JP3652738B2 - Endotoxin stabilizer, endotoxin composition, and endotoxin assay - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は検体中に存在する、または標準品として使用されるエンドトキシンの安定化に関する。例えば、カブトガニ・アメボサイト・ライセートを用いたリムルス反応によるエンドトキシンの測定において使用されるエンドトキシン標準品または検体中のエンドトキシンを安定化するためのエンドトキシン安定化剤、エンドトキシンと安定化剤からなるエンドトキシン組成物、およびそれらを用いたエンドトキシンの測定法に関し、特に、定量に使用するエンドトキシン標準品の分散性を一定に保持し、リムルス反応に対するエンドトキシン活性を安定に保ち、さらに、日常管理を必要とする臨床検査用検体、主として血液透析(人工透析)における透析液等の安全管理を目的とした透析液中のエンドトキシン測定を行う際に、透析液中のエンドトキシン活性を安定に保持し、適切な医療管理を実施するための改善手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
カブトガニ・アメボサイト・ライセート(以下単にライセートという)を使用して、発熱物質であるエンドトキシンを測定する方法が知られており、ウサギの発熱性試験の代替法として公定法にも採用されている。この方法は、微量のエンドトキシンによりライセートが凝固する反応(以下、このような反応を「リムルス反応」という。)に基づいているが、その後の生化学的解明により、該反応はいくつかの凝固因子の段階的活性化より成ることが明かにされている(図1)(中村隆範、日本細菌学雑誌、38、781ー803(1983))。この反応の引き金となるエンドトキシンは、グラム陰性菌細胞壁の外膜成分で、リポ多糖(リポポリサッカライド、LPS)ともよばれており、親水性の糖鎖と疎水性のリピドA部分が分子内に局在した両親媒性物質である。LPSのサブユニットは、通常の条件では、疎水結合、イオン結合等で108ダルトンにも及ぶ巨大な分子集合状態(会合体)を形成し、共存蛋白やリピド等とも複雑なミセルを形成することが知られており、このミセル構造は、LPSのリムルス反応に対する反応性(以下、「リムルス活性」という。)にも大きく影響し、最大活性を示す分子サイズとそのミセル構造が存在する。そして、コール酸、デオキシコール酸等の陰イオン性界面活性剤添加により該会合体は完全に単量体もしくは二量体に解離し、リムルス活性は完全に失われる。また、不安定なミセルは、測定の際のデータ変動を引き起こすのみならず、エンドトキシン溶液そのものの安定性を損なわせる原因となる。米国FDA(食品医薬品局)では、1981年に大腸菌(E.coli)0113株由来のエンドトキシン標準品を改良し、従来の添加剤であるアルブミンからラクトース及びポリエチレングリコールに変更し、エンドトキシン活性の安定化をはかった。現在該標品は、米国薬局方(USP)標準品、EC−5としてFDAから頒布されている。また日本では、1988年に、国立衛生試験所において、大腸菌UKT−B由来のエンドトキシン標準品のエンドトキシン活性の安定化のため、賦形剤としてマンニトールが採用され、今日、日本薬局方(日局)標準品として広く使用されている。
【0003】
一方、これらの標準品はいずれもエンドトキシン含量が、バイアル当たりそれぞれ、USP標準品では10,000エンドトキシン単位(EU)、日本薬局方では16,000EUと高く、測定の際にかなり希釈する必要があり、その際の希釈誤差も大きく、定量的リムルス試験のような高い精度と再現性が要求される測定には大きな障害となっていた。したがって、非常に低含量で調製した状態から使用する方が好ましく、そのための安定で再現性のある添加剤が望まれていた。
【0004】
また、エンドトキシン粉末を単に水に溶解したエンドトキシン水溶液の状態で放置しておくと、低濃度ではとくにその活性は短期間のうちに低下することが知られている。したがって、エンドトキシンを溶液として使用する場合は、用時調製するのが一般的で、使用後は不安定なため、廃棄せざるを得なく、面倒で、かつ不経済であった。
【0005】
そこで、このような水溶液状態での不安定性の問題点を回避するためにエンドトキシンを凍結乾燥して保存しようと試みると、特にエンドトキシン濃度が希薄である場合、エンドトキシン粉末の飛散により各バイアル間でエンドトキシン量が大きく異なる、いわゆるバイアル間差が大きくなるという問題が生じた。
また、凍結乾燥品を用時に溶解するときに十分に溶解できない場合が生じるという問題もあった。
【0006】
さらに、医療の場においても、体液中のエンドトキシンの日常管理は、感染症、特に敗血症の病態把握と治療および予後の判定、術後のモニタリング等に重要となる他、血液透析患者における透析液の安全管理にも不可欠な項目であることが知られているが、近年、透析液中のエンドトキシン活性が不安定で時間と共に低下することが指摘されている。そのため、透析液中のエンドトキシンを正確に測定することが困難で、透析液を正しく管理する上で、大きな障害となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、検体および標準品中のエンドトキシン活性を長期間にわたって安定に保持するために有用で、かつ特に標準品ではバイアル間差を低減し、特に溶液状態で長時間安定であり、何度も使用できるエンドトキシン標準品を調製するために有用なエンドトキシン安定化剤、そのようなエンドトキシン安定化剤とエンドトキシンからなるエンドトキシン組成物、およびそれらを用いたエンドトキシンの測定法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、以下により達成することができる。
1)第1有効成分としてのポリエチレングリコールと、第2有効成分としてのアミノアルコール、糖アルコール、グリセロール、その誘導体、ポリエチレングリコール以外の非イオン性界面活性剤、ポリスクロース、グリコールエーテルジアミノ4酢酸、アミノフェニルエチレングリコール4酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸およびアルカリ土類金属塩からなる群から選ばれた1種または2種以上の物質とを含有することからなるエンドトキシン安定化剤。
【0009】
2)第2有効成分として、アミノアルコールと糖アルコール、グリセロールおよびその誘導体から選択された少なくとも1種の多価アルコールとを含有する前記1)記載のエンドトキシン安定化剤。
3)第2有効成分として、ポリスクロースとアルカリ土類金属塩とを含有する前記1)記載のエンドトキシン安定化剤。
4)第2有効成分として、トリエタノールアミンとグリコールエーテルジアミノ4酢酸、アミノフェニルエチレングリコール4酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよびニトリロ三酢酸から選択された少なくとも1種のキレート剤とを含有することを特徴とする前記1)記載のエンドトキシン安定化剤。
【0011】
5)前記1)〜4)のいずれか1項に記載のエンドトキシン安定化剤とエンドトキシンからなることを特徴とするエンドトキシン組成物。
【0012】
6)乾燥物または液体である前記5)のエンドトキシン組成物。
7)前記1)〜4)のいずれか1項に記載のエンドトキシン安定化剤を検体に添加し、検体中のエンドトキシンを安定化することを特徴とするエンドトキシンの測定法。
8)エンドトキシンの測定が、リムルス試薬を用いて行う方法である前記7)記載のエンドトキシンの測定法。
【0013】
9)検体が血液透析における透析液である前記7)記載のエンドトキシンの測定法。
