JP3668527B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、センタ装置と、該センタ装置から許可情報を取得すると、該許可情報の取得から所定の期間を経過するまでは、曲データ記憶手段に記憶されているカラオケ曲データを用いてのカラオケ演奏を実行可能になるカラオケ装置とを含んで構成される通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
センタ装置と、該センタ装置から許可情報を取得すると、該許可情報の取得から所定の期間を経過するまでは、曲データ記憶手段に記憶されているカラオケ曲データを用いてのカラオケ演奏を実行可能になるカラオケ装置とを含んで構成される通信システムがあり、そのようなシステムのカラオケ装置は通信型のカラオケ装置と呼ばれることがある。
【0003】
この通信型のカラオケ装置では、カラオケ曲情報の配信側(センタ装置の管理者側)とカラオケ曲情報の受信側(カラオケ装置の所有者側)とで結ばれた契約に従ってカラオケ曲情報が配信され、例えばカラオケ曲情報の配信件数や使用回数等に応じたカラオケ曲情報の使用料が、カラオケ曲情報の受信側からカラオケ曲情報の配信側に支払われるのが普通である。そして、この使用料の支払いと引き換えに、カラオケ曲情報の使用許可が与えられている。具体的には、カラオケ曲情報の使用許可は、例えば毎月定期的に実行されるセンタ装置との通信において、カラオケ装置がセンタ装置から使用許可情報を受信することによって与えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、カラオケ装置からのカラオケ曲情報の使用許可の要求に応じてセンタ装置から送出される指令情報の内容は、「許可」または「不許可」の区別だけであった。このため、センタ装置とカラオケ装置との通信を解析すれば、センタ装置に代わる装置を使用してカラオケ装置に偽の許可指令を与え、契約外でカラオケ装置を使用することも可能であった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、通信型のカラオケ装置における不正なカラオケ曲情報の使用を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の通信システムは、
センタ装置と、該センタ装置から許可情報を取得すると、該許可情報の取得から所定の期間を経過するまでは、曲データ記憶手段に記憶されているカラオケ曲データを用いてのカラオケ演奏を実行可能になるカラオケ装置とを含んで構成される通信システムにおいて、
前記センタ装置は、
新たに前記カラオケ装置に通知しようとする許可情報に、前回該カラオケ装置に通知した許可情報をキーとする暗号化処理を施して暗号許可情報を作成する暗号化手段と、
該作成された暗号許可情報をそのカラオケ装置に送出する暗号許可情報送出手段と、
前記新たな許可情報をセンタ側許可情報記憶手段に記憶させるセンタ側記憶指示手段とを備え、
前記カラオケ装置は、
前記センタ装置から暗号許可情報を取得する暗号情報取得手段と、
該取得した暗号許可情報を、許可情報記憶手段に記憶されている前回の許可情報をキーとする復元処理により復号して復元結果情報とする復元手段と、
前記センタ装置での前記許可情報の決定基準に対応する判定基準を保持していて、前記復元手段によって復号された復元結果情報の正誤を該判定基準に基づいて判定する正誤判定手段と、
該復元結果情報が正しいときに前記カラオケ演奏の実行を可能にする許可手段と、
前記復元結果情報を新しい許可情報として前記許可情報記憶手段に記憶させる記憶指示手段と
を備えている。
【0007】
この通信システムにおいては、センタ装置は、新たにカラオケ装置に通知しようとする許可情報に、前回カラオケ装置に通知した許可情報をキーとする暗号化処理を施して暗号許可情報を作成し(暗号化手段)、その作成された暗号許可情報をカラオケ装置に送出し(暗号許可情報送出手段)、また、新たな許可情報をセンタ側許可情報記憶手段に記憶させる(センタ側記憶指示手段)。
