JP3655959B2 - 高速度三相遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、三相三台の真空バルブのそれぞれに電磁反発装置が付加され、開極時間の非常に短い三相一括形の交流遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
真空バルブの開極時間を極端に短くするために、その可動軸に電磁反発装置の反発力を付加させて開極駆動させることが従来から行われている。
図5は、従来の高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図である。開閉部を内蔵した真空バルブ1から可動軸3Aと固定軸3Bとが引き出され、それぞれ主回路端子4A,4Bに接続されている。可動軸3Aの上端部は、絶縁連結軸5に連結され、絶縁連結軸5は、さらに、変換レバー6を介して操作ロッド7に連結されている。操作ロッド7の反変換レバー6側は、また、もう一つの変換レバー8に接続されている。変換レバー8の右端は、レバー10の上端と係合するとともに、変換レバー8の途中を貫通するピン8Bに引張ばね9の一方端が引っ掛けられている。引張ばね9の他方端は、固定端9Aに固定され、変換レバー8を時計方向に回動するように常時付勢させている。すなわち、絶縁連結軸5から変換レバー8まではリンク機構を構成し、引張ばね9を備えた操作部23がこのリンク機構を介して真空バルブ1を開極駆動させている。
【0003】
また、図5において、短絡板40と電磁コイル49とを絶縁連結軸5に貫通させて構成された電磁反発装置70が付加されている。一方、レバー10の下端に対向して引外し棒11が配され、この引外し棒11を左方に駆動させる引外しコイル20が設けられている。図の上部には、電磁コイル49および引外しコイル20を励磁するための制御電源12が示されている。制御電源12のコンデンサ16は直流電源17によって充電され、コンデンサ16の両端はサイリスタ15を介して電磁コイル49の両端にそれぞれ接続されている。また、直流電源13の両端もサイリスタ14を介して引外しコイル20の両端にそれぞれ接続されている。
【0004】
図6は、図5の装置の構成を示す要部拡大断面図である。真空バルブ1が、絶縁筒1Dを備え、絶縁筒1D両端に蓋1A,1Bを被せることによって真空容器を形成している。この真空容器内に可動接触子2Aと固定接触子2Bとが互いに開閉可能に対向し開閉部を形成している。可動接触子2Aおよび固定接触子2Bは、それぞれ真空容器内で可動軸3Aおよび固定軸3Bの一方端に接合され、この可動軸3Aの他方端は、ベローズ1Cを介して外部へ可動的に引き出されている。一方、固定軸3Bの他方端は、蓋1Bに固定され外部へ固定的に引き出されている。また、電磁反発装置70の電磁コイル49は固定部54に支持され、留め金具43は絶縁連結軸5を貫通するピン50によって絶縁連結軸5に固定されている。短絡板40が留め金具43と電磁コイル49との間に介装され、絶縁連結軸5の軸方向に移動自由である。さらに、短絡板40と留め金具43との間には圧縮ばね71が介装され、短絡板40が電磁コイル49側へ常時押圧されている。
【0005】
また、図6において、絶縁連結軸5の上端部は、ピン5Aを介して変換レバー6に連結され、変換レバー6の右端部は、ピン7Bを介して操作ロッド7に連結されている。操作ロッド7の下端部は、図示されていない操作部に連結されている。変換レバー6は、固定ピン6Aを支点にして回動可能である。操作ロッド7は、その軸方向に長い長穴7A内にピン7Bを貫通させてなり、操作ロッド7の上部に圧縮性のワイプばね27が配されている。下部のばね受け30は操作ロッド7に固定され、上部のばね受け28は操作ロッド7に軸方向移動自由に支持されている。ばね受け28と30との間に介装されたワイプばね27は、ばね受け28を介して変換レバー6を押し上げ、その変換レバー6を反時計方向に回動するように常時付勢させている。これによって、絶縁連結軸5を押し下げ、可動接触子2Aと固定接触子2Bとの閉極時における接触圧力を常時一定に保っている。また、可動軸3Aが、フレキシブル導体25を介して主回路端子4Aに接続されている。これによって、可動軸3Aの開閉時の動きが主回路端子4Aへ伝わるのを抑えている。
【0006】
図5に戻り、この装置の開極メカニズムを説明する。サイリスタ14,15のゲートにそれぞれ開極信号21,22を同時に注入してサイリスタ14,15をともに点弧させる。サイリスタ14の点弧によって直流電源13から電流が流れ、引外しコイル20が励磁される。この励磁によって、引外し棒11が左方に飛び出してレバー10の下端に当たる。これによって、レバー10が固定ピン10Aを中心にして時計方向に回動するので、変換レバー8の右端とレバー10の上端との係合が外れる。それにつれて、引張ばね9が変換レバー8をピン8Bのところから下方に引っ張るので、変換レバー8も固定ピン8Aを中心にして時計方向に回動する。それに伴い、操作ロッド7が下がるので、変換レバー6が固定ピン6Aを中心にして時計方向に回動する。これによって、可動軸3Aが上がるので、真空バルブ1が開極する。
