JP3655461B2 - drying furnace - Google Patents
drying furnace Download PDFInfo
- Publication number
- JP3655461B2 JP3655461B2 JP04477398A JP4477398A JP3655461B2 JP 3655461 B2 JP3655461 B2 JP 3655461B2 JP 04477398 A JP04477398 A JP 04477398A JP 4477398 A JP4477398 A JP 4477398A JP 3655461 B2 JP3655461 B2 JP 3655461B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace body
- drying
- furnace
- duct
- exposed surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ボディなどの被塗物に塗布された塗料を乾燥したり、紙やプラスチックなどに印刷された印刷インクを乾燥するために用いられる乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車ボディの塗装ラインでは、塗料を吹き付ける塗装ブースの後段に、その塗膜を乾燥させる乾燥炉が設けられており、塗装終了直後の塗膜が未乾燥の自動車ボディをコンベアで搬送しながら、その表面に形成された塗膜を乾燥するようにしている。
乾燥炉は100〜160℃程度の温度に維持され、塗料に含まれる水分や有機溶剤を蒸発させて塗膜を乾燥硬化させているので、炉体内では有機溶剤濃度が徐々に高くなっていき、これを放置すると、汚染空気に含まれる有機溶剤が自動車ボディなどの被塗物表面に凝集して塗料本来の色が褪せてしまい、黄変と称する塗装不良を生ずることとなる。
このため、一般の乾燥炉では常に炉体内から汚染空気(排ガス)を排出し、これを、排ガス処理装置で浄化した後、炉体内に循環供給したり、あるいは、大気に放出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、汚染空気は外部へ排出されるまでの間に炉体内を対流するため、その汚染空気に含まれる蒸発有機溶剤が、側壁,天井壁,床壁,仕切壁などの炉体内の表出面上に凝集し、ヤニとなって付着するという問題があった。
特に、天井壁に付着したヤニが成長すると、被塗物の上にボタオチして塗装不良となるため、これを防止するためには、通常でも2〜3週間ごとに、使用する塗料の種類によっては毎週、炉体内を清掃しなければならない。
しかも、自動車ボディの塗装用乾燥炉は全長が百数十メートルもあり、その清掃作業は人手に頼らざるを得ないので多大な労力を必要とし、清掃作業に要するコストが嵩むという問題があった。
【0004】
また、塗装用乾燥炉は全長が長いことからその容積も大きく、排ガス処理装置では、この乾燥炉から連続的に排出される大量の排ガスを浄化処理しなければならないことから、消費エネルギーが多く、消耗品の交換や、排ガス処理装置に至るダクト内の清掃作業などに要するメンテナンスコスト及びランニングコストが嵩むという問題があった。
また、印刷用乾燥炉においては、塗装用乾燥炉ほどではないが、印刷インクから有機溶剤成分が蒸発する点では塗装用乾燥炉と共通し、その蒸発有機溶剤による問題点も規模の違いこそあれ同様である。
【0005】
そこで本発明は、塗装用乾燥炉や印刷用乾燥炉などの乾燥炉内の清掃作業に要する労力を軽減すると共に、排ガス処理装置の負荷を軽減して、メンテナンスコスト及びランニングコストを著しく低減することを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明は、炉体内でワークを乾燥することにより蒸発有機溶剤を含む汚染空気が生成される乾燥炉において、炉体内の表出面、もしくは、炉体内の空気が流通するダクトの内面に、焦電材料の粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した水電解促進材が塗工されていることを特徴とする。
【0007】
本発明による乾燥炉は、例えば、有機溶剤を含む塗料で塗装された自動車ボディを炉体内に搬入して加熱すると塗膜が乾燥硬化していく。
このとき、炉体内の表出面や、炉体内の空気が流通するダクトの内面には、焦電材料の粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した水電解促進材が塗工されているので、焦電材料が加熱されたときに、その焦電効果により、炉体内の表出面やダクトの内面にマイナスの電荷が表れる。
一方、ワークを加熱すると、未乾燥塗膜から水分や有機溶剤が蒸発し、これが炉体内の空気の対流に伴って、その表出面やダクトの内面に付着凝集してヤニとなる。
そして、このヤニの中に含まれる水の分子は、焦電効果により表れる電子を受け取って、その一部は、
H2 O +2e- → O2- + H2
H2 O + e- → O- + H2
