JP3652216B2

JP3652216B2 - Chemical spray tube

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Publication number: JP3652216B2
Application number: JP2000126048A
Authority: JP
Inventors: 正敏外村; 哲丸窪田
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1999-04-30
Filing date: 2000-04-26
Publication date: 2005-05-25
Anticipated expiration: 2020-04-26
Also published as: JP2001008889A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿入し、その体内の部位に薬液を散布するための薬液噴霧チューブに関する。
【０００２】
【従来の技術】
特開平５７−１７６３５号公報やＵＳＰ第５，５７９，７５８号で知られる従来の散布チューブは体内に挿入するチューブ先端部に噴射ノズル孔を設け、そのチューブ手元後端に設けられた口金に薬液を入れたシリンジを接続し、そのシリンジのピストンを押し込むことによりチューブを通じて薬液を送り込み、上記噴射ノズル孔から薬液を噴霧するようになっている。
【０００３】
一方、ＵＳＰ第５，０３１，６１３号やＵＳＰ第５，７２２，９５０号においてのものも同様であるが、特にＵＳＰ第５，０３１，６１３号のものでは気管チューブ内に薬液噴霧用カテーテルを挿通配置する二重管構造のものであり、カテーテルの先端に設けた噴射ノズル孔から薬液を体内に噴出させるようになっている。また、上記気管チューブの手元部には換気用の出口を設け、この出口に換気装置（ベンチレータ）が接続されている。しかし、これらのものにおいての薬液噴霧の原理はいずれも上記特開平５７−１７６３５号公報やＵＳＰ第５，５７９，７５８号のものと同様である。
【０００４】
また、ＵＳＰ第５，７２２，９５０号のものでは管状の延長ロッドハウジング内に各々外部の空気源と液体源と接続する空気通路と液体通路を独立して設け、ロッドハウジングの先端部で空気と液体を混合させて噴出させるようになっている。
【０００５】
ところで、特開平５７−１７６３５号公報、ＵＳＰ第５，５７９，７５８号及びＵＳＰ第５，０３１，６１３号のものはいずれもチューブの先端に設けた噴射用ノズル孔を通じて薬液を体内に噴霧する際、その噴霧する薬液の粒径が噴射ノズル孔の大きさによって決まる。また、噴霧する薬液の粒径が大きいと、均一に噴霧できなくなると共に、液ダレを起こし易くなる。そこで、噴射ノズル孔の径を小さくする必要がある。
【０００６】
しかし、上記噴射ノズル孔を小さくすると、噴射抵抗が高まり、シリンジのピストンを操作する際に必要な押込み力が極端に大きくなり、シリンジの操作が難くなる。
【０００７】
また、チューブにシリンジを付けたままでの１回の押込み操作だけではチューブ内に残った薬液まで噴霧することができない。チューブ内に残った薬液までも連続的に噴霧し続けたい場合にはチューブからシリンジを一旦取り外してピストンを戻さなければならない。つまり、チューブからシリンジをいちいち付けたり外したりしなければならない。よって、上記従来のものでは薬液を連続的に噴霧し続けることができなかったり、シリンジの着脱操作が煩わしかったりする。
【０００８】
さらに、上記ＵＳＰ第５，７２２，９５０号のものでは外部の空気源や液体源にチューブが接続されているため、操作性は良いが、管状の延長ロッドハウジング内の空気通路と液体通路を独立して設けることから、延長ロッドハウジングの外径が太くなってしまう。従って、この形式のものは内視鏡のチャンネルに挿通して使用するための構造として適さない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは内視鏡のチャンネル等に挿通して使用することが可能なように細径化が図れ、かつ操作性が良好な薬液噴霧チューブを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、通路を有したチューブと、上記チューブの先端に設けられ、薬液を噴霧する噴射孔を有した先端部と、上記チューブの基端に設けられた本体部と、上記本体部に設けられ、上記チューブの通路に連通する薬液供給口と、上記本体部にあって、上記薬液供給口と上記チューブとの間に設けられ、上記薬液供給口から供給された薬液と空気とを混合する気液混合部と、上記気液混合部において混合された薬液と空気とを上記チューブに送出する送出手段と、を具備したことを特徴とする薬液噴霧チューブである。
【００１１】
請求項２に係る発明は、上記本体部の本体部材に上記気液混合部に空気を取り込む空気取入れ口を設けたことを特徴とする請求項１に記載の薬液噴霧チューブである。
【００１２】
請求項３に係る発明は、上記本体部に空気室を設け、上記薬液供給口から供給された薬液と上記空気室の空気を混合し、この混合体を上記チューブの通路に供給するようにしたことを特徴とする請求項１に記載の薬液噴霧チューブである。
請求項４に係る発明は、薬液を貯溜する貯溜手段と、上記貯溜手段に接続され、上記貯溜手段に貯溜された薬液を送出する送出手段と、上記貯溜手段と連通する連通孔を有する本体部と、上記本体部の上記連通孔に接続され、上記貯溜手段から供給される薬液を送液すると共に、該送液される薬液を外部に噴出するための噴出孔を先端に有するチューブと、上記本体部の上記連通孔に備えられ、該連通孔の内部に外部の空気を流入するための空気取り入れ口と、を有することを特徴とする薬液噴霧チューブである。
請求項５に係る発明は、上記空気取入れ口は、上記本体部の上記連通孔に向かう第１の方向に流体を通すと共に、該第１の方向とは逆の第２の方向に向かう流体の流れを阻止する逆止弁であることを特徴とする請求項４に記載の薬液噴霧チューブである。
請求項６に係る発明は、上記本体部の連通孔とチューブの通路との間に、上記チューブの先端方向に向かう第３の方向に流体を通すと共に、該第３の方向とは逆の第４の方向に向かう流体の流れを阻止する第２の逆止弁を備えたことを特徴とする請求項４または請求項５に記載の薬液噴霧チューブである。
【００１３】
【作用】
チューブに形成した通路を空気通路と液体通路として共用すると共にそのチューブの手元側において薬液と空気を混合させる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
図１乃至図３を参照して本発明の第１実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００１５】
この内視鏡用薬液噴霧チューブ１は、中空のチューブ体２と、このチューブ体２の先端に設けられた噴霧用先端部３と、上記チューブ体２の手元側後端に接続された本体部４を主要部とする。本体部４には薬液を入れたシリンジ５を着脱自在に接続するシリンジ接続部６が設けられている。そして、シリンジ接続部６にシリンジ５を接続し、シリンジ５のピストンを押込み操作して、上記チューブ体２内の通路７を通じて上記先端部３に薬液を送りその先端部３に設けた後述するノズル部から薬液を霧状に噴射させるようになっている。
【００１６】
