JP3657368B2 - Control console terminal device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、航空管制業務に使用される航空機毎の航空機呼出符号、航空機型式、予定時刻、等の情報を記載した運航票の取り扱いを改善した電子運航票システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、管制業務では、その業務席で取り扱う航空機の各種情報(航空機呼出符号、航空機型式、出発予定時刻、到着予定時刻、飛行高度、等)が不可欠であり、これらは飛行計画処理システム(FDP)により運航票として、各業務席用の様式に従いFDP端末プリンター装置から図19およびの図20の例のとおり印字出力されるほか、管制塔やターミナルレーダ管制室など、比較的狭い同一室内の他席で管制中の航空機においては、航空機の移動にともない運航票が次の管轄席に手渡しで転送される。
【0003】
現在の運航票は、その外寸は縦1インチ横8インチの長方形であり、プリンター装置の自動切り取り機構により切り放されて出力され、これを管制官がプラスティック製のホルダーにはさみ込み、該当業務席のボード(運航票ホルダーが縦列に複数のせることのでき、レール付きで上下にホルダーが動かせる鉄製ボード)上に予定時刻順や通過位置報告地点等の区分に従い手で配送される。
【0004】
当該席の管制官は、各ホルダーに配送された各運航票の情報を確認し、管制間隔をはじめとする情報の確認や追加、変更、次の関連席への転送タイミング等を計画する。このとき問題のある場合や注意喚起等が必要な場合、運航票をボードの整列位置からずらしておいたり、赤色ペンで記号等のマークを記入したりする。
管制官は航空機からの位置通報や要求があった場合、または航空機に対し指示や許可または承認を与えた場合等、その都度当該航空機の運航票に矢印、アルファベット等、予め決められた航空管制業務記号により確認マークや英数記号による指示・許可・承認事項を記入する。
【0005】
航空機が当該管制席の管轄を離れる場合は、次の管制管轄席に航空機を移管するとともにその運航票を手渡す。また、FDPシステムによりすでに運航票が次の席に出力されている場合や、航空機が着陸してその飛行計画が終了した場合、または飛行計画を取り下げた場合や中止した場合等においては、その運航票をボードからはずしこれを保管する。
ボードからはずされた運航票は、その管制席や空域または空港の交通量統計基礎資料とされ、日間、月間、年間の総交通量計算、飛行種別、高度、進入形式、ピーク時間帯交通量、その他必要な統計計算を手動で行い、所定の期間保存管理される。
【0006】
従来の運航票は、FDP端末プリンターで印字出力と自動切り離しされるが、プリンター専用用紙の補給時や故障時には適時の出力が中断される。また自動的に切り取られるのは横方向のみで、図19の実例にあるとおり、左右にあるプリンタースプロケット穴の部分は手でミシン目部分を引きちぎりホルダーにおさめる労力が必要となり業務効率が悪い。また、情報に変更があった場合(例えば、到着予定時刻や出発予定時刻の5分以上の変更や、経路の変更等)は、再度印字出力されるため、先に出力されていた運航票をとりはずし、同様の作業を再び行う必要がある。
【0007】
従来の運航票は、交通量が増加した場合、ボードにすべてをおくことができず他のスペースを必要とし、見逃しや正確な把握が困難であった。また、不注意や誤解によりボードやホルダーから削除された場合はこれを探すことに労力をさく必要があり、管制業務に影響がでたり、事故を誘発する可能性がある。
【0008】
従来の運航票は、その記入に黒または赤のボールペンを用い、繁忙時には殴り書きに類する手書きとなり、概ね一時間毎に交替する管制官の個性的筆記により、誤読や誤解が誘発される場合がある。また、取り扱いの終了した運航票の統計計算時には、処理項目毎にひとつひとつ運航票を手作業で調べる必要があり、多大な労力と誤計算のもととなっている。加えて、従来の運航票ではどの席でいつ何の情報が加わったかのかは推測でしかなく、運航票のデータはほとんど利用できず、事故等の解析は管制官の音声通信録音に頼るのみであった。
【0009】
従来の運航票は、FDP端末プリンターの出力による場合を除いて、管制塔やターミナルレーダ管制室など、同一室内においては、航空機の移管にともない手渡す必要があり、最近の比較的広い管制塔や広域レーダ室等ではそのための人員さえ必要となっており、管制業務の効率が悪化する。
従来の運航票は、その管制席以外の他席からそのときの管制状況を把握することができず、調整管制官がその都度当該席の運航票ボードを見に行き、全体の業務連絡調整を行う必要があり、業務の計画性や事前予測が困難であった。
従来の運航票は、その様式が固定化されたものであり、画一的に定められた情報が印字されているため、管制席毎に必要とされる情報のみとすることができず、また項目にない情報はすべて手書きするなど、業務の性格や交通状況などに対する臨機応変の対応ができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来は運航票が上記のように発行されており、次の作業のための転送や、作業の変更の指示が手で行われており、遅れが発生したり、誤りが生じる等の課題があった。
また変更の指示が必ずしも対応する項目上に明らかに記載されてなく、関連先への連絡が即時、適切に伝達されないという課題もあった。
【0011】
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので、管制業務における航空機情報の管理の一元化と判りやすい表示と誤操作の発生機会を減らした電子運航票管理システムを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る管制卓端末装置は、航空機情報と管制卓端末情報とを管理する情報管理装置との間で、航空機情報を相互に転送する管制卓端末装置であって、航空機の運航情報と管制情報の変更・追加を入力する電子ペン入力部と、上記情報管理装置から転送された上記航空機情報に基づき、管制卓端末装置毎の航空機情報を作成する端末データファイル作成手段と、上記端末データファイル作成手段が作成した、航空機情報の中から予め定められたキーワードに該当する項目を、予め定められた表示形式に基づき運航単位で電子運航票としてライン表示する電子運航票表示部と、上記電子運航票表示部が表示した電子運航票の中で、転送先項目が表示された箇所への入力を上記電子ペン入力部が受け付けたとき、当該転送先に電子運航票を転送するために当該電子運航票を上記情報管理装置に転送する電子運航票転送手段とを備え、上記端末データファイル作成手段は、上記電子運航票の特定項目にカウンタを設け、上記電子運航票表示部が表示した電子運航票の当該特定項目に対して、電子ペン入力部が電子ペンから受け付けた押下入力に基づき、当該特定項目に数値を入力して上記航空機情報を更新することを特徴とするものである。
【0013】
また上記電子運航票表示部は、上記情報管理装置から転送された航空機情報に基づき新規の電子運航票を表示するとき、当該電子運航票をラインフォール表示にて表示することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
空港の管制塔での業務に用いた本発明の実施の形態1における電子運航票システムを説明する。
図1は飛行場管制支援装置(略称TOSS)として、本発明の電子運航票システムを適用した場合の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、各担当管制業務席毎に1つある管制卓端末装置1と、通信制御装置2と、情報管理装置3と、統計解析装置4と、統括調整卓端末装置5から構成されている。情報管理装置3には、航空機情報データベース作成手段6と、管制卓情報データベース作成手段7が含まれている。
管制卓端末装置1には、端末データファイル作成手段10と、電子運航票表示/変更機構11と、電子運航票転送機構12と、手書き情報入力機構13とが含まれている。
統括調整卓端末装置5には、端末データファイル作成手段10と、システム構成制御手段14と、クイックルック機能15とが含まれている。
図2〜図18は、本システムで用いられる画面の具体例を示す図と、システムの各要素の配置と接続の概要を示す図である。
【0021】
次に、このように構成された本実施の形態における電子運航票システムの動作について説明する。
