【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロペラシャフトを自動車の車体に組付けるまでの間に、プロペラシャフトのシャフトと自在継手の間を一時的に保持しておくのに用いられるプロペラシャフトの保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のプロペラシャフトの保持装置としては、例えば、特開平7−237139号公報に記載されているものがある。同公報に記載された装置は、プロペラシャフト中間に介在する自在継手(等速ジョイント)およびその周辺を覆う位置決め駒と、この位置決め駒に回転可能に収納され且つシャフトのフランジ部分を覆う回転式ロック駒を備えている。この装置は、位置決め駒をプロペラシャフトに装着してロック駒を回転操作することにより、自在継手およびフランジ部分を拘束して、自在継手に対するシャフトの回転軸方向および折れ曲がり角の位置決めを行い、プロペラシャフトの車体への組付けとともに取外される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような従来のプロペラシャフトの保持装置にあっては、位置決め駒および回転式ロック駒を備えた構成であるため、全体として部品点数が多いと共に、重量も大きいという不具合があった。また、自動車の組立てにおいて、プロペラシャフトは、車体に組付けた状態では必ずしも直線状ではなく、変速機と差動装置の位置関係により後端側が若干下がった状態となる。しかし、従来のプロペラシャフトの保持装置にあっては、自在継手に対するシャフトの回転軸方向および折れ曲がり角を位置決めしてしまうことから、プロペラシャフトの折れ曲がりに応じた柔軟な組付けが困難であるという問題点があり、これらの問題点を解決することが課題であった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、プロペラシャフトのシャフトと自在継手の間を保持する装置において、構造の簡略化や低コスト化を実現することができると共に、プロペラシャフトを車体に組付ける際には、プロペラシャフトの折れ曲がりに応じた柔軟な組付けを行うことができるプロペラシャフトの保持装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わるプロペラシャフトの保持装置は、請求項1として、プロペラシャフトにおけるシャフトと自在継手の間を保持する装置であって、シャフトは、本体部の端部に、自在継手との連結部分である小径部を有しており、シャフトの小径部に対して弾性変形により着脱自在な保持用カラーを備えた構成とし、請求項2として、軸線方向に所定量の移動が可能な自在継手を軸線上の2か所に備えたプロペラシャフトにおいて、シャフトと各自在継手の間を保持する装置であって、シャフトは、本体部の端部に、自在継手との連結部分である小径部を有しており、可撓性を有し且つ外周の一部がシャフトの小径部の直径よりも小さい間隔で開放された保持用カラーを備えた構成とし、請求項3として、保持用カラーが樹脂製である構成とし、請求項4として、保持用カラーが取手を備えている構成とし、請求項5として、保持用カラーの取手が、隙間のほぼ反対側に位置し且つ内側空間がカラーの内側空間と連通する概略リング状を成している構成としており、上記の構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】
なお、請求項2の構成において、軸線方向に所定量の移動が可能な自在継手としては、例えばレブロ型の等速ジョイントがある。このような自在継手を軸線上の2か所に備えたプロペラシャフトは、フロントシャフト、前側の自在継手、リアシャフトおよび後側の自在継手を順に連結すると共に、リアシャフトには車体に連結されるセンタサポートベアリングが設けてある。この場合、保持用カラーは、フロントシャフトと前側の自在継手の間、およびリアシャフトと後側の自在継手の間に設けられる。
【0007】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わるプロペラシャフトの保持装置では、保持用カラーだけのきわめて簡単で且つ軽量な構造になっており、保持用カラーを弾性変形させて小径部に装着することにより、シャフトの本体部と自在継手の間に介在して、シャフトと自在継手の軸線方向の接近を規制すると共に、自在継手に対するシャフトの所定の折れ曲がりを許容する。ここで、プロペラシャフトは、車体への組付けの際、前端側および後端側を上下方向に案内しつつ組付けが成され、組付け後には、自在継手の部分で僅かに折れ曲がり、後端側が下がった状態となる。これに対して、当該保持装置では、保持用カラーでシャフトと自在継手の軸線方向の接近を規制するので、車体に対してプロペラシャフトの全体を軸線方向に位置決めすることとなり、また、保持用カラーが自在継手に対するシャフトの所定の折れ曲がりを許容するので、プロペラシャフトを所定の折り曲げ状態にして車体に組付けることが可能となる。車体にプロペラシャフトを組付けた後には、保持用カラーは弾性変形により小径部から取外される。
【0008】