一方、カラオケ装置は、センタ装置から暗号許可情報を取得し(暗号情報取得手段)、取得した暗号許可情報を、許可情報記憶手段に記憶されている前回の許可情報をキーとす る復元処理により復号して復元結果情報とする(復元手段)。また、カラオケ装置の正誤判定手段は、センタ装置での許可情報の決定基準に対応する判定基準を保持していて、復元手段によって復号された復元結果情報の正誤をその判定基準に基づいて判定し、許可手段は、復元結果情報が正しいときにカラオケ演奏の実行を可能にする。そして、記憶指示手段は、復元結果情報を新しい許可情報として許可情報記憶手段に記憶させる。
【0008】
このように、センタ装置から取得する暗号許可情報をそのままで使用するのではなく、暗号許可情報と許可情報記憶手段に記憶されている許可情報とにより復元結果情報を復元し、それが正しいときにカラオケ演奏を実行可能になる。そして復元結果情報は、新しい許可情報として許可情報記憶手段に記憶され、次回の復元結果情報の復元に使用される。
【0009】
したがって、センタ装置とカラオケ装置との通信を解析しても、それだけでは復元結果情報を得ることはできない。よって、センタ装置に代わる装置を使用してカラオケ装置に偽の許可指令を与え契約外で使用することは防止される。また、復元結果情報が、次回の復元結果情報の復元に使用されるので、継続的に正規に使用されていなければ、正しい復元結果情報を得ること、すなわちカラオケ装置を使用することはできない。この点においてもセキュリティは高まる。
しかも、暗号化に際しては、前回の許可情報が暗号化のキーとして使用される。したがって、センタ装置からカラオケ装置に通知される暗号許可情報自体のセキュリティが高い。
【0010】
なお、カラオケ演奏を禁止する例としては、カラオケ装置の電源投入を不可能にする等により装置自体を稼動させないこと、カラオケ演奏に必須のコマンドを入力するためのキーを作動させない等の装置の一部の機能を停止すること、装置自体は正常だが記憶手段から情報を読み出せなくしたり、記憶手段に記憶されている情報にスクランブル処理等を施しておいて、そのスクランブルを解除させない等が挙げられる。要は、正常なカラオケ演奏ができなければよいのである。
【0011】
請求項2記載の通信システムは、請求項1記載の通信システムにおいて、
前記カラオケ装置には、前記復元結果情報を前記センタ装置に送出する復元結果情報送出手段を備え、
前記センタ装置には、
前記カラオケ装置から送られてくる前記復元結果情報を取得する復元結果情報取得手段と、
該取得された復元結果情報を前記カラオケ装置毎に記憶する復元結果情報記憶手段とを備えた
ことを特徴とする。
この構成の通信システムにおいては、カラオケ装置が、復元結果情報をセンタ装置に送出する(復元結果情報送出手段)ので、これをセンタ装置側で照合すれば、その正誤に応じて、カラオケ装置が正規に使用されているか否かを知ることができる。
【0012】
また、センタ装置は、カラオケ装置から送られてくる復元結果情報を取得し(復元結果情報取得手段)、取得された復元結果情報をカラオケ装置毎に記憶する(復元結果情報記憶手段)ので、この復元結果情報を許可情報または暗号許可情報を用いて照合すれば、その正誤に応じて、カラオケ装置が正規に使用されているか否かを知ることができる。この復元結果情報が許可情報と一致するような演算プログラムを使用すれば、照合作業も簡単である。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を具体例として説明する。
まずこの具体例の構成について説明する。参照する図1は本具体例のカラオケ装置が含まれる通信システムの概略構成図、図2は具体例のカラオケ装置の構成を示すブロック図、図3はこの通信システムのセンタ装置の構成を示すブロック図、図4はセンタ装置の記憶装置に格納される稼働状況管理テーブルと許可情報テーブルの説明図、図5はカラオケ装置に曲データを配信する曲配信装置のブロック図である。
【0020】
図1に示すように、カラオケ装置10は、第1通信網61を介してセンタ装置30に接続され、第2通信網62を介して曲配信装置50に接続されている。曲配信装置50は、いわゆる通信カラオケシステムにおけるホスト装置として知られている装置であり、カラオケ装置10からの配信要求に応じてカラオケ演奏用の曲データを配信するための装置である。センタ装置30は、カラオケ装置10に対して稼働許可すなわち曲配信装置50から配信された曲データの使用許可を与えるための装置である。なお、カラオケ装置10は1台のみを図示しているが、実際には多数のカラオケ装置10がセンタ装置30および曲配信装置50に接続されている。
【0021】
