JP3656943B2

JP3656943B2 - Vehicle theft detection alarm device

Info

Publication number: JP3656943B2
Application number: JP12832799A
Authority: JP
Inventors: 守澤井; 薫栗田; 恵船本
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 1999-05-10
Filing date: 1999-05-10
Publication date: 2005-06-08
Anticipated expiration: 2019-05-10
Also published as: JP2000322662A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用盗難検出装置及び車両用盗難検出警報装置に係わり、特に、各々が車両内への侵入に伴ってオンする複数のスイッチを有し、監視状態にあるときの前記スイッチのオンを検出して車両内への不法な侵入を検出する車両用盗難検出装置、及び車両用盗難検出装置が不法な侵入を検出したとき、その旨を伝える盗難警報を発生する車両用盗難検出警報装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置としては、図５に示されたような構成のものが使用されている。同図において、車載バッテリ１からの電源電圧ＶＢは分岐された後、それぞれヒュージブルリンクＦＬ１、ヒュージブルリンクＦＬ２…に供給される。ヒュージブルリンクＦＬ１に供給された電源はイグニッションスイッチＳＷ１（以下「ＩＧスイッチＳＷ１」という。）を介して車両の各部に配置された各負荷に供給され、ヒュージブルリンクＦＬ２に供給された電源は、さらに分岐された後ヒューズＦ１、ヒューズＦ２…に供給される。ヒューズＦ１に供給された電源は、トランクルームランプＭ１、ドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３にそれぞれ供給されている。
【０００３】
上述したトランクルームランプＭ１とアースとの間には、車両のトランクが開けられたときオンして電源電圧ＶＢをトランクル−ムランプＭ１に供給するトランクスイッチＳＷ２が設けられ、ドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３とアースとの間には、車両のドアが開けられたときオンして電源電圧ＶＢをドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３に供給するカーテシスイッチＳＷ３が設けられている。また、フードスイッチＳＷ４は、一端が車載バッテリ１と接続された抵抗Ｒ１の他端とアースとの間に設けられ、車両のボンネットが開けられたときにオンするスイッチである。つまり、上述したトランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４は、車両内への侵入に伴ってオンするスイッチである。
【０００４】
上述したドームランプＭ２は、カーテシスイッチＳＷ３以外にも車両内に設けられたドームランプスイッチＳＷ５によりオンオフすることができる。また、トランクルームランプＭ１、ドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３は、ＩＧスイッチＳＷ１を介すことなく車載バッテリ１から電源供給されているので、ＩＧスイッチＳＷ１がオフとなっている間も、トランク及びドアが開けられトランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３がオンすれば電源電圧ＶＢが供給される負荷である。
【０００５】
また、車両用盗難検出警報装置２は、車両用盗難検出装置２ａと、警報発生部２ｂとを備える。車両用盗難検出装置２ａは、上述したように各々が車両内への侵入に伴ってオンするトランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４と、車両の正規の利用者のみが保有するイグニッションキー２ｃ（以下、「ＩＧキー」と言う。）によるキー操作に連動してオンオフするドアロックスイッチＳＷ６及びドアアンロックスイッチＳＷ７と、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４のオンオフ状態を各々監視して不法な侵入を検出するマイクロコンピュータ２ａ−１（以下、「マイコン２ａ−１」と言う。）とを備える。
【０００６】
ドアの施錠及び解錠は、上述したドアロックスイッチＳＷ６及びドアアンロックスイッチＳＷ７がＩＧキー２ｃに連動して所定時間オンしている間に行われる。ドアロックスイッチＳＷ６の一端は車載バッテリ１と接続され、他端は抵抗Ｒ２を介してアースと接続されている。このドアロックスイッチＳＷ６の他端と抵抗Ｒ２との接続点がマイコン２ａ−１に入力する構成となっているため、ドアロックスイッチＳＷ６がオンするとＨレベルのドアロック信号Ｓ１１がマイコン２ａ−１に入力される。一方、ドアアンロックスイッチＳＷ７の一端は車載バッテリ１と接続され、他端は抵抗Ｒ３を介してアースと接続されている。このドアアンロックスイッチＳＷ７の他端と抵抗Ｒ３との接続点がマイコン２ａ−１に入力する構成となっているため、ドアアンロックスイッチＳＷ７がオンするとＨレベルのドアアンロック信号Ｓ１２がマイコン２ａ−１に入力される。
【０００７】
上述した、マイコン２ａ−１には、上述したフードスイッチＳＷ４と抵抗Ｒ１との接続点、トランクルームランプＭ１とトランクスイッチＳＷ２との接続点及びドームランプＭ２、カーテシランプＭ３とカーテシスイッチＳＷ３との接続点がそれぞれ接続されている。このため、これらトランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４がオンするとＨレベルのトランク信号Ｓ２、カーテシ信号Ｓ３及びフード信号Ｓ４がそれぞれ入力される。
【０００８】
このマイコン２ａ−１は、予め設定される制御プログラムに従って動作するＣＰＵ２ａ−１１と、該ＣＰＵ２ａ−１１の制御プログラム及び予め与えられる設定値などを保持するＲＯＭ２ａ−１２と、ＣＰＵ２ａ−１１の演算実行時に必要なデータを一時的に保存するＲＡＭ２ａ−１３とを有する。マイコン２ａ−１は、ＩＧキー２ｃのキー操作に連動してドアロックスイッチＳＷ６がオンとなると共に、ドアが施錠状態となると監視状態に切り替えられ、再びキー操作に連動してドアロックスイッチＳＷ６がオフとなると共に、ドアが解錠状態となり、非監視状態に切り替えられるまでの間に、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４を各々に監視して、トランク信号Ｓ２、カーテシ信号Ｓ３及びフード信号Ｓ４も何れかの信号を検出すると、不法な侵入を検出して、その旨を知らせるためヘッドライト信号Ｓ５、ハザード信号Ｓ６及びホーン信号Ｓ７をヘッドライトＭ５、ハザードランプＭ６及びホーンＭ７を有する警報発生部２ｂに出力する。
【０００９】
上述した構成の車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の動作についてＣＰＵ２ａ−１１の処理手順を示す図６のフローチャートを参照して以下説明する。まず、ＩＧキー２ｃのキー操作に連動してドアロックスイッチＳＷ６がオンしてドアロック信号Ｓ１１が出力されると（ステップＳＰ６１でＹ）、マイコン２ａ−１は、監視状態に切り替えられる。
【００１０】
監視状態に切り替えられている間は、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４の状態を常時監視し、不法な侵入によりボンネット、トランク又はドアがこじ開けられることに伴って、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４がオンすることによりトランク信号Ｓ２、カーテシ信号Ｓ３及びフード信号Ｓ４の内、１つでも入力すれば（ステップＳＰ６２、６３又は６４でＹ）、警報発生部２ｂに対してヘッドライト信号Ｓ５、ハザード信号Ｓ６及びホーン信号Ｓ７を出力する。
【００１１】
マイコン２ａ−１からのヘッドライト信号Ｓ５、ハザード信号Ｓ６及びホーン信号Ｓ７により、ヘッドライトＭ５及びハザードランプＭ６が点灯すると共に、ホーンＭ７が警報音を発生して不法な侵入が起きた旨を知らせる（ステップＳＰ６５）。上述した監視状態はドアアンロックスイッチＳＷ７のオンにより非監視状態に切り替わる（ステップＳＰ６６でＹ）。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の車両用盗難検出装置及び車両用盗難検出警報装置は、不法な侵入に伴いオンするトランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４のオンオフ状態の監視を各々行うため、マイコン２ａ−１には、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４がそれぞれ接続されている。従って、マイコン２ａ−１の入力端子数が多くなり、車両用盗難検出装置２ａを構成するマイコン２ａ−１が大型化してしまう。また、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４とマイコン２ａ−１の入力端子とを接続する電源線数も多くなる。
【００１３】
ところで、車両用盗難検出装置及び車両用盗難検出警報装置は、車両内の限られた空間内に設けなければならないため、省スペース化する必要がある。ところが、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びフードスイッチＳＷ４を各々監視することにより不法侵入を検出する従来の構成の車両用盗難検出装置及び車両用盗難検出警報装置においては、上述したマイコン２ａ−１の大型化、電源線数の増大により、省スペース化には限界があるという問題があった。