10)前記1)〜4)のいずれか1項に記載のエンドトキシン安定化剤とリムルス試薬とを少なくとも含むエンドトキシン測定用キット。
【0015】
本発明のエンドトキシン安定化剤(以下、本発明のエンドトキシン安定化剤を総称する場合は、単に安定化剤ともいう)は、エンドトキシン測定用標準品にも一般の測定用検体中のエンドトキシンの安定化にも適宜使用できる。該安定化剤の使用方法は任意であり、そのままの固形物を使用しても、該溶液、好ましくは水溶液を使用してもよい。該固形物の場合は、適量を分取して検体に添加してもよいが、好ましくは予め容器に所定量を分取しておくと都合がよい。この分取される安定化剤は溶液であってもよい。
【0016】
本発明のエンドトキシン組成物を、定量的なエンドトキシン測定用の標準品として用いる場合は、エンドトキシン含量が既知でなければならないが、その他の目的、例えば、定性的測定に用いる場合は既知でなくともかまわない。また、該標準品のエンドトキシン含量の決定は、通常、エンドトキシン組成物形成前に行うが、該形成後でもかまわない。該エンドトキシンの由来は、特に制限はないが、通常、大腸菌(Escherichia coli; E. coli)、サルモネラ(Salmonella)属等のグラム陰性菌から公知の方法により調製されたものを使用することができる。
【0017】
本発明のエンドトキシン組成物は、上記エンドトキシン調製物の水懸濁液あるいはその凍結乾燥物に安定化剤を混和することにより溶液としてまたは凍結乾燥物として調製することができる。この混和時のエンドトキシン組成物の各成分は、任意の順序で混和することができる。
本発明により調製したエンドトキシン組成物は、水に懸濁した状態において、均一な分散性を有し、長期間安定したリムルス活性を示す他、凍結乾燥粉末においても、長期間室温以上の比較的高温の条件下で、同様に安定な性質を有する。
【0018】
例えば、エンドトキシン組成物を水に懸濁した状態では、4℃で少なくとも2週間、凍結乾燥状態では、40℃で少なくとも2週間、4℃で少なくとも3年間安定である。
【0019】
さらに本発明の安定化剤は、検体に含まれるエンドトキシンを安定化する場合にも使用される。具体的には、例えば、血液透析における透析液等の臨床検査用検体を採取する際に、特に容器は限定されないが、ガラス、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン等の素材の適当な容器に予め安定化剤(固体もしくは溶液の形態)を含ませておくことによって検体中のエンドトキシンを安定化することが挙げられる。この様にして保存したエンドトキシン溶液は、検体を採取する際に混入する金属イオン(例、鉄イオン)や容器由来の極微量の影響物質に対しても全く干渉を受けず、均一な分散性と活性を保持し得る。例えば、このような検体を本発明の安定化剤で安定化する本発明のエンドトキシンの測定法においては、このような安定化した検体を通常、4℃で少なくとも15日間、安定に維持することができる。エンドトキシンの測定は、リムルス反応を利用して行うことができる。
【0020】
本発明のエンドトキシン安定化剤の有効成分について順次説明する。アミノアルコールは、アミノ基と水酸基を有する化合物であれば特に限定されないが、好ましくはトリエタノールアミン、ジエタノールアミン、または2ーアミノエタノール(モノエタノールアミン)等を挙げることができる。多価アルコールとしては、具体的には、マンニトール、キシリトール等の糖アルコール、グリセロール及びその誘導体(例えば、グリセロール α−モノクロロヒドリン等)を挙げることができる。
【0021】
ポリエチレングリコール以外の非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンエーテル類(ブリジ系界面活性剤等;通常、重合度8〜40、特に末端基がイソオクチルフェニルエーテル基であるものが好ましい。)、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類〔ツィーン系界面活性剤等;モノラウレート(ツィーン20、21)、モノパルミテート(ツィーン40)、モノステアレート(ツィーン60、80)等〕、ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル類(トリトン系界面活性剤等;好ましくは、トリトンX−100等)、アルキルグルコシド類(n−オクチルグルコピラノシド、n−ドデシルグルコピラノシド等)等を挙げることができる。
【0022】
ポリスクロース(Polysucrose)は、ケミカルアブストラクトサービス登録番号(CAS registry number)9012−95−7で特定される物質で、フィコール(Ficoll;商品名,ファルマシア社)またはスクロースポリマー(Sucrose polymer)とも呼ばれる物質である。通常、ショ糖(スクロース)とエピクロルヒドリンを共重合することによって合成される。ポリスクロースとして種々の分子量のものが市販されているが、本発明に使用するポリスクロースの分子量は特に限定されない。具体的には、フィコール400(分子量400,000)、フィコール70(分子量70,000)が例示される。
【0023】
キレート剤としては、金属イオンに配位して安定な錯化合物を形成するもので、GEDTA(ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール4酢酸;グリコールエーテルジアミノ4酢酸)、BAPTA(アミノフェニルエチレングリコール4酢酸)、クエン酸、クエン酸ナトリウム、NTA(ニトリロ三酢酸)が使用できる。なお、血液透析においては、透析装置の配管部分等に金属(例、鉄)が使用されることが多く、従って透析液中に微量の金属イオンが混入する場合がある。このような場合、検体中のエンドトキシンのリムルス活性は低下するが、上記のようなキレート剤を含む安定化剤を検体中に添加すれば、金属イオンによるエンドトキシンの活性の低下を防止することができる。
【0024】
アルカリ土類金属塩としては、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化マグネシウム等が挙げられる。
本発明の安定化剤として、上記成分と併用すると特に好ましい効果を奏するポリエチレングリコールとしては、二価アルコールであるエチレングリコールの重合体で平均分子量が、200〜2,000,000、好ましくは2,000〜40,000、さらに好ましくは4, 000〜20, 000のものを挙げることができる。
【0025】
本発明の安定化剤に使用される各成分の種類、エンドトキシンに対する濃度等は、各安定化剤で最適なものを選択することができるが、ほぼ各成分の種類は上記の範囲から共通に選択できる。本発明の安定化剤は、アミノアルコール、多価アルコールを第2有効成分として含むことができる。即ち、本発明の安定化剤として、次の組成が挙げられる。
(1)::アミノアルコール、ポリエチレングリコール
(2):アミノアルコール、多価アルコール、ポリエチレングリコール
また、本発明の安定化剤を含むエンドトキシン組成物の各安定化剤成分の濃度、または検体に添加した場合の各成分の濃度を例示すれば、多価アルコールは、0.01〜1重量/容量%(以下、%と略記)、好ましくは、0.05〜0.2%の範囲であり、アミノアルコールは、0.0001〜0.1%、好ましくは、0.0005〜0.05%の範囲であり、ポリエチレングリコールは、0.001〜0.02%、好ましくは、0.002〜0.006%の範囲である。
【0026】
本発明の安定化剤は、キレート剤および非イオン性界面活性剤の少なくとも1種を第2有効成分として含有することができる。
【0027】