通信制御装置2は、飛行計画情報処理システム(略称FDP)から当該空港に離発着する計器飛行方式(IFR)の航空機の飛行計画を受信し、航空交通情報システム(略称CADIN)から有視界飛行方式(VFR)で離発着する航空機の飛行計画を受信し、ターミナルレーダ情報処理システム(略称ARTS)から到着航空機の現在位置情報を受信し、空港面航空機自動識別表示システム(略称SMGC)から空港地上面にいる航空機の位置情報を受信する。
通信制御装置2は、ARTSにIFRで出発する航空機の離陸時刻を送信し、CADINにVFRで離発着する航空機の離発着時刻を送信する。
通信制御装置2は、これら外部システムから得られる情報を漏れのないよう情報管理装置3に効率的転送し、また、情報管理装置3から外部システムに対し送信すべき情報を漏れのないよう効率的に受信する。通信制御装置2は、こうして外部他システムと電子運航票システムの核となる情報管理装置3の間に位置し、情報のセキュリティ保全と入出力バッファの役割を果たす。
【0022】
情報管理装置3は、通信制御装置2から情報を受け取り、電子運航票システム内の航空機情報データベース作成手段6を用いて航空機情報を一元的に管理する。
情報管理装置3は、到着予定時刻(ETA)または出発予定時刻(EOBT)または航空機の位置情報、飛行形式等により、最初に表示させる管制卓端末に当該機の航空機情報を送信する。
情報管理装置3は、管制卓端末装置1から転送処理または終了処理が発せられた航空機情報を受け取り、航空機情報データベース作成手段6により更新した後、転送先に更新された航空機情報を送信する。
【0023】
管制卓端末装置1では、電子運航票表示/変更機構に表示する際に、キーワード(キーコード)対応に所定の項目を所定の順序に表示するテーブルが備えられている。例えば、[DATA SORT」の画面で[ACT」を押すと、次の画面が表示される。
表示された「ACT」対応の[LINE DATA select」の画面で、例えば「ACID」、「TYPE]、[ECID」を押すと、航空機呼出符号、航空機型式、離陸予定時刻が一行で表示される。
図2はこの例を示しており、管制卓端末装置1で端末データファイル23からこのキーワード対応で必要データを電子運航票表示/変更機構11経由で表示部に表示する。この表示形式は予め登録されていて、上記キーワード対応テーブルにより、その範囲で任意の項目を任意の順に必要な情報のみを選択表示する機構(ライン表示項目選択機構)となっている。例えば、左端から航空機呼出符号、航空機型式、離陸予定時間の選択設定が図3(b)に示す形式で指定できる。ちなみにこれは従来の手による運航票の形式である図3(a)の形式と見かけが同じになるように表現している。
これらの表示項目の選択は、管制官が交通状況等を勘案して選択する。
【0024】
新しい運航票は、発生の度毎に管制官席に伝えられるが、一行が運航の単位情報となっており、指示によりその表示に際して一回毎の表示位置を変えて、上から現在表示中のラインの直ぐ上まで、流れ落ちるような(ラインフォール)表示形式で表示する。これは当初の初期表示の位置から垂直座標値を表示毎に順次変えて表示位置を指定する。
これは、運用上は管制官に新たな運航票が届いたことを視覚的に伝えて注意を喚起している。
更に、現在表示中の運航票が多数あって画面が一杯の場合は、現在の画面を優先表示する機構を用いて、現在表示中の運航票の斜め後ろに隠れて、しかし、新しい運航票が届いたことを視覚的に表す。
運用上は、こうすることで多量の運航票を取り扱えることになる。
【0025】
端末データファイルにはキーワード対応の表示項目以外にも関連データが収容されており、端末データファイル作成手段への電子ペンでの起動入力(ライン表示された運航票画面への電子ペンによる連続2度押下)で、これらの全項目が表示される機構になっている。図5は、この結果を示す図である。即ち、図5(a)の電子運航票を連続2度押下すれば、図5(b)のオープン表示画面部分が表示され、情報転送ボタン等が現れて、対応入力ができるようになる。
図6は、このオープン表示画面による入力の変更や、追加が可能な領域と例を示す図である。これらの入力・変更可能項目毎に制限事項を組み込んでチェックし、入力誤りを防いでいる。
また、電子ペンには、いわゆるドラッグ操作で電子運航票の表示位置を変更ができる。これはソフトウェアのドラッグ機構を使用したもので、図7、図8はこれらの操作を説明する図である。図7は、電子ペンを画面に触れたままで所定の位置にずらすドラッグ操作を示している。
【0026】
また、この表示形式は従来の運航票に準じた表現をとり、従来との異質感をできるだけ抑えるとともに、従来から筆記によりなされていた指示や承認、確認、メモなどを電子ペンにより従来とまったくおなじやり方で入力する機能(自由筆記入力機能)をもつ。電子ペンは通常のボールペン同様に、画面上の運航票に文字や記号を黒色で書くことができる他、それに備え付けられたボタンを押しながら操作すれば赤色で画面に書くことができるため、従来の赤色ペンを使い分ける必要がない。また、オープン表示からもとのライン表示に戻したとき、こうした自由筆記による情報が存在することを明示させるため、黒色の情報があれば運航票全体の色をより深くし、赤色の情報が混在しておれば、航空機呼出符号の項目を赤色で表現する機能(筆記情報明示表現色)を有する。
【0027】
これらの自由筆記による情報を含み、各管制卓端末で入力された情報は、すべて情報管理装置3の航空機情報データベースに保管されるとともに他席にも転送される。また、情報管理装置3では、管制卓情報データベース作成手段により、どこの端末で何が追加または変更されたかが明確となるよう、これは電子ペン位置を検知して表示する位置に加減算して新しい表示位置とする。またシステムの障害時に直ちに直前の状況に復帰するために各管制卓端末毎の情報も蓄積作成される。
ライン表示された運航票は、従来の運航票のとり扱いと同様に、航空機が呼んできた場合や、予め注意しておくベきもの等を先に説明した図7のように電子ペンで適当に横にずらしておくことが出来る(ずらし表示機能)。これは電子ペン位置を検知して表示する位置に加減算して新しい表示位置とする。また、上下の順序を入れ換えでは図8のとおり、挿入したい運航票の間に適当にずらして配置し、整列ボタンを電子ペンで押すことで一挙に何機でも順序を入れ換えることができ(順序整列機能)、また図9のように初期整列ボタンを押せばもとの順序に戻す(初期整列機能)ことが一挙に可能である。これらにより従来手で一つ一つの運航票を入れ換える取り扱いに比べ、格段に効率的に運用が向上する。
【0028】
画面上に表示されるこうした電子運航票は、ずらし表示やその数が多くなるに従い重さなりあった表示となるが、個々の運航票の表示位置監視を行い、必ず一定の巾で左右上下に自動的に表示位置をずらす機能により、運航票の背面に別の運航票がすっぽり隠れることを防止し、背面に位置する運航票はその見える部分を電子ペンで押せば前面に表示される機能(ポップアップ機能)、つまり該当運航票を優先表示する機構により、従来の運航票ボードでは困難であった多くの運航票の取り扱いが可能となる。
【0029】
オープン表示はライン表示に比べ情報量が多いことから、画面の専有面積が大きいため同時に多くの航空機情報が表示出来ない欠点を持つ。このため、頻繁に、あるいは業務上必須の入力項目がある場合には、ライン表示上に直接入力可能となる機能が効率的である。これに該当する項目は、運航票の転送、現在時刻や回数の入力が代表的なものである。また転送先の席略称がライン表示の運航票形式に選択されておれば、電子ペンでその項目部分を押下すれば、これをトリガとして電子運航票転送機構12に自動的に転送機能の起動がかかる(自動転送開始機能)。図10のとおり現在時刻入力項目であれば、一度目の押下で現在時刻が表示され、2度目の押下の時刻で確定入力される(時刻入力機能)。これは離発着時刻の入力等に用いられ、特に時刻情報が重要な管制業務にあっては、確認の手段とともに非常に正確にまた効率的な運用が可能となる。
また、端末データファイル作成手段にはカウンタを設けており、電子ペンからのこの項目に対する押下入力でカウント・アップされる機構となっている。こうして図11のとおり、タッチアンドゴー等の訓練回数、進入復行等の回数の項目であれば、押す度に1回ずつカウントされた数値が入力出来る(カウンタ機能)ため、従来のように別にメモ用紙に記載したり数値計などを設置する必要がなく、これらの情報も航空機毎にデータ管理されるため、処理後の統計作業の効率化が大いに促進される。
【0030】
転送については、航空機の現在位置と飛行計画により、次の管制席または他システム等が予定計算され、前述のとおり転送機能がライン表示から起動される他、図12のとおり、先の図5で説明したオープン表示の状態からも起動が可能としている(マニュアル転送機能)。この理由は、筆記情報を再確認する場合や、予め計算された相手先とは異なる管制席に対し、マニュアルで相手先を選択する場合が想定されるためである。
