JP3661009B2

JP3661009B2 - Drilling tool

Info

Publication number: JP3661009B2
Application number: JP8126999A
Authority: JP
Inventors: 直義秋吉; 健二廣瀬
Original assignee: Toho Kinzoku Co Ltd
Current assignee: Toho Kinzoku Co Ltd
Priority date: 1999-03-25
Filing date: 1999-03-25
Publication date: 2005-06-15
Anticipated expiration: 2019-03-25
Also published as: JP2000273918A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、灌木林や荒れ地を掘削して木の根等を切断し、開墾、耕地化するためや、対人地雷の除去等に使用するに適した掘削用工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
横軸方向の両端部に回転機構を備えた円筒状の基体の外周部に複数列のビット取り付け部を設け、各列に複数のビットを溶接等の固着方法で取り付けた掘削装置が実用化されている。この掘削装置は、円筒状の基体を回転させつつ、その外周面に突出させたビットで地面等の掘削を行うものである。前記ビットとしては、刃先が焼き入れ硬化されたものや、鋼製シャンクの刃先部に超硬チップ等の硬質刃体を蝋付け等の方法で固着したものが使用されてきたが、焼き入れした刃先を有するものは、刃先硬度が十分ではなく、短時間で摩耗して使用できなくなることが多かった。また、硬質刃体を刃先部に固着したものは、刃先部の寿命は長くなるが、シャンク部が摩耗して使用できなくなることが多いという問題点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置は、円筒状基体に溶接等で固着したビットが摩耗した時に、該ビットを交換するのが難しく、装置全体が使用不能となるので、きわめて不経済であった。そこで、ビットを基体に対し着脱可能として、損耗したビットだけを取り替えることができるようにしたものが開発されているが、使用時にはビットに大きな反力が作用するので、ビットの取付け部が損傷したり、ガタが生じたりすることが多かった。本発明は、上記掘削装置における問題点を改良し、ビットが摩耗した場合に当該摩耗したビットだけを交換することを可能とすると共に、使用時における大きな負荷に十分耐えることができるようにすることを課題としている。
【０００４】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかる掘削用工具は、強制回転させられる円筒状基体に固着されるホルダと、該ホルダに取り付けられる着脱可能なビットと、これらビットとホルダとを固定する固定具とを備え、前記ビットの基部にはその端部から先端側に向かって係合用の凹部が形成され、前記ホルダには、ビットの凹部に係合する板状部が設けられ、前記ビットの凹部は、掘削時における前側が浅く後側が深い傾斜面を底面とする溝状凹部として形成され、前記ホルダの板状部の端面は、ビットの凹部の傾斜底面と対応する傾斜面として形成されて、ビット装着状態ではビットの凹部底面とホルダの板状部の端面とが接触するように構成されるとともに、これらビットとホルダとが塑性変形可能なブッシュが外嵌された軸体からなる固定具をその係合部に挿通することにより固定されることを特徴としている。
【０００５】
【発明の作用・効果】
ホルダを掘削装置の基体に溶接等で固着し、該ホルダにビットを取り付ける。このビットの取付けは、ビットの係合部とホルダの係合部とを係合させ、該係合部に固定具を挿通することにより行う。掘削中にビットが受ける荷重の多くは、ビットとホルダの係合部における傾斜面によって支持されるので、ビット自体に無理な力が作用しない。ビットの摩耗が進行して使用できなくなった場合は、当該ビットを取り外して新たなビットと交換する。ビット自体は消耗品であり、価格も比較的安いので、順次摩耗したビットを交換して再使用することにより、経済的な掘削作業を行うことができる。
【０００６】
ビットをホルダに固定する固定手段が、外周部に塑性変形可能なブッシュが外嵌された軸体からなる固定具をその係合部に挿通するものであるから、着脱は比較的簡単であり、しかもブッシュの働きによりガタやユルミが生じにくい。上記固定具の軸体としては、ボルトや割りピンを採用することができる。また、掘削中に特に摩耗し易いのは、ビットの前面側の刃先部付近における角部であるから、この部分に硬化肉盛層を形成しておくのが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、図面に表された本発明の実施形態に基づいて、具体的に説明する。
【０００８】
この掘削用工具１は、回転掘削装置の円筒状の基体２に固着されるホルダ５，…と、該ホルダに個々に取り付けられるビット７，…からなる。基体２は、図１０に示すように、軸方向の左右両端部に回転装置１０，１０が設けられており、掘削中はこの回転装置によって所定方向に強制回転させられる。
【０００９】