本発明の請求項2に係わるプロペラシャフトの保持装置では、軸線方向に所定量の移動が可能な自在継手を軸線上の2か所に備えたプロペラシャフトの保持装置において、保持用カラーだけのきわめて簡単で且つ軽量な構造になっており、保持用カラーが、可撓性を有し且つ外周の一部がシャフトの小径部の直径よりも小さい間隔で開放されているので、保持用カラーをその開放部分が開くように弾性変形させてシャフトの小径部に装着することにより、シャフトの本体部と各自在継手の間に介在して、シャフトと各自在継手の軸線方向の接近を規制すると共に、各自在継手に対するシャフトの所定の折れ曲がりを許容する。ここで、プロペラシャフトは、車体への組付けの際、前端側および後端側を上下方向に案内しつつ組付けが成され、組付け後には、各自在継手の部分で僅かに折れ曲がり、後端側が下がった状態となる。これに対して、当該保持装置では、保持用カラーでシャフトと各自在継手の軸線方向の接近を規制するので、とくに、両自在継手間のシャフトの軸線方向のずれが防止され、車体に対してプロペラシャフトの全体を軸線方向に位置決めすることとなり、また、保持用カラーが各自在継手に対するシャフトの所定の折れ曲がりを許容するので、プロペラシャフトを所定の折り曲げ状態にして車体に組付けることが可能となる。車体にプロペラシャフトを組付けた後には、保持用カラーは弾性変形により小径部から取外される。
【0009】
本発明の請求項3に係わるプロペラシャフトの保持装置では、保持用カラーが樹脂製であるので、比較的安価で大量に生産しやすいと共に、プロペラシャフト側への損傷が確実に防止される。
【0010】
本発明の請求項4に係わるプロペラシャフトの保持装置では、保持用カラーが取手を備えているので、プロペラシャフトに対して着脱する際の保持用カラーの取り扱いがより簡単になる。
【0011】
本発明の請求項5に係わるプロペラシャフトの保持装置では、保持用カラーの取手が、隙間のほぼ反対側に位置し且つ内側空間がカラーの内側空間と連通する概略リング状を成しているので、取手を含む保持用カラー全体が弾性変形可能となって、変形しやすくなる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わるプロペラシャフトの保持装置によれば、プロペラシャフトのシャフトと自在継手の間を保持する装置において、シャフトの小径部に対して弾性変形により着脱自在な保持用カラーを採用したことから、構造が至極簡単で且つ小型軽量のものとなり、プロペラシャフトに対する着脱もきわめて容易に行うことができると共に、構造の簡略化に伴って低コスト化も実現することができ、また、プロペラシャフトを車体に組付ける際には、シャフトの軸線方向のずれを防止することができると共に、プロペラシャフトの折れ曲がりに応じた柔軟な組付けを行うことができ、車体に対するプロペラシャフトの位置決めならびに組付けの作業性を著しく高めることができる。
【0013】
本発明の請求項2に係わるプロペラシャフトの保持装置によれば、軸線方向に所定量の移動が可能な自在継手を軸線上の2か所に備えたプロペラシャフトの保持装置において、可撓性を有し且つ外周の一部がシャフトの小径部の直径よりも小さい間隔で開放された保持用カラーを採用したことにより、構造が至極簡単で且つ小型軽量のものとなり、プロペラシャフトに対して保持用カラーをその弾性変形によりきわめて容易に着脱することができると共に、構造の簡略化に伴って低コスト化も実現することができ、また、プロペラシャフトを車体に組付ける際には、とくに、両自在継手間の軸線方向のずれを防止することができると共に、プロペラシャフトの折れ曲がりに応じた柔軟な組付けを行うことができ、車体に対するプロペラシャフトの位置決めならびに組付けの作業性を著しく高めることができる。
【0014】
本発明の請求項3に係わるプロペラシャフトの保持装置によれば、請求項1および2と同様の効果を得ることができるうえに、樹脂性の保持用カラーを採用したことから、保持用カラーを比較的安価に得ることができると共に、大量生産することも容易であり、また、着脱する際のプロペラシャフト側への損傷を確実に防止することができる。
【0015】
本発明の請求項4に係わるプロペラシャフトの保持装置によれば、請求項1〜3と同様の効果を得ることができるうえに、取手を備えた保持用カラーを採用したことから、プロペラシャフトに対して着脱する際の取り扱いをより簡単にすることができる。
【0016】
本発明の請求項5に係わるプロペラシャフトの保持装置によれば、請求項1〜4と同様の効果を得ることができるうえに、内側空間が連通する取手を備えた保持用カラーを採用したことから、取手を含む保持用カラーの全体を弾性変形可能にして、より変形しやすくし、プロペラシャフトに対する保持用カラーの着脱性をより高めることができる。
【0017】
【実施例】
図1および図2は、本発明に係わるプロペラシャフトの保持装置の一実施例を説明する図である。
【0018】
図1(a)に示すプロペラシャフトPは、同図左側となる前端側から、フロントシャフトS1と、前側の自在継手J1と、リアシャフトS2と、後側の自在継手J2を同軸線状に連結したものである。また、フロントシャフトS1の前端部には、ラバーカップAが設けてあり、リアシャフトS2の前端部には、センタサポートベアリングBが支持弾性体Cとともに取付けてある。