【0007】
一方、サイリスタ15の点弧によってコンデンサ16に蓄えられていた電荷流れ出し、電磁コイル49が励磁される。この電流によって形成される磁界を打ち消そうとして短絡板40内に渦電流が発生する。この渦電流は、電磁コイル49に流れる電流とは逆の方向に、かつ短絡板40の中を絶縁連結軸5を巻回するように流れる。そのために、渦電流が流れると、電磁コイル49と短絡板40とが互いに電磁反発し合う。その場合、電磁コイル49は、図6で示された固定部54によって固定されているので、短絡板40が留め金具43に当たり絶縁連結軸5を上方へ押し上げる。
【0008】
図5において、真空バルブ1の開極時に、操作部23の駆動力に電磁反発装置70の反発力が加わるので、真空バルブ1の開極時間が非常に短くなる。真空バルブ1の開極時間は、電磁反発装置70がないときは20ms程度であったものが、電磁反発装置70の付加によってその開極時間が1ms程度に短縮される。主回路を高速に遮断することが可能なので、電磁反発装置70の付加された遮断器を高速度三相遮断器と言っている。なお、図6の圧縮ばね71は、短絡板40と電磁コイル49との間にできるだけ隙間が出来ないようにするためのものである。ここに隙間が介在すると、渦電流の発生が制限され電磁反発力が弱くなる。一方、短絡板40と留め金具43との間には隙間Gが介在していた方がよい。その理由は、真空バルブ1が開閉を重ね、固定接触子2Bや可動接触子2Aが多少消耗しても隙間Gがその消耗分を補償するので、通電時における固定接触子2Bと可動接触子2Aとの接触状態が常に良好に保たれる。
【0009】
図7は、従来の異なる高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図である。電磁反発装置70が、操作ロッド72の上部に取り付けられている。すなわち、操作ロッド72に留め金具43が固定され、この留め金具43の上部に短絡板40と電磁コイル49とが配されている。すなわち、短絡板40の上面に対向して電磁コイル49が配されている。その他の構成は、図5のそれと同じである。電磁反発装置70の詳細構成も図6のものと同じであるが、その方向が逆になっているに過ぎない。真空バルブ1の開極時に、図5の装置では電磁反発装置70が絶縁連結軸5を上方へ駆動させていたが、この図7の装置では電磁反発装置70が操作ロッド72を下方へ駆動させている。したがって、開極原理は図5の場合と全く同じである。
【0010】
なお、図5または図7において、主回路が三相交流なので、各相の主回路にそれぞれ真空バルブ1が介装され、三相三台の真空バルブ1が図の手前側と後側とに並設されている。真空バルブ1の可動軸3Aにそれぞれのリンク機構と電磁反発装置70とが連結されている。各操作ロッド7,72は、ピン7Cを介して一つの変換レバー8に纏められ、一台の操作部23によって真空バルブ1が開閉操作されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の装置は、電磁反発装置の電磁コイルを支持する固定部の部品点数が多いと言う問題があった。
すなわち、従来の電磁反発装置は、三相三台の電磁コイルがそれぞれの固定部に支持されていたので、固定部の部品点数もそれぞれ三セット必要としていた。
【0012】
さらに、図5の構成の場合、電磁反発装置70をリンク機構の組み立て工程中に絶縁連結軸5に取り付けなければならず、製造工程が非常に煩雑であった。また、主回路端子4Aには主回路の高電圧がかかるので、電磁反発装置70から主回路端子4Aまでは、絶縁連結軸5に所要絶縁距離Dを確保させる必要がある。したがって、絶縁連結軸5は、所要絶縁距離Dに加えて、電磁反発装置70から変換レバー6までの分も長くせねばならなかった。そのために、真空バルブ1を下げる必要が生じ、その分だけ装置全体の高さが増していた。
【0013】
図7の構成のように、電磁反発装置70を操作ロッド72側に設ければ、電磁反発装置70の取り付けをリンク機構の組み立て後に実施することができるし、また、絶縁連結軸19に所要絶縁距離Dだけを確保させればよいので、絶縁連結軸19は、あまり長くならない。しかし、電磁反発装置70が、図5の構成と異なり逆さなので、図6の圧縮ばね71が短絡板40の重量を常時受けながら、短絡板40を電磁コイル49に押し付けねばならない。短絡板40は、そこに渦電流が流れるようにするために電気伝導率の大きい銅が用いられる。銅の比重は、8.9と大きいので、短絡板40は非常に重い。そのために、圧縮ばね71として、圧縮に大きい力を必要とするものが選ばれるが、その分だけ真空バルブ開極時の短絡板40の反発力が弱くなってしまう。
【0014】