ホルダ５は円弧状の底面を持つ基部５ａが基体２の円弧状曲面に溶接固着されている。ホルダ５の上部は側面視概略三角形状となっており、回転方向前側と後側にそれぞれ厚肉の支持部１２、１３が設けられ、両者の中間部は肉厚の薄い板状部１５となっている。前側の支持部１２の高さは後側の支持部１３の高さよりもかなり低くなっており、かつ前側の支持部１２の上面は前側が低くなる傾斜面１２ａとして形成されるとともに、これに連続する板状部１５の上面１５ａも前側が低い傾斜面として形成されている。
【００１０】
ホルダ５の板状部１５の下部寄りの位置には、左右に貫通する通孔１９が設けられている。この通孔１９は、ビットを固定するための固定具挿入穴である。また、上記前側の支持部１２の背面と後側の支持部１３の前面には、それぞれ板状部と直角な支持面１２ｂ，１３ｂが設けられている。
【００１１】
ビット７は、鋼製のシャンク部２１の前側上端部に超硬チップの刃体２３を蝋付け固着してなり、前記シャンク部２１には、その基部底面から上方に向けて嵌合溝２５が切り込まれている。嵌合溝２５の両側部分は二股の脚部２１ａ，２１ｂとなっている。嵌合溝２５は、前側が浅く、後側が深く切り込まれており、側面視において前記ホルダの板状部１５と対応する形状となっている。また、シャンク部２１の基部には、前記脚部２１ａ，２１ｂを貫通する固定具挿入用の穴２７が設けられている。この穴２７のうち、嵌合溝を挟んで一方の脚部２１ａ側に形成されている部分は、固定具であるボルト３０の頭部３０ａが埋め込まれる皿状部２７ａとなっており、螺子は切られていない。また、嵌合溝２５を挟んで反対側の脚部２１ｂに設けられている穴部分はボルト３０が螺合するネジ穴２７ｂとなっている。
【００１２】
シャンク部２１の刃体２３固着部すなわち刃先部の直下部角部には、その前面部から側面部にかけて硬化肉盛層（ハ−ドフェ−シング）２８が形成され、耐摩耗性が強化されている。このように、特に摩耗の激しい刃先部前面側コ−ナ−部に硬化肉盛層が形成されているので、それほどコストを上げることなく、ビットの寿命を大幅に向上させることができる。図３は、刃先形状の異なるビットを表すもので、（ａ）は軟弱地盤用、（ｂ）は中硬質地盤用、（ｃ）は硬質地盤用である。
【００１３】
ビット７をホルダ５に固着するための固定具（この図ではボルト）３０は、皿状の頭部を有する六角穴付きボルトである。なお、固定具としては他の形状のボルト、ビス等を使用することができるが、ビットの側部に突出していると掘削中に急速に摩耗するので、図示例のような角穴付きボルトを用い、固着状態では頭部がビット側面に突出しないようにするのが好ましい。この固定具３０の頭部付近には、ナイロン製の塑性変形可能なブッシュ３１が嵌着されており、その下側のネジ部分が露出している。ブッシュ３１の材質としては、ある程度塑性変形可能で、固定具を係合部に挿入した時にガタや遊びがないようにしっかりと固定具を保持できるものであればよく、他の合成樹脂や、例えば銅、アルミ等の軟質金属の筒体を適宜採用することができる。
【００１４】
次に、図６は上記と異なる固定具の例を表すもので、この固定具３０’は、軸体がボルトではなく、割りピンとなっている。すなわち、この固定具３０’の一方の端部にはフランジ状の頭部３２が設けられ、反対側の端部は側面視山形の拡径部３３が設けられると共に、当該端部から軸方向に沿ってスリット３４が入れられている。また、これを取り付けるビットの取り付け穴３５は、図６に示すように、一方は前記頭部３２が嵌合する凹部３５ａとなり、他方はテ−パ穴３５ｂとなっている。この割りピンの胴部には、上記と同様なブッシュ３１が外嵌されている。ビットをホルダに固定する場合は、両者の係合部にこの固定具を挿入するが、この場合、上記拡径部３３を押し狭めて無理嵌めする。
【００１５】
図７は、上記と異なるビットとホルダの例を表す。この例では、ビット５７の脚部５８が二股とはなっておらず、一方が切り欠かれている。また、ホルダ５５の係合部も、一方の面に上記脚部５８が嵌合する上下方向の溝状切欠き部５６が設けられている。このビットは、その一方の側部に設けられている脚部をホルダの切欠き部に係合させて固定具で固定する。なお、ホルダ５５に前側の支持部６２、後側の支持部６３、板状部６５が設けられている点、及び前側が低く後側が高い傾斜面６２ａ，６５ａが設けられている点は前記図示例と同じである。また、ビットとホルダとが両者の係合部に挿通したブッシュ３１付きの固定具３０で固定される点等も前記と同じである。
【００１６】
図８はさらに異なる例を表すもので、この例では、ビット７７の脚部７８が左右方向の中央部に設けられた１本足タイプとなっており、ホルダ７５もこの１本足が嵌合する溝状凹部７８を備えている。なお、この例でも、ビットとホルダの係合部は、後側が高い傾斜面で当接し、ブッシュ３１付きの固定具３０で固定されるようになっている。
【００１７】
この掘削工具１は、円筒状の基体２の外周部に適当な配置でホルダ５，…を固着して使用される。ホルダ５，…の配置は、基体２の軸方向に沿う複数の線上に適当な間隔で列状に配置するのが好ましい。この場合、隣接するホルダ列の各ホルダは、前後で横方向に位置をずらして、平面視千鳥状に配置するのが効果的である。なお、ホルダの配置は、これに限らず、基体の回転により広い範囲にわたって効果的な掘削が行われるようなものであればよい。
【００１８】
