JP3649666B2 - 光ファイバセンサおよびそれを用いた歪み計測方法 - Google Patents

光ファイバセンサおよびそれを用いた歪み計測方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバセンサおよびそれを用いた歪み計測方法に関し、特に、土木、鉄鋼等の構造物の変形を計測・監視するための光ファイバセンサおよびそれを用いた歪み計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを用いた歪み計測センサとして、近年、BOTDR(Brillouin Optical Time Domain Reflectometer)やFBG(Fiber Bragg Grating)などの装置が利用されてきている。
【0003】
土構造物の変形を計測するセンサとして、特開平10−176965号公報に示されているように、光ファイバとその周囲の弾性を有する管が一体とされ、その先端部で折り返されているものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光ファイバは、その先端部で光ファイバが折り返されて用いられる。その折返し部にて、光ファイバの曲げ半径が小さいと、光ファイバが折れ易くなる。さらに、光ファイバの曲げ半径が小さいと、光ファイバ内の反射条件が他と異なる部位が生じ、伝送光の減衰率が大きくなることがある。
【0005】
一方、光ファイバの曲げ半径を大きくすると、その光ファイバを収容する管の太さが大きくなり、その光ファイバセンサを地中に埋設する際の打ち込み作業が困難となったり、打ち込みによって地面が変状するなどの影響がある。
【0006】
またさらに、従来は光ファイバの長手方向の全てまたは大部分が管内に固定されていたため、光ファイバセンサの長手方向長さに対して局所的な変形は検出困難であった。
【0007】
本発明の目的は、光ファイバの強度特性、例えば折れ曲がりや変形への追従に影響を与えない光ファイバセンサを提供することである。
本発明の他の目的は、光ファイバの伝送光の減衰率に影響を与えない光ファイバセンサを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、設置(打ち込み)作業の容易な光ファイバセンサを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、設置によって測定対象に影響を与えない光ファイバセンサを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、局所的な変形を計測可能な光ファイバセンサを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、信号光の特性が最も均一な位置で評価する光ファイバセンサを用いた歪み計測方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、歪みを正確に検出可能な光ファイバセンサを用いた歪み計測方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中の請求項対応の技術的事項には、括弧()つき、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、請求項対応の技術的事項と実施の複数形態のうちの少なくとも一つの形態の技術的事項との一致・対応関係を明白にしているが、その請求項対応の技術的事項が実施の形態の技術的事項に限定されることを示すためのものではない。
【0009】
本発明の光ファイバセンサ(10)は、概ね直線状に設けられた直線部および概ね曲線状に設けられた曲線部(11t)とを有する光ファイバ(11)と、前記光ファイバ(11)の前記直線部を収める管(12)と、前記光ファイバ(11)の前記曲線部(11t)を収める収容部(13)とを備えてなり、前記収容部(13)は、前記管(12)の内径の半分よりも大きな曲げ半径を有する前記曲線部(11t)を収めることができる大きさに形成されている。
【0010】
本発明の光ファイバセンサ(10)において、前記収容部(13)は、先細り形状を有している。