【0019】
フロントシャフトS1は、本体部1の後端部に、テーパ部1tを介して、自在継手J1との連結部分である小径部1aを有している。リアシャフトS2は、本体部2の前端部および後端部に、テーパ部2t,2tを介して、前後の自在継手J1,J2との連結部分である小径部2a,2bを有している。これらの小径部1a,2a,2bは、その中間においても適宜の段差形状を有している。
【0020】
前後の自在継手J1,J2は、例えばレブロ型の等速ジョイントであって、前端側のラバーブーツ3と後端側のカバー4とで密閉空間5を形成し、この密閉空間5内において、インナレース6とアウタレース7の間に、複数のボール8を保持したケージ9を介在させたものである。各ボール8は、インナレース6およびアウタレース7に形成した軸線方向の溝に係合している。密閉空間5内には、グリースが充填され、図示の場合、前側の自在継手J1のアウタレース7には、その後端側のカバー4を覆うテーパ筒状のハウジング10が取付けてある。これらの自在継手J1,J2は、インナレース6とアウタレース7の間において互いに軸回りの回転を伝達すると共に、軸線方向に所定量Ljの移動が可能であり、且つインナレース6とアウタレース7が互いに揺動自在である。
【0021】
そして、前側の自在継手J1は、インナレース6に、フロントシャフトS1の小径部1aを連結し、ハウジング10に、リアシャフトS2の前側の小径部2aを連結している。他方、後側の自在継手J2は、インナレース6に、リアシャフトS2の後側の小径部2bを連結している。このとき、各自在継手J1,J2に対する各シャフトS1,S2の連結は、小径部1a,2a,2bの先端部分で行われる。したがって、各小径部1a,2a,2bは、本体部1,2と各自在継手J1,J2との間で所定の長さにわたって露出している。
【0022】
上記のプロペラシャフトPにおいて、各シャフトS1,S2と自在継手J1,J2との間を保持する装置は、図1(a)に仮想線で示すように、各シャフトS1,S2の後端側の小径部1a,2bに対して弾性変形により着脱自在な保持用カラー11,11を備えている。なお、前後の保持用カラー11,11は、軸線方向の長さが異なるのみで、基本的な構成は同じである。
【0023】
保持用カラー11は、樹脂製(例えばナイロン製)であって、図1(b)および(c)に示すように、概略円筒体であると共に、外周の一部が小径部1a,2bの直径Dsよりも充分に小さい間隔Sで開放されており、図1(d)に示すように、小径部1a,2bに着脱するに際して、間隔Sが増大するように弾性変形させることができる。
【0024】
また、保持用カラー11は、小径部1a,2bの直径Dよりもやや小さい内径Dcを有すると共に、各シャフトS1,S2の本体部1,2と、図示のように中立状態とした自在継手J1,J2との間隔Lsよりも小さい長さLcを有している。なお、外径は、肉厚の選択により異なるが、この実施例では本体部1,2の直径よりも大きい。さらに、保持用カラー11は、各シャフトS1,S2のテーパ部1t,2tに対応したテーパ部11tを含む断面形状を有しており、小径部1a,2bに装着した際の安定性を高めるようにしてある。
【0025】
プロペラシャフトPの保持装置は、上記の保持用カラー11だけのきわめて簡単な構造であると共に、小型で且つ軽量である。また、樹脂製の保持用カラー11は、比較的安価であり、大量生産も容易である。そして、当該保持装置は、保持用カラー11をその開放部分が開くように弾性変形させて、各シャフトS1,S2の小径部1a,2bに装着することにより、各シャフトS1,S2の本体部1,2と各自在継手J1,J2の間に介在して、各シャフトS1,S2と自在継手J1,J2の軸線方向の接近を規制すると共に、各自在継手J1,J2に対するシャフトS1,S2の所定の折れ曲がりを許容する。
【0026】
このとき、保持用カラー11は、樹脂製であるので、弾性変形を伴って強制的に小径部1a,2bに嵌め込んでも、シャフトS1,S2に損傷を与えるような心配はない。ところで、プロペラシャフトPは、各自在継手J1,J2に対してシャフトS1,S2を最大限まで曲げると、ラバーブーツ3の内外の端部が接触し、これを繰り返すとラバーブーツ3の端部に損傷を与える恐れがある。これに対して、当該保持装置では、保持用カバー11により、各自在継手J1,J2に対するシャフトS1,S2の大きな曲りを抑制するので、ラバーブーツ3に損傷を与えるような心配は全く無い。
【0027】
次に、上記のプロペラシャフトPは、図2に示すように、ラバーカップAをエンジンユニット50の変速機51を連結し、後側の自在継手J2を差動装置52を連結して、エンジンユニット50および差動装置52とともに車体60に組付けられる。この場合、エンジンユニット50および差動装置52は、一体的に設けたサスペンションメンバー53,54において、車体60の下側に設けた前後のガイドロッド55,56により上下方向に案内される。したがって、プロペラシャフトPは、その前端側および後端側で上下方向に案内され、軸線方向の移動は規制された状態となる。また、プロペラシャフトPは、車体60に組付けた場合、フロントシャフトS1の軸線はほぼ水平となるが、エンジンユニット50と差動装置52の高さの相違により、前後の自在継手J1,J2が僅かに揺動し、リアシャフトS2の軸線が後端側に下がった折れ曲がり状態となる。
