JP3654033B2 - 電池パック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信や小型OA機器の電源として使用される電池パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の電気機器の開発と実用化にともなって、その電源として多くの二次電池が使用されてきている。その電池系としては、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン二次電池などが主に用いられている。
【0003】
これらの電池は、例えば電池12を2個接続し、これとこの電池12を保護するためのフレキ基板などに安全部品等を搭載した付属(安全)部品13とを接続したものなどが樹脂ケース14に収納され、図4の分解斜視図に示すような電池パックとして構成され、電源として幅広く使用されている。
【0004】
このような従来の電池パックは、使用される相手機器に適合するように電池パックの外装体の改良に多くの工夫が払われてきた。例えば、相手機器から脱着されることが比較的少ない電池パックは、電池にリード線付コネクター端子を接続して、熱収縮性の合成樹脂製チューブからなる外装体で覆い、リード線につながれたコネクター端子を相手機器のコネクターと接続していた。
【0005】
また、携帯電話などの電源として使用される電池パックは、頻繁に相手機器から脱着される事が多く、この電池パックは、繰返しの使用に耐えるように機械的強度の向上が所望されるため、電池や付属部品をABS樹脂などの適度な強度をもった合成樹脂製の容器に収納して構成されることが多かった。
【0006】
さらに、防爆電気機器においては、電池が短絡した時に、急激な温度上昇を引き起こすという問題があるために、電池の外周に伝導性の良いシリコーン樹脂を塗布して、固めて温度上昇を抑制する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の合成樹脂製のチューブを外装体として用いる場合は、熱収縮の作業性を向上させるため、比較的薄い外装体を用いることが多く、その場合には外装強度が弱く、落下や振動などで容易に破損して、電池パックとして用をなさなくなるということもあった。
【0008】
一方、合成樹脂製の容器を外装体とする場合は、一般的に予め成形されたABS樹脂などの容器を用いるので、電池を保護する点では、問題はなかった。しかし、この容器の厚み寸法が電池あるいは付属部品の外径寸法に加算されることで、電池パックの寸法あるいは重量が全般的に大きくなるという制約があった。
【0009】
また、防爆電気機器においては、電池が短絡した時に、急激な温度上昇を引き起こすという問題があるために、電池の外周にシリコーン樹脂を塗布して、固める必要があり、電池パックを構成するのに作業性が悪く、また、シリコーン樹脂に流動性があるために、一定形状に収納することが困難であった。
【0010】
本発明は、上記問題点を考慮して、安価で簡単に構成でき、しかも振動や落下などに対する耐久性と安全性の高い電池パックを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、1個または複数個の電池とこれに必要とする付属部品とからなる電池パックであって、この電池パックの外周部分がシリコーンゴムチューブで密着されており、このシリコーンゴムの熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)であるものとした。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、1個または複数個の電池とこれに必要とする付属部品とからなる電池パックであって、前記電池パックは、その外周部分がシリコーンゴムチューブで密着されており、かつ前記シリコーンゴムの熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)であるものである。
【0013】
これは、シリコーンゴムの熱伝導率を2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)に規定したので、電池が短絡して電池の温度が上昇しても、その電池の発熱がシリコーンゴムを伝って、分散されるために温度上昇が抑制することができ、安全性が向上する。このシリコーンゴムチューブの電池挿入口を、例えば円筒形電池であれば、電池径より1.5%小さくすると、簡単に電池の外周に密着させることができ、これによっても、熱伝導性をより向上させることができる。
【0014】
また、シリコーンゴムの硬度は、ショア硬さ(Hs)で70以上にすると、外装強度を確保でき、電池の保護と、シリコーンゴムの形状を安定させることができショア硬さ(Hs)で95以下にすると、電池を挿入する際に、挿入しやすく、弾性もあり耐振動、耐衝撃性も向上する。このように、シリコーンゴムの硬度としては、ショア硬さ(Hs)で70〜95が好ましい。(このショア硬さ(Hs)としては、ショア硬さ試験機を用いて求められ、Hs=10000h/65h0で示され、hはハンマーのはねあがり高さ、h0はハンマーの落下の高さを示す。硬さの基準は10inの高さより焼き入れ高炭素鋼試料面にダイヤモンドハンマーを落下させ、そのはねあがり高さを100等分した長さを単位とする。)