【0031】
転送機能が起動されれば、オープン表示からの起動時にはソフトウェアにより、関係相手先の席が図形表示される機構となっている。更にその中からひとつを電子ペンで選択することで、相手先の指定が行われて電子運航票データが転送される機構となっている。
この後、ライン表示に自動的に戻る。ライン表示上では、相手先の席略称が航空機呼出符号の左側に表示され、転送中であることを明示するため運航票全体が点滅表示となる。
【0032】
転送先の表示では、図13のとおり、転送されてきた管制席の略称が航空機呼出符号の左側に表示され点滅したラインフォール表示が発生する。これを当該席の管制官が電子ペンで一度その運航票を押下すれば受領が完了し、その確認が転送した席に送信され、転送した側の点滅表示が止まりその後自動的にその運航票の表示が消去され、その上部にある他の運航票が順次下部に落ちて表示される。これは現行の取扱いに近い形態であり、運用者の異和感を出来るだけ融和されるとともに、視覚的注意を喚起することに効果が高い。
こうした転送の開始と終了動作は、従来の手作業の運航票にないものであり、転送開始時刻や終了時刻も同時に情報管理装置3の管制卓情報データベースに記録され、表示の仕組みと高速のデータ通信により、航空機情報の確実な転送と記録が可能となる。
【0033】
管制卓端末装置1では、これらの運航票に対する表示や入力の他、図14のとおり、情報管理装置3の航空機情報データベースを参照する機構(リスト表示機構)を有している。この機構おいても、運航票と同じく情報項目の選択の他、航空会社や飛行種別、現在の管制席ステータス等の検索項目の設定により、リスト形式により表示させる機能を持つ。この機構により、過去または未来の計画情報を参照でき、従来の運航票では困難であった航空機情報全体の把握と業務のプリプランニングが可能となる。
【0034】
また、空港においては、飛行計画として事前に把握できない特殊に情報が必要となる。特に、航空機を車両で牽引し、ゲートから別のゲートに移動させる(トーイング)ことが多く、そのとき時に無線通信で航空機または車両から管制塔に要求があるが、これらの航空機についても、管制官は他の航空機の移動等を考慮しその許可を与え、移動の開始と終了を確認するため運航票が使用される場合がある。
【0035】
こうした情報は、他のシステムから事前に入手されないため、簡単な入力で直接管制卓端末装置1に入力する必要がある。このため、管制卓端末装置1には図15のとおり、運航票の手動作成ボタン(マニュアル入力機能)を設け、電子ペンによる押下で、予め登録された呼出符号のリストと、どこからどこに移動するかを入力するためのゲート番号表が画面に表示され、それぞれを電子ペンによる押下で容易に選択入力する機能を有している。これにより、従来はすべて手書きであったものが電子化されるとともに、SMGCで捕捉した当該航空機の位置が運航票に自動的に表示され、朝夕の混雑時に管制業務の強力な支援機能として効果が目ざましい。
【0036】
同様に、通常の離発着する航空機についても、運航票の選択項目に位置情報を選択しておけば、飛行中の航空機にあってはARTSからの位置情報をレーダサイトからの距離と方位で、また地上の航空機にあっては、スポットやゲートに駐機中の場合はその番号を、誘導路を移動中または滑走路上であれば空港面探知レーダ(略称ASDE)により捕捉された位置を、誘導路名称または滑走路名称でリアルタイムに表示することが可能となり、図16および図17のように運航票と航空機位置が連結した形で運用することで、従来の運航票で発生していた位置と運航票の誤認が防止できる。
【0037】
さらに、こうした位置の把握と航空機情報を的確に連結し、これを表示するとともに、将来の予測計算や経路の排他制御を行うことで、図18の例に見るとおり、誘導路交差点における対向する地上交通の未来予測と輻輳警告表示、滑走路を唯一ひとつの航空機に専有させ、他の航空機の同時許可発出を防止する警告機構(滑走路誤進入警告情報表示機構:ランウェイインカージョン)を備え、空港内交通流の効率向上と、事故等の防止を計ることができる。
【0038】
統括調整卓端末装置5では、表示選択装置が付加され、席略称が配置された選択ボタンを押下すれば、当該席の画面がそのまま映し出される(クイックルック機構)。これにより、統括調整の管制官が、自在に管制塔内の業務席の現在状況を把握することができ、運用マネージメントの効率が飛躍的に向上する。
【0039】
この他、統括調整卓端末装置5では、管制席端末と同等の機能を有し、加えて管制卓端末の統合や分離等の席構成変更や、時刻の正規化、運用滑走路や天候条件等の運用データの更新を可能とする機能(システム構成制御機能)を有し、一部の管制卓端末が障害となった場合でも、これをバックアップすることができるものとし、運用のフェイルセイフ化をさらに向上させる。
【0040】
統計解析装置6では、情報管理装置3に作成された航空機情報データベースと管制卓情報データベースを参照し、管制日誌、無線業務日誌、月間交通量報告書、年間交通量報告書、滑走路/誘導路使用頻度年間統計、月間ピークディ報告書、ピーク時間帯報告書の自動作成をおこなう(定型統計資料作成機能)。また、管制席繁忙度調査等の業務解析についても、市販の表計算プログラムにデータを転送する機能(解析情報生成機能)により、これらを効率的に実施する。従来の運航票ではもこれらをすべて手作業により実施しており、その労力の軽減と効率向上が大幅に可能となる。
【0041】
実施例1.
以上の機構と動作をする電子運航票システムをつかった管制業務を、管制塔におけるIFRによる出発航空機の場合について以下に説明する。
航空機の飛行計画は、予め航空会社から航空交通情報システム(略称CADIN)を経由し飛行計画情報処理システム(略称FDP)に登録され、EOBTの20分前に通信制御装置2がこれを受信し、情報管理装置3に転送され、当該機の航空機情報データベースが自動的に作成される。
【0042】
当該航空機の情報は、その電子運航票システムで定められるEOBTのn分前にフライトデータ席(FD席)の管制卓端末装置1aにラインフォール表示され、当該席の管制官はこの内容を確認し、情報の追加や変更があればそれを入力し、管制承認伝達席(CD席)に転送する。
CD席では、この転送を受領し、当該航空機から管制承認の要求を待つ。
【0043】
航空機は概ねEOBTの5分前に、CD席を無線電話で呼出し、計器飛行による目的地まで経路と高度等の管制承認を要求し、管制官は管制区管制所(ACC)にたいしこの要求を伝達し、ACC側から発出された管制承認を航空機に伝達する。この作業において、CD席に設置された管制卓端末装置1bの運航票をオープン表示し、要求の確認マーク、発出された管制承認の内容、等を電子ペンにより入力する。航空機への伝達完了をもって、この運航票は当該機の駐機位置を管轄する地上管制席(GND席)に転送する。
【0044】
転送されたGND席では管制卓端末装置1cによりこれを受領し、必要に応じてオープン表示により管制承認の内容を確認する。航空機は出発滑走路末端までの地上走行を無線電話により要求してきた場合、管制官は使用滑走路とその末端までの走行誘導路を関連地上交通を勘案し指示する。航空機が滑走路末端につながる唯一の誘導路に進入したことを、運航票の位置表示と目視で確認し、この運航票を飛行場管制席(LCL席)に転送する。
【0045】
LCL席では、管制卓端末装置1dによりこれを受領し、他の航空機がその滑走路を専有していないことを他の運航票の位置表示と目視で確認し、当該機にたいし離陸の許可を発出するとともにその運航票を横にずらし、離陸時間入力欄を電子ペンで1度押下し、当該機がその滑走路を専有したことを明示し、他の航空機に対し間違えて同一滑走路に対する進入を許可することが防止される。もしこのとき着陸のために最終進入経路にある他の航空機が着陸許可を要求しても、管制官はその運航票の着陸時刻欄を押下したとき警報が発せられ、同一滑走路に対する二重の使用許可が防止されることとなる。出発航空機の車輪が滑走路を離れたタイミングでもう一度離陸時刻欄を押下すれば、そのときの時刻が入力されるとともに、他の航空機にたいする滑走路の使用が可能となる。
【0046】
航空機が離陸した後、LCL席の管制官は航空機をターミナルレーダ管制業務の出域管制席に移管し、出域管制席(DEP席)に電子運航票システムが展開されていれば、運航票の転送を行う。もし、出域管制席に電子運航票システムが展開されていなければ、一定時間の経過後自動的にその運航票は管制卓端末装置1dの表示から消去され、情報管理装置3の航空機情報データベースの当該機の情報はクローズされる。
【0047】
実施例2.