この発明の目的は、電磁コイルを支持する固定部の部品点数を減らすとともに、装置の組み立て工程を簡素化することにある。また、短絡板の反発力を弱めることなく、装置全体の高さを減らすことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、真空容器内に固定接触子と可動接触子とが互いに開閉可能に対向配置されてなる真空バルブが三相三台並設され、各真空バルブの固定接触子および可動接触子がそれぞれ真空容器内で固定軸および可動軸の一方端に接合され、この固定軸および可動軸の他方端がそれぞれ真空容器の両端から固定的または可動的に外部へ引き出されるとともに、真空容器の外部へ引き出された可動軸の他方端にそれぞれのリンク機構を介して三相三台の真空バルブに開閉操作力を与える操作部が連結され、短絡板に対向する電磁コイルを備えた電磁反発装置がそれぞれのリンク機構に設けられ、前記操作部の開極駆動と同時に電磁コイルを励磁させることによって短絡板がリンク機構を開極の方向へ駆動させてなる高速度三相遮断器において、前記電磁反発装置の電磁コイルが三相三台とも一つの固定フレームに一体に取り付けられたものとするとよい。それによって、電磁コイルの固定部品が一セットだけでよくなる。
【0016】
かかる構成において、リンク機構が可動軸の他方端に設けられた絶縁連結軸と、この絶縁連結軸に連結され駆動の方向を変える変換レバーとを備え、電磁反発装置が絶縁連結軸の途中に設けられるとともに、絶縁連結軸と変換レバーとの連結部から見て、可動軸が配置された側とは反対側の他端に設けられたものとしてもよい。電磁反発装置が、絶縁連結軸と変換レバーとの連結部と、真空バルブの可動軸との間に介在しないので絶縁連結軸としては短いもので済む。また、電磁反発装置の短絡板が、電磁コイルの上に載っているので短絡板の反発力が弱まることもない。さらに、電磁反発装置をリンク機構の組み立て後に取り付けることができるので、製造工程が簡素化される。
【0017】
かかる構成において、可動軸に接続された主回路端子と固定フレ−ムとの間に絶縁ロッドが介装されたものとしてもよい。それによって、電磁反発装置の動作時に発生する固定フレ−ムの振動を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施例に基づいて説明する。図1は、この発明の実施例にかかる高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図である。電磁反発装置70が、絶縁連結軸41と変換レバー6との連結部41Aより反可動軸3A側(上部側)に設けられている。また、可動軸3Aが、後述のようなフレキシブル導体18を介して主回路端子4Aに接続されている。その他は、図5の従来の構成と同じである。従来と同じ部分には同一参照符号を付け、詳細な説明は省略する。電磁反発装置70が、連結部41Aと真空バルブ1の可動軸3Aとの間に介在しないので絶縁連結軸41としては、図5の構成の場合より短いもので済む。また、電磁反発装置70の短絡板40が、電磁コイル49の上に載っているので圧縮ばね71(図6)に重力がかからない。そのために、圧縮ばね71は、その圧縮力は弱いものでもよく、結果として、短絡板40の反発力を強くすることができる。
【0019】
図2は、図1の装置全体の構成を示す断面図である。車輪48と把手47Aを備えた台車フレーム47に、操作部23(内部構成は省略)と絶縁フレ−ム46とが固定され、上部に固定フレ−ム45が設けられている。絶縁フレ−ム46には、真空バルブ1が収納され、主回路端子4A,4Bが引き出されている。真空バルブ1の可動軸3Aは、リンク機構である絶縁連結軸41、変換レバー6、操作ロッド7、変換レバー8を介して操作部23へ連結されている。絶縁連結軸41の上部は固定フレーム45を貫通し、電磁反発装置70が固定フレーム45の上に設けられている。固定フレーム45の上には、また、コンデンサ16を備えた制御電源12が載置されている。さらに、固定フレーム45と主回路端子4Aとの間には、絶縁ロッド44を介在させてある。
【0020】
図3は、図2のA矢視図である。車輪48を備えた台車フレーム47に三台の絶縁フレーム46が設けられ、各絶縁フレーム46に三相各相の真空バルブ1がそれぞれ収納されている。さらに、台車フレーム47上部の固定フレーム45には、それぞれの電磁反発装置70が載置されている。また、真空バルブ1の可動軸3Aの上端面には、周状のフレキシブル導体18とU状の接続金具53とが固定されている。フレキシブル導体18の上部に主回路端子4Aが固定されている。可動軸3Aの軸方向の移動は、フレキシブル導体18自体が変形することによって吸収される。一方、接続金具53は、ピン52を介して絶縁連結軸41に連結され、絶縁連結軸41は絶縁ロッド44の向こう側を立ち上がり、電磁反発装置の留め金具43に連結されている。絶縁ロッド44は、ボルト44Aを介して固定フレーム45および主回路端子4Aに固定されている。
