JP3642485B2 - Soy milk maker - Google Patents
Soy milk maker Download PDFInfo
- Publication number
- JP3642485B2 JP3642485B2 JP2002040709A JP2002040709A JP3642485B2 JP 3642485 B2 JP3642485 B2 JP 3642485B2 JP 2002040709 A JP2002040709 A JP 2002040709A JP 2002040709 A JP2002040709 A JP 2002040709A JP 3642485 B2 JP3642485 B2 JP 3642485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- basket
- soybean
- lid
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、家庭において短時間で簡単に豆乳を製造することができる豆乳製造器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来この種の豆乳製造器としては、例えば特開2001−299260号公報等に記載されているものが知られている。これは、本体の基部に設けられたヒータに容器を載置し、この容器内に水を貯めると共に大豆を収容したバスケットを宙吊り状態で保持し、このバスケット内の粉砕刃を電動機によって駆動することで、大豆を粉砕し、大豆の水溶性成分を水中に溶出させ、非水溶性成分を水中に分散させると共に、フィルタによって大豆滓がバスケット内に留まるようにしたものである。そして、使用者が容器内からバスケットを取り出すことで容器内の豆乳を得ると共に、バスケット内の大豆滓から豆乳を分離させることでバスケット内の豆乳を得る。
【0003】
これらの豆乳製造器は、大豆の粉砕によって製造中の豆乳が泡立ち易いという問題があった。これは、製造中の豆乳にサポニン等の成分が多く含まれているため、乱流が発生して製造中の豆乳と空気が混合された場合に細かい泡が多くできてしまうためである。そして、豆乳の製造工程中に泡立ってしまった場合、条件によってはこの泡が容器から溢れてしまう虞があった。また、出来上がった豆乳にも泡が消えずに多く残ってしまうため、豆乳が飲み難いという問題があった。
【0004】
また、これらの豆乳製造器は、バスケット内の大豆滓と豆乳を分離する場合、取り出されたバスケットを受け皿等の上で放置することで豆乳を自然に流出させていたが、このとき、豆乳の分離に時間がかかってしまうという問題があった。これは、粉砕されて細かくなった大豆滓がバスケットのフィルタに付着してしまうため、豆乳がこのフィルタ及び大豆滓を通り抜け難くなってしまうことと、重力が加わることで一番豆乳が流出し易いバスケット底部のフィルタが、受け皿等の上に載置したときに塞がれてしまうためである。そして、大豆滓と豆乳の分離に時間がかかってしまうと、豆乳が冷めて粘度が高くなってしまうため、ますます豆乳がフィルタ及び大豆滓を通り抜け難くなってしまう虞があった。
【0005】
本発明は以上の問題点を解決し、豆乳が泡立たないようにすることができる豆乳製造器を提供することを目的とする。また、豆乳と大豆滓を簡単に分離させることができる豆乳製造器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の豆乳製造器は、内部に電動機を設けた本体と、この本体に対して着脱自在に設 けられる容器と、この容器内に保持されると共にフィルタを介して内外が連通するバスケットと、このバスケット内に設けられると共に前記電動機によって駆動される粉砕刃と、前記容器を加熱するヒータと、前記電動機及びヒータを通電制御する制御回路よりなる豆乳製造器であって、前記バスケットの下方に取り付けられる蓋体にフィルタを形成すると共に、前記蓋体の内側のフィルタ周囲に、外周側ほど高くなる傾斜面を形成したものである。
【0007】
本発明は以上のように構成することにより、前記バスケットの下部で遠心力によって外周側に移動した水流が、前記蓋体に形成された前記傾斜面に沿って乱流とならずにスムーズに上昇する。
【0008】
また、本発明の豆乳製造器は、請求項1において、前記蓋体の外側に、下方に突出する複数の突起を形成したものである。
【0009】
本発明は以上のように構成することにより、前記蓋体に形成された突起が下になるように前記バスケットを置くことで、このバスケットが浮いた状態となり、これによって前記蓋体に形成された前記フィルタが塞がれない状態となる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図4に基づいて説明する。1は本体であり、この本体1は、基部2と、この基部2から立設した立設部3と、この立設部3に取り付けられて支えられる頭部4とで側面略コ字状に構成されている。前記基部2にはヒータ5が取り付けられており、このヒータ5は、アルミダイキャスト製のヒータベース6にシーズヒータ7を鋳込んで形成されている。なお、前記ヒータベース6の上面は、100φ〜1000φ程度の凸球面状に形成されている。また、前記頭部4の内部には、図示しないバネ等の弾性部材によって上方に付勢された状態で可動部9が支持されることで、この可動部9は上下方向に移動自在に取り付けられていると共に、この可動部の下端部には短円筒状の保護枠10が取り付けられている。そして、前記可動部9には、駆動軸が略垂直となるように電動機11が取り付けられている。また、前記頭部4の上方には、前記可動部9に当接すると共に水平方向に回動自在なスイッチカバー12が設けられている。更に、前記電動機11の駆動軸の下端には、カップリング13を構成する連結体14が、前記可動部9の下方で且つ前記保護枠10内に露出して取り付けられている。
