JP3660622B2 - Bath preparation - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴用剤、特にその使用感、保湿効果及び保温効果の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等を主剤とし、これに香料や着色剤等を加えた粉末状の浴用剤、あるいは、ラノリン、スクワラン、イソプロピルアルコール等を主剤とし、これに香料や着色剤等を加えた液状の浴用剤等が市販されている。また、浴用剤には保温効果を高めたり肌をなめらかにする等の目的で、種々の保湿剤が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、浴用剤に保湿剤を配合する場合、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール等を配合したものは、ぬめり感があり、且つしっとり感に乏しいといった使用感触に課題があった。また、コラーゲンやカルボキシメチルデキストラン等の高分子系の保湿剤を配合したものは、べたつき感がある等の問題があった。
【0004】
本発明の目的は、使用性、保湿効果、保温効果に優れた浴用剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上述の課題に鑑み鋭意研究した結果、浴用剤にアルキレンオキシド誘導体を配合すると、入浴後肌のべたつき感がなく、しっとり感、なめらか感があり、保湿効果及び保温効果に優れる浴用剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、下記一般式化2で表わされるアルキレンオキシド誘導体を含有することを特徴とする浴用剤である。
【化2】
R1O−[(AO)m(EO)n]−R2
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ炭素数3〜4のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、オキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が、20〜80質量%である。オキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R1及びR2は同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水素基又は水素原子であり、R1及びR2の炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
【0007】
また、前記浴用剤は、アルキレンオキシド誘導体は、オキシアルキレン基とオキシエチレン基がランダム状に付加していることが好適である。また、前記浴用剤は、アルキレンオキシド誘導体を0.1〜80質量%配合する前記の浴用剤を提供することが好適である。また、前記浴用剤は、保湿剤を含有することが好適である。また、前記浴用剤は、無機塩を含有することが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について詳述する。
【0009】
式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、例として、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。
mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは2≦m≦20である。nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは2≦n≦20である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基又はオキシエチレン基が0であるとしっとり感が落ち、70を越えるとべたつき感がでてきて、すべすべ感が十分に得られない。
【0010】
また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。オキシエチレン基の割合が20質量%未満であるとしっとり感が落ち、80質量%より大きいとすべすべ感が十分に得られない。
エチレンオキシド及び炭素数3〜4のアルキレンオキシドの付加する順序は特に指定はない。またオキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。好ましくはランダム状に付加されているものが挙げられる。
【0011】
R1及びR2はそれぞれ1種のみを用いても、炭素数1〜4の炭化水素基と水素原子とが混在しても、炭素数1〜4の炭化水素基が混在しても良い。
但しR1及びR2の炭化水素基のうち、炭化水素基と水素原子の存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下、好ましくは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を越えると、べたつき感がでてくる。
【0012】
アルキレンオキシド誘導体の配合量は、好ましくは浴用剤全量中0.1〜80.0質量%、更に好ましくは5.0〜60.0質量%である。0.01質量%未満では配合による効果が発揮されず、80.0質量%を越えると使用後、べたつきを感じるようになってくる。
【0013】
本発明に用いる保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。好ましい保湿剤はグリセリン、1,3−ブチレングリコールである。
【0014】
保湿剤の配合量は特に限定しないが、好ましくは浴用剤全量中0.001〜20.0質量%、更に好ましくは0.1〜10.0質量%である。
【0015】
本発明においては、温浴効果と肌のなめらか感の点から、更に無機塩を配合することが好ましい。無機塩としては、例えば、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ホウ砂、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸アルミニウム、ポリ燐酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、燐酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、チオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、塩化カリウム等が挙げられる。
【0016】
無機塩の配合量は特に限定しないが、好ましくは浴用剤全量中30.0〜99.0質量%、更に好ましくは60.0〜95.0質量%である。
【0017】
本発明の浴用剤には上記した必須構成成分の他に通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することができる。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須配合成分と、下記成分の任意の一種又は二種以上とを配合して本発明の浴用剤を調整できる。
【0018】
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
【0019】
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
【0020】
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0021】
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
【0022】
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【0023】
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
【0024】
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
【0025】
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【0026】
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
【0027】
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0028】
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0029】
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド1カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
【0030】
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
【0031】
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0032】
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0033】
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
【0034】
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
【0035】
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0036】
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
【0037】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1ヒドロキシエタン-1,1- ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
【0038】
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
【0039】
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0040】
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
【0041】
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
【0042】
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
【0043】
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0044】
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル1プロパノール等が挙げられる。
【0045】
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【0046】
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
【0047】
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【0048】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
【0049】
本発明の浴用剤の剤型は任意であり、粉末状、顆粒状、液状、あるいは固体状等、どのような剤型でも構わない。
【0050】
【実施例】
以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。なお、本発明はこれによって限定されるものではない。まず始めに本発明で採用した評価法を説明する。
「コンダクタンス測定による試験法」
10名のパネルの前腕部を用い、塗布前と塗布後30分、60分後、120分後の皮膚コンダクタンスを測定し、この変化率から保湿効果を評価した。なお、皮膚コンダクタンスの変化率は、下記数1により求められ、角層の吸水性、水分保持能への影響を検討することが可能であり、この変化率が小さいと、角層水分の増加があり、保湿効果が高いと評価できる。
【数1】
コンダクタンス変化率=(塗布前のコンダクタンス)/(塗布後のコンダクタンス)
【0051】
「コンダクタンス測定による試験」の評価基準は以下の通りである。
◎…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0以上0.1未満
○…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.1以上0.2未満
△…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.2以上0.5未満
×…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.5以上
【0052】
「水溶性」
化合物10質量%水溶液を作成し、その状態を観察した。完溶状態がもっとも好ましく、乳化状態でも本発明の効果を発揮できる。不溶状態では効果が得られない。このため、完溶又は乳化以上を効果があるとした。
○:完溶
△:乳化
×:不溶
【0053】
「べたつき感」
使用中及び使用後の肌へのべたつきのなさを専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌へのべたつきがないと認めた。
【0054】
「保湿効果」
使用120分後の保湿効果感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、保湿効果感があると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、保湿効果感があると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、保湿効果感があると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、保湿効果感があると認めた。
【0055】
