JP3668427B2 - ネットワーク対戦ゲーム管理方法及び管理プログラム並びに対局管理装置および端末装置 - Google Patents

ネットワーク対戦ゲーム管理方法及び管理プログラム並びに対局管理装置および端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば将棋や囲碁のような対戦型のゲームをインターネットのような通信網を介して接続された複数の端末を用いて行うために利用されるネットワーク対戦ゲーム管理方法及び管理プログラム並びにICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開2000−157724号公報に示されるように、ゲーム機などの複数の端末をインターネットに接続し、インターネット及びインターネット上のサーバを介して複数のプレイヤーの間で対戦型のゲームを実施することが提案されている。
【0003】
このように、ネットワークを介して対戦型のゲームを実施する場合には、予め対戦する各ユーザをサーバなどに登録する必要がある。従来の方法では、簡単な手続きにより様々な人が自由に登録を行い、発行されたユーザIDやパスワードを用いて直ちにゲームに参加できるようになっている。ユーザIDやパスワードの入力が不要な場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法を用いる場合には、実際にゲームに参加しているユーザが特定の人物であることを保証することができない。ユーザIDやパスワードを用いて個人の認証を行う場合であっても、ユーザIDやパスワードを盗み見た第三者が本人になりすましてゲームに参加することもできる。また、ユーザIDやパスワードを端末自体に記憶しておく場合には、他人の端末を無断で借用することにより第三者が本人になりすますことができる。
【0005】
更に、ネットワーク上で通信を盗聴することにより、第三者が本人になりすましてゲームに参加することもできるし、特定のゲーム参加者から送信された情報を改ざんして他のゲーム参加者に転送することもできる。
ところで、ゲームを実施している途中で通信回線に障害が発生した場合には、障害が発生する前の状態に戻ってゲームを再開することになる。このような場合には、通信回線の障害によりゲームが中断している間に、プレイヤーは次の手を考えることができる。
【0006】
しかし、将棋のような対戦型のゲームにおいては一手毎の思考に利用できる時間に予め制限が設けられている場合が多い。その場合、ゲームが中断した時に次の手を考えることができる一方のプレイヤーだけに多くの時間が与えられることになり不公平が生じる。
また、2日以上の期間に渡って対戦を行う場合には、1日毎に対戦を中断し、次の日にゲームの続きを再開する必要がある。このため、通信回線に障害が発生しない場合であってもゲームの中断が必要になる。
【0007】
コンピュータやネットワークを利用しない一般のゲームにおいては、ゲームの中断をする場合には封じ手と呼ばれる手続きを行う。すなわち、次に打つ番の人の手を前もって紙に書いて密封しておく。密封された次の手はゲームを再開するまで見ることができないので、その手に対する更に次の手を中断期間に考えることはできない。従って、公平性が保たれる。
【0008】
しかしながら、コンピュータ端末やネットワークを利用して対戦型のゲームを実施する従来の方法では、封じ手のような機能が存在しないのでゲームを中断する場合には問題が生じる。
本発明は、上記のようなネットワーク対戦ゲームを実施する場合に、対戦者のなりすましや指し手改ざんのような不正行為を防止するとともに、通信回線の障害や2日間以上の対戦によるゲーム中断の際に不公平などの問題が発生するのを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、ネットワークに接続された2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を前記ネットワークに接続された対局管理装置を用いて管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、対戦に利用される各端末の公開鍵を入手し、対戦に利用される各端末から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力される各々の情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、対戦に利用される各端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を、前記制御手段が、送信者及び対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して送信者の対戦相手の端末宛てに転送し、前記制御手段が、少なくとも指し手の情報を対戦者の端末宛てに転送してから当該端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間に関連する時間情報を測定し、前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出し、前記指し手の情報から抽出した時間情報と測定により得られた時間情報とに基づいて、前記制御手段が、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出することを特徴とする。
【0010】
請求項1においては、伝送される情報に添付される送信側のディジタル署名と時間情報とを用いてゲームの進行を管理している。例えば、送信側が送信者の秘密鍵を用いて暗号化し作成したディジタル署名は送信者の公開鍵を利用しない限り復元できない。また、同じディジタル署名を作成できるのは秘密鍵を所有する送信者だけである。
【0011】
従って、添付されたディジタル署名を入手した公開鍵を用いて正しく復元できた場合にはその情報は特定の送信者から送信されたものであり、しかも改ざんされていない正当な情報であると認識することができる。
また、端末が指し手の情報を受け取ってから次の指し手の情報を返すまでの消費時間や時刻の情報を対局管理装置において測定するとともに、端末から対応する時間や時刻を示す時間情報を受け取り、対局管理装置側の時間の情報と端末側の時間の情報とを対比することにより、異常な遅延の有無を検出することができる。例えば、ネットワーク上で情報の改ざんが行われたような場合には時間にずれが生じるのでその異常を検出できる。
【0012】
請求項2は、請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、対戦に利用される各端末から入力された要求情報がゲームの中断申し込みに関するものであるか否かを判定し、ゲームの中断申し込みに関する要求情報であるとされた場合には、前記制御手段が、その要求情報を送信者の対戦相手の端末宛てに転送し、前記要求情報に対する応答として中断了解を示す応答情報が対戦相手の端末から入力された場合に、前記制御手段は、前記中断申し込みを送信した端末に対して中断了解を示す情報を送信し、前記制御手段は、指し手順番の端末から入力される指し手の情報を、少なくともその時の時刻の情報とともに対局管理装置内に保存してゲームを中断することを特徴とする。
【0013】
ゲームを途中で中断しようとする場合には、両方の対戦者の思考に許される時間を平等にするために特別な配慮が必要になる。例えば、第1の対戦者が第2の対戦者から届いた指し手を見た状態で中断すると、次にゲームを再開するまでの間は、第1の対戦者は最後の指し手に対する次の手を自由に考えることができるので時間的に不公平が生じる。
【0014】
請求項2においては、例えば、第1の対戦者の手番において、この第1の対戦者の端末から次の指し手情報とともにゲームを中断する旨の要求情報が対局管理装置に入力された場合に、対局管理装置は、第2の対戦者の端末との間でゲームの中断に関する要求情報およびその応答情報のやり取りを行う。その一方、第1の対戦者が最後に入力した指し手の情報を第2の対戦者の端末に転送せずに対局管理装置内に保存してから中断する。従って、次の指し手を考えるべき第2の対戦者は、第1の対戦者が送信した最後の指し手を次にゲームを再開するまでは見ることはできず、時間的な不公平は生じない。すなわち、ネットワーク上で対戦型ゲームを実施する場合においても封じ手の手続きを実現することができる。
【0015】
また、ゲームを中断するときに時刻の情報を保存するので、ゲームの累積時間を管理する場合には、中断の時間を考慮して実際の累積時間を把握することができる。
請求項3は、請求項2のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、中断されたゲームにかかわる2つの端末から中断されたゲームを再開するための要求情報が入力されたか否かに基づいて、前記中断されたゲームを再開するか否かを判定し、前記中断されたゲームを再開すると判定した場合に、前記制御手段は、前記対局管理装置内に保存されている次の指し手の情報を取り出して、前記指し手の情報を次の指し手順番の端末宛てに送信することを特徴とする。
【0016】
請求項3においては、中断されたゲームを再開する旨の要求情報が対戦者双方の端末から入力されたときに、中断の際に最後に入力されて対局管理装置内に保存された指し手の情報を、ゲーム再開の直後にこの指し手情報を入力した対戦者の対戦相手の端末を宛先として送信する。したがって、中断前と同じ条件で続きとしてゲームを再開することができる。このため、例えば2日以上に渡る対局であっても管理できる。
請求項4は、請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、第1の端末から送信された指し手の情報を第2の端末に転送した後で、第1の端末と対局管理装置との間の通信回線に障害が発生したことを検出すると、第2の端末に対して相手の通信回線の障害発生を報告するとともに、次の指し手の情報を第2の端末から入力し、入力した次の指し手の情報を少なくともその時の時刻の情報とともに対局管理装置内に保存することを特徴とする。
【0017】
ネットワークを介して対戦型のゲームを実施する場合には、通信回線に障害が発生したような場合には一時的にゲームを中断せざるを得ない。このような場合にも、両方の対戦者の思考に許される時間を平等にするために特別な配慮が必要になる。
請求項4においては、通信回線の障害などの原因でゲームを中断しようとする場合に、次の一手を第2の端末から入力し、その指し手の情報を転送せずに対局管理装置内に保存してから中断する。この場合、対局管理装置と第2の端末との間の通信回線には障害がないことを想定している。
【0018】
従って、ゲームを中断している間はいずれの対戦者も次の手について思考することはできず時間的な不公平は生じない。すなわち、通信回線に障害が発生した場合には、自動的に封じ手の手続きを実施してからゲームを中断することができる。
また、ゲームを中断するときに時刻の情報を保存するので、ゲームの累積時間を管理する場合には、中断の時間を考慮して実際の累積時間を把握することができる。
【0019】
請求項5は、請求項4のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、通信回線の障害により中断されたゲームを再開するための要求情報が両方の端末からそれぞれ入力された場合には、対局管理装置内に保存されている次の指し手の情報を取り出して前記第2の端末宛てに送信することを特徴とする。
【0020】
請求項5においては、通信回線の障害により中断が生じた際に最後に入力された指し手の情報を、ゲーム再開の直後に送信するので中断前と同じ条件で続きとしてゲームを再開することができる。このため、通信回線の影響を受けることなく長期間のゲームを管理することができる。
請求項6は、請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、前記対局管理装置では、前記対局管理装置に備えられる制御手段が、第1の端末から送信された指し手の情報を第2の端末に転送した後で、第2の端末と対局管理装置との間の通信回線に障害が発生したことを検出すると、時間測定用のタイマを停止し、第1の端末に対して相手の通信回線の障害発生を報告することを特徴とする。
【0021】
請求項6においては、通信回線の障害により中断が生じた際に、障害が発生していない端末では、対局管理装置からの通知によって相手側の通信回線に障害が発生したことを認識することができる。
請求項7のネットワーク対戦ゲーム管理方法は、ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、前記端末では、前記端末に備えられる制御手段が、前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を入手し、前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記制御手段が、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付し、前記対局管理装置から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、前記制御手段が、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を自端末の表示出力に反映し、前記制御手段が、少なくとも対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定し、測定により得られた前記時間情報を、前記制御手段が、送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供し、第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、第1の端末から送出された指し手の情報を第2の端末が受け取った後で、第2の端末に第1の端末側の通信回線の障害発生が通知された場合には、第2の端末に備えられる制御手段が、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を対局管理装置に送信した後でゲームの進行を中断することを特徴とする。
【0022】
請求項7においては、伝送される情報に添付される送信側のディジタル署名と時間情報とを用いてゲームの進行を管理している。例えば、送信側が送信者の秘密鍵を用いて暗号化し作成したディジタル署名は送信者の公開鍵を利用しない限り復元できない。また、同じディジタル署名を作成できるのは秘密鍵を所有する送信者だけである。
【0023】
従って、添付されたディジタル署名を正しく復元できた場合にはその情報は特定の送信者から送信されたものであり、しかも改ざんされていない正当な情報であると認識することができる。
また、端末が指し手の情報を受け取ってから次の指し手の情報を返すまでの消費時間や時刻の情報を対局管理装置及び端末のそれぞれにおいて管理する場合には、対局管理装置側の時間の情報と端末側の時間の情報とを対比することにより異常の有無を検出することができる。例えば、ネットワーク上で情報の改ざんが行われたような場合には時間にずれが生じるのでその異常を検出できる。
【0027】
さらに、請求項においては、第2の端末に最後の指し手の情報が届いた後で第1の端末側の通信回線の障害が発生し、第2の端末側と対局管理装置との間の通信回線には問題がない場合を想定している。
請求項では、第2の端末は自端末の対局者から入力される次の指し手の情報を対局管理装置に送信した後でゲームの進行を中断する。また、この指し手の情報は対局管理装置に保存されゲームを再開するまでは第1の端末に送信されないことを想定している。
【0028】
従って、通信回線の障害によってゲームを中断している間はいずれの対戦者も次の手について思考することはできず時間的な不公平は生じない。すなわち、通信回線に障害が発生した場合には、自動的に封じ手の手続きを実施してからゲームを中断することができる。
請求項8のネットワーク対戦ゲーム管理方法は、ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、前記端末では、前記端末に備えられる制御手段が、前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を入手し、前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記制御手段が、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付し、前記対局管理装置から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、前記制御手段が、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を自端末の表示出力に反映し、前記制御手段が、少なくとも対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定し、測定により得られた前記時間情報を、前記制御手段が、送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供し、第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、第1の端末から送出された指し手の情報を第2の端末が受け取った後で、第2の端末側の通信回線に障害が発生した場合には、第2の端末に備えられ制御手段、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断することを特徴とする。
【0029】
請求項8においては、伝送される情報に添付される送信側のディジタル署名と時間情報とを用いてゲームの進行を管理している。例えば、送信側が送信者の秘密鍵を用いて暗号化し作成したディジタル署名は送信者の公開鍵を利用しない限り復元できない。また、同じディジタル署名を作成できるのは秘密鍵を所有する送信者だけである。
従って、添付されたディジタル署名を正しく復元できた場合にはその情報は特定の送信者から送信されたものであり、しかも改ざんされていない正当な情報であると認識することができる。
また、端末が指し手の情報を受け取ってから次の指し手の情報を返すまでの消費時間や時刻の情報を対局管理装置及び端末のそれぞれにおいて管理する場合には、対局管理装置側の時間の情報と端末側の時間の情報とを対比することにより異常の有無を検出することができる。例えば、ネットワーク上で情報の改ざんが行われたような場合には時間にずれが生じるのでその異常を検出できる。
さらに、請求項においては、第2の端末に最後の指し手の情報が届いた後で第2の端末側の通信回線に障害が発生し第2の端末が次の指し手を送信できない場合を想定している。
請求項では、第2の端末は自端末の対局者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断する。
【0030】
なお、例えばICカード内のシステム領域のようにユーザからはアクセスできない場所に指し手の情報を保存することにより、記録された指し手の情報を改ざんすることはできなくなる。
従って、通信回線の障害によってゲームを中断している間はいずれの対戦者も次の手について思考することはできず時間的な不公平は生じない。すなわち、通信回線に障害が発生した場合には、自動的に封じ手の手続きを実施してからゲームを中断することができる。
【0031】
請求項は、ネットワークに接続された2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を前記ネットワークに接続された対局管理装置を用いて管理するための前記対局管理装置のコンピュータで実行可能な管理プログラムであって前記管理プログラムには、対戦に利用される各端末の公開鍵を前記対局管理装置が入手する手順と、対戦に利用される各端末から前記対局管理装置に情報が入力される場合には、入力される各々の情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する手順と、対戦に利用される各端末からゲームに関する指し手の情報が前記対局管理装置に入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を、送信者及び対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して送信者の対戦相手の端末宛てに転送する手順と、少なくとも指し手の情報を前記対局管理装置が対戦者の端末宛てに転送してから当該端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間に関連する時間情報を測定する手順と、前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出する手順と、前記指し手の情報から抽出した時間情報と測定により得られた時間情報とに基づいて、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出する手順とを設けたことを特徴とする。
【0032】
請求項の管理プログラムを読み込んで対局管理装置のコンピュータで実行することにより、請求項1と同じネットワーク対戦ゲーム管理方法を実施することができる。
請求項10は、ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するための前記各端末のコンピュータで実行可能な管理プログラムであって前記管理プログラムには、前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を入手する手順と、前記端末が対局管理装置に送信する各々の情報に、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付する手順と、前記端末に対局管理装置から情報が入力される場合には、前記端末が入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する手順と、前記端末に対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限って前記端末がその指し手の情報を自端末の表示出力に反映する手順と、前記端末が対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定する手順と、測定により得られた前記時間情報を送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供する手順と、前記対戦相手の端末から送出された指し手の情報を受け取った後で、自端末側の通信回線に障害が発生した場合に、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断する手順とを設けたことを特徴とする。
【0033】
請求項10の記録媒体から管理プログラムを読み出して各端末のコンピュータで実行することにより、請求項と同じネットワーク対戦ゲーム管理方法を実施することができる。
【0034】
請求項11は、ネットワークに接続された2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するために前記ネットワークに接続された対局管理装置において、対戦に参加する利用者に対応して予め登録された公開鍵を、対戦に利用される各端末からそれぞれ入手する個人鍵収集手段と、前記対戦に利用される各端末から入力される情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する認証手段と、前記認証手段によって正当性が確認された情報がゲームに関する指し手の情報であった場合に、その指し手の情報を、前記送信者及び前記対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して前記送信者の対戦相手の端末宛てに転送する指し手情報転送手段と、前記指し手情報転送手段による指し手情報の転送が完了してから前記対戦者の端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間を含む前記ゲームの進行にかかわる時間を測定する時間測定手段と、前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出する時間情報抽出手段と、前記指し手の情報から抽出した時間情報と前記時間測定手段による測定によって得られた時間情報とに基づいて、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出する時間管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】
請求項11の対局管理装置は、個人鍵収集手段によって対局にかかわる各端末から収集した公開鍵を用いて、認証手段が、それぞれの端末からの入力情報に添付されたディジタル署名を復号した結果に基づいて入力情報および送信者の正当性を確認し、正当性が確認された指し手情報のみを指し手情報転送手段を介して対戦相手に送信することで、公正な対戦環境を提供する。更に、時間測定手段によって測定された時間と時間抽出手段によって指し手情報から抽出された時間情報で示される各端末における経過時間とを、時間管理手段によって比較することにより、ネットワークにおける伝送過程において発生した異常な伝送遅延を検出し、例えば、ネットワーク上での情報の改ざんなどの不正行為を発見することができる。
【0036】
請求項12は、将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するための対局管理装置にネットワークを経由して接続され、前記対戦型ゲームに利用者が参加するために利用される端末装置において、前記対戦型ゲームに参加する利用者それぞれに対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置の公開鍵と対戦相手の公開鍵との少なくとも一方に関する情報を入手する鍵情報収集手段と、前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記秘密鍵で暗号化したディジタル署名を添付する署名添付手段と、前記公開鍵を用いて、対局管理装置から入力された各々の情報に添付されたディジタル署名を復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する認証手段と、前記認証手段によって正当性が確認された情報が対戦相手の端末からのゲームに関する指し手の情報であった場合に、その指し手の情報を表示出力に反映する指し手表示手段と、前記対戦相手の端末からの指し手の情報を受信してから、次の指し手の情報を前記対戦相手の端末に返すまでの消費時間に関連する時間を測定する時間測定手段と、前記対戦相手の端末に送信する次の指し手の情報に、前記時間測定手段による測定によって得られた前記時間情報を添付して、前記対局管理装置による前記ネットワークにおいて発生した異常な遅延の検出に供する時間情報添付手段とを備え、前記対戦相手の端末から送出された指し手の情報を受け取った後で、自端末側の通信回線に障害が発生した場合に、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断するように構成されていることを特徴とする。
このような端末装置では、鍵情報収集手段によって収集された秘密鍵を用いて暗号化されたディジタル署名を添付することで、その端末装置が対戦相手の端末に送付する情報の正当性を保証する。また、対戦相手の正当性及びその端末から受け取った情報の正当性は、上述した鍵情報収集手段によって収集された対戦相手の公開鍵あるいは対局管理装置の公開鍵を用いて、認証手段が、対局管理装置を介して対戦相手の端末装置から受け取った情報に添付されたディジタル署名を復号した結果に基づいて確認し、正当性が確認された対戦相手の端末装置から送出された正当な指し手の情報のみを、指し手表示手段を介して自端末の表示出力に反映して利用者に提示する。また、これらの過程に関する消費時間を時間測定手段によって測定し、その測定結果を示す時間情報を時間情報添付手段によって指し手の情報に添付することにより、対局管理装置によるネットワーク上での異常な伝送遅延の検出に必要な情報を提供する。さらに、対戦相手の端末から指し手の情報が届いた後で自端末側の通信回線に障害が発生した場合には、自動的に封じ手の手続きを実施してからゲームを中断する。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明のネットワーク対戦ゲーム管理方法及び管理プログラム並びにICカードの1つの実施の形態について、図1〜図45を参照して説明する。この形態は全ての請求項に対応する。
【0038】
図1〜図7は、通信手順(1〜7)を示すシーケンス図である。図8は使用するシステムの構成例を示すブロック図である。図9は会員登録及びICカード発行の手続きを示すシーケンス図である。図10はICカードの機能を示す模式図である。図11はICカード内のデータの構成を示す模式図である。図12はICカード内の対局記録情報の構成を示す模式図である。
【0039】
また、図13は対局管理サーバの対局管理テーブルの構成を示す模式図である。図14は対局管理サーバの対局記録テーブルの構成を示す模式図である。図15は対局管理サーバにおける状況と実行される処理との対応関係を示すマップである。図16〜図29は、対局管理サーバの動作(1〜14)を示すフローチャートである。
【0040】
図30は端末の画面遷移を示す模式図である。図31は端末の画面の表示例(1)を示す正面図である。図32は端末の画面の表示例(2)を示す正面図である。図33〜図41は、端末の動作(1〜9)を示すフローチャートである。
図42は通信データ形式(端末→対局管理サーバ)を示す模式図である。図43は通信データ形式(対局管理サーバ→端末)を示す模式図である。図44は通信データ形式(対局管理サーバ→会員管理サーバ)を示す模式図である。図45は通信データ形式(会員管理サーバ→対局管理サーバ)を示す模式図である。
【0041】
この形態では、将棋や囲碁のような対戦型のゲームをネットワークを介して接続された端末同士の間で行うことを想定している。実際には、図8に示すような構成のシステムを利用する。
図8を参照すると、ネットワーク21には複数の端末11(A),11(B)と、対局管理サーバ22及び会員管理サーバ23が接続されている。ネットワーク21としてはインターネットを想定している。
【0042】
各々の端末11には、カードリーダ12及び本人認証装置13が接続されている。ゲームに参加できるのは、予め登録された会員のみに限られる。登録された会員にはICカード14が発行される。このICカード14をカードリーダ12に装着することにより、ゲームに参加できる。
本人認証装置13は、一般に知られているバイオメトリクス認証の手段を用いてICカード14を使用する人の本人確認を行う。バイオメトリクス認証の手段としては、指紋照合,手形照合,声紋照合などを利用すればよい。
【0043】
なお、この例では一方の対局者が対局中に端末11の電源を切ったり、端末11のアプリケーションを終了したり、ICカード14の引き抜きを行ったことを検出すると、悪意を持った操作が行われたものとみなしてその人の敗局とすることを前提としている。
新たに会員として登録しようとする人は、任意の端末から会員管理サーバ23にアクセスし、図9に示すような手続きを行う。これにより、会員管理サーバ23が発行するICカード14を入手することができる。
【0044】
図示しないが、ICカード14は不揮発性のメモリやマイクロプロセッサを内蔵している。ICカード14の機能としては、図10に示すように会員の識別機能,個人情報の管理機能,署名の作成機能,メッセージの正当性の確認機能及び履歴データ(対局記録情報)の保存機能が備わっている。
ICカード14内には、図11に示すようにカード固有情報及び対局記録情報が記録される。
【0045】
会員管理サーバ23から発行されたICカード14には、カード固有情報として会員番号,個人情報,所有者の私有鍵(秘密鍵),所有者の公開鍵,対局管理サーバの公開鍵が記録されている。
対局記録情報は、対局の履歴であり対局の進行に伴って逐次追加される。対局記録情報には、図11,図12に示すように対局年月日,対局相手の会員番号,対局相手の氏名及び対局内容データが含まれる。
【0046】
なお、封じ手を含む各指し手及びその指した時刻の情報は、ICカード14内のユーザが書き込み不可能(読み出しは可能)なシステムエリアなどに保存される。また、回線障害が発生した場合には、指された手及び時刻の情報がICカード14の書き込み不可能なシステムエリアなどに封じ手として保存される。回線が復旧した場合には、封じ手を読み出して対局を再開することができる。
【0047】
なお、各端末11に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムについては、図1〜図7のシーケンス図並びに図33〜図41のフローチャートに記載された内容に基づいて容易に作成することができる。
2つの端末11(A),11(B)の間で行われるゲームの進行は、対局管理サーバ22によって管理される。この対局管理サーバ22には、図13に示すような構成の対局管理テーブル(31)と、図14に示す構成の対局記録テーブルとが備わっている。
【0048】
対局管理テーブル(31)は、各対局を管理するために対局毎の現在の状況を表す様々な情報を保持している。具体的には、図13に示すように対局登録番号,進捗状況STS,手番(先手/後手),既指し手数,先手残り時間,後手残り時間,回線状態,送信バッファ及びタイマの現在の情報が保持されている。
対局記録テーブルには、対局の進行に伴ってその履歴データが逐次追加される。対局毎に追加される各履歴データは、図14に示すようにヘッダ部と指し手部とで構成される。
【0049】
対局管理サーバ22のコンピュータが実行する管理プログラムについては、図1〜図7のシーケンス図並びに図16〜図29のフローチャートに記載された内容に基づいて容易に作成することができる。
対局管理サーバ22は、図16に示すようにステップS101で一方の端末11から受信したデータと、ステップS102で対局管理テーブル31から読み込んだデータとに基づいてステップS103で様々な処理を実行する。
【0050】
対局管理サーバ22における状況と実行される処理との対応関係は図15に示す通りである。例えば、対局中に対局管理サーバ22が先手A側の端末11(A)から指し手Ax×のデータを受信した場合には、対局管理サーバ22は「P1−01」の番号の処理を実行するので、図19に示す「P1−01」のラベルから始まる処理が実行される。
【0051】
図15に示すように、対局管理サーバ22における状況の種類としては「対局開始前」,「対局中」,「封じ手準備中」,「中断中(封じ手)」,「中断中(回線断)」及び「対局終了」がある。また、受信データのコマンドの種類としては「対局開始要求」,「公開鍵証明書」,「指し手Ax×」,「指し手Bx×」,「終了通知」,「封じ手申込み」,「封じ手了解」,「封じ手不可」,「対局再開要求」,「回線断」,「再接続完了」及び「再開許可通知」がある。
【0052】
各端末11においては、状況に応じて様々な画面が表示される。画面の種類としては、図30に示すように(a)初期画面,(b-1)対局中画面(自分の番),(b-2)対局中画面(相手の番),(c)対局終了画面及び(d)対局中断画面がある。各画面の表示内容は、図31,図32のようになる。
ここでは、2つの端末11(A),11(B)の間で対局を行う場合のシステム全体の動作について説明する。なお、ここでは(A)の端末11(A)が先手、(B)の端末11(B)が後手の場合を想定しているが、実際の先手/後手と各端末11(A),11(B)との対応関係については、例えば対局管理サーバ22が乱数を用いて任意に決定することができる。各端末11と対局管理サーバ22との間で送受信されるデータの形式は図42,図43に示す通りである。
【0053】
最初に、対局開始から対局終了までの基本的な処理の流れについて図1及び図2を参照して説明する。なお、端末11(A)と対局管理サーバ22との間並びに端末11(B)と対局管理サーバ22との間は、それぞれネットワーク21を介して接続されている。
【0054】
まず、端末11(A)はICカード14から(Z101)で読み込んだデータに基づいて対局開始要求を対局管理サーバ22に送信する(Z102)。この要求には、ICカード14の所有者(A)の会員番号とそのディジタル署名(これ以降は単に署名と記載する)の情報が添付される。なお、(A)の署名とは(A)の私有鍵(秘密鍵)を用いて暗号化された情報である。
【0055】
ここで、対局管理サーバ22においてはSTSが(0000)から(0010)に変化する。対局管理サーバ22は、(Z103)で会員管理サーバ23に対して(A)の公開鍵証明書を要求する。なお、公開鍵証明書は公開鍵及び発行者(この場合は会員管理サーバ23)の署名を含んでいる。
(A)の公開鍵証明書が(Z104)で会員管理サーバ23から対局管理サーバ22に入力されると、対局管理サーバ22は公開鍵証明書に含まれる(A)の公開鍵を用いて、(Z102)で入力された(A)の署名を復号し、(Z102)の対局開始要求が正当な会員(A)からのものであることを確認する(Z105)。
【0056】
対局開始要求が正当であることを確認した場合には、対局管理サーバ22は(Z106)で相手待ち要求を端末11(A)に送信する。ここで、対局管理サーバ22のSTSは(0020)に変化する。
上記と同様に、端末11(B)はICカード14(B)から(Z108)で読み込んだデータに基づいて対局開始要求を対局管理サーバ22に送信する(Z109)。この要求には、ICカード14の所有者(B)の会員番号とその署名の情報が添付される。
【0057】
対局管理サーバ22は、(Z110)で会員管理サーバ23に対して(B)の公開鍵証明書を要求する。(B)の公開鍵証明書が(Z111)で会員管理サーバ23から対局管理サーバ22に入力されると、対局管理サーバ22は公開鍵証明書に含まれる(B)の公開鍵を用いて、(Z109)で入力された(B)の署名を復号し、(Z109)の対局開始要求が正当な会員(B)からのものであることを確認する(Z112)。
【0058】
この後で、対局管理サーバ22は乱数などを用いて先手/後手を決定し、各端末11(A),11(B)に対局開始許可を送信する(Z114,Z115)。端末11(A)に送信される対局開始許可には、対局相手である(B)の氏名,(B)の会員番号,(B)の公開鍵及び持ち時間の情報が含まれる。同様に、端末11(B)に送信される対局開始許可には、対局相手である(A)の氏名,(A)の会員番号,(A)の公開鍵及び持ち時間の情報が含まれる。
【0059】
なお、対局管理サーバ22が各端末11に対して送信又は転送する全ての情報には対局管理サーバ22の署名が添付される。但し、以下の説明では対局管理サーバ22の署名に関する説明は部分的に省略してある。実際には、各端末11は対局管理サーバ22から送信又は転送された情報が対局管理サーバ22から送られたものであることを署名により確認することができる。
【0060】
また、対局管理サーバ22は対局開始許可を送信する際に、現在時刻を対局開始時刻として記録するとともに対局管理サーバ22自身の内部タイマの計数を開始する。
端末11(A)は、(Z114)で対局管理サーバ22からの対局開始許可を受信すると、それ自身の内部タイマの計数を開始するとともに、(Z116)で開始コードをICカード14に書き込む。この開始コードには、対局登録番号,タイムスタンプ(現在時刻の情報),持ち時間,相手氏名,相手会員番号,対局日,先手/後手の情報が含まれている。
【0061】
同様に、端末11(B)は、(Z115)で対局管理サーバ22からの対局開始許可を受信すると、(Z117)で開始コードをICカード14に書き込む。この開始コードには、対局登録番号,タイムスタンプ(現在時刻の情報),持ち時間,相手氏名,相手会員番号,対局日,先手/後手の情報が含まれている。
【0062】
先手の対局者(A)が最初の指し手Ax0を(Z118)で端末11(A)に入力すると、端末11(A)は内部タイマを一時停止するとともに、指し手Ax0を自局の画面表示に反映する。
また、端末11(A)は(Z119)で指し手Ax0,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(A)の署名を含む指し手通知を対局管理サーバ22に送信する。消費時間とは、1つの指し手を入力するまでに要した時間であり、内部タイマによって計数された値である。また、累積時間とはそれまでの全ての指し手の消費時間の累計値である。
【0063】
指し手Ax0の情報は、消費時間及びタイムスタンプの情報とともに(Z120)でICカード14に書き込まれる。
対局管理サーバ22は、(Z119)で指し手通知(Ax0)を受信すると、内部タイマを停止し、自局で測定した(A)の消費時間及び累積時間を得る。そして、受信した指し手通知(Ax0)に含まれる消費時間及び累積時間を自局で測定した消費時間及び累積時間とそれぞれ比較する。
【0064】
すなわち、端末11側の消費時間及び累積時間と対局管理サーバ22側の消費時間及び累積時間とが大きく異なる場合には何らかの問題が発生している可能性があるが差が小さい場合には問題がないとみなすことができる。
対局管理サーバ22は、指し手通知(Ax0)に添付された(A)の署名に基づいて、その指し手通知が改ざんのない(A)からの正当な指し手であることを確認する。
【0065】
また、対局管理サーバ22はそれ自身の対局記録テーブル(図14)に、指し手Ax0,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(A)の署名を履歴として記録する。
更に、対局管理サーバ22は内部タイマをリスタートするとともに、(Z121)で指し手通知(Ax0)を端末11(B)に転送する。この指し手通知(Ax0)には、指し手Ax0,タイムスタンプ,(A)の消費時間及び(A)の署名が含まれている。
【0066】
端末11(B)は、対局管理サーバ22からの指し手通知(Ax0)を受信すると、それに含まれる署名に基づいて指し手通知の正当性を確認し、指し手Ax0を自局の画面表示に反映するとともに内部タイマをリスタートする。更に、対局管理サーバ22は(Z122)で指し手Ax0,タイムスタンプ,消費時間を履歴としてICカード14(B)に書き込む。
【0067】
後手の対局者(B)が最初の指し手Bx0を図2の(Z123)で端末11(B)に入力すると、端末11(B)は内部タイマを一時停止するとともに、指し手Bx0を自局の画面表示に反映する。
また、端末11(B)は(Z124)で指し手Bx0,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(B)の署名を含む指し手通知を対局管理サーバ22に送信する。これらの消費時間及び累積時間は、端末11(B)の内部タイマを用いて計数された値である。
【0068】
また、指し手Bx0の情報は消費時間及びタイムスタンプの情報とともに(Z125)でICカード14(B)に書き込まれる。
対局管理サーバ22は、(Z124)で指し手通知(Bx0)を受信すると、内部タイマを停止し、自局で測定した(B)の消費時間及び累積時間を得る。そして、受信した指し手通知(Bx0)に含まれる消費時間及び累積時間を自局で測定した消費時間及び累積時間とそれぞれ比較する。
【0069】
すなわち、端末11側の消費時間及び累積時間と対局管理サーバ22側の消費時間及び累積時間とが大きく異なる場合には何らかの問題が発生している可能性があるが差が小さい場合には問題がないとみなすことができる。
対局管理サーバ22は、指し手通知(Bx0)に添付された(B)の署名に基づいて、その指し手通知が改ざんのない(B)からの正当な指し手であることを確認する。
【0070】
また、対局管理サーバ22はそれ自身の対局記録テーブル(図14)に、指し手Bx0,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(B)の署名を履歴として記録する。
更に、対局管理サーバ22は内部タイマをリスタートするとともに、(Z126)で指し手通知(Bx0)を端末11(A)に転送する。この指し手通知(Bx0)には、指し手Bx0,タイムスタンプ,(B)の消費時間及び(B)の署名が含まれている。
【0071】
端末11(A)は、対局管理サーバ22からの指し手通知(Bx0)を受信すると、それに含まれる署名に基づいて指し手通知の正当性を確認し、指し手Bx0を自局の画面表示に反映するとともに内部タイマをリスタートする。更に、対局管理サーバ22は(Z127)で指し手Bx0,タイムスタンプ,消費時間を履歴としてICカード14(A)に書き込む。
【0072】
対局が進行し、一方の対局者(A)が自分の手番の時に相手の勝ちを認める場合には、対局者(A)は(Z128)で図32に示される投了ボタンを押下する。この場合、端末11(A)は(Z129)で内部タイマを停止するとともに相手の勝ちをアナウンスする。
更に、端末11(A)は(Z130)で終了コードをICカード14に記録する。この終了コードには消費時間,結果,原因,タイムスタンプも含まれる。また、端末11(A)は(Z131)で終了通知を対局管理サーバ22に送信する。この終了通知には、消費時間,累積時間,結果,原因,タイムスタンプ及び(A)の署名も含まれる。
【0073】
対局管理サーバ22は、(Z131)で端末11(A)からの終了通知を受信すると、署名によりその終了通知の正当性を確認する。また、消費時間及び累積時間のそれぞれについて自局の測定値と受信した値とを比較して大きな違いがないことを確認する。そして、終了コードを対局記録テーブルに記録する。対局記録テーブルに記録する終了コードには、消費時間,結果,原因の情報も含まれている。
【0074】
更に、対局管理サーバ22は(Z132)で終了通知を端末11(B)に送信する。この終了通知には、結果,原因,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び対局管理サーバ22の署名が含まれている。
端末11(B)は、(Z133)の終了通知を受信すると、署名により終了通知の正当性を確認し、受信した「結果」の情報に基づき(B)の勝ちをアナウンスする。そして、(Z135)で終了コードをICカード14(B)に記録する。この終了コードには消費時間,結果,原因,タイムスタンプも含まれている。
【0075】
次に、封じ手の手続きを行ってから対局を中断し、更に中断された対局を再開する場合の処理の流れについて図3及び図4を参照して説明する。
各対局者は、端末11の対局中画面に表示される封じ手申込みボタンを押下することにより封じ手の申込みをすることができる。図3の例では、(Z141)で対局者(B)が端末11(B)に対して封じ手申込みの入力操作を行った場合を想定している。
【0076】
この場合、端末11(B)は(Z142)で封じ手申込みの通知を対局管理サーバ22に送信する。この封じ手申込みの通知には、対局者(B)の署名が添付される。
対局管理サーバ22は(Z142)で封じ手申込みの通知を受信すると、それに添付された署名に基づき封じ手申込みの正当性を確認する。正当な封じ手申込みを受信した場合には、対局管理サーバ22は(Z143)で封じ手申込みの通知を端末11(A)に送信する。対局管理サーバ22が送信する封じ手申込みの通知には、対局管理サーバ22の署名及び対局者(B)の署名が含まれている。
【0077】
端末11(A)は、(Z143)で封じ手申込みの通知を受信すると、それに添付された署名により封じ手申込みの正当性を確認する。正当な封じ手申込みの通知を受信した場合には、対局者(B)から封じ手の申込みがあったことを知らせるメッセージが端末11(A)の画面に表示される。
対局者(A)は、対局者(B)の封じ手申込みを了解する場合には画面上に表示される「了解」ボタンを押下する。この場合、端末11(A)は(Z145)で封じ手了解の通知を対局管理サーバ22に送信する。この封じ手了解の通知には対局者(A)の署名が添付される。
【0078】
また、端末11(A)は(Z146)で中断コードをICカード14に書き込む。この中断コードには、対局者(B)の封じ手申込みを原因とする中断であることを示す情報とタイムスタンプとが付加される。
対局管理サーバ22は、(Z145)で封じ手了解の通知を受信すると、それに添付された対局者(A)の署名により封じ手了解の正当性を確認する。正当な封じ手了解の通知を受信した場合には、対局管理サーバ22は(Z147)で封じ手了解の通知を端末11(B)に送信する。この通知には、対局者(A)及び対局管理サーバ22の署名が添付される。
【0079】
端末11(B)は、(Z147)で封じ手了解の通知を受信するとそれに添付された署名により正当性を確認する。正当な封じ手了解の通知を受信した場合には、相手が封じ手を了解したことを表すメッセージを端末11(B)の画面に表示する。また、端末11(B)は対局者(B)の封じ手申込みを表す中断コードを(Z148)でICカード14(B)に書き込む。
【0080】
対局者(B)が(Z149)で端末11(B)に入力する次の指し手Bx1は封じ手として扱われる。端末11(B)は、(Z150)で指し手Bx1,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び対局者(B)の署名を含む指し手通知を対局管理サーバ22に送信する。
また、端末11(B)は(Z151)で指し手Bx1,タイムスタンプ及び消費時間の情報をICカード14(B)に書き込む。
【0081】
対局管理サーバ22は、(Z150)で指し手Bx1の通知を受信すると、内部タイマを停止するとともに通知に添付された署名により正当性を確認する。また、受信データに含まれる消費時間及び累積時間を対局管理サーバ22自体で測定した時間とそれぞれ比較して差が小さいことを確認する。
通知の正当性を確認し、更に消費時間及び累積時間の差が小さいことを確認した場合には、対局管理サーバ22は対局記録テーブルに指し手Bx1のデータを封じ手として記録し保管する。この封じ手の情報には、指し手Bx1,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び対局者(B)の署名が含まれている。
【0082】
更に、対局管理サーバ22は(Z153)で端末11(B)に対して対局中断通知を送信するとともに、(Z155)で端末11(A)に対して対局中断通知を送信する。
端末11(B)は、(Z153)で対局管理サーバ22からの対局中断通知を受信すると、(Z154)で封じ手を表す中断コード及びタイムスタンプをICカード14(B)に書き込む。なお、この時点で端末11(B)からのICカード14(B)の取り外しが可能になる。
【0083】
同様に、端末11(A)は、(Z155)で対局管理サーバ22からの対局中断通知を受信すると、(Z156)で封じ手を表す中断コード及びタイムスタンプをICカード14(B)に書き込む。この時点で端末11(A)からのICカード14(A)の取り外しが可能になる。
この場合、最後に対局者(B)から入力された指し手Bx1は対局管理サーバ22上に保管され、端末11(A)側の対局者(A)は見ることができない。従って、対局が中断している間に対局者(A)は指し手Bx1を考慮した次の手を考えることができず時間的な不公平は生じない。
【0084】
封じ手により対局が中断した状態から(Z157)で対局者(A)が再開要求を指示するボタンを押下すると、端末11(A)は画面上にICカードの入力要求を表示する(Z158)。
【0085】
対局者(A)がICカード14(A)を端末11(A)のカードリーダ12に装着すると、端末11(A)は(Z159)でICカード14(A)から必要なデータを読み込む。
また、端末11(A)は(Z160)で対局再開要求を対局管理サーバ22に送信する。この対局再開要求には、対局者(A)の会員番号及び対局者(A)の署名が添付される。
【0086】
対局管理サーバ22は、(Z160)で対局再開要求を受信するとそれに添付された署名により対局再開要求の正当性を確認する。正当な対局再開要求を受信した場合には、対局管理サーバ22は(Z162)で相手待ち要求を端末11(A)に送信する。
端末11(A)は、(Z162)で相手待ち要求を受信すると相手待ち状態であることを表すメッセージを画面上に表示して待ち状態になる(Z163)。
【0087】
上記と同様に、図4の(Z171)で対局者(B)が再開要求を指示するボタンを押下すると、端末11(B)は画面上にICカードの入力要求を表示する(Z172)。
対局者(B)がICカード14(B)を端末11(B)のカードリーダ12に装着すると、端末11(B)は(Z173)でICカード14(B)から必要なデータを読み込む。
【0088】
また、端末11(B)は(Z174)で対局再開要求を対局管理サーバ22に送信する。この対局再開要求には、対局者(B)の会員番号及び対局者(B)の署名が添付される。
対局管理サーバ22は、(Z174)で対局再開要求を受信するとそれに添付された署名により対局再開要求の正当性を確認する。正当な対局再開要求を受信した場合には、対局管理サーバ22は(Z177)で再開許可を端末11(A)に送信するとともに、内部タイマをリスタートし(Z178)で再開許可を端末11(B)に送信する。
【0089】
次の手番である端末11(A)側の再開許可には、対局管理サーバ22の対局記録テーブルに保管された封じ手である指し手Bx1,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(A)の署名が添付される。
従って、端末11(A)は(Z177)で再開許可を受信すると、指し手Bx1を画面の表示に反映し内部タイマをリスタートする。また、指し手Bx1を含む再開コードが(Z179)でICカード14(A)に書き込まれる。
【0090】
また、端末11(B)は(Z178)で再開許可を受信すると、再開コードを(Z180)でICカード14(B)に書き込む。
次に、回線障害が発生した場合の処理の流れについて図5〜図7を参照して説明する。なお、図1,図2に示す基本的な処理と同様の処理については説明を部分的に省略する。
【0091】
図5においては、(Z201)で対局者(A)が入力した指し手Ax2は、(Z203)の指し手通知として対局管理サーバ22に通知され、更に(Z204)の指し手通知として端末11(B)に通知される。
また、(Z206)において端末11(A)と対局管理サーバ22との間の通信回線に障害が発生している。
【0092】
この場合、端末11(A)は(Z208)で中断コードをICカード14(A)に書き込む。また、端末11(A)は画面に再接続中のメッセージを表示し、対局管理サーバ22に対する再接続要求を(Z214)で送信する。
対局管理サーバ22においては、(Z206)で回線障害を検出すると、(Z209)で相手回線断の通知を端末11(B)に送信する。
【0093】
端末11(B)においては、(Z209)で対局管理サーバ22からの相手回線断の通知を受信すると、対局継続のメッセージを画面に表示するとともに(Z210)で相手回線障害を表す中断コードをICカード14(B)に書き込む。この中断コードにはタイムスタンプも付加される。
この例では対局が継続し、しかも対局管理サーバ22と端末11(B)との間の通信回線は正常に接続されている。従って、対局者(B)は(Z211)で次の指し手Bx2を入力する。この指し手Bx2は(Z212)の指し手通知として対局管理サーバ22に送信される。勿論、この指し手通知にはタイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(B)の署名が含まれている。
【0094】
対局管理サーバ22は、(Z212)で指し手通知を受信すると、それに含まれる署名により通知の正当性を確認し、更に消費時間及び累積時間の測定値と受信値との違いが小さいことを確認してから指し手通知の内容を対局記録テーブルに記録する。
図5の例では、(Z214)で端末11(A)が再接続要求を送信した時に端末11(A)と対局管理サーバ22との間の通信回線が既に回復しているので、対局管理サーバ22は(Z215)で再接続を完了し、(Z217)で再接続応答を端末11(A)に送信する。また、対局管理サーバ22は(Z216)で端末11(B)に対して相手回線回復の通知を送信する。
【0095】
端末11(A)においては、(Z217)で再接続応答を受信すると、回線回復のメッセージを画面に表示する。また、対局者(A)が再開要求を入力すると(Z218)、端末11(A)はICカード入力要求のメッセージを画面に表示する。ICカード14(A)が装着されると、端末11(A)はICカード14(A)からデータを読み込み、(Z219)で対局再開要求を対局管理サーバ22に送信する。この対局再開要求には、対局者(A)の会員番号及びその署名が含まれている。
【0096】
対局管理サーバ22は、(Z219)で対局再開要求を受信すると、それに含まれる署名により再開要求の正当性を確認する。正当な対局再開要求を受信した場合には、対局管理サーバ22は(Z221)で相手待ちの要求を端末11(A)に送信する。
【0097】
端末11(B)においては、画面に相手回線回復のメッセージが表示されている。従って、対局者(B)は図6の(Z231)で再開要求の入力操作を行う。この場合、端末11(B)はICカードの装着要求のメッセージを画面に表示する。ICカード14(B)が装着されると、端末11(B)はICカード14(B)からデータを読み込み、(Z232)で対局再開要求を対局管理サーバ22に送信する。この対局再開要求には、対局者(B)の会員番号及びその署名が含まれている。
【0098】
対局管理サーバ22は、(Z232)で対局再開要求を受信すると、それに含まれる署名により再開要求の正当性を確認する。正当な対局再開要求を受信した場合には、対局管理サーバ22は中断時に対局管理サーバ22の対局記録テーブルに保管された指し手コードを取り出し、その指し手Bx2,(B)の署名,タイムスタンプ,消費時間及び累積時間を含む再開許可を(Z235)で端末11(A)に送信し、タイマをリスタートする。
【0099】
端末11(A)は、(Z235)で再開許可を受信すると、それに含まれる指し手Bx2を画面の表示に反映するとともに、再開のメッセージを表示する。また、(Z237)で再開コードをICカード14(A)に書き込む。この再開コードには、指し手Bx2,タイムスタンプ及び消費時間が含まれている。
また、対局管理サーバ22は(Z234)で端末11(B)に対して再開許可を送信する。端末11(B)は、(Z234)で再開許可を受信すると再開のメッセージを画面に表示し、(Z236)で再開コードをICカード14(B)に書き込む。
【0100】
図7の例は、対局者(A)の指し手Ax2を(Z254)の指し手通知として端末11(B)が受け取り、対局者(B)が次の手を指す前に対局管理サーバ22と端末11(B)との間の通信回線に(Z256)で障害が発生した場合を想定している。
【0101】
この場合、端末11(B)は回線障害のメッセージ及び回線再接続中のメッセージを画面に表示する(Z257)。
ここで、対局者(B)が次の指し手Bx2を(Z259)で入力すると、端末11(B)は指し手Bx2,消費時間及びタイムスタンプをICカード14(B)に履歴として書き込む(Z260)。この履歴は改ざんできないように読み出しのみ可能な状態で保管される。
【0102】
一方、対局管理サーバ22は(Z256)で回線の障害を検出すると(Z262)で内部タイマを停止し、(Z261)で相手回線断の通知を端末11(A)に送信する。
端末11(A)は(Z261)で相手回線断の通知を受信すると(Z263)で相手回線の障害を表す中断コードをICカード14(A)に書き込む。この中断コードには、タイムスタンプも付加される。
【0103】
図7の例では、(Z264)で端末11(B)が再接続要求を送信した時に既に回線が回復しているので、この再接続要求が対局管理サーバ22に届く。従って、対局管理サーバ22は(Z265)で端末11(B)との間の回線の再接続を完了し、(Z266)で端末11(B)に対して再接続応答を送信する。また、端末11(A)に対しては(Z267)で相手回線回復の通知を送信する。
【0104】
端末11(B)は、(Z266)で再接続応答を受信すると、自回線回復のメッセージを画面に表示する。そこで、対局者(B)が再開要求を(Z268)で入力すると、端末11(B)は指し手Bx2,タイムスタンプ,消費時間,累積時間及び(B)の署名を含む対局再開要求を(Z270)で対局管理サーバ22に送信する。
【0105】
対局管理サーバ22は、(Z270)で対局再開要求を受信すると、それに含まれる署名により対局再開要求の正当性を確認し、指し手コードを対局記録テーブルに記録する。更に、対局管理サーバ22は(Z271)で再開要求を端末11(A)に送信する。
【0106】
端末11(A)においては、(Z271)の再開要求を受信すると再開要求ありのメッセージが表示されるので、対局者(A)は了解の入力を行う。了解の入力があると、端末11(A)は再開許可通知を対局管理サーバ22に送信する。
対局管理サーバ22は、端末11(A)からの再開許可通知を受信すると、(Z273)で再開許可通知を端末11(B)に送信する。また、(Z270)で端末11(B)から受け取った指し手Bx2を含む指し手通知を(Z275)で端末11(A)に送信するとともに対局管理サーバ22の内部タイマをリスタートする。
【0107】
端末11(A)においては、(Z275)で指し手の通知を受信すると、それに含まれる指し手Bx2を画面の表示に反映するので、対局を再開することができる。
次に、対局管理サーバ22の動作について説明する。対局管理サーバ22は、図15に示すように「対局開始前」の状況では、「対局開始要求」を受信したときには(P0−01)の処理(図17)を実行し、「公開鍵証明書」を受信したときには(P0−02)の処理(図18)を実行する。
【0108】
また、対局管理サーバ22は「対局中」の状況では、「指し手Ax×又はBx×」を受信したときには(P1−01)の処理(図19)を実行し、「終了通知」を受信したときには(P1−02)の処理(図20)を実行し、「封じ手申込み」を受信したときには(P1−03)の処理(図21)を実行し、「回線断」を検出したときには(P1−04)の処理(図22)を実行する。
【0109】
更に、対局管理サーバ22は「封じ手準備中」の状況では、「指し手Ax×又はBx×」を受信したときには(P2−03)の処理(図25)を実行し、「封じ手了解」を受信したときには(P2−01)の処理(図24)を実行し、「封じ手不可」を受信したときには(P2−02)の処理(図24)を実行する。
【0110】
また、対局管理サーバ22は「中断中(封じ手)」の状況では、「対局再開要求」を受信したときには(P3−01)の処理(図26)を実行する。
また、対局管理サーバ22は「中断中(回線断)」の状況では、「指し手Ax×又はBx×」を受信したときには(P4−02)の処理(図27)を実行し、「対局再開要求」を受信したときには(P4−04)の処理(図29)を実行し、「回線断」を検出したときには(P4−01)の処理(図22)を実行し、「再接続完了」を受信したときには(P4−03)の処理(図28)を実行する。
【0111】
各処理の概要について説明する。図17の(P1−01)から始まる処理では、ステップS81で端末11(A),11(B)のいずれからの対局開始要求かを識別し、更にSTSの内容を識別して次の処理を選択し、会員管理サーバ23に対して対局者(A又はB)の公開鍵証明書要求を送信するか又は端末11(A又はB)に対して対局開始要求受信済の通知を送信する。
【0112】
図18の(P0−02)から始まる処理では、ステップS113又はS118において公開鍵を用いて受信した対局開始要求の正当性を確認する。正当な対局開始要求を受信した場合には、ステップS114又はS119で対局記録テーブルのヘッダに対局者の公開鍵を記録する。また、一方の端末11からの対局開始要求だけを受信しているときにはステップS116又はS121で要求のあった端末11に対して相手待ち要求を送信し、両方の端末11からの対局開始要求だけを受信した場合にはステップS123で対局開始許可通知を両方の端末11に送信してからステップS124で対局記録テーブルに開始コードを追加し、対局開始処理を実行する。
【0113】
図19の(P1−01)から始まる処理では、ステップS131で署名により指し手通知の正当性を確認し、ステップS133で内部タイマで測定した時間と受信データに含まれる消費時間との差の大小を識別し、ステップS136で指し手の先手/後手を識別し、ステップS137又はS139で対局管理テーブルの該当番号の項目についてのデータ処理を実行し、ステップS138又はS140で対局記録テーブルの該当番号の項目に指し手の履歴データを追加する。
【0114】
図20の(P1−02)から始まる処理では、ステップS151で署名により終了通知の正当性を確認し、ステップS153で内部タイマで測定した時間と受信データに含まれる消費時間との差の大小を識別し、ステップS154で指し手の先手/後手を識別し、ステップS156又はS159で対局管理テーブルの該当番号の項目についてのデータ処理を実行し、ステップS157又はS160で対局記録テーブルの該当番号の項目に終了コードの履歴データを追加する。そして、ステップS158又はS161で一方の端末11に終了通知を送信する。
【0115】
図21の(P1−03)から始まる処理では、ステップS171で署名により封じ手申込みの正当性を確認し、ステップS172で封じ手申込みの要求元を識別し、ステップS173又はS175で対局管理テーブルの該当番号の項目についてのデータ処理を実行し、ステップS174又はS176で一方の端末11に封じ手申込みの通知を送信する。
【0116】
図22の(P1−04)から始まる処理では、ステップS182及びS187で回線断の有無を識別し、ステップS184及びS189で対局記録テーブルに中断コードを追加し、ステップS186及びS190で回線のつながっている一方の端末11に相手回線断通知を送信する。
図23の(P1−05)から始まる処理では、ステップS201で回線断通知の有無を識別し、回線断通知があった場合にはステップS204で対局記録テーブルに中断コードを追加記録し、回線のつながっている一方の端末11に相手回線断通知を送信する。(P1−06)から始まる処理も同様である。
【0117】
図24の(P2−01)から始まる処理では、ステップS221で署名により受信した封じ手了解の通知の正当性を確認し、ステップS224又はS228で要求のあった端末11に封じ手了解の通知を送信し、ステップS226又はS230で対局記録テーブルに中断コードを追加記録する。図24の(P2−02)から始まる処理では、封じ手不可の通知に対する処理を行う。
【0118】
図25の(P2−03)から始まる処理では、ステップS241で署名により指し手通知の正当性を確認し、ステップS244で内部タイマで測定した時間と受信データに含まれる消費時間との差の大小を識別し、ステップS247で指し手の先手/後手を識別し、ステップS248又はS250で対局管理テーブルの該当番号の項目についてのデータ処理を実行し、ステップS249又はS251で対局記録テーブルの該当番号の項目に指し手の履歴データを追加し、ステップS252で両方の端末11に対局中断通知を送信する。
【0119】
図26の(P3−01)から始まる処理では、ステップS261で署名により受信した対局再開要求の正当性を確認する。また、一方の端末11だけから対局再開要求を受信しているときには、ステップS266又はS270で要求のあった一方の端末11に対して相手待ち要求を送信する。両方の端末11から対局再開要求を受信した場合には、ステップS273で両方の端末11に再開許可通知を送信し、ステップS274で対局記録テーブルに再開コードを追加記録する。
【0120】
図27の(P4−02)から始まる処理では、ステップS281で署名により指し手通知の正当性を確認し、ステップS283で指し手の先手/後手を識別し、ステップS284又はS289で対局管理テーブルの該当番号の項目についてのデータ処理を実行し、ステップS285又はS290で対局記録テーブルの該当番号の項目に指し手の履歴データを追加し、ステップS287又はS292で一方の端末11に指し手通知を送信する。
【0121】
図28の(P4−03)から始まる処理では、ステップS301で(A),(B)のどちらの再接続が完了したかを識別し、ステップS304又はS307で一方の端末11に相手回線回復の通知を送信する。
図29の(P4−04)から始まる処理では、ステップS311で署名により受信した対局再開要求の正当性を確認する。また、一方の端末11だけから対局再開要求を受信しているときには、ステップS316又はS321で要求のあった一方の端末11に対して相手待ち要求を送信する。両方の端末11から対局再開要求を受信した場合には、ステップS323で両方の端末11に再開許可通知を送信し、ステップS324で対局記録テーブルに再開コードを追加記録する。
【0122】
各端末11の動作は、図33〜図41に示すとおりである。各図に示す処理の内容について概略を以下に説明する。
図33に示す処理においては、端末11がICカード14からのデータ読み込みを完了すると、ステップS402で対局開始要求を対局管理サーバ22に送信する。また、対局管理サーバ22から通知を受信した場合には、通知に含まれる署名によりステップS404で通知の正当性を確認し、ステップS405で受信内容の種類を識別して受信内容に応じた処理を行う。
【0123】
図34に示す処理においては、入力や回線から受信した通知に応じた処理を行う。対局者の入力操作により端末11に直接入力が行われた場合には、ステップS422からS426に進み、更に入力の種類に応じた処理に進む。また、時間切れにより勝敗が決定した場合にはステップS423からS430の処理に進む。回線から通知を受信した場合には、ステップS424からS425に進み、署名により通知の正当性を確認する。正当な通知を受信した場合には、ステップS431に進み、受信した通知の種類に応じて更に次に進む処理を選択する。
【0124】
すなわち、端末11が「終了通知」を受信した場合には、ステップS431から図35に示す(Qb-1-1)の処理に進み、「対局中断通知」を受信した場合には、ステップS431から図35に示す(Qb-1-2)の処理に進み、「相手回線断通知」を受信した場合には、ステップS431から図35に示す(Qb-1-3)の処理に進み、「回線断」を受信した場合には、ステップS431から図35に示す(Qb-1-4)の処理に進む。
【0125】
また、「封じ手申込み」を受信した場合には、ステップS431から図36に示す(Qb-1-5)の処理に進み、「封じ手受付不可」を受信した場合には、ステップS431から図36に示す(Qb-1-8)の処理に進み、「封じ手了解」を受信した場合には、ステップS431から図36に示す(Qb-1-6)の処理に進み、「自回線回復」を受信した場合には、ステップS431から図36に示す(Qb-1-9)の処理に進む。
【0126】
端末11に指し手の入力があった場合には、図34のステップS426から図37に示す(Qb-1-7)から始まる処理に進む。この場合、ステップS522でLA,LB,FIの状態を調べて次に進む処理を選択する。
図38に示す処理は後手の場合に実行される。図38に示す処理においては、入力や回線から受信した通知に応じた処理を行う。対局者の入力操作により端末11に直接入力が行われた場合には、ステップS541からS544に進む。また、回線から通知を受信した場合には、ステップS542からS543に進み、署名により通知の正当性を確認する。正当な通知を受信した場合には、ステップS546に進み、受信した通知の種類に応じて更に次に進む処理を選択する。
【0127】
すなわち、端末11が「指し手通知」を受信した場合にはステップS546から図39に示す(Qb-2-1)の処理に進み、「終了通知」を受信した場合には、ステップS546から図39に示す(Qb-2-2)の処理に進み、「対局中断通知」を受信した場合には、ステップS546から図39に示す(Qb-2-3)の処理に進み、「相手回線断通知」を受信した場合には、ステップS546から図39に示す(Qb-2-4)の処理に進み、「回線断」を受信した場合には、ステップS546から図39に示す(Qb-2-5)の処理に進む。
【0128】
また、「封じ手申込み」を受信した場合には、ステップS546から図40に示す(Qb-2-6)の処理に進み、「封じ手受付不可」を受信した場合には、ステップS546から図40に示す(Qb-2-7)の処理に進み、「封じ手了解」を受信した場合には、ステップS546から図40に示す(Qb-2-8)の処理に進む。
【0129】
図41に示す処理では、対局中断状態から対局を再開するための手続きが行われる。すなわち、端末11はICカード14からデータを読み込んだ後、ステップS606又はS607で対局管理サーバ22に再開要求を送信する。端末11に未送信の指し手が存在する場合には、ステップS606を実行するので、再開要求には未送信の指し手の情報が添付される。
【0130】
端末11が対局管理サーバ22から通知を受信した場合には、ステップS609で署名により通知の正当性を確認した後、受信した通知の種類に応じて次に進む処理を選択する。
なお、この例では対局管理サーバ22は、一方の端末11(A,B)から送信された指し手などの通知を相手の端末11(B,A)に転送する場合に、送信側の署名と対局管理サーバ22自身の署名との両方を添付するように処理している。しかし、送信側の署名と対局管理サーバ22の署名とのいずれか一方の添付を省略することもできる。
【0131】
【発明の効果】
以上の通り本発明によれば、ネットワーク対戦ゲームを実施する場合に、対戦者のなりすましや指し手改ざんのような不正行為を防止するとともに、通信回線の障害や2日間以上の対戦によるゲーム中断の際に不公平などの問題が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信手順(1)を示すシーケンス図である。
【図2】通信手順(2)を示すシーケンス図である。
【図3】通信手順(3)を示すシーケンス図である。
【図4】通信手順(4)を示すシーケンス図である。
【図5】通信手順(5)を示すシーケンス図である。
【図6】通信手順(6)を示すシーケンス図である。
【図7】通信手順(7)を示すシーケンス図である。
【図8】使用するシステムの構成例を示すブロック図である。
【図9】会員登録及びICカード発行の手続きを示すシーケンス図である。
【図10】ICカードの機能を示す模式図である。
【図11】ICカード内のデータの構成を示す模式図である。
【図12】ICカード内の対局記録情報の構成を示す模式図である。
【図13】対局管理サーバの対局管理テーブルの構成を示す模式図である。
【図14】対局管理サーバの対局記録テーブルの構成を示す模式図である。
【図15】対局管理サーバにおける状況と実行される処理との対応関係を示すマップである。
【図16】対局管理サーバの動作(1)を示すフローチャートである。
【図17】対局管理サーバの動作(2)を示すフローチャートである。
【図18】対局管理サーバの動作(3)を示すフローチャートである。
【図19】対局管理サーバの動作(4)を示すフローチャートである。
【図20】対局管理サーバの動作(5)を示すフローチャートである。
【図21】対局管理サーバの動作(6)を示すフローチャートである。
【図22】対局管理サーバの動作(7)を示すフローチャートである。
【図23】対局管理サーバの動作(8)を示すフローチャートである。
【図24】対局管理サーバの動作(9)を示すフローチャートである。
【図25】対局管理サーバの動作(10)を示すフローチャートである。
【図26】対局管理サーバの動作(11)を示すフローチャートである。
【図27】対局管理サーバの動作(12)を示すフローチャートである。
【図28】対局管理サーバの動作(13)を示すフローチャートである。
【図29】対局管理サーバの動作(14)を示すフローチャートである。
【図30】端末の画面遷移を示す模式図である。
【図31】端末の画面の表示例(1)を示す正面図である。
【図32】端末の画面の表示例(2)を示す正面図である。
【図33】端末の動作(1)を示すフローチャートである。
【図34】端末の動作(2)を示すフローチャートである。
【図35】端末の動作(3)を示すフローチャートである。
【図36】端末の動作(4)を示すフローチャートである。
【図37】端末の動作(5)を示すフローチャートである。
【図38】端末の動作(6)を示すフローチャートである。
【図39】端末の動作(7)を示すフローチャートである。
【図40】端末の動作(8)を示すフローチャートである。
【図41】端末の動作(9)を示すフローチャートである。
【図42】通信データ形式(端末→対局管理サーバ)を示す模式図である。
【図43】通信データ形式(対局管理サーバ→端末)を示す模式図である。
【図44】通信データ形式(対局管理サーバ→会員管理サーバ)を示す模式図である。
【図45】通信データ形式(会員管理サーバ→対局管理サーバ)を示す模式図である。
【符号の説明】
11 端末
12 カードリーダ
13 本人認証装置
14 ICカード
21 ネットワーク
22 対局管理サーバ
23 会員管理サーバ
31 対局管理テーブル

Claims (12)

  1. ネットワークに接続された2つ端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を前記ネットワークに接続された対局管理装置を用いて管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、
    前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、対戦に利用される各端末の公開鍵を入手し、
    対戦に利用される各端末から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力される各々の情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、
    対戦に利用される各端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を、前記制御手段が、送信者及び対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して送信者の対戦相手の端末宛てに転送し、
    前記制御手段が、少なくとも指し手の情報を対戦者の端末宛てに転送してから当該端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間に関連する時間情報を測定し、
    前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出し、
    前記指し手の情報から抽出した時間情報と測定により得られた時間情報とに基づいて、前記制御手段が、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  2. 請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、
    前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、対戦に利用される各端末から入力された要求情報がゲームの中断申し込みに関するものであるか否かを判定し、
    ゲームの中断申し込みに関する要求情報であるとされた場合には、前記制御手段が、その要求情報を送信者の対戦相手の端末宛てに転送し、
    前記要求情報に対する応答として中断了解を示す応答情報が対戦相手の端末から入力された場合に、前記制御手段は、前記中断申し込みを送信した端末に対して中断了解を示す情報を送信し、
    前記制御手段は、指し手順番の端末から入力される指し手の情報を、少なくともその時の時刻の情報とともに対局管理装置内に保存してゲームを中断する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  3. 請求項2のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、
    前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、中断されたゲームにかかわる2つの端末から中断されたゲームを再開するための要求情報が入力されたか否かに基づいて、前記中断されたゲームを再開するか否かを判定し、
    前記中断されたゲームを再開すると判定した場合に、前記制御手段は、前記対局管理装置内に保存されている次の指し手の情報を取り出して、前記指し手の情報を次の指し手順番の端末宛てに送信する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  4. 請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、
    第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、第1の端末から送信された指し手の情報を第2の端末に転送した後で、第1の端末と対局管理装置との間の通信回線に障害が発生したことを検出すると、第2の端末に対して相手の通信回線の障害発生を報告するとともに、次の指し手の情報を第2の端末から入力し、入力した次の指し手の情報を少なくともその時の時刻の情報とともに対局管理装置内に保存する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  5. 請求項4のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、
    前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、通信回線の障害により中断されたゲームを再開するための要求情報が両方の端末からそれぞれ入力された場合には、前記対局管理装置内に保存されている次の指し手の情報を取り出して前記第1の端末宛てに送信する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  6. 請求項1のネットワーク対戦ゲーム管理方法において、
    第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、前記対局管理装置では、
    前記対局管理装置に備えられる制御手段が、第1の端末から送信された指し手の情報を第2の端末に転送した後で、第2の端末と対局管理装置との間の通信回線に障害が発生したことを検出すると、時間測定用のタイマを停止し、第1の端末に対して相手の通信回線の障害発生を報告する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  7. ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、
    前記端末では、
    前記端末に備えられる制御手段が、前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を入手し、
    前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記制御手段が、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付し、
    前記対局管理装置から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、
    対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、前記制御手段が、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を自端末の表示出力に反映し、
    前記制御手段が、少なくとも対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定し、
    測定により得られた前記時間情報を、前記制御手段が、送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供し、
    第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、
    第1の端末から送出された指し手の情報を第2の端末が受け取った後で、第2の端末に第1の端末側の通信回線の障害発生が通知された場合には、
    第2の端末に備えられる制御手段が、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を対局管理装置に送信した後でゲームの進行を中断する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  8. ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するためのネットワーク対戦ゲーム管理方法であって、
    前記端末では、
    前記端末に備えられる制御手段が、前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を 入手し、
    前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記制御手段が、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付し、
    前記対局管理装置から情報が入力される場合には、前記制御手段が、入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認し、
    対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、前記制御手段が、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を自端末の表示出力に反映し、
    前記制御手段が、少なくとも対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定し、
    測定により得られた前記時間情報を、前記制御手段が、送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供し、
    第1の端末と第2の端末とが対局管理装置を介して対戦する場合に、
    第1の端末から送出された指し手の情報を第2の端末が受け取った後で、第2の端末側の通信回線に障害が発生した場合には、
    第2の端末に備えられ制御手段、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断する
    ことを特徴とするネットワーク対戦ゲーム管理方法。
  9. ネットワークに接続された2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を前記ネットワークに接続された対局管理装置を用いて管理するための前記対局管理装置のコンピュータで実行可能な管理プログラムであって前記管理プログラムには、
    対戦に利用される各端末の公開鍵を前記対局管理装置が入手する手順と、
    対戦に利用される各端末から前記対局管理装置に情報が入力される場合には、入力される各々の情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する手順と、
    対戦に利用される各端末からゲームに関する指し手の情報が前記対局管理装置に入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限ってその指し手の情報を、送信者及び対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して送信者の対戦相手の端末宛てに転送する手順と、
    少なくとも指し手の情報を前記対局管理装置が対戦者の端末宛てに転送してから当該端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間に関連する時間情報を測定する手順と、
    前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出する手順と、
    前記指し手の情報から抽出した時間情報と測定により得られた時間情報とに基づいて、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出する手順と
    を設けたことを特徴とする管理プログラム。
  10. ネットワークに接続された2つの端末を前記ネットワークに接続された対局管理装置を経由して互いに接続する場合に、前記2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するための前記各端末のコンピュータで実行可能な管理プログラムであって前記管理プログラムには、
    前記対戦型ゲームに参加する利用者に対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置及び対戦相手の少なくとも一方の公開鍵の情報を入手する手順と、
    前記端末が対局管理装置に送信する各々の情報に、前記秘密鍵で暗号化されたディジタル署名を添付する手順と、
    前記端末に対局管理装置から情報が入力される場合には、前記端末が入力された各々の情報に添付されるディジタル署名を前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する手順と、
    前記端末に対戦相手の端末からゲームに関する指し手の情報が入力された場合には、その情報の正当性が確認できた場合に限って前記端末がその指し手の情報を自端末の表示出力に反映する手順と、
    前記端末が対戦相手の端末からの指し手の情報を入力してから自端末が次の指し手の情報を返すまでの消費時間に関連する時間情報を測定する手順と、
    測定により得られた前記時間情報を送信する次の指し手の情報に添付して、前記対局管理装置による前記ネットワーク上において発生した異常な遅延の検出に供する手順と
    前記対戦相手の端末から送出された指し手の情報を受け取った後で、自端末側の通信回線に障害が発生した場合に、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断する手順と
    を設けたことを特徴とする管理プログラム。
  11. ネットワークに接続された2つの端末の間で行われる将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するために前記ネットワークに接続された対局管理装置において、
    対戦に参加する利用者に対応して予め登録された公開鍵を、対戦に利用される各端末からそれぞれ入手する個人鍵収集手段と、
    前記対戦に利用される各端末から入力される情報に付加されたディジタル署名を対応する前記公開鍵を用いて復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する認証手段と、
    前記認証手段によって正当性が確認された情報がゲームに関する指し手の情報であった場合に、その指し手の情報を、前記送信者及び前記対局管理装置の少なくとも一方のディジタル署名を添付して前記送信者の対戦相手の端末宛てに転送する指し手情報転送手段と、
    前記指し手情報転送手段による指し手情報の転送が完了してから前記対戦者の端末が次の指し手の情報を返すまでの待ち時間を含む前記ゲームの進行にかかわる時間を測定する時間測定手段と、
    前記対戦に利用される各端末から入力される指し手の情報から前記端末において測定された経過時間を示す時間情報を抽出する時間情報抽出手段と、
    前記指し手の情報から抽出した時間情報と前記時間測定手段による測定によって得られた時間情報とに基づいて、ゲームの進行を管理するとともに前記ネットワーク上において発生した異常な遅延を検出する時間管理手段と
    を備えたことを特徴とする対局管理装置。
  12. 将棋および囲碁を含む待ち時間に制限のある対戦型ゲームの進行を管理するための対局管理装置にネットワークを経由して接続され、前記対戦型ゲームに利用者が参加するために利用される端末装置において、
    前記対戦型ゲームに参加する利用者それぞれに対応して予め登録された秘密鍵と、前記対局管理装置の公開鍵と対戦相手の公開鍵との少なくとも一方に関する情報を入手する鍵情報収集手段と、
    前記対局管理装置に送信する各々の情報に、前記秘密鍵で暗号化したディジタル署名を添付する署名添付手段と、
    前記公開鍵を用いて、対局管理装置から入力された各々の情報に添付されたディジタル署名を復号するとともに復号結果に基づいて送信者及び情報の正当性を確認する認証手段と、
    前記認証手段によって正当性が確認された情報が対戦相手の端末からのゲームに関する指し手の情報であった場合に、その指し手の情報を表示出力に反映する指し手表示手段と、
    前記対戦相手の端末からの指し手の情報を受信してから、次の指し手の情報を前記対戦相手の端末に返すまでの消費時間に関連する時間を測定する時間測定手段と、
    前記対戦相手の端末に送信する次の指し手の情報に、前記時間測定手段による測定によって得られた前記時間情報を添付して、前記対局管理装置による前記ネットワークにおいて発生した異常な遅延の検出に供する時間情報添付手段とを備え
    前記対戦相手の端末から送出された指し手の情報を受け取った後で、自端末側の通信回線に障害が発生した場合に、自端末を利用している利用者から入力される次の指し手の情報を時刻の情報とともに自端末に接続されたICカードに保存してからゲームの進行を中断する
    ように構成されていることを特徴とする端末装置。
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