次に、電子運航票システムのターミナルレーダ管制業務を、到着航空機の管制の場合について説明する。
到着航空機の飛行計画は、その航空機がターミナルレーダ管制空域の進入ゲート(進入FIX)に到達する20分前に、FDPから通信制御装置2に送られ、情報管理装置3に転送され、当該機の航空機情報データベースが自動的に作成される。
【0048】
航空機情報データベース作成後、この航空機情報は最初に当該機を管制する入域管制席(ARV席)の管制卓端末装置1eにラインフォール表示される。
航空機が空域内に入る直前に、ACC側の航空路レーダシステムからシステムハンドオフ(レーダシステムにおける管制移管方式)システムがかかり、ARTSのレーダ画面上の航空機位置表示の点滅表示がなされる。ここでARTSはその情報を通信制御装置2と情報管理装置3を通じ、ARV席の管制卓端末1eにもレーダ表示画面と同様にその運航票が点滅表示する。
【0049】
管制官は従来どおりARTSの操作によりこのハンドオフを受領するれば、レーダ画面上の航空機位置表示の点滅が止まり、その情報は前述の伝送経路を通じ運航票の点滅表示が止まり、その時刻が自動的に運航票に入力される。また、運航票を電子ペンで押下することでも、逆の経路でARTSの画面表示が変更される。従来の手順では、ARTSの操作を行い、運航票にその時刻を手書きする必要があったが、これによりいずれか片方の操作でこの作業を容易に行うことで、管制業務の効率が向上し、時刻データの管理が可能となる。
運航票では、高度情報の項目が選択されておれば、ARTSからその情報を取得し運航票に刻刻と表示させることができる。また、オープン表示で降下高度の指示を自由筆記により書き込むことができ、従来の取り扱いと同様方法で管制業務ができる。
【0050】
ARV席の管制官は、航空機が空港に接近した場合、最終進入経路に誘導する捜索誘導席(FED席)に移管するため、運航票を転送する。この場合も、運航票の転送起動とともに、ARTS内でのシステムハンドオフが自動的に起動される。
FED席では、これをARTSまたは管制卓端末1fの運航票による受領のいずれかで受領し、航空機の高度をさらに降下させ、最終進入経路へ会合させる誘導をおこない、最終進入の開始を確認したのち、運航票は管制塔の飛行場管制席(LCL席)に転送される。
【0051】
LCL席では、この転送を受領し、滑走路への着陸許可を発出した場合は、運航票の着陸時刻欄を電子ペンで押下する。これにより、この航空機がその滑走路を占有することとなり、他の航空機の同時使用が防止される。
航空機の車輪が地上に接したタイミングで、再度運航票の着陸時刻欄を電子ペンで押下すと、その時刻が着陸時刻として入力される。
【0052】
航空機が滑走路を離脱したとき、運航票の位置情報欄にその離脱誘導路名称が表示され、同時に自動的にその誘導路を管轄するGND席に運航票が転送される。
GND席ではこの転送を受領し、航空機に対し目的駐機スポットまでの経路の指示を与える。
航空機が目的駐機スポットに到着すれば、運航票は自動的に画面から消去され、当該航空機のデータベースはクローズされる。
【0053】
以上のように、電子運航票システムは、ARTSやASDE等のレーダシステムからの情報により、その位置と運航票が密接に関係し、特にターミナルレーダ管制業務においては、ARTS上のシステムハンドオフ操作と連動させることや、時刻入力等、作業負荷の大幅な改善が可能であり、管制業務の効率化が一層促進される。
【0054】
実施例3.
上記実施例は空港の管制業務での適用例であるが、航空路を巡行する航空機の管制業務を行うACCにあっても、この電子運航票システムの機能は同構成例によりそのまま使用できる。
また、管制官とは別に、小規模空港における管制通信官や航空路周辺空域の航空情報を提供する航空路情報提供業務(AEIS)においても、同様にこの電子運航票システムの機能はそのまま使用でき、いずれもその業務負荷軽減と効率的運用の効果が奏される。
【0055】
本発明は航空機の情報を主として取り扱うものであるが、航空機をトラックやバス、タクシー、鉄道車両、船舶に置き換えても、情報項目は異なってもその機能は同様であり、移動する物の情報管理として応用すれば、物流システムにおける取り扱い伝票や荷札を、本発明の運航票の形式で次々に転送することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
上記のようにこの発明のよれば、航空機の運航情報と管制情報の変更・追加を入力する電子ペン入力部と、情報管理装置から転送された航空機情報に基づき、管制卓端末装置毎の航空機情報を作成する端末データファイル作成手段と、端末データファイル作成手段が作成した、航空機情報の中から予め定められたキーワードに該当する項目を、予め定められた表示形式に基づき運航単位で電子運航票としてライン表示する電子運航票表示部と、電子運航票表示部が表示した電子運航票の中で、転送先項目が表示された箇所への入力を電子ペン入力部が受け付けたとき、当該転送先に電子運航票を転送するために当該電子運航票を情報管理装置に転送する電子運航票転送手段とを備え、端末データファイル作成手段は、電子運航票の特定項目にカウンタを設け、電子運航票表示部が表示した電子運航票の当該特定項目に対して、電子ペン入力部が電子ペンから受け付けた押下入力に基づき、当該特定項目に数値を入力して上記航空機情報を更新するので、電子ペンにより特定項目に数値を入力することができる。
【0057】
また、電子運航票表示部は、情報管理装置から転送された航空機情報に基づき新規の電子運航票を表示するとき、当該電子運航票をラインフォール表示にて表示することで、新規の電子運航票が表示されたことを、管制官に注意を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における電子運航票システムの構成ブロック図である。
【図2】 実施の形態1の管制卓端末装置でのライン表示を説明する図である。
【図3】 実施の形態1のライン表示の具体例を示す図である。
【図4】 実施の形態1のラインフォール表示の具体例を示す図である。
【図5】 実施の形態1のオープン表示の具体例を示す図である。
【図6】 実施の形態1のキーボード自動選択の具体例を示す図である。
【図7】 実施の形態1のずらし表示機構を説明する図である。
【図8】 実施の形態1の順序整列機構を説明する図である。
【図9】 実施の形態1の初期整列機構を説明する図である。
【図10】 実施の形態1の時刻入力機構を説明する図である。
【図11】 実施の形態1のカウンタ機構を説明する図である。
【図12】 実施の形態1の電子運航票の転送機構を説明する図である。
【図13】 実施の形態1の点滅したラインフォール表示の具体例を示す図である。
【図14】 実施の形態1のリスト表示機構を説明する図である。
【図15】 実施の形態1のマニュアル入力機構を説明する図である。
【図16】 実施の形態1の出発機位置情報表示の具体例を示す図である。
【図17】 実施の形態1の到着機位置情報表示の具体例を示す図である。
【図18】 実施の形態1の警告情報表示の具体例を示す図である。
【図19】 従来の運航票を示す図である。
【図20】 従来の運航票を示す図である。
【符号の説明】
1 管制卓端末装置、2 通信制御装置、3 情報管理装置、4 統計解析装置、5 統括調整卓端末装置、6 航空機情報データベース作成手段、7 管制卓情報データベース作成手段、10 端末データファイル作成手段、11 電子運航票表示/変更機能、12 電子運航票転送機能、13手書き情報入力機能、14 システム構成制御手段、15 クイックルック機能。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic flight ticket system in which handling of a flight ticket describing information such as an aircraft call code, an aircraft model, a scheduled time, etc. for each aircraft used in an air traffic control service is improved.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the control business, various types of aircraft information (aircraft call code, aircraft model, scheduled departure time, estimated arrival time, flight altitude, etc.) handled at the business seats are indispensable. These are the flight plan processing system (FDP). As shown in the example of Fig. 19 and Fig. 20 from the FDP terminal printer device according to the format for each business seat, the operation slip is printed out as well as other seats in the same relatively small room such as a control tower or terminal radar control room. In the aircraft under control, the flight slip is handed to the next jurisdiction as the aircraft moves.
