JP3664932B2 - Register access system for ATM communication - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はATM(非同期転送モード)通信におけるレジスタ・アクセス・システムに関し、特にATM交換機に組込まれる物理レイヤ(PHYレイヤ)デバイスのレジスタ試験のためのアクセス・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のATM交換機において、受信用フレームデータを受信セル・データに変換したり、送信セル・データを送信用フレームデータに変換したりするにあたっては、情報の流れを処理する各種レイヤ(AAL,ATM,PHYレイヤ等)のうち最下層のレイヤを形成するPHYレイヤ・デバイスが用いられている。その際、外部のCPUとデバイス内部のレジスタとの間でデータや制御信号の送受信を行うこと、すなわちレジスタ・アクセスを行うにあたっては、外部CPUのいずれとも接続できるようにするために、外部CPUの形態や種類によって決まるバス・モード1,0の2種類が国際フォーラム(“The ATM Forum”)で規定(標準化)されている。
【0003】
図9は従来の一例を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスのブロック構成図である。図9に示すように、回線や端末間(あるいは回線間や端末間)を接続するためのATM交換機あるいはこのATM交換機に搭載される各種デバイス、例えばATM用PHYレイヤ・デバイス30は、外部CPU31との間のデータの転送を行うデータ・バスD1,アドレス・バス(以下、単にアドレスと称す)AD1およびデバイス30への制御信号を転送する制御信号線(以下、単に制御信号と称す)C1とで接続され、デバイス内部のレジスタにデータを書込んだり、あるいはこのレジスタからのデータを読み出したりする。
【0004】
このデバイス30は、受信データや送信データを処理する部分(ポート)32が1つの場合を示し、比較的小容量のATM交換機に搭載される例である。また、このデバイス30は、それぞれ回線や端末側に接続するためのインターフェース(IF)33,34と、外部CPU31に接続するためのインターフェース(IF)35とを備え、フレーム構成や信号形式などを合わせる機能を有している。さらに、ポート32は、前述したように、回線側などからの受信フレーム・データを受信ATMセル・データに分解する受信データ処理部36と、端末側などからの送信ATMセル・データを送信フレーム・データに組立てる送信データ処理部37と、外部CPUインターフェース35およびデータ・バスD2,制御信号C2を用い、外部CPU31との間でデータ・アクセスを行うレジスタ部38とを有している。なお、制御信号C2は、読み出し/書込み信号やレジスタ選択信号およびデータ選択信号等から通常形成される。
【0005】
図10は従来の他の例を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスのブロック構成図である。このATM用PHYレイヤ・デバイス30は、基本的には前述した図9のデバイスと同様であるが、ポート32A〜32Dが4つの場合を示し、比較的大容量のATM交換機に搭載される例である。これらポート32A〜32Dの各々は、図9で説明したポート32と同様に、受信データ処理部36と,送信データ処理部37と,レジスタ部38とから構成され、外部CPU31との間で、データ・バスD2および制御信号C2によりデータ・アクセスが行われる。
【0006】
以下、図9,図10におけるデバイス30のレジスタ・アクセスについて、図11,図12を参照し、バスモード1および0のときの書込み/読み出し動作を説明する。
【0007】
図11(a),(b)はそれぞれ図9,図10において、バス・モード1のときの書込みアクセスおよび読み出しアクセス動作を説明するタイミング図である。まず、図11(a)に示すように、バス・モード1のときの書込みアクセスにおいては、特にSDH(同期ディジタル・ハイアラーキ)ベースの伝送速度においては、1秒間に8000フレームが伝送され(1フレームは125μsec)るため、CPU31とIF35間で転送される1回のアドレス信号AD1の転送時間も最小(min)64nsecと決められている。このアドレス信号AD1の1回の転送時間64nsecは、サポート・フレームSTS−1(同期転送信号−レベル1)やSTS−3(STS−1を3本分束ねたもの)などのサポート・フレームの次数に拘わらず、絶対時間として固定されている。このため、内部制御信号C2を形成するデータ・セレクト信号Selや書込み信号Wrおよび読み出し信号Rdもそれ以内に納まるように制約を受けることになる。この書込みアクセスにおける書込み信号Wrは、CPU31からレジスタ部38への書込み時間として50nsec設定されるとともに、その前後に書込み保証時間としてそれぞれ10nsec,4nsecが設けられる。また、データDataはCPU31からレジスタ部38に書込まれるデータである。
【0008】
かかるレジスタ・アクセスは、信号Sel,Wr,Rdの論理を用いて、書込み/読み出しが判断される。最終的に、CPU31からレジスタ部38への書込みが終了すると、すなわち書込みアクセスが終了すると、レジスタ部38からCPU31に対して書込み終了信号Rdyが返送される。
【0009】
このように、従来のレジスタ・アクセスは、連続で行われるのではなく、CPUから任意のタイミングで行われるため、送受信データの1フレームの伝送時間において、約1953回(125μsec/64nsec)のアクセスが可能である。
【0010】
次に、図11(b)に示すように、バス・モード1のときの読み出しアクセスにおいては、読み出し信号RdもCPU31からレジスタ部38への読み出し時間として50nsec設定されるとともに、その前後に読み出し保証時間としてそれぞれ10nsec,4nsecが設けられ、読み出しアクセス終了信号としてのレディ信号Rdyが返送される。この場合も、レジスタ・アクセスは、信号Sel,Wr,Rdの論理を用いて書込み/読み出しが判断され、書込みアクセス同様に、1フレームの伝送時間において約1953回のレジスタ・アクセスが可能である。
【0011】
図12(a),(b)はそれぞれ図9,図10において、バス・モード0のときの書込みアクセスおよび読み出しアクセス動作を説明するタイミング図である。これら図12(a),(b)に示すように、バス・モード0のときの書込みアクセスおよび読み出しアクセス動作も、基本的には図11(a),(b)と同様である。すなわち、DSが読み出し信号、Dtackがレディ信号として用いられているだけであり、約1953回のレジスタ・アクセスが行われる点では、同様である。なお、レジスタ部38への書込み/読み出しを判断するにあたっては、信号Sel,DS,R/Wの論理を用いて行われる。
【0012】
いずれにしても、従来のATM用PHYレイヤにおける外部CPUからのレジスタ・アクセス方式は、国際フォーラムでバスモード1およびバスモード0の2通りに規定され、しかも1回のレジスタ・アクセスにかかる時間は、最小でも64nsecとAC特性で定められている。したがって、そのアクセス時間は絶対値となり、処理単位時間(125μsec)に行えるレジスタ・アクセス回数は固定されてしまう。
【0013】
また、従来のレジスタ・アクセス試験においては、図9および図10のいずれにおいても、レジスタ・アクセス・データを外部CPUとレジスタとの間で直接送受信して行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のレジスタ・アクセス・システムは、STS−1やSTS−3のような次数の低いサポート・フレームにおいても、あるいはSTS−12よりも高次のサポート・フレームにおいても、単位時間内でのアクセス回数が固定されているので、レジスタ数やポート数が増加した場合には、全体のレジスタ・アクセス試験時間が長くなるという欠点がある。
【0015】
すなわち、従来の1ポートのデバイスにおけるレジスタのアクセス方式では、全レジスタのアクセス試験を行うと、全レジスタのアクセス試験時間は、試験項目数(レジスタ数に依存)×1回の最低レジスタ・アクセス時間だけ必要になる。このため、複数のポートを有するデバイスの場合、全レジスタのアクセス試験時間は、試験項目数(レジスタ数に依存)×1回の最低レジスタ・アクセス時間×ポート数が必要になる。
【0016】
なお、前述したように、従来のATM用PHYレイヤ・デバイスでは、1ポートあるいは4ポートが一般的であり、複数ポ−トを有するデバイスの場合、有するポ−ト数分の通信経路を形成することが出来るが、その分のレジスタ数も増加する。
【0017】
かかる理由により、サポ−ト・フレ−ムが高次になるに従い、レジスタ数、ポ−ト数が増加した場合、レジスタ・アクセス試験時間の増加も避けられないことになる。
【0018】
また、従来のレジスタ・アクセス・システムは、CPUとデータ,アドレス,制御信号を送受信してレジスタ部を試験するために、試験方法そのものが複雑になるという欠点がある。
【0019】