また、上記本発明の安定化剤を含むエンドトキシン組成物の各安定化剤成分の濃度、または検体に添加した場合の各成分の濃度を例示すれば、キレート剤は、0.01〜0.5mM、好ましくは、0.02〜0.2mMの範囲であり、非イオン性界面活性剤は、0.0005〜0.2%、好ましくは、0.001〜0.04%の範囲である。
【0028】
本発明の安定化剤は、アミノアルコール、キレート剤および非イオン性界面活性剤からなる群から選ばれた1種以上を第2有効成分として含有することができる。即ち、本発明の安定化剤として、好ましくは、次の組成が挙げられる。
(1):ポリエチレングリコール、キレート剤
(2):ポリエチレングリコール、非イオン性界面活性剤
(3):ポリエチレングリコール、キレート剤、非イオン性界面活性剤
(4):ポリエチレングリコール、キレート剤、アミノアルコール
また、エンドトキシン組成物に含有、あるいは検体に添加される各安定化剤の各成分の量としては、前記安定化剤の濃度の項と同様の範囲が使用される。
【0029】
本発明の安定化剤は、アルカリ土類金属塩を第2有効成分として含有することができる。この本発明の安定化剤を含むエンドトキシン組成物の各安定化剤成分の濃度、または検体に添加した場合の各成分の濃度を例示すれば、ポリエチレングリコールは、0.001〜0.05%、好ましくは、0.002〜0.01%の範囲であり、アルカリ土類金属塩は、0.001〜5mM、好ましくは、0.005〜0.5mMの範囲である。
【0030】
本発明の安定化剤は、ポリスクロースおよびアルカリ土類金属塩を第2有効成分として含有することができる。この本発明の安定化剤を含むエンドトキシン組成物の各安定化剤成分の濃度、または検体に添加した場合の各成分の濃度を例示すれば、ポリスクロースは、0.005〜0.5%、好ましくは、0.01〜0.1%の範囲であり、ポリエチレングリコールは、0.001〜0.05%、好ましくは、0.002〜0.01%の範囲であり、アルカリ土類金属塩は、0.001〜5mM、好ましくは、0.005〜0.5mMの範囲である。
【0031】
本発明は安定化剤によって安定化された検体中のエンドトキシンを測定するに際し、通常のリムルス試薬を用いる。即ち、該検体とリムルス試薬を接触させて前記リムルス反応を惹起させることによりエンドトキシンを測定することができる。
リムルス試薬としては、従来公知のものを使用することができる。具体的には、カブトガニ、例えば、リムルス・ポリフェムス(Limulus polyphemus)、タキプレウス・トリデンタツス(Tachypleus tridentatus)、タキプレウス・ギガス(T. gigas)、カルシノスコルピウス・ロツンディカウダ(Carcinoscorpius rotundicauda)等の血リンパ液から通常の方法(例えば、J.Biochem.,80,1011−1021(1976)参照)により調製した血球抽出物(ライセート)またはその加工物を挙げることができる。該加工物としては、例えば、ライセートをクロロホルム等の有機溶媒で抽出処理したり、界面活性剤を添加してEtに対する感受性を向上させたもの等が挙げられる。また、ライセートには、通常、Et感受性因子(C因子)およびβ−グルカン感受性因子(G因子)の両方が含まれるが、上記加工物としては、デキストラン硫酸、スルホプロピル基等を結合した特異的な吸着担体または通常の担体等を用いてライセートを処理し、上記C因子またはG因子の何れか一方の因子を分画もしくは除去してEtのみに特異的に反応するように加工されたものが挙げられる。
【0032】
さらに、ライセートに、例えば(1→3)−β−D−グルコシド構造単位が特定個数結合したポリグルコシド等を共存させることによって、G因子の活性化を阻害し、Etにのみ特異的に反応するように加工したものも上記加工物に包含される。
尚、ライセートとしては、市販のものも使用することができる。
【0033】
本発明は、安定化剤とリムルス試薬とを少なくとも含むエンドトキシン測定用キットを提供する。
このキットは上述したような各種リムルス試薬の1種以上を各々収容した1個以上の容器と安定化剤を収容した容器と、所望により前記エンドトキシン組成物、リムルス反応に必須の2価金属塩、リムルス反応のクロッティングエンザイム活性をみるための発色合成基質、安定化剤あるいはエンドトキシン組成物を希釈するための蒸留水または緩衝液、リムルス反応におけるpHを調整するためのpH調整用緩衝液等を各々収容した容器とから構成される。2価金属塩としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムなどのアルカリ土類金属のハロゲン化水素酸塩(塩化物など)、硫酸塩等が、発色合成基質としては、Boc−Leu−Gly−Arg−pNAのようなペプチド合成基質が、エンドトキシン組成物の希釈用あるいはpH調整用緩衝液としては、トリス−塩酸緩衝液、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)緩衝液などが各々挙げられる。
【0034】
本発明に用いるエンドトキシン組成物を調製する方法としては、前述したようにエンドトキシン溶液に後で上記安定化剤の各成分をそれぞれ別々に、あるいは予め混合して加えるか、予め安定化剤の混合液を調製し、これにエンドトキシンを添加する方法等を挙げることができるが、その順番はいずれであっても良く、更に、安定化剤の各成分の添加順序もとくに制限を受けるものではない。また組成物を調製する際の温度は0〜50℃が適当で、好ましくは0〜40℃、より好ましくは10〜25℃である。一方、各成分を混合後は、通常、マグネティックスターラー等で10秒〜15分間均一になるまで攪拌するが、異常熱の発生を抑制するだけで、エンドトキシンのリムルス活性の低下を抑え、均一な分散液を得ることが可能である。
【0035】
更に本発明のエンドトキシン組成物を乾燥物とするための手段は、エンドトキシンの活性を低下させない方法であれば特に限定されないが、低温下で脱水できる方法が好ましく、特に真空凍結乾燥が好ましい。使用する真空凍結乾燥機は、卓上、床置き等形状は問わず、所定の真空度を有していれば良い。本発明における安定化剤の濃度はエンドトキシンのリムルス活性に影響を与えない程度に上述の通り極めて低く調製されるが、前述した安定化剤の各成分は、ガラス製のバイアル等の容器へのエンドトキシンの付着能を高め、物理的な振動による組成物の容器からの離脱を完全に抑えることができるため、従来問題となった凍結乾燥時に粉末の一部が飛散するという問題を解消できた。
【0036】
従って、本発明はエンドトキシンのリムルス活性測定値のバイアル間差の小さい安定したエンドトキシン組成物を容易に得ることができ、リムルステストの精度を著しく高めることができる。
【0037】
本発明の安定化剤を使用して検体、例えば、透析液中のエンドトキシンを安定に保つ方法としては、適当な容器に予め安定化剤水溶液を少量分注した後凍結乾燥するか、もしくは液状のまま密栓すれば良く、とくに容器の材質や加える順番に限定されるものではない。
【0038】
本発明では、このように調製したエンドトキシン組成物または安定化剤を含む水溶液(エンドトキシン含有)は無色透明かつ無臭で、均一な分散性と高いリムルス反応性を有するのみならず、長時間溶液状態で安定である。さらに本発明のエンドトキシン組成物は、1バイアル中の含量が非常に低いにもかかわらず、測定変動が極めて少なく、高精度のエンドトキシン標準品として使用され、該組成物は大量かつ簡便、容易に調製することが可能である。
【0039】
【実施例】
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
実施例1 低含量エンドトキシン組成物の調製及び安定性試験
