JP3661318B2 - Data processing device for time measurement equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、GLP、GMP等の規制が適用される製薬、食品、石油化学等の研究開発や品質管理に用いられる各種経時測定装置(時間的に変化する量を測定する装置)のデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
製薬、食品、石油化学等の分野では、製品の品質検査或いはその開発段階における試験に用いる測定装置が正しく管理されていることを認証するための方法がISO(国際標準化機構)等においてGLP(Good Laboratory Practice)、GMP(Good Manufacturing Practice)として定められている。
【0003】
各種経時測定装置において一般的な問題は、ノイズ及びドリフトである。ノイズは測定対象以外の要因により出力値に現われる短周期(ASTM(アメリカ材料試験学会規格) E685では周期1min以下のものを短期ノイズ、1〜60minのものを長期ノイズと呼んでいる)の変動であり、ドリフトは、経時的に出力される測定量データのベースラインの長期的変動(ASTM E685では周期60min以上のものと定義している)である。
【0004】
経時測定装置の一つに、ガス/液体クロマトグラフがある。従来のクロマトグラフ用のデータ処理装置では、所定時間以上データを収集した後、測定者が所定のコマンドを与えることにより、ノイズ又はドリフトの測定を行なうようになっていた(ポストラン)。
【0005】
また、クロマトグラフ等のピークが出力される測定装置において、そのピークの生起の判断に用いられる基準の一つに、スロープがある。すなわち、クロマトグラム等の出力カーブの各時点における(ただし、ノイズを排除するため、適宜移動平均を取ることが多い)接線の傾きが所定のピーク開始判定値(スロープ)を超えた場合にピークが開始したと判断し、その傾きがゼロ及びマイナスとなった後、その絶対値が所定のピーク終了判定値を超えた場合にピークが終了したと判断する。このスロープ値の決定も、測定者が所定のコマンドを与えることによりデータ採取が開始され、予め定められた時間だけデータを採取した後に所定の手順で計算されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ処理装置では上記の通り、測定者がコマンドを与えないとノイズ、ドリフト、スロープ等のパラメータ(以下、これらを測定補助パラメータと呼ぶ)の計算が開始されず、また、それら計算値もコマンドを与えてから所定時間後にしか得られなかった。更に、測定装置は一般的に電源を投入した後暫くの間は安定しないため、測定は装置が安定した後に行なうのが普通である。従って、測定補助パラメータも装置がそのような状態になった段階で採取すべきである。従来のデータ処理装置では、測定装置が安定したか否かは測定者が測定データを見て判断せざるを得なかったため、測定を急ぐ場合には測定者がデータ処理装置の出力データを見ながら測定装置が安定するのを待たねばならなかった。また、安定したか否かの基準が人により異なるため、測定結果が人により異なるという事態も生じていた。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、測定者の手を煩わせることなく測定装置の状態を自動的に判断し、ノイズ等の測定補助パラメータを計算するデータ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る経時測定装置用データ処理装置は、a)経時測定装置から出力される信号を逐次デジタル化して測定データとし、常に最新の所定時間分の測定データを記憶するデータ記憶手段と、b)データ記憶手段に記憶された測定データに基づき、測定補助パラメータを計算する補助パラメータ計算手段と、c)計算された補助パラメータの値を予め定められた基準値と比較することにより、経時測定装置が安定したか否かを判断する安定判断手段と、d)経時測定装置の安定状態に関する情報及び測定補助パラメータを出力する出力手段と、e)安定判断手段の安定状態に関する情報に基づき分析を自動的に開始する手段と、を備える経時測定装置用データ処理装置において、分析開始時に、該記憶手段は測定補助パラメータを測定データと共に記憶し、該出力手段は測定補助パラメータを出力することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
経時測定装置から出力される信号はデータ記憶手段により逐次A/D変換され、データ化されるとともに、このデータ(測定データ)の最新の所定時間分がデータ記憶手段に記憶される。なお、経時測定装置がデジタルデータを出力する場合はもちろんA/D変換は不要である。補助パラメータ計算手段は、データ記憶手段に記憶されている測定データに基づき、測定補助パラメータを計算する。測定補助パラメータとは上記ノイズ、ドリフト、スロープ等の他、経時測定装置が目的とする測定値を正しく出力するために必要な一切のパラメータを含むものである。なお、ここで測定補助パラメータを計算するための基礎として用いられる測定データは、データ記憶手段に記憶されているデータの全てであってもよいし、一部であってもよい。
【0010】
安定判断手段は、計算された測定補助パラメータの値を予め定められた基準値と比較することにより、経時測定装置が安定したか否かを判断する。安定化の判断に適した測定補助パラメータとしては、例えばノイズの大きさ、スペクトル(周波数)等を挙げることができる。
【0011】