【0028】
上記のようにプロペラシャフトPを車体60に組付けるに際し、当該保持装置では、保持用カラー11で各シャフトS1,S2と各自在継手J1,J2の軸線方向の接近を規制しているので、とくに、両自在継手J1,J2に挟まれたリアシャフトS2の軸線方向のずれが防止され、車体60に対してプロペラシャフトPの全体が軸線方向に位置決めされる。
【0029】
ここで、保持用カラー11が無いと仮定すると、プロペラシャフトPは、前後の自在継手J1,J2が軸線方向に所定量Lj分だけ移動可能であるため、リアシャフトS2が軸線方向に移動自在となり、センタサポートベアリングBと車体60側のベアリング固定部61との位置決めが困難になる。これに対して、当該保持装置では、保持用カラー11により、プロペラシャフトPの全体が軸線方向に位置決めされるので、センタサポートベアリングBと車体60側のベアリング固定部61との位置決めおよび連結がきわめて容易になる。
【0030】
また、当該保持装置では、保持用カラー11が各自在継手J1,J2に対するシャフトS1,S2の所定の折れ曲がりを許容しているので、プロペラシャフトPを所定の折り曲げ状態にしたままで車体60に組付けることが可能となる。このとき、当該保持装置では、保持用カラー11が各シャフトS1,S2と自在継手J1,J2との軸線方向の離間動作を規制していないので、プロペラシャフトPを車体60に組付ける際に、両自在継手J1,J2に挟まれたリアシャフトS2が若干下がることがある。しかし、プロペラシャフトPの前端側および後端側の軸線方向の移動が規制されているので、リアシャフトS2が軸線方向に大きくずれることは無く、リアシャフトS2を持ち上げれば保持用カラー11によって軸線方向の位置決め精度が保たれる。言い換えれば、各シャフトS1,S2と自在継手J1,J2との軸線方向の離間動作を規制しないことにより、プロペラシャフトPのより柔軟な組付けが可能となる。
【0031】
そして、車体60にプロペラシャフPトを組付けた後、保持用カラー11は小径部1a,2bから取外される。このとき、保持用カラー11は、手で直接つかんで取外すこともできるが、工具類を使用すればより簡単に取外せる。
【0032】
図3は、本発明に係わるプロペラシャフトの保持装置の他の実施例を説明する図である。なお、プロペラシャフトの構成は図1(a)と同様である。
【0033】
図示の保持装置は、可撓性を有し且つ外周の一部が前後のシャフトS1,S2の小径部1a,2bの直径Dsよりも小さい間隔Sで開放された保持用カラー21を備えている。保持用カラー21は、隙間Sのほぼ反対側に概略リング状の取手22を一体的に備えている。取手22は、保持用カラー21の軸線方向の中央に位置すると共に、内側空間を保持用カラー21の内側空間と連通させている。また、保持用カラー21は、隙間Sを間にして対向する開放端部の両側にテーパ部21t,21tを形成し、両開放端部を先細り形状にしている。
【0034】
上記構成を備えた保持用カラー21は、先の実施例と同様に、隙間Sを拡大するように弾性変形させることにより、各シャフトS1,S2の小径部1a,2bに対して着脱自在である。このとき、保持用カラー21は、取手22を有することから、手作業によって非常に容易に取り扱うことができると共に、取手22の内側空間が保持用カラー21の内側空間と連通しているので、取手22を含む全体が弾性変形可能であって変形しやすく、小径部1a,2bに対する着脱性が良いものとなっている。また、保持用カラー21は、両側の開放端部を先細り形状にしたことにより、小径部1a,2b、すなわち各シャフトS1,S2の本体部1,2と各自在継手J1,J2との間への嵌め込みをより容易に行い得るものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプロペラシャフトの保持装置の一実施例を示す図であって、プロペラシャフトの部分破断側面図(a)、保持用カラーの側部断面図(b)、保持用カラーの端面図(c)、および弾性変形させた保持用カラーの端面図(d)である。
【図2】プロペラシャフトの車体への組付けを説明する側面図である。
【図3】本発明に係わるプロペラシャフトの保持装置の他の実施例における保持用カラーの側面図(a)、および保持用カラーの断面図(b)である。
【符号の説明】
J1 前側の自在継手
J2 後側の自在継手
P プロペラシャフト
S1 フロントシャフト
S2 リアシャフト
1 2 本体部
1a 2b 小径部
11 21 保持用カラー
22 取手[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a propeller shaft holding device that is used to temporarily hold a shaft between a propeller shaft and a universal joint until the propeller shaft is assembled to a vehicle body of an automobile.