【００１４】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、不法な侵入に伴ってオンする複数のスイッチのオンオフ状態を各々監視することなく、省スペース化を図ることができる車両用盗難検出装置、及び不法な侵入を防止することができる車両用盗難検出警報装置を提供することを課題とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項１記載の発明は、各々が車両内への侵入に伴ってオンする複数のスイッチを有し、監視状態にあるときの前記スイッチのオンにより車両内への不法な侵入を検出する車両用盗難検出装置であって、前記スイッチのいずれかがオンしたとき電流が流れる電流路の電流値を検知する電流センサと、監視状態にあるとき前記電流センサによる所定値以上の電流の検知により、不法な侵入を検出する不法侵入検出手段と、前記不法侵入検出手段が不法な侵入を検出したとき、その旨を伝える盗難警報を発生する警報発生手段と、前記不法侵入検出手段を監視状態及び非監視状態に切り替える切替手段とを備え、前記警報発生手段は、前記切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切り替え時に前記電流センサが所定値以上の電流を検知したとき、不法侵入検出手段により不法侵入の検出が不可能である旨を伝える不可能警報を前記盗難警報と識別可能に発生することを特徴とする車両用盗難検出警報装置に存する。
【００２２】
請求項１記載の発明によれば、スイッチをオンしたまま不法侵入検出手段が監視状態になると、不法な侵入が行われていないのにもかかわらず不法侵入検出手段が不法侵入を検出し、警報発生手段が盗難警報を発生してしまうので、不法侵入検出手段による不法侵入の検出が不可能となる。そこで、警報発生手段が、切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切替時に電流センサが所定値以上の電流を検出したとき、不法侵入検出手段による不法侵入の検出が不可能である旨を伝える不可能警報を発生することにより、切替手段による切替時に警報が発生していればスイッチをオンしたまま監視状態に切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
また、車両から離れている運転者又は侵入者に対して不法な侵入を検知した旨の警報するときは、例えば大きな警報音を発生させるなど大げさな警報が盗難防止のため必要である。しかしながら、車両の近くにいる運転者に対して発生する不法侵入の検出が不可能である旨の警報に大きな警報音を発生させる必要はない。そこで、スイッチがオンのまま車両を離れる旨を盗難警報と識別可能に知らせることにより、警報する内容に応じた適切な警報を発生することができる。
また、常時電源供給が行われている電流路であれば、その電流路は、車両の各部に配置された負荷に電源供給されているときにも電流が流れる。そこで、負荷に電源供給が行われると電流路に所定値以上の電流が流れるため、負荷に電源供給が行われたまま切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切替が行われたときに、警報発生手段が不可能警報を発生するようになっている。従って、切替手段による切替時に不可能警報が発生していればスイッチをオンしたままか、負荷に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
【００２３】
請求項２記載の発明は、各々が車両内への侵入に伴ってオンする複数のスイッチを有し、監視状態にあるときの前記スイッチのオンにより車両内への不法な侵入を検出する車両用盗難検出装置であって、前記スイッチのいずれかがオンしたとき電流が流れる電流路の電流値を検知する電流センサと、監視状態にあるとき前記電流センサによる所定値以上の電流の検知により、不法な侵入を検出する不法侵入検出手段と、前記不法侵入検出手段が不法な侵入を検出したとき、その旨を伝える盗難警報を発生する警報発生手段と、前記不法侵入検出手段を監視状態及び非監視状態に切り替える切替手段とを備え、前記警報発生手段は、前記切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切り替え時に前記電流センサが所定値以下の電流を検知したとき、不法侵入検出手段による不法侵入の検出が可能である旨を伝える可能警報を盗難警報と識別可能に発生することを特徴とする車両用盗難検出警報装置に存する。
【００２４】
請求項２記載の発明によれば、スイッチをオンしたまま不法侵入検出手段が監視状態になると、不法な侵入が行われていないのにもかかわらず不法侵入検出手段が不法侵入を検出し、警報発生手段が盗難警報を発生してしまうので、不法侵入検出手段による不法侵入の検出が不可能となる。そこで、警報発生手段が、切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切替時に電流センサが所定値以下の電流を検出したとき、不法侵入検出手段による不法侵入の検出が可能である旨を伝える可能警報を発生することにより、切替手段による切替時に可能警報が発生していなければスイッチがオンしたまま監視状態に切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
また、常時電源供給が行われている電流路であれば、その電流路には、車両の各部に配置された負荷に電源供給されているときにも電流が流れる。そこで、負荷に電源供給が行われると電流路に所定値以上の電流が流れるため、負荷に電源供給が行われたまま切替手段による不法侵入検出手段の監視状態への切替が行われたときは、警報発生手段が可能警報を発生しないようになっている。従って、切替手段による切替時に可能警報が発生していなければスイッチがオンしたままか、負荷に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
【００２５】
請求項３記載の発明は、前記切替手段は、イグニッションキーの車両外部からのキー操作に応じてオンオフされるドアロックスイッチ及びドアアンロックスイッチを有し、該ドアロックスイッチがオンすると、前記不法侵入検出手段を非監視状態から監視状態に切り替え、前記ドアアンロックスイッチがオンすると、前記不法侵入検出手段を監視状態から非監視状態に切り替えることを特徴とする請求項１又は２記載の車両用盗難検出装置に存する。
【００２６】
請求項３記載の発明によれば、イグニッションキーの車両外部からのキー操作に応じてドアロックスイッチがオンすると、切替手段が不法侵入検出手段を非監視状態から監視状態に切り替え、ドアアンロックスイッチがオンすると、切替手段が不法侵入検出手段を監視状態から非監視状態に切り替えるので、車両を駐車しようとしてイグニッションキーの車両外部からのキー操作によりドアロックスイッチをオンすると、自動的に不法侵入検出手段を監視状態に切り替え、ドアアンロックスイッチをオンすると、自動的に不法侵入検出手段を非監視状態に切り替えることができる。
【００２７】
【発明の実施の形態】
第１実施例
以下、本発明による車両用盗難検出装置及び車両用盗難検出警報装置を図面に基づいて説明する。図１は本発明による車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の一実施の形態を示し、同図において、図５について上述した従来の回路と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【００２８】
マイコン２ａ−１は、上述した従来のようにトランクルームランプＭ１とトランクスイッチＳＷ２との接続点と、ドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３とカーテシスイッチＳＷ３との接続点とが入力されていない代わりに、トランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３の何れかがオンしても電流の流れる電流路Ｌ１に設けられたヒューズＦ１の両端に＋入力端及び−入力端が接続された差動増幅器ＯＰの出力が接続されている。この差動増幅器ＯＰは電流センサとして働き、車両内への侵入に伴ってトランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３の何れかがオンしたとき電流の流れる電流路Ｌ１の電流値に応じた電圧をマイコン２ａ−１に対して出力する。
【００２９】
マイコン２ａ−１は不法侵入検出手段として働き、監視状態にあるとき差動増幅器ＯＰによる電流路Ｌ１の所定値以上の電流値の検知により、不法な侵入を検出し、不法な侵入を検出するとその旨を伝える盗難警報を発生するために警報発生手段としての警報発生部２ｂに対して信号を出力する。また、マイコン２ａ−１は、切替手段として働き、ドアロック信号Ｓ１１が入力されると監視状態となり、ドアアンロック信号Ｓ１２が入力されると非監視状態となる。
【００３０】
上述した所定値は、トランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３のいずれかがオンしたとき電流路Ｌ１に流れる電流値以下の値に設定されているため、トランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３の内、１つでもオンすると電流路Ｌ１に流れる電流値が所定値以上となる。
【００３１】
上述した構成の車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の動作について図２のタイムチャートを参照して以下説明する。ＩＧキー２ｃのキー操作に応じてドアロックスイッチＳＷ６がオンし、マイコン２ａ−１にＨレベルのドアロック信号Ｓ１１が入力すると（図２（ａ））、マイコン２ａ−１は監視状態に切り替えられる。
【００３２】
