JP3662900B2 - Filter circuit for phase difference signal detection of Coriolis meter - Google Patents

Filter circuit for phase difference signal detection of Coriolis meter Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライブ周波数に追尾したスイッチド・キャパシタ・フィルタを用いることによって、配管振動、キャビテーション、センサ自体のメカニカルノイズ等を極めて減衰させ、高精度に質量流量計測を行うことのできるコリオリメータの位相差信号検出用フィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
コリオリメータは、測定管を2点で支持し、支持された測定管に対し支持点を節部として支持点まわりの振動を加え、この振動により測定管を流れる流体に作用するコリオリの力を検出する質量流量計である。測定管の中央部を軸線に垂直な方向に交番駆動している時、流体が移動すると、測定管の中央部を中心として、測定管の流入側と流出側に位相差が生ずる。この位相差は、コリオリの力に基づくもので、質量流量に比例した値であり、この位相差を検知することにより質量流量を計測することができる。
【0003】
位相差の検知は、測定管の静止状態における測定管の管軸を通る面を基準面としてこの基準面を検出位置における測定管が通過するときの時間差を測定することにより行われる。具体的には、時間差は測定管の流入側と流出側の対称位置に取り付けられた測定管の変位検出器の信号を各々方形波に波形整形し、整形された各々の方形波の立上げの時間の時間差の間で計数される一定周波数のクロックの数から求めることができる。
【0004】
しかし、コリオリの力による測定管の流入側と流出側の所定対称位置で生ずる測定管の位相差信号は、測定管の駆動振幅に比べて極めて小さい量である。従って、位相差信号に比例して検知される時間差も極めて小さい。また、コリオリ流量計は上下流の配管の間に装着されるので、配管による外部振動影響やノイズ影響を受け易い。そのため、安定した正確な時間差測定を行うためには、外部振動影響やノイズ影響を除去する必要がある。
【0005】
従来コリオリメータで用いられてきたフィルタは、アナログフィルタによるもので、カットオフ周波数が固定のローパスフィルタを使用してきた。また、アナログフィルタで除去しようとする周波数は、カットオフ周波数から100倍以上周波数を離して設計するのが通常であった。これは、充分な減衰率を得るためとカットオフ周波数で最大の位相回転を伴うためである。コリオリ式質量流量計の場合は微小な時間差を計測しているために、左右センサ信号の位相差がフィルタによって生じるということは、事実上計測には向いていない事となる。従って、カットオフ周波数を実際のドライブ周波数から充分に離した周波数に設定することとなる。この事によって位相回転を減少させ、高周波成分を減少させることができる。
【0006】
しかしながら、これらのフィルタではどうしても除去することが出来ない周波数成分がある。それはドライブ周波数に極めて近いN次高調波やツイスト周波数である。センサの固有振動数と、そのN次高調波(2次、3次、5次、7次)やツイスト等のノイズ成分との周波数が極めて近いため、通常のアナログフィルタでは除去することが不可能である。前述したように、カットオフ周波数をドライブ周波数の100倍離したフィルタでは1次の場合-6dB/Octで減衰するために、ドライブ周波数の2次高調波は-6dBしか減衰させることは出来ない。それも、基本波であるドライブ周波数も同時に減衰しての話である。
【0007】
それらの高調波およびツイスト周波数は、時間差計測においてきわめて阻害的な周波数成分であり、これらの成分を除去することは、コリオリ式質量流量計の精度を上げることにつながるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、任意にカットオフ周波数を変更する事が出来ると共に、センサの口径、計測流体の密度、温度等が変化してドライブ周波数が変動しても自動的にその周波数に追従してカットオフ周波数を変更することのできるコリオリメータの位相差検出回路を提供することを目的としている。
【0009】
また、本発明は、常に左右のフィルタのカットオフ周波数に差異は発生せず、二つのフィルタの位相回転も常に同一にして、位相差としてはキャンセルすることを目的としている。
【0010】
また、本発明は、ドライブ周波数の近傍にカットオフを持ってきて計測することを可能にし、これによって、ドライブ周波数の上にあるキャビテーションによる振動、センサ自体のメカニカルノイズなど、これまで除去することが出来なかった周波数帯域を除去することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のコリオリメータの位相差信号検出用フィルタ回路は、測定管の中央部を駆動した際に、該測定管の中央部を中心として、測定管の流入側と流出側にコリオリの力に基づいて生ずる位相差を検知する。このコリオリメータは、左右振動検出センサでそれぞれ検知された左右センサ信号をそれぞれ増幅するために左右センサ信号に対応してそれぞれ設けられる一対の増幅回路と、増幅されたいずれか一方のセンサ信号の波形を整形する波形整形回路と、増幅されたいずれか一方のセンサ信号が入力されて、駆動装置を駆動する出力信号を発生する駆動回路と、波形整形回路からの出力をクロック信号として入力すると共に、該クロック信号を逓倍して出力するフェーズロックループと、左右センサ信号にそれぞれ対応して設けられて、それぞれフェーズロックループの出力がクロックとして入力されると共に、増幅された左右センサ信号のそれぞれが入力される一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタとを備える。この一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタのそれぞれからの出力信号間の位相差を、測定管に流れる質量流量として計測する。