で表される反応により、水素とイオン化された酸素に電気分解される。
そして、このイオン化された酸素が、炉体内の表出面に付着しているヤニの主成分である有機物と反応し、これを酸化して水と二酸化炭素に分解する。
したがって、炉体内の表出面に付着したヤニが徐々に分解されて減量されていくので、その分、清掃作業の頻度及び労力が軽減されると共に、排ガス処理装置の負荷も軽減されて、メンテナンスコスト,ランニングコストが低減される。
【0008】
さらに、本発明に係る他の乾燥炉は、炉体内の表出面、もしくは、炉体内の空気が流通するダクトの内面に、放射性元素を含むセラミック粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した酸素活性化材が塗工されている。
この乾燥炉によれば、炉体内の表出面などに塗工された酸素活性化材に含まれる放射性元素から、炉体内の表出面やダクトの内面に付着凝集したヤニに含まれる水の分子に放射線が照射されて、その一部は、
3H2 O → O3 + 3H2
2H2 O → O2 + 2H2
で表される反応により水が水素と酸素に分離されて、酸素やオゾンが得られる。
したがって、これらの酸素やオゾンが、ヤニの主成分である有機物と反応し、これを酸化して水と二酸化炭素に分解するので、炉体内の表出面やダクトの内面に付着したヤニが徐々に分解されて減量される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る乾燥炉を示す説明図、図2は炉体内での化学変化を示す模式図である。なお、説明の都合上、図1において、右側が暗赤パネルで炉体内を加熱する輻射加熱ゾーン、左側が熱風を吹き出させて炉体内を加熱する対流加熱ゾーンを示す。
【0010】
本例に係る乾燥炉1は、自動車ボディの塗装用乾燥炉として用いられるもので、塗装ブース(図示せず)に連続して設けられ、炉体2内には、ワークWとなる自動車ボディを搬送するコンベア3がその長手方向に沿って敷設されている。
そして、乾燥炉1の前段側には、未乾燥塗膜を生乾き状態まで乾燥させる輻射加熱ゾーン4Aが形成され、その後段側に、輻射加熱ゾーン4Aで乾燥された塗膜を焼付乾燥する対流加熱ゾーン4Bが形成されている。
【0011】
輻射加熱ゾーン4Aには、熱風発生装置5から熱風が循環供給される暗赤パネル6が配設されており、この暗赤パネル6の輻射熱により炉体2内が加熱される。
また、対流加熱ゾーン4Bには、熱風吸込ダクト7から吸い込まれた熱風を、熱交換器8で加熱した後、熱風吹出ダクト9から吹き出させる熱風循環系10が形成され、その炉体2内には、熱風吹出ダクト9から吹き出した熱風の横流れを防止するゲート型の仕切壁2Pが所定間隔で形成されている。
なお、12は炉体2内で発生した汚染空気を排出する排ガス吸込ダクト、13は排ガス吸込ダクト12を介して排出された汚染空気(排ガス)を浄化処理する排ガス処理装置である。
【0012】
そして、炉体2内の左右側壁2L及び2R,天井壁2U,床壁2F,仕切壁2P,暗赤パネル6の外面,熱風吸込ダクト7及び熱風吹出ダクト9の外面などの炉体2内の表出面14や、熱風循環系10の各ダクト7,9及び排ガス吸込ダクト12の内面15には、焦電材料の粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した水電解促進材16が塗工されている
【0013】
ここで、焦電材料としては、例えば、トルマリン(電気石)や、石英(SiO2 )や、タンタル酸リチウム(LiTaO3 )や、チタン酸鉛(PbTiO3 )や、PZT磁器(チタン酸ジルコン酸鉛:PbZrO3 とPbTiO3 の固溶体)など、乾燥炉の炉内温度で焦電作用を生ずる任意のものを採用することができる。
また、石英(SiO2 )に、長石,ジルコン(ZrSiO4 )及び酸化チタン(TiO2 )のうち1種以上のものを混合した混合粉末でもよい。
これら焦電材料は、いずれも乾燥炉の雰囲気温度程度に加熱されたときに焦電効果を示し、その表面に電荷が表れる。
【0014】
なお、水電解促進材16を構成する無機接着剤としては、水ガラスや、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ等の低温処理(500℃)で結合強度を発揮する耐熱性の無機系接着剤が用いられる。
そして、上述した焦電材料の粉末を耐熱性の前記無機接着剤に混練した水電解促進材16が、炉体2内の表出面14及び炉体2内の空気が流通するダクト7,9,12の内面15を構成する鋼板17の表面に10μm〜1mmの厚さで塗工されている。
塗工する方法は、エア霧化による吹き付けであっても、ロールコーターなどによりコーティングする場合であってもよい。
なお、水電解促進材16と鋼板17の熱膨張係数が異なるので、水電解促進材16を厚めに塗工する場合は、鋼板17の全面に均一に塗工せずに、不連続に塗工しておけば、鋼板17が熱膨張しても水電解促進材16がひび割れするおそれがない。
【0015】
以上が本発明の一例構成であって、次にその作用を説明する。