上記チューブ体２の内部には１本の通路７が形成されており、この１本の通路７で空気通路と液体通路を共用するようになっている。上記チューブ体２の外周には内視鏡のチャンネルに挿通した際等において挿入した長さがわかるような目盛８が付設されている。チューブ体２としては、例えばテフロン等のフッ素樹脂、ポリウレタン、シリコン、ポリイミド等の樹脂を材料とし、軟性なものとして形成されているが、ステンレス等の金属管等でも良く、また、硬性のものであっても良い。
【００１７】
上記先端部３は図２で示す如く、ノズル部が構成される。すなわち、先端部３は略筒状の先端部材１１を有しており、この先端部材１１は上記チューブ体２と外径が同じであり、そのチューブ体２と先端部材１１は同軸的に接続されている。先端部材１１の先端壁中央にはチューブ体２と同軸的に位置する噴射孔１２が形成されている。
【００１８】
先端部材１１の内空部１３にはスクリュー体１４が同軸的に配置されている。スクリュー体１４の周面部分には先端から後端にわたり螺旋状に形成されて前後に突き抜ける螺状溝１５が形成されている。上記スクリュー体１４の螺状溝１５を形成するねじ状の頂部は内空部１３の内面に密着しており、その螺状溝１５は内空部１３の内面によって密に覆われている。このため、螺状溝１５を通してのみ流体が流れて、内空部１３内に渦巻流を発生させる。
【００１９】
上記本体部４は図３で示す如く構成される。本体部４は略筒状の本体部材２１を有し、この本体部材２１の先端には上記チューブ体２の後端が取着されている。本体部材２１の後端部には上記シリンジ接続部６が形成されている。このシリンジ接続部６により上記チューブ体２の内孔からなる通路７に薬液を供給する薬液供給口２３を形成している。シリンジ接続部６はシリンジ５の接続筒部が着脱自在に係着するようにルアーロック状に形成されている。
【００２０】
上記本体部材２１内には上記チューブ体２の内孔に連通した内空部２２が形成されている。本体部材２１の側壁部分には上記内空部２２に連通した空気取入口２４が形成されている。この空気取入口２４にはフィルター２５と、上記内空部２２に連通する孔２６を有している。上記フィルター２４は空気は通すが、液体は通さないシート状の部材、例えばゴアテックス（商品名）で形成されている。また、空気取入口２４には空気や液体を外に逃がさない逆止弁２７が設けられている。
【００２１】
そして、上記内空部２２において上記薬液供給口２３から供給された薬液に上記空気取入口２４から取り込まれる空気を混合する気液混合部を構成している。ここで混合された流体は上記チューブ体２の通路７に供給される。
【００２２】
ここでの内視鏡用薬液噴霧チューブ１は例えば気管支内視鏡のチャンネルに挿通して使用し、内視鏡検査中に気管内患部に麻酔薬を噴霧する場合等において使用される。
【００２３】
次に、上記内視鏡用薬液噴霧チューブ１の作用について説明する。まず、内視鏡のチャンネルを通じてチューブ体２を体腔内に挿入する。このとき、上記チューブ体２の外周に設けた目盛８により薬液噴霧チューブ１の先端部３と内視鏡先端部との位置関係が分かる。特に、内視鏡先端部から先端部３が突き出したことが確認できる。
【００２４】
薬液噴霧チューブ１の先端部３が内視鏡先端部から突き出していない状態では効果的な噴霧が得られないが、この実施形態では目盛８により内視鏡先端部から突き出している位置が明確に分かり、体腔内に対する効果的な噴霧が可能である。
【００２５】
そこで、薬液を入れたシリンジ５をシリンジ接続部６に接続し、シリンジ５のピストンを押し込む。すると、シリンジ５内の薬液が薬液噴霧チューブ１のチューブ体２に注入される。これと同時に空気取入口２４から内空部２２に空気が取り込まれ、この内空部２２において、上記薬液と空気が混合される。この混合流体が、チューブ体２の通路７内を通って送り出され、先端部３の噴射孔１２から噴霧する。上記薬液は空気と混合されるため、噴霧する薬液の粒径が小さく、液ダレは起こらず、均一に分散する状態で噴霧することができる。
【００２６】
また、薬液と空気の混合流体が先端部３の内空部１４を通るとき、スクリュー体１４の螺状溝１５を経て渦巻流になり、渦巻流の状態で、噴射孔１２から噴霧する。また、薬液と空気を混合することにより粒径の細かい薬液を広範囲にわたり均一に散布することができる。
【００２７】
また、シリンジ５のピストンを押し込みきったところで、上記チューブ体２や本体部４の内部に残った薬液まで完全に噴霧させたいときには上記シリンジ５を外さずにピストンをゆっくり引き戻す。すると、空気取入口２４から内空部２２内に外気が取り込まれるため、本体部４の内空部２２には負圧が発生せず、上記チューブ体２や本体部４の内部に残った薬液が逆流しない。従って、シリンジ５のピストンを繰り返し押し引き操作することができる。これにより上記チューブ体２や本体部４の内部に残った薬液まで完全に噴霧させることができる。このため、薬液を無駄なく有効に使用することができると共に、チューブ体２や本体部４からシリンジ５をいちいち外したりする煩わしさがなく、薬液を連続的に噴霧し続けることができる。
【００２８】
また、薬液と空気の通路として、チューブ体２の内孔によって形成される一本の通路７を共用するため、薬液噴霧チューブ１のチューブ体２の外径を細くすることができる。従って、内視鏡のチャンネルに挿通して使用する上で都合がよい。
【００２９】
（第２実施形態）
図４を参照して本発明の第２実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００３０】
この第２実施形態は本体部４に設ける空気取入口２４の変形例であり、これ以外は前述した第１実施形態のものと同じである。ここでの空気取入口２４は本体部材２１に一端が連結された延長用チューブ３１の先端に設けられる。
【００３１】
延長用チューブ３１は本体部材２１の内空部２２に連通している。延長用チューブ３１の延出端に設けられた空気取入口部材３２の内部にはこれより取り込む外部の空気を通すフィルター３３が設けられている。上記フィルター３３は押え部材３４によって固定されている。また、空気取入口部材３２の内部には漏れ防止用の逆止弁（図示せず）が設けられている。
【００３２】
（第３実施形態）
図５および図６を参照して本発明の第３実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００３３】
この第３実施形態では本体部４の本体部材２１の内部に上記チューブ体２内にそれぞれ連通する空気通路４１と薬液通路４２を別々に設けたものである。つまり、上記チューブ体２の通路７に通じる１本の通孔４３に空気通路４１と薬液通路４２が合流し、空気通路４１と薬液通路４２がチューブ体２の通孔４３から分岐する三叉の通路を形成するようになっている。
【００３４】
上記空気通路４１の途中には図６で示す如く、フィルター３３を設けて外部と連通する孔４４が設けられており、ここから外部の空気を取り込むようになっている。つまり、本体部材２１に形成された孔４４により空気取入れ口４５を形成する。また、空気取入口４５には漏れ防止用の逆止弁（図示せず）が設けられている。
【００３５】
上記空気通路４１には空気用シリンジ４６が接続され、上記薬液通路４２には薬液用シリンジ４７が各々接続される。空気用シリンジ４６のピストンと薬液用シリンジ４７のピストンには共通の操作釦４８が接続される。共通の操作釦４８により空気用シリンジ４６のピストンと薬液用シリンジ４７のピストンを同時に操作できる。
