JP3648475B2 - クランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブル及び連結装置 - Google Patents

クランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブル及び連結装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブル及び連結装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、パイプ材等の被締着部材を挟持するクランプ装置、シリンジポンプの取り付け等に用いるクランプ装置を備えたテーブル、連結部材の一端又は両端にクランプ装置を備えた連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬液が注入されたシリンジをモータ等の駆動手段を用いて加圧制御して所定量の薬液を所定時間をかけて患者体内に送り込む薬液供給装置(以下、本明細書ではシリンジポンプと呼ぶ。)は、床上高さを適宜調整できるようにスタンドに取り付けられて使用される場合がある。スタンドは、図15に示すように、丸パイプ材からなる支柱101と、シリンジポンプがねじ等で取り付けられる台102と、台102に固定されて支柱101を挟持するクランプ装置103を有していて、台102からわざわざシリンジポンプを取外さなくても、クランプ装置103を支柱101から着脱することで、台102ごとシリンジポンプを交換することができるようになっている。
【0003】
クランプ装置103は、台102に固定されるフレーム104と、フレーム104に形成された固定挟持部105と、該固定挟持部105と対向するようにフレーム104に移動可能に取り付けられた移動挟持部106とを有している。移動挟持部106には、締め付け用ねじ107が回転自由に取り付けられていて、締め付け用ねじ107は、ねじ構造によってフレーム104に取り付けられている。締め付け用ねじ107を締め付け方向に回転させることで、移動挟持部106が固定挟持部105に向かって移動し、移動挟持部106と固定挟持部105とで支柱101を挟持する。
【0004】
一方、特開平9−100623号には、道路工事におけるフェンスや建築物の仮設工事等に使用する管用クランプが開示されている。この管用クランプは、締着する管の外周面を挟持するための固定側フックと開閉側フックとを相互に回転可能に連結し、開閉側フックの回転中心を境として挟持面と反対側に延長片を形成し、該延長片に操作レバーを第2支軸により回転可能に連結し、固定側フックには操作用リンクを第1支軸により回転可能に連結し、該操作用リンクの他端を上記操作レバーに対して、上記第1支軸と第2支軸の中間部において第3支軸により回転可能に連結し、かつ、操作レバーの起状により、その第3支軸が第1支軸と第2支軸とを結ぶ死点を越えて開閉側フックが開閉するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
シリンジポンプの交換は、人命にも関わる作業であり、迅速かつ安全に行われることが要求される。しかしながら、図15に示すクランプ装置103では着脱に手間がかかり、迅速性の点で問題がある。一方、特開平9−100623号に開示された管用クランプは着脱は容易であるが、安全性の面で懸念が残る。例えば医療行為の最中に人または何らかの物が管用クランプの操作レバーに接触してしまい、クランプ装置における支柱との締着が外れて、シリンジポンプが落下してしまう危険がある。
【0006】
そこで本発明は、迅速且つ安全に被締着部材に締着させることができるクランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブル及び連結装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載のクランプ装置は、被締着部材の外周面を挟持するように第一支軸によって回転可能に連結される第一レバー及びレバー支持部材と、第一支軸と平行に設けられる第二支軸によって基端を第一レバーの自由端側に回転可能に連結されて第一レバーに離接可能な第二レバーと、第一支軸と平行に設けられる第三支軸によって第二レバーの途中に回転可能に連結されると共にレバー支持部材に引っ掛かる引掛け部を有する第三レバーと、引掛け部の引掛け位置を調節できるようにレバー支持部材に設けられる被引掛け部と、第三レバーの途中と第一レバーの途中とを連結する第一リンクと、第二レバーの途中と第一レバーの途中とを連結する第二リンクとを備え、引掛け部を被引掛け部に引掛けた状態で第二レバーを第一レバーに接触させることで被締着部材に締着すると共に、第二レバーを第一レバーから離すことで締着を解除するようにし、かつ第一リンク及び第二リンクは、少なくとも被締着部材への締着および該締着の解除を実現する範囲で第二レバー及び第三レバーの回転を許容するように構成されるものとしている。
【0008】
したがって、クランプ装置を被締着部材に締着させるには、被締着部材を第一レバーとレバー支持部材とで挟持した状態とし、且つ引掛け部を被引掛け部に引掛けた状態で、第二レバーを第一レバーに接触させるように回転させる。当該第二レバーの動作に連動して、第三レバーが自身の基端側の延長に向かって揺動しようとするが、引掛け部と被引掛け部が係合して、当該揺動を妨げる。このため、第二レバーを第一レバーに接触させる方向の回転に抵抗する力が発生する。当該反力に抗して、第二レバーを第一レバーに接触させるように更に回転させると、第二支軸回りのモーメントが零となる点即ち死点を越え、第二支軸回りのモーメントの向きが、第二レバーを第一レバーに接触させる方向に変わる。したがって、第三レバーがレバー支持部材に引っ掛った状態で、第二レバーが第一レバーに押圧するように接触して、且つその第一レバーとレバー支持部材との間に被締着部材が挟持され、ロック状態となる。また、被引掛け部は引掛け部の引掛け位置を調節可能であり、引掛け部の引掛け位置を被締着部材の大きさに適合した位置に合わせることで、異なる大きさの被締着部材を迅速に挟持することができる。
【0009】
一方、クランプ装置を被締着部材から取り外すには、第二レバーを第一レバーから引き離すように回転させる。第二支軸回りのモーメントが零となる点即ち死点を越えると、ロックが解除されて第二レバーは揺動自由となる。第二レバーを第一レバーから更に引き離すように回転させることで、引掛け部が第三レバーの先端側の延長に向かって移動して、引掛け部を被引掛け部から外すことができる。したがって、第一レバーを被締着部材から離すように回転させて、クランプ装置を被締着部材から取り外すことができる。
【0011】
さらに、第一リンク及び第二リンクは、クランプ装置のアンロック時における第二レバー及び第三レバーの自由な回転を制限するように作用する。これにより、クランプ装置を被締着部材に締着させる際に第二レバー及び第三レバーがばらついて取り付けに手間取るといったことが防止される。
【0012】
また、請求項記載の発明は、請求項1記載のクランプ装置を備えたテーブルである。したがって、クランプ装置を介して被締着部材にテーブルを取り付けることができる。
【0013】
また、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブルは、請求項1記載のクランプ装置が、被締着部材の長手方向と直交する軸回りに角度調節が可能である連結部によって取り付けられるものとしている。したがって、クランプ装置を介して被締着部材にテーブルを取り付けることができるとともに、被締着部材に対するテーブルの角度を調整することができる。
【0014】
また、請求項記載の発明は、所定量の薬液を所定時間をかけて患者体内に送り込むシリンジポンプを載置するためのテーブルにおいて、請求項1記載のクランプ装置を備えるようにしている。したがって、クランプ装置の着脱により、テーブルごとシリンジポンプを迅速に交換することができる。
【0015】
また、請求項記載の発明は、請求項からのいずれか1つに記載のクランプ装置を備えたテーブルにおいて、電源供給部を備えるようにしている。したがって、例えばシリンジポンプに必要な電源を電源供給部から得ることができる。この場合、テーブルごとシリンジポンプを交換する作業等がより一層容易となり、より迅速な交換作業が可能となる。
【0016】
また、請求項記載の連結装置は、二つの独立した部材を連結するための連結部材の一端又は両端に請求項1記載のクランプ装置を備えるようにしている。したがって、連結対象(例えば車椅子等)を迅速に連結することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1から図13に本発明のクランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブルの実施の一形態を示す。このクランプ装置1は、被締着部材11の外周面を挟持するように第一支軸6によって回転可能に連結される第一レバー3及びレバー支持部材2と、第一支軸6と平行に設けられる第二支軸7によって基端を第一レバー3の自由端側に回転可能に連結されて第一レバー3に離接可能な第二レバー4と、第一支軸6と平行に設けられる第三支軸8によって第二レバー4の途中に回転可能に連結されると共にレバー支持部材2に引っ掛かる引掛け部9を有する第三レバー5と、引掛け部9の引掛け位置を調節できるようにレバー支持部材2に設けられる被引掛け部10とを備えている。そして、このクランプ装置1では、引掛け部9を被引掛け部10に引掛けた状態で第二レバー4を第一レバー3に接触させることで被締着部材11に締着すると共に、第二レバー4を第一レバー3から離すことで締着を解除するようにしている。
【0019】
本実施形態では、このクランプ装置1をシリンジポンプ14を支持するスタンドに用いた例について説明する。シリンジポンプ14は、薬液が注入されたシリンジをモータ等の駆動手段を用いて加圧制御して所定量の薬液を所定時間をかけて患者体内に送り込む既知又は新規の薬液供給装置である。スタンドは、シリンジポンプ14が載置されるテーブル13と、テーブル13とクランプ装置1を連結する連結部12と、クランプ装置1に挟持されてテーブル13を支持する支柱とを備えている。
【0020】
本実施形態における被締着部材11はスタンドの支柱であり、支柱は例えば丸パイプ材によって構成されている。以下、本実施形態では被締着部材を支柱11と呼ぶ。なお、支柱11は丸パイプ材に限らず、場合によっては角材や板材、型材、角パイプ材などのさまざまの断面形状の構造材の中から必要に応じて適宜選択するようにしても良い。そのような場合は、支柱11の外周面を挟持できるように例えば第一レバー3やレバー支持部材2の形状を適合させれば良い。支柱11は、図示しない台座によって床から直立するように支持されている。
【0021】
第一レバー3とレバー支持部材2とは、支柱11の外周面を挟持するように第一支軸6によって回転可能に連結される。レバー支持部材2には、支柱11を確実に挟持できるように、支柱11の外周面と接触する略V型の凹部15が形成されている。一方、第一レバー3も、支柱11に良好に接触し且つ支柱11を確実に挟持できるように、支柱11に沿うように湾曲した形状とし、また、第一レバー3の長手方向ほぼ中間における支柱11との接触面をやや膨らんだ形状としている。
【0022】
また、レバー支持部材2には、一部が切り欠かれて第一支軸6の両端を支持する軸支持部16が形成されている。第一支軸6は、第一レバー3の基端側に設けられた軸孔を貫通して軸支持部16に取付られる。第一支軸6のレバー支持部材2への取付方法は、第一レバー3がレバー支持部材2に対して回転可能な構成であれば、特に限定されるものではない。例えば第一支軸6は、第一レバー3に対して回転可能またはレバー支持部材2に対して回転可能のいずれであっても良い。例えば、図7に示すように止め輪(E形リング)17を用いても良い。この他、ねじ止めや圧入若しくは接着等の既知又は新規の軸固定方法を用いても良い。
【0023】
また、軸支持部16には、例えば第一レバー3の回り止め16aを形成するようにしている。回り止め16aにより、第一レバー3の不必要な回転が制限される。回り止め16aは、例えば第一レバー3の必要な回転範囲を得られるように、例えばクランプ装置1が挟持可能な支柱11の径など考慮して形成される(図3参照)。
【0024】
第二レバー4は、その一端を第一レバー3の自由端側に第二支軸7によって連結される。当該連結は、例えば第二レバー4の基端側を凸型部18とし、第一レバー3の自由端側を当該凸型部18を受け入れる二股に割を入れた凹型部19とし、凸型部18と凹型部19の重ね合わされた部分を貫通して互いに回転可能に連結する第二支軸7とから成るヒンジ接続構造である(図7参照)。第二支軸7の第一レバー3への取付方法は、特に限定されるものではなく、第一支軸6の場合と同様に例えば図7に示すように止め輪(E形リング)20を用いても良く、又はねじ止めや圧入若しくは接着等の既知又は新規の軸固定方法を用いても良い。
【0025】
第二レバー4は、第一レバー3と良好に接触し尚且つ第一レバー3に対して離接する操作を行い易いように、例えば次のような形状に形成されている。第二レバー4の基端側の凸型部18は、第二レバー4の長手方向から折り曲げて形成されていて、第二レバー4が第一レバー3における支柱11を挟持する面とは逆側の面に接触できるようにしている。さらに、第二レバー4は、湾曲した第一レバー3に沿って接触するように湾曲した形状とされている。さらに、第二レバー4が第一レバー3に接触した際に第二レバー4の自由端側が第一レバー3から若干起き上がるように、第二レバー4の自由端側に折り曲げ部4aが形成されている。さらに、当該折り曲げ部4aの付根部分4bは、第一レバー3に向かってやや突出した曲面に形成されている。
【0026】
第三レバー5は、第二レバー4の途中、例えば本実施形態では第二レバー4における凸型部18の付根部21に、第三支軸8によって連結される。当該連結は、例えば第三レバー5の基端側を付根部21を受け入れる二股に割を入れた凹型部22とし、付根部21と凹型部22の重ね合わされた部分を貫通して互いに回転可能に連結する第三支軸8とから成るヒンジ接続構造である(図7参照)。第三支軸8の第三レバー5への取付方法は、特に限定されるものではなく、第一支軸6の場合と同様に例えば図7に示すように止め輪(E形リング)23を用いても良く、又はねじ止めや圧入若しくは接着等の既知又は新規の軸固定方法を用いても良い。
【0027】
ここで、第一レバー3に対して第二レバー4を離接させることで第三レバー5の基端となる第三支軸8の位置が変化して、引掛け部9の位置も変化する。例えば第二レバー4を第一レバー3から離すように回転させた場合、引掛け部9は第三レバー5の自由端側の延長に向かって移動しようとする。第一支軸6を肩とし引掛け部9を手とすれば、第一レバー3と第二レバー4と第三レバー5とから成る腕がより遠くへ伸びるイメージとなる。以下、当該引掛け部9の移動方向を本実施形態では弛緩方向R1と呼ぶ(図1参照)。一方、第二レバー4を第一レバー3に接触するように回転させた場合、引掛け部9は第三レバー5の基端側の延長に向かって戻るように移動しようとする。換言すれば、上記伸びた腕が縮まるイメージとなる。以下、当該引掛け部9の移動方向を本実施形態では緊張方向R2と呼ぶ(図1参照)。
【0028】
引掛け部9と被引掛け部10とは、緊張方向R2に係合するように構成される。その具体的形状が特に限定されるものではないが、例えば本実施形態では、被引掛け部10上における引掛け部9の緊張方向R2への移動を妨げる一方、弛緩方向R1への移動は許容するように、のこぎり歯状のものを採用している。第三レバー5の自由端近傍におけるレバー支持部材2に接触する側の面には、第三レバー5の先端側に向けて傾斜した歯が引掛け部9として設けられている。レバー支持部材2には、引掛け部9の引掛け位置を調節できる被引掛け部10として、引掛け部9に噛み合う歯が第三レバー5の長手方向に連続的に設けられている。また、被引掛け部10は、例えばレバー支持部材2の一部が切り欠かれて、当該切り欠き内部の支柱11が支持される凹部15とは略逆側の面に設けられる。また、第三レバー5は凹部15の裏側に回り込み易いように湾曲状となっており、被引掛け部10も第三レバー5に適合するような曲面上に形成されている。この場合、第一レバー3と第三レバー5とが支柱11に巻き付くような構成となり、支柱11への締着をより確実なものとなる。また、被引掛け部10がレバー支持部材2の切り欠きの内部に形成されることで、引掛け部9と被引掛け部10との係合部分がレバー支持部材2によって保護される構成となる。したがって、例えば医療行為の最中に人または何らかの物が引掛け部9と被引掛け部10との係合部分に接触してしまい、クランプ装置1における支柱11との締着が外れてシリンジポンプが落下してしまうといった危険を回避できる。
【0029】
さらに、本実施形態のクランプ装置1では、第三レバー5の途中と第一レバー3の途中とを連結する第一リンク40と、第二レバー4の途中と第一レバー3の途中とを連結する第二リンク41とを備えるようにしている。第一リンク40及び第二リンク41は、第二レバー4及び第三レバー5の自由な回転を制限するように作用する。ただし、第一リンク40及び第二リンク41は、少なくとも被締着部材(本実施形態では支柱)11への締着および該締着の解除を実現する範囲で第二レバー4及び第三レバー5の回転を許容するように構成される。
【0030】
したがって、クランプ装置1のアンロック時における第二レバー4及び第三レバー5の回転が規制され、クランプ装置1を支柱11に締着させる際に第二レバー4及び第三レバー5がばらついて取り付けに手間取るといったことが防止される。例えばクランプ装置1を支柱11に締着させる際に、引掛け部9を被引掛け部10に係合するように第三レバー5を手で支持する必要がなくなる。これにより、クランプ装置1の支柱11への着脱は第二レバー4に対する操作だけで足り、一層迅速にクランプ装置1を支柱11に取り付けることができる。第一リンク40及び第二リンク41の形状や対偶素などは、支柱11への締着および該締着の解除に必要な第二レバー4及び第三レバー5の動作を妨げるものでなければ特に限定されない。例えば本実施形態における第一リンク40及び第二リンク41は、次のように構成される。
【0031】
第一リンク40は、一端を回り対偶及び滑り対偶によって第一レバー3の途中に連結され、他端を回り対偶及び滑り対偶によって第三レバー5の途中に連結されている。例えば第一レバー3の凹型部19により形成される空間42は第一レバー3の長手方向略中間まで達しており、当該空間42の側壁には第一長孔43が形成されている。第一リンク40の一端は、この第一長孔43内に摺動可能且つ回転可能であるように第一ピン44によって取り付けられる。また、第三レバー5の内部は第二レバー4が連結される基端側から長手方向に切り欠かれて空間45が形成されており、当該空間45の側壁には第二長孔46が形成されている。第一リンク40の他端は、この第二長孔46内に摺動可能且つ回転可能であるように第二ピン47によって取り付けられる。第一リンク40が支柱11と接触することがないように、第一長孔43は第一レバー3の長手方向略中間からやや第二支軸7側に位置しており、また第二長孔46は第三レバー5の長手方向略中間よりも第三支軸8側に位置しており、また第一リンク40は支柱11とは逆側に折り曲げ形成されている。また、第一リンク40がレバー支持部材2に接触することがないように、レバー支持部材2に切り欠きが形成されている。
【0032】
また第二リンク41は、一端を回り対偶及び滑り対偶によって第一リンク40の第一レバー3側の回転軸に連結され、他端を回り対偶によって第二レバー4の途中に連結される。即ち、本実施形態における第二リンク41は、第一リンク40を介して第一レバー3の途中に連結される。第二リンク41における第一リンク40との接続側には、第一ピン44が摺動可能且つ回転可能な第三長孔48が形成されている。第一リンク40における第一ピン44の取付側は、第二リンク41の一端を受け入れる二股に割を入れた凹型部49とされ、当該凹型部と第三長孔48との重ね合わされた部分を第一ピン44が貫通することで第一リンク40と第二リンク41とが連結される(図7参照)。また、第二レバー4における第一レバー3との接触面側は、第三支軸8近傍から第二レバー4の長手方向略中間にかけて内部が刳り抜かれて空間50が形成されている。当該空間50の側壁の第三支軸8近傍には孔が形成されており、第二リンク41の他端は、この孔に回転可能に第三ピン51によって取り付けられる。
【0033】
なお、第一ピン44・第二ピン47・第三ピン51の取付方法は特に限定されるものではなく、圧入やねじ止め等の既知又は新規の方法を用いて良く、例えば特に図示しないが第一レバー3・第二レバー4・第三レバー5の側面に各内部空間42,45,50に通じるピン取り付け用の孔を必要に応じて設けるようにしても良い。
【0034】
また、クランプ装置1を構成する各部材の材質は、特に限定されるものではないが、第一レバー3・第二レバー4・第三レバー5の材質としては、支柱11への締着時に作用する引っ張り荷重に耐え且つ適度に弾性変形する合成樹脂や金属材料の利用が好ましい。例えば軽量且つ機械的性質にも優れる耐候性材料例えばポリアセタール樹脂等の利用が好ましい。また、金属材料(例えばアルミニウム合金等)を用いて構成しても良いのは勿論である。
【0035】
以上のように構成されるクランプ装置1によれば、例えば次のような手順で支柱11を挟み込んで、支柱11に固定することができる。先ず、図3に示すように第一レバー3を開くように回転させて、支柱11をレバー支持部材2の凹部15に当接させる。このとき、第二レバー4は第一レバー3から最も離れた状態とすることが好ましい。第二レバー4が当該状態にあるとき、第一ピン44は、第一長孔43における第二支軸7側の端に位置し尚且つ第三長孔48における第二リンク41の先端側の端に位置している。また、第二ピン47は、第二長孔46における第三レバー5の先端側の端に位置している。このとき、第一リンク40により回転が規制される第三レバー5は、不安定に揺動することはない。したがって、第一レバー3や第三レバー5に対して手で支持する等の必要性はなく、第二レバー4のみを操作すれば足りる。
【0036】
次に、図4に示すように、第二レバー4が第一レバー3から離れた状態のままで、第一レバー3を閉じるように回転させて、第一レバー3が支柱11に接触するように、換言すれば引掛け部9が被引掛け部10に近づくようにする。やがて、第一レバー3が支柱11に接触する。そこで、図5に示すように第二レバー4を第一レバー3に接触させるように回転させる。当該第二レバー4の動作に連動して、第三レバー5が第一リンク40に規制されつつ揺動して、引掛け部9が緊張方向R2に移動する。換言すれば、引掛け部9が被引掛け部10に噛み合うように第三レバー5が揺動する。そして、引掛け部9と被引掛け部10が係合して引掛け部9の緊張方向R2への移動を妨げるため、第二レバー4を第一レバー3に接触させる方向の回転に抵抗する力が発生する。
【0037】
ここで、例えば本実施形態では、第二レバー4を第一レバー3から離した状態のまま第一レバー3を支柱11に接触させ、その後に第二レバー4を第一レバー3に接触させるように回転させることで、支柱11に必要な締着力を付与できる引掛け位置で、引掛け部9が被引掛け部10に引っ掛るようにしている。この場合、微細な調整を必要とせずに、簡易且つ迅速に異なる管径の支柱11を挟持できるようになる(図1、図2、図6参照)。ただし、引掛け部9の引掛け位置を多少前後して調整できるようにして、支柱11への締着力の強弱を調整できるようにしても良い。
【0038】
引掛け部9と被引掛け部10が係合することによる第三レバー5等の部材内力に抗して、第二レバー4を第一レバー3に接触させるように更に回転させると、第三レバー5等が弾性変形して伸びて、第二支軸7回りのモーメントが零となる点即ち死点を越える。当該死点を越えると、第三レバー5等の部材内力による第二支軸7回りのモーメントの向きが、第二レバー4を第一レバー3に接触させる方向に変わる。したがって、図6に示すように、第三レバー5がレバー支持部材2に引っ掛った状態で、第二レバー4が第一レバー3に押圧するように接触して、且つその第一レバー3とレバー支持部材2との間に支柱11が挟持される。即ち、支柱11が第一レバー3とレバー支持部材2とに挟持された状態が保持されて、ロック状態となる。
【0039】
ここで、引掛け部9を被引掛け部10に引掛けた状態で第二レバー4を第一レバー3に向けて回転させる際に、第一ピン44が第一長孔43を第一支軸6側に摺動し、更に第二ピン47が第二長孔46を第三支軸8側に摺動し、更に第一ピン44を第三ピン51に近づけるように第二リンク41がスライドするので、第一リンク40および第二リンク41が上記第一レバー3・第二レバー4・第三レバー5の動作を妨げることはない。
【0040】
一方、クランプ装置1を支柱11から取り外すには、第二レバー4を第一レバー3から引き離すように回転させる。第二支軸7回りのモーメントが零となる点即ち死点を越えると、ロックが解除されて第二レバー4は揺動自由となる。第二レバー4を第一レバー3から更に引き離すように回転させることで、引掛け部9が弛緩方向R1に移動して、引掛け部9を被引掛け部10から外すことができる。したがって、図3に示すように再び第一レバー3を開くように回転させて、クランプ装置1を支柱11から取り外すことができる。
【0041】
次に、図8に示すクランプ装置1とテーブル13とを連結する連結部12について説明する。この連結部12は、支柱11の長手方向と直交する軸回りに角度調節が可能であるように、例えば次のように構成される。レバー支持部材2には、支柱11を挟持する側とは反対側に、連結部12を取り付けるための空間2cが設けられている(図11参照)。支柱11の長手方向と直交する方向を軸方向とする軸部24は、当該空間2cを貫通するように例えばねじで固定される。連結部12は、軸部24に嵌合するようにしてレバー支持部材2に取り付けられるとともに、テーブル13には例えばねじ28で固定される。符号39はスペーサーである。特に図示しないが、他の部材においても軸を介しての取り付けにスペーサーや軸受などを介在させても良いのは勿論である。なお、空間2cは連結部12の回転量を規制するように形成しても良く、例えば本実施形態では、支柱11に対してテーブル13の平面が水平である状態から、支柱11とテーブル13の平面とが平行となるまで、約90度の回転が可能であるようにしている。
【0042】
また、連結部12は、図11に示すように、軸部24が嵌合する軸孔に達する切り欠き29が形成されていて、ばね構造を成すとともに、切り欠き29を貫通するクランプねじ25を備えている。なお、符号26はクランプねじ25に一体に固定されたグリップである。クランプねじ25は切り欠き部分を貫通し、反対側に配置されるねじ孔27に螺合するように設けられている。したがって、クランプねじ25の締め付け方向にグリップ26を回転させれば、切り欠きの間隔が狭まって軸部24が締め付けられて連結部12が固定される。一方、クランプねじ25を緩める方向にグリップ26を回転させれば、連結部12は軸部24回りに容易に回転できる。これにより、クランプねじ25を緩めてテーブル13の支柱11に対する角度を所望の角度とした後にクランプねじ25を締め上げることで、テーブル13の支柱11に対する角度を調整することができる。
【0043】
また、テーブル13には、シリンジポンプ14の底部に設けられたねじ孔(図示省略)に螺合する取付ねじ30が備えられている。この取付ねじ30は、例えば軸32とグリップ31とに一体に固定されている。テーブル13には、軸32が移動可能な溝33が形成されていて、シリンジポンプ14の大きさ等に合わせて、取付ねじ30を溝33に沿って移動させて、テーブル13上におけるシリンジポンプ14の取付位置を調整することができるようにしている(図9および図11参照)。また、取付ねじ30は、溝33より大きく形成するようにして、溝33から抜け落ちないようにしている。更に、溝33の一端は取付ねじ30と螺合する雌ねじ34として、雌ねじ34を介して取付ねじ30がテーブル13に着脱可能であるようにしている。
【0044】
また、テーブル13には、シリンジポンプ14への電源供給部35が備えられている。電源供給部35は、例えばシリンジポンプ14に電源供給するためのコンセント(図示省略)と、室内等に設置されたコンセントから電源を得るための差込プラグ36と、コンセントと差込プラグとを電気的に接続する電源コード(図示省略)とを備えて、いわゆる延長コード(電源タップ)としての役割を果たす。なお、コンセントと差込プラグ36は、静電気等による医療機器(本実施形態ではシリンジポンプ)への悪影響を確実に防止するべく、アース線を備えた3ピンのものを採用することが好ましい。また、コンセントは予備用に複数設けられることが好ましい。また例えば、電源供給部35には、電源コードを自動で巻き取るとともに引き出された電源コードをロックするロック機能を備えた既知の又は新規のリール構造を備えるようにしており、不使用時には電源コード及び差込プラグ36が電源供給部35の本体にコンパクトに収容されるようにしている(図11参照)。したがって、電源コードを電源供給部35から引出し、差込プラグ36を室内等に設置されたコンセントに差し込んでおけば、シリンジポンプ14に電源供給部35のコンセントから電源を供給することができる。なお、電源供給部35は、いわゆる延長コード(電源タップ)としての役割を果たすものに必ずしも限定されず、例えば充電可能なバッテリであっても良い。
【0045】
また例えば、電源供給部35には、必要な医療器具等を引っ掛けることができるように、図12及び図13に示すように、引っ掛け部37を設けるようにしている。引っ掛け部37は、例えばフックを引っ掛けることができる形状(例えばコの字形状)とし、支軸38を中心に回転可能に電源供給部35の側面に取り付けられている。引っ掛け部37が取り付けられる電源供給部35の部分は、引っ掛け部37が不使用時に電源供給部35の側面から出っ張ることなく収容されるように形成されるとともに、図13中の矢印C1方向に支軸38を中心に引っ掛け部37を回転させた場合にテーブル13の平面と平行な方向に引っ掛け部37が突出した状態で引っ掛け部37と電源供給部35とが係合するように、形成されている。また、支軸38も、テーブル13の平面と平行な方向に引っ掛け部37が突出した状態において、引っ掛け部37と電源供給部35とが係合する位置に設けるようにする。したがって、引っ掛け部37は、不要なときは邪魔にならないように電源供給部35の側面に収容しておくことができ、一方、必要に応じて支軸38を中心に回転させてテーブル13の平面と平行な方向に突出させて、必要な医療器具等を引っ掛けることができる。
【0046】
以上のように本発明のクランプ装置1及びクランプ装置1を備えたテーブル13によれば、第二レバー4の操作だけで極めて簡易且つ容易にクランプ装置1を支柱11から着脱することができ、シリンジポンプ14の迅速な交換を可能とする。また、クランプ装置1を着脱操作する第二レバー4は、てこの原理により操作に大きな力を必要としない。さらに、面倒な調整なしに異なる管径の支柱11を迅速に挟持することができる。
【0047】
さらに、第一リンク40及び第二リンク41により第二レバー4及び第三レバー5の不必要な回転が規制され、クランプ装置1を支柱11に締着させる際に第二レバー4及び第三レバー5ばらついて取り付けに手間取るといったことが防止され、一層迅速な作業を可能とする。
【0048】
また、クランプ装置1が支柱11に締着している際において、引掛け部9と被引掛け部10との係合部分はレバー支持部材2により保護され、また第二レバー4は第一レバー3に沿うように接触しているので、例えば医療行為の最中に人または何らかの物が引掛け部9や第二レバー4に接触して、クランプ装置1における支柱11との締着が外れてシリンジポンプが落下してしまうといった事故を回避できる。
【0049】
さらに、クランプねじ25によって、支柱11に対するテーブル13の角度を調整することが可能である。また、テーブル13に電源供給部35を備えているので、シリンジポンプ14は当該電源供給部35から電源を得ることができ、テーブル13ごとシリンジポンプ14を交換する作業等がより一層容易となり、より迅速な交換作業が可能となる。
【0050】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、引掛け部9および被引掛け部10の構成は上述の例に限定されず、例えば引掛け部9を枠状のワイヤとし、被引掛け部10を当該ワイヤが引っ掛るように第三レバー5の長手方向に連続的に設けられる溝としても良い。また、第三レバー5における引掛け部9の位置は先端近傍に必ずしも限られず、レバー支持部材2に引っ掛る位置であれば良い。また、上述の実施形態では、異なる管径の支柱11に対応するべく被引掛け部10上の引掛け部9の位置を調整できるように構成したが、例えば引掛け部9を第三レバー5の長手方向に連続的に設けるようにして、被引掛け部10の引掛け部9上の位置を調整するようにしても良い。
【0051】
また、上述の実施形態では、第一リンク40及び第二リンク41を用いることで第二レバー4及び第三レバー5がばらつかないように回転を制限したが、第一リンク40及び第二リンク41に代えて又は加えて、ばね等の付勢手段を用いて付勢力によって第一レバー3・第二レバー4・第三レバー5の回転を制限するようにしても良い。
【0052】
また、クランプ装置1が取り付けられるテーブルの形状は用途に適したものであれば特に限定されるものではない。例えばシリンジポンプの取り付けに支障がなければ円形や台形などであっても良い。また、テーブルにはシリンジポンプ以外の医療機器を取り付ける若しくは載置するものとしても良く、更に医療分野以外のものに本発明を利用しても良い。
【0053】
また、クランプ装置1はテーブルに取り付けて使用するものには限定されない。被締着部材11を挟持する構造一般に、本発明のクランプ装置1を適用可能である。例えば、図14に示すように、棒状の連結部材58の両端に本発明のクランプ装置1を取り付けて、連結装置59を構成するようにしても良い。この場合、連結部材58は、伸縮可能に構成するようにしても良い。連結部材58を伸縮可能とする構成は、特に限定されるものではないが、例えば図14の例では、管58aと、管58aの内側を摺動可能な管58bと、管58bを管58aに固定する締付けねじ60とで、連結部材58を伸縮可能に構成している。連結装置59は、例えば車椅子等の連結に用いることができる。例えば、一方の車椅子のパイプフレームに連結装置59の一端を締着させ、他方の車椅子のパイプフレームに連結装置59の他端を締着させる。本発明の連結装置59によれば、一方の車椅子のパイプフレームの径が他方の車椅子のパイプフレームの径とは異なるものであっても、問題無くこれら二台の車椅子を連結させることができる。これにより、一方の車椅子を移動させることで他方の車椅子を同時に移動させることができる。なお、1つの連結装置59では連結が不安定となる場合は、二以上の連結装置59を用いて連結させても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のクランプ装置によれば、極めて容易且つ迅速・安全にクランプ装置を被締着部材から着脱することができる。また、クランプ装置を着脱する第二レバーの操作は、てこの原理により操作に要する力が低減される。さらに、引掛け部の引掛け位置を被締着部材の大きさに適合した位置に合わせるだけで、面倒な調整なしに異なる大きさの被締着部材を迅速に挟持することができる。
【0055】
しかも、クランプ装置を被締着部材に締着させる際に第二レバー及び第三レバーがばらついて取り付けに手間取るといったことが防止される。例えばクランプ装置を被締着部材に締着させる際に、引掛け部を被引掛け部に係合するように第三レバーを手で支持する等の必要がなくなる。これにより、クランプ装置の支柱への着脱は第二レバーに対する操作だけで足り、一層迅速にクランプ装置を支柱に取り付けることができる。
【0056】
さらに、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブルによれば、クランプ装置を介して被締着部材にテーブルを取り付けることができる。
【0057】
さらに、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブルでは、被締着部材の長手方向と直交する軸回りに角度調節が可能である連結部によって取り付けられるものとしているので、クランプ装置を介して被締着部材にテーブルを取り付けることができるとともに、被締着部材に対するテーブルの角度を調整することができる。