図2に示すように、カラオケ装置10は、制御手段であり本発明の復元手段、正誤判定手段、許可手段および記憶指示手段として機能するCPU11を備えている。このCPU11には、通信手段であり本発明の暗号情報取得手段および復元結果情報送出手段としての通信制御装置12が接続されている。通信制御装置12は、第1通信網61および第2通信網62に接続されており、CPU11は、通信制御装置12を通し、第1通信網61を介してセンタ装置30と通信でき、第2通信網62を介して曲配信装置50と通信することができる。
【0022】
またCPU11には、CPU11の動作プログラム等を格納しているROM13、CPU11のワークエリアとなるRAM14、記憶手段であり本発明の曲データ記憶手段としてのハードディスクメモリ(HDD)15、CPU11に各種の指示を入力するための入力手段としての多目的入力キー16、現在の日付と時刻を算出する計時手段としての電子タイマ17、CPU11と共同してカラオケ演奏を実行するための音源19及び映像処理装置18が接続されている。
【0023】
映像処理装置18には、表示手段としてのモニタ20が接続され、音源19にはアンプ21が接続されている。さらに、アンプ21には、スピーカ22およびマイク23が接続されている。
ハードディスクメモリ15には、予め数千曲分のカラオケ曲データが記憶されているが、新たなカラオケ曲データを追加記憶したり、例えば使用頻度がきわめて少ないカラオケ曲データを削除するなど、記憶内容の更新が可能である。
【0024】
本例では、各カラオケ曲データは、各曲(正確には各カラオケ曲データ)を識別するための曲名や曲番号等からなる識別情報とカラオケ演奏のための実体情報とから構成されている。
実体情報は、公知のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格で記述された演奏音再生のための演奏データ、歌詞テロップ用の歌詞情データ、曲名、作詞者名、作曲者名等を含むタイトル画面を表示するためのタイトルデータ、歌詞テロップの背景映像再生用の映像データ等から構成されている。
【0025】
また、本例では、カラオケ曲データを使用するにはセンタ装置30との通信によって許可情報を取得する必要があり、一旦許可情報を取得すれば、その後1ヶ月間はカラオケ曲データを随時使用できる。この許可情報の取得に関わる処理に付いては後で詳述する。
【0026】
次に、センタ装置30の構成について図3を参照して説明する。
図3に示すように、センタ装置30は、ホスト装置31と監視用端末32とから構成されている。
ホスト装置31は、制御手段であり本発明の暗号化手段およびセンタ側記憶指示手段としてのホストコンピュータ33、記憶手段であり本発明のセンタ側許可情報記憶手段および復元結果情報記憶手段としての記憶装置34、通信手段であり本発明の暗号許可情報送出手段および復元結果情報取得手段としての通信制御装置35を備えており、通信制御装置35は第1通信網61に接続されている。
【0027】
監視用端末32は、制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)36、入力手段としてのキーボード37、表示手段としてのCRT38および印刷手段としてのプリンタ39を備えている。
記憶装置34は、図4に示される許可情報テーブル71および稼働状況管理テーブル70を備えている。許可情報テーブル71には、各カラオケ装置10毎の許可情報が記憶され、稼働状況管理テーブル70には、各カラオケ装置10から送信されてくる復元結果情報が記憶される構成である。また、記憶装置34は、ホストコンピュータ33が動作するための各種制御プログラム等も記憶している。
【0028】
監視用端末32は、ホスト装置31に各種のデータを入力したり、ホスト装置31からデータを取り出すための装置であり、入出力データをCRT38に表示させたり、プリンタ39に印刷させることができる。
次に、曲配信装置50の構成について図5を参照して説明する。
【0029】
図5に示すように、曲配信装置50は、ホスト装置51と監視用端末52とから構成されている。曲配信装置50を構成する各部はセンタ装置30の各部と同様の構成であるので詳細な説明は省略する。ただし、記憶装置54には、カラオケ装置10に配信するための膨大な量の曲データが記憶されており、通信制御装置55は第2通信網62に接続されている。
【0030】
