JP3652334B2 - Tile roof ridge structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、瓦屋根の棟部構造に関するものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0003】
図5には、従来の一般的な瓦屋根の棟部構造を示している。この従来の棟部構造では、屋根下地材(野地板)1の傾斜面上に多数枚の瓦(平瓦や桟瓦が使用されるが、以下の説明では総称して平瓦という)5,5・・を葺き、屋根下地材1の棟部11に棟下平瓦4,4を介して棟瓦3を取付けている。
【0004】
この図5に示す従来例では、棟瓦3は、下地材棟部11上に取付けた木材製の棟瓦取付台2Aに棟瓦3に形成した釘穴を通して釘6Aを打ち込んで固定している。尚、他の棟瓦固定方法として、針金(銅線)で緊縛するものもある。又、棟瓦3の下面には、棟下平瓦4の上端部4aを包み込むようにして棟葺土9が充填されている。
【0005】
ところで、例えば台風時のように風雨が強いと、雨水が棟下平瓦4の上面に沿って吹き上げられて棟瓦3の側縁3a下面と棟下平瓦4上面との間から侵入することがある。このように、棟瓦3と棟下平瓦4との間に雨水が侵入すると、その雨水が毛細管現象により棟葺土9中に滲み込んでいき、その侵入雨水で雨漏りを引き起こすことがある。
【0006】
又、下地材棟部11上の棟瓦取付台2Aは、比較的細幅で棟部11に対する取付強度が比較的弱く、従って該棟瓦取付台2Aに釘止めされる棟瓦3の取付強度はさほど強くないのが現状である。
【0007】
本願発明は、上記した従来の瓦屋根棟部構造の問題点に鑑み、棟瓦を強固に固定でき且つ瓦屋根棟部から雨水が侵入してもその侵入雨水で屋根下地材(野地板等)を濡らすことがない(雨漏りしない)ようにした瓦屋根の棟部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、瓦屋根の棟部構造を対象にしている。
【0009】
本願発明の棟部構造は、瓦屋根における水平棟部や傾斜棟部に適用できるものである。そして、この発明の棟部構造は、屋根下地材の水平棟部に、板金又はプラスチック板製で所定高さを有する棟瓦取付台と該棟瓦取付台の下部両側にそれぞれ水を受け得る樋状部とを一体形成した長尺の棟心部材を取付け、棟心部材の棟瓦取付台に、棟瓦に形成したビス穴を通してドリルビスをねじ込んで該棟瓦を固定し、棟心部材の各樋状部の端部に屋根傾斜方向に向く別の樋部材を接続する一方、樋部材の下端を下段側の瓦の瓦尻上面に載せていることを特徴としている。
【0010】
この発明の棟部構造で使用される棟心部材が板金製の場合は、適宜幅(例えば60〜100cm幅)の1枚ものの長尺板金をその幅方向の適数箇所を全長に亘って折曲して、幅方向中央部に所定高さの棟瓦取付台を形成するとともに、その棟瓦取付台の下端両側にそれぞれ樋状部を形成する。又、該棟心部材がプラスチック板製の場合は、上記板金製の棟心部材と同様の形状に成型(例えば押し出し成型)する。この棟心部材は、折曲状態でかなりの保形性があり、且つ後述するようにドリルビスを容易にねじ込み得る比較的薄厚さのものが採用される。尚、この棟心部材の厚さは、特に限定するものではないが、板金製の場合は例えば0.5mm程度が適当であり、プラスチック板製の場合は例えば1〜2mm程度が適当である。
【0011】
棟心部材の棟瓦取付台は、その上面に平面部を形成するとよい。棟瓦取付台(上面平面部)の高さは、棟部に設置される棟下平瓦の取付け高さや棟瓦の上下高さ等によって適宜に設計されるが、該棟部に各種瓦を設置したときに棟瓦の下面が棟瓦取付台の上面平面部より若干高さだけ上方に離間するように設定することが好ましい。尚、棟瓦取付台の上面平面部は、特にビス用の穴を空けなくても、ドリルビス(電動ドリルでねじ込まれる)であれば容易に穿孔して進入させることができる。
【0012】
棟心部材の各樋状部は、棟瓦取付台の下端からそれぞれ屋根下地材の傾斜方向に適宜幅(例えば20〜30cm幅)だけ傾斜させた後、その各傾斜端縁を適宜高さ(例えば1〜3cm程度)だけ上向きに折曲して形成できる。
【0013】
そして、この発明の瓦屋根の棟部構造を構築するには、まず棟心部材をその各樋状部が屋根下地材の水平棟頂部の左右に跨がる状態で設置する(このとき棟瓦取付台が水平棟頂部の直上方に位置している)。この場合、棟心部材が水平状態で設置される。又、この棟心部材は、樋状部の上端部寄り位置(棟瓦取付台に近い部分)を屋根下地材に釘打ちして固定することができる。そして、棟心部材の各樋状部の上部をそれぞれ棟下平瓦で被覆するとともに、左右の棟下平瓦に跨がって棟瓦を配置し、その棟瓦の上方から該棟瓦に形成しているビス穴を通してドリルビスを棟瓦取付台の上面にねじ込むことによって該棟瓦を固定している。