出力手段は、経時測定装置が安定しているか否かの情報及び測定補助パラメータを出力する。測定者は、経時測定装置が安定しているか否かに応じて、測定を開始すべきか否か、或いは、測定を行なった場合にその測定値がどの程度信頼できるものであるか否かを判断することができる。一般的には経時測定装置が安定した後に測定を開始するのが望ましいが、測定目的によっては、ラフでもよいから早く結果を出したいという場合もあるため、その判断を測定者に委ねるようにしているものである。
もちろん、安定判断手段における判断結果を直接経時測定装置に出力し、自動的に測定を開始させるようにしてもよい。この場合、もちろん、出力手段は経時測定装置が安定した状態の下で計算された測定補助パラメータを出力するようにする。
【0012】
【発明の効果】
本発明に係るデータ処理装置では、測定者が介在することなく自動的に経時測定装置の安定状態を判断するため、測定者によるばらつきのない判断がなされる。また、測定者が経時測定装置の安定を待つという無駄も省くことができる。そして、ノイズ、ドリフト、スロープ等の測定補助パラメータは測定者が指示するまでもなく当初から自動的に計算され、出力される。従って、測定者は特にそれらを計算するようにとのコマンドを与える必要もなく、また、その結果が出てくるのを待つ必要もなく、それらの測定補助パラメータが出力された時点ですぐそれを用いて測定を行なうことができる。そして、経時測定装置の安定状態に関する情報は、出力される測定補助パラメータを用いる際、その値がどの程度信頼の置けるものかを判断する重要な参考情報となる。
【0013】
【実施例】
本発明の一実施例であるクロマトグラフ用データ処理装置の構成及び動作を図1及び図2により説明する。図1に示すように、本実施例のデータ処理装置11は、A/D変換器12、CPU13、RAM14、入力部15、表示部16、ROM17等から成る。CPU13はROMから供給される後述のプログラムにより、機能的にパラメータ計算部21、安定判断部22及びデータ解析/制御部23として動作し、RAM14はリングバッファ24及びサンプリングデータメモリ25として動作する。
【0014】
以下、本データ処理装置11のCPU13が行なう処理を図2のフローチャートにより説明する。この処理で使用するパラメータは次の通りである。
T0 :リングバッファにおける最大記憶時間
T1 :測定補助パラメータ計算のための時間区間(T1<T0)
T2 :測定補助パラメータ計算の周期
MaxNoise :ノイズの基準値
MaxDrift :ドリフトの基準値
MaxSlope :スロープの基準値
t1 :時間区間T1の経過を知るための変数
t2 :計算周期T2の経過を知るための変数
fpar :分析開始時の測定補助パラメータ値の記憶を判断するためのフラグ
【0015】
クロマトグラフ10及び本データ処理装置11の電源が投入されるとROM17又はフロッピーディスク(FD)、ハードディスク(HD)等の外部記憶装置からプログラムがロードされ、図2の処理が開始される。まず、変数t1及びt2に0が代入され、初期化される(ステップS1)。そして、クロマトグラフ10の検出器から入力されてくる信号をA/D変換して逐次リングバッファ24に記憶する(S2)。リングバッファ24のデータ容量は上記の通りT0である。A/D変換されたデータは、後に解析を行なうため、サンプリングデータメモリ25にも記憶される。なお、分析データ量が厖大になる場合は、サンプリングデータメモリ25をHD等の大容量記憶装置内に設けてもよい。
【0016】
ステップS2における1回のデータサンプリング毎に、変数t1及びt2をカウントアップしてゆき(S3)、t1がT1以上になったか否か、t2がT2以上になったか否か、を順次チェックする(S4、S5)。ステップS4における時間T1のチェックは、ノイズ等の計算に必要な最低量のデータ(時間T1相当分)が最初にリングバッファに記憶されたことを確認するためのものであり、その後は専らステップS5により計算周期の到来がチェックされる。
【0017】
周期T2が経過した時点で、それをカウントするための変数t2が0にリセットされる(S6)とともに、現在クロマトグラフ分析が行なわれているか否かがチェックされる(S7)。電源投入当初は分析が行なわれていないのでステップS8に進み、フラグfparを0にセットして、リングバッファ24に記憶されているデータのうちの最新のT1相当分を読み出し、それらのデータに基づいてノイズ、ドリフト、スロープの値(それぞれNoise、Drift、Slopeとする)を計算する(S9)。ノイズ、ドリフト、スロープの計算は、例えば前記ASTM E685等、従来より用いられている方法をそのまま用いることができる。
【0018】
ノイズ、ドリフト、スロープの値を計算した後、それらを各々基準値MaxNoise、MaxDrift、MaxSlopeと比較し、その結果に基づいてクロマトグラフが安定しているか否かを判断する(S10)。基準値MaxNoise、MaxDrift、MaxSlopeは、接続する測定装置(今の場合、クロマトグラフ10)に応じて予め実験等により、測定装置が安定したと言い得る状態での値として定めておく。なお、測定装置安定の判断は、これらノイズ、ドリフト、スロープの値のうちのいずれか一つのみで行なってもよいし、2つ以上或いは全部を用いて判断しても良い。
【0019】
ステップS10で判断されたクロマトグラフの状態(ステータス)は、ステップS9でのノイズ、ドリフト、スロープの計算値とともにクロマトグラフ10及び表示部16に出力される(S11)。クロマトグラフ10では、ステータス値が装置の安定を表わす場合には直ちに試料の分析動作を開始する。なお、測定者によっては、或いは状況によっては、装置が安定していなくても分析を開始したい場合があるため、このようにステータス値によってクロマトグラフ10を直接動作させるということをせず、ステータス値の出力を表示部16の表示だけに止めることもできる。
【0020】
ステップS7で現在分析中であると判断された場合はステップS12に進み、まずフラグfparの値をチェックする。fpar=0である場合(未だノイズ、ドリフト、スロープの値が記憶されていない場合)はフラグfparを1にし、直前に計算したノイズ、ドリフト、スロープの値をサンプリングデータメモリ25に記憶する(S13、S14)。一方、fpar=1である場合、すなわちノイズ、ドリフト、スロープの値が既にステップS14で一旦サンプリングデータメモリ25に記憶された後は、何等の処理も行なわず、測定補助パラメータの値はそのまま保持する。すなわち、本実施例のデータ処理装置11では、測定補助パラメータの値はクロマトグラフ分析を行なっていない間のみ計算される。そして、分析が開始された時点で、その時の測定補助パラメータ計算値が分析データと共に記憶される。
【0021】
こうして、現在の試料についての分析が終了し、全てのデータがサンプリングされた後、サンプリングデータメモリ25に格納されている分析データに基づいて分析試料の定性及び定量解析が行なわれる。この際、ステップS14で記憶されたノイズ、ドリフト、スロープの値も読み出され、スロープ値はピーク検出に用いられ、ノイズ及びドリフトは分析データから試料のみに関わる特性を正しく抽出するために用いられる。
【0022】
本実施例のデータ処理装置では、上記のように、測定補助パラメータを自動的に計算するとともに接続装置(今の場合、クロマトグラフ10)の安定状態を自動的に判断し、安定状態に入れば直ちにその時の測定補助パラメータを記憶するため、迅速な測定を行なうことができる。従って、複数の試料を所定のスケジュールで測定する連続自動運転を行なう場合、非常に効率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるデータ処理装置の構成を示すブロック図。
【図2】 実施例のデータ処理装置で行なわれる処理のフローチャート。
【符号の説明】
10…クロマトグラフ
11…データ処理装置
12…A/D変換器
13…CPU
14…RAM
15…入力部
16…表示部
17…ROM
21…パラメータ計算部
22…安定判断部
23…データ解析/制御部
24…リングバッファ
25…サンプリングデータメモリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a data processing device for various time-measurement devices (devices that measure time-varying amounts) used for research and development and quality control of pharmaceuticals, foods, petrochemicals, etc. to which regulations such as GLP and GMP are applied. About.
[0002]
[Prior art]
In the fields of pharmaceuticals, foods, petrochemicals, etc., ISO (International Organization for Standardization) and other methods to certify that measuring devices used for product quality inspection or testing at the development stage are properly managed are GLP (Good Laboratory Practice) and GMP (Good Manufacturing Practice).
[0003]
Common problems in various time measuring devices are noise and drift. Noise is the fluctuation of the short period (ASTM (American Society for Testing and Materials Standards) E685 that the period of 1 min or less is called short-term noise and 1 to 60 min is long-term noise) that appears in the output value due to factors other than the measurement target. Yes, the drift is a long-term fluctuation in the baseline of the measurement amount data output over time (as defined in ASTM E685 as having a period of 60 min or more).
[0004]
One of the time measurement devices is a gas / liquid chromatograph. In a conventional chromatograph data processing apparatus, after collecting data for a predetermined time or more, a measurer gives a predetermined command to measure noise or drift (post-run).