E.coli UKT−B株より調製したエンドトキシン(日局標準品、16,000EU/バイアル、国立衛生試験所頒布品)に1.6mlの注射用蒸留水(大塚製薬(株))を加え、良く攪拌溶解した(10,000EU/ml)。これを原液とし蒸留水で適宜希釈した後、0.001%トリエタノールアミン(東京化成(株))、0.004%ポリエチレングリコール6,000(和光純薬工業(株))、0.1%グリセロール(和光純薬工業(株))或いは、表1に記載の種々添加剤を含むエンドトキシン溶液(3EU/ml)を調製した。この混合液0.5mlずつをガラスバイアルに分注し、真空凍結乾燥機(ラボコンコ(株))を用いて凍結乾燥した。この様にして調製した低含量エンドトキシン組成物のバイアル間誤差を検討する目的で、それぞれの方法で調製した低含量エンドトキシンの6バイアルを3.0mlの上記蒸留水に溶解した。エンドトキシンフリーの96穴マイクロプレート(トキシペットプレート96F;生化学工業(株))にそれぞれのバイアルより10μlずつとり、5.8mlの0.1Mトリス塩酸緩衝液、pH8.0に溶解したエンドトキシン特異的リムルス試薬(図1でエンドトキシンにのみ反応する因子を用いる高感度発色合成基質法リムルス試薬:エンドスぺシーES−200(生化学工業(株)))100μlを加え、恒温槽と解析プログラム内蔵のマイクロプレートリーダー(ウェルリーダーSK601、生化学工業(株))で37℃、30分間反応させ、405nm(対照波長492nm)における吸光度変化率を算出し(カイネティックアッセイ)、USP(The United States Pharmacopeia)標準エンドトキシンに対する換算値を算出した。この試験を6回繰り返し、合計36サンプル数の分析値を得た。この分析値の平均値と標準偏差を算出し、変動係数(CV)を求め、分析値のバイアル間差の指標とした。またこれとは別に、それぞれの方法で調製した低含量エンドトキシン4バイアルを3mlの蒸留水に溶解し、4℃で7日及び14日間保存した。この保存溶液につき、保存後のエンドトキシンの力価をリムルス活性としてエンドスペシーを用いて測定し、保存前の同測定法によるリムルス活性に対する相対値(残存リムルス活性(%))として表し、溶液状態での保存安定性を評価した。また、前記低含量エンドトキシン組成物(凍結乾燥物)を、40℃、14日間及び70℃、3日間の2条件で保存した後、上記と同様に残存リムルス活性(%)を求め、乾燥状態での保存安定性を評価した。
【0041】
【表1】
【0042】
表1に示したように、本発明の安定化剤を含むエンドトキシン組成物は、安定剤としてポリエチレングリコール単独を含む比較例または添加剤なしの比較例に比べ、エンドトキシンの保存安定性およびバイアル間差が改善された。本発明は、希薄溶液でも長期間安定でかつ凍結乾燥品の高温下における保存安定性に優れた低含量エンドトキシン組成物を容易に調製することができる。さらに、本発明では、極微量のエンドトキシンを分注、凍結乾燥するにもかかわらず、バイアル間変動の著しく小さい乾燥状態のエンドトキシン組成物を再現性良く得ることができる。
【0043】
実施例2 透析液中のエンドトキシン安定性に及ぼす種々添加剤の効果
通常の血液透析の透析回路において、コンソールの透析液供給側カプラーより、透析液を種々添加剤入りのガラス試験管に採取し、表2、表3記載の添加剤濃度に調整し、4℃下で1日、5日及び15日間保存し、エンドスペシーを用いて実施例1と同様にエンドトキシンの力価を測定し、添加剤なしをコントロールとして残存活性を算出した。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
表2、表3に示したように、予め容器の中に本発明の安定化剤を添加しておいたものは、4℃、5日間保存後においてもそのリムルス活性にほとんど変化はなく、添加しないものに比べ著しい保護効果が認められることが分かる。さらに、混合液A、混合液B及び混合液D又はEに関しては、15日間の長期にわたり、一定の活性を保持し得ることが明かである。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では微量のエンドトキシンを特定の安定化剤を含む溶媒に分散させることによりミセル構造を安定に保持し、長期間溶液状態においても安定した活性を発現できるように調製された低含量標品のエンドトキシン組成物を容易に提供できる。本発明により、エンドトキシン測定の変動も小さく、希釈に必要な器具もほとんど不要になり、測定に要する時間も短縮でき、また一度溶解した該溶液を破棄することなく再度使用することもできるため、リムルステストの測定精度を著しく高めるだけでなく、時間的にもコスト的にも多くの利点を提供することができる。
【0048】
また、近年特に血液透析医療現場において、透析液中のエンドトキシンを精度良く測定するための大きな障害となっている検体中のエンドトキシンの安定性に関し、本発明では以下に示す飛躍的な解決策を提示することができる。すなわち、通常の透析液を前記特定の安定化剤を含む適当な溶媒と混合させることにより、透析液中に含有するエンドトキシンのミセル構造を安定に保ち、かつ容器への吸着も完全に抑えることがきるため、長期間その活性を保持させることが可能である。これにより、透析液中のエンドトキシン量を正確に測定することができるため、透析システムの安全管理を適切に行うことができる。特に、近年中空糸のポアサイズを大きくして有害物の除去率を高めたハイフラックス膜(ハイパフォーマンス膜)が多用されているため、それにともなうエンドトキシンの生体への逆流(バックフィルトレーション)が問題になっているが、本発明は、この様な重大な弊害をも未然に防止し、人体の安全をより的確に確保するための有用で効果的な保存法及びツールを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カブトガニ・アメボサイト・ライセートのエンドトキシン及び(1→3)−β−D−グルカンによる反応機構を示す。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to the stabilization of endotoxin present in a specimen or used as a standard. For example, an endotoxin stabilizer for stabilizing an endotoxin standard used in the measurement of endotoxin by a Limulus reaction using a horseshoe crab, amebosite lysate, or an endotoxin composition comprising an endotoxin and a stabilizer, And endotoxin measurement methods using them, especially for clinical tests that maintain the dispersibility of standard endotoxin standards used for quantification, maintain stable endotoxin activity against Limulus reaction, and require daily management. When measuring endotoxin in dialysate for the purpose of safety management of dialysate, etc. in specimens, mainly hemodialysis (artificial dialysis), stably maintain endotoxin activity in dialysate and implement appropriate medical management It relates to an improvement means.