【0014】
この発明の瓦屋根の棟部構造では、棟心部材が屋根下地材の棟部に安定姿勢で設置されており、且つその棟心部材の棟瓦取付台に棟瓦がドリルビスで固定されているので、該棟瓦の取付状態が強固になる。又、台風等の風雨の強いときには棟瓦の側縁下面と棟下平瓦上面との間から雨水が吹き込まれることがあるが、その吹き込まれた雨水が棟下平瓦の上端縁を越えてその下方に侵入しても、その侵入雨水は棟心部材の樋状部で受けられ、屋根下地材を濡らすことがない(雨漏りしない)。尚、棟瓦が割れたり、各棟瓦間に隙間ができたりすると、棟瓦下方に雨水が侵入するが、その場合も、その侵入雨水を棟心部材の樋状部で受けることができる。
【0015】
又、この発明では、棟心部材を屋根下地材の水平棟部に設置しており、さらに棟心部材の各樋状部の端部に屋根傾斜方向に向く別の樋部材を接続し、該各樋部材の下端を下段側の瓦の瓦尻上面に載せている。
【0016】
このようにすると、棟心部材が水平姿勢で設置されるものであっても、樋状部で受けた雨水が該樋状部の端部から流出したときに、その流出雨水を別の樋部材で瓦上面に導くことができ、樋状部に受けた雨水で屋根下地材を濡らすことがない。
【発明の効果】
【0017】
本願発明の瓦屋根の棟部構造では、上記のように、板金又はプラスチック板製で棟瓦取付台とその下部両側にそれぞれ各樋状部とを一体形成した棟心部材を使用し、この棟心部材を屋根下地材の水平棟部に設置した状態で、棟瓦取付台に棟瓦をドリルビスで固定している。
【0018】
このように、棟瓦取付台の両側に各樋状部を一体形成した棟心部材では、その取付状態において各樋状部が屋根下地材棟部の両側に跨がるので、該棟心部材の取付状態が安定し、且つその取付安定状態の棟心部材の棟瓦取付台に棟瓦をドリルビスで固定しているので、該棟瓦を強固に固定することができるという効果がある。尚、このように、棟瓦の取付状態が強固であると、台風等の強風時あるいは地震発生時等において、棟瓦が位置ずれしたり外れたりしない。
【0019】
又、風雨の強いときには、棟瓦の側縁下面と棟下平瓦上面との間から雨水が吹き込まれて、該雨水が棟下平瓦上端を越えて侵入することがあり、又棟瓦が割れたり棟瓦間に隙間ができたりしたときにも雨水が侵入することがあるが、その侵入雨水は棟心部材の樋状部で受けられるので、該侵入雨水で屋根下地材を濡らすことがない(侵入雨水が雨漏りしない)という効果がある。
【0020】
さらに、棟心部材には、棟瓦取付台と樋状部とが一体形成されているので、上記各効果(棟瓦を強固に固定できること、侵入雨水が雨漏りしないこと)を単一の棟心部材で達成できるという効果もある。
【0021】
又、本願発明の瓦屋根の棟部構造では、棟心部材の樋状部で受けた雨水を樋状部の端部から別の樋部材を介して瓦上面に流すことができるようになっているので、棟部構造を水平棟部に適用したものであっても、比較的簡単な構成で、棟瓦下方に侵入した雨水が屋根下地材上に流れるのを防止できるという効果がある。
【発明の実施の形態】
【0022】
図1〜図4を参照して本願実施形態の瓦屋根の棟部構造を説明する。
【0023】
この実施形態の瓦屋根は、野地板を敷き詰めて形成した屋根下地材1の傾斜部上面を多数枚の瓦5,5・・で葺くとともに、屋根下地材1の棟部11に、棟心部材2(後で詳述する)と棟下平瓦4,4・・と棟瓦3,3・・とを載せて構築されている。
【0024】
符号5の瓦には、平瓦や桟瓦が使用されるが、この実施形態ではそれらを総称して平瓦という。又、図1及び図2においては、各平瓦5,5・・の側縁同士及び各棟瓦3,3・・の端縁同士は、便宜上(作図が繁雑になるため)それぞれ単に突き合わせた状態で表示しているが、実際には各平瓦5,5の側縁同士及び各棟瓦3,3の端縁同士はそれぞれ重合させて、隣接する瓦間から雨水が下方に侵入しないようにしている。尚、この実施形態では、棟瓦3の下方に直に棟下平瓦4,4・・を設置しているが、棟瓦3と棟下平瓦4との間に熨斗瓦を介設してもよい。
【0025】
屋根下地材1の水平棟部11には、板金又はプラスチック板製で棟瓦取付台21と各樋状部25,25とを一体形成した長尺の棟心部材2が取付けられている。尚、以下の説明では、棟心部材2として板金製のもので説明する。
【0026】