このとき、トランクルーム又はドアが、開いた状態又は半ドア状態であった場合、トランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３はオンしたままとなり電流路Ｌ１にはトランクルームランプＭ１又はドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３に供給される負荷電流が流れ続ける。このため、差動増幅器ＯＰは、トランクスイッチＳＷ２を介してトランクルームランプＭ１に供給される負荷電流、又はカーテシスイッチＳＷ３を介してドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３に供給される負荷電流に応じた電圧を出力する（図２（ｃ））。
【００３３】
また、ドームランプＭ２が点灯しているとき、つまりドームランプスイッチＳＷ５をオンしているときは、ドアを閉めてもカーテシスイッチＳＷ３はオンしたままとなり電流路Ｌ１にはドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３に供給される負荷電流が流れ続ける。このため、差動増幅器ＯＰは、ドームランプスイッチＳＷ５及びカーテシスイッチＳＷ３を介してドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３に供給される負荷電流に応じた電圧を出力する（図２（ｃ））。
【００３４】
マイコン２ａ−１の監視状態への切替時に、上述したようにトランクルーム又はドアが開いた状態又は半ドア状態であったり、ドームランプＭ２を消し忘れたままの状態であると、不法な侵入が行われていないにもかかわらず電流路Ｌ１に所定値以上の電流が流れ、警報発生部２ｂによる盗難警報が行われてしまう。
【００３５】
そこで、マイコン２ａ−１の監視状態への切替時に演算増幅器ＯＰが所定以上の電流を検出したとき、警報発生部２ｂに対してパルス状のハザード信号Ｓ６を出力して（図２（ｆ））、ハザードランプＭ６を点滅させることにより不法侵入の検出が不可能である旨を伝える不可能警報を発生させる。マイコン２ａ−１の監視状態への切替時にハザードランプＭ６が点滅していれば、トランクルーム又はドアが開いた状態又は半ドア状態であったり、ドームランプＭ２を消し忘れたままの状態、つまりトランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びドームランプスイッチＳＷ５のいずれかがオンした状態のとき監視状態に切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。そして、再びＩＧキー２ｃのキー操作が行われると、該キー操作に連動してドアアンロックスイッチＳＷ７がオンして、ドアアンロック信号Ｓ１２が出力されると共に、マイコン２ａ−１は非監視状態となる（図２（ｂ））。
【００３６】
従って、ハザードランプＭ６が点滅すると運転手は、トランクルーム又はドアを閉め、トランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３をオフするか、又はドームランプスイッチＳＷ５をオフにしてドームランプＭ２を消灯するので、トランクスイッチＳＷ２、カーテシスイッチＳＷ３及びドームランプスイッチＳＷ５をオンしたまま車両から離れることを未然に防止することができる。
【００３７】
この結果、電流路Ｌ１に流れる電流は所定値以下となる。再びマイコン２ａ−１の監視状態への切り替時に、電流路Ｌ１に流れる電流値が所定値以下であったとき、マイコン２ａ−１は警報発生部２ｂに対してヘッドライト信号Ｓ５を出力し、ヘッドライトＭ５を点灯させることにより、不法侵入の検出が可能である旨を伝える可能警報を発生させる（図２（ｅ））。
【００３８】
ヘッドライトＭ５の点灯以降、不法な侵入者によりトランクルーム又はドアがこじ開けられると共に、トランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオン状態になるとトランクルームランプＭ１又はドームランプＭ２及びカーテシランプＭ３への負荷電流が電流路Ｌ１に流れる。この結果、差動増幅器ＯＰが所定値以上の電流値を検知して、マイコン２ａ−１が不法な侵入を検出すると共に、その旨を伝えるためにパルス状のハザード信号Ｓ６及びパルス状のホーン信号Ｓ７を出力して、ハザードランプＭ６を点灯させると共に、ホーンＭ７を吹鳴させる（図２（ｆ）、（ｇ））。また、ボンネットがこじ開けられ場合は、従来と同様にフードスイッチＳＷ４がオンすることにより入力してくるフード信号Ｓ４により不法な侵入を検出する。
【００３９】
上述したように車両から離れている運転者又は侵入者に対して発生する不法な侵入を検知した旨の盗難警報は、ハザードランプＭ６を点灯させると共に、ホーンＭ７を吹鳴させ、車両の近くにいる運転者に対して発生する不法侵入の検出が不可能である旨の不可能警報は、ハザードランプＭ６を点灯させて盗難警報とは識別可能に警報を行うことにより、警報する内容に応じた適切な警報を発生するようにしている。
【００４０】
以上概略で説明した車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の動作の詳細を図３に示すＣＰＵ２ａ−１１の処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。ＩＧキー２ｃのキー操作によりドアロックスイッチＳＷ６がオンして、ドアロック信号Ｓ１１が出力されたときに（ステップＳＰ１でＹ）、トランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３のいずれかがオンしていて差動増幅器ＯＰにより所定値以上の電流路Ｌ１に流れる電流値を検知した場合（ステップＳＰ２でＹ）、運転者により電流路Ｌ１に流れる電流値が所定値以下となるまで、不法侵入の検出が不可能である旨を伝えるためにパルス状のハザード信号Ｓ６を出力し、ハザードランプＭ６を点滅させる（ステップＳＰ３、４）。
【００４１】
また、電流路Ｌ１に流れる電流値が所定値以下であった場合は（ステップＳＰ２でＮ）、次にフード信号Ｓ４が出力されているか否かを判定する（ステップＳＰ５）。ボンネットが開いていてフードスイッチＳＷ４がオンすることによりフード信号Ｓ４が出力されていれば（ステップＳＰ５でＹ）、フードスイッチＳＷ４をオフしてフード信号Ｓ４が出力されなくなるまでパルス状のハザード信号Ｓ６を出力した後（ステップＳＰ３、５）、ステップＳＰ１へ戻る。フード信号Ｓ４が出力されていなければ（ステップＳＰ６でＮ）、マイコン２ａ−１は不法侵入を検出が可能である旨を伝えるために一定時間ヘッドライト信号Ｓ５を出力する（ステップＳＰ７）。
【００４２】
以降、トランク又はドアが侵入者により開けられトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオンして電流路Ｌ１に所定値以上の電流値が流れたり（ステップＳＰ８でＹ）、ボンネットが侵入者により開けられてフードスイッチＳＷ４がオンとなりフード信号Ｓ４が出力されると（ステップＳＰ９でＹ）、不法侵入を検出してその旨を伝えるために警報発生部２ｂにパルス状のハザード信号Ｓ６及びホーン信号Ｓ７を出力する（ステップＳＰ１０）。
【００４３】
また、不法侵入が行われなかったときは（ステップＳＰ９でＮ）、ドアアンロックスイッチＳＷ７の状態を取り込み、ドアアンロック信号Ｓ１２が出力されていれば（ステップＳＰ１１でＹ）、非監視状態へ切り替えるためステップＳＰ１へ戻る。ドアアンロック信号Ｓ１２が出力されていなければ（ステップＳＰ１１でＮ）、ステップＳＰ８へ戻る。
【００４４】
上述した車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置は、スイッチとしてのトランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３のオンオフ状態の監視を差動増幅器ＯＰによって電流路Ｌ１の電流値を監視することにより行っているため、電流路Ｌ１、１箇所の監視で複数のスイッチのオンオフ状態の監視を行い、不法な侵入が行われたことを検知することができる。従って、不法な侵入に伴ってオンする複数のスイッチのオンオフ状態を個々に監視することなく、省スペース化を図ることができる。
【００４５】
また、ＩＧキー２ｃの車両外部からのキー操作に応じてドアロックスイッチＳＷ６がオンすると、マイコン２ａ−１を非監視状態から監視状態に切り替え、ドアアンロックスイッチＳＷ７がオンすると、マイコン２ａ−１を監視状態から非監視状態に切り替えるので、車両を駐車しようとしてＩＧキー２ｃの車両外部からのキー操作によりドアロックスイッチＳＷ６をオンすると、マイコン２ａ−１を監視状態に切り替え、ドアアンロックスイッチＳＷ７をオンすると、自動的にマイコン２ａ−１を非監視状態に切り替えることができるため、使い勝手を向上することができる。
【００４６】
なお、上述した第１実施例では、可能警報及び不可能警報の両方を行っていたが、例えば、可能警報のみ行うようにしても良い。この場合、監視状態への切替時に可能警報が発生していなければトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオンしたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
【００４７】
第２実施例
また、上述した第１実施例ではトランクスイッチＳＷ２及びカーテシスイッチＳＷ３がオンすると電流が流れる電流路Ｌ１の電流値を検知していたが、例えば、さらに、ＥＣＵなどに常時電源供給を行う電流路Ｌ２の電流値を検知するようにしても良い。この場合、車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置は図４に示すようになる。同図において、図１について上述した第１実施例と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【００４８】