【0012】
本発明は、入力周波数の1/100(または1/50)のクロック周波数がカットオフ周波数となるスイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)を使用することで、任意にカットオフ周波数を変更する事が出来る。また、SCFに入力するクロックはPLLを用いて測定管の駆動信号から周波数逓倍して用いる。このことによってセンサの口径、計測流体の密度、温度等が変化しても自動的にその周波数に追従してカットオフ周波数が変更される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、例示に基づき本発明を説明する。図1は、本発明を具体化する位相差検出回路の第1の例を示すブロック図である。駆動装置及び振動検出センサはそれぞれコイルとマグネットから構成される。左右振動検出センサでそれぞれ検知された左右センサ信号は、それぞれ増幅回路に入力される。増幅回路からの出力信号は、それぞれ対応するスイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)に入力されると共に、一方の増幅回路の出力信号は、フィルタを介して波形整形回路と共に、駆動装置を駆動する駆動回路に入力される。波形整形に関しては、チャタリングなどによって誤った周波数となるのを防ぐために、ヒステリシス付のコンパレータなどを使用することが望ましい。
【0014】
波形整形をした信号は、クロックとしてフェーズロックループ(PLL)に入力される。PLLで逓倍する倍率は、使用するスイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)の特性によって異なるが、たとえば1:100のものを使用する場合には少なくとも100倍以上を必要とする(カットオフ周波数Fcはドライブ周波数以上とする。)。メカニカルノイズや、高調波を駆除するためには、カットオフ周波数Fcはドライブ周波数の2倍よりも充分に低いべきであるので、逓倍率としてはドライブ周波数の200倍以下となる。
【0015】
位相差検出回路の方式によって、SCFのクロック周波数が邪魔となる場合には更にもう一段のクロック周波数の高いSCFを追加することで、低いクロックを用いたSCFのクロックを除去することも考えられる。図2は、本発明を具体化する位相差検出回路の第2の例を示すブロック図であり、もう一段のクロック周波数の高いSCFを追加した例を示している。
【0016】
低いクロック周波数のSCFの逓倍率は、たとえば128倍。高いクロック周波数のSCFの逓倍率は、たとえばその50倍とすると、低いクロック周波数は約-30dB減衰することとなる。従ってドライブ周波数fに対して、低いクロック周波数は128f(カットオフ周波数は1.28f)、高いクロック周波数は50×128f=6400f(カットオフ周波数は64f)となる。
【0017】
仮にドライブ周波数が160Hz、カットオフ周波数をドライブ周波数の1.28倍とすると、カットオフ周波数は204.8Hzとなる。2次高調波は320Hzで、このSCFによる高次フィルタは5次であるから、基本波に対して概略5×20×log(204.8/320)=-19.38dB(約1/10)となる。3次高調波に関しては-59.18dB(約1/1000)。2次と3次の間にあるツイストに関しても約-29dB減衰させることが可能となる。キャビテーションによる周波数は1〜5kHzの間で存在するが、1kHzのノイズは-68.87dB、5kHzのノイズは-138.8dBの減衰率となりほとんど影響を受けることはなくなる。
【0018】
ドライブ周波数はセンサのタイプによって50Hz〜800Hzの間で推移する。図3は、図2に示すようにSCFを二段構成にした位相差検出回路における、ドライブ周波数、SCF用のクロック周波数そしてカットオフ周波数の関係を示す図である。図3において、一段目SCFのクロック周波数及びカットオフ周波数をそれぞれclk1、fc1、二段目SCFのそれぞれをclk2、fc2で示している。また、図3における2次、3次、3kHzは、それぞれ2次高調波、3次高調波、3kHz周波数(キャビテーション周波数)における減衰を示している。いずれも十分なる減衰が得られることが示されている。
【0019】
図1或いは図2において、それぞれ対応するスイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)においてノイズ除去した左右センサ信号は、通常に、位相差計測回路に入力される。そして、位相差が計測されて、出力回路に出力され、また、表示回路において質量流量として通常に表示される。
【0020】