この棟心部材2は、例えば厚さが0.5mm程度で幅が60〜100cm程度の1枚ものの長尺板金をその幅方向の適数箇所を全長に亘って折曲して、幅方向中央部に所定高さの棟瓦取付台21を形成するとともに、その棟瓦取付台21の下端両側にそれぞれ樋状部25,25を形成している。
【0027】
棟心部材2の棟瓦取付台21は、左右2枚の立上げ部23,23の上部に適宜幅(例えば3〜5cm幅)の平面部22を形成している。尚、棟瓦取付台21(平面部22)の高さは、棟部11に設置される棟下平瓦4の取付け高さや棟瓦3の上下高さ等によって適宜に設計されるが、該棟部に各種瓦(棟下平瓦4や棟瓦3)を設置したときに棟瓦3の下面が棟瓦取付台21の上面平面部22より若干高さ(例えば3〜10mm程度)だけ上方に離間するように設定される。左右2枚の各立上げ部23,23には、長さ方向に所定間隔をもって同位置に貫通する多数の穴24,24・・が形成されている。この穴24は、棟頂部の左右に配置される各棟下平瓦4,4同士を結束するための針金(銅線)8を挿通させるためのものである。
【0028】
棟心部材2の各樋状部25,25は、棟瓦取付台21の各立上げ部23,23の各下端からそれぞれ屋根下地材1の傾斜方向に適宜幅(例えば20〜30cm幅)だけ傾斜させた後、その各傾斜板部26,26の各端縁を所定高さ(例えば1〜3cm)だけ上向きに折曲して形成している。従って、この各樋状部25,25では、棟瓦3の下方に(棟下平瓦4の上端4aを越えて)侵入してきた雨水を傾斜板部26で受けて下方の溝に集約させ得るようになっている。
【0029】
尚、棟心部材2の上記各寸法は、特に限定するものではなく、必要に応じて適宜に設計変更できる。特に、棟心部材2としてプラスチック板を使用する場合は、強度面で厚さを1〜2mm程度にすることが好ましい。
【0030】
この棟心部材2は、その各樋状部25,25が屋根下地材1の水平棟頂部の左右に跨がる状態(棟瓦取付台21が棟頂部の直上方に位置する)で設置する。この場合、図1〜図4に示すように、棟心部材2は水平状態で設置される。又、この棟心部材2は、樋状部25,25の上端部寄り位置(棟瓦取付台21に近い部分)を屋根下地材1に釘打ちして固定することができる。
【0031】
棟心部材2の各樋状部25,25の各端部25a,25aには、それぞれ別の樋部材7,7を接続させている。この各樋部材7,7は、棟心部材2の樋状部25の端部25aから流出する雨水を受けることができ、且つ屋根傾斜方向に向けて設置している。又、この各樋部材7,7の下端7a,7aは、下段側の平瓦5の瓦尻5a上面に載せている。このようにすると、棟心部材2が水平姿勢で設置されるものであっても、樋状部25で受けた雨水が該樋状部の端部25aから流出したときに、その流出雨水を別の樋部材7で平瓦5の上面に導くことができる。
【0032】
この実施形態では、各樋部材7,7は連結板7bで一体に連結している。そして、該連結板7b部分を棟部11の左右傾斜部に跨がらせ、且つ棟心部材2の端部25aが連結板7bの上に重なる状態で、各樋部材7,7を設置している。尚、各樋部材7,7は、連結板7b部分を屋根下地材1に釘止めして固定することができる。
【0033】
又、棟部11の全長が長い場合は、図1に示すように複数の棟心部材2,2を継ぎ足して使用できる。この場合、各側の棟心部材2,2の継ぎ足し部分を若干程度離間させて、その離間部分に単一の樋部材7を設置し、該樋部材7に各側の棟心部材2,2の樋状部端部25a,25aを両側から接続させるとよい。このようにすると、1つの樋部材7を両側の樋状部25,25からの受水通路として共用できる。尚、この場合、連結板7b部分が各棟心部材2,2の各端部25a,25a間(下面側)に跨がった状態で設置していると、各棟心部材2,2の継ぎ足し部の間隔部分に雨水が侵入しても、該侵入雨水が連結板7bで受けられて屋根下地材1を濡らすことがない。
【0034】
そして、棟心部材2を設置した後、その各樋状部25,25の上部をそれぞれ棟下平瓦4,4・・で被覆するが、その前に棟心部材2の立上げ部23,23の左右近傍に各側の棟下平瓦4,4の上端4a,4aの高さまで棟葺土9を充填し、左右各側の棟下平瓦4,4を所定位置に配置し、該各側の棟下平瓦4,4の上端部同士を針金8で結束する。続いて、立上げ部23,23の左右近傍で各側の棟下平瓦4,4の上端部の上に棟葺土9を充填した後、棟瓦3を各側の棟下平瓦4,4に跨がって載せ、その棟瓦3の上方から該棟瓦3に形成しているビス穴31を通してドリルビス6を棟瓦取付台21の平面部22にねじ込むことによって、該棟瓦3を固定する。尚、ドリルビス6は電動ドリルでねじ込まれるが、ドリルビス6であれば板金又はプラスチック板製の棟瓦取付台21(平面部22)を比較的容易に突き破ることができ、且つ相手が板金やプラスチック板であってもドリルビス6であれば抜け出すことがない。尚、図示例では、1つの棟瓦3につきビス穴31を2箇所形成しているが、該ビス穴31は1箇所でもよい。