図中、差動増幅器ＯＰの両入力端は、上述した第１実施例のようにヒューズＦ１の両端が接続されない代わりに、さらに上流側のＥＣＵなどに常時電源供給を行う電流路Ｌ２上に設けられたヒュージブルリンクＦＬ２の両端が接続されている。このような常時電源供給を行っている電流路Ｌ２は、常時電源供給を受ける必要のあるＥＣＵだけでなく、テールランプＭ８、ヘッドライトＭ５などの複数の負荷に対しても電源供給を行っている。
【００４９】
常時電源供給が行われている電流路Ｌ２は、駐車するため車両内の全てのスイッチをオフしたとしても電源供給が行われるため、電流路Ｌ２への浸水によりリーク電流が流れ不具合を生じる恐れがある。そこで、電流路Ｌ１より上流側の電流路である常時電源供給が行われている電流路Ｌ２に差動増幅器ＯＰを設け、所定値を電流路Ｌ２に通常流れる電流値以上でありかつ電流値に不具合を生じさせるリーク電流の値以下の値に設定すれば、車両内への不法な侵入を検出することができると共に、電流路Ｌ２に不具合を生じさせるリーク電流が流れていることも検出することができるようになる。従って、車両への不法な侵入を検出する手段と、常時電源供給されている電流路Ｌ２に不具合を生じさせるリーク電流を検出する手段とを別途に設ける必要がなくコストダウンを図ることができる。
【００５０】
また、上述したように常時電源供給が行われている電流路は、テールランプＭ８、ヘッドライトＭ５などの複数の負荷に電源供給されているときにも電流が流れる。このため、テールランプＭ８、ヘッドライトＭ５に電源供給が行われると電流路Ｌ２に所定値以上の電流が流れるため、監視状態への切替時にテールランプＭ８、ヘッドライトＭ５に電源供給が行われたままの状態であれば、警報発生部２ｂが不可能警報を発生する。
【００５１】
従って、監視状態への切替時に不可能警報が発生していればトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＷ３がオンしたままか、テールランプＭ８又はヘッドライトＭ５に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。このため、テールランプＭ８又はヘッドライトＭ５を点灯したまま車両を離れることを未然に防止することができる。
【００５２】
ただし、電流路Ｌ２に不具合が生じるリーク電流の値は１Ａ程なので、所定値を１Ａとすると、トランクルームランプＭ１又はカーテシランプＭ３が電源供給を受けているとき、電流路Ｌ２に流れる電流値が０．４〜０．８Ａ程である場合は、トランクやドアが開いていてトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオンした状態のままマイコン２ａ−１が監視状態に切り替えられても電流路Ｌ２に流れる電流値は所定値以下であるので、このときは不法侵入の検出が不可能である旨を伝えることができない。また、上述したようにトランクルームランプＭ１及びカーテシランプＭ３の定常電流は０．４〜０．８Ａ程度であるが、突入電流が３Ａ程度あるので、監視状態にあるときに不法な侵入に伴ってトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオンすると、差動増幅器ＯＰにより３Ａ以上の突入電流を検知してマイコン２ａ−１は不法な侵入を検出することができる。
【００５３】
さらに、上述した第２実施例では、可能警報及び不可能警報の両方を行っていたが、例えば、可能警報のみ行うようにしても良い。この場合、監視状態への切替時に可能警報が発生していなければトランクスイッチＳＷ２又はカーテシスイッチＳＷ３がオンしたままか、テールランプＭ８又はヘッドライトＭ５に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができる。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、切替手段による切替時に不可能警報が発生していればスイッチがオンしたまま監視状態に切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができるので、スイッチをオンしたまま車両から離れることを未然に防止することができる。
また、警報する内容に応じた適切な警報を発生することができるので、使い勝手を向上させることができる。
また、切替手段による切替時に不可能警報が発生していれば負荷に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができるので、負荷への電源供給が行われたまま車両を離れることを防止することができる車両用盗難防止装置を得ることができる。
【００５８】
請求項２記載の発明によれば、切替手段による切替時に可能警報が発生していなければスイッチがオンしたまま監視状態に切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができるので、スイッチをオンしたまま車両から離れることを未然に防止することができる。
また、切替手段による切替時に可能警報が発生していなければ負荷に電源供給が行われたまま監視状態へ切り替えたため、不法侵入の検出が不可能であると判断することができるので、負荷への電源供給が行われたまま車両を離れることを防止することができる車両用盗難防止装置を得ることができる。
【００５９】
請求項３記載の発明によれば、車両を駐車しようとしてイグニッションキーの車両外部からのキー操作によりドアロックスイッチをオンすると、自動的に不法侵入検出手段を監視状態に切り替え、ドアアンロックスイッチをオンすると、自動的に不法侵入検出手段を非監視状態に切り替えることができるので、使い勝手を向上させた車両用盗難検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の第１実施例を示す回路図である。
【図２】図１に示す車両用盗難検出警報装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図３】図１に示す車両用盗難検出警報装置を構成するＣＰＵの処理手順を示すフローチャートである。
【図４】本発明による車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の第２実施例を示す回路図である。
【図５】従来の車両用盗難検出警報装置を組み込んだ車両用電源供給装置の一例を示す回路図である。
【図６】図５に示す車両用盗難検出警報装置を構成するＣＰＵの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
ＳＷ２トランクスイッチ（スイッチ）
ＳＷ３カーテシスイッチ（スイッチ）
Ｌ１電流路
Ｌ２電流路
ＯＰ差動増幅器（電流センサ）
２ａ−１マイクロコンピュータ（不法侵入検出手段、切替手段）
２ｂ警報発生部（警報発生手段）
ＳＷ６ドアロックスイッチ
ＳＷ７ドアアンロックスイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle theft detection device and a vehicle theft detection alarm device, and in particular, has a plurality of switches that are turned on when entering the vehicle, and the switch is turned on when in a monitoring state. TECHNICAL FIELD The present invention relates to a vehicle theft detection device that detects and detects an illegal intrusion into a vehicle, and a vehicle theft detection alarm device that generates a theft alarm that informs that when the vehicle theft detection device detects an illegal intrusion. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a vehicle power supply device incorporating this type of vehicle theft detection alarm device, one having a configuration as shown in FIG. 5 has been used. In FIG. 3, the power supply voltage VB from the in-vehicle battery 1 is branched and then supplied to the fusible link FL1, fusible link FL2,. The power supplied to the fusible link FL1 is supplied to each load arranged in each part of the vehicle via the ignition switch SW1 (hereinafter referred to as “IG switch SW1”), and the power supplied to the fusible link FL2 is: Further, after branching, it is supplied to fuses F1, F2,. The power supplied to the fuse F1 is supplied to the trunk room lamp M1, the dome lamp M2, and the courtesy lamp M3, respectively.