【0011】
前記本体1の基部2と頭部4との間には、上部が開口した有底円筒状の容器15が着脱自在に配置されている。この容器15はステンレス鋼製であり、その底部外面にはアルミニウム板を熔接することで均熱層16が形成されていると共に、この均熱層16の下面は、前記ヒータベース6の上面と密着するように、切削等で100φ〜1000φ程度の凹球面状に形成されている。このように前記均熱層16を設けるのは、前記容器15がステンレス鋼を絞り加工することで形成されているため、加工精度が出しにくく、ステンレス鋼だけで前記容器15を形成した場合、前記ヒータベース6と接触する面積が小さくなってしまう虞があるためである。そして、ステンレス鋼製の前記容器15の底部がヒータベース6と狭い範囲で接触してしまうと、前記ヒータベース6と接した部分だけが高温になってしまうという虞があるが、前記均熱層16を形成し、更にこの均熱層16の下面を前記ヒータベース6の上面と密着するように100φ〜1000φ程度の凹球面状にすることで、前記ヒータ5からの熱が前記均熱層16に平均的に伝わり、更に前記容器15の底部に平均的に伝えられる。また、前記容器15の側面には把持部17が取り付けられていると共に、前記容器15の上部には容器蓋体18が着脱自在に取り付けられている。この容器蓋体18は、略中央に凹部19が形成されていると共に、この凹部の中央に貫通孔20が形成されている。なお、前記凹部19は前記保護枠10よりも僅かに径大に形成されている。また、前記容器蓋体18の下側には一対のセンサ電極21,22が取り付けられている。
【0012】
そして、前記貫通孔20の下方には、バスケット23が着脱自在に取り付けられている。このバスケット23は、吊下部24と、側面及び下方が開口した収容部25と、この収容部25の下方開口部に取り付けられる収容部蓋体26とで構成されている。そして、前記吊下部24には従動軸27が回転自在に取り付けられている。この従動軸27の上端には、前記連結体14と噛み合って前記カップリング13を構成する連結体28が取り付けられている。そして、この連結体28は、前記バスケット23を容器蓋体18に取り付けた際に、前記凹部19から露出する。また、前記従動軸27の下端は前記収容部25内の下方まで延びており、この従動軸27の下端には、粉砕刃29が着脱自在に取り付けられている。この粉砕刃29は、回転方向に対して遅れる方向に刃の先端が延びていると共に、その端部には回転方向に対して後部が上方に傾斜した傾斜部29aが形成されている。また、前記収容部25は、下方が僅かに広く、且つその内径が内高の1.5倍程度のやや平たい略短円筒状に形成されている。なお、前記収容部25の内寸は、所定量の豆乳を製造するために必要な量の水が溜められた前記容器15に、必要な量の大豆Sを収容した収容部25を入れたときに、この大豆Sのうち最も高い位置にあるものでも水に浸る、望ましくは全ての前記大豆Sが水面Wよりも下となるのに十分な径に形成されている。そして、前記収容部25の側面には、網目状のフィルタ30が着脱自在に取り付けられている。更に、前記収容部25の下方に取り付けられる前記収容部蓋体26にも、網目状のフィルタ31が形成されている。なお、前記収容部蓋体26は、軸回り方向に回動させることで前記収容部25と係合し、或いは前記収容部25との係合が解かれるように形成されている。そして、前記収容部蓋体26の内側26aにおける前記フィルタ31の周囲には、外周側が高くなった傾斜面32が形成されていると共に、前記収容部蓋体26の外側26bには、短いリブ状の突起33が放射状に複数形成されている。なお、34は前記電動機11及びヒータ5の通電を制御する制御回路である。
【0013】
次に、本発明の作用について説明する。まず、予め所要量の乾燥大豆Sを5〜7時間水に浸して前記大豆Sに吸水させておく。この時、この大豆Sは前記容器15及びバスケット23とは別の容器(ボール等)に浸しておくことが望ましい。そして、この水に浸した前記大豆Sを、前記粉砕刃29及びフィルタ30を取り付けた前記バスケット23の収容部25内に収容し、前記収容部蓋体26によって開口を塞ぐ。そして、前記バスケット23を前記容器蓋体18に取り付け、所要量の水を貯めた前記容器15に収容する。そして、この容器15を前記本体1の基部2と頭部4との間に挿入し、前記ヒータ5上に載置する。更に前記スイッチカバー12を右回りに180度回動すると、図示しない昇降機構によって前記可動部9及び電動機11が下方に移動する。そして、前記電動機11の軸の下端に取り付けた前記連結体14が前記従動軸27の上端に取り付けた前記連結体28と噛み合うと共に、前記保護枠10の下端が前記容器蓋体18の凹部19と接し、これら保護枠10と容器蓋体18とで前記カップリング13が覆われる。同時に、図示しないスイッチが閉じて、前記制御回路34によって前記ヒータ5及び電動機11の通電制御が開始される。
【0014】