【００３６】
そして、各シリンジ４６，４７が操作されることにより上記空気通路４１には空気が取り込まれ、上記薬液通路４２には薬液が供給される。この空気と薬液が混合してチューブ体２の通路７に供給される。シリンジ４６，４７を繰り返して操作することによりチューブ体２の通路７内に残った薬液まで完全に噴霧させることができる。
これ以外については上述した第２実施形態または第３実施形態のものと同様である。
【００３７】
（第４実施形態）
図７を参照して本発明の第４実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００３８】
この第４実施形態では本体部４の本体部材２１の内部に上記チューブ体２の内孔よって形成される通路７に連通する空気室５１を設けたものである。この空気室５１の容積は前述した各実施形態の内空部２２よりも大きくなるように形成する。特に、上記チューブ体２の容積より大きく構成することが望ましい。
【００３９】
このように空気室５１の容積を大きく形成することにより、その空気室５１内で薬液と空気とが十分に混合してから上記チューブ体２を通じて先端部３に送り込まれ、その噴射孔１２から噴出させることができる。このように空気室５１内で薬液と空気を十分に混合させることができるため、噴霧する薬液の粒径を細かくして液ダレがなく均一に噴霧することができる。また、空気室５１内でシリンジ５の容量一杯の薬液を空気と十分に混合することができる。つまり、大きな容量の空気室５１を設け、この内部の空気と薬液を混合させるために比較的大量の薬液を連続して使用することができる。
【００４０】
（第５実施形態）
図８および図９を参照して本発明の第５実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００４１】
この第５実施形態の内視鏡用薬液噴霧チューブ１は内視鏡６１のチャンネル口６２に固定できる固定部６３を設けたものである。
【００４２】
この固定部６３はチャンネル口６２に着脱自在に接続可能な接続部材６４と、この接続部材６４に対してねじ込む締付部材６５を有し、接続部材６４に締付部材６５をねじ込んでいくことによりＯリング等の弾性部材６６を押し潰して、内視鏡用薬液噴霧チューブ１のチューブ体２を締め付けて固定することができる。チューブ体２はその先端部３を内視鏡６１の挿入部先端から任意の長さに突出させた状態で内視鏡６１のチャンネル口６２に固定することができる。
【００４３】
この実施形態によれば、チューブ体２の先端部３を内視鏡６１の挿入部先端から突き出した任意の位置で、そのチューブ体２を固定し、安定した状態で薬液の噴霧を行うことができる。また、チューブ体２を内視鏡６１に固定しておけるので、術者はチューブ体２を保持している必要がなくなるため、操作性が向上する。
【００４４】
なお、チューブ体を内視鏡に保持固定する手段は上記の例に限らず、種々の方式が考えられる。
【００４５】
（第６実施形態）
図１０を参照して本発明の第６実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブについて説明する。
【００４６】
本実施形態の内視鏡用薬液噴霧チューブ１は中空チューブ体２と、このチューブ体２の先端に設けられた噴霧用先端部３と、上記チューブ体２の手元側に接続された基端部としての本体部４を主体として構成される。
【００４７】
本体部４は略筒状の本体部材２１を有し、この本体部材２１の先端には上記チューブ体２の後端が取着されている。チューブ体２や先端部３の構造は前述した第１実施形態のものと同様であり、ノズル部も当然同様に構成されている。
【００４８】
また、本体部材２１の後端部分は開口しており、この後端部分には、チューブ体２の折れを防止するためにそのチューブ体２の内孔に挿通されるスタイレット７１の接続つまみ７２を取り外し自在に装着するようにしたルアー形状を有するスタイレット接続部７３が形成されている。スタイレット７１はその接続つまみ７２とチューブ体２の内孔に隙間を空けた遊挿状態で配置されるワイヤ状の芯部７４を設けて構成されている。接続つまみ７２は本体部材２１の後端開口部分に気密的に嵌合すると共に、スタイレット接続部７３に対して着脱自在に接続固定されるようになっている。
【００４９】
本体部材２１の後端付近の側壁部には後述する別体の噴霧（注入）器７５を接続するためのルアー形状を有する噴霧器接続部７６が形成されている。
【００５０】
上記噴霧器７５は薬液噴霧チューブ１の噴霧器接続部７６に接続するための接続部本体８１と、この接続部本体８１と同軸上で結合している噴霧器本体８２と、この噴霧器本体８２の途中側壁に設けた接続口部に結合した注入本体８３と、噴霧器本体８２と注入本体８３の間に配置され、液体や気体が外向きに逆流しないように防止するための逆止弁８４と、接続部本体８１と噴霧器本体８２の間に配置され、液体や気体が外向きに逆流しないように防止するための逆止弁８５と、接続部本体８１を薬液噴霧チューブ１の接続部７６に固定するための固定リング８６から構成される。
【００５１】
接続部本体８１は薬液噴霧チューブ１の接続部７６に嵌合して接続するための嵌合部８７と、固定リング８６を軸上にスライド自在に被嵌させるスライド部８８と、固定リング８６を接続部本体８１から抜けないようにするストッパー８９と、噴霧器本体８２に接続するためのネジ部９０と、逆止弁８５を配置するための段差のある内部空間９１とが設けられている。
【００５２】
噴霧器本体８２の基端には噴霧器本体８２内の空気を吸入するための図示されていない第１のシリンジを接続するルアー部９２が設けられている。また、噴霧器本体８２の先端には接続部本体８１に接続されるネジ部９３が設けられ、さらに、噴霧器本体８２の途中側壁に設けた接続口部には注入本体８３を接続するネジ部９４が設けられている。
【００５３】
注入本体８３の基端部には噴霧器本体８２に薬液や空気を注入するための図示されていない第２のシリンジを接続するためのルアー部９５が設けられ、注入本体８３の先端側部分には上記噴霧器本体８２とその注入本体８３の間で上記逆止弁８４を固定するための段差付きの内部空間９６と、上記噴霧器本体８２を接続するためのネジ部９７が設けられている。
【００５４】
上記固定リング８６は接続部７６のルアー突起部９８とネジ状に嵌合するための嵌合溝９９と、接続部本体８１上のストッパー８９と係合するための突起部１００とが設けられている。
【００５５】
（作用）
上記構成の噴霧器７５は噴霧器本体８２に空気取入れ口と逆止弁を設けてあり、これを使用する場合には、まず、図示しない内視鏡の鉗子チャンネルを通じて薬液噴霧チューブ１のチューブ体２を体腔内に挿入する。さらに、薬液噴霧チューブ１の本体部材２１における噴霧器接続部７６に上記噴霧器７５を接続する。
【００５６】
次に、噴霧器７５の基端にあるルアー部９２に第１のシリンジを接続すると共に、注入本体８３のルアー部９５に、１〜３mlの薬液を入れた第２のシリンジを接続する。
【００５７】
そして、第２のシリンジにより薬液を噴霧器７５の中に注入する。この後、第２のシリンジを注入本体８３から取り外す。尚、第２のシリンジを取り外しても噴霧器本体８２と注入本体８３の間には逆止弁８４が設けられているので、薬液や気体が逆流してルアー部９２の開口から漏れ出すことがない。
【００５８】
噴霧器本体８２のルアー部９２に接続した第１のシリンジのプランジャーを引いて、第２のシリンジを取り外した注入本体８３におけるルアー部９５の開口から噴霧器本体８２内に空気を取り込むと共に、この空気を第１のシリンジ内に吸入して溜める。