[0002]
[Prior art]
An example of this type of propeller shaft holding device is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-237139. The device described in the publication includes a universal joint (constant velocity joint) interposed in the middle of the propeller shaft and a positioning piece that covers the periphery thereof, and a rotary lock that is rotatably housed in the positioning piece and covers the flange portion of the shaft. It has a piece. This device attaches a positioning piece to the propeller shaft and rotates the lock piece to constrain the universal joint and the flange portion, thereby positioning the rotation axis direction and the bending angle of the shaft relative to the universal joint. It will be removed along with the assembly to the car body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional propeller shaft holding device as described above has a configuration including a positioning piece and a rotary lock piece, there are problems in that the number of parts is large and the weight is large as a whole. Further, in assembling an automobile, the propeller shaft is not necessarily linear when assembled to the vehicle body, and the rear end side is slightly lowered due to the positional relationship between the transmission and the differential. However, in the conventional propeller shaft holding device, since the rotation axis direction and the bending angle of the shaft with respect to the universal joint are positioned, it is difficult to perform flexible assembly according to the bending of the propeller shaft. There were points, and it was a problem to solve these problems.
[0004]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention has been made in view of the above-described conventional situation. In an apparatus for holding between the shaft of the propeller shaft and the universal joint, the structure can be simplified and the cost can be reduced, and the propeller shaft can be realized. It is an object of the present invention to provide a propeller shaft holding device that can be flexibly assembled according to the bending of the propeller shaft when assembling the motor to the vehicle body.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a propeller shaft holding device for holding a space between a shaft and a universal joint in a propeller shaft, wherein the shaft is connected to a universal joint at an end portion of a main body portion. A structure having a small diameter portion and a holding collar that is detachable by elastic deformation with respect to the small diameter portion of the shaft, and according to claim 2, a universal joint capable of moving a predetermined amount in the axial direction is provided. A propeller shaft provided at two locations on a wire, and a device for holding between the shaft and each universal joint. The shaft has a small-diameter portion that is a connecting portion with the universal joint at the end of the main body. And a holding collar that is flexible and has a part of the outer periphery that is open at intervals smaller than the diameter of the small-diameter portion of the shaft. With a configuration According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a structure in which the holding collar is provided with a handle, and as the fifth aspect, the ring of the holding collar is located substantially opposite to the gap and the inner space communicates with the inner space of the collar. The above configuration is used as means for solving the conventional problems.
[0006]
In the configuration of claim 2, the universal joint capable of moving a predetermined amount in the axial direction is, for example, a Lebro type constant velocity joint. A propeller shaft having such universal joints at two positions on the axial line sequentially connects the front shaft, the front universal joint, the rear shaft, and the rear universal joint, and is connected to the rear shaft to the vehicle body. Center support bearings are provided. In this case, the holding collar is provided between the front shaft and the front universal joint, and between the rear shaft and the rear universal joint.
[0007]
[Effects of the Invention]
The propeller shaft holding device according to claim 1 of the present invention has a very simple and lightweight structure with only the holding collar, and the holding collar is elastically deformed and attached to the small-diameter portion. It is interposed between the main body portion and the universal joint, and restricts the approach of the shaft and the universal joint in the axial direction and allows a predetermined bending of the shaft with respect to the universal joint. Here, when the propeller shaft is assembled to the vehicle body, the propeller shaft is assembled while guiding the front end side and the rear end side in the vertical direction. After the assembly, the propeller shaft is slightly bent at the universal joint, and the rear end The side will be lowered. On the other hand, in the holding device, since the holding collar restricts the approach of the shaft and the universal joint in the axial direction, the entire propeller shaft is positioned in the axial direction with respect to the vehicle body, and the holding collar However, since the predetermined bending of the shaft with respect to the universal joint is allowed, the propeller shaft can be assembled to the vehicle body in a predetermined bent state. After the propeller shaft is assembled to the vehicle body, the holding collar is removed from the small diameter portion by elastic deformation.