[0003]
The current operation slip is a rectangle with an outer dimension of 1 inch in length and 8 inches in width, and is output by being cut out by the automatic cutting mechanism of the printer device. It is delivered by hand on the board of the seat (the iron board that can have a plurality of flight ticket holders in a column and can move the holder up and down with rails) according to the order of scheduled time, passing position reporting point, etc.
[0004]
The controller of the seat confirms the information of each operation slip delivered to each holder, and plans the confirmation, addition, change, information transfer timing to the next related seat, etc., including the control interval. If there is a problem at this time or if alerting is required, the flight slip is shifted from the board alignment position, or a symbol or the like is written with a red pen.
When the controller receives a position report or request from an aircraft, or when an instruction, permission or approval is given to the aircraft, the air traffic control duties determined in advance such as arrows, alphabets, etc. Fill out the confirmation mark or alphanumerical instructions, permission, and approval items.
[0005]
When an aircraft leaves the control seat, the aircraft will be transferred to the next control seat and handed over its flight ticket. In addition, if the flight report has already been output to the next seat by the FDP system, the flight has been completed due to the landing of the aircraft, or the flight plan has been withdrawn or canceled, the flight Remove the vote from the board and store it.
The flight slip removed from the board is used as basic traffic statistics for the control seat, airspace, or airport, and the daily, monthly, and annual total traffic calculations, flight type, altitude, approach type, peak hour traffic, Other necessary statistical calculations are performed manually and stored and managed for a predetermined period.
[0006]
The conventional flight slip is automatically separated from the print output by the FDP terminal printer, but the timely output is interrupted when the printer-dedicated paper is replenished or at fault. Further, only the horizontal direction can be automatically cut off, and as shown in the example of FIG. 19, the printer sprocket hole portions on the left and right sides require labor to tear the perforation portion into the holder and the work efficiency is poor. In addition, when there is a change in information (for example, a change of 5 minutes or more in the scheduled arrival time or scheduled departure time, a change in route, etc.) It is necessary to remove and perform the same operation again.
[0007]
In the case of conventional flight tickets, when the traffic increased, it was not possible to put everything on the board, and other space was required, and it was difficult to overlook and accurately grasp. Also, if it is deleted from the board or holder due to carelessness or misunderstanding, it will be necessary to work hard to find it, which may affect the control operation and cause an accident.
[0008]
Conventional flight tickets use black or red ballpoint pens to fill in, and become handwritten like a scribble during busy times, and misreading and misunderstandings may be triggered by the individual writing of controllers that change approximately every hour. is there. In addition, when statistically calculating the operation slips that have been handled, it is necessary to manually check the operation slips one by one for each processing item, resulting in a great deal of labor and miscalculation. In addition, it is only a guess about what information was added at which seat and at what time in the conventional flight charts, and the data on the flight charts can hardly be used, and analysis of accidents etc. only relies on the voice communication recording of the controller. there were.
[0009]
In the same room such as a control tower or terminal radar control room, it is necessary to hand over the conventional flight ticket with the transfer of the aircraft, except for the case of output from the FDP terminal printer. In the radar room or the like, even personnel for that purpose are required, and the efficiency of the control operation is deteriorated.
In the case of a conventional flight chart, the control status at that time cannot be grasped from other seats other than the control seat, and the coordinating controller goes to the flight chart board for that seat each time and adjusts the overall business communication. It was necessary to do it, and it was difficult to plan and predict in advance.
Conventional flight tickets have a fixed format and are printed with uniform information, so it is not possible to use only the information required for each control seat. It is impossible to respond flexibly to the nature of work and traffic conditions, such as handwriting all information that is not in the item.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, flight tickets have been issued as described above, and transfer for the next work and instructions for changing work have been performed by hand, causing problems such as delays and errors. It was.
In addition, there is a problem that a change instruction is not necessarily clearly described on a corresponding item, and communication with related parties is not immediately and appropriately transmitted.
[0011]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain a centralized management of aircraft information in control operations, an easy-to-understand display, and an electronic flight slip management system that reduces the occurrence of erroneous operations.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
  A control console terminal device according to the present invention is a control console terminal device that mutually transfers aircraft information to and from an information management device that manages aircraft information and control terminal information. An electronic pen input unit for inputting change / addition of information, terminal data file creation means for creating aircraft information for each control terminal device based on the aircraft information transferred from the information management device, and the terminal data file An electronic flight slip display unit that displays lines corresponding to predetermined keywords from aircraft information created by the creation means as electronic flight slips in flight units based on a predetermined display format, and the electronic flight When the electronic pen input unit accepts input to the location where the transfer destination item is displayed in the electronic flight slip displayed by the vote display unit, an electronic flight slip is sent to the transfer destination. Electronic flight slip transfer means for transferring the electronic flight slip to the information management device for sending, and the terminal data file creation means provides a counter in a specific item of the electronic flight slip, and displays the electronic flight slip display The aircraft information is updated by inputting a numerical value in the specific item based on a pressing input received from the electronic pen by the electronic pen input unit for the specific item of the electronic flight slip displayed by the unit. Is.
[0013]
  The electronic flight ticket display unit displays the electronic flight ticket in a line fall display when displaying a new electronic flight ticket based on the aircraft information transferred from the information management device. is there.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
An electronic flight ticket system according to Embodiment 1 of the present invention used for operations at an airport control tower will be described.
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration when an electronic flight slip system of the present invention is applied as an airfield control support device (abbreviated as TOSS). In the present embodiment, there is a control console terminal device 1, a communication control device 2, an information management device 3, a statistical analysis device 4, and a general adjustment console terminal device 5, one for each responsible control business seat. ing. The information management device 3 includes aircraft information database creation means 6 and control console information database creation means 7.
The control console terminal device 1 includes a terminal data file creation means 10, an electronic flight ticket display / change mechanism 11, an electronic flight ticket transfer mechanism 12, and a handwritten information input mechanism 13.
The overall adjustment console terminal device 5 includes terminal data file creation means 10, system configuration control means 14, and quick look function 15.
2 to 18 are diagrams showing specific examples of screens used in the present system, and diagrams showing an outline of arrangement and connection of each element of the system.
[0021]
Next, operation | movement of the electronic flight ticket system in this Embodiment comprised in this way is demonstrated.
The communication control device 2 receives a flight plan of an instrument flight method (IFR) aircraft that leaves and arrives at the airport from a flight plan information processing system (abbreviated as FDP), and a visible flight method (from CADIN) as a visual flight method ( (VFR) receives flight plans of aircraft taking off and landing, receives current position information of arriving aircraft from a terminal radar information processing system (abbreviated as ARTS), and is on the airport's ground surface from an airport plane automatic identification display system (abbreviated as SMGC) Receive aircraft position information.
The communication control device 2 transmits the take-off time of the aircraft departing from the IFR to ARTS, and transmits the take-off and arrival time of the aircraft taking off and landing from VFR to CADIN.
The communication control device 2 efficiently transfers information obtained from these external systems to the information management device 3 so as not to be leaked, and is efficient so that information to be transmitted from the information management device 3 to the external system is not leaked. To receive. Thus, the communication control device 2 is positioned between the external other system and the information management device 3 which is the core of the electronic flight ticket system, and plays a role of information security maintenance and input / output buffer.