【0035】
この実施形態の棟部構造で使用される棟心部材2は、その下部の左右にそれぞれ適宜幅の樋状部25,25が形成されており、該各樋状部25,25の比較的広面積部分が屋根下地材1の棟部11上に面接合しているので、この棟心部材2の設置姿勢が安定している。又、棟心部材2が板金製(又はプラスチック板製)であり、且つ棟瓦3を棟瓦取付台21にドリルビス6で固定しているので、該棟瓦3の取付状態が強固になる。
【0036】
ところで、台風等の風雨の強いときには棟瓦3の側縁3aの下面と棟下平瓦4の上面との間から雨水が吹き込まれ、その吹き込まれた雨水が毛細管現象により棟葺土9中に滲み込むことがある。又、棟瓦3が割れたり、あるいは棟瓦3が位置ずれして棟瓦間の隙間ができたりすると、棟瓦3の上面側からも雨水が侵入し、その侵入雨水が棟葺土9中に滲み込む。そして、該棟葺土9中に多量の水を含むと、その水の一部が棟下平瓦4の下方に侵入することがある。ところが、この実施形態の棟部構造では、その侵入雨水は棟心部材2の樋状部25,25で受けられ、該樋状部25の端部25aから樋部材7に流れ、さらに樋部材7の下端7aから平瓦5の上面に導かれる。従って、瓦屋根の棟部から侵入した雨水で屋根下地材1を濡らすことがない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】 本願実施形態の棟部構造を採用した瓦屋根の平面図である。
【図2】 図1の一部の瓦を剥離させた状態の斜視図である。
【図3】 図1のIII−III断面図である。
【図4】 図3の一部拡大図である。
【図5】 従来の瓦屋根の棟部構造の断面図である。
【符号の説明】
【0038】
1は屋根下地材、2は棟心部材、3は棟瓦、4は棟下平瓦、5は平瓦(又は桟瓦)、6はドリルビス、7は樋部材、11は水平棟部、21は棟瓦取付台、25は樋状部、31はビス穴である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0002]
The present invention relates to a ridge structure of a tile roof.
[Prior art and problems to be solved by the invention]
[0003]
FIG. 5 shows a conventional ridge structure of a tile roof. In this conventional ridge structure, a large number of tiles (flat tiles and pier tiles are used on the inclined surface of the roof base material (field plate) 1, but in the following description are collectively referred to as flat tiles) 5, 5 The
[0004]
In the conventional example shown in FIG. 5, the
[0005]
By the way, when the wind and rain are strong, for example, during a typhoon, rainwater may be blown up along the upper surface of the
[0006]
Further, the
[0007]
In view of the problems of the conventional tile roof ridge structure described above, the present invention can firmly fix the ridge tile, and even if rainwater intrudes from the tile roof ridge, the roof base material (field plate etc.) The object of the present invention is to provide a tiled roof structure that does not get wet (does not leak).
