]
Moreover, according to the washing | cleaning-liquid production | generation apparatus of
[0079]
Moreover, according to the cleaning liquid production | generation apparatus of
[0080]
Moreover, according to the cleaning liquid production | generation apparatus of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a separation apparatus showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an external perspective view excluding one side of a separation device.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a porous element.
[Fig. 4] Cross section of electrolyzed water generator
FIG. 5 is a cross-sectional view of a surfactant additive device and a deodorant additive device.
FIG. 6 is a diagram for explaining the operation of the separation device.
FIG. 7 is a diagram for explaining the operation of a porous element.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a separating apparatus showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a sectional view of a separation apparatus showing a modification of the second embodiment.
FIG. 10 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart showing the operation of the control unit.
FIG. 12 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart showing the operation of the control unit.
FIG. 14 is a schematic configuration diagram of a cleaning liquid generating apparatus according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing the operation of the control unit.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外部に供給する洗浄液流出経路と、
洗浄液流出経路のアルカリイオン水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、
電解水生成手段から洗浄液流出経路に供給されるアルカリイオン水のpH値を検出するpH値検出手段と、
pH値検出手段の検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量を制御する添加量制御手段とを備え、
添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成した
ことを特徴とする洗浄液生成装置。Electrolyzed water generating means for generating alkaline ion water on one electrode side and acidic water on the other electrode side by circulating raw water between a pair of electrodes and performing electrolysis,
A cleaning liquid outflow path for supplying alkaline ion water generated from one electrode side of the electrolyzed water generating means to the outside as a cleaning liquid;
An additive mixing means for adding at least one of a surfactant and a deodorizing fungicide to the alkaline ionized water in the washing liquid outflow route;
PH value detecting means for detecting the pH value of alkaline ionized water supplied from the electrolyzed water generating means to the cleaning liquid outflow path;
an addition amount control means for controlling the addition amount of the additive mixing means based on the detection value of the pH value detection means,
A cleaning liquid generating apparatus, wherein the additive mixing means includes an additive container connected to a cleaning liquid outflow path, and a valve that opens and closes between the additive container and the cleaning liquid outflow path.
ことを特徴とする請求項1記載の洗浄液生成装置。2. The electrolyzed water reforming means is provided, wherein the acidic water generated from the other electrode side of the electrolyzed water generating means is neutrally reformed and supplied to the raw water inflow side of the electrolyzed water generating means. The cleaning liquid production | generation apparatus of description.
電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水または酸性水を洗浄液として外部に供給する洗浄液流出経路と、
電解水生成手段の各電極の極性を切換える切換手段と、
洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、
切換手段によってアルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モード、切換手段によって酸性の洗浄液を生成する酸性水モード、電解水生成手段の電解電圧の印加を解除することにより中性の洗浄液を生成する中性水モードの何れかを任意に切換可能なモード切換手段とを備え、
添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成した
ことを特徴とする洗浄液生成装置。Electrolyzed water generating means for generating alkaline water or acidic water on one electrode side and acidic water or alkaline ion water on the other electrode side by circulating raw water between a pair of electrodes and performing electrolysis,
A cleaning liquid outflow path for supplying alkaline ionized water or acidic water generated from one electrode side of the electrolyzed water generating means to the outside as a cleaning liquid;
Switching means for switching the polarity of each electrode of the electrolyzed water generating means;
An additive mixing means for adding at least one of a surfactant and a deodorizing fungicide to the alkaline ionized water or acidic water in the washing liquid outflow path;
An alkaline water mode for generating an alkaline cleaning liquid by the switching means, an acidic water mode for generating an acidic cleaning liquid by the switching means, and a neutral water for generating a neutral cleaning liquid by releasing the application of the electrolysis voltage of the electrolytic water generating means Mode switching means capable of arbitrarily switching any of the modes,
A cleaning liquid generating apparatus, wherein the additive mixing means includes an additive container connected to a cleaning liquid outflow path, and a valve that opens and closes between the additive container and the cleaning liquid outflow path.
電解水生成手段の一方の電極側から生成されたアルカリイオン水を洗浄液として外部に供給する第1の洗浄液流出経路と、
電解水生成手段の他方の電極側から生成された酸性水を洗浄液として外部に供給する第2の洗浄液流出経路と、
各洗浄液流出経路を切換える切換手段と、
洗浄液流出経路のアルカリイオン水または酸性水に界面活性剤及び消臭殺菌剤の少なくとも一方を添加する添加剤混合手段と、
切換手段によってアルカリ性の洗浄液を生成するアルカリ水モード、切換手段によって酸性の洗浄液を生成する酸性水モード、電解水生成手段の電解電圧の印加を解除することにより中性の洗浄液を生成する中性水モードの何れかを任意に切換可能なモード切換手段とを備え、
添加剤混合手段を、洗浄液流出経路に接続された添加剤容器と、添加剤容器と洗浄液流出経路との間を開閉するバルブとから構成した
ことを特徴とする洗浄液生成装置。Electrolyzed water generating means for generating alkaline ion water on one electrode side and acidic water on the other electrode side by circulating raw water between a pair of electrodes and performing electrolysis,
A first cleaning liquid outflow path for supplying alkaline ion water generated from one electrode side of the electrolyzed water generating means to the outside as a cleaning liquid;
A second cleaning liquid outflow path for supplying acidic water generated from the other electrode side of the electrolyzed water generating means to the outside as a cleaning liquid;
Switching means for switching each cleaning liquid outflow path;
An additive mixing means for adding at least one of a surfactant and a deodorizing fungicide to the alkaline ionized water or acidic water in the washing liquid outflow path;
An alkaline water mode for generating an alkaline cleaning liquid by the switching means, an acidic water mode for generating an acidic cleaning liquid by the switching means, and a neutral water for generating a neutral cleaning liquid by releasing the application of the electrolysis voltage of the electrolytic water generating means Mode switching means capable of arbitrarily switching any of the modes,
A cleaning liquid generating apparatus, wherein the additive mixing means includes an additive container connected to a cleaning liquid outflow path, and a valve that opens and closes between the additive container and the cleaning liquid outflow path.
pH値検出手段の検出値に基づいて電解水生成手段の電解電圧または電流を制御するpH値制御手段とを備えた
ことを特徴とする請求項3または4記載の洗浄液生成装置。PH value detecting means for detecting the pH value of the electrolyzed water supplied from the electrolyzed water generating means to the cleaning liquid outflow path;
The cleaning liquid generating apparatus according to claim 3, further comprising a pH value control unit that controls an electrolysis voltage or current of the electrolyzed water generation unit based on a detection value of the pH value detection unit.
pH値検出手段の検出値に基づいて添加剤混合手段の添加量を制御する添加量制御手段とを備えた
ことを特徴とする請求項3または4記載の洗浄液生成装置。PH value detecting means for detecting the pH value of the electrolyzed water supplied from the electrolyzed water generating means to the cleaning liquid outflow path;
The cleaning liquid generating apparatus according to claim 3, further comprising an addition amount control unit that controls an addition amount of the additive mixing unit based on a detection value of the pH value detection unit.
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