[0008]
In the propeller shaft holding device according to claim 2 of the present invention, in the propeller shaft holding device provided with two universal joints that can move in a predetermined amount in the axial direction, only the holding collar can be used. It has a simple and lightweight structure, and the holding collar has flexibility and a part of the outer periphery is opened at intervals smaller than the diameter of the small diameter portion of the shaft. By elastically deforming so that the open part opens and mounting it on the small diameter part of the shaft, it is interposed between the main body part of the shaft and each universal joint, and regulates the approach of the shaft and each universal joint in the axial direction, A predetermined bending of the shaft with respect to each universal joint is allowed. Here, when the propeller shaft is assembled to the vehicle body, the propeller shaft is assembled while guiding the front end side and the rear end side in the vertical direction. After the assembly, the propeller shaft is slightly bent at each universal joint, The end side is in a lowered state. On the other hand, in the holding device, since the holding collar restricts the approach of the shaft and each universal joint in the axial direction, in particular, the axial displacement of the shaft between the two universal joints is prevented. The entire propeller shaft will be positioned in the axial direction, and the holding collar will allow the shaft to bend with respect to each universal joint, so that the propeller shaft can be assembled to the vehicle body in a predetermined bent state. Become. After the propeller shaft is assembled to the vehicle body, the holding collar is removed from the small diameter portion by elastic deformation.
[0009]
In the propeller shaft holding device according to claim 3 of the present invention, since the holding collar is made of resin, it is relatively inexpensive and easy to produce in large quantities, and damage to the propeller shaft side is reliably prevented.
[0010]
In the propeller shaft holding device according to the fourth aspect of the present invention, since the holding collar is provided with a handle, handling of the holding collar when attached to and detached from the propeller shaft becomes easier.
[0011]
In the propeller shaft holding device according to claim 5 of the present invention, the holding collar handle is located on the substantially opposite side of the gap, and the inner space communicates with the inner space of the collar. The entire holding collar including the handle can be elastically deformed and easily deformed.
[0012]
【The invention's effect】
According to the propeller shaft holding device according to claim 1 of the present invention, in the device for holding between the shaft of the propeller shaft and the universal joint, a holding collar that is detachable by elastic deformation with respect to the small diameter portion of the shaft is adopted. As a result, the structure is extremely simple, small and light, and can be easily attached to and detached from the propeller shaft, and the cost can be reduced with the simplification of the structure. When assembling the shaft to the vehicle body, it is possible to prevent the shaft from shifting in the axial direction and to perform flexible assembly according to the bending of the propeller shaft, and positioning and assembly of the propeller shaft with respect to the vehicle body The workability can be significantly improved.
[0013]
According to the propeller shaft holding device according to claim 2 of the present invention, in the propeller shaft holding device provided with two universal joints capable of moving in a predetermined amount in the axial direction at two locations on the axis. It has a structure that is extremely simple, small, and lightweight because it has a holding collar that has a part of the outer periphery that is opened at intervals smaller than the diameter of the small diameter part of the shaft. The collar can be attached and detached very easily due to its elastic deformation, and the cost can be reduced along with the simplification of the structure. Along with preventing propeller shaft bending, the propeller shaft can be flexibly assembled according to the bending of the propeller shaft. It can significantly enhance the positioning and assembling workability.
[0014]
According to the propeller shaft holding device according to the third aspect of the present invention, the same effect as in the first and second aspects can be obtained, and since the resinous holding collar is adopted, the holding collar is It can be obtained at a relatively low cost, can be easily mass-produced, and can reliably prevent damage to the propeller shaft when it is attached or detached.
[0015]
According to the propeller shaft holding device according to the fourth aspect of the present invention, the same effect as in the first to third aspects can be obtained and the holding collar provided with the handle is adopted. On the other hand, handling when attaching and detaching can be made easier.
[0016]
According to the propeller shaft holding device according to claim 5 of the present invention, the same effect as that of claims 1 to 4 can be obtained, and a holding collar having a handle with which the inner space communicates is adopted. Therefore, the entire holding collar including the handle can be elastically deformed to be easily deformed, and the detachability of the holding collar with respect to the propeller shaft can be further improved.
[0017]
【Example】
1 and 2 are views for explaining an embodiment of a propeller shaft holding device according to the present invention.
[0018]
The propeller shaft P shown in FIG. 1 (a) connects the front shaft S1, the front universal joint J1, the rear shaft S2, and the rear universal joint J2 coaxially from the front end side on the left side of the figure. It is a thing. A rubber cup A is provided at the front end portion of the front shaft S1, and a center support bearing B is attached to the front end portion of the rear shaft S2 together with the support elastic body C.
[0019]
The front shaft S1 has a small-diameter portion 1a that is a connecting portion with the universal joint J1 at the rear end portion of the main body portion 1 via a taper portion 1t. The rear shaft S2 has small-diameter portions 2a and 2b at the front end portion and the rear end portion of the main body portion 2 through the tapered portions 2t and 2t, which are connecting portions with the front and rear universal joints J1 and J2. These small diameter portions 1a, 2a and 2b have an appropriate step shape even in the middle thereof.