本発明の目的は、高次のサポート・フレームにおけるレジスタ・アクセスの試験時間を短縮するとともに、試験方法を容易にすることのできるATM通信におけるレジスタ・アクセス・システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のATM通信におけるレジスタ・アクセス・システムは、レジスタ部,受信データ処理部および送信データ処理部を備え、フレーム・データとセル・データを変換する物理レイヤ・デバイスにおいて、受信フレーム・データのペイロード領域から前記レジスタ部への書込み/読み出しアクセス・データを抽出するバス抽出制御部と、前記バス抽出制御部からのアドレス・データおよび前記レジスタ部からの読み出しデータをアクセス・タイミングに基いて格納するとともに、前記送信データ処理部からの送信フレーム・データ部に対して挿入するバス挿入制御部とを有し、テスト・モード信号により外部CPUと前記レジスタ部との経路を前記バス抽出制御部と前記レジスタ部との経路に切替え、前記レジスタ部に対して高速の書込み/読み出しを実行するように構成される。
【0021】
また、本発明におけるバス抽出制御部は、前記受信データ処理部から送出される受信クロックに対応した複数のタイミング信号に基いて、前記受信フレーム・データのペイロード領域に格納されているレジスタ・アクセス・データを抽出し、書込みアクセスのときは、前記レジスタ・アクセス・データより前記レジスタに対する書込みデータ,データ・セレクト信号,レジスタ・セレクト信号および書込み/読み出し信号を作成して送出するとともに、前記バス挿入制御部に対してnonアクセス結果挿入タイミング信号を送出する一方、読み出しアクセスのときは、前記レジスタ・アクセス・データより前記レジスタに対するデータ・セレクト信号,レジスタ・セレクト信号および書込み/読み出し信号を作成して送出するとともに、前記バス挿入制御部に対してアドレス・データ,読み出しアクセス結果挿入タイミング信号を送出するように形成される。
【0022】
また、本発明におけるバス挿入制御部は、前記バス抽出制御部からのアドレス・データ,読み出しアクセス結果挿入タイミング信号およびnonアクセス結果挿入タイミング信号と、前記受信データ処理部からの受信オーバヘッド領域信号と、前記レジスタ部からの読み出しデータとを入力するとともに、前記送信データ処理部からの複数のタイミング信号および送信オーバヘッド領域信号に基き、前記送信データ処理部からの送信フレーム・データ部に対してレジスタ・アクセス結果データを挿入することにより、送信フレーム・データとして出力するように形成される。
【0023】
また、本発明におけるフレーム・データは、前記ペイロード領域に読み出し/書込みコード領域とアドレス領域とデータ領域とからなるレジスタ・アクセス・データを格納するように形成される。
【0024】
また、本発明におけるバス挿入制御部は、前記バス抽出制御部からのアドレス・データおよび前記レジスタ部から読み出した読み出しデータを読み出しアクセス結果挿入タイミング信号とnonアクセス結果挿入タイミング信号に基いて格納する読み出しアクセス結果データ格納ブロックと、前記読み出しアクセス結果データ格納ブロックの出力を第1のバッファ格納タイミング信号および受信オーバヘッド領域信号により格納する第1のオーヘッド分のデータ格納バッファと、前記第1のオーヘッド分のデータ格納バッファの出力を第2のバッファ格納タイミング信号および前記受信オーバヘッド領域信号により格納する第2のオーヘッド分のデータ格納バッファと、前記第1および第2のオーヘッド分のデータ格納バッファの出力を前記送信データ処理部からの送信フレーム・データ部に対し、送信オーバヘッド領域信号,第1および第2のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号および前記受信オーバヘッド領域信号に基いて挿入するレジスタ・アクセス結果データ挿入部とで形成される。
【0025】
さらに、本発明における前記バス挿入制御部は、前記第2のオーヘッド分のデータ格納バッファを、サポート・フレームの次数に基づいた段数で形成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施の形態を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスの回路図である。図1に示すように、本実施の形態は、レジスタ試験のために、ATM用PHYレイヤのフレ−ム・デ−タのペイロード(ユーザー情報)領域を用いて高速に内部レジスタに書き込み/読み出しアクセスを実現するものである。
【0028】
まず、図1に示すように、回線や端末間(あるいは回線間や端末間)を接続するためのATM交換機あるいはこのATM交換機に搭載される各デバイス、例えばATM用PHYレイヤ・デバイス1は、外部CPU2との間のデータの転送を行うデータ・バスD1,アドレスAD1および制御信号C1とで接続され、フレーム・データをセル・データに分解したり、セル・データをフレーム・データに組立てたりする。また、デバイス内部の設定のために、レジスタにデータを書込んだり、あるいはデバイス内部情報を得るために、レジスタからのデータを読み出したりする。
【0029】
このデバイス1は、受信データや送信データを処理する部分(ポート)3が1つの場合を示し、比較的小容量のATM交換機に搭載される例である。また、このデバイス1は、それぞれ回線や端末側に接続するためのインターフェース(IF)4,5と、外部CPU2に接続するためのインターフェース(IF)6とを備え、フレーム構成や信号形式などを合わせる機能を有している。さらに、ポート3は、前述したように、回線側などからの受信フレーム・データを受信ATMセル・データに分解する受信データ処理部11と,IF4からの受信フレーム・データからレジスタ・アクセス・データを抽出するバス抽出制御部12とを備えた受信ブロック7と、端末側などからの送信ATMセル・データを送信フレーム・データに組立てる送信データ処理部14と,回線側への送出データに対してレジスタ・アクセス・データを挿入するバス挿入制御部13と,送信データ処理部14およびバス挿入制御部13の出力データを回線側にフレーム・データとして送出するにあたり、テスト・モード(TM)信号に基いて切替えるセレクタ15とを備えた送信ブロック8と、外部CPUインターフェース6および受信ブロック7のバス抽出制御部12から転送されるデータや制御信号をTM信号に基いて切替えるセレクタ9と、セレクタ9で切替えたデータを書込む一方、送信ブロック8のバス挿入制御部13もしくはセレクタ9へデータを読み出されるレジスタ部10とを有している。
【0030】
ここで、外部CPU2からのデータ・バスD1,アドレスAD1および制御信号Cにより外部CPUインターフェース6で変換されセレクタ9に転送されるデータ・バスD2,データ・セレクト信号DS1,レジスタ・セレクト信号RS1,読み出し/書込み信号RW1は、前述した図9および図10の従来例と同様である。
【0031】
本実施の形態におけるバス抽出制御部12は、受信データ処理部11からのタイミング信号であるコード・チェック・タイミング信号T1,レジスタ・チェック・タイミング信号T2,データ・チェック・タイミング信号T3に基いて受信フレーム・データのペイロード領域よりレジスタ・アクセス・データとしての書込みデータWD,データ・セレクト信号DS2,レジスタ・セレクト信号RS2,読み出し/書込み信号RW2を抽出する。また、バス抽出制御部12は、受信したフレーム・データからアドレス・データを抽出し、セレクタ15への送信フレーム・データに挿入するにあたり、アドレス・データAD2,読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RAT,nonアクセス結果挿入タイミング信号NATを送信ブロック8に送出するとともに、受信ブロック7の受信データ処理部11からは受信オーバヘッド領域信号T4が送信ブロック8に送出される。このため、レジスタ部10には、通常動作では、データ・セレクト信号DS1,レジスタ・セレクト信号RS1,読み出し/書込み信号RW1およびデータ・バスD2により書込み/読み出しが行われるが、テスト・モードのときには、データ・セレクト信号DS2,レジスタ・セレクト信号RS2,読み出し/書込み信号RW2および書込みデータWDにより書込みが行われる一方、レジスタ10からの読み出しデータRDは送信ブロック8に読み出される。
【0032】
一方、バス挿入制御部13は、送信データ処理部14からのタイミング信号である第1および第2のバッファ格納タイミング信号T5およびT6と,第1および第2のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T7およびT8と,送信オーバヘッド領域信号T9と,受信データ処理部11からの受信オーバヘッド領域信号T4と,バス制御部12からの読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATやnonアクセス結果挿入タイミング信号NATとに基いて、送信フレーム・データ(アクセス結果挿入前データ)SDのペイロード領域に、バス抽出制御部12からのアドレス・データAD2および読み出しデータRDを挿入する。このため、送信ブロック8における通常動作では、送信ATMセル・データが送信データ処理部14からセレクタ15を介し、回線側へ送信フレーム・データとして送出されるが、TM信号によるテスト・モードのとき、書込みアクセスでは回線側にnonアクセス・データを送出し、読み出しアクセスでは、レジスタ部10より読み出した読み出し信号RDおよびアドレス・データAD2がアクセス結果挿入前の送信フレーム・データSDに挿入(マッピング)され、回線側に送出される。
【0033】
また、セレクタ9は、TM信号によって通常動作時とテスト・モード時のデータおよび制御信号を切替える。同様に、セレクタ15は、TM信号によって通常動作時のデータ、すなわち送信ATMセル・データを組立てる送信データ処理部14の出力と、テスト・モード時のデータ、すなわち送信側におけるレジスタ・アクセス・データ(読み出しデータ)をマッピングしたフレーム・データとを切替える。