基体２に適当な配置で固着されたホルダ５，…にはそれぞれビット７，…を取り付ける。この取り付けは、ホルダの板状部１５をビットの嵌合溝２５に嵌合させ、固定具であるボルト３０をビットの両脚部２１ａ，２１ｂと板状部１５に挿通して螺着することにより行われる。このビットの着脱は簡単である。この場合、外周部に嵌合したブッシュ３１を取り付け用の穴内に無理嵌めし、固定具の軸体であるボルトがゆるまないようにしておく。
【００１９】
基体２の外周部に多数のビット７，…を取り付けたら、当該基体を例えば図１１に示すようなクローラ式走行装置（車輪式走行装置でもよい）４０のアーム４１に取り付け、地面に押し付けた状態（場合によっては単に載置しただけでもよい）で油圧モータを駆動源とする回転装置１０，１０で所定方向に強制回転させる。この回転により基体２が所定方向に転動しつつビット７，…により掘削が行われる。ビットの先端部には硬質の刃体２３が植設されているので、木の根や石等があってもうまく掘削を行うことができる。また、掘削中にビットに作用する力の多くは、ホルダの板状部１５の傾斜面１５ａとビットの嵌合溝２５の傾斜面２５ｂとの接触部によって支持される。図示例の走行装置４０は油圧ショベルのショベルの代わりにカバー４３付きの基体２を取り付けたもので、このように既存の走行装置を利用するのが便利である。
【００２０】
この掘削用工具１は、ビット７がホルダ５を介して基体２に取り付けられるが、ホルダの露出部中、基体２の回転方向前側の部分（支持部１２）の高さ（Ｂ）が低く、ビット７の前側の露出面の高さ（Ａ）が高いので、使用中は専らビット７が摩耗し、ホルダ５の摩耗は少ない。このため、ビットが摩耗した場合は、当該ビットだけを取替えることにより、再使用することができる。なお、ビット７の刃先部直下部の前面側は、使用中に摩耗し易く、特にその角部の摩耗が著しいが、このビット７には、図に示すような硬化肉盛層２８が形成されているので、この部分の早期摩耗を防止することができ、ビットの寿命が大幅に向上する。
【００２１】
なお、この掘削装置を対人地雷の除去に使用する場合は、遠隔操作等で、対象地面上を進行させるのが安全上好ましい。また、以上の説明では、ホルダを円筒状の基体２に取り付けて使用する場合を例示したが、基体の形状はこれに限られるものではなく、他の形状の基体に取り付けて使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の具体例を表す組み立て状態における斜視図である。
【図２】その分解状態の斜視図である。
【図３】超硬合金チップの刃先形状が若干異なるビット（ａ）、（ｂ）、（ｃ）を並べて表した斜視図である。
【図４】ホルダと固定具の斜視図である。
【図５】固定具の取付け構造を表す（ａ）脚部の断面図、（ｂ）固定具挿入状態の断面図、及び（ｃ）固定具の正面図である。
【図６】上記と異なる固定具を表すもので、（ａ）脚部の断面図、（ｂ）固定具挿入状態の断面図、（ｃ）固定具の正面図及び（ｄ）固定具の側面図である。
【図７】異なるビットとホルダを表すもので、（ａ）ビット正面図、（ｂ）その側面図、（ｃ）ホルダの平面図、及び（ｄ）ホルダの側面図である。
【図８】さらに異なるビットとホルダを表すもので、（ａ）ビット正面図、（ｂ）その側面図、（ｃ）ホルダの平面図、及び（ｄ）ホルダの側面図である。
【図９】基体にビットを取り付けた状態における（ａ）平面図及び（ｂ）側面図である。
【図１０】掘削装置の（ａ）正面図及び（ｂ）側面図である。
【図１１】掘削装置の全体図である。
【符号の説明】
１掘削工具
２基体
５ホルダ
７ビット
１０回転装置
１２前側支持部
１３後側支持部
１５板状部
２１シャンク部
２５嵌合溝
３０ボルト（固着手段）
３１ブッシュ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an excavation tool suitable for excavating a shrub forest or a wasteland to cut tree roots and the like to open a land and cultivate it, or to remove anti-personnel landmines.
[0002]
[Prior art]
A drilling device in which a plurality of bit mounting portions are provided on the outer peripheral portion of a cylindrical base body provided with a rotation mechanism at both ends in the horizontal axis direction, and a plurality of bits are attached to each row by a fixing method such as welding has been put into practical use. ing. This excavation apparatus excavates the ground or the like with a bit protruding from the outer peripheral surface of a cylindrical base body while rotating. As the bit, a bit having a hardened and hardened