【0011】
本発明の光ファイバセンサ(10)において、前記収容部(13)は、概ね鏃状に形成されている。ここで、鏃状とは平たい形状を指している。
【0012】
本発明の光ファイバセンサ(20)は、計測光が入射される光ファイバ(21)と、前記光ファイバ(21)が固定される固定部(22)とを備えてなり、前記入射された計測光は、前記光ファイバ(21)を伝搬しているときに、前記計測光の条件に対応する設定長さ(GL)を有し、前記光ファイバ(21)は、前記固定部(22)に対し、前記設定長さ(GL)以上の間隔で固定される。
【0013】
本発明の光ファイバセンサ(30)は、計測光が入射される光ファイバ(31)と、前記光ファイバ(31)を収めるガイドパイプ(34)と、前記ガイドパイプ(34)を収める管(32)とを備えてなり、前記入射された計測光は、前記光ファイバ(31)を伝搬しているときに、前記計測光の条件に対応する設定長さ(GL)を有し、前記光ファイバ(31)は、前記ガイドパイプ(34)に対し、前記設定長さ(GL)以上の間隔で固定され、前記ガイドパイプ(34)は、前記管(32)が変形したときに該管(32)の変形に応じて前記光ファイバ(31)が変形するように、前記光ファイバ(31)をガイドする。
【0014】
本発明の光ファイバセンサを用いた歪み計測方法は、(a) 測定対象物に光ファイバセンサを設置することと、(b) 前記光ファイバセンサに光を入射することと、(c) 前記光ファイバセンサから後方散乱光を検出することと、(d) 前記後方散乱光のスペクトルの幅(D)を求めることと、(e) 前記求められたスペクトルの幅(D)が設定値以下であるか否かを判定することと、(f) 前記スペクトルの幅(D)が前記設定値以下であるときに前記後方散乱光の周波数を求めることと、(g) 前記求められた周波数に基づいて、前記測定対象物の歪みを計測することを備えている。
【0015】
杭(管)の内面に沿うようにガイドパイプを固定し、光ファイバをそのガイドパイプの中に挿入して所定の間隔で固定する。杭の先端の折返し部分では、鏃のような形状の容器を固定し、内部で光ファイバを半径が30mm以下にならないようにして折り返す。
【0016】
また、信号処理では、信号光の測定間隔を(光ファイバの固定間隔−GL)以下にして測定した後方散乱光のスペクトルの半値幅を求め、最も半値幅が狭くなるサンプル点のスペクトルから中心周波数を求め、歪み値に換算する。
【0017】
先端が鏃状になるので杭部分の直径を細くすることが可能で、かつ打ち込みが容易で、打ち込み時に周囲に与える影響を小さくできる。
定点で固定しているので局所的な変形に追従可能で、かつガイドパイプに入っているので面外の変形による感度の低下を防ぐことができる。
さらに、固定点の評価を最適点でできるので、測定値がばらつくなどの問題を防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態が説明される。
【0019】
図1を参照して、第1実施形態の光ファイバセンサについて説明する。
図1において、符号10は光ファイバセンサを示している。光ファイバセンサ10はここではFBG型センサである。光ファイバセンサ10は、例えば、盛土に埋め込まれ、その盛土に生じた変形(歪み)を計測する。
【0020】
光ファイバセンサ10は、光ファイバ11と、管12と、先端キャップ部13とを備えている。
光ファイバ11の一端部11aは、光ファイバ11内に光を入射し、その反射光を受光する装置(図示せず)に接続されている。
光ファイバ11の他端部11bは、管12の内面上部をその基端側12aから先端部12bに向けて挿通され、その先端部12bから管12の外部に出た箇所で折り返された後に、管12の内面下部をその基端側12aに向けて挿通される。これにより、管12の上位置または下位置での盛土に生じた変形を計測することができる。
【0021】