【００５９】
その後、第１のシリンジのプランジャーを手早く押し込み、噴霧器本体８２の内空に圧力をかけて、その噴霧器本体８２内に取り込まれていた薬液を接続部本体８１を通じて薬液噴霧チューブ１内に送り込む。薬液はチューブ体２の通路７内を通って送られ、先端部３の噴射孔１２から噴霧する。
【００６０】
また、再び、第１のシリンジのプランジャーを引いて、第２のシリンジを取り外した注入本体８３におけるルアー部９５の開口から空気を取り込み、第１のシリンジ内に吸入し、そして、第１のシリンジのプランジャーを手早く押し込み、噴霧器本体８２の内空に圧力をかけて、噴霧器本体８２内に取り込まれていた薬液を薬液噴霧チューブ１に送り出し、先端部３の噴射孔１２から噴霧する。これを何度か繰り返し、薬液の噴霧を連続的に行なうことができる。
【００６１】
噴霧器本体８２内に取り込まれていた薬液がなくなったら、注入本体８３のルアー部９５に、再び薬液を入れた第２のシリンジを接続して、噴霧器７５の中に薬液を注入追加する。そして、上記同様に第１のシリンジの操作を行なって薬液噴霧チューブ１を通じての噴霧を行なう。つまり、上記動作を繰り返し行なうことで、薬液の噴霧を続けて行なうことができる。
【００６２】
ところで、第２のシリンジにより噴霧器７５の中に注入された薬液はその噴霧器本体８２及び接続部本体８１のみならず、薬液噴霧チューブ１のチューブ体２にわたり、その内部空間に少量ずつ点在して溜まっており、第１のシリンジにより瞬間的に空気圧をかけることで、内部空間からなる気液混合部に点在している薬液が空気と混合して、少しずつチューブ体２の通路７内を通って先端部３から放出され、この放出の際、ある程度の空気圧がかかっていることにより薬液がチューブ体２の先端部３から噴霧される。
【００６３】
（効果）
本実施形態によれば、チューブ体２の内部に空気を取り込む場合、シリンジを１回１回取り外すことなく、連続的に送気することができる。また、ルアー部９５から第２のシリンジを使って薬液を追加することができる。さらに、２つの逆止弁８５,８４を具備することで、薬液の逆流を防止することができる。
【００６４】
本発明において、使用する薬液は麻酔薬に限らず、色素、抗生物質や抗がん剤、造影剤等でもよく、また、遺伝子治療等の場合のように微量の薬液を注入する場合にも適用することができる。
【００６５】
上記空気取入れ口は外部のポンプ等の空気源にチューブを介して接続するようにしても良い。上記薬液供給口についても外部のシリンダポンプ等の流体源にチューブを介して接続するようにしても良く、このようにした場合には自動噴霧が可能となる。
【００６６】
＜付記＞
１．通路を有したチューブと、このチューブの先端に設けられ、薬液を噴霧する噴射孔を有した先端部と、上記チューブの基端に設けられた本体部と、上記本体部に設けられ、上記チューブの通路に連通する薬液供給口と、上記本体部に設けられ、上記薬液供給口から供給された薬液に空気を混合し、この混合流体を上記チューブの通路に供給する気液混合部とを具備したことを特徴とする薬液噴霧チューブ。
【００６７】
２．上記本体部の本体部材に上記気液混合部に空気を取り込む空気取入れ口を設けたことを特徴とする第１項に記載の薬液噴霧チューブ。
３．上記空気取入れ口は上記本体部の本体部材に直接に形成したことを特徴とする第２項に記載の薬液噴霧チューブ。
４．上記空気取入れ口は上記本体部の本体部材から導出するチューブを介して設けたことを特徴とする第２項に記載の薬液噴霧チューブ。
【００６８】
５．上記本体部に空気室を設け、上記薬液供給口から供給された薬液と上記空気室の空気を混合し、この混合体を上記チューブの通路に供給するようにしたことを特徴とする第１項に記載の薬液噴霧チューブ。
６．内視鏡のチャンネル口に着脱自在に固定できる固定部材を設けたことを特徴とする第１〜３項に記載の薬液噴霧チューブ。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、チューブ体に形成した通路を空気通路と液体通路として共用させると共にチューブの手元側において薬液と空気を混合させることができるため、内視鏡のチャンネル等に挿通して容易に使用することが可能な程度の細径化が十分に図れ、かつ操作性が良好な薬液噴霧チューブを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの側面図。
【図２】上記内視鏡用薬液噴霧チューブの先端部の縦断面図。
【図３】上記内視鏡用薬液噴霧チューブの本体部の縦断面図。
【図４】第２実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの本体部の縦断面図。
【図５】第３実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの側面図。
【図６】図５中Ａ−Ａ線に沿う部分の横断面図。
【図７】第４実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの側面図。
【図８】第５実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの使用状態の説明図。
【図９】同じくその薬液噴霧チューブを内視鏡に装着した固定部の断面図。
【図１０】第６実施形態に係る内視鏡用薬液噴霧チューブの縦断面図。
【符号の説明】
１…内視鏡用薬液噴霧チューブ、２…チューブ体、
３…噴霧用先端部、４…本体部、５…シリンジ、
６…シリンジ接続部、７…通路、１１…先端部材、
１２…噴射孔、１３…内空部、１４…スクリュー体、
２１…本体部材、２２…内空部、２３…薬液供給口、
２４…空気取入口、２５…フィルター、２６…孔。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chemical spray tube for inserting into a body cavity through a channel of an endoscope, for example, and spraying the chemical on the body part.
[0002]
[Prior art]
Conventional spray tubes known from Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-17635 and US Pat. No. 5,579,758 are provided with an injection nozzle hole at the distal end of the tube to be inserted into the body, and a chemical solution is provided at the base provided at the rear end of the tube. Is connected to the syringe, the piston of the syringe is pushed in, the chemical solution is fed through the tube, and the chemical solution is sprayed from the injection nozzle hole.