【0034】
なお、レジスタ部10は従来と同様の構成であり、通常動作時は書込み/読み出しアクセス共にセレクタ9との間でデータや制御信号の転送を行なうが、テスト・モード時は読み出しデータRDをバス挿入制御部13へ送出する。
【0035】
図2(a)〜(c)はそれぞれ図1で送受信されるATMフレーム・データにおけるSTS−1の場合のフレーム構成図,SPE構成図およびレジスタ・アクセス・データ構成図である。
【0036】
まず、図2(a)に示すように、このフレーム構成は、ネッノワークの運用/管理のための情報(A1,A2・・・H1,H2等)を表示するために3バイト分用意されたトランスポート・オーバヘッド部20と、セルの内容を収容するために87バイト分用意されたSTS−1エンベロープ領域21とから形成(フレームの全体では、90バイト)されている。これらのオーバヘッド部20やエンベロープ領域21は共に9列設けられ、1つのフレーム・データを送信もしくは受信するためには、前述したように、125μsecの時間を必要とする。
【0037】
また、図2(b)に示すように、エンベロープ領域21にマッピングされる同期ペイロード・エンベロープ(SPE)21aは、1バイトのパス(J1)接続先を表わすパス・オーバー・ヘッド(POH)部22と、ユーザ情報として確保された84バイト分のペイロード領域23とFS部25とから構成される。また、このペイロード領域23は、ペイロード容量が756バイト〔=(87−3)×9バイト〕であり、通常セル・データが入るが、本実施の形態では、ここに上述したレジスタ・アクセス・データ(3バイト)24が格納される。なお、FS部25は、POH部22と同様に、1バイト分設けられ、ペイロード領域23間に配置される速度調整のためのフィックスト・スタッフ領域である。
【0038】
さらに、図2(c)に示すように、3バイトのレジスタ・アクセス・データ24は、書込みや読み出しなどのコード情報からなるRWコード領域(2ビット)と、レジスタ部10のアドレスを指定するアドレス領域(10ビット)と、レジスタ部10に記憶させたり、あるいは読み出したデータを記憶させるデータ領域(12ビット)とで形成される。これらアドレス10ビットやデータ12ビットは、PHYレイヤ・デバイス1の内部、すなわちインターフェースIF4,ポートの内側で展開されるものであり、インターフェースIF4の外側、つまり回線に対しては、回線の仕様に基づいたビットに変換される。
【0039】
上述したように、通常ATM用のPHYレイヤ・デバイス1のフレーム・データのペイロード領域23には、5バイトのヘッダ部と48バイトの情報からなる53バイトのATMセル・データを乗せて転送するが、本実施の形態では、かかるデータに代えて、ここに3バイトのレジスタ・アクセス・データ24をマッピングする。
【0040】
例えば、レジスタ・アクセス・データ24のMSB(D23,D22)に配置されるRWコード領域に‘01’(readコード:writeコード,nonコードと値が異なるのであれば‘01’以外でもよい。)が指定され、アドレス領域(D21〜D12)にアドレス・データが、またデータ領域(D11〜D0)に読み出しデータが指定されているとき、受信側すなわち受信ブロック7でreadコードを認識すると、アドレス領域のアドレス・データを用いてレジスタ部10の対象となるレジスタに読み出しアクセスを行う。しかし、このときデータ領域に指定されている読み出しデータの値は無視される。一方、送信側、すなわち送信ブロック8では、受信側で行った読み出しアクセスの結果を表示する。
【0041】
また、このRWコード領域に‘10’(writeコード:readコード,nonコードと値が異なるのであれば‘10’以外でもよい。)が指定され、アドレス領域にアドレス・データが、またデータ領域に書込みデータが指定されているとき、受信側でwriteコードを認識すると、アドレス領域のアドレス・データを用いてレジスタ部10の対象となるレジスタに書込みアクセスを行う。一方、送信側では、writeコードの出力は行われない。すなわち、CPUからのアクセスを考えると、書込みアクセスの場合、CPUに返送されるデータが無いのと同様に、かかるレジスタ・アクセス・システムでもwriteコードを出力しない。しかし、フレーム・データを用いているので、何かデータをマッピングしなければならず、nonアクセス・データを出力するようにしている。
【0042】
さらに、RWコード領域に‘00’(nonコード:readコード,writeコードと値が異なるのであれば‘00’以外でもよい。)が指定されているとき(アドレス領域,データ領域は共に無視)、受信側でこのnonコードを認識すると、レジスタ部10に対するアクセスは行わず、同様に送信側でもレジスタ部10に対する読み出し、もしくは書込みのアクセスを行っていないことを示す。
【0043】
但し、上述したレジスタ・アクセスにおけるデータ長は、レジスタのアドレスやデータ量によって変更され得る。
【0044】
このように、PHYレイヤ・デバイス1の動作にあたっては、受信側よりレジスタ・アクセス・データ24をマッピングしたフレーム・データを入力し、レジスタ部10に対してアクセスを行う。また、レジスタ部10の読み出しアクセスに対しては、読み出しアクセス結果RDを取り込んだレジスタ・アクセス・データ24をマッピングしたフレーム・データを送信側より出力する。
【0045】
上述したPHYレイヤ・デバイス1におけるサポート・フレームSTS−1(1ポート)の場合の1フレーム(125μsec)におけるレジスタ・アクセス回数は、〔{(1×87バイト−3バイト)×9列}×1ポート〕÷3(バイト)より、252回となる。なお、STS−1で4ポートの場合は、4倍の1008回となる。
【0046】
ここで、1回のレジスタ・アクセス時間は、3バイトであるので、同一時間(125μsec)内にアクセスできる回数は、従来の回数(1953回)に比べて少なくなるものの、受信フレーム・データとクロックを入力するだけで試験できるため、試験方法が簡略化される。
【0047】
図3(a)〜(c)はそれぞれ図1で送受信されるATMフレーム・データにおけるSTS−Nの場合のフレーム構成図,SPE構成図およびレジスタ・アクセス・データ構成図である。
【0048】
図3(a)〜(c)に示すように、STS−N(N=3X X=1,2,3,・・・)のフレーム構成も基本的には、図2(a)〜(c)と同様である。例えば、STS−3(STS−1が3個),STS−12(STS−3が4個),STS−48(STS−12が4個),STS−96(STS−48が2個)に代表される高次のフレーム構成においては、図3(a)のトランスポート・オーバヘッド部20やSTS−Nエンベロープ領域21のバイト数がそれぞれN倍になる。このSTS−Nで異なるのは、図3(b)において、SPE21aの一部に(N/3)−1バイトのFS領域25が付加されているだけである。なお、図3(c)に示すように、レジスタ・アクセス・データ24は、まったく同一である。
【0049】
また、上述したPHYサポート・フレームSTS−3(1ポート)の場合の1フレームにおけるレジスタ・アクセス回数は、1ポート内のペイロード部23のデータ量(バイト)を求め、ポート数倍するとともに、1回のレジスタ・アクセス時間で割算すれば、アクセス回数が求められる。すなわち、〔{(3×87バイト−3/3バイト)×9列}×1ポート〕÷3(バイト)より、780回となる。なお、STS−3で4ポートの場合は、4倍の3120回となる。
【0050】
さらに、サポート・フレームSTS−12(1ポート)の場合の1フレームにおけるレジスタ・アクセス回数は、〔{(12×87バイト−12/3バイト)×9列}×1ポート〕÷3(バイト)より、3120回となり、STS−12で4ポートの場合は、4倍の12480回となる。
【0051】
同様に、サポート・フレームSTS−48(1ポート)の場合の1フレームにおけるレジスタ・アクセス回数は、〔{(48×87バイト−48/3バイト)×9列}×1ポート〕÷3(バイト)より、12480回となり、STS−48で4ポートの場合は、4倍の49920回となる。また、サポート・フレームSTS−96(1ポート)の場合の1フレームにおけるレジスタ・アクセス回数は、〔{(96×87バイト−96/3バイト)×9列}×1ポート〕÷3(バイト)より、24960回となり、STS−96で4ポートの場合は、4倍の99840回となる。
【0052】
いずれにしても、サポート・フレームSTS−3で4ポート以上、あるいはサポート・フレームSTS−12で1ポート以上のときのアクセス回数は、従来の固定的な1953回を超えてしまう。このことは、同一時間内に試験できる項目数が増えること、すなわち1回の試験時間が相対的に短縮されることになり、サポート・フレームSTS−Nが高次になればなる程、顕著になる。
【0053】
図4は図1に示すバス挿入制御部のブロック構成図である。図4に示すように、バス挿入制御部13は、10ビットからなるアドレス・データAD2およびレジスタ部10からの12ビットからなる読み出しデータRDを2ビット構成の読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATあるいはnonアクセス結果挿入タイミング信号NATに応じて格納する読み出しアクセス結果データ格納ブロック26と、このデータ格納ブロック26の24ビット出力を入力し、受信オーバヘッド領域信号T4および第1のバッファ格納タイミング信号T5に基いて第1のオーバヘッド分のデータを格納する第1のオーバヘッド分のデータ格納バッファ27と、このバッファ27と同様に、データ格納バッファ27の24ビット出力を入力し、受信オーバヘッド領域信号T4および第2のバッファ格納タイミング信号T6に基いて第2のオーバヘッド分のデータを格納する第2のオーバヘッド分のデータ格納バッファ28と、これら第1,第2のオーバヘッド分のデータ格納バッファ27,28の各24ビット出力を入力し、受信オーバヘッド領域信号T4,第1および第2のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T7,T8と送信オーバヘッド領域信号T9に基いて、レジスタ・アクセス結果データに変換するとともに、8ビットのレジスタ・アクセスデータ挿入前の送信フレーム・データ部SDに対して前記レジスタ・アクセス結果データを挿入し且つ8ビットに変換してセレクタ15へ出力するレジスタ・アクセス結果データ挿入部29とを備えている。ここで、データ格納バッファ27,28を2段に設けているのは、ATM通信における送信側と受信側が非同期で通信されるためである。つまり、送受信における位相差を吸収するために、このような2段のバッファ構成を採用している。
【0054】
かかる構成により、送信ブロック8のバス挿入制御部13においては、受信ブロック7のバス抽出制御部12から転送されたアドレス・データAD2およびレジスタ部10からの読み出しデータRDを展開し、送信データ処理部14から受信した送信フレーム・データ部SDにオーバヘッド・データとして挿入することにより、通常時の送信フレーム・データと同様の送信フォーマットを実現することができる。これにより、通常動作時とテストモード時とで、フレーム・データのフォーマットを同じにできるので、テスト方法を簡略化することができる。
【0055】
また、バス挿入制御部13の読み出しアクセス結果データ格納ブロック26において、アドレス・データAD2および読み出しデータRDを格納する際、読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATがアクティブのときは、readコードを、逆にnonアクセス結果挿入タイミング信号NATがアクティブのときは、nonコードをRWコード領域のMSB2ビットに格納している。
【0056】
さらに、バス挿入制御部13の第2のオーバヘッド分のデータ格納バッファ28は、ここでは一段(STS−1の場合)として表わしているが、汎用的には(α−1)段設けられる。すなわち、STS−1の場合は、α=2であり、またSTS−N(N=3X X=1,2,3,・・・)の場合は、α=(N×3+N/3)÷3の商〔余りがでたときは+1〕として表わされる。
【0057】
図5は図4に示すバス挿入制御部の回路動作を説明するための各種データおよび信号のタイミング図である。図5に示すように、時刻t1において、ローアクティブのリセット信号(ローのときデバイスを初期化し、ハイになるとデバイスが動作)が入力され、第1のオーバヘッド分のデータ格納バッファ27およびレジスタ・アクセス結果データ挿入部29がリセットされると、第1のバッファ格納タイミング信号T5がアクティブになるとともに、第1のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T7が立ち上がり、セレクタ15に対する送信フレーム・データとしてレジスタ・アクセス・データが出力される。なお、リセット信号が外部からデバイス端子を介して与えられるハードリセットの場合、テスト・モード設定は必らず端子でなくてはならない。その理由は、レジスタでの設定では、初期化されてしまうからである。一方、ソフト・リセットの場合は、レジスタでのテスト・モード設定が初期化されない構成にしなければならない。
【0058】
ついで、時刻t2において、受信ブロック7の受信データ処理部11から受信オーバヘッド領域信号T4が第1のオーバヘッド分のデータ格納バッファ27に送出されると、この第1のオーバヘッド分のデータ格納バッファ27において所定(t4−t2)の格納停止期間STPが設定される。
【0059】
ついで、時刻t3において、レジスタ・アクセス結果データ挿入部29への送信オーバヘッド領域信号T9が所定期間(t5−t3)アクティブになると、送信フレーム・データSDとしてのオーバヘッド・データが入力されるとともに、第2のバッファ格納タイミング信号T6がアクティブに且つ第1のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T7が立ち下がる。この結果、レジスタ・アクセス結果データ挿入部29は、レジスタ・アクセス・データに代えてオーバヘッド・データが出力される。なお、所定(t3−t2)のnon期間は、nonアクセス・データを格納バッファ27の出力として、タイミング信号T4がハイのとき、タイミング信号T5の立ち上がりで出力する。その際、t3−t2でnonアクセス・データをレジスタ・アクセス結果データ挿入部29の出力とすることができる。
【0060】
しかる後、時刻t4を経て時刻t5になると、送信オーバヘッド領域信号T9が立ち下がり、送信フレーム・データSDとしてのオーバヘッド・データが停止すると、第2のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T8が立ち上がるので、送信フレーム・データとしては、オーバヘッド・データからレジスタ・アクセス・データに切替えて出力する。
【0061】
以下、時刻t6〜t9においても、前述した時刻t2〜t5における動作と同様の動作を繰返す。但し、時刻t9においては、第1のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T7に代り、第2のレジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号T8が用いられる。これは、前述したように、ATM通信の送信側と受信側が非同期で通信される際の位相差を吸収することによっている。
【0062】
ここでは、バス挿入制御部13の詳細について説明したが、バス抽出制御部12についても、基本的にはバス挿入制御部13の動作とは逆の動作を行わせるだけで良く、受信フレーム・データからアドレス・データを抽出し、それをレジスタ部10に書込んだり、レジスタ部10からの読み出しにあたっては、バス挿入制御部13に転送したりする。
【0063】
以下、フレーム・データを用いたレジスタ部10への書込み/読み出しアクセスおよびnonアクセス動作について、図1および図6〜図8を参照して説明する。
【0064】
まず、PHYレイヤ・デバイス1に対して、通常動作モードか、テスト動作モードかのモード設定を行う。その場合、外部CPUからの設定と、外部入力端子からの設定との2通りがある。外部CPU2からの設定の場合には、受信フレーム・データから対象レジスタ(ビット)へモ−ド解除コ−ドの書込みアクセスを行うと、外部CPU2からの書込み/読み出しアクセス・モ−ド(デフォルト)に切り替わる。また、外部入力端子からの設定(図1のTM信号入力)の場合には、外部入力端子から直接モ−ド設定を行うが、この外部入力端子から直接設定するには、端子として独立した1ピンが必要になる。要するに、これら設定方法の選択は、レジスタに対応ビットを追加するか、あるいはデバイスとしての端子を1つ犠牲にするかであるが、その選択はいずれでも良い。
【0065】
図6は図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによる書込みアクセスのタイミング図である。図6に示すように、書込みアクセスにあたっては、まず受信ブロック7のバス制御抽出部12において、受信フレ−ム・デ−タのペイロード領域(図2参照)23より受信クロック3個分の期間に相当する書込みアクセス・データとしてのレジスタ・アクセス・デ−タ24を抽出する。その際、バス制御抽出部12へ入力されるコード・チェック・タイミング信号T1,レジスタ・チェック・タイミング信号T2,データ・チェック・タイミング信号T3が受信クロックに応じて順次アクティブになる。
【0066】
ついで、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるR/Wコード領域(D23,D22)よりwriteコードを認識し、読み出し/書込み信号RW2をハイレベルにした後、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるアドレス領域(D21〜D12)からアドレスを認識し、対象となるレジスタ部10のレジスタ・セレクト信号RS2をハイレベルにする。
【0067】
さらに、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるデータ領域(D11〜D0)から書込みデータWDを抽出し、データ・バスにその書込みデータを乗せて出力する。同時に、セレクタ9がレジスタ部10に対し、点線で示す書込みアクセスを行うようにするため、バス抽出制御部12はデータ・セレクト信号DS2をハイレベルにして出力する。
【0068】
この結果、セレクタ9はこれらの信号を基にレジスタ部10にデータを書込むが、レジスタ部10では、点線で示す書込みアクセス・タイミングで対象レジスタに書込みアクセスを行う。
【0069】
ここで、書込みアクセスにおいては、レジスタ部10へのアクセス結果データが出力されないため、バス抽出制御部12からバス挿入制御部13に対しては、nonアクセス結果挿入タイミング信号NATのみをハイレベルにして出力する。すなわち、この書込みアクセスの場合、バス抽出制御部12からバス挿入制御部13に対して、アドレス・データAD2と、読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATとは出力されず、nonアクセス結果挿入タイミング信号NATに乗せて回線に出力される。
【0070】
要するに、書込みアドレス・データは、レジスタ・アクセス・データのRWコードに書込みコードが書込まれるとともに、データ領域に書込みデータが書込まれ、また読み出しアクセス・データは、RWコードに読み出しコードが書込まれるとともに、データ領域に読み出しデータが書込まれ、さらにnonアクセス・データは、RWコードにnonコードが書込まれるとともに、アドレスおよびデータ領域とも無視される。
【0071】
図7は図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによる読み出しアクセスのタイミング図である。図7に示すように、読み出しアクセスにあたっては、まず受信ブロック7のバス制御抽出部12において、受信フレ−ム・デ−タのペイロード領域(図2参照)23より受信クロック3個分の期間に相当する読み出しアクセス・データとしてのレジスタ・アクセス・デ−タ24を抽出する。その際、バス制御抽出部12へ入力されるコード・チェック・タイミング信号T1,レジスタ・チェック・タイミング信号T2,データ・チェック・タイミング信号T3が受信クロックに応じて順次アクティブになる。
【0072】
ついで、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるR/Wコード領域(D23,D22)よりreadコードを認識し、読み出し/書込み信号RW2をロウレベルにした後、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるアドレス領域(D21〜D12)からアドレスを認識し、対象となるレジスタ部10のレジスタ・セレクト信号RS2をハイレベルにする。しかしながら、読み出しアクセスの場合、レジスタ・アクセス・デ−タ24におけるデータ領域(D11〜D0)は無視される。これらRW2およびレジスタ・セレクト信号RS2は、セレクタ9で選択され、レジスタ部10に入力される。
【0073】
一方、バス抽出制御部12は、バス挿入制御部13に対し、読み出しアドレス・データAD2および読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATを出力する。
【0074】
この結果、レジスタ部10は、点線で示す読み出しアクセス・タイミングで対象レジスタに読み出しアクセスを行い、読み出しデータRDを出力する。
【0075】
ここで、送信ブロック8のバス挿入制御部13は、読み出しアクセス結果挿入タイミング信号RATに基いて、読み出し結果データRDを取り込み、送信フレーム・データのペイロード領域へ挿入し、セレクタ15を介して回線側へ出力する。
【0076】
図8は図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによるnonアクセスのタイミング図である。図8に示すように、nonアクセスについては、まず受信ブロック7のバス抽出制御部12において、受信フレ−ム・デ−タのペイロード領域よりレジスタ・アクセス・デ−タ24を抽出する。その際、バス制御抽出部12へ入力されるコード・チェック・タイミング信号T1,レジスタ・チェック・タイミング信号T2,データ・チェック・タイミング信号T3が受信クロックに応じて順次アクティブになる。
【0077】
ついで、このバス抽出制御部12は、レジスタ・アクセス・デ−タ24のRWコード領域(D23,D22)からnonコードを認識し、セレクタ9に対する読み出し/書込み信号RW2をロウレベルのままにする。同様に、nonアクセスの場合は、セレクタ9に対するレジスタ・セレクト信号RS2やデータ・セレクト信号DS2もロウレベルのままとするので、レジスタ部10に対するアクセスは行われない。さらに、バス抽出制御部12からバス挿入制御部13に対しては、nonアクセス結果挿入タイミング信号NATをハイレベル出力する。
【0078】
一方、送信ブロック8のバス挿入制御部13では、nonアクセス・タイミングでnonアクセス結果デ−タを送信フレ−ム・デ−タのペイロード領域へ挿入しセレクタ15を介して外部へ出力する。
【0079】
上述したように、本実施の形態によれば、サポート・フレームが高次になるに伴なって、単位時間内のレジスタ・アクセス回数を大幅に増大させることにより、試験項目数を増やすことができ、相対的にレジスタのアクセス試験時間を短縮するとともに、外部CPUを用いずに受信フレーム・データと受信クロックによりレジスタのアクセス試験を実現できるので、試験方法を簡略化することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のATM通信におけるレジスタ・アクセス・システムは、受信ブロックに設けたバス抽出制御部と、送信ブロックに設けたバス挿入制御部と、テスト・モード信号によりCPUからのデータを受信フレーム・データに切替える第1のセレクタおよびバス挿入制御部,送信データ処理部の出力を切替える第2のセレクタとを有することにより、受信フレーム・データや送信フレーム・データの1フレーム(125μsec)を処理単位時間としたとき、単位時間内のレジスタ・アクセス回数を増大させることができるので、STS−12など高次のフレームでのレジスタ・アクセス試験時間を短縮することができるという効果がある。すなわち、一定時間内に詰め込むデータ量を増やせるため、相対的にレジスタ・アクセス試験時間を短縮することができる。
【0081】
また、本発明は、送信ブロックにバス挿入制御部および第2のセレクタを設け、受信フレーム・データおよびクロックを用いることにより、レジスタ・アクセス試験を実施できるので、従来の外部CPUを用いたレジスタ試験に比べ、試験方法を簡略化できるという効果がある。また、本発明は、複数ポートを有する場合、複数ポートを同時に試験することができ、しかも受信フレーム・データを同一にすることにより、送信フレーム・データの出力結果が同じになり、試験方法を容易にすることができる。
【0082】
これらのことより、本発明では、PHYレイヤ・デバイス内部のレジスタをテストするにあたっては、従来よりも高速で容易なレジスタ試験を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスの回路図である。
【図2】図1で送受信されるATMフレーム・データにおけるSTS−1の場合のフレーム構成,SPEおよびレジスタ・アクセス・データ構成を表わす図である。
【図3】図1で送受信されるATMフレーム・データにおけるSTS−Nの場合のフレーム構成,SPEおよびレジスタ・アクセス・データ構成を表わす図である。
【図4】図1に示すバス挿入制御部のブロック構成図である。
【図5】図4に示すバス挿入制御部の回路動作を説明するための各種データおよび信号のタイミング図である。
【図6】図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによる書込みアクセスのタイミング図である。
【図7】図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによる読み出しアクセスのタイミング図である。
【図8】図1における受信フレ−ム・デ−タにマッピングしたレジスタ・アクセス・デ−タによるnonアクセスのタイミング図である。
【図9】従来の一例を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスのブロック構成図である。
【図10】従来の他の例を説明するためのATM用PHYレイヤ・デバイスのブロック構成図である。
【図11】図9,図10において、バス・モード1のときの書込みアクセスおよび読み出しアクセス動作を説明するタイミング図である。
【図12】図9,図10において、バス・モード0のときの書込みアクセスおよび読み出しアクセス動作を説明するタイミング図である。
【符号の説明】
1 物理レイヤ(PHYレイヤ)・デバイス
2 CPU
3 ポート
4〜6 インターフェース(IF)
7 受信ブロック
8 送信ブロック
9 セレクタ
10 レジスタ部
11 受信データ処理部
12 バス抽出制御部
13 バス挿入制御部
14 送信データ処理部
15 セレクタ
20 トランスポート・オーバヘッド部
21 エンベロープ領域
21a SPE(同期ペイロード・エンベロープ)
22 POH部(ペイロード・オーバヘッド部)
23 ペイロード領域(ユーザー情報領域)
24 レジスタ・アクセス・データ
25 FS部
26 読み出しアクセス結果データ格納ブロック
27,28 オーバヘッド分のデータ格納バッファ
29 レジスタ・アクセス結果データ挿入部
D1,D2 データ(バス)
AD1,AD2 アドレス
C 制御信号
DS1,DS2 データ・セレクト信号
RS1,RS2 レジスタ・セレクト信号
RW1,RW2 読み出し/書込み信号
WD 書込みデータ
RD 読み出しデータ
SD レジスタ・アクセス・データ挿入前の送信フレーム・データ部
RAT 読み出しアクセス結果挿入タイミング信号
NAT nonアクセス結果挿入タイミング信号
T1 コード・チェック・タイミング信号
T2 レジスタ・チェック・タイミング信号
T3 データ・チェック・タイミング信号
T4 受信オーバヘッド領域信号
T5,T6 バッファ格納タイミング信号
T7,T8 レジスタ・アクセス結果データ挿入タイミング信号
T9 送信オーバヘッド領域信号
TM信号 テスト・モード信号[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a register access system in ATM (Asynchronous Transfer Mode) communication, and more particularly to an access system for register test of a physical layer (PHY layer) device incorporated in an ATM switch.
[0002]
[Prior art]
In a conventional ATM exchange, when converting reception frame data to reception cell data or conversion of transmission cell data to transmission frame data, various layers (AAL, ATM, A PHY layer device that forms a lowermost layer among PHY layers) is used. At that time, in order to be able to connect to any of the external CPUs in order to transmit / receive data and control signals between the external CPU and the internal register of the device, that is, to perform register access, Two types of
[0003]
FIG. 9 is a block diagram of an ATM PHY layer device for explaining an example of the prior art. As shown in FIG. 9, an ATM exchange for connecting lines and terminals (or between lines and terminals) or various devices mounted on the ATM exchange, for example, an ATM
[0004]
This
[0005]
FIG. 10 is a block diagram of an ATM PHY layer device for explaining another conventional example. The ATM
[0006]
In the following, the register access of the
[0007]
FIGS. 11A and 11B are timing diagrams for explaining the write access and read access operations in the
[0008]
In such register access, writing / reading is determined using the logic of the signals Sel, Wr, and Rd. Finally, when the writing from the CPU 31 to the
[0009]
As described above, the conventional register access is not performed continuously, but is performed at an arbitrary timing from the CPU. Therefore, about 1953 times (125 μsec / 64 nsec) are accessed in the transmission time of one frame of transmission / reception data. Is possible.
[0010]
Next, as shown in FIG. 11B, in the read access in the
[0011]
FIGS. 12A and 12B are timing charts for explaining the write access and read access operations in the bus mode 0 in FIGS. 9 and 10, respectively. As shown in FIGS. 12A and 12B, the write access and read access operations in the bus mode 0 are basically the same as those in FIGS. 11A and 11B. That is, DS is used only as a read signal and Dtack is used as a ready signal, and the same is true in that about 1953 register accesses are performed. Note that when writing / reading to / from the
[0012]
In any case, the register access method from the external CPU in the conventional ATM PHY layer is defined in the
[0013]
In the conventional register access test, the register access data is directly transmitted and received between the external CPU and the register in both FIG. 9 and FIG.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional register access system can be used in a unit time even in a support frame having a lower order such as STS-1 or STS-3 or in a support frame having a higher order than STS-12. Since the number of accesses is fixed, when the number of registers and the number of ports increase, there is a disadvantage that the entire register access test time becomes long.
[0015]
That is, in the conventional register access method in a one-port device, when an access test for all registers is performed, the access test time for all registers is the number of test items (depending on the number of registers) × one minimum register access time Only needed. For this reason, in the case of a device having a plurality of ports, the access test time for all the registers requires the number of test items (depending on the number of registers) × one minimum register access time × the number of ports.
[0016]
As described above, a conventional ATM PHY layer device generally has one port or four ports, and in the case of a device having a plurality of ports, a communication path corresponding to the number of ports is formed. However, the number of registers increases accordingly.
[0017]
For this reason, when the number of registers and the number of ports increase as the support frame becomes higher, an increase in register access test time is unavoidable.
[0018]
Further, the conventional register access system has a drawback that the test method itself becomes complicated because the register unit is tested by transmitting / receiving data, address, and control signals to / from the CPU.
[0019]
An object of the present invention is to provide a register access system in ATM communication that can shorten the test time for register access in a higher-order support frame and can facilitate the test method.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
A register access system in ATM communication of the present invention comprises a register unit, a reception data processing unit, and a transmission data processing unit, and a payload of received frame data in a physical layer device that converts frame data and cell data. A bus extraction control unit that extracts write / read access data from the area to the register unit, and stores address data from the bus extraction control unit and read data from the register unit based on access timing A bus insertion control unit that inserts into the transmission frame data unit from the transmission data processing unit, and the path between the external CPU and the register unit is routed by the test mode signal to the bus extraction control unit and the register Switch to the path to the register and write to the register at high speed Configured to perform reading.
[0021]
Further, the bus extraction control unit according to the present invention includes a register access control unit stored in a payload area of the reception frame data based on a plurality of timing signals corresponding to the reception clock transmitted from the reception data processing unit. Data is extracted, and at the time of write access, write data, data select signal, register select signal and write / read signal are created and transmitted from the register access data, and the bus insertion control is performed. The non-access result insertion timing signal is sent to the unit, while in the case of read access, a data select signal, a register select signal and a write / read signal for the register are created and sent from the register access data. And said Address data to the scan insertion control unit, are formed so as to deliver the read access results insertion timing signal.
[0022]
Further, the bus insertion control unit according to the present invention includes an address data from the bus extraction control unit, a read access result insertion timing signal and a non access result insertion timing signal, a reception overhead area signal from the reception data processing unit, In addition to inputting read data from the register unit, register access to the transmission frame data unit from the transmission data processing unit based on a plurality of timing signals and transmission overhead area signals from the transmission data processing unit By inserting the result data, it is configured to output as transmission frame data.
[0023]
The frame data according to the present invention is formed so as to store register access data including a read / write code area, an address area, and a data area in the payload area.
[0024]
The bus insertion control unit according to the present invention stores the address data from the bus extraction control unit and the read data read from the register unit based on the read access result insertion timing signal and the non access result insertion timing signal. An access result data storage block, a first overhead data storage buffer for storing the output of the read access result data storage block by a first buffer storage timing signal and a reception overhead area signal, and the first overhead data A data storage buffer for a second overhead storing the output of the data storage buffer by a second buffer storage timing signal and the reception overhead area signal, and outputs of the data storage buffers for the first and second overheads Register access result data insertion to be inserted based on the transmission overhead area signal, the first and second register access result data insertion timing signals, and the reception overhead area signal to the transmission frame data section from the reception data processing section Part.
[0025]
Furthermore, the bus insertion control unit according to the present invention forms the second overhead data storage buffer with the number of stages based on the order of the support frame.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 is a circuit diagram of an ATM PHY layer device for explaining an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, in this embodiment, for register test, high-speed write / read access to internal registers is performed using the payload (user information) area of the frame data of the ATM PHY layer. Is realized.
[0028]
First, as shown in FIG. 1, an ATM switch for connecting lines and terminals (or between lines and terminals) or each device mounted in the ATM switch, for example, a
[0029]
This
[0030]
Here, the data bus D2, the address AD1, and the control signal C from the
[0031]
The bus extraction control unit 12 in the present embodiment receives a signal based on a code check timing signal T1, a register check timing signal T2, and a data check timing signal T3 which are timing signals from the reception data processing unit 11. Write data WD, data select signal DS2, register select signal RS2, and read / write signal RW2 as register access data are extracted from the payload area of the frame data. In addition, the bus extraction control unit 12 extracts address data from the received frame data and inserts it into the transmission frame data to the selector 15, so that the address data AD2, read access result insertion timing signal RAT, non-access The result insertion timing signal NAT is sent to the
[0032]
On the other hand, the bus
[0033]
The selector 9 switches data and control signals during normal operation and test mode according to the TM signal. Similarly, the selector 15 uses the TM signal to output data during normal operation, that is, the output of the transmission data processing unit 14 that assembles transmission ATM cell data, and data during test mode, that is, register access data on the transmission side ( The frame data to which the read data) is mapped are switched.
[0034]
Note that the register unit 10 has the same configuration as the conventional one, and in normal operation, data and control signals are transferred to and from the selector 9 for both write / read access, but in the test mode, read data RD is inserted into the bus. The data is sent to the
[0035]
FIGS. 2A to 2C are a frame configuration diagram, an SPE configuration diagram, and a register access data configuration diagram in the case of STS-1 in the ATM frame data transmitted and received in FIG.
[0036]
First, as shown in FIG. 2A, this frame configuration is a transformer prepared for 3 bytes for displaying information (A1, A2,..., H1, H2, etc.) for network operation / management. The port
[0037]
As shown in FIG. 2B, the synchronous payload envelope (SPE) 21a mapped to the
[0038]
Further, as shown in FIG. 2C, the 3-byte
[0039]
As described above, the frame
[0040]
For example, '01' in the RW code area arranged in the MSB (D23, D22) of the register access data 24 (other than '01' if the value is different from the read code: write code, non code) Is specified, address data is specified in the address area (D21 to D12), and read data is specified in the data area (D11 to D0). Read access is performed to the target register of the register unit 10 using the address data. However, the value of the read data specified in the data area at this time is ignored. On the other hand, on the transmission side, that is, the
[0041]
Also, '10' (write code: read code, other than '10' as long as the value is different) is specified in this RW code area, address / data is stored in the address area, and data area is also stored in the data area. When write data is specified when the write code is recognized on the receiving side, write access is performed to the target register of the register unit 10 using the address data in the address area. On the other hand, the write code is not output on the transmission side. In other words, considering access from the CPU, in the case of write access, the write code is not output even in such a register access system, just as there is no data returned to the CPU. However, since frame data is used, some data must be mapped and non-access data is output.
[0042]
Further, when “00” (non-code: read code, other than “00” is acceptable if the value is different from the write code) is specified in the RW code area (the address area and the data area are both ignored). When the non-code is recognized on the receiving side, it indicates that the register unit 10 is not accessed, and similarly, the transmitting side does not perform read or write access to the register unit 10.
[0043]
However, the data length in the above-described register access can be changed depending on the register address and the data amount.
[0044]
As described above, in the operation of the
[0045]
In the case of the support frame STS-1 (one port) in the
[0046]
Here, since one register access time is 3 bytes, the number of accesses within the same time (125 μsec) is smaller than the conventional number (1953), but the received frame data and clock Since the test can be performed simply by inputting, the test method is simplified.
[0047]
FIGS. 3A to 3C are a frame configuration diagram, an SPE configuration diagram, and a register access data configuration diagram in the case of STS-N in the ATM frame data transmitted and received in FIG.
[0048]
As shown in FIGS. 3A to 3C, the frame configuration of the STS-N (N = 3X X = 1, 2, 3,...) Is basically the same as that shown in FIGS. ). For example, STS-3 (three STS-1), STS-12 (four STS-3), STS-48 (four STS-12), STS-96 (two STS-48) In a typical higher-order frame configuration, the number of bytes in the
[0049]
In the case of the above-described PHY support frame STS-3 (one port), the number of register accesses in one frame is obtained by determining the data amount (bytes) of the
[0050]
Further, the number of register accesses in one frame in the case of the support frame STS-12 (1 port) is [{(12 × 87 bytes−12 / 3 bytes) × 9 columns} × 1 port] ÷ 3 (bytes) Therefore, it is 3120 times, and in the case of 4 ports in STS-12, it is 12480 times, which is 4 times.
[0051]
Similarly, in the case of the support frame STS-48 (1 port), the number of register accesses in one frame is [{(48 × 87 bytes−48 / 3 bytes) × 9 columns} × 1 port] ÷ 3 (bytes). ), It is 12480 times, and in the case of 4 ports in STS-48, it is 49920
[0052]
In any case, the number of accesses when there are 4 ports or more in the support frame STS-3 or 1 port or more in the support frame STS-12 exceeds the conventional fixed 1953 times. This means that the number of items that can be tested within the same time increases, that is, the test time for one test is relatively shortened, and the higher the support frame STS-N is, the more marked it becomes. Become.
[0053]
FIG. 4 is a block diagram of the bus insertion control unit shown in FIG. As shown in FIG. 4, the bus
[0054]
With this configuration, the bus
[0055]
When the read access result
[0056]
Further, the
[0057]
FIG. 5 is a timing chart of various data and signals for explaining the circuit operation of the bus insertion control unit shown in FIG. As shown in FIG. 5, at time t1, a low-active reset signal (the device is initialized when low and the device operates when high) is input, and the data storage buffer 27 and register access for the first overhead are input. When the result
[0058]
Next, when the reception overhead area signal T4 is transmitted from the reception data processing unit 11 of the reception block 7 to the data storage buffer 27 for the first overhead at time t2, the data storage buffer 27 for the first overhead A predetermined (t4-t2) storage stop period STP is set.
[0059]
Next, at time t3, when the transmission overhead area signal T9 to the register access result
[0060]
Thereafter, at time t5 after time t4, the transmission overhead area signal T9 falls, and when the overhead data as the transmission frame data SD stops, the second register access result data insertion timing signal T8 rises. The transmission frame data is output after switching from overhead data to register access data.
[0061]
Thereafter, the operation similar to the operation at time t2 to t5 described above is repeated also at time t6 to t9. However, at time t9, the second register / access result data insertion timing signal T8 is used instead of the first register / access result data insertion timing signal T7. As described above, this is due to absorbing the phase difference when the transmission side and the reception side of the ATM communication are communicated asynchronously.
[0062]
Here, the details of the bus
[0063]
Hereinafter, a write / read access and a non-access operation to the register unit 10 using the frame data will be described with reference to FIG. 1 and FIGS.
[0064]
First, the mode setting of the normal operation mode or the test operation mode is performed for the
[0065]
FIG. 6 is a timing diagram of write access by register access data mapped to the reception frame data in FIG. As shown in FIG. 6, in the write access, first, in the bus control extraction unit 12 of the reception block 7, the reception frame data payload area (see FIG. 2) 23 receives a period of three reception clocks. The
[0066]
Next, after the write code is recognized from the R / W code area (D23, D22) in the
[0067]
Further, write data WD is extracted from the data area (D11 to D0) in the
[0068]
As a result, the selector 9 writes data to the register unit 10 based on these signals, but the register unit 10 performs write access to the target register at the write access timing indicated by the dotted line.
[0069]
Here, in the write access, since the access result data to the register unit 10 is not output, only the non access result insertion timing signal NAT is set to the high level from the bus extraction control unit 12 to the bus
[0070]
In short, the write address data is written in the RW code of the register access data and the write data is written in the data area, and the read access data is written in the RW code. At the same time, read data is written in the data area, and the non-access data is also ignored in both the address and data areas while the non-code is written in the RW code.
[0071]
FIG. 7 is a timing chart of read access by the register access data mapped to the reception frame data in FIG. As shown in FIG. 7, in the read access, the bus control extraction unit 12 of the reception block 7 first receives the payload area (see FIG. 2) 23 of the reception frame data for a period of three reception clocks. The
[0072]
Next, after the read code is recognized from the R / W code area (D23, D22) in the
[0073]
On the other hand, the bus extraction control unit 12 outputs the read address /
[0074]
As a result, the register unit 10 performs read access to the target register at the read access timing indicated by the dotted line, and outputs read data RD.
[0075]
Here, the bus
[0076]
FIG. 8 is a timing diagram of non-access by register access data mapped to the reception frame data in FIG. As shown in FIG. 8, for non-access, first, the bus access control unit 12 of the reception block 7 extracts the
[0077]
Next, the bus extraction control unit 12 recognizes the non code from the RW code area (D23, D22) of the
[0078]
On the other hand, the bus
[0079]
As described above, according to the present embodiment, the number of test items can be increased by significantly increasing the number of register accesses within a unit time as the support frame becomes higher. Since the register access test time can be relatively shortened and the register access test can be realized by the received frame data and the received clock without using an external CPU, the test method can be simplified.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, the register access system in the ATM communication according to the present invention has the bus extraction control unit provided in the reception block, the bus insertion control unit provided in the transmission block, and the data from the CPU by the test mode signal. 1 frame (125 μsec) of reception frame data and transmission frame data by having a first selector for switching the frame to reception frame data, a bus insertion control unit, and a second selector for switching the output of the transmission data processing unit Since the number of register accesses within a unit time can be increased, the register access test time in higher-order frames such as STS-12 can be shortened. That is, since the amount of data to be packed within a certain time can be increased, the register access test time can be relatively shortened.
[0081]
In the present invention, a register access test can be performed by providing a bus insertion control unit and a second selector in a transmission block and using received frame data and a clock. Compared to the above, there is an effect that the test method can be simplified. Further, according to the present invention, when there are a plurality of ports, a plurality of ports can be tested at the same time, and by making the received frame data the same, the output result of the transmitted frame data becomes the same, and the test method is easy. Can be.
[0082]
Accordingly, in the present invention, when testing the registers in the PHY layer device, it is possible to realize a register test that is faster and easier than before.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of an ATM PHY layer device for explaining an embodiment of the present invention;
2 is a diagram showing a frame configuration, SPE, and register access data configuration in the case of STS-1 in ATM frame data transmitted and received in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a frame configuration, SPE, and register access data configuration in the case of STS-N in ATM frame data transmitted and received in FIG. 1;
4 is a block configuration diagram of a bus insertion control unit shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a timing chart of various data and signals for explaining the circuit operation of the bus insertion control unit shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a timing diagram of write access by register access data mapped to the reception frame data in FIG. 1;
FIG. 7 is a timing diagram of read access by register access data mapped to the reception frame data in FIG. 1;
FIG. 8 is a timing chart of non-access by register access data mapped to the reception frame data in FIG. 1;
FIG. 9 is a block diagram of an ATM PHY layer device for explaining an example of the prior art.
FIG. 10 is a block diagram of an ATM PHY layer device for explaining another conventional example.
11 is a timing chart for explaining a write access and a read access operation in the
12 is a timing chart for explaining write access and read access operations in the bus mode 0 in FIGS. 9 and 10. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Physical layer (PHY layer) device
2 CPU
3 ports
4-6 interface (IF)
7 Reception block
8 Transmission block
9 Selector
10 Register section
11 Received data processing section
12 Bus extraction control unit
13 Bus insertion controller
14 Transmission data processing section
15 selector
20 Transport overhead section
21 Envelope area
21a SPE (Synchronous Payload Envelope)
22 POH part (payload overhead part)
23 Payload area (user information area)
24 Register access data
25 FS Department
26 Read access result data storage block
27, 28 Overhead data storage buffer
29 Register access result data insertion part
D1, D2 data (bus)
AD1, AD2 address
C Control signal
DS1, DS2 Data select signal
RS1, RS2 register select signal
RW1, RW2 read / write signal
WD write data
RD read data
Transmission frame data before SD register access data insertion
RAT read access result insertion timing signal
NAT non access result insertion timing signal
T1 code check timing signal
T2 register check timing signal
T3 Data check timing signal
T4 reception overhead area signal
T5, T6 buffer storage timing signal
T7, T8 Register access result data insertion timing signal
T9 Transmission overhead area signal
TM signal Test mode signal
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