次に、カラオケ装置10を動作させるかさせないか決定するために、CPU11が定期的に実行する動作制御処理について、図6に示される動作制御処理のフローチャート、図7に示されるセンタ装置30のホストコンピュータ33が実行する許可情報送信処理のフローチャートおよび図8に示される暗号化及び復元処理の説明図を参照して説明する。なお、本例では、CPU11は、カラオケ装置10が起動される毎および日付が変わる毎に、動作制御処理を実行する構成である。
【0031】
図6に示すように、動作制御処理を開始すると、CPU11は、前回の許可情報の取得から所定の期間を経過したかを判断する(ステップ100、以下ステップを単にSと記す)。この例では、所定の期間は1ヶ月と設定されているので、CPU11は、前回の許可情報の取得から1ヶ月経過したかを判断することになる。ここで1ヶ月を経過していないときには(S100:NO)、CPU11は、この動作制御処理を終了する。一方、1ヶ月を経過していたならば(S100:YES)、CPU11は、S110に進んでセンタ装置30と通信し、暗号許可情報を取得する。
【0032】
センタ装置30では、カラオケ装置10からの通信要求があると、ホストコンピュータ33が、通信制御装置35を介して、カラオケ装置10から送られてくるパスワードを受け取り、例えばカラオケ装置10が接続されている通信回線の回線番号やパスワード等で端末照合を行い、センタ装置30に登録されているカラオケ装置10であれば照合正常を返送し、カラオケ装置10から要求が送られてくるのを待ち、これが暗号許可情報の送信要求であれば図7に示される許可情報送信処理を実行する。
【0033】
図7に示すように、ホストコンピュータ33は、許可情報送信処理を開始すると、まず記憶装置34の許可情報テーブル71から暗号許可情報の送信を要求してきたカラオケ装置10に前回与えた許可情報(前回許可情報)を読み出す(S200)。次に、ホストコンピュータ33は、今回カラオケ装置10に与える為の許可情報を決定する(S210)。
【0034】
この許可情報はカラオケ装置10毎に連番となっているので、例えば図8に示すように前回許可情報が9502であれば今回の許可情報は9503となる。このように許可情報が連番となっていることに関する情報はカラオケ装置10にも与えられており、後述する許可情報の正誤の判定において使用される。
【0035】
図7に示すように、ホストコンピュータ33は、暗号化処理により暗号許可情報を算出する(S220)。本例では、この暗号許可情報は、図8に示されるように、前回許可情報(9502)と今回の許可情報(9503)との和(19005)となっている。
【0036】
次に、ホストコンピュータ33は、暗号許可情報をカラオケ装置10に送信し(S230)、今回の許可情報(9503)を記憶装置34の許可情報テーブル71に書き込んで許可情報テーブル71を更新する(S240)。
図6に示すように、カラオケ装置10のCPU11は、上述のようにしてセンタ装置30から送られてくる暗号許可情報を取得(S110)してから、前回許可情報を使用して暗号許可情報を復元処理し復元結果情報を得る(S120)。そして、その復元結果情報を許可情報としてハードディスクメモリ15に記憶させる(S130)。
【0037】
図8に示すように、カラオケ装置10のCPU11による復元処理は、暗号許可情報(19005)から前回許可情報(9502)を減算する処理であり、求められる復元許可情報は、上述のようにホストコンピュータ33が決定した今回の許可情報と同じものになる。なお、ここで使用される前回許可情報は、前回の同様の処理で得られた許可情報(復元結果情報)である。
【0038】
図6に示すように、カラオケ装置10のCPU11は、復元結果情報をセンタ装置30に送信して、通信を終了する。
図7に示すように、センタ装置30では、ホストコンピュータ33は、カラオケ装置10から送られてきた復元結果情報を受信し(S250)、これを記憶装置34の稼働状況管理テーブル70に書き込んで稼働状況管理テーブル70を更新して(S260)、この処理を終了する。
【0039】
図6に示すように、カラオケ装置10のCPU11は、今回の通信で得た許可情報(復元結果情報)が前回許可情報と連番になっているか否かにより、許可情報(復元結果情報)の正誤を判定し、これが正しければ(S150:YES)、カラオケ装置10を正常稼働可能として(S160)、この動作制御処理を終了する。