まず、本発明者等は各種アルキレンオキシド誘導体及び各種保湿剤の各10質量%水溶液について、前記基準によりコンダクタンスの評価を行った。
【0056】
【表1】
この結果、1,3-ブチレングリコールあるいはグリセリン等の一般的な保湿剤に比較し、両末端に炭化水素基が結合したEO/PO誘導体が保湿性に優れていることが明らかとなった。そこで、本発明者等はアルキレンオキシド誘導体について検討を進めた。なお、以下に示す各化合物は、合成例1ないし2に準じて製造されたものである。
【0057】
合成例1 ブロックポリマーの合成
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
【0058】
【化3】
CH3O(EO)5(PO)10(EO)5CH3
【0059】
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりプロピレンオキシド522gを滴下させ、2時間攪拌した。ひきつづき滴下装置によりエチレンオキシド440gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、化3のアルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が110、化合物1の水酸基価が0.3、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.003であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
【0060】
合成例2 ランダムポリマーの合成例
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
【0061】
【化4】
CH3O[(EO)10/(PO)10]CH3
【0062】
なお、以下の実施例において、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、[(EO)/(PO)]はランダム状結合を表す。
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド440gとプロピレンオキシド522gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、化4のアルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が107、化合物1の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
以上の各製造例に準じ、各種アルキレンオキシド誘導体を調整し、その浴用剤としての評価を行った。
【0063】
[R1,R2の決定]
まず、本発明者等はアルキレンオキシド誘導体のR1,R2と浴用剤としての適性との相関について検討するため、各種アルキレンオキシド誘導体10質量%溶液を用い、前記評価基準による官能評価を行った。結果を表2に示す。なお、いずれの化合物もEO,PO部は
[(EO)10/(PO)10]
を用いている。
【0064】
【表2】
【0065】
表2より明らかなように、R1,R2の両者の炭素数が1〜4の場合(化合物2,3,4)には、いずれも優れた水溶性、保湿効果、使用感が得られた。
これに対し、R1,R2が水素であった場合(化合物1)には、べたつき感が強く、またR1がC12であった場合(化合物6)には、水溶性が悪化し、使用感、保湿性ともに好ましくないものとなった。一方、R1,R2の炭素数の和が7であり、化合物4よりも少ない場合にも、R1がC6となる(化合物5)とやはり保湿感が落ちる傾向にあった。
以上のことから、本発明にかかる基剤には、R1,R2ともに炭素数が1〜4の炭化水素基であることが必要である。
【0066】
なお、実際の製造にあたってはR1,R2のすべてが炭化水素基により置換されるとは限らないため、その未置換(H)の化合物の許容存在割合について検討を行った。なお、未置換の割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xで表わす。なお、下記表3中、1:2=95:5は、化合物1と化合物2を95:5の割合で混合し、所定のY/Xを調整したことを意味する。
【0067】
【表3】
【0068】
前記表3より明らかなように、R1,R2について未反応のものが存在しても、その量が少なければ(Y/X=0.054)大きな影響はないが、Y/Xが0.203になると明らかにべたつき感を生じる。更に本発明者等の詳細な検討の結果、Y/Xは0.15以下であることが必要であることが明らかとなった。
【0069】
[オキシアルキレン基、オキシエチレン基]
次に本発明者等はオキシアルキレン基、オキシエチレン基の存在とパック化粧料としての適性について検討を行った。
結果を次の表4に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
【化5】
【0072】
表4において、化合物11、化5に示す化合物12においては効果が低いことから明らかなように、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の両者の存在が本発明の保湿性、使用性に不可欠である。また、化合物12の結果から、本発明の効果は単に親水性、疎水性の調整効果ではないものとも考えられる。本発明者等の更に詳細な検討によりオキシアルキレン基及びオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の好適な割合は20〜80質量%であることが明らかとなった。
更に本発明者等は同一アルキレン基数、オキシエチレン基数でブロックポリマー、ランダムポリマーを製造し、その比較を行った。
【0073】
【表5】
前記表5より明らかなように、ブロックポリマーであってもランダムポリマーであっても本発明の効果を奏することができるが、特にランダムポリマーの場合に優れた使用感を得ることができる。
【0074】
浴用剤への配合
次に本発明者等は、本発明にかかる各種アルキレンオキシド誘導体について、実際に浴用剤に配合し、その評価を行った。まず始めにその評価方法について説明する。
【0075】
浴槽に40℃のお湯200Lを入れ、浴用剤を80g添加して軽く攪拌した5分後、使用性評価モニター10名に10分間入浴させ、下記の1〜5の評価項目について評価を行なってもらった。
【0076】
「評価(1):入浴時の肌のなめらかさ」
◎:10名中8名以上が、入浴時肌がなめらかであると回答。
○:10名中5〜7名が、入浴時肌がなめらかであると回答。
△:10名中3〜4名が、入浴時肌がなめらかであると回答。
×:10名中3名未満が、入浴時肌がなめらかであると回答。
【0077】
「評価(2):入浴後の肌のなめらかさ」
◎:10名中8名以上が、入浴後肌がなめらかであると回答。
○:10名中5〜7名が、入浴後肌がなめらかであると回答。
△:10名中3〜4名が、入浴後肌がなめらかであると回答。
×:10名中3名未満が、入浴後肌がなめらかであると回答。
【0078】
「評価(3):入浴後の肌のべたつきのなさ」
◎:10名中8名以上が、入浴後肌がべたつかないと回答。
○:10名中5〜7名が、入浴後肌がべたつかないと回答。
△:10名中3〜4名が、入浴後肌がべたつかないと回答。
×:10名中3名未満が、入浴後肌がべたつかないと回答。
【0079】
「評価(4):入浴後の肌のしっとりさ」
◎:10名中8名以上が、入浴後肌がしっとりすると回答。
○:10名中5〜7名が、入浴後肌がしっとりすると回答。
△:10名中3〜4名が、入浴後肌がしっとりすると回答。
×:10名中3名未満が、入浴後肌がしっとりすると回答。
【0080】
「評価(5):浴後30分の保温効果
◎:10名中8名以上が、保温効果があると回答。
○:10名中5〜7名が、保温効果があると回答。
△:10名中3〜4名が、保温効果があると回答。
×:10名中3名未満が、保温効果があると回答。
【0081】
「評価(6):浴後30分の保湿効果」
◎:10名中8名以上が、保湿効果があると回答。
○:10名中5〜7名が、保湿効果があると回答。
△:10名中3〜4名が、保湿効果があると回答。
×:10名中3名未満が、保湿効果があると回答。
【0082】
まず、本発明者等は、本発明にかかる各種アルキレンオキシド誘導体について、下記試験用基本組成を用いて、実際に浴用剤に配合し、その評価を行った。
【0083】
まず、本発明者らは、各種アルキレンオキシド誘導体を用いて作製した浴用剤について、前記基準による官能評価を行った。結果を表6に示す。
【0084】
【表6】
表6より明らかなように、本発明にかかるアルキレンオキシド誘導体(化合物7、2、8、9、10)を含む各配合例は、なめらかさ、べたつき感、保湿効果等のすべての評価項目において優れており、本発明にかかるアルキレンオキシド誘導体は浴用剤に配合されたときに優れた効果を発揮するものであることがわかる。
【0085】
[浴用剤への配合量]
次に本発明者等は本発明にかかるアルキレンオキシド誘導体の浴用剤への配合量について、更に検討を行った。前記基本組成において、前記化合物9を用いて、配合量を変化させて浴用剤を作製し、官能評価を行った結果を表7に示す。
【0086】
【表7】
表7に示す結果より、本発明にかかる化合物の添加効果は、0.1質量%程度から認められるが、特に顕著に認められるのは5.0質量%以上である。但し、80質量%以上になると、ややべたつきを生じ始めるので、60質量%程度までの配合が好ましい。
【0087】
べたつき改善効果
更に本発明者等は、本発明にかかるアルキレンオキシド誘導体に関し、各種配合を検討する過程で、アルキレンオキシド誘導体にグリセリンなどの保湿剤に見られるべたつきの改善効果があることを見出した。すなわち、表6において、アルキレンオキシド誘導体無配合の試験区においても、プロピレングリコールなどに起因するべたつきが認められる。これに対し、アルキレンオキシド誘導体を加えると、単にべたつき感が増悪するのを抑制するだけでなく、他の保湿剤に起因するべたつきを改善できるのである。したがって、本発明にかかる浴用剤には、アルキレンオキシド誘導体に加えて、他の保湿剤を配合することが好ましい。
【0088】
以下、本発明にかかる浴用剤の好適な配合例について説明する。
配合例1 液状浴用剤
プロピレングリコール 10.0質量%
1,3−ブチレングリコール 12.0
流動パラフィン 35.0
オクタン酸セチル 5.0
スクワラン 5.0
ポリオキシエチレン(15)オレイルエーテル 8.0
化合物7 20.0
酸化防止剤 適量
色剤 適量
香料 適量
(製法及び評価)
常温で流動パラフィンにオクタン酸セチル、スクワランを加え攪拌、そしてポリオキシエチレン(15)オレイルエーテルに、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、化合物7、酸化防止剤、色剤、香料を加え攪拌し、これらを攪拌して混ぜることにより所望する浴用剤を得た。
得られた浴用剤は、入浴後肌のべたつきがなく、しっとり感、なめらか感、保温効果があり、且つ保湿効果に優れるものであった。
【0089】
配合例2 粉末状浴用剤
硫酸ナトリウム 50.0質量%
炭酸水素ナトリウム 20.0
セスキ炭酸ナトリウム 5.0
ほう砂 5.0
塩化ナトリウム 10.0
化合物2 3.0
メリロート抽出液 1.0
色剤 適量
香料 適量
(製法及び評価)
常温で硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、ほう砂、塩化ナトリウム、色剤を攪拌し、その後化合物2、メリロート抽出液、香料を加え攪拌して混ぜることにより所望する浴用剤を得た。
得られた浴用剤は、入浴後肌のべたつきがなく、しっとり感、なめらか感、保温効果があり、且つ保湿効果に優れるものであった。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、入浴後肌のべたつきがなく、しっとり感、なめらか感、保温効果及び保湿効果に優れた浴用剤を提供できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bath agent, and more particularly to improvement in the feeling of use, moisturizing effect and heat retaining effect.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, sodium sulfate, sodium hydrogen carbonate, sodium sesquicarbonate and the like are the main ingredients, and powdered bath preparations with fragrances and coloring agents added thereto, or lanolin, squalane, isopropyl alcohol, etc. are the main ingredients. Liquid bathing agents and the like with colorants added are commercially available. In addition, various moisturizers are blended in the bath preparation for the purpose of enhancing the heat retention effect and smoothing the skin.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a moisturizing agent is blended in the bath preparation, those blended with glycerin, propylene glycol, butylene glycol and the like have a problem in use feeling that they have a slimy feeling and are not moist. Further, those containing a polymer type moisturizing agent such as collagen or carboxymethyl dextran have a problem of stickiness.