[Means for Solving the Problems]
[0008]
The present invention has the following configuration as means for solving the above problems. The present invention is directed to a ridge structure of a tile roof.
[0009]
The ridge structure of the present invention can be applied to a horizontal ridge or an inclined ridge in a tiled roof. And the ridge part structure of this invention is a bowl-shaped part which can receive water on the horizontal ridge part of the roof base material, the ridge tile mounting base made of sheet metal or plastic plate, and the lower side of the ridge tile mounting base, respectively. Is attached to the roof tile mounting base of the roof core member by screwing a drill screw through a screw hole formed in the roof tile to fix the roof tile. While another heel member facing the roof inclination direction is connected to the portion, the lower end of the heel member is placed on the top surface of the bottom tile of the lower tile.
[0010]
In the case where the core member used in the ridge structure of the present invention is made of sheet metal, an appropriate length (for example, 60 to 100 cm width) of a single long sheet metal is folded over the entire length of an appropriate number of locations in the width direction. It bends to form a roof tile mount with a predetermined height at the center in the width direction, and to form hook-shaped portions on both sides of the lower end of the roof tile mount. When the ridge member is made of a plastic plate, it is molded (for example, extruded) into the same shape as the ridge member made of sheet metal. The wing core member has a considerably thin shape in a bent state, and has a relatively thin thickness capable of easily screwing a drill screw as described later. The thickness of the building core member is not particularly limited. For example, about 0.5 mm is appropriate for a sheet metal, and about 1-2 mm is appropriate for a plastic sheet.