【0040】
一方、許可情報(復元結果情報)が正しくなければ(S150:NO)、CPU11は、カラオケ装置10を稼働を停止させ(S170)、この動作制御処理を終了する。
これは、許可情報(復元結果情報)が正しくないということは、例えばセンタ装置30とこのカラオケ装置10または他のカラオケ装置10との以前の通信を解析して得た過去の暗号許可情報が、センタ装置30に代わる装置を使用して送信された等、カラオケ装置10に偽の許可指令を与えて、契約外でカラオケ装置10を使用しようとする行為がなされた可能性がきわめて高いからであり、そのようなカラオケ装置10の不正使用を防止するためである。
【0041】
なお、カラオケ装置10の稼働を停止させるとは、カラオケ装置10が本来の用途すなわちカラオケに使用できない状態とすれば十分なので、装置の完全に停止する必要はなく、例えばハードディスクメモリ15からカラオケ曲データを読み出せない状態とする等で十分である。
【0042】
正しい許可情報(復元結果情報)を得てカラオケ装置10が動作可能な状態において、利用者が、多目的入力キー16または図示しないリモコンにより、リクエストを入力すると、CPU11は、そのリクエストに対応するカラオケ曲データをハードディスクメモリ15から読み出し、その内の演奏データを音源19に転送し、タイトルデータ、歌詞データ、映像データを映像処理装置18に転送する。
【0043】
音源19は、演奏データに基づいて演奏信号を合成し、これをアンプ21に出力する。アンプ21は、マイク23から入力される利用者の歌声信号と演奏信号とをミキシングし、増幅して、スピーカ22に出力する。スピーカ22からは演奏音と歌声とが音声出力される。
【0044】
また、映像処理装置18は、タイトル画面、背景映像、背景映像にスーパーインポーズする歌詞テロップ等の映像信号を、演奏信号と同期するタイミングでモニタ20に出力する。モニタ20には、演奏開始に合わせてタイトル画面が表示され、背景映像にスーパーインポーズされた歌詞テロップが、演奏の進行に合わせて表示される。こうして、利用者はカラオケを楽しむことができる。
【0045】
以上、具体例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0046】
また、許可情報はセンタ装置側で一定の基準によって決定され、情報提供端末側でその決定基準に対応する判定基準を保持すればよく、上記の例のように連番とする必要はない。
さらに、具体例では第1通信網と第2通信網との2つを使用しているが、1つの通信網で第1通信網と第2通信網とを兼用させてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の通信システムによれば、センタ装置は、許可情報をそのまま通知するのではなく、一旦暗号許可情報としてから情報提供端末に通知する。
そして、カラオケ装置はセンタ装置から取得する暗号許可情報をそのままで使用するのではなく、暗号許可情報と許可情報記憶手段に記憶されている許可情報とにより復元結果情報を復元し、それが正しいときにカラオケ演奏が許可される。そして復元結果情報は、新しい許可情報として許可情報記憶手段に記憶され、次回の復元結果情報の復元に使用される。
【0048】
したがって、センタ装置とカラオケ装置との通信を解析しても、それだけでは復元結果情報を得ることはできない。よって、センタ装置に代わる装置を使用してカラオケ装置に偽の許可指令を与え契約外で使用することは防止される。また、復元結果情報が、次回の復元結果情報の復元に使用されるので、継続的に正規に使用されていなければ、正しい復元結果情報を得ること、すなわちカラオケ装置を使用することはできない。この点においてもセキュリティは高まる。
しかも、暗号化に際しては、前回の許可情報が暗号化のキーとして使用される。したがって、センタ装置からカラオケ装置に通知される暗号許可情報自体のセキュリティが高い。
【0049】
請求項2記載の通信システムにおいては、カラオケ装置が、復元結果情報をセンタ装置に送出する(復元結果情報送出手段)ので、これをセンタ装置側で照合すれば、その正誤に応じて、カラオケ装置が正規に使用されているか否かを知ることができる。
【0050】