[0005]
In addition, in a measuring device that outputs a peak, such as a chromatograph, one of the criteria used to determine the occurrence of the peak is a slope. That is, when the slope of the tangent at each time point of the output curve such as a chromatogram (however, a moving average is often taken as appropriate to eliminate noise) exceeds a predetermined peak start judgment value (slope), It is determined that the peak has started, and after the slope becomes zero and minus, it is determined that the peak has ended when the absolute value exceeds a predetermined peak end determination value. This slope value is also determined by a predetermined procedure after data acquisition is started when a measurer gives a predetermined command and data is acquired for a predetermined time.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional data processing apparatus, calculation of parameters such as noise, drift and slope (hereinafter referred to as measurement auxiliary parameters) is not started unless the measurer gives a command. It was obtained only after a predetermined time since the command was given. Further, since the measuring device is generally not stable for a while after the power is turned on, the measurement is usually performed after the device is stabilized. Therefore, auxiliary measurement parameters should also be collected when the device is in such a state. In a conventional data processing device, the measurer has to judge whether the measurement device is stable by looking at the measurement data. Therefore, when the measurement is urgent, the measurer looks at the output data of the data processing device. I had to wait for the measuring device to stabilize. In addition, since the standard of whether or not it is stable varies from person to person, the measurement results vary from person to person.
[0007]
The present invention has been made in order to solve such problems, and the object of the present invention is to automatically determine the state of the measuring device without bothering the measurer and measure noise and the like. The object is to provide a data processing device for calculating auxiliary parameters.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the data processing device for a time-measurement device according to the present invention is: a) the signal output from the time-measurement device is sequentially digitized into measurement data, and is always measured for the latest predetermined time. Data storage means for storing data, b) auxiliary parameter calculation means for calculating measurement auxiliary parameters based on the measurement data stored in the data storage means, and c) a predetermined reference for the value of the calculated auxiliary parameters A stability determination means for determining whether or not the time measurement apparatus is stable by comparing with a value; d) an output means for outputting information relating to the stable state of the time measurement apparatus and measurement auxiliary parameters; and e) a stability determination means. And a means for automatically starting analysis based on information relating to the stable state of the time measurement apparatus. The parameter is stored together with the measurement data, and the output means outputs the measurement auxiliary parameter.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A signal output from the time measurement apparatus is sequentially A / D converted by the data storage means and converted into data, and the latest predetermined time of this data (measurement data) is stored in the data storage means. Of course, when the time measuring device outputs digital data, A / D conversion is not necessary. The auxiliary parameter calculation means calculates measurement auxiliary parameters based on the measurement data stored in the data storage means. The measurement auxiliary parameter includes all parameters necessary for correctly outputting the target measurement value by the time measurement apparatus in addition to the noise, drift, slope, and the like. Here, the measurement data used as a basis for calculating the measurement auxiliary parameter may be all or a part of the data stored in the data storage means.
[0010]
The stability determination means determines whether or not the time measurement device is stable by comparing the calculated value of the measurement auxiliary parameter with a predetermined reference value. Examples of measurement auxiliary parameters suitable for the determination of stabilization include noise magnitude and spectrum (frequency).
[0011]
The output means outputs information indicating whether or not the time measurement device is stable and measurement auxiliary parameters. The measurer determines whether the measurement should be started or whether the measured value is reliable when the measurement is performed, depending on whether the time measurement device is stable. can do. In general, it is desirable to start measurement after the time-measurement device has stabilized, but depending on the purpose of measurement, it may be rough, so it may be desirable to obtain a result quickly. It is what.
Of course, the determination result in the stability determination means may be directly output to the time measurement device to automatically start measurement. In this case, of course, the output means outputs the measurement auxiliary parameter calculated under the stable condition of the time measuring device.
[0012]
【The invention's effect】
In the data processing apparatus according to the present invention, since the stable state of the time-measurement apparatus is automatically determined without any intervention by the measurer, determination without variations by the measurer is made. Further, it is possible to eliminate the waste of waiting for the measurer to stabilize the time measuring device. Measurement auxiliary parameters such as noise, drift, and slope are automatically calculated and output from the beginning without being instructed by the measurer. Therefore, the measurer does not need to give a command to calculate them, and does not have to wait for the result to come out, as soon as those measurement auxiliary parameters are output. Can be used to make measurements. The information on the stable state of the time-measurement apparatus is important reference information for determining how reliable the value is when using the output measurement auxiliary parameter.
[0013]
【Example】
The configuration and operation of a chromatographic data processing apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the
[0014]
Hereinafter, processing performed by the
T0: Maximum storage time in the ring buffer T1: Time interval for calculation of auxiliary measurement parameters (T1 <T0)
T2: Measurement auxiliary parameter calculation cycle
MaxNoise: Noise reference value
MaxDrift: Drift reference value
MaxSlope: Slope reference value t1: Variable for determining the progress of the time interval T1 t2: Variable for determining the progress of the calculation cycle T2 fpar: Flag for determining the storage of the measurement auxiliary parameter value at the start of analysis ]
When the
[0016]
At each data sampling in step S2, the variables t1 and t2 are incremented (S3), and it is sequentially checked whether t1 is equal to or greater than T1 and whether t2 is equal to or greater than T2 ( S4, S5). The check of time T1 in step S4 is for confirming that the minimum amount of data (corresponding to time T1) necessary for calculation of noise or the like is first stored in the ring buffer, and thereafter, step S5 is exclusively performed. Checks for the arrival of the calculation cycle.
[0017]
When the period T2 has elapsed, a variable t2 for counting it is reset to 0 (S6), and it is checked whether or not a chromatographic analysis is currently being performed (S7). Since the analysis is not performed at the beginning of power-on, the process proceeds to step S8, the flag fpar is set to 0, the latest T1 equivalent of the data stored in the
[0018]
After calculating noise, drift, and slope values, they are compared with reference values MaxNoise, MaxDrift, and MaxSlope, respectively, and it is determined whether or not the chromatograph is stable (S10). The reference values MaxNoise, MaxDrift, and MaxSlope are determined as values in a state in which it can be said that the measurement apparatus is stable by an experiment or the like in advance according to the measurement apparatus to be connected (in this case, the chromatograph 10). The determination of the stability of the measuring device may be performed using only one of these noise, drift, and slope values, or may be performed using two or more or all of them.
[0019]
The state (status) of the chromatograph determined in step S10 is output to the
[0020]
If it is determined in step S7 that the analysis is currently being performed, the process proceeds to step S12, and the value of the flag fpar is first checked. When fpar = 0 (when the noise, drift, and slope values are not yet stored), the flag fpar is set to 1, and the noise, drift, and slope values calculated immediately before are stored in the sampling data memory 25 (S13). , S14). On the other hand, if fpar = 1, that is, after the noise, drift, and slope values have already been stored in the
[0021]
Thus, after the analysis of the current sample is completed and all data is sampled, the qualitative and quantitative analysis of the analysis sample is performed based on the analysis data stored in the
[0022]
In the data processing apparatus of the present embodiment, as described above, the measurement auxiliary parameter is automatically calculated, and the stable state of the connecting device (in this case, the chromatograph 10) is automatically determined. Since the measurement auxiliary parameters at that time are immediately stored, a quick measurement can be performed. Therefore, when performing continuous automatic operation of measuring a plurality of samples according to a predetermined schedule, it can be performed very efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a data processing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart of processing performed in the data processing apparatus according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
14 ... RAM
15 ...
DESCRIPTION OF
Claims (1)
b)データ記憶手段に記憶された測定データに基づき、測定補助パラメータを計算する補助パラメータ計算手段と、
c)計算された補助パラメータの値を予め定められた基準値と比較することにより、経時測定装置が安定したか否かを判断する安定判断手段と、
d)経時測定装置の安定状態に関する情報及び測定補助パラメータを出力する出力手段と、
e)安定判断手段の安定状態に関する情報に基づき分析を自動的に開始する手段と、
を備える経時測定装置用データ処理装置において、
分析開始時に、該記憶手段は測定補助パラメータを測定データと共に記憶し、
該出力手段は測定補助パラメータを出力することを特徴とする経時測定装置用データ処理装置。a) Data storage means for sequentially digitizing the signal output from the time measurement device to obtain measurement data, and always storing the latest measurement data for a predetermined time;
b) auxiliary parameter calculation means for calculating measurement auxiliary parameters based on the measurement data stored in the data storage means;
c) stability determination means for determining whether or not the time measurement apparatus is stable by comparing the value of the calculated auxiliary parameter with a predetermined reference value;
d) output means for outputting information on the stable state of the time-measurement device and measurement auxiliary parameters;
e) means for automatically starting the analysis based on information on the stability state of the stability determination means;
In a data processing device for a time-measurement device comprising:
At the start of analysis, the storage means stores measurement auxiliary parameters together with measurement data,
A data processing apparatus for a time measurement apparatus, wherein the output means outputs a measurement auxiliary parameter.
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