JP3663512B2

JP3663512B2 - Paper-polyurethane composite recycled molded article and method for producing the same

Info

Publication number: JP3663512B2
Application number: JP2002058344A
Authority: JP
Inventors: 栄祐西岡; 康正末兼
Original assignee: 西日本技術開発有限会社
Priority date: 2002-03-05
Filing date: 2002-03-05
Publication date: 2005-06-22
Anticipated expiration: 2022-03-05
Also published as: JP2003251646A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、古紙その他の紙類を利用した緩衝材等再生成形物に係り、詳しくは、乾式で解繊処理した紙類と、該解繊処理に用いた粗粉砕装置及び解繊処理装置により粉砕処理した熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材を原料とし、接着剤その他のバインダーを用いないで圧縮、加熱することにより得られる紙類−ポリウレタン複合再生成形物及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、古紙を利用した緩衝材等の再生物（概して成形体）については幾つかの提案があった。例えば、特開昭５２−１３０７８８号及び特開平０６−１７９４６９号を参照。
【０００３】
本出願人は、先に、古紙を解繊した綿状物に水分を供給して海綿状物とし、成形後乾燥させて得られる緩衝能力に優れた緩衝材等再生物の製造方法について提案してきた。〔特許第３１６８４７８号；以下、特許発明Ａ。〕
【０００４】
ここでは、主に乾燥した古紙を用い、成形工程で保形性を増補するために少量のデンプン糊（糊材すなわちサイズ材）を添加し賦型化する。したがって、原料成分としての接着剤その他のバインダーは使用しない。
【０００５】
一方、ポリウレタンフォーム廃材の再生処理方法は、粉砕処理したチップフォームに接着剤その他のバインダーを塗布又は混合し、加熱、賦型化することがよくおこなわれてきた。しかしながら、接着剤その他のバインダーや蒸気加熱を要するため、環境保全上の問題が指摘されてきた。
【０００６】
こうしたなかで、上記従来法における接着剤その他のバインダーを不要として、粉砕処理後、板厚制御下で加熱、圧縮、成形し、発泡体の性質を残した再生ポリウレタン成形シートを得るポリウレタフォームの再生方法の提案があった。〔特許第２９９３２５０号；以下、先願特許発明イ。〕
【０００７】
ここでは、再生処理における粒径範囲、加熱処理における予熱範囲、加熱圧縮成形における温度範囲及び圧縮範囲（密度指標）を制限条件としている。このことは、発泡体としての性質を残すことに有意性を見ており、加熱圧縮成形における温度範囲及び圧縮範囲（密度指標）を重要視しているものと推認される。
【０００８】
したがって、粉砕処理における粒径範囲は、常法のチップフォームと同様の粗粉砕のレベルにとどまり、ことさら有意な条件となっていない。具体的には、粒径１mmで密度0.75g/ccに成形した再生物は、発泡体の性質を残しても所望の物性効果が得られず、最適粒径５mmで密度0.85g/ccより大に成形した再生物は、発泡体の性質が失われるとしていずれも排除している。
【０００９】
ところで、本発明者らは、古紙等の繊維含有材料の再生利用に関し、該繊維含有材料の粗粉砕から解繊までを効率的におこなう解繊装置（粗粉砕装置を含む）を提案してきた。〔特許第３０５１９８１号；以下、特許発明Ｂ。〕
【００１０】
この開発技術によれば、繊維含有材料を粒径（片状のものであれば長さ）１mm以下に切り刻んで（粉砕して）解繊処理し綿状物となし得る。
【００１１】
そこで、本発明者らは特許発明Ｂをポリウレタンフォーム廃材の粉砕処理に用い上記同様の粉砕処理を試みた結果、粉砕をより微細化してゆくと、トゲ状突起を有する微細粉末状になることを確認した。この粉砕処理では、従来的なチップフォームの粒径より１桁低いオーダーの粒径にほぼ均一に粉砕可能であり、樹脂粉末の圧縮成形技術を適用できる。
【００１２】
こうしたなかで、ポリウレタンフォーム廃材を再生処理する場合に、発泡体の性質を除去した硬質の成形体（樹脂再生物）を得て、接着剤その他のバインダーを用いないで建材、剛性ボード、代替枠材その他の剛性材に転換しようとする着想を有するに至ったのである。そうすれば、ポリウレタンフォーム廃材の再生原料として利用価値が高まる。
【００１３】
この材料開発に関し、本出願人は、先に再生ポリウレタン成形体に関する提案をおこなってきた。〔特願２００１−３５６０００；以下、先願発明Ｃ。〕
【００１４】
先願発明Ｃでは、ポリウレタンフォーム廃材の粉砕処理における粒径の微細化（トゲ状突起を有する微細粉末化）が、出発原料（再生原料）として重要な構成要素となっている。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、材料開発の方向は上記した再生ポリウレタン成形体に留まるものではない。これまでに、本発明者らが獲得してきた古紙等の繊維含有材料の再生利用技術（先述の特許発明Ａ、Ｂ及び先願発明Ｃを含む。）をもってすれば、紙類とポリウレタンフォーム廃材との複合化が可能であり、新たな複合再生成形物の開発が期待される。ここでは、ポリウレタンの微細粉末化により、先願発明Ｃの場合と同様に、得ようとする複合再生成形物において発泡体の性質を温存することは目的とされない。より詳しくは、発泡体の性質を除去して再生利用する。