乾燥炉1を起動させて、炉体2内が所定の乾燥温度まで上昇したところで、ワークWとなる自動車ボディをコンベア3で搬送し、その塗膜を乾燥する。
このとき、塗膜に含まれる水分や有機溶剤が蒸発して、炉体2内の空気の対流に伴って、天井壁2U,左右側壁2R及び2L,床壁2F,仕切壁2P,暗赤パネル6の外面,熱風吸込ダクト7及び熱風吹出ダクト9の外面などの炉体2内の表出面14に付着凝集したり、熱風循環系10の各ダクト7,9や、排ガス吸込ダクト12を流通してその内面15に付着凝集してヤニとなる。
【0016】
一方、炉体2内の表出面14や、各ダクト7,9,12の内面15には、焦電材料の粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した水電解促進材16が塗工されており、これに含まれる焦電材料が加熱されたときに、その焦電効果により、炉体2内の表出面14や、ダクト7,9,12の内面15に電荷が表れる。
ここで、表出面14やダクト12の内面15に付着したヤニに含まれる水の分子は、水電解促進材16の表面に表れた電子を受け取って、その一部は、
H2 O +2e- → O2- + H2
H2 O + e- → O- + H2
で表される反応により、水素とイオン化された酸素に電気分解される。
そして、このイオン化された酸素が、炉体2内の表出面14等に付着しているヤニの主成分である有機物と反応し、これを酸化して水と二酸化炭素に分解していく。
【0017】
したがって、炉体2内の表出面14やダクト12の内面14に付着したヤニが徐々に分解されて減量されていくので、その分、清掃作業の頻度及び労力が軽減されると共に、排ガス処理装置13の負荷も軽減されて、メンテナンスコスト,ランニングコストが低減される。
【0018】
また、炉体2内の表出面14及びダクト7,9,12の内面15に、前記水電解促進材16に替えて、放射性元素を含むセラミック粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した酸素活性化材18を塗工する場合であってもよい。
放射性元素としては、トリウム(Th),ウラン(U),アクチニウム(Ac),ネプツニウム(Np)などが用いられる。
【0019】
この場合、炉体2内の表出面14などに塗工された酸素活性化材に含まれる放射性元素から、炉体2内の表出面14やダクト12の内面15に付着凝集したヤニに含まれる水の分子に放射線が照射されて、その一部は、
3H2 O → O3 + 3H2
2H2 O → O2 + 2H2
で表される反応により水が水素と酸素に分離されて、酸素やオゾンが得られる。
したがって、これらの酸素やオゾンが、ヤニの主成分である有機物と反応し、これを酸化して水と二酸化炭素に分解するので、炉体2内の表出面14やダクト12の内面15に付着したヤニが徐々に分解されて減量される。
【0020】
なお、焦電材料の粉末を耐熱性の前記無機接着剤に混練した水電解促進材16や、放射性元素を含むセラミック粉末を耐熱性の無機接着剤に混練した酸素活性化材18を塗工するのに替えて、焦電材料の粉末を混練して焼成したセラミックで形成された水電解促進タイルや、放射性元素を含むセラミックで形成された酸素活性化タイルを無機接着剤などで貼設した場合であってもよい。
このように、タイルにしておけば、工業的にタイルを製造することにより、その品質を一定に維持することができ、また、タイルを貼るだけでよいので、施工が簡単で、塗工する場合に比して塗りムラを起こすことがなく、誰でも均一に仕上げることができるというメリットがある。
なお、この場合、タイル目地にヤニが詰まらないように、耐熱性,弾力性のある充填剤を充填することが望ましい。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、炉体内の表出面やダクトの内面に付着したヤニに含まれる水分が水素と酸素に分解されて、その酸素により、ヤニの主成分となる有機物が酸化されて水と二酸化炭素に分解されるので、表出面などに付着したヤニが自然に減量化されていき、清掃作業の頻度や労力を軽減すると同時に、排ガス処理装置の負荷を軽減してランニングコスト,メンテナンスコストを低減することができるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る乾燥炉を示す説明図。
【図2】 炉体内での化学変化を示す模式図。
【符号の説明】
1・・・乾燥炉
2・・・炉体
W・・・ワーク
7・・・熱風吸込ダクト
9・・・熱風吹出ダクト
14・・・炉体内の表出面
15・・・ダクトの内面
16・・・水電解促進材
18・・・酸素活性化材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drying furnace used for drying a paint applied to an object to be coated such as an automobile body or drying printing ink printed on paper or plastic.