なお、管12には、管12の側方左位置または右位置での盛土に生じた変形を計測するために、光ファイバ11の他にもう1本の光ファイバ(図示せず)が設けられている。その光ファイバの一端部は、上記装置に接続され、その他端部は管12の内面左部をその基端部12aから先端部12bに向けて挿通され、その先端部12bから管12の外部に出た箇所で折り返された後に、管12の内面右部をその基端部12aに向けて挿通される。この光ファイバと上記光ファイバ11により、管12の周囲の上下左右の四方向で盛土に生じた変形を計測することができる。
【0022】
光ファイバ11は、管12の内面に対し、その光ファイバ11の長手方向の所定間隔おきに固定点19にて固定されている。その固定手段には、エポキシ樹脂系の接着剤が用いられる。
【0023】
FBG型である光ファイバセンサ10の光ファイバ11のコア(図示せず)には、その長手方向の所定間隔おきに屈折率の異なる複数の光学系フィルタ(図示せず)が設けられている。
各フィルタは、入射光のうち特定の波長の光のみを反射する。盛土の変形によって管12が変形し、管12の変形に追従して光ファイバ11が伸縮すると、フィルターの格子の間隔が変化し、その変化に伴い反射する光の波長が変化する。これにより、盛土の変形を計測することができる。
【0024】
光ファイバ11は、光ファイバ本体に被覆がされた構成をしている。その光ファイバ本体の直径は125μmであり、その被覆を含めた光ファイバ11の直径は200μm〜2mmである。
【0025】
管12は、対象物の変形に追従するような物質(金属、樹脂など)、例えば塩化ビニル製である。管12の材質は、土圧に潰されない程度の硬さを有するとともに、測定対象物(例えば盛土)の変形に対して追従して変形自在であるものが選択される。測定対象物の伸び方向の変形を計測するものとしては、管12は、対象物の変形に追従するような形状(蛇腹構造など)の物質(金属、樹脂等)であり、例えば金属製の蛇腹管であることができる。
【0026】
光ファイバセンサ10の先端部には、光ファイバ11のうち管12の先端部12bから出ている部分を覆う先端キャップ部13が設けられている。
先端キャップ部13は、基板部14と、その基板部14に設けられたカバー本体部15および周回壁部16を有している。
【0027】
基板部14は、円形平板状に形成されている。基板部14の中央部には、管12の内径以上の直径を有する孔が形成されており、その孔を通じて光ファイバ11が管12の先端部12bから外部に出ている。
【0028】
基板部14には、周回壁部16が立設されている。周回壁部とは、その周方向が閉じた(連続した)円筒状に形成された壁部を意味する。周回壁部16の内周部16aは、管12の外径部12cに対し、その全周に亘って接着剤(図示せず)によって接続される。
【0029】
光ファイバ11のうち、管12の先端部12bから出ている部分の曲げ半径rは、30mm以上とされている。
カバー本体部15は、その曲げ半径rを有する光ファイバ11の折返し部分11tを、該折返し部分11tと非接触の状態で収容可能な大きさに形成されている。
【0030】
カバー本体部15は、概ね鏃状に形成され、第1部分15aと、第2部分15bと、第3部分15cとを有している。
第1部分15aは、底部が開放された円錐状に形成されている。
第3部分15cは、基板部14の最外周部に立設され、漸次その直径が小さくなるように形成された周回壁部である。
第2部分15bは、第1部分15aと第3部分15cとを接続するように第1部分15aおよび第3部分15cと連続的に形成され、第1部分15aのうちの最大径の部分から第3部分15cのうちの最小径の部分まで漸次その直径が大きくなるように形成された周回壁部である。
【0031】
第1実施形態によれば、上記構成のカバー本体部15が用いられるため、光ファイバ11の折返し部分11tは、光ファイバ11の伝送光の特性および光ファイバ11の強度特性に関して問題がないとされる曲げ半径(本実施形態では、30mm以上に設定)rで曲げられることができる。
さらに、カバー本体部15は、概ね鏃状に形成されるため、光ファイバセンサ10が地中等に杭のように打ち込まれる場合、打ち込まれ易い。
一方、光ファイバセンサ10のうち折返し部分11t以外は、光ファイバ11を収容する管12を十分に細く構成することができるため、打ち込まれ易い上に、打ち込みによる地面の隆起等の影響を最小限に抑えることができる。
【0032】
次に、第2実施形態について説明する。
【0033】
第2実施形態の光ファイバセンサ20は、ここではBOTDR型である。光ファイバセンサ20は、例えば、図2に示されるように、トンネルの坑内Kの周面SRの周方向に沿って埋め込まれ、そのトンネルに生じた変形(歪み)を計測する。
【0034】
図3に示されるように、光ファイバセンサ20は、光ファイバ21と、管22と、先端キャップ部23とを備えている。
光ファイバ21の一端部21aは、光ファイバ21内に光を入射し、その反射光を受光する装置(図示せず)に接続されている。
光ファイバ21の他端部21bは、管22の内部をその基端側22aから先端部22bに向けて挿通され、その先端部22bから管22の外部に出た箇所で折り返された後に、管22の内部をその基端側22aに向けて挿通される。
なお、管22には、第1実施形態と同様に、光ファイバ21の他にもう1本の図示しない光ファイバが設けられている。
【0035】
光ファイバ21は、管22の内面に対し、その光ファイバ21の長手方向においてGL(ゲージレングス)以上に設定された固定間隔DSおきに固定点29にて固定されている。その固定手段には、エポキシ樹脂系の接着剤が用いられる。この場合、光ファイバ21は、それぞれの固定点29と固定点29の間の区間に、均一の歪みが発生している状態(例えば0.1%の張力がかかった状態)で固定される。
【0036】
光ファイバ21は、光ファイバ本体に被覆がされた構成をしている。その光ファイバ本体の直径は125μmであり、その被覆を含めた光ファイバ21の直径は200μm〜2mmである。管22は、塩化ビニル製である。管22の材質に関しては管12と同様に考えることができる。
【0037】
光ファイバセンサ20の先端部には、光ファイバ21のうち管22の先端部22aから出ている部分を覆う先端キャップ部23が設けられている。先端キャップ部23の構成は、第1実施形態の先端キャップ部13の構成と同一である。
【0038】
本実施形態では、光ファイバ21が管22に対して固定される間隔DSが上記GL以上であることがポイントの一つとなる。以下、この点について説明する。
【0039】
上記装置は、その一端部21aから光ファイバ21に、光パルスを入射する。その入射された光パルスは、光ファイバ21内を伝搬していくとともに、その光ファイバ21内で散乱する。その後方散乱光を一端部21aを介して上記装置が受光する。上記装置は、その受光した後方散乱光の受光タイミング(時間)と光強度の関係から、光ファイバ21の長手方向の特性(変形の有無)を計測する。
【0040】
すなわち、入射してから受光するまでの受光時間が長くなるに連れて、換言すれば、一端部21aからの光ファイバ21の長手方向の距離が大きくなるに連れて、受光した光の強度が一定の比で小さくなっていれば、光ファイバ21の長手方向の特性は均一で、光パルスが光ファイバ21の長手方向の距離に応じて減衰しながら伝搬していることが分かる。
【0041】
BOTDR装置では、後方散乱光のうちのブリルアン散乱光に着目する。受光したブリルアン散乱光がもつ光強度のうちの中心と思われる値を抽出し、その中心値の周波数(中心周波数)を検出する。光ファイバ21の長手方向のうちそのブリルアン散乱光が散乱した地点(測定区間)に歪みが生じていれば、上記中心周波数の変化として表れる。これにより、トンネルの坑内の変形を計測することができる。
【0042】
図4に示されるように、BOTDR装置61から入射される光パルスのパルス幅(パルスの持続時間)は、10nsecである。その光パルスが光ファイバ21に入射されて伝搬していく場合、その光パルスは、光ファイバ21内では1mの長さに相当する。本実施形態では、この1mが前述のGLである(図5参照)。受光するブリルアン散乱光には、この1m内で生じた散乱光の全てが含まれる。この1mが歪み検出の際の測定区間となる。
【0043】
ここで、光ファイバ21がこの1mよりも小さい、例えば20cm間隔で管22に対して固定されているケースを考える。さらにここでは、その両端部が固定された20cmの光ファイバ21の部分に、歪みが生じており、例えばとなりあうその3箇所の歪みのレベルは互いに異なっているとする(図6参照)。この場合、その20cmの部分を含む1mの測定区間に対応するブリルアン散乱光に関しては、図7に示されるように、その中心周波数が互いに異なる、3つのスペクトルが含まれることになる。この状態において、3つのスペクトルが含まれる全体の中から単一の中心周波数を求めることは非常に困難である。後方散乱光には通常ノイズが含まれるから、なおさら困難である。このことから、測定区間(GL区間)に対して局所的に発生した(1mに対して20cm、即ちGLに対して小さい領域での)変形は計測が不可能な場合があった。
なお、1mの測定区間に対しては、少なくともおよそ50%以上の範囲で均一なレベルの歪みでなければ計測不可能とされている。
【0044】
これに対し、本実施形態では上記の通り、光ファイバ21がGL以上に設定された固定間隔DSおきに管22に対して固定されている。ここでは、固定間隔DSは1mとする。上記ケースと同様に、光ファイバ21のある部分に、長さ2mmの歪みが3箇所ずつ生じており、その3箇所の歪みのレベルは互いに異なっているとする。1m(固定間隔DS)の区間の両端部のみが固定されている場合、その両端部間の1mの区間では、光ファイバ21は自由に(規制を受けることなく)伸縮可能である。したがって、その両端部が固定された1mの光ファイバ21の部分においては、その1m内に生じた歪み(ここでは3箇所の互いにレベルの異なる歪み)は、その1mの区間で平均化される。その結果、その1mの区間には、その区間の概ね全域または大部分に亘って一定のレベルの単一の歪みが生じることになる。これにより、その1mの測定区間からは単一の中心周波数を有するブリルアン散乱光が得られることになり、測定区間(GL区間)に対して局所的な変形であっても安定的に計測することができる。
【0045】
次に、第3実施形態について説明する。
【0046】
第3実施形態の光ファイバセンサ30は、BOTDR型である。光ファイバセンサ30は、図8に示されるように、例えば、トンネルの坑内Kを正面視したとき、その坑内の周面SRから地中に向けて放射状に埋め込まれ、そのトンネルに生じた変形(歪み)を計測する。
【0047】
図9に示されるように、光ファイバセンサ30は、光ファイバ31と、管32と、先端キャップ部33と、ガイドパイプ34とを備えている。
【0048】
ガイドパイプ34は、管32の長手方向の長さと概ね同じ長さを有している。ガイドパイプ34の外径は管32の内径よりも小さく、ガイドパイプ34の内径は光ファイバ31の外径よりも大きい。2本のガイドパイプ34が、側面視して管32の内面の上部および下部のそれぞれに固定されている。各ガイドパイプ34は、そのガイドパイプ34の長手方向の概ね全領域が、管32の内面に対して接着剤71(図12、図13参照)で固定されている。
【0049】
光ファイバ31は、光ファイバ本体に被覆がされた構成をしている。その光ファイバ本体の直径は125μmであり、その被覆を含めた光ファイバ31の直径は200μm〜2mmである。管32は、塩化ビニル製である。管32の材質に関しては管12と同様に考えることができる。
【0050】
ガイドパイプ34は、金属または樹脂製の管である。ガイドパイプ34は、管32の変形に追従して変形自在な材質が選択される。さらに、ガイドパイプ34が変形したときに、その変形したガイドパイプ34に沿って(その変形通りに)そのガイドパイプ34内の光ファイバ31が変形するように、光ファイバ31の外径よりもガイドパイプ34の内径が大き過ぎないことが必要である。さらに、ガイドパイプ34の内面は、光ファイバ31の伸縮の妨げとならない程度に摩擦係数が小さい(滑り易い)ことが必要である。
【0051】
光ファイバ31の一端部31aは、光ファイバ31内に光を入射し、その散乱光を受光する装置(図示せず)に接続されている。
光ファイバ31の他端部31bは、第1のガイドパイプ34の内部をその基端側34aから先端部34bに向けて挿通され、その先端部34bから管32(または第1のガイドパイプ34)の外部に出た箇所で折り返された後に、第2のガイドパイプ34の内部をその基端側34aに向けて挿通される。
なお、管32には、第1実施形態と同様に、光ファイバ31の他にもう1本の図示しない光ファイバが設けられている。
【0052】
光ファイバ31は、各ガイドパイプ34の内面に対し、その光ファイバ31の長手方向においてGL以上に設定された固定間隔DSおきに固定点39にて固定されている。その固定手段には、エポキシ樹脂系の接着剤72(図13参照)が用いられる。
【0053】
図9のX1−X1線断面図を図12に示す。図9のX2−X2線断面図を図13に示す。図12に示されるように、固定点39以外の箇所では、ガイドパイプ34は、管32の内面に対して接着剤71で固定されており、光ファイバ31はガイドパイプ34に対しては固定されていない。図13に示されるように、固定点39の箇所では、ガイドパイプ34が管32の内面に対して接着剤71で固定されているとともに光ファイバ31がガイドパイプ34に対して接着剤72で固定されている。
【0054】
光ファイバセンサ30の先端部には、光ファイバ31のうち管32(またはガイドパイプ34)の先端部32b(34b)から出ている部分を覆う先端キャップ部33が設けられている。先端キャップ部33の構成は、第1実施形態の先端キャップ部13の構成と同一である。
【0055】
本実施形態では、光ファイバ31が上記GL以上の固定間隔DSで固定点39にて固定される場合、その光ファイバ31は、直接的に管32に固定されるのではなく、ガイドパイプ34に固定されていることがポイントの一つとなる。以下、この点について説明する。
【0056】
図10に示されるように、光ファイバ31が直接的に管32に固定される場合、その隣接する固定点39同士の間の間隔が大きいと、例えば管32が上向きに凸に曲げ変形したときであっても、光ファイバ31がその管32の上向きに凸の変形通りには変形せずに、符号Mに示されるように、管32の内面32sから離間する向き(内側)にせり出すことがある。この場合、管32の伸び変形量に対応して光ファイバ31が本来変形しなければならない伸び変形量よりも、実際の光ファイバ31の伸び変形量が小さくなることや、管32が伸び変形したのとは逆に、光ファイバ31には縮み変形が生じることがある。その結果、測定対象物の歪みを正確に計測することができない。
【0057】
図11に示されるように、本実施形態では、上記問題点を解決するために、管32の変形に応じて自らが変形するとともに、その管32の変形に応じて光ファイバ31が変形するようにその光ファイバ31を案内・規制するためのガイドパイプ34を採用している。
【0058】
なお、光ファイバ31をガイドパイプ34に対し、GL以上の固定間隔DSで固定した理由は、上記第2実施形態と同じである。
【0059】
次に、第4実施形態について説明する。
【0060】
第4実施形態は、BOTDRのように光ファイバの測定値が連続的に得られる計測方式における信号処理に関する。
【0061】
図14において符号41は、光ファイバである。光ファイバ41は、所定の固定間隔DSで管(図示せず)に固定されている。定点固定では、隣り合う固定点間で歪み(のレベル)が異なる場合がある。その場合、光パルスである計測光がそれらの隣り合う固定点間に跨った状態で、その後方散乱光(ブリルアン散乱光)を検出すると、図15に示されるように、2つのレベルの異なる歪みに応じた2つのスペクトルが重なり、その結果として、測定対象の光の中心周波数を求めることが困難となる。さらに、計測光がそれらの隣り合う固定点間にどのように跨るかによって測定値が異なる。
【0062】
単一の固定間隔DSの間に計測光が入っていないことから、上記の問題が起きる。図15に示されるように、2つのスペクトルが重なっている場合、そのスペクトルの半値幅Dが広くなる。本実施形態では、このスペクトルの幅Dに着目して、図18に示される以下の方法により信号処理を行い、上記問題を解決する。
【0063】
ステップS1に示されるように、評価点の近傍か否かが判定される。すなわち、例えば図8に示されるように、長い光ファイバが1台のBOTDR装置に接続され測定値(後方散乱光)が連続的に得られるときに、そのうちの予め設定された評価点(歪み計測対象点)の後方散乱光のみを計測対象とするために、その受光タイミングに基づいて評価点に相当する測定値のみを抽出する。
【0064】