[0002]
[Prior art]
A method for measuring endotoxin, which is a pyrogen, using horseshoe crab, amebocyte lysate (hereinafter simply referred to as lysate) is known, and it is also adopted in the official method as an alternative method for the pyrogenicity test of rabbits. This method is based on a reaction in which lysate is coagulated by a small amount of endotoxin (hereinafter, this reaction is referred to as “Limulus reaction”). (Figure 1) (Nakamura Takanori, Nihon Bacteriological Journal, 38, 781-803 (1983)). The endotoxin that triggers this reaction is an outer membrane component of the cell wall of Gram-negative bacteria and is also called lipopolysaccharide (lipopolysaccharide, LPS). The hydrophilic sugar chain and the hydrophobic lipid A moiety are localized in the molecule. It is an existing amphiphile. LPS subunits are 10 by hydrophobic bonds, ionic bonds, etc. under normal conditions.8It is known that it forms a huge molecular assembly (aggregate) that extends to Dalton and forms complex micelles with coexisting proteins and lipids. This micelle structure is reactive to the Limulus reaction of LPS (below) , Also referred to as “Limulus activity”), there is a molecular size and its micelle structure exhibiting maximum activity. Then, by adding an anionic surfactant such as cholic acid or deoxycholic acid, the aggregate is completely dissociated into monomers or dimers, and the Limulus activity is completely lost. In addition, unstable micelles not only cause data fluctuation during measurement, but also cause the stability of the endotoxin solution itself to be impaired. In 1981, the US FDA (Food and Drug Administration) improved the endotoxin standard derived from E. coli 0113 and changed the conventional additives albumin to lactose and polyethylene glycol to stabilize endotoxin activity. I tried. The standard is currently distributed by the FDA as the United States Pharmacopeia (USP) standard, EC-5. In Japan, in 1988, mannitol was adopted as an excipient at the National Institutes of Health in order to stabilize the endotoxin activity of the standard endotoxin derived from E. coli UKT-B. Today, the Japanese Pharmacopoeia (JP) Widely used as a standard product.
[0003]
On the other hand, each of these standards has a high endotoxin content per vial, as high as 10,000 endotoxin units (EU) in the USP standard and 16,000 EU in the Japanese Pharmacopoeia. In this case, the dilution error is also large, which has been a major obstacle to the measurement that requires high accuracy and reproducibility such as quantitative limulus test. Therefore, it is preferable to use it from a state prepared with a very low content, and a stable and reproducible additive therefor has been desired.
[0004]
In addition, it is known that if the endotoxin powder is left in an endotoxin aqueous solution simply dissolved in water, its activity decreases in a short period of time, particularly at low concentrations. Therefore, when endotoxin is used as a solution, it is generally prepared at the time of use, and since it is unstable after use, it must be discarded, and is troublesome and uneconomical.
[0005]
Therefore, when trying to freeze-dry and store endotoxin to avoid such instability problems in aqueous solution, especially when endotoxin concentration is dilute, endotoxin powder is scattered between each vial. The problem arises that the so-called difference between the vials is greatly different in quantity.
In addition, there is a problem in that a freeze-dried product cannot be sufficiently dissolved when it is used.
[0006]
Furthermore, in the medical field, daily management of endotoxin in body fluids is important for understanding the pathophysiology and treatment of infectious diseases, especially sepsis, determining prognosis, postoperative monitoring, etc. Although known to be an indispensable item for safety management, it has recently been pointed out that endotoxin activity in dialysate is unstable and decreases with time. For this reason, it is difficult to accurately measure endotoxin in the dialysate, which has been a major obstacle in correctly managing the dialysate.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is useful for stably maintaining endotoxin activity in specimens and standards for a long period of time, and in particular, standards reduce differences between vials, and are stable for a long time, particularly in a solution state. It is an object to provide an endotoxin stabilizer useful for preparing an endotoxin standard that can be used, an endotoxin composition comprising such an endotoxin stabilizer and endotoxin, and a method for measuring endotoxin using them.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention can be achieved by the following.
1) Polyethylene glycol as the first active ingredient, amino alcohol, sugar alcohol, glycerol as the second active ingredientGuidanceSelected from the group consisting of non-ionic surfactants other than polyethylene glycol, polysucrose, glycol ether diaminotetraacetic acid, aminophenylethylene glycol tetraacetic acid, citric acid, sodium citrate, nitrilotriacetic acid and alkaline earth metal salts An endotoxin stabilizer comprising one or more kinds of substances.
[0009]
2) As the second active ingredient, amino alcohol and sugar alcohol, glycerol and its derivativesGuidanceThe endotoxin stabilizer according to 1) above, comprising at least one polyhydric alcohol selected from the body.
3) The endotoxin stabilizer according to 1) above, which contains polysucrose and an alkaline earth metal salt as the second active ingredient.
4) Containing as a second active ingredient triethanolamine and at least one chelating agent selected from glycol ether diaminotetraacetic acid, aminophenylethylene glycol tetraacetic acid, citric acid, sodium citrate and nitrilotriacetic acid The endotoxin stabilizer according to 1) above, wherein
[0011]
51) to above4An endotoxin composition comprising the endotoxin stabilizer according to any one of (1) and endotoxin.