[0002]
[Prior art]
For example, in an automobile body painting line, a drying furnace that dries the paint film is installed after the paint booth where the paint is sprayed. The coating film formed on the surface is dried.
The drying furnace is maintained at a temperature of about 100 to 160 ° C., and the coating film is dried and cured by evaporating moisture and organic solvent contained in the paint. Therefore, the concentration of the organic solvent gradually increases in the furnace, If left untreated, the organic solvent contained in the polluted air aggregates on the surface of the object to be coated such as an automobile body, fading the original color of the paint, resulting in a coating failure called yellowing.
For this reason, in a general drying furnace, polluted air (exhaust gas) is always discharged from the furnace body, and this is purified by an exhaust gas treatment device and then circulated and supplied to the furnace body or released to the atmosphere. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the contaminated air convects inside the furnace before it is discharged to the outside, the evaporated organic solvent contained in the contaminated air is exposed on the exposed surface of the furnace body such as side walls, ceiling walls, floor walls, and partition walls. There was a problem that it aggregated and adhered as a spear.
In particular, when spears that adhere to the ceiling wall grow, they can be smudged onto the object to be coated, resulting in poor painting. In order to prevent this, even depending on the type of paint used, usually every two to three weeks. The furnace must be cleaned weekly.
In addition, the drying oven for painting the automobile body has a length of several hundreds of meters, and the cleaning work has to be relied on manually, which requires a lot of labor and the cost of the cleaning work increases. .
[0004]
In addition, the coating drying furnace has a large volume because it has a long overall length, and the exhaust gas treatment device requires a large amount of exhaust gas that is continuously discharged from the drying furnace. There was a problem that maintenance costs and running costs required for exchanging consumables and for cleaning the inside of the duct leading to the exhaust gas treatment apparatus increased.
In addition, the drying oven for printing is not as good as the drying oven for coating, but it is the same as the drying oven for coating in that the organic solvent components evaporate from the printing ink. It is the same.
[0005]
Thus, the present invention reduces labor required for cleaning operations in a drying furnace such as a coating drying furnace or a printing drying furnace, and also reduces the load on the exhaust gas treatment device, thereby significantly reducing maintenance costs and running costs. Is a technical issue.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the present invention relates to a drying furnace in which contaminated air containing an evaporated organic solvent is generated by drying a workpiece in the furnace body, and the exposed surface of the furnace body or the air in the furnace body circulates. A water electrolysis promoter obtained by kneading pyroelectric material powder with a heat-resistant inorganic adhesive is coated on the inner surface of the duct.
[0007]
In the drying furnace according to the present invention, for example, when an automobile body painted with a paint containing an organic solvent is carried into the furnace and heated, the coating film is dried and cured.
At this time, since the surface of the furnace body and the inner surface of the duct through which the air in the furnace body flows are coated with a water electrolysis promoter kneaded pyroelectric material powder in a heat-resistant inorganic adhesive, When the pyroelectric material is heated, a negative charge appears on the exposed surface in the furnace and the inner surface of the duct due to the pyroelectric effect.
On the other hand, when the workpiece is heated, moisture and organic solvent evaporate from the undried coating film, which adheres to the exposed surface and the inner surface of the duct as a result of convection of the air in the furnace body, and becomes a spear.
And the water molecules contained in this spider receive the electrons that appear due to the pyroelectric effect, and some of them
H 2 O + 2e − → O 2 + + H 2
H 2 O + e − → O − + H 2
Is electrolyzed into hydrogen and ionized oxygen.