[0022]
The information management device 3 receives information from the communication control device 2 and centrally manages aircraft information using the aircraft information database creation means 6 in the electronic flight ticket system.
The information management device 3 transmits the aircraft information of the aircraft to the control console terminal to be displayed first based on the estimated arrival time (ETA), the estimated departure time (EOBT), the position information of the aircraft, the flight format, and the like.
The information management device 3 receives aircraft information for which transfer processing or termination processing has been issued from the control console terminal device 1, updates the aircraft information by the aircraft information database creation means 6, and then transmits the updated aircraft information to the transfer destination.
[0023]
The control console terminal device 1 is provided with a table that displays predetermined items in a predetermined order in correspondence with keywords (key codes) when displayed on the electronic flight ticket display / change mechanism. For example, when [ACT] is pressed on the [DATA SORT] screen, the next screen is displayed.
On the displayed “LINE DATA select” screen corresponding to “ACT”, for example, when “ACID”, “TYPE”, and “ECID” are pressed, the aircraft call code, aircraft type, and scheduled takeoff time are displayed in one line.
FIG. 2 shows this example, and the controller terminal device 1 displays necessary data corresponding to the keyword from the terminal data file 23 on the display unit via the electronic flight slip display / change mechanism 11. This display format is registered in advance, and has a mechanism (line display item selection mechanism) for selecting and displaying only necessary information in an arbitrary order in an arbitrary item within the range by the keyword correspondence table. For example, from the left end, selection settings for the aircraft call code, aircraft model, and scheduled takeoff time can be specified in the format shown in FIG. By the way, this is expressed so that the appearance is the same as the format shown in FIG.
These display items are selected by the controller in consideration of traffic conditions and the like.
[0024]
A new flight report is sent to the controller seat each time it is generated, but one line is the unit information of the flight. Displayed in a line-fall display format, just above the line. This designates the display position by sequentially changing the vertical coordinate value for each display from the initial initial display position.
This alerts the controller by visually telling the controller that a new flight vote has arrived.
In addition, when there are many operation tickets currently displayed and the screen is full, the current screen is prioritized using the mechanism that displays the current screen, but it is hidden diagonally behind the currently displayed operation ticket. A visual representation of what has arrived.
In operation, a large number of flight tickets can be handled in this way.
[0025]
The terminal data file contains related data in addition to the display items corresponding to the keyword, and activation input with the electronic pen to the terminal data file creation means (continuous twice with the electronic pen to the operation report screen displayed on the line) All the items are displayed when the button is pressed. FIG. 5 is a diagram showing this result. That is, if the electronic flight slip of FIG. 5A is pressed twice in succession, the open display screen portion of FIG. 5B is displayed, and an information transfer button or the like appears so that the corresponding input can be performed.
FIG. 6 is a diagram showing areas and examples where input can be changed and added on the open display screen. Restrictions are incorporated and checked for each of these input / changeable items to prevent input errors.
Further, the display position of the electronic flight slip can be changed on the electronic pen by a so-called drag operation. This is a software drag mechanism, and FIGS. 7 and 8 are diagrams for explaining these operations. FIG. 7 shows a drag operation for shifting the electronic pen to a predetermined position while touching the screen.
[0026]
In addition, this display format takes the expression according to the conventional operation slip and suppresses the dissimilar texture as much as possible as well as instructions, approvals, confirmations, memos, etc. that have been made by writing in the past by using an electronic pen. Has a function to input in a way (free writing input function). Like a normal ballpoint pen, the electronic pen can write characters and symbols in black on the operation slip on the screen, and it can be written on the screen in red by operating it while holding down the buttons provided on it, There is no need to use different red pens. Also, when returning from the open display to the original line display, in order to clearly indicate that such free-written information exists, if there is black information, the color of the entire flight slip will be deeper and red information will be mixed If so, it has a function of expressing the aircraft call code item in red (writing information explicit expression color).
[0027]
All the information entered at each control console terminal including the information by free writing is stored in the aircraft information database of the information management device 3 and transferred to other seats. In addition, in the information management device 3, the control table information database creation means detects the position of the electronic pen and adds / subtracts it to the display position so that it is clear what has been added or changed on which terminal. Position. In addition, information for each control terminal is stored and created in order to immediately return to the previous situation in the event of a system failure.
As with the conventional handling of flight tickets, the line-displayed flight tickets can be used with an electronic pen as shown in FIG. It can be shifted to the side (shift display function). In this case, the position of the electronic pen is detected and added to or subtracted from the display position to obtain a new display position. In addition, as shown in Fig. 8, the upper and lower order can be changed as shown in Fig. 8 by appropriately shifting between the operation slips to be inserted and pressing the alignment button with the electronic pen. Function), and when the initial alignment button is pressed as shown in FIG. 9, the original order can be restored (initial alignment function). As a result, the operation can be improved much more efficiently than the conventional method of replacing each flight slip by hand.
[0028]
These electronic flight slips displayed on the screen are displayed in a shifted manner and weighted as the number increases. However, the display position of each flight slip is monitored, and it is always left and right and up and down with a certain width. The function to automatically shift the display position prevents other flight tickets from being completely hidden behind the flight ticket, and the flight ticket located on the back is displayed on the front by pressing the visible part with an electronic pen ( A pop-up function), that is, a mechanism that preferentially displays the corresponding operation slips, enables handling of many operation slips that were difficult with the conventional flight slip board.
[0029]
Since the open display has a larger amount of information than the line display, it has a drawback that it cannot display a lot of aircraft information at the same time due to its large screen area. For this reason, when there are input items that are frequently or indispensable for business, a function that enables direct input on the line display is efficient. The items corresponding to this are typically transfer of flight tickets and input of current time and number of times. If the transfer destination seat abbreviation is selected as a line-displayed flight ticket format, pressing the item with the electronic pen automatically triggers the transfer function to be activated in the electronic flight ticket transfer mechanism 12 using this as a trigger. Such (automatic transfer start function). In the case of the current time input item as shown in FIG. 10, the current time is displayed when the button is pressed for the first time, and is finally input when the button is pressed for the second time (time input function). This is used for inputting the departure / arrival time and the like, and particularly in the control work where the time information is important, the operation can be performed very accurately and efficiently together with the confirmation means.
Further, the terminal data file creation means is provided with a counter, which is a mechanism that counts up by pressing the item with respect to this item from the electronic pen. Thus, as shown in FIG. 11, if the number of times of training such as touch and go and the number of times of approaching return, etc., a numerical value counted once can be input each time it is pressed (counter function). There is no need to write it on a memo sheet or install a numerical meter, and since this information is also managed for each aircraft, the efficiency of statistical work after processing is greatly promoted.
[0030]
Regarding the transfer, the next control seat or other system is scheduled based on the current position of the aircraft and the flight plan, and the transfer function is activated from the line display as described above. As shown in FIG. It is possible to start from the described open display state (manual transfer function). This is because it is assumed that the written information is reconfirmed or that the other party is manually selected for a control seat that is different from the previously calculated counterpart.
[0031]
When the transfer function is activated, the mechanism is such that the related party's seat is graphically displayed by software when activated from the open display. Furthermore, by selecting one of them with the electronic pen, the destination is designated and the electronic flight slip data is transferred.
Thereafter, the display automatically returns to the line display. On the line display, the other party's seat abbreviation is displayed on the left side of the aircraft call code, and the entire flight slip is displayed in a blinking manner to clearly indicate that it is being transferred.
[0032]
In the transfer destination display, as shown in FIG. 13, a line fall display in which the abbreviation of the transferred control seat is displayed on the left side of the aircraft call code and flashes occurs. When the controller of the seat presses the flight ticket once with the electronic pen, the receipt is completed, the confirmation is sent to the forwarded seat, the flashing display of the forwarding side stops, and then automatically The display is erased, and the other operation slips at the top of the display are sequentially dropped and displayed at the bottom. This is a form close to the current handling, and it is highly effective in attracting visual attention while integrating the operator's discomfort as much as possible.