[0012]
6) Said dry or liquid5) Endotoxin composition.
71) to above4A method for measuring endotoxin, comprising adding the endotoxin stabilizing agent according to any one of 1) to a specimen to stabilize the endotoxin in the specimen.
8) The method wherein the measurement of endotoxin is performed using a Limulus reagent7) Endotoxin measurement method as described.
[0013]
9) The specimen is a dialysate in hemodialysis7) Endotoxin measurement method as described.
101) to above4The kit for measuring endotoxin comprising at least the endotoxin stabilizer according to any one of the above and a Limulus reagent.
[0015]
Endotoxin stabilizer of the present invention,The endotoxin stabilizers of the present invention can be used as appropriate for both endotoxin measurement standard products and general endotoxin stabilization in general measurement samples. The method of using the stabilizer is arbitrary, and the solid may be used as it is, or the solution, preferably an aqueous solution, may be used. In the case of the solid material, an appropriate amount may be dispensed and added to the specimen, but it is preferable to dispense a predetermined amount in a container in advance. The fractionated stabilizer may be a solution.
[0016]
When the endotoxin composition of the present invention is used as a standard for quantitative endotoxin measurement, the endotoxin content must be known, but it may not be known for other purposes such as qualitative measurement. Absent. In addition, the endotoxin content of the standard product is usually determined before the endotoxin composition is formed, but may be determined after the formation. The origin of the endotoxin is not particularly limited, but those prepared from a gram-negative bacterium such as Escherichia coli (E. coli), Salmonella, or the like by a known method can be used.
[0017]
The endotoxin composition of the present invention can be prepared as a solution or as a lyophilized product by mixing a stabilizer with an aqueous suspension of the above endotoxin preparation or a lyophilized product thereof. The components of the endotoxin composition at the time of mixing can be mixed in any order.
The endotoxin composition prepared according to the present invention has uniform dispersibility in a state suspended in water and exhibits stable Limulus activity for a long period of time. It has a stable property in the same manner.
[0018]
For example, when the endotoxin composition is suspended in water, it is stable for at least 2 weeks at 4 ° C. and lyophilized for at least 2 weeks at 40 ° C. and at least 3 years at 4 ° C.
[0019]
Furthermore, the stabilizer of the present invention is also used when stabilizing endotoxin contained in a specimen. Specifically, for example, when collecting a specimen for clinical examination such as dialysate in hemodialysis, the container is not particularly limited, but a stabilizer is previously added to a suitable container made of a material such as glass, polypropylene, polystyrene, or polyethylene. Stabilization of endotoxin in the specimen by including (solid or solution form) is mentioned. The endotoxin solution stored in this way is not subject to any interference with metal ions (eg, iron ions) or trace amount of substances derived from the container when the specimen is collected. Can retain activity. For example, in the method for measuring endotoxin of the present invention in which such a specimen is stabilized with the stabilizer of the present invention, such a stabilized specimen can usually be maintained stably at 4 ° C. for at least 15 days. it can. Endotoxin can be measured using the Limulus reaction.
[0020]
The active ingredients of the endotoxin stabilizer of the present invention will be described sequentially. The amino alcohol is not particularly limited as long as it is a compound having an amino group and a hydroxyl group, and preferred examples include triethanolamine, diethanolamine, and 2-aminoethanol (monoethanolamine). As polyhydric alcohol,Specifically, sugar alcohols such as mannitol and xylitol, glycerol and derivatives thereof (for example, glycerol α-monochlorohydrin, etc.)Can be mentioned.
[0021]
Other than polyethylene glycolExamples of the nonionic surfactant include polyoxyethylene ethers (brigi surfactants and the like; usually, those having a polymerization degree of 8 to 40, particularly those having a terminal group of an isooctylphenyl ether group), polyoxyethylene. Sorbitan alkyl esters [Tween surfactant, etc .; monolaurate (Tween 20, 21), monopalmitate (Tween 40), monostearate (Tween 60, 80), etc.], polyoxyethylene pt-octyl Examples include phenyl ethers (triton surfactants and the like; preferably, triton X-100 and the like), alkyl glucosides (n-octyl glucopyranoside, n-dodecyl glucopyranoside and the like), and the like.
[0022]
Polysucrose is a substance specified by Chemical Registry Service Registration Number (CAS registry number) 9012-95-7, and is also called Ficoll (trade name, Pharmacia) or sucrose polymer (Sucrose polymer). is there. Usually, it is synthesized by copolymerizing sucrose (sucrose) and epichlorohydrin. Polisulose having various molecular weights is commercially available, but the molecular weight of polysucrose used in the present invention is not particularly limited. Specifically, Ficoll 400 (molecular weight 400,000) and Ficoll 70 (molecular weight 70,000) are exemplified.
[0023]
Chelating agents coordinate with metal ions to form stable complex compounds.,GEDTA (bis (2-aminoethyl) ethylene glycol tetraacetic acid; glycol ether diamino tetraacetic acid), BAPTA (aminophenylethylene glycol tetraacetic acid), citric acid, sodium citrate, NTA (nitrilotriacetic acid))Can be used. In hemodialysis, a metal (eg, iron) is often used for a piping portion of a dialysis machine, and therefore a trace amount of metal ions may be mixed in the dialysate. In such a case, the endotoxin limulus activity in the specimen decreases, but if a stabilizer containing the above chelating agent is added to the specimen, it is possible to prevent the endotoxin activity from being reduced by metal ions. .
[0024]
Examples of alkaline earth metal salts include calcium chloride, strontium chloride, and magnesium chloride.
As a stabilizer of the present invention, polyethylene glycol having particularly preferable effects when used in combination with the above components is a polymer of ethylene glycol, which is a dihydric alcohol, and has an average molecular weight of 200 to 2,000,000, preferably 2, 000 to 40,000, more preferably 4,000 to 20,000.
[0025]
Stabilization of the present inventionTo the agentThe type of each component used, the concentration with respect to endotoxin, etc. can be selected optimally for each stabilizer, but the type of each component can be selected in common from the above range. The stabilizer of the present invention comprises an amino alcohol,Polyhydric alcohol secondContains as an active ingredientbe able to.That is, the stabilization of the present inventionAgent andAnd nextSet ofThere is an example.