And this ionized oxygen reacts with the organic substance which is the main component of the spear adhering to the exposed surface in a furnace body, oxidizes this, and decomposes | disassembles into water and a carbon dioxide.
Therefore, the scum adhering to the exposed surface of the furnace body is gradually decomposed and reduced, and accordingly, the frequency and labor of the cleaning work are reduced, and the load of the exhaust gas treatment device is also reduced. , Running cost is reduced.
[0008]
Furthermore, another drying furnace according to the present invention is an oxygen active material in which ceramic powder containing a radioactive element is kneaded with a heat-resistant inorganic adhesive on the exposed surface in the furnace body or the inner surface of the duct through which air flows in the furnace body. Chemical material is applied.
According to this drying furnace, from the radioactive elements contained in the oxygen-activated material coated on the exposed surface of the furnace body to the water molecules contained in the spear adhered and agglomerated on the exposed surface of the furnace body and the inner surface of the duct. Irradiated with radiation, some of which
3H 2 O → O 3 + 3H 2
2H 2 O → O 2 + 2H 2
Water is separated into hydrogen and oxygen by the reaction represented by the following, whereby oxygen and ozone are obtained.
Therefore, these oxygen and ozone react with the organic matter that is the main component of the ani, and oxidize it and decompose it into water and carbon dioxide, so that the ani adhering to the exposed surface in the furnace and the inner surface of the duct gradually Disassembled to lose weight.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is an explanatory view showing a drying furnace according to the present invention, and FIG. 2 is a schematic view showing a chemical change in the furnace body. For convenience of explanation, in FIG. 1, the right side shows a radiant heating zone in which the furnace body is heated with a dark red panel, and the left side shows a convection heating zone in which hot air is blown out to heat the furnace body.
[0010]
The drying furnace 1 according to the present example is used as a drying furnace for painting an automobile body, and is continuously provided in a painting booth (not shown). In the furnace body 2, an automobile body serving as a workpiece W is provided. The
And the radiant heating zone 4A which dries an undried coating film to a dry state is formed in the front | former stage side of the drying furnace 1, and the convection heating which bakes and dries the coating film dried in the radiant heating zone 4A in the back | latter stage side. Zone 4B is formed.
[0011]
In the radiant heating zone 4 </ b> A, a dark
In the convection heating zone 4 </ b> B, a hot
[0012]
And the left and
Here, as pyroelectric materials, for example, tourmaline (tourmaline), quartz (SiO 2 ), lithium tantalate (LiTaO 3 ), lead titanate (PbTiO 3 ), PZT porcelain (zirconate titanate) Any material that causes a pyroelectric action at the furnace temperature of the drying furnace, such as lead: a solid solution of PbZrO 3 and PbTiO 3 , can be employed.
Further, it may be a mixed powder in which quartz (SiO 2 ) is mixed with at least one of feldspar, zircon (ZrSiO 4 ) and titanium oxide (TiO 2 ).
All of these pyroelectric materials exhibit a pyroelectric effect when heated to about the atmospheric temperature of the drying furnace, and electric charges appear on the surface thereof.
[0014]
In addition, as the inorganic adhesive constituting the
And the water
The coating method may be spraying by air atomization or coating by a roll coater or the like.
In addition, since the thermal expansion coefficients of the
[0015]
The above is an example configuration of the present invention, and its operation will be described next.
When the drying furnace 1 is started and the inside of the furnace body 2 rises to a predetermined drying temperature, the automobile body serving as the workpiece W is conveyed by the
At this time, moisture and organic solvent contained in the coating film evaporate, and with the convection of the air in the furnace body 2, the
[0016]
On the other hand, on the exposed surface 14 in the furnace body 2 and the inner surface 15 of each
Here, water molecules contained in the surface adhering to the exposed surface 14 and the inner surface 15 of the
H 2 O + 2e − → O 2 + + H 2
H 2 O + e − → O − + H 2
Is electrolyzed into hydrogen and ionized oxygen.
And this ionized oxygen reacts with the organic substance which is the main component of the spear adhering to the exposed surface 14 etc. in the furnace body 2, oxidizes this, and decomposes | disassembles into water and a carbon dioxide.