[0004]
An object of the present invention is to provide a bath preparation excellent in usability, moisturizing effect and heat retaining effect.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the above-mentioned problems, the present inventors have found that when an alkylene oxide derivative is blended in the bath agent, there is no stickiness of the skin after bathing, there is a moist feeling, a smooth feeling, and an excellent moisturizing effect and heat retaining effect. The present inventors have found that an agent can be obtained and have completed the present invention.
[0006]
That is, the present invention is a bath agent characterized by containing an alkylene oxide derivative represented by the following general formula 2.
[Chemical 2]
R1O-[(AO)m(EO)n] -R2
(In the formula, AO is an oxyalkylene group having 3 to 4 carbon atoms, EO is an oxyethylene group, m and n are average addition moles of oxyalkylene groups and oxyethylene groups having 3 to 4 carbon atoms, respectively, 1 ≦ m ≦ 70, 1 ≦ n ≦ 70, and the ratio of the oxyethylene group to the total of the oxyalkylene group and the oxyethylene group is 20 to 80% by mass.The oxyalkylene group and the oxyethylene group are added in a block shape. Alternatively, it may be added randomly.1And R2Are the same or different hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms or hydrogen atoms, R1And R2The ratio of the number of hydrogen atoms to the number of hydrocarbon groups is 0.15 or less. )
[0007]
In the bath agent, the alkylene oxide derivative preferably has an oxyalkylene group and an oxyethylene group added randomly. In addition, it is preferable that the bath agent is provided with the above bath agent containing 0.1 to 80% by mass of an alkylene oxide derivative. The bath agent preferably contains a humectant. The bath agent preferably contains an inorganic salt.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail.
[0009]
In the alkylene oxide derivative represented by the formula (1), AO is an oxyalkylene group having 3 to 4 carbon atoms, and examples thereof include an oxypropylene group, an oxybutylene group, an oxyisobutylene group, a trimethylene group, and a tetramethylene group. It is done. Preferably, an oxypropylene group and an oxybutylene group are mentioned.
m is the average number of added moles of the oxyalkylene group having 3 to 4 carbon atoms, and 1 ≦ m ≦ 70, preferably 2 ≦ m ≦ 20. n is the average number of added moles of oxyethylene groups, and 1 ≦ n ≦ 70, preferably 2 ≦ n ≦ 20. If the oxyalkylene group having 3 to 4 carbon atoms or the oxyethylene group is 0, the moist feeling is lowered, and if it exceeds 70, the sticky feeling is produced, and the smooth feeling is not sufficiently obtained.
[0010]
Moreover, the ratio of the oxyethylene group with respect to the sum total of a C3-C4 oxyalkylene group and an oxyethylene group is 20-80 mass%. When the proportion of the oxyethylene group is less than 20% by mass, the moist feeling is lowered, and when it is more than 80% by mass, the smooth feeling is not sufficiently obtained.
The order of adding ethylene oxide and alkylene oxide having 3 to 4 carbon atoms is not particularly specified. Further, the oxyethylene group and the oxyalkylene group having 3 to 4 carbon atoms may be added in a block shape or in a random shape. Preferably, those added randomly are listed.
[0011]
R1And R2May be used alone, or a hydrocarbon group having 1 to 4 carbon atoms and a hydrogen atom may be mixed, or a hydrocarbon group having 1 to 4 carbon atoms may be mixed.
However, R1And R2Among the hydrocarbon groups, the ratio of hydrocarbon groups and hydrogen atoms is such that the ratio Y / X of the number of hydrogen atoms (Y) to the number of hydrocarbon groups (X) is 0.15 or less, preferably 0.06. It is as follows. When the ratio of Y / X exceeds 0.15, a sticky feeling comes out.
[0012]
The blending amount of the alkylene oxide derivative is preferably 0.1 to 80.0% by mass, more preferably 5.0 to 60.0% by mass, based on the total amount of the bath agent. If the amount is less than 0.01% by mass, the effect of the blending is not exhibited. If the amount exceeds 80.0% by mass, stickiness is felt after use.
[0013]
Examples of the humectant used in the present invention include polyethylene glycol, propylene glycol, glycerin, 1,3-butylene glycol, xylitol, sorbitol, maltitol, chondroitin sulfate, hyaluronic acid, mucoitin sulfate, carolinic acid, atelocollagen, cholesteryl-12 -Hydroxy stearate, sodium lactate, bile salt, dl-pyrrolidone carboxylate, short-chain soluble collagen, diglycerin (EO) PO adduct, Izayoi rose extract, yarrow extract, mellilot extract and the like. Preferred humectants are glycerin and 1,3-butylene glycol.
[0014]
The amount of the humectant is not particularly limited, but is preferably 0.001 to 20.0% by mass, more preferably 0.1 to 10.0% by mass, based on the total amount of the bath agent.
[0015]
In the present invention, it is preferable to add an inorganic salt from the viewpoint of the warm bath effect and the smooth feeling of the skin. Examples of inorganic salts include sodium sulfate, sodium bicarbonate, sodium sesquicarbonate, sodium chloride, borax, sodium carbonate, potassium carbonate, potassium bicarbonate, potassium nitrate, sodium nitrate, calcium nitrate, aluminum nitrate, sodium polyphosphate, and chloride. Examples include ammonium, iron sulfate, sodium phosphate, magnesium sulfate, sodium thiosulfate, sodium sulfide, calcium oxide, magnesium carbonate, and potassium chloride.
[0016]
Although the compounding quantity of an inorganic salt is not specifically limited, Preferably it is 30.0-99.0 mass% in a bath agent whole quantity, More preferably, it is 60.0-95.0 mass%.
[0017]
In addition to the above-described essential components, the bath preparation of the present invention usually contains other components commonly used in cosmetics and pharmaceuticals, for example, powder components, liquid fats and oils, solid fats and oils, waxes, hydrocarbon oils, higher fatty acids, higher alcohols, Ester oil, silicone oil, anionic surfactant, cationic surfactant, amphoteric surfactant, nonionic surfactant, water-soluble polymer, thickener, film agent, UV absorber, sequestering agent, lower alcohol , Polyhydric alcohols, sugars, amino acids, organic amines, polymer emulsions, pH adjusters, skin nutrients, vitamins, antioxidants, antioxidant aids, fragrances, water, etc. According to the dosage form to be manufactured, it can manufacture by a conventional method. Specific ingredients that can be blended are listed below, but the bath preparation of the present invention can be prepared by blending the above essential blending ingredients and any one or more of the following ingredients.