(1):: Amino alcohol, polyethylene glycol
(2): Amino alcohol, polyhydric alcohol, polyethylene glycol
In addition, the stabilization of the present inventionAgentIf the concentration of each stabilizer component of the endotoxin composition to be contained or the concentration of each component when added to the sample is exemplified, the polyhydric alcohol is 0.01 to 1% by weight / volume% (hereinafter abbreviated as%). , Preferably 0.05 to 0.2%, aminoalcohol 0.0001 to 0.1%, preferably 0.0005 to 0.05%, and polyethylene glycol is It is 0.001 to 0.02%, preferably 0.002 to 0.006%.
[0026]
Stabilization of the present inventionAgent, At least one of a chelating agent and a nonionic surfactantSecondContains as an active ingredientbe able to.
[0027]
Also,the aboveStabilization of the present inventionAgentFor example, the concentration of each stabilizer component of the endotoxin composition to be contained or the concentration of each component when added to the specimen is 0.01 to 0.5 mM, preferably 0.02 to 0.0. The nonionic surfactant is in the range of 0.005 to 0.2%, preferably 0.001 to 0.04%.
[0028]
Stabilization of the present inventionAgentOne or more selected from the group consisting of amino alcohols, chelating agents and nonionic surfactantsSecondContains as an active ingredientcan do. That is, as the stabilizer of the present invention, preferably,Set ofThere is an example.
(1): Polyethylene glycol, chelating agent
(2): Polyethylene glycol, nonionic surfactant
(3): Polyethylene glycol, chelating agent, nonionic surfactant
(4): Polyethylene glycol, chelating agent, amino alcohol
In addition, each stabilization contained in the endotoxin composition or added to the specimenMedicinalAs the amount of each component, the stabilizationMedicinalA range similar to the concentration term is used.
[0029]
Stabilization of the present inventionThe agent is aLucari earth metal saltSecondContains as an active ingredientbe able to.thisStabilization of the present inventionAgentFor example, polyethylene glycol is 0.001 to 0.05%, preferably 0.002 to 0, as exemplified by the concentration of each stabilizer component of the endotoxin composition to be contained or the concentration of each component when added to the specimen. The alkaline earth metal salt is in the range of 0.001 to 5 mM, preferably 0.005 to 0.5 mM.
[0030]
Stabilization of the present inventionAgent, PolysucroseOhAnd alkaline earth metal saltsSecondContains as an active ingredientbe able to.thisStabilization of the present inventionAgentFor example, polysucrose is 0.005 to 0.5%, preferably 0.01 to 0 when the concentration of each stabilizer component of the endotoxin composition to be contained or the concentration of each component when added to the specimen is exemplified. 0.1%, polyethylene glycol is 0.001 to 0.05%, preferably 0.002 to 0.01%, alkaline earth metal salt is 0.001 to 5 mM, Preferably, it is the range of 0.005-0.5 mM.
[0031]
In the present invention, when measuring endotoxin in a sample stabilized by a stabilizer, a normal Limulus reagent is used. That is, endotoxin can be measured by bringing the sample into contact with the Limulus reagent to induce the Limulus reaction.
A conventionally known Limulus reagent can be used. Specifically, from common hemolymphs of horseshoe crabs such as Limulus polyphemus, Tachypleus tridentatus, T. gigas, Carcinoscorpius rotundicauda, etc. Examples thereof include a blood cell extract (lysate) prepared by a method (for example, see J. Biochem., 80, 1011-1021 (1976)) or a processed product thereof. Examples of the processed product include those obtained by extracting lysate with an organic solvent such as chloroform or adding a surfactant to improve sensitivity to Et. The lysate usually contains both an Et-sensitive factor (factor C) and a β-glucan-sensitive factor (factor G), and the processed product may be a specific conjugated dextran sulfate, sulfopropyl group or the like. The lysate is treated with a simple adsorbent carrier or a normal carrier, and processed so as to react specifically with Et only by fractionating or removing either the factor C or the factor G. Can be mentioned.
[0032]
Further, by allowing the lysate to coexist with, for example, a polyglucoside having a specific number of (1 → 3) -β-D-glucoside structural units bound thereto, the activation of factor G is inhibited and it reacts specifically only with Et. Such processed products are also included in the processed product.
In addition, as a lysate, a commercially available thing can also be used.
[0033]
The present invention provides a kit for measuring endotoxin comprising at least a stabilizer and a Limulus reagent.
This kit includes one or more containers each containing one or more of the various Limulus reagents as described above, a container containing a stabilizer, and optionally the endotoxin composition, a divalent metal salt essential for the Limulus reaction, Chromogenic substrate for clotting enzyme activity in Limulus reaction, distilled water or buffer for diluting stabilizer or endotoxin composition, pH adjusting buffer for adjusting pH in Limulus reaction, etc. Consists of a housed container. Examples of divalent metal salts include alkali earth metal hydrohalides (such as chlorides) and sulfates such as magnesium, calcium, and strontium, and Boc-Leu-Gly-Arg-pNA as a coloring synthetic substrate. As a buffer for diluting the endotoxin composition or adjusting the pH, tris-hydrochloric acid buffer, 2- [4- (2-hydroxyethyl) -1-piperazinyl] ethanesulfonic acid (HEPES) ) Buffer solutions and the like.
[0034]
As described above, the endotoxin composition used in the present invention can be prepared by adding each component of the stabilizer to the endotoxin solution separately or in advance, or by mixing the stabilizer in advance. Can be mentioned, and the order of adding endotoxin, etc. can be mentioned, but the order may be any, and the order of addition of each component of the stabilizer is not particularly limited. Moreover, 0-50 degreeC is suitable for the temperature at the time of preparing a composition, Preferably it is 0-40 degreeC, More preferably, it is 10-25 degreeC. On the other hand, after mixing each component, it is usually stirred with a magnetic stirrer etc. until uniform for 10 seconds to 15 minutes, but only by suppressing the generation of abnormal heat, the decrease in endotoxin limulus activity is suppressed, and uniform dispersion is achieved. It is possible to obtain a liquid.
[0035]
Furthermore, the means for making the endotoxin composition of the present invention dry is not particularly limited as long as it does not decrease the activity of endotoxin, but a method that allows dehydration at low temperatures is preferred, and vacuum freeze-drying is particularly preferred. The vacuum freeze dryer to be used may have a predetermined degree of vacuum regardless of the shape such as a desktop or a floor. The concentration of the stabilizer in the present invention is prepared as extremely low as described above so as not to affect the limulus activity of endotoxin, but each component of the stabilizer described above contains endotoxin in a container such as a glass vial. The adhesion ability of the composition can be improved, and the release of the composition from the container due to physical vibration can be completely suppressed, so that the problem of part of powder scattering during freeze-drying, which has been a problem in the past, has been solved.