[0003]
Between the above-described trunk room lamp M1 and the ground, there is provided a trunk switch SW2 that is turned on when the trunk of the vehicle is opened and supplies the power supply voltage VB to the trunk room lamp M1, and the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3 Between the ground, there is provided a courtesy switch SW3 that is turned on when the vehicle door is opened and supplies the power supply voltage VB to the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3. The hood switch SW4 is a switch that is provided between one end of the resistor R1 connected to the in-vehicle battery 1 and the ground and is turned on when the vehicle hood is opened. That is, the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4 described above are switches that are turned on when entering the vehicle.
[0004]
The dome lamp M2 described above can be turned on / off by a dome lamp switch SW5 provided in the vehicle in addition to the courtesy switch SW3. Further, since the trunk room lamp M1, the dome lamp M2, and the courtesy lamp M3 are supplied with power from the in-vehicle battery 1 without going through the IG switch SW1, the trunk and the door can be opened while the IG switch SW1 is off. When the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3 are turned on, the load is supplied with the power supply voltage VB.
[0005]
The vehicle theft detection alarm device 2 includes a vehicle theft detection device 2a and an alarm generation unit 2b. As described above, the vehicle theft detection device 2a includes a trunk switch SW2, a courtesy switch SW3, and a hood switch SW4 that are turned on when entering the vehicle, and an ignition key 2c that is held only by an authorized user of the vehicle. (Hereinafter referred to as "IG key"), the door lock switch SW6 and door unlock switch SW7 that are turned on and off in conjunction with the key operation, and the on / off state of the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4 are monitored. And a microcomputer 2a-1 (hereinafter referred to as "microcomputer 2a-1") for detecting illegal intrusion.
[0006]
The door is locked and unlocked while the door lock switch SW6 and the door unlock switch SW7 described above are on for a predetermined time in conjunction with the IG key 2c. One end of the door lock switch SW6 is connected to the in-vehicle battery 1, and the other end is connected to the ground via a resistor R2. Since the connection point between the other end of the door lock switch SW6 and the resistor R2 is input to the microcomputer 2a-1, when the door lock switch SW6 is turned on, an H level door lock signal S11 is sent to the microcomputer 2a-1. Entered. On the other hand, one end of the door unlock switch SW7 is connected to the in-vehicle battery 1, and the other end is connected to the ground via a resistor R3. Since the connection point between the other end of the door unlock switch SW7 and the resistor R3 is input to the microcomputer 2a-1, when the door unlock switch SW7 is turned on, an H level door unlock signal S12 is sent to the microcomputer 2a. -1.
[0007]
The microcomputer 2a-1 has a connection point between the hood switch SW4 and the resistor R1, a connection point between the trunk room lamp M1 and the trunk switch SW2, and a connection point between the dome lamp M2, the courtesy lamp M3, and the courtesy switch SW3. Are connected to each other. Therefore, when these trunk switch SW2, courtesy switch SW3 and hood switch SW4 are turned on, an H level trunk signal S2, courtesy signal S3 and hood signal S4 are input, respectively.
[0008]
The microcomputer 2a-1 includes a CPU 2a-11 that operates according to a preset control program, a ROM 2a-12 that holds the control program of the CPU 2a-11 and preset setting values, and the CPU 2a-11 at the time of calculation execution. RAM 2a-13 for temporarily storing necessary data. In the microcomputer 2a-1, the door lock switch SW6 is turned on in conjunction with the key operation of the IG key 2c, and is switched to the monitoring state when the door is locked, and the door lock switch SW6 is again operated in conjunction with the key operation. The trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4 are respectively monitored until the door is turned off and the door is unlocked and switched to the non-monitoring state, and the trunk signal S2, the courtesy signal S3, and the hood are monitored. When any one of the signals S4 is detected, an illegal intrusion is detected, and a headlight signal S5, a hazard signal S6, and a horn signal S7 are used to notify that effect, and an alarm having a headlight M5, a hazard lamp M6, and a horn M7. Output to the generator 2b.
[0009]
The operation of the vehicle power supply device incorporating the vehicle theft detection alarm device having the above-described configuration will be described below with reference to the flowchart of FIG. 6 showing the processing procedure of the CPU 2a-11. First, when the door lock switch SW6 is turned on in conjunction with the key operation of the IG key 2c and the door lock signal S11 is output (Y in step SP61), the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state.
[0010]
While the state is switched to the monitoring state, the state of the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3 and the hood switch SW4 is constantly monitored, and the trunk switch SW2, the courtesy switch is opened as the bonnet, trunk or door is pry open due to illegal intrusion. If at least one of the trunk signal S2, the courtesy signal S3 and the hood signal S4 is input by turning on the switch SW3 and the hood switch SW4 (Y in step SP62, 63 or 64), the head is generated with respect to the alarm generation unit 2b. Write signal S5, hazard signal S6 and horn signal S7 are output.
[0011]
The headlight M5 and the hazard lamp M6 are turned on by the headlight signal S5, the hazard signal S6 and the horn signal S7 from the microcomputer 2a-1, and the horn M7 generates an alarm sound to notify that an illegal intrusion has occurred. (Step SP65). The monitoring state described above is switched to the non-monitoring state when the door unlock switch SW7 is turned on (Y in step SP66).
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional vehicle theft detection device and vehicle theft detection alarm device monitor the on / off state of the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4 that are turned on in response to illegal intrusion, respectively. The trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4 are connected to -1. Therefore, the number of input terminals of the microcomputer 2a-1 increases, and the microcomputer 2a-1 constituting the vehicle theft detection device 2a becomes large. In addition, the number of power lines connecting the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, the hood switch SW4, and the input terminal of the microcomputer 2a-1 increases.
[0013]
By the way, since the vehicle theft detection device and the vehicle theft detection alarm device must be provided in a limited space in the vehicle, it is necessary to save space. However, in the conventional vehicle theft detection device and vehicle theft detection alarm device for detecting illegal intrusion by monitoring the trunk switch SW2, the courtesy switch SW3, and the hood switch SW4, the microcomputer 2a-1 described above is used. Due to the increase in size and the number of power supply lines, there is a problem that there is a limit to space saving.
[0014]
Therefore, the present invention focuses on the above-described problems, and can save space without monitoring each of the on / off states of a plurality of switches that are turned on in response to illegal intrusion. An object of the present invention is to provide a vehicle theft detection alarm device capable of preventing illegal intrusion.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
  The invention according to claim 1, which has been made to solve the above problems, has a plurality of switches that are turned on as they enter the vehicle, and enters the vehicle when the switches are turned on when they are in a monitoring state. A theft detection device for a vehicle that detects an illegal intrusion of the vehicle, a current sensor that detects a current value of a current path through which a current flows when any of the switches is turned on, and a predetermined value by the current sensor when in a monitoring state Illegal intrusion detection means for detecting illegal intrusion by detecting current exceeding the value;When the illegal intrusion detection means detects an illegal intrusion, the alarm generation means for generating a theft alarm to notify that, and a switching means for switching the illegal intrusion detection means between a monitoring state and a non-monitoring state, the alarm When the current sensor detects a current greater than or equal to a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the illegal intrusion detection means, the generation means informs that the illegal intrusion detection means cannot detect the illegal intrusion. A theft detection alarm device for a vehicle, wherein an impossible alarm is generated so as to be distinguishable from the theft alarm.Exist.