本発明は、入力周波数の1/100(または1/50)のクロック周波数がカットオフ周波数となるスイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)を使用することで、任意にカットオフ周波数を変更する事が出来る。また、SCFに入力するクロックはPLLを用いて測定管の駆動信号から周波数逓倍して用いる。このことによってセンサの口径、計測流体の密度、温度等が変化しても自動的にその周波数に追従してカットオフ周波数が変更される。
【0021】
通常、カットオフ周波数の近傍では位相変化が極大となる。アナログのフィルタでは厳密に定数を合わせ込んだとしても、温度特性や周波数特性によって2つのフィルタ間には位相回転の差が生じる。わずかな位相差を計測する事によって質量流量計測を行っているコリオリ式質量流量計ではタブー視されている。
【0022】
しかしながら、位相変化が起こったとしても、左右センサ信号に用いられるフィルタが同じだけの位相回転であれば、位相回転差としてはキャンセルされる。このフィルタのカットオフ周波数は、同一クロックによって制御されているため、常に左右のフィルタのカットオフ周波数に差異は発生せず、二つのフィルタの位相回転も常に同一となる。この事によって、今まで不可能だったドライブ周波数の近傍、たとえば1.28倍の周波数(クロック周波数としてはドライブ周波数の128倍が必要)にカットオフを持ってきても計測することが可能となる。
【0023】
この事によって、ドライブ周波数(たとえば160Hz)の上にあるキャビテーションによる振動(1kHz〜5kHz)、センサ自体のメカニカルノイズ(ドライブ周波数のn倍、ツイスト周波数等)など、これまで除去することが出来なかった周波数帯域を除去することが可能となり、左右センサ信号のフィルタ後に位相回転差の発生を生じない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、カットオフ周波数がドライブ周波数に追尾して変化することによって、センサ自体のメカニカルノイズや、ドライブ周波数によって変化する高調波(n次高調波、ツイスト等)をこれまでカットオフ周波数が固定であったために、ほとんど除去することが出来なかったドライブ周波数近傍の高調波周波数帯域はもちろん、キャビテーション等で発生する1kHz〜5kHzを駆除することが可能となる。
【0025】
カットオフ周波数の精度は、クロック周波数の精度に依存することになるが、左右のフィルタに同じクロック周波数を使用することによって、位相差を発生する事もなく後段の時間差計測ブロックに入力される事となる。このことにより、ほぼ純粋に測定管振動の位相差のみを計測できる事となり、高精度に質量流量を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する位相差検出回路の第1の例を示すブロック図である。
【図2】本発明を具体化する位相差検出回路の第2の例を示すブロック図である。
【図3】ドライブ周波数、SCF用のクロック周波数そしてカットオフ周波数の関係を示す図である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention uses a switched capacitor filter that tracks the drive frequency to significantly attenuate pipe vibration, cavitation, mechanical noise of the sensor itself, etc. The present invention relates to a phase difference signal detection filter circuit.
[0002]
[Prior art]
The Coriolis meter supports the measurement tube at two points, applies vibration around the support point to the supported measurement tube, and detects the Coriolis force acting on the fluid flowing through the measurement tube. A mass flow meter. When the fluid is moved while the central portion of the measurement tube is driven alternately in a direction perpendicular to the axis, a phase difference is generated between the inflow side and the outflow side of the measurement tube, centering on the central portion of the measurement tube. This phase difference is based on the Coriolis force and is a value proportional to the mass flow rate. The mass flow rate can be measured by detecting this phase difference.