前記ヒータ5、電動機11及び粉砕刃29の動作について、図4に基づいて説明する。なお、以下に記載する各工程の時間は一例であり、適宜変更が可能である。まず、前記スイッチカバー12を回動して図示しないスイッチを閉じると、予熱工程が開始される。この予熱工程では、前記ヒータ5は連続通電される。これによって、前記容器15内の水及び前記バスケット23内の大豆Sが加熱されることになる。なお、この工程では前記電動機11は通電されない。
【0015】
7分間の予熱工程を経た後、粉砕工程に移行する。この粉砕工程では、前記ヒータ5は引き続き連続通電されると共に、前記電動機11は10秒間の通電停止期間と20秒の通電期間を繰り返すように通電される。即ち、前記電動機11によって、前記粉砕刃29が断続的かつ周期的に回転させられることになる。そして、これによって前記容器15内の水が温められると共に、前記収容部25内に収容した前記大豆Sが前記粉砕刃29によって粉砕されることになる。前記収容部25内での前記大豆S及び水の動きについて詳述すると、前記収容部25内において前記大豆Sが全て水に浸っているため、これらの大豆Sは前記粉砕刃29の回転による水流で前記収容部25内を循環可能となっている。そして、前記粉砕刃29の回転による遠心力によって、前記収容部25内の外周側における水位が高くなって前記天井25aに達し、また、前記収容部25の下部で遠心力によって外周側に向かった水流が、前記収容部蓋体26の内側26aに形成された前記傾斜面32に沿って上昇し、更に、前記粉砕刃29に前記傾斜部29aが形成されていることによって、前記収容部25内の外周側で上向きの水流が発生する。そして、これらの水流は前記収容部25の天井25aに当たって速やかに向きを変え、前記収容部25の中央側に戻されて下降することで循環するので、水流に混じった前記大豆Sが前記粉砕刃29に高頻度で繰り返し衝突して粉砕される。このため、前記収容部25内で大量の前記大豆Sを残らず粉砕することができ、短時間で豆乳中の大豆成分濃度を高くすることができる。そして、この粉砕工程の期間中は、前記大豆Sが粉砕されると共に前記収容部25内で攪拌され、この結果、水溶性の大豆成分が温水中に溶出すると共に、非水溶性の大豆成分も温水中に分散した状態となり、一方、大豆滓は前記収容部25内に留まる。このとき、製造中の豆乳にはサポニン等の成分が溶け出すため、乱流等によって泡立ち易いが、前述したように、前記収容部25の下部で外周側に向かった水流が前記傾斜面32に沿ってスムーズに上昇するため乱流となりにくく、これによって製造中の豆乳の泡立ちが抑えられる。なお、この粉砕工程中は、前記容器15内の水が前記ヒータ5によって加熱された状態で前記バスケット23内の大豆Sを粉砕することになる。このとき、前記大豆Sの周りの温度が高い状態で大豆Sを粉砕すると、この大豆Sが細かな粒子に粉砕される傾向にあるが、粉砕工程中は水温が50℃前後までしか上昇しないので、粉砕された前記大豆S中に含まれる必要以上に細かな粒子が少なく、このため、前記フィルタ30,31を通過して前記収容部25外に排出される大豆粒子も少ない。
【0016】
4分間の粉砕工程を経た後、加熱工程に移行する。この加熱工程では、前記ヒータ5が断続的かつ周期的に通電されると共に、前記電動機11への通電が停止される。なお、これ以降豆乳製造工程が終了するまで、前記ヒータ5は断続的かつ周期的に通電されることになる。そして、この間も前記大豆Sから水溶性成分が溶出すると共に非水溶性成分が分散し続け、更に、このように加熱を続けることによって、製造途中の豆乳から生臭さが消える。なお、製造途中の豆乳の平均温度は80〜90℃程度であるが、前記容器15内の底部付近に僅かに非水溶性成分や大豆粒子等が沈降していることによって、底部付近の豆乳が部分的に激しく沸騰して泡立つことがあるが、前記センサ電極21,22の両方に同時に泡が接してこの両センサ電極21,22間が導通すると、前記ヒータ5への通電が停止して豆乳の吹きこぼれ及び大豆粒子等の焦げ付きが防止される。また、前記ヒータベース6の上面と密着可能な前記均熱層16が前記容器15の外底部に形成されていることによって、前記ヒータ5の熱は前記均熱層16に平均的に伝わると共に前記容器15の内底部に平均的に伝わるので、前記容器15の内底部が局部的に極めて高温になってしまうことがなく、非水溶性成分や大豆粒子等が焦げ付くという現象が防止される。
【0017】
15分の加熱工程を経た後、攪拌工程に移行する。この攪拌工程では、前述したとおり、前記ヒータ5が断続的かつ周期的に通電されると共に、前記電動機11も断続的かつ周期的に通電されて前記粉砕刃29が断続的かつ周期的に回転する。なお、この工程では、前記電動機11の通電期間は粉砕工程における前記電動機11の通電期間よりも短く、5秒間の通電期間と55秒間の通電停止期間が交互に繰り返される。この時、前記収容部25内で粉砕された前記大豆Sが攪拌されることで、前記収容部25外の高温の豆乳が前記フィルタ30,31を通過して前記バスケット23内に侵入すると共に、このバスケット23内で大豆成分が更に溶出及び分散した低温の豆乳が前記フィルタ30,31を通過して前記バスケット23外に排出される。このため、大豆成分がより多く豆乳中に含まれることになる。なお、前記バスケット23内で粉砕された前記大豆Sのうち、粒度の細かいものは、前記フィルタ30,31の目を通り抜けて前記容器15内に拡散することになるが、加熱中に前記粉砕刃29を回転させている時間が豆乳製造の工程における終了前の僅かな時間だけであるばかりでなく、前記粉砕刃29の回転によって前記容器15内に水流が生じるため、非水溶性成分や大豆粒子等が沈降しにくく、僅かに沈降したとしても短時間であるため、前記容器15内底において非水溶性成分や大豆粒子等が焦げ付く虞が少なくなる。そして、攪拌工程の開始から4分後、前記電動機11への通電が停止されて、予熱工程、粉砕工程、加熱工程、攪拌工程からなる豆乳製造工程が終了する。