[0022]
  Claim1According to the described invention, when the illegal intrusion detection means enters the monitoring state with the switch turned on, the illegal intrusion detection means detects the illegal intrusion even though the illegal intrusion is not performed, and the alarm generation means Since the theft alarm is generated, it is impossible to detect illegal intrusion by the illegal intrusion detection means. Therefore, when the alarm generation means detects a current exceeding a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the illegal intrusion detection means, the illegal intrusion detection means cannot detect the illegal intrusion. By generating an impossible alarm to be transmitted, if an alarm is generated at the time of switching by the switching means, it is determined that detection of illegal intrusion is impossible because the switch is switched to the monitoring state while the switch is on.
  Further, when an alarm is given to a driver or intruder away from the vehicle that an illegal intrusion has been detected, an exaggerated alarm such as generating a loud alarm sound is necessary to prevent theft. However, it is not necessary to generate a loud alarm sound for an alarm indicating that it is impossible to detect an illegal intrusion that occurs for a driver near the vehicle. Therefore, by notifying the fact that the user leaves the vehicle with the switch turned on so as to be distinguishable from the theft alarm, an appropriate alarm corresponding to the alarm content can be generated.
  Also, if the current path is always supplied with power,A current flows through the current path even when power is supplied to a load disposed in each part of the vehicle. Therefore, when power is supplied to the load, a current of a predetermined value or more flows in the current path, so that when the switching means switches to the monitoring state of the intrusion detection means while the power is supplied to the load. The alarm generating means generates an impossible alarm. Therefore, if an impossible alarm is generated at the time of switching by the switching means, it is determined that detection of illegal intrusion is impossible because the switch is kept on or the monitoring state is switched while power is supplied to the load. be able to.
[0023]
  Claim2The described inventionEach of the vehicle theft detection devices has a plurality of switches that are turned on when entering the vehicle, and detects illegal entry into the vehicle by turning on the switch when in the monitoring state. Illegal intrusion detection that detects illegal intrusion by detecting a current value of a current path through which a current flows when any of the switches is turned on, and detection of a current exceeding a predetermined value by the current sensor when in a monitoring state And when the illegal intrusion detecting means detects an illegal intrusion, an alarm generating means for generating a theft alarm to notify that,Switching means for switching the illegal intrusion detection means between a monitoring state and a non-monitoring state, and the alarm generation means is configured to switch the current sensor to a current equal to or lower than a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the illegal intrusion detection means. The vehicle theft detection alarm device is characterized in that a warning alarm that tells that the trespassing detection means can detect the trespassing is generated so as to be distinguishable from the theft alarm.
[0024]
  Claim2According to the described invention, when the illegal intrusion detection means enters the monitoring state with the switch turned on, the illegal intrusion detection means detects the illegal intrusion even though the illegal intrusion is not performed, and the alarm generation means Since the theft alarm is generated, it is impossible to detect illegal intrusion by the illegal intrusion detection means. Therefore, when the alarm generation means detects a current less than a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the illegal intrusion detection means, the alarm generation means informs that the illegal intrusion detection means can detect the illegal intrusion. By generating a possible alarm, if a possible alarm has not occurred at the time of switching by the switching means, it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible because the switch is switched to the monitoring state while the switch is on.
  Also, if the current path is always supplied with power,A current flows through the current path even when power is supplied to a load disposed in each part of the vehicle. Therefore, when power is supplied to the load, a current of a predetermined value or more flows through the current path, so when switching to the intrusion detection means monitoring state is performed by the switching means while power is supplied to the load. The alarm generating means does not generate a possible alarm. Therefore, if a possible alarm is not generated at the time of switching by the switching means, it is determined that the intrusion cannot be detected because the switch remains on or the monitoring state is switched on while the power is supplied to the load. Can do.
[0025]
  Claim3The switching means includes a door lock switch and a door unlock switch that are turned on and off in response to a key operation of the ignition key from the outside of the vehicle. When the door lock switch is turned on, the illegal intrusion detection means The non-monitoring state is switched from the non-monitoring state to the monitoring state, and when the door unlock switch is turned on, the illegal intrusion detection means is switched from the monitoring state to the non-monitoring state.1 or 2It exists in the described vehicle theft detection device.
[0026]
  Claim3According to the described invention, when the door lock switch is turned on in response to the key operation from the outside of the vehicle of the ignition key, the switching means switches the illegal intrusion detection means from the non-monitoring state to the monitoring state, and when the door unlock switch is turned on. Since the switching means switches the illegal intrusion detection means from the monitoring state to the non-monitoring state, the illegal intrusion detection means is automatically monitored when the door lock switch is turned on by the key operation of the ignition key from outside the vehicle to park the vehicle. By switching to the state and turning on the door unlock switch, the illegal intrusion detection means can be automatically switched to the non-monitoring state.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First embodiment
Hereinafter, a vehicle theft detection device and a vehicle theft detection alarm device according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an embodiment of a vehicle power supply device incorporating a vehicle theft detection alarm device according to the present invention. In FIG. 1, parts equivalent to those of the conventional circuit described above with reference to FIG. Detailed description thereof will be omitted.
[0028]
In the microcomputer 2a-1, the connection point between the trunk room lamp M1 and the trunk switch SW2 and the connection point between the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3 and the courtesy switch SW3 are not input as in the conventional case. Even if either the switch SW2 or the courtesy switch SW3 is turned on, the output of the differential amplifier OP having the + input terminal and the − input terminal connected to both ends of the fuse F1 provided in the current path L1 through which the current flows is connected. Yes. The differential amplifier OP functions as a current sensor, and when one of the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3 is turned on as the vehicle enters the vehicle, a voltage corresponding to the current value of the current path L1 through which the current flows is the microcomputer 2a-. 1 is output.
[0029]
The microcomputer 2a-1 functions as an illegal intrusion detection means. When in the monitoring state, the microcomputer 2a-1 detects an illegal intrusion by detecting a current value greater than a predetermined value of the current path L1 by the differential amplifier OP. In order to generate a theft alarm that informs the user, a signal is output to the alarm generation unit 2b as an alarm generation means. The microcomputer 2a-1 functions as a switching unit, and enters a monitoring state when the door lock signal S11 is input, and enters a non-monitoring state when the door unlock signal S12 is input.
[0030]
The predetermined value described above is set to a value equal to or less than the value of the current flowing through the current path L1 when either the trunk switch SW2 or the courtesy switch SW3 is turned on. Therefore, at least one of the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3 is used. When turned on, the value of the current flowing through the current path L1 becomes a predetermined value or more.
[0031]
The operation of the vehicle power supply apparatus incorporating the vehicle theft detection alarm apparatus having the above-described configuration will be described below with reference to the time chart of FIG. When the door lock switch SW6 is turned on according to the key operation of the IG key 2c and the H level door lock signal S11 is input to the microcomputer 2a-1 (FIG. 2A), the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state. .
[0032]
At this time, if the trunk room or door is in an open state or a half-door state, the trunk switch SW2 or courtesy switch SW3 remains on and is supplied to the trunk room lamp M1, dome lamp M2, and courtesy lamp M3 in the current path L1. Load current continues to flow. Therefore, the differential amplifier OP generates a voltage corresponding to the load current supplied to the trunk room lamp M1 via the trunk switch SW2 or the load current supplied to the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3 via the courtesy switch SW3. It outputs (FIG.2 (c)).