Such transfer start and end operations are not in the conventional manual operation slip, and the transfer start time and end time are also recorded in the control console information database of the information management device 3 at the same time, and the display mechanism and high-speed data are recorded. Communication enables reliable transfer and recording of aircraft information.
[0033]
The control console terminal device 1 has a mechanism (list display mechanism) for referring to the aircraft information database of the information management device 3, as shown in FIG. This mechanism also has a function of displaying in a list format by selecting search items such as an airline, flight type, current control seat status, etc. in addition to selecting information items as in the operation slip. By this mechanism, past or future plan information can be referred to, and it is possible to grasp the entire aircraft information and pre-plan the work, which was difficult with the conventional flight slip.
[0034]
Also, airports require special information that cannot be grasped in advance as a flight plan. In particular, the aircraft is often towed by a vehicle and moved from one gate to another (towing). At that time, there is a request from the aircraft or the vehicle to the control tower by wireless communication. Gives permission to consider the movement of other aircraft, etc., and the operation slip may be used to confirm the start and end of movement.
[0035]
Since such information is not obtained in advance from other systems, it is necessary to input the information directly to the control terminal 1 with a simple input. Therefore, as shown in FIG. 15, the control console terminal device 1 is provided with a manual operation button (manual input function) for the operation slip, and a list of pre-registered call codes and where to move from when pressed with the electronic pen. Is displayed on the screen, and has a function of easily selecting and inputting each by pressing with an electronic pen. As a result, everything that used to be handwritten in the past is digitized, and the position of the aircraft captured by SMGC is automatically displayed on the flight slip, which is effective as a powerful support function for control operations during morning and evening congestion. It is remarkable.
[0036]
Similarly, for normal takeoff and landing aircraft, if location information is selected in the selection item of the operation slip, the location information from the ARTS can be obtained by the distance and direction from the radar site for the aircraft in flight, For aircraft on the ground, if the aircraft is parked at a spot or gate, the number will be displayed. If you are moving on the taxiway or on the runway, the position captured by the airport surface detection radar (abbreviated as ASDE) It is possible to display in real time by name or runway name, and by operating in a form where the operation slip and aircraft position are connected as shown in FIGS. 16 and 17, the position and operation that occurred in the conventional operation slip Can prevent misidentification of votes.
[0037]
In addition, by accurately linking and displaying such position grasps and aircraft information, and performing future prediction calculations and exclusive route control, as shown in the example of FIG. The airport is equipped with a warning mechanism (runway incursion warning information display mechanism: runway incursion) that dictates the future of traffic, congestion warning display, exclusive use of the runway to one aircraft, and prevents simultaneous release of other aircraft. It is possible to improve the efficiency of internal traffic flow and prevent accidents.
[0038]
In the overall adjustment console terminal device 5, a display selection device is added, and when a selection button with a seat abbreviation is pressed, the screen of the seat is displayed as it is (quick look mechanism). As a result, the controller of the supervisory coordinator can freely grasp the current situation of the business seats in the control tower, and the efficiency of operation management is greatly improved.
[0039]
In addition, the overall control console terminal device 5 has the same function as the control seat terminal, in addition, the seat configuration change such as integration and separation of the control console terminal, time normalization, operation runway, weather conditions, etc. It has a function (system configuration control function) that makes it possible to update the operation data, and even if some control console terminals become faulty, this can be backed up, making operation fail safe Further improve.
[0040]
The statistical analysis device 6 refers to the aircraft information database and the control table information database created in the information management device 3, and the control diary, radio work diary, monthly traffic report, annual traffic report, runway / taxiway Automatic creation of annual statistics on usage frequency, monthly peak day report, and peak time zone report (standard statistical data creation function). In addition, business analysis such as a control seat busyness survey is efficiently implemented by a function (analysis information generation function) for transferring data to a commercially available spreadsheet program. All of these operations are performed manually in the conventional flight slips, which greatly reduces labor and improves efficiency.
[0041]
Example 1.
A control operation using the electronic flight slip system that operates with the above mechanism will be described below in the case of a departure aircraft by IFR in the control tower.
The flight plan of the aircraft is registered in advance in the flight plan information processing system (abbreviated FDP) via the air traffic information system (abbreviated CADIN) from the airline, and received by the communication control device 2 20 minutes before EOBT, The information is transferred to the information management device 3, and an aircraft information database of the aircraft is automatically created.
[0042]
The aircraft information is displayed in line fall on the flight control seat terminal device 1a n minutes before the EOBT defined by the electronic flight ticket system, and the controller of the seat confirms this content. If any information is added or changed, it is input and transferred to the control approval transmission seat (CD seat).
The CD seat receives this transfer and waits for a control approval request from the aircraft.
[0043]
The aircraft calls the CD seat by radio telephone approximately 5 minutes before the EOBT and requests control approval of the route and altitude etc. to the destination by instrument flight, and the controller makes this request to the control district control center (ACC) The control approval issued from the ACC side is transmitted to the aircraft. In this work, the operation slip of the control console terminal device 1b installed in the CD seat is displayed open, and a request confirmation mark, the content of the issued control approval, etc. are input with an electronic pen. Upon completion of transmission to the aircraft, this flight slip is transferred to the ground control seat (GND seat) that has jurisdiction over the parking position of the aircraft.
[0044]
At the transferred GND seat, this is received by the control console terminal device 1c, and the content of the control approval is confirmed by an open display if necessary. When an aircraft requests ground travel to the end of the starting runway by radio telephone, the controller instructs the runway to be used and the travel guideway to the end in consideration of the related ground traffic. Confirm that the aircraft has entered the only taxiway that leads to the end of the runway, visually confirm the position display on the flight slip and visually transfer this flight slip to the airport control seat (LCL seat).
[0045]
At the LCL seat, this is received by the control console terminal device 1d, and it is confirmed that other aircraft do not occupy the runway, and the position indication and visual confirmation of other flight slips are given, and the aircraft is allowed to take off. , And the flight slip is shifted to the side, the take-off time input field is pressed once with the electronic pen, it is clearly indicated that the aircraft occupies the runway, and another aircraft is mistaken for the same runway. Permitting entry is prevented. If another aircraft on the final approach route requests landing permission for landing at this time, the controller will be alerted when the landing time column of the flight slip is pressed, and a double warning will be issued for the same runway. Use permission will be prevented. If the take-off time column is pressed once again at the timing when the departure aircraft wheel leaves the runway, the time at that time is entered and the runway for other aircraft can be used.
[0046]
After the aircraft has taken off, the controller of the LCL seat will transfer the aircraft to the exit control seat of the terminal radar control service, and if the electronic flight slip system is deployed in the exit control seat (DEP seat), Perform the transfer. If the electronic flight ticket system is not deployed at the departure control seat, the flight ticket is automatically deleted from the display of the control console terminal device 1d after a certain period of time, and the aircraft information database of the information management device 3 Information on the aircraft will be closed.
[0047]
Example 2
Next, the terminal radar control work of the electronic flight slip system will be described in the case of the control of the arrival aircraft.
The flight plan of the arriving aircraft is sent from the FDP to the communication control device 2 and transferred to the information management device 3 20 minutes before the aircraft reaches the entry gate (entry FIX) in the terminal radar controlled airspace. An aircraft information database is automatically created.
[0048]
After the aircraft information database is created, this aircraft information is first displayed in a line fall on the control console terminal device 1e of the entrance control seat (ARV seat) that controls the aircraft.
Immediately before the aircraft enters the airspace, a system handoff (control transfer system in the radar system) system is applied from the airway radar system on the ACC side, and the aircraft position display blinks on the radar screen of the ARTS. Here, the ARTS displays the information in a blinking manner on the control console terminal 1e of the ARV seat through the communication control device 2 and the information management device 3 in the same manner as the radar display screen.
[0049]
If the controller receives this handoff by operating the ARTS as before, the aircraft position display on the radar screen stops blinking, and the flight information stops blinking through the above transmission route, and the time automatically Will be entered in the flight ticket. Also, the ARTTS screen display is changed in the reverse route by pressing the flight ticket with the electronic pen. In the conventional procedure, it was necessary to operate the ARTS and hand-write the time on the flight ticket, but this makes it easy to do this work with either one of the operations, improving the efficiency of the control work, Time data can be managed.