【0018】
豆乳製造工程の終了後、引き続き保温工程に移行する。なお、この保温工程では、前記ヒータ5への通電時間は前記加熱工程及び攪拌工程における通電時間よりも短く、8秒間の通電と52秒間の通電停止を交互に20分間繰り返す。これによって、前記容器15及びバスケット23内の豆乳が80℃以上に保たれる。
【0019】
豆乳を取り出す場合、前記スイッチカバー12を左回りに180度回動すると、図示しない昇降機構によって前記可動部9及び電動機11が上方に移動し、そして、前記カップリング13の噛合が解除されると共に、前記保護枠10の下端が前記容器蓋体18の凹部19から離間し、同時に、図示しないスイッチが開く。そして、前記容器15を前記前記本体1の基部2と頭部4との間から取り出し、前記バスケット23を前記容器15から取り外すことで豆乳が完成する。このとき、豆乳が保温されることによって、使用者は、保温工程中であれば豆乳を温め直すことなく温かい豆乳を飲むことができる。そして、前記バスケット23を前記収容部蓋体26が下方となるように受け皿などの上に載置すると、前記収容部25内の大豆滓(おから)と豆乳の混合物から豆乳が分離されて流出する。このとき、前記収容部蓋体26が受け皿等に接していると、重力が加わることで最も豆乳が流出し易い前記フィルタ31が塞がれるため、ほぼ前記フィルタ30だけで濾過することになるが、前記収容部蓋体26に前記突起33が形成されていることによって、前記収容部25が前記突起33の分だけ受け皿から浮いた状態となるため、豆乳が前記収容部蓋体26に設けられた前記フィルタ31からも流出しやすい状態となる。このため、前記収容部25から前記フィルタ30,31を通して豆乳が良好に流出することになる。なお、前記収容部25内に残った大豆滓は、前記収容部蓋体26を軸回り方向に回動させることで取り外し、排出する。このとき、前記収容部25の径が大きいため、手の小さな女性などは前記収容部蓋体26を掴みにくいが、前記収容部蓋体26の外側26bにリブ状の前記突起33が形成されていることで、この突起33に指を掛けて前記収容部蓋体26を回動させることができる。また、大豆滓を排出した前記バスケット23は、前記粉砕刃29及びフィルタ30を取り外すことで簡単に清掃可能である。
【0020】
ところで、豆乳は冷えると粘度が高くなってしまう。このため、前記バスケット23を前記容器15に入れたまま豆乳が冷えてしまうと、前記バスケット23を前記容器15から取り出した際に、前記収容部25内の大豆滓から豆乳が分離されにくくなってしまう。これは、大豆滓が前記バスケット23のフィルタ30,31の内側に付着していることにより、粘度の高くなった豆乳が前記フィルタ30,31及び大豆滓を通り抜け難くなってしまうためである。しかしながら、上述したとおり、保温工程中は豆乳が温められ続けることで、粘度が低いまま保たれているため、前記容器15から前記バスケット23を取り出した際に、このバスケット23内の大豆滓から豆乳が比較的容易に分離されることになる。このため、豆乳製造工程が終了した頃を見計らって豆乳を取り出しに戻って来れば、戻るのが多少遅れたとしても保温工程中であるため粘度が低いまま保たれており、豆乳と大豆滓が比較的分離しやすい状態であるため、使用者は豆乳製造器に付き切りでいる必要がない。
【0021】
以上のように本発明は、本体1に着脱自在な容器 15 内に取り付けられるバスケット 23 の下部に収容部蓋体 26 を着脱自在に取り付け、この収容部蓋体 26 にフィルタ 31 を設けると共に内側 26 aにフィルタ 31 の周囲を囲むように外周側ほど高くなる傾斜面 32 を形成したものであり、制御回路 34 によってヒータ5及び/又は電動機 11 を通電制御して容器 15 中の水を加熱すると共に粉砕刃 29 を回転させて大豆Sを粉砕及び攪拌し、大豆Sの成分を容器 15 内 の水に溶出及び分散させているときに、遠心力によって外周側に移動した水流が傾斜面 32 に沿ってスムーズに上昇することで乱流とならず、製造中の豆乳の泡立ちを抑えることができる。
【0022】
また、本発明は、前記収容部蓋体 26 の外側 26 bに下方に突出した複数の突起 33 を形成したものであり、大豆Sの成分を前記容器 15 内の水に溶出及び分散させた後、前記突起 33 が下になるように前記バスケット 23 を受け皿等に置くことで、前記突起 33 の分だけ前記収容部 25 が浮いた状態となるため、豆乳が前記フィルタ 31 から流出しやすくなり、良好に豆乳を大豆滓から分離させることができる。
【0023】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0024】
【発明の効果】