[0033]
When the dome lamp M2 is lit, that is, when the dome lamp switch SW5 is on, the courtesy switch SW3 remains on even when the door is closed, and the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3 are in the current path L1. The load current supplied to continues to flow. Therefore, the differential amplifier OP outputs a voltage corresponding to the load current supplied to the dome lamp M2 and the courtesy lamp M3 via the dome lamp switch SW5 and the courtesy switch SW3 (FIG. 2 (c)).
[0034]
When the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state, if the trunk room or door is open or half-door as described above, or if the dome lamp M2 is left forgotten, illegal intrusion occurs. In spite of not being understood, a current of a predetermined value or more flows through the current path L1, and a theft alarm is issued by the alarm generation unit 2b.
[0035]
Therefore, when the operational amplifier OP detects a current exceeding a predetermined value when the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state, a pulsed hazard signal S6 is output to the alarm generation unit 2b (FIG. 2 (f)). By blinking the hazard lamp M6, an impossibility alarm is generated to notify that the intrusion cannot be detected. If the hazard lamp M6 blinks when the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state, the trunk room or the door is in an open state or a half-door state, or the dome lamp M2 is forgotten to be turned off, that is, the trunk switch. Since any one of SW2, courtesy switch SW3, and dome lamp switch SW5 is in the ON state, it is determined that it is impossible to detect illegal intrusion because the state is switched to the monitoring state. When the key operation of the IG key 2c is performed again, the door unlock switch SW7 is turned on in conjunction with the key operation, the door unlock signal S12 is output, and the microcomputer 2a-1 is in the non-monitoring state. (FIG. 2B).
[0036]
Accordingly, when the hazard lamp M6 blinks, the driver closes the trunk room or door and turns off the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3, or turns off the dome lamp switch SW5 and turns off the dome lamp M2. Thus, it is possible to prevent the vehicle from leaving the vehicle with the courtesy switch SW3 and the dome lamp switch SW5 turned on.
[0037]
As a result, the current flowing through the current path L1 becomes a predetermined value or less. When the microcomputer 2a-1 switches to the monitoring state again, if the value of the current flowing through the current path L1 is equal to or less than the predetermined value, the microcomputer 2a-1 outputs the headlight signal S5 to the alarm generation unit 2b, and the head By turning on the light M5, a possible alarm is generated to notify that the intrusion can be detected (FIG. 2 (e)).
[0038]
After the headlight M5 is turned on, an illegal intruder opens the trunk room or door, and when the trunk switch SW2 or courtesy switch SW3 is turned on, the load current to the trunk room lamp M1, dome lamp M2, and courtesy lamp M3 is changed to the current path. It flows to L1. As a result, the differential amplifier OP detects a current value greater than or equal to a predetermined value, and the microcomputer 2a-1 detects an illegal intrusion, and in order to convey the fact, the pulsed hazard signal S6 and the pulsed horn signal S7 is output, the hazard lamp M6 is turned on, and the horn M7 is blown (FIGS. 2 (f) and (g)). Further, when the bonnet is pry open, illegal intrusion is detected by the hood signal S4 input when the hood switch SW4 is turned on as in the conventional case.
[0039]
As described above, the burglar alarm indicating that an illegal intrusion that has occurred to a driver or intruder away from the vehicle has been detected turns on the hazard lamp M6 and blows the horn M7 to be near the vehicle. The impossibility warning that the intrusion that is generated to the driver cannot be detected is appropriate for the content of the alarm by lighting the hazard lamp M6 and making the alarm distinguishable from the theft alarm. Alarms are generated.
[0040]
The details of the operation of the vehicle power supply device incorporating the vehicle theft detection alarm device described above will be described below with reference to the flowchart showing the processing procedure of the CPU 2a-11 shown in FIG. When the door lock switch SW6 is turned on by the key operation of the IG key 2c and the door lock signal S11 is output (Y in step SP1), either the trunk switch SW2 or the courtesy switch SW3 is on and the differential When the current value flowing through the current path L1 greater than or equal to the predetermined value is detected by the amplifier OP (Y in step SP2), it is impossible to detect illegal intrusion until the current value flowing through the current path L1 becomes equal to or less than the predetermined value by the driver. In order to notify that this is the case, a pulsed hazard signal S6 is output, and the hazard lamp M6 blinks (steps SP3 and SP4).
[0041]
If the value of the current flowing through the current path L1 is equal to or smaller than the predetermined value (N in step SP2), it is next determined whether or not the hood signal S4 is output (step SP5). If the hood is open and the hood switch SW4 is turned on to output the hood signal S4 (Y in step SP5), the pulsed hazard signal S6 is turned off until the hood switch SW4 is turned off and the hood signal S4 is not output. Is output (steps SP3 and 5), the process returns to step SP1. If the hood signal S4 is not output (N in step SP6), the microcomputer 2a-1 outputs the headlight signal S5 for a certain period of time in order to notify that illegal intrusion can be detected (step SP7).
[0042]
Thereafter, the trunk or door is opened by the intruder, the trunk switch SW2 or courtesy switch SW3 is turned on, and a current value greater than a predetermined value flows in the current path L1 (Y in step SP8), or the bonnet is opened by the intruder. When the hood switch SW4 is turned on and the hood signal S4 is output (Y in step SP9), a pulse-like hazard signal S6 and a horn signal S7 are output to the alarm generation unit 2b to detect the intrusion and to inform the effect. (Step SP10).
[0043]
If no trespassing has been performed (N in step SP9), the state of the door unlock switch SW7 is fetched, and if the door unlock signal S12 is output (Y in step SP11), the non-monitoring state is entered. Return to step SP1 for switching. If the door unlock signal S12 is not output (N in step SP11), the process returns to step SP8.
[0044]
The vehicle power supply device incorporating the vehicle theft detection alarm device described above monitors the on / off state of the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3 as switches by monitoring the current value of the current path L1 by the differential amplifier OP. Therefore, the on / off state of a plurality of switches can be monitored by monitoring the current path L1, one place, and it can be detected that illegal intrusion has been performed. Therefore, it is possible to save space without individually monitoring the on / off states of a plurality of switches that are turned on in response to illegal intrusion.
[0045]
When the door lock switch SW6 is turned on in response to a key operation from the outside of the vehicle with the IG key 2c, the microcomputer 2a-1 is switched from the non-monitoring state to the monitoring state, and when the door unlock switch SW7 is turned on, the microcomputer 2a-1. Is switched from the monitoring state to the non-monitoring state. When the door lock switch SW6 is turned on by a key operation from outside the vehicle to park the vehicle, the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state and the door unlock switch SW7 is turned on. Since the microcomputer 2a-1 can be automatically switched to the non-monitoring state when the is turned on, the usability can be improved.
[0046]
In the first embodiment described above, both the possible alarm and the impossible alarm are performed. However, for example, only the possible alarm may be performed. In this case, if a possible alarm is not generated at the time of switching to the monitoring state, it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible because the switching to the monitoring state is performed with the trunk switch SW2 or the courtesy switch SW3 turned on.
[0047]
Second embodiment
In the first embodiment described above, the current value of the current path L1 through which the current flows when the trunk switch SW2 and the courtesy switch SW3 are turned on is detected. For example, the current path L2 that constantly supplies power to the ECU or the like. The current value may be detected. In this case, the vehicle power supply device incorporating the vehicle theft detection alarm device is as shown in FIG. In this figure, the same parts as those in the first embodiment described above with reference to FIG.