[0003]
The detection of the phase difference is performed by measuring a time difference when the measurement tube at the detection position passes through the reference plane with a plane passing through the tube axis of the measurement tube in a stationary state of the measurement tube as a reference plane. Specifically, the time difference is obtained by shaping the signals of the displacement detectors of the measuring pipes attached at the symmetrical positions on the inflow side and the outflow side of the measuring pipes into square waves, and starting up each of the shaped square waves. It can be determined from the number of constant frequency clocks counted between the time differences.
[0004]
However, the phase difference signal of the measurement tube generated at a predetermined symmetrical position on the inflow side and the outflow side of the measurement tube due to the Coriolis force is an extremely small amount compared to the drive amplitude of the measurement tube. Therefore, the time difference detected in proportion to the phase difference signal is very small. Further, since the Coriolis flowmeter is mounted between the upstream and downstream pipes, it is susceptible to external vibration effects and noise effects due to the pipes. Therefore, in order to perform stable and accurate time difference measurement, it is necessary to remove the influence of external vibration and noise.
[0005]
Conventionally, the filter used in the Coriolis meter is an analog filter, and a low-pass filter having a fixed cutoff frequency has been used. Further, the frequency to be removed by the analog filter is usually designed to be separated from the cut-off frequency by 100 times or more. This is because a sufficient attenuation rate is obtained and the maximum phase rotation is involved at the cutoff frequency. In the case of the Coriolis type mass flow meter, since a minute time difference is measured, the fact that the phase difference between the left and right sensor signals is caused by the filter is practically not suitable for measurement. Therefore, the cutoff frequency is set to a frequency sufficiently separated from the actual drive frequency. This can reduce the phase rotation and reduce the high frequency components.
[0006]
However, there are frequency components that cannot be removed by these filters. It is an Nth order harmonic or twist frequency very close to the drive frequency. The frequency of the sensor's natural frequency and its N-order harmonics (2nd, 3rd, 5th, 7th) and noise components such as twist are so close that it cannot be removed with a normal analog filter. It is. As described above, a filter with a cutoff frequency that is 100 times the drive frequency attenuates at -6 dB / Oct in the first order, so the second harmonic of the drive frequency can be attenuated only by -6 dB. It is also a story that the drive frequency that is the fundamental wave is also attenuated at the same time.
[0007]
These harmonics and twist frequencies are extremely disturbing frequency components in time difference measurement, and removing these components leads to improving the accuracy of the Coriolis mass flowmeter.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention can arbitrarily change the cut-off frequency, and automatically follows the frequency even if the drive frequency fluctuates due to changes in sensor diameter, fluid density, temperature, etc. An object of the present invention is to provide a phase difference detection circuit of a Coriolis meter that can change the frequency.
[0009]
Another object of the present invention is to cancel the phase difference by always making the phase rotation of the two filters always the same without causing a difference in the cut-off frequency between the left and right filters.
[0010]
In addition, the present invention makes it possible to measure by bringing a cutoff near the drive frequency, thereby eliminating vibrations caused by cavitation above the drive frequency and mechanical noise of the sensor itself. The purpose is to remove the frequency band that could not be made.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The filter circuit for detecting a phase difference signal of the Coriolis meter of the present invention is based on Coriolis force on the inflow side and the outflow side of the measurement tube with the center portion of the measurement tube being centered when the center portion of the measurement tube is driven. The phase difference that occurs is detected. The Coriolis meter has a pair of amplifier circuits provided corresponding to the left and right sensor signals to amplify the left and right sensor signals respectively detected by the left and right vibration detection sensors, and the waveform of one of the amplified sensor signals. A waveform shaping circuit for shaping the signal, a drive circuit for generating an output signal for driving one of the amplified sensor signals, and an output from the waveform shaping circuit as a clock signal, A phase-locked loop that multiplies and outputs the clock signal and a left-right sensor signal are provided correspondingly, and the output of the phase-locked loop is input as a clock, and each amplified left-right sensor signal is input. A pair of switched capacitor filters. The phase difference between the output signals from each of the pair of switched capacitor filters is measured as the mass flow rate flowing through the measuring tube.