[0011]
The roof tile mounting base of the roof center member may be formed with a flat portion on the upper surface thereof. The height of the roof tile mounting base (upper surface flat part) is designed as appropriate depending on the height of the roof tile roof tile installed in the tower and the height of the roof tile, etc. When various tiles are installed in the tower In addition, it is preferable that the lower surface of the ridge tile is set so as to be spaced apart from the upper surface plane portion of the ridge tile mount by a slight height. In addition, even if it does not make the hole for screws especially, the upper surface plane part of the roof tile mounting base can be easily drilled and entered if it is a drill screw (screwed with an electric drill).
[0012]
Each ridge-shaped part of the wing center member is inclined by an appropriate width (for example, 20 to 30 cm width) in the inclination direction of the roof base material from the lower end of the ridge tile mounting base, and then each inclined edge is appropriately height (for example, 1 to 3 cm) and bent upward.
[0013]
And in order to construct the ridge structure of the tile roof according to the present invention, first, the ridge center member is installed in a state where each hook-shaped portion straddles the left and right of the horizontal ridge top of the roof base material (at this time, the ridge tile attachment) The platform is located directly above the top of the horizontal building). In this case, the wing center member is installed in a horizontal state. Moreover, this ridge center member can nail and fix the position near the upper end part of the bowl-shaped part (portion close to the ridge tile mounting base) to the roof base material. Then, the upper part of each bowl-shaped portion of the ridge core member is covered with the ridge bottom flat tiles, and the ridge tiles are arranged over the left and right ridge bottom flat tiles, and the screws formed on the ridge tiles from above the ridge tiles. The roof tile is fixed by screwing a drill screw through the hole into the upper surface of the roof tile mount.
[0014]
In the ridge structure of the tile roof according to the present invention, the ridge member is installed in a stable posture on the ridge portion of the roof base material, and the ridge tile is fixed to the ridge tile mount of the ridge member with a drill screw. The mounting state of the roof tile becomes strong. In addition, when there is strong wind and rain such as typhoon, rainwater may be blown from between the lower side edge of the ridge tile and the upper surface of the lower flat roof tile. Even if it invades, the intruding rainwater is received by the bowl-shaped part of the building core member and does not wet the roof base material (does not leak). If the roof tiles are cracked or if there is a gap between the roof tiles, rainwater enters the bottom of the roof tiles. In this case, the rainwater can be received by the bowl-shaped portion of the building center member.
[0015]
In the present invention, the ridge member is installed in the horizontal ridge portion of the roof base material, and another ridge member facing the roof inclination direction is connected to the end of each ridge portion of the ridge member, The lower end of each saddle member is placed on the top surface of the bottom tile.
[0016]
In this way, even when the wing center member is installed in a horizontal posture, when rainwater received by the bowl-shaped portion flows out from the end of the bowl-shaped portion, the spilled rainwater is separated into another bowl member. It can be led to the top surface of the tile, and the roof base material is not wetted by the rainwater received in the bowl-shaped part.
【The invention's effect】
[0017]
In the ridge structure of the tile roof according to the present invention, as described above, a ridge core member made of sheet metal or plastic plate and integrally formed with each ridge-shaped portion on both sides of the ridge tile mounting base is used. The roof tile is fixed to the roof tile mount with a drill screw in a state where the member is installed in the horizontal tower of the roof base material.
[0018]
In this way, in the building core member in which each bowl-shaped part is integrally formed on both sides of the roof tile mounting base, each bowl-shaped part straddles both sides of the roof base material building part in the mounting state. Since the mounting state is stable, and the ridge tile is fixed to the ridge tile mounting base of the ridge center member in the stable mounting state with a drill screw, there is an effect that the ridge tile can be firmly fixed. In addition, if the mounting state of the roof tile is strong as described above, the roof tile will not be displaced or detached when a strong wind such as a typhoon or an earthquake occurs.