[0018]
Examples of the powder component include inorganic powders (for example, talc, kaolin, mica, sericite, muscovite, phlogopite, synthetic mica, saucite, biotite, permiculite, magnesium carbonate, calcium carbonate, silicic acid. Aluminum, barium silicate, calcium silicate, magnesium silicate, strontium silicate, metal tungstate, magnesium, silica, zeolite, barium sulfate, calcined calcium sulfate (baked gypsum), calcium phosphate, fluorine apatite, hydroxyapatite, ceramic powder , Metal soap (eg, zinc myristate, calcium palmitate, aluminum stearate), boron nitride, etc .; organic powder (eg, polyamide resin powder (nylon powder), polyethylene powder, polymethyl methacrylate powder, polystyrene Powder, copolymer resin powder of styrene and acrylic acid, benzoguanamine resin powder, polytetrafluoroethylene powder, cellulose powder, etc.); inorganic white pigment (eg, titanium dioxide, zinc oxide, etc.); inorganic red pigment (eg, Iron oxide (Bengara), iron titanate, etc .; Inorganic brown pigments (eg, γ-iron oxide, etc.); Inorganic yellow pigments (eg, yellow iron oxide, loess, etc.); Inorganic black pigments (eg, black oxide) Iron, low-order titanium oxide, etc.); inorganic purple pigments (eg, mango violet, cobalt violet, etc.); inorganic green pigments (eg, chromium oxide, chromium hydroxide, cobalt titanate, etc.); inorganic blue pigments (eg, Pearl pigments (eg titanium oxide coated mica, titanium oxide coated bismuth oxychloride, titanium oxide coated talc, colored oxidation) Tan coated mica, bismuth oxychloride, fish scale foil, etc.); metal powder pigments (eg, aluminum powder, copper powder, etc.); organic pigments such as zirconium, barium or aluminum lake (eg, red 201, red 202, red 204) Organic pigments such as red 205, red 220, red 226, red 228, red 405, orange 203, orange 204, yellow 205, yellow 401, and blue 404, red 3, Red 104, Red 106, Red 227, Red 230, Red 401, Red 505, Orange 205, Yellow 4, Yellow 5, Yellow 202, Yellow 203, Green 3 and Blue 1 Etc.); natural pigments (for example, chlorophyll, β-carotene, etc.) and the like.
[0019]
Examples of liquid oils include avocado oil, camellia oil, turtle oil, macadamia nut oil, corn oil, mink oil, olive oil, rapeseed oil, egg yolk oil, sesame oil, persic oil, wheat germ oil, southern castor oil, castor oil, linseed oil , Safflower oil, cottonseed oil, eno oil, soybean oil, peanut oil, tea seed oil, kaya oil, rice bran oil, cinnagiri oil, Japanese kiri oil, jojoba oil, germ oil, triglycerin and the like.
[0020]
Examples of the solid fat include cacao butter, palm oil, horse fat, hydrogenated palm oil, palm oil, beef tallow, sheep fat, hydrogenated beef tallow, palm kernel oil, pork fat, beef bone fat, owl kernel oil, hydrogenated oil, cattle Leg fats, moles, hydrogenated castor oil and the like.
[0021]
Examples of waxes include beeswax, candelilla wax, cotton wax, carnauba wax, bayberry wax, ibota wax, whale wax, montan wax, nuka wax, lanolin, kapok wax, lanolin acetate, liquid lanolin, sugar cane wax, lanolin fatty acid isopropyl, hexyl laurate, and reduced lanolin. , Jojoballow, hard lanolin, shellac wax, POE lanolin alcohol ether, POE lanolin alcohol acetate, POE cholesterol ether, lanolin fatty acid polyethylene glycol, POE hydrogenated lanolin alcohol ether, and the like.
[0022]
Examples of the hydrocarbon oil include liquid paraffin, ozokerite, squalane, pristane, paraffin, ceresin, squalene, petrolatum, microcrystalline wax, and the like.
[0023]
Examples of the higher fatty acid include lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, oleic acid, undecylenic acid, toluic acid, isostearic acid, linoleic acid, linolenic acid, eicosapentaenoic acid (EPA), docosahexaenoic acid ( DHA) and the like.
[0024]
Examples of higher alcohols include linear alcohols (eg, lauryl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, myristyl alcohol, oleyl alcohol, cetostearyl alcohol); branched chain alcohols (eg, monostearyl glycerin ether (batyl alcohol) ), 2-decyltetradecinol, lanolin alcohol, cholesterol, phytosterol, hexyl decanol, isostearyl alcohol, octyldodecanol and the like.
[0025]
Synthetic ester oils include isopropyl myristate, cetyl octanoate, octyldodecyl myristate, isopropyl palmitate, butyl stearate, hexyl laurate, myristyl myristate, decyl oleate, hexyl decyl dimethyloctanoate, cetyl lactate, myristyl lactate Lanolin acetate, isocetyl stearate, isocetyl isostearate, cholesteryl 12-hydroxystearate, ethylene glycol di-2-ethylhexanoate, dipentaerythritol fatty acid ester, monoisostearate N-alkyl glycol, neopentyl glycol dicaprate, apple Acid diisostearyl, di-2-heptylundecanoic acid glycerin, tri-2-ethylhexanoic acid trimethylolpropane, triisostearic acid trimethylo Propane, tetra-2-ethylhexanoate pentaerythritol, glycerol tri-2-ethylhexanoate, glycerol trioctanoate, glycerol triisopalmitate, trimethylolpropane triisostearate, cetyl 2-ethylhexanoate, 2-ethylhexyl palmi Tate, glyceryl trimyristate, glyceride tri-2-heptylundecanoate, castor oil fatty acid methyl ester, oleyl oleate, acetoglyceride, 2-heptylundecyl palmitate, diisobutyl adipate, N-lauroyl-L-glutamic acid-2 -Octyldodecyl ester, di-2-heptylundecyl adipate, ethyl laurate, di-2-ethylhexyl sebacate, 2-hexyldecyl myristate, 2-hexyldecyl palmitate, 2-hexyldecyl adipate Le, diisopropyl sebacate, 2-ethylhexyl succinate, and triethyl citrate.
[0026]
Examples of the silicone oil include linear polysiloxanes (for example, dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, diphenylpolysiloxane, etc.); cyclic polysiloxanes (for example, octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, dodecamethylcyclohexyl). And silicone resins that form a three-dimensional network structure, various modified polysiloxanes (amino-modified polysiloxane, polyether-modified polysiloxane, alkyl-modified polysiloxane, fluorine-modified polysiloxane, etc.) It is done.
[0027]
Anionic surfactants include, for example, fatty acid soaps (eg, sodium laurate, sodium palmitate, etc.); higher alkyl sulfates (eg, sodium lauryl sulfate, potassium lauryl sulfate, etc.); alkyl ether sulfates (eg, POE-lauryl sulfate triethanolamine, POE-sodium lauryl sulfate, etc.); N-acyl sarcosine acids (eg, sodium lauroyl sarcosine, etc.); higher fatty acid amide sulfonates (eg, sodium N-myristoyl-N-methyl taurate, palm Oil fatty acid methyl tauride sodium, lauryl methyl tauride sodium, etc .; phosphate ester salt (POE-oleyl ether sodium phosphate, POE-stearyl ether phosphate, etc.); sulfosuccinate (eg, di-2-ethylhexyl sulfo) Sodium succinate, monolauroyl monoethanolamide sodium polyoxyethylene sulfosuccinate, sodium lauryl polypropylene glycol sulfosuccinate, etc.); alkyl benzene sulfonates (eg, sodium linear dodecyl benzene sulfonate, triethanol amine linear dodecyl benzene sulfonate, linear dodecyl) Higher fatty acid ester sulfates (eg, hydrogenated coconut oil fatty acid sodium glycerol sulfate); N-acyl glutamate (eg, monosodium N-lauroyl glutamate, disodium N-stearoyl glutamate, N-myristoyl) -L-glutamic acid monosodium, etc.); sulfated oil (eg funnel oil); POE-alkyl ether carboxylic acid; POE-alkyl allyl ether Α-olefin sulfonates; higher fatty acid ester sulfonates; secondary alcohol sulfates; higher fatty acid alkylolamide sulfates; lauroyl monoethanolamide sodium succinate; N-palmitoyl aspartate ditriethanolamine ; Sodium caseinate and the like.
[0028]
Examples of the cationic surfactant include alkyltrimethylammonium salts (eg, stearyltrimethylammonium chloride, lauryltrimethylammonium chloride, etc.); alkylpyridinium salts (eg, cetylpyridinium chloride, etc.); distearyldimethylammonium dialkyldimethylammonium chloride; Poly (N, N'-dimethyl-3,5-methylenepiperidinium chloride); alkyl quaternary ammonium salt; alkyldimethylbenzylammonium salt; alkylisoquinolinium salt; dialkyl morpholinium salt; POE-alkylamine; Examples include alkylamine salts; polyamine fatty acid derivatives; amyl alcohol fatty acid derivatives; benzalkonium chloride; benzethonium chloride and the like.
[0029]
Examples of amphoteric surfactants include imidazoline-based amphoteric surfactants (eg, 2-undecyl-N, N, N- (hydroxyethylcarboxymethyl) -2-imidazoline sodium, 2-cocoyl-2-imidazolinium hydroxide). Side 1 carboxyethyloxy disodium salt, etc.); betaine surfactants (for example, 2-heptadecyl-N-carboxymethyl-N-hydroxyethylimidazolinium betaine, lauryldimethylaminoacetic acid betaine, alkylbetaine, amide betaine, sulfone) Betaine) and the like.
[0030]
Examples of the lipophilic nonionic surfactant include sorbitan fatty acid esters (for example, sorbitan monooleate, sorbitan monoisostearate, sorbitan monolaurate, sorbitan monopalmitate, sorbitan monostearate, sorbitan sesquioleate, Sorbitan trioleate, diglycerol sorbitan penta-2-ethylhexylate, diglycerol sorbitan tetra-2-ethylhexylate); glycerin polyglycerin fatty acids (eg mono cottonseed oil fatty acid glycerin, monoerucic acid glycerin, sesquioleate glycerin, monostearin) Glycerin acid, α, α'-oleic acid pyroglutamate glycerin, monostearic acid glycerin malic acid, etc.); propylene glycol fatty acid esters (eg monostearies) Propylene glycolate, etc.); hardened castor oil derivative; glycerin alkyl ether, etc.
[0031]
Examples of hydrophilic nonionic surfactants include POE-sorbitan fatty acid esters (for example, POE-sorbitan monooleate, POE-sorbitan monostearate, POE-sorbitan monooleate, POE-sorbitan tetraoleate). POE sorbite fatty acid esters (eg, POE-sorbite monolaurate, POE-sorbite monooleate, POE-sorbite pentaoleate, POE-sorbite monostearate, etc.); POE-glycerin fatty acid esters (eg, POE- POE-monooleate such as glycerol monostearate, POE-glycerol monoisostearate, POE-glycerol triisostearate); POE-fatty acid esters (eg POE-distearate, POE-monodiolate, ethylene glycol distearate, etc.) POE-alkyl ethers (eg POE- Lauryl ether, POE-oleyl ether, POE-stearyl ether, POE-behenyl ether, POE-2-octyldodecyl ether, POE-cholestanol ether, etc.); Pluronic type (eg, Pluronic, etc.); POE / POP-alkyl ether (For example, POE / POP-cetyl ether, POE / POP-2-decyltetradecyl ether, POE / POP-monobutyl ether, POE / POP-hydrogenated lanolin, POE / POP-glycerin ether, etc.); Tetra POE / Tetra POP-ethylenediamine condensates (eg Tetronic, etc.); POE-castor oil hardened castor oil derivatives (eg POE-castor oil, POE-hardened castor oil, POE-hardened castor oil monoisostearate, POE-hardened castor Oil triisostearate, POE-hardened castor oil monopyroglutamic acid monoisostearic acid diester, POE-hardened castor oil maleic acid, etc.) POE-beeswax lanolin derivatives (eg POE-sorbite beeswax); alkanolamides (eg coconut oil fatty acid diethanolamide, lauric acid monoethanolamide, fatty acid isopropanolamide, etc.); POE-propylene glycol fatty acid ester; POE-alkylamine POE-fatty acid amide; sucrose fatty acid ester; alkyl ethoxydimethylamine oxide; trioleyl phosphate and the like.
[0032]
Examples of natural water-soluble polymers include plant-based polymers (for example, gum arabic, gum tragacanth, galactan, guar gum, carob gum, caraya gum, carrageenan, pectin, agar, quince seed (malmello), alge colloid (guckweed extract), starch (Rice, corn, potato, wheat), glycyrrhizic acid); microbial polymers (eg, xanthan gum, dextran, succinoglucan, bullulan, etc.); animal polymers (eg, collagen, casein, albumin, gelatin, etc.), etc. Is mentioned.
[0033]
Semi-synthetic water-soluble polymers include, for example, starch polymers (eg, carboxymethyl starch, methylhydroxypropyl starch, etc.); cellulose polymers (methylcellulose, ethylcellulose, methylhydroxypropylcellulose, hydroxyethylcellulose, sodium cellulose sulfate) Hydroxypropylcellulose, carboxymethylcellulose, sodium carboxymethylcellulose, crystalline cellulose, cellulose powder and the like); alginic acid polymers (for example, sodium alginate, propylene glycol alginate, etc.) and the like.
[0034]
Synthetic water-soluble polymers include, for example, vinyl polymers (eg, polyvinyl alcohol, polyvinyl methyl ether, polyvinyl pyrrolidone, carboxyvinyl polymer); polyoxyethylene polymers (eg, polyethylene glycol 20,000, 40,000, 60,000). Polyoxyethylene polyoxypropylene copolymer, etc.); acrylic polymers (for example, sodium polyacrylate, polyethyl acrylate, polyacrylamide, etc.); polyethyleneimine; cationic polymers, and the like.
[0035]
Examples of the thickener include gum arabic, carrageenan, caraya gum, gum tragacanth, carob gum, quince seed (malmello), casein, dextrin, gelatin, sodium pectate, sodium alginate, methylcellulose, ethylcellulose, CMC, hydroxyethylcellulose, hydroxypropyl Cellulose, PVA, PVM, PVP, sodium polyacrylate, carboxyvinyl polymer, locust bean gum, guar gum, tamarind gum, cellulose dialkyldimethylammonium sulfate, xanthan gum, magnesium aluminum silicate, bentonite, hectorite, silicate A1Mg (vee gum), Examples thereof include laponite and silicic anhydride.
[0036]
Examples of UV absorbers include benzoic acid UV absorbers (eg, paraaminobenzoic acid (hereinafter abbreviated as PABA), PABA monoglycerin ester, N, N-dipropoxy PABA ethyl ester, N, N-diethoxy PABA ethyl ester. N, N-dimethyl PABA ethyl ester, N, N-dimethyl PABA butyl ester, N, N-dimethyl PABA ethyl ester, etc.); anthranilic acid-based UV absorbers (for example, homomenthyl-N-acetyl anthranilate, etc.); Salicylic acid ultraviolet absorbers (for example, amyl salicylate, menthyl salicylate, homomenthyl salicylate, octyl salicylate, phenyl salicylate, benzyl salicylate, p-isopropanol phenyl salicylate, etc.); cinnamic acid ultraviolet absorbers (for example, octylcinnamate, ethyl- 4-isopropyl cinnamate, meth -2,5-diisopropylcinnamate, ethyl-2,4-diisopropylcinnamate, methyl-2,4-diisopropylcinnamate, propyl-p-methoxycinnamate, isopropyl-p-methoxycinnamate, isoamyl-p-methoxy Cinnamate, octyl-p-methoxycinnamate (2-ethylhexyl-p-methoxycinnamate), 2-ethoxyethyl-p-methoxycinnamate, cyclohexyl-p-methoxycinnamate, ethyl-α-cyano-β-phenyl Cinnamate, 2-ethylhexyl-α-cyano-β-phenylcinnamate, glyceryl mono-2-ethylhexanoyl-diparamethoxycinnamate, etc.); benzophenone UV absorbers (for example, 2,4-dihydroxybenzophenone, 2 , 2'-Dihydroxy-4-methoxybenzophenone, 2,2'-dihydroxy-4,4'-dimethoxybenzophenone 2,2 ', 4,4'-tetrahydroxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxy-4'-methylbenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone-5-sulfone Acid salt, 4-phenylbenzophenone, 2-ethylhexyl-4′-phenyl-benzophenone-2-carboxylate, 2-hydroxy-4-n-octoxybenzophenone, 4-hydroxy-3-carboxybenzophenone, etc.); 3- ( 4'-methylbenzylidene) -d, l-camphor, 3-benzylidene-d, l-camphor; 2-phenyl-5-methylbenzoxazole; 2,2'-hydroxy-5-methylphenylbenzotriazole; (2'-hydroxy-5'-t-octylphenyl) benzotriazole; 2- (2'-hydroxy-5'-methylphenylbenzotriazole; dibenzalazine; dianisoylmethane; 4-methoxy-4'-t-butyldiben Irumetan; 5- (3,3-dimethyl-2-norbornylidene) -3-pentan-2-one, and the like.
[0037]
Examples of the sequestering agent include 1 hydroxyethane-1,1-diphosphonic acid, 1 hydroxyethane-1,1-diphosphonic acid tetrasodium salt, edetate disodium, edetate trisodium, edetate tetrasodium, Examples include sodium acid, sodium polyphosphate, sodium metaphosphate, gluconic acid, phosphoric acid, citric acid, ascorbic acid, succinic acid, edetic acid, and trisodium ethylenediaminehydroxyethyl triacetate.
[0038]
Examples of the lower alcohol include ethanol, propanol, isopropanol, isobutyl alcohol, t-butyl alcohol and the like.
[0039]
Examples of the polyhydric alcohol include divalent alcohols (for example, ethylene glycol, propylene glycol, trimethylene glycol, 1,2-butylene glycol, 1,3-butylene glycol, tetramethylene glycol, 2,3-butylene glycol, Pentamethylene glycol, 2-butene-1,4-diol, hexylene glycol, octylene glycol, etc.); trivalent alcohol (eg, glycerin, trimethylolpropane, etc.); tetravalent alcohol (eg, 1,2,6) Pentaerythritol such as hexanetriol); pentahydric alcohol (eg, xylitol, etc.); hexavalent alcohol (eg, sorbitol, mannitol, etc.); polyhydric alcohol polymer (eg, diethylene glycol, dipropylene glycol, triethylene glycol, polypropylene Glycol, tetraethylene glycol, diglycerin, polyethylene glycol, triglycerin, tetraglycerin, polyglycerin, etc.); divalent alcohol alkyl ethers (for example, ethylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monobutyl ether, ethylene) Glycol monophenyl ether, ethylene glycol monohexyl ether, ethylene glycol mono 2-methylhexyl ether, ethylene glycol isoamyl ether, ethylene glycol benzyl ether, ethylene glycol isopropyl ether, ethylene glycol dimethyl ether, ethylene glycol diethyl ether, ethylene glycol dibutyl ether, etc.) ; Dihydric alcohol alkyl ester Tellurium (for example, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, diethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol dimethyl ether, diethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol butyl ether, diethylene glycol methyl ethyl ether, triethylene glycol monomethyl ether, triethylene glycol monoethyl ether, propylene glycol monomethyl ether , Propylene glycol monoethyl ether, propylene glycol monobutyl ether, propylene glycol isopropyl ether, dipropylene glycol methyl ether, dipropylene glycol ethyl ether, dipropylene glycol butyl ether, etc.); divalent alcohol Ether esters (eg, ethylene glycol monomethyl ether acetate, ethylene glycol monoethyl ether acetate, ethylene glycol monobutyl ether acetate, ethylene glycol monophenyl ether acetate, ethylene glycol diazinate, ethylene glycol disuccinate, diethylene glycol monoethyl ether acetate, diethylene glycol) Monobutyl ether acetate, propylene glycol monomethyl ether acetate, propylene glycol monoethyl ether acetate, propylene glycol monopropyl ether acetate, propylene glycol monophenyl ether acetate, etc .; glycerin monoalkyl ether (for example, xyl alcohol, ceralkyl alcohol) Sugar alcohol (for example, sorbitol, maltitol, maltotriose, mannitol, sucrose, erythritol, glucose, fructose, amylolytic sugar, maltose, xylitolose, amylolytic sugar reducing alcohol, etc.); Solid; Tetrahydrofurfuryl alcohol; POE-Tetrahydrofurfuryl alcohol; POP-Butyl ether; POP / POE-Butyl ether; Tripolyoxypropylene glycerin ether; POP-glycerin ether; POP-glycerin ether phosphate; POP / POE-pentane erythritol Examples include ether and polyglycerin.
[0040]
Monosaccharides include, for example, tricarbon sugars (eg, D-glyceryl aldehyde, dihydroxyacetone, etc.); tetracarbon sugars (eg, D-erythrose, D-erythrulose, D-treose, erythritol, etc.); pentose sugars (eg, , L-arabinose, D-xylose, L-lyxose, D-arabinose, D-ribose, D-ribulose, D-xylulose, L-xylulose, etc .; hexose (eg, D-glucose, D-talose, D) -Bucicose, D-galactose, D-fructose, L-galactose, L-mannose, D-tagatose, etc.); pentose sugar (eg, aldheptose, heproose, etc.); octose sugar (eg, octulose, etc.); For example, 2-deoxy-D-ribose, 6-deoxy-L-galactose, 6-deoxy-L-mannose, etc .; amino sugar (eg, D-glucosamine, D-galactosamine, shea Acid, Aminouron acid, muramic acid); uronic acid (e.g., D- glucuronic acid, D- mannuronic acid, L- guluronic acid, D- galacturonic acid, L- iduronic acid) and the like.
[0041]
Examples of the oligosaccharides include sucrose, gnocyanose, umbelliferose, lactose, planteose, isoliquinoses, α, α-trehalose, raffinose, lycnose, umbilicin, stachyose verbus courses and the like.
[0042]
Examples of the polysaccharide include cellulose, quince seed, chondroitin sulfate, starch, galactan, dermatan sulfate, glycogen, gum arabic, heparan sulfate, hyaluronic acid, tragacanth gum, keratan sulfate, chondroitin, xanthan gum, mucoitin sulfate, guar gum, dextran, kerato sulfate. , Locust bean gum, succinoglucan, caronic acid and the like.
[0043]
Examples of amino acids include neutral amino acids (eg, threonine, cysteine, etc.); basic amino acids (eg, hydroxylysine, etc.) and the like. Examples of amino acid derivatives include acyl sarcosine sodium (lauroyl sarcosine sodium), acyl glutamate, acyl β-alanine sodium, glutathione, and pyrrolidone carboxylic acid.
[0044]
Examples of the organic amine include monoethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, morpholine, triisopropanolamine, 2-amino-2-methyl-1,3-propanediol, and 2-amino-2-methyl-1-propanol. It is done.
[0045]
Examples of the polymer emulsion include an acrylic resin emulsion, a polyethyl acrylate emulsion, an acrylic resin liquid, a polyacryl alkyl ester emulsion, a polyvinyl acetate resin emulsion, and a natural rubber latex.
[0046]
Examples of the pH adjusting agent include buffers such as lactic acid-sodium lactate, citric acid-sodium citrate, and succinic acid-sodium succinate.
Examples of vitamins include vitamins A and B1, B2, B6, C, E and derivatives thereof, pantothenic acid and derivatives thereof, biotin and the like.
[0047]
Examples of the antioxidant include tocopherols, dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole, gallic acid esters and the like.
Examples of the antioxidant assistant include phosphoric acid, citric acid, ascorbic acid, maleic acid, malonic acid, succinic acid, fumaric acid, kephalin, hexametaphosphate, phytic acid, and ethylenediaminetetraacetic acid.