[0012]
In the present invention, the cut-off frequency can be arbitrarily changed by using a switched capacitor filter (SCF) in which the clock frequency that is 1/100 (or 1/50) of the input frequency becomes the cut-off frequency. I can do it. The clock input to the SCF is multiplied by the frequency from the measurement tube drive signal using a PLL. As a result, even if the diameter of the sensor, the density of the measurement fluid, the temperature, and the like change, the cutoff frequency is automatically changed following the frequency.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on examples. FIG. 1 is a block diagram showing a first example of a phase difference detection circuit embodying the present invention. The drive device and the vibration detection sensor are each composed of a coil and a magnet. The left and right sensor signals respectively detected by the left and right vibration detection sensors are input to the amplification circuits. The output signal from the amplifier circuit is input to the corresponding switched capacitor filter (SCF), and the output signal of one amplifier circuit is driven to drive the driving device together with the waveform shaping circuit through the filter. Input to the circuit. Regarding waveform shaping, it is desirable to use a comparator with hysteresis or the like in order to prevent an erroneous frequency due to chattering or the like.
[0014]
The waveform-shaped signal is input to a phase-locked loop (PLL) as a clock. The multiplication factor of the PLL varies depending on the characteristics of the switched capacitor filter (SCF) used. For example, when using a 1: 100 filter, it requires at least 100 times (the cutoff frequency Fc is More than drive frequency.) In order to eliminate mechanical noise and harmonics, the cut-off frequency Fc should be sufficiently lower than twice the drive frequency, so the multiplication factor is 200 times or less of the drive frequency.
[0015]
If the SCF clock frequency becomes an obstacle due to the phase difference detection circuit method, it may be possible to remove the SCF clock using a lower clock by adding another SCF having a higher clock frequency. FIG. 2 is a block diagram showing a second example of a phase difference detection circuit embodying the present invention, and shows an example in which another SCF having a high clock frequency is added.
[0016]
The multiplication factor of SCF with a low clock frequency is, for example, 128 times. If the multiplication rate of the SCF having a high clock frequency is 50 times, for example, the low clock frequency is attenuated by about -30 dB. Therefore, with respect to the drive frequency f, the low clock frequency is 128f (cut-off frequency is 1.28f), and the high clock frequency is 50 × 128f = 6400f (cut-off frequency is 64f).
[0017]
If the drive frequency is 160 Hz and the cut-off frequency is 1.28 times the drive frequency, the cut-off frequency is 204.8 Hz. The second-order harmonic is 320 Hz, and the high-order filter based on this SCF is the fifth order. -59.18dB (about 1/1000) for the 3rd harmonic. It is possible to attenuate about -29 dB for the twist between the second order and the third order. The frequency due to cavitation exists between 1 and 5kHz, but 1kHz noise is -68.87dB, and 5kHz noise is -138.8dB, so it is almost unaffected.
[0018]
The drive frequency varies between 50Hz and 800Hz depending on the sensor type. FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the drive frequency, the SCF clock frequency, and the cutoff frequency in the phase difference detection circuit having a two-stage SCF configuration as shown in FIG. In FIG. 3, the clock frequency and cut-off frequency of the first stage SCF are indicated by clk1 and fc1, respectively, and the second stage SCF are indicated by clk2 and fc2. Further, the second order, the third order, and the 3 kHz in FIG. 3 indicate the attenuation at the second harmonic, the third harmonic, and the 3 kHz frequency (cavitation frequency), respectively. Both have been shown to provide sufficient attenuation.
[0019]
In FIG. 1 or FIG. 2, the left and right sensor signals from which noise has been removed by the corresponding switched capacitor filters (SCF) are normally input to the phase difference measurement circuit. Then, the phase difference is measured and output to the output circuit, and is normally displayed as a mass flow rate on the display circuit.
[0020]
In the present invention, the cut-off frequency can be arbitrarily changed by using a switched capacitor filter (SCF) in which the clock frequency that is 1/100 (or 1/50) of the input frequency becomes the cut-off frequency. I can do it. The clock input to the SCF is multiplied by the frequency from the measurement tube drive signal using a PLL. As a result, even if the diameter of the sensor, the density of the measurement fluid, the temperature, or the like changes, the cutoff frequency is automatically changed following the frequency.
[0021]
Usually, the phase change becomes maximum near the cutoff frequency. Even if a constant is strictly matched with an analog filter, a difference in phase rotation occurs between the two filters due to temperature characteristics and frequency characteristics. A Coriolis type mass flow meter that measures mass flow by measuring a slight phase difference is taboo.