[0048]
In the figure, both input ends of the differential amplifier OP are provided on a current path L2 that constantly supplies power to an upstream ECU or the like instead of connecting both ends of the fuse F1 as in the first embodiment. The two ends of the fusible link FL2 are connected. The current path L2 that constantly supplies power as described above supplies power not only to the ECU that needs to be constantly supplied with power but also to a plurality of loads such as the tail lamp M8 and the headlight M5.
[0049]
Since the current path L2, which is always supplied with power, is supplied with power even if all the switches in the vehicle are turned off for parking, there is a risk that leakage current may flow due to water intrusion into the current path L2. is there. Therefore, a differential amplifier OP is provided in the current path L2, which is a current path upstream of the current path L1, and is constantly supplied with power, and the predetermined value is equal to or greater than the current value that normally flows through the current path L2. If it is set to a value equal to or less than the value of the leakage current that causes the malfunction, it is possible to detect illegal intrusion into the vehicle and to detect that a leakage current that causes a malfunction is flowing in the current path L2. Will be able to. Therefore, it is not necessary to separately provide a means for detecting illegal entry into the vehicle and a means for detecting a leakage current that causes a failure in the current path L2 that is constantly supplied with power, thereby reducing costs.
[0050]
In addition, as described above, the current path in which power is constantly supplied flows even when power is supplied to a plurality of loads such as the tail lamp M8 and the headlight M5. For this reason, when power is supplied to the tail lamp M8 and the headlight M5, a current of a predetermined value or more flows through the current path L2, so that power is still supplied to the tail lamp M8 and the headlight M5 when switching to the monitoring state. If so, the alarm generation unit 2b generates an impossible alarm.
[0051]
Accordingly, if an impossible alarm has occurred when switching to the monitoring state, the trunk switch SW2 or courtesy switch W3 remains on, or the tail lamp M8 or the headlight M5 is switched to the monitoring state while power is being supplied. It can be determined that detection of illegal intrusion is impossible. For this reason, it is possible to prevent the vehicle from leaving the vehicle while the tail lamp M8 or the headlight M5 is turned on.
[0052]
However, since the value of the leakage current that causes a failure in the current path L2 is about 1A, if the predetermined value is 1A, the current value flowing through the current path L2 is 0 when the trunk room lamp M1 or the courtesy lamp M3 is supplied with power. .4 to 0.8 A, the current that flows through the current path L2 even if the microcomputer 2a-1 is switched to the monitoring state while the trunk or the door is open and the trunk switch SW2 or the courtesy switch SW3 is on. Since the value is equal to or less than the predetermined value, it cannot be informed at this time that detection of illegal intrusion is impossible. Further, as described above, the steady currents of the trunk room lamp M1 and the courtesy lamp M3 are about 0.4 to 0.8A, but the inrush current is about 3A. When the switch SW2 or courtesy switch SW3 is turned on, the differential amplifier OP detects an inrush current of 3 A or more, and the microcomputer 2a-1 can detect illegal intrusion.
[0053]
Furthermore, in the second embodiment described above, both the possible alarm and the impossible alarm are performed. However, for example, only the possible alarm may be performed. In this case, if a possible alarm has not occurred at the time of switching to the monitoring state, the trunk switch SW2 or the courtesy switch SW3 remains on, or the tail lamp M8 or the headlight M5 is switched to the monitoring state while power is being supplied. It can be determined that detection of illegal intrusion is impossible.
[0057]
【The invention's effect】
  As explained above,Claim1According to the described invention, if an impossible alarm is generated at the time of switching by the switching means, it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible because the switch is switched to the monitoring state while the switch is on. It is possible to prevent the user from leaving the vehicle while turning on.
  Moreover, since an appropriate alarm according to the content to be alarmed can be generated, usability can be improved.
  Also,If an impossible alarm has occurred during switching by the switching means, it has been switched to the monitoring state while power is being supplied to the load, so it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible, so power to the load It is possible to obtain a vehicle antitheft device that can prevent the vehicle from leaving while being supplied.
[0058]
  Claim2According to the described invention, if a possible alarm is not generated at the time of switching by the switching means, the switch is switched to the monitoring state with the switch on, so that it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible. It is possible to prevent the vehicle from leaving the vehicle while it is on.
  Also,If a possible alarm is not generated at the time of switching by the switching means, it has been switched to the monitoring state while power is being supplied to the load, so it can be determined that detection of illegal intrusion is impossible, so power supply to the load It is possible to obtain a vehicle antitheft device that can prevent the vehicle from leaving the vehicle while the operation is performed.
[0059]
  Claim3According to the described invention, when the door lock switch is turned on by key operation from the outside of the vehicle to park the vehicle, the illegal intrusion detection means is automatically switched to the monitoring state, and the door unlock switch is turned on. Since the illegal intrusion detection means can be automatically switched to the non-monitoring state, a vehicle theft detection device with improved usability can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a first embodiment of a vehicle power supply device incorporating a vehicle theft detection alarm device according to the present invention.
FIG. 2 is a time chart for explaining the operation of the vehicle theft detection alarm device shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure of a CPU constituting the vehicle theft detection alarm device shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a circuit diagram showing a second embodiment of the vehicle power supply device incorporating the vehicle theft detection alarm device according to the present invention.
FIG. 5 is a circuit diagram showing an example of a vehicle power supply device incorporating a conventional vehicle theft detection alarm device.
6 is a flowchart showing a processing procedure of a CPU constituting the vehicle theft detection alarm device shown in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
SW2 trunk switch (switch)
SW3 courtesy switch (switch)
L1 current path
L2 current path
OP differential amplifier (current sensor)
2a-1 Microcomputer (illegal intrusion detection means, switching means)
2b Alarm generator (alarm generating means)
SW6 Door lock switch
SW7 Door unlock switch

Claims

Each of the vehicle theft detection devices has a plurality of switches that are turned on when entering the vehicle, and detects illegal entry into the vehicle by turning on the switch when in the monitoring state,
A current sensor that detects a current value of a current path through which a current flows when any of the switches is turned on;
Illegal intrusion detection means for detecting illegal intrusion by detecting a current greater than or equal to a predetermined value by the current sensor when in a monitoring state;
When the illegal intrusion detecting means detects an illegal intrusion, an alarm generating means for generating a theft alarm to notify that, and
Switching means for switching the illegal intrusion detection means to a monitoring state and a non-monitoring state,
The alarm generation means indicates that the trespassing detection means cannot detect trespassing when the current sensor detects a current exceeding a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the trespassing detection means. The vehicle theft detection alarm device is characterized in that an impossible alarm that conveys the alarm is generated so as to be distinguishable from the theft alarm .

Each of the vehicle theft detection devices has a plurality of switches that are turned on when entering the vehicle, and detects illegal entry into the vehicle by turning on the switch when in the monitoring state,
A current sensor that detects a current value of a current path through which a current flows when any of the switches is turned on;
Illegal intrusion detection means for detecting illegal intrusion by detecting a current greater than or equal to a predetermined value by the current sensor when in a monitoring state;
When the illegal intrusion detecting means detects an illegal intrusion, an alarm generating means for generating a theft alarm to notify that, and
Switching means for switching the illegal intrusion detection means to a monitoring state and a non-monitoring state,
The alarm generation means indicates that the trespassing detection means can detect trespassing when the current sensor detects a current lower than a predetermined value when the switching means switches to the monitoring state of the trespassing detection means. A vehicle theft detection alarm device characterized in that a reportable alarm is generated so as to be distinguishable from a theft alarm.

The switching means includes a door lock switch and a door unlock switch that are turned on / off in response to a key operation from the outside of the vehicle of the ignition key, and when the door lock switch is turned on, the illegal intrusion detection means is moved from a non-monitoring state. 3. The vehicle theft detection device according to claim 1, wherein the illegal intrusion detection unit is switched from the monitoring state to the non-monitoring state when the door unlock switch is turned on in the monitoring state.