【0021】
図4は、図3のB矢視図である。固定フレーム45上に、短絡板40を備えた電磁反発装置が三台載置されるとともに、制御電源12がコンデンサ16とともに載置されている。図4において、電磁反発装置が制御電源12非常に近いので、制御電源12から図示されていない電磁コイルまでの接続線が非常に短くて済む。この接続線があまり長いと、そのインダクタンス成分によってコンデンサ16に充電された電荷が電磁コイルまで到達する間に損失が発生し、必要以上に電荷を充電せねばならない。図4の構成によって、エネルギーの損失が少なくなるので、コンデンサ16の容量や電源電圧を小さくすることができ、制御電源がコンパクトになる。また、固定フレーム45上に電磁反発装置を三台並べて載置したので、遮断器全体が非常にコンパクトになった。
【0022】
図2に戻り、絶縁ロッド44を介在させたので、電磁反発装置70動作時の固定フレ−ム45の振動を抑えることができる。それによって、固定フレ−ム45の変形が防止され、装置の機械的な寿命が長くなった。また、電磁反発装置70が三相三台とも一つの固定フレーム45に一体に取り付けられたので、電磁コイルの固定部品は一セットだけでよくなる。さらに、リンク機構の組み立ての後で電磁反発装置70を取り付けることができるので、製造工程が簡素化される。
【0023】
【発明の効果】
この発明は前述のように、前記電磁反発装置の電磁コイルが三相三台とも一つの固定フレームに一体に取り付けられる。これによって、固定部品点数が減り、コストと組み立て時間とが節約される。
また、かかる構成において、リンク機構が可動軸の他方端に設けられた絶縁連結軸と、この絶縁連結軸に連結され駆動の方向を変える変換レバーとを備え、電磁反発装置が絶縁連結軸の途中に設けられるとともに、絶縁連結軸と変換レバーとの連結部から見て、可動軸が配置された側とは反対側の他端に設けられる。これによって、絶縁連結軸としては短いもので済み、装置全体の高さも低くなりコストが低減される。また、短絡板の反発力も強まる。
【0024】
また、かかる構成において、可動軸に接続された主回路端子と固定フレ−ムとの間に絶縁ロッドが介装される。絶縁ロッドの介在によって、電磁反発装置の動作時の固定フレ−ムの振動を抑えることができる。それによって、固定フレ−ムの変形が防止され、装置の機械的な寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図
【図2】図1の装置全体の構成を示す断面図
【図3】図2のA矢視図
【図4】図3のB矢視図
【図5】従来の高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図
【図6】図5の装置の構成を示す要部拡大断面図
【図7】従来の異なる高速度三相遮断器の開極メカニズムを説明する原理図
【符号の説明】
1:真空バルブ、2A:可動接触子、2B:固定接触子、3A:可動軸、3B:固定軸、4A,4B:主回路端子、41:絶縁連結軸、6,8:変換レバー、7:操作ロッド、12:制御電源、23:操作部、40:短絡板、42:ワイプばね、43:留め金具、44:絶縁ロッド、45:固定フレーム、49:電磁コイル、70:電磁反発装置

Claims (2)

  1. 真空容器内に固定接触子と可動接触子とが互いに開閉可能に対向配置されてなる真空バルブが三相三台並設され、各真空バルブの固定接触子および可動接触子がそれぞれ真空容器内で固定軸および可動軸の一方端に接合され、この固定軸および可動軸の他方端がそれぞれ真空容器の両端から固定的または可動的に外部へ引き出されるとともに、真空容器の外部へ引き出された可動軸の他方端にそれぞれのリンク機構を介して三相三台の真空バルブに開閉操作力を与える操作部が連結され、短絡板に対向する電磁コイルを備えた電磁反発装置がそれぞれのリンク機構に設けられ、前記操作部の開極駆動と同時に電磁コイルを励磁させることによって短絡板がリンク機構を開極の方向へ駆動させてなる高速度三相遮断器において、前記電磁反発装置の電磁コイルが三相三台とも一つの固定フレームに一体に取り付けられるとともに、前記リンク機構が可動軸の他方端に設けられた絶縁連結軸と、この絶縁連結軸に連結され駆動の方向を変える変換レバーとを備え、電磁反発装置が絶縁連結軸の途中に設けられるとともに当該電磁反発装置の設置位置は、絶縁連結軸と変換レバーとの連結部から見て、可動軸が配置された側とは反対側の他端に設けられたことを特徴とする高速度三相遮断器。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、可動軸に接続された主回路端子と固定フレ−ムとの間に、前記固定フレームの振動を抑える絶縁ロッドが介装されたことを特徴とする高速度三相遮断器。
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