[0036]
Therefore, the present invention can easily obtain a stable endotoxin composition having a small difference between vials in the measurement of endotoxin limulus activity, and can significantly improve the accuracy of the limulus test.
[0037]
As a method of stably maintaining a specimen, for example, endotoxin in a dialysate, using the stabilizer of the present invention, a small amount of an aqueous stabilizer solution is dispensed in a suitable container in advance and then freeze-dried, or a liquid What is necessary is just to seal tightly, and it is not limited to the material of a container and the order to add in particular.
[0038]
In the present invention, the thus prepared aqueous solution containing endotoxin composition or stabilizer (containing endotoxin) is colorless and transparent and odorless, has not only uniform dispersibility and high limulus reactivity, but also in a solution state for a long time. It is stable. Furthermore, the endotoxin composition of the present invention is used as a highly accurate endotoxin standard with very little measurement fluctuation despite its very low content in one vial, and the composition can be easily prepared in large quantities. Is possible.
[0039]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. However, the present invention is not limited to these examples.
[0040]
Example 1 Preparation and Stability Test of Low Content Endotoxin Composition
E. Add 1.6 ml of distilled water for injection (Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.) to endotoxin (JP standard, 16,000 EU / vial, National Sanitation Laboratories product) prepared from E. coli UKT-B strain, and dissolve well with stirring. (10,000 EU / ml). After using this as a stock solution and appropriately diluting with distilled water, 0.001% triethanolamine (Tokyo Kasei Co., Ltd.), 0.004% polyethylene glycol 6,000 (Wako Pure Chemical Industries, Ltd.), 0.1% Glycerol (Wako Pure Chemical Industries, Ltd.) or an endotoxin solution (3 EU / ml) containing various additives shown in Table 1 was prepared. 0.5 ml of this mixed solution was dispensed into glass vials and lyophilized using a vacuum freeze dryer (Labconco Corp.). For the purpose of examining the error between the vials of the low content endotoxin composition thus prepared, 6 vials of the low content endotoxin prepared by each method were dissolved in 3.0 ml of the distilled water. Endotoxin-free 96-well microplate (Toxipet Plate 96F; Seikagaku Corporation) took 10 μl from each vial and dissolved in 5.8 ml of 0.1 M Tris-HCl buffer, pH 8.0. Add 100 μl of Limulus reagent (high sensitivity chromogenic substrate method Limulus reagent: Endospecy ES-200 (Seikagaku Corporation) using a factor that reacts only with endotoxin in FIG. The plate reader (Well Reader SK601, Seikagaku Corporation) was allowed to react at 37 ° C. for 30 minutes, the absorbance change rate at 405 nm (control wavelength 492 nm) was calculated (kinetic assay), USP (The United States Pharmacopia) standard End toki The conversion value for thin was calculated. This test was repeated 6 times to obtain a total of 36 analytical values. An average value and a standard deviation of the analysis values were calculated to obtain a coefficient of variation (CV), which was used as an index of the difference between the analysis values between vials. Separately, 4 vials of low endotoxin prepared by each method were dissolved in 3 ml of distilled water and stored at 4 ° C. for 7 days and 14 days. About this preservation | save solution, the titer of the endotoxin after a preservation | save was measured using the end specie as a limulus activity, and it represented as a relative value (residual limulus activity (%)) with respect to the rimulus activity by the same measuring method before a preservation | save, Storage stability was evaluated. Further, after storing the low endotoxin composition (lyophilized product) under two conditions of 40 ° C., 14 days, 70 ° C., and 3 days, the remaining limulus activity (%) was obtained in the same manner as above, Was evaluated for storage stability.
[0041]
[Table 1]
[0042]
As shown in Table 1, the stabilization of the present inventionAgentThe endotoxin composition containing improved endotoxin storage stability and inter-vial differences compared to comparative examples containing polyethylene glycol alone as a stabilizer or comparative examples without additives. The present invention can easily prepare a low content endotoxin composition which is stable for a long time even in a dilute solution and excellent in storage stability of a freeze-dried product at a high temperature. Furthermore, according to the present invention, a dry endotoxin composition with extremely small fluctuation between vials can be obtained with good reproducibility, even though an extremely small amount of endotoxin is dispensed and freeze-dried.
[0043]
Example 2 Effect of various additives on endotoxin stability in dialysate
In a normal hemodialysis dialysis circuit, the dialysate was collected in a glass test tube containing various additives from the dialysate supply side coupler of the console, adjusted to the additive concentrations shown in Tables 2 and 3, and below 4 ° C. Were stored for 1 day, 5 days and 15 days, endotoxin titer was measured in the same manner as in Example 1 using endospecies, and residual activity was calculated using no additive as a control.
[0044]
[Table 2]
[0045]
[Table 3]
[0046]
As shown in Tables 2 and 3, when the stabilizer of the present invention was previously added to the container, the Limulus activity was hardly changed even after storage at 4 ° C. for 5 days. It can be seen that a remarkable protective effect is recognized as compared with those not. Furthermore, liquid mixture A,MixtureB andMixedLiquid DOrEIt is clear that a certain activity can be maintained over a long period of 15 days.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, a minute amount of endotoxin is dispersed in a solvent containing a specific stabilizer, so that the micelle structure is stably maintained, and it is prepared so that stable activity can be expressed even in a long-term solution state. In addition, an endotoxin composition having a low content can be easily provided. According to the present invention, the fluctuation of endotoxin measurement is small, almost no equipment necessary for dilution is required, the time required for the measurement can be shortened, and the solution once dissolved can be used again without discarding. In addition to remarkably improving the measurement accuracy, it is possible to provide many advantages in terms of time and cost.
[0048]
In addition, regarding the stability of endotoxin in a specimen, which has been a major obstacle to accurately measuring endotoxin in dialysate, particularly in hemodialysis medical settings in recent years, the present invention presents the following dramatic solutions. can do. That is, by mixing a normal dialysate with an appropriate solvent containing the specific stabilizer, the micelle structure of endotoxin contained in the dialysate can be kept stable and adsorption to the container can be completely suppressed. Therefore, the activity can be maintained for a long time. Thereby, since the endotoxin amount in a dialysate can be measured correctly, the safety management of a dialysis system can be performed appropriately. In particular, high-flux membranes (high-performance membranes) that have recently increased the pore size of hollow fibers to increase the removal rate of harmful substances are frequently used, and the backflow of endotoxin into the body (backfiltration) is a problem. However, the present invention provides a useful and effective preservation method and tool for preventing such serious adverse effects and ensuring the safety of the human body more accurately.
[Brief description of the drawings]
1 shows the reaction mechanism of horseshoe crab, amebocyte lysate, endotoxin and (1 → 3) -β-D-glucan.
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