[0003]
On the other hand, the same applies to USP No. 5,031,613 and USP No. 5,722,950, but in USP No. 5,031,613, a medicinal solution spray catheter is inserted into the tracheal tube. It is of a double tube structure to be arranged, and a medical solution is ejected into the body from an ejection nozzle hole provided at the distal end of the catheter. Further, an outlet for ventilation is provided at the proximal portion of the tracheal tube, and a ventilator (ventilator) is connected to the outlet. However, the principle of chemical spraying in these materials is the same as that of the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-17635 and US Pat. No. 5,579,758.
[0004]
Further, in USP No. 5,722,950, an air passage and a liquid passage for connecting to an external air source and a liquid source are provided independently in a tubular extension rod housing, respectively. The liquid is mixed and ejected.
[0005]
In the meantime, all of JP-A-57-17635, USP No. 5,579,758 and USP No. 5,031,613 are used for spraying a medical solution into the body through an injection nozzle hole provided at the tip of the tube. The particle diameter of the sprayed chemical liquid is determined by the size of the injection nozzle hole. Moreover, when the particle size of the chemical liquid to be sprayed is large, it becomes impossible to spray uniformly and liquid dripping is likely to occur. Therefore, it is necessary to reduce the diameter of the injection nozzle hole.
[0006]
However, if the injection nozzle hole is made smaller, the injection resistance is increased, the pushing force required when operating the syringe piston is extremely increased, and the operation of the syringe becomes difficult.
[0007]
Further, the chemical solution remaining in the tube cannot be sprayed by only one pushing operation with the syringe attached to the tube. When it is desired to continuously spray the chemical solution remaining in the tube, the syringe must be removed from the tube and the piston must be returned. In other words, the syringe must be attached and removed from the tube. Therefore, in the said conventional thing, a chemical | medical solution cannot be continuously sprayed, or the attachment or detachment operation of a syringe is troublesome.
[0008]
Furthermore, in USP No. 5,722,950, the tube is connected to an external air source or liquid source, so that the operability is good, but the air passage and the liquid passage in the tubular extension rod housing are independent. Therefore, the outer diameter of the extension rod housing becomes thick. Therefore, this type is not suitable as a structure for inserting and using the endoscope channel.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and the object of the present invention is to reduce the diameter so that it can be used by being inserted into a channel of an endoscope and the operability. An object of the present invention is to provide an excellent chemical spray tube.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
  The invention according to claim 1 is a tube having a passage, a distal end portion provided at a distal end of the tube and having an injection hole for spraying a chemical, a main body portion provided at a proximal end of the tube, A chemical solution supply port provided in the main body and communicating with the passage of the tube;In the main body, between the chemical solution supply port and the tubeProvided inthe aboveSupplied from the chemical supply portA gas-liquid mixing part for mixing the chemical liquid and air, and a delivery means for sending the chemical liquid and air mixed in the gas-liquid mixing part to the tube;It is the chemical | medical solution spray tube characterized by comprising.
[0011]
  The invention according to claim 2 is the chemical spray tube according to claim 1, wherein an air intake port for taking in air into the gas-liquid mixing part is provided in the main body member of the main body part.
[0012]
  According to a third aspect of the present invention, an air chamber is provided in the main body, the chemical liquid supplied from the chemical liquid supply port is mixed with the air in the air chamber, and the mixture is supplied to the passage of the tube. It is a chemical | medical solution spray tube of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a main body having a storage means for storing a chemical solution, a delivery means connected to the storage means for delivering the chemical solution stored in the storage means, and a communication hole communicating with the storage means. And a tube that is connected to the communication hole of the main body portion and feeds the chemical solution supplied from the storage means, and has a spray hole at the tip for ejecting the fed chemical solution to the outside, and A chemical spray tube characterized by having an air intake port that is provided in the communication hole of the main body and through which external air flows into the communication hole.
According to a fifth aspect of the present invention, the air intake port allows fluid to flow in a first direction toward the communication hole of the main body portion, and for fluid flowing in a second direction opposite to the first direction. It is a non-return valve which blocks | prevents a flow, The chemical | medical solution spray tube of Claim 4 characterized by the above-mentioned.
According to a sixth aspect of the present invention, a fluid is passed between the communication hole of the main body portion and the passage of the tube in a third direction toward the distal end of the tube, and a reverse of the third direction. 6. The chemical spray tube according to claim 4, further comprising a second check valve that blocks a flow of fluid toward the direction of 4.
[0013]
[Action]
The passage formed in the tube is shared as an air passage and a liquid passage, and the chemical solution and air are mixed on the proximal side of the tube.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
With reference to FIG. 1 thru | or FIG. 3, the chemical | medical solution spray tube for endoscopes which concerns on 1st Embodiment of this invention is demonstrated.
[0015]
The endoscope medical solution spray tube 1 includes a hollow tube body 2, a spray tip portion 3 provided at the tip of the tube body 2, and a main body portion connected to the proximal end of the tube body 2. 4 is the main part. The main body part 4 is provided with a syringe connection part 6 for detachably connecting a syringe 5 containing a chemical solution. Then, a syringe 5 is connected to the syringe connecting portion 6, a piston of the syringe 5 is pushed in, a chemical solution is sent to the distal end portion 3 through the passage 7 in the tube body 2, and a later-described nozzle provided at the distal end portion 3 The chemical solution is sprayed in a mist form from the part.
[0016]
A single passage 7 is formed inside the tube body 2, and the single passage 7 shares an air passage and a liquid passage. A scale 8 is attached to the outer periphery of the tube body 2 so that the length inserted when the tube body 2 is inserted through the channel of the endoscope can be seen. The tube body 2 is made of a soft material such as a fluororesin such as Teflon, a resin such as polyurethane, silicon, or polyimide, but may be a metal tube such as stainless steel or a hard material. There may be.
[0017]
As shown in FIG. 2, the tip portion 3 constitutes a nozzle portion. That is, the distal end portion 3 has a substantially cylindrical distal end member 11, and the distal end member 11 has the same outer diameter as the tube body 2, and the tube body 2 and the distal end member 11 are coaxially connected. ing. An injection hole 12 that is positioned coaxially with the tube body 2 is formed in the center of the distal end wall of the distal end member 11.
[0018]
A screw body 14 is coaxially arranged in the inner space 13 of the tip member 11. A screw-like groove 15 formed in a spiral shape from the front end to the rear end and penetrating back and forth is formed in the peripheral surface portion of the screw body 14. The screw-shaped top portion forming the screw-shaped groove 15 of the screw body 14 is in close contact with the inner surface of the inner space portion 13, and the screw-shaped groove 15 is densely covered with the inner surface of the inner space portion 13. For this reason, the fluid flows only through the spiral groove 15, and a spiral flow is generated in the inner space 13.
[0019]
The main body 4 is configured as shown in FIG. The main body 4 has a substantially cylindrical main body member 21, and the rear end of the tube body 2 is attached to the front end of the main body member 21. The syringe connecting portion 6 is formed at the rear end portion of the main body member 21. The syringe connection portion 6 forms a chemical solution supply port 23 for supplying a chemical solution to the passage 7 formed by the inner hole of the tube body 2. The syringe connection part 6 is formed in a luer lock shape so that the connection cylinder part of the syringe 5 is detachably engaged.
[0020]
In the main body member 21, an inner space portion 22 communicating with the inner hole of the tube body 2 is formed. An air inlet 24 communicating with the inner space 22 is formed in the side wall portion of the main body member 21. The air inlet 24 has a filter 25 and a hole 26 communicating with the inner space 22. The filter 24 is formed of a sheet-like member that allows air to pass but not liquid, such as Gore-Tex (trade name). The air intake 24 is provided with a check valve 27 that does not allow air or liquid to escape.
[0021]
In the inner space 22, a gas-liquid mixing unit is configured to mix the air supplied from the air intake 24 with the chemical supplied from the chemical supply port 23. The fluid mixed here is supplied to the passage 7 of the tube body 2.
[0022]
The endoscopic drug solution spray tube 1 used here is inserted through a channel of a bronchial endoscope, for example, and is used when an anesthetic is sprayed on an affected part of the trachea during endoscopic examination.
[0023]
Next, the operation of the endoscope chemical spray tube 1 will be described. First, the tube body 2 is inserted into the body cavity through the channel of the endoscope. At this time, the positional relationship between the distal end portion 3 of the drug solution spray tube 1 and the distal end portion of the endoscope can be understood from the scale 8 provided on the outer periphery of the tube body 2. In particular, it can be confirmed that the distal end portion 3 protrudes from the distal end portion of the endoscope.
[0024]
Effective spraying cannot be obtained in a state where the distal end portion 3 of the drug solution spray tube 1 does not protrude from the endoscope distal end portion, but in this embodiment, the position protruding from the endoscope distal end portion by the scale 8 is clear. Clearly, effective spraying into the body cavity is possible.
[0025]
Therefore, the syringe 5 containing the chemical solution is connected to the syringe connector 6 and the piston of the syringe 5 is pushed in. Then, the chemical solution in the syringe 5 is injected into the tube body 2 of the chemical solution spray tube 1. At the same time, air is taken into the inner space 22 from the air intake 24, and the chemical solution and air are mixed in the inner space 22. This mixed fluid is sent out through the passage 7 of the tube body 2 and sprayed from the injection hole 12 of the tip 3. Since the chemical solution is mixed with air, the particle size of the chemical solution to be sprayed is small, no dripping occurs, and the chemical solution can be sprayed in a uniformly dispersed state.
[0026]
Further, when the mixed fluid of the chemical liquid and air passes through the inner space 14 of the distal end portion 3, it becomes a spiral flow through the screw-like groove 15 of the screw body 14 and sprays from the injection hole 12 in the spiral flow state. Moreover, a chemical liquid with a small particle diameter can be uniformly spread over a wide range by mixing a chemical liquid and air.
[0027]
Further, when the piston of the syringe 5 is fully pushed in and the chemical solution remaining in the tube body 2 or the main body portion 4 is completely sprayed, the piston is slowly pulled back without removing the syringe 5. Then, since the outside air is taken into the inner space portion 22 from the air intake port 24, no negative pressure is generated in the inner space portion 22 of the main body portion 4, and the chemical solution remaining inside the tube body 2 and the main body portion 4. Does not flow backward. Therefore, the piston of the syringe 5 can be repeatedly pushed and pulled. Thereby, even the chemical | medical solution remaining inside the said tube body 2 or the main-body part 4 can be sprayed completely. For this reason, while being able to use a chemical | medical solution effectively without waste, there is no troublesomeness which removes the syringe 5 from the tube body 2 or the main-body part 4 one by one, and it can continue spraying a chemical | medical solution continuously.
[0028]
Moreover, since the single channel | path 7 formed by the inner hole of the tube body 2 is shared as a channel | path of a chemical | medical solution and air, the outer diameter of the tube body 2 of the chemical | medical solution spray tube 1 can be made thin. Therefore, it is convenient to use by inserting into the channel of the endoscope.
[0029]
(Second Embodiment)
With reference to FIG. 4, the endoscope chemical spray tube according to the second embodiment of the present invention will be described.
[0030]
This 2nd Embodiment is a modification of the air intake port 24 provided in the main-body part 4, and other than this is the same as the thing of 1st Embodiment mentioned above. The air intake 24 here is provided at the distal end of an extension tube 31 whose one end is connected to the main body member 21.
[0031]
The extension tube 31 communicates with the inner space 22 of the main body member 21. Inside the air intake member 32 provided at the extending end of the extension tube 31 is provided a filter 33 through which external air taken in from this is passed. The filter 33 is fixed by a pressing member 34. Further, a check valve (not shown) for preventing leakage is provided inside the air intake member 32.
[0032]
(Third embodiment)
An endoscopic chemical spray tube according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 5 and 6.
[0033]
In the third embodiment, an air passage 41 and a chemical solution passage 42 respectively communicating with the inside of the tube body 2 are separately provided in the main body member 21 of the main body portion 4. That is, the air passage 41 and the chemical liquid passage 42 merge into one through hole 43 that communicates with the passage 7 of the tube body 2, and the air passage 41 and the chemical liquid passage 42 branch from the through hole 43 of the tube body 2. Is supposed to form.
[0034]
In the middle of the air passage 41, as shown in FIG. 6, a filter 44 is provided and a hole 44 communicating with the outside is provided, from which external air is taken in. That is, the air intake port 45 is formed by the hole 44 formed in the main body member 21. The air intake 45 is provided with a check valve (not shown) for preventing leakage.
[0035]
An air syringe 46 is connected to the air passage 41, and a chemical solution syringe 47 is connected to the chemical solution passage 42. A common operation button 48 is connected to the piston of the air syringe 46 and the piston of the chemical liquid syringe 47. The piston of the syringe 46 for air and the piston of the syringe 47 for chemical | medical solutions can be operated simultaneously by the common operation button 48. FIG.
[0036]
When the syringes 46 and 47 are operated, air is taken into the air passage 41 and a chemical solution is supplied to the chemical solution passage 42. The air and the chemical solution are mixed and supplied to the passage 7 of the tube body 2. By repeatedly operating the syringes 46 and 47, the chemical solution remaining in the passage 7 of the tube body 2 can be completely sprayed.
The rest is the same as that of the second embodiment or the third embodiment described above.
[0037]
(Fourth embodiment)
An endoscope chemical spray tube according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0038]
In the fourth embodiment, an air chamber 51 communicating with the passage 7 formed by the inner hole of the tube body 2 is provided inside the main body member 21 of the main body portion 4. The volume of the air chamber 51 is formed so as to be larger than the inner space 22 of each embodiment described above. In particular, it is desirable that the volume of the tube body 2 is larger than that of the tube body 2.
[0039]
Thus, by forming the volume of the air chamber 51 large, the chemical solution and air are sufficiently mixed in the air chamber 51 and then fed into the tip 3 through the tube body 2 and ejected from the injection hole 12. Can be made. Since the chemical liquid and air can be sufficiently mixed in the air chamber 51 in this way, the particle size of the chemical liquid to be sprayed can be made fine so that the liquid can be uniformly sprayed without dripping. In addition, the medicine solution with a full capacity of the syringe 5 can be sufficiently mixed with air in the air chamber 51. That is, a large volume of the air chamber 51 is provided, and a relatively large amount of the chemical solution can be continuously used to mix the air and the chemical solution therein.
[0040]
(Fifth embodiment)
With reference to FIG. 8 and FIG. 9, the chemical | medical solution spray tube for endoscopes concerning 5th Embodiment of this invention is demonstrated.
[0041]
The endoscope chemical spray tube 1 according to the fifth embodiment is provided with a fixing portion 63 that can be fixed to a channel port 62 of an endoscope 61.
[0042]
The fixing portion 63 has a connection member 64 that can be detachably connected to the channel port 62, and a tightening member 65 that is screwed into the connection member 64, and by screwing the tightening member 65 into the connection member 64. The elastic member 66 such as an O-ring can be crushed and the tube body 2 of the endoscope chemical spray tube 1 can be fastened and fixed. The tube body 2 can be fixed to the channel port 62 of the endoscope 61 with the distal end portion 3 protruding from the distal end of the insertion portion of the endoscope 61 to an arbitrary length.
[0043]
According to this embodiment, the tube body 2 is fixed at an arbitrary position where the distal end portion 3 of the tube body 2 protrudes from the distal end of the insertion portion of the endoscope 61, and the chemical solution is sprayed in a stable state. it can. In addition, since the tube body 2 can be fixed to the endoscope 61, the operator does not need to hold the tube body 2, so that the operability is improved.
[0044]
The means for holding and fixing the tube body to the endoscope is not limited to the above example, and various methods are conceivable.
[0045]
(Sixth embodiment)
With reference to FIG. 10, the endoscope chemical spray tube according to the sixth embodiment of the present invention will be described.
[0046]
An endoscope chemical spray tube 1 according to this embodiment includes a hollow tube body 2, a spray distal end portion 3 provided at the distal end of the tube body 2, and a proximal end portion connected to the proximal side of the tube body 2. The main body 4 is configured as a main body.
[0047]
The main body 4 has a substantially cylindrical main body member 21, and the rear end of the tube body 2 is attached to the front end of the main body member 21. The structures of the tube body 2 and the distal end portion 3 are the same as those of the first embodiment described above, and the nozzle portion is naturally configured similarly.
[0048]
Further, the rear end portion of the main body member 21 is open, and the connection knob 72 of the stylet 71 inserted through the inner hole of the tube body 2 in order to prevent the tube body 2 from being broken at the rear end portion. A stylet connection portion 73 having a lure shape is formed so that it can be detachably mounted. The stylet 71 is configured by providing a wire-shaped core portion 74 disposed in a loosely inserted state with a gap between the connection knob 72 and the inner hole of the tube body 2. The connection knob 72 is hermetically fitted to the rear end opening of the main body member 21 and is detachably connected to the stylet connection portion 73.
[0049]
A sprayer connecting portion 76 having a luer shape for connecting a separate sprayer (injector) 75 to be described later is formed on the side wall near the rear end of the main body member 21.
[0050]
The sprayer 75 is connected to a sprayer connection part 76 of the chemical spray tube 1, a sprayer body 82 that is coaxially coupled to the connection part body 81, and a middle wall of the sprayer body 82. An injection main body 83 coupled to the provided connection port, a check valve 84 disposed between the sprayer main body 82 and the injection main body 83 to prevent liquid or gas from flowing backward, and a connection main body 81 and the sprayer main body 82, and a check valve 85 for preventing the liquid or gas from flowing back outward, and for fixing the connecting part main body 81 to the connecting part 76 of the chemical spray tube 1. A fixing ring 86 is used.
[0051]
The connecting portion main body 81 includes a fitting portion 87 for fitting and connecting to the connecting portion 76 of the chemical spray tube 1, a slide portion 88 for fitting the fixing ring 86 slidably on the shaft, and a fixing ring 86. A stopper 89 that prevents the connection portion main body 81 from being removed, a screw portion 90 for connection to the sprayer main body 82, and a stepped internal space 91 for arranging the check valve 85 are provided.
[0052]
A luer portion 92 for connecting a first syringe (not shown) for inhaling air in the sprayer body 82 is provided at the proximal end of the sprayer body 82. Further, a screw portion 93 connected to the connection portion main body 81 is provided at the tip of the sprayer main body 82, and a screw portion 94 for connecting the injection main body 83 is connected to a connection port portion provided on the middle side wall of the sprayer main body 82. Is provided.
[0053]
A luer part 95 for connecting a second syringe (not shown) for injecting a chemical solution or air to the sprayer main body 82 is provided at the proximal end of the injection main body 83, A stepped internal space 96 for fixing the check valve 84 between the sprayer main body 82 and the injection main body 83 and a screw part 97 for connecting the sprayer main body 82 are provided.
[0054]
The fixing ring 86 is provided with a fitting groove 99 for screwing with the luer protrusion 98 of the connection portion 76 and a protrusion 100 for engaging with the stopper 89 on the connection portion main body 81. Yes.
[0055]
(Function)
The sprayer 75 having the above-described structure is provided with an air intake port and a check valve in the sprayer main body 82. When using these, first, the tube body 2 of the drug solution spray tube 1 is passed through a forceps channel of an endoscope (not shown). Insert into body cavity. Further, the sprayer 75 is connected to the sprayer connection portion 76 in the main body member 21 of the chemical spray tube 1.
[0056]
Next, the first syringe is connected to the luer part 92 at the proximal end of the nebulizer 75, and the second syringe containing 1 to 3 ml of the chemical solution is connected to the luer part 95 of the injection body 83.
[0057]
And a chemical | medical solution is inject | poured in the nebulizer 75 with a 2nd syringe. Thereafter, the second syringe is removed from the injection main body 83. Even if the second syringe is removed, the check valve 84 is provided between the sprayer main body 82 and the injection main body 83, so that the chemical solution or gas does not flow back and leak from the opening of the luer portion 92. .
[0058]
The plunger of the first syringe connected to the luer part 92 of the sprayer body 82 is pulled, and air is taken into the sprayer body 82 from the opening of the luer part 95 in the injection body 83 from which the second syringe is removed. Is sucked into the first syringe and collected.
[0059]
Thereafter, the plunger of the first syringe is quickly pushed in, pressure is applied to the inner space of the sprayer main body 82, and the chemical liquid taken in the sprayer main body 82 is sent into the chemical liquid spray tube 1 through the connection portion main body 81. The chemical solution is fed through the passage 7 of the tube body 2 and sprayed from the injection hole 12 of the tip 3.
[0060]
Further, the plunger of the first syringe is pulled again, air is taken in from the opening of the luer part 95 in the injection body 83 from which the second syringe has been removed, and is sucked into the first syringe. The plunger of the syringe is quickly pushed in, pressure is applied to the inner space of the sprayer main body 82, the chemical liquid taken into the sprayer main body 82 is sent out to the chemical spray tube 1, and sprayed from the injection hole 12 of the tip 3. This can be repeated several times to continuously spray the chemical solution.
[0061]
When the chemical liquid taken into the sprayer main body 82 disappears, the second syringe containing the chemical liquid again is connected to the luer part 95 of the injection main body 83 to inject and add the chemical liquid into the sprayer 75. Then, similarly to the above, the first syringe is operated to perform spraying through the chemical spray tube 1. That is, the chemical liquid can be continuously sprayed by repeating the above operation.
[0062]
By the way, the chemical | medical solution inject | poured in the sprayer 75 with the 2nd syringe is scattered not only in the sprayer main body 82 and the connection part main body 81 but the tube body 2 of the chemical | medical solution spray tube 1 little by little in the internal space. The chemical liquid scattered in the gas-liquid mixing part consisting of the internal space is mixed with air by momentarily applying air pressure with the first syringe, and gradually passes through the passage 7 of the tube body 2. It is discharged from the distal end portion 3, and the chemical liquid is sprayed from the distal end portion 3 of the tube body 2 due to a certain degree of air pressure applied during the discharge.
[0063]
(effect)
According to the present embodiment, when air is taken into the tube body 2, it is possible to continuously supply air without removing the syringe once. Moreover, a chemical | medical solution can be added from the luer part 95 using a 2nd syringe. Furthermore, the backflow of a chemical | medical solution can be prevented by providing the two check valves 85 and 84. FIG.
[0064]
In the present invention, the chemical solution to be used is not limited to an anesthetic, but may be a dye, an antibiotic, an anticancer agent, a contrast agent, or the like, and is also applicable when a small amount of chemical solution is injected as in gene therapy. can do.
[0065]
The air intake port may be connected to an air source such as an external pump via a tube. The chemical solution supply port may also be connected to a fluid source such as an external cylinder pump through a tube. In such a case, automatic spraying is possible.
[0066]
<Appendix>
1. A tube having a passage, a tip provided with a spray hole for spraying a chemical solution provided at a tip of the tube, a main body provided at a base end of the tube, and provided in the main body, the tube A chemical solution supply port communicating with the passage, and a gas-liquid mixing portion provided in the main body, mixing air with the chemical solution supplied from the chemical solution supply port, and supplying the mixed fluid to the tube passage. A chemical spray tube characterized by that.
[0067]
2. 2. The chemical spray tube according to claim 1, wherein the main body member of the main body portion is provided with an air intake port for taking air into the gas-liquid mixing portion.
3. The chemical spray tube according to item 2, wherein the air intake port is formed directly on a main body member of the main body portion.
4). 3. The chemical spray tube according to item 2, wherein the air intake port is provided through a tube led out from a main body member of the main body portion.
[0068]
5. An air chamber is provided in the main body, the chemical liquid supplied from the chemical liquid supply port is mixed with the air in the air chamber, and the mixture is supplied to the passage of the tube. A chemical spray tube according to claim 1.
6). 4. The chemical spray tube according to any one of Items 1 to 3, further comprising a fixing member that can be detachably fixed to a channel port of the endoscope.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the passage formed in the tube body can be shared as an air passage and a liquid passage, and the chemical liquid and air can be mixed on the proximal side of the tube. It is possible to provide a chemical spray tube that can be sufficiently thinned so that it can be inserted and used easily and that has good operability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an endoscope drug spray tube according to a first embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a distal end portion of the endoscope medical solution spray tube.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a main body portion of the endoscope chemical spray tube.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a main body portion of an endoscope chemical spray tube according to a second embodiment.
FIG. 5 is a side view of an endoscope chemical spray tube according to a third embodiment.
6 is a cross-sectional view of a portion along line AA in FIG.
FIG. 7 is a side view of an endoscope drug spray tube according to a fourth embodiment.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a use state of an endoscope chemical spray tube according to a fifth embodiment.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a fixing portion in which the drug solution spray tube is similarly attached to an endoscope.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of an endoscope chemical spray tube according to a sixth embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscope chemical spray tube, 2 ... Tube body,
3 ... tip part for spraying, 4 ... body part, 5 ... syringe,
6 ... Syringe connection part, 7 ... Passage, 11 ... Tip member,
12 ... injection hole, 13 ... inner space, 14 ... screw body,
21 ... Main body member, 22 ... Inner space part, 23 ... Chemical solution supply port,
24 ... air intake, 25 ... filter, 26 ... hole.

Claims

A tube having a passage;
Provided at the tip of the tube, a tip having an injection hole for spraying a chemical,
A main body provided at the proximal end of the tube;
A chemical solution supply port provided in the main body and communicating with the passage of the tube;
A gas-liquid mixing unit that is provided between the chemical solution supply port and the tube and mixes the chemical solution and air supplied from the chemical solution supply port ,
A delivery means for delivering the chemical liquid and air mixed in the gas-liquid mixing section to the tube;
The chemical | medical solution spray tube characterized by having comprised.

The chemical spray tube according to claim 1, wherein an air intake port for taking air into the gas-liquid mixing unit is provided in a main body member of the main body unit.

2. An air chamber is provided in the main body, the chemical liquid supplied from the chemical liquid supply port is mixed with the air in the air chamber, and the mixture is supplied to the passage of the tube. A chemical spray tube according to claim 1.

  A storage means for storing a chemical solution;
  A delivery means connected to the storage means for delivering the chemical stored in the storage means;
  A main body having a communication hole communicating with the storage means;
  A tube that is connected to the communication hole of the main body and has a passage for feeding the chemical liquid supplied from the storage means, and a tube having a spray hole at the tip for ejecting the liquid medicine to the outside;
  Provided in the communication hole of the main body, and an air intake for allowing external air to flow into the communication hole;
  A chemical spray tube characterized by comprising:

The air intake port is a check valve that allows fluid to flow in a first direction toward the communication hole of the main body and prevents fluid flow in a second direction opposite to the first direction. The drug solution spray tube according to claim 4, wherein the drug solution spray tube is provided.

Between the communication hole of the main body portion and the passage of the tube, the fluid flows in a third direction toward the distal end of the tube, and the fluid flows in a fourth direction opposite to the third direction. The chemical | medical solution spray tube of Claim 4 or Claim 5 provided with the 2nd non-return valve which blocks | prevents.