[0019]
Also, when wind and rain are strong, rainwater may be blown in between the lower side edge of the ridge tile and the upper surface of the ridge bottom flat tile, and the rainwater may invade beyond the top edge of the ridge bottom flat tile. Even when there is a gap in the rainwater, rainwater may intrude. However, since the intrusion rainwater is received by the bowl-shaped part of the building core member, the roof base material is not wetted by the intrusion rainwater (the intrusion rainwater It does not leak).
[0020]
In addition, since the roof tile mounting base and the bowl-shaped part are integrally formed on the building core member, the above-mentioned effects (that the building roof tile can be firmly fixed and that intrusion rainwater does not leak) can be achieved with a single building core member. There is also an effect that can be achieved.
[0021]
Moreover, in the ridge structure of the tile roof of the present invention, rainwater received by the ridge portion of the ridge center member can flow from the end of the ridge portion to the tile upper surface via another ridge member. Therefore, even if the ridge structure is applied to the horizontal ridge, there is an effect that it is possible to prevent rainwater that has entered the lower part of the ridge tile from flowing on the roof base material with a relatively simple configuration.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0022]
With reference to FIGS. 1-4, the ridge part structure of the tile roof of this embodiment is demonstrated.
[0023]
In the tile roof of this embodiment, the upper surface of the inclined portion of the roof base material 1 formed by laying the ground plate is spread with a large number of
[0024]
A flat roof tile or a roof tile is used as the roof tile of
[0025]
A long
[0026]
The
[0027]
The roof
[0028]
Each bowl-shaped
[0029]
In addition, said each dimension of the
[0030]
The
[0031]
[0032]
In this embodiment, the
[0033]
Further, when the total length of the ridge portion 11 is long, a plurality of
[0034]
Then, after the
[0035]
In the
[0036]
By the way, when strong wind and rain such as typhoon, rainwater is blown from between the lower surface of the
[Brief description of the drawings]
[0037]
FIG. 1 is a plan view of a tiled roof that employs a ridge structure according to an embodiment of the present application.
FIG. 2 is a perspective view of a state in which some roof tiles in FIG. 1 are peeled off.
3 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
FIG. 4 is a partially enlarged view of FIG. 3;
FIG. 5 is a sectional view of a conventional tile roof ridge structure.
[Explanation of symbols]
[0038]
1 is a roof base material, 2 is a building core member, 3 is a building tile, 4 is a flat roof tile, 5 is a flat roof tile (or a roof tile), 6 is a drill screw, 7 is a roof member, 11 is a horizontal building, and 21 is a roof tile installation A base, 25 is a bowl-shaped part, and 31 is a screw hole.
Claims (1)
屋根下地材(1)の水平棟部(11)に、板金又はプラスチック板製で所定高さを有する棟瓦取付台(21)と該棟瓦取付台(21)の下部両側にそれぞれ水を受け得る樋状部(25,25)とを一体形成した長尺の棟心部材(2)を取付け、
該棟心部材(2)の棟瓦取付台(21)に、棟瓦(3)に形成したビス穴(31)を通してドリルビス(6)をねじ込んで該棟瓦(3)を固定し、
前記棟心部材(2)の各樋状部(25,25)の端部に屋根傾斜方向に向く別の樋部材(7,7)を接続する一方、
該樋部材(7)の下端(7a)を下段側の瓦(5)の瓦尻(5a)上面に載せている、
ことを特徴とする瓦屋根の棟部構造。In the ridge structure of tiled roof,
The horizontal ridge part (11) of the roof base material (1) can receive water on the roof tile mounting base (21) made of sheet metal or plastic plate and having a predetermined height and on both sides of the lower part of the roof tile mounting base (21). Jo portion (25, 25) Toshin elongated member integrally formed and (2) attached,
A screw screw (6) is screwed into a roof tile mounting base (21) of the roof core member (2) through a screw hole (31) formed in the roof tile (3) to fix the roof tile (3) .
While connecting another gutter member (7,7) facing the roof inclination direction at the end of each trough (25, 25) of the Toshin member (2),
The lower end (7a) of the flange member (7) is placed on the upper surface of the tile bottom (5a) of the lower tile (5).
Tile roof ridge structure characterized by that.
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