[0048]
Other ingredients that can be blended include, for example, preservatives (ethyl paraben, butyl paraben, etc.); anti-inflammatory agents (eg, glycyrrhizic acid derivatives, glycyrrhetinic acid derivatives, salicylic acid derivatives, hinokitiol, zinc oxide, allantoin, etc.); Extract, placenta extract, saxifrage extract, arbutin, etc.); various extracts (eg, buckwheat, auren, shikon, peonies, assembly, birch, sage, loquat, carrot, aloe, mallow), iris, grape, yokuinin, loofah, lily , Saffron, nematode, ginger, hypericum, onionis, garlic, capsicum, chimney, red snapper, seaweed, etc.), activator (eg, royal jelly, photosensitizer, cholesterol derivative, etc.); blood circulation promoter (eg, nonyl acid wallenylamide, nicotine) Acid Gyl ester, nicotinic acid β-butoxyethyl ester, capsaicin, gingerone, cantalis tincture, ictamol, tannic acid, α-borneol, nicotinic acid tocopherol, inositol hexanicotinate, cyclandrate, cinnarizine, trazoline, acetylcholine, verapamil, cephalanthin , Γ-oryzanol, etc.); antiseborrheic agents (eg, sulfur, thianthol, etc.);
[0049]
The dosage form of the bath agent of the present invention is arbitrary, and any dosage form such as powder, granule, liquid, or solid may be used.
[0050]
【Example】
The present invention will be described more specifically with reference to the following examples. In addition, this invention is not limited by this. First, the evaluation method employed in the present invention will be described.
"Test method by conductance measurement"
The skin conductance was measured before and after application, 30 minutes, 60 minutes and 120 minutes using the forearm of a panel of 10 people, and the moisturizing effect was evaluated from the rate of change. The change rate of skin conductance can be obtained by the following equation (1), and it is possible to examine the effect of the stratum corneum on water absorption and water retention capacity. Yes, it can be evaluated that the moisturizing effect is high.
[Expression 1]
Conductance change rate = (conductance before application) / (conductance after application)
[0051]
The evaluation criteria for the “test by conductance measurement” are as follows.
◎ ... Average of conductance change rate of 10 panelists: 0 or more and less than 0.1
○: Average conductance change rate of 10 panelists: 0.1 or more and less than 0.2
Δ: Average rate of change in conductance of 10 panelists: 0.2 or more and less than 0.5
X: Average conductance change rate of 10 panelists: 0.5 or more
[0052]
"Water soluble"
A 10% by mass aqueous solution of the compound was prepared and its state was observed. A completely dissolved state is most preferable, and the effect of the present invention can be exhibited even in an emulsified state. The effect is not obtained in the insoluble state. For this reason, complete dissolution or emulsification is considered effective.
○: Complete dissolution
Δ: Emulsification
×: Insoluble
[0053]
"Smoothness"
An actual use test was conducted by 10 professional panelists on the non-stickiness of the skin during and after use. The evaluation criteria are as follows.
A: More than 8 professional panelists recognized that there was no stickiness on the skin during and after use.
○ ... 6 or more and less than 8 professional panelists recognized that there was no stickiness on the skin during and after use.
Δ: 3 or more and less than 6 professional panelists recognized that there was no stickiness on the skin during and after use.
X: Less than 3 professional panelists recognized that there was no stickiness on the skin during and after use.
[0054]
"Moisturizing effect"
An actual use test was conducted by 10 professional panelists for the presence or absence of a moisturizing effect after 120 minutes of use. The evaluation criteria are as follows.
◎ ... More than 8 professional panelists recognized that there was a moisturizing effect.
○ ... 6 or more and less than 8 professional panelists recognized that there was a moisturizing effect.
Δ: 3 or more and less than 6 specialist panelists recognized that there was a moisturizing effect.
X: Less than three professional panelists recognized that there was a moisturizing effect.
[0055]
First, the present inventors evaluated conductance according to the above criteria for each 10 mass% aqueous solution of various alkylene oxide derivatives and various humectants.
[0056]
[Table 1]
As a result, it was revealed that EO / PO derivatives having hydrocarbon groups bonded to both ends are superior in moisturizing properties compared to general moisturizing agents such as 1,3-butylene glycol or glycerin. Therefore, the present inventors proceeded with investigations on alkylene oxide derivatives. Each compound shown below was produced according to Synthesis Examples 1 and 2.
[0057]
Synthesis Example 1 Synthesis of block polymer
Polyoxyethylene (10 mol) Polyoxypropylene (10 mol) Dimethyl ether
[0058]
[Chemical 3]
CH3O (EO)5(PO)10(EO)5CH3
[0059]
76 g of propylene glycol and 3.1 g of potassium hydroxide as a catalyst were charged into an autoclave. After the air in the autoclave was replaced with dry nitrogen, the catalyst was completely dissolved at 140 ° C. with stirring. Next, 522 g of propylene oxide was dropped with a dropping device and stirred for 2 hours. Subsequently, 440 g of ethylene oxide was dropped with a dropping device and stirred for 2 hours. Next, 224 g of potassium hydroxide was charged and the inside of the system was replaced with dry nitrogen, and then 188 g of methyl chloride was injected at a temperature of 80 to 130 ° C. and reacted for 5 hours. Thereafter, the reaction composition was taken out from the autoclave, neutralized with hydrochloric acid to pH 6 to 7, and treated at a reduced pressure of -0.095 MPa (50 mmHg) at 100 ° C for 1 hour in order to remove the contained water. Further, filtration was performed to remove the salt produced after the treatment, and an alkylene oxide derivative of Chemical Formula 3 was obtained.
Samples that were sampled and reacted before reacting with methyl chloride had a hydroxyl value of 110, compound 1 had a hydroxyl value of 0.3, and the ratio of the number of hydrogen atoms to the number of terminal methyl groups was 0.003, so that the hydrogen atoms were almost completely It has been converted to a methyl group.
[0060]
Synthesis Example 2 Random polymer synthesis example
Polyoxyethylene (10 mol) Polyoxypropylene (10 mol) Dimethyl ether
[0061]
[Formula 4]
CH3O [(EO)10/ (PO)10] CH3
[0062]
In the following examples, EO represents an oxyethylene group, PO represents an oxypropylene group, and [(EO) / (PO)] represents a random bond.
76 g of propylene glycol and 3.1 g of potassium hydroxide as a catalyst were charged into an autoclave. After the air in the autoclave was replaced with dry nitrogen, the catalyst was completely dissolved at 140 ° C. with stirring. Next, a mixture of 440 g of ethylene oxide and 522 g of propylene oxide was dropped with a dropping device and stirred for 2 hours. Next, 224 g of potassium hydroxide was charged and the inside of the system was replaced with dry nitrogen, and then 188 g of methyl chloride was injected at a temperature of 80 to 130 ° C. and reacted for 5 hours. Thereafter, the reaction composition was taken out from the autoclave, neutralized with hydrochloric acid to pH 6 to 7, and treated at a reduced pressure of -0.095 MPa (50 mmHg) at 100 ° C for 1 hour in order to remove the contained water. Further, filtration was performed to remove the salt generated after the treatment, and an alkylene oxide derivative of Chemical Formula 4 was obtained.
Samples that were sampled and reacted before reacting with methyl chloride had a hydroxyl value of 107, compound 1 had a hydroxyl value of 0.4, and the ratio of the number of hydrogen atoms to the number of terminal methyl groups was 0.004, so that the hydrogen atoms were almost completely It has been converted to a methyl group.
In accordance with the above production examples, various alkylene oxide derivatives were prepared and evaluated as bath agents.
[0063]
[R1, R2Decision]
First, the present inventors have determined that R of an alkylene oxide derivative.1, R2In order to examine the correlation between the suitability and the suitability as a bath agent, a 10% by mass solution of various alkylene oxide derivatives was used to perform sensory evaluation based on the above evaluation criteria. The results are shown in Table 2. All compounds have EO and PO parts.
[(EO)10/ (PO)10]
Is used.
[0064]
[Table 2]
[0065]
As is clear from Table 2, R1, R2In the case where the number of carbon atoms in each of 1 to 4 was 1 to 4 (compounds 2, 3, and 4), excellent water solubility, moisturizing effect, and feeling of use were obtained.
In contrast, R1, R2When is a hydrogen (compound 1), the sticky feeling is strong, and R1When C was C12 (Compound 6), the water solubility deteriorated and both the feeling in use and the moisture retention were not preferable. On the other hand, R1, R2In the case where the sum of the carbon number of 7 is 7 and less than that of Compound 4, R1When C6 was C6 (Compound 5), the moisturizing feeling tended to decrease.
From the above, the base according to the present invention includes R1, R2Both are hydrocarbon groups having 1 to 4 carbon atoms.
[0066]
In actual production, R1, R2Since not all of these are substituted with hydrocarbon groups, the allowable abundance ratio of the unsubstituted (H) compound was examined. The unsubstituted ratio is represented by the ratio Y / X of the number of hydrogen atoms (Y) to the number of hydrocarbon groups (X). In Table 3 below, 1: 2 = 95: 5 means that Compound 1 and Compound 2 were mixed at a ratio of 95: 5 to adjust a predetermined Y / X.
[0067]
[Table 3]
[0068]
As apparent from Table 3, R1, R2Even if there is an unreacted substance for Y, if the amount thereof is small (Y / X = 0.054), there is no significant influence, but when Y / X becomes 0.203, a sticky feeling is clearly produced. Furthermore, as a result of detailed studies by the present inventors, it has become clear that Y / X needs to be 0.15 or less.
[0069]
[Oxyalkylene group, oxyethylene group]
Next, the present inventors examined the presence of oxyalkylene groups and oxyethylene groups and their suitability as pack cosmetics.
The results are shown in Table 4 below.
[0070]
[Table 4]
[0071]
[Chemical formula 5]
[0072]
In Table 4, the compound 11 and the compound 12 shown in Chemical formula 5 are less effective, so the presence of both an oxyalkylene group and an oxyethylene group is essential for the moisture retention and usability of the present invention. Further, from the result of the compound 12, it is considered that the effect of the present invention is not merely a hydrophilicity and hydrophobicity adjustment effect. Further detailed studies by the present inventors have revealed that a suitable ratio of oxyethylene groups to the total of oxyalkylene groups and oxyethylene groups is 20 to 80% by mass.
Furthermore, the present inventors produced block polymers and random polymers with the same number of alkylene groups and the same number of oxyethylene groups, and compared them.
[0073]
[Table 5]
As can be seen from Table 5, the effect of the present invention can be obtained with either a block polymer or a random polymer, but an excellent feeling in use can be obtained particularly in the case of a random polymer.
[0074]
Formulation for bath preparation
Next, the present inventors actually blended various alkylene oxide derivatives according to the present invention into a bath agent and evaluated them. First, the evaluation method will be described.
[0075]
Put 200L of 40 ° C hot water in the bathtub, add 80g of bathing agent and stir lightly for 5 minutes, then let 10 usability evaluation monitors bath for 10 minutes and have the following evaluation items 1-5 evaluated. It was.
[0076]
“Evaluation (1): Smoothness of the skin during bathing”
A: 8 or more of 10 responded that their skin was smooth when taking a bath.
○: 5 to 7 out of 10 responded that their skin was smooth during bathing.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that their skin was smooth during bathing.
×: Less than 3 out of 10 responded that their skin was smooth when bathing.
[0077]
“Evaluation (2): Smooth skin after bathing”
A: 8 or more of 10 responded that their skin was smooth after bathing.
○: 5 to 7 out of 10 responded that their skin was smooth after bathing.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that their skin was smooth after bathing.
X: Less than 3 out of 10 responded that their skin was smooth after bathing.
[0078]
“Evaluation (3): No sticky skin after bathing”
A: 8 or more of 10 responded that their skin was not sticky after bathing.
○: 5 to 7 out of 10 responded that their skin was not sticky after bathing.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that their skin was not sticky after bathing.
×: Less than 3 out of 10 responded that the skin was not sticky after bathing.
[0079]
“Evaluation (4): Moist skin after bathing”
A: 8 or more of 10 responded that their skin was moist after bathing.
○: 5 to 7 out of 10 responded that their skin was moist after bathing.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that their skin was moist after bathing.
×: Less than 3 out of 10 responded that the skin was moist after bathing.
[0080]
"Evaluation (5): Heat retention effect for 30 minutes after bathing"
A: More than 8 out of 10 responded that there was a heat retention effect.
○: 5 to 7 out of 10 responded that there was a heat retention effect.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that there was a heat retention effect.
X: Less than 3 out of 10 responded that there was a heat retention effect.
[0081]
"Evaluation (6): Moisturizing effect 30 minutes after bathing"
A: 8 or more out of 10 responded that there was a moisturizing effect.
○: 5 to 7 out of 10 responded that there was a moisturizing effect.
Δ: 3 to 4 out of 10 responded that there was a moisturizing effect.
X: Less than 3 out of 10 responded that there was a moisturizing effect.
[0082]
First, the present inventors actually blended various alkylene oxide derivatives according to the present invention into a bath agent using the following basic composition for testing and evaluated them.
[0083]
First, the present inventors performed sensory evaluation based on the above-mentioned criteria for bathing agents prepared using various alkylene oxide derivatives. The results are shown in Table 6.
[0084]
[Table 6]
As is apparent from Table 6, each formulation example containing an alkylene oxide derivative (compounds 7, 2, 8, 9, 10) according to the present invention is excellent in all evaluation items such as smoothness, stickiness, and moisturizing effect. It can be seen that the alkylene oxide derivative according to the present invention exhibits an excellent effect when blended in a bath agent.
[0085]
[Blending amount in bath preparation]
Next, the present inventors further studied the blending amount of the alkylene oxide derivative according to the present invention into the bath agent. Table 7 shows the results of sensory evaluation in the basic composition, using the compound 9 to prepare a bath agent by changing the blending amount.
[0086]
[Table 7]
From the results shown in Table 7, the effect of addition of the compound according to the present invention is recognized from about 0.1% by mass, and particularly remarkable is 5.0% by mass or more. However, when it becomes 80 mass% or more, since it begins to produce a little stickiness, the mixing | blending to about 60 mass% is preferable.
[0087]
Stickiness improvement effect
Furthermore, the inventors of the present invention have found that the alkylene oxide derivative according to the present invention has an effect of improving stickiness found in humectants such as glycerin in the course of studying various formulations. That is, in Table 6, stickiness due to propylene glycol or the like is observed even in the test group without the alkylene oxide derivative. On the other hand, when an alkylene oxide derivative is added, not only the stickiness is prevented from worsening but also the stickiness caused by other moisturizing agents can be improved. Therefore, it is preferable to mix other moisturizing agents in addition to the alkylene oxide derivative in the bath agent according to the present invention.
[0088]
Hereinafter, the suitable compounding example of the bath agent concerning this invention is demonstrated.
Formulation Example 1 Liquid bath preparation
Propylene glycol 10.0% by mass
1,3-butylene glycol 12.0
Liquid paraffin 35.0
Cetyl octanoate 5.0
Squalane 5.0
Polyoxyethylene (15) oleyl ether 8.0
Compound 7 20.0
Antioxidant appropriate amount
Coloring agent appropriate amount
Perfume
(Manufacturing method and evaluation)
Add cetyl octoate and squalane to liquid paraffin and stir at room temperature, and stir in polyoxyethylene (15) oleyl ether with propylene glycol, 1,3-butylene glycol, compound 7, antioxidant, colorant and fragrance. These were stirred and mixed to obtain the desired bath preparation.
The obtained bath preparation had no stickiness of the skin after bathing, had a moist feeling, a smooth feeling, a heat retaining effect, and an excellent moisturizing effect.
[0089]
Formulation Example 2 Powdered bath preparation
Sodium sulfate 50.0 mass%
Sodium bicarbonate 20.0
Sodium sesquicarbonate 5.0
Borax 5.0
Sodium chloride 10.0
Compound 2 3.0
Merirot extract 1.0
Coloring agent appropriate amount
Perfume
(Manufacturing method and evaluation)
Sodium sulfate, sodium hydrogen carbonate, sodium sesquicarbonate, borax, sodium chloride, and a coloring agent were stirred at room temperature, and then a desired bath preparation was obtained by adding Compound 2, Merirot extract, and a fragrance and stirring and mixing.
The obtained bath preparation had no stickiness of the skin after bathing, had a moist feeling, a smooth feeling, a heat retaining effect, and an excellent moisturizing effect.
[0090]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the bath agent which does not have the stickiness of a skin after bathing, and was excellent in a moist feeling, smooth feeling, a heat retention effect, and a moisturizing effect can be provided.
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