また、センタ装置は、カラオケ装置から送られてくる復元結果情報を取得し(復元結果情報取得手段)、取得された復元結果情報をカラオケ装置毎に記憶する(復元結果情報記憶手段)ので、この復元結果情報を許可情報または暗号許可情報を用いて照合すれば、その正誤に応じて、カラオケ装置が正規に使用されているか否かを知ることができる。この復元結果情報が許可情報と一致するような演算プログラムを使用すれば、照合作業も簡単である。
【0051】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例の通信システムの概略構成図である。
【図2】 図1の通信システムの構成要素となるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1の通信システムのセンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 センタ装置の記憶装置に格納される稼働状況管理テーブルと許可情報テーブルの説明図である。
【図5】 図1の通信システムにおいてカラオケ装置に曲データを配信する曲配信装置のブロック図である。
【図6】 具体例のカラオケ装置のCPUが実行する動作制御処理のフローチャートである。
【図7】 具体例のセンタ装置のホストコンピュータが実行する許可情報送信処理のフローチャーである。
【図8】 具体例における暗号化と復元処理の説明図である。
【符号の説明】
10・・・カラオケ装置、
11・・・CPU(復元手段、正誤判定手段、許可手段、記憶指示手段)、
12・・・通信制御装置(暗号情報取得手段、復元結果情報送出手段)、
15・・・ハードディスクメモリ(曲データ記憶手段)、
16・・・多目的入力キー、
17・・・電子タイマ、
18・・・映像処理装置、
19・・・音源、
20・・・モニタ、
21・・・アンプ、
22・・・スピーカ、
23・・・マイク、
30・・・センタ装置、
31・・・ホスト装置、
32・・・監視用端末、
33・・・ホストコンピュータ(暗号化手段、センタ側記憶指示手段)、
34・・・記憶装置(センタ側許可情報記憶手段、復元結果情報記憶手段)、
35・・・通信制御装置(暗号許可情報送出手段、復元結果情報取得手段)、
37・・・キーボード、
39・・・プリンタ、
50・・・曲配信装置、
51・・・ホスト装置、
52・・・監視用端末、
54・・・記憶装置、
55・・・通信制御装置、
61・・・第1通信網、
62・・・第2通信網、
70・・・稼働状況管理テーブル、
71・・・許可情報テーブル。
Claims (2)
- センタ装置と、該センタ装置から許可情報を取得すると、該許可情報の取得から所定の期間を経過するまでは、曲データ記憶手段に記憶されているカラオケ曲データを用いてのカラオケ演奏を実行可能になるカラオケ装置とを含んで構成される通信システムにおいて、
前記センタ装置は、
新たに前記カラオケ装置に通知しようとする許可情報に、前回該カラオケ装置に通知した許可情報をキーとする暗号化処理を施して暗号許可情報を作成する暗号化手段と、
該作成された暗号許可情報をそのカラオケ装置に送出する暗号許可情報送出手段と、
前記新たな許可情報をセンタ側許可情報記憶手段に記憶させるセンタ側記憶指示手段とを備え、
前記カラオケ装置は、
前記センタ装置から暗号許可情報を取得する暗号情報取得手段と、
該取得した暗号許可情報を、許可情報記憶手段に記憶されている前回の許可情報をキーとする復元処理により復号して復元結果情報とする復元手段と、
前記センタ装置での前記許可情報の決定基準に対応する判定基準を保持していて、前記復元手段によって復号された復元結果情報の正誤を該判定基準に基づいて判定する正誤判定手段と、
該復元結果情報が正しいときに前記カラオケ演奏の実行を可能にする許可手段と、
前記復元結果情報を新しい許可情報として前記許可情報記憶手段に記憶させる記憶指示手段と
を備える
ことを特徴とする通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記カラオケ装置には、前記復元結果情報を前記センタ装置に送出する復元結果情報送出手段を備え、
前記センタ装置には、
前記カラオケ装置から送られてくる前記復元結果情報を取得する復元結果情報取得手段と、
該取得された復元結果情報を前記カラオケ装置毎に記憶する復元結果情報記憶手段とを備えた
ことを特徴とする通信システム。
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