[0020]
The front and rear universal joints J1 and J2 are, for example, Levro type constant velocity joints, and a rubber boot 3 on the front end side and a cover 4 on the rear end side form a sealed space 5. A cage 9 holding a plurality of balls 8 is interposed between the race 6 and the outer race 7. Each ball 8 is engaged with an axial groove formed in the inner race 6 and the outer race 7. The sealed space 5 is filled with grease. In the illustrated case, the outer race 7 of the front universal joint J1 is attached with a tapered cylindrical housing 10 that covers the cover 4 on the rear end side. These universal joints J1 and J2 transmit the rotation around the axis between the inner race 6 and the outer race 7, and can move by a predetermined amount Lj in the axial direction, and the inner race 6 and the outer race 7 are mutually connected. It can swing freely.
[0021]
The front universal joint J1 connects the inner race 6 with the small-diameter portion 1a of the front shaft S1 and connects the housing 10 with the small-diameter portion 2a on the front side of the rear shaft S2. On the other hand, the rear universal joint J2 connects the inner race 6 to the rear small-diameter portion 2b of the rear shaft S2. At this time, the shafts S1, S2 are connected to the universal joints J1, J2 at the tip portions of the small diameter portions 1a, 2a, 2b. Therefore, each small diameter part 1a, 2a, 2b is exposed over predetermined length between the main-body parts 1 and 2 and each universal joint J1, J2.
[0022]
In the above-described propeller shaft P, a device for holding between the shafts S1, S2 and the universal joints J1, J2 is provided on the rear end side of the shafts S1, S2, as indicated by phantom lines in FIG. The holding collars 11 and 11 are detachably attached to the small diameter portions 1a and 2b by elastic deformation. The front and rear holding collars 11 and 11 have the same basic configuration except for the length in the axial direction.
[0023]
The holding collar 11 is made of resin (for example, made of nylon), and as shown in FIGS. 1B and 1C, the holding collar 11 is a substantially cylindrical body, and part of the outer periphery has a diameter of the small diameter portions 1a and 2b. It is opened at an interval S sufficiently smaller than Ds, and can be elastically deformed so that the interval S increases when it is attached to and detached from the small diameter portions 1a and 2b as shown in FIG.
[0024]
Further, the holding collar 11 has an inner diameter Dc slightly smaller than the diameter D of the small diameter portions 1a and 2b, and the main body portions 1 and 2 of the shafts S1 and S2, and the universal joint J1 in a neutral state as shown in the figure. , J2 has a length Lc smaller than the distance Ls. In addition, although an outer diameter changes with selection of thickness, in this Example, it is larger than the diameter of the main-body parts 1 and 2. As shown in FIG. Further, the holding collar 11 has a cross-sectional shape including tapered portions 11t corresponding to the tapered portions 1t and 2t of the shafts S1 and S2, so that the stability when mounted on the small diameter portions 1a and 2b is enhanced. It is.
[0025]
The propeller shaft P holding device has a very simple structure including only the holding collar 11 described above, and is small and lightweight. The resin holding collar 11 is relatively inexpensive and easy to mass-produce. And the said holding | maintenance apparatus elastically deforms the holding | maintenance collar | collar 11 so that the open part may open, and it mounts | wears with the small diameter parts 1a and 2b of each shaft S1, S2, and thereby the main-body part 1 of each shaft S1, S2. , 2 and the universal joints J1 and J2 to restrict the shafts S1 and S2 and the universal joints J1 and J2 from approaching in the axial direction, and to determine the shafts S1 and S2 with respect to the universal joints J1 and J2. Allow bending.
[0026]
At this time, since the holding collar 11 is made of resin, there is no fear of damaging the shafts S1 and S2 even if the holding collar 11 is forcibly fitted into the small diameter portions 1a and 2b with elastic deformation. By the way, when the propeller shaft P is bent to the maximum with the shafts S1 and S2 with respect to the universal joints J1 and J2, the inner and outer ends of the rubber boot 3 come into contact with each other. There is a risk of damage. On the other hand, in the holding device, since the holding cover 11 suppresses the large bending of the shafts S1 and S2 with respect to the universal joints J1 and J2, there is no concern that the rubber boot 3 is damaged.
[0027]
Next, as shown in FIG. 2, the propeller shaft P has a rubber cup A connected to the transmission 51 of the engine unit 50, a rear universal joint J2 connected to the differential device 52, and the engine unit 50. 50 and the differential device 52 are assembled to the vehicle body 60. In this case, the engine unit 50 and the differential device 52 are guided in the vertical direction by the front and rear guide rods 55 and 56 provided below the vehicle body 60 in the suspension members 53 and 54 provided integrally. Accordingly, the propeller shaft P is guided in the vertical direction on the front end side and the rear end side thereof, and the movement in the axial direction is restricted. Further, when the propeller shaft P is assembled to the vehicle body 60, the axis of the front shaft S1 is substantially horizontal, but due to the difference in height between the engine unit 50 and the differential device 52, the front and rear universal joints J1, J2 are It swings slightly, and the rear shaft S2 is bent so that the axis of the rear shaft S2 is lowered to the rear end side.
