JP3666412B2

JP3666412B2 - Communications system

Info

Publication number: JP3666412B2
Application number: JP2001140548A
Authority: JP
Inventors: 隆敦井原
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2001-05-10
Filing date: 2001-05-10
Publication date: 2005-06-29
Anticipated expiration: 2021-05-10
Also published as: JP2002335327A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークを使って通話を行う通話システム等の通信システムに係わり、特にネットワークに接続され呼制御の信号をネットワークに送出する各種装置の障害を検出できるようにした通信システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネット等のネットワークでＩＰプロトコル（Internet Protocol）を使用して音声データをパケットで送受信する技術が注目されている。このＶｏＩＰ（Voice over Internet Protocol）という技術を使用すると、たとえば地理的に離れた本店と各支店間の通話をインターネットによる常時接続サービスあるいは専用線を利用して安価な通信システムに構築することができる。
【０００３】
図８は、従来のこのような通信システムの要部を表わしたものである。ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）１１には、ＶｏＩＰによる呼制御を行う呼制御装置１２が接続されている。また、ゲートウェイ１３を介して一般の電話網１４が接続されている。ゲートウェイ１３は、既存の電話網１４における呼制御プロトコルとＬＡＮ１１上における呼制御プロトコルの変換を行うようになっている。ＬＡＮ１１上にはＶｏＩＰ対応の電話機（以下、ＶｏＩＰ電話機と称す。）１５が接続されている。また、既存の電話機（以下、既存電話機と称する。）１６は加入者変換装置１７を介してＬＡＮ１１に接続されている。加入者変換装置１７は、既存電話機１６における呼制御プロトコルとＬＡＮ１１上における呼制御プロトコルの変換を行うようになっている。
【０００４】
このような従来の通信システムで、呼制御装置１２、ゲートウェイ１３、ＶｏＩＰ電話機１５および加入者変換装置１７はＬＡＮ１１に直接接続されている。このようにＬＡＮ１１に接続されている装置を本明細書ではネットワーク接続装置と総称することにする。通話システムで、このようなネットワーク接続装置に障害が発生したり、これらのネットワーク接続装置がＬＡＮ１１から切り離されてしまうと、これに関係した電話機で通話を行うことができなくなる。たとえば、呼制御装置１２やゲートウェイ１３にこのような異常が発生すれば、電話網１４を介して図示しない他の電話機との通話ができなくなる。また、加入者変換装置１７やＶｏＩＰ電話機１５に異常が発生すれば、これらの間で通話ができなくなったり、これらのいずれかと電話網１４を介して図示しない他の電話機との間でＶｏＩＰを用いた通話を行うことができなくなる。
【０００５】
そこで、従来からＬＡＮ１１に接続されたこれらネットワーク接続装置間では、定期的に異常の有無をチェックするための制御信号を送受信することが行われていた。そして、これらの制御信号にそれぞれのネットワーク接続装置が応答を返すことで、ネットワーク接続装置同士が正常であることを確認するようになっていた。このような技術は、たとえば特開平２−８７８５５号公報に開示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
各ネットワーク接続装置の異常の有無を判別する制御信号は、音声を伝送するパケットと共にそれぞれのネットワーク接続装置間で同一のＬＡＮ１１上をパケット信号として伝送されることになる。この異常の有無を判別する制御信号は純粋な呼制御のための信号とは別のものであり、またＬＡＮ１１上にネットワーク接続装置が多く接続されていれば、それに応じて数多くの信号が定期的に送受信されることになる。これは、ＬＡＮ１１を流れる信号のトラヒックの増大を招き、好ましいことではない。また、ＩＰパケットの送受信に際してはＩＰプロトコル処理を行う必要がある。したがって、異常の有無を判別するための信号の増加はそれぞれのネットワーク接続装置にかなりの負荷を生じさせることになる。
【０００７】
そこで、特開平６−３０１１６号公報では、システムの主装置に電源が投入された時点で診断タスクを実行するようにしている。この診断タスクではシステムを構成する各部（ネットワーク接続装置）を起動して診断を行い、これらの結果を一箇所の記憶部に書き込み、更にタイマを起動してタイム・アウトが発生するたびに診断を行う。
【０００８】
特開平６−３０１１６号公報で開示されたこのような技術では、各部の診断を特別に割り当てられた時間で行う点で各ネットワーク接続装置の負担を軽減することができるものの、本来通話あるいは通信と直接関係しない診断用の制御信号を使用するという無駄がある。また診断のための特別の時間を設定するので、本来の通話あるいは通信のための時間が制約を受けるという問題がある。特開平８−３１７０５８号公報でも、試験用のデータを伝送するループを形成して、これに定期的に試験用のデータを送出するようにしているので、同様の問題がある。
【０００９】
また、異常の説明では通話システムの問題について指摘したが、通話を含めた通信システム全体でも同様の問題がある。
【００１０】
そこで本発明の目的は、ネットワークで通話等の通信のために使用されている信号を使用して、ネットワークに接続された各装置の異常を検出することのできる通信システムを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明では、（イ）ネットワークに接続され呼の接続の要求先に送られてくる着呼指示信号に対して呼の接続を可とするときに着呼指示応答信号をその要求の送信先に送出する１または複数のネットワーク接続装置と、（ロ）これら１または複数のネットワーク接続装置のうちの呼の接続が要求された装置に対して着呼指示信号を送出する着呼指示信号送出手段と、前記した１または複数のネットワーク接続装置から着呼指示信号に応答する形の着呼指示応答信号が予め定めた周期内に一度でも送られてくるかどうかをこれらのネットワーク接続装置別に監視する着呼指示応答信号監視手段と、ネットワーク接続装置の内で着呼指示応答信号が予め定めた周期内に一度も送られて来ない装置に対してその異常の有無の診断を行う診断手段とを備えた呼制御装置とを通信システムに具備させる。
【００１２】
すなわち請求項１記載の発明では、１または複数のネットワーク接続装置と呼制御装置が備えられた通信システムを扱っている。このうち１または複数のネットワーク接続装置はそれぞれ着呼指示信号が呼制御装置から送られてきたときで、呼の接続を可とするときに着呼指示応答信号をその呼制御装置に送り返すような機能をもっている。呼制御装置は、これら１または複数のネットワーク接続装置のうちの呼の接続が要求された装置に対して着呼指示信号を送出すると共に、これに対して着呼指示応答信号が返ってくるかどうかを着呼指示応答信号監視手段で監視するようになっている。そして、予め定めた周期内に一度でもこのような着呼指示応答信号が送られて来ないネットワーク接続装置に対して診断手段で異常の有無を診断するようにしている。周期の長さの設定にも依るが、その１周期以内に呼の接続が少なくとも１回は行われるような確率となる周期の長さを設定しておけば、着呼指示応答信号が返されたことをもってそのネットワーク接続装置に異常が発生していないと判断することができ、その分だけ診断手段による診断を省略することができて、トラヒックの軽減に役立つことになる。しかも着呼指示信号や着呼指示応答信号は通信の開始の際に使用される信号であるので、特別な信号をネットワークに流すことなく診断の必要の有無を判別することができることになる。
【００１３】
請求項２記載の発明では、請求項１記載の通信システムで、診断手段は、着呼指示応答信号監視手段が着呼指示応答信号が予め定めた周期内に一度でも送られてこなかったと判別したネットワーク接続装置に対して応答を要求する定期診断信号を送出する定期診断信号送出手段と、この定期診断信号送出手段から定期診断信号が送出されたとき所定時間内に送出先のネットワーク接続装置から応答がなかったときその異常を検出する異常検出手段とを具備することを特徴としている。
【００１４】
すなわち請求項２記載の発明では、診断手段を具体的に示している。すなわち診断手段は、該当するネットワーク接続装置に対して応答を要求する定期診断信号を送出し、これに対してそのネットワーク接続装置が所定時間内に応答しなかったときに異常を検出することにしている。
【００１５】
請求項３記載の発明では、請求項２記載の通信システムで、定期診断信号送出手段はその送出した定期診断信号に対して応答がないとき定期診断信号を予め定めた回数だけ繰り返し送出する手段であり、異常検出手段は定期診断信号が予め定めた回数送出されても送出先のネットワーク接続装置から何らの応答もないときに異常を検出することを特徴としている。
【００１６】
すなわち請求項３記載の発明では、１回の定期診断信号の送出では診断が確実に行えない状況がある場合を考慮して、定期診断信号に対する応答がなかった場合には、予め定めた回数だけ定期診断信号の送出を繰り返し行えるようにし、それでも応答がなかった場合にそのネットワーク接続装置に障害が発生していると判別することにして、障害の認定の信頼性を向上させている。
【００１７】
請求項４記載の発明では、請求項２記載の通信システムで、着呼指示応答信号監視手段は前記した１または複数のネットワーク接続装置ごとに着呼指示応答信号あるいは定期診断信号に対する応答が送られてくるか否かを記録する記憶手段を備えていることを特徴としている。
【００１８】
すなわち請求項４記載の発明では、着呼指示応答信号監視手段を具体化している。着呼指示応答信号監視手段が各ネットワーク接続装置に対応させて応答の有無を記録する記憶手段を備えていることにしており、これにより各ネットワーク接続装置の障害の有無をいつでも確認できると共に、内容の更新も容易にしている。
【００１９】
請求項５記載の発明では、請求項４記載の通信システムで、定期診断信号に対する応答が送られてきたとき、そのネットワーク接続装置を異常無しと判別すると共に、記憶手段におけるそのネットワーク接続装置に対応する応答が無い状態に設定することを特徴としている。
【００２０】
すなわち請求項５記載の発明では、あるネットワーク接続装置に対して定期診断信号を送出する段階ではその記憶手段のそのネットワーク接続装置に対応する箇所には応答が無い旨の書き込みが行われている。定期診断信号に対する応答が送られてきたときにはこれが応答がある旨の書き込み内容に変更されるが、これは定期診断信号に対する応答であり、着呼指示信号に対する応答ではない。そこで、そのネットワーク接続装置の診断自体は異常が無いとされるが、記憶手段の該当個所は応答が無い状態に戻すことにしている。これによって、次の周期でそのネットワーク接続装置に対して着呼指示信号が送られてきたときの応答の有無が記憶手段に正確に反映されることになる。
【００２１】
請求項６記載の発明では、請求項２記載の通信システムで、ネットワーク接続装置は、予め定めた周期を超える所定の時間内に呼制御装置から着呼指示信号も定期診断信号も送られて来ないときその呼制御装置自体の異常を判別する呼制御装置異常判別手段を具備することを特徴としている。
【００２２】
すなわち請求項６記載の発明では、呼制御装置自体の異常の判別を扱っている。ネットワーク接続装置が１周期に何らの応答も行わない場合には呼制御装置がそのネットワーク接続装置の定期診断を実行するということは、あるネットワーク接続装置が何らの応答の機会もなかったような場合に呼制御装置が正常であれば必ず呼制御装置が定期診断のための定期診断信号をそのネットワーク接続装置に送ってくることを意味する。したがって、このよう状況で呼制御装置が定期診断信号を送って来なければ、呼制御装置に異常が発生していると判断することにしている。
【００２３】
請求項７記載の発明では、請求項１記載の通信システムで、呼制御装置はＶｏＩＰによる呼制御を行う呼制御装置であり、各ネットワーク接続装置およびその呼制御装置はローカルエリアネットワークに接続されていることを特徴としている。
【００２４】
すなわち請求項７記載の発明では、この通信システムの一例として、呼制御装置はＶｏＩＰによる呼制御を行う呼制御装置であり、各ネットワーク接続装置およびその呼制御装置はローカルエリアネットワークに接続されていることを示している。
【００２５】
【発明の実施の形態】
【００２６】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【００２７】
図１は本発明の一実施例における通信システムの要部を表わしたものである。図１で図８と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。本実施例では呼制御装置３１のみが図８で示した呼制御装置１２とその構成が一部相違している。
【００２８】
図２は本実施例の呼制御装置の構成の要部を表わしたものである。呼制御装置３１はＣＰＵ（中央処理装置）４１と、各種の制御プログラムを格納したプログラム格納部４２と、通話のための音声データや制御データをパケット化したＩＰ信号をＬＡＮ１１を介して受信するＩＰ信号受信部４３と、ＩＰ信号の受信を管理するためのＩＰ信号受信テーブル４４と、このＩＰ信号受信テーブル４４に対して受信有り、あるいは受信無しを書き込むテーブル書込制御部４５と、後に説明する定期診断のための定期診断信号送信部４６と、タイマ回路としての応答待ちタイマ４７ならびにこれら各部を接続するデータバス等のバス４８とを備えている。なお、プログラム格納部４２およびＩＰ信号受信テーブル４４は同一の記憶媒体上に構成されていてもよい。また、応答待ちタイマ４７はソフトウェアで構成することができる。
【００２９】
ここでは、図１に示した呼制御装置３１の構成について具体的に示したが、電話網１４等の他のネットワークを介して接続された他のＬＡＮにも同様の呼制御装置が接続されている。
【００３０】
図３は、ＩＰ信号受信テーブルの構成を表わしたものである。ＩＰ信号受信テーブル４４は、図１に示した呼制御装置３１とＬＡＮ１１を介してＩＰ信号の送受信を行う可能性のあるすべてのネットワーク接続装置のＩＤ（識別情報）を示すＩＤ₁、ＩＤ₂、……ごとに受信有無情報５１を格納するようになっている。受信有無情報５１は具体的には受信があったことを示す「受信有り」と受信がないことを示す「受信無し」であり、たとえば信号の“１”と“０”で対応付けられている。
【００３１】
図４は呼制御装置の格納しているプログラムの１つを示したものである。図２に示した呼制御装置３１内のプログラム格納部４２には各種の制御手順が格納されているが、図２に示した制御手順は他のネットワーク接続装置からＩＰ信号が送られてくるかどうかを所定の時間間隔でチェックする周期処理プログラムとなっている。すなわち、図２に示したＣＰＵ４１は予め定めた周期の開始時点が到来すると、まずパラメータｎを“１”に初期化して（ステップＳ６１）、ＩＤ_nに対応する受信有無情報５１をＩＰ信号受信テーブル４４から読み出す（ステップＳ６２）。そして、これが「受信無し」となっているかどうかを判別する（ステップＳ６３）。なっていれば（Ｙ）、該当する呼制御装置に対して定期診断処理を実行する（ステップＳ６４）。これについては後に詳しく説明する。
【００３２】
受信有無情報５１がこれ以外の場合、すなわち「受信有り」となっていれば（ステップＳ６３：Ｎ）、テーブル書込制御部４５を制御してこれを「受信無し」に書き換える（ステップＳ６５）。この場合、ステップ６４の処理は行われない。「受信有り」となっているということは、前記した周期で定めた時間内に呼制御装置３１がそのネットワーク接続装置からＩＰ信号を受信したことである。これは、図２に示した呼制御装置３１にＩＰ信号を送信したネットワーク接続装置が障害を発生しておらず、かつＬＡＮ１１から切り離されていないこと、すなわち正常であることを意味する。
【００３３】
ステップＳ６４の処理あるいはステップＳ６５の処理が行われたら、パラメータｎが“１”だけカウントアップされる（ステップＳ６６）。そして、これによるパラメータｎの値が図２に示した呼制御装置３１とＩＰ信号の通信を行う他のネットワーク接続装置の総数に到達したかどうかのチェックが行われる（ステップＳ６７）。
【００３４】
この値に到達していない場合には（ステップＳ６７：Ｎ）、ステップＳ６２に戻って次のネットワーク接続装置からのＩＰ信号の受信の有無を確認する。そして前記したと同様の制御を繰り返すことになる。このようにしてＬＡＮ１１に接続されたネットワーク接続装置の全数について受信有無情報５１のチェックが終了したら（ステップＳ６７：Ｙ）、処理を終了する（エンド）。
【００３５】
図５は、本実施例でネットワーク接続装置の１つが途中でＬＡＮから切り離されたときの、各ネットワーク接続装置のＩＰ信号の送受信の様子を表わしたものである。ある時刻に図１に示した電話網１４を介して図示しない他の電話機が発呼したものとし、これによるＩＰ信号を呼制御装置３１が受信したとする。通話先が既存電話機１６であるとすると、呼制御装置３１は着呼の応答を返すために着呼指示を加入者変換装置１７に送る（ステップＳ７１）。加入者変換装置１７はＬＡＮ１１上における呼制御プロトコルを既存電話機１６における呼制御プロトコルに変換して、着呼指示を既存電話機１６に送る（ステップＳ７２）。既存電話機１６はこれに対して着呼指示応答を行い（ステップＳ７３）、加入者変換装置１７はこれを変換して呼制御装置３１に送出する（ステップＳ７４）。
【００３６】
この結果として、呼制御装置３１は加入者変換装置１７からＩＰ信号が正常に受信されたことを判別し、ＩＰ信号受信テーブル４４における加入者変換装置１７のＩＤに対応付けた受信有無情報として「受信有り」を設定する（ステップＳ７５）。この後、既存電話機１６の通話が開始され、これが終了すると呼制御装置３１は加入者変換装置１７に復旧指示を行い（ステップＳ７６）、加入者変換装置１７はこれを既存電話機１６に伝達する（ステップＳ７７）。
【００３７】
加入者変換装置１７がこれ以後、何らかの原因でＬＡＮ１１から切断されたとする（ステップＳ７８）。すると次に呼制御装置３１が同様に着呼指示を加入者変換装置１７に送出しても（ステップＳ７９）、これは加入者変換装置１７に届かず、したがってステップＳ７４で示したような着呼指示に対する応答もない。呼制御装置３１は図２に示した応答待ちタイマ４７が計時を終了するまでに着呼指示応答が加入者変換装置１７から返って来ないときはＩＰ信号受信テーブル４４における加入者変換装置１７のＩＤに対応付けた受信有無情報として「受信無し」を設定することになる（ステップＳ８０）。この場合には、前記したように定期診断処理が行われることになる。
【００３８】
図６は、ステップＳ６４で示した定期診断処理を具体的に表わしたものである。今までの処理は図１に示した呼制御装置３１が自装置内で独自に行った制御であり、ＬＡＮ１１に接続された他のネットワーク接続装置としてのゲートウェイ１３、ＶｏＩＰ電話機１５および加入者変換装置１７に特別の負担を強いているものではない。定期診断処理は図４のステップＳ６３で「受信無し」と判別されたネットワーク接続装置に対して個別に診断のためのパケット（以下、定期診断信号と称する。）を送出して異常の有無を確認する処理である。
【００３９】
この定期診断処理が起動されると、図２に示したＣＰＵ４１は定期診断信号送信部４６から定期診断信号を送出する（ステップＳ９１）。この定期診断信号は「受信無し」と判別されたネットワーク接続装置を宛先として、そのネットワーク接続装置からの返信を要求する信号である。ここでは、図５で説明した加入者変換装置１７が「受信無し」と判別された場合を例にとって説明を行う。
【００４０】
図２に示したＣＰＵ４１は、定期診断信号を送出してから所定の時間ｔ₁が経過する前に（ステップＳ９２：Ｎ）、該当のネットワーク接続装置としての加入者変換装置１７から返答のＩＰ信号が送り返されるかどうかを監視している（ステップＳ９３）。そして、この返答のＩＰ信号が送り返された場合には（Ｙ）、その加入者変換装置１７を正常（正常に復旧した場合も含む）と判断する。
【００４１】
これに対して、所定の時間ｔ₁が経過するまでに定期診断信号に対する応答のＩＰ信号が送られて来なかった場合には（ステップＳ９２：Ｙ）、リトライの回数を規定している場合にはその回数の上限に達するまで（ステップＳ９４：Ｙ）、ステップＳ９１に戻って加入者変換装置１７に対して定期診断信号を繰り返し送出して、応答の有無を確認する。リトライの回数の上限に達しても加入者変換装置１７から定期診断信号に対する応答のＩＰ信号が送られて来なかった場合には（ステップＳ９４：Ｎ）、加入者変換装置１７に異常が発生していると判別し、その旨の設定を行って（ステップＳ９５）、処理を終了する（エンド）。
【００４２】
このように異常を示す設定が行われた場合には、呼制御装置１２から通信システムの管理者の電話機にその旨の通知が自動的に行われたり、アラームが表示されて、異常のあるネットワーク接続装置の復旧のための処理が行われることになる。
【００４３】
なお、図６のステップＳ９３で該当するネットワーク接続装置から応答のＩＰ信号が送られて来た場合には、そのとき定期診断信号に応答するために送られてきたＩＰ信号によって図３に示したＩＰ信号受信テーブル４４の該当欄が「受信無し」から「受信有り」に書き換えられている。これに対しては、次の周期までの監視を正確に行うために、この「受信有り」として書き換えられた内容をステップＳ９３の処理の直後に「受信無し」にリセットするようにしてもよい。
【００４４】
次に、図１に示した呼制御装置３１自体が何らかの理由でＬＡＮ１１から切り離されている場合もある。たとえば、ＬＡＮ１１との間の通信ケーブルが外れたり、断線を生じさせたような場合である。このような場合には、見かけ上はＬＡＮ１１に接続された他のネットワーク接続装置がすべて応答信号を呼制御装置３１に返さないような結果となる。そこで、このような場合には呼制御装置３１自体の異常と判別することも可能である。他のネットワーク接続装置と送受信する回路部分に障害が発生した場合も同様である。
【００４５】
図７は、これとは反対に他のネットワーク接続装置側が呼制御装置の異常を判別する処理の流れを表わしたものである。このような処理を行うネットワーク接続装置は、たとえばそのＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）あるいは他の記憶媒体に所定のプログラムを格納しており、図示しないＣＰＵが呼制御装置３１自体の異常を監視するようになっている。また、この処理の前提として呼制御装置３１が図６で示した定期診断処理を実行するものとする。これを加入者変換装置１７が呼制御装置３１を監視する例と共に説明する。
【００４６】
加入者変換装置１７は図５で説明したように呼制御装置３１から着呼指示（ステップＳ７１）と定期診断信号のいずれも来ない時間を図示しないタイマで計時している。そして、その時間が前記した周期よりも所定時間長い時間ｔ₂以上となったとき（ステップＳ１０１：Ｙ）、呼制御装置３１の現在の状態を異常と設定する（ステップＳ１０２）。これは、着呼指示が来ないことにより加入者変換装置１７が着呼指示応答を行わなかった場合には、加入者変換装置１７のＩＤに対応付けた受信有無情報として「受信無し」が設定されるので、前記した周期が到来した時点で呼制御装置３１が定期診断信号を加入者変換装置１７に対して送出するはずだからである。このような状況で定期診断信号が送られて来ない場合には、呼制御装置３１に障害が発生したり、呼制御装置３１がＬＡＮ１１から切り離される等の異常が発生していると想定することができる。
【００４７】
これに対して、時間ｔ₂が経過する前に着呼指示あるいは定期診断信号が到来した場合には（ステップＳ１０１：Ｎ）、その時点に前記したタイマをリセットして（ステップＳ１０３）、再びその時点から計時動作を再開することになる。
【００４８】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１〜請求項７記載の発明によれば、呼の接続の際の呼制御装置とネットワーク接続装置との間の信号の送受信を利用して、ネットワーク接続装置が障害を発生させていたりネットワークから切断されているといった異常の可能性を判別するので、この段階で特別な信号をネットワークに流すことなく、ネットワークに余分な負荷を掛けることがないばかりでなく、特別なハードウェアも必要としない。しかも、異常の可能性がある場合には診断手段が異常の有無の診断を行うことにしたので、診断の質を低下させることがない。
【００４９】
また、請求項２記載の発明によれば、診断手段が、該当するネットワーク接続装置に対して応答を要求する定期診断信号を送出し、これに対してそのネットワーク接続装置が所定時間内に応答しなかったときに異常を検出することにしたので、特別に診断の時間が遅延することなく異常の可能性のあるネットワーク接続装置の診断が可能である。
【００５０】
更に請求項３記載の発明によれば、定期診断信号に対する応答がなかった場合には、予め定めた回数だけ定期診断信号の送出を繰り返し行えるようにし、それでも応答がなかった場合にそのネットワーク接続装置に障害が発生していると判別することにして、障害の認定の信頼性を向上させている。
【００５１】
また請求項４記載の発明によれば、着呼指示応答信号監視手段が各ネットワーク接続装置に対応させて応答の有り無しを記録する記憶手段を備えることにしたので、各ネットワーク接続装置の障害の有無をいつでも確認できると共に、内容の更新も容易である。
【００５２】
更に請求項５記載の発明によれば、定期診断による応答を着呼指示信号に対する応答と区別することによって、次の周期でそのネットワーク接続装置に対して着呼指示信号が送られてきたときの応答の有無を記憶手段に正確に反映させることができる。
【００５３】
また請求項６記載の発明では、ネットワーク接続装置は、予め定めた周期を超える所定の時間内に呼制御装置から着呼指示信号も定期診断信号も送られて来ないときその呼制御装置自体の異常を判別することにしたので、ネットワーク接続装置のみならず呼制御装置の異常の有無も判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例における通信システムの要部を表わしたシステム構成図である。
【図２】実施例における呼制御装置の要部を表わしたブロック図である。
【図３】実施例のＩＰ信号受信テーブルの構成を表わした説明図である。
【図４】実施例における周期処理プログラムによる処理を示す流れ図である。
【図５】実施例でネットワーク接続装置の１つが途中でＬＡＮから切り離されたときの各ネットワーク接続装置のＩＰ信号の送受信の様子を表わした説明図である。
【図６】図４のステップＳ６４で示した定期診断処理を具体的に表わした流れ図である。
【図７】本実施例で呼制御装置以外のネットワーク接続装置側が呼制御装置の異常を判別する処理の流れを表わした流れ図である。
【図８】従来の通信システムの要部を表わしたブロック図である。
【符号の説明】
１１ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）
１３ゲートウェイ（ネットワーク接続装置）
１５ＶｏＩＰ電話機（ネットワーク接続装置）
１７加入者変換装置（ネットワーク接続装置）
３１呼制御装置
４１ＣＰＵ
４２プログラム格納部
４３ＩＰ信号受信部
４４ＩＰ信号受信テーブル
４６定期診断信号送信部
４７応答待ちタイマ
５１受信有無情報[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication system such as a call system that makes a call using a network, and more particularly to a communication system that is connected to a network and can detect a failure of various devices that send a call control signal to the network.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A technique for transmitting and receiving audio data in packets using an IP protocol (Internet Protocol) in a network such as the Internet has attracted attention. If this technology called VoIP (Voice over Internet Protocol) is used, for example, a call between a geographically distant head office and each branch can be constructed in an inexpensive communication system using an always-on Internet connection service or a dedicated line. .
[0003]
FIG. 8 shows a main part of such a conventional communication system. A call control device 12 that performs call control by VoIP is connected to a LAN (local area network) 11. A general telephone network 14 is connected via the gateway 13. The gateway 13 converts the call control protocol in the existing telephone network 14 and the call control protocol on the LAN 11. Connected to the LAN 11 is a VoIP compatible telephone (hereinafter referred to as a VoIP telephone) 15. An existing telephone (hereinafter referred to as an existing telephone) 16 is connected to the LAN 11 via a subscriber conversion device 17. The subscriber conversion device 17 converts the call control protocol in the existing telephone 16 and the call control protocol on the LAN 11.
[0004]
In such a conventional communication system, the call control device 12, the gateway 13, the VoIP telephone 15, and the subscriber conversion device 17 are directly connected to the LAN 11. In this specification, devices connected to the LAN 11 in this way are collectively referred to as network connection devices. If a failure occurs in such a network connection device in the call system, or if these network connection devices are disconnected from the LAN 11, it becomes impossible to make a call with a telephone related thereto. For example, if such an abnormality occurs in the call control device 12 or the gateway 13, it becomes impossible to make a call with another telephone (not shown) via the telephone network 14. Further, if an abnormality occurs in the subscriber conversion device 17 or the VoIP telephone 15, a call cannot be made between them, or VoIP is used between any of these and another telephone (not shown) via the telephone network 14. You can no longer make calls.
[0005]
Therefore, conventionally, a control signal for checking whether there is an abnormality has been periodically transmitted and received between these network connection devices connected to the LAN 11. Then, each network connection device returns a response to these control signals to confirm that the network connection devices are normal. Such a technique is disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 2-87855.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
A control signal for determining whether or not each network connection device is abnormal is transmitted as a packet signal on the same LAN 11 between the network connection devices together with a packet for transmitting voice. The control signal for determining the presence / absence of the abnormality is different from the signal for pure call control, and if many network connection devices are connected on the LAN 11, a large number of signals are periodically transmitted accordingly. Will be sent and received. This causes an increase in traffic of signals flowing through the LAN 11 and is not preferable. In addition, it is necessary to perform IP protocol processing when sending and receiving IP packets. Therefore, an increase in signals for determining the presence or absence of abnormality causes a considerable load on each network connection device.
[0007]
In view of this, Japanese Patent Laid-Open No. 6-30116 discloses that a diagnostic task is executed when power is turned on to the main apparatus of the system. In this diagnostic task, each part (network connection device) that makes up the system is started and diagnosed, and these results are written to a single storage unit, and a timer is started each time a timeout occurs. Do.
[0008]
With such a technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-30116, although the burden on each network connection device can be reduced in that the diagnosis of each part is performed in a specially allocated time, There is a waste of using diagnostic control signals that are not directly related. In addition, since a special time for diagnosis is set, there is a problem that time for an original call or communication is restricted. Japanese Patent Laid-Open No. 8-317058 also has a similar problem because a loop for transmitting test data is formed and the test data is periodically sent to the loop.
[0009]
In the explanation of the abnormality, the problem of the call system was pointed out, but the same problem occurs in the entire communication system including the call.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a communication system capable of detecting an abnormality of each device connected to a network using a signal used for communication such as a call on the network.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, (a) an incoming call instruction response signal is requested when an incoming call instruction signal connected to the network and sent to a call connection request destination is permitted. One or a plurality of network connection devices to be transmitted to the transmission destination, and (b) an incoming call instruction for transmitting an incoming call instruction signal to a device that is requested to connect a call among these one or a plurality of network connection devices These network connection devices determine whether or not a signal sending means and an incoming call instruction response signal in response to the incoming call instruction signal are sent from the one or more network connection devices as described above within a predetermined period. Incoming call instruction response signal monitoring means to be monitored separately, and diagnosis of presence / absence of abnormality of an apparatus that has not received an incoming call instruction response signal within a predetermined period within the network connection device To and a call control apparatus that includes a cross section in the communication system.
[0012]
That is, the invention described in claim 1 deals with a communication system provided with one or more network connection devices and a call control device. Among these, one or a plurality of network connection devices each send an incoming call instruction response signal to the call control device when the incoming call instruction signal is sent from the call control device and the call connection is permitted. Has function. Whether the call control device sends an incoming call instruction signal to a device that is requested to connect a call among these one or more network connection devices, and whether an incoming call instruction response signal is returned. The incoming call instruction response signal monitoring means is monitored. Then, a diagnosis means is used to diagnose the presence or absence of an abnormality with respect to a network connection device to which such an incoming call instruction response signal is not sent even once within a predetermined period. Depending on the setting of the period length, if the period length is set such that there is a probability that a call will be connected at least once within that period, an incoming call instruction response signal is returned. Therefore, it can be determined that no abnormality has occurred in the network connection device, and the diagnosis by the diagnosis means can be omitted correspondingly, which helps to reduce traffic. In addition, since the incoming call instruction signal and the incoming call instruction response signal are signals used at the start of communication, it is possible to determine whether diagnosis is necessary without sending a special signal to the network.
[0013]
In the invention according to claim 2, in the communication system according to claim 1, the diagnosis means determines that the incoming call instruction response signal monitoring means has not been sent even once within a predetermined period. A periodic diagnostic signal sending means for sending a periodic diagnostic signal for requesting a response to the network connection device, and a response from the destination network connection device within a predetermined time when the periodic diagnostic signal is sent from the periodic diagnostic signal sending means And an abnormality detecting means for detecting the abnormality when there is no error.
[0014]
That is, in the invention described in claim 2, the diagnostic means is specifically shown. That is, the diagnosis means sends a periodic diagnosis signal requesting a response to the corresponding network connection device, and detects an abnormality when the network connection device does not respond within a predetermined time. Yes.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, in the communication system according to the second aspect, the periodic diagnostic signal transmitting means is means for repeatedly transmitting the periodic diagnostic signal a predetermined number of times when there is no response to the transmitted periodic diagnostic signal. In addition, the abnormality detection means is characterized in that an abnormality is detected when there is no response from the destination network connection device even if the periodic diagnostic signal is transmitted a predetermined number of times.
[0016]
That is, according to the third aspect of the invention, in consideration of the case where there is a situation where the diagnosis cannot be reliably performed by sending the periodic diagnostic signal once, if there is no response to the periodic diagnostic signal, the predetermined number of times is given. The periodic diagnosis signal can be repeatedly sent, and if there is still no response, it is determined that a failure has occurred in the network connection device, thereby improving the reliability of failure identification.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, in the communication system according to the second aspect, the incoming call instruction response signal monitoring means sends a response to the incoming call instruction response signal or the periodic diagnosis signal for each of the one or more network connection devices. It is characterized by having storage means for recording whether or not to come.
[0018]
That is, the invention according to claim 4 embodies an incoming call instruction response signal monitoring means. The incoming call instruction response signal monitoring means is provided with a storage means for recording the presence / absence of a response corresponding to each network connection device, so that the presence / absence of a failure of each network connection device can be confirmed at any time. It is also easy to update.
[0019]
In the invention according to claim 5, in the communication system according to claim 4, when a response to the periodic diagnosis signal is sent, the network connection device is determined as having no abnormality, and the network connection device in the storage means is supported. It is characterized in that it is set to a state where there is no response.
[0020]
That is, according to the fifth aspect of the present invention, at the stage of sending a periodic diagnostic signal to a certain network connection device, writing is made to the effect that there is no response at the location corresponding to that network connection device in the storage means. When a response to the periodic diagnostic signal is sent, it is changed to a written content indicating that there is a response, but this is a response to the periodic diagnostic signal and not a response to the incoming call instruction signal. Therefore, it is assumed that there is no abnormality in the diagnosis of the network connection device, but the corresponding part of the storage means is returned to a state where there is no response. As a result, the presence or absence of a response when an incoming call instruction signal is sent to the network connection device in the next cycle is accurately reflected in the storage means.
[0021]
According to a sixth aspect of the present invention, in the communication system according to the second aspect, the network connection device receives an incoming call instruction signal and a periodic diagnosis signal from the call control device within a predetermined time exceeding a predetermined period. It is characterized by comprising a call control device abnormality determining means for determining abnormality of the call control device itself when there is not.
[0022]
That is, the invention according to claim 6 deals with determination of abnormality of the call control device itself. When a network connection device does not make any response in one cycle, the call control device performs a periodic diagnosis of the network connection device. This means that a certain network connection device has no chance of response. If the call control device is normal, it means that the call control device always sends a periodic diagnosis signal for periodic diagnosis to the network connection device. Therefore, if the call control device does not send a periodic diagnosis signal in this situation, it is determined that an abnormality has occurred in the call control device.
[0023]
According to a seventh aspect of the present invention, in the communication system according to the first aspect, the call control device is a call control device that performs call control by VoIP, and each network connection device and the call control device are connected to a local area network. It is characterized by being.
[0024]
That is, in the invention described in claim 7, as an example of the communication system, the call control device is a call control device that performs call control by VoIP, and each network connection device and the call control device are connected to a local area network. It is shown that.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0027]
FIG. 1 shows a main part of a communication system in an embodiment of the present invention. In FIG. 1, the same parts as those in FIG. 8 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted as appropriate. In this embodiment, only the call control device 31 is partially different from the call control device 12 shown in FIG.
[0028]
FIG. 2 shows a main part of the configuration of the call control device of this embodiment. The call control device 31 includes a CPU (central processing unit) 41, a program storage unit 42 that stores various control programs, and an IP signal that receives voice data and control data packetized for a call via the LAN 11. A signal receiving unit 43, an IP signal receiving table 44 for managing the reception of IP signals, a table writing control unit 45 for writing whether or not there is reception in the IP signal receiving table 44, and will be described later A periodic diagnosis signal transmission unit 46 for periodic diagnosis, a response waiting timer 47 as a timer circuit, and a bus 48 such as a data bus connecting these units are provided. The program storage unit 42 and the IP signal reception table 44 may be configured on the same storage medium. The response waiting timer 47 can be configured by software.
[0029]
Here, the configuration of the call control device 31 shown in FIG. 1 is specifically shown, but a similar call control device is also connected to another LAN connected through another network such as the telephone network 14. Yes.
[0030]
FIG. 3 shows the configuration of the IP signal reception table. The IP signal reception table 44 is an ID indicating IDs (identification information) of all network connection devices that may transmit / receive IP signals to / from the call control device 31 shown in FIG. ₁ , ID ₂ ,... Is stored for each reception presence / absence information 51. The reception presence / absence information 51 is specifically “reception received” indicating that there is reception and “no reception” indicating that there is no reception, and is associated with, for example, “1” and “0” of the signal. .
[0031]
FIG. 4 shows one of the programs stored in the call control device. Various control procedures are stored in the program storage unit 42 in the call control device 31 shown in FIG. 2, but is the control procedure shown in FIG. 2 sent from other network connection devices? It is a periodic processing program that checks whether or not at predetermined time intervals. That is, the CPU 41 shown in FIG. 2 initializes the parameter n to “1” when the start point of a predetermined cycle arrives (step S61), and the ID _n Is read from the IP signal reception table 44 (step S62). And it is discriminate | determined whether this is "no reception" (step S63). If yes (Y), periodic diagnosis processing is executed for the corresponding call control device (step S64). This will be described in detail later.
[0032]
If the reception presence / absence information 51 is other than this, that is, “reception is present” (step S63: N), the table writing control unit 45 is controlled to rewrite it to “no reception” (step S65). In this case, the process of step 64 is not performed. “Received” means that the call control device 31 has received an IP signal from the network connection device within the time determined in the above-described cycle. This means that the network connection device that has transmitted the IP signal to the call control device 31 shown in FIG. 2 has not failed and has not been disconnected from the LAN 11, that is, is normal.
[0033]
When the process of step S64 or the process of step S65 is performed, the parameter n is incremented by “1” (step S66). Then, it is checked whether or not the value of the parameter n thus reached the total number of other network connection devices that perform IP signal communication with the call control device 31 shown in FIG. 2 (step S67).
[0034]
If this value has not been reached (step S67: N), the process returns to step S62 to check whether an IP signal has been received from the next network connection device. Then, the same control as described above is repeated. When the check of the reception presence / absence information 51 is completed for the total number of network connection devices connected to the LAN 11 in this way (step S67: Y), the process is terminated (end).
[0035]
FIG. 5 shows a state of transmission / reception of an IP signal of each network connection apparatus when one of the network connection apparatuses is disconnected from the LAN halfway in this embodiment. Assume that another telephone (not shown) makes a call via the telephone network 14 shown in FIG. 1 at a certain time, and the call control device 31 receives an IP signal based on this call. If the call destination is the existing telephone set 16, the call control device 31 sends an incoming call instruction to the subscriber conversion device 17 in order to return an incoming call response (step S71). The subscriber conversion device 17 converts the call control protocol on the LAN 11 into the call control protocol on the existing telephone set 16, and sends an incoming call instruction to the existing telephone set 16 (step S72). The existing telephone 16 responds to the incoming call instruction (step S73), and the subscriber conversion device 17 converts this and sends it to the call control device 31 (step S74).
[0036]
As a result, the call control device 31 determines that the IP signal has been normally received from the subscriber conversion device 17, and the reception presence / absence information associated with the ID of the subscriber conversion device 17 in the IP signal reception table 44 is “ “Received” is set (step S75). Thereafter, the call of the existing telephone set 16 is started, and when this is finished, the call control device 31 gives a restoration instruction to the subscriber conversion apparatus 17 (step S76), and the subscriber conversion apparatus 17 transmits this to the existing telephone set 16 ( Step S77).
[0037]
Assume that the subscriber conversion device 17 is subsequently disconnected from the LAN 11 for some reason (step S78). Then, even if the call control device 31 sends an incoming call instruction to the subscriber conversion device 17 in the same manner (step S79), this does not reach the subscriber conversion device 17, and therefore the incoming call as shown in step S74. There is no response to the instructions. If the incoming call instruction response does not return from the subscriber conversion device 17 until the response waiting timer 47 shown in FIG. 2 finishes timing, the call control device 31 sets the subscriber conversion device 17 in the IP signal reception table 44. “No reception” is set as the reception presence / absence information associated with the ID (step S80). In this case, the periodic diagnosis process is performed as described above.
[0038]
FIG. 6 specifically shows the periodic diagnosis process shown in step S64. The processing so far is control performed independently by the call control device 31 shown in FIG. 1 in its own device, and the gateway 13, the VoIP telephone 15 and the subscriber conversion device as other network connection devices connected to the LAN 11. It does not impose a special burden on 17. In the periodic diagnosis process, a diagnosis packet (hereinafter referred to as a periodic diagnosis signal) is individually sent to the network connection apparatus determined as “no reception” in step S63 in FIG. It is processing to do.
[0039]
When this periodic diagnosis process is started, the CPU 41 shown in FIG. 2 sends a periodic diagnosis signal from the periodic diagnosis signal transmitter 46 (step S91). This periodic diagnosis signal is a signal requesting a reply from the network connection device that is determined as “no reception” as a destination. Here, the case where the subscriber conversion device 17 described in FIG. 5 is determined as “no reception” will be described as an example.
[0040]
The CPU 41 shown in FIG. 2 performs a predetermined time t after sending the periodic diagnosis signal. ₁ Before the elapse of time (step S92: N), it is monitored whether or not a reply IP signal is sent back from the subscriber conversion device 17 as the corresponding network connection device (step S93). When the IP signal of this reply is sent back (Y), it is determined that the subscriber conversion device 17 is normal (including when it is normally restored).
[0041]
In contrast, the predetermined time t ₁ If an IP signal in response to the periodic diagnosis signal has not been sent before the elapse of time (step S92: Y), if the number of retries is specified, the upper limit of the number of times is reached (step S92: Y). S94: Y), returning to step S91, a periodic diagnostic signal is repeatedly sent to the subscriber conversion device 17 to confirm the presence or absence of a response. If an IP signal in response to the periodic diagnosis signal is not sent from the subscriber conversion device 17 even if the upper limit of the number of retries is reached (step S94: N), an abnormality occurs in the subscriber conversion device 17. Is determined (step S95), and the process ends (END).
[0042]
When the setting indicating the abnormality is made in this way, the call control device 12 automatically notifies the telephone of the administrator of the communication system to that effect or displays an alarm to indicate the abnormal network. Processing for restoring the connection device is performed.
[0043]
When a response IP signal is sent from the corresponding network connection device in step S93 in FIG. 6, the IP signal sent to respond to the periodic diagnosis signal at that time is shown in FIG. The corresponding column of the IP signal reception table 44 is rewritten from “no reception” to “reception”. In response to this, in order to accurately monitor until the next cycle, the content rewritten as “reception” may be reset to “no reception” immediately after the process of step S93.
[0044]
Next, the call control device 31 itself shown in FIG. 1 may be disconnected from the LAN 11 for some reason. For example, it is a case where a communication cable with the LAN 11 is disconnected or a disconnection is caused. In such a case, it appears that all other network connection devices connected to the LAN 11 do not return a response signal to the call control device 31. In such a case, it is possible to determine that the call control device 31 itself is abnormal. The same applies when a failure occurs in a circuit portion that transmits / receives to / from another network connection device.
[0045]
FIG. 7 shows the flow of processing in which the other network connection device side discriminates the abnormality of the call control device on the contrary. A network connection device that performs such processing stores a predetermined program in its ROM (read only memory) or other storage medium, for example, and a CPU (not shown) monitors the abnormality of the call control device 31 itself. It is like that. Further, as a premise of this process, the call control device 31 executes the periodic diagnosis process shown in FIG. This will be described together with an example in which the subscriber conversion device 17 monitors the call control device 31.
[0046]
As described with reference to FIG. 5, the subscriber conversion device 17 uses a timer (not shown) to count the time when neither the incoming call instruction (step S71) nor the periodic diagnosis signal comes from the call control device 31. The time t is longer than the above-described period by a predetermined time. ₂ When this is the case (step S101: Y), the current state of the call control device 31 is set as abnormal (step S102). When the subscriber conversion device 17 does not make an incoming call instruction response because no incoming call instruction is received, “no reception” is set as the reception presence / absence information associated with the ID of the subscriber conversion device 17. This is because the call control device 31 should transmit a periodic diagnosis signal to the subscriber conversion device 17 at the time when the above-described period arrives. When a periodic diagnostic signal is not sent in such a situation, it is assumed that a failure has occurred in the call control device 31 or an abnormality has occurred such as the call control device 31 being disconnected from the LAN 11. Can do.
[0047]
In contrast, time t ₂ If an incoming call instruction or periodic diagnostic signal arrives before the elapse of time (step S101: N), the timer described above is reset at that time (step S103), and the clocking operation is restarted from that time again. become.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the first to seventh aspects of the present invention, the network connection device can be used for failure by utilizing the signal transmission / reception between the call control device and the network connection device at the time of call connection. Since the possibility of anomalies such as being generated or disconnected from the network is determined, a special signal is not sent to the network at this stage, and an extra load is not applied to the network. No wear is required. In addition, when there is a possibility of abnormality, the diagnosis means decides whether or not there is an abnormality, so that the quality of diagnosis does not deteriorate.
[0049]
According to the second aspect of the present invention, the diagnostic means sends a periodic diagnosis signal requesting a response to the corresponding network connection device, and the network connection device responds within a predetermined time. Since it is decided to detect an abnormality when there is no such error, it is possible to diagnose a network connection apparatus that may be abnormal without delaying the diagnosis time.
[0050]
According to the third aspect of the present invention, when there is no response to the periodic diagnosis signal, the periodic connection of the periodic diagnosis signal can be repeated a predetermined number of times. By determining that a fault has occurred, the reliability of fault certification is improved.
[0051]
According to the fourth aspect of the present invention, since the incoming call instruction response signal monitoring means includes the storage means for recording the presence / absence of a response corresponding to each network connection apparatus, The presence / absence can be confirmed at any time and the contents can be easily updated.
[0052]
Furthermore, according to the invention of claim 5, by distinguishing the response by the periodic diagnosis from the response to the incoming call instruction signal, the incoming call instruction signal is sent to the network connection device in the next cycle. The presence or absence of a response can be accurately reflected in the storage means.
[0053]
In the invention according to claim 6, when the network connection device does not receive an incoming call instruction signal or a periodic diagnosis signal from the call control device within a predetermined time exceeding a predetermined cycle, the network connection device itself Since the abnormality is determined, it is possible to determine whether there is an abnormality in the call control device as well as the network connection device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a main part of a communication system in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a main part of the call control device according to the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram illustrating a configuration of an IP signal reception table according to the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing processing by a periodic processing program in the embodiment.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating a state of transmission / reception of an IP signal of each network connection device when one of the network connection devices is disconnected from the LAN in the middle in the embodiment.
FIG. 6 is a flowchart specifically showing the periodic diagnosis process shown in step S64 of FIG.
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of processing in which a network connection apparatus side other than the call control apparatus determines an abnormality of the call control apparatus in this embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing a main part of a conventional communication system.
[Explanation of symbols]
11 LAN (Local Area Network)
13 Gateway (Network connection device)
15 VoIP telephone (network connection device)
17 Subscriber conversion device (network connection device)
31 Call control device
41 CPU
42 Program storage
43 IP signal receiver
44 IP signal reception table
46 Periodic diagnostic signal transmitter
47 Response wait timer
51 Information on presence / absence of reception

Claims

One or a plurality of networks that send an incoming call instruction response signal to a destination of the request when the call connection is permitted with respect to the incoming call instruction signal that is connected to the network and sent to the request destination of the call connection A connecting device;
An incoming call instruction signal sending means for sending the incoming call instruction signal to a device that is requested to connect a call among the one or more network connection devices, and the incoming call from the one or more network connection devices. An incoming call instruction response signal monitoring means for monitoring whether the incoming call instruction response signal in response to the instruction signal is sent even once within a predetermined period, for each of these network connection apparatuses; And a call control device comprising diagnostic means for diagnosing the presence / absence of an abnormality of a device to which an incoming call instruction response signal has not been sent even once within the predetermined period. A communication system.

The diagnostic means sends a periodic diagnostic signal for requesting a response to the network connection apparatus that the incoming call instruction response signal monitoring means has determined that the incoming call instruction response signal has never been sent within a predetermined period. A periodic diagnostic signal sending means for sending, and an abnormality detecting means for detecting an abnormality when no response is received from the destination network connection device within a predetermined time when the periodic diagnostic signal is sent from the periodic diagnostic signal sending means. The communication system according to claim 1, further comprising:

The periodic diagnostic signal sending means is a means for repeatedly sending a periodic diagnostic signal a predetermined number of times when there is no response to the sent periodic diagnostic signal, and the abnormality detecting means is for the periodic diagnostic signal to be sent the predetermined number of times. 3. The communication system according to claim 2, wherein an abnormality is detected when there is no response from the destination network connection apparatus even if the transmission is made.

The incoming call instruction response signal monitoring means includes storage means for recording whether or not a response to the incoming call instruction response signal or the periodic diagnosis signal is sent for each of the one or more network connection devices. The communication system according to claim 2.

The network connection device is determined as having no abnormality when a response to the periodic diagnosis signal is sent, and the response corresponding to the network connection device in the storage means is set to a state in which there is no response. 4. The communication system according to 4.

The network connection device determines an abnormality of the call control device itself when neither the incoming call instruction signal nor the periodic diagnosis signal is sent from the call control device within a predetermined time exceeding the predetermined period. 3. The communication system according to claim 2, further comprising a control device abnormality determination unit.

The communication system according to claim 1, wherein the call control device is a call control device that performs call control by VoIP, and each network connection device and the call control device are connected to a local area network.