[0022]
However, even if a phase change occurs, if the filters used for the left and right sensor signals have the same phase rotation, the phase rotation difference is cancelled. Since the cutoff frequency of this filter is controlled by the same clock, there is no difference between the cutoff frequencies of the left and right filters, and the phase rotation of the two filters is always the same. This makes it possible to measure even if a cutoff is provided in the vicinity of the drive frequency, which has been impossible until now, for example, a frequency of 1.28 times (the clock frequency needs to be 128 times the drive frequency).
[0023]
As a result, vibrations (1 kHz to 5 kHz) due to cavitation above the drive frequency (for example, 160 Hz) and mechanical noise of the sensor itself (n times the drive frequency, twist frequency, etc.) could not be removed. It becomes possible to remove the frequency band, and no phase rotation difference is generated after filtering the left and right sensor signals.
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, the cutoff frequency is fixed to the mechanical noise of the sensor itself and harmonics (nth harmonic, twist, etc.) that change according to the drive frequency by changing the cutoff frequency to the drive frequency. Therefore, it is possible to remove the 1 kHz to 5 kHz generated by cavitation as well as the harmonic frequency band in the vicinity of the drive frequency that could hardly be removed.
[0025]
The accuracy of the cut-off frequency depends on the accuracy of the clock frequency. By using the same clock frequency for the left and right filters, it is input to the subsequent time difference measurement block without causing a phase difference. It becomes. Thus, only the phase difference of the measurement tube vibration can be measured almost purely, and the mass flow rate can be measured with high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first example of a phase difference detection circuit embodying the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a second example of a phase difference detection circuit embodying the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship among a drive frequency, a clock frequency for SCF, and a cutoff frequency.

Claims (2)

測定管の中央部を駆動した際に、該測定管の中央部を中心として、測定管の流入側と流出側にコリオリの力に基づいて生ずる位相差を検知するコリオリメータの位相差信号検出用フィルタ回路において、
左右振動検出センサでそれぞれ検知された左右センサ信号をそれぞれ増幅するために左右センサ信号に対応してそれぞれ設けられる一対の増幅回路と、
増幅されたいずれか一方のセンサ信号の波形を整形する波形整形回路と、
増幅されたいずれか一方のセンサ信号が入力されて、駆動装置を駆動する出力信号を発生する駆動回路と、
前記波形整形回路からの出力をクロック信号として入力すると共に、該クロック信号を逓倍して出力するフェーズロックループと、
左右センサ信号にそれぞれ対応して設けられて、それぞれ前記フェーズロックループの出力がクロックとして入力されると共に、前記増幅された左右センサ信号のそれぞれが入力される一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタと、
を備え、前記一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタのそれぞれからの出力信号間の位相差を計測することから成るコリオリメータの位相差信号検出用フィルタ回路。
For detecting the phase difference signal of a Coriolis meter that detects the phase difference that occurs based on the Coriolis force on the inflow side and the outflow side of the measurement tube around the center portion of the measurement tube when the center portion of the measurement tube is driven In the filter circuit,
A pair of amplifier circuits respectively provided corresponding to the left and right sensor signals in order to amplify the left and right sensor signals respectively detected by the left and right vibration detection sensors;
A waveform shaping circuit that shapes the waveform of one of the amplified sensor signals;
A driving circuit that receives one of the amplified sensor signals and generates an output signal that drives the driving device;
A phase-locked loop for inputting the output from the waveform shaping circuit as a clock signal, multiplying the clock signal and outputting it,
A pair of switched capacitor filters provided corresponding to the left and right sensor signals, respectively, wherein the output of the phase-locked loop is input as a clock, and each of the amplified left and right sensor signals is input;
A filter circuit for detecting a phase difference signal of a Coriolis meter, comprising: measuring a phase difference between output signals from each of the pair of switched capacitor filters.
前記一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタの後段にさらに別の一対のスイッチド・キャパシタ・フィルタを設けた請求項1に記載のコリオリメータの位相差信号検出用フィルタ回路。2. The filter circuit for detecting a phase difference signal of a Coriolis meter according to claim 1, wherein another pair of switched capacitor filters is provided after the pair of switched capacitor filters.
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