blade edge or a steel blade shank with a hard blade such as a cemented carbide chip fixed by a method such as brazing has been used. Those having a cutting edge are not sufficient in cutting edge hardness, and are often worn out in a short time and cannot be used. In addition, in the case where the hard blade body is fixed to the blade edge portion, the life of the blade edge portion is prolonged, but there is a problem that the shank portion is often worn and cannot be used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above conventional apparatus is extremely uneconomical because it is difficult to replace the bit when the bit fixed to the cylindrical base member by welding or the like is worn, and the entire apparatus becomes unusable. Therefore, a bit has been developed that can be attached to and detached from the base so that only a worn bit can be replaced. However, a large reaction force acts on the bit when it is used, and the bit mounting part is damaged. Or backlash. The present invention improves the problems in the excavator and makes it possible to replace only the worn bit when the bit is worn, and to sufficiently withstand a large load during use. Is an issue.
[0004]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration. That is, the excavation tool according to the present invention includes a holder that is fixed to a cylindrical base body that is forcibly rotated, a detachable bit that is attached to the holder, and a fixture that fixes the bit and the holder. A concave portion for engagement is formed in the base portion of the bit from the end portion toward the distal end side, and the holder is provided with a plate-like portion that engages with the concave portion of the bit. In the state where the front side is shallow and the rear side is formed as a groove-like recess having a deep inclined surface as a bottom surface, the end surface of the plate-like portion of the holder is formed as an inclined surface corresponding to the inclined bottom surface of the recess of the bit. with an end face of the plate-like portion of the bottom surface of the recess and the holder of the bits are configured to contact, the engagement of the fastener with these bits and the holder is formed of a shaft body plastically deformable bush is fitted It is characterized by being fixed by inserting the parts.