[0017]
Therefore, since the dirt adhering to the exposed surface 14 in the furnace body 2 and the inner surface 14 of the
[0018]
Further, oxygen activity obtained by kneading ceramic powder containing a radioactive element on the exposed surface 14 in the furnace body 2 and the inner surfaces 15 of the
As the radioactive element, thorium (Th), uranium (U), actinium (Ac), neptunium (Np), or the like is used.
[0019]
In this case, the radioactive element contained in the oxygen activating material coated on the exposed surface 14 in the furnace body 2 is included in the spear adhered and aggregated on the exposed surface 14 in the furnace body 2 and the inner surface 15 of the
3H 2 O → O 3 + 3H 2
2H 2 O → O 2 + 2H 2
Water is separated into hydrogen and oxygen by the reaction represented by the following, whereby oxygen and ozone are obtained.
Therefore, these oxygen and ozone react with the organic substance that is the main component of the spider and oxidize it to decompose into water and carbon dioxide, so that they adhere to the exposed surface 14 in the furnace body 2 and the inner surface 15 of the
[0020]
It is to be noted that a
In this way, if it is made into a tile, the quality can be maintained constant by manufacturing the tile industrially, and since it is only necessary to paste the tile, the construction is simple and the case of coating There is an advantage that anyone can finish uniformly without causing uneven coating as compared to.
In this case, it is desirable to fill the tile joint with a heat-resistant and elastic filler so as not to clog the tile joints.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the moisture contained in the spear adhering to the exposed surface in the furnace body and the inner surface of the duct is decomposed into hydrogen and oxygen, and the organic matter that becomes the main component of the spear is decomposed by the oxygen. Because it is oxidized and decomposed into water and carbon dioxide, the amount of scum adhering to the exposed surface is reduced naturally, reducing the frequency and labor of cleaning work, and at the same time reducing the load on the exhaust gas treatment device There is an excellent effect that the cost and the maintenance cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a drying furnace according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing chemical changes in the furnace.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Drying furnace 2 ... Furnace body W ... Work piece 7 ... Hot-air suction duct 9 ... Hot-air blowing duct 14 ... The exposed surface 15 in a furnace body ... The
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04477398A JP3655461B2 (en) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | drying furnace |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04477398A JP3655461B2 (en) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | drying furnace |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11248347A JPH11248347A (en) | 1999-09-14 |
JP3655461B2 true JP3655461B2 (en) | 2005-06-02 |
Family
ID=12700741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04477398A Expired - Fee Related JP3655461B2 (en) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | drying furnace |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3655461B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106091661B (en) * | 2016-06-08 | 2018-07-17 | 方民 | System for coupling and drying slurry-like heat-insulating material by using flue gas waste heat |
JP6681853B2 (en) * | 2017-06-16 | 2020-04-15 | 株式会社大気社 | Paint drying oven |
CN109078788B (en) * | 2018-09-19 | 2020-12-29 | 沈菊青 | Exhaust treatment device for automobile paint spraying workshop |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP04477398A patent/JP3655461B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11248347A (en) | 1999-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0427916B2 (en) | ||
JPS62129846A (en) | Method and apparatus for coating photoresist | |
JP3655461B2 (en) | drying furnace | |
JP2007298223A5 (en) | ||
WO2017078418A1 (en) | Batch-type painting system using heat storing combustion method | |
JP2525652B2 (en) | Paint drying oven | |
JP3660489B2 (en) | Drying furnace for painting | |
JP2003236437A (en) | Flash off device for water-based coating | |
JP2001208475A (en) | Dryer with exhaust duct therein | |
JPS6169962A (en) | Device for forming fogged thin film | |
JPH11239752A (en) | Drying oven | |
JP2512517B2 (en) | Paint drying oven | |
JP2506519Y2 (en) | Drying oven for painting | |
JP4472938B2 (en) | Paint drying oven | |
JPH0520468Y2 (en) | ||
WO2020113828A1 (en) | Baking oven | |
JPS6338830A (en) | Self-cleaning coating compound for electronic range | |
JPS6129730Y2 (en) | ||
JP4219798B2 (en) | Substrate processing equipment | |
JP2002162163A (en) | Solvent drying system | |
JPH0685068U (en) | Paint baking drying using far infrared effect | |
JPS5839352Y2 (en) | Exhaust gas combustion type paint drying oven | |
JP2515907B2 (en) | Painting equipment | |
JPS6061078A (en) | Electrostatic painting method | |
JP2002048473A (en) | Heating equipment using steam |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |