JP3647851B2 - Analog / digital conversion circuit - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えばオーディオ信号の記録再生などに用いられるアナログ/デジタル変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アナログ/デジタル変換回路に関して、各種の変換方式が提案されてきたが、昨今、量子化の分解能を1ビットとしたアナログ/デジタル変換方式が注目されている。この1ビットアナログ/デジタル変換は、例えばCD(Compact Disc)などの記録再生に用いられる16ビットアナログ/デジタル変換に比べて、LPF(Low-Pass Filter) 特性が優れているという点や、回路構造が簡易であるという点などの利点を有している。
【0003】
このような1ビットアナログ/デジタル変換として、いくつかの変換方式が提案されているが、中でもΔΣ変調方式が精度の高さの点で最も注目されており、例えばオーディオ信号のアナログ/デジタル変換への応用が提案されている。
【0004】
このΔΣ変調方式は、まず、デジタル出力をアナログ化した値とアナログ入力信号の差を積分する。次に、この積分値が最小となるようにフィードバックしていく。これによって、比較器出力に含まれる量子化雑音は、高い周波数へ偏って分布するようになる。このように、量子化雑音のスペクトラム分布が高域にいくほど上がるようにすることをノイズ・シェーピングと呼ぶ。このようなノイズ・シェーピングがなされることにより、ロー・パス・フィルタによって量子化雑音電力が激減し、より高いS/N比を達成することが可能となる。
【0005】
図11は、従来のΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路の一構成例を示す回路図である。このアナログ/デジタル変換回路において、入力端子PX1から順にΔΣ変調理論に基づく7次の積分器PH1〜PH7が直列に接続されており、各積分器PH2〜PH7の入力側には、乗算器Pa1〜Pa6が接続されている。
【0006】
また、積分器PH3の出力側から積分器PH2の入力側にかけて、遅延器PD1、乗算器Pb1、および加算器PA3からなるフィードバックループPR1が形成されている。同様に、積分器PH5の出力側から積分器PH4の入力側にかけて、遅延器PD2、乗算器Pb2、および加算器PA4からなるフィードバックループPR2が、積分器PH7の出力側から積分器PH6の入力側にかけて、遅延器PD3、乗算器Pb3、および加算器PA5からなるフィードバックループPR3が形成されている。
【0007】
そして、各積分器PH1〜PH7の全ての出力側は加算器PA1と接続され、加算器PA1の出力側は、量子化器PQ1に接続されている。量子化器PQ1の出力側は出力端子PY1に接続されるとともに、遅延器PD4を介して積分器PH1の入力側に接続されるフィードバックループPR0を形成している。
【0008】
次に、上記のようなアナログ/デジタル変換回路にアナログ信号を入力した際の動作について説明する。
【0009】
入力端子PX1に入力されたアナログ信号は、各積分器PH1〜PH7で順次積分されるとともに、各積分器PH1〜PH7の出力が加算器PA1で加算される。そして、加算器PA1で加算された信号は、量子化器PQ1によって−1または+1の1ビット信号に量子化され、出力端子PY1からデジタル信号として出力される。
【0010】
量子化器PQ1から出力される1ビット信号は、遅延器PD4で1サンプリング周期だけ遅延された後、加算器PA2において入力信号から減算されて積分器PH1に負帰還される。
【0011】
また、各積分器PH2〜PH7の入力側には、上述したように、乗算器Pa1〜Pa6が介在されており、前段側の積分器からの出力がこの乗算器Pa1〜Pa6を介して各積分器PH2〜PH7に入力されている。
【0012】
また、積分器PH2およびPH3において、上述したように、フィードバックループPR1が設けられており、積分器PH3からの出力は遅延器PD1で遅延され、さらに乗算器Pb1で所定の係数が乗算された後、加算器PA3によって積分器PH2への入力から減算される。積分器PH4およびPH5、および積分器PH6およびPH7においても、フィードバックループPR2およびPR3によって上記と同様の制御が行われる。
【0013】
上記のような構成のアナログ/デジタル変換回路は、7次のΔΣ変調回路となっており、入力信号の大きさによっては、出力信号が発振してしまう恐れがある。ここで、ΔΣ変調回路における発振について以下に説明する。
【0014】
発振は不安定な回路で起こる現象であり、安定性は回路の伝達関数の極の位置によって決まることが知られている。なお、伝達関数は回路の出力と入力との関係を表した関数であり、極とは、伝達関数の分母を0にする値のことである。伝達関数の分母の多項式を0とおいて方程式(特性方程式)の根がz平面上の単位円の中にあれば回路は常に安定であり、根が1つでもz平面上の単位円の外にあれば不安定な回路となる。
【0015】
ΔΣ変調回路においては、次数が2次までは安定な回路となるが、3次以上になると不安定な回路となる。したがって、上記のアナログ/デジタル変換回路のような3次以上のΔΣ変調回路は、入力信号によって発振を起こすことになる。一般に、大きな入力信号が入力されると発振が起こり易くなる。
【0016】
このような発振を防止するために、上記に示したようなΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路では、ダイオードによるリミッタ回路や、各積分器PH1〜PH7の電源電圧を制限する方法などが採用されている。
【0017】
ここで、ダイオードによるリミッタ回路について説明する。上記の積分器PH1〜PH7は、実際の回路では、図12に示すように、オペアンプと、オペアンプの反転端子に接続された抵抗と、オペアンプに並列に接続されたコンデンサとを備えた構成となっている。ダイオードによるリミッタ回路は、図13に示すように、コンデンサと並列にダイオードを接続した構成となっている。これにより、積分器PH1〜PH7への入力電圧に対して、出力電圧がダイオードの導通電圧以上となるときには、出力電圧がダイオードによってコンデンサをバイパスして負帰還され、リミッタとして機能する。なお、このダイオードの段数は、制限する振幅値に対応して決定される。
【0018】
また、各積分器PH1〜PH7の電源電圧を制限する方法は、以下のように行われる。例えば、5Vの電源電圧で積分器を動作させると、積分器出力は最大5Vとなる。したがって、例えば、積分器PH1の積分器出力を9Vで、積分器PH2の積分器出力を15Vで制限したい時には、積分器PH1を9Vの電源で、積分器PH2を15Vの電源で動作させればよい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、発振を防止するための手段として、上記のように積分器出力を制限する方法を採ると、可聴帯域(〜20kHz)のノイズフロアが上昇するという問題が生じる。これは、積分器出力が制限されると、本来行われるべき量子化が正確に行われないため、量子化誤差が増大することによるものである。したがって、特に、発振限界値を超えるような入力信号が入力された場合、積分器出力が大きく制限されることになるので、量子化誤差が極めて大きくなり、S/N比およびダイナミックレンジの極端な劣化を引き起こすことになる。
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、その目的は、発振限界値や、S/N比およびダイナミックレンジなどが優れたアナログ/デジタル変換回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載のアナログ/デジタル変換回路は、直列に接続された複数の積分器と、各積分器の出力の線形和を演算する加算器と、上記加算器の出力を量子化する量子化器とを備えた高次のΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路において、上記積分器のうち、1次および2次の積分器の出力はそのまま加算器に入力し、3次以降の積分器の少なくとも1つの出力を、乗算器によって増幅してから加算器に入力することを特徴としている。
【0021】
上記の構成のように、1次および2次の積分器の出力をそのまま加算し、3次以降の積分器の少なくともいずれか1つの出力を増幅してから加算すると、アナログ/デジタル変換回路における発振限界値を向上させるとともに、出力信号のS/N比およびダイナミックレンジの劣化を抑えることができる。
【0022】
請求項2記載のアナログ/デジタル変換回路は、直列に接続された複数の積分器と、各積分器の出力の線形和を演算する加算器と、上記加算器の出力を量子化する量子化器とを備えた高次のΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路において、上記積分器のうち、1次および2次の積分器の出力はそのまま加算器に入力し、3次以降の積分器の少なくとも1つの出力を、乗算器によって減圧してから加算器に入力することを特徴としている。
【0023】
上記の構成のように、1次および2次の積分器の出力をそのまま加算し、3次以降の積分器の少なくともいずれか1つの出力を減圧してから加算すると、アナログ/デジタル変換回路における出力信号のS/N比およびダイナミックレンジを向上させるとともに、発振限界値の劣化を抑えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1乃至図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0025】
図1は、本実施形態に係るΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路の一構成例を示す回路図である。このΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路において、入力端子X1から順にΔΣ変調理論に基づく7次の積分器H1〜H7が直列に接続されており、各積分器H2〜H7の入力側には、乗算器a1〜a6が接続されている。
【0026】
また、積分器H3の出力側から積分器H2の入力側にかけて、遅延器D1、乗算器b1、および加算器A3からなるフィードバックループR1が形成されている。同様に、積分器H5の出力側から積分器H4の入力側にかけて、遅延器D2、乗算器b2、および加算器A4からなるフィードバックループR2が、積分器H7の出力側から積分器H6の入力側にかけて、遅延器D3、乗算器b3、および加算器A5からなるフィードバックループR3が形成されている。
【0027】
そして、各積分器H1〜H7の出力側は、それぞれ乗算器G1〜G7を介して加算器A1と接続され、加算器A1の出力側は、量子化器Q1に接続されている。量子化器Q1の出力側は出力端子Y1に接続されるとともに、遅延器D4を介して積分器H1の入力側に接続されるフィードバックループR0を形成している。
【0028】
次に、上記のようなアナログ/デジタル変換回路にアナログ信号を入力した際の動作について説明する。
【0029】
入力端子X1に入力されたアナログ信号は、各積分器H1〜H7で順次積分されるとともに、各積分器H1〜H7の出力が、乗算器G1〜G7において所定の係数で乗算された後、加算器A1で加算される。そして、加算器A1で加算された信号は、量子化器Q1によって−1または+1の1ビット信号に量子化され、出力端子Y1からデジタル信号として出力される。
【0030】
量子化器Q1から出力される1ビット信号は、遅延器D4で1サンプリング周期だけ遅延された後、加算器A2において入力信号から減算されて積分器H1に負帰還される。
【0031】
また、各積分器H2〜H7の入力側には、上述したように、乗算器a1〜a6が介在されており、前段側の積分器からの出力がこの乗算器a1〜a6を介して各積分器H2〜H7に入力されている。
【0032】
また、積分器H2およびH3において、上述したように、フィードバックループR1が設けられており、積分器H3からの出力は遅延器D1で遅延され、さらに乗算器b1で所定の係数が乗算された後、加算器A3によって積分器H2への入力から減算される。積分器H4およびH5、および積分器H6およびH7においても、フィードバックループR2およびR3によって上記と同様の制御が行われる。
【0033】
上記のように、本実施形態におけるアナログ/デジタル変換回路は、各積分器H1〜H7の出力を、乗算器G1〜G7によってそれぞれ所望の電圧に増幅あるいは減圧させてから加算器A1に入力することが可能になっている。
【0034】
以下に、乗算器G1〜G7における増幅あるいは減圧の割合を変化させた各種の設定例に対して、量子化ノイズおよび発振限界値を測定した際の測定結果を示す。
【0035】
まず、設定例1として、上記のようなアナログ/デジタル変換回路における1次から7次の各積分器H1〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を増幅してから加算器A1に入力させる構成を設定する。具体的には、各積分器H1〜H7の出力電圧を乗算器G1〜G7によって約1.2倍し、加算器A1に入力する構成とし、この構成に対して上記の測定を行った際の測定結果を以下に示す。
【0036】
図2は、上記設定例1における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、上記のアナログ/デジタル変換回路に正弦波(689.0625Hz、片振幅1mV)を入力した時に得られる1ビット信号をFFT(First Fourier Transform) 分析(4096点、ハニング窓)して得られたものである。
【0037】
また、設定例1における発振限界値は0.88であった。なお、発振限界値とは、入力可能な最大信号の片振幅を1とした時の、発振が生じない限界の入力信号の片振幅の大きさを表している。
【0038】
また、比較例1として、従来の技術で示したような、各積分器PH1〜PH7の出力電圧をそのまま加算器PA1に入力する構成を設定する。図3に、このような従来のアナログ/デジタル変換回路に、上記と同様の正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られた量子化ノイズの対数スペクトルのグラフを示す。この時の発振限界値は0.85であった。
【0039】
設定例1の測定結果である図2と、比較例1の測定結果である図3とを比較すると、図2の方が可聴帯域のノイズレベルが大きくなってしまっているが、発振限界値は、従来よりも本実施形態のアナログ/デジタル変換回路の方が優れていることがわかる。すなわち、積分器H1〜H7の出力を約1.2倍して加算した場合には、S/N比やダイナミックレンジは低下するが、発振限界を向上させることができることがわかる。
【0040】
ここで、上記のS/N比およびダイナミックレンジと、量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフとの関係について説明する。上記のS/N比は、可聴帯域のS/N比であるので、20kHzまでの量子化ノイズスペクトラムレベルが低ければS/N比は良好になり、逆にレベルが高ければS/N比は悪化する。すなわち、S/N比は、20kHzまでの量子化ノイズスペクトラムレベルに比例することになる。
【0041】
ダイナミックレンジは、S/N比にA特性を掛け合わせたものである。A特性とは、人間の聴覚感度の周波数特性に近づけた周波数特性であり、人間が感じる音の大きさを表している。人間は、1kHz〜4kHzの感度が良いので、1kHz〜4kHzのノイズレベルが低いほどダイナミックレンジが高くなりやすくなる。
【0042】
次に、設定例2として、上記のようなアナログ/デジタル変換回路において、1次および2次の積分器H1・H2の出力の大きさは変えずに、3次以降の各積分器H3〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を増幅してから加算器A1に入力させる構成を設定する。具体的には、3次以降の各積分器H3〜H7の出力電圧を乗算器G3〜G7によって約1.1倍し、加算器A1に入力する構成とし、この構成に対して上記の測定を行った際の測定結果を以下に示す。
【0043】
図4は、上記設定例2における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、図2のグラフの測定時と同じ条件のもとで、正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られたものである。また、この設定例2における発振限界値は0.87であった。
【0044】
設定例2の測定結果である図4と、設定例1の測定結果である図2とを比較すると、図4の方が可聴帯域のノイズレベルが低く抑えられている。また、発振限界値については、設定例1と設定例2とではほぼ同等となっている。すなわち、設定例2は、設定例1に比較して、発振限界値をほぼ同等に保持したまま、S/N比やダイナミックレンジを向上させていることがわかる。
【0045】
また、設定例2の測定結果である図4と、比較例1の測定結果である図3とを比較すると、可聴帯域のノイズレベルはほぼ同等となっている。すなわち、設定例2は、従来の比較例1と比較して、S/N比やダイナミックレンジをほぼ同等に保持したまま、発振限界値を向上させていることがわかる。
【0046】
次に、設定例3として、上記のようなアナログ/デジタル変換回路において、1次から7次の各積分器H1〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を減圧してから加算器A1に入力させる構成を設定する。具体的には、積分器H1およびH2の出力電圧を乗算器G1およびG2によって約0.8倍し、かつ、各積分器H3〜H5の出力電圧を乗算器G3〜G5によって約0.9倍して加算器A1に入力する構成とし、この構成に対して上記の測定を行った際の測定結果を以下に示す。
【0047】
図5は、上記設定例3における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、図2のグラフの測定時と同じ条件のもとで、正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られたものである。また、この設定例3における発振限界値は0.84であった。
【0048】
設定例3の測定結果である図5と、比較例1の測定結果である図3とを比較すると、図5の方が可聴帯域のノイズレベルが低く抑えられている。一方、発振限界値については、設定例3の方が比較例1よりもやや低くなっている。すなわち、積分器H1〜H7の出力電圧を減圧して加算した場合には、発振限界値は低下するが、S/N比やダイナミックレンジを向上させることができることがわかる。
【0049】
次に、設定例4として、上記のようなアナログ/デジタル変換回路において、1次および2次の積分器H1・H2の出力の大きさは変えずに、3次以降の各積分器H3〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を減圧してから加算器A1に入力させる構成を設定する。具体的には、積分器H3〜H5の出力電圧を乗算器G3〜G5によって約0.9倍し、加算器A1に入力する構成とし、この構成に対して上記の測定を行った際の測定結果を以下に示す。
【0050】
図6は、上記設定例4における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、図2のグラフの測定時と同じ条件のもとで、正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られたものである。また、この設定例4における発振限界値は0.87であった。
【0051】
設定例4の測定結果である図6と、設定例3の測定結果である図5とを比較すると、可聴帯域のノイズレベルについては、設定例4と設定例3とではほぼ同等となっている。また、発振限界値については、設定例4は設定例3よりも向上していることがわかる。すなわち、設定例4は、設定例3に比較して、S/N比やダイナミックレンジをほぼ同等に保持したまま、発振限界値を向上させていることがわかる。
【0052】
また、設定例4の発振限界値と、比較例1の発振限界値とを比較すると、設定例4と比較例1とではほぼ同等となっている。すなわち、設定例4は、従来の比較例1と比較して、発振限界値をほぼ同等に保持したまま、S/N比やダイナミックレンジを向上させていることがわかる。
【0053】
以上のように、設定例2および設定例4では、積分器H1・H2の出力電圧については、そのまま加算器A1に入力させる構成となっている。そして、設定例2は、設定例1と比較して、発振限界値をほぼ同等に保持したまま、S/N比やダイナミックレンジを向上させており、設定例4では、設定例3と比較して、S/N比やダイナミックレンジをほぼ同等に保持したまま、発振限界値を向上させている。
【0054】
これは、本実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路のようなΔΣ変調回路は、1次および2次までは安定で、3次以降では不安定なシステムとなっていることによるものであると思われる。すなわち、1次および2次までの積分器出力が大きくなっても回路は安定に動作するので、1次および2次までの積分器出力に対しては、電圧の増減などの作用を施さない方が、出力が良好になるものと思われる。
【0055】
次に、発振を防止するために、各積分器H1〜H7の過大振幅を制限する構成について以下に示す。なお、この過大振幅を制限する発振防止手段としては、前記したダイオードによるリミッタ回路や電源電圧を制限する構成などが挙げられる。
【0056】
まず、比較例2として、従来の技術で示したような、各積分器PH1〜PH7の出力電圧をそのまま加算器PA1に入力し、かつ3次〜7次の各積分器PH3〜PH7の出力電圧の振幅を±2Vに制限した構成を設定する。
【0057】
図7は、上記比較例2における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、図2のグラフの測定時と同じ条件のもとで、正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られたものである。また、図8(a)ないし(g)は、上記比較例2における各積分器PH1〜PH7の出力値を示すグラフである。
【0058】
次に、設定例5として、上記の設定例4と同様に、1次および2次の積分器H1・H2の出力の大きさは変えずに、3次以降の各積分器H3〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を減圧してから加算器A1に入力し、かつ3次〜7次の各積分器H3〜H7の出力電圧の振幅を±2Vに制限した構成を設定する。具体的には、積分器H3〜H5の出力電圧を乗算器G3〜G5によって約0.89倍し、加算器A1に入力させる構成とする。
【0059】
図9は、上記設定例5における量子化ノイズの対数パワースペクトルを示すグラフである。なお、このグラフは、図2のグラフの測定時と同じ条件のもとで、正弦波を入力した時に得られる1ビット信号をFFT分析して得られたものである。また、図10(a)ないし(g)は、上記設定例5における各積分器H1〜H7の出力値を示すグラフである。
【0060】
なお、図8(a)ないし(g)、および図10(a)ないし(g)は、各積分器H1〜H7の直後の出力値であり、乗算器G1〜G7を通る前の測定値である。
【0061】
図8(a)ないし(g)、および図10(a)ないし(g)を比較すると、特に3次〜5次の積分器出力が、比較例2が設定例5よりも低くなっていることが読み取れる。すなわち、比較例2では、3次〜5次の積分器出力がクリップされやすくなっており、設定例5では、乗算器G3〜G5によって積分器H3〜H5の出力電圧が減圧されることにより、3次〜5次の積分器出力がクリップされにくくなっていることがわかる。
【0062】
また、比較例2の測定結果である図7と、設定例5の測定結果である図9とを比較すると、設定例5の方が比較例2よりも、可聴帯域のノイズレベルが低くなっていることがわかる。すなわち、設定例5のような構成とすることにより、S/N比やダイナミックレンジを向上させていることがわかる。
【0063】
このように、発振防止のために、各積分器H1〜H7の過大振幅を制限する構成において、設定例5は、3次〜5次の積分器出力がクリップされにくくなっているので、量子化がより正確に行われ、量子化誤差が減少する。これにより、可聴帯域のノイズレベルが低くなりので、S/N比やダイナミックレンジを向上させることができる。
【0064】
なお、以上では、設定例1ないし設定例5のように、各積分器H1〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を増幅する構成、あるいは減圧する構成について説明したが、例えば、各積分器H1〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を増幅し、かつ、それ以外の各積分器H1〜H7の出力のうち、いずれか1箇所以上の積分器出力の電圧を減圧する構成とすることも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明において、1次および2次の積分器の出力をそのまま加算し、3次以降の積分器の少なくともいずれか1つの出力を増幅してから加算すると、アナログ/デジタル変換回路における発振限界値を向上させるとともに、出力信号のS/N比およびダイナミックレンジの劣化を抑えることができる。
【0066】
また、1次および2次の積分器の出力をそのまま加算し、3次以降の積分器の少なくともいずれか1つの出力を減圧してから加算すると、アナログ/デジタル変換回路における出力信号のS/N比およびダイナミックレンジを向上させるとともに、発振限界値の劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るアナログ/デジタル変換回路の概略構成を示す回路図である。
【図2】上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器の一設定例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図3】上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器の一比較例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図4】上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器の他の設定例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図5】上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器のさらに他の設定例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図6】上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器のさらに他の設定例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図7】各積分器出力の振幅を制限した際の、上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器の他の比較例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図8】同図(a)ないし(g)は、各積分器出力の振幅を制限した際の、上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器の他の比較例による、各積分器の出力値を示すグラフである。
【図9】各積分器出力の振幅を制限した際の、上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器のさらに他の設定例による、量子化ノイズパワースペクトラムを示すグラフである。
【図10】同図(a)ないし(g)は、各積分器出力の振幅を制限した際の、上記アナログ/デジタル変換回路における乗算器のさらに他の設定例による、各積分器の出力値を示すグラフである。
【図11】従来のアナログ/デジタル変換回路の概略構成を示す回路図である。
【図12】積分器の概略構成を示す回路図である。
【図13】ダイオードによるリミッタ回路を接続した積分器の概略構成を示す回路図である。
【符号の説明】
A1〜A5 加算器
a1〜a6、b1〜b3、G1〜G7 乗算器
D1〜D4 遅延器
H1〜H7 積分器
Q1 量子化器
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an analog / digital conversion circuit used for recording and reproducing audio signals, for example.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various conversion methods have been proposed for an analog / digital conversion circuit. Recently, an analog / digital conversion method in which the resolution of quantization is 1 bit is attracting attention. This 1-bit analog / digital conversion has superior LPF (Low-Pass Filter) characteristics and circuit structure compared to 16-bit analog / digital conversion used for recording and reproduction of CD (Compact Disc), for example. Has advantages such as being simple.
[0003]
As such 1-bit analog / digital conversion, several conversion methods have been proposed. Among them, the ΔΣ modulation method has received the most attention in terms of high accuracy. The application of is proposed.
[0004]
In this ΔΣ modulation method, first, the difference between the analog value of the digital output and the analog input signal is integrated. Next, feedback is performed so that the integral value is minimized. As a result, the quantization noise included in the comparator output is distributed to a higher frequency. In this way, increasing the spectrum distribution of quantization noise as it goes higher is called noise shaping. By performing such noise shaping, the quantization noise power is drastically reduced by the low-pass filter, and a higher S / N ratio can be achieved.
[0005]
FIG. 11 is a circuit diagram showing a configuration example of a conventional ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit. In this analog / digital conversion circuit, seventh-order integrators PH1 to PH7 based on ΔΣ modulation theory are connected in series from the input terminal PX1, and multipliers Pa1 to PH7 are connected to the input sides of the integrators PH2 to PH7. Pa6 is connected.
[0006]
Further, a feedback loop PR1 including a delay device PD1, a multiplier Pb1, and an adder PA3 is formed from the output side of the integrator PH3 to the input side of the integrator PH2. Similarly, from the output side of the integrator PH5 to the input side of the integrator PH4, a feedback loop PR2 including a delay device PD2, a multiplier Pb2, and an adder PA4 is connected from the output side of the integrator PH7 to the input side of the integrator PH6. Thus, a feedback loop PR3 including a delay device PD3, a multiplier Pb3, and an adder PA5 is formed.
[0007]
All the output sides of the integrators PH1 to PH7 are connected to the adder PA1, and the output side of the adder PA1 is connected to the quantizer PQ1. The output side of the quantizer PQ1 is connected to the output terminal PY1, and forms a feedback loop PR0 connected to the input side of the integrator PH1 via the delay device PD4.
[0008]
Next, an operation when an analog signal is input to the analog / digital conversion circuit as described above will be described.
[0009]
The analog signal input to the input terminal PX1 is sequentially integrated by the integrators PH1 to PH7, and the outputs of the integrators PH1 to PH7 are added by the adder PA1. The signal added by the adder PA1 is quantized into a −1 or +1 1-bit signal by the quantizer PQ1, and is output as a digital signal from the output terminal PY1.
[0010]
The 1-bit signal output from the quantizer PQ1 is delayed by one sampling period by the delay device PD4, then subtracted from the input signal by the adder PA2, and negatively fed back to the integrator PH1.
[0011]
Further, as described above, the multipliers Pa1 to Pa6 are interposed on the input side of each of the integrators PH2 to PH7, and the output from the integrator on the previous stage is passed through each of the integrators Pa1 to Pa6. Are input to the devices PH2 to PH7.
[0012]
Further, as described above, in the integrators PH2 and PH3, the feedback loop PR1 is provided, and the output from the integrator PH3 is delayed by the delay device PD1 and further multiplied by a predetermined coefficient in the multiplier Pb1. , And subtracted from the input to the integrator PH2 by the adder PA3. In the integrators PH4 and PH5 and the integrators PH6 and PH7, the same control as described above is performed by the feedback loops PR2 and PR3.
[0013]
The analog / digital conversion circuit configured as described above is a seventh-order ΔΣ modulation circuit, and the output signal may oscillate depending on the magnitude of the input signal. Here, the oscillation in the ΔΣ modulation circuit will be described below.
[0014]
It is known that oscillation is a phenomenon that occurs in an unstable circuit, and that stability is determined by the position of the pole of the transfer function of the circuit. The transfer function is a function representing the relationship between the output and input of the circuit, and the pole is a value that makes the denominator of the transfer function zero. If the denominator polynomial of the transfer function is 0 and the root of the equation (characteristic equation) is in the unit circle on the z plane, the circuit is always stable, and even one root is outside the unit circle on the z plane. If there is an unstable circuit.
[0015]
In the ΔΣ modulation circuit, a stable circuit is obtained up to the second order, but an unstable circuit is formed when the third order or higher. Therefore, a third-order or higher-order ΔΣ modulation circuit such as the above-described analog / digital conversion circuit oscillates due to an input signal. In general, when a large input signal is input, oscillation easily occurs.
[0016]
In order to prevent such oscillation, the ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit as described above employs a diode limiter circuit, a method of limiting the power supply voltage of each of the integrators PH1 to PH7, and the like. ing.
[0017]
Here, a limiter circuit using a diode will be described. In the actual circuit, the integrators PH1 to PH7 are configured to include an operational amplifier, a resistor connected to the inverting terminal of the operational amplifier, and a capacitor connected in parallel to the operational amplifier, as shown in FIG. ing. As shown in FIG. 13, the limiter circuit using a diode has a configuration in which a diode is connected in parallel with a capacitor. As a result, when the output voltage is equal to or higher than the conduction voltage of the diode with respect to the input voltage to the integrators PH1 to PH7, the output voltage is negatively fed back by bypassing the capacitor by the diode and functions as a limiter. The number of diode stages is determined in accordance with the amplitude value to be limited.
[0018]
The method for limiting the power supply voltages of the integrators PH1 to PH7 is performed as follows. For example, when the integrator is operated with a power supply voltage of 5V, the integrator output becomes 5V at the maximum. Therefore, for example, when it is desired to limit the integrator output of the integrator PH1 to 9V and the integrator output of the integrator PH2 to 15V, the integrator PH1 is operated with a power supply of 9V and the integrator PH2 is operated with a power supply of 15V. Good.
[0019]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the method of limiting the integrator output as described above is used as means for preventing oscillation, there arises a problem that the noise floor of the audible band (up to 20 kHz) increases. This is because if the integrator output is limited, the quantization that should be performed is not accurately performed, so that the quantization error increases. Therefore, especially when an input signal exceeding the oscillation limit value is input, the integrator output is greatly limited, so that the quantization error becomes extremely large, and the S / N ratio and the dynamic range are extremely small. It will cause deterioration.
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide an analog / digital conversion circuit having an excellent oscillation limit value, S / N ratio, dynamic range, and the like.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, an analog / digital conversion circuit according to claim 1 includes a plurality of integrators connected in series and an output of each integrator. Compute the linear sum of With adder A quantizer for quantizing the output of the adder; In the high-order ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit comprising the above-described integrators, the outputs of the first-order and second-order integrators are directly input to the adder, and at least one of the third-order and subsequent integrators. One output, Multiplier It is characterized in that the signal is amplified by and then input to the adder.
[0021]
When the outputs of the first-order and second-order integrators are added as they are, and the output of at least one of the third-order and subsequent integrators is amplified and then added, the oscillation in the analog / digital conversion circuit It is possible to improve the limit value and suppress the deterioration of the S / N ratio and dynamic range of the output signal.
[0022]
The analog / digital conversion circuit according to claim 2, wherein a plurality of integrators connected in series and an output of each integrator Compute the linear sum of With adder A quantizer for quantizing the output of the adder; In the high-order ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit comprising the above-described integrators, the outputs of the first-order and second-order integrators are directly input to the adder, and at least one of the third-order and subsequent integrators. One output, Multiplier It is characterized in that the pressure is reduced by the input to the adder.
[0023]
When the outputs of the first-order and second-order integrators are added as they are in the above configuration, and the output of at least one of the third-order and subsequent integrators is reduced and then added, the output in the analog / digital conversion circuit It is possible to improve the S / N ratio and dynamic range of the signal and suppress the deterioration of the oscillation limit value.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Embodiment 1]
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0025]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a configuration example of a ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit according to the present embodiment. In this ΔΣ modulation type analog / digital conversion circuit, seventh-order integrators H1 to H7 based on the ΔΣ modulation theory are connected in series from the input terminal X1, and on the input side of each integrator H2 to H7, Multipliers a1 to a6 are connected.
[0026]
Further, a feedback loop R1 including a delay device D1, a multiplier b1, and an adder A3 is formed from the output side of the integrator H3 to the input side of the integrator H2. Similarly, from the output side of the integrator H5 to the input side of the integrator H4, a feedback loop R2 including a delay device D2, a multiplier b2, and an adder A4 is provided from the output side of the integrator H7 to the input side of the integrator H6. Thus, a feedback loop R3 including a delay device D3, a multiplier b3, and an adder A5 is formed.
[0027]
The output sides of the integrators H1 to H7 are connected to the adder A1 via multipliers G1 to G7, respectively, and the output side of the adder A1 is connected to the quantizer Q1. The output side of the quantizer Q1 is connected to the output terminal Y1 and forms a feedback loop R0 connected to the input side of the integrator H1 via the delay unit D4.
[0028]
Next, an operation when an analog signal is input to the analog / digital conversion circuit as described above will be described.
[0029]
The analog signal input to the input terminal X1 is sequentially integrated by the integrators H1 to H7, and the outputs of the integrators H1 to H7 are multiplied by a predetermined coefficient in the multipliers G1 to G7, and then added. It is added by the device A1. The signal added by the adder A1 is quantized by the quantizer Q1 into a 1-bit signal of −1 or +1 and output as a digital signal from the output terminal Y1.
[0030]
The 1-bit signal output from the quantizer Q1 is delayed by one sampling period by the delay unit D4, then subtracted from the input signal by the adder A2, and negatively fed back to the integrator H1.
[0031]
Further, as described above, the multipliers a1 to a6 are interposed on the input sides of the integrators H2 to H7, and the outputs from the previous-stage integrators are passed through the multipliers a1 to a6. Are input to the devices H2 to H7.
[0032]
Further, as described above, the integrators H2 and H3 are provided with the feedback loop R1, and the output from the integrator H3 is delayed by the delay unit D1, and further multiplied by a predetermined coefficient by the multiplier b1. Subtract from the input to integrator H2 by adder A3. In the integrators H4 and H5 and the integrators H6 and H7, the same control as described above is performed by the feedback loops R2 and R3.
[0033]
As described above, the analog / digital conversion circuit according to the present embodiment inputs the outputs of the integrators H1 to H7 to the desired voltage by the multipliers G1 to G7, respectively, and then inputs them to the adder A1. Is possible.
[0034]
Below, the measurement result at the time of measuring a quantization noise and an oscillation limit value with respect to the various setting examples which changed the ratio of the amplification or pressure reduction in the multipliers G1 to G7 is shown.
[0035]
First, as setting example 1, after amplifying the voltage of one or more integrator outputs among the outputs of the first to seventh integrators H1 to H7 in the analog / digital conversion circuit as described above. A configuration to be input to the adder A1 is set. Specifically, the output voltages of the integrators H1 to H7 are multiplied by about 1.2 by the multipliers G1 to G7 and input to the adder A1, and the above measurement is performed for this configuration. The measurement results are shown below.
[0036]
FIG. 2 is a graph showing a logarithmic power spectrum of quantization noise in setting example 1 described above. This graph shows FFT (First Fourier Transform) analysis (4096 points, Hanning window) of a 1-bit signal obtained when a sine wave (689.0625 Hz, half amplitude 1 mV) is input to the analog / digital conversion circuit. It was obtained.
[0037]
In addition, the oscillation limit value in setting example 1 was 0.88. The oscillation limit value represents the size of the half amplitude of the input signal at the limit at which no oscillation occurs when the half amplitude of the maximum input signal is 1.
[0038]
Further, as Comparative Example 1, a configuration is set in which the output voltages of the integrators PH1 to PH7 are directly input to the adder PA1 as shown in the prior art. FIG. 3 shows a graph of the logarithmic spectrum of quantization noise obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave similar to that described above is input to such a conventional analog / digital conversion circuit. The oscillation limit value at this time was 0.85.
[0039]
Comparing FIG. 2 which is the measurement result of setting example 1 and FIG. 3 which is the measurement result of comparative example 1, the noise level in the audible band is larger in FIG. 2, but the oscillation limit value is It can be seen that the analog / digital conversion circuit of this embodiment is superior to the conventional one. That is, when the outputs of the integrators H1 to H7 are multiplied by about 1.2 and added, the S / N ratio and the dynamic range are reduced, but the oscillation limit can be improved.
[0040]
Here, the relationship between the above S / N ratio and dynamic range and a graph showing the logarithmic power spectrum of quantization noise will be described. Since the S / N ratio is an S / N ratio in the audible band, the S / N ratio is good when the quantization noise spectrum level up to 20 kHz is low, and conversely when the level is high, the S / N ratio is high. Getting worse. That is, the S / N ratio is proportional to the quantization noise spectrum level up to 20 kHz.
[0041]
The dynamic range is the S / N ratio multiplied by the A characteristic. The A characteristic is a frequency characteristic that is close to the frequency characteristic of human auditory sensitivity, and represents the volume of sound felt by humans. Since humans have good sensitivity of 1 kHz to 4 kHz, the lower the noise level of 1 kHz to 4 kHz, the higher the dynamic range becomes.
[0042]
Next, as setting example 2, in the analog / digital conversion circuit as described above, the outputs of the primary and secondary integrators H1 and H2 are not changed, and each of the integrators H3 to H7 after the third order is changed. The configuration is set such that the voltage at any one or more of the integrator outputs is amplified and then input to the adder A1. Specifically, the output voltage of each of the integrators H3 to H7 after the third order is multiplied by about 1.1 by the multipliers G3 to G7 and input to the adder A1, and the above measurement is performed for this configuration. The measurement results obtained are shown below.
[0043]
FIG. 4 is a graph showing a logarithmic power spectrum of quantization noise in the setting example 2 described above. This graph is obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave is input under the same conditions as in the measurement of the graph of FIG. The oscillation limit value in setting example 2 was 0.87.
[0044]
Comparing FIG. 4 which is the measurement result of setting example 2 with FIG. 2 which is the measurement result of setting example 1, the noise level in the audible band is suppressed lower in FIG. In addition, the oscillation limit value is almost the same between setting example 1 and setting example 2. That is, it can be seen that setting example 2 improves the S / N ratio and the dynamic range while maintaining the oscillation limit value substantially the same as setting example 1.
[0045]
Moreover, when FIG. 4 which is the measurement result of setting example 2 is compared with FIG. 3 which is the measurement result of comparative example 1, the noise level in the audible band is substantially equal. That is, it can be seen that setting example 2 improves the oscillation limit value while maintaining the S / N ratio and the dynamic range substantially equal to those of conventional comparative example 1.
[0046]
Next, as setting example 3, in the analog / digital conversion circuit as described above, among the outputs of the first to seventh integrators H1 to H7, the voltage at one or more integrator outputs is reduced. Then, a configuration for inputting to the adder A1 is set. Specifically, the output voltages of the integrators H1 and H2 are multiplied by about 0.8 by the multipliers G1 and G2, and the output voltages of the integrators H3 to H5 are multiplied by about 0.9 times by the multipliers G3 and G5. Thus, the result is input to the adder A1, and the measurement result when the above measurement is performed on this configuration is shown below.
[0047]
FIG. 5 is a graph showing the logarithmic power spectrum of the quantization noise in setting example 3 described above. This graph is obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave is input under the same conditions as in the measurement of the graph of FIG. The oscillation limit value in setting example 3 was 0.84.
[0048]
When FIG. 5 which is the measurement result of setting example 3 is compared with FIG. 3 which is the measurement result of comparative example 1, the noise level in the audible band is suppressed to be lower in FIG. On the other hand, the oscillation limit value is slightly lower in setting example 3 than in comparative example 1. That is, when the output voltages of the integrators H1 to H7 are reduced and added, the oscillation limit value decreases, but the S / N ratio and the dynamic range can be improved.
[0049]
Next, as setting example 4, in the analog / digital conversion circuit as described above, the outputs of the primary and secondary integrators H1 and H2 are not changed, and the integrators H3 to H7 after the third order are not changed. Among the outputs, the configuration in which the voltage at any one or more integrator outputs is reduced before being input to the adder A1 is set. Specifically, the output voltage of the integrators H3 to H5 is multiplied by about 0.9 by the multipliers G3 to G5 and is input to the adder A1, and measurement is performed when the above measurement is performed on this configuration. The results are shown below.
[0050]
FIG. 6 is a graph showing a logarithmic power spectrum of quantization noise in the setting example 4. This graph is obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave is input under the same conditions as in the measurement of the graph of FIG. In addition, the oscillation limit value in setting example 4 was 0.87.
[0051]
Comparing FIG. 6 which is the measurement result of setting example 4 with FIG. 5 which is the measurement result of setting example 3, the noise level in the audible band is almost equal between setting example 4 and setting example 3. . In addition, regarding the oscillation limit value, it can be seen that setting example 4 is improved over setting example 3. That is, it can be seen that setting example 4 improves the oscillation limit value while maintaining the S / N ratio and the dynamic range substantially the same as setting example 3.
[0052]
Further, when the oscillation limit value of setting example 4 and the oscillation limit value of comparative example 1 are compared, setting example 4 and comparative example 1 are almost the same. That is, it can be seen that setting example 4 improves the S / N ratio and dynamic range while maintaining the oscillation limit value substantially equal to that of conventional comparative example 1.
[0053]
As described above, in the setting example 2 and the setting example 4, the output voltages of the integrators H1 and H2 are directly input to the adder A1. Then, compared to setting example 1, setting example 2 improves the S / N ratio and dynamic range while maintaining the oscillation limit value substantially the same. Setting example 4 compares with setting example 3. Thus, the oscillation limit value is improved while maintaining the S / N ratio and the dynamic range substantially the same.
[0054]
This is considered to be because the ΔΣ modulation circuit such as the analog / digital conversion circuit according to this embodiment is a system that is stable up to the first and second orders and unstable after the third order. It is. In other words, since the circuit operates stably even when the integrator output up to the first and second order increases, the integrator output up to the first and second order is not affected by voltage increase or decrease. However, the output seems to be good.
[0055]
Next, a configuration for limiting the excessive amplitude of each of the integrators H1 to H7 in order to prevent oscillation will be described below. Examples of the oscillation preventing means for limiting the excessive amplitude include a limiter circuit using the diode and a configuration for limiting the power supply voltage.
[0056]
First, as Comparative Example 2, as shown in the prior art, the output voltages of the integrators PH1 to PH7 are directly input to the adder PA1, and the output voltages of the third to seventh integrators PH3 to PH7 are input. A configuration is set in which the amplitude of is limited to ± 2V.
[0057]
FIG. 7 is a graph showing a logarithmic power spectrum of quantization noise in Comparative Example 2 described above. This graph is obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave is input under the same conditions as in the measurement of the graph of FIG. 8A to 8G are graphs showing the output values of the integrators PH1 to PH7 in the comparative example 2.