ステップS1の結果、その受光タイミングに基づいて、評価点の近傍ではないと判断された場合(ステップS1−N)には、再度ステップS1を繰り返して、評価点近傍の測定光についてのみ、ステップS2以降のステップを行う。
【0065】
ステップS1の結果、評価点近傍であると判定された場合(ステップS1−Y)には、その測定光のスペクトルの半値幅Dを計算する(ステップS2)。その計算結果が最小であるか否かが判断される(ステップS3)。このステップS3では、予め設定された値よりも小さいと判断されれば最小であると判断されることもできるし、あるいはステップS1およびステップS2を複数の測定光に対して実行して、その複数の内の中で最小であるものが最小であると判断されることができる。
【0066】
ステップS3の結果、最小ではないと判断された場合(ステップS3−N)には、測定光を抽出する測定位置をずらした後に(ステップS4)、再度ステップS1に戻る。ステップS3の結果、最小であると判断された場合(S3−Y)には、その中心周波数のシフト量を算出する(ステップS5)。
【0067】
ステップS3の結果、その測定光のスペクトルの半値幅Dが最小である場合には、図16および17に示すように、スペクトルが均一で固定間隔DSの間に計測光が入っていることになる。
【0068】
図16に示されるように、信号光の測定間隔を(光ファイバ41の固定間隔DS−測定光の長さGL)以下にして、測定した後方散乱光のスペクトル半値幅Dを求め、最も半値幅Dが狭くなるサンプル点のスペクトルから中心周波数を求め、歪み値に換算する。
【0069】
以上説明したように、上記実施形態では、BOTDRやFBGなどのように光ファイバ上でシリアルにセンサが接続可能でかつ軸方向の歪みを計測可能で、有限のGLをもつセンサにおいて、以下の4つの点が上記実施形態のポイントの一部とされる。
【0070】
第1の点は、打込み式の杭(管)に光ファイバを貼り付けて杭の変形を計測するセンサで、杭の先端の折返し部分を鏃の形状の部分に収納して杭の直径を小さくし、打ち込みやすくした点である。従来は、伝送光の特性、および光ファイバの強度特性により曲げ半径が30mm以上必要であり、杭自体の形状が大きくなっていた。その結果、打ち込みが困難であったり、打ち込みにより地面の隆起などの影響があった。
【0071】
第2の点は、杭の内部での固定間隔をGLまたはそれ以上にした点である。従来は、全面的に固定していたため、局所的な変形を検出することができなかった。
【0072】
第3の点は、光ファイバをガイドパイプの中に挿入し、所定の間隔で固定された光ファイバが測定対象物の変形に追従しながら軸方向の伸びが発生するようにした点である。
【0073】
第4の点は、BOTDRのように光ファイバの連続的な測定値が得られる計測方式において信号光の測定間隔を光ファイバの(固定間隔−GL)以下にして定点固定された区間の測定値を評価する際に、信号光の特性が最も均一な位置で評価するようにした点である。従来は、BOTDRのように測定値が連続的に得られる方法の場合、定点固定では、隣り合う固定点間で歪みが異なる場合があり、測定値がばらつく可能性がある。これは、測定装置の歪み値の求め方に問題があり、測定光が1つの固定区間に収まった時の光によって発生する信号光を得ることが困難であり、測定する光の中心周波数を求める際に隣り合う固定区間で発生する信号光が混ざって測定されるためである。
【0074】
【発明の効果】
本発明の光ファイバセンサによれば、杭の直径を小さくし打ち込み部に対して影響が小さく、感度の高いセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の光ファイバセンサを示す側面図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態において光ファイバセンサが用いられている状態を示す正面図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施形態の光ファイバセンサを示す側面図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態の光ファイバセンサにBOTDR装置から光パルスが入射される状態を説明するための側面図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態の光ファイバセンサにおいて、入射される光パルスとGLとの関係を示す図である。