【００１６】
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、乾式で解繊処理した紙類と、前記解繊処理に用いた粗粉砕装置及び解繊処理装置により粉砕処理した熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材を原料とし、接着剤その他のバインダーを用いないで圧縮、加熱することにより得られる紙類−ポリウレタン複合再生成形物及びその製造方法を提供するものである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために本発明は、古紙その他の紙類を利用した緩衝材等再生成形物において、接着剤その他のバインダーを用いないで紙類とポリウレタンを圧縮、加熱することにより得られる紙類−ポリウレタン複合再生成形物であって、紙類を乾式で解繊処理して得られる綿状物と熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材を粉砕処理して得られる断片形状が不定形な突起要素を有する微細粉末を原料として圧密一体化し、かつ、最終形状に賦型化してなることを特徴とするものである。
【００１８】
また、その製造方法であって、紙類を乾式で解繊処理して得られる綿状物と、熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材を粉砕処理して得られるトゲ状突起を有する微細粉末を混合し、所定圧下量に至るまで加圧して圧密一体化し、加熱雰囲気中で所定時間保持することにより最終形状に賦型化することを特徴とするものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、上記構成の複合再生成形物において、紙類の綿状物が５０〜７５重量％、熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材の微細粉末が５０〜２５重量％である。熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材の粉砕は、粒径10mm以下に粗粉砕した後、さらに繊維含有材料の解繊装置に投入して粒径 0.3〜0.5 mmのトゲ状突起を有する微細粉末とする。また、圧密一体化がみかけ比重 0.6〜1.2 を指標とする。加熱温度は 100〜150 ℃である。
【００２０】
そして、紙類（綿状物）とポリウレタン（微細粉末）を混合し、所定圧下量に至るまで加圧して圧密一体化し、加熱雰囲気中で所定時間保持することにより最終形状に賦型化する。
【００２１】
ここで、圧密一体化はみかけ比重 0.6〜1.2 を指標とするものであり、加熱温度は 100〜150 ℃である。
【００２２】
得られた複合再生成形物は、以下の性質を有する。
（１）熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材の微細粉末の粒径が 0.3〜0.5 mm範囲である。
（２）複合再生成形物の結合状態が融着および／または圧密により一体化している。
（３）複合再生成形物のみかけ比重が 0.6〜1.0 範囲である。
（４）複合再生成形物の硬度指標がゴム硬度計による80以上 100未満である。
（５）複合再生成形物が接着剤その他のバインダーを含有しない。
（６）複合再生成形物における複合組織が無方向性であって、紙類の繊維要素とポリウレタンのトゲ状突起要素が絡み合って結合しているものである。
【００２３】
好適には、板厚５〜15mmの成形ボード、又は板厚15mm以上の成形ブロックとして再生される。
【００２４】
【実施例】
本発明の一実施例について添付図面を参照しながら以下説明する。
【００２５】
図１は、粉砕前のポリウレタンフォーム廃材の組織形状（結合状態）を示す模式図である。
【００２６】
図２は、粗粉砕後のポリウレタンフォーム廃材の断片形状（粒径）を示す模式図である。
【００２７】
図３は、トゲ状突起を有する微細粉末に粉砕したポリウレタンフォーム廃材の断片形状（粒径）を示す模式図である。
【００２８】
本発明の紙類−ポリウレタン複合再生成形物（以下、複合再生成形物。）は、紙類を乾式で解繊処理して得られる綿状物と熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材を粉砕処理して得られるトゲ状突起を有する微細粉末を原料として圧密一体化し、かつ、最終形状に賦型化してなるものである。ここで、接着剤その他のバインダーは用いない。
【００２９】
図示するように、ポリウレタンフォーム廃材を粒径10mm以下に粗粉砕した後、さらに繊維含有材料の解繊装置に投入して粒径 0.3〜0.5 mmのトゲ状突起を有する微細粉末とした再生原料を得るのであるが、本実施例では、解繊装置の多孔スクリーン（図示省略）のメッシュを0.5mm( 0.5パス) としたトゲ状突起を有する微細粉末を再生原料として供試した。
【００３０】
後述の表１に示す複合再生成形物Ａについて具体的な製造方法を述べる。なお、数値については、実験的規模にとどまっているが、本発明の要旨に影響するものではないことを断っておく。
【００３１】
長さ160 ×幅40×深さ250[mm] の成形金型内に常温で再生原料1800ml（重量65g)を充填し、上部から加圧重量５ｔを指標として漸次圧下することにより、脱気しながら圧縮していく。〔一次圧縮〕この間に金型を 100〜150 ℃（より好ましくは110〜130℃）に加熱する。脱気と加熱が進行すると、材料の内圧が変動し、加圧重量３ｔの指標が得られなくなるが、成形体の板厚が７mm前後となるところまでジャッキアップにより加圧調整しながら圧縮する。〔二次圧縮〕所定の圧下量に達した後、３〜５分加熱保持する。その後、加熱を停止し、放置冷却する。こうして得られた複合再生成形物Ａは、みかけ比重0.859 、ゴム硬度計による硬度97.2であった。複合再生成形物Ｂ〜Ｅも同様の手法で製作したものである。これらを表１に示す。