また、部品点数が多い場合は、1個または複数個の電池の外周のみを、熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)であるシリコーンゴムチューブで密着したものと、これに必要とする付属部品とを樹脂ケースに収納して電池パックを構成してもよい。
【0015】
さらに、収納される電池のみに耐振動性や耐衝撃性を重視する仕様の電池パックの場合は、この樹脂ケースの代わりに、外周を熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)であるシリコーンゴムチューブで密着された1個または複数個の電池と、これに必要とする付属部品とを樹脂チューブで被覆してもよい。
【0016】
【実施例】
次に、本発明の具体例を説明する。
【0017】
(実施例1)図1は、本発明の実施例1における電池パックの斜視図を示す。図1において、電池1は、ニッケル−カドミウム蓄電池であり、接続板2で電気的に接続された電池パックである。この電池パックの外周部分がシリコーンゴムチューブ3で密着されている。ここでのシリコーンゴムの熱伝導率は5.9×10-3cal/(cm・sec・℃)であり、かつその硬度は、ショア硬さ(Hs)で80である。この構成によって、振動や落下などに対する耐久性が高く、また安全性の高い電池パックが得られる。
【0018】
(実施例2)図2は、本発明の実施例2における電池パックの分解斜視図を示す。図2における電池パックは、外周を熱伝導率が5.9×10-3cal/(cm・sec・℃)であるシリコーンゴムチューブ4で密着されたニッケル−水素蓄電池5と、これに必要とする付属部品6(例えば、安全部品の配置されたフレキ基板)とを樹脂ケース7に収納して構成したものである。
【0019】
この実施例2における電池パックは、実施例1で示した電池パックと同様な効果が得られる。
【0020】
(実施例3) 図3は、本発明の実施例3における電池パックの斜視図を示す。図3における電池パックは、外周を熱伝導率が5.9×10-3cal/(cm・sec・℃)であるシリコーンゴムチューブ8で密着されたリチウムイオン二次電池9と、これに必要とする付属部品10とを樹脂チューブ11に収納して構成したものである。この電池パックとしては、電池9のみが耐振動性や耐衝撃性を重視する仕様の電池パックである場合、上記の実施例3における電池パックの構成にすると電池パックの厚みが薄くでき有効である。
【0021】
なお、上記の実施例1〜3では、シリコーンゴム4の熱伝導率を5.9×10-3cal/(cm・sec・℃)としたが、シリコーンゴム4の熱伝導率としては2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)の範囲であれば実施例と同様な効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、1個または複数個の電池とこれに必要とする付属部品とからなる電池パックであって、その外周部分がシリコーンゴムチューブで密着されており、シリコーンゴムの熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)である電池パックを構成することで、安価で簡単に構成でき、しかも振動や落下に対する耐久性が高く、また安全性の高い電池パックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における電池パックの斜視図
【図2】 同実施例2における電池パックの分解斜視図
【図3】 同実施例3における電池パックの斜視図
【図4】 従来例の電池パックの分解斜視図
【符号の説明】
1 ニッケル−カドミウム蓄電池
2 接続板
3 シリコーンゴムチューブ
4 シリコーンゴムチューブ
5 ニッケル−水素蓄電池
6 付属部品
7 樹脂ケース
8 シリコーンゴムチューブ
9 リチウムイオン二次電池
10 付属部品
11 樹脂チューブ
12 電池
13 付属部品
14 樹脂ケース
Claims (6)
- 1個または複数個の電池とこれに必要とする付属部品とからなる電池パックであって、前記電池パックは、その外周部分がシリコーンゴムチューブで密着されており、前記シリコーンゴムはその熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)である電池パック。
- シリコーンゴムの硬度は、ショア硬さ(Hs)で70〜95である請求項1記載の電池パック。
- 外周を熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)のシリコーンゴムチューブで密着された1個または複数個の電池と、これに必要とする付属部品とを樹脂ケースに収納した電池パック。
- シリコーンゴムの硬度は、ショア硬さ(Hs)で70〜95である請求項3記載の電池パック。
- 外周を熱伝導率が2.9×10-3〜7×10-3cal/(cm・sec・℃)のシリコーンゴムチューブで密着された1個または複数個の電池と、これに必要とする付属部品とを樹脂チューブで被覆した電池パック。
- シリコーンゴムの硬度は、ショア硬さ(Hs)で70〜95である請求項5記載の電池パック。
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