【図6】図6は、従来一般の光ファイバセンサにおいて、単一の測定区間にレベルが互いに異なる複数の歪みが生じているケースを説明するための図である。
【図7】図7は、従来一般の光ファイバセンサにおいて、周波数が異なる3つのスペクトルを示す図である。
【図8】図8は、本発明の第3実施形態の光ファイバセンサが用いられている状態を示す正面図である。
【図9】図9は、本発明の第3実施形態の光ファイバセンサを示す側面図である。
【図10】図10は、従来一般の光ファイバセンサにおいて、管の変形に光ファイバの変形が追従しない状態を示す正面図である。
【図11】図11は、本発明の第3実施形態の光ファイバセンサにおいて、図10の問題が解消された状態を示す正面図である。
【図12】図12は、図9のX1−X1線断面図である。
【図13】図13は、図9のX2−X2線断面図である。
【図14】図14は、従来一般の光ファイバセンサに関し、計測光が隣接する固定点間に跨った状態を示す側面図である。
【図15】図15は、図14のケースにおいて2つのスペクトルが重なっている状態を示す図である。
【図16】図16は、本発明の第4実施形態に関し、計測光が単一の固定点間に入っていいる状態を示す側面図である。
【図17】図17は、図15のケースにおいて単一のスペクトルのみがある状態を示す図である。
【図18】図18は、本発明の第4実施形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 光ファイバセンサ
11 光ファイバ
11a 一端部
11b 他端部
11t 折返し部分
12 管
12a 基端部
12b 先端部
12c 外径部
13 先端キャップ部
14 基板部
15 カバー本体部
15a 第1部分
15b 第2部分
15c 第3部分
16 周回壁部
16a 内周部
19 固定点
20 光ファイバセンサ
21 光ファイバ
21a 一端部
21b 他端部
22 管
22a 基端部
22b 先端部
23 先端キャップ部
29 固定点
30 光ファイバセンサ
31 光ファイバ
31a 一端部
31b 他端部
32 管
32S 管内面
33 先端キャップ部
34 ガイドパイプ
34a 基端部
34b 先端部
39 固定点
41 光ファイバ
61 BOTDR装置
71 接着剤
72 接着剤
D スペクトルの半値幅
DS 固定間隔
GL ゲージレングス
K トンネルの坑内
r 半径
SR 周面

Claims (5)

  1. 概ね直線状に設けられた直線部および概ね曲線状に設けられた曲線部とを有する光ファイバと、
    前記光ファイバの前記直線部を収める管と、
    前記光ファイバの前記曲線部を収める収容部とを具え、
    前記収容部は、前記光ファイバの伝送光の特性および前記光ファイバの強度特性に関して問題がないとされるように十分に大きい曲げ半径を有する前記曲線部を収めることができる大きさに形成され、
    前記直線部は一端部と他端部とを備え、前記一端部と前記他端部は前記管の中に通され、
    前記曲線部は前記他端部と前記一端部に接続する折返し部として形成され、
    前記直線部は設定長さの間隔で固定され、前記設定長さは前記直線部を通る計測光のパルス幅より長い
    光ファイバセンサ。
  2. 請求項1記載の光ファイバセンサにおいて、
    前記収容部は、先細り形状を有している
    光ファイバセンサ。
  3. 請求項1記載の光ファイバセンサにおいて、
    前記収容部は、概ね鏃状に形成されている
    光ファイバセンサ。
  4. 請求項2又は3に記載の光ファイバセンサにおいて、
    前記収容部は土中に打ち込まれる
    光ファイバセンサ。
  5. 請求項4記載の光ファイバセンサにおいて、
    前記管は土中に打ち込まれる
    光ファイバセンサ。
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