[0005]
[Operation and effect of the invention]
The holder is fixed to the base of the excavator by welding or the like, and the bit is attached to the holder. The bit is attached by engaging the engaging portion of the bit and the engaging portion of the holder, and inserting a fixture through the engaging portion. Since most of the load that the bit receives during excavation is supported by the inclined surface in the engaging portion of the bit and the holder, an excessive force does not act on the bit itself. When wear of a bit progresses and it becomes unusable, the bit is removed and replaced with a new bit. Since the bit itself is a consumable item and its price is relatively low, economical excavation work can be performed by sequentially replacing and reusing the worn bit.
[0006]
Since the fixing means for fixing the bit to the holder is to insert a fixing tool made of a shaft body in which a plastically deformable bush is fitted on the outer peripheral portion into the engaging portion, it is relatively easy to attach and detach, In addition, backlash and urumi are less likely to occur due to the action of the bush. A bolt or a split pin can be used as the shaft of the fixture. Moreover, since it is a corner | angular part near the blade edge | tip part of the front side of a bit that is especially easy to wear during excavation, it is preferable to form a hardfacing layer in this part.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments of the present invention shown in the drawings.
[0008]
This excavation tool 1 includes holders 5... Fixed to a cylindrical base 2 of a rotary excavator and bits 7 attached individually to the holder. As shown in FIG. 10, the base body 2 is provided with rotating devices 10 at both left and right ends in the axial direction, and is forcedly rotated in a predetermined direction by the rotating device during excavation.
[0009]
In the holder 5, a base portion 5 a having an arc-shaped bottom surface is welded and fixed to an arc-shaped curved surface of the base 2. The upper portion of the holder 5 has a substantially triangular shape in side view, and thick support portions 12 and 13 are provided on the front side and the rear side in the rotational direction, respectively, and the middle portion between them is a thin plate-like portion 15. ing. The height of the support portion 12 on the front side is considerably lower than the height of the support portion 13 on the rear side, and the upper surface of the support portion 12 on the front side is formed as an inclined surface 12a with a lower front side and is continuous with this. The upper surface 15a of the plate-like portion 15 is also formed as an inclined surface having a low front side.
[0010]
A through hole 19 penetrating left and right is provided at a position near the lower portion of the plate-like portion 15 of the holder 5. The through hole 19 is a fixture insertion hole for fixing the bit. Further, support surfaces 12b and 13b perpendicular to the plate-like portions are provided on the back surface of the front support portion 12 and the front surface of the rear support portion 13, respectively.
[0011]
The bit 7 is formed by brazing a cemented carbide blade body 23 to the front upper end portion of the steel shank portion 21, and the shank portion 21 has a fitting groove 25 upward from the bottom surface of the base portion. It is cut. Both side portions of the fitting groove 25 are forked legs 21a and 21b. The fitting groove 25 is shallow on the front side and deeply cut on the rear side, and has a shape corresponding to the plate-like portion 15 of the holder in a side view. Further, the base part of the shank part 21 is provided with a fixing tool insertion hole 27 penetrating the leg parts 21a and 21b. A portion of the hole 27 formed on the side of the one leg portion 21a across the fitting groove is a dish-like portion 27a in which a head portion 30a of a bolt 30 as a fixing tool is embedded. Not cut. Moreover, the hole provided in the leg 21b on the opposite side across the fitting groove 25 is a screw hole 27b into which the bolt 30 is screwed.
[0012]
A hardened layer (hard facing) 28 is formed from the front surface portion to the side surface portion of the blade body 23 fixed portion of the shank portion 21, that is, the corner portion immediately below the blade edge portion, and the wear resistance is enhanced. Yes. As described above, since the hardened layer is formed at the corner portion on the front side of the blade edge portion where the wear is particularly severe, the life of the bit can be significantly improved without increasing the cost so much. FIG. 3 shows bits having different edge shapes, (a) for soft ground, (b) for medium-hard ground, and (c) for hard ground.
[0013]
A fixing tool (bolt in this figure) 30 for fixing the bit 7 to the holder 5 is a hexagon socket head cap screw having a dish-shaped head. Other types of bolts, screws, etc. can be used as the fixture, but if they protrude from the side of the bit, they will wear rapidly during excavation. In use, it is preferable that the head does not protrude from the side surface of the bit in the fixed state. A nylon plastically deformable bush 31 is fitted in the vicinity of the head of the fixture 30 and the lower screw portion is exposed. The material of the bush 31 may be any material that can be plastically deformed to some extent and can hold the fixture firmly so that there is no play or play when the fixture is inserted into the engaging portion. A cylinder of soft metal such as copper or aluminum can be appropriately employed.
[0014]
Next, FIG. 6 shows an example of a fixing tool different from the above, and this fixing tool 30 ′ is not a bolt but a split pin. That is, a flange-shaped head portion 32 is provided at one end portion of the fixture 30 ′, and a diameter-increased portion 33 having a mountain shape in side view is provided at the opposite end portion, and the end portion is axially extended from the end portion. A slit 34 is inserted along. In addition, as shown in FIG. 6, one of the mounting holes 35 of the bit for mounting this is a recess 35a into which the head portion 32 is fitted, and the other is a taper hole 35b. A bush 31 similar to the above is fitted on the body of the split pin. When the bit is fixed to the holder, the fixing tool is inserted into the engaging portion of both of them. In this case, the enlarged diameter portion 33 is pressed and forcibly fitted.
[0015]
FIG. 7 shows an example of bits and holders different from the above. In this example, the leg portion 58 of the bit 57 is not bifurcated and one side is cut away. Further, the engaging portion of the holder 55 is also provided with a groove-shaped notch portion 56 in the vertical direction in which the leg portion 58 is fitted on one surface. This bit is fixed with a fixture by engaging a leg portion provided on one side thereof with a notch portion of the holder. Note that the holder 55 is provided with a front support portion 62, a rear support portion 63, and a plate-like portion 65, and is provided with inclined surfaces 62a and 65a with a lower front side and a higher rear side. Same as the example. Moreover, the point etc. which are fixed with the fixing tool 30 with the bush 31 which the bit and the holder penetrated to both engagement parts are the same as the above.
[0016]
FIG. 8 shows a further different example. In this example, the leg portion 78 of the bit 77 is a single leg type provided at the center in the left-right direction, and the holder 75 is also fitted with this one leg. A groove-shaped recess 78 is provided. In this example as well, the engagement portion between the bit and the holder is abutted with a high inclined surface on the rear side, and is fixed by the fixing tool 30 with the bush 31.
[0017]
This excavation tool 1 is used with holders 5 fixed to an outer peripheral portion of a cylindrical base 2 in an appropriate arrangement. The holders 5 are preferably arranged in rows at appropriate intervals on a plurality of lines along the axial direction of the base 2. In this case, it is effective to arrange the holders of adjacent holder rows in a zigzag shape in a plan view by shifting the position in the front-rear direction. The arrangement of the holders is not limited to this, and any arrangement may be used as long as effective excavation is performed over a wide range by rotating the base.
[0018]
Bits 7 are attached to holders 5 fixed to the base 2 in an appropriate arrangement. In this attachment, the plate-like portion 15 of the holder is fitted into the fitting groove 25 of the bit, and the bolt 30 as a fixture is inserted into both the leg portions 21a and 21b of the bit and the plate-like portion 15 and screwed. Done. This bit is easy to attach and detach. In this case, the bush 31 fitted to the outer peripheral portion is forcibly fitted in the mounting hole so that the bolt as the shaft body of the fixture is not loosened.
[0019]
When a large number of bits 7,... Are attached to the outer peripheral portion of the base body 2, the base body is attached to an arm 41 of a crawler type traveling device (which may be a wheel type traveling device) 40 as shown in FIG. (In some cases, it may be simply placed), and the rotating devices 10 and 10 using a hydraulic motor as a driving source are forcibly rotated in a predetermined direction. By this rotation, excavation is performed by the bits 7 while the base body 2 rolls in a predetermined direction. Since a hard blade 23 is planted at the tip of the bit, excavation can be performed well even if there are tree roots, stones, or the like. Further, most of the force acting on the bit during excavation is supported by the contact portion between the inclined surface 15a of the plate-like portion 15 of the holder and the inclined surface 25b of the fitting groove 25 of the bit. The traveling device 40 in the illustrated example has the base 2 with the cover 43 attached instead of the excavator of the hydraulic excavator, and thus it is convenient to use the existing traveling device.
[0020]
In this excavation tool 1, the bit 7 is attached to the base body 2 via the holder 5, but the height (B) of the part (support part 12) in the rotation direction front side of the base body 2 is low in the exposed part of the holder, Since the height (A) of the exposed surface on the front side of the bit 7 is high, the bit 7 is worn exclusively during use, and the wear of the holder 5 is small. For this reason, when a bit is worn, it can be reused by replacing only the bit. It should be noted that the front side of the bit 7 immediately below the blade edge portion is easily worn during use, and especially the corners are markedly worn. However, the bit 7 has a hardened layer 28 as shown in the figure. As a result, premature wear of this part can be prevented, and the life of the bit is greatly improved.
[0021]
When this excavator is used for removal of antipersonnel mines, it is preferable for safety to advance on the target ground by remote control or the like. Further, in the above description, the case where the holder is used by being attached to the cylindrical base 2 is exemplified, but the shape of the base is not limited to this, and the holder can be used by attaching to a base having another shape. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view in an assembled state showing a specific example of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the disassembled state.
FIG. 3 is a perspective view in which bits (a), (b), and (c) with slightly different cutting edge shapes of cemented carbide tips are shown side by side.
FIG. 4 is a perspective view of a holder and a fixture.
5A is a cross-sectional view of a leg portion, FIG. 5B is a cross-sectional view of a fixing device insertion state, and FIG. 5C is a front view of the fixing device.
6A and 6B show a fixture different from the above, (a) a cross-sectional view of a leg, (b) a cross-sectional view of a fixture inserted state, (c) a front view of the fixture, and (d) a side surface of the fixture. FIG.
7A and 7B show different bits and holders, (a) a front view of the bit, (b) a side view thereof, (c) a plan view of the holder, and (d) a side view of the holder.
FIGS. 8A and 8B show different bits and holders, (a) a front view of the bit, (b) a side view thereof, (c) a plan view of the holder, and (d) a side view of the holder.
9A is a plan view and FIG. 9B is a side view showing a state in which a bit is attached to a base body. FIG.
10A is a front view and FIG. 10B is a side view of the excavator. FIG.
FIG. 11 is an overall view of the excavator.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Excavation tool 2 Base | substrate 5 Holder 7 Bit 10 Rotating device 12 Front side support part 13 Rear side support part 15 Plate-like part 21 Shank part 25 Fitting groove 30 Bolt (adhering means)
31 Bush

Claims

A holder fixed to a cylindrical base body to be forcibly rotated, a detachable bit attached to the holder, and a fixture for fixing the bit and the holder, and a base portion of the bit from the end to the tip A concave portion for engagement is formed toward the side, and the holder is provided with a plate-like portion that engages with the concave portion of the bit. The end surface of the plate-like portion of the holder is formed as an inclined surface corresponding to the inclined bottom surface of the recess of the bit, and when the bit is attached, the bottom surface of the recess portion of the bit and the plate-like portion of the holder with the end face and is configured to contact, that with these bits and the holder is fixed by plastically deformable bush is inserted a fastener consisting fitted on the shaft to the engaging portion Drilling tools and features.

The excavation tool according to claim 1, wherein the fixing tool is a bolt, and a bush is externally fitted directly below the head.

The excavation tool according to claim 2 , wherein an end portion of the fixture can be elastically expanded and contracted by a longitudinal slit.