【００３２】
【表１】

【００３３】
上記同様の手法で加圧重量３ｔを指標として製作した複合再生成形物ａ〜ｃを得た結果を表２に示す。
【００３４】
【表２】

【００３５】
表１及び表２を含む叙上の説明から理解されるように、本発明により得られる複合再生成形物は以下の性質を有する。
（１）熱硬化性ポリウレタンフォーム廃材の微細粉末の粒径が 0.3〜0.5 mm範囲である。
（２）複合再生成形物の結合状態が融着および／または圧密により一体化している。
（３）複合再生成形物のみかけ比重が 0.6〜1.0 範囲である。
（４）複合再生成形物の硬度指標がゴム硬度計による80以上 100未満である。
（５）複合再生成形物が接着剤その他のバインダーを含有しない。
（６）複合再生成形物における複合組織が無方向性であって、紙類の繊維要素とポリウレタンのトゲ状突起要素が絡み合って結合しているものである。
【００３６】
なお、表１及び表２に示した内容（製造条件）は、硬度指標から把握されるように、複合再生成形物の実用強度に問題がない剛性（又は準剛性）の獲得を考慮したものである。
【００３７】
【発明の効果】
本発明は以上の構成よりなるものであり、これによれば樹脂粉末の圧縮成形技術を適用して、ポリウレタンフォーム廃材をトゲ状突起を有する微細粉末に粉砕して、解繊処理後の紙類（綿状物）と調製して金型投入し、脱気圧縮に続いて加熱圧縮成形することにより、吸水性を有した複合再生成形物を得ることができる。ここでは、接着剤その他のバインダーを用いることを要しないので、環境保全上の問題がない。
【００３８】
また、本発明の複合再生成形物は、紙類とウレタンの組成割合が比較的広く、加圧重量も３〜１０ｔ範囲で任意であるため、硬度の変更も選択可能である。もちろん、試作回数を重ねてゆけば、所望の硬度又はみかけ比重を有した規格製品を歩留りよく生産することができる。特に、緩衝材、電気材料、建材、各種ボード、代替枠材その他の剛性材又は準剛性材として用途開発可能であり、資源（廃材）の有効利用（再生利用）に寄与するという点で産業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図１】粉砕前のポリウレタンフォーム廃材の組織形状（結合状態）を示す模式図である。
【図２】粗粉砕後のポリウレタンフォーム廃材の断片形状（粒径１mm）を示す模式図である。
【図３】トゲ状突起を有する微細粉末に粉砕したポリウレタンフォーム廃材の断片形状（粒径0.5mm)を示す模式図である。
【符号の説明】
１トゲ状突起を有する微細粉末（ポリウレタンフォーム廃材の粉砕断片）[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a recycled material such as a cushioning material using waste paper or other paper, and more specifically, by dry-type defibrating paper, and a coarse pulverizing apparatus and a defibrating processing apparatus used for the defibrating process. The present invention relates to a paper-polyurethane composite regenerated molded article obtained by compressing and heating a crushed thermosetting polyurethane foam waste material as a raw material without using an adhesive or other binder, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there have been some proposals regarding recycled materials (generally molded products) such as cushioning materials using waste paper. For example, see JP-A 52-130788 and JP-A 06-179469.
[0003]
The present applicant has previously proposed a method for producing a recycled material such as a cushioning material having excellent buffering capacity obtained by supplying moisture to a cotton-like product obtained by defibrating waste paper to obtain a sponge-like product and drying it after molding. It was. [Patent No. 3168478; hereinafter, patent invention A. ]
[0004]