If an item of altitude information is selected in the operation slip, the information can be acquired from the ARTS and displayed on the operation slip. In addition, the descent altitude can be written by free writing on the open display, and control operations can be performed in the same manner as in the conventional handling.
[0050]
When the aircraft approaches the airport, the controller of the ARV seat forwards the flight ticket to transfer to the search guidance seat (FED seat) that leads to the final approach route. Also in this case, the system handoff in the ARTS is automatically activated together with the activation activation of the flight ticket.
At the FED seat, this will be received by either the ARTTS or the flight card of the controller terminal 1f, and after the aircraft has been lowered further and guided to the final approach route, after confirming the start of the final approach The flight ticket is transferred to the airfield control seat (LCL seat) of the control tower.
[0051]
In the LCL seat, when this transfer is received and the landing permission for the runway is issued, the landing time column of the operation slip is pushed with the electronic pen. As a result, this aircraft occupies the runway, and simultaneous use of other aircraft is prevented.
When the aircraft wheel touches the ground again and the landing time column of the flight slip is pressed again with the electronic pen, that time is input as the landing time.
[0052]
When the aircraft leaves the runway, the departure taxiway name is displayed in the position information field of the flight card, and at the same time, the flight card is automatically transferred to the GND seat that has jurisdiction over the taxiway.
The GND seat receives this transfer and gives the aircraft instructions on the route to the destination parking spot.
When the aircraft arrives at the destination parking spot, the flight ticket is automatically deleted from the screen, and the aircraft database is closed.
[0053]
As described above, the position of the electronic flight chart system is closely related to the flight chart based on information from radar systems such as ARTS and ASDE. Especially in terminal radar control work, it is linked with the system handoff operation on ARTS. Work and input of time, etc. can be greatly improved, and the efficiency of control work is further promoted.
[0054]
Example 3
Although the above embodiment is an application example in airport control operations, the function of this electronic flight slip system can be used as it is even in the ACC that performs the control operations of aircraft traveling on an air route.
In addition to the controller, the functions of the electronic flight ticket system can also be used in the airline information service (AEIS) that provides air traffic information for air traffic controllers and air traffic controllers in small airports. In both cases, the work load is reduced and efficient operation is achieved.
[0055]
Although the present invention mainly deals with aircraft information, even if the aircraft is replaced with trucks, buses, taxis, railway vehicles, and ships, the functions are the same even if the information items are different, and information management of moving objects As a result, it is possible to successively transfer handling slips and tags in the logistics system in the form of the operation slip of the present invention.
[0056]
【The invention's effect】
  As described above, according to the present invention,An electronic pen input unit that inputs changes / additions of aircraft operation information and control information, terminal data file creation means for creating aircraft information for each control console terminal device based on aircraft information transferred from the information management device, An electronic flight slip display unit that displays a line corresponding to a predetermined keyword from the aircraft information created by the terminal data file creation means as an electronic flight slip in a flight unit based on a predetermined display format; When the electronic pen input unit accepts input to the location where the transfer destination item is displayed in the electronic flight slip displayed by the electronic flight slip display unit, the electronic flight slip is transferred to the transfer destination. Electronic flight slip transfer means for transferring the flight slip to the information management device, and the terminal data file creation means provides a counter for specific items of the electronic flight slip and displays the electronic flight slip display For the specific item of the electronic flight slip displayed by, the electronic pen input unit updates the aircraft information by inputting a numerical value in the specific item based on the press input received from the electronic pen. Numeric values can be entered in the fields.
[0057]
  In addition, when the electronic flight slip display unit displays a new electronic flight slip based on the aircraft information transferred from the information management device, the electronic flight slip display unit displays the electronic flight slip in a line fall display. The controller can be alerted that is displayed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration block diagram of an electronic flight ticket system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating line display on the control console terminal device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating a specific example of line display according to the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a specific example of line fall display according to the first embodiment.
5 is a diagram illustrating a specific example of open display according to Embodiment 1. FIG.
6 is a diagram showing a specific example of keyboard automatic selection according to the first embodiment. FIG.
FIG. 7 is a diagram illustrating a shift display mechanism according to the first embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating an order alignment mechanism according to the first embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating an initial alignment mechanism according to the first embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating a time input mechanism according to the first embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating a counter mechanism according to the first embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating an electronic flight slip transfer mechanism according to the first embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating a specific example of blinking line fall display according to the first embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating a list display mechanism according to the first embodiment.
FIG. 15 is a diagram illustrating a manual input mechanism according to the first embodiment.
FIG. 16 is a diagram showing a specific example of starting machine position information display according to the first embodiment.
FIG. 17 is a diagram showing a specific example of arrival machine position information display according to the first embodiment.
FIG. 18 is a diagram showing a specific example of warning information display according to the first embodiment.
FIG. 19 is a diagram showing a conventional operation slip.
FIG. 20 is a diagram showing a conventional flight slip.
[Explanation of symbols]
1 control console terminal device, 2 communication control device, 3 information management device, 4 statistical analysis device, 5 general adjustment console terminal device, 6 aircraft information database creation means, 7 control table information database creation means, 10 terminal data file creation means, 11 electronic flight ticket display / change function, 12 electronic flight ticket transfer function, 13 handwritten information input function, 14 system configuration control means, 15 quick look function.

Claims (2)

航空機情報と管制卓端末情報とを管理する情報管理装置との間で、航空機情報を相互に転送する管制卓端末装置であって、A control terminal device that transfers aircraft information to and from an information management device that manages aircraft information and control terminal information.
航空機の運航情報と管制情報の変更・追加を入力する電子ペン入力部と、An electronic pen input unit that inputs changes and additions to aircraft operation information and control information;
上記情報管理装置から転送された上記航空機情報に基づき、管制卓端末装置毎の航空機情報を作成する端末データファイル作成手段と、Based on the aircraft information transferred from the information management device, terminal data file creation means for creating aircraft information for each control terminal device;
上記端末データファイル作成手段が作成した、航空機情報の中から予め定められたキーワードに該当する項目を、予め定められた表示形式に基づき運航単位で電子運航票としてライン表示する電子運航票表示部と、An electronic flight slip display unit that displays an item corresponding to a predetermined keyword from aircraft information created by the terminal data file creation means as an electronic flight slip in a unit of flight based on a predetermined display format; ,
上記電子運航票表示部が表示した電子運航票の中で、転送先項目が表示された箇所への入力を上記電子ペン入力部が受け付けたとき、当該転送先に電子運航票を転送するために当該電子運航票を上記情報管理装置に転送する電子運航票転送手段とを備え、To transfer the electronic flight slip to the forwarding destination when the electronic pen input unit accepts input to the location where the forwarding destination item is displayed in the electronic flight slip displayed by the electronic flight slip display portion. Electronic flight ticket transfer means for transferring the electronic flight ticket to the information management device,
上記端末データファイル作成手段は、上記電子運航票の特定項目にカウンタを設け、上記電子運航票表示部が表示した電子運航票の当該特定項目に対して、電子ペン入力部が電子ペンから受け付けた押下入力に基づき、当該特定項目に数値を入力して上記航空機情報を更新することを特徴とする管制卓端末装置。The terminal data file creation means is provided with a counter in a specific item of the electronic flight slip, and the electronic pen input unit receives from the electronic pen for the specific item of the electronic flight slip displayed by the electronic flight slip display unit. A control terminal device that updates the aircraft information by inputting a numerical value in the specific item based on a press input.
さらに上記電子運航票表示部は、上記情報管理装置から転送された航空機情報に基づき新規の電子運航票を表示するとき、当該電子運航票をラインフォール表示にて表示することを特徴とする請求項1に記載の管制卓端末装置。The electronic flight ticket display unit further displays the electronic flight ticket in a line fall display when displaying a new electronic flight ticket based on aircraft information transferred from the information management device. 1. The control console terminal device according to 1.
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