[0028]
When the propeller shaft P is assembled to the vehicle body 60 as described above, the holding device regulates the approach of the shafts S1 and S2 and the universal joints J1 and J2 in the axial direction with the holding collar 11, so The axial displacement of the rear shaft S2 sandwiched between the universal joints J1 and J2 is prevented, and the entire propeller shaft P is positioned in the axial direction with respect to the vehicle body 60.
[0029]
Assuming that the holding collar 11 is not present, the propeller shaft P can move the rear shaft S2 in the axial direction because the front and rear universal joints J1, J2 can move in the axial direction by a predetermined amount Lj. The positioning of the center support bearing B and the bearing fixing portion 61 on the vehicle body 60 side becomes difficult. On the other hand, in the holding device, the entire propeller shaft P is positioned in the axial direction by the holding collar 11, so that the center support bearing B and the bearing fixing portion 61 on the vehicle body 60 side are extremely positioned and connected. It becomes easy.
[0030]
In the holding device, the holding collar 11 allows the shafts S1 and S2 to be bent with respect to the universal joints J1 and J2. Therefore, the propeller shaft P is assembled to the vehicle body 60 with the propeller shaft P in a predetermined bent state. It becomes possible to attach. At this time, in the holding device, since the holding collar 11 does not regulate the separation operation in the axial direction between the shafts S1 and S2 and the universal joints J1 and J2, when assembling the propeller shaft P to the vehicle body 60, The rear shaft S2 sandwiched between the universal joints J1 and J2 may be slightly lowered. However, since the movement in the axial direction of the front end side and the rear end side of the propeller shaft P is restricted, the rear shaft S2 does not deviate greatly in the axial direction. Directional positioning accuracy is maintained. In other words, the propeller shaft P can be assembled more flexibly by not restricting the axial separation of the shafts S1, S2 and the universal joints J1, J2.
[0031]
After the propeller shaft P is assembled to the vehicle body 60, the holding collar 11 is removed from the small diameter portions 1a and 2b. At this time, the holding collar 11 can be directly removed by hand, but can be removed more easily by using tools.
[0032]
FIG. 3 is a view for explaining another embodiment of the propeller shaft holding device according to the present invention. The configuration of the propeller shaft is the same as that shown in FIG.
[0033]
The illustrated holding device includes a holding collar 21 that is flexible and has a part of the outer periphery that is opened at an interval S smaller than the diameter Ds of the small-diameter portions 1a and 2b of the front and rear shafts S1 and S2. . The holding collar 21 is integrally provided with a generally ring-shaped handle 22 on the substantially opposite side of the gap S. The handle 22 is located in the center of the holding collar 21 in the axial direction, and communicates the inner space with the inner space of the holding collar 21. Further, the holding collar 21 is formed with tapered portions 21t and 21t on both sides of the open end facing each other with the gap S therebetween, and both open ends are tapered.
[0034]
As in the previous embodiment, the holding collar 21 having the above configuration is detachably attached to the small diameter portions 1a and 2b of the shafts S1 and S2 by elastically deforming so as to enlarge the gap S. . At this time, since the holding collar 21 has the handle 22, it can be handled very easily by manual work, and the inner space of the handle 22 communicates with the inner space of the holding collar 21. The whole including 22 can be elastically deformed and easily deformed, and is detachable from the small diameter portions 1a and 2b. Further, the holding collar 21 is formed by tapering the open ends on both sides, so that the small-diameter portions 1a and 2b, that is, between the main body portions 1 and 2 of the shafts S1 and S2 and the universal joints J1 and J2, respectively. Can be more easily fitted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing an embodiment of a propeller shaft holding device according to the present invention, and is a partially broken side view of a propeller shaft (a), a side sectional view of a holding collar (b), and a holding collar; FIG. 8C is an end view of the holding collar and an end view of the holding collar elastically deformed.
FIG. 2 is a side view for explaining assembly of the propeller shaft to the vehicle body.
FIG. 3 is a side view (a) of a holding collar and a sectional view (b) of a holding collar in another embodiment of the propeller shaft holding device according to the present invention.
[Explanation of symbols]
J1 Front universal joint J2 Rear universal joint P Propeller shaft S1 Front shaft S2 Rear shaft 1 2 Body portion 1a 2b Small diameter portion 11 21 Holding collar 22 Handle