Here, mainly dried waste paper is used, and a small amount of starch paste (glue material, ie, size material) is added and shaped in order to enhance shape retention in the molding process. Therefore, an adhesive or other binder as a raw material component is not used.
[0005]
On the other hand, as a method for recycling polyurethane foam waste, it has been often performed to apply or mix an adhesive or other binder to the crushed chip foam, and to heat and mold. However, since adhesives and other binders and steam heating are required, environmental conservation problems have been pointed out.
[0006]
Under such circumstances, the polyurethane foam is regenerated to obtain a regenerated polyurethane molded sheet that retains the properties of the foam by heating, compressing and molding under the control of the plate thickness after the grinding treatment, eliminating the need for adhesives and other binders in the above conventional method. There was a proposal of the method. [Patent No. 2993250; ]
[0007]
Here, the particle size range in the regeneration treatment, the preheating range in the heat treatment, the temperature range in the heat compression molding, and the compression range (density index) are set as the limiting conditions. This is significant in leaving the properties as a foam, and it is presumed that the temperature range and compression range (density index) in heat compression molding are regarded as important.
[0008]
Therefore, the particle size range in the pulverization process is not limited to the level of coarse pulverization similar to the conventional chip foam, and is not a significant condition. Specifically, a recycled product molded to a density of 0.75 g / cc with a particle size of 1 mm does not achieve the desired physical properties even if the properties of the foam remain, and is larger than the density of 0.85 g / cc with an optimum particle size of 5 mm. Any of the regenerated products molded into (1) is excluded because the properties of the foam are lost.
[0009]
By the way, the present inventors have proposed a defibrating apparatus (including a coarse pulverizing apparatus) that efficiently performs from coarse pulverization to defibration of the fiber-containing material, such as recycled paper. [Patent No. 3051981; Patent Invention B hereinafter. ]
[0010]
According to this developed technology, the fiber-containing material can be chopped (pulverized) to 1 mm or less in particle size (length in the case of a piece) and fibrillated to form a cotton-like material.
[0011]
Therefore, as a result of trying the same pulverization process as described above using the patent invention B for the pulverization process of the polyurethane foam waste material, the present inventors have found that if the pulverization is further refined, the powder becomes a fine powder having thorn-shaped protrusions. confirmed. In this pulverization treatment, it is possible to pulverize almost uniformly to a particle size on the order of an order of magnitude lower than that of a conventional chip foam, and a compression molding technique of resin powder can be applied.
[0012]
Under these circumstances, when reclaiming polyurethane foam waste, a hard molded product (resin recycled product) from which the properties of the foam have been removed is obtained, and building materials, rigid boards, and alternative frames are used without using adhesives or other binders. It came to have the idea of switching to a material or other rigid material. Then, the utility value increases as a recycled raw material for polyurethane foam waste.
[0013]
Regarding the development of this material, the present applicant has previously made a proposal regarding a recycled polyurethane molded body. [Japanese Patent Application No. 2001-356000; ]
[0014]
In invention C of the prior application, the refinement of the particle size in the pulverization treatment of the polyurethane foam waste material (fine powder having thorn-like protrusions) is an important constituent as a starting material (regenerated material).
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
However, the direction of material development is not limited to the above-mentioned recycled polyurethane molded product. So far, with the recycling technology of fiber-containing materials such as waste paper that the present inventors have acquired (including the above-mentioned patented inventions A and B and the prior invention C), paper and waste polyurethane foam Therefore, the development of a new composite recycled molding is expected. Here, it is not intended to preserve the properties of the foam in the composite recycled molded product to be obtained, as in the case of the prior invention C, by making the polyurethane fine powder. More specifically, the properties of the foam are removed and recycled.
[0016]
The present invention has been made in view of such circumstances, and has been pulverized by the papers that have been solved by dry defibrating, the coarse pulverizing apparatus and the defibrating apparatus used in the defibrating process. The present invention provides a paper-polyurethane composite reclaimed molded article obtained by compressing and heating the obtained thermosetting polyurethane foam waste material as a raw material without using an adhesive or other binder, and a method for producing the same.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the problem, the present invention relates to a paper obtained by compressing and heating paper and polyurethane without using an adhesive or other binder in a recycled material such as a cushioning material using waste paper or other paper. -Polyurethane composite reclaimed molded product, which has fine projection elements with irregular shaped fragment shape obtained by crushing cotton-like material obtained by dry fiber defibrating treatment and waste thermosetting polyurethane foam It is characterized by being compacted and integrated with powder as a raw material and shaped into a final shape.
[0018]
Further, in the production method, a cotton-like product obtained by dry-fibre-treating paper and a fine powder having thorn-like projections obtained by pulverizing a thermosetting polyurethane foam waste material are mixed, It is characterized in that it is compacted and integrated until it reaches a predetermined reduction amount, and is shaped into a final shape by holding it in a heating atmosphere for a predetermined time.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the embodiment of the present invention, the composite reclaimed molded article has a paper-like cotton-like product content of 50 to 75% by weight and a thermosetting polyurethane foam waste powder of 50 to 25% by weight. The heat-curing polyurethane foam waste is pulverized to a particle size of 10 mm or less, and is then put into a fiber-containing material defibrating device to obtain fine powder having barbed protrusions having a particle size of 0.3 to 0.5 mm. In addition, consolidation is apparent and the specific gravity is 0.6 to 1.2. The heating temperature is 100-150 ° C.
[0020]
Then, paper (cotton-like material) and polyurethane (fine powder) are mixed, pressed to reach a predetermined reduction amount, consolidated and consolidated, and held in a heated atmosphere for a predetermined time to form a final shape.
[0021]
Here, the consolidation and consolidation has an apparent specific gravity of 0.6 to 1.2 as an index, and the heating temperature is 100 to 150 ° C.
[0022]
The obtained composite recycled molded product has the following properties.
(1) The particle size of the fine powder of the thermosetting polyurethane foam waste material is in the range of 0.3 to 0.5 mm.
(2) The combined state of the composite recycled molded product is integrated by fusion and / or consolidation.
(3) The apparent specific gravity is in the range of 0.6 to 1.0.
(4) The hardness index of the composite recycled molded product is 80 or more and less than 100 according to a rubber hardness meter.
(5) The composite recycled molded article does not contain an adhesive or other binder.
(6) The composite structure in the composite recycled molded article is non-directional, and the fiber elements of paper and the spike-like protrusion elements of polyurethane are intertwined and bonded.
[0023]
Preferably, it is regenerated as a molded board having a thickness of 5 to 15 mm or a molded block having a thickness of 15 mm or more.
[0024]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0025]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a structure (bonded state) of a polyurethane foam waste material before pulverization.
[0026]
FIG. 2 is a schematic diagram showing a fragment shape (particle size) of the polyurethane foam waste material after coarse pulverization.
[0027]
FIG. 3 is a schematic diagram showing a fragment shape (particle size) of a polyurethane foam waste material pulverized into fine powder having thorn-like protrusions.
[0028]
The paper-polyurethane composite recycled molded article (hereinafter referred to as composite recycled molded article) of the present invention is obtained by pulverizing a cotton-like product obtained by dry-disassembling paper and a thermosetting polyurethane foam waste material. The fine powder having thorn-shaped protrusions is consolidated and integrated as a raw material, and is formed into a final shape. Here, no adhesive or other binder is used.
[0029]
As shown in the figure, after the polyurethane foam waste material is coarsely pulverized to a particle size of 10 mm or less, it is further put into a fiber-containing material defibrating device, and a recycled raw material made into fine powder having barbed protrusions with a particle size of 0.3 to 0.5 mm is obtained. However, in this example, a fine powder having thorn-like projections with a mesh of a perforated screen (not shown) of a defibrating apparatus having a thickness of 0.5 mm (0.5 pass) was used as a regenerated raw material.
[0030]
A specific manufacturing method for the composite recycled molded product A shown in Table 1 described below will be described. It should be noted that the numerical values remain on an experimental scale, but do not affect the gist of the present invention.
[0031]
Degassing is performed by filling 1800 ml (65 g in weight) of recycled material at room temperature into a 160 mm long x 40 x 250 mm deep mold at a normal temperature and then gradually reducing the pressure from the top using a pressurized weight of 5 t as an index. While compressing. [Primary compression] During this period, the mold is heated to 100 to 150 ° C (more preferably 110 to 130 ° C). As deaeration and heating proceed, the internal pressure of the material fluctuates, and an index of the pressurization weight of 3 t cannot be obtained, but compression is performed while adjusting the pressurization by jacking up until the plate thickness of the molded body reaches about 7 mm. [Secondary compression] After reaching a predetermined reduction amount, the mixture is heated and held for 3 to 5 minutes. Thereafter, the heating is stopped and the mixture is left to cool. The composite reclaimed molded product A thus obtained had an apparent specific gravity of 0.859 and a hardness of 97.2 by a rubber hardness meter. The composite reproduction molded products B to E are also manufactured by the same method. These are shown in Table 1.
[0032]
[Table 1]

[0033]
Table 2 shows the results of obtaining composite reclaimed molded products a to c manufactured by the same technique as described above using the pressurized weight 3t as an index.
[0034]
[Table 2]

[0035]
As understood from the above description including Table 1 and Table 2, the composite reclaimed molded article obtained by the present invention has the following properties.
(1) The particle size of the fine powder of the thermosetting polyurethane foam waste material is in the range of 0.3 to 0.5 mm.
(2) The combined state of the composite recycled molded product is integrated by fusion and / or consolidation.
(3) The apparent specific gravity is in the range of 0.6 to 1.0.
(4) The hardness index of the composite recycled molded product is 80 or more and less than 100 according to a rubber hardness meter.
(5) The composite recycled molded article does not contain an adhesive or other binder.
(6) The composite structure in the composite recycled molded article is non-directional, and the fiber elements of paper and the spike-like protrusion elements of polyurethane are intertwined and bonded.
[0036]
The contents (manufacturing conditions) shown in Tables 1 and 2 take into account the acquisition of rigidity (or quasi-rigidity) that has no problem in practical strength of the composite recycled molded product, as can be understood from the hardness index. is there.
[0037]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and according to this, by applying the resin powder compression molding technology, the polyurethane foam waste material is pulverized into fine powder having thorn-like projections, and the papers after defibrating treatment A composite reclaimed molded product having water absorption can be obtained by preparing (cotton-like product), charging the mold, and heat compression molding following deaeration compression. Here, since it is not necessary to use an adhesive or other binder, there is no problem in environmental conservation.
[0038]
Further, the composite recycled molded article of the present invention has a relatively wide composition ratio of papers and urethane, and the pressurization weight is arbitrary in the range of 3 to 10 t. Therefore, a change in hardness can be selected. Of course, if the number of trial productions is repeated, a standard product having a desired hardness or apparent specific gravity can be produced with a high yield. In particular, it can be developed as a buffer material, electrical material, building material, various boards, substitute frame materials, other rigid materials or semi-rigid materials, and contributes to the effective use (recycling) of resources (waste materials). It is beneficial.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic diagram showing the structure (bonded state) of a polyurethane foam waste before pulverization.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a fragment shape (particle size: 1 mm) of a polyurethane foam waste material after coarse pulverization.
FIG. 3 is a schematic view showing a fragment shape (particle size: 0.5 mm) of a polyurethane foam waste material pulverized into fine powder having thorn-shaped protrusions.
[Explanation of symbols]
1 Fine powder with thorn-shaped protrusions (crushed pieces of waste polyurethane foam)

Claims

In recycled moldings such as cushioning materials using waste paper and other papers,
Without using adhesives or other binders , the raw material is a defibrated paper and a crushed thermosetting polyurethane foam waste material [hereinafter referred to as raw material powder. ], A paper- polyurethane obtained as a rigid material or semi-rigid material obtained by adding a mold, compressing and heating to obtain a composite, enhancing powder moldability and removing the properties of the foam A composite reclaimed molded article,
By defibrating the paper with a dry method, 50% to 75% by weight of the cotton-like product obtained by chopping the particle size or flake length to 1 mm or less, and the heat-curing polyurethane foam waste material are pulverized. A raw material powder obtained by mixing 50 to 25% by weight of a fine powder having a projection element having an irregular shape with a particle size in the range of 0.3 to 0.5 mm is consolidated in a mold , and A paper-polyurethane composite reclaimed molded article, which is formed in a final shape to be held in a heated atmosphere and formed into a molded board having a thickness of 5 to 15 mm or a molded block having a thickness of 15 mm or more .

In the manufacturing method of recycled moldings such as cushioning materials using waste paper and other papers,
Without using adhesives or other binders , the raw material is a defibrated paper and a crushed thermosetting polyurethane foam waste material [hereinafter referred to as raw material powder. ], Which is obtained by compounding by putting in a mold, compressing and heating , enhancing the powder moldability, and obtaining a rigid material or semi-rigid material from which the properties of the foam are removed- A method for producing a polyurethane composite recycled molded article,
By defibrating the paper with a dry method, 50% to 75% by weight of the cotton-like product obtained by chopping the particle size or flake length to 1 mm or less, and the heat-curing polyurethane foam waste material are pulverized. A raw material powder obtained by mixing 50 to 25% by weight of a fine powder having projection elements whose particle diameters are in the range of 0.3 to 0.5 mm and whose shape is indefinite is prepared. To form a final shape to form a molded board with a thickness of 5 to 15 mm or a molded block with a thickness of 15 mm or more by holding in a heated atmosphere at 100 to 150 ° C for a predetermined time. A method for producing a paper-polyurethane composite reclaimed molded article, characterized by forming.