[0058]
Next, as setting example 5, as in setting example 4 described above, the outputs of the third and subsequent integrators H3 to H7 are not changed without changing the output magnitudes of the primary and secondary integrators H1 and H2. Among these, the voltage at one or more integrator outputs is reduced before being input to the adder A1, and the amplitude of the output voltage of each of the third to seventh integrators H3 to H7 is limited to ± 2V. Set the configuration. Specifically, the output voltages of the integrators H3 to H5 are multiplied by about 0.89 by the multipliers G3 to G5 and input to the adder A1.
[0059]
FIG. 9 is a graph showing the logarithmic power spectrum of the quantization noise in setting example 5 described above. This graph is obtained by FFT analysis of a 1-bit signal obtained when a sine wave is input under the same conditions as in the measurement of the graph of FIG. FIGS. 10A to 10G are graphs showing output values of the integrators H1 to H7 in the setting example 5 described above.
[0060]
8A to 8G and FIGS. 10A to 10G are output values immediately after the integrators H1 to H7, and are measured values before passing through the multipliers G1 to G7. is there.
[0061]
Comparing FIGS. 8A to 8G and FIGS. 10A to 10G, the third to fifth integrator outputs are particularly lower in Comparative Example 2 than in Setting Example 5. Can be read. That is, in Comparative Example 2, the 3rd to 5th order integrator outputs are easily clipped. In Setting Example 5, the output voltages of the integrators H3 to H5 are reduced by the multipliers G3 to G5. It can be seen that the 3rd to 5th order integrator outputs are less likely to be clipped.
[0062]
Moreover, when FIG. 7 which is the measurement result of Comparative Example 2 is compared with FIG. 9 which is the measurement result of Setting Example 5, the noise level in the audible band is lower in Setting Example 5 than in Comparative Example 2. I understand that. That is, it can be seen that the S / N ratio and the dynamic range are improved by adopting the configuration as in setting example 5.
[0063]
As described above, in the configuration in which the excessive amplitudes of the integrators H1 to H7 are limited in order to prevent oscillation, the setting example 5 is difficult to clip the 3rd to 5th order integrator outputs. Is performed more accurately and the quantization error is reduced. Thereby, since the noise level of an audible band becomes low, S / N ratio and a dynamic range can be improved.
[0064]
In the above description, as in setting example 1 to setting example 5, the configuration for amplifying or reducing the voltage of any one or more integrator outputs among the outputs of the integrators H1 to H7 has been described. For example, among the outputs of the integrators H1 to H7, the voltage of any one or more integrator outputs is amplified, and any one of the other outputs of the integrators H1 to H7 is amplified. It is also possible to reduce the voltage of the integrator output described above.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, when the outputs of the primary and secondary integrators are added as they are, and the output of at least one of the third and subsequent integrators is amplified and then added, the analog / digital conversion circuit As well as improving the oscillation limit value at, the degradation of the S / N ratio and dynamic range of the output signal can be suppressed.
[0066]
Further, when the outputs of the primary and secondary integrators are added as they are, and the output of at least one of the integrators after the third order is reduced and then added, the S / N of the output signal in the analog / digital conversion circuit The ratio and the dynamic range can be improved, and deterioration of the oscillation limit value can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a schematic configuration of an analog / digital conversion circuit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to a setting example of a multiplier in the analog / digital conversion circuit.
FIG. 3 is a graph illustrating a quantization noise power spectrum according to a comparative example of a multiplier in the analog / digital conversion circuit.
FIG. 4 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to another setting example of a multiplier in the analog / digital conversion circuit.
FIG. 5 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to still another setting example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit.
FIG. 6 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to still another setting example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit.
FIG. 7 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to another comparative example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit when the amplitude of each integrator output is limited.
FIGS. 8A to 8G show the output value of each integrator according to another comparative example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit when the amplitude of each integrator output is limited. It is a graph to show.
FIG. 9 is a graph showing a quantization noise power spectrum according to still another setting example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit when the amplitude of each integrator output is limited.
FIGS. 10A to 10G show output values of each integrator according to still another setting example of the multiplier in the analog / digital conversion circuit when the amplitude of each integrator output is limited. It is a graph which shows.
FIG. 11 is a circuit diagram showing a schematic configuration of a conventional analog / digital conversion circuit.
FIG. 12 is a circuit diagram showing a schematic configuration of an integrator.
FIG. 13 is a circuit diagram showing a schematic configuration of an integrator connected with a diode limiter circuit;
[Explanation of symbols]
A1-A5 adder
a1 to a6, b1 to b3, G1 to G7 multipliers
D1-D4 delay unit
H1-H7 integrator
Q1 Quantizer

Claims (2)

直列に接続された複数の積分器と、各積分器の出力の線形和を演算する加算器と、上記加算器の出力を量子化する量子化器とを備えた高次のΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路において、
上記積分器のうち、1次および2次の積分器の出力はそのまま加算器に入力し、3次以降の積分器の少なくとも1つの出力を、乗算器によって増幅してから加算器に入力することを特徴とするアナログ/デジタル変換回路。
A high-order ΔΣ modulation analog that includes a plurality of integrators connected in series, an adder that calculates a linear sum of the outputs of the integrators, and a quantizer that quantizes the output of the adder. / In the digital conversion circuit,
Of the integrators, the outputs of the first and second order integrators are directly input to the adder, and at least one output of the third and subsequent integrators is amplified by the multiplier and then input to the adder. An analog / digital conversion circuit characterized by the above.
直列に接続された複数の積分器と、各積分器の出力の線形和を演算する加算器と、上記加算器の出力を量子化する量子化器とを備えた高次のΔΣ変調方式のアナログ/デジタル変換回路において、
上記積分器のうち、1次および2次の積分器の出力はそのまま加算器に入力し、3次以降の積分器の少なくとも1つの出力を、乗算器によって減圧してから加算器に入力することを特徴とするアナログ/デジタル変換回路。
A high-order ΔΣ modulation analog that includes a plurality of integrators connected in series, an adder that calculates a linear sum of the outputs of the integrators, and a quantizer that quantizes the output of the adder. / In the digital conversion circuit,
Of the integrators, the outputs of the first and second order integrators are directly input to the adder, and at least one output of the third and subsequent integrators is reduced by the multiplier and then input to the adder. An analog / digital conversion circuit characterized by the above.
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