【0058】
さらに、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブルによれば、クランプ装置の着脱により、テーブルごとシリンジポンプの交換作業を迅速且つ安全に行うことができる。
【0059】
さらに、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブルによれば、電源供給部を備えるようにしているので、シリンジポンプに必要な電源を電源供給部から得ることができ、テーブルごとシリンジポンプを交換する作業等がより一層容易となり、より迅速な交換作業が可能となる。
【0060】
さらに、請求項記載の連結装置によれば、連結対象(例えば車椅子等)を迅速且つ安全に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプ装置の実施の一形態を示す概略平面断面図である。
【図2】図1に示すクランプ装置において、図1に示す被締着部材よりも径の大きい被締着部材を挟持した状態を示す概略平面断面図である。
【図3】図1に示すクランプ装置において、図1に示す被締着部材よりも径の小さい被締着部材に取り付ける様子を示す概略平面断面図である。
【図4】図3に示す状態から、被締着部材を挟持するように第二レバーを操作する様子を示す概略平面断面図である。
【図5】図4に示す状態から、引掛け部を被引掛け部に引掛けるように第二レバーを操作する様子を示す概略平面断面図である。
【図6】図5に示す状態から、第二レバーが第一レバーに接触してクランプ装置が被締着部材に締着した状態を示す概略平面断面図である。
【図7】本発明のクランプ装置の実施の一形態を示す概略分解組立斜視図である。
【図8】本発明のクランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブルの実施の一形態を示示し、クランプ装置周辺を示す概略平面図である。
【図9】本発明のクランプ装置を備えたテーブルの一例を示す概略平面図である。
【図10】本発明のクランプ装置及びクランプ装置を備えたテーブルの実施の一形態を示示し、クランプ装置周辺を示す概略側面図である。
【図11】本発明のクランプ装置を備えたテーブルの一例を示し、図9に示すクランプ装置を備えたテーブルをXI−XI線で切った側面の概略断面図である。
【図12】本発明のクランプ装置を備えたテーブルの一例を示す概略断面図であり、テーブルに備えた電源供給部の一部を示す拡大図である。
【図13】図12に示すクランプ装置を備えたテーブルをXIII−XIII線で切った概略断面図である。
【図14】本発明の連結装置の実施の一形態を示す概略構成図である。
【図15】従来のクランプ装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置
2 レバー支持部材
3 第一レバー
4 第二レバー
5 第三レバー
6 第一支軸
7 第二支軸
8 第三支軸
9 引掛け部
10 被引掛け部
11 支柱(被締着部材)
12 連結部
13 テーブル
14 シリンジポンプ
35 電源供給部
40 第一リンク
41 第二リンク

Claims (6)

  1. 被締着部材の外周面を挟持するように第一支軸によって回転可能に連結される第一レバー及びレバー支持部材と、前記第一支軸と平行に設けられる第二支軸によって基端を前記第一レバーの自由端側に回転可能に連結されて前記第一レバーに離接可能な第二レバーと、前記第一支軸と平行に設けられる第三支軸によって前記第二レバーの途中に回転可能に連結されると共に前記レバー支持部材に引っ掛かる引掛け部を有する第三レバーと、前記引掛け部の引掛け位置を調節できるように前記レバー支持部材に設けられる被引掛け部と、前記第三レバーの途中と前記第一レバーの途中とを連結する第一リンクと、前記第二レバーの途中と前記第一レバーの途中とを連結する第二リンクとを備え、前記引掛け部を前記被引掛け部に引掛けた状態で前記第二レバーを前記第一レバーに接触させることで前記被締着部材に締着すると共に、前記第二レバーを前記第一レバーから離すことで前記締着を解除し、かつ前記第一リンク及び第二リンクは、少なくとも前記被締着部材への締着および該締着の解除を実現する範囲で前記第二レバー及び前記第三レバーの回転を許容することを特徴とするクランプ装置。
  2. 請求項1記載のクランプ装置を備えたテーブル。
  3. 請求項1記載のクランプ装置が、前記被締着部材の長手方向と直交する軸回りに角度調節が可能である連結部によって取り付けられることを特徴とするクランプ装置を備えたテーブル。
  4. 所定量の薬液を所定時間をかけて患者体内に送り込むシリンジポンプを載置するためのテーブルにおいて、請求項記載のクランプ装置を備えたテーブル。
  5. 電源供給手段を備えることを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載のクランプ装置を備えたテーブル。
  6. 二つの独立した部材を連結するための連結部材の一端又は両端に請求項1記載のクランプ装置を備えたことを特徴とする連結装置。
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