本発明の豆乳製造器は、内部に電動機を設けた本体と、この本体に対して着脱自在に設けられる容器と、この容器内に保持されると共にフィルタを介して内外が連通するバスケットと、このバスケット内に設けられると共に前記電動機によって駆動される粉砕刃と、前記容器を加熱するヒータと、前記電動機及びヒータを通電制御する制御回路よりなる豆乳製造器であって、前記バスケットの下方に取り付けられる蓋体にフィルタを形成すると共に、前記蓋体の内側のフィルタ周囲に、外周側ほど高くなる傾斜面を形成したものであり、前記バスケットの下部で遠心力によって外周側に移動した水流が、前記蓋体に形成された傾斜面に沿って乱流とならずにスムーズに上昇するので、製造中の豆乳を泡立ち難くできる。
【0025】
また、本発明の豆乳製造器は、請求項1において、前記蓋体の外側に、下方に突出する複数の突起を形成したものであり、前記蓋体に形成された突起が下になるように前記バスケットを置くことで、このバスケットが浮いた状態となり、これによって前記蓋体に形成された前記フィルタが塞がれない状態となるので、豆乳を大豆滓から良好に分離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 同上、バスケットの外観図であり、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図3】 同上、大豆を収容した状態での容器及びバスケットの拡大断面図である。
【図4】 同上、ヒータ及び電動機の通電制御の説明図である。
【符号の説明】
1 本体
5 ヒータ
11 電動機
15 容器
23 バスケット
26 収容部蓋体(蓋体)
29 粉砕刃
30,31 フィルタ
32 傾斜面
33 突起
34 制御回路
S 大豆
W 水面[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a soymilk producing device that can easily produce soymilk in a short time at home.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, as this type of soymilk producing apparatus, for example, those described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-299260 are known. This is to place a container on a heater provided at the base of the main body, store water in this container, hold a basket containing soybeans in a suspended state, and drive the grinding blade in this basket by an electric motor. The soybean is pulverized, the water-soluble component of soybean is eluted in water, the water-insoluble component is dispersed in water, and the soybean meal is retained in the basket by a filter. And while a user takes out a basket from the inside of a container, while obtaining the soymilk in a container, the soymilk in a basket is obtained by separating soymilk from the soybean meal in a basket.
[0003]
These soymilk producing devices have a problem that the soymilk being produced is liable to foam due to soybean crushing. This is because the soymilk being produced contains a large amount of components such as saponin, and thus turbulent flow occurs, and when the soymilk being produced and the air are mixed, many fine bubbles are formed. And when foaming during the manufacturing process of soymilk, there was a possibility that this foam might overflow from a container depending on conditions. In addition, there was a problem that it was difficult to drink soy milk because bubbles remained in the finished soy milk without disappearing.
[0004]
In addition, when separating the soybean cake and soy milk in the basket , these soy milk producing devices allowed the soy milk to flow out naturally by leaving it on a receiving tray etc. There was a problem that separation took time. This is because the soybean meal that has been pulverized and finely adheres to the basket filter, soy milk becomes difficult to pass through this filter and soybean meal, and the most soy milk flows out due to the addition of gravity. This is because the filter at the bottom of the basket is blocked when placed on a tray or the like. If it takes a long time to separate the soybean meal from the soybean milk, the soybean milk will be cooled and the viscosity will increase, so that the soybean milk may become more difficult to pass through the filter and soybean meal.
[0005]
An object of the present invention is to provide a soy milk producing device that can solve the above problems and prevent soy milk from foaming. It is another object of the present invention to provide a soymilk producing device that can easily separate soymilk and soybean cake.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Soymilk maker of the present invention comprises a body having a motor therein, the container freely set kicked detachable from the main body, and a basket inside and outside communicate with each other through the filter is held in this container, A soymilk maker comprising a crushing blade provided in the basket and driven by the electric motor, a heater for heating the container, and a control circuit for controlling energization of the electric motor and the heater, and is attached below the basket A filter is formed on the lid body to be formed, and an inclined surface is formed around the filter inside the lid body so as to increase toward the outer peripheral side.
[0007]
According to the present invention configured as described above, the water flow moved to the outer peripheral side by the centrifugal force at the lower part of the basket rises smoothly without being turbulent along the inclined surface formed on the lid. To do.
[0008]
Moreover, the soybean milk maker according to the present invention is such that, in
[0009]
According to the present invention configured as described above, the basket is floated by placing the basket so that the protrusion formed on the lid is on the bottom, thereby forming the lid on the lid. The filter is not blocked.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 4.
[0011]
Between the
[0012]
A
[0013]
Next, the operation of the present invention will be described. First and allowed to absorb water to the soybean S soak the dried soybean S of advance required amount is 5-7 hours water. At this time, the soybean S is preferably immersed in a container (such as a ball) different from the
[0014]
The operation of the
[0015]
After passing through the preheating process for 7 minutes, it shifts to the grinding process. In this crushing step, the
[0016]
After passing through the pulverization process for 4 minutes, the process proceeds to the heating process. In the heating step, together with the
[0017]
After passing through the heating process for 15 minutes, the process proceeds to the stirring process. In this stirring process, as described above, the
[0018]
After the soymilk manufacturing process is completed, the process continues to the heat retaining process. In this heat insulating step, the energization time to the
[0019]
When retrieving soymilk, when 180 ° rotation of the
[0020]
By the way, when soy milk is cooled, the viscosity becomes high. Therefore, when the
[0021]
As described above, according to the present invention , the
[0022]
Further, the present invention is obtained by forming a plurality of
[0023]
In addition, this invention is not limited to the above embodiment, A various deformation | transformation is possible within the range of the summary of invention.
[0024]
【The invention's effect】
The soymilk maker of the present invention includes a main body provided with an electric motor therein, a container provided detachably with respect to the main body, a basket held in the container and communicated between the inside and outside via a filter, A soymilk maker comprising a crushing blade provided in a basket and driven by the electric motor, a heater for heating the container, and a control circuit for controlling energization of the electric motor and the heater, and is attached below the basket. A filter is formed on the lid, and an inclined surface that increases toward the outer periphery is formed around the filter inside the lid, and the water flow moved to the outer periphery by centrifugal force at the lower part of the basket is Since it rises smoothly without becoming a turbulent flow along the inclined surface formed in the lid, it is possible to make the soy milk being produced difficult to foam.
[0025]
In addition, the soymilk maker of the present invention is the one according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
2A and 2B are external views of the basket, in which FIG. 2A is a side view and FIG. 2B is a bottom view.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the container and basket in a state in which soybeans are accommodated.
FIG. 4 is a diagram for explaining energization control of a heater and an electric motor.
[Explanation of symbols]
1
11 Electric motor
15 containers
23 baskets
26 Housing lid (lid)
29 Crushing blade
30, 31 filter
32 Inclined surface
33 Protrusions
34 Control circuit S Soybean W Water surface
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040709A JP3642485B2 (en) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | Soy milk maker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040709A JP3642485B2 (en) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | Soy milk maker |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003235490A JP2003235490A (en) | 2003-08-26 |
JP3642485B2 true JP3642485B2 (en) | 2005-04-27 |
Family
ID=27781370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002040709A Expired - Fee Related JP3642485B2 (en) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | Soy milk maker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3642485B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR112013028557A2 (en) * | 2011-05-10 | 2017-01-17 | Koninkl Philips Nv | soy milk preparer |
JP2013146307A (en) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Twinbird Corp | Food preparation apparatus |
JP5994372B2 (en) * | 2012-05-07 | 2016-09-21 | ツインバード工業株式会社 | Cooking equipment |
-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002040709A patent/JP3642485B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003235490A (en) | 2003-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4706555A (en) | Electric coffee maker | |
EP3639707A1 (en) | Coffee maker and frother | |
JP2009513312A (en) | Coffee | |
JP2007143950A (en) | Fluid food cooking method and fluid food cooker | |
WO1990002507A1 (en) | Coffee maker | |
US5992299A (en) | Coffee makers | |
US20220047110A1 (en) | Apparatus and method for beverage brewing | |
US5771791A (en) | Multipurpose juice extractor | |
JP2007044162A (en) | Liquid food cooker | |
CN1907188A (en) | Beverage maker | |
WO2016143406A1 (en) | Beverage making device | |
JP3642485B2 (en) | Soy milk maker | |
CN104586257B (en) | A kind of coffee machine | |
JP3658276B2 (en) | Soy milk maker | |
JP2003235488A (en) | Soybean milk production machine | |
CN206950065U (en) | Liquid food heating agitator | |
US3023691A (en) | Coffee maker | |
JPH02237519A (en) | Coffee maker | |
KR100306058B1 (en) | Fully automatic coffee maker | |
CN214231074U (en) | Cooking cup and cooking machine | |
CN213248613U (en) | Grinding assembly, cup cover assembly and food processor | |
JPH0632035Y2 (en) | Beverage making machine | |
CN215272222U (en) | Food processor | |
KR200333007Y1 (en) | Meshes for a soybean milk